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特開2024-101888ギフト贈呈支援装置、ギフト贈呈支援方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101888
(43)【公開日】2024-07-30
(54)【発明の名称】ギフト贈呈支援装置、ギフト贈呈支援方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240723BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023006084
(22)【出願日】2023-01-18
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年11月9日、令和4年11月18日、令和4年11月29日、令和4年12月1日、令和4年12月12日から12月16日及び令和5年1月10日サービスの提供を通じて発表
(71)【出願人】
【識別番号】507384939
【氏名又は名称】Sansan株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】大津 裕史
(72)【発明者】
【氏名】加藤 淳
(72)【発明者】
【氏名】武藤 亮太
(72)【発明者】
【氏名】奥村 貴史
(72)【発明者】
【氏名】尾部 絵里子
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】従来技術においては、名刺交換に基づいて、名刺交換の相手にギフトを贈ることを支援できなかった。
【解決手段】第一ユーザ識別子で識別される第一ユーザから、第一ユーザと名刺交換する第二ユーザに対して、ギフトを贈るための処理であるギフト処理を行うギフト処理部134と、第一ユーザと第二ユーザとが名刺交換したことを示す情報であり、第一ユーザ識別子と第二ユーザを識別する第二ユーザ識別子とを対応付ける交換情報を蓄積する交換支援部132とを具備するギフト贈呈支援装置1により、名刺交換に基づいて、名刺交換の相手にギフトを贈ることを支援できる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一ユーザ識別子で識別される第一ユーザから、当該第一ユーザと名刺交換する第二ユーザに対して、ギフトを贈るための処理であるギフト処理を行うギフト処理部と、
前記第一ユーザと前記第二ユーザとが名刺交換したことを示す情報であり、前記第一ユーザ識別子と前記第二ユーザを識別する第二ユーザ識別子とを対応付ける交換情報を蓄積する交換支援部とを具備するギフト贈呈支援装置。
【請求項2】
前記第一ユーザから前記第二ユーザにギフトが贈られたことを示す贈呈情報を蓄積する贈呈蓄積部をさらに具備する請求項1記載のギフト贈呈支援装置。
【請求項3】
前記ギフト処理部は、
前記交換支援部が前記交換情報を蓄積するタイミングで、前記ギフト処理を行う請求項1または請求項2記載のギフト贈呈支援装置。
【請求項4】
1以上のユーザ属性値に基づく属性値条件とギフトに関するギフト条件とが対応付く1以上の贈呈条件が管理される条件管理部と、
前記第二ユーザの名刺情報に含まれる1以上のユーザ属性値を、2以上の各ユーザ識別子に対応付く名刺情報が管理される名刺管理部から取得し、当該1以上のユーザ属性値に基づく属性値条件と対応付くギフト条件に合致するギフトに関する1以上の候補ギフト情報を取得する候補取得部とをさらに具備し、
前記ギフト処理部は、
前記候補取得部が取得した前記1以上の候補ギフト情報が特定するギフトの中の1以上のギフトを贈るための前記ギフト処理を行う請求項1から請求項3いずれか一項に記載のギフト贈呈支援装置。
【請求項5】
1以上のユーザ属性値に基づく属性値条件とギフトに関するギフト条件とが対応付く1以上の贈呈条件が管理される条件管理部と、
前記第一ユーザの名刺情報に含まれる1以上のユーザ属性値を、2以上の各ユーザ識別子に対応付く名刺情報が管理される名刺管理部から取得し、当該1以上のユーザ属性値に基づく属性値条件と対応付くギフト条件に合致するギフトに関する1以上の候補ギフト情報を取得する候補取得部とをさらに具備し、
前記ギフト処理部は、
前記候補取得部が取得した前記1以上の候補ギフト情報が特定するギフトの中の1以上のギフトを贈るための前記ギフト処理を行う請求項1から請求項3いずれか一項に記載のギフト贈呈支援装置。
【請求項6】
前記贈呈蓄積部が蓄積した2以上の前記贈呈情報に対して統計処理を行い、統計情報を取得する統計処理部と、
前記統計情報を出力する統計出力部とをさらに具備する請求項2記載のギフト贈呈支援装置。
【請求項7】
ギフト処理部と、交換支援部とにより実現されるギフト贈呈支援方法であって、
前記ギフト処理部が、第一ユーザ識別子で識別される第一ユーザから、当該第一ユーザと名刺交換する第二ユーザに対して、ギフトを贈るための処理であるギフト処理を行うギフト処理ステップと、
前記交換支援部が、前記第一ユーザと前記第二ユーザとが名刺交換したことを示す情報であり、前記第一ユーザ識別子と前記第二ユーザを識別する第二ユーザ識別子とを対応付ける交換情報を蓄積する交換支援ステップとを具備するギフト贈呈支援方法。
【請求項8】
コンピュータを、
第一ユーザ識別子で識別される第一ユーザから、当該第一ユーザと名刺交換する第二ユーザに対して、ギフトを贈るための処理であるギフト処理を行うギフト処理部と、
前記第一ユーザと前記第二ユーザとが名刺交換したことを示す情報であり、前記第一ユーザ識別子と前記第二ユーザを識別する第二ユーザ識別子とを対応付ける交換情報を蓄積する交換支援部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、名刺交換する第一ユーザから第二ユーザにギフトを贈ることを支援できるギフト贈呈支援装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、第一ユーザと第二ユーザとがテレビ会議を行っている状況において、情報処理装置が、前記第一ユーザの名刺情報にアクセス可能なアドレス情報に基づく前記第二ユーザのユーザ端末からのアクセスを受け付けて、前記第二ユーザのユーザ端末に対して前記名刺情報を送信すると共に、前記第二ユーザのユーザ端末に対して当該第二ユーザの名刺画像の撮影を要求し、前記第二ユーザのユーザ端末にて撮影された前記名刺画像を取得する、
名刺交換方法の技術があった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-13584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術においては、名刺交換に基づいて、名刺交換の相手にギフトを贈ることを支援できなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明のギフト贈呈支援装置は、第一ユーザ識別子で識別される第一ユーザから、第一ユーザと名刺交換する第二ユーザに対して、ギフトを贈るための処理であるギフト処理を行うギフト処理部と、第一ユーザと第二ユーザとが名刺交換したことを示す情報であり、第一ユーザ識別子と第二ユーザを識別する第二ユーザ識別子とを対応付ける交換情報を蓄積する交換支援部とを具備するギフト贈呈支援装置である。
【0006】
かかる構成により、名刺交換に基づいて、名刺交換の相手にギフトを贈ることを支援できる。
【0007】
また、本第二の発明のギフト贈呈支援装置は、第一の発明に対して、第一ユーザから第二ユーザにギフトが贈られたことを示す贈呈情報を蓄積する贈呈蓄積部をさらに具備するギフト贈呈支援装置である。
【0008】
かかる構成により、名刺交換の相手にギフトを贈ったことを管理できる。
【0009】
また、本第三の発明のギフト贈呈支援装置は、第一または第二の発明に対して、ギフト処理部は、交換支援部が交換情報を蓄積するタイミングで、ギフト処理を行うギフト贈呈支援装置である。
【0010】
かかる構成により、名刺交換時に名刺交換の相手にギフトを贈ることを支援できる。
【0011】
また、本第四の発明のギフト贈呈支援装置は、第一から第三いずれか1つの発明に対して、1以上のユーザ属性値に基づく属性値条件とギフトに関するギフト条件とが対応付く1以上の贈呈条件が管理される条件管理部と、第二ユーザの名刺情報に含まれる1以上のユーザ属性値を、2以上の各ユーザ識別子に対応付く名刺情報が管理される名刺管理部から取得し、1以上のユーザ属性値に基づく属性値条件と対応付くギフト条件に合致するギフトに関する1以上の候補ギフト情報を取得する候補取得部とをさらに具備し、ギフト処理部は、候補取得部が取得した1以上の候補ギフト情報が特定するギフトの中の1以上のギフトを贈るためのギフト処理を行うギフト贈呈支援装置である。
【0012】
かかる構成により、名刺交換の相手のユーザ属性値に応じた適切なギフトを贈ることを支援できる。
【0013】
また、本第五の発明のギフト贈呈支援装置は、第一から第三いずれか1つの発明に対して、1以上のユーザ属性値に基づく属性値条件とギフトに関するギフト条件とが対応付く1以上の贈呈条件が管理される条件管理部と、第一ユーザの名刺情報に含まれる1以上のユーザ属性値を、2以上の各ユーザ識別子に対応付く名刺情報が管理される名刺管理部から取得し、1以上のユーザ属性値に基づく属性値条件と対応付くギフト条件に合致するギフトに関する1以上の候補ギフト情報を取得する候補取得部とをさらに具備し、ギフト処理部は、候補取得部が取得した1以上の候補ギフト情報が特定するギフトの中の1以上のギフトを贈るためのギフト処理を行うギフト贈呈支援装置である。
【0014】
かかる構成により、名刺交換の相手にギフトを贈る場合に、当該ギフトの贈り主のユーザ属性値に応じた適切なギフトを贈ることを支援できる。
【0015】
また、本第六の発明のギフト贈呈支援装置は、第二の発明に対して、贈呈蓄積部が蓄積した2以上の贈呈情報に対して統計処理を行い、統計情報を取得する統計処理部と、統計情報を出力する統計出力部とをさらに具備するギフト贈呈支援装置である。
【0016】
かかる構成により、名刺交換に基づいて贈られたギフトに関する統計処理を行える。
【発明の効果】
【0017】
本発明によるギフト贈呈支援装置によれば、名刺交換に基づいて、名刺交換の相手にギフトを贈ることを支援できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】実施の形態1における名刺管理システムAの概念図
図2】同名刺管理システムAのブロック図
図3】同ギフト贈呈支援装置1の動作例について説明するフローチャート
図4】同第一ギフト処理の例について説明するフローチャート
図5】同第二ギフト処理の例について説明するフローチャート
図6】同統計処理の例について説明するフローチャート
図7】同端末装置2の動作例について説明するフローチャート
図8】同商品管理表を示す図
図9】同条件管理表を示す図
図10】同名刺管理表を示す図
図11】同名刺交換管理表を示す図
図12】同贈呈管理表を示す図
図13】同出力例を示す図
図14】同コンピュータシステムの概観図
図15】同コンピュータシステムのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、ギフト贈呈支援装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0020】
(実施の形態1)
本実施の形態において、名刺交換する一のユーザから他のユーザにギフトを贈ることを支援するギフト贈呈支援装置について説明する。なお、ギフトを贈ることを支援するタイミングは、例えば、オンラインでの名刺情報の交換時であるが、問わない。また、ギフトは、プレゼント、ノベルティ等と言っても良い。
【0021】
また、本実施の形態において、名刺交換に基づきギフトを贈ったことを管理するギフト贈呈支援装置について説明する。
【0022】
また、本実施の形態において、ギフトの贈り先の名刺情報(例えば、役職)を用いて、贈れるギフトが異なるギフト贈呈支援装置について説明する。
ギフト贈呈支援装置について説明する。
【0023】
また、本実施の形態において、ギフトを贈る側の名刺情報に応じて、贈れるギフトが異なるギフト贈呈支援装置について説明する。
【0024】
さらに、本実施の形態において、贈ったギフトに関する情報に対して統計処理を行うギフト贈呈支援装置について説明する。
【0025】
なお、本実施の形態において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
【0026】
図1は、本実施の形態における名刺管理システムAの概念図である。名刺管理システムAは、ギフト贈呈支援装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。
【0027】
ギフト贈呈支援装置1は、名刺交換の一方のユーザが他方のユーザにギフトを贈ることを支援する装置である。ギフト贈呈支援装置1は、通常、いわゆるサーバであり、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ等である。なお、ギフト贈呈支援装置1の種類は問わない。なお、名刺交換は、通常、2者間での名刺の交換であるが、3者以上の間での名刺の交換を含んでも良いし、一方的に名刺を受け取ったことや一方的に名刺を渡したことを含んでも良い。また、名刺交換における名刺は、通常、電子的な名刺情報であるが、紙の名刺でも良い。ただし、出力される名刺は、電子的な情報である。
【0028】
端末装置2は、名刺交換するユーザが使用する端末である。端末装置2は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等であり、その種類は問わない。
【0029】
図2は、本実施の形態における名刺管理システムAのブロック図である。
【0030】
ギフト贈呈支援装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。
【0031】
格納部11は、商品管理部111、条件管理部112、名刺管理部113、名刺交換管理部114、および贈呈管理部115を備える。受信部12は、名刺受信部121、および交換受信部122を備える。処理部13は、名刺蓄積部131、交換支援部132、候補取得部133、ギフト処理部134、贈呈蓄積部135、および統計処理部136を備える。送信部14は、統計出力部141を備える。
【0032】
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
【0033】
ギフト贈呈支援装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、後述する商品情報、後述する贈呈条件、後述する名刺情報、後述する交換情報、後述する贈呈情報である。
【0034】
商品管理部111には、1または2以上の商品情報が格納される。商品情報は、商品に関する情報である。商品は、通常、物品であるが、サービスでも良い。ここでの商品は、贈呈されるギフトの候補である。商品情報は、通常、商品識別子と1または2以上の商品属性値を含む。商品識別子とは、商品を識別する情報である。商品識別子は、例えば、ID、商品名である。商品属性値とは、商品の属性値である。商品属性値は、例えば、商品名、種類情報、価格、色、サイズである。種類情報とは、商品の種類を特定する情報である。種類情報は、例えば、「ビール」「コーヒー」「カバン」である。
【0035】
条件管理部112には、1または2以上の贈呈条件が格納される。贈呈条件は、贈呈される商品の候補を決定するための条件である。贈呈条件は、属性値条件とギフト条件とを有する。属性値条件は、1または2以上のユーザ属性値に基づく条件である。ユーザ属性値とは、ユーザの属性値である。ここでのユーザは、名刺交換するユーザである。ここでのユーザは、ギフトを贈呈する側のユーザも良く、ギフトを贈呈される側のユーザも良い。ここでのユーザ属性値は、通常、名刺情報を構成する情報であることは好適である。ユーザ属性値は、例えば、役職、所属する会社名、所属する部署名である。ギフト条件とは、贈呈される候補のギフトに関する条件である。ギフト条件は、例えば、1または2以上の商品属性値に基づく。ここでの商品属性値は、例えば、価格、種類情報である。ギフト条件は、例えば、1または2以上の商品識別子である。
【0036】
名刺管理部113には、2以上の名刺情報が格納される。名刺情報は、名刺に関する情報である。名刺情報は、例えば、名刺画像、1または2以上の名刺部分文字列、または名刺画像と1以上の名刺部分文字列を有する。名刺情報は、ユーザの顔写真を有することは好適である。顔写真は、ユーザの顔や姿のイラスト等でも良い。名刺情報は、名刺識別子を有することは好適である。ここでの名刺情報は、オンラインでの名刺の受け渡しのための情報であることは好適である。つまり、名刺情報は、オンライン名刺と言われる情報であることは好適である。ただし、名刺情報は、紙の名刺に基づいて電子化した情報でも良い。名刺情報は、例えば、ウェブページであるが、データベースのレコード等の他のデータ構造の情報でも良い。
【0037】
名刺部分文字列とは、名刺の情報を構成する文字列である。名刺部分文字列は、通常、ユーザ属性値である。名刺部分文字列は、名刺画像の一部に示されている情報を表す文字列である。名刺部分文字列は、例えば、項目情報に対応付く。名刺部分文字列は、例えば、名刺画像を文字認識し、取得された情報、人手により入力された情報である。ただし、名刺部分文字列の取得方法は問わない。
【0038】
項目情報は、名刺部分文字列の意味を特定する情報である。項目情報は、例えば、名刺画像の一部に示されている情報に対応する項目を示す情報である。項目情報は、名刺部分文字列が示す項目を示す情報と考えても良い。項目は、例えば、名刺に記載されている情報の項目である。項目は属性と考えても良い。項目情報は、例えば、「氏名」、「住所」、「電話番号」、「メールアドレス」、「企業名」、「団体名」、「所属」、「役職名」、「肩書き」である。なお、住所等は、「郵便番号」、「住所1」、「住所2」、等に複数に分けられていても良い。また、「役職名」は、「肩書き」と同じでも良い。また、「企業名」は、「組織名」「会社名」と言っても良い。
【0039】
名刺交換管理部114には、1または2以上の交換情報が格納される。交換情報とは、第一ユーザと第二ユーザとが名刺交換したことを示す情報である。交換情報は、第一ユーザ識別子と第二ユーザ識別子とを対応付ける情報である。交換情報は、例えば、第一ユーザ識別子と第二ユーザ識別子とを有する。交換情報は、例えば、名刺交換した日付、または名刺交換した日時を有する。交換情報は、例えば、交換種類情報を有する。交換種類情報とは、名刺交換がオンラインでも名刺交換であるか、対面での名刺交換であるかを示す情報である。
【0040】
なお、第一ユーザとは、ギフトを贈る側のユーザである。第二ユーザとは、ギフトを贈られる側のユーザである。第一ユーザ識別子とは、第一ユーザを識別する情報である。第二ユーザ識別子とは、第二ユーザを識別する情報である。
【0041】
贈呈管理部115は、1または2以上の贈呈情報が格納される。贈呈情報とは、第一ユーザから第二ユーザにギフトが贈られたことを示す情報である。贈呈情報は、例えば、第一ユーザ識別子と第二ユーザ識別子とを有する。贈呈情報は、例えば、贈呈されたギフトを特定する商品識別子を有する。贈呈情報は、例えば、ギフトが贈呈された日付を有する。贈呈情報は、例えば、ギフトが贈呈された日時を有する。贈呈情報は、通常、交換情報に対応付く。贈呈情報は、通常、第一ユーザの名刺情報に対応付く。贈呈情報は、通常、第二ユーザの名刺情報に対応付く。
【0042】
受信部12は、各種の情報や指示を受信する。各種の情報や指示は、例えば、名刺情報、交換情報、コミュニケーション指示、コミュニケーションの終了指示、名刺交換指示、ギフト指示、ギフト配送指示、名刺出力指示である。
【0043】
コミュニケーション指示とは、コミュニケーションを開始する指示である。コミュニケーション指示は、当該指示を送信したユーザのユーザ識別子に対応付いている。コミュニケーション指示は、コミュニケーションする1または2以上の相手を特定する情報が含まれる。相手を特定する情報は、例えば、相手であるユーザのユーザ識別子、相手の端末装置2の識別子である。端末装置2の識別子は、ユーザ識別子であっても良い。なお、コミュニケーションは、例えば、ウェブ会議、チャットである。
【0044】
コミュニケーションの終了指示は、通常、当該指示を送信したユーザのユーザ識別子に対応付いている。終了指示は、通常、コミュニケーションを識別する情報が含む。
【0045】
名刺交換指示とは、名刺交換を行う指示である。名刺交換指示は、名刺交換を促すことを相手に送信する指示でも良い。名刺交換指示とは、2または3以上のユーザが、相互に、名刺情報の交換を行うことの指示である。名刺交換指示は、例えば、2以上のユーザ識別子を含む。名刺交換指示は、例えば、名刺交換指示を送信したユーザのユーザ識別子に対応付き、名刺交換の相手のユーザ識別子を有する。名刺交換指示は、例えば、名刺交換指示を送信したユーザの名刺情報を有する。名刺交換指示は、例えば、名刺交換の相手の名刺情報を有する。名刺交換指示は、例えば、ギフト指示を含む。なお、ここでの名刺交換は、通常、電子的な名刺情報の交換である。
【0046】
ギフト指示とは、ギフトを贈る指示である。ギフト指示は、通常、名刺交換の相手にギフトを贈る指示である。ギフト指示は、例えば、1以上の商品を特定する情報を含む。1以上の商品を特定する情報は、例えば、1または2以上の商品識別子、商品の条件を示す検索式である。検索式は、通常、1または2以上の商品属性値に基づく。
【0047】
ギフト配送指示とは、ギフトを配送するための指示である。ギフト配送指示は、例えば、配送するギフトを特定する商品識別子を有する。ギフト配送指示は、例えば、ギフトの配送先情報を有する。配送先情報とは、配送先を示す情報である。配送先情報は、例えば、郵便番号、住所、氏名、電話番号を有する。ギフト配送指示は、第一ユーザ識別子、および第二ユーザ識別子を含むことは好適である。
【0048】
名刺出力指示とは、名刺交換した相手の名刺情報を出力する指示である。名刺出力指示は、通常、名刺情報の出力を要求するユーザのユーザ識別子を含む。ここでの名刺情報の出力とは、名刺情報の一覧の出力でも良い。
【0049】
名刺受信部121は、端末処理部23から1または2以上の名刺情報を受信する。名刺受信部121は、通常、一のユーザの端末装置2から、当該一のユーザが名刺交換した相手の名刺情報を受信する。
【0050】
交換受信部122は、端末処理部23から交換情報を受信する。交換受信部122は、例えば、一のユーザの端末装置2から、当該一のユーザが名刺交換した相手の名刺情報と当該一のユーザのユーザ識別子とを有する交換情報を受信する。
【0051】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、名刺蓄積部131、交換支援部132、候補取得部133、ギフト処理部134、贈呈蓄積部135、統計処理部136が行う処理である。
【0052】
処理部13は、例えば、コミュニケーション開始処理、コミュニケーション処理、コミュニケーション終了処理を行う。なお、コミュニケーション開始処理、コミュニケーション処理は、ギフト贈呈支援装置1以外の他の装置が行っても良い。ギフト贈呈支援装置1は、名刺交換の相手にギフトを贈ることを支援する機能を行えれば良い。名刺交換の相手とは、これから名刺交換する相手でも良いし、過去に名刺交換した相手でも良い。
【0053】
コミュニケーション開始処理とは、コミュニケーションを開始するための処理である。コミュニケーションとは、2以上のユーザ間での通信である。コミュニケーションとは、2以上の端末装置2間での通信である。コミュニケーションは、例えば、ユーザ間のリアルタイムの通信である。コミュニケーションは、例えば、ウェブ会議、チャットである。コミュニケーション開始処理は、例えば、2以上のユーザ間でウェブ会議を開始するための処理である。コミュニケーション開始処理は、例えば、2以上のユーザ間でチャットを開始するための処理である。コミュニケーション開始処理は、例えば、ウェブ会議を行う2以上の各端末措置2と通信するための情報(例えば、IPアドレス、端末装置2のID)を格納部11に登録する処理である。コミュニケーション開始処理は、例えば、チャットを行う2以上の各端末措置2と通信するための情報(例えば、IPアドレス、端末装置2のID)を格納部11に登録する処理である。上記のコミュニケーション開始処理は、公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
【0054】
コミュニケーション処理とは、2以上のユーザ間でコミュニケーションを行うための処理である。コミュニケーション処理とは、2以上の端末装置2間でコミュニケーションを行うための処理である。コミュニケーション処理は、例えば、ウェブ会議を行うための処理、チャットを行うための処理である。ウェブ会議を行うための処理は、例えば、一の端末装置2から受信された映像と音声とを、ウェブ会議中の他の1または2以上の端末装置2に送信する処理である。チャットを行うための処理は、例えば、一の端末装置2から受信された文字列を、チャット中の他の1または2以上の端末装置2に送信する処理である。上記のコミュニケーション処理は、公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
【0055】
コミュニケーション終了処理とは、コミュニケーションを終了するための処理である。コミュニケーション終了処理は、例えば、2以上のユーザの端末装置2の間の通信のセッションを終了する処理である。コミュニケーション終了処理は、公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
【0056】
処理部13は、例えば、受信された名刺出力指示に含まれるユーザ識別子を取得する。次に、処理部13は、例えば、当該ユーザ識別子と対になる1以上のユーザ識別子を、名刺交換管理部114から取得する。なお、かかる1以上のユーザ識別子は、名刺出力指示を送信したユーザが名刺交換したユーザの識別子である。次に、処理部13は、例えば、当該1以上の各ユーザ識別子と対になる名刺情報を名刺管理部113から取得する。
【0057】
名刺蓄積部131は、名刺受信部121が受信した名刺情報を名刺管理部113に蓄積する。名刺蓄積部131は、例えば、ユニークなユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子に対応付けて、名刺受信部121が受信した名刺情報を名刺管理部113に蓄積する。
【0058】
交換支援部132は、第一ユーザと第二ユーザとが名刺交換したことを示す情報であり、第一ユーザ識別子と第二ユーザ識別子とを対応付ける交換情報を名刺交換管理部114に蓄積する。
【0059】
交換支援部132は、通常、交換受信部122が交換情報を受信した場合に、当該交換情報を名刺交換管理部114に蓄積する。なお、受信される交換情報と蓄積する交換情報のデータ構造は同じでなくても良い。
【0060】
交換支援部132は、例えば、第二ユーザの端末装置2に、第一ユーザと名刺交換することを促す情報を送信する。交換支援部132は、例えば、第一ユーザの端末装置2に、第二ユーザと名刺交換することを促す情報を送信する。
【0061】
候補取得部133は、ユーザの名刺情報に含まれる1以上のユーザ属性値を名刺管理部113から取得し、当該1以上のユーザ属性値に基づく属性値条件と対応付くギフト条件に合致するギフトに関する1以上の候補ギフト情報を取得する。なお、ここでのユーザは、名刺交換するユーザのうちのいずれかの一のユーザである。
【0062】
候補取得部133は、例えば、交換支援部132が蓄積する交換情報が特定する第一ユーザ識別子または/および第二ユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値を名刺管理部113から取得する。次に、候補取得部133は、例えば、当該1以上のユーザ属性値が合致する属性値条件を決定する。次に、候補取得部133は、例えば、決定した属性値条件と対になるギフト条件を条件管理部112から取得する。次に、候補取得部133は、例えば、取得したギフト条件を満たす1以上の商品情報を商品管理部111から決定する。なお、商品情報を決定することは、例えば、商品識別子を取得すること、商品情報のうちの1以上の商品属性値を取得することである。
【0063】
候補ギフト情報とは、贈呈されるギフトを特定する情報である。候補ギフト情報は、例えば、商品識別子を有する。候補ギフト情報は、例えば、1以上の商品属性値を有する。
【0064】
候補取得部133は、例えば、第二ユーザの名刺情報に含まれる1以上のユーザ属性値を、2以上の各ユーザ識別子に対応付く名刺情報が管理される名刺管理部113から取得し、当該1以上のユーザ属性値に基づく属性値条件と対応付くギフト条件に合致するギフトに関する1以上の候補ギフト情報を取得する。
【0065】
候補取得部133は、例えば、第一ユーザの名刺情報に含まれる1以上のユーザ属性値を、2以上の各ユーザ識別子に対応付く名刺情報が管理される名刺管理部113から取得し、当該1以上のユーザ属性値に基づく属性値条件と対応付くギフト条件に合致するギフトに関する1以上の候補ギフト情報を取得する。
【0066】
ギフト処理部134は、ギフト処理を行う。ギフト処理部134は、例えば、候補取得部133が取得した1以上の候補ギフト情報が特定するギフトの中の1以上のギフトを贈るためのギフト処理を行う。
【0067】
ギフト処理とは、第一ユーザ識別子で識別される第一ユーザから、第一ユーザと名刺交換する第二ユーザに対して、ギフトを贈るための処理である。
【0068】
ギフト処理は、例えば、第一ギフト処理、第二ギフト処理のうちの1または2種類の処理である。第一ギフト処理とは、ギフトを贈る第一ユーザを支援するための処理である。第一ギフト処理とは、ギフトを贈ることを支援する処理である。第二ギフト処理とは、ギフトを贈られる第二ユーザを支援するための処理である。第二ギフト処理とは、ギフトを贈られることを支援する処理である。
【0069】
第一ギフト処理は、例えば、第二ユーザに贈るギフトを選択するための情報を第一ユーザに送信する処理である。第一ギフト処理は、例えば、候補取得部133が取得した1以上の候補ギフト情報を第一ユーザに送信する処理である。第一ギフト処理は、例えば、第一ユーザが選択したギフトの情報を第二ユーザに送信する処理である。
【0070】
第一ギフト処理は、例えば、名刺交換した第二ユーザにギフトを贈るか否かを確認するための情報(例えば、画面情報)を第一ユーザに送信する処理である。
【0071】
第二ギフト処理は、例えば、第二ユーザが受け取るギフトを第二ユーザが選択するための情報を第二ユーザに送信する処理である。
【0072】
第二ギフト処理は、例えば、ギフトを受け取るためのウェブページの画面に遷移するURLを、第二ユーザにメール送信する処理である。
【0073】
第二ギフト処理は、例えば、第二ユーザが商品を選択したり、配送先情報を入力したりするための情報(例えば、URLまたはメッセージ)を第二ユーザに送信する処理である。なお、URLは、第二ユーザが商品を選択したり、配送先情報を入力したりするためのウェブページにアクセスするためのURLである。
【0074】
第二ギフト処理は、例えば、第二ユーザが入力した配送先情報を用いた処理であり、ギフトを第二ユーザに配送するための処理である。
【0075】
ギフト処理部134は、例えば、交換支援部132が交換情報を蓄積する場合に、ギフト処理を行う。なお、ギフト処理部134がギフト処理を行うタイミングは問わない。
【0076】
ギフト処理部134は、例えば、交換支援部132が第二ユーザの端末装置2に第一ユーザと名刺交換することを促す情報を送信する場合に、第一ユーザの端末装置2に、第二ユーザにギフトを贈呈するか否かを問い合わせるギフト処理を行う。
【0077】
ギフト処理部134は、例えば、ギフト指示の受信に応じて、ギフト処理を行う。
【0078】
ギフト処理部134は、例えば、ギフト配送指示の受信に応じて、ギフト処理を行う。ここでのギフト処理は、第二ユーザにギフトを配送するための処理である。ギフトを配送するための処理は、例えば、配送者の装置に、第二ユーザの配送先情報と配送する商品の情報とを送信する処理である。ギフトを配送するための処理は、例えば、第二ユーザの配送先情報を用いて、配送に使用するタグを印刷する処理である。ただし、ギフトを配送するための処理は、問わない。
【0079】
贈呈蓄積部135は、第一ユーザから第二ユーザにギフトが贈られた場合に贈呈情報を蓄積する。贈呈蓄積部135は、贈呈管理部115に贈呈情報を蓄積することは好適である。贈呈蓄積部135が蓄積する贈呈情報は、第一ユーザの名刺情報に対応付く。贈呈蓄積部135が蓄積する贈呈情報は、通常、第二ユーザの名刺情報に対応付く。
【0080】
統計処理部136は、贈呈蓄積部135が蓄積した2以上の贈呈情報に対して統計処理を行い、1または2以上の統計情報を取得する。統計処理部136は、通常、贈呈管理部115の2以上の贈呈情報に対して統計処理を行い、1以上の統計情報を取得する。なお、統計処理は、例えば、平均値の算出、合計の算出、中央値の取得等であり、問わない。
【0081】
統計情報は、例えば、贈呈されたギフトの価格の平均値、一の第一ユーザが贈呈したギフトの合計金額、一の第二ユーザが贈呈されたギフトの合計金額、一の会社の1以上の第一ユーザが贈呈したギフトの合計金額である。ただし、統計情報の内容は問わない。
【0082】
送信部14は、各種の情報を端末装置2に送信する。各種の情報は、例えば、名刺情報、交換情報、贈呈されたギフトの情報、贈呈情報、統計情報である。
【0083】
送信部14は、名刺出力指示の受信に応じて取得された1以上の名刺情報を、当該名刺出力指示を送信した端末装置2に送信する。
【0084】
統計出力部141は、統計処理部136が取得した1以上の統計情報を出力する。統計出力部141は、例えば、統計情報を端末装置2に送信する。統計出力部141は、例えば、統計情報を格納部11に蓄積する。
【0085】
なお、ここでの出力とは、通常、端末装置2への送信、または蓄積であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
【0086】
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、ユーザ識別子、名刺情報である。
【0087】
端末受付部22は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の指示や情報は、例えば、コミュニケーション指示、名刺交換指示、終了指示、名刺情報、名刺出力指示、ギフト指示、統計指示、チャットの文字列である。
【0088】
各種の指示や情報の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0089】
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受付部22が受け付けた指示や情報を、送信するデータ構造の指示や情報にする処理である。各種の処理とは、例えば、端末受信部25が受信した情報を、出力するデータ構造の情報にする処理である。
【0090】
端末処理部23は、例えば、カメラを具備し、当該カメラにより映像を取得する。端末処理部23は、例えば、マイクを具備し、当該マイクにより音声を取得する。
【0091】
端末送信部24は、各種の指示や情報を送信する。各種の指示や情報は、例えば、コミュニケーション指示、名刺交換指示、終了指示、名刺情報、名刺出力指示、ギフト指示、統計指示、名刺情報、ユーザを撮影した映像、ユーザの音声、チャットにより入力されや文字列である。
【0092】
端末受信部25は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、他のユーザの映像、他のユーザの音声、他のユーザが入力した文字列、ギフト受取情報、名刺情報、統計情報である。
【0093】
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、他のユーザの映像、他のユーザの音声、他のユーザが入力した文字列、ギフト受取情報、名刺情報、統計情報である。
【0094】
格納部11、商品管理部111、条件管理部112、名刺管理部113、名刺交換管理部114、贈呈管理部115、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0095】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0096】
受信部12、名刺受信部121、交換受信部122、および端末受信部25は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0097】
処理部13は、名刺蓄積部131、交換支援部132、候補取得部133、ギフト処理部134、贈呈蓄積部135、統計処理部136、および端末処理部23は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0098】
送信部14、統計出力部141、および端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0099】
端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0100】
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0101】
次に、名刺管理システムAの動作例について説明する。まず、ギフト贈呈支援装置1の動作例について、図3のフローチャートを用いて説明する。
【0102】
(ステップS301)受信部12は、コミュニケーション指示を受信したか否かを判断する。コミュニケーション指示を受信した場合はステップS302に行き、コミュニケーション指示を受信しなかった場合はステップS311に行く。
【0103】
(ステップS302)処理部13は、コミュニケーション開始処理を行う。
【0104】
(ステップS303)処理部13は、コミュニケーション処理を行う。
【0105】
(ステップS304)処理部13は、コミュニケーションを終了するか否かを判断する。コミュニケーションを終了する場合はステップS310に行き、コミュニケーションを終了しない場合はステップS305に行く。なお、コミュニケーションを終了する場合は、例えば、受信部12がコミュニケーションの終了指示を受信した場合、またはコミュニケーションの開始から指定時間以上経過した場合である。
【0106】
(ステップS305)受信部12は、名刺交換指示を受信したか否かを判断する。名刺交換指指示を受信した場合はステップS306に行き、名刺交換指指示を受信しなかった場合はステップS303に戻る。なお、ここでは、2以上のユーザのコミュニケーション中に、受信部12は名刺交換指示を受信する。
【0107】
(ステップS306)交換支援部132は、名刺交換指示に対応する1または2以上の交換情報を取得する。
【0108】
交換支援部132は、例えば、名刺交換指示に含まれる2つのユーザ識別子を取得し、当該2つのユーザ識別子を有する交換情報を構成する。交換支援部132は、例えば、名刺交換指示に含まれる2つのユーザ識別子を取得し、図示しない時計から現在の日時を取得し、当該2つのユーザ識別子と日時とを有する交換情報を構成する。
【0109】
(ステップS307)交換支援部132は、例えば、1または2以上の交換情報を名刺交換管理部114に蓄積する。
【0110】
(ステップS308)ギフト処理部134は、受信された名刺交換指示にギフト指示が含まれるか否かを判断する。ギフト指示が含まれる場合はステップS309に行き、ギフト指示が含まれない場合はステップS303に行く。
【0111】
(ステップS309)ギフト処理部134は、第一ギフト処理を行う。ステップS303に戻る。第一ギフト処理の例について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、第一ギフト処理は、第一ユーザが第二ユーザにギフトを贈ることを支援するための処理である。
【0112】
(ステップS310)処理部13は、コミュニケーション終了処理を行う。ステップS301に戻る。かかる処理は公知の処理である。
【0113】
(ステップS311)名刺受信部121は、名刺情報を受信したか否かを判断する。名刺情報を受信した場合はステップS312に行き、名刺情報を受信しなかった場合はステップS313に行く。なお、名刺受信部121は、例えば、ユーザ識別子に対応付いた名刺情報を受信する。
【0114】
(ステップS312)名刺蓄積部131は、ステップS311で受信された名刺情報を、ユーザ識別子に対応付けて、名刺管理部113に蓄積する。なお、名刺情報に対応付くユーザ識別子は、名刺蓄積部131が生成したユーザ識別子でも良いし、受信された名刺情報に対応付いているユーザ識別子でも良い。
【0115】
(ステップS313)受信部12は、ギフト配送指示を受信したか否かを判断する。ギフト配送指示を受信した場合はステップS314に行き、ギフト配送指示を受信しなかった場合はステップS317に行く。
【0116】
(ステップS314)ギフト処理部134は、第二ギフト処理を行う。第二ギフト処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、第二ギフト処理は、第二ユーザがギフトを受け取ることを支援するための処理である。
【0117】
(ステップS315)贈呈蓄積部135は、第二ギフト処理に対応する贈呈情報を取得する。
【0118】
(ステップS316)贈呈蓄積部135は、ステップS315で取得した贈呈情報を贈呈管理部115に蓄積する。ステップS301に戻る。
【0119】
(ステップS317)受信部12は、名刺出力指示を受信したか否かを判断する。名刺出力指示を受信した場合はステップS318に行き、名刺出力指示を受信しなかった場合はステップS320に行く。
【0120】
(ステップS318)処理部13は、ステップS317で受信された名刺出力指示に含まれるユーザ識別子を取得する。処理部13は、当該ユーザ識別子と対になる1以上のユーザ識別子を、名刺交換管理部114から取得する。処理部13は、当該1以上の各ユーザ識別子と対になる名刺情報を名刺管理部113から取得する。なお、名刺出力指示に含まれるユーザ識別子と対になる1以上のユーザ識別子は、名刺出力指示を送信したユーザと名刺交換したユーザの識別子である。
【0121】
(ステップS319)送信部14は、1以上の名刺情報を、名刺出力指示を送信した端末装置2に送信する。ステップS301に戻る。
【0122】
(ステップS320)受信部12は、ギフト指示を受信したか否かを判断する。ギフト指示を受信した場合はステップS309に行き、ギフト指示を受信しなかった場合はステップS321に行く。
【0123】
(ステップS321)受信部12は、統計指示を受信したか否かを判断する。統計指示を受信した場合はステップS322に行き、統計指示を受信しなかった場合はステップS301に戻る。
【0124】
(ステップS322)統計処理部136は、贈呈管理部115の贈呈情報を用いて、統計処理を行う。統計処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0125】
(ステップS323)統計出力部141は、1以上の統計情報を出力する。ステップS301に戻る。
【0126】
なお、図3のフローチャートのステップS319において、送信部14が1以上の名刺情報を端末装置2に送信した後、ステップS320で、受信部12が、当該端末装置2から第二ユーザ識別子に対応するギフト指示を受信することは好適である。つまり、第一ユーザの端末装置2が、当該第一ユーザと過去に名刺交換した第二ユーザの名刺情報を出力した後、当該名刺情報に対応するギフト指示を受け付け、ギフト贈呈支援装置1に送信することは好適である。かかることは、ギフト贈呈支援装置1が、過去に名刺交換した第二ユーザに対して、第一ユーザがギフトを贈ることを支援できることを示す。かかることは、ギフト贈呈支援装置1が、名刺交換管理部114で管理されている交換情報に基づいて、第一ユーザが過去に名刺交換した第二ユーザにギフトを贈ることを支援できることを示す。
【0127】
また、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0128】
次に、ステップS309の第一ギフト処理の例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0129】
(ステップS401)ギフト処理部134は、受信されたギフト指示の中に1以上の商品識別子が存在するか否かを判断する。1以上の商品識別子が存在する場合はステップS411に行き、存在しない場合はステップS402に行く。
【0130】
(ステップS402)ギフト処理部134は、ギフト指示に対応する第一ユーザ識別子を取得する。なお、第一ユーザ識別子は、ギフト指示を送信したユーザの識別子である。
【0131】
(ステップS403)ギフト処理部134は、ステップS402で取得した第一ユーザ識別子と対になる1以上の第一ユーザ属性値を、名刺管理部113の名刺情報から取得する。
【0132】
(ステップS404)ギフト処理部134は、ギフト指示に対応する第二ユーザ識別子を取得する。第二ユーザ識別子は、ギフトを贈られるユーザの識別子である。
【0133】
(ステップS405)ギフト処理部134は、ステップS404で取得した第二ユーザ識別子と対になる1以上の第二ユーザ属性値を、名刺管理部113の名刺情報から取得する。
【0134】
(ステップS406)ギフト処理部134は、カウンタiに1を代入する。
【0135】
(ステップS407)ギフト処理部134は、条件管理部112に、i番目の贈呈条件が存在するか否かを判断する。i番目の贈呈条件が存在する場合はステップS408に行き、存在しない場合はステップS412に行く。
【0136】
(ステップS408)ギフト処理部134は、条件管理部112からi番目の贈呈条件に含まれる属性値条件を取得する。ギフト処理部134は、取得した1以上の第一ユーザ属性値または/および1以上の第二ユーザ属性値が、当該属性値条件に合致するか否かを判断する。属性値条件に合致する場合はステップS409に行き、属性値条件に合致しない場合はステップS410に行く。
【0137】
(ステップS409)ギフト処理部134は、i番目の贈呈条件に含まれるギフト条件が特定する1以上の商品の商品識別子を取得し、図示しないバッファに追記する。
【0138】
(ステップS410)ギフト処理部134は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS407に戻る。
【0139】
(ステップS411)ギフト処理部134は、受信されたギフト指示の中に1以上の商品識別子を取得し、図示しないバッファに蓄積する。
【0140】
(ステップS412)ギフト処理部134は、図示しないバッファに格納されている1または2以上の商品識別子を用いて、第二ユーザが1以上の商品を選択するためのウェブページを構成する。なお、かかるウェブページは、第二ユーザに贈呈される商品を第二ユーザが選択するためのページである。なお、図示しないバッファに格納されている商品識別子が一つである場合、例えば、ギフト処理部134は、当該商品識別子で識別される商品の情報を含むウェブページであり、贈られるギフトを知らせるウェブページを構成する。
【0141】
(ステップS413)ギフト処理部134は、ステップS412で構成したウェブページにアクセスするためのURLを含むギフト受取情報を構成する。ギフト受取情報は、例えば、第二ユーザが氏名や住所等を入力するためのウェブページにアクセスするURLを含む。ギフト受取情報は、例えば、第二ユーザが商品を選択するための画面情報、第二ユーザが氏名や住所等を入力するための画面情報等でも良い。
【0142】
(ステップS414)ギフト処理部134は、ギフト指示に対応する第二ユーザに、ステップS413で構成したギフト受取情報を送信する。上位処理にリターンする。
【0143】
次に、ステップS314の第二ギフト処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0144】
(ステップS501)ギフト処理部134は、受信されたギフト配送指示に含まれる商品識別子を取得する。ギフト処理部134は、当該商品識別子に対応する商品情報を商品管理部111から取得する。
【0145】
(ステップS502)ギフト処理部134は、受信されたギフト配送指示に含まれる第二ユーザの氏名、住所等を取得する。
【0146】
(ステップS503)ギフト処理部134は、ステップS501で取得した商品情報、ステップS502で取得した氏名、住所等を用いて、第二ユーザに商品を配送するための処理を行う。なお、かかる処理は、例えば、配送業者の端末に、商品情報、氏名、住所等を送信する処理である。
【0147】
次に、ステップS322の統計処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0148】
(ステップS601)統計処理部136は、カウンタiに1を代入する。
【0149】
(ステップS602)統計処理部136は、i番目の取得する統計情報が存在するか否かを判断する。i番目の取得する統計情報が存在するか否かは、例えば、受信された統計指示に基づく。i番目の取得する統計情報が存在するか否かは、例えば、予め決められている。
【0150】
(ステップS603)統計処理部136は、i番目の統計情報を取得するために使用する情報を贈呈管理部115等から取得する。
【0151】
(ステップS604)統計処理部136は、ステップS603で取得した情報に対して、統計処理を行い、統計情報を取得し、図示しないバッファに蓄積する。
【0152】
(ステップS605)統計処理部136は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS602に戻る。
【0153】
次に、端末装置2の動作例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0154】
(ステップS701)端末受付部22は、コミュニケーション指示を受け付けたか否かを判断する。コミュニケーション指示を受け付けた場合はステップS702に行き、コミュニケーション指示を受け付けなかった場合はステップS712に行く。
【0155】
(ステップS702)端末処理部23は、端末格納部21からユーザ識別子を取得する。端末送信部24は、当該ユーザ識別子に対応付けて、コミュニケーション指示をギフト贈呈支援装置1に送信する。
【0156】
(ステップS703)端末処理部23は、コミュニケーションを開始するか否かを判断する。コミュニケーションを開始する場合はステップS704に行き、コミュニケーションを開始しない場合はステップS703に戻る。なお、例えば、ギフト贈呈支援装置1からのトリガーの受信により、コミュニケーションが開始される。
【0157】
(ステップS704)端末処理部23は、情報を取得したか否かを判断する。情報を取得した場合はステップS705に行き、情報を取得しなかった場合はステップS706に行く。なお、ここでの情報は、例えば、カメラで撮影した映像、マイクが集音した音声、ユーザが入力したチャットの文字列である。
【0158】
(ステップS705)端末処理部23は、端末格納部21からユーザ識別子を取得する。端末送信部24は、当該ユーザ識別子に対応付けて、取得した情報をギフト贈呈支援装置1に送信する。ステップS704に戻る。
【0159】
(ステップS706)端末受付部22は、名刺交換指示を受け付けたか否かを判断する。名刺交換指示を受け付けた場合はステップS707に行き、名刺交換指示を受け付けなかった場合はステップS708に行く。なお、名刺交換指示は、名刺交換する相手にギフトを贈ることの指示であるギフト指示を含んでも良い。
【0160】
(ステップS707)端末処理部23は、端末格納部21からユーザ識別子を取得する。端末送信部24は、当該ユーザ識別子に対応付けて、名刺交換指示をギフト贈呈支援装置1に送信する。ステップS704に戻る。
【0161】
(ステップS708)端末受信部25は、ギフト贈呈支援装置1から情報を受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS709に行き、情報を受信しなかった場合はステップS710に行く。なお、ここでの情報は、例えば、他のユーザの映像、他のユーザの音声、他のユーザのチャットの文字列である。
【0162】
(ステップS709)端末処理部23は、ステップS708で受信された情報を用いて、出力する情報を構成する。端末出力部26は、当該情報を出力する。ステップS704に戻る。
【0163】
(ステップS710)端末受付部22は、終了指示を受け付けたか否かを判断する。終了指示を受け付けた場合はステップS711に行き、終了指示を受け付けなかった場合はステップS704に戻る。
【0164】
(ステップS711)端末処理部23は、端末格納部21からユーザ識別子を取得する。端末送信部24は、当該ユーザ識別子に対応付けて、終了指示をギフト贈呈支援装置1に送信する。ステップS701に戻る。
【0165】
(ステップS712)端末受付部22は、名刺情報を受け付けたか否かを判断する。名刺情報を受け付けた場合はステップS711に行き、名刺情報を受け付けなかった場合はステップS712に行く。
【0166】
(ステップS713)送信部14は、ステップS712で受け付けられた名刺情報をギフト贈呈支援装置1に送信する。ステップS701に戻る。
【0167】
(ステップS714)端末受信部25は、ギフト贈呈支援装置1からギフト受取情報を受信したか否かを判断する。ギフト受取情報を受信した場合はステップS715に行き、ギフト受取情報を受信しなかった場合はステップS718に行く。
【0168】
(ステップS715)端末処理部23は、受信されたギフト受取情報を用いて、出力するギフト受取情報を構成する。端末出力部26は、当該ギフト受取情報を出力する。
【0169】
(ステップS716)端末処理部23は、出力されたギフト受取情報に対する入力であるギフト配送指示を受け付けたか否かを判断する。ギフト配送指示を受け付けた場合はステップS717に行き、受け付けなかった場合はステップS716に戻る。なお、ギフト配送指示は、通常、ユーザの配送先情報、商品識別子を有する。
【0170】
(ステップS717)端末処理部23は、端末格納部21からユーザ識別子を取得する。端末送信部24は、当該ユーザ識別子に対応付けて、ギフト配送指示をギフト贈呈支援装置1に送信する。ステップS701に戻る。
【0171】
(ステップS718)端末受付部22は、名刺出力指示を受け付けたか否かを判断する。名刺出力指示を受け付けた場合はステップS719に行き、名刺出力指示を受け付けなかった場合はステップS722に行く。
【0172】
(ステップS719)端末処理部23は、端末格納部21からユーザ識別子を取得する。端末送信部24は、当該ユーザ識別子に対応付けて、名刺出力指示をギフト贈呈支援装置1に送信する。
【0173】
(ステップS720)端末受信部25は、1以上の名刺情報をギフト贈呈支援装置1から受信したか否かを判断する。1以上の名刺情報を受信した場合はステップS721に行き、受信しなかった場合はステップS720に戻る。
【0174】
(ステップS721)端末処理部23は、ステップS720で受信された1以上の名刺情報を用いて、出力する情報を構成する。端末出力部26は、当該情報を出力する。ステップS701に戻る。なお、出力する情報は、例えば、名刺情報の一覧表、または1以上の名刺情報である。
【0175】
(ステップS722)端末受付部22は、ギフト指示を受け付けたか否かを判断する。ギフト指示を受け付けた場合はステップS723に行き、ギフト指示を受け付けなかった場合はステップS724に行く。
【0176】
なお、例えば、ここでのギフト指示は、出力されている名刺情報に対して入力される。つまり、ここでのギフト指示は、過去に名刺交換した他のユーザの名刺情報に対して、入力される。
【0177】
(ステップS723)端末処理部23は、端末格納部21からユーザ識別子を取得する。端末送信部24は、当該ユーザ識別子に対応付けて、ギフト指示をギフト贈呈支援装置1に送信する。ステップS701に戻る。
【0178】
(ステップS724)端末受付部22は、統計指示を受け付けたか否かを判断する。統計指示を受け付けた場合はステップS725に行き、統計指示を受け付けなかった場合はステップS701に戻る。なお、統計指示は、例えば、統計処理の対象の贈呈情報を特定する情報を含む。
【0179】
(ステップS725)端末処理部23は、端末格納部21からユーザ識別子を取得する。端末送信部24は、当該ユーザ識別子に対応付けて、統計指示をギフト贈呈支援装置1に送信する。
【0180】
(ステップS726)端末受信部25は、1以上の統計情報をギフト贈呈支援装置1から受信したか否かを判断する。1以上の統計情報を受信した場合はステップS727に行き、受信しなかった場合はステップS726に戻る。
【0181】
(ステップS727)端末処理部23は、ステップS726で受信された1以上の統計情報を用いて、出力する情報を構成する。端末出力部26は、当該情報を出力する。ステップS701に戻る。
【0182】
なお、図7のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0183】
以下、本実施の形態における名刺管理システムAの具体的な動作例について説明する。
【0184】
今、ギフト贈呈支援装置1の商品管理部111には、図8に示す商品管理表が格納されている、とする。商品管理表とは、ギフトになり得る商品に関する商品情報を管理する表である。商品管理表は、「ID」「商品識別子」「商品属性値」を有する1以上のレコードを管理する。「商品属性値」は、「商品名」「種類情報」「価格」を有する。「ID」は、レコードを識別する情報である。
【0185】
条件管理部112には、図9に示す条件管理表が格納されている、とする。条件管理表とは、1以上の贈呈条件を管理する表である。条件管理表は、「ID」「贈呈条件」を有する。「贈呈条件」は、「属性値条件」「ギフト条件」を有する。「属性値条件」は、1以上の第一ユーザ属性値または/および1以上の第二ユーザ属性値に関する条件である。「ギフト条件」は、1以上の商品属性値に関する条件、または1以上の商品識別子である。
【0186】
名刺管理部113には、図10に示す構造を有する名刺管理表が格納されている、とする。名刺管理表は、「ID」「ユーザ情報」を有する1以上のレコードを管理する。一のユーザ情報は、一のユーザのログイン情報や名刺情報を有する。「ユーザ情報」は、「ユーザ識別子」「パスワード」「名刺情報」を有する。「名刺情報」は、「ユーザ属性値」「名刺画像」を有する。「ユーザ属性値」は「氏名」「通信先情報(メールアドレス)」「会社名」「役職」を有する。「名刺画像」は、紙の名刺をスキャンした結果の画像である。「ユーザ属性値」は、ユーザが入力し、送信してきた情報でも良いし、ユーザが送信した名刺画像を文字認識した結果、取得された情報等でも良い。「ユーザ属性値」の取得経路は問わない。
【0187】
名刺交換管理部114には、図11に示す構造を有する名刺交換管理表が格納される。名刺交換管理表は、名刺交換を管理する表である。名刺交換管理表は、交換情報を管理する表である。名刺交換管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「相手名刺画像」「相手ユーザ識別子」「相手ユーザ情報」「日時」を有する1以上のレコードを管理する。
【0188】
「相手名刺画像」は、ユーザ識別子で識別されるユーザが名刺を受け取った相手の名刺画像である。「相手ユーザ識別子」は、ユーザ識別子で識別されるユーザが名刺を受け取った相手のユーザ識別子である。「相手ユーザ情報」は、ユーザ識別子で識別されるユーザが名刺を受け取った相手のユーザの情報である。「相手ユーザ情報」は、ここでは、「氏名」「メールアドレス」「会社名」「役職」などを有する。「日時」は、名刺を受け取った日時を示す情報である。
【0189】
贈呈管理部115には、図12に示す構造を有する贈呈管理表が格納される。贈呈管理表とは、贈呈情報を管理する表である。贈呈管理表は、「ID」「贈呈情報」を有する1以上のレコードを管理する。「贈呈情報」は「第一ユーザ識別子」「第二ユーザ識別子」「商品識別子」「日時」を有する。「第一ユーザ識別子」はギフトを贈呈した第一ユーザの識別子である。「第二ユーザ識別子」はギフトを贈呈された第二ユーザの識別子である。「商品識別子」は、贈呈されたギフト(商品)の識別子である。「日時」は、ギフトが贈呈された日時を特定する情報である。
【0190】
かかる状況において、「山田賢治」と「加藤泰彦」とがウェブ会議を行っている、とする。また、このウェブ会議では、チャットも可能である、とする。そして、ウェブ会議中、山田賢治は、加藤泰彦に対して、チャットで、文字列「オンライン名刺交換をお願いします。」と入力した、とする。
【0191】
すると、山田賢治の端末装置2(ここでは、第一端末装置2という。)は、当該文字列を受け付け、ギフト贈呈支援装置1に送信する。また、第一端末装置2の端末受付部22は、名刺交換指示を受け付ける。次に、端末処理部23は、端末格納部21からユーザ識別子「1001」を取得する。端末送信部24は、当該ユーザ識別子「1001」に対応付けて、名刺交換指示をギフト贈呈支援装置1に送信する。なお、ここでの名刺交換指示は、ギフト指示を含む、とする。つまり、ここでは、デフォルト(名刺交換指示を送信するユーザが特に指定しない限り)で、名刺交換指示はギフト指示を含む、とする。
【0192】
次に、ギフト贈呈支援装置1の受信部12は、第一端末装置2から名刺交換指示を受信する。
【0193】
次に、交換支援部132は、名刺交換指示に対応する第一ユーザ識別子「1001」を取得する。
【0194】
次に、ギフト処理部134は、第一ユーザ識別子「1001」と対になる第一ユーザ属性値(例えば、役職「主任」等)を名刺管理表(図10)から取得する。
【0195】
次に、候補取得部133は、条件管理表(図9)を参照し、第一ユーザ属性値または第二ユーザ属性値が合致する属性値条件を「ID=3」の属性値条件であると判断する。次に、候補取得部133は、当該「ID=1」の属性値条件と対になるギフト条件「価格>=500」を取得する。次に、候補取得部133は、ギフト条件「価格>=500」に合致する商品識別子「G001」、および商品属性値(商品名等)を商品管理表(図8)から取得する。
【0196】
次に、ギフト処理部134は、当該商品属性値(商品名等)を有し、名刺交換を支援する画面情報を構成する。
【0197】
次に、ギフト処理部134は、当該画面情報を加藤泰彦の端末装置2(第二端末装置2と言う)に送信する。
【0198】
次に、第二端末装置2は、ギフト贈呈支援装置1から文字列「オンライン名刺交換をお願いします。」、および名刺交換を支援する画面情報を受信する。次に、第二端末装置2は、当該文字列および画面を出力する。かかる出力例は、図13である。
【0199】
次に、加藤泰彦は、第二端末装置2の画面(図13)の1301の各フィールドに、氏名、メールアドレス、会社名、部署名、役職、電話番号を含む名刺情報を入力した、とする。また、加藤泰彦は、第二端末装置2のチェックボックス1302に「チェック」を入力し、「この名刺を送信」ボタン1303を指示した、とする。
【0200】
次に、第二端末装置2の端末受付部22は、1301に入力された名刺情報、1302に対応するギフト指示であり、商品識別子「G001」を含むギフト指示、山田賢治のユーザ識別子「1001」を有する名刺交換指示を受け付ける。次に、端末送信部24は、当該名刺交換指示をギフト贈呈支援装置1に送信する。
【0201】
次に、ギフト贈呈支援装置1の受信部12は、第二端末装置2から当該名刺交換指示を受信する。
【0202】
次に、名刺蓄積部131は、受信された名刺交換指示が有する加藤泰彦の名刺情報(図13の1301のフィールドに入力された情報)を取得する。また、名刺蓄積部131は、ユニークなユーザ属性値「1128」を取得する。次に、名刺蓄積部131は、当該ユーザ属性値「1128」と加藤泰彦の名刺情報とを名刺管理表に蓄積する。なお、かかる名刺情報は、図10の「ID=128」のレコードである。
【0203】
次に、交換支援部132は、名刺交換指示に対応する第一ユーザ識別子「1001」と第二ユーザ識別子「1128」とを取得する。次に、交換支援部132は、第一ユーザ識別子「1001」と第二ユーザ識別子「1128」とを用いて、蓄積する交換情報を構成する。かかる交換情報は、例えば、「<ユーザ識別子>1001 <相手ユーザ識別子>1128 <相手ユーザ情報><氏名>加藤泰彦 <メールアドレス>y.kato@44.example.com <会社名>yonyon株式会社 ・・・</相手ユーザ情報> <日時>2023/1/5 11:27 ・・・」である。次に、交換支援部132は、当該交換情報を名刺交換管理表(図11)に追記する。なお、追記されたレコードは、「ID=621」のレコードである。
【0204】
また、ギフト処理部134は、受信された名刺交換指示にギフト指示が含まれる、と判断する。次に、ギフト処理部134は、以下のように第一ギフト処理を行う。つまり、ギフト処理部134は、受信されたギフト指示の中に商品識別子「G001」を取得する。次に、ギフト処理部134は、商品識別子「G001」と対になる商品属性値を商品管理表から取得する。また、ギフト処理部134は、取得した商品属性値を含み、第二ユーザが氏名や住所等を入力するための画面情報を構成する。次に、ギフト処理部134は、当該画面情報を図示しないバッファに蓄積する。また、ギフト処理部134は、当該画面情報にアクセスするためのURLを取得する。次に、ギフト処理部134は、当該URLを含むギフト受取情報を構成する。次に、ギフト処理部134は、当該ギフト受取情報を加藤泰彦のメールアドレス(y.kato@44.example.com)宛に、電子メールで送信する。
【0205】
次に、加藤泰彦は、電子メールでURLを含むギフト受取情報を受信する。次に、加藤泰彦は、第二端末装置2に対して、表示されている電子メールの中のURLをクリックし、ギフトの配送先の住所等を入力する画面を出力した、とする。次に、加藤泰彦は、当該画面に対して、氏名、住所等(例えば、<氏名>加藤泰彦 <郵便番号>105-1001 <住所>東京都・・・ <電話番号>03-1234-5678)を入力し、配送ボタンを指示した、とする。すると、第二端末装置2はギフト配送指示を受け付け、ギフト贈呈支援装置1に送信する。なお、当該ギフト配送指示は、「<第一ユーザ識別子>1001 <第二ユーザ識別子>1128 <商品識別子>G001 <配送先情報><氏名>加藤泰彦 <郵便番号>105-1001 <住所>東京都・・・ <電話番号>03-1234-5678 </配送先情報>」を有する、とする。
【0206】
次に、ギフト贈呈支援装置1の受信部12は、第二端末装置2からギフト配送指示を受信する。次に、ギフト処理部134は、以下のように第二ギフト処理を行う。つまり、ギフト処理部134は、受信されたギフト配送指示に含まれる商品識別子「G001」を取得する。また、ギフト処理部134は、受信されたギフト配送指示に含まれる加藤泰彦の氏名、住所等を取得する。次に、ギフト処理部134は、商品識別子「G001」と対になる商品情報を取得し、当該商品情報、氏名、および住所等を用いて、加藤泰彦に「G001」に商品を配送するための処理を行う。その結果、加藤泰彦に、ビール2缶のセットが配送される。
【0207】
また、贈呈蓄積部135は、上記の第二ギフト処理に対応する贈呈情報「<第一ユーザ識別子>1001 <第二ユーザ識別子>1128 <商品識別子>G001 <日時>2023/1/5 11:50 ・・・」を取得する。次に、贈呈蓄積部135は、当該贈呈情報を贈呈管理表(図12)に蓄積する。かかるレコードは、「ID=381」のレコードである。なお、贈呈蓄積部135は、図示しない時計から「<日時>2023/1/5 11:50」を取得した、とする。
【0208】
以上、本実施の形態によれば、名刺交換の相手にギフトを贈ることを支援できる。特に、本実施の形態によれば、名刺交換時に名刺交換の相手にギフトを贈ることを支援できる。
【0209】
また、本実施の形態によれば、名刺交換の相手にギフトを贈ったことを管理できる。
【0210】
また、本実施の形態によれば、名刺交換の相手のユーザ属性値に応じた適切なギフトを贈ることを支援できる。
【0211】
また、本実施の形態によれば、名刺交換の相手にギフトを贈る場合に、当該ギフトの贈り主のユーザ属性値に応じた適切なギフトを贈ることを支援できる。
【0212】
さらに、本実施の形態によれば、名刺交換に基づいて贈られたギフトに関する統計処理を行える。
【0213】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態におけるギフト贈呈支援装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、第一ユーザ識別子で識別される第一ユーザから、当該第一ユーザと名刺交換する第二ユーザに対して、ギフトを贈るための処理であるギフト処理を行うギフト処理部と、前記第一ユーザと前記第二ユーザとが名刺交換したことを示す情報であり、前記第一ユーザ識別子と前記第二ユーザを識別する第二ユーザ識別子とを対応付ける交換情報を蓄積する交換支援部として機能させるためのプログラムである。
【0214】
また、図14は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態のギフト贈呈支援装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図14は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図15は、システム300のブロック図である。
【0215】
図14において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304と、マイク305と、スピーカー306と、カメラ307とを含む。
【0216】
図15において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0217】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態のギフト贈呈支援装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0218】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態のギフト贈呈支援装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0219】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0220】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0221】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0222】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0223】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0224】
以上のように、本発明にかかるギフト贈呈支援装置1は、名刺交換の相手にギフトを贈ることを支援できるという効果を有し、ギフト贈呈を支援するサーバ等として有用である。
【符号の説明】
【0225】
A 名刺管理システム
1 ギフト贈呈支援装置
2 端末装置
11 格納部
12 受信部
13 処理部
14 送信部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
111 商品管理部
112 条件管理部
113 名刺管理部
114 名刺交換管理部
115 贈呈管理部
121 名刺受信部
122 交換受信部
131 名刺蓄積部
132 交換支援部
133 候補取得部
134 ギフト処理部
135 贈呈蓄積部
136 統計処理部
141 統計出力部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15