(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101589
(43)【公開日】2024-07-30
(54)【発明の名称】シューズ
(51)【国際特許分類】
A43B 7/08 20220101AFI20240723BHJP
A43B 23/02 20060101ALI20240723BHJP
【FI】
A43B7/08
A43B23/02 101Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023005563
(22)【出願日】2023-01-18
(71)【出願人】
【識別番号】594137960
【氏名又は名称】株式会社ゴールドウイン
(74)【代理人】
【識別番号】100095430
【弁理士】
【氏名又は名称】廣澤 勲
(72)【発明者】
【氏名】岩田 真明
(72)【発明者】
【氏名】近藤 祐平
【テーマコード(参考)】
4F050
【Fターム(参考)】
4F050AA01
4F050BC45
(57)【要約】
【課題】必要な部分に換気口を設けて、効率よく換気を行い、足部の放熱を促し、内部空間の温度湿度の上昇を抑制し、快適に運動することができるシューズを提供する。
【解決手段】シューズ10のアッパー14の、内股側の内股側ソール領域22に、ソール12の近傍に沿って、土踏まずと踵部の境界付近には高い通気性の内股側高通気部22aを備える。内股側高通気部22a以外の内股側ソール領域22には、ソール12に沿って線状に設けられた内股側低通気部22bを有する。アッパー14の、外股側の外股側ソール領域24に、ソール12の近傍に沿って、土踏まずの外側付近に通気性の高い外股側高通気部24aを備える。外股側高通気部24a以外の外股側ソール領域24には、ソール12に沿って外股側低通気部24bを有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
足を収容するための内部空間を囲むアッパーと、地面に接触するソールとを備えるシューズにおいて、
前記アッパーには、前記シューズの内部空間と外部空間を連通する換気用の通気部が設けられ、
前記アッパーの幅方向中心線から内股側の内股側ソール領域に設けられた前記通気部は、前記ソールの近傍に沿って爪先部から踵部にかけて設けられ、
土踏まずと踵部の境界付近は高い通気性の内股側高通気部となり、それ以外の内股側ソール領域には、前記ソールに沿って線状に設けられ相対的に通気性の低い内股側低通気部が形成され、
前記アッパーの幅方向中心線から外股側の外股側ソール領域に設けられた前記通気部は、前記ソールの近傍に沿って爪先部から土踏まずの外側にかけて設けられ、
土踏まずの外側付近は高い通気性の外股側高通気部となり、それ以外の外股側ソール領域には、前記ソールに沿って線状に設けられ相対的に通気性の低い外股側低通気部が形成されていることを特徴とするシューズ。
【請求項2】
前記アッパーの、足の甲の爪先部側に、高い通気性の爪先部高通気部が形成され、
前記アッパーの踵部には、前記ソールに沿って線状に設けられた相対的に通気性の低い踵部低通気部が形成されている請求項1記載のシューズ。
【請求項3】
前記通気部は、多数の換気口から成る請求項1又は2記載のシューズ。
【請求項4】
前記通気部は、通気性生地から成る請求項1又は2記載のシューズ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ランニング等に用いられる運動用等のシューズに関する。
【背景技術】
【0002】
通常、シューズを履いてランニング等の運動をすると、シューズの内部空間の温度湿度が上昇する。例えば、40分間のランニングによって、シューズの内部空間の温度は8℃以上、相対湿度は20%以上上昇する。温度湿度の上昇により、心拍数が増加したり、また足に水虫が発生したりするリスクが高くなる。そこで、従来、シューズの内部空間の温度湿度の上昇を抑制するために、通気口を備えて換気を行うシューズがある。
【0003】
例えば、特許文献1に開示されている靴は、足を収容するための内部空間を囲むアッパーを備え、このアッパーの内足部の内足外表面には、足をスイングさせた時に内部空間から外部に空気を吸い出すための空気吸出部と、内部空間に空気を取り込むための空気取込部と、内部空間から空気を排出するための排気部と、爪先から空気を取り入れるための空気取り入れ孔が設けられている。空気吸出部と空気取込部、排気部、空気取り入れ孔は、靴を水平面に載置した時鉛直方向に対して所定の角度だけ傾斜した方向に延伸し、延伸方向、つまり長手方向に細長いスリット形状である。この靴によれば、運動時の脚のスイング中に靴内を換気することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記背景技術の場合、空気吸出部と空気取込部、排気部、空気取り入れ孔は、各々一方向に延伸するスリット状に形成され、アッパー部分にメッシュやスリットが多数配置されることによって、靴の耐久性や、フィット感、ホールド力などの機能が損なわれる恐れがある。これらの機能が損なわれると、本来の運動に支障が生じたり、快適な運動の妨げとなる恐れがある。しかも、これらの通気部は靴全体に配置された設計となっている。そこで、耐久性を保ちながら、換気機能を高めた構造が求められている。
【0006】
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、靴内の換気を促進するために効果的な通気部を配置し、着用して運動する際に内部空間の温度湿度の上昇を抑制し、快適に運動することができるシューズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、足を収容するための内部空間を囲むアッパーと、地面に接触するソールとを備えるシューズにおいて、前記アッパーには、前記シューズの内部空間と外部空間を連通する換気用の通気部が設けられ、前記アッパーの幅方向中心線から内股側の内股側ソール領域に設けられた前記通気部は、前記ソールの近傍に沿って爪先部から踵部にかけて設けられ、土踏まずと踵部の境界付近は高い通気性の内股側高通気部となり、それ以外の内股側ソール領域には、前記ソールに沿って線状に設けられ相対的に通気性の低い内股側低通気部が形成され、前記アッパーの、幅方向中心線から外股側の外股側ソール領域に設けられた前記通気部は、前記ソールの近傍に沿って爪先部から土踏まずの外側にかけて設けられ、土踏まずの外側付近は高い通気性の外股側高通気部となり、それ以外の外股側ソール領域には、前記ソールに沿って線状に設けられ相対的に通気性の低い外股側低通気部が形成されているシューズである。
【0008】
前記アッパーの、足の甲の爪先部側に、高い通気性の爪先部高通気部が形成され、前記アッパーの踵部には、前記ソールに沿って線状に設けられ相対的に通気性の低い踵部低通気部が形成されている。
【0009】
前記通気部は、多数の換気口から成る。又は、前記通気部は、通気性生地から成るものでもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明のシューズは、遊脚動作時において、効果的に靴内の換気を行うために優先度の高い部位に通気部を設けたので、効率よく換気が行われ足部の放熱を促し、着用して運動する際に内部空間の温度湿度の上昇を抑制し、快適に運動することができる。また、シューズの内部空間の温度湿度の上昇を抑制することにより、マラソンなどの継続した身体運動の際に足部の放熱を促して心拍数の増加を抑えることができる。その他、内部空間の通気を良好にして、シューズ内部の衛生環境の悪化を抑え、水虫の発生等を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】この発明の一実施形態のシューズの右足用の左側面図(a)と、右側面図(b)、平面図(c)、背面図(d)である。
【
図2】この発明の他の実施形態のシューズの右足用の左側面図(a)と、右側面図(b)、平面図(c)、背面図(d)である。
【
図3】この発明の一実施形態のシューズにおいて、足の1スイングでの換気量の試験結果を示すグラフである。
【
図4】この発明の一実施形態のシューズにおいて、足の1スイングでの足部放熱量の試験結果を示すグラフである。
【
図5】比較例のシューズの右足用の左側面図(a)と、平面図(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態のシューズ10は、例えばランニングや各種競技のための運動用シューズとして使用される。
【0013】
図1では、シューズ10の右足用を例示している。左足用は右足用と左右対称になるように構成されているため、以下の説明では右足用のみについて説明し、左足用の説明は省略する。また、以下の説明において、上方(上側)及び下方(下側)とは、シューズ10を着用した時の上下方向の位置関係を表し、前方(前側)及び後方(後側)とは、シューズ10を着用した時の身体の前後方向を表す。
図1(a)は着用者の右側から見た図であり、シューズ10の左側面図、
図1(b)は着用者の内股側から見た図であり、シューズ10の右側面図、図(c)は上方から見た平面図、図(d)は後側から見た背面図である。
【0014】
シューズ10は、床や地面に接触するソール12と、着用者の足を覆うための内部空間を囲むアッパー14とを有する。アッパー14は前側の爪先部から後側の踵部を形成する。アッパー14は、シューズ用のシート16で作られ、シート16の材料は、例えば合成皮革や天然皮革、ズック生地等である。シート16の裏面に、補強用のシートが積層して取り付けられていてもよい。アッパー14には、着用者の足を挿入するための足挿入部18が上方に開口して設けられている。
【0015】
アッパー14には、シューズ10の内部空間と外部空間を連通する換気用の通気部を形成する換気口20が、複数個設けられている。各換気口20は、例えば正円形の透孔である。正円形以外に、互いに直交する一対の内径の寸法がほぼ等しい孔や、多角形等の形状の孔でも良い。換気口20の位置は、数値流体シミュレーション(CFD)による、通気性を有するメッシュ素材を用いたシューズを着用した走動作遊脚期における空気の流入出量が多い部位と一致し、空気の流入出量の大きさに合わせて換気口20の密度が調整されている。例えば、爪先部には、流入量が多い部位と流出量が多い部分の両方に換気口20を配置した設計にする。爪先部以外の、中足部と踵部には、流入出量が多い部位に換気口20を配置した設計にする。その他、後述するように、各部位に適した配置で、換気口20が設けられる。
【0016】
次に、換気口20の位置について詳しく説明する。アッパー14の、足の甲の爪先部側には、通気部を形成する換気口20が面状に高い密度で設けられ、爪先部高通気部26が形成されている。爪先部高通気部26は、
図1(c)に示すように、幅方向の中心が前方向に突出するV字形であり、例えば15個の換気口20が面状に高い密度で設けられている。
【0017】
アッパー14の、幅方向中心線から内股側には、ソール12の近傍に沿って爪先部から踵部にかけて換気口20が複数個設けられ、内股側ソール領域22が形成されている。内股側ソール領域22は
図1(b)に示すように、土踏まずと踵部の境界付近は換気口20が面状に高い密度で設けられて内股側高通気部22aとなり、それ以外はソール12に沿ってほぼ1列の線状に設けられた内股側低通気部22bとなる。内股側ソール領域22の前部分の内股側低通気部22bには例えば15個の換気口20前後方向に1列に並んで設けられている。内股側低通気部22bから少し離れて、内股側高通気部22aには、例えば9個の換気口20が面状に高い密度で設けられ、内股側高通気部22aよりも後部分の内股側高通気部22aには例えば3個の換気口20が前後方向に1列に並んで設けられている。前部分の内股側低通気部22bの、15個の換気口20は、内股側低通気部22bの前方7個の換気口20が、ソール12に沿って配置され、内股側低通気部22bの後方の8個の換気口20は、第1中足骨表面の空気が剥離することによって生成される負圧部である、第1中足骨内側縁やや下部に第1中足骨長軸方向に沿って配置されている。
【0018】
アッパー14の、幅方向中心線から外股側には、ソール12の近傍に沿って爪先部から土踏まずの外側にかけて換気口20が複数個設けられ、外股側ソール領域24が形成されている。外股側ソール領域24は
図1(a)に示すように、土踏まずの外側付近は換気口20が面状に高い密度で設けられて外股側高通気部24aとなり、それ以外はソール12に沿ってほぼ1列の線状に設けられた外股側低通気部24bとなる。外股側ソール領域24の後部分の外股側高通気部24aには、例えば6個の換気口20が面状に高い密度で設けられている。外股側ソール領域24の前部分の外股側低通気部24bには、例えば8個の換気口20が前後方向に1列に並んで設けられ、又はそのうちの外股側高通気部24aに近い3個は、上下方向にずれて設けられていてもよい。外股側ソール領域24には、合計14個の換気口20が設けられている。外股側高通気部24aと外股側低通気部24bの間は離間した状態であり、換気口20は設けられていない。
【0019】
アッパー14の踵部には、換気口20がソール12に沿ってほぼ1列の線状に設けられ、踵部低通気部28が形成されている。踵部低通気部28は、
図1(d)に示すように、踵部の下端にありソール12の近傍に沿って、例えば4個の換気口20が左右方向に並んで設けられ、そのうちの一番左の1個は列よりも少し上方に位置し、一番右の1個は列よりも少し下方に位置している。
【0020】
アッパー14には、爪先部高通気部26以外では、ソール12から離れた上方には換気口20が設けられていない。アッパー14の甲には、足挿入部18に連続するスリットが設けられても良く、スリットの周囲には、足に係止させるシューレースを通すためのハトメが設けられてもよい。
【0021】
この実施形態のシューズ10の使用方法は、一般的なシューズと同じである。足挿入部18から内部空間に足を入れて、シューレース等を締めて着用する。シューズ10を着用して運動する時、足を前に振り出す際や接地した際のシューズ10内での足の移動により、外部空気流が発生し、外部空気流により各換気口20に空気が流入したり流出したりを繰り返して、内部空間の換気を行い、内部空間の温度湿度の上昇を抑制する。複数の換気口20はソール12に沿って設けられ、足の裏に近い部分にも空気が流れ、効率よく換気が行われる。
【0022】
この実施形態のシューズ10によれば、強度を維持しつつ必要な部分に必要最低限の面積で通気部である換気口20を設けて、効率よく換気を行い、足部の放熱を促し、着用して運動する際に内部空間の温度湿度の上昇を抑制し、快適に運動することができる。内部空間の温度湿度の上昇を抑制することにより、マラソンなどの継続した身体運動の際に、足部の放熱を促すことができる。また内部空間の通気を良好にして、シューズ内部の衛生環境の悪化を抑え、水虫等の発生を防ぐことができる。内股側ソール領域22は、アッパー14の後側の踵部に近い位置にまで達し、確実に足部の放熱をおこなうことができる。換気口20はほぼ正円形であり、方向性が無く応力集中が生じる部分がなく、アッパー14に換気口20があっても耐久性を損なうことが無い。換気口20の多くはソール12に近い位置に設けられ、アッパー14の上方には設けられておらず、シューズ10は耐久性、安定性、フィット性等を維持することができる。
【0023】
なお、この発明のシューズ10は、上記実施の形態に限定されず、通気部は複数の孔による換気口以外に、例えば
図2に示すように、必要な換気量が得られる生地による通気部が形成されたものであれば良い。
図2は上記実施形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。上記実施形態と異なるのは、内股側ソール領域22の内股側高通気部22a、内股側低通気部22b、外股側ソール領域24の外股側高通気部24a、外股側低通気部24b、爪先部高通気部26、及び踵部低通気部28が、多数の換気口により形成されている構造ではなく、通気性のあるメッシュ生地等の通気性生地25で構成され、生地自体の通気性や通気部のエリア形状により、通気性能を設定している点である。
【0024】
この構造によっても、通気部26の範囲を
図2に示すように適切に設定することにより、上記実施形態と同能の機能を有し、同様の作用効果を奏するものである。
【0025】
また、換気口の孔は正円形以外に多角形等でも良い。線状に配置された換気口は、1列以外に通気量や穴の面積等に鑑みて複数列でもよい。換気口の大きさも、互いに異なっていてもよい。その他、アッパーの複数の換気口の裏側にメッシュの生地等が積層されて取り付けられていても良く、換気口の内側にもメッシュの生地が積層されることで強度を維持するものでも良い。足に固定する手段はシューレース以外に、ファスナーや面ファスナーでも良い。アッパーのシートやソールの材料は自由に選択可能であり、シューズの用途は、ランニングや各種競技のための運動用シューズ以外でもよい。
【実施例0026】
本願発明品であるシューズ10について、換気性能と放熱性能の試験を行った。比較のために、本願発明品のシューズ10とは異なる位置に、ほぼ同じ数で同じ大きさの換気口20設けたシューズ30を比較例とし、同じ試験を行った。
【0027】
図5は比較例であるシューズ30の右足用を例示している。
図5(a)は着用者の内股側から見た右側面図、
図5(b)は上方から見た平面図である。
図5(a)に示すように、アッパー14の、幅方向中心線から内股側には、ソール12の近傍に沿って土踏まずから踵部にかけて換気口20が複数個設けられ、内股側ソール領域32が形成されている。
【0028】
本願発明品のシューズ10の内股側ソール領域22は、爪先部から踵部にかけて長く形成されているのに対し、シューズ30の内股側ソール領域32は、土踏まずから踵部にかけて短い範囲で形成されている。土踏まず付近は換気口20が面状に高い密度で設けられて内股側高通気部32aとなり、踵部にかけてソール12に平行に線状に設けられた内股側低通気部32bを有する。
図5(b)に示すように、アッパー14の、足の甲の爪先部側には、換気口20が面状に高い密度で設けられ、爪先部高通気部34が形成されている。爪先部高通気部34は、本願発明品のシューズ10の爪先部高通気部26と同様に幅方向の中心が前方向に突出するV字形である。
【0029】
なお、比較例のシューズ30の、内股側ソール領域32と爪先部高通気部34に設けられる換気口20の合計は52個であり、本願発明品のシューズ10の、内股側ソール領域22と爪先部高通気部26は42個である。しかし、その他の領域の換気口20の数を合計すると、シューズ30の換気口20の総数は本願発明品のシューズ10とほぼ同じになる。
【0030】
換気量の試験の結果を
図3に示す。比較例において、足の1スイング(例えば、蹴り始めから着地まで)の換気量が169cm
3であるのに対し、本願発明品であるシューズ10における足の一スイングでの換気量は244cm
3であり、1.44倍であった。これにより、効率よく換気が行われることがわかった。
【0031】
次に、足部放熱量の試験の結果を
図4に示す。
図3と同様に、足の1スイングにおいて、比較例の熱流束が3.44Jであるのに対し、本願発明品であるシューズ10の熱流束は3.92Jであり、1.14倍であった。これにより、効率よく放熱が行われることが分かった。
【0032】
以上より、本願発明品であるシューズ10は、高い換気性能と放熱性能を有し、マラソンなどの継続した身体運動の際に、内部空間の温度湿度の上昇を抑制し、足部の放熱を促して心拍数の増加を抑え、快適に運動することができる