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特開2024-101977求職者検索システム、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101977
(43)【公開日】2024-07-30
(54)【発明の名称】求職者検索システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/903 20190101AFI20240723BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240723BHJP
   G06Q 10/1053 20230101ALI20240723BHJP
【FI】
G06F16/903
G06Q50/10
G06Q10/1053
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023079124
(22)【出願日】2023-05-12
(62)【分割の表示】P 2023005682の分割
【原出願日】2023-01-18
(71)【出願人】
【識別番号】512313953
【氏名又は名称】株式会社ビズリーチ
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】大澤 信哉
(72)【発明者】
【氏名】松澤 祐貴
(72)【発明者】
【氏名】殷 瑞
【テーマコード(参考)】
5B175
5L010
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5B175GA01
5L010AA08
5L049AA08
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】検索条件入力領域にキーワードを入力しやすくすることができる求職者検索システム等を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、求職者検索システムが提供される。この求職者検索システムは、プロセッサと、データベースとを備える。データベースには、求職者に関する情報が登録されており、プロセッサが、取得ステップでは、求職者を検索するキーワードを取得する。キーワードボタン表示ステップでは、取得されたキーワードに対応するキーワードボタンを表示させる。移動ステップでは、表示されたキーワードボタンへの操作に応じて当該キーワードボタンの検索条件入力領域への移動を行う。検索ステップでは、検索条件入力領域に表示されているキーワードボタンに対応するキーワードに基づきデータベースから求職者を検索する。出力ステップでは、求職者の検索結果を出力する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
求職者検索システムであって、
プロセッサと、データベースとを備え、
前記データベースには、求職者に関する情報が登録されており、
前記プロセッサが、
取得ステップでは、求職者を検索するキーワードを取得し、
キーワードボタン表示ステップでは、取得された前記キーワードに対応するキーワードボタンを表示させ、
移動ステップでは、表示された前記キーワードボタンへの操作に応じて当該キーワードボタンの検索条件入力領域への移動を行い、
検索ステップでは、前記検索条件入力領域に表示されている前記キーワードボタンに対応する前記キーワードに基づき前記データベースから求職者を検索し、
出力ステップでは、前記求職者の検索結果を出力する、
求職者検索システム。
【請求項2】
請求項1に記載の求職者検索システムにおいて、
前記操作は、前記キーワードボタンをドラッグする操作である、
求職者検索システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の求職者検索システムにおいて、
前記検索条件入力領域には、OR条件での検索条件が入力されるOR条件領域が含まれ、
前記操作は、前記キーワードボタンをクリックする操作であり、
前記移動ステップでは、前記クリックする操作が行われた前記キーワードボタンのOR条件領域への移動を行い、
前記検索ステップでは、前記OR条件領域に表示されている前記キーワードボタンに対応する前記キーワードをOR条件で用いて前記データベースから求職者を検索する、
求職者検索システム。
【請求項4】
請求項1に記載の求職者検索システムにおいて、
前記取得ステップでは、ユーザによって入力された語句を第1のキーワードとして取得した場合に、当該入力された語句に関連する語句を第2のキーワードとして取得し、前記第2のキーワードは、前記検索条件入力領域への追加を推奨する語句であり、
前記キーワードボタン表示ステップでは、取得された前記第1のキーワード及び前記第2のキーワードにそれぞれ対応するボタンを前記キーワードボタンとして表示させる、
求職者検索システム。
【請求項5】
請求項4に記載の求職者検索システムにおいて、
前記プロセッサが、
前記取得ステップでは、前記第2のキーワードとは異なるルールにより特定される語句を第3のキーワードとして取得し、前記第3のキーワードは、前記検索条件入力領域への追加を推奨する語句であり、
前記キーワードボタン表示ステップでは、取得された前記第3のキーワードに対応するキーワードボタンを、前記第2のキーワードに対応するキーワードボタンとは異なる領域に表示させる、
求職者検索システム。
【請求項6】
請求項4に記載の求職者検索システムにおいて、
前記追加を推奨する語句には、ハードスキルを表す語句が含まれる、
求職者検索システム。
【請求項7】
請求項1に記載の求職者検索システムにおいて、
前記プロセッサが、
絞り込みステップでは、前記検索結果を、予め定められた絞り込み項目のうち選択された項目に応じて絞り込み、
計数ステップでは、絞り込まれた前記検索結果の件数を計数し、
項目表示ステップでは、計数された前記件数に応じた前記絞り込み項目の表示を行う、
求職者検索システム。
【請求項8】
請求項7に記載の求職者検索システムにおいて、
前記絞り込み項目には、業種が含まれ、
前記項目表示ステップでは、前記業種の絞り込み項目の欄に経験年数を指定するための操作用画像を表示し、
前記絞り込みステップでは、前記絞り込み項目として業種が選択された場合、前記検索結果を、選択された業種に応じて絞り込み、さらに、前記操作用画像が操作された場合、業種での絞り込み結果を、指定された経験年数に応じて絞り込む、
求職者検索システム。
【請求項9】
請求項7に記載の求職者検索システムにおいて、
前記項目表示ステップでは、計数された前記件数に応じた態様で前記絞り込み項目の表示を行う、
求職者検索システム。
【請求項10】
請求項7に記載の求職者検索システムにおいて、
前記キーワードボタンを選択する操作には、第1段階の操作と第2段階の操作とがあり、
前記項目表示ステップでは、前記第1段階の操作が前記キーワードボタンに対して行われた場合、当該キーワードボタンに対応するキーワードがOR条件で加えられた場合の検索結果の前記件数に応じた前記絞り込み項目の表示を行う、
求職者検索システム。
【請求項11】
請求項1に記載の求職者検索システムにおいて、
前記出力ステップでは、前記検索結果の件数が閾値未満であり、且つ、前記検索条件入力領域に表示されていない前記キーワードボタンがある場合、当該キーワードボタンのいずれかに対応する前記キーワードをOR条件で加えた場合の検索結果を出力する、
求職者検索システム。
【請求項12】
請求項1に記載の求職者検索システムにおいて、
前記移動ステップでは、前記操作に応じて前記検索条件入力領域に表示されている前記キーワードボタンの前記検索条件入力領域の外への移動を行う、
求職者検索システム。
【請求項13】
請求項1に記載の求職者検索システムにおいて、
前記出力ステップでは、前記検索条件入力領域における表示位置に応じた重みを、当該表示位置に表示されている前記キーワードボタンに対応する前記キーワードに付与した場合の検索結果を出力する、
求職者検索システム。
【請求項14】
請求項1に記載の求職者検索システムにおいて、
前記キーワードボタン表示ステップでは、前記キーワードボタンを、当該キーワードボタンに対応する前記キーワードに付与された重みに応じた態様で表示させる、
求職者検索システム。
【請求項15】
請求項1に記載の求職者検索システムにおいて、
前記キーワードボタン表示ステップでは、前記キーワードボタンを、ユーザの操作に応じた態様で表示させ、
前記出力ステップでは、前記キーワードボタンに対応するキーワードに、当該キーワードボタンの前記態様に応じた重みを付与した場合の検索結果を出力する、
求職者検索システム。
【請求項16】
情報処理方法であって、
請求項1~請求項15の何れか1つに記載の求職者検索システムの各ステップを備える、
情報処理方法。
【請求項17】
プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~請求項15の何れか1つに記載の求職者検索システムの各ステップを実行させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、求職者検索システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、求職者が登録した求職者情報に基づき、求人者が条件に合致する求職者を検索する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-269220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、求職者を検索する際、キーワードが入力される検索領域において、求める求職者を検索するために必要なキーワードを入力しやすくすることが可能な仕組みがあることが望ましい。
【0005】
本発明では上記事情に鑑み、検索条件入力領域にキーワードを入力しやすくすることができる求職者検索システム等を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、求職者検索システムが提供される。この求職者検索システムは、プロセッサと、データベースとを備える。データベースには、求職者に関する情報が登録されており、プロセッサが、取得ステップでは、求職者を検索するキーワードを取得する。キーワードボタン表示ステップでは、取得されたキーワードに対応するキーワードボタンを表示させる。移動ステップでは、表示されたキーワードボタンへの操作に応じて当該キーワードボタンの検索条件入力領域への移動を行う。検索ステップでは、検索条件入力領域に表示されているキーワードボタンに対応するキーワードに基づきデータベースから求職者を検索する。出力ステップでは、求職者の検索結果を出力する。
【0007】
このような態様によれば、検索条件入力領域にキーワードを入力しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】求職者検索システム1の全体構成を示す図である。
図2】サーバ装置10のハードウェア構成を示す図である。
図3】求職者データベースDB1の一例を示す図である。
図4】求人者端末20のハードウェア構成を示す図である。
図5】各装置の制御部の機能構成を示す図である。
図6】情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
図7】求職者検索画面の一例を示す図である。
図8】ボタン生成処理の一例を示すアクティビティ図である。
図9】ボタン配置画面の一例を示す図である。
図10】第1移動操作の一例を示す図である。
図11】第2移動操作の一例を示す図である。
図12】ボタン配置画面の別の一例を示す図である。
図13】検索結果画面の一例を示す図である。
図14】検索結果画面の別の一例を示す図である。
図15】表示される絞り込み項目の一例を示す図である。
図16】表示される絞り込み項目の別の一例を示す図である。
図17】キーワードボタンの別の一例を示す図である。
図18】表示された絞り込み項目の一例を示す図である。
図19】表示された絞り込み項目の別の一例を示す図である。
図20】表示されたキーワードボタンの一例を示す図である。
図21】表示されたキーワードボタンの別の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集団体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.ハードウェア構成
本節では、本実施形態に係る求職者検索システムのハードウェア構成について説明する。
【0014】
図1は、求職者検索システム1の全体構成を示す図である。図1においては、求職者検索システム1が備える各装置と、それらの装置を使用するユーザの概要が示されている。各概要については、他の図も参照しながら随時説明する。
【0015】
求職者検索システム1は、求職者を検索するための求職者検索処理を実行する情報処理システムである。求職者検索システム1は、通信回線2と、サーバ装置10と、求人者端末20とを備える。
【0016】
通信回線2は、インターネット等を含み、自回線に接続する装置同士のデータのやり取りを仲介する。通信回線2には、サーバ装置10が有線で接続され、求人者端末20が無線で接続されている。なお、各装置の通信回線2との接続は有線でも無線でもよい。
【0017】
サーバ装置10は、通信回線2を介して求人者端末20とデータをやり取りしながら、求職者検索処理を実行する情報処理装置である。サーバ装置10は、求職者データベースDB1を記憶している。求職者データベースDB1には、求職者に関する情報(以下「求職者関連情報」と言う)が登録されている。求職者関連情報は、求職者の履歴書、求職者のレジュメ、求職者と企業やエージェントとのコミュニケーション(メール、チャットなど)などが登録されている。
【0018】
サーバ装置10は、求人者端末20を介して、求人者により検索のキーワードが入力されると、入力されたキーワードに基づいて、求職者データベースDB1に登録されている求職者を検索する。検索のキーワードとは、検索に用いられる語句であり、単語と、単語同士を繋げた句とを少なくとも含む。なお、単語の一部や文、文章なども検索のキーワードとして用いられてもよい。
【0019】
求人者端末20は、求人者U1をユーザとする端末である。求人者U1は、企業等の組織において人材の採用を担当する者であり、例えば、人事部門の担当者である。求人者端末20は、求人者U1によるキーワードの入力を受け付け、サーバ装置10による求職者検索処理の結果を表示する。なお、求人者端末20に代えて、ヘッドハンターやエージェントをユーザとし、それらのユーザが求職者を検索する場合に用いる端末が用いられてもよい。
【0020】
図2は、サーバ装置10のハードウェア構成を示す図である。サーバ装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、バス14とを備える。バス14は、サーバ装置10が備える各部を電気的に接続する。
【0021】
(制御部11)
制御部11は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部11は、記憶部12に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、求職者検索システム1に係る種々の機能を実現するコンピュータである。すなわち、記憶部12に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部11によって具体的に実現されることで、制御部11に含まれる各機能部として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部11は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部11を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
【0022】
(記憶部12)
記憶部12は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部11によって実行される求職者検索システム1に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。記憶部12は、制御部11によって実行される求職者検索システム1に係る種々のプログラムや変数等を記憶している。
【0023】
記憶部12は、図1に示す求職者データベースDB1を記憶している。
図3は、求職者データベースDB1の一例を示す図である。求職者データベースDB1には、求職者ID(Identification)、氏名、年齢、住所、所属、職種及び出身大学等が、求職者関連情報として互いに対応付けて登録されている。これらの求職者関連情報は、例えば、不図示の就職支援システムから取得して登録される。
【0024】
(通信部13)
通信部13は、サーバ装置10から種々の電気信号を外部の構成要素に送信可能に構成される。また、通信部13は、外部の構成要素からサーバ装置10への種々の電気信号を受信可能に構成される。さらに好ましくは、通信部13がネットワーク通信機能を有し、これにより通信回線2を介して、サーバ装置10と外部機器との間で種々の情報を通信可能に実施してもよい。
【0025】
図4は、求人者端末20のハードウェア構成を示す図である。求人者端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、入力部24と、出力部25と、バス26とを備える。バス26は、求人者端末20が備える各部を電気的に接続する。制御部21、記憶部22及び通信部23は、図2に示す制御部11、記憶部12及び通信部13と、スペック、モデル等は異なっていてもよいが、同様のハードウェアである。
【0026】
(入力部24)
入力部24は、キー、ボタン、タッチスクリーン及びマウス等を有し、ユーザによる入力を受け付ける。また、入力部24は、マイクロフォンを有し、ユーザによる音声の入力を受け付けてもよい。
【0027】
(出力部25)
出力部25は、ディスプレイ及びスピーカ等を有し、ディスプレイの表示面に画面、画像、アイコン、テキスト等といった、ユーザが視認可能な態様で生成された視覚情報を表示し、音声を含む音を出力する。
【0028】
2.機能構成
本節では、本実施形態の機能構成について説明する。前述の通り、各装置の記憶部に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部によって具体的に実現されることで、制御部に含まれる各機能部が実行されうる。
【0029】
図5は、各装置の制御部の機能構成を示す図である。サーバ装置10の制御部11は、サーバ表示部111と、記憶制御部112と、操作受付部113と、キーワード取得部114と、語句選択部115と、ボタン生成部116と、検索処理部117と、結果絞込部118と、件数計数部119とを備える。求人者端末20は、ユーザ表示部211と、操作受付部212とを備える。
【0030】
サーバ表示部111は、求職者検索システム1に関するシステム画面を各端末に表示させるための処理を実行する。サーバ表示部111は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイルの生成及び送信等の処理を行い、システム画面を示すウェブページを求人者端末20に表示させる。なお、サーバ表示部111は、求職者検索システム1を利用するためのアプリケーションの表示用データの生成及び送信等の処理を行ってもよい。
【0031】
記憶制御部112は、自装置の記憶部12を制御し、記憶部12へのデータの書き込み及び読み出しを行う。また、記憶制御部112は、求職者データベースDB1へのデータの格納及び求職者データベースDB1からのデータの読み出しを行う。操作受付部113は、外部端末を介してユーザの操作を受け付ける。操作受付部113は、本実施形態では、求人者端末20を介して求人者U1の操作を受け付ける。
【0032】
キーワード取得部114は、求職者検索処理で用いられる検索のキーワードを取得する。キーワード取得部114は、例えば、操作受付部113により受け付けられたキーワードの入力操作により入力されたキーワードを取得する。語句選択部115は、求職者の検索キーワードとして推奨される語句を選択する。キーワード取得部114は、語句選択部115により選択された推奨語句も、キーワードとして取得する。ボタン生成部116は、キーワード取得部114により取得されたキーワードに対応するキーワードボタンを生成する。
【0033】
検索処理部117は、キーワード取得部114により取得されたキーワードに基づいて、求職者検索処理を実行する。結果絞込部118は、検索処理部117による求職者検索処理の結果を絞り込む。件数計数部119は、結果絞込部118により絞り込まれた検索結果の件数を計数する。サーバ表示部111は、結果絞込部118による絞り込みの結果と件数計数部119による計数結果とを求人者端末20に表示させる。
【0034】
求人者端末20のユーザ表示部211は、サーバ装置10から送信されてきた画面データが示す求職者検索システム1に関するシステム画面を表示する。システム画面には、検索のキーワードを入力する入力欄、 操作受付部212は、求人者端末20を利用するユーザによる操作を受け付ける。
【0035】
3.情報処理
本節では、本実施形態において、求職者検索システム1を制御するコンピュータにプログラムを実行させる情報処理について説明する。求職者検索システム1は、次の図6等で示す各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備える。
【0036】
図6は、情報処理の一例を示すアクティビティ図である。図6に示す情報処理は、求人者U1が、求人者端末20に対して、求職者を検索するための画面を表示させる操作を行うことを契機に開始される。まず、サーバ装置10は、サーバ表示部111により、求職者検索画面を生成する(A11)。画面を生成するとは、画面を構成する画像及び文字列等と、それらの配置とを示す画面データを生成することを言う。サーバ表示部111は、生成した画面データを求人者端末20に送信する。求人者端末20は、ユーザ表示部211により、送信されてきた画面データが示す求職者検索画面を表示する。
【0037】
図7は、求職者検索画面の一例を示す図である。図7の例では、ユーザ表示部211が、求職者検索画面G1を表示している。求職者検索画面G1には、検索ボタンB1及びB2と、AND条件領域C1と、OR条件領域C2と、お勧めワードD1と、検索条件候補D2と、検索結果表示領域E1と、絞り込み項目F1とが表示されている。
【0038】
AND条件領域C1及びOR条件領域C2は、検索に用いるキーワードを検索条件として入力するための領域であり、検索条件入力領域とも言う。AND条件領域C1は、入力されたキーワードを全て含むという条件(すなわちAND条件)で検索を行うためのキーワードを入力するための領域である。検索ボタンB1は、AND条件領域C1に入力されたキーワードに基づいた検索を実行させるためのボタンである。
【0039】
OR条件領域C2は、入力されたキーワードのいずれかを含むという条件(すなわちOR条件)で検索を行うためのキーワードを入力するための領域である。検索ボタンB2は、OR条件領域C2に入力されたキーワードに基づいた検索を実行させるためのボタンである。お勧めワードD1及び検索条件候補D2は、いずれも、検索条件入力領域への追加を推奨する語句が表示される領域である。
【0040】
絞り込み項目F1は、検索結果をさらに絞り込むための項目を選択するための領域である。絞り込み項目F1には、業種による絞り込み項目F10と、職種による絞り込み項目F20とが含まれている。業種による絞り込み項目F10には、各業種の経験がある求職者を絞り込むための絞り込み項目が含まれている。職種による絞り込み項目F20には、各職種の経験がある求職者を絞り込むための絞り込み項目が含まれている。
【0041】
絞り込み項目F10には、「IT・インターネット」という業種において、「インターネットサービス」、「デジタルマーケティング」、「Sier」、「ソフトウェア」という絞り込み項目F11、F12、F13、F14が含まれている。また、絞り込み項目F10には、「エンターテインメント」という業種において、「ゲーム」という絞り込み項目F15が含まれている。なお、絞り込み項目はこれが全てではなく、スクロールさせることでさらに表示される。また、絞り込み項目F15の下には、経験線数を指定するためのチェック項目F16が表示されている。
【0042】
絞り込み項目F20には、「Webサービス・制作」という職種において、「Webプロデューサー」、「Webコンテンツ企画」、「Webデザイナー」、「アートディレクター」という絞り込み項目F21、F22、F23、F24が含まれている。絞り込み項目F20には、「広告」という職種における絞り込み項目も含まれており、それらの絞り込み項目がスクロールさせることで表示される。
【0043】
求人者U1は、AND条件領域C1又はOR条件領域C2のいずれかの検索条件入力領域に検索のキーワードとしたい語句を入力する。求人者端末20は、操作受付部212により、検索条件入力領域への入力を受け付ける(A13)。操作受付部212は、入力された語句を示す入力語句データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、入力語句データが送信されてくると、操作受付部113により、キーワードの入力操作を受け付け、ボタン生成部116により、キーワードボタンを生成するボタン生成処理を実行する(A20)。
【0044】
キーワードボタンとは、キーワードに対応するボタンである。キーワードに対応するボタンとは、そのキーワードと対応していることが明確にわかる態様で表されたボタンである。キーワードボタンは、本実施形態では、キーワードを示す文字列が重畳されたボタンの形状(角の丸い四角形)をした画像であり、重畳されたキーワードに対応していることが明確に分かるようになっている。
【0045】
図8は、ボタン生成処理の一例を示すアクティビティ図である。まず、サーバ装置10は、キーワード取得部114により、送信されてきた入力語句データが示す語句を、入力されたキーワードとして取得する(A21:取得ステップ)。次に、サーバ装置10は、3つのキーワードボタン(入力キーワードボタン、第1推奨キーワードボタン、第2推奨キーワードボタン)を生成する処理を並行して実行する。
【0046】
まず、入力キーワードボタンの生成処理について説明する。サーバ装置10は、ボタン生成部116により、A21で取得されたキーワードに対応する入力キーワードボタンを生成する(A22)。ボタン生成部116は、サイズの異なる数種類のボタン型の画像を予め記憶しておき、A21で取得されたキーワードを示す文字列を、その文字列の長さに合ったボタン型の画像に重畳させることでキーワードボタンを生成する。A22で生成される入力キーワードボタンは、ユーザにより入力されたキーワードに対応するボタンである。
【0047】
次に、第1推奨キーワードボタンの生成処理について説明する。まず、サーバ装置10は、語句選択部115により、A21で取得されたキーワードに基づいて、第1推奨語句を選択する(A23)。語句選択部115は、例えば、予め辞書データを記憶しておく。この辞書データには、各種の語句と、その語句が関連する1以上の関連語句とが対応付けられている。語句選択部115は、例えば、A21で取得されたキーワードにより検索処理部117に求職者検索処理を実行させ、その検索結果で上位となった求職者の求職者情報に含まれる語句(以下「上位求職者語句」と言う)を抽出し第1推奨語句として選択したり、A21で取得されたキーワードと関連度が高い語句や上位求職者語句と関連度が高い語句を第1推奨語句として選択したりする。語句選択部115は、例えば、A21で取得されたキーワードや上位求職者語句と第1閾値以上の同じ関連語句に対応付けられた語句を、第1推奨語句として選択する。
【0048】
次に、サーバ装置10は、キーワード取得部114により、A23で選択された第1推奨語句をキーワードとして取得する(A24:取得ステップ)。続いて、サーバ装置10は、ボタン生成部116により、A22と同様に、A24で取得されたキーワードに対応する第1推奨キーワードボタンを生成する(A25)。A25で生成される第1推奨キーワードボタンは、A23で第1推奨語句として選択されたキーワードに対応するボタンである。
【0049】
次に、第2推奨キーワードボタンの生成処理について説明する。まず、サーバ装置10は、語句選択部115により、A21で取得されたキーワードに基づいて、第2推奨語句を選択する(A26)。語句選択部115は、例えば、上述した辞書データにおいて、前述した上位求職者語句と第1閾値未満且つ第2閾値以上の同じ関連語句に対応付けられた語句を第2推奨語句として選択する。このように、第2推奨語句は、第1推奨語句とは異なるルールで選択された語句である。
【0050】
なお、第1推奨語句及び第2推奨語句の選択ルールは上記ルールに限らない。語句選択部115は、例えば、第1推奨語句及び第2推奨語句としてそれぞれ観点の異なるキーワードを選択してもよい。その場合、語句選択部115は、例えば、入力されたキーワードがスキルに関する語句である場合、第1推奨語句として、スキルに関する語句を選択し、第2推奨語句として、地域、年齢、英語スキル、学歴及び役割等の異なるカテゴリに属する語句を選択する。
【0051】
語句選択部115は、例えば、入力されたキーワードの同義語などを第1推奨語句として選択する。また、語句選択部115は、入力されたキーワードが求職者のスキルに関するものである場合、同時に保有していることが多い他のスキルや同じ意味を有する語句を第1推奨語句として選択する。このように、語句選択部115は、検索結果を広げる方向のキーワードを第1推奨語句として選択する。ユーザが入力したキーワードでの検索では、検索条件が狭すぎて、意図する求職者を十分に抽出できない場合があるためである。
【0052】
次に、サーバ装置10は、キーワード取得部114により、A26で選択された第2推奨語句をキーワードとして取得する(A27:取得ステップ)。続いて、サーバ装置10は、ボタン生成部116により、A22と同様に、A27で取得されたキーワードに対応する第2推奨キーワードボタンを生成する(A28)。A28で生成される第2推奨キーワードボタンは、A26で第2推奨語句として選択されたキーワードに対応するボタンである。
【0053】
以上でボタン生成処理は終了する。次に、サーバ装置10は、サーバ表示部111により、生成されたキーワードボタンを配置したボタン配置画面を生成する(A31)。サーバ表示部111は、ボタン配置画面を示す画面データを生成し、求人者端末20に送信する。求人者端末20は、ユーザ表示部211により、送信されてきた画面データが示すボタン配置画面を表示する(A32)。このように、A31は、取得されたキーワードに対応するキーワードボタンを求人者端末20に表示させるキーワードボタン表示ステップである。
【0054】
図9は、ボタン配置画面の一例を示す図である。図9の例では、ユーザ表示部211が、ボタン配置画面G2を表示している。ボタン配置画面G2のOR条件領域C2には、入力キーワードボタンKB11が表示されている。ボタン配置画面G2のお勧めワードD1の表示領域には、第1推奨キーワードボタンKB21、KB22、KB23、KB24が表示されている。ボタン配置画面G2の検索条件候補D2の表示領域には、第2推奨キーワードボタンKB31、KB32、KB33、KB34が表示されている。
【0055】
入力キーワードボタンKB11には、「ツールTL1」という文字列が重畳されている。第1推奨キーワードボタンKB21、KB22、KB23、KB24には、「ツールTL2」、「ツールTL3」、「特徴FT1」、「特徴FT2」という文字列がそれぞれ重畳されており、これらの文字列は、「ツールTL1」と第1閾値以上の同じ関連語句に対応付けられた語句(第1推奨語句)を示す。
【0056】
また、第2推奨キーワードボタンKB31、KB32、KB33、KB34には、「地域AR1」、「年齢層AG1」、「英語力EG1」、「スキルSK1」という文字列がそれぞれ重畳されており、これらの文字列は、「ツールTL1」と第1閾値未満且つ第2閾値以上の同じ関連語句に対応付けられた語句(第2推奨語句)を示す。
【0057】
ボタン配置画面G2では、ユーザ(求人者U1)は、キーワードの入力操作、キーワードボタンの移動操作又は検索の実行操作の3通りの操作を行う。求人者端末20は、操作受付部212により、ユーザの操作を受け付ける(A33)。入力操作が行われた場合は、A13で入力操作が受け付けられた場合と同じ処理が実行される。移動操作が受け付けられた場合は、サーバ装置10及び求人者端末20が次のように処理を実行する。
【0058】
求人者端末20の操作受付部212は、移動操作を受け付けると、受け付けた移動操作を示す操作データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、操作受付部113により、送信されてきた操作データが示す移動操作を受け付ける。サーバ装置10は、サーバ表示部111により、受け付けられた移動操作により移動したキーワードボタンが配置されたボタン配置画面を生成し、生成したボタン配置画面を示す画面データを求人者端末20に送信する(A31)。
【0059】
求人者端末20のユーザ表示部211は、送信されてきた画面データが示すボタン配置画面を表示する(A32)。A33、A31及びA32の処理は、キーワードボタンが検索条件入力領域に移動するまで繰り返し実行される。その結果表示されたボタン配置画面においては、ユーザの移動操作により移動したキーワードボタンが検索条件入力領域に配置されている。このように、A31は、表示されたキーワードボタンへの操作に応じてそのキーワードボタンの検索条件入力領域への移動を行う移動ステップの一例でもある。
【0060】
移動操作には、ドラッグ&ドロップによる第1移動操作と、クリック又はタップによる第2移動操作とがある。
図10は、第1移動操作の一例を示す図である。図10の例では、図9に示す第1推奨キーワードボタンKB23に第1移動操作(ドラッグ&ドロップ)が行われ、サーバ表示部111が、第1推奨キーワードボタンKB23を、お勧めワードD1からAND条件領域C1又はOR条件領域C2に移動させる表示処理を行っている。このように、第1移動操作の場合、AND条件領域C1及びOR条件領域C2のどちらでもキーワードボタンを移動させることができる。
【0061】
図10に示す第1移動操作は一例であり、これに限らない。第1移動操作は、例えば、第2推奨キーワードボタンをAND条件領域C1又はOR条件領域C2に移動させる操作であってもよい。また、第1移動操作は、AND条件領域C1又はOR条件領域C2に表示されているキーワードボタンをそれらの検索条件入力領域から外に出す操作であってもよい。また、第1移動操作は、検索条件入力領域に表示されている2以上のキーワードボタンの順番を入れ替える操作であってもよい。いずれの場合も、サーバ表示部111は、第1移動操作が示すようにキーワードボタンを移動させる表示処理を行っている。
【0062】
図11は、第2移動操作の一例を示す図である。図11の例では、図9に示す第1推奨キーワードボタンKB23に第2移動操作(クリック又はタップ)が行われ、サーバ表示部111が、第1推奨キーワードボタンKB23を、お勧めワードD1からOR条件領域C2に移動させる表示処理を行っている。サーバ表示部111は、その他の第1推奨キーワードボタン及び第2推奨キーワードボタンに第2移動操作が行われた場合でも、そのキーワードボタンをOR条件領域C2に移動させる表示処理を行う。このように、第2移動操作の場合、OR条件領域C2にのみキーワードボタンを移動させることができる。
【0063】
求人者やエージェント、ヘッドハンターが求職者を検索する際には、ユーザが思い付く特定のスキルなどを表すキーワードを用いて検索する場合が多いが、求人者等が想起したキーワードのみの検索では同義のキーワードや類似するキーワードが漏れてしまい、検索漏れが発生した結果、適切な求職者を検索でヒットさせることができず、十分な数の検索結果が得られないことがある。そのため、求職者を検索する際に推奨するキーワードは、検索結果を絞り込む方向よりも、検索結果を広げるキーワードを推奨する方が良い場合が多い。
【0064】
そこで、本実施形態では、クリック又はタップという簡易な操作で、ユーザが求める場合の多いOR条件としてキーワードを追加することで、ユーザの利便性を確保することができる。なお、ユーザがキーワードをAND条件として追加したい場合には、OR条件として追加されたキーワードに対応するキーワードボタンに対し、ドラック&ドロップの操作を行うことで、AND条件領域C1に移動させることもできる。
【0065】
サーバ装置10は、移動ステップによりキーワードボタンが検索条件入力領域まで移動すると、移動したキーワードボタンを含め、検索条件入力領域に表示されているキーワードボタンが示すキーワードに基づいて、ボタン生成処理を実行する(A20)。この場合、検索条件入力領域に新たなキーワードが入力されていないので、入力キーワードボタンの生成処理(A22)は実行されず、第1推奨キーワードボタンの生成処理(A23~A25)及び第2推奨キーワードボタンの生成処理(A26~A28)が実行される。
【0066】
語句選択部115は、図10の例のように検索条件入力領域に複数のキーワードボタンが表示されている場合も、例えば、それらのキーワードボタンに対応するキーワードのそれぞれと第1閾値以上の同じ関連語句に対応付けられた語句を第1推奨語句として選択する。
【0067】
なお、この方法だと、キーワードが1つだった場合に比べて第1推奨語句が少なくなりすぎる可能性がある。そこで、語句選択部115は、検索条件入力領域に表示されているキーワードボタンに対応するキーワードが多いほど、第1閾値を小さい値として、第1推奨語句を選択してもよい。これにより、キーワードが1つの場合の第1閾値で固定する場合に比べて、第1推奨語句が少なくなりすぎないようにすることができる。
【0068】
また、語句選択部115は、検索条件入力領域に表示されているキーワードボタンに対応するキーワードのそれぞれと第1閾値未満且つ第2閾値以上の同じ関連語句に対応付けられた語句を第2推奨語句として選択する。この場合も、語句選択部115は、該当するキーワードが多いほど、第1閾値及び第2閾値を小さい値として、第2推奨語句を選択してもよい。これにより、キーワードが1つの場合の第1閾値及び第2閾値で固定する場合に比べて、第2推奨語句が少なくなりすぎないようにすることができる。
【0069】
ボタン生成部116は、上記のとおり選択された第1推奨語句に対応する第1推奨キーワードボタンと、第2推奨語句に対応する第2推奨キーワードボタンとを生成する。サーバ表示部111は、移動操作により移動したキーワードボタンと、生成されたキーワードボタンとを配置したボタン配置画面を生成し(A31)、生成したボタン配置画面を示す画面データを求人者端末20に送信する。求人者端末20のユーザ表示部211は、送信されてきた画面データが示すボタン配置画面を表示する(A32)。
【0070】
図12は、ボタン配置画面の別の一例を示す図である。図12の例では、ユーザ表示部211が、ボタン配置画面G3を表示している。ボタン配置画面G3のOR条件領域C2には、入力キーワードボタンKB11(キーワードは「ツールTL1」)及び第1推奨キーワードボタンKB23(キーワードは「特徴FT1」)が表示されている。
【0071】
お勧めワードD1には、第1推奨キーワードボタンKB21、KB25、KB26、KB27(対応するキーワードはそれぞれ「ツールTL2」、「特徴FT3」、「言語LG1」、「特徴FT4」)が表示されている。また、検索条件候補D2には、第2推奨キーワードボタンKB35、KB32、KB34、KB36(対応するキーワードはそれぞれ「地域AR2」、「年齢層AG1」、「スキルSK1」、「スキルSK2」)が表示されている。
【0072】
図9図12に示すように、ユーザは、入力操作及び移動操作により検索条件入力領域に配置させるキーワードボタンを変化させることで、お勧めワードD1に表示される第1推奨キーワードボタンと、検索条件候補D2に表示される第2推奨キーワードボタンとを変化させることができる。なお、上記の例では、OR条件領域C2に配置されたキーワードボタンに対応するキーワードについて第1推奨キーワードボタン及び第2推奨キーワードボタンが表示されたが、AND条件領域C1に配置されたキーワードボタンに対応するキーワードについてそれらのキーワードボタンが表示されてもよい。
【0073】
続いて、図6に示すA33において、ユーザ(求人者U1)が、検索実行の操作を行った場合を説明する。例えば、図9に示すボタン配置画面G2において、検索ボタンB2が操作されたとする。操作受付部212は、検索実行の操作を受け付けて、検索条件入力領域に表示されているキーワードボタンに対応するキーワードを示す検索データ(図9の例では「ツールTL1」を示す検索データ)をサーバ装置10に送信する。
【0074】
サーバ装置10は、検索処理部117により、送信されてきた検索データが示すキーワードに基づいて求職者検索処理を実行する(A41:検索ステップ)。検索処理部117は、求職者データベースDB1を参照し、求職者関連情報にキーワードが含まれる求職者を検索する。
【0075】
次に、サーバ装置10は、結果絞込部118により、A41で検索された検索結果を絞り込む(A42:絞り込みステップ)。結果絞込部118は、図7に示す各絞り込み項目(インターネットサービス等)について、検索結果を絞り込む絞り込み処理を実行する。具体的には、結果絞込部118は、検索された求職者から、求職者関連情報に絞り込み項目が含まれる求職者を抽出する処理を、検索結果の絞り込み処理として実行する。
【0076】
続いて、サーバ装置10は、件数計数部119により、A42において絞り込まれた検索結果の件数を計数する(A43:計数ステップ)。件数計数部119は、検索結果の絞り込み処理により抽出された求職者の数を、絞り込まれた検索結果の件数として計数する。そして、サーバ装置10は、サーバ表示部111により、検索結果画面を生成する(A44)。サーバ表示部111は、検索結果画面を示す画面データを生成し、求人者端末20に送信する。求人者端末20は、ユーザ表示部211により、送信されてきた画面データが示す検索結果画面を表示する(A45)。
【0077】
図13は、検索結果画面の一例を示す図である。図13の例では、ユーザ表示部211が、検索結果画面G4を表示している。検索結果画面G4の検索結果表示領域E1には、検索結果E11、E12、E13が表示されている。各検索結果には、検索された求職者の求職者関連情報が表示されている。なお、これらの検索結果は一部であり、スクロール又はページめくりの操作をすることで、他の検索結果も表示される。このように、検索結果画面を生成する処理が行われるA44は、求職者の検索結果を出力する出力ステップの一例である。
【0078】
各絞り込み項目の右側には、検索結果をその絞り込み項目で絞り込んだ場合の件数が表示されている。例えば、「Sier」という絞り込み項目F13で絞り込んだ場合は「145」件になり、「ソフトウェア」という絞り込み項目F14で絞り込んだ場合は「108」件になることが表されている。また、「インターネットサービス」という絞り込み項目F11で絞り込んだ場合は「98」件になり、「デジタルマーケティング」という絞り込み項目F12で絞り込んだ場合は「74」件になることが表されている。
【0079】
図7に示す検索前の状態では、絞り込み項目F11、F12、F13、F14の順番で上から並んでいたが、検索後は、絞り込んだ場合の件数が多い絞り込み項目から順番に上から並んでいる。職種に関する絞り込み項目F20においても同様に、絞り込んだ場合の件数が多い絞り込み項目から順番に(絞り込み項目F23、F22、F24、F21の順番に)並び替えて表示されている。このように並び替えることで、元の並びのまま表示される場合に比べて、絞り込んだ場合の件数が多い絞り込み項目を容易に把握することができる。
【0080】
なお、絞り込み項目の並び順は上記の例に限らない。サーバ表示部111は、例えば、検索結果の上位に出ている人とマッチする度合いが高い絞り込み項目から順番に並べたり、よく利用されている絞り込み項目から順番に並べたりして表示させてもよい。
【0081】
ユーザ(求人者U1)が絞り込み項目のいずれかを選択する操作を行うと、求人者端末20は、操作受付部212により、その操作を、絞り込み操作として受け付ける(A46)。操作受付部212は、絞り込み操作により操作された絞り込み項目を示す操作データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、絞り込み項目を示す操作データが送信されてくると、結果絞込部118により、その絞り込み項目による絞り込みが行われた検索結果に対して、さらに各絞り込み項目についての絞り込み処理を実行する(A42)。続いて、A43(絞り込まれた検索結果の件数の計数)及びA44(検索結果画面の生成)が行われ、A45で検索結果画面が表示される。
【0082】
図14は、検索結果画面の別の一例を示す図である。図14の例では、図13に示す検索結果画面G4において、絞り込み項目F13が選択された場合の検索結果画面G5を表示している。検索結果画面G5においては、選択された絞り込み項目である「Sier」については件数が「145」件のままとなっている。これは、検索結果表示領域E1に表示可能な検索結果(検索された求職者)が145件であることを示している。
【0083】
また、絞り込み項目F14が示す絞り込み項目「ソフトウェア」については件数が「209」件となっている。これは、検索結果を「Sier」と「ソフトウェア」をOR条件で絞り込んだ場合の検索結果の件数を示している。その他の絞り込み項目についても同様に、検索結果を「Sier」とOR条件で絞り込んだ場合の件数が示されている。このように、絞り込み項目が選択されると、その他の絞り込み項目を選択した場合の検索結果の件数が変化する。なお、その他の絞り込み項目を選択した場合の検索結果の件数は、変化させずに図13に示す件数をそのまま表示させていてもよい。
【0084】
図13に示す検索結果画面G4において、経験年数を指定するためのチェック項目F16が操作された場合の処理について説明する。
図15は、表示される絞り込み項目の一例を示す図である。チェック項目F16が操作された場合、サーバ表示部111は、図15に示すように、各絞り込み項目に対応する位置に年数の入力欄C11を表示させる。操作受付部212は、入力欄C11に年数を入力する操作を、絞り込み操作として受け付け、年数が入力された絞り込み項目と入力された年数とを示す操作データをサーバ装置10に送信する(A46)。
【0085】
サーバ装置10は、絞り込み項目及び年数を示す操作データが送信されてくると、結果絞込部118により、その絞り込み項目による絞り込みが行われた検索結果に対して、さらにその年数による絞り込み処理を実行する(A42)。続いて、A43(絞り込まれた検索結果の件数の計数)及びA44(検索結果画面の生成)が行われ、A45で検索結果画面が表示される。
【0086】
図16は、表示される絞り込み項目の別の一例を示す図である。図16の例では、絞り込み項目F13に対応する入力欄C11に「5年」という年数が入力されている。この場合、結果絞込部118は、検索結果を「Sier」という業種の経験者に絞り込み、さらに、「Sier」という業種での経験年数が「5年」以上の求職者に絞り込む。絞り込み項目F13により絞り込まれた検索結果の件数は、経験年数を指定する前は「145」件であったのが、経験年数「5年」を指定することで「115」件まで絞り込まれている。
【0087】
以上のとおり、求職者検索システム1においては、キーワード取得部114は、求職者を検索するキーワードを取得する取得部の一例として機能する。キーワード取得部114は、図8の例では、A21、A24、A27(取得ステップ)において、キーワードを取得する。サーバ表示部111は、キーワード取得部114により取得されたキーワードに対応するキーワードボタンを表示させるキーワードボタン表示部の一例として機能する。サーバ表示部111は、図6の例では、A31(キーワードボタン表示ステップ)において、キーワードボタンを表示させる。
【0088】
また、サーバ表示部111は、表示されたキーワードボタンへの操作に応じてそのキーワードボタンの検索条件入力領域への移動を行う移動部の一例としても機能する。サーバ表示部111は、図6の例では、A31(移動ステップ)において、キーワードボタンの検索条件入力領域への移動を行う。検索処理部117は、検索条件入力領域に表示されているキーワードボタンに対応するキーワードに基づき求職者データベースDB1から求職者を検索する検索部の一例として機能する。検索処理部117は、図6の例では、A41(検索ステップ)において、求職者を検索する。
【0089】
サーバ表示部111は、求職者の検索結果を出力する出力部の一例としても機能する。サーバ表示部111は、図6の例では、A44(出力ステップ)において、検索結果を出力する。このような態様によれば、検索を行う際に、表示されたキーワードボタンを操作して検索条件入力領域に移動させる操作を行えばよいので、検索条件入力領域にキーワードを1文字ずつ入力する場合に比べて、検索条件入力領域にキーワードを入力しやすくすることができるとともに、求職者の検索漏れを低減し、より適切な求職者を検索することができる。ここでいう入力しやすいとは、入力する際の手間が少なくなることをいう。
【0090】
キーワードボタンを移動させる1つ目の操作は、図10で説明したキーワードボタンをドラッグ&ドロップする操作である。このような態様によれば、直感的な操作でキーワードボタンを移動させることができる。
【0091】
キーワードボタンを移動させる2つ目の操作は、キーワードボタンをクリックする操作である。検索条件入力領域には、OR条件での検索条件が入力されるOR条件領域C2が含まれる。サーバ表示部111(移動部の一例)は、図11で説明したように、クリック又はタップする操作が行われたキーワードボタンのOR条件領域への移動を行う。そして、検索処理部117(検索部の一例)は、OR条件領域に表示されているキーワードボタンに対応するキーワードをOR条件で用いてデータベースから求職者を検索する。
【0092】
このような態様によれば、クリック又はタップと言うワンアクション(叩く)の操作で移動ができるので、ドラッグ&ドロップのように3つのアクション(指し示す+移動+離す)の操作が行われる場合に比べて、キーワードボタンの移動の手間を少なくすることができる。また、第2移動操作では、OR条件領域C2への移動に限定したことで、AND条件領域C1への移動に限定する場合に比べて、様々な求職者を幅広く見つける検索を行いやすくすることができる。
【0093】
また、サーバ表示部111(移動部の一例)は、表示されたキーワードボタンへの操作に応じて、検索条件入力領域に表示されているキーワードボタンの検索条件入力領域の外への移動を行う。通常、検索条件入力領域のキーワードを削除するためには、キーワードの文字数だけ削除用のキー(バックスペースキー若しくはデリートキー)の操作又はキーワードを選択してから削除用のキーの操作が必要になるが、このような態様によれば、通常の削除用のキーの操作が行われる場合に比べて、不要なキーワードを検索条件入力領域から容易に取り除くことができる。
【0094】
キーワード取得部114(取得部の一例)は、ユーザによって入力された語句(例えば図9の例では「ツールTL1」)を第1のキーワードとして取得した場合に、その入力された語句に関連する語句(図9の例では「ツールTL2」等)を第2のキーワードとして取得する。第2のキーワードは、検索条件入力領域への追加を推奨する語句(第1推奨語句)である。キーワード取得部114は、図8の例では、A24(取得ステップ)において、第2のキーワードを取得する。
【0095】
そして、サーバ表示部111(キーワードボタン表示部の一例)は、取得された第1のキーワード及び第2のキーワードにそれぞれ対応するボタンをキーワードボタンとして表示させる。このような態様によれば、第1のキーワードだけを取得する場合に比べて、キーワードの幅を広げることができる。
【0096】
また、キーワード取得部114(取得部の一例)は、第2のキーワードとは異なるルールにより特定される語句(例えば図9の例では「地域AR1」等)を第3のキーワードとして取得する。第3のキーワードは、検索条件入力領域への追加を推奨する語句(第2推奨語句)である。キーワード取得部114は、図8の例では、A27(取得ステップ)において、第3のキーワードを取得する。
【0097】
そして、サーバ表示部111(キーワードボタン表示部の一例)は、取得された第3のキーワードに対応するキーワードボタンを、第2のキーワードに対応するキーワードボタンとは異なる領域(図9の例では検索条件候補D2の表示領域)に表示させる。このような態様によれば、第1及び第2のキーワードだけを取得する場合に比べて、より幅広いキーワードを勧めることができる。
【0098】
上記の追加を推奨する語句(第1推奨語句及び第2推奨語句)には、ハードスキルを表す語句が含まれる。ハードスキルとは、専門性が高いスキルのことであり、例えば、業務で使用されるツール、プログラミング言語、アプリケーション及び語学力等である。このような態様によれば、追加を推奨する語句にハードスキルを表す語句が含まれない場合に比べて、専門性が高い求職者を見つけやすくすることができる。
【0099】
特に、検索条件入力領域に近い領域(お勧めワードD1の表示領域)に表示する第1推奨語句としてハードスキルを表す語句を提示することで、より専門性の高い求職者を検索しやすくすることができる。また、検索条件入力領域から遠い領域(検索結果の下方の領域)に表示される第2推奨語句には、第1推奨語句とは異なるルールで選定された、ハードスキル以外のキーワードとして、地域・年齢・学歴・英語スキル・役割などの語句を提示する。これにより、求人者が想起しなかったキーワードを、検索条件として追加することができる。
【0100】
結果絞込部118は、検索結果を、予め定められた絞り込み項目のうち選択された項目に応じて絞り込む絞り込み部の一例として機能する。結果絞込部118は、図6の例では、A42(絞り込みステップ)において、検索結果を絞り込む。件数計数部119は、絞り込まれた検索結果の件数を計数する計数部の一例として機能する。件数計数部119は、図6の例では、A43(計数ステップ)において、件数を計数する。
【0101】
そして、サーバ表示部111は、計数された件数に応じた絞り込み項目の表示を行う項目表示部の一例として機能する。サーバ表示部111は、図13の例では、計数された件数を絞り込み項目に並べて示す表示を行っている。サーバ表示部111は、図6の例では、A44(項目表示ステップ)において、絞り込み項目の表示を行う。このような態様によれば、絞り込み項目で絞り込んだ場合の件数がひと目で分かり、件数に応じた絞り込み項目の表示が行われない場合に比べて、絞り込み項目の選択を容易にすることができる。
【0102】
また、サーバ表示部111(項目表示部の一例)は、計数された件数に応じた態様で絞り込み項目の表示を行う。サーバ表示部111は、図13の例では、計数された件数が多い絞り込み項目から順番に上から並べる態様で表示を行っている。なお、件数に応じた態様は、並び順に限らず、例えば、表示する文字の大きさ又は色等であってもよい。いずれの場合も、表示態様によって件数の多さが分かるので、件数に応じた態様で絞り込み項目の表示を行わない場合に比べて、件数の多さを容易に把握することができる。
【0103】
また、図7等に示すように、絞り込み項目には、業種が含まれている。サーバ表示部111(項目表示部の一例)は、その業種の絞り込み項目の欄に、経験年数を指定するための操作用画像(図15に示す年数の入力欄C11)を表示している。結果絞込部118(絞り込み部の一例)は、絞り込み項目として業種が選択された場合、検索結果を、選択された業種に応じて絞り込む。そして、結果絞込部118は、さらに、この操作用画像が操作された場合、図16の例で説明したように、業種での絞り込み結果を、指定された経験年数に応じて絞り込む。このような態様によれば、2段階の絞り込みが行われない場合に比べて、業種毎及び経験年数毎の件数を容易に把握することができる。
【0104】
<その他の実施形態>
追加を推奨する語句には、ハードスキルを表す語句が含まれていたが、これに限らず、例えば、ソフトスキル(仕事をする上でベースとなるスキルのこと。コミュニケーションスキルや協調性、論理的思考力、創造性など)を表す語句が含まれていてもよい。また、それら以外にも、追加を推奨する語句には、「1から」「自ら」といった抽象的な語句が含まれていてもよい。これにより、例えば、自発性の高い人材をピンポイントで検索するなど、より多様な人材を対象として検索することができる。
【0105】
キーワードボタンが示すボタンの形状は、図9等に示す形状(角の丸い四角形)に限らず、例えば、普通の長方形、楕円形、円形、多角形又は不規則な形状等であってもよい。また、キーワードボタンは、キーワードが重畳した画像に限らない。例えば、サーバ表示部111は、キーワードボタンの色又は形状等と、それに対応する語句とを示すテーブルを同時に表示することで、キーワードが重畳されていないキーワードボタンを表示させてもよい。要するに、キーワードボタンは、対応するキーワードが分かるボタンの形状をした画像であればよい。
【0106】
また、キーワードボタンには、第1移動操作のみを受け付ける部分、第2移動操作のみを受け付ける部分、第1移動操作及び第2移動操作の両方を受け付ける部分を設けてもよい。これらの部分を設けることで、誤って第1移動操作又は第2移動操作が行われることを防ぐことができる。
【0107】
また、キーワードボタンには、そのキーワードボタンに対応するキーワードで検索された場合に検索される求職者の件数が示されていてもよい。
図17は、キーワードボタンの別の一例を示す図である。図17の例では、OR条件領域C2に入力キーワードボタンKB11が表示されており、お勧めワードD1に表示領域に、第1推奨キーワードボタンKB21、KB22、KB23、KB24が表示されている。
【0108】
各第1推奨キーワードボタンには、各々に対応するキーワードが入力キーワードボタンKB11に対応する「ツールTL1」とOR条件で検索された場合の検索結果の件数(例えば第1推奨キーワードボタンKB21に対応する「ツールTL2」の場合は「572」件)が示されている。この場合、検索処理部117は、キーワード取得部114によりキーワードが取得されたときに、取得されたキーワードがAND条件領域C1又はOR条件領域C2に入力された場合の求職者検索処理を予め実行する。
【0109】
サーバ表示部111は、取得されたキーワードのキーワードボタンに、予め実行された求職者検索処理の結果の件数を重畳させて表示させる。AND条件及びOR条件のどちらの検索結果にするかは予め決められていてもよいし、切り替え可能であってもよいし、両方が表示されてもよい。このような態様によれば、検索結果の件数を予め把握しながら検索のキーワードを選択することができる。
【0110】
絞り込み項目は、図7等に示されたもの(業種及び職種)に限らない。例えば、絞り込み項目には、年収、年齢、学歴、地域又は資格等が含まれていてもよい。
【0111】
<絞り込み件数の事前表示>
キーワードボタンを選択する操作には、第1段階の操作と第2段階の操作とがあった。例えば、第1移動操作であるドラッグ&ドロップの場合、キーワードボタンを指示する操作が第1段階の操作であり、キーワードボタンを移動させて離す操作が第2段階の操作である。また、第2移動操作のうちクリックの操作の場合、マウスポインタをキーワードボタンに重ねる操作が第1段階の操作であり、マウスの左ボタンを押す操作が第2段階の操作である。
【0112】
この場合に、サーバ表示部111(項目表示部)は、第1段階の操作がキーワードボタンに対して行われた場合、そのキーワードボタンに対応するキーワードがOR条件で加えられた場合の検索結果の件数に応じた絞り込み項目の表示を行ってもよい。このような表示が行われた場合の絞り込み項目について図18を参照して説明する。
【0113】
図18は、表示された絞り込み項目の一例を示す図である。図18の例では、図13に示す検索結果画面G4において、第1推奨キーワードボタンKB22に第1段階の操作としてマウスポインタPT1を重ねる操作が行われた状態が示されている。サーバ表示部111は、例えば、絞り込み項目F13の絞り込み件数として、図13の例では「145」件を表示させていたが、図18の例では、「224」件を表示させている。
【0114】
サーバ表示部111は、他の絞り込み項目も同様に、図13の例よりも図18の例のほうが多い件数を表示させている。これは、OR条件領域C2に表示されている入力キーワードボタンKB11に対応する「ツールTL1」だけで検索する場合に比べて、「ツールTL1」に第1段階の操作が行われている第1推奨キーワードボタンKB22に対応する「ツールTL3」をOR条件で加えて検索する場合のほうが検索結果が多くなるため、そのような表示になっているということである。
【0115】
サーバ表示部111は、他のキーワードボタンに第1段階の操作が行われると、そのキーワードボタンに対応するキーワードをOR条件で加えて検索された場合の絞り込み件数を表示させる。このような態様によれば、求人者U1は、キーワードを選択する前に絞り込み件数を知ることができる。
【0116】
<数値による絞り込み表示>
サーバ表示部111(項目表示部の一例)は、実施形態とは異なる絞り込み項目を表示させてもよい。
図19は、表示された絞り込み項目の別の一例を示す図である。図19の例では、年収による絞り込み項目F30が示されている。
【0117】
絞り込み項目F30には、対象者数F31と、グラフF32と、スライダーF33と、数値範囲F34とが含まれている。グラフF32は、検索された求職者の年収の分布を示すグラフである。スライダーF33は、絞り込む年収の下限及び上限を指定する操作用画像である。数値範囲F34は、スライダーF33により絞り込まれた年収の下限と上限を示す。対象者数F31は、絞り込まれた検索結果の件数(図19の例では45件)を示す。
【0118】
なお、数値の絞り込みは、数値範囲F34への数値の入力により行われてもよい。また、数値の絞り込みは、年収以外にも、年齢、勤続年数及びTOEICスコア等の数値で表されるデータについて行われてもよい。このような態様によれば、数値の下限及び上限による絞り込みを行わない場合に比べて、求職者の絞り込みをより詳細に行うことができる。
【0119】
<キーワードの自動追加>
求職者検索処理の検索結果が0件である場合又は非常に少ない件数である場合、求人者U1にとっては検索結果の利用価値が小さい。そこで、サーバ表示部111(出力部の一例)は、検索結果の件数が閾値未満であり、且つ、検索条件入力領域に表示されていないキーワードボタンがある場合、それらのキーワードボタンのいずれかに対応するキーワードをOR条件で加えた場合の検索結果を出力してもよい。
【0120】
閾値としては、求職者の検索結果として物足りないと件数として予め定められた件数が用いられ、例えば、1件、数件又は十数件等の値が用いられる。検索処理部117は、検索結果の件数が閾値未満である場合、第1推奨キーワードボタン又は第2推奨キーワードボタンに対応するキーワードのいずれかをOR条件で加えて再度求職者検索処理を実行する。求職者検索処理の検索結果の件数が閾値以上になった場合、サーバ表示部111は、その検索結果を出力する。このような態様によれば、一定件数以上の検索結果を必ず得ることができる。
【0121】
<キーワードの重み付け>
検索処理部117は、キーワードに重み付けをした上で求職者検索処理を実行してもよい。例えば、サーバ表示部111が、検索条件入力領域として、高優先度キーワード領域及び低優先度キーワード領域を表示させる。検索処理部117は、高優先度キーワード領域に入力されたキーワードボタンに対応するキーワードに対し、低優先度キーワード領域に入力されたキーワードボタンに対応するキーワードよりも大きな重みを付与して、求職者検索処理を実行する。サーバ表示部111は、そのように重み付けをして実行された求職者検索処理の検索結果を出力する。
【0122】
また、サーバ表示部111(出力部の一例)は、検索条件入力領域における表示位置に応じた重みを、その表示位置に表示されているキーワードボタンに対応するキーワードに付与した場合の検索結果を出力してもよい。この場合、検索処理部117は、例えば、検索条件入力領域における表示位置が左側にあるキーワードボタンに対応するキーワードほど大きな重みを付与して、求職者検索処理を実行する。
【0123】
例えば、OR条件領域C2において、左側から順番に図9に示す第1推奨キーワードボタンKB21、KB24及び入力キーワードボタンKB11が表示されている場合、検索処理部117は、第1推奨キーワードボタンKB21に対応する「ツールTL2」の重みを最も大きくし、入力キーワードボタンKB11に対応する「ツールTL1」の重みを最も小さくして求職者検索処理を実行する。また、キーワードボタンの順番が左からKB11、KB21、KB24に入れ替えられた場合、検索処理部117は、「ツールTL1」の重みを最も大きくし、第1推奨キーワードボタンKB24に対応する「特徴FT2」の重みを最も小さくして求職者検索処理を実行する。
【0124】
なお、表示位置に応じた重み付けは上記方法に限らない。例えば、検索条件入力領域を上下に長くして、上部に近いキーワードボタンに対応するキーワードほど重みを大きくしてもよい。また、検索条件入力領域を円形にして、中央に近いキーワードボタンに対応するキーワードほど重みを大きくしてもよい。いずれの場合も、キーワードと検索結果との関連性に重軽を付けることができる。
【0125】
上記のようにキーワードに重み付けを行う際に、サーバ表示部111(キーワードボタン表示部の一例)は、キーワードボタンを、そのキーワードボタンに対応するキーワードに付与された重みに応じた態様で表示させてもよい。例えば、検索処理部117が、前述したように、検索条件入力領域における表示位置が左側にあるキーワードボタンに対応するキーワードほど大きな重みを付与して求職者検索処理を実行する場合に、サーバ表示部111は、図20に示すキーワードボタンを表示させる。
【0126】
図20は、表示されたキーワードボタンの一例を示す図である。図20の例では、OR条件領域C2に、入力キーワードボタンKB11、第1推奨キーワードボタンKB23及びKB21が左から順番に並べて表示されている。各キーワードボタンは、大きさの関係がKB11>KB23>KB21となっている。このように、サーバ表示部111は、図20の例では、キーワードに付与された重みが大きいほど、そのキーワードに対応するキーワードボタンの大きさを大きくして表示させている。
【0127】
なお、重みに応じた態様は、上記態様に限らない。例えば、サーバ表示部111は、キーワードに付与された重みが大きいほど、そのキーワードに対応するキーワードボタンの色を特定の色に近い色にする態様、外周の線を太くする態様又は外周の起伏を多くする態様等でキーワードボタンを表示させてもよい。このような態様によれば、キーワードボタンの表示態様が一律な場合に比べて、キーワードの重みを把握しやすくすることができる。
【0128】
また、サーバ表示部111(キーワードボタン表示部の一例)は、キーワードボタンを、ユーザの操作に応じた態様で表示させてもよい。そして、サーバ表示部111(出力部の一例)は、キーワードボタンに対応するキーワードに、そのキーワードボタンの態様に応じた重みを付与した場合の検索結果を出力してもよい。例えば、サーバ表示部111は、図21に示すキーワードボタンを表示させる。
【0129】
図21は、表示されたキーワードボタンの別の一例を示す図である。図21の例では、検索処理部117は、キーワードボタンの表示位置に関係なく、キーワードボタンの大きさが大きいほど、そのキーワードボタンに対応するキーワードの重みを大きくして求職者検索処理を実行するものとする。図21の例では、OR条件領域C2に、入力キーワードボタンKB11、第1推奨キーワードボタンKB23及びKB21が左から順番に並べて表示されている。
【0130】
図21(a)の例では、各キーワードボタンは、大きさの関係がKB23>KB11>KB21となっている。この場合、検索処理部117は、第1推奨キーワードボタンKB22に対応する「特徴FT1」の重みを最も大きくし、第1推奨キーワードボタンKB21に対応する「ツールTL2」の重みを最も小さくして求職者検索処理を実行する。ユーザ(求人者U1)は、図21(a)に示す状態で、キーワードボタンの上端をドラッグすることで、キーワードボタンの大きさを変化させることができる。
【0131】
図21(b)の例では、ユーザの大きさを変化させる操作により、各キーワードボタンは、大きさの関係がKB21=KB23>KB11となっている。この場合、検索処理部117は、第1推奨キーワードボタンKB21及びKB23に対応する「ツールTL2」及び「特徴FT1」の重みを最も大きくし、入力キーワードボタンKB11に対応する「ツールTL1」の重みを最も小さくして求職者検索処理を実行する。
【0132】
このように、サーバ表示部111は、図21の例では、キーワードボタンの大きさをユーザが変化させることができ、検索処理部117は、キーワードボタンが大きいほど、そのキーワードボタンに対応するキーワードに大きな重みを付与して求職者検索処理を実行する。このような態様によれば、キーワードボタンの表示態様が一律な場合に比べて、キーワードの重みを把握しやすいようにしつつ、検索の重み付けを容易に変化させることができる。
【0133】
<構成のバリエーション>
図1等に示す構成は一例であり、実施に不都合が無い限り、他の態様を取り得る。例えば、1台の装置は、2台以上の装置に分散されてもよいし、クラウドコンピューティングシステムに代替されてもよい。また、1台の装置の機能が2台以上の装置に分散して実現されてもよいし、2台以上の装置の機能が1台の装置により集中して実現されてもよい。また、1つの機能が行う動作を2以上の機能が分散して行ってもよいし、2以上の機能が1つの機能に統合されてもよい。要するに、求職者検索システム1の全体で必要な各機能が実現されていれば、それらの機能を実現する装置はどのような構成であってもよい。
【0134】
上述した実施形態の態様は、サーバ装置10のような情報処理装置や、サーバ装置10を備える求職者検索システム1のような情報処理システムであったが、情報処理方法であってもよい。その情報処理方法は、求職者検索システムが実行する各ステップを備える。また、上述した実施形態の態様は、プログラムであってもよい。そのプログラムは、コンピュータに、求職者検索システムが実行する各ステップを実行させる。
【0135】
<その他のバリエーション>
情報又はデータ(以下「情報等」と言う)の出力先は、他の装置、ディスプレイ、記憶部(内蔵の記憶部及び外部の記憶部を含む)等であってもよい。情報等の取得には、他の装置から送信されてきた情報等を取得する態様に加え、自装置で生成された情報等を取得する態様を含む。パラメータを対応付けたテーブルは、図示したテーブルに限らず、パラメータの数を少なくしたり多くしたりしてもよい。また、テーブルを用いずに、数式又は条件式等によりパラメータに応じた情報等を求めてもよい。
【0136】
<付記>
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0137】
(1)求職者検索システムであって、プロセッサと、データベースとを備え、前記データベースには、求職者に関する情報が登録されており、前記プロセッサが、取得ステップでは、求職者を検索するキーワードを取得し、キーワードボタン表示ステップでは、取得された前記キーワードに対応するキーワードボタンを表示させ、移動ステップでは、表示された前記キーワードボタンへの操作に応じて当該キーワードボタンの検索条件入力領域への移動を行い、検索ステップでは、前記検索条件入力領域に表示されている前記キーワードボタンに対応する前記キーワードに基づき前記データベースから求職者を検索し、出力ステップでは、前記求職者の検索結果を出力する、求職者検索システム。
【0138】
このような態様によれば、検索条件入力領域にキーワードを揃えやすくすることができる。
【0139】
(2)上記(1)に記載の求職者検索システムにおいて、前記操作は、前記キーワードボタンをドラッグする操作である、求職者検索システム。
【0140】
このような態様によれば、直感的に操作することができる。
【0141】
(3)上記(1)又は(2)記載の求職者検索システムにおいて、前記検索条件入力領域には、OR条件での検索条件が入力されるOR条件領域が含まれ、前記操作は、前記キーワードボタンをクリックする操作であり、前記移動ステップでは、前記クリックする操作が行われた前記キーワードボタンのOR条件領域への移動を行い、前記検索ステップでは、前記OR条件領域に表示されている前記キーワードボタンに対応する前記キーワードをOR条件で用いて前記データベースから求職者を検索する、求職者検索システム。
【0142】
このような態様によれば、キーワードボタンの移動の手間を少なくすることができる。
【0143】
(4)上記(1)~(3)の何れか1つに記載の求職者検索システムにおいて、前記取得ステップでは、ユーザによって入力された語句を第1のキーワードとして取得した場合に、当該入力された語句に関連する語句を第2のキーワードとして取得し、前記第2のキーワードは、前記検索条件入力領域への追加を推奨する語句であり、前記キーワードボタン表示ステップでは、取得された前記第1のキーワード及び前記第2のキーワードにそれぞれ対応するボタンを前記キーワードボタンとして表示させる、求職者検索システム。
【0144】
このような態様によれば、キーワードの幅を広げることができる。
【0145】
(5)上記(4)に記載の求職者検索システムにおいて、前記プロセッサが、前記取得ステップでは、前記第2のキーワードとは異なるルールにより特定される語句を第3のキーワードとして取得し、前記第3のキーワードは、前記検索条件入力領域への追加を推奨する語句であり、前記キーワードボタン表示ステップでは、取得された前記第3のキーワードに対応するキーワードボタンを、前記第2のキーワードに対応するキーワードボタンとは異なる領域に表示させる、求職者検索システム。
【0146】
このような態様によれば、より幅広いキーワードを勧めることができる。
【0147】
(6)上記(4)又は(5)に記載の求職者検索システムにおいて、前記追加を推奨する語句には、ハードスキルを表す語句が含まれる、求職者検索システム。
【0148】
このような態様によれば、専門性が高い求職者を見つけやすくすることができる。
【0149】
(7)上記(1)~(6)の何れか1つに記載の求職者検索システムにおいて、前記プロセッサが、絞り込みステップでは、前記検索結果を、予め定められた絞り込み項目のうち選択された項目に応じて絞り込み、計数ステップでは、絞り込まれた前記検索結果の件数を計数し、項目表示ステップでは、計数された前記件数に応じた前記絞り込み項目の表示を行う、求職者検索システム。
【0150】
このような態様によれば、絞り込み項目の選択を容易にすることができる。
【0151】
(8)上記(7)に記載の求職者検索システムにおいて、前記絞り込み項目には、業種が含まれ、前記項目表示ステップでは、前記業種の絞り込み項目の欄に経験年数を指定するための操作用画像を表示し、前記絞り込みステップでは、前記絞り込み項目として業種が選択された場合、前記検索結果を、選択された業種に応じて絞り込み、さらに、前記操作用画像が操作された場合、業種での絞り込み結果を、指定された経験年数に応じて絞り込む、求職者検索システム。
【0152】
このような態様によれば、業種毎及び経験年数毎の件数を容易に把握することができる。
【0153】
(9)上記(7)又は(8)に記載の求職者検索システムにおいて、前記項目表示ステップでは、計数された前記件数に応じた態様で前記絞り込み項目の表示を行う、求職者検索システム。
【0154】
このような態様によれば、件数の多さを容易に把握することができる。
【0155】
(10)上記(7)~(9)の何れか1つに記載の求職者検索システムにおいて、前記キーワードボタンを選択する操作には、第1段階の操作と第2段階の操作とがあり、前記項目表示ステップでは、前記第1段階の操作が前記キーワードボタンに対して行われた場合、当該キーワードボタンに対応するキーワードがOR条件で加えられた場合の検索結果の前記件数に応じた前記絞り込み項目の表示を行う、求職者検索システム。
【0156】
このような態様によれば、キーワードを選択する前に絞り込み件数を知ることができる。
【0157】
(11)上記(1)~(10)の何れか1つに記載の求職者検索システムにおいて、前記出力ステップでは、前記検索結果の件数が閾値未満であり、且つ、前記検索条件入力領域に表示されていない前記キーワードボタンがある場合、当該キーワードボタンのいずれかに対応する前記キーワードをOR条件で加えた場合の検索結果を出力する、求職者検索システム。
【0158】
このような態様によれば、一定件数以上の検索結果を必ず得ることができる。
【0159】
(12)上記(1)~(11)の何れか1つに記載の求職者検索システムにおいて、前記移動ステップでは、前記操作に応じて前記検索条件入力領域に表示されている前記キーワードボタンの前記検索条件入力領域の外への移動を行う、求職者検索システム。
【0160】
このような態様によれば、不要なキーワードを検索条件入力領域から容易に取り除くことができる。
【0161】
(13)上記(1)~(12)の何れか1つに記載の求職者検索システムにおいて、前記出力ステップでは、前記検索条件入力領域における表示位置に応じた重みを、当該表示位置に表示されている前記キーワードボタンに対応する前記キーワードに付与した場合の検索結果を出力する、求職者検索システム。
【0162】
このような態様によれば、キーワードと検索結果との関連性に重軽を付けることができる。
【0163】
(14)上記(1)~(13)の何れか1つに記載の求職者検索システムにおいて、前記キーワードボタン表示ステップでは、前記キーワードボタンを、当該キーワードボタンに対応する前記キーワードに付与された重みに応じた態様で表示させる、求職者検索システム。
【0164】
このような態様によれば、キーワードの重みを把握しやすくすることができる。
【0165】
(15)上記(1)~(14)の何れか1つに記載の求職者検索システムにおいて、前記キーワードボタン表示ステップでは、前記キーワードボタンを、ユーザの操作に応じた態様で表示させ、前記出力ステップでは、前記キーワードボタンに対応するキーワードに、当該キーワードボタンの前記態様に応じた重みを付与した場合の検索結果を出力する、求職者検索システム。
【0166】
このような態様によれば、検索の重み付けを容易に変化させることができる
【0167】
(16)情報処理方法であって、上記(1)~(15)の何れか1つに記載の求職者検索システムの各ステップを備える、情報処理方法。
【0168】
(17)プログラムであって、コンピュータに、上記(1)~(15)の何れか1つに記載の求職者検索システムの各ステップを実行させる、プログラム。
もちろん、この限りではない。
また、上述した実施形態及び変形例を任意に組み合わせて実施するようにしてもよい。
【0169】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0170】
1 :求職者検索システム
10 :サーバ装置
11 :制御部
20 :求人者端末
21 :制御部
26 :バス
111 :サーバ表示部
112 :記憶制御部
113 :操作受付部
114 :キーワード取得部
115 :語句選択部
116 :ボタン生成部
117 :検索処理部
118 :結果絞込部
119 :件数計数部
211 :ユーザ表示部
212 :操作受付部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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