(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024010185
(43)【公開日】2024-01-23
(54)【発明の名称】アンテナシステムおよびデータ処理方法
(51)【国際特許分類】
H04B 7/185 20060101AFI20240116BHJP
H01Q 3/02 20060101ALI20240116BHJP
【FI】
H04B7/185
H01Q3/02
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023190095
(22)【出願日】2023-11-07
(62)【分割の表示】P 2020540747の分割
【原出願日】2019-01-24
(31)【優先権主張番号】201810076732.7
(32)【優先日】2018-01-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】弁理士法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シャオ,ジンフアン
(72)【発明者】
【氏名】チェン,シャオウェン
(72)【発明者】
【氏名】シャオ,ロンジエン
(72)【発明者】
【氏名】ゴン,ダーガン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】アンテナシステム及びデータ処理方法を提供する。
【解決手段】移動機器に設けられて、移動機器と通信衛星との通信接続に用いられ、制御手段と、制御手段に接続される処理手段と、情報収集手段と、受送信手段とを含むアンテナシステムであって、情報収集手段は、移動機器情報及びアンテナ姿勢情報を収集するように構成され、受送信手段は、通信衛星を介してデータ要求命令を受信するように構成され、制御手段は、要求内容、移動機器情報、及びアンテナ姿勢情報を処理手段に送信するように構成され、処理手段は、要求内容に対応する送信対象データを得て送信対象データを受送信手段によって通信衛星に送信するように構成される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動機器に設けられ、前記移動機器と通信衛星との通信接続に用いられ、制御手段と、前記制御手段に接続される処理手段と、情報収集手段と、受送信手段とを含むアンテナシステムであって、
前記処理手段と前記受送信手段との間で通信接続が行われ、
前記情報収集手段は、移動機器情報およびアンテナ姿勢情報を収集し、収集した前記移動機器情報および前記アンテナ姿勢情報を前記制御手段に送信するように構成され、
前記受送信手段は、前記通信衛星を介してデータ要求命令を受信し、前記データ要求命令を前記制御手段に送信するように構成され、前記データ要求命令に前記処理時間と要求内容が載せられ、
前記制御手段は、前記データ要求命令に応じて前記要求内容と前記処理時間を決定し、前記処理時間が到来すると、前記要求内容、前記移動機器情報、および前記アンテナ姿勢情報を前記処理手段に送信するように構成され、
前記処理手段は、前記要求内容に応じて、前記移動機器情報および前記アンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで、前記要求内容に対応する送信対象データを得て、前記送信対象データを前記受送信手段によって前記通信衛星に送信するように構成される、アンテナシステム。
【請求項2】
前記処理手段は、さらに、前記移動機器情報と前記アンテナ姿勢情報から前記要求内容に対応する処理対象情報を選別し、前記要求内容に応じて、前記処理対象情報に対して処理を行うことで、前記送信対象データを得るように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記データ要求命令に送信時間が載せられ、
前記受送信手段は、さらに、送信時間が到来すると、前記送信対象データを前記通信衛星に送信するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記情報収集手段は、
前記移動機器情報を収集するように構成される移動機器収集手段と、
前記アンテナ姿勢情報を収集するように構成されるアンテナ姿勢収集手段と、を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記アンテナ姿勢情報が変化したと決定されると、前記アンテナ姿勢情報を調整するように構成されるアンテナ調整手段を、さらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記アンテナ調整手段は、モーター駆動手段と、ステッピングモーター手段と、を含み、
前記制御手段は、さらに、前記アンテナ姿勢情報が変化したと判断されると、前記アンテナ姿勢情報に応じて、モーター駆動手段にモーターを駆動するための回転角度情報および制御命令を送信するように構成され、
前記モーター駆動手段は、さらに、前記回転角度情報をモーター駆動パルスに変換し、前記モーター駆動パルスを前記ステッピングモーター手段に送信するように構成され、
前記ステッピングモーター手段は、さらに、前記モーター駆動パルスに応じて、前記アンテナ姿勢情報を調整するように構成される、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記受送信手段は、さらに、現在伝送路情報を前記処理手段に送信するように構成され、
前記処理手段は、さらに、前記現在伝送路情報に対して処理を行うことで、処理された前記現在伝送路情報を前記受送信手段によって前記通信衛星に送信するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
移動機器に設けられ、前記移動機器と通信衛星との通信接続に用いられ、制御手段と、前記制御手段に接続される処理手段と、情報収集手段と、記憶手段と、受送信手段とを含むアンテナシステムであって、
前記処理手段と前記受送信手段との間で通信接続が行われ、
前記情報収集手段は、移動機器情報およびアンテナ姿勢情報を収集し、収集した前記移動機器情報および前記アンテナ姿勢情報を前記制御手段に送信するように構成され、
前記受送信手段は、前記通信衛星を介してデータ要求命令を受信し、前記データ要求命令を前記制御手段に送信するように構成され、前記データ要求命令に前記処理時間と要求内容が載せられ、
前記制御手段は、前記データ要求命令に応じて前記要求内容と前記処理時間を決定し、前記処理時間が到来しないと、前記移動機器情報と前記アンテナ姿勢情報を前記記憶手段に送信し、前記処理時間が到来すると、前記処理手段に前記要求内容を送信するように構成され、
前記処理手段は、前記要求内容に応じて、前記記憶手段から対応する前記移動機器情報と前記アンテナ姿勢情報を取得し、前記要求内容に応じて、前記移動機器情報および前記アンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで、前記要求内容に対応する送信対象データを得て、前記送信対象データを前記受送信手段によって前記通信衛星に送信するように構成される、アンテナシステム。
【請求項9】
アンテナシステムに適用されるデータ処理方法であって、
通信衛星を介してデータ要求命令を受信するステップであって、前記データ要求命令に処理時間と要求内容が載せられるステップと、
前記データ要求命令に応じて、前記処理時間と前記要求内容を決定するステップと、
前記要求内容に対応する移動機器情報とアンテナ姿勢情報を取得するステップと、
処理時間が到来すると、要求内容に応じて、前記移動機器情報と前記アンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで前記要求内容に対応する送信対象データを得るステップと、
前記送信対象データを前記通信衛星に送信するステップと、を含むデータ処理方法。
【請求項10】
前記データ要求命令に応じて、処理時間と要求内容を決定するステップは、
前記処理時間と前記要求内容が載せられている前記データ要求命令から、前記処理時間と前記要求内容を取得するステップを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記アンテナ姿勢情報は、角速度、加速度、磁界強度のうちの少なくとも1つを含むか、または、
前記移動機器情報は、移動機器の動き軌跡情報、移動機器の温度・湿度情報、移動機器の環境情報、警告情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記要求内容に対応する移動機器情報とアンテナ姿勢情報を取得するステップの後に、
前記アンテナ姿勢情報が変化したと判断されると、前記アンテナ姿勢情報を調整するステップを、さらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
処理時間が到来すると、要求内容に応じて、前記移動機器情報と前記アンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで前記要求内容に対応する送信対象データを得るステップは、
前記処理時間が到来すると、前記アンテナシステムは、ニューラルネットワークモデルを用いて、前記移動機器情報と前記アンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで、前記要求内容に対応する送信対象データを得るステップであって、前記要求内容は走行距離であり、前記移動機器情報は、開始位置から終了位置までの走行軌跡を含み、前記送信対象データは、開始位置から終了位置までの走行距離を含むステップを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記送信対象データを前記通信衛星に送信するステップは、
前記アンテナシステムは、送信対象データに符号化を行ってから、符号化された送信対象データをLバンドのデータに変調し、前記LバンドのデータをRF信号に変調し、前記RF信号を通信衛星RFアンテナを介して前記通信衛星に送信するステップを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
コンピュータープログラムが記憶され、アンテナシステムに適用されるコンピューター読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータープログラムが、プロセッサに請求項9乃至請求項14のうちのいずれか1項に記載の方法を実行させるプログラムであるコンピューター読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信衛星通信技術に関する。
【背景技術】
【0002】
通信技術の高速発展に伴って、通信方式も多様化されている。その中で、衛星通信は、広いカバー範囲、陸域の災害の影響を受けにくいこと、便利なチャネル条件、速い建設速度、モバイル通信を支援する等の特徴を有するために船舶等の移動機器に汎用されている。船舶に「動中通」通信衛星アンテナを設置すると、船舶は通信衛星を介して、他の機器との通信接続を確立することができ、通信品質を大幅に向上させる。
【0003】
船舶監視部門と陸域通信衛星通信事業者が船舶の動き軌跡またはアンテナ姿勢情報を監視する必要がある時、「動中通」通信衛星アンテナにより収集された船舶動き軌跡またはアンテナ姿勢情報を、通信衛星を介して船舶監視部門と陸域通信衛星通信事業者へ送信する。
【0004】
しかしながら、同期軌道通信衛星中継器の伝送用帯域幅リソースは限られており、上記方法で船舶動き軌跡またはアンテナ姿勢情報を伝送すると大量の通信衛星帯域幅リソースを無駄にする。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施例によると、移動機器に設けられ、前記移動機器と通信衛星との通信接続に用いられ、制御手段と、前記制御手段に接続される処理手段と、情報収集手段と、受送信手段とを含むアンテナシステムであって、前記処理手段と前記受送信手段との間で通信接続が行われ、前記情報収集手段は、移動機器情報およびアンテナ姿勢情報を収集し、収集した前記移動機器情報および前記アンテナ姿勢情報を前記制御手段に送信するように構成され、前記受送信手段は、前記通信衛星を介してデータ要求命令を受信し、前記データ要求命令を前記制御手段に送信するように構成され、前記制御手段は、前記データ要求命令に応じて要求内容と処理時間を決定し、前記処理時間が到来すると、前記要求内容、前記移動機器情報、および前記アンテナ姿勢情報を前記処理手段に送信するように構成され、前記処理手段は、前記要求内容に応じて、前記移動機器情報および前記アンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで、前記要求内容に対応する送信対象データを得て、前記送信対象データを前記受送信手段によって前記通信衛星に送信するように構成されたアンテナシステムを提供する
本開示の実施例によると、アンテナシステムに適用されるデータ処理方法であって、通信衛星を介してデータ要求命令を受信するステップと、前記データ要求命令に応じて、処理時間と要求内容を決定するステップと、前記要求内容に対応する移動機器情報とアンテナ姿勢情報を取得するステップと、処理時間が到来すると、要求内容に応じて、前記移動機器情報と前記アンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで前記要求内容に対応する送信対象データを得るステップと、前記送信対象データを前記通信衛星に送信するステップと、を含むデータ処理方法を提供する。
【0006】
本開示の実施例によると、コンピュータープログラムが記憶され、アンテナシステムに適用されるコンピューター読み取り可能な記憶媒体であって、当該コンピュータープログラムがプロセッサによって実行されると、上述したデータ処理方法を実現するコンピューター読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本開示の実施例によるアンテナシステムの構造を示す図である。
【
図2】本開示の実施例によるアンテナシステムの他の構造を示す図である。
【
図3】本開示の実施例によるアンテナシステムの他の構造を示す図である。
【
図4】本開示の実施例によるアンテナシステムの他の構造を示す図である。
【
図5】本開示の実施例によるアンテナシステムの他の構造を示す図である。
【
図6】本開示の実施例によるアンテナシステムの他の構造を示す図である。
【
図7】本開示の実施例によるアンテナシステムのさらに他の構造を示す図である。
【
図8】本開示の実施例によるデータ処理方法を示すフローチャートである。
【
図9】本開示の実施例によるデータ処理方法の他のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施例における図面を結合して本開示の実施例に係わる技術案を明確且つ完全に説明する。
【0009】
本開示の実施例において、アンテナシステム1を提供する。
図1に示すように、アンテナシステム1は移動機器に設けられ、前記移動機器は前記アンテナシステム1を介して通信衛星と通信接続を行う。前記アンテナシステム1は、制御手段10と、前記制御手段10に接続される処理手段11と、情報収集手段12と、受送信手段13と、を含む。
【0010】
前記処理手段11と前記受送信手段12とは通信接続を行う。
【0011】
前記情報収集手段12は、移動機器情報およびアンテナ姿勢情報を収集し、収集した前記移動機器情報および前記アンテナ姿勢情報を前記制御手段10に送信するように構成される。
【0012】
前記受送信手段13は、前記通信衛星を介してデータ要求命令を受信し、前記データ要求命令を前記制御手段10に送信するように構成される。
【0013】
前記制御手段10は、前記データ要求命令に応じて要求内容と処理時間を決定し、前記処理時間が到来すると、前記要求内容、前記移動機器情報、前記アンテナ姿勢情報を前記処理手段11に送信するように構成される。
【0014】
前記処理手段11は、前記要求内容に応じて、前記移動機器情報および前記アンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで、前記要求内容に対応する送信対象データを得て、前記送信対象データを前記受送信手段13によって前記通信衛星に送信するように構成される。
【0015】
本開示の実施例において、通信衛星アンテナシステム1が移動機器に設けられる。移動機器としては、船舶、自動車、列車、飛行機等を含むことができ、移動機器は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0016】
本開示の実施例において、制御手段10は中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)であり、処理手段11はニューラルネットワークプロセッサ(NPU、Neural-network Process Units)である。
【0017】
本開示の実施例において、情報収集手段12は、慣性計測ユニット(IMU、Inertial Measurement Unit)と、グローバル・ポジショニング・システム(GPS、Global Positioning System)受信ユニットと、センサーユニットと、ネットワークカメラユニットと、船舶自動識別システム(AIS、Automatic Identification System)ユニット等を含む。情報収集手段12に含まれる構成部材は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0018】
本開示の実施例において、IMUは、アンテナの角速度、加速度、磁界強度等を含むアンテナ姿勢情報を取得するのに用いられる。前記アンテナ姿勢情報は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0019】
本開示の実施例において、GPS受信ユニットは、移動機器の動き軌跡の取得に用いられ、前記動き軌跡は、アンテナの地理経度緯度、高度等の情報を含む。前記移動機器の動き軌跡は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0020】
本開示の実施例において、センサーユニットは、湿度センサーと温度センサーとを含み、それぞれ移動機器の温度、湿度等の情報を監視するのに用いられる。前記センサーユニットは実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0021】
本開示の実施例において、ネットワークカメラユニットは、移動機器の環境と人物の活動情報とを記録するのに用いられる。前記ネットワークカメラユニットにより記録される情報は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0022】
本開示の実施例において、AISユニットは警告システムとして、主に所定の距離内で障害物が検出されると警告信号を発信し、これにより移動機器が他の物体に衝突することを防止することができる。
【0023】
本開示の実施例において、処理手段11は、ニューラルネットワークプロセッサ(NPU、Neural-network Process Unit)である。
【0024】
本開示の実施例において、受送信手段は、通信衛星変調復調手段と、ブロックアップコンバータ(BUC、Block Up-Converter)RF放出ユニットと、RFアンテナユニットと、低ノイズブロックダウンコンバータ(LNB、Low Noise Block)RF受信ユニットとを含み、通信衛星変調復調手段、BUC RF放出ユニット、RFアンテナユニットは、協働して送信機能を実現し、RFアンテナユニット、LNB RF受信ユニット、通信衛星変調復調手段は、協働して受信機能を実現する。
【0025】
本開示の実施例において、BUC RF放出ユニットは主に通信信号を反転させてから送信し、LNB RF受信ユニットは主に通信信号の前方受信を行い、RFアンテナユニットは主にBUCとLNBユニットからの空きデータ(air interface data)の受送信を行う。
【0026】
本開示の実施例において、通信衛星は、RFアンテナユニット、LNB RF受信ユニット、通信衛星変調復調手段によって、データ要求命令をCPUに送信する。CPUは、データ要求命令に応じて、要求された具体的な内容と処理時間を決定し、処理時間が到来すると、CPUは要求内容、情報収集手段12から収集された移動機器情報とアンテナ姿勢情報をNPUに送信する。NPUは、要求内容に応じて、移動機器情報とアンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで送信対象データを得て、最後に送信対象データを通信衛星変調復調手段、BUC RF放出ユニット、RFアンテナユニットによって通信衛星に送信する。
【0027】
本開示の実施例において、アンテナ姿勢情報はIMU手段によって取得され、主にアンテナの角速度、加速度、磁界強度等を含む。前記アンテナ姿勢情報は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0028】
本開示の実施例において、移動機器情報はGPS受信機ユニット、センサーユニット、ネットワークカメラユニット、AISユニットによって取得され、移動機器情報は移動機器の動き軌跡情報、移動機器の温度・湿度情報、移動機器の環境情報、警告情報等を含む。前記移動機器情報は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0029】
本開示の実施例において、NPUは、移動機器情報とアンテナ姿勢情報に対してモデリング処理および学習を行うことでデータ分析結果(送信対象データ)を得て、CPUの制御命令に応じて、データ分析結果を通信衛星変調復調手段に送信する。
【0030】
例示的に、通信衛星は、CPUに走行距離の要求命令を送信する。CPUは、この要求命令を受信すると、開始位置と終了位置を決定し、GPS受信機ユニットから開始位置から終了位置までの走行軌跡を取得し、この走行軌跡をNPUに送信する。NPUは、走行軌跡に応じて、開始位置から終了位置までの走行距離を分析し、この走行距離を通信衛星変調復調手段、BUC RF放出ユニット、RFアンテナユニットによって通信衛星に送信する。
【0031】
一実施例において、
図2に示すように、前記アンテナシステム1は、記憶手段14をさらに含む。
【0032】
前記制御手段10は、さらに、前記処理時間が到来しないと、前記移動機器情報と前記アンテナ姿勢情報を前記記憶手段に送信し、前記処理時間が到来すると、前記処理手段11に前記要求内容を送信するように構成される。
【0033】
前記処理手段11は、さらに、前記要求内容に応じて、前記記憶手段14から対応する前記移動機器情報と前記アンテナ姿勢情報を取得するように構成される。
【0034】
本開示の実施例において、情報収集手段12は収集した移動機器情報とアンテナ姿勢情報をCPUに送信し、処理時間が到来しないと、CPUはアンテナ姿勢情報と移動機器情報を記憶手段14に記憶する。
【0035】
本開示の実施例において、処理時間が到来すると、CPUは要求内容をNPUに送信し、NPUは、要求内容に対応する移動機器情報とアンテナ姿勢情報を決定した後、記憶手段14から移動機器情報とアンテナ姿勢情報を取得する。
【0036】
本開示の実施例において、記憶手段14には、CPUから送信された移動機器情報およびアンテナ姿勢情報と、NPUから送信された送信対象データとが記憶されている。記憶手段14に記憶される内容は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0037】
一実施例において、前記処理手段11は、さらに、前記移動機器情報と前記アンテナ姿勢情報から前記要求内容に対応する処理対象情報を選別し、前記要求内容に応じて、前記処理対象情報に対して処理を行うことで前記送信対象データを得るように構成される。
【0038】
本開示の実施例において、NPUは、GPS受信機の情報データ(地理経度緯度、高度やキャリア速度等を含むが、これらに限定されない)に対してモデリング処理および学習を行うことで、移動キャリアの動き軌跡の個性化分析結果を出力し、CPUの制御命令に応じて、データ分析結果を通信衛星の通信変調復調手段に送信すること、IMU慣性計測ユニットのアンテナ姿勢情報データ(角速度、加速度、磁界強度等を含むが、これらに限定されない)に対してモデリング処理および学習を行うことで、個性化分析結果を出力し、CPUの制御命令に応じて、データ分析結果を通信衛星の通信変調復調手段に送信すること、ネットワークカメラユニットの各種の船舶監視情報(写真、音声およびストリーミングメディア等を含むが、これらに限定されない)に対してモデリング処理および学習を行うことで、個性化分析結果を出力し、CPUの制御命令に応じて、データ分析結果を通信衛星の通信変調復調手段に送信すること、センサーユニットの各種の船舶センサー情報(温度センサー情報、湿度センサー情報等を含むが、これらに限定されない)に対してモデリング処理および学習を行うことで、個性化分析結果を出力し、CPUの制御命令に応じて、データ分析結果を通信衛星の通信変調復調手段に送信することや、WI-FI(Wireless Fidelity)ルーター端末アクセスユーザからの通信とインターネットアクセス等のデータに対してローカルインテリジェント分析を行うことで、各種の個性化分析結果を出力し、CPUの制御命令に応じて、データ分析結果をローカル記憶手段に記憶するかまたは通信衛星の通信変調復調手段に送信することに用いられる。
【0039】
一実施例において、前記データ要求命令に送信時間が載せられ、また、前記受送信手段は、さらに、送信時間が到来すると、前記送信対象データを前記通信衛星に送信するように構成される。
【0040】
本開示の実施例において、NPUによるアンテナ姿勢情報と移動機器情報の処理が完了された後、CPUは、送信時間が到来したか否かを判断し、送信時間が到来すると、送信対象データを通信衛星に送信するようにNPUに指示し、送信時間が到来しないと、送信対象データを記憶手段14に記憶するようにNPUに指示する。送信時間が到来すると、CPUは記憶手段14から送信対象データを取得して、送信対象データを通信衛星に送信する。
【0041】
一実施例において、
図3に示すように、前記情報収集手段12は、移動機器収集手段120とアンテナ姿勢収集手段121とを含む。
【0042】
前記移動機器収集手段120は、前記移動機器情報を収集するように構成される。
【0043】
前記アンテナ姿勢収集手段121は、前記アンテナ姿勢情報を収集するように構成される。
【0044】
本開示の実施例において、アンテナ姿勢収集手段121はIMUであることができ、移動機器収集手段120はGPS受信機ユニットと、センサーユニットと、ネットワークカメラユニットと、AISユニットとを含むことができる。前記アンテナ姿勢収集手段121と前記収集手段120は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0045】
一実施例において、
図4に示すように、前記アンテナシステム1は、アンテナ調整手段15をさらに含む。
【0046】
前記アンテナ調整手段15は、前記アンテナ姿勢情報が変化したと判定されると、前記アンテナ姿勢を調整するように構成される。
【0047】
本開示の実施例において、移動機器の不安定性によって、移動機器に設けられたアンテナの姿勢も変化することになる。アンテナ姿勢が変化すると、アンテナが通信衛星と正確にドッキングできなくなる可能性があり、この時、アンテナシステム1と通信衛星2との間で通信接続をスムーズに行うことができないため、アンテナ調整手段15によってアンテナ姿勢をリアルタイムに調整することができる。
【0048】
一実施例において、
図5に示すように、前記アンテナ調整手段15は、モーター駆動手段150とステッピングモーター手段151とを含む。
【0049】
前記制御手段10は、さらに、前記アンテナ姿勢情報が変化したと判断されると、前記アンテナ姿勢情報に応じて、モーター駆動手段150にモーターを駆動するための回転角度情報および制御命令を送信するように構成される。
【0050】
前記モーター駆動手段150は、前記回転角度情報をモーター駆動パルスに変換して、前記モーター駆動パルスを前記ステッピングモーター手段151に送信するように構成される。
【0051】
前記ステッピングモーター手段151は、前記モーター駆動パルスに応じて、前記アンテナ姿勢を調整するように構成される。
【0052】
本開示の実施例において、IMUは、アンテナ姿勢情報をCPUに送信する。CPUは、アンテナ姿勢情報が変化したと判断すると、モーター駆動手段150に回転角度情報および制御命令を送信する。モーター駆動手段150は、回転角度情報をモーター駆動パルスに変換し、モーター駆動パルスをステッピングモーター手段151に送信する。ステッピングモーター手段151は、モーター駆動パルスに応じてアンテナ姿勢を調整する。
【0053】
一実施例において、前記受送信手段13は、さらに、現在伝送路情報を前記処理手段11に送信するように構成される。
【0054】
前記処理手段11は、さらに、前記現在伝送路情報に対して処理を行うことで、処理された前記現在伝送路情報を、前記受送信手段13によって前記通信衛星に送信するように構成される。
【0055】
本開示の実施例において、通信衛星変調復調器は、チャネル品質状況、受信信号対雑音比、上り/下りデータレート統計等のデータをNPUに送信する。NPUは、受信したデータに対してモデリング処理および学習を行うことで、個性化分析結果を出力し、CPUの制御命令に応じて、データ分析結果をローカル記憶手段に記憶するか、または通信衛星の通信変調復調手段に送信する。
【0056】
一実施例において、
図6に示すように、アンテナシステム1は、無線Wi-Fiルーター16をさらに含む。端末は、無線Wi-Fiルーター16を介して、アンテナシステム1にアクセスすることができ、アンテナシステム1にアクセスされた端末は、通信衛星を介して、他の機器と通信接続を確立することができる。
【0057】
例示的に、
図7に示すように、アンテナシステムは、中央処理装置手段と、ニューラルネットワークプロセッサ手段と、通信衛星変調復調手段と、ローカル記憶手段と、モーター駆動手段と、ローカル記憶手段と、RF放出ユニットと、RF受信ユニットと、RFアンテナユニットと、ステッピングモーターユニットと、慣性計測ユニットと、GPS受信機ユニットと、無線ルーターと、センサーユニットと、ネットワークカメラユニットと、警告ユニットと、を含むことができる。
【0058】
受送信手段によってデータ要求命令を受信した場合、制御手段は、データ要求命令に応じて移動機器情報とアンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで送信対象データを得て、送信対象データを通信衛星に送信するように、処理手段に指示可能であることは、理解できることである。これにより、アンテナシステムは、すべての移動機器情報とアンテナ姿勢情報を通信衛星に送信する必要はなくなり、処理結果(すなわち、送信対象データ)のみを通信衛星に送信すればよいため、データ伝送の占める帯域幅リソースを減少し、通信衛星帯域幅リソースを大幅に節約することができる。
【0059】
図8は本開示の実施例によるデータ処理方法を示すフローチャートである。前記方法はアンテナシステム1に適用されることができ、通信衛星を介して移動機器の関連情報を取得する場面にも適用されることができる。
図8に示すように、この方法は、ステップS101~S105を含むことができる。
【0060】
ステップS101において、通信衛星を介してデータ要求命令を受信する。
【0061】
本開示の実施例において、陸域ビッグデータ処理センターは通信衛星にデータ要求命令を送信し、通信衛星はこのデータ要求命令をアンテナシステムに送信する。
【0062】
本開示の実施例において、アンテナシステムは移動機器に設けられ、移動機器は、船舶、自動車、列車、飛行機等を含む。前記移動機器は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0063】
ステップS102において、データ要求命令に応じて、処理時間と要求内容を決定する。
【0064】
本開示の実施例において、データ要求命令に処理時間と要求内容が載せられ、アンテナシステムがデータ要求命令を受信した場合、データ要求命令は処理時間と要求内容を取得することができる。
【0065】
ステップS103において、要求内容に対応する移動機器情報とアンテナ姿勢情報を取得する。
【0066】
アンテナシステムは、処理時間と要求内容を決定した場合、要求内容に対応する移動機器情報とアンテナ姿勢情報を取得することができる。
【0067】
本開示の実施例において、アンテナシステムは、収集した移動機器情報とアンテナ姿勢情報を記憶手段に記憶し、記憶手段から要求内容に対応する移動機器情報とアンテナ姿勢情報を取得する。
【0068】
本開示の実施例において、アンテナ姿勢情報は、アンテナの角速度、加速度、磁界強度等を含む。前記アンテナ姿勢情報は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0069】
本開示の実施例において、移動機器情報は、移動機器の動き軌跡情報、移動機器の温度情報、湿度情報、移動機器の環境情報や警告情報等を含む。前記移動機器情報は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0070】
本開示の実施例において、アンテナシステムは、アンテナ姿勢情報を取得した後、アンテナ姿勢情報が変化したか否かを判断し、アンテナ姿勢情報が変化した場合、アンテナ姿勢に対して調整を行う。
【0071】
本開示の実施例において、アンテナ姿勢に対する調整は、アンテナ姿勢に対して、例えば、上へ、下へ、左へ、右への調整を行うことを含む。前記調整は実際の状況に応じて決められることができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0072】
ステップS104において、処理時間が到来すると、要求内容に応じて、移動機器情報とアンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで、要求内容に対応する送信対象データを得る。
【0073】
アンテナシステムは、移動機器情報とアンテナ姿勢情報を取得した後、処理時間の到来を待つ。処理時間が到来すると、アンテナシステムは、要求内容に応じて、移動機器情報とアンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで、要求内容に対応する送信対象データを得る。
【0074】
本開示の実施例において、処理時間が到来すると、アンテナシステムは、ニューラルネットワークモデルを用いて、移動機器情報とアンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで、要求内容に対応する送信対象データを得る。
【0075】
ステップS105において、送信対象データを通信衛星に送信する。
【0076】
アンテナシステムは、送信対象データを得た後、送信対象データを通信衛星に送信することができる。
【0077】
本開示の実施例において、アンテナシステムは、送信対象データに符号化を行ってから、符号化された送信対象データをLバンドのデータに変調し、その後、LバンドのデータをRF信号に変調し、RF信号を、通信衛星RFアンテナを介して通信衛星に送信する。
【0078】
本開示の実施例において、通信衛星のバンドは、Cバンドと、KUバンドと、KAバンドとを含むことができる。前記通信衛星のバンドは、実際の状況に応じて選択することができ、本開示の実施例においては具体的に限定しない。
【0079】
図9は本開示の実施例によるデータ処理方法を示すさらに他のフローチャートである。
図9に示すように、前記データ処理方法は、ステップS1~S10を含むことができる。
【0080】
ステップS1において、中央処理装置は、アンテナ姿勢情報データを取得する。
【0081】
ステップS2において、中央処理装置は、受信した処理命令に応じて、アンテナ姿勢情報をリアルタイムにフィードバックする必要の有無を判断する。
【0082】
ステップS3において、中央処理装置は、アンテナ姿勢情報をリアルタイムにフィードバックする必要があると判断すると、アンテナ情報に対してリアルタイムに分析処理を行って分析結果を出力するように、ニューラルネットワークプロセッサに指示する。
【0083】
ステップS4において、中央処理装置は、処理命令に応じて、分析結果をリアルタイムに送信する必要の有無を判断する。
【0084】
ステップS5において、中央処理装置は、分析結果をリアルタイムに送信する必要があると判断すると、分析結果を通信衛星変調復調手段にリアルタイムに送信する。
【0085】
ステップS6において、通信衛星変調復調手段は、分析結果に対して符号化を行ってからLバンドのデータに変調する。
【0086】
ステップS7において、RF放出ユニットは、Lバンドに変調されたデータに対して高周波変調を行うことで、RF信号に変調する。
【0087】
ステップS8において、RFアンテナユニットは、RF信号を通信衛星に送信する。
【0088】
ステップS9において、中央処理装置は、分析結果をリアルタイムに送信する必要がないと判断すると、分析結果をローカル記憶手段に記憶する。
【0089】
ステップS10において、中央処理装置は、アンテナ姿勢情報をリアルタイムにフィードバックする必要がないと判断すると、データをローカル記憶手段に記憶する。
【0090】
受送信手段によってデータ要求命令を取得した場合、制御手段は、データ要求命令に応じて移動機器情報とアンテナ姿勢情報に対して処理を行うことで送信対象データを得て、送信対象データを通信衛星に送信するように、処理手段に指示可能であることは、理解できることである。これにより、アンテナシステムは、すべての移動機器情報とアンテナ姿勢情報を通信衛星に送信する必要はなくなり、処理結果(すなわち、送信対象データ)のみを通信衛星に送信すればよいため、データ伝送の占める帯域幅リソースを減少し、通信衛星帯域幅リソースを大幅に節約することができる。
【0091】
本開示の実施例を、方法、サーバー、またはコンピュータープログラム製品として提供可能なことを、当業者は理解できるはずである。よって、本開示は、ハードウェア、ソフトウェア、または両方の組み合わせの形態で実現されることができる。本開示は、さらに、コンピューター利用可能なプログラムコードを含む、一つまたは複数のコンピューター利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリと光学メモリ等を含むが、これらに限定されることはない)で実施されるコンピュータープログラム製品として実現されることもできる。
【0092】
本開示の実施例による方法、機器(サーバー)、コンピュータープログラム製品のフローチャートおよび/またはブロックを参照した本開示を説明した。なお、コンピュータープログラム命令によって、フローチャートおよび/またはブロック図における各プロセスおよび/またはブロック、およびフローチャートおよび/またはブロック図におけるプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実現することもできる。これらのコンピュータープログラム命令を汎用コンピューター、専用コンピューター、組み込み型プロセッサまたはその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに供給して一つのデバイスを発生して、コンピューターまたはその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサによって実行される命令によって、フローチャートにおける一つのプロセスまたは複数のプロセスおよび/またはブロック図における一つのブロックまたは複数のブロックに指定された機能を実現するための装置を構成することができる。
【0093】
これらのコンピュータープログラム命令を、コンピューターまたはその他のプログラム可能なデータ処理装置を特定の形態で動作するように案内可能なコンピューター読み取り可能な記憶装置に記憶して、このコンピューター読み取り可能な記憶装置に記憶された命令によって、フローチャートにおける一つのプロセスまたは複数のプロセスおよび/またはブロック図における一つのブロックまたは複数のブロックに指定された機能を実現する命令装置を含む製造品を発生することができる。
【0094】
これらのコンピュータープログラム命令を、コンピューターまたはその他のプログラム可能なデータ処理装置にインストールして、コンピューターまたは他のプログラム可能な装置にて一連の操作ステップを実行することでコンピューターによって実現される処理を発生して、コンピューターまたは他のプログラム可能な装置で実行される命令によって、フローチャートにおける一つのプロセスまたは複数のプロセスおよび/またはブロック図における一つのブロックまたは複数のブロックに指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0095】
以上は本開示の例示的な実施例に過ぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではない。