(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101571
(43)【公開日】2024-07-30
(54)【発明の名称】乱反射入射電波低減方法
(51)【国際特許分類】
H01Q 1/52 20060101AFI20240723BHJP
【FI】
H01Q1/52
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023005514
(22)【出願日】2023-01-18
(71)【出願人】
【識別番号】722007873
【氏名又は名称】伊藤 治夫
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 治夫
【テーマコード(参考)】
5J046
【Fターム(参考)】
5J046AA02
5J046AB07
5J046UA02
(57)【要約】
【課題】利用する周波数を加味した設計技術を要する電波送受信を利用した被測位物体までの測位を容易して電波有効利用を促進する課題があった。
【解決手段】送信アンテナと受信アンテナとをほぼ同一位置に位置した電波送受信を利用した被測位物体までの測位における受信アンテナに入射される複数の反射した電波のうち不要な反射波を電波が反射する素材の内壁に凹凸を施した筒状の入射穴を受信アンテナの電波入射側に具備して低減させる構造とし容易に電波有効利用を促進する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信アンテナと受信アンテナとをほぼ同一位置に位置した電波送受信を利用した被測位物体までの測位における受信アンテナに入射される複数の反射した電波のうち不要な反射波を電波が反射する素材の内壁に凹凸を施した筒状の入射穴を受信アンテナの電波入射側に具備して低減させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送信アンテナと受信アンテナとをほぼ同一位置に位置した電波送受信を利用した被測位物体までの測位における受信アンテナに入射される複数の反射した電波のうち不要な反射波を低減させる方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
被測位物体が電波反射体のない自由空間で送信アンテナから放射された電波が被測位物体で反射されて受信アンテナに入射され電波送受信を利用した被測位物体までの測位ができるが、実際に使用される空間で送信アンテナから放射された電波が被測位物体及び複数の電波反射物で反射されて受信アンテナに入射される電波送受信を利用した被測位物体までの測位において、受信アンテナの近傍に筒状の入射穴を具備して反射した電波のうち不要な反射波を低減させる方法に関するものである。
【0003】
受信アンテナに入射される複数の反射した電波のうち不要な反射波を電波レンズや導波管を具備する方法がある。
【0004】
電波レンズは受信アンテナに入射される複数の反射した電波のうち不要な反射波を低減させるが送信アンテナから放射される電波の方位を狭め、導波管は導波管内面での複数の反射した電波があり、いずれも利用する周波数を加味した設計技術が必要であり、安価で効率的な方法でとはいえない問題があった。
【0005】
この改善策として、電波を反射する素材の内壁に凹凸を施した筒状の入射穴を受信アンテナにつける方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、利用する周波数を加味した設計技術を要する電波送受信を利用した被測位物体までの測位を容易して電波有効利用を促進する点である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、電波を反射する素材の内壁に凹凸を施した筒状の入射穴を受信アンテナの電波入射側に具備する事を最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、電波送受信を利用した被測位物体までの測位における受信アンテナに入射される複数の反射した電波のうち不要な反射波を低減させることで測位性能が向上する。
【0010】
金属の筒状の入射穴の内壁にねじ切りする金属加工で電波を反射する素材の内壁に凹凸を施した筒状の入射穴を容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は電波を反射する素材の内壁に凹凸を施した筒状と送信アンテナと受信アンテナとをほぼ同一位置に位置した電波送受信を利用した被測位物体までの測位を表示する説明図である。(実施例)
【発明を実施するための形態】
【0012】
電波が反射する素材の内壁に凹凸1を施した筒状の入射穴2と送信アンテナ3と受信アンテナ4とをほぼ同一位置に位置した電波送受信機5が被測位物体6までの距離7を測位している方法である。
【0013】
この筒状の入射穴2は内壁に金属加工のねじ切りで施した凹凸1がある。
【0014】
凹凸1が入射した電波が複数方面へ反射させることは受信アンテナ4に入射する反射電波の反射回数を増やして入射電波を減衰し及び反射方向によって受信アンテナ4に入射しないことで受信アンテナ4に入射される不要な反射波を低減することを意味する。
【産業上の利用可能性】
【0015】
図1の実施例は、加工した筒状の入射穴を具備するだけで電波による測位性能か向上する可能性を示している。
【0016】
電波の波長が短くすれば皮膚などの微動も検知できる可能性を示している。
【符号の説明】
【0017】
1 電波が反射する素材の内壁に凹凸
2 電波が反射する素材の内壁に凹凸を施した筒状の入射穴
3 送信アンテナ
4 受信アンテナ
5 送信アンテナと受信アンテナとをほぼ同一位置に位置した電波送受信機
6 被測位物体
7 電波送受信機から被測位物体までの距離