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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101976
(43)【公開日】2024-07-30
(54)【発明の名称】開封防止機能付き容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 43/06 20060101AFI20240723BHJP
   A45C 11/20 20060101ALI20240723BHJP
   B65D 85/50 20060101ALI20240723BHJP
【FI】
B65D43/06 200
A45C11/20 C
B65D85/50 100
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023061825
(22)【出願日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】112102468
(32)【優先日】2023-01-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】506396375
【氏名又は名称】南部化成股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100137095
【弁理士】
【氏名又は名称】江部 武史
(74)【代理人】
【識別番号】100091627
【弁理士】
【氏名又は名称】朝比 一夫
(72)【発明者】
【氏名】王東章
(72)【発明者】
【氏名】王培宇
【テーマコード(参考)】
3B045
3E035
3E084
【Fターム(参考)】
3B045BA13
3B045CA06
3B045DA41
3B045EA02
3B045EB04
3E035BA02
3E035BA05
3E035BB10
3E035BC01
3E035BC02
3E035CA02
3E084AA05
3E084AA14
3E084AA24
3E084AB10
3E084BA01
3E084CA03
3E084CC03
3E084DA03
3E084DB01
3E084DB09
3E084DB13
3E084DB17
3E084DB18
3E084DC03
3E084FC07
3E084GA08
3E084GB08
3E084GB12
3E084GB17
3E084KA12
3E084LD30
(57)【要約】
【課題】脱落しにくく、開封済みであることを容易に識別できる開封防止機能付き容器を提供する。
【解決手段】スナップ底面部が第1箱底面に嵌め合わされ、第1摘み片と第2摘み片が互いに反対となる方向へ動いたとき、破線が断裂し、第1箱底面とスナップ底面部は、第2箱底面から一緒に離脱し、前第1箱体と第2箱体が分離する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1箱体と第2箱体を含む開封防止機能付き容器であって、
前記第1箱体は、第1本体部と、第1箱底面と、第1摘み片とを含み、
前記第1本体部は第1ベース部と第1周壁部を含み、前記第1周壁部は前記第1ベース部を取り囲んで収納空間を形成し、前記第1ベース部は水平面と実質的に平行であり、
前記第1箱底面は、前記第1周壁部から延伸するように形成され、第1スナップ部を含み、前記第1スナップ部の凹む方向は実質上前記水平面に垂直であり、
前記第1摘み片は前記第1周壁部から延伸するように形成され、
前記第2箱体は、第2本体部と、第2箱底面と、第2摘み片と、スナップ底面部を含み、
前記第2本体部は第2ベース部と第2周壁部を含み、前記第1ベース部は前記第2ベース部と相対するように設けられ、前記第2周壁部は前記第2ベース部を取り囲んで収容空間を形成し、
前記第2箱底面は、前記第2周壁部から延伸するように形成され、第2スナップ部を含み、前記第2スナップ部の凹む方向は実質上前記水平面に垂直であり、
前記第2摘み片は、前記第2周壁部から延伸するように形成され、
前記延伸部は、前記第2箱底面から延伸するように形成され、
前記スナップ底面部は、前記延伸部から延伸するように形成され、破線を経て前記延伸部に連接され、
前記第1箱体と前記第2箱体が互いに結合されたとき、前記第1箱底面は前記第2箱底面に重なり合い、
前記スナップ底面部が前記第1箱底面に嵌め合わされ、前記第1摘み片と前記第2摘み片が互いに反対となる方向へ動いたとき、前記破線が断裂し、前記第1箱底面と前記スナップ底面部は、前記第2箱底面から一緒に離脱し、前記第1箱体と前記第2箱体が分離することを特徴とする開封防止機能付き容器。
【請求項2】
前記延伸部は折り曲げ片を含み、前記第2摘み片に連接し、且つ前記破線を経て前記スナップ底面部に連接し、前記第1箱体と前記第2箱体が互いに結合したとき、前記折り曲げ片は、前記スナップ底面部が前記第2箱底面に嵌合するように折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項3】
前記第1スナップ部は相対する第1側部と第2側部を含み、前記第1摘み片は前記第1側部に位置し、前記第2摘み片は前記第2側部に位置することを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項4】
前記第1周壁部は第1周壁部本体と第1係止面を含み、前記第2周壁部は第2周壁部本体と第2係止面を含み、前記第1係止面は前記第1周壁部本体の周縁の外側に位置し、前記第2係止面は前記第2周壁部本体の周縁の外側に位置し、前記第1係止面は前記第2係止面に係止されて、前記第1箱体と前記第2箱体の相対位置が定められることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項5】
前記第1スナップ部は第1首部と第1閉塞部を含み、前記スナップ底面部はスナップ開口部とスナップ閉塞部を含み、前記首部の幅は前記第1閉塞部の幅より狭く、前記スナップ開口部の幅は前記スナップ閉塞部の幅より狭いことを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項6】
前記スナップ閉塞部の幅は前記第1首部の幅より僅かに広いことを特徴とする請求項5に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項7】
前記第2スナップ部は第2開口部と第2閉塞部を含み、前記第2開口部の幅は前記第2閉塞部の幅より広く、前記第1閉塞部の幅は前記第2閉塞部の幅より狭いことを特徴とする請求項5に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項8】
前記第1スナップ部は第1内周壁部と第1外周壁部を含み、前記第2スナップ部は第2内周壁部と第2外周壁部を更に含み、
前記第1外周壁部は前記第1内周壁部から前記第1本体部から離れた方向に延伸するように形成され、
前記第2外周壁部は前記第2内周壁部から前記第2本体部から離れた方向に延伸するように形成され、前記第1箱底面が前記第2箱底面に重ねられたとき、前記第1外周壁部は前記第2外周壁部と当接することを特徴とする請求項5に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項9】
前記第1内周壁部は導引部を含み、前記導引部は前記第1首部に連接され、且つ前記導引部は前記第1閉塞部から離れた一端の幅が前記第1首部の幅より広いことを特徴とする請求項8に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項10】
前記スナップ底面部は開封防止片とスナップ開口部を含み、前記第1箱底面は第1連接面を更に含み、前記開封防止片は前記スナップ開口部から外向きに延伸するように形成され、前記第1連接面は前記第1係止面に連接され、前記開封防止片は前記第1連接面と実質上平行であり、前記第1連接面と当接することを特徴とする請求項4に記載の開封防止機能付き容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は開封防止機能付き容器に関し、特に、脱落しにくく、開封済みであることを容易に識別でき、更に開封した後は元の開封前の状態に戻せない開封防止機能付き容器に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、スーパーマーケットの食品売り場、飲食店等で使用されている各種の包装容器は、その大部分がプラスチック製又は紙製である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、消費者の中には、商品を選ぶ際に身勝手に外装容器を開けて中身を劣化させてしまう者も存在し、他の消費者が、外装容器が開封済みであることを容易に識別できないと、食品に異物が混入されても気が付かないで購入してしまう場合がある。そのため、身勝手な消費者が開封したのに購入しないでその場においた商品が誤って購入されないようにするため、他の消費者が容易に識別できるようにすべく、外装容器にテープやシールを貼る販売店も存在する。
【0004】
一方、外装容器が身勝手な消費者によって開封されてしまった後でも、あえて未開封に見せかけるためにテープやシールを貼り直すこともできてしまう。
また、食品の搬送中に外装容器に外力が加わり、蓋が箱本体から外れてしまう場合がある。これらのようなケースではいずれにおいても、製品の鮮度と安全性を完全に保証することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上述の問題点に鑑みて以下の構成を備える。即ち、
第1箱体と第2箱体を含む開封防止機能付き容器であって、
前記第1箱体は、第1本体部と、第1箱底面と、第1摘み片とを含み、
前記第1本体部は第1ベース部と第1周壁部を含み、前記第1周壁部は前記第1ベース部を取り囲んで収納空間を形成し、前記第1ベース部は水平面と実質的に平行であり、
前記第1箱底面は、前記第1周壁部から延伸するように形成され、第1スナップ部を含み、前記第1スナップ部の凹む方向は実質上前記水平面に垂直であり、
前記第1摘み片は前記第1周壁部から延伸するように形成され、
前記第2箱体は、第2本体部と、第2箱底面と、第2摘み片と、スナップ底面部を含み、
前記第2本体部は第2ベース部と第2周壁部を含み、前記第1ベース部は前記第2ベース部と相対するように設けられ、前記第2周壁部は前記第2ベース部を取り囲んで収容空間を形成し、
前記第2箱底面は、前記第2周壁部から延伸するように形成され、第2スナップ部を含み、前記第2スナップ部の凹む方向は実質上前記水平面に垂直であり、
前記第2摘み片は、前記第2周壁部から延伸するように形成され、
前記延伸部は、前記第2箱底面から延伸するように形成され、
前記スナップ底面部は、前記延伸部から延伸するように形成され、破線を経て前記延伸部に連接され、
前記第1箱体と前記第2箱体が互いに結合されたとき、前記第1箱底面は前記第2箱底面に重なり合い、
前記スナップ底面部が前記第1箱底面に嵌め合わされ、前記第1摘み片と前記第2摘み片が互いに反対となる方向へ動いたとき、前記破線が断裂し、前記第1箱底面と前記スナップ底面部は、前記第2箱底面から一緒に離脱し、前記第1箱体と前記第2箱体が分離する。
【0006】
また、前記延伸部は折り曲げ片を含み、前記第2摘み片に連接し、且つ前記破線を経て前記スナップ底面部に連接し、前記第1箱体と前記第2箱体が互いに結合したとき、前記折り曲げ片は、前記スナップ底面部が前記第2箱底面に嵌合するように折り曲げられている。
【0007】
また、前記第1スナップ部は相対する第1側部と第2側部を含み、前記第1摘み片は前記第1側部に位置し、前記第2摘み片は前記第2側部に位置する。
また、前記第1周壁部は第1周壁部本体と第1係止面を含み、前記第2周壁部は第2周壁部本体と第2係止面を含み、前記第1係止面は前記第1周壁部本体の周縁の外側に位置し、前記第2係止面は前記第2周壁部本体の周縁の外側に位置し、前記第1係止面は前記第2係止面にクリップされて、前記第1箱体と前記第2箱体の相対位置が定められる。
【0008】
また、前記第1スナップ部は第1首部と第1閉塞部を含み、前記スナップ底面部はスナップ開口部とスナップ閉塞部を含み、前記首部の幅は前記第1閉塞部の幅より狭く、前記スナップ開口部の幅は前記スナップ閉塞部の幅より狭い。
【0009】
また、前記スナップ閉塞部の幅は前記第1首部の幅より僅かに広い。
また、前記第2スナップ部は第2開口部と第2閉塞部を含み、前記第2開口部の幅は前記第2閉塞部の幅より広く、前記第1閉塞部の幅は前記第2閉塞部の幅より狭い。
【0010】
また、前記第1スナップ部は第1内周壁部と第1外周壁部を含み、前記第2スナップ部は第2内周壁部と第2外周壁部を更に含み、
前記第1外周壁部は前記第1内周壁部から前記第1本体部から離れた方向に延伸するように形成され、
前記第2外周壁部は前記第2内周壁部から前記第2本体部から離れた方向に延伸するように形成され、前記第1箱底面が前記第2箱底面に重ねられたとき、前記第1外周壁部は前記第2外周壁部と当接する。
【0011】
また、前記第1内周壁部は導引部を含み、前記導引部は前記第1首部に連接され、且つ前記導引部は前記第1閉塞部から離れた一端の幅が前記第1首部の幅より広い。
また、前記スナップ底面部は開封防止片とスナップ開口部を含み、前記第1箱底面は第1連接面を更に含み、前記開封防止片は前記スナップ開口部から外向きに延伸するように形成され、前記第1連接面は前記第1係止面に連接され、前記開封防止片は前記第1連接面と実質上平行であり、前記第1連接面と当接する。
【発明の効果】
【0012】
以上のように、本発明の開封防止機能付き容器は、開封する前に、使用者が第1摘み片(把持部)と第2摘み片を摘まんで、それらを反対方向に移動させることを必要とする。また、開封防止機能付き容器を開けると破線に沿って破れて、第1箱体から離れる方向に向かって延伸部が広がり、互いに密着しているスナップ底面部と第1箱底面が共に第2箱底面から切り離される。
したがって、使用者は、破けた跡を見るだけで、開封防止機能付き容器の開封の有無を外観から容易に判断することができ、既に開封されたものを誤って購入してしまったり、誤って開封済みの中身を食べてしまったり等といったトラブルを回避できる。加えて、開封済みか否かに関する消費者との紛争を軽減することが可能である。また、スナップ底面部が第1箱底面に嵌め込まれているため、搬送時に外部からの衝撃を受けても容易には開封せず、この観点からも誤って内容物を開封してしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の第1実施形態に係る蓋を閉じた状態の斜視図である。
図2】本発明の第1実施形態に係る蓋を閉じる際の要部拡大図である。
図3】本発明の第1実施形態に係る蓋を閉じる際の図2とは異なる角度から見た要部拡大図である。
図4】本発明の第1実施形態に係る蓋を閉じた際の要部拡大図である。
図5】本発明の第1実施形態に係る蓋を閉じた際の上面図である。
図6図5のA-A線の断面図である。
図7】本発明の第1実施形態に係る蓋を閉じた状態の要部断面図である。
図8】本発明の第1実施形態に係る蓋を閉じた状態であって破線が断裂した際の要部断面図である。
図9】本発明の第1実施形態に係る蓋を開いた状態の要部断面図である。
図10】本発明の第2実施形態を説明する蓋を閉じた状態の斜視図である。
図11】本発明の第2実施形態による蓋を閉めた状態を示した別の角度から見た斜視図である。
図12】本発明の第2実施形態に係る蓋を閉じた際の上面図である。
図13】本発明の第2実施形態に係る蓋を閉じた状態の要部斜視図である。
図14】本発明の第2実施形態に係る蓋を開いた状態の要部斜視図である。
図15図12のB-B線に沿った断面図である。
図16】本発明の第2実施形態に係る蓋を閉じた状態の要部断面図である。
図17】本発明の第2実施形態に係る蓋を閉じた状態であって破線が断裂した際の要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の詳細な特徴と利点について以下の実施形態を通じて説明する。また、本実施形態の内容によれば、当業者であれば誰でも本発明の技術的な内容を理解し、実施することができるものである。また、本明細書、特許請求の範囲、及び図面に記載されている内容によれば、当業者であれば本発明に関連する目的と利点を容易に理解することができる。
【0015】
以下、発明を詳細に説明するために様々な実施例を羅列するが、ただし、これらの実施例は実施形態の例示であり、これにより本発明の保護範囲を拡大又は制限するものではない。また、本発明に対する不必要な制限を設けないようにするために、周知の構成要素と手順は、実施形態では説明が省略される場合がある。また、実施の形態では、本発明の技術的特徴を明確に示すために、図面は複数の構成要素が省略された形で示されている。また、同一の構成要素については異なる図面であっても同一の符号を付している。本明細書では、特に限定される場合を除き、「一」、「該」は単一を指す場合もあるが、複数を指すこともある。本明細書において、「含む」、「備える」などの類似用語は、記載された特徴、セクション、整数、手順、操作、要素と部材、または要素か部材を指すものを含むが、これに限定されるものではない。
【0016】
[第1実施形態]
図1乃至図3を参照して本発明を説明する。本発明の開封防止機能付き容器100は主として第1箱体1と第2箱体2を含む。第1箱体1と第2箱体2は収容空間を具備する。ここで、第1箱体1と第2箱体2は中空の直方体のものを例示しているが、本発明はこのような形状に限られるわけではなく、中空の円形の箱のような形状でも、中空の楕円形の箱でも、その他の多角形でも良く、実際の要求に基づいて適宜設計すれば足りる。
【0017】
本実施形態では、図1に示すように、第1箱体1(蓋体)は第2箱体2(箱体)に蓋をするために用いられる。本発明はこれに限られないが、第2箱体2が第1箱体1を覆うこともできる。
図1乃至図5に示すように、第1箱体1は主に第1本体部11、第1箱底面12、及び第1摘み片(第1把持部)13によって構成される。
【0018】
第1本体部11は主に第1ベース部111と第1周壁部112から構成され、第1周壁部112は第1ベース部111を取り囲んで収納空間Qを形成し、且つ、第1ベース部111は2水平面Pに実質的に平行である。
図2図3に示すように、第1箱底面12は第1周壁部112の端部角から延伸するように形成されるが、本発明はこれに限られるものではなく、第1箱底面12は第1周壁部112の側辺から延伸するように形成されていても良い。
【0019】
第1箱底面12は第1スナップ部121を含む。第1スナップ部121が凹む方向Z2は水平面Pに対して実質的に垂直であり、すなわち、第1スナップ部121が凹む方向Z2は第1ベース部111に対して実質的に垂直である。
【0020】
図1に示すように、第1箱底面12は第1箱体1の4つの端部角に設けられるが、本発明はこれには限られない。第1箱底面12は第1箱体1の側辺に設けても良く、本発明では第1箱底面12を設ける数に制限はない。
第1摘み片13は第1周壁部112から延伸するように形成され、図2に示すように、第1摘み片13は、第1周壁部112の端部角から延伸させても良く、第1本体部11の第1ベース部111に平行であるが、本発明はこれには限られず、実際の要求に基づいて第1摘み片13を設けることができ、第1摘み片13は例えば第1ベース部111に平行でなくとも良い。
【0021】
図2図3に示すように、第2箱体2は主に第2本体部21、第2箱底面22、第2摘み片23、延伸部24、及びスナップ底面部25から構成される。
第2本体部21は主に第2ベース部211と第2周壁部212とから構成される。第2周壁部212は第2ベース部211を取り囲んで収容空間Oを形成する。ここで、第1ベース部111と第2ベース部211は相対するように設けられる。すなわち、第1ベース部111は第2ベース部211と実質的に平行である。
【0022】
第2箱底面22は第2周壁部212の端部角から延伸するように形成されるが、本発明はこれには限られない。第2箱底面22は第2周壁部212の側辺から延伸するように形成させても良く、第2箱底面22は第2スナップ部221を含んでいても良い。第2スナップ部221の凹む方向Z2は水平面Pに実質上垂直である。すなわち、第2スナップ部221の凹む方向Z2は第2ベース部211に実質的に垂直である。
【0023】
図1に示すように、第2箱底面22は第2箱体2の4つの角に設けられるが、本発明はこれに限られるものでは無く、第2箱底面22は第2箱体2の側辺に設けられても良く、本発明は第2箱底面22を設ける数に制限がない。
【0024】
第2摘み片23は第2周壁部212から延伸するように形成され、図2に示すように、第2摘み片23は第2周壁部212の端部角から延伸しても良く、第2ベース部211に平行であるが、本発明はこれには限られず、実際の要求に基づいて第2摘み片23を設ければ足り、例えば第2摘み片23は第2ベース部211と平行でなくとも良い。
【0025】
図3図6を参照して説明する。ここで、図6図5のA-A線に沿った断面図であり、延伸部24は第2箱底面22の延伸した箇所から更に延伸するように形成され、スナップ底面部25は延伸部24から延伸するように形成され、破線Lを経て延伸部24に連接する。換言すると、スナップ底面部25は延伸部24の第2本体部21から離れた一端に形成される。
【0026】
第2箱底面22、延伸部24、及びスナップ底面部25は一体形成されていても良く、破線Lは刃物で圧迫することによって形成し、スナップ底面部25は破線Lに沿って引き裂くことができ、延伸部24から分離することができる。
【0027】
ここで、破線Lの形状は(図3に示すように)直線であっても良いが、本発明はこれには限られず、実際の要求に基づいて破線Lの形状を定めれば足りる。例えば破線Lの形状は略S字型(図12に示す)でも良い。
図6乃至図8を参照して説明する。第1箱体1と第2箱体2を結合したとき、第1箱底面12は第2箱底面22(図6に示す)に重なり合う。スナップ底面部25が第1箱底面12(図7に示す)に嵌め合わされたとき、第1蓋体1は、搬送中に開封防止機能付き容器100が外からの衝撃を受けても第2箱体2から離脱しないように防ぐことができ、開封防止機能付き容器100が搬送中に衝撃を受けて開いてしまうことを回避できる。
【0028】
ここで、第1箱底面12は第2箱底面22に重ねられるのみであり、換言すると、第1箱底面12と第2箱底面22は緊密には結合していない状態となる。一方、スナップ底面部25と第1箱底面12は緊密な結合関係にあり、すなわち、スナップ底面部25は第1箱底面12と相互に密着する。このため、第1箱底面12は第2箱底面22から容易に離脱することができ、スナップ底面部25は第1箱底面12とは容易には分離しない。
【0029】
図4に示すように、使用者が第1摘み片13と第2摘み片23を摘まみ、第1摘み片13と第2摘み片23とを反対方向に移動させた場合(例えば、第1摘み片13が水平面Pの上方向Z1移動し、第2摘み片23が水平面Pの下方向Z2に移動する)、破線Lが引っ張られて破線Lが断裂し(図8に示す)、互いに密接に組み合わされたスナップ底面部25と第1箱底面12は、第2箱底面22から一緒に分離することができる(図9に示されるように)。このとき、第1箱体1と第2箱体2が分離して開封防止機能付き容器100が開く。
【0030】
また、破線Lが断裂することにより、延伸部24は破線Lを介して再びスナップ底面部25に連接することができず、延伸部24は第1本体部11から離れる方向に広がるので、使用者は一目で開封防止機能付き容器100が既に開封されたことが識別できる。
【0031】
再び図3を参照して説明する。本実施形態において、延伸部24は折り曲げ片241を更に含み、折り曲げ片241は第2摘み片23に連接している。すなわち、折り曲げ片241は第2摘み片23の一方の側に設けられ、破線Lを介してスナップ底面部25に連接されている。第1箱体1と第2箱体2が互いに組み合わされた時、折り曲げ片241が曲がってスナップ底面部25が第2箱底面22に嵌め合わされる。
【0032】
図2図3に示すように、本実施形態では、第1スナップ部121は相対する第1側部121aと第2側部121bを含む。図4に示すように、第1箱体1と第2箱体2が互いに結合したとき、第1摘み片13は第1側部121に位置し、第2摘み片23は第2側部121bに位置する。このため、使用者は第1摘み片13と第2摘み片23を、それぞれ両手を使って摘まむのに便利であり、第1摘み片13を第2摘み片23とは反対方向に移動させることができる。
【0033】
図3に示すように、本実施形態において、第1周壁部112は主として第1周壁部1121と第1係止面1122を含む。第1係止面1122は第1周壁部本体1121の周縁の外側に位置し、且つ、第1周壁部本体1121と第1係止面1122は一体形成しても良い。
【0034】
第2周壁部212は主として第2周壁部本体2121と第2係止面2122を含む。第2係止面2122は第2周壁部本体2121の周縁の外側に位置し、第2周壁部本体2121と第2係止面2122は一体形成しても良い。
図6に示すように、第1箱体1と第2箱体2が互いに結合されたとき、第1係止面1122は第2係止面2122に係止されて(嵌め込まれて)、第1箱体1と第2箱体2が位置決めされる。このとき、第1係止面1122は第1箱体1の中心から離れた方向に向かって第2係止面2122に当接し、第1係止面1122は第2係止面2122に係止される。
【0035】
図7を参照して説明する。第1スナップ部121は第1首部1211と第1閉塞部1212を含むことができる。第1閉塞部1212は第1スナップ部121の閉じられた一方の側である。第1スナップ部121の第1内周壁部1213は第1閉塞部を取り囲んで略中空の柱体の形状を呈する。
【0036】
第1スナップ部121が凹む方向Z2の断面は第1首部1211から第1閉塞部1212まで概ね徐々に拡大した形状であり、換言すると、第1スナップ部121が凹む方向Z2の断面は略砂時計状を呈する。
スナップ底面部25はスナップ開口部251とスナップ閉塞部252を含んでも良い。ここで、スナップ底面部25は中空の柱体でも差し支えなく、且つその凹む方向Z2の断面はスナップ開口部251からスナップ閉塞部252まで徐々に拡大した形状である。
【0037】
第1スナップ部121の第1首部1211の幅W1は第1閉塞部1212の幅W2より狭く、スナップ底面部25のスナップ開口部251の幅W3はスナップ閉塞部252の幅W4より狭い。このため、スナップ底面部25が第1スナップ部121に嵌め合わされたとき、スナップ底面部25はスナップ閉塞部252の方向に近づくほど、第1スナップ部121に密着し、スナップ底面部25が第1スナップ部121から剥がれ難い。このため、第1箱体1或いは第1箱体1の一部分が第2箱体2から離れるとき、スナップ底面部25は尚も第1スナップ部121との結合状態を維持できる。
【0038】
本実施形態において、スナップ閉塞部252の幅W4は第1首部1211の幅W1より若干広い。
スナップ底面部25のスナップ閉塞部252の幅W4は第1スナップ部121の第1首部1211の幅W1より大きいので、スナップ底面部25が第1箱底面12に嵌め合わされた後、スナップ閉塞部252は第2の首部1211による移動制限を受けるので、第1スナップ部121から離れる方向Z1から第のフック溝121を離れることは容易ではないので、スナップ底面部25を第1スナップ部121に強固に結合させることができる。
【0039】
図9を参照して説明する。本実施形態に示すように、第2スナップ部221は第2開口部2211と第2閉塞部2212を含む。第2開口部2211の幅W5は第2閉塞部2212の幅W6より広い。
このため、第2スナップ部221が凹む方向Z2の断面は第2開口部2211から第2閉塞部2212まで概ね徐々に狭まった形状を呈する。
【0040】
また、第1スナップ部121の第1閉塞部1212の幅W2は第2閉塞部2212の幅W6より狭い。よって、第1箱体1或いは第1箱体1の一部分を第2箱体2から分離するとき、第1スナップ部121は第2スナップ部221から容易に離脱することができる。
【0041】
図8図9を参照して説明する。複数の実施形態に示すように、第1スナップ部121は更に第1内周壁部1213と第1外周壁部1214を含んでいても良い。
第1外周壁部1214は、第1内周壁部1213から第1本体部11から離間する方向に延伸するように形成され、且つ、第1外周壁部1214の凹んだ方向Z2に沿った部分は、第1内周壁部1213と平行ではない。
【0042】
第2スナップ部221は更に第2内周壁部2213と第2外周壁部2214を含む。第2外周壁部2214は、第2内周壁部2213から第2本体部21から離間する方向に延伸するように形成され、且つ、第2外周壁部2214の凹んだ方向Z2に沿った部分は第2内周壁部2213と略平行である。
【0043】
また、第1外周壁部1214と第2外周壁部2214は実質上平行なので、第1箱底面12が第2箱底面22に重ねられたとき、第1外周壁部1214は第2外周壁部2214に当接し、第2箱底面22に第1箱底面12が重ねられる際の相対的な位置が定められる。
【0044】
図8乃至図9を参照して説明する。複数の実施形態に示すように、第1内周壁部1213は導引部1213aを含んでいても良い。導引部1213aは第1首部1211に連接し、且つ、導引部1213aの第1閉塞部1212から離れた一端の幅W7は第1首部1211の幅W1より広い。
【0045】
スナップ底面部25が第1スナップ部121にスムーズに嵌合できないことを避けるために、導引部1213aは、スナップ底面部25が先ず第1スナップ部121に入るように案内し、使用者が、スナップ底面部25が第1首部1211を通過するように再び力を加えて、スナップ底面部25を第1スナップ部121に嵌合させる。
【0046】
図7に示すように、複数の実施形態では、スナップ底面部25は開封防止片253とスナップ開口部251を含んでいても良い。第1箱底面12は第1連接面1215を更に含む。開封防止片253はスナップ開口部251から外へ延伸するように形成される。
【0047】
第1連接面1215は第1周壁部112の第1係止面1122に連接される。スナップ底面部25が第1スナップ部121に嵌め合わされたとき、スナップ底面部25は第1スナップ部121と実質的に同一の平面に位置し、開封防止片253は第1連接面1215に当接する。
【0048】
このため、使用者がスナップ底面部25と第1スナップ部121との間の隙間からスナップ底面部25と第1スナップ部121とを分離し、第1箱体1と第2箱体2が分離して開封防止機能付き容器100が開封されることを防止する。
【0049】
[第2実施形態]
以下、第2実施形態を説明するが、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0050】
図10乃至図11に示すように、開封防止機能付き容器100は主に第1箱体1と第2箱体2を含む。上述した実施形態では第1箱体1を第2箱体2に蓋をするように用いたが(図1に示す)、本実施形態では第2箱体2を第1箱体1に蓋をするように用いるものである。
【0051】
図11乃至図13を参照して説明する。第1箱体1は主として第1本体部11、第1箱底面12、及び第1摘み片13によって構成される。
第1本体部11は主として第1ベース部111と第1周壁部12によって構成され、第1周壁部112は第1ベース部111を取り囲んで収納空間Q(図示せず)を形成し、且つ、第1ベース部111は水平面Pに実質的に平行である。
【0052】
図14図15を参照して説明する。ここで、図15図12のB-B線に沿った断面図であり、第1箱底面12は第1周壁部112から延伸するように形成され、且つ、第1箱底面12は第1スナップ部121を含む。第1スナップ部121が凹む方向Z2は実質上水平面Pに垂直である。
【0053】
第1摘み片13は第1周壁部112から離れる方向に延伸するように形成される。
第2箱体2は主として第2本体部21と、第2箱底面22と、第2摘み片23と、延伸部24と、スナップ底面部25から構成される。
図13図14を参照して説明する。第2本体部21は主として第2ベース部211と第2周壁部212から構成され、第2周壁部212が第2ベース部211を取り囲み収容空間Oを形成する。
【0054】
図15乃至図17を参照して説明する。第2箱底面22は第2周壁部212から延伸するように形成される。第2箱底面22は第2スナップ部221を含む。第2スナップ部221の凹む方向Z2は実質上水平面Pに垂直である。
図14に示すように、第2摘み片23は第2周壁部212から延伸するように形成される。
【0055】
図15乃至図17を参照して説明する。延伸部24は第2箱底面22から延伸するように形成され、スナップ底面部25は延伸部24から延伸するように形成され、破線Lを介して延伸部24に連接している。
図15乃至図17を参照して説明する。第1箱体1と第2箱体2が互いに結合されたとき、第1箱底面12は第2箱底面22に重ねられ(図16に示す)、且つ、スナップ底面部25は第1箱底面12に嵌め合わされる(図16に示す)。
【0056】
図14に示すように、使用者は第1摘み片13と第2摘み片23を摘まんで、第1摘み片13と第2摘み片23を反対方向に移動させたとき(例えば第1摘み片13を水平面Pの上方向Z1に移動させ、第2摘み片23を水平面Pの下の方向Z2に移動させる)、破線Lが引っ張られて破線Lが断裂する(図17に示す)。そして、相互に密着したスナップ底面部25と第1箱底面12は一緒に第2箱底面22から離脱することができる。このため、使用者は第1箱体1と第2箱体2を分離させることができ、開封防止機能付き容器100を開くことができる。
【0057】
この実施形態において、第1摘み片13と第2摘み片23は第1箱底面12の相対する両側には位置しておらず、図14に示すように、第1摘み片13は第2摘み片23の上方に重ねられる。
また、本実施形態では、第1スナップ部121は第1首部1211(例えば図8を参照)を含まない。図15乃至図17に示すように、第1スナップ部121とスナップ底面部25はいずれも中空の柱体であり、且つ、第1スナップ部121とスナップ底面部25の凹む方向Z2の断面はいずれも開口端から閉じられた側の端部に徐々に広がるような形状を呈する。
【0058】
以上のように、本発明の開封防止機能付き容器100は使用者が第1摘み片13と第2摘み片23を摘まんで反対方向に移動させることによって開くことができる。更に、開封防止機能付き容器100が開くと同時に、破線Lが断裂して、延伸部24は第1箱体1から離れる方向に広がり、且つ相互に密着しているスナップ底面部25と第1箱底面12は第2箱底面22から一緒に離脱する。
【0059】
このため、使用者は容易に開封防止機能付き容器100が未開封か開封済かを一目で判別できるため、誤購入や誤食を未然に防げるので、消費者トラブルを有効的に減らせる。また、スナップ底面部25は第1箱底面12に嵌め合わされるので、開封防止機能付き容器100を搬送中に外部から衝撃を受けても容易に開封防止機能付き容器100が開いてしまう問題を解消できる。
【0060】
以上、本発明の技術的内容をそれに適した実施形態とともに説明したが、これ等は本発明の技術的範囲を限定するものではない。当業者は、本発明の精神から逸脱することなく、変更や修正を行うことができるが、これらの修正や変更された後の発明についても、本発明の範囲に含まれるべきである。また、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められる。
【符号の説明】
【0061】
100 開封防止機能付き容器
1 第1箱体
11 第1本体部
111 第1ベース部
112 第1周壁部
1121 第1周壁部本体
1122 第1係止面
12 第1箱底面
121 第1スナップ部
121a 第1側部
121b 第2側部
1211 第1首部
1212 第1閉塞部
1213 第1内周壁部
1213a 導引部
1214 第1外周壁部
1215 第1連接面
13 第1摘み片
2 第2箱体
21 第2本体部
211 第2ベース部
212 第2周壁部
2121 第2周壁部本体
2122 第2係止面
22 第2箱底面
221 第2スナップ部
2211 第2開口部
2212 第2閉塞部
2213 第2内周壁部
2214 第2外周壁部
23 第2摘み片
24 延伸部
241 折り曲げ片
25 スナップ底面部
251 スナップ開口部
252 スナップ閉塞部
253 開封防止片
Q 収納空間
O 収容空間
L 破線
Z1、Z2 方向
W1~W7 幅
P 水平面
A-A、B-B 線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2024-05-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1箱体と第2箱体を含む開封防止機能付き容器であって、
前記第1箱体は、第1本体部と、第1箱底面と、第1摘み片とを含み、
前記第1本体部は第1ベース部と第1周壁部を含み、前記第1周壁部は前記第1ベース部を取り囲んで収納空間を形成し、前記第1ベース部は水平面と実質的に平行であり、
前記第1箱底面は、前記第1周壁部から延伸するように形成され、第1スナップ部を含み、前記第1スナップ部の凹む方向は実質上前記水平面に垂直であり、
前記第1摘み片は前記第1周壁部から延伸するように形成され、
前記第2箱体は、第2本体部と、第2箱底面と、第2摘み片と、延伸部と、スナップ底面部を含み、
前記第2本体部は第2ベース部と第2周壁部を含み、前記第1ベース部は前記第2ベース部と相対するように設けられ、前記第2周壁部は前記第2ベース部を取り囲んで収容空間を形成し、
前記第2箱底面は、前記第2周壁部から延伸するように形成され、第2スナップ部を含み、前記第2スナップ部の凹む方向は実質上前記水平面に垂直であり、
前記第2摘み片は、前記第2周壁部から延伸するように形成され、
前記延伸部は、前記第2箱底面から延伸するように形成され、
前記スナップ底面部は、前記延伸部から延伸するように形成され、破線を経て前記延伸部に連接され、
前記第1箱体と前記第2箱体が互いに結合されたとき、前記第1箱底面は前記第2箱底面に重なり合い、
前記スナップ底面部が前記第1箱底面に嵌め合わされ、前記第1摘み片と前記第2摘み片が互いに反対となる方向へ動いたとき、前記破線が断裂し、前記第1箱底面と前記スナップ底面部は、前記第2箱底面から一緒に離脱し、前記第1箱体と前記第2箱体が分離し、
前記第2スナップ部は第2内周壁部と第2外周壁部を更に含み、前記第2外周壁部は、前記第2本体部から離れた方向に、前記第2内周壁部から延伸するように形成され、
前記第1箱体が前記第2箱体から分離した後、前記延伸部は前記第2箱体に接続されたままであり、前記延伸部と前記第2外周壁部との間の距離は、前記延伸部と前記第2外周壁部との間の開口端から、前記延伸部と前記第2箱体との間の接続点に向かって漸減することを特徴とする開封防止機能付き容器。
【請求項2】
前記延伸部は折り曲げ片を含み、前記第2摘み片に連接し、且つ前記破線を経て前記スナップ底面部に連接し、前記第1箱体と前記第2箱体が互いに結合したとき、前記折り曲げ片は、前記スナップ底面部が前記第2箱底面に嵌合するように折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項3】
前記第1スナップ部は相対する第1側部と第2側部を含み、前記第1摘み片は前記第1側部に位置し、前記第2摘み片は前記第2側部に位置することを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項4】
前記第1周壁部は第1周壁部本体と第1係止面を含み、前記第2周壁部は第2周壁部本体と第2係止面を含み、前記第1係止面は前記第1周壁部本体の周縁の外側に位置し、前記第2係止面は前記第2周壁部本体の周縁の外側に位置し、前記第1係止面は前記第2係止面に係止されて、前記第1箱体と前記第2箱体の相対位置が定められることを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項5】
前記第1スナップ部は第1首部と第1閉塞部を含み、前記スナップ底面部はスナップ開口部とスナップ閉塞部を含み、前記第1首部の幅は前記第1閉塞部の幅より狭く、前記スナップ開口部の幅は前記スナップ閉塞部の幅より狭いことを特徴とする請求項1に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項6】
前記スナップ閉塞部の幅は前記第1首部の幅より広いことを特徴とする請求項5に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項7】
前記第2スナップ部は第2開口部と第2閉塞部を含み、前記第2開口部の幅は前記第2閉塞部の幅より広く、前記第1閉塞部の幅は前記第2閉塞部の幅より狭いことを特徴とする請求項5に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項8】
前記第1スナップ部は第1内周壁部と第1外周壁部を含み
前記第1外周壁部は前記第1本体部から離れた方向に、前記第1内周壁部から延伸するように形成され
前記第1箱底面が前記第2箱底面に重ねられたとき、前記第1外周壁部は前記第2外周壁部と当接することを特徴とする請求項5に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項9】
前記第1内周壁部は導引部を含み、前記導引部は前記第1首部に連接され、且つ前記導引部は前記第1閉塞部から離れた一端の幅が前記第1首部の幅より広いことを特徴とする請求項8に記載の開封防止機能付き容器。
【請求項10】
前記スナップ底面部は開封防止片とスナップ開口部を含み、前記第1箱底面は第1連接面を更に含み、前記開封防止片は前記スナップ開口部から外向きに延伸するように形成され、前記第1連接面は前記第1係止面に連接され、前記開封防止片は前記第1連接面と実質上平行であり、前記第1連接面と当接することを特徴とする請求項4に記載の開封防止機能付き容器。