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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101680
(43)【公開日】2024-07-30
(54)【発明の名称】内窓
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/264 20060101AFI20240723BHJP
   E06B 5/00 20060101ALI20240723BHJP
   E06B 1/04 20060101ALI20240723BHJP
【FI】
E06B9/264 A
E06B5/00 B
E06B1/04 Z
E06B9/264 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023005724
(22)【出願日】2023-01-18
(71)【出願人】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】服部 智弥
【テーマコード(参考)】
2E043
2E239
【Fターム(参考)】
2E043AA01
2E043AA04
2E043AB03
2E043BC01
2E239AB08
(57)【要約】
【課題】日射遮蔽材を容易に操作可能な内窓を提供すること。
【解決手段】建物の開口部9に配置される外窓2の室内側に配置される内窓1は、開口部9に沿って配置される額縁4の内周側に配置される枠体10と、枠体10内に配置される障子100と、枠体10又は枠体10及び額縁4の間に設けられた遮蔽部6を介して、枠体10の室外側に設置された建材3を操作可能な操作部35と、を備える。操作部35は、枠体10又は遮蔽部6に設けられた貫通孔115、61を挿通して室内側へ引き込まれていることが好ましい。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の開口部に配置される外窓の室内側に配置される内窓であって、
前記開口部に沿って配置される額縁の内周側に配置される枠体と、
前記枠体内に配置される障子と、
前記枠体又は前記枠体及び前記額縁の間に設けられた遮蔽部を介して、前記枠体の室外側に設置された建材を操作可能な操作部と、を備えた内窓。
【請求項2】
前記操作部は、前記枠体又は前記遮蔽部に設けられた貫通孔を挿通して室内側へ引き込まれている、請求項1に記載の内窓。
【請求項3】
前記建材は、日射しを遮蔽する日射遮蔽材である、請求項1又は2に記載の内窓。
【請求項4】
前記枠体は、前記開口部の上方で見付方向に延びる上枠と、前記開口部の下方で見付方向に延びる下枠と、前記上枠及び前記下枠の見付方向の両端部を接続し、上下方向に延びる一対の縦枠と、を有し、
前記操作部は、前記上枠に設けられている、請求項1又は2に記載の内窓。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内窓に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物の開口部に配置された外窓の室内側に内窓を配置し、内窓の室外側にブラインドやロールスクリーン等の日射遮蔽材を設けて、遮熱性や断熱性を向上させた内窓が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-38813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内窓の窓枠の外側に日射遮蔽材を配置させた場合、日射遮蔽材を昇降させたり開閉させたりする操作を、内窓の障子を移動させ、開けた後で操作する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、建物の開口部に配置される外窓の室内側に配置される内窓であって、前記開口部に沿って配置される額縁の内周側に配置される枠体と、前記枠体内に配置される障子と、前記枠体又は前記枠体及び前記額縁の間に設けられた遮蔽部を介して、前記枠体の室外側に設置された建材を操作可能な操作部と、を備えた内窓に関する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本実施形態の二重窓を室内側から視た正面図である。
図2】本実施形態の二重窓を縦断面の模式図である。
図3】本実施形態の二重窓の横断面の模式図である。
図4】他の実施形態の二重窓の縦断面の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1~3に示すように、本実施形態では、建物の開口部9に二重窓300が設置され、二重窓300は、外窓2と、日射遮蔽材付内窓5と、額縁4と、により構成されている。日射遮蔽材付内窓5は、外窓2の室内側に配置され、内窓1と、建材としての日射遮蔽材3と、を有する。外窓2及び内窓1は、それぞれが引き違い窓である。
【0008】
本明細書において、左右方向とは、二重窓300を正面側から視た左右に延びる方向を言う。上下方向とは、天地方向を言う。見込方向とは、室内側と室外側を結ぶ二重窓300の奥行方向を言う。見付方向とは、二重窓300を正面から視た場合の部材の幅の方向であって、正面視の左右方向について言う。
【0009】
外窓2は、建物の開口部9に配置され、躯体90に固定されて建物の室外と室内側を開閉可能に仕切っている。外窓2は、図2に示すように、外窓枠体20と、外窓枠体20の内側に開閉可能に配置される外窓障子200と、網戸230と、を有する。
【0010】
外窓枠体20は、上枠21、下枠22、一対の縦枠23により四周に枠組みされている。外窓枠体20は、躯体90から一部が室外側に突出するように配置されている。
【0011】
上枠21は、開口部9の上方で見付方向に延び、上方に配置される。上枠21は、上面側から下方に向かって突出し、見付方向に延びるレール21aを有する。レール21aには、後述する上框211が係合する。
【0012】
下枠22は、開口部9の下方で見付方向に延び、下方に配置される。下枠22は、下面側から上方に向かって突出し、見付方向に延びるレール22a、22bを有する。レール22aには、後述する下框212が係合する。レール22bには、後述する網戸230が係合する。下枠22は、室外側の上面223が低く、室内側の上面224が高い階段状の段差が形成されている。これらの上面223、224の下側には、見付方向に延びる方形筒状のホロー構造が室内外に並ぶように形成されている。
【0013】
一対の縦枠23は、図3に示すように、上枠21及び下枠22の見付方向の端部を接続するように、開口部9に沿って上下方向に延びる。
【0014】
網戸230は、外窓枠体20の最も外側に配置される。網戸230は下枠22のレール22bに係合して左右に移動可能に取り付けられている。
【0015】
外窓障子200は、外窓枠体20の内周側に配置される。外窓障子200は、室外側に配置される外障子201と、室内側に配置される内障子202と、を有し、左右に移動可能に配置される。外障子201及び内障子202のそれぞれが、框210と、ガラス材220と、を有する。框210は、上框211、下框212、一対の縦框213により四周に枠組みされている。上框211は、見付方向に延び、上方に配置される。下框212は、見付方向に延び、下方に配置される。下框212は、内部に下枠22のレール22aに係合可能な戸車2123を有する。一対の縦框213は、上框211及び下框212の見付方向の端部を接続するように、上下方向に延びる。ガラス材220は、框210の枠体内に配置される。
【0016】
額縁4は、外窓2の室内側に配置され、開口部9に沿って、開口部9の四周を覆うように配置される。額縁4は、躯体90に固定されるとともに、開口部9から室内側に若干突出している。額縁4は、板状の部材により構成され、開口部9の上部で見付方向に延びる上額縁41と、下部で見付方向に延びる下額縁42と、上額縁41及び下額縁42の見付方向の端部を接続して上下に延びる縦額縁43と、を有する。
【0017】
内窓1は、図2及び図3に示すように、外窓2の室内側に外窓2から見込方向に間を空けて配置される。内窓1は、額縁4の内周に固定され、室内側に部分的に突出するように配置される。内窓1は、枠体としての内窓枠体10と、内窓枠体10内に配置される障子としての内窓障子100と、を有する。
【0018】
内窓枠体10は、開口部9の室内側で額縁4の内周側に配置され、上枠11、下枠12、及び一対の縦枠13により四周に枠組みされている。
【0019】
上枠11は、開口部9の上方で見付方向に延びる。上枠11は、上面が上額縁41の下面に沿って配置される。上枠11は、レール11aと、貫通孔としての操作部貫通孔115と、を有する。レール11aは、上枠11の上面側から下方に向かって突出し、見付方向に延びる。レール11aには、後述する上框111が係合する。
【0020】
操作部貫通孔115は、上枠11の室外側と室内側を見込方向に貫通して形成されている。図2及び図3に示すように、操作部貫通孔115は、上枠11に形成された室外側開口115aと室内側開口115bとの間に延びている。室外側開口115aは、上枠11の最も室外側の面に形成される。室内側開口115bは、上枠11内の室内側寄りの位置で、レール11aより室外側に形成される。
【0021】
下枠12は、開口部9の下方で見付方向に延びる。下枠12は、下面が下額縁42の上面に沿って配置される。下枠12は、下面側から上方に向かって突出し、見付方向に延びるレール12aを有する。レール12aには、後述する下框112が係合する。
【0022】
一対の縦枠13は、上枠11及び下枠12の見付方向の両端部を接続するように、上下方向に延びる。一対の縦枠13は、図3に示すように、室外側の外周側の面が縦額縁43の室内側の見込面に沿って配置される。
【0023】
内窓障子100は、内窓枠体10の内周側に配置される。内窓障子100は、室外側に配置される外障子101と、室内側に配置される内障子102と、を有し、左右に移動可能に配置される。外障子101及び内障子102のそれぞれが、框110と、ガラス材120と、を有する。框110は、上框111、下框112、一対の縦框113により四周に枠組みされている。上框111は、見付方向に延び、上方に配置される。下框112は、見付方向に延び、下方に配置される。下框112は、内部に下枠12のレール12aに係合可能な戸車1123を有する。一対の縦框113は、上框111及び下框112の見付方向の端部を接続するように、上下方向に延びる。ガラス材120は、框110の枠体内に配置される。内窓1のガラス材120は、室内側と室外側に間を空けて配置されるペアガラスである。
【0024】
日射遮蔽材3は、本実施形態では、所謂ブラインドである。図2及び図3に示すように、日射遮蔽材3は、内窓1の室外側に配置されて屋外からの日射しを遮蔽する。図2及び図3は、日射遮蔽材3を実線で表した模式的な断面図である。日射遮蔽材3は、ヘッドボックス31と、複数のスラット32と、ボトムレール33と、ラダーコード34と、操作部35と、を有する。
【0025】
ヘッドボックス31は、ブラケット31aを介して上額縁41に固定されている。図1及び図3に示すように、ヘッドボックス31は、長手方向が内窓1の見付方向に沿って延びる略直方体の形状を有し、下方が開口している。ヘッドボックス31は、内部に後述するスラット32を収納可能な凹部をする。またヘッドボックス31内には、後述する複数のスラット32を連結する操作部35の昇降コード352を巻き取る軸部311が配置されている。
【0026】
複数のスラット32は、薄い板状の部材である。複数のスラット32は、長手方向が内窓の見付方向に沿って延び、幅方向が内窓1と外窓2との間に配置可能な寸法を有する。
【0027】
ボトムレール33は、上下に並んで配置される複数のスラット32の最下段に配置される板状の部材である。ボトムレール33は、スラット32よりも厚く剛性の高い部材で構成される。ボトムレール33は、ヘッドボックス31に対向して配置される。また、日射遮蔽材3を降ろして閉じた状態では、ボトムレール33は、下額縁42に対向する位置に配置される。
【0028】
ラダーコード34は、複数のスラット32の幅方向の一方と他方側で、複数のスラット32を上下方向に連結しながら延びる2本一対の縦紐である。ラダーコード34は、ヘッドボックス31内に収容された不図示のギアに接続されている。ラダーコード34は、スラット32の長手方向の一方と他方に間を空けて配置されており、一枚のスラット32に二対配置される。
【0029】
操作部35は、内窓枠体10を介して内窓枠体10の室内側の位置に配置される。操作部35は、複数のスラット32を昇降及び開閉させる操作を行う機構である。本実施形態の操作部35は、所謂ワンポール方式で構成され、複数のスラット32の昇降と開閉を一本の軸内にまとめられた操作部35で行えるようになっている。操作部35は、内窓障子100の上端よりも上方、すなわち上枠11に設けられており、内窓枠体10の上枠11に設けられた操作部貫通孔115を挿通して室内側へ引き込まれている。室内側に配置された操作部35を操作することで、内窓1の室外側に配置された日射遮蔽材3が操作される。操作部35は、操作棒351と、昇降コード352と、を有する。
【0030】
操作棒351は、内部が中空の筒状に形成され、内側の中空部を後述する昇降コード352が挿通している。操作棒351は、挿通部3511と、下垂部3512と、を有する。
【0031】
挿通部3511は、上枠11の操作部貫通孔115を挿通し、日射遮蔽材3から室内側へ延びる。挿通部3511は、ヘッドボックス31から延出して操作部貫通孔115の室外側開口115aから上枠11内に挿入される。挿通部3511は、操作部貫通孔115の室内側開口115bまで延び、下垂部3512に連続する。
【0032】
下垂部3512は、挿通部3511の室内側の端部から外障子101の室内側に下垂する。下垂部3512は、図3に示すように、縦枠13に設けられたホルダ353に保持されて下垂している。下垂部3512は、筒状の本体3512aと、本体3512aに連結されたグリップ3512bを有する。グリップ3512bは、ヘッドボックス31内に収容されたラダーコード34用の不図示のギアに接続され、回転可能に本体3512aに取り付けられている。グリップ3512bを左右に回転するようにひねることで、グリップ3512bと連動するギアにより、2本一対のラダーコード34の一方が上昇、他方が下降するように移動する。これにより、複数のスラット32の傾斜角度を調整可能に接続されている。
【0033】
昇降コード352は、一端がボトムレール33に固定される。昇降コード352の他端は、操作棒351内を挿通して室内側へ延出している。昇降コード352の一端と他端の間の部分は、複数のスラット32に設けられた貫通孔を挿通しながら、ヘッドボックス31の軸部311に掛け回されている。昇降コード352の他端に設けられた掴み部352aを掴んで昇降コード352を操作すると、昇降コード352が軸部311に巻き上げられたり巻き下ろされたりして、ボトムレール33及び複数のスラット32が昇降するように構成されている。
【0034】
なお、操作部35の外周と上枠21の操作部貫通孔115の内周との間は、少なくとも室内側では、スポンジやシリコンコーキング、樹脂製のリング等のクッション材を圧入する等して気密性を確保する。
【0035】
本実施形態によれば、建物の開口部9に配置される外窓2の室内側に内窓1を配置させた。内窓1を、開口部9に沿って配置される額縁4の内周側に配置される内窓枠体10と、内窓枠体10内に配置される障子100と、内窓枠体10を介して、内窓枠体10の室外側に設置された日射遮蔽材3を操作可能な操作部35と、を含んで構成した。室外側から室内側へ外窓2、日射遮蔽材3、内窓1の順に並んで配置されているので、外窓2及び日射遮蔽材3の間と、日射遮蔽材3及び内窓1の間にそれぞれ空気層が形成され、日射遮蔽材3を挟んで二重の空気層が形成される。これにより、遮熱性や断熱性が向上し、室内を所望の温度に維持するための熱効率が向上して快適な室内空間を高い熱効率で提供できる。このとき、操作部35が内窓障子の室外側から室内側へ挿通されているので、内窓1を開けなくても、室内側で操作部35の操作を容易に行うことができる。日射遮蔽材3を昇降させたり角度を変えたりする際に、内窓1を開かなくてよくなるので、室内の温度に影響がなく、熱効率が向上する。
【0036】
本実施形態によれば、操作部35を、内窓枠体10に設けられた操作部貫通孔115を挿通して室内側へ引き込んだ。これにより、内窓障子100を開ける操作をしなくても日射遮蔽材3を操作することが可能になる。よって、上記と同様の効果を奏する。
【0037】
本実施形態によれば、建材を、日射しを遮蔽する日射遮蔽材3により構成した。これにより、外窓2及び日射遮蔽材3の間と、日射遮蔽材3及び内窓1の間にそれぞれ空気層が形成され、日射遮蔽材3を挟んで二重の空気層が形成される。よって、遮熱性や断熱性が向上し、室内を所望の温度に維持するための熱効率が向上して快適な室内空間を高い熱効率で提供でき、上記と同様の効果を奏する。
【0038】
本実施形態によれば、内窓枠体10を、開口部9の上方で見付方向に延びる上枠11と、開口部9の下方で見付方向に延びる下枠12と、上枠11及び下枠12の見付方向の両端部を接続し、上下方向に延びる一対の縦枠13と、を含んで構成し、操作部35を、上枠11に設けた。操作部が上枠11の内部を貫通しているので、操作部35内の昇降コード352等を、日射遮蔽材3の上部に配置したヘッドボックス31から自然に下垂させることができる。日射遮蔽材3の部品の位置を変えたり、操作部35を迂回させる等の余剰の配置をせずに、効率的に日射遮蔽材3を内窓1に設けることができ、ひいては内窓1の周囲の空間を効率的に用いることができる。
【0039】
本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれる。例えば、図4に示すように、上枠11と上額縁41との間に通路を形成してクッション材等で気密に構成した遮蔽部6を設け、遮蔽部6に、操作部35Aを挿通させることが可能な操作部貫通孔61を形成してもよい。そして、操作部35Aを操作部貫通孔61に挿通させて室内側へ引き込み、遮蔽部6を介して、日射遮蔽材3を操作可能に構成してもよい。この構成によっても、上記と同様の効果を奏する。
【0040】
また、上記実施形態では操作部35は、日射遮蔽材3に設けられた昇降コード352等を含む操作部35を室内側へ引き込むように構成した。しかし、日射遮蔽材の操作部と連結可能な操作部を内窓に備え、内窓側の操作部を日射遮蔽材の操作部と連結するように構成してもよい。
【0041】
また、上記実施形態では、建材として、日射しを遮蔽する日射遮蔽材3を例に説明した。建材は、日射遮蔽材に限定されない。例えば、結露を防止したり湿度を調節したりする部材であってもよい。
【0042】
また、上記実施形態では、操作部35を、昇降コード352が操作棒351内を挿通するワンポール方式で説明したが、操作部35の構成は上記に限定されない。例えば、昇降コードと操作棒が別々に室内側へ延びるように構成してもよい。あるいは、ループ式のコードで昇降と開閉の両方の操作を行うように構成してもよい。
【0043】
また、上記実施形態では、内窓1を引き違い窓として説明したが、内窓1はどのような窓であってもよい。例えば、開き窓でもよく、FIX窓でもよい。
【0044】
また、上記実施形態では、日射遮蔽材としてブラインドを例に説明した。日射遮蔽材は、例えば、ロールスクリーンやハニカムスクリーン等であってもよい。日射遮蔽材の種類は特に限定されない。
【0045】
また、上記実施形態では、操作部が上枠21の内部を貫通する構成を例に説明した。しかし、例えば、縦枠に操作部貫通孔を形成して縦枠の上部で室内へ引き込まれるように構成してもよい。縦枠に操作部貫通孔を形成する場合は、障子よりも上方に形成することが好ましい。
【符号の説明】
【0046】
1 内窓、 2 外窓、 3 日射遮蔽材(建材)、 4 額縁、6 遮蔽部、 9 開口部、 10 内窓枠体(枠体)、 11 上枠、 12 下枠、 13 縦枠、 35 操作部、61 操作部貫通孔(貫通孔)、 100 内窓障子(障子)、 115 操作部貫通孔(貫通孔)
図1
図2
図3
図4