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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024102050
(43)【公開日】2024-07-30
(54)【発明の名称】情報処理装置および情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04817 20220101AFI20240723BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20240723BHJP
   B41J 29/42 20060101ALI20240723BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20240723BHJP
【FI】
G06F3/04817
H04N1/00 350
B41J29/42 F
G03G21/00 386
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024058584
(22)【出願日】2024-04-01
(62)【分割の表示】P 2020004068の分割
【原出願日】2020-01-15
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168217
【弁理士】
【氏名又は名称】大村 和史
(72)【発明者】
【氏名】佐枝 政夫
(72)【発明者】
【氏名】中井 康博
(72)【発明者】
【氏名】片本 浩司
(72)【発明者】
【氏名】村上 光一
(72)【発明者】
【氏名】早野 康友
(57)【要約】
【課題】 複数の操作画面を含むGUIにおいて、操作性の向上を図ることができる。
【解決手段】 情報処理装置(10)は、ディスプレイ14を備える。情報処理装置(10)は、ディスプレイ14に表示されるGUI(グラフィカルユーザインタフェース)を介してユーザ操作を受け付ける。ディスプレイ14には、操作画面120が表示される。操作画面120には、ユーザに対する操作案内を行うためのメッセージ122aを含む操作案内部122と、ユーザ操作を受け付けるための複数の操作キー120b,124a,124bとが表示される。操作案内部122の一部は、第1の色に着色され、第1種類の操作キーである操作キー120bは、第1の色に着色され、第2種類の操作キーである操作キー124a,124bは第1の色に着色されない。
【選択図】 図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のサービスをユーザに提供する情報処理装置であって、
ディスプレイ、および
表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記ディスプレイに、ユーザ操作を受け付けるための1以上の操作キーを含む操作画面を表示し、
前記操作画面の前記1以上の操作キーを表示するための第2の表示領域とは異なる第1の表示領域に、第1の色に着色された着色部を表示し、
前記操作画面において、前記ユーザにより操作された前記操作キーを第2の色で着色して表示し、
前記操作された操作キーに対する前記ユーザ操作の受け付け後に、前記ユーザによる次の操作を要する操作キーを前記第1の色で着色して表示する。
【請求項2】
前記ユーザによる次の操作を要する操作キーは、次の操作画面を表示するための遷移キーまたは原稿の読み取り開始操作を受け付けるための読み取り開始キーである、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ディスプレイは矩形状の表示面を有し、
前記表示制御手段は、前記着色部を前記表示面の第1の辺の傍に表示し、前記ユーザによる次の操作を要する操作キーを前記第1の辺とは異なる第2の辺の傍に表示する、請求項1または2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、
前記操作キーが前記ユーザにより操作される前は、前記ユーザによる次の操作を要する操作キーを無効化し、
前記操作キーに対する前記ユーザ操作の受け付け後は、前記ユーザによる次の操作を要する操作キーを有効化する、請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
ディスプレイを備え、ユーザに所定のサービスを提供する情報処理装置における表示制御方法であって、
前記ディスプレイに、ユーザ操作を受け付けるための1以上の操作キーを含む操作画面を表示し、
前記操作画面の前記1以上の操作キーを表示するための第2の表示領域とは異なる第1の表示領域に、第1の色に着色された着色部を表示し、
前記操作画面において、前記ユーザにより操作された前記操作キーを第2の色で着色して表示し、
前記操作された操作キーに対する前記ユーザ操作の受け付け後に、前記ユーザによる次の操作を要する操作キーを前記第1の色で着色して表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、情報処理装置および情報処理方法に関し、特にたとえば、所定のサービスをユーザに提供する、情報処理装置および情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の背景技術の一例が特許文献1に開示される。背景技術の画像処理装置は、ディスプレイを備え、ディスプレイに表示されるGUI(グラフィカルユーザインタフェース)を介してユーザ操作を受け付ける。GUIとしては、画像処理装置で提供される所定のサービスに係る複数の操作画面が順次ディスプレイに表示される。複数の操作画面のそれぞれには、ユーザ操作を受け付けるための複数の操作キーが表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010‐226301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、背景技術の画像処理装置では、操作に不慣れなユーザは、意図しない操作キーを誤って操作してしまったり、操作キーの操作を躊躇して操作に時間がかかってしまったりすることがあり、操作性の観点で改善の余地がある。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、情報処理装置および情報処理方法を提供することである。
【0006】
この発明の他の目的は、複数の操作画面を含むGUIにおいて、操作性の向上を図ることができる、情報処理装置および情報処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の実施例は、所定のサービスをユーザに提供する情報処理装置であって、ディスプレイ、および表示制御手段を備え、表示制御手段は、ディスプレイに、ユーザ操作を受け付けるための1以上の操作キーを含む操作画面を表示し、操作画面の1以上の操作キーを表示するための第2の表示領域とは異なる第1の表示領域に、第1の色に着色された着色部を表示し、操作画面において、ユーザにより操作された操作キーを第2の色で着色して表示し、操作された操作キーに対するユーザ操作の受け付け後に、ユーザによる次の操作を要する操作キーを第1の色で着色して表示する、情報処理装置である。
【0008】
第2の実施例は、第1の実施例に従属する情報処理装置であって、ユーザによる次の操作を要する操作キーは、次の操作画面を表示するための遷移キーまたは原稿の読み取り開始操作を受け付けるための読み取り開始キーである。
【0009】
第3の実施例は、第1または第2の実施例に従属する情報処理装置であって、ディスプレイは矩形状の表示面を有し、表示制御手段は、着色部を表示面の第1の辺の傍に表示し、ユーザによる次の操作を要する操作キーを第1の辺とは異なる第2の辺の傍に表示する。
【0010】
第4の実施例は、第1ないし第3の実施例のいずれかに従属する情報処理装置であって、表示制御手段は、操作キーがユーザにより操作される前は、ユーザによる次の操作を要する操作キーを無効化し、操作キーに対するユーザ操作の受け付け後は、ユーザによる次の操作を要する操作キーを有効化する。
【0011】
第5の実施例は、ディスプレイを備え、ユーザに所定のサービスを提供する情報処理装置における表示制御方法であって、ディスプレイに、ユーザ操作を受け付けるための1以上の操作キーを含む操作画面を表示し、操作画面の1以上の操作キーを表示するための第2の表示領域とは異なる第1の表示領域に、第1の色に着色された着色部を表示し、操作画面において、ユーザにより操作された操作キーを第2の色で着色して表示し、操作された操作キーに対するユーザ操作の受け付け後に、ユーザによる次の操作を要する操作キーを第1の色で着色して表示する、表示制御方法である。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、複数の操作画面を含むGUIにおいて、操作性の向上を図ることができる。
【0013】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1はこの発明の一実施例である情報処理システムの外観構成を示す図解図である。
図2図2図1に示す情報処理装置の電気的な構成を示すブロック図である。
図3図3図1に示す画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。
図4図4はホーム画面の一例を示す図解図である。
図5図5はカラー設定画面の一例を示す図解図である。
図6図6はカラー設定画面の他の例を示す図解図である。
図7図7は案内画面の一例を示す図解図である。
図8図8は最終設定画面の一例を示す図解図である。
図9図9図2に示す情報処理装置のRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。
図10図10図3に示す画像形成装置のRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。
図11図11図2に示すCPUの情報処理の一例を示すフロー図である。
図12図12は第2実施例におけるカラー設定画面の一例を示す図解図である。
図13図13は第2実施例におけるカラー設定画面の他の例を示す図解図である。
図14図14は第2実施例における案内画面の一例を示す図解図である。
図15図15は第2実施例における情報処理の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[第1実施例]
図1はこの発明の情報処理システム100の構成の一例を示す図である。この図1を参照して、この発明の第1実施例である情報処理システム100は、情報処理装置10および画像形成装置70を含む。
【0016】
情報処理装置10は、スーパーマーケット、レストランまたはコンビニエンスストアなどの店舗、並びに駅、バスターミナル、空港、役所または図書館などの公共施設に配置されるマルチメディアキオスク(MMK)端末である。この情報処理装置10は、配置される場所に応じて各種情報または所定のサービス(機能)を利用者(ユーザ)に提供する。また、詳細は後述するが、情報処理装置10は、画像形成装置70と協働して、コピー、プリント、スキャンおよびファクスなどの所定のサービスをユーザに提供することもできる。
【0017】
なお、この明細書では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり後述するディスプレイ14が設けられる側の面を前面(正面)として情報処理装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定し、情報処理装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、ユーザから情報処理装置10を見た状態を基準として規定する。これらのことは、画像形成装置70についても同様である。
【0018】
情報処理装置10は、タッチパネル12付きのディスプレイ14、記憶媒体接続部16、紙片用プリンタ18、符号読取部20、近距離通信部22、貨幣処理部24および写真用プリンタ26を含む装置本体28を備える。
【0019】
タッチパネル12付きのディスプレイ14は、情報処理装置10(装置本体28)の上端部に配置される。タッチパネル12は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル12としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、ディスプレイ14の表示面上にタッチパネル12が設けられる。ただし、タッチパネル12とディスプレイ14とが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。また、ディスプレイ14としては、たとえばLCDまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
【0020】
ディスプレイ14は、矩形状の表示領域を有し、この表示領域には、ユーザ操作を受け付けるためのソフトウェアキー(操作キー)等が表示される。なお、ソフトウェアキーとは、たとえばタッチパネル12付きのディスプレイ14の表示面上にソフトウェア的に再現されたキー(アイコン)のことを言う。
【0021】
記憶媒体接続部16は、各種の記憶媒体を装着するための装着部(たとえばドライブおよびメモリスロット)を含む。各種の記憶媒体は、光ディスク(たとえばCD-R、DVD-RおよびBD-Rなど)およびフラッシュメモリ(たとえばUSBメモリ、SDメモリカードおよびメモリースティックなど)などである。ただし、光ディスクは、ドライブに装着される。また、フラッシュメモリは、メモリスロットに装着される。
【0022】
紙片用プリンタ18(第3画像形成部)は、たとえばサーマルプリンタ(感熱式プリンタ)またはドットインパクトプリンタであり、レシート、領収書、ジャーナルまたはクーポン券などの画像が印刷された紙片を発行する。具体的には、紙片用プリンタ18は、ロール紙上に各種の文字列、画像、コードパターン(バーコードなど)などを印刷し、印刷済の紙片を排紙部18aから排出する。
【0023】
符号読取部20は、たとえばレーザスキャナまたはカメラなどを含み、商品、カード、レシートなどに付された符号またはユーザ端末(携帯端末)の画面に表示された符号などを読み取ることができる。符号読取部20で読み取ることができる符号には、バーコード(1次元バーコード)または2次元コード(たとえばQRコード(登録商標)、マイクロQRコード、DataMATRIX、MaxiCODEおよびVeriCODEなど)などがある。
【0024】
近距離通信部22は、たとえば、ISO/IEC18092等の通信規格(いわゆるNFC(Near Field Communication))等に従って、ICカード(身分証、会員証または社員証など)またはユーザ端末等の通信対象との間で無線による非接触のデータ通信を行うものである。近距離通信部22の通信可能距離は、数cm~数m程度である。近距離通信部22は、通信対象に対して、通信対象に記憶されたデータの読み出しを指示する信号(読出し命令)を送信する。通信対象は、読出し命令に対する応答として所望のデータを近距離通信部22に送信する。また、近距離通信部22は、通信対象に書き込むデータ(書き込みデータ)とともに書き込みを指示する信号(書き込み命令)を送信する。通信対象は、書き込み命令に従って、受信した書き込みデータを通信対象の記憶部に書き込む(記憶する)。
【0025】
貨幣処理部24は、貨幣投入部24aおよび硬貨返却口24bを含む。貨幣投入部24aは、硬貨投入口、紙幣投入口および釣銭返却レバー等を含み、近距離通信部22の下方に配置される。硬貨投入口から投入された硬貨および紙幣投入口から投入された紙幣は、それぞれ種類毎に分類されて所定の貨幣格納部(不図示)に収容される。貨幣格納部は、硬貨用の格納部および紙幣用の格納部を含む。硬貨または紙幣が投入されると、硬貨用の格納部に収容された硬貨の種類および枚数と、紙幣用の格納部に収容された紙幣の種類および枚数とに応じて、投入金額が算出される。情報処理装置10において所定のサービス等が実行されると、そのサービスの内容に応じた費用が投入金額から減算され、投入金額の残高が算出される。また、釣銭返却レバーが操作されると、投入金額の残高に応じて、硬貨または紙幣が返却される。ただし、硬貨は、貨幣投入部24aの下方に設けられる硬貨返却口24bから返却され、紙幣は、紙幣投入口から返却される。
【0026】
写真用プリンタ26(第2画像形成部)は、たとえば昇華型プリンタまたはインクジェットプリンタであり、写真用の用紙(写真用紙)上に画像を印刷する。写真用プリンタ26で印刷された写真は、排出部26aに排出される。ただし、用紙上に画像を形成するための画像データとしては、記憶媒体接続部16に接続された記憶媒体に記憶された画像データ、または外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。また、写真用プリンタ26で印刷される写真のサイズは、L判サイズまたは2L判サイズなどである。
【0027】
図2図1に示す情報処理装置10の電気的な構成を示すブロック図である。図2を参照して、情報処理装置10はCPU32を含む。CPU32には、バス60を介してRAM34、ROM36、タッチパネル制御回路38、表示制御回路40、記憶媒体接続部16、紙片用プリンタ18、符号読取部20、近距離通信部22、貨幣処理部24、写真用プリンタ26および通信回路44が接続される。また、タッチパネル制御回路38にはタッチパネル12が接続され、表示制御回路40にはディスプレイ14が接続される。
【0028】
CPU32は、情報処理装置10の全体的な制御を司る。RAM34は、CPU32のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。ROM36は、情報処理装置10の起動プログラムや各種情報についてのデフォルト値を記憶する。
【0029】
タッチパネル制御回路38は、タッチパネル12に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル12のタッチ有効範囲内でのタッチ操作(タッチ入力)を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU32に出力する。
【0030】
表示制御回路40は、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、CPU32の指示の下、GPUは、RAM34に記憶された画像生成データを用いてディスプレイ14に種々の画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ14に出力する。
【0031】
通信回路44は、インターネットなどのネットワークに接続するための通信回路である。この通信回路44は、有線通信回路または無線通信回路であり、CPU32からの指示に従って、ネットワークを介して、サーバ等の外部コンピュータ(外部端末)と通信する。ただし、通信回路44は、ネットワークを介さずに、有線または無線(たとえば赤外線方式、WiFi(登録商標)方式またはブルートゥース(Bluetooth;登録商標)方式)で、画像形成装置70およびユーザ端末などと直接通信することも可能である。
【0032】
なお、図2に示す情報処理装置10の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。
【0033】
図1に戻って、画像形成装置70は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。
【0034】
画像形成装置70は、画像読取部72、画像形成部74、給紙装置76および排紙トレイ78を含む装置本体80を備える。ただし、画像形成装置70は、情報処理装置10の近傍に設置される。たとえば、画像形成装置70は、情報処理装置10の右側に隣接して設けられる。
【0035】
画像読取部72は、透明材によって形成される原稿載置台を備え、装置本体80に内蔵される。原稿載置台の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー72aが開閉自在に取り付けられる。
【0036】
また、画像読取部72は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。この画像読取部72は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、原稿表面の画像に基づく読取画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
【0037】
画像形成部74(第1画像形成部)は、装置本体80に内蔵され、画像読取部72の下方に設けられる。この画像形成部74は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置および定着装置などを備える。画像形成部74は、給紙装置76等から搬送される記録媒体(用紙)上に電子写真方式によって画像を形成し、画像形成済みの用紙を画像読取部72および画像形成部74の間に設けられる排紙トレイ78に排出する。ただし、用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部72で読み取った画像データ、情報処理装置10から送信された画像データ、または外部コンピュータ(サーバ等)から送信された画像データ等が利用される。
【0038】
図3図1に示す画像形成装置70の電気的な構成を示すブロック図である。図3を参照して、画像形成装置70はCPU82を含む。CPU82には、バス90を介してRAM84、HDD86、画像読取部72、画像形成部74および通信回路92が接続される。
【0039】
CPU82は、画像形成装置70の全体的な制御を司る。RAM84は、CPU82のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
【0040】
HDD86は、画像形成装置70の主記憶装置であって、CPU82が画像形成装置70の各部位の動作を制御するための制御プログラムおよび各種の画面についての表示画像データ等を適宜記憶する。ただし、HDD86に代えて、またはHDD86とともに、SSD、フラッシュメモリ、EEPROMなどの他の不揮発性メモリが用いられてもよい。
【0041】
通信回路92は、インターネットなどのネットワークに接続するための通信回路である。この通信回路92は、有線通信回路または無線通信回路であり、CPU82からの指示に従って、ネットワークを介して、サーバ等の外部コンピュータと通信する。ただし、通信回路92は、ネットワークを介さずに、有線または無線で、情報処理装置10と直接通信することも可能である。
【0042】
なお、図3に示す画像形成装置70の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。
【0043】
このような構成の情報処理システム100では、情報処理装置10は、ディスプレイ14に表示されるGUIを介してユーザ操作を受け付ける。具体的には、情報処理装置10のディスプレイ14に複数の操作キーを含む操作画面を表示し、タッチパネル12へのタッチ入力に応じてユーザ操作を受け付ける。
【0044】
しかしながら、従来の情報処理装置では、装置の操作に不慣れなユーザは、意図しない操作キーを誤って操作してしまったり、操作キーの操作を躊躇して操作に時間がかかってしまったりすることがあり、操作性の観点で改善の余地がある。
【0045】
以下、図4図8を参照して情報処理システム100の具体的な動作例を説明する。情報処理装置10および画像形成装置70の主電源がオンされて、各機能を実行可能な待機状態にある場合、情報処理装置10のディスプレイ14には、図4に示すようなホーム画面110が表示される。ホーム画面110は、サービスを選択するための操作画面である。このホーム画面110には、情報処理システム100で提供されるサービスを選択するための複数のキー112が表示される。
【0046】
複数のキー112の各々は、略矩形状の枠で囲まれた画像であり、ソフトウェアキーとして機能する。複数のキー112の各々には、“コピー”、“スマホからプリント”、“記録メディアからプリント”、“ファクス”、“スキャン”、“写真・文書プリント”、“ネットワークプリント”および“行政サービス”等のサービスが割り当てられている。
【0047】
なお、コピーサービスには、書類などの原稿の画像を通常用紙にコピー(複写)するサービス(通常コピーサービス)、および写真の画像を写真用紙にコピーするサービス(写真コピーサービス)などが含まれる。また、“スマホからプリント”のサービスは、スマートフォン等の携帯端末に記憶されている画像データを利用するプリントサービスのことであり、“記録メディアからプリント”のサービスは、記憶媒体に記憶された画像データを利用するプリントサービスのことであり、“ネットワークプリント”のサービスは、外部コンピュータ(ネットワークプリントサービス用のサーバ)から送信された画像データを利用するプリントサービスのことである。さらに、“行政サービス”は、行政証明書を印刷するプリントサービスのことである。なお、各プリントサービスでは、複数の画像形成部(たとえば画像形成部74(第1画像形成部)および写真用プリンタ26(第2画像形成部))の中から印刷を行う画像形成部を選択(指定)することができる。たとえば、印刷を行う画像形成部を選択するための選択キーを含む選択画面が情報処理装置10のディスプレイ14に表示され、すなわち、複数の画像形成部の中から印刷を行う画像形成部を選択するための選択肢がユーザに提示され、選択された画像形成部からの印刷が可能と
なる。
【0048】
ホーム画面110においてキー112がタッチ(操作)された場合、すなわち、サービスが選択された場合、ディスプレイ14には、選択されたサービスの動作条件を設定するための複数の操作画面が順次表示される。情報処理装置10または画像形成装置70では、設定画面で設定された動作条件に応じて、サービスが実行される。
【0049】
たとえば、コピーサービスが選択されると、すなわち、ホーム画面110においてコピーサービスが割り当てられたキー112が操作される(コピーサービスが選択される)と、ディスプレイ14には、コピーサービスの動作条件(コピー条件)の設定を行うための複数の操作画面(コピー設定画面)が順次表示される。たとえば、ディスプレイ14には、図5に示すようなカラー設定画面120が表示される。
【0050】
カラー設定画面120は、コピーサービスにおけるカラーモード(カラー条件)を設定するための画面であり、コピーサービスの動作条件の設定を行うための複数の操作画面のうちの1つである。このカラー設定画面120は、複数の操作キー(終了キー120a、遷移キー120bおよび戻るキー120c)に加え、操作案内部122、設定部124および進捗表示バー126を含む。
【0051】
終了キー120aは、サービスの提供を受けるのを終了するための操作キーである。終了キー120aが操作されると、それまで設定された内容がリセットされ、ディスプレイ14にはホーム画面110が表示される。このことは、後述する終了キー130a,140aも同様である。
【0052】
また、終了キー120aは、略矩形状の枠(枠線)と、枠に囲まれる背景領域と、設定内容を示す文字列とによって構成される。ただし、文字列は、枠内(背景領域)に配置される。これらのことは、後述する他の画面の終了キー130a,140aおよび他の操作キー(遷移キー、設定キー、戻るキー)も同様である。
【0053】
遷移キー120bは、次の操作画面に進む(遷移する)ための操作キーである。ただし、遷移キー120bは、枠、背景領域および文字列に加えて、次の操作画面に進むことを示す所定形状の図形画像を含む。また、図形画像は、背景領域に配置される。このことは、後述する遷移キー130bも同様である。
【0054】
遷移キー120bが操作されると、ディスプレイ14にはそれまで表示されていた操作画面の次の操作画面が表示される。このことは、後述する遷移キー130b,140bも同様である。ただし、操作画面の種類によっては、サービスの動作条件を設定(選択)しなければ次の操作画面に進めない場合がある。サービスの動作条件を設定するための画面では、サービスの動作条件が設定されるまで無効化されている。カラー設定画面120は、サービスの動作条件を設定するための画面であるため、カラー設定画面120の場合、遷移キー120bは、カラー条件が設定されるまで無効化されている。したがって、遷移キー120bは、次の操作画面に進むことができる状態になるまで、すなわちカラー条件が設定されるまで操作できない。
【0055】
また、遷移キー120bは、ディスプレイ14の表示領域の角部に配置される。たとえば、ディスプレイ14の表示領域の右下の角部に配置される。言い換えれば、遷移キー120bは、ディスプレイ14の表示領域の右辺および下辺に沿って配置される。なお、本実施例の遷移キー120bの位置は一例であり、ディスプレイ14の表示領域の右上、左上、左下の角部のいずれかに配置されてもよい。
【0056】
戻るキー120cは、1つ前の操作画面に戻るための操作キーである。戻るキー120cが操作されると、その操作画面で設定された内容がリセットされ、1つ前の操作画面に戻る。なお、動作条件の設定を行うための複数の操作画面のうち、最初の操作画面で戻るキー120cが操作されると、設定された内容がリセットされ、ホーム画面110に戻る。このことは、後述する戻るキー130c,140cも同様である。
【0057】
操作案内部122は、メッセージ(通知文)122aおよび指標画像122bを含む。操作案内部122は、遷移キー120bが沿って配置される辺に対向する辺に沿って配置される。たとえば、遷移キー120bは、左右方向においては、ディスプレイ14の表示領域の右辺に沿って配置されるので、操作案内部122は、ディスプレイ14の表示領域の左辺に沿って配置される。また、遷移キー120bは、上下方向においては、ディスプレイ14の表示領域の下辺に沿って配置されるので、操作案内部122は、ディスプレイ14の表示領域の上辺に沿って配置される。すなわち、操作案内部122は、遷移キー120bが沿って配置される角部に対向する角部に沿って配置される。たとえば、遷移キー120bは、ディスプレイ14の表示領域の右下の角部に配置されるので、操作案内部122は、ディスプレイ14の表示領域の左上の角部に配置される。
【0058】
なお、図5に示す例は一例であり、遷移キー120bおよび操作案内部122の上下関係および左右関係は逆であってもよい。たとえば、遷移キー120bがディスプレイ14の表示領域の左下の角部に配置され、操作案内部122がディスプレイ14の表示領域の右上の角部に配置されていてもよい。遷移キー120bおよび操作案内部122の位置関係については、後述する遷移キー130b,140bと、後述する操作案内部132,142とにおいても同じである。
【0059】
メッセージ122aは、ユーザに対して操作案内を行うために設けられる。このカラー設定画面120では、たとえば“カラーの種類を選んで、「つぎへ」を押してください。”のように、コピーサービスにおけるカラーモードの選択を促すためのメッセージ122aが操作案内部122に表示される。
【0060】
指標画像122bは、操作案内部122にユーザの注意を引くための画像であり、メッセージ122aに対して隣接して表示される。
【0061】
また、メッセージ122aまたは指標画像122bの少なくとも一方、すなわち、操作案内部122の一部が、所定の色(第1の色)に着色される。図5に示す例では、指標画像122bが、第1の色(たとえば、黄色)に着色され、メッセージ122aは第1の色以外の第2の色(たとえば、黒色)としている。逆に、メッセージ122aが第1の色(たとえば黄色)に着色され、指標画像122bが第2の色(たとえば、黒色)としてしてもよい。また、指標画像122bおよびメッセージ122aの両方(操作案内部122の全部)が第1の色に着色されるようにしてもよい。さらに、メッセージ122aおよび指標画像122bを囲む枠線が表示されるようにしてもよい。この場合、枠線が第1の色に着色されるようにしてもよいし、枠線の内側の領域が第1の色に着色されるようにしてもよい。なお、本実施例では、第1の色はユーザの注意を引くために黄色としているが、注意を引くことができる色であれば黄色以外の色でもよい。
【0062】
設定部124は、コピーサービスにおけるカラー条件(カラーコピー/白黒コピー)を設定するために設けられており、互いに異なるカラー条件が割り当てられた複数の設定キー(操作キー)を含む。カラー設定画面120の設定部124は、カラーコピーの設定が割り当てられた設定キー124aと、白黒コピーの設定が割り当てられた設定キー124bとを含む。ただし、設定キー124a,124bは、枠、背景領域および文字列に加えて、設定内容を示す所定形状(たとえば、円形)の図形画像を含む。また、図形画像は、背景領域に配置される。これらの設定キー124a,124bのいずれかが操作されることによって、コピーサービスにおけるカラー条件が設定(選択)される。
【0063】
ただし、設定部124に含まれる設定キー124a,124bのそれぞれは、操作(選択)される前の状態では、第1の色および第2の色とは異なる第3の色(たとえば、薄い灰色)に着色されている。一方、設定キー124a,124bのそれぞれは、操作(選択)されると、その一部が第1の色、第2の色および第3の色以外の第4の色(たとえば、青色)に着色される。すなわち、設定キー124a,124bのそれぞれは、動作条件を設定する操作(設定操作)の進捗状況に応じて、第4の色に着色される。すなわち、設定キー124a,124bのいずれかが操作されると、設定部124の一部(たとえば背景領域)が第4の色に着色される。以上のように、設定キー124a,124bのそれぞれは、操作されるかどうかにかかわらず、第1の色に着色されない。
【0064】
したがって、ユーザは、第4の色に着色された設定キーが選択された状態であることを直感的に認識することができる。なお、設定キー124aが操作されると、図6に示すように、設定キー124aの背景領域が第4の色に着色されるが、これに限定される必要はなく、設定キー124aの枠線、図形画像または文字列が第4の色に着色されてもよい。
【0065】
上述したように、カラー設定画面120では、コピーサービスにおけるカラー条件が設定されると、遷移キー120bが有効化される。すなわち、設定キー124a,124bのいずれかが操作されると、遷移キー120bが有効化される。図5に示すように、遷移キー120bは、有効化される前の状態では、第1の色とは異なる色(たとえば第3の色(薄い灰色))に着色されている。一方、遷移キー120bは、有効化されると、第1の色に着色される。すなわち、遷移キー120bは、第1の色に着色される第1種類の操作キーの1つであり、遷移キー120bの一部は、設定操作の進捗状況に応じて、第1の色に着色される。このとき、遷移キー120bの一部(たとえば背景領域)が第1の色に着色され、遷移キー120bの第1の色に着色される部分以外の部分は、第1の色以外の色(たとえば第2の色である黒色)に着色される。
【0066】
したがって、ユーザは、遷移キー120bの表示態様(遷移キー120bの一部が第1の色に着色された状態)から、次の操作画面に進むことができる状態であることを直感的に認識することができる。図6に示す例では、遷移キー120bの背景領域が第1の色に着色されるが、これに限定される必要はなく、遷移キー120bの枠線または文字列が第1の色に着色されてもよい。
【0067】
すなわち、コピーサービスにおけるカラー条件が設定された状態では、操作案内部122の一部と、遷移キー120bの一部とが同じ第1の色に着色された状態となる。なお、基本的には、次の操作画面に進むためまたはサービスを実行するために操作が必要であり、ユーザを誘導すべき操作キー(誘導対象キー)が第1の色に着色される第1種類の操作キーとなる。遷移キー120bが第1の色に着色される第1種類の操作キーに含まれるのは、遷移キー120bが誘導対象キーの1つだからである。
【0068】
また、操作画面(ここではカラー設定画面120)における、操作案内部122以外の部分であって、かつ、誘導対象キーである遷移キー120b以外の部分は、第1の色とは異なる色に着色される。したがって、操作案内部122の一部および誘導対象キーの一部だけが第1の色に着色された状態となり、ユーザは、遷移キー120bが操作すべきキー(誘導対象キー)であることを直感的に認識することができる。このことは、後述する他の操作画面(たとえば案内画面130および最終設定画面140)も同様である。
【0069】
さらに、本実施例では、終了キー120a、戻るキー120c、設定キー124a,124bのそれぞれは、第1の色に着色されない(第2種類の操作キーに相当)。すなわち、操作画面に表示される複数の操作キーは、第1の色に着色される第1種類の操作キーと、第1の色に着色されない第2種類の操作キーとを含む。
【0070】
なお、上述した設定キー124a,124bが誘導対象キーに含まれてもよく、設定キー124a,124bのそれぞれの一部が、設定操作の進捗状況に応じて、第1の色に着色される(設定キー124a,124bが第1種類の操作キーに含まれる)ようにしてもよい。このことは、他の設定キー(終了キー120aおよび戻るキー120c)も同様である。ただし、操作画面に含まれる全ての操作キーが第1種類の操作キーに含まれる(第1種類の操作キーに該当する)ことはない。
【0071】
進捗表示バー126は、ディスプレイ14の表示領域の下端部に表示される。この進捗表示バー126は、現時点における設定操作の進捗状況を表示する状況表示子である。具体的には、この進捗表示バー126は、横方向に直線状に延伸する直線バー部126aと、この直線バー部126a上に所定の間隔を置いて配置された複数の段階マーク126bと、を含む。それぞれの段階マーク126bの位置は、設定操作の進捗状況に対応する。直線バー部126aおよび段階マーク126bのそれぞれには、現時点における設定操作の進捗状況に応じて、適当な色彩が付される。たとえば、現時点における設定操作の進捗状況に応じて、直線バー部126aおよび段階マーク126bに付される色彩の境界が、直線バー部126aが伸びる方向(たとえば左右方向)に移動する。具体的には、設定操作の進捗状況が進行すると、直線バー部126aおよび段階マーク126bに付される色彩の境界が一方(たとえば右方)に向かって移動し、設定操作の進捗状況が後退すると、直線バー部126aおよび段階マーク126bに付される色彩の境界が他方(たとえば左方)に向かって移動する。したがって、ユーザは、この進捗表示バー126の表示態様から、現時点における設定操作の進捗状況を、直感的に認識することができる。以上、進捗表示バー126について説明したことは、後述する進捗表示バー136,146も同様である。
【0072】
また、遷移キー120bは、進捗表示バー126の一方(設定操作の進捗状況が進行したことを示す方向)の端部に隣接して配置され、戻るキー120cは、進捗表示バー126の他方(設定操作の進捗状況が後退したことを示す方向)の端部に隣接して配置される。すなわち、遷移キー120bと戻るキー120cとは、進捗表示バー126と同じ領域(ディスプレイ14の表示領域の下端部)であって、進捗表示バー126を挟んで反対側に配置される。また、遷移キー120bは、進捗表示バー126から見て設定操作の進捗状況が進行したことを示す方向に配置され、戻るキー120cは、進捗表示バー126から見て設定操作の進捗状況が後退したことを示す方向に配置される。
【0073】
そして、有効化された遷移キー120bが操作されると、ディスプレイ14には、カラー設定画面120以降の操作画面が順次表示される。
【0074】
そして、原稿を読み込む段階になると、ディスプレイ14には、図7に示すように、案内画面130が表示される。案内画面130は、原稿のセット(載置)方法を案内(ガイド)するための画面であり、終了キー130a、遷移キー130b、戻るキー130c、操作案内部132、載置方法案内部134および進捗表示バー136を含む。
【0075】
案内画面130では、たとえば“原稿を横向きに置いて、「原稿読み込み」を押してください。”のように、適切な原稿のセットおよび原稿の読み込みの開始操作を促すためのメッセージ132aが操作案内部132に表示される。また、載置方法案内部134には、原稿を適切な位置および適切な向きで原稿載置台に載置するように案内するため(ユーザに対する操作案内を行うため)の案内画像(静止画像または動画像)が表示される。
【0076】
案内画面130は、サービスの動作条件を設定するための画面ではないため、遷移キー130bは、最初から有効化されている。すなわち、案内画面130では、最初から次の操作画面に進むことができる。遷移キー130bは、第1種類の操作キーの1つであり、遷移キー130bの一部は、最初から第1の色に着色されている。また、案内画面130では、遷移キー130b以外の操作キー(終了キー130aおよび戻るキー130c)は、第2種類の操作キーであり、第1の色に着色されない。したがって、ユーザは、遷移キー130bの表示態様から、遷移キー130bが操作すべきキー(誘導対象キー)であることを直感的に認識することができる。このように、第1種類の操作キーである遷移キーが最初から有効化され、遷移キーの一部が最初から第1の色に着色されている画面としては、原稿を読み取った後に原稿読取画像が表示されるプレビュー画面などがある。
【0077】
また、遷移キー130bには、次の操作画面に進む機能に加え、原稿の読み込みを開始(実行)する機能が割り当てられる。すなわち、遷移キー130bは、原稿の読み込みの開始操作を受け付けるための読込み開始キーでもある。したがって、遷移キー130bが操作されると、原稿の読み込みが開始され、画像読取部72で読み取った画像データが生成されるとともに、ディスプレイ14には、案内画面130以降の操作画面が順次表示される。
【0078】
そして、サービスの実行に必要な動作条件が設定されると、ディスプレイ14には、図8に示すように、最終設定画面140が表示される。最終設定画面140は、カラー設定画面120等のこれまでの各操作画面において設定された動作条件を確認するためおよび動作条件を最終的に決定するための画面であり、終了キー140a、遷移キー140b、戻るキー140c、操作案内部142、設定部144および進捗表示バー146を含む。
【0079】
最終設定画面140では、たとえば“内容を確認し、良ければ、「スタート」を押してください。”のように、動作条件の確認を促すためのメッセージ142aが操作案内部142に表示される。また、設定部144には、印刷する部数を設定したり、決済方法を設定したりするための設定キー(たとえば決済方法を現金に設定する現金キーおよび決済方法を電子マネーに設定する電子マネーキー)が表示される。
【0080】
遷移キー140bには、次の操作画面に進む機能に加え、設定された動作条件でメインサービスに係るジョブ(この場合、コピージョブ)を開始(実行)する機能が割り当てられる。すなわち、遷移キー140bは、コピージョブの開始操作を受け付けるためのスタートキーでもある。
【0081】
また、最終設定画面140では、遷移キー140bが第1種類の操作キーに該当し、印刷する部数および決済方法が設定されると、遷移キー140bが有効化され、遷移キー140bの一部が第1の色に着色された状態となる。また、案内画面130では、遷移キー130b以外の操作キー(終了キー140a、戻るキー140cおよび設定部144に含まれる設定キー)は、第2種類の操作キーであり、第1の色に着色されない。したがって、ユーザは、遷移キー140bの表示態様から、遷移キー140bが操作すべきキー(誘導対象キー)であることを直感的に認識することができる。そして、遷移キー140bが操作されると、コピージョブが開始される。
【0082】
以上のように、カラー設定画面120、案内画面130および最終設定画面140を例に挙げて、動作条件の設定を行うための操作画面の表示態様を説明したが、動作条件の設定を行うための操作画面には、これら以外の画面が含まれてもよい。
【0083】
たとえば、コピーサービスの動作条件の設定を行うための操作画面には、コピー用紙のサイズ(用紙サイズ)を設定するための用紙設定画面、原稿表面の画像に基づく読取画像データ(印刷画像データ)を確認するためのプレビュー画面、コピージョブの実行中であることをユーザに通知するための実行通知画面、コピージョブが完了したことをユーザに通知するための完了通知画面等の画面が含まれてもよい。これらの画面においても、操作案内部122,132,142に相当する操作案内部と、遷移キー120b,130b,140bに相当する遷移キーとが表示される。また、各操作画面においても、各操作画面において設定すべき動作条件を設定するための設定キー(設定キー124a,124bに相当)が表示される場合がある。この場合、設定キーは、操作される前の状態では、その全体が第1の色とは異なる色(たとえば第3の色である薄い灰色)に着色されている。そして、設定キーが操作されると、設定キーの一部が第4の色(たとえば青色)に着色されてもよいし、設定キーの一部が第1の色(たとえば黄色)に着色されてもよい。さらに、用紙設定画面のようにサービスの動作条件を設定するための画面では、遷移キーは、印刷用紙の条件が設定されるまで無効化されており、印刷用紙の条件が設定されなければ操作できない。一方、プレビュー画面、実行通知画面および完了通知画面のようにサービスの動作条件を設定するための画面ではない画面では、遷移キーは、最初から有効化されており、その一部が最初から第1の色に着色されている。
【0084】
また、コピーサービスの動作条件の設定を行うための複数の操作画面を例に挙げて説明したが、コピーサービス以外のサービスの動作条件の設定を行うための複数の操作画面においても、操作案内部122等に相当する操作案内部と、遷移キー120b等に相当する遷移キーとが表示される。また、コピーサービス以外のサービスの動作条件の設定を行うための複数の操作画面においても、各操作画面において設定すべき動作条件を設定するための設定キーが表示される場合がある。
【0085】
情報処理システム100の上記のような動作は、情報処理装置10のCPU32がRAM34に記憶された情報処理装置10用の情報処理プログラムを実行し、画像形成装置70のCPU82がRAM84に記憶された画像形成装置70用の情報処理プログラムを実行することによって実現される。具体的な処理については、後でフロー図を用いて説明する。
【0086】
図9図2に示す情報処理装置10のRAM34のメモリマップ300の一例を示す図解図である。図9に示すように、RAM34は、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304を含む。RAM34のプログラム記憶領域302には、上述したように、情報処理装置10用の情報処理プログラムが記憶される。この情報処理装置10用の情報処理プログラムは、通信プログラム302a、操作検出プログラム302b、表示プログラム302cおよび判定プログラム302dを含む。
【0087】
通信プログラム302aは、画像形成装置70、サーバ等の外部コンピュータないし他の機器とネットワークを介して、データを通信(送受信)するためのプログラムである。
【0088】
操作検出プログラム302bは、タッチ入力を検出するためのプログラムであり、CPU32は、この操作検出プログラム302bに従って、タッチパネル12から出力されたタッチ座標データを取得し、取得したタッチ座標データを時系列に従ってRAM34に記憶する。
【0089】
表示プログラム302cは、後述する画像生成データ304bを用いて、表示画像データ、すなわち、上述した各種の操作画面などの画面データを生成し、ディスプレイ14に出力するためのプログラムである。また、表示プログラム302cは、各操作画面に表示される操作案内部および誘導対象キーの表示色を変化させたり(操作案内部の少なくとも一部および第1種類の操作キーを第1の色に着色したり)、設定キーの表示色を変化させたり、設定操作の進捗状況に応じて、進捗表示バー126の表示態様を変化させたりするためのプログラムでもある。
【0090】
判定プログラム302dは、次の操作画面に進めるかどうか(第1種類の操作キーを第1の色に着色するかどうか)を判定するためのプログラムである。また、判定プログラム302dは、第1種類の操作キーに含まれる設定キーが存在する場合には、第1種類の操作キーに含まれる設定キーが操作されたかどうか(第1種類の操作キーに含まれる設定キーの一部を第1の色に着色するかどうか)を判定するためのプログラムでもある。
【0091】
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域302には、情報処理システム100におけるサービス等の料金を設定するためのプログラム、記憶媒体接続部16に装着された各種の記憶媒体へのデータの書込みおよび各種の記憶媒体からのデータの読み出しを制御するための記憶媒体接続プログラム、紙片用プリンタ18を制御して、ロール紙上に文字列、画像、バーコードなどを印刷するための紙片印刷プログラム、符号読取部20を制御して、レーザスキャナまたはカメラによって撮影された撮影画像から符号画像を抽出し、抽出した符号画像を復号するための符号読取プログラム、写真用プリンタ26を制御して、写真用紙上に画像を印刷するための写真印刷プログラム、近距離通信部22を制御して、通信対象(たとえば身分証、会員証または電子マネー媒体など)との間でのデータ通信を実現するための近距離通信プログラム、貨幣処理プログラム302iは、貨幣処理部24を制御して、投入金額を算出し、投入金額から所定のサービス等の料金を差し引いて残った残額に応じて、硬貨を硬貨返却口24bから返却したり、紙幣を紙幣投入口から返却したりするためのプログラムおよび情報処理装置10が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラムなども記憶される。
【0092】
また、RAM34のデータ記憶領域304には、操作入力データ304a、画像生成データ304bおよび着色フラグ304cなどが記憶される。操作入力データ304aは、操作検出プログラム302bに従って検出されたタッチ座標データを時系列に従って記憶したデータである。画像生成データ304bは、ディスプレイ14に表示する各種の画面に対応する表示画像データである。着色フラグ304cは、遷移キーまたは設定キー等の誘導対象キーを第1の色に着色するかどうかを判断するためのフラグデータである。
【0093】
なお、図示は省略するが、データ記憶領域304には、情報処理装置10用の情報処理プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、情報処理装置10用の情報処理プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)やレジスタが設けられたりする。
【0094】
図10図3に示す画像形成装置70のRAM84のメモリマップ400の一例を示す図解図である。図10に示すように、RAM84は、プログラム記憶領域402およびデータ記憶領域404を含む。RAM84のプログラム記憶領域402には、上述したように、画像形成装置70用の情報処理プログラムが記憶される。この画像形成装置70用の情報処理プログラムは、通信プログラム402a、画像読取プログラム402bおよび画像形成プログラム402cを含む。
【0095】
通信プログラム402aは、情報処理装置10またはサーバなどの外部コンピュータまたは他の機器とネットワークを介して通信するためのプログラムである。
【0096】
画像読取プログラム402bは、画像読取部72を制御して、原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取り(スキャンし)、読み取った画像に対応する画像信号(スキャン画像データ)を出力するためのプログラムである。
【0097】
画像形成プログラム402cは、画像形成部74を制御して、スキャン画像データまたは入力画像データなどの画像データ404aに応じて多色または単色の画像を記録媒体(用紙)に形成するためのプログラムである。
【0098】
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域402には、画像形成装置70が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラムなども記憶される。
【0099】
また、RAM84のデータ記憶領域404には、画像データ404aなどが記憶される。画像データ404aは、画像読取部72で読み取った画像データまたはサーバ等の外部のコンピュータから入力される画像データなどである。
【0100】
なお、図示は省略するが、データ記憶領域404には、画像形成装置70用の情報処理プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、画像形成装置70用の情報処理プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)やレジスタが設けられたりする。
【0101】
図11は、図2に示す情報処理装置10のCPU32で実行される情報処理の一例を示すフロー図である。この情報処理は、サービスが選択された場合に開始される。
【0102】
図11に示すように、情報処理装置10のCPU32は、情報処理を開始すると、ステップS1で、選択されたサービスの設定を行うための複数の操作画面のうち、最初の操作画面をディスプレイ14に表示させ、ステップS3で、次の操作画面に進むことができるかどうかを判断する。
【0103】
ステップS3で“NO”であれば、つまり、次の操作画面に進むことができないと判断した場合には、ステップS5で、設定キーが選択されたかどうかを判断する。ステップS5で“NO”であれば、設定キーが選択されないと判断した場合は、ステップS3に戻る。一方、ステップS5で“YES”であれば、つまり、設定キーが選択されたと判断した場合は、ステップS7で、選択された設定キーの一部を第4の色に着色して、ステップS3に戻る。
【0104】
一方、ステップS3で“YES”であれば、つまり、次の操作画面に進むことができると判断した場合には、ステップS9で、第1種類の操作キーである遷移キーの一部を第1の色に着色して、ステップS11で、遷移キーが選択されたかどうかを判断する。
【0105】
ステップS11で“NO”であれば、つまり、遷移キーが選択されないと判断した場合は、ステップS3に戻る。一方、ステップS11で“YES”であれば、つまり、遷移キーが選択されたと判断した場合は、ステップS13で、次の操作画面を表示して、ステップS15で、サービスを終了するかどうかを判断する。
【0106】
ステップS15で“NO”であれば、つまり、サービスを終了しないと判断した場合には、ステップS3に戻る。一方、ステップS15で“YES”であれば、つまり、サービスを終了すると判断した場合には、情報処理を終了する。
【0107】
この第1実施例では、ユーザに対する操作案内を行うためのメッセージ122aを含む操作案内部122の一部と、複数の操作キーのうちの第1種類の操作キーとが、第1の色に着色され、操作画面における、複数の操作キーのうちの第1種類の操作キー以外の操作キー(第2種類の操作キー)は、第1の色とは異なる色に着色される。このため、情報処理システム100のユーザは、第1種類の操作キーが操作すべきキー(誘導対象キー)であることを直感的に認識することができるので、操作画面における操作性の向上を図ることができる。
【0108】
[第2実施例]
第2実施例の情報処理装置10では、各操作画面において、ユーザに操作すべき操作キーを認識させるための誘導画像が表示されるようにした以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
【0109】
図12ないし図14を参照して第2実施例の情報処理システム100の動作例を説明する。第2実施例では、ユーザに操作すべき操作キーを認識させるための誘導画像が表示される。以下、カラー設定画面120および案内画面130を例に挙げて説明する。
【0110】
図12は、初期状態のカラー設定画面120の一例を示している。第1実施例で説明したように、カラー設定画面120は、サービスの動作条件を設定するための画面である。したがって、カラー条件が設定されるまで、すなわち設定キー124a,124bのいずれかが操作されるまで、遷移キー120bは、無効化されており、第1の色とは異なる色(たとえば、第3の色)に着色されている。また、設定キー124a,124bについても、第1の色とは異なる色(たとえば、第3の色)に着色されている。
【0111】
カラー設定画面120のように、サービスの動作条件を設定するための画面では、次の操作画面に進むことができる状態にするために、設定キー(たとえばカラー設定画面120では、設定キー124a,124b)を操作する必要がある。この初期状態のカラー設定画面120では、ユーザに、設定キー124a,124bが操作すべき操作キーであることを認識させるための誘導画像128が表示される。たとえば、誘導画像128としては、操作案内部122から設定キー124a,124b(設定部124)に向かって延びる矢印の画像が表示される。詳しくは、誘導画像128としては、操作案内部122のうち第1の色に着色された部分(図12では指標画像122b)から設定キー124a,124b(設定部124)に向かって延びる矢印の画像が表示される。したがって、ユーザは、設定キー124a,124bが次に操作すべき操作キーであることを直感的に認識することができる。
【0112】
次に、図13は、設定キー124aが操作された場合のカラー設定画面120の一例を示している。第1実施例で説明したように、設定キー124aが操作されると、設定キー124aの一部が第4の色に着色される。また、設定キー124aが操作されると、次の操作画面に進むことができる状態となり、第1種類の操作キーである遷移キー120bの一部が第1の色に着色される。この状態のカラー設定画面120では、ユーザに、遷移キー120bが操作すべき操作キーであることを認識させるための誘導画像128が表示される。この場合、誘導画像128としては、選択された設定キー(第4の色に着色された設定キー、図13に示す例では設定キー124a)から遷移キー120bに向かって延びる矢印の画像が表示される。したがって、ユーザは、遷移キー120bが次に操作すべき操作キーであることを直感的に認識することができる。
【0113】
図14は、案内画面130の一例を示している。第1実施例で説明したように、案内画面130は、サービスの動作条件を設定するための画面ではない。したがって、案内画面130では、第1種類の操作キーである遷移キー130bは、最初から有効化(第1の色に着色)されており、最初から次の操作画面に進むことができる。案内画面130では、ユーザに、遷移キー130bが操作すべき操作キーであることを認識させるための誘導画像138が表示される。この場合、誘導画像138としては、操作案内部132のうち第1の色に着色された部分(図14では指標画像132b)からから遷移キー130bに向かって延びる矢印の画像が表示される。したがって、ユーザは、遷移キー130bが次に操作すべき操作キーであることを直感的に認識することができる。
【0114】
ただし、誘導画像138は、ユーザに操作方法等を案内するための載置方法案内部134と重ならないように表示される。たとえば、誘導画像138は、載置方法案内部134の案内画像の表示領域を避けるように表示される。
【0115】
以下、フロー図を用いて、第2実施例における情報処理について説明するが、第1実施例で説明した情報処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
【0116】
図15は第2実施例の情報処理の一例を示すフロー図である。図15に示すように、CPU32は、情報処理を開始すると、ステップS3で“NO”であれば、ステップS31で、設定キーに向かう誘導画像を表示して、ステップS5に進む。一方、ステップS3で“YES”であれば、ステップS9で、第1種類の操作キーである遷移キーの一部を第1の色に着色して、ステップS33で、遷移キーに向かう誘導画像を表示して、ステップS11に進む。
【0117】
なお、ステップS1からステップS15までの処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
【0118】
この第2実施例によれば、各操作画面において、ユーザに操作すべきキーを認識させることができる。
【0119】
なお、上述の実施例で挙げた具体的な構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
【0120】
また、上述の実施例では、情報処理装置10がタッチパネル12付きのディスプレイ14を備え、ディスプレイ14に操作画面を表示するようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、画像形成装置70がタッチパネル付きのディスプレイ(第1ディスプレイに相当)を備えるようにしても良い。この場合、情報処理装置10のタッチパネル12付きのディスプレイ14が省略されても良いし、情報処理装置10がタッチパネル12付きのディスプレイ14を備えたまま(情報処理装置10と画像形成装置70との両方がタッチパネル付きのディスプレイを備える構成)でも良い。ただし、情報処理装置10のタッチパネル12付きのディスプレイ14が省略される場合には、画像形成装置70のディスプレイに操作画面が表示される。また、情報処理装置10と画像形成装置70との両方がタッチパネル付きのディスプレイを備える場合には、それぞれのディスプレイに操作画面が表示されても良いし、いずれか一方のディスプレイに操作画面が表示されても良い。画像形成装置70のディスプレイに操作画面が表示される場合には、ユーザは、画像形成装置70のタッチパネルへのタッチ入力によって当該操作画面でジョブの設定等を行うことができる。
【0121】
さらに、上述の実施例では、サービスの動作条件の設定を行うための操作画面においては、サービスの動作条件が設定されるまで無効化されるようにしたが、サービスの動作条件の設定を行うための操作画面が表示されたときから、遷移キーが有効化(遷移キーの一部が第1の色に着色)されていてもよい。
【0122】
さらにまた、上述の実施例では、操作画面に複数の操作キーが表示されるようにしたが、操作画面に1つの操作キーのみが表示されてもよい。この場合、操作画面に表示される1つの操作キーが第1の色に着色される第1種類の操作キーとなってもよい。
【符号の説明】
【0123】
10 …情報処理装置
12 …タッチパネル
14 …ディスプレイ
32 …CPU
34 …RAM
36 …ROM
70 …画像形成装置
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