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特開2024-101674ラミネータの貼着方法及びラミネータ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101674
(43)【公開日】2024-07-30
(54)【発明の名称】ラミネータの貼着方法及びラミネータ
(51)【国際特許分類】
   B29C 63/02 20060101AFI20240723BHJP
【FI】
B29C63/02
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023005709
(22)【出願日】2023-01-18
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-09-01
(71)【出願人】
【識別番号】390029104
【氏名又は名称】株式会社丸仲鉄工所
(74)【代理人】
【識別番号】100092680
【弁理士】
【氏名又は名称】入江 一郎
(72)【発明者】
【氏名】間 宮 祥 貫
【テーマコード(参考)】
4F211
【Fターム(参考)】
4F211AC03
4F211AG01
4F211AG03
4F211AR07
4F211SA07
4F211SC01
4F211SC06
4F211SD01
4F211SN19
4F211SP04
(57)【要約】
【課題】
本発明の目的は、使用勝手を向上させたラミネータの貼着方法及びラミネータを提供するものである。
【解決手段】
ラミネータの貼着方法は、被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータの貼着方法であって、複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を昇降する一方側昇降手段を利用して前記複数の一方側支持体を下降させ、作業者が送りローラ駆動軸の固定手段による一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに設定するものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータの貼着方法であって、
前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、
この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シートを供給する供給手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方側押えローラーと、
この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持する複数の一方側支持体と、
この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を昇降する一方側昇降手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えローラーと、
この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側支持体と、
この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を昇降する他方側昇降手段とを備え、
前記複数の送りローラーは、供給される前記被加工材を正面に見た場合、右に前記一方側送りローラーと左に前記他方側送りローラーとの一対の送りローラーが前後方向に一定間隔で複数配置され、
前記一対の送りローラーは、送りローラ駆動軸に固定手段により固定されるものであり、
前記被加工材の幅W1’の時の前記一対の送りローラー間の距離W1(W1’>W1)であり、
前記被加工材の幅W2’(W1’>W2’)の時の前記一対の送りローラー間の距離W2(W1>W2)であり、
前記一方側昇降手段を利用して前記複数の一方側支持体を下降させ、作業者が前記送りローラ駆動軸の前記固定手段による前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させる
ことを特徴とするラミネータの貼着方法。
【請求項2】
被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータの貼着方法であって、
前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、
この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シートを供給する供給手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方側押えローラーと、
この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持する複数の一方側支持体と、
この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する一方側昇降手段と、
前記複数の一方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する一方側X方向進退手段と、
前記複数の一方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記一方側押えローラーの角度を調整する一方側角度調整手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えローラーと、
この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側支持体と、
この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を昇降する他方側昇降手段と、
前記複数の他方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する他方側X方向進退手段と、
前記複数の他方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記他方側押えローラーの角度を調整する他方側角度調整手段とを備え、
前記複数の送りローラーは、供給される前記被加工材を正面に見た場合、右に前記一方側送りローラーと左に前記他方側送りローラーとの一対の送りローラーが前後方向に一定間隔で複数配置され、
前記一対の送りローラーは、送りローラ駆動軸に固定手段により固定されるものであり、
前記被加工材の幅W1’の時の前記一対の送りローラー間の距離W1(W1’>W1)であり、
前記被加工材の幅W2’(W1’>W2’)の時の前記一対の送りローラー間の距離W2(W1>W2)であり、
前記他方側複数の送りローラーは、前記他方側複数の送りローラー毎に複数の他方側送りローラー支持体により支持され、
前記一方側昇降手段を利用して前記複数の一方側支持体を下降させ、作業者が前記送りローラ駆動軸の前記固定手段による前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させる
ことを特徴とするラミネータの貼着方法。
【請求項3】
被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータであって、
前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、
この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シートを供給する供給手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方側押えローラーと、
この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持する複数の一方側支持体と、
この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する一方側昇降手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えローラーと、
この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側支持体と、
この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する他方側昇降手段とを備え、
前記複数の送りローラーは、供給される前記被加工材を正面に見た場合、右に前記一方側送りローラーと左に前記他方側送りローラーとの一対の送りローラーが前後方向に一定間隔で複数配置され、
前記一対の送りローラーは、送りローラ駆動軸に固定手段により固定されるものであり、
前記被加工材の幅W1’の時の前記一対の送りローラー間の距離W1(W1’>W1)であり、
前記被加工材の幅W2’(W1’>W2’)の時の前記一対の送りローラー間の距離W2(W1>W2)であり、
前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業時、前記送りローラ駆動軸の前記固定手段による前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させる前記一方側昇降手段を制御する一方側昇降制御手段を備えている
ことを特徴とするラミネータ。
【請求項4】
被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータであって、
前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、
この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シートを供給する供給手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方側押えローラーと、
この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持する複数の一方側支持体と、
この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する一方側昇降手段と、
前記複数の一方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退するX方向進退手段と、
前記複数の一方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記一方側押えローラーの角度を調整する一方側角度調整手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えローラーと、
この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側支持体と、
この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する他方側昇降手段と、
前記複数の他方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する他方側X方向進退手段と、
前記複数の他方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記他方側押えローラーの角度を調整する他方側角度調整手段とを備え、
前記複数の送りローラーは、供給される前記被加工材を正面に見た場合、右に前記一方側送りローラーと左に前記他方側送りローラーとの一対の送りローラーが前後方向に一定間隔で複数配置され、
前記一対の送りローラーは、送りローラ駆動軸に固定手段により固定されるものであり、
前記被加工材の幅W1の時の前記一対の送りローラー間の距離w1(W1>w1)であり、
前記被加工材の幅W2(W1>W2)の時の前記一対の送りローラー間の距離w2(W2>w2)であり、
前記他方側複数の送りローラーは、前記他方側複数の送りローラー毎に複数の他方側送りローラー支持体により支持され、
前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業時、前記送りローラ駆動軸の前記固定手段による前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させる前記一方側昇降手段を制御する一方側昇降制御手段を備えている
ことを特徴とするラミネータ。
【請求項5】
被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータであって、
前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、
この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シートを供給する供給手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方側押えローラーと、
この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持する複数の一方側支持体と、
この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する一方側昇降手段と、
前記複数の一方側支持体毎に前記一方側支持体を前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する一方側X方向進退手段と、
前記複数の一方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記一方側押えローラーの角度を調整する一方側角度調整手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えローラーと、
この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側支持体と、
この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する他方側昇降手段と、
前記複数の他方側支持体毎に前記他方側支持体を前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する他方側X方向進退手段と、
前記複数の他方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記他方側押えローラーの角度を調整する他方側角度調整手段と、
を備えていることを特徴とするラミネータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラミネータの貼着方法及びラミネータに係り、特に、使用勝手を向上させたラミネータの貼着方法及びラミネータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、基材の表面に被覆シートを貼着するラミネータがある(特許文献の図4参照)。
このラミネータは、例えば、接着剤付きの被覆シート(50)を一側より供給された基材(51)に対して、移送ローラ(52)上において送り込み、この被覆シート(50)の上面からプレスローラ(53)やピンチローラ(54)等により加圧しつつ貼り付けていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第2928153号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記のラミネータにあっては、ピンチローラ(54)を支持する支持部材を近接して設けた場合、例えば、基材(51)の長手方向を横断する幅寸法の広狭に対応して、移送ローラ(52)のローラ幅を調整する必要がある場合にあって、その作業を手作業で行う場合、ピンチローラ(54)を支持する支持部材が邪魔で、使用勝手が良好でなく、改善の余地があるという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を考慮してなされたラミネータの貼着方法及びラミネータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載のラミネータの貼着方法は、被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータの貼着方法であって、前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シートを供給する供給手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方側押えローラーと、この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持する複数の一方側支持体と、この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を昇降する一方側昇降手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えローラーと、この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側支持体と、この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を昇降する他方側昇降手段とを備え、前記複数の送りローラーは、供給される前記被加工材を正面に見た場合、右に前記一方側送りローラーと左に前記他方側送りローラーとの一対の送りローラーが前後方向に一定間隔で複数配置され、前記一対の送りローラーは、送りローラ駆動軸に固定手段により固定されるものであり、前記被加工材の幅W1’の時の前記一対の送りローラー間の距離W1(W1’>W1)であり、前記被加工材の幅W2’(W1’>W2’)の時の前記一対の送りローラー間の距離W2(W1>W2)であり、前記一方側昇降手段を利用して前記複数の一方側支持体を下降させ、作業者が前記送りローラ駆動軸の前記固定手段による前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させるものである。
【0007】
また、請求項2記載のラミネータの貼着方法は、被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータの貼着方法であって、前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シートを供給する供給手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方側押えローラーと、この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持する複数の一方側支持体と、この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する一方側昇降手段と、前記複数の一方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する一方側X方向進退手段と、前記複数の一方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記一方側押えローラーの角度を調整する一方側角度調整手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えローラーと、この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側支持体と、この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を昇降する他方側昇降手段と、前記複数の他方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する他方側X方向進退手段と、前記複数の他方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記他方側押えローラーの角度を調整する他方側角度調整手段とを備え、前記複数の送りローラーは、供給される前記被加工材を正面に見た場合、右に前記一方側送りローラーと左に前記他方側送りローラーとの一対の送りローラーが前後方向に一定間隔で複数配置され、前記一対の送りローラーは、送りローラ駆動軸に固定手段により固定されるものであり、前記被加工材の幅W1’の時の前記一対の送りローラー間の距離W1(W1’>W1)であり、前記被加工材の幅W2’(W1’>W2’)の時の前記一対の送りローラー間の距離W2(W1>W2)であり、前記他方側複数の送りローラーは、前記他方側複数の送りローラー毎に複数の他方側送りローラー支持体により支持され、
前記一方側昇降手段を利用して前記複数の一方側支持体を下降させ、作業者が前記送りローラ駆動軸の前記固定手段による前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させるものである。
【0008】
また、請求項3記載のラミネータは、被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータであって、前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シートを供給する供給手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方側押えローラーと、この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持する複数の一方側支持体と、この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する一方側昇降手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えローラーと、この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側支持体と、この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する他方側昇降手段とを備え、前記複数の送りローラーは、供給される前記被加工材を正面に見た場合、右に前記一方側送りローラーと左に前記他方側送りローラーとの一対の送りローラーが前後方向に一定間隔で複数配置され、前記一対の送りローラーは、送りローラ駆動軸に固定手段により固定されるものであり、前記被加工材の幅W1’の時の前記一対の送りローラー間の距離W1(W1’>W1)であり、前記被加工材の幅W2’(W1’>W2’)の時の前記一対の送りローラー間の距離W2(W1>W2)であり、前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業時、前記送りローラ駆動軸の前記固定手段による前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させる前記一方側昇降手段を制御する一方側昇降制御手段を備えているものである。
【0009】
また、請求項4記載のラミネータは、被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータであって、前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シートを供給する供給手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方側押えローラーと、この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持する複数の一方側支持体と、この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する一方側昇降手段と、前記複数の一方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退するX方向進退手段と、前記複数の一方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記一方側押えローラーの角度を調整する一方側角度調整手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えローラーと、この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側支持体と、この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する他方側昇降手段と、前記複数の他方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する他方側X方向進退手段と、前記複数の他方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記他方側押えローラーの角度を調整する他方側角度調整手段とを備え、前記複数の送りローラーは、供給される前記被加工材を正面に見た場合、右に前記一方側送りローラーと左に前記他方側送りローラーとの一対の送りローラーが前後方向に一定間隔で複数配置され、前記一対の送りローラーは、送りローラ駆動軸に固定手段により固定されるものであり、前記被加工材の幅W1の時の前記一対の送りローラー間の距離w1(W1>w1)であり、前記被加工材の幅W2(W1>W2)の時の前記一対の送りローラー間の距離w2(W2>w2)であり、前記他方側複数の送りローラーは、前記他方側複数の送りローラー毎に複数の他方側送りローラー支持体により支持され、前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業時、前記送りローラ駆動軸の前記固定手段による前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させる前記一方側昇降手段を制御する一方側昇降制御手段を備えているものである。
【0010】
また、請求項5記載のラミネータは、被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータであって、前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シートを供給する供給手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方側押えローラーと、この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持する複数の一方側支持体と、この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する一方側昇降手段と、前記複数の一方側支持体毎に前記一方側支持体を前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する一方側X方向進退手段と、前記複数の一方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記一方側押えローラーの角度を調整する一方側角度調整手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えローラーと、この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側支持体と、この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する他方側昇降手段と、前記複数の他方側支持体毎に前記他方側支持体を前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する他方側X方向進退手段と、前記複数の他方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記他方側押えローラーの角度を調整する他方側角度調整手段と、を備えているものである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1記載のラミネータの貼着方法によれば、例えば、一対の送りローラー間の距離W1をW2に替える場合には、そのままでは、手作業ができないため、一方側昇降手段を利用して複数の一方側支持体を下降させることにより作業者が送りローラ駆動軸の固定手段による一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させるため、一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業が容易となり、使用勝手を向上させることができる。
【0012】
また、請求項2記載のラミネータの貼着方法によれば、例えば、一対の送りローラー間の距離W1をW2に替える場合には、そのままでは、手作業ができないため、一方側昇降手段を利用して複数の一方側支持体を下降させることにより作業者が送りローラ駆動軸の固定手段による一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させるため、一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業が容易となり、使用勝手を向上させることができ、一方側昇降手段、一方側X方向進退手段、一方側角度調整手段により一方側押えローラーの位置を、他方側昇降手段、他方側X方向進退手段、他方側角度調整手段により他方側押えローラーの位置を、それぞれ調整して、被覆シートを被加工材に貼着することができる。
【0013】
また、請求項3記載のラミネータによれば、例えば、一対の送りローラー間の距離W1をW2に替える場合には、そのままでは、手作業ができないため、一方側昇降手段を利用して複数の一方側支持体を下降させる一方側昇降制御手段により作業者が送りローラ駆動軸の固定手段による一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させるため、一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業が容易となり、使用勝手を向上させることができる。
【0014】
また、請求項4記載のラミネータによれば、例えば、一対の送りローラー間の距離W1をW2に替える場合には、そのままでは、手作業ができないため、一方側昇降手段を利用して複数の一方側支持体を下降させる一方側昇降制御手段により作業者が送りローラ駆動軸の固定手段による一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させるため、一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業が容易となり、使用勝手を向上させることができ、一方側昇降手段、一方側X方向進退手段、一方側角度調整手段により一方側押えローラーの位置を、他方側昇降手段、他方側X方向進退手段、他方側角度調整手段により他方側押えローラーの位置を、それぞれ調整して、被覆シートを被加工材に貼着することができる。
【0015】
また、請求項5記載のラミネータによれば、一方側昇降手段、一方側X方向進退手段、一方側角度調整手段により一方側押えローラーの位置を、他方側昇降手段、他方側X方向進退手段、他方側角度調整手段により他方側押えローラーの位置を、それぞれ調整して、被覆シートを被加工材に貼着することができ、使用勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本願発明の一実施例のラミネータの概略的正面図である。
図2図2は、図1の概略的平面図である。
図3図3は、図1の3-3線による概略的断面図である。
図4図4は、図1のラミネータの貼着過程の一過程を示す概略的図である。
図5図5は、図4の動作状態を示す概略的図である。
図6図6は、図1の被加工材と被覆シートの供給部を拡大して示す概略的一部拡大正面図である。
図7図7(a)~(e)は、図1のラミネータの貼着過程を示す概略的図である。
図8図8(a)は、図1のラミネータの貼着前の被加工材と被覆シートとを示す概略的斜視図であり、図8(b)は、図1のラミネータによる貼着後の被加工材と被覆シートとを示す概略的斜視図である。
図9図9は、図1のラミネータの一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業状態を示す概略的図である。
図10図10は、図1の被加工材の幅(W1>W2)の時の一対の送りローラー間の距離(W2>w2)の変更を説明するための概略的図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の一実施例のラミネータの貼着方法及びラミネータを図面(図1乃至図10)を参照して説明する。
図1に示すLは、被加工材1に接着剤付きの被覆シート2を当接すると共に、被加工材1に当接した被覆シート2の上から被加工材1に向かって押圧して貼り付けるラミネータである。
【0018】
ラミネータLは、被加工材1を移送する複数の送りローラー3による移送手段と、この送りローラー3により移送される被加工材1に接着剤付きの被覆シート2を供給する供給手段4と、送りローラー3により移送される被加工材1の長手方向の一方側に被加工材1から離間して設けられ、被加工材1上の被覆シート2を押える複数の一方側押えローラー5と、この複数の一方側押えローラー5を一方側押えローラー5毎に支持する複数の一方側支持体6と、この複数の一方側支持体6を一方側支持体6毎に一方側支持体6を垂直方向のZ方向に昇降する一方側昇降手段7と、複数の一方側支持体6毎に被加工材1の長手方向を横断するX方向に進退する一方側X方向進退手段8と、複数の一方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、一方側押えローラー5の角度Rを調整する一方側角度調整手段9と、送りローラー3により移送される被加工材1の長手方向の他方側に被加工材1から離間して設けられ、被加工材1上の被覆シート2を押える複数の他方側押えローラー5’と、この複数の他方側押えローラー5’を他方側押えローラー5’毎に支持する複数の他方側支持体6’と、この複数の他方側支持体6’を他方側支持体6’毎に他方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する他方側昇降手段7’と、複数の他方側支持体6’毎に被加工材1の長手方向を横断するX方向に進退する他方側X方向進退手段8’と、複数の他方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記他方側押えローラー5’の角度R’を調整するとを備えている。
【0019】
一方側昇降手段7は、図3に示すように、モータM1により回転軸71を正逆に回転して部材72に設けた図示しない雌ねじにより一方側支持体6を昇降させる。一方側昇降手段7は、一方側昇降制御手段70により制御される。同様に、他方側昇降手段7’は、図3に示すように、モータM1’により回転軸71’を正逆に回転して部材72’に設けた図示しない雌ねじにより他方側支持体6’を昇降させる。他方側昇降手段7’は、他方側昇降制御手段70’により制御される。
【0020】
また、一方側X方向進退手段8は、図3に示すように、モータM2により回転軸81を正逆に回転して、回転軸81にかみ合う図示しない雌ねじ82(図5参照)により被加工材1の長手方向を横断するX方向に進退させる。一方側X方向進退手段8は、一方側X方向進退制御手段80により制御される。同様に、他方側X方向進退手段8’は、図3に示すように、モータM2’により回転軸81’を正逆に回転して、回転軸81’にかみ合う図示しない雌ねじ(雌ねじ82と同様の雌ねじ)により被加工材1の長手方向を横断するX方向に進退させる。他方側X方向進退手段8’は、他方側X方向進退制御手段80’により制御される。
【0021】
また、一方側角度調整手段9は、図3に示すように、モータM3により回転軸91を回転させて回転軸91に設けた図示しないハイポイドピニオンとこのハイポイドピニオンにかみ合う図示しないハイポイドギアによりX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、一方側押えローラー5の角度Rを調整する。一方側角度調整手段9は、一方側角度調整制御手段90により制御される。同様に、他方側角度調整手段9’は、図3に示すように、モータM3’により回転軸91’を回転させて回転軸91’に設けた図示しないハイポイドピニオンとこのハイポイドピニオンにかみ合う図示しないハイポイドギアによりX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、他方側押えローラー5’の角度R’を調整する。他方側角度調整手段9’は、他方側角度調整制御手段90’により制御される。
【0022】
図1に示す20は被覆シート2の供給手段で、供給手段20から供給される被覆シート2の裏面に塗布部21により接着剤22が塗布される。ローラ31により搬送される被加工材1の上面に接着剤付きの被覆シート2の裏面が当接すると共に、押えローラ51により被覆シート2が被加工材1に対して押え付けられる[図7の(a)参照]。そして、被加工材1の搬送方向に進むにつれて、被加工材1の側方に適宜配置された一方側押えローラー5、他方側押えローラー5’により、被覆シート2が被加工材1の側面を巻き込むようにして、被加工材1に被覆シート2が被覆される[図7の(b)~(e)参照]。
【0023】
図7の(b)~(e)の一方側押えローラー5の位置と他方側押えローラー5’の位置は、一方側昇降手段7を制御する一方側昇降制御手段70、一方側X方向進退手段8を制御する一方側X方向進退制御手段80、一方側角度調整手段9を制御する一方側角度調整制御手段90、他方側昇降手段7’を制御する他方側昇降制御手段70’、他方側X方向進退手段8’を制御する他方側X方向進退制御手段80’、他方側角度調整手段9’を制御する他方側角度調整制御手段90’により、調整される(図3参照)。
【0024】
また、移送手段の複数の送りローラー31、32は、供給される被加工材1を正面に見た場合、右に一方側送りローラー31と左に他方側送りローラー32との一対の送りローラーが前後方向に一定間隔で複数配置され、一対の送りローラー31、32は、送りローラ駆動軸30に固定手段(例えば、ボルトB1の先端を送りローラ駆動軸30に当接して送りローラー31を固定する。同様に、ボルトB2の先端を送りローラ駆動軸30に当接して送りローラー32を固定する。)により固定されている(図10参照)。
【0025】
図10に示すように、被加工材1の幅W2’の時の一対の送りローラー31、32間の距離W2(W2’>W2)であり、被加工材1の幅W1’(W1’>W2’)の時の一対の送りローラー31、32間の距離W1(W1>W2)となっている。
一対の送りローラー31、32間の距離W1をW2に替える場合には、そのままでは、手作業ができないため、一方側昇降手段7を利用して複数の一方側支持体6を下降させる一方側昇降制御手段8により作業者が送りローラ駆動軸30の前記固定手段による一対の送りローラー31、32の左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させる(図9参照)。
移動後、作業者が一対の送りローラー31、32間の距離W1をW2に替える場合、
固定手段を解除し(例えば、ボルトB1の先端を送りローラ駆動軸30から離間させる。同様に、ボルトB2の先端を送りローラ駆動軸30から離間させる。)、一対の送りローラー31、32間の距離をW2に替えた後、固定手段により固定する(例えば、ボルトB1の先端を送りローラ駆動軸30に当接して送りローラー31を固定する。同様に、ボルトB2の先端を送りローラ駆動軸30に当接して送りローラー32を固定する。)。
同様に、作業者が一対の送りローラー31、32間の距離W2をW1に替える場合、
固定手段を解除し(例えば、ボルトB1の先端を送りローラ駆動軸30から離間させる。同様に、ボルトB2の先端を送りローラ駆動軸30から離間させる。)、一対の送りローラー31、32間の距離をW1に替えた後、固定手段により固定する(例えば、ボルトB1の先端を送りローラ駆動軸30に当接して送りローラー31を固定する。同様に、ボルトB2の先端を送りローラ駆動軸30に当接して送りローラー32を固定する。)。
【符号の説明】
【0026】
L ラミネータ
1 被加工材
2 被覆シート
3 送りローラー(移送手段)
31 一方側送りローラー
32 他方側送りローラー
4 供給手段
5 一方側押えローラー
5’ 他方側押えローラ
6 一方側支持体
6’ 他方側支持体
7 一方側昇降手段
7’ 他方側昇降手段
8 一方側X方向進退手段
8’ 他方側X方向進退手段
9 一方側角度調整手段
9’ 他方側角度調整手段
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2023-07-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項2】
被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記
被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータの貼着方法で
あって、
前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、
この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シート
を供給する供給手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前記被加工材
から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方側押えロー
ラーと、
この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持する複数の一方側
支持体と、
この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を垂直方向のZ方
向に昇降する一方側昇降手段と、
前記複数の一方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する一
方側X方向進退手段と、
前記複数の一方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で
構成される二次元平面において、前記一方側押えローラーの角度を調整する一方側角度調
整手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材
から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えロー
ラーと、
この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側
支持体と、
この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を昇降する他方側
昇降手段と、
前記複数の他方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する他
方側X方向進退手段と、
前記複数の他方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で
構成される二次元平面において、前記他方側押えローラーの角度を調整する他方側角度調
整手段とを備え、
前記複数の送りローラーは、供給される前記被加工材を正面に見た場合、右に前記一
方側送りローラーと左に前記他方側送りローラーとの一対の送りローラーが前後方向に一
定間隔で複数配置され、
前記一対の送りローラーは、送りローラ駆動軸に固定手段により固定されるものであ
り、
前記被加工材の幅W1’の時の前記一対の送りローラー間の距離W1(W1’>W1
)であり、
前記被加工材の幅W2’(W1’>W2’)の時の前記一対の送りローラー間の距離
W2(W1>W2)であり、
方側複数の送りローラーは、前記他方側複数の送りローラー毎に複数の他方側送りローラー支持体により支持され、
前記一方側昇降手段を利用して前記複数の一方側支持体を下降させ、作業者が前記送
りローラ駆動軸の前記固定手段による前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業がで
きる位置の高さに移動させる
ことを特徴とするラミネータの貼着方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項4】
被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接すると共に、前記被加工材に当接した前記
被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧して貼り付けるラミネータであって、
前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、
この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シート
を供給する供給手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前記被加工材
から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方側押えロー
ラーと、
この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持する複数の一方側
支持体と、
この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支持体を垂直方向のZ方
向に昇降する一方側昇降手段と、
前記複数の一方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退するX
方向進退手段と、
前記複数の一方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で
構成される二次元平面において、前記一方側押えローラーの角度を調整する一方側角度調
整手段と、
前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材
から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えロー
ラーと、
この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側
支持体と、
この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を垂直方向のZ方
向に昇降する他方側昇降手段と、
前記複数の他方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する他
方側X方向進退手段と、
前記複数の他方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で
構成される二次元平面において、前記他方側押えローラーの角度を調整する他方側角度調
整手段とを備え、
前記複数の送りローラーは、供給される前記被加工材を正面に見た場合、右に前記一
方側送りローラーと左に前記他方側送りローラーとの一対の送りローラーが前後方向に一
定間隔で複数配置され、
前記一対の送りローラーは、送りローラ駆動軸に固定手段により固定されるものであ
り、
前記被加工材の幅W1の時の前記一対の送りローラー間の距離w1(W1>w1)で
あり、
前記被加工材の幅W2(W1>W2)の時の前記一対の送りローラー間の距離w2(
W2>w2)であり、
方側複数の送りローラーは、前記他方側複数の送りローラー毎に複数の他方側送りローラー支持体により支持され、
前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業時、前記送りローラ駆動軸の前記固定
手段による前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させ
る前記一方側昇降手段を制御する一方側昇降制御手段を備えている
ことを特徴とするラミネータ。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
また、請求項2記載のラミネータの貼着方法は、被加工材に接着剤付きの被覆シート
を当接すると共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向か
って押圧して貼り付けるラミネータの貼着方法であって、前記被加工材を移送する複数の
送りローラーと、この送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前
記被覆シートを供給する供給手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の
長手方向の一方側に前記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シー
トを押える複数の一方側押えローラーと、この複数の一方側押えローラーを前記一方側押
えローラー毎に支持する複数の一方側支持体と、この複数の一方側支持体を前記一方側支
持体毎に前記一方側支持体を垂直方向のZ方向に昇降する一方側昇降手段と、前記複数の
一方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断するX方向に進退する一方側X方向進退
手段と、前記複数の一方側支持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方
向で構成される二次元平面において、前記一方側押えローラーの角度を調整する一方側角
度調整手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前
記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方
側押えローラーと、この複数の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持す
る複数の他方側支持体と、この複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支
持体を昇降する他方側昇降手段と、前記複数の他方側支持体毎に前記被加工材の長手方向
を横断するX方向に進退する他方側X方向進退手段と、前記複数の他方側支持体毎にX方
向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記
他方側押えローラーの角度を調整する他方側角度調整手段とを備え、前記複数の送りロー
ラーは、供給される前記被加工材を正面に見た場合、右に前記一方側送りローラーと左に
前記他方側送りローラーとの一対の送りローラーが前後方向に一定間隔で複数配置され、
前記一対の送りローラーは、送りローラ駆動軸に固定手段により固定されるものであり、
前記被加工材の幅W1’の時の前記一対の送りローラー間の距離W1(W1’>W1)で
あり、前記被加工材の幅W2’(W1’>W2’)の時の前記一対の送りローラー間の距
離W2(W1>W2)であり、方側複数の送りローラーは、前記他方側複数の送りローラー毎に複数の他方側送りローラー支持体により支持され、前記一方側昇降手段を利用して前記複数の一方側支持体を下降させ、作業者が前記送りローラ駆動軸の前記固定手段による前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させるものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
また、請求項4記載のラミネータは、被加工材に接着剤付きの被覆シートを当接する
と共に、前記被加工材に当接した前記被覆シートの上から前記被加工材に向かって押圧し
て貼り付けるラミネータであって、前記被加工材を移送する複数の送りローラーと、この
送りローラーにより移送される前記被加工材に前記接着剤付きの前記被覆シートを供給す
る供給手段と、前記送りローラーにより移送される前記被加工材の長手方向の一方側に前
記被加工材から離間して設けられ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の一方
側押えローラーと、この複数の一方側押えローラーを前記一方側押えローラー毎に支持す
る複数の一方側支持体と、この複数の一方側支持体を前記一方側支持体毎に前記一方側支
持体を垂直方向のZ方向に昇降する一方側昇降手段と、前記複数の一方側支持体毎に前記
被加工材の長手方向を横断するX方向に進退するX方向進退手段と、前記複数の一方側支
持体毎にX方向とこのX方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面に
おいて、前記一方側押えローラーの角度を調整する一方側角度調整手段と、前記送りロー
ラーにより移送される前記被加工材の長手方向の他方側に前記被加工材から離間して設け
られ、前記被加工材上の前記被覆シートを押える複数の他方側押えローラーと、この複数
の他方側押えローラーを前記他方側押えローラー毎に支持する複数の他方側支持体と、こ
の複数の他方側支持体を前記他方側支持体毎に前記他方側支持体を垂直方向のZ方向に昇
降する他方側昇降手段と、前記複数の他方側支持体毎に前記被加工材の長手方向を横断す
るX方向に進退する他方側X方向進退手段と、前記複数の他方側支持体毎にX方向とこの
X方向に直交する垂直方向であるZ方向で構成される二次元平面において、前記他方側押
えローラーの角度を調整する他方側角度調整手段とを備え、前記複数の送りローラーは、
供給される前記被加工材を正面に見た場合、右に前記一方側送りローラーと左に前記他方
側送りローラーとの一対の送りローラーが前後方向に一定間隔で複数配置され、前記一対
の送りローラーは、送りローラ駆動軸に固定手段により固定されるものであり、前記被加
工材の幅W1の時の前記一対の送りローラー間の距離w1(W1>w1)であり、前記被
加工材の幅W2(W1>W2)の時の前記一対の送りローラー間の距離w2(W2>w2
)であり、方側複数の送りローラーは、前記他方側複数の送りローラー毎に複数の他方側送りローラー支持体により支持され、前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業時、前記送りローラ駆動軸の前記固定手段による前記一対の送りローラーの左右間隔の広狭作業ができる位置の高さに移動させる前記一方側昇降手段を制御する一方側昇降制御手段を備えているものである。