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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101975
(43)【公開日】2024-07-30
(54)【発明の名称】開封防止機能付き容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 43/06 20060101AFI20240723BHJP
   A45C 11/20 20060101ALI20240723BHJP
   B65D 85/50 20060101ALI20240723BHJP
   B65D 43/08 20060101ALI20240723BHJP
【FI】
B65D43/06
A45C11/20 C
B65D85/50 100
B65D43/08 210
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023061821
(22)【出願日】2023-04-06
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-07-04
(31)【優先権主張番号】112102467
(32)【優先日】2023-01-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】506396375
【氏名又は名称】南部化成股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100137095
【弁理士】
【氏名又は名称】江部 武史
(74)【代理人】
【識別番号】100091627
【弁理士】
【氏名又は名称】朝比 一夫
(72)【発明者】
【氏名】王東章
(72)【発明者】
【氏名】王培宇
【テーマコード(参考)】
3B045
3E035
3E084
【Fターム(参考)】
3B045BA13
3B045CA06
3B045DA41
3B045EA02
3B045EB04
3E035BA02
3E035BA05
3E035BC02
3E035CA02
3E084AA05
3E084AA14
3E084AA24
3E084AB10
3E084BA01
3E084CA03
3E084CC03
3E084DA03
3E084DB01
3E084DB09
3E084DB13
3E084DB17
3E084DB18
3E084DC03
3E084FC07
3E084GA08
3E084GB08
3E084GB12
3E084GB17
3E084KA12
3E084LA30
(57)【要約】
【課題】蓋が落ちにくい開封防止機能付き容器を提供する。
【解決手段】第2本体部は第2ベース部と第2周壁部を含み、第1ベース部と第2ベース部とは相対するように設けられ、第2周壁部は第2ベース部を取り囲んで収容空間を形成し、延伸部は、第2周壁部から延伸するように形成され、留め具部と把持部を含み、把持部は留め具部と連接され、留め具部が第1スナップ部に嵌め合わされたとき、把持部は第1スナップ部の外に位置する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1箱体と、第2箱体を含んだ開封防止機能付き容器であって、
前記第1箱体は、第1本体部と、第1箱底面とを含み、
前記第1本体部は第1ベース部と第1周壁部を含み、前記第1周壁部は前記第1ベース部を取り囲んで収納空間を形成し、前記第1ベース部は水平面と実質的に平行であり、
前記第1箱底面は、前記第1周壁部から延伸して形成され、第1スナップ部を含み、前記第1スナップ部の凹方向は前記水平面と実質的に垂直であり、
前記第2箱体は、第2本体部と、第2箱底面と、延伸部とを含み、
前記第2本体部は第2ベース部と第2周壁部を含み、前記第1ベース部と前記第2ベース部とは相対するように設けられ、前記第2周壁部は前記第2ベース部を取り囲んで収容空間を形成し、
前記第2箱底面は、前記第2周壁部から延伸するように形成され、第2スナップ部を含み、前記第2スナップ部の凹方向は前記水平面と実質的に垂直であり、前記第1箱体と前記第2箱体が組み合わされた時、前記第1箱底面は前記第2箱底面に重ねられ、
前記延伸部は、前記第2周壁部から延伸するように形成され、留め具部と把持部を含み、前記把持部は前記留め具部と連接され、前記留め具部が前記第1スナップ部に嵌め合わされたとき、前記把持部は前記第1スナップ部の外に位置することを特徴とする開封防止機能付き容器。
【請求項2】
前記把持部は凸点構造を含み、前記留め具部が前記第1スナップ部に嵌め合わされたとき、前記凸点構造は前記第1スナップ部の外縁に当接し、前記把持部と前記第1スナップ部の間に空隙を形成させることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項3】
前記留め具部は凹部を含み、前記留め具部が前記第1スナップ部に嵌め合わされたとき、前記凹部の開口は前記第1本体部の外側を向く、ことを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項4】
前記把持部は曲げ線を含み、前記留め具部が前記第1スナップ部に嵌め合わされたとき、前記曲げ線は、前記把持部が前記第1周壁部の外側に位置するように折れ曲がることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項5】
前記把持部は凸起部を有し、前記留め具部に連接され、前記凸起部が凸起する方向と前記留め具部の凸起する方向は反対方向であることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項6】
前記第1周壁部は第1周壁部本体と第1係止面を含み、前記第2周壁部は第2周壁部本体と第2係止面を含み、
前記第1係止面は前記第1周壁部本体の周縁の外側に位置し、前記第2係止面は前記第2周壁部本体の周縁の外側に位置し、前記第1係止面は前記第2係止面にクリップされて前記第1箱体と前記第2箱体の相対位置が定められることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項7】
前記第1係止面は前記第1スナップ部の一方の側に位置し、前記第2係止面は前記第2スナップ部の一方の側に位置することを特徴とする請求項6に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項8】
前記第1スナップ部は第1首部と第1閉塞部を含み、前記第1首部の幅は前記第1閉塞部の幅より狭く、前記第2スナップ部は第2開口部と第2閉塞部を含み、前記第2開口部の幅は前記第2閉塞部の幅より広く、前記第1閉塞部の幅は前記第2閉塞部の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項9】
前記第2周壁部は周縁側壁部を更に含み、前記周縁側壁部は前記第2スナップ部の周縁の外側に位置し、前記延伸部に連接されることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項10】
前記第1スナップ部は第1の導引部を更に含み、前記導引部は前記第1首部に連接し、且つ、前記導引部は前記第1閉塞部から離れた一端の幅が前記第1首部の幅よりも広いことを特徴とする請求項8に記載の開封防止機能付き容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は開封防止機能付き容器に関し、特に、蓋が落ちにくい開封防止機能付き容器に関する。
【背景技術】
【0002】
食品包装容器の分野では、中の食品が溢れ出さないようにするために、蓋をしっかりと密閉する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、食品包装容器の分野では、下側の箱と蓋の組立や固定が不安定な場合があり、固定等が不安定な場合には蓋が外れてしまい、箱の中に収容された食品が外へ溢れ出してしまう場合がある。
このため、従来ではプラスチック製のロープやゴムのリングで蓋が外れないように拘束しなければならなかった。このため、拘束のために使用されていたプラスチックや、ゴムによって余分なゴミが発生していた。更に、従来の方式では、プラスチック製のロープやゴムで下側の箱と蓋との間を固定しても、密閉の強度が必ずしも十分とは言えない場合が有り、隙間が空いてしまうと内容物が劣化してしまう場合が有り得た。更に、食品包装容器を搬送中に容器をぶつけたり、振動させたりした場合には、下側の箱から蓋が外れてしまう可能性が高くなり、特に搬送の際に生ずる外部からの衝撃が原因で内容物の鮮度や安全性が低下してしまう場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明はこのような問題に鑑みて以下の構成を備える。即ち、
第1箱体と、第2箱体を含んだ開封防止機能付き容器であって、
前記第1箱体は、第1本体部と、第1箱底面とを含み、
前記第1本体部は第1ベース部と第1周壁部を含み、前記第1周壁部は前記第1ベース部を取り囲んで収納空間を形成し、前記第1ベース部は水平面と実質的に平行であり、
前記第1箱底面は、前記第1周壁部から延伸して形成され、第1スナップ部を含み、前記第1スナップ部の凹方向は前記水平面と実質的に垂直であり、
前記第2箱体は、第2本体部と、第2箱底面と、延伸部とを含み、
前記第2本体部は第2ベース部と第2周壁部を含み、前記第1ベース部と前記第2ベース部とは相対するように設けられ、前記第2周壁部は前記第2ベース部を取り囲んで収容空間を形成し、
前記第2箱底面は、前記第2周壁部から延伸するように形成され、第2スナップ部を含み、前記第2スナップ部の凹方向は前記水平面と実質的に垂直であり、前記第1箱体と前記第2箱体が組み合わされた時、前記第1箱底面は前記第2箱底面に重ねられ、
前記延伸部は、前記第2周壁部から延伸するように形成され、留め具部と把持部を含み、前記把持部は前記留め具部と連接され、前記留め具部が前記第1スナップ部に嵌め合わされたとき、前記把持部は前記第1スナップ部の外に位置する。
【0005】
また、前記把持部は凸点構造を含み、前記留め具部が前記第1スナップ部に嵌め合わされたとき、前記凸点構造は前記第1スナップ部の外縁に当接し、前記把持部と前記第1スナップ部の間に空隙を形成させる。
【0006】
また、前記留め具部は凹部を含み、前記留め具部が前記第1スナップ部に嵌め合わされたとき、前記凹部の開口は前記第1本体部の外側を向く。
また、前記把持部は曲げ線を含み、前記留め具部が前記第1スナップ部に嵌め合わされたとき、前記曲げ線は、前記把持部が前記第1周壁部の外側に位置するように折れ曲がる。
【0007】
また、前記把持部は凸起部を有し、前記留め具部に連接され、前記凸起部が凸起する方向と前記留め具部の凸起する方向は反対方向である。
また、前記第1周壁部は第1周壁部本体と第1係止面を含み、前記第2周壁部は第2周壁部本体と第2係止面を含み、
前記第1係止面は前記第1周壁部本体の周縁の外側に位置し、前記第2係止面は前記第2周壁部本体の周縁の外側に位置し、前記第1係止面は前記第2係止面にクリップされて前記第1箱体と前記第2箱体の相対位置が定められる。
【0008】
また、前記第1係止面は前記第1スナップ部の一方の側に位置し、前記第2係止面は前記第2スナップ部の一方の側に位置する。
また、前記第1スナップ部は第1首部と第1閉塞部を含み、前記第1首部の幅は前記第1閉塞部の幅より狭く、前記第2スナップ部は第2開口部と第2閉塞部を含み、前記第2開口部の幅は前記第2閉塞部の幅より広く、前記第1閉塞部の幅は前記第2閉塞部の幅よりも狭い。
【0009】
また、前記第2周壁部は周縁側壁部を更に含み、前記周縁側壁部は前記第2スナップ部の周縁の外側に位置し、前記延伸部に連接される。
また、前記第1スナップ部は第1の導引部を更に含み、前記導引部は前記第1首部に連接し、且つ、前記導引部は前記第1閉塞部から離れた一端の幅が前記第1首部の幅よりも広い。
【発明の効果】
【0010】
本発明の開封防止機能付き容器において、使用者は、把持部を摘まむことによって留め具部に力を加え、これにより、留め具部が第1スナップ部から離れる方向に引く力を与えることができ、互いに密着した留め具部と第1スナップ部を引き離すことができる。また、留め具部が第1箱底面に埋め込まれているため、搬送過程で、第1箱体の開封防止機能付き容器が外力の影響を受けて第2箱体から外れるのを防ぐことができ、搬送中の衝撃で開封防止機能付き容器が簡単に開くのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1の実施形態を示す第2箱体を閉じた状態の斜視図である。
図2】本発明の第1の実施形態を示す第2箱体を閉じた状態を説明し、図1とは異なる角度から観た斜視図である。
図3】本発明の第1の実施形態を説明する第2箱体を開いた際の要部の斜視図である。
図4】本発明の第1の実施形態を説明し、図3とは異なる角度から観た際の要部の斜視図である。
図5】本発明の第1の実施形態を示す第2箱体を閉じた状態の上面図である。
図6図5のA-A線に沿った断面図である。
図7】本発明の第1の実施形態を説明する第2箱体を閉じた状態の要部断面図である。
図8図5のB-B線に沿った断面図である。
図9】本発明の第2の実施形態を示す第2箱体を閉じた状態の斜視図である。
図10】本発明の第2の実施形態を説明する第2箱体を開いた際の要部の斜視図である。
図11】本発明の第2の実施形態を説明し、図10とは異なる角度から観た際の要部の斜視図である。
図12】本発明の第2の実施形態を示す第2箱体を閉じた状態の上面図である。
図13図12のC-C線に沿った断面図である。
図14】本発明の図12のD-D線に沿った断面図である。
図15】本発明の第3の実施形態を示す第2箱体を閉じた状態の斜視図である。
図16】本発明の第3の実施形態を説明する第2箱体を開いた際の要部の斜視図である。
図17】本発明の第3の実施形態を説明し、図16とは異なる角度から観た際の要部の斜視図である。
図18】本発明の第3の実施形態を示す第2箱体を閉じた状態の上面図である。
図19図18のE-E線に沿った断面図である。
図20】本発明の第3の実施形態を説明する蓋を閉じた状態の要部断面図である。
図21図18のF-F線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の詳細な特徴と利点について以下の実施形態を通じて説明する。また、本実施形態の内容によれば、当業者であれば誰でも本発明の技術的な内容を理解し、実施することができるものである。また、本明細書、特許請求の範囲、及び図面に記載されている内容によれば、当業者であれば本発明に関連する目的と利点を容易に理解することができる。
【0013】
以下、発明を詳細に説明するために様々な実施形態を例示するが、これらの実施形態はあくまでも例としてのみ使用され、本発明の保護範囲を限定するものではない。また、本発明に対する不要な限定を避けるために、周知の構成要素とステップは、実施形態では説明を省略している場合がある。また、実施の形態では、本発明の技術的特徴を明確に示すために、複数の構成要素が図面から省略して示されている。また、同一の構成要素については異なる図面であっても同一の符号を付している。
【0014】
本実施形態では、特に限定される場合を除き、「一」、「該」は単一の場合を指す場合もあるが、複数場合を指すこともある。本実施形態において、「含む」、「備える」は共通の用語であるが、これらは記載された特徴、エリア、整数、ステップ、操作、要素、或いはセットを意味するものであるが、それ以外の特徴、エリア、整数、ステップ、操作、要素、或いはセットをも含むことを排除しない。
【0015】
[第1の実施形態]
図1図2を参照して本発明を説明する。本発明の開封防止機能付き容器100は主として第1箱体1と第2箱体2を含む。第1箱体1と第2箱体2は収納空間又は収容空間が形成され、第1箱体1と第2箱体2は中空の直方体に示されるが、本発明の第1箱体1と第2箱体2の形状は直方体には限定されず、中空の丸い箱型でも差し支えなく、楕円形でもその他の多角形でも差し支えなく、実際の要求に基づいて定めても良い。
【0016】
本実施形態において、第2箱体2は第1箱体1(図1に示すように)に対して蓋を占めるようにカバーとして用いられるが、本発明はこれには限定されず、第2箱体2は第1箱体1を覆うことができる。
【0017】
図3乃至図4を参照して説明する。第1箱体1は主に第1本体部11と第1箱底面12によって構成される。
第1本体部11は第1ベース部111と第1周壁部112によって構成され、第1周壁部112は第のベース111を囲んで収容空間を形成し、且つ、第1のベース111は水平面Pに実質的に平行である。
【0018】
第1箱底面12は第1周壁部112の端部の角から延伸するように形成されるが、本発明はこれには限られない。第1箱底面12は第1周壁部112の側辺から延伸するように形成される。第1箱底面12は第1スナップ部121を含み、第1スナップ部121が凹む方向(凹方向とも言う。)Z2は実質上水平面Pと垂直である。すなわち、第1スナップ部121が凹む方向Z2は第1ベース部111が延伸する方向と垂直である。本発明は第1箱底面12が設けられる数を制限しない。
【0019】
第2箱体2は、第2本体部21と、第2箱底面22と、延伸部24から主に構成される。
第2本体部21は、第2ベース部211と第2周壁部212とから主に構成され、第2周壁部212は第2ベース部211を取り囲んで収容空間を形成する。ここで、第1ベース部111は、第2ベース部211と反対側に配置される。すなわち、第1ベース部111は第2ベース部211と実質的に平行である。
【0020】
また、図3に示すように、第2周壁部212は、第2周壁部本体2121と、第2スナップ部221の周縁よりも外側に位置する周縁側壁部2122とを含んでも良く、且つ、第2周壁部本体2121と周縁側壁部2122は第2のトップ面2123の相対する両側に接続される。
【0021】
本実施形態において、第2のトップ面2123は第2ベース部211と実質的に平行であるが、本発明はこれに限定されず、第2トップ面2123は第2ベース部211と平行でなくても良い。
第2箱底面22は、第2周壁部212の角から延伸するように形成されているが、本発明はこれに限定されず、第2箱底面は第2周壁部の側辺から延伸するように形成されていても良く、第2箱底面22は第2スナップ部221を含む。
【0022】
第2スナップ部221の凹む方向Z2は実質上水平面Pに垂直であり、すなわち、第2スナップ部221が凹む方向Z2は実質上第2ベース部211に垂直である。本発明は第2箱底面22を設ける数に制限がない。
図6に示すように、図6図5のA-A線に沿った断面図である。第1箱体1と第2箱体2を結合したとき、第1箱底面12は第2箱底面22に重ねられる。換言すると、第1箱底面12と第2箱底面22は密着しないような結合関係にある。
【0023】
図3図4に示すように、延伸部24は第2周壁部212から延伸するように形成され、主に留め具部241と把持部242を含む。図3に示すように、延伸部24は第2箱底面22の周縁側壁壁2122から延伸するように形成される。留め具部241は延伸部24の第2箱底面22から離れた一端に位置し、その凹む方向Z1(図3に示す)は水平面Pに実質的に垂直となり、すなわち、留め具部241の凹む方向Z1は第2ベース部211に実質的に垂直である。
【0024】
図7に示すように、留め具部241は第1スナップ部121に嵌合し、換言すると、留め具部241と第1箱底面12とは互いに緊密に合わせられることにより、留め具部241と第1箱底面12とが緊密な結合関係となる。また、留め具部241を第1スナップ部121に嵌め込むことにより、第1箱体1は、搬送時に開封防止機能付き容器100が外力の影響を受けて第2箱体2から外れてしまうことを防ぐことができ、搬送中に開封防止機能付き容器100に衝撃が加わっても開き難くできる。
【0025】
把持部242は留め具部241に連接され、延伸部24の第2箱底面22から離れた一端に位置する。すなわち、把持部242は留め具部241の外側に位置する。
図7に示すように、留め具部241を第1スナップ部121に嵌め合わせるとき、把持部232は第1スナップ部121の外に位置し、すなわち、把持部242は第1スナップ部121内に収納されない。留め具241は、水平面Pに垂直な方向Z2において第1スナップ部121に下向きに嵌め合わされているので、使用者は把持部242を摘まんで留め具部241に力を加えることで、留め具部241が第1スナップ部121から離れた方向Z1に引っ張る力を提供でき、これにより、相互に緊密に密着した留め具部241と第1スナップ部121を分離することができる。
【0026】
また、第1箱底面12を第2箱底面22に積み重ねるだけで、第2箱底面分22との緊密に結合していないので、留め具部241が第1スナップ部121を離れた後、使用者は容易に部分的に第1箱体1と第2箱体2とを分離して開封防止機能付き容器100を開封できる。
【0027】
図3図7に示すように、本発明の実施形態では、把持部242は凸点構造2421を具備することができ、凸点構造2421は把持部242の本体部2420から凸起する。ここで、図3の凸点構造2421は半球状をもって例を説明したが、半球状に限られるものではない。凸点構造2421はその他の形状でも差し支えない。
【0028】
図7に示すように、留め具部241が第1スナップ部121に嵌め合わされたとき、凸点構造2421は第1スナップ部121の外縁1210に当接する。把持部242と第1スナップ部121の外周縁との間には空隙Gが形成される。
【0029】
図3図8を参照して説明する。ここで、図8図5のB-B線に沿った断面図である。本実施形態において、第1周壁部112は主として第1周壁部本体1121と第1係止面1122を含み、第1係止面1122は第1周壁部本体1121の周縁の外側に位置し、第1周壁部本体1121と第1係止面は一体的に形成することができる。
第2周壁部212は主として第2周壁部本体2121と第2係止面を含み、第2係止面2124は第2周壁部本体2121の周縁の外側に位置し、第2周壁部本体2121は第2係止面2124と一体的に形成することができる。
【0030】
図3図8に示すように、第1箱体1と第2箱体2が互いに結合したとき、第1係止面1122が第2係止面2124にクリップ(係合)されて第1箱体1と第2箱体2が位置決めされる。ここで、第2係止面2124は、第1箱体1の中心から離れる方向Z3に向かって第1係止面1122に当接可能である。
【0031】
ここで、第1係止面1122は第1スナップ部121の一方の側に位置する。例えば、図8に示す相互クリップの第1係止面112と第2係止面2124は図5のB-B線に示す位置に位置し、図5のA-A線に示す位置(すなわち、第1スナップ部121と第2スナップ部221の位置)には位置しない。
【0032】
再び図6図7を参照して説明する。第1スナップ部21は第1首部1211と第1閉塞部1212を含む。第1閉塞部1212は第1スナップ部121閉じる一方の側である。第1スナップ部121の第1内周壁部1213は第1閉塞部1212を取り囲み、略中空の柱体を呈する。第1スナップ部121が凹む方向Z2の断面は第1首部1211から第1閉塞部1212まで徐々に広がった形状であり、且つ第1首部1211から第1スナップ部121までの開口側も徐々に広がる形状を呈する。換言すると、第1スナップ部121が凹む方向Z2の断面は砂時計のような形状を呈する。
【0033】
図6図7に示すように、本実施形態において、留め具部241はバックル開口部2411とバックル閉じ部2412を含むことができる。ここで、留め具部241は中空の柱体であっても良く、且つ、凹む方向Z2(留め具部241が第1スナップ部121に嵌め合わされたときの凹む方向はZ2である)の断面は概ねバックル開口部2411からバックル閉じ部2412まで徐々に広がった形状を呈する。
【0034】
第1スナップ部121の第1首部1211の幅W1は第1閉塞部W2より小さい。留め具部241のバックル開口部2411の幅W3はバックル開口部2412の幅W4より小さい。このため、留め具部241のバックル閉じ部2412に近づく方向ほど、第1スナップ部121に対してよりきつく締まり、留め具部241が第1スナップ部121から容易に外れなくなる。
【0035】
図6図7に示すように、本実施形態では、バックル閉じ部2412の幅W4は第1首部1211の幅W1より若干広い。本実施形態では、留め具部241のバックル閉じ部2412の幅W4は、第1スナップ部121の第1首部1211の幅W1よりも広いので、留め具部241が第1スナップ部121に嵌め込まれた後、バックル閉じ部2412は、第1首部1211によって制限されるので、第1スナップ部121から離れる方向Z1へ抜け出すことは容易ではなく、留め具部241を第1スナップ部121にしっかりと結合させることができる。
【0036】
図6図7を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態では、第2スナップ部221は第2開口部2211と第2閉塞部2212を含む。第2開口部2211の幅W5は第2閉塞部2212の幅W6より大きいので、第2スナップ部221が凹む方向Z2の断面は概ね第2開口部2211から第2閉塞部2212まで徐々に狭まった形状となる。
【0037】
第1スナップ部121の第1閉塞部1212の幅W2は第2閉塞部2212の幅W6より狭いので、第1箱体1或いは第1箱体1の一部分を第2箱体2から分離するとき、第1スナップ部121は第2スナップ部221から容易に抜けることができる。
【0038】
図6図7を参照して説明する。本実施形態に示すように、第1スナップ部121の第1内周壁部1213は導引部1213aを含んでいても良い。導引部1213aは第1首部1211に連接され、且つ導引部1213aの第1閉塞部1212から離れた一端の幅W7は第1首部1211の幅W1より広い。このため、第1首部1211の幅W1(図7に示す)はバックル閉じ部2412の幅W4(図7に示す)より狭く、留め具部241が第1スナップ部121にスムーズに嵌め込まれないこととならないように、導引部1213aは、留め具部241を第1スナップ部121に案内することができ、使用者が再び力を加えることで、留め具部241を第1首部1211を介して第1スナップ部121に嵌合させることができる。
【0039】
[第2の実施形態]
本実施形態において第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0040】
図9乃至図11を参照して説明する。本発明の開封防止機能付き容器100は主に第1箱体1と第2箱体2を含む。
図10図11に示すように、第1箱体1は主として第1本体部11と第1箱底面12によって構成される。ここで、第1本体部11は第1ベース部111と第1周壁部112で構成された第1周壁部112が第1のベース111を取り囲んで収納空間を形成する。
第1箱体部12は第1周壁部112から延伸するように形成される。第1箱底面12は第1スナップ部121を含む。第1スナップ部121が凹む方向Z2は実質的に水平面Pと垂直となる。
【0041】
第2箱体2は主に第2本体部21、第2箱底面22、及び延伸部24によって構成されている。第2本体部21は主に第2ベース部211と第2周壁部212から構成され、第2周壁部212は第2ベース部211を取り囲んで収容空間を形成する。
【0042】
図10乃至図13を参照して説明する。図13図12のC-C線に沿った断面図である。第2箱底面22は第2周壁部212から延伸するように形成され、第2スナップ部221を含む。第2スナップ部221の凹む方向Z2は実質上水平面Pに垂直である。第1箱体1と第2箱体2を互いに結合したとき、第1箱底面12は第2箱底面22に重ねられる(例えば図13に示す)。
【0043】
図10図11に示すように、延伸部24は第2周壁部212が延伸するように形成され、主に留め具部241と把持部242を含む。図13に示すように、把持部242は留め具部241に連接され、留め具部241が第1スナップ部121に嵌め合わされたとき、把持部242は第1スナップ部121の外に位置する。
【0044】
上述した実施形態と異なる点としては、図13で示すように、本実施形態では把持部242は曲げ線Lを含み、曲げ線Lは把持部242が第1周壁部112の外側に位置するように折り曲げられる。
留め具部241は水平面Pに垂直な方向Z2において第1スナップ部121に下向きに嵌め込まれているので、使用者は把持部242を摘まんで留め具部241に力を加え、留め具部241が第1スナップ部121から離れる方向Z1に引っ張る力を与えることができ、これにより、互いに密接に適合する留め具部241と第1スナップ部121とを引き離すことができる。
【0045】
上述した実施形態との違いは、図10図12に示されるように、本実施形態の留め具部241は凹部2410を含むことである。凹部2410は留め具部241の中心に向かって凹んでいる。
複数の実施形態については、図10図14を参照されたい。図14は、図12のD-D線に沿った断面図である。
【0046】
第1周壁部112は第1周壁部本体1121と第1係止面1122を主に含み、第1係止面1121は第1周壁部本体1121の周縁の外側に位置し、第1周壁部本体1121と第1係止面1122は一体形成することができる。
【0047】
第2周壁部212は主として第2周壁部本体2121と第2係止面2124を含み、第2係止面2124は第2周壁部本体2121の周縁の外側に位置し、第2周壁部本体2121と第2係止面2124は一体的に形成しても良い。
【0048】
上述した実施形態と異なる点は、図14に示すように、本実施形態では第1係止面1122はスナップ凸起1122aを有し、且つ、スナップ凸起1122aの凸起する方向は第1本体部11(第1本体部11の符号は図10に示す通り)の中心である。
【0049】
第2係止面2124はスナップ溝2124aを備え、且つ、スナップ溝2124aの凹む方向は第2本体部21(第2本体部21の符号は図10に示す)の中心である。
第1箱体1と第2箱体2が結合されたとき、スナップ凸起1122aはスナップ溝2124a内に位置し、第1箱体1と第2箱体2の相対位置が定められる。
【0050】
第1係止面1122は第1スナップ部121の一方の側に位置し、第2係止面2124は第2のクリップ溝221の一方の側に位置する。
図14に示すように、互いに係合する第1係止面1122と第2係止面2124は、図12に示すD-D線に位置し、図12に示すC-C線の位置には位置(すなわち、第1スナップ部121と第2スナップ部221の位置)しない。
【0051】
[第3の実施形態]
第3の実施形態においては第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付して説明を省略する。
【0052】
図15乃至図17に示すように、本発明の開封防止機能付き容器100は主として第1箱体1と第2箱体2を含む。
第1箱体1は、主として第1本体部11と第1箱底面12によって構成される。ここで、図16に示すように、第1本体部11は第1ベース部111と第1周壁部112によって主に構成され、第1周壁部112は第1のベース111を取り囲んで収納空間を形成する。第1箱底面12は第1周壁部112から延伸するように形成され、第1箱底面12は第1スナップ部121を含み、第1スナップ部121が凹む方向Z2は実質上水平面Pに垂直である。
【0053】
図16乃至図17に示すように、第2箱体2は主として第2本体部21、第2箱底面22、及び延伸部24から構成される。第2本体部21は主として第2ベース部221と第の側壁部212によって構成され、第2周壁部212は第2ベース部21を取り囲んで収容空間を形成する。
【0054】
図16乃至図19を参照して説明する。図19図18のE-E線に沿った断面図である。第2箱底面22は第2周壁部212から延伸するように形成され、第2スナップ部221を含む。第2スナップ部221の凹む方向Z2は実質的に水平面Pに垂直である。図20に示すように、第1箱体1と第2箱体2が互いに結合されたとき、第1箱底面12は第2箱底面22に重ねられる。
【0055】
図19乃至図20を参照して説明する。延伸部24は第2周壁部212から延伸するように形成され、主として留め具部241と把持部242を含む。把持部242は留め具部241と連接される。留め具部241が第1スナップ部121に嵌め合わされたとき、把持部242は第1スナップ部121の外に位置する。
【0056】
上述した実施形態と異なる点としては、本実施形態では把持部242は凸起部2422を備え、凸起部2422は留め具部241に連接され、凸起部2422と留め具部241は一体形成しても良い。図19に示すように、凸起部2422の凸起方向Z2と留め具部241の凸起方向Z1は反対方向である。
【0057】
図20に示すように、留め具241が第1スナップ部121に嵌め合わされたとき、凸起部2422の凸起方向Z1と留め具部241の突起方向Z2は反対方向である。使用者は把持部242を摘まんで留め具部241に力を加えることで、留め具部241が第1スナップ部121から離れる方向Z1に引っ張る力を与えることができ、これにより、互いに密接組み合わされた留め具部241と第1スナップ部121とを引き離すことができる。
【0058】
図21を参照して説明する。図21図18のF-F線に沿った断面図である。第1周壁部112は主として第1周壁部本体1121と第1係止面1121を含み、第1係止面1122は第1周壁部本体1121の周縁の外側に位置する。
【0059】
ここで、第1周壁部本体1121と第1係止面1122は一体形成されていても良い。第2周壁部212は主に第2周壁部本体2121と第2係止面2124を含む。第2係止面2124は第2周壁部本体2121の周縁の外側に位置する。
【0060】
第2周壁部本体2121と第2係止面2124は一体形成されていても良い。第1箱体1と第2箱体2が結合されたとき、第1係止面1122と第2係止面2124は相互に係合して第1箱体1と第2箱体2は位置決めされる。
【0061】
以上のように、使用者は把持部242を摘まんで留め具部241に力を加えるので、留め具部241が第1スナップ部121からZ1方向に離れる方向に引っ張る力を与えることができるので、互いに密接に適合する留め具部241と第1スナップ部121とを引き離すことができる。
【0062】
また、留め具部241が第1箱底面12に嵌め合わせられるので、第1箱体1を搬送中に開封防止機能付き容器100が外力の衝撃を受けて第2箱体2から外れるのを防止することができ、搬送中の衝撃により開封防止機能付き容器100が容易に開かないようにすることができる。
【0063】
以上、本発明の技術的内容をそれに適した実施形態とともに説明したが、これ等は本発明の技術的範囲を限定するものではない。当業者は、本発明の精神から逸脱することなく、変更や修正を行うことができるが、これらの修正や変更された後の発明についても、本発明の範囲に含まれるべきである。また、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められる。
【符号の説明】
【0064】
100 開封防止機能付き容器
1 第1箱体
11 第1本体部
111 第1ベース部
112 第1周壁部
1121 第1周壁部本体
1122 第1係止面
1122a スナップ凸起
12 第1箱底面
121 第1スナップ部
1211 第1首部
1212 第1閉塞部
1213 第1内周壁部
1213a 導引部
1210 外縁
2 第2箱体
21 第2本体部
211 第2ベース部
212 第2周壁部
2121 第2周壁部本体
2122 周縁側壁部
2123 第2のトップ面
2124 第2係止面
2124a スナップ溝
22 第2箱底面
221 第2スナップ部
2211 第2開口部
2212 第2閉塞部
24 延伸部
241 留め具部
2410 凹部
2411 バックル開口部
2412 バックル閉じ部
242 把持部
2420 本体部
2421 凸点構造
2422 凸起部
P 水平面
G 空隙
L 曲げ線
W1~W7 幅
Z1~Z3 方向
A-A、B-B、C-C、D-D、E-E、F-F 線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
【手続補正書】
【提出日】2024-04-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1箱体と、第2箱体を含んだ開封防止機能付き容器であって、
前記第1箱体は、第1本体部と、第1箱底面とを含み、
前記第1本体部は第1ベース部と第1周壁部を含み、前記第1周壁部は前記第1ベース部を取り囲んで収納空間を形成し、前記第1ベース部は水平面と実質的に平行であり、
前記第1箱底面は、前記第1周壁部から延伸して形成され、第1スナップ部を含み、前記第1スナップ部の凹方向は前記水平面と実質的に垂直であり、
前記第2箱体は、第2本体部と、第2箱底面と、延伸部とを含み、
前記第2本体部は第2ベース部と第2周壁部を含み、前記第1ベース部と前記第2ベース部とは相対するように設けられ、前記第2周壁部は前記第2ベース部を取り囲んで収容空間を形成し、
前記第2箱底面は、前記第2周壁部から延伸するように形成され、第2スナップ部を含み、前記第2スナップ部の凹方向は前記水平面と実質的に垂直であり、前記第1箱体と前記第2箱体が組み合わされた時、前記第1箱底面は前記第2箱底面に重ねられ、
前記延伸部は、前記第2周壁部から延伸するように形成され、留め具部と把持部を含み、前記把持部は前記留め具部と連接され、前記留め具部が前記第1スナップ部に嵌め合わされたとき、前記把持部は前記第1スナップ部の外に位置し、
前記第2周壁部は周縁側壁部を更に含み、前記周縁側壁部は前記第2スナップ部の周縁の外側に位置し、前記延伸部に連接されることを特徴とする開封防止機能付き容器。
【請求項2】
前記把持部は凸点構造を含み、前記留め具部が前記第1スナップ部に嵌め合わされたとき、前記凸点構造は前記第1スナップ部の外縁に当接し、前記把持部と前記第1スナップ部の間に空隙を形成させることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項3】
前記留め具部は凹部を含み、前記留め具部が前記第1スナップ部に嵌め合わされたとき、前記凹部の開口は前記第1本体部の外側を向く、ことを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項4】
前記把持部は曲げ線を含み、前記留め具部が前記第1スナップ部に嵌め合わされたとき、前記曲げ線は、前記把持部が前記第1周壁部の外側に位置するように折れ曲がることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項5】
前記把持部は凸起部を有し、前記留め具部に連接され、前記凸起部が凸起する方向と前記留め具部の凸起する方向は反対方向であることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項6】
前記第1周壁部は第1周壁部本体と第1係止面を含み、前記第2周壁部は第2周壁部本体と第2係止面を含み、
前記第1係止面は前記第1周壁部本体の周縁の外側に位置し、前記第2係止面は前記第2周壁部本体の周縁の外側に位置し、前記第1係止面は前記第2係止面にクリップされて前記第1箱体と前記第2箱体の相対位置が定められることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項7】
前記第1係止面は前記第1スナップ部から離れて位置し、前記第2係止面は前記第2スナップ部から離れて位置することを特徴とする請求項6に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項8】
前記第1スナップ部は第1首部と第1閉塞部を含み、前記第1首部の幅は前記第1閉塞部の幅より狭く、前記第2スナップ部は第2開口部と第2閉塞部を含み、前記第2開口部の幅は前記第2閉塞部の幅より広く、前記第1閉塞部の幅は前記第2閉塞部の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項9】
前記第1スナップ部は導引部を更に含み、前記導引部は前記第1首部に連接し、且つ、前記導引部は前記第1閉塞部から離れた一端の幅が前記第1首部の幅よりも広いことを特徴とする請求項8に記載の開封防止機能付き容器。