(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101637
(43)【公開日】2024-07-30
(54)【発明の名称】ボックスホルダー
(51)【国際特許分類】
A45C 11/00 20060101AFI20240723BHJP
【FI】
A45C11/00 S
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023005649
(22)【出願日】2023-01-18
(71)【出願人】
【識別番号】312014867
【氏名又は名称】黒田 まさみ
(72)【発明者】
【氏名】黒田 哲正
(72)【発明者】
【氏名】黒田 まさみ
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045BA00
3B045CE07
3B045DA00
(57)【要約】
【課題】
ティッシュペーパーボックスを保持する為の、嵩張らず、邪魔にならないボックスホルダーを提供する。
【解決手段】
ボックスホルダー10は、細長い板状の本体部20と、この本体部20の両端に設けられた側部保持部32を有している。この側部保持部32は本体部20の両端部からそれぞれ延在し、さらにこの側部保持部32から延在する内側ガイド部30と外側ガイド部31が設けられている。この内側ガイド部30と外側ガイド部31は内向きに傾斜して、奥の方に向かって狭くなる斜面を有している。本体部20には壁面に付着する付着部21である磁石が固着して設けられている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
細長い板状の本体部と、この本体部の両端に設けられた側部保持部を有し、この側部保持部は本体部の両端部からそれぞれ延在し、さらにこの側部保持部から延在するガイド部が設けられ、このガイド部は内向きに傾斜して、奥の方に向かって狭くなる斜面を有し、本体部には壁面に付着する付着部が設けられ、このガイド部にティッシュペーパーボックスの底部を挟んで保持すること特徴とするボックスホルダー。
【請求項2】
請求項1に記載のボックスホルダーのガイド部の最小間隔はティッシュペーパーボックスの底面の幅より狭いことを特徴とするボックスホルダー。
【請求項3】
請求項2に記載のボックスホルダーのガイド部の最大間隔はティッシュペーパーボックスの底面の幅より広いことを特徴とするボックスホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、主としてティッシュペーパーボックスを壁面等に付着させ、ティッシュペーパーを使い易くするボックスホルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、日常生活の色々な場面で、ティッシュペーパーを必要とする場合が多いが、テーブルや床、ベッド等の上に置いておくと邪魔になって困っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに対して、特許文献1のような技術が開示されていた。これは、ケースAにティッシュペーパーボックスを挿入し、フック6によりベッドボード等に掛けて使用するものである。しかしながら、この技術では、ティッシュペーパーボックスが嵩張り、商品パッケージが大きくなり、非使用時にも邪魔になるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
細長い板状の本体部と、この本体部の両端に設けられた側部保持部を有し、この側部保持部は本体部の両端部からそれぞれ延在し、さらにこの側部保持部から延在する内側ガイド部と外側ガイド部が設けられ、この内側ガイド部と外側ガイド部は内向きに傾斜して、奥の方に向かって狭くなる斜面を有し、本体部には壁面に付着する付着部が固着して設けられ、このガイド部にティッシュペーパーボックスの底部を挟んで保持すること特徴とするボックスホルダー。
【0006】
上記のボックスホルダーのガイド部の最小間隔はティッシュペーパーボックスの底面の幅より狭いことを特徴とするボックスホルダー。
上記のボックスホルダーのガイド部の最大間隔はティッシュペーパーボックスの底面の幅より広いことを特徴とするボックスホルダー。
【発明の効果】
【0007】
上記の問題点を解決し、嵩張らず、邪魔にならないボックスホルダーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第一の実施形態のボックスホルダーの使用状態を示す斜視図である。
【
図2】第一の実施形態のボックスホルダーの斜視図である。
【
図3】第一の実施形態のボックスホルダー六面図である。
【
図4】第二の実施形態のボックスホルダーの斜視図である。
【
図5】第二の実施形態のボックスホルダー六面図である。
【
図6】第一の実施形態または第二の実施形態のボックスホルダーを使用時の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1、
図2、
図3、
図6により、第一の実施形態のボックスホルダー10を説明する。ボックスホルダー10は、細長い板状の本体部20と、この本体部20の両端に設けられた側部保持部32を有している。この側部保持部32は本体部20の両端部からそれぞれ延在し、さらにこの側部保持部32から延在する内側ガイド部30と外側ガイド部31が設けられている。この内側ガイド部30と外側ガイド部31は内向きに傾斜して、奥の方に向かって狭くなる斜面を有している。内側ガイド部30と外側ガイド部31は合わせてガイド部を構成するが、どちらかを省略してもよい。本体部20には壁面に付着する付着部21である磁石が固着して設けられている。
【0010】
ボックスホルダー10の使用にあたっては、
図6に示すように、ボックスホルダー10の両ガイド部の間にティッシュペーパーボックス50の底部が挿入され、保持される。ティッシュペーパーボックス50のボックス51の底面幅WBは、メーカーや商品によってバラツキはあるが、このバラツキを吸収するために、内側ガイド部間隔WHIをボックス底面幅WBの最小値より小さくし、外側ガイド部間隔WHOをボックス底面幅WBの最大値より大きくするよう設定してある。このバラツキがあっても、ボックス51の側面と底面が湾曲することにより、バラツキを吸収する効果を生じる。さらに、本体部20、側部保持部32と内側ガイド部30が湾曲して、バラツキを吸収する効果も生じる。
【0011】
を
ティッシュペーパーボックスの底辺の底面幅WBの幾つかの実測値を示す。
A 110mm B 111mm、C 115mm、 D 115mm、 E 117mm
幾つかのティッシュペーパーボックスの底面幅を測定したところ、110mmと117mmの間に入っていたので、内側ガイド部間隔WHIを110mmより小さくすればよいと分かる。また、外側ガイド部間隔WHOを117mmよりおおきくした方が望ましいと分かる。取付孔40は、フックに掛けて使用することができる。
【0012】
図4,
図5,
図6の第二の実施形態では、ガイド部の傾斜を大きくし、ティッシュペーパーボックスを挿入し易くしたものである。
【産業上の利用可能性】
【0013】
この発明は、特にティッシュペーパーボックスに関する技術であるが、他のボックスにも利用可能である。
【符号の説明】
【0014】
10はボックスホルダー
20は本体部
21は付着部
30は内側ガイド
31は外側ガイド
32は側部保持部
40は取付孔
50はティッシュペーパーボックス
51はボックス
52はティッシュペーパー
WB はボックスの底面幅
WHI は内側ガイド部間隔
WHO は外側ガイド部間隔