(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024102400
(43)【公開日】2024-07-31
(54)【発明の名称】化粧用ブラシ
(51)【国際特許分類】
A46B 5/00 20060101AFI20240724BHJP
【FI】
A46B5/00 C
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023005082
(22)【出願日】2023-01-17
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-07-23
(71)【出願人】
【識別番号】516008327
【氏名又は名称】エフエスコリア インダストリーズ インク
(74)【代理人】
【識別番号】100114627
【弁理士】
【氏名又は名称】有吉 修一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100182501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100175271
【弁理士】
【氏名又は名称】筒井 宣圭
(74)【代理人】
【識別番号】100190975
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 聡子
(72)【発明者】
【氏名】ファン ジェグァン
【テーマコード(参考)】
3B202
【Fターム(参考)】
3B202AA14
3B202AB13
3B202BA03
3B202BB01
3B202DB05
3B202EE01
3B202EF10
3B202EG11
3B202EG20
(57)【要約】
【課題】ブラシを製造する過程で接着剤を使わなく完成品を組み立てることができて、各構成部品を便利に差し替えることができる化粧用ブラシを提供する。
【解決手段】化粧用ブラシが開示される。本発明の化粧用ブラシは、利用者のハンドルとして提供されるブラシハンドル部と;ブラシハンドル部に結合するブラシ結合部と;ブラシ結合部に着脱結合して、毛部材を備えるブラシ毛部;および一側部はブラシハンドル部に結合して、他側部は毛部材を支持して、ブラシ結合部を包むように設けられる連結固定部とを含み、ブラシハンドル部は利用者のハンドルとして提供されるハンドル本体および一側部はハンドル本体に結合して、他側部にはブラシ結合部が着脱結合するコネクタ部を含み、ブラシ結合部は互いに着脱結合する第1結合部および第2結合部を含み、ブラシ毛部はブラシ結合部に着脱結合することを特徴とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者のハンドルとして提供されるブラシハンドル部と;
前記ブラシハンドル部に結合するブラシ結合部と;
前記ブラシ結合部に着脱結合して、毛部材を備えるブラシ毛部;および
一側部は、前記ブラシハンドル部に結合して、他側部は、前記毛部材を支持し、前記ブラシ結合部を包むように設けられる連結固定部を含み、
前記ブラシハンドル部は利用者のハンドルとして提供されるハンドル本体および一側部は、前記ハンドル本体に結合し、他側部には、前記ブラシ結合部が着脱結合するコネクタ部を含み、
前記ブラシ結合部は互いに着脱結合する第1結合部および第2結合部を含み、
前記ブラシ毛部は、前記ブラシ結合部に着脱結合する
化粧用ブラシ。
【請求項2】
前記コネクタ部は、前記ハンドル本体に着脱結合する
請求項1に記載の化粧用ブラシ。
【請求項3】
前記コネクタ部は、
前記ハンドル本体に着脱結合するコネクタ本体と;
前記コネクタ本体の一側部に設けられ、底面部が前記ハンドル本体の上面部に支持されるコネクタフランジ;および
前記コネクタフランジの一側部に設けられ、前記ブラシ結合部が着脱結合する着脱本体と、を含む
請求項1に記載の化粧用ブラシ。
【請求項4】
前記コネクタ本体は、前記ハンドル本体に設けられた第1結合溝に着脱できるように嵌め合い結合する
請求項3に記載の化粧用ブラシ。
【請求項5】
前記着脱本体と前記ブラシ結合部とは、着脱できるようにねじ結合する
請求項3に記載の化粧用ブラシ。
【請求項6】
前記ハンドル本体は、
前記ハンドル本体の上端部に設けられる結合本体をさらに含み、
前記コネクタ部は、
前記結合本体の一側部を包むように設けられて前記結合本体に結合する第1コネクタ;および
前記結合本体の他側部を包むように設けられて前記結合本体に結合する第2コネクタを含み、
前記ブラシ結合部は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの外壁に着脱結合する
請求項1に記載の化粧用ブラシ。
【請求項7】
前記結合本体には結合孔が設けられて、
前記第1コネクタは、前記結合孔に嵌め合い結合する第1結合突起をさらに含み、
前記第2コネクタは、前記結合孔に嵌め合い結合する第2結合突起をさらに含む
請求項6に記載の化粧用ブラシ。
【請求項8】
前記第1コネクタの外壁には第1コネクタねじ山が設けられて、
前記第2コネクタの外壁には第2コネクタねじ山が設けられて、前記ブラシ結合部は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの外壁にねじ結合する
請求項6に記載の化粧用ブラシ。
【請求項9】
前記第1結合部は、
前記ブラシ毛部の下部の一側を包む第1本体;および
前記第1本体の下部に前記ブラシハンドル部の方向へ傾斜して設けられる第1傾斜部;および
前記第1傾斜部の下部に設けられて、前記コネクタ部にねじ結合する第1結合本体を含む
請求項1に記載の化粧用ブラシ。
【請求項10】
前記第2結合部は、
前記ブラシ毛部の下部の他側を包み、前記第1本体に着脱結合する第2本体と;
前記第2本体の下部に前記ブラシハンドル部の方向へ傾斜して設けられる第2傾斜部;および
前記第2傾斜部の下部に設けられて、前記コネクタ部にねじ結合して、前記第1結合本体と着脱結合する第2結合本体とを含む
請求項9に記載の化粧用ブラシ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧用ブラシに関する。より詳しくは、ブラシを製造する過程で接着剤を使わなく完成品を組み立てることができて、各構成部品を便利に差し替えることができる化粧用ブラシに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に化粧をするために使われる化粧品は、液体、固体、液体と固体とを混合した状態を成している。そのうち、固体の化粧品を顔に塗るためにさまざまな形や大きさのブラシが開発され使われている。
【0003】
即ち、前述のブラシは、固体の粉で成っている化粧品をブラシの刷毛に付けて、適当に顔などに塗布できるように設けられる。こういったブラシは、利用者が手で把持できるハンドルと、そのハンドルの先端に設けられて複数の毛からなる刷毛で成っている。
【0004】
以前は、刷毛をハンドルに接着剤のよう化学物質を用いて結合させた。その場合、接着剤は化学物質からなって、人体に有害な影響を与えることがあり、それを考えたうえに人体に無害の接着剤を用いる場合、製造単価が上昇する問題がある。
【0005】
そして接着剤は、熱に弱い物質であるため、熱に露出されると、接着部分が取れて耐久性が落ちる問題がある。
前述の技術構成は、本発明の理解を助けるための背景技術であり、本発明の属する技術分野で広く知られた従来技術を意味することではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国登録実用新案公報第20-0255125号(パク・ジャンソン)2001.11.12.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明が解決しようとする技術課題は、ブラシを製造する過程で接着剤を使わなく完成品を組み立てることができて、各構成部品を便利に差し替えることができる化粧用ブラシを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面によると、利用者のハンドルとして提供されるブラシハンドル部;前記ブラシハンドル部に結合するブラシ結合部;前記ブラシ結合部に着脱結合して、毛部材を備えるブラシ毛部;および一側部は、前記ブラシハンドル部に結合して、他側部は、前記毛部材を支持し、前記ブラシ結合部を包むように設けられる連結固定部を含み、前記ブラシハンドル部は利用者のハンドルとして提供されるハンドル本体および一側部は、前記ハンドル本体に結合し、他側部には、前記ブラシ結合部が着脱結合するコネクタ部を含み、前記ブラシ結合部は互いに着脱結合する第1結合部および第2結合部を含み、前記ブラシ毛部は、前記ブラシ結合部に着脱結合する化粧用ブラシを提供することができる。
【0009】
前記コネクタ部は、前記ハンドル本体に着脱結合することができる。
【0010】
前記コネクタ部は、前記ハンドル本体に着脱結合するコネクタ本体と;前記コネクタ本体の一側部に設けられ、底面部が前記ハンドル本体の上面部に支持されるコネクタフランジ;および前記コネクタフランジの一側部に設けられ、前記ブラシ結合部が着脱結合する着脱本体とを含むことができる。
【0011】
前記コネクタ本体は、前記ハンドル本体に設けられた第1結合溝に着脱できるように嵌め合い結合することができる。
【0012】
前記着脱本体と前記ブラシ結合部は、着脱できるようにねじ結合することができる。
【0013】
前記ハンドル本体は、前記ハンドル本体の上端部に設けられる結合本体をさらに含み、前記コネクタ部は、前記結合本体の一側部を包むように設けられて前記結合本体に結合する第1コネクタ;および前記結合本体の他側部を包むように設けられて前記結合本体に結合する第2コネクタを含み、前記ブラシ結合部は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの外壁に着脱結合することができる。
【0014】
前記結合本体には結合孔が設けられて、前記第1コネクタは、前記結合孔に嵌め合い結合する第1結合突起をさらに含み、前記第2コネクタは、前記結合孔に嵌め合い結合する第2結合突起をさらに含むことができる。
【0015】
前記第1コネクタの外壁には第1コネクタねじ山が設けられて、前記第2コネクタの外壁には第2コネクタねじ山が設けられて、前記ブラシ結合部は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの外壁にねじ結合することができる。
【0016】
前記第1結合部は、前記ブラシ毛部の下部の一側を包む第1本体と;前記第1本体の下部に前記ブラシハンドル部の方向へ傾斜して設けられる第1傾斜部;および前記第1傾斜部の下部に設けられて、前記コネクタ部にねじ結合する第1結合本体とを含むことができる。
【0017】
前記第2結合部は、前記ブラシ毛部の下部の他側を包み、前記第1本体に着脱結合する第2本体と;前記第2本体の下部に前記ブラシハンドル部の方向へ傾斜して設けられる第2傾斜部;および前記第2傾斜部の下部に設けられて、前記コネクタ部にねじ結合して、前記第1結合本体と着脱結合する第2結合本体とを含むことができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の実施例等は、ブラシハンドル部とブラシ結合部が着脱結合するコネクタ部を含み、ブラシ結合部が第1結合部と第2結合部とが結合した状態でブラシハンドル部に着脱結合し、ブラシ毛部はブラシ結合部に着脱結合することによって、接着剤を使わずに組み立てることができて、接着剤の有害成分を根本的に遮断することができる。
また、連結固定部がブラシ結合部を覆った状態でブラシハンドル部とブラシ結合部に結合して、結合の安定性を高めることができる。
さらに、ブラシ毛部がブラシ結合部に着脱できるようになるため、ブラシ毛部を容易に差し替えることができる。
そして連結固定部の上端部が複数の毛部材の外側を支持することができて、複数の毛部材の広がりなどを防ぐことができる。
また、ブラシ毛の形や連結固定部(金属円管)とブラシハンドル部の着脱が自由になり、消費者の好きな色のブラシハンドル部やブラシ毛、そして金属や紙、プラスチックなどで設けられた連結固定部を思い通りに変更することができて、使ったあとに分別収集も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の一実施例による化粧用ブラシを概略的に図示した図面である。
【
図5】
図4に図示のブラシ結合部とブラシ毛部を図示した図面である。
【
図6】本実施例の結合状態図であり、ブラシ結合部とブラシ毛部と連結固定部との結合過程を図示した図面である。
【
図7】本実施例の結合状態図であり、
図6で結合したブラシ結合部がコネクタ部に結合する過程を図示した図面である。
【
図8】本発明の他の実施例による化粧用ブラシを概略的に図示した分解斜視図である。
【
図10】
図8に図示のコネクタ部の結合過程を図示した図面である。
【
図11】本実施例の結合状態図であり、ブラシ結合部とブラシ毛部と連結固定部との結合過程を図示した図面である。
【
図12】本実施例の結合状態図であり、
図11で結合したブラシ結合部がコネクタ部に結合する過程を図示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明と本発明の動作上のメリットおよび本発明の実施によって達成する目的を十分に理解するためには、本発明の好ましい実施例を例示する添付図面および添付図面に記載の内容を参照しなければならない。
【0021】
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施例を説明することによって、本発明を詳しく説明する。各図面に提示の同一参照符号は同一部材を示す。
【0022】
図1は、本発明の一実施例による化粧用ブラシを概略的に図示した図面であり、
図2は、
図1の断面図であり、
図3は、
図1の概略的な分解斜視図であり、
図4は、
図3の全体分解斜視図であり、
図5は、
図4に図示のブラシ結合部とブラシ毛部を図示した図面であり、
図6は、本実施例の結合状態図であり、ブラシ結合部とブラシ毛部と連結固定部との結合過程を図示した図面であり、
図7は、本実施例の結合状態図であり、
図6で結合したブラシ結合部がコネクタ部に結合する過程を図示した図面である。
【0023】
これら図面に図示のように、本実施例による化粧用ブラシ(1)は、利用者のハンドルとして提供されるブラシハンドル部(100)と、ブラシハンドル部(100)に結合するブラシ結合部(200)と、ブラシ結合部(200)に着脱結合して、毛部材(320)を備えるブラシ毛部(300)と、一側部はブラシハンドル部(100)に結合して、他側部は毛部材(320)を支持して、ブラシ結合部(200)を包むように設けられる連結固定部(400)を備える。
【0024】
ブラシハンドル部(100)は、
図2に図示のように棒の形状を有することができる。
【0025】
本実施例でブラシハンドル部(100)は、
図2に図示のように、利用者のハンドルとして提供されるハンドル本体(110)と、一側部はハンドル本体(110)に結合して、他側部にはブラシ結合部(200)が着脱結合するコネクタ部(120)とを含む。
【0026】
ブラシハンドル部(100)のハンドル本体(110)には、
図2に図示のように、第1結合溝(111)が設けられて、そこにはコネクタ部(120)のコネクタ本体(121)が着脱できるように嵌め合い結合することができる。
【0027】
ブラシハンドル部(100)のコネクタ部(120)の下側部は、ハンドル本体(110)に設けられた第1結合溝(111)に着脱できるように嵌め合い結合することができて、上側部は、ブラシ結合部(200)の下部に着脱できるように、ねじ結合することができる。
【0028】
本実施例でコネクタ部(120)は、
図2および
図3に図示のように、ハンドル本体(110)に着脱結合するコネクタ本体(121)と、コネクタ本体(121)の上端部に設けられ、底面部がハンドル本体(110)の上面部に支持されるコネクタフランジ(122)と、コネクタフランジ(122)の上面部に設けられ、ブラシ結合部(200)が着脱できるようにねじ結合する着脱本体(123)とを含む。
【0029】
また、コネクタ部(120)は、合成樹脂を含む材質で設けられることができて、それは後述のコネクタ部(120a)にも同じく適用することができる。
【0030】
ブラシ結合部(200)は、
図2に図示のように、ブラシ毛部(300)の結合場所として提供されるもので、ブラシハンドル部(100)の上端部に着脱結合することができる。
【0031】
本実施例でブラシ結合部(200)は、
図4に図示のように、互いに着脱結合する第1結合部(210)および第2結合部(220)を含み、第1結合部(210)と第2結合部(220)は、結合した状態で、
図7に図示のように、ブラシハンドル部(100)のコネクタ部(120)に着脱結合することができる。
【0032】
また、第1結合部(210)と第2結合部(220)の内壁には、ブラシ毛部(300)の下側部が着脱できるように挿入結合することができる。
【0033】
ブラシ結合部(200)の第1結合部(210)は、
図5に図示のように、ブラシ毛部(300)の下部の一側を包む第1本体(211)と、第1本体(211)の下部にブラシハンドル部(100)の方向へ傾斜して設けられる第1傾斜部(212)と、第1傾斜部(212)の下部に設けられて、ブラシハンドル部(100)にねじ結合する第1結合本体(213)とを含む。
【0034】
第1結合部(210)の第1本体(211)には、
図5に図示のように、第1フランジ結合溝(211a)が設けられることができる。本実施例で第1フランジ結合溝(211a)は、第2結合部(220)の第2フランジ結合溝(221a)とともに円形を成して、ブラシ毛部(300)のフランジ部材(310)を着脱できるように結合させることができる。即ち、本実施例でフランジ部材(310)は、第1フランジ結合溝(211a)と第2フランジ結合溝(221a)とが成す円形の結合領域に着脱できるように嵌め合い結合することができる。
【0035】
本実施例で第1本体(211)には、
図5に図示のように、一対の結合突起(211b)が設けられて、その一対の結合突起(211b)は、第2結合部(220)の突起結合溝(221b)に挿入結合することができる。
【0036】
本実施例で一対の結合突起(211b)は、
図5に図示のように、第1フランジ結合溝(211a)の下部に設けられることができる。本実施例で一対の結合突起(211b)は、
図5に図示のように、第1結合本体(213)にも設けられることができる。
【0037】
第1結合部(210)の第1傾斜部(212)は、
図5に図示のように、上端部は、第1本体(211)の下端部に連結し、下端部は、第1結合本体(213)の上端部に連結することができる。本実施例で第1傾斜部(212)は、上部から下部へ行くほど次第に幅が細くなるように設けられることができる。
【0038】
第1結合部(210)の第1結合本体(213)の内壁には、
図5に図示のように、第1ねじ山(213a)が設けられることができて、そこにはコネクタ部(120)の着脱本体(123)が着脱できるようにねじ結合することができる。
【0039】
本実施例は、第1結合部(210)と第2結合部(220)が着脱結合するため、ブラシ毛部(300)をブラシ結合部(200)から容易に分離して差し替えることができる。
【0040】
ブラシ結合部(200)の第2結合部(220)は、
図5に図示のように、ブラシ毛部(300)の下部の他側を包み、第1本体(211)に着脱結合する第2本体(221)と、第2本体(221)の下部にブラシハンドル部(100)の方向へ傾斜して設けられる第2傾斜部(222)と、第2傾斜部(222)の下部に設けられて、ブラシハンドル部(100)にねじ結合して、第1結合本体(213)と着脱結合する第2結合本体(223)とを含む。
【0041】
第2結合部(220)の第2本体(221)には、
図5に図示のように、第2フランジ結合溝(221a)が設けられることができる。本実施例で第2フランジ結合溝(221a)は、前述のように、第1フランジ結合溝(211a)とともに円形を成して、ブラシ毛部(300)のフランジ部材(310)を着脱できるように結合させることができる。
【0042】
本実施例で第2本体(221)には、
図5に図示のように、一対の突起結合溝(221b)が設けられて、その一対の突起結合溝(221b)には、前述の一対の結合突起(211b)が挿入結合することができる。
【0043】
本実施例で一対の突起結合溝(221b)は、
図5に図示のように、第2フランジ結合溝(221a)の下部に設けられることができる。また、本実施例で一対の突起結合溝(221b)は、第2結合本体(223)にも設けられることができる。
【0044】
第2結合部(220)の第2傾斜部(222)は、
図4に図示のように、上端部は、第2本体(221)の下端部に連結し、下端部は、第2結合本体(223)の上端部に連結することができる。本実施例で第2傾斜部(222)は、上部から下部へ行くほど次第に幅が細くなるように設けられることができる。
【0045】
第2結合部(220)の第2結合本体(223)の内壁には、
図5に図示のように、第2ねじ山(223a)が設けられることができて、そこにはコネクタ部(120)の着脱本体(123)が着脱できるようにねじ結合することができる。
【0046】
ブラシ毛部(300)は、
図4に図示のように、ブラシ結合部(200)に設けられた第1フランジ結合溝(211a)と第2フランジ結合溝(221a)に着脱できるように嵌め合い結合することができる。
【0047】
本実施例でブラシ毛部(300)は、
図2に図示のように、フランジ部材(310)と、フランジ部材(310)の上面部に結合する複数の毛部材(320)とを含む。
【0048】
ブラシ毛部(300)のフランジ部材(310)は、
図2に図示のように、第1フランジ結合溝(211a)と第2フランジ結合溝(221a)に縁が挿入されて結合することができる。本実施例は、ブラシ毛部(300)を差し替える場合、連結固定部(400)を分離したあと、第1結合部(210)と第2結合部(220)とを分離すると、フランジ部材(310)を第1フランジ結合溝(211a)と第2フランジ結合溝(221a)から分離することができて、ブラシ毛部(300)を容易に差し替えることができる。
【0049】
ブラシ毛部(300)の複数の毛部材(320)は、下端部が熱融着によってフランジ部材(310)の上面部に結合することができる。
【0050】
本実施例で複数の毛部材(320)は、人体に無害な接着剤を用いてフランジ部に結合することもできる。
【0051】
連結固定部(400)は、
図2に図示のように、一側部はブラシハンドル部(100)に結合して、他側部は毛部材(320)を支持して、ブラシ結合部(200)を包むように設けられることができる。
【0052】
本実施例で連結固定部(400)は、
図2に図示のように、下端部がブラシハンドル部(100)に支持される第1固定本体(410)と、第1固定本体(410)から上方へ延長して設けられて上端部が毛部材(320)を支持する第2固定本体(420)とを含む。
【0053】
本実施例で第1固定本体(410)は、第2固定本体(420)の下端部からブラシハンドル部(100)の方向へ傾斜して設けられることができる。
また、本実施例で第1固定本体(410)は、上端部の直径が最も大きく、下端部へ行くほど直径が次第に小さくなるように設けられることができる。
【0054】
さらに、本実施例で第1固定本体(410)の下端部は、ブラシハンドル部(100)の上部領域に引っ掛かり支持されることができる。
【0055】
そして本実施例で連結固定部(400)は、金属や紙、プラスチックなどを含む材質で設けられることができる。その他にも、公知の材質で設けられることができる。
【0056】
以下から本実施例の結合の手順を
図6および
図7を参照して説明する。
まず、
図6の(a)に図示のように、ブラシ毛部(300)の下部を、分離された第1結合部(210)と第2結合部(220)との上部領域に配置したあと、第1結合部(210)と第2結合部(220)とを互いに結合させて、ブラシ毛部(300)をブラシ結合部(200)に結合する。
【0057】
次に、第1結合部(210)と第2結合部(220)が結合したブラシ結合部(200)の下部を連結固定部(400)の上部から下部方向へ挿入させて、
図6の(b)の状態で設ける。
【0058】
その次に、
図7の(a)に図示のように、コネクタ部(120)の着脱本体(123)に連結固定部(400)の第1固定本体(410)を着脱できるようにねじ結合させて、
図7の(b)のように結合作業を完了する。
【0059】
図8は、本発明の他の実施例による化粧用ブラシを概略的に図示した分解斜視図であり、
図9は、
図8の全体分解斜視図であり、
図10は、
図8に図示のコネクタ部の結合過程を図示した図面であり、
図11は、本実施例の結合状態図であり、ブラシ結合部とブラシ毛部と連結固定部との結合過程を図示した図面であり、
図12は、本実施例の結合状態図であり、
図11で結合したブラシ結合部がコネクタ部に結合する過程を図示した図面である。
【0060】
本実施例による化粧用ブラシ(1a)は、
図8に図示のように、ブラシハンドル部(100a)のコネクタ部(120a)を分離されるように設けて、ハンドル本体(110)に着脱結合させた点で前述の実施例との違いがある。
【0061】
以下から前述の実施例との違いについてのみ説明する。
ブラシハンドル部(100a)のハンドル本体(110a)は、
図8および
図10に図示のように、ハンドル本体(110a)の上端部に設けられる結合本体(112)と、結合本体(112)に設けられる結合孔(113)を含む。
【0062】
ブラシハンドル部(100a)のコネクタ部(120a)は、
図10に図示のように、結合本体(112)の一側部を包むように設けられて結合本体(112)に結合する第1コネクタ(124)と、結合本体(112)の他側部を包むように設けられて結合本体(112)に結合する第2コネクタ(125)とを含む。
【0063】
本実施例でブラシ結合部(200)は、第1コネクタ(124)と第2コネクタ(125)の外壁に着脱結合することができる。
【0064】
また、本実施例で第1コネクタ(124)は、結合孔(113)に嵌め合い結合する第1結合突起(124a)を含み、第2コネクタ(125)は、前述の結合孔(113)と反対方向の結合孔(113)に嵌め合い結合する第2結合突起(125a)を含む。
【0065】
さらに、本実施例で第1コネクタ(124)の外壁には、第1コネクタねじ山(124b)が設けられて、第2コネクタ(125)の外壁には、第2コネクタねじ山(125b)が設けられて、ブラシ結合部(200)は、第1コネクタ(124)と第2コネクタ(125)の外壁に着脱できるようにねじ結合することができる。
【0066】
以下から本実施例の結合の手順を
図11および
図12などを参照して説明する。
まず、
図11の(a)に図示のように、ブラシ毛部(300)の下部を、分離された第1結合部(210)と第2結合部(220)の上部領域に配置したあと、第1結合部(210)と第2結合部(220)を互いに結合させて、ブラシ毛部(300)をブラシ結合部(200)に結合する。
【0067】
次に、第1結合部(210)と第2結合部(220)が結合したブラシ結合部(200)の下部を連結固定部(400)の上部から下部方向へ挿入させて、
図11の(b)の状態で設ける。
【0068】
以後またはその前に、
図10に図示のように、第1コネクタ(124)の第1結合突起(124a)と第2コネクタ(125)の第2結合突起(125a)を結合本体(112)の結合孔(113)に結合させる。
【0069】
その次に、
図12の(a)に図示のように、コネクタ部(120a)に連結固定部(400)の第1固定本体(410)を着脱できるようにねじ結合させて、
図12の(b)のように結合作業を完了する。
【0070】
以上のように本実施例は、ブラシハンドル部とブラシ結合部が着脱結合するコネクタ部を含み、ブラシ結合部が第1結合部と第2結合部とが結合した状態でブラシハンドル部に着脱結合し、ブラシ毛部はブラシ結合部に着脱結合することによって、接着剤を使わずに組み立てることができて、接着剤の有害成分を根本的に遮断することができる。また、連結固定部がブラシ結合部を覆った状態でブラシハンドル部とブラシ結合部に結合して、結合の安定性を高めることができる。さらに、ブラシ毛部がブラシ結合部に着脱できるようになるため、ブラシ毛部を容易に差し替えることができる。そして連結固定部の上端部が複数の毛部材の外側を支持することができて、複数の毛部材の広がりなどを防ぐことができる。
【0071】
このように、本発明は、記載の実施例に限定されることではなく、本発明の事象及び範囲を外さないでさまざまな修正及び変形ができることは、この技術分野で通常の知識を有する者には明確である。従って、そういった修正例、または、変形例は、本発明の特許請求の範囲に属するというべきである。
【符号の説明】
【0072】
1、1a:化粧用ブラシ
100:ブラシハンドル部 110、110a:ハンドル本体
111:第1結合溝 112:結合本体
113:結合孔 120、120a:コネクタ部
121:コネクタ本体 122:コネクタフランジ
123:着脱本体 124:第1コネクタ
124a:第1結合突起 124b:第1コネクタねじ山
125:第2コネクタ 125a:第2結合突起
125b:第2コネクタねじ山 200:ブラシ結合部
210:第1結合部 211:第1本体
211a:第1フランジ結合溝 211b:結合突起
212:第1傾斜部 213:第1結合本体
213a:第1ねじ山 220:第2結合部
221:第2本体 221a:第2フランジ結合溝
221b:突起結合溝 222:第2傾斜部
223:第2結合本体 223a:第2ねじ山
300:ブラシ毛部 310:フランジ部材
320:毛部材 400:連結固定部
410:第1固定本体 420:第2固定本体
【手続補正書】
【提出日】2024-03-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者のハンドルとして提供されるブラシハンドル部と;
前記ブラシハンドル部に結合するブラシ結合部と;
前記ブラシ結合部に着脱結合して、毛部材を備えるブラシ毛部;および
一側部は、前記ブラシハンドル部に結合して、他側部は、前記毛部材を支持し、前記ブラシ結合部を包むように設けられる連結固定部を含み、
前記ブラシハンドル部は利用者のハンドルとして提供されるハンドル本体および一側部は、前記ハンドル本体に結合し、他側部には、前記ブラシ結合部が着脱結合するコネクタ部を含み、
前記ブラシ結合部は互いに着脱結合する第1結合部および第2結合部を含み、
前記ブラシ毛部は、前記ブラシ結合部に着脱結合し、
前記ハンドル本体は、
前記ハンドル本体の上端部に設けられる結合本体をさらに含み、
前記コネクタ部は、
前記結合本体の一側部を包むように設けられて前記結合本体に結合する第1コネクタ;および
前記結合本体の他側部を包むように設けられて前記結合本体に結合する第2コネクタを含み、
前記ブラシ結合部は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの外壁に着脱結合する
化粧用ブラシ。
【請求項2】
前記コネクタ部は、前記ハンドル本体に着脱結合する
請求項1に記載の化粧用ブラシ。
【請求項3】
前記コネクタ部は、
前記ハンドル本体に着脱結合するコネクタ本体と;
前記コネクタ本体の一側部に設けられ、底面部が前記ハンドル本体の上面部に支持されるコネクタフランジ;および
前記コネクタフランジの一側部に設けられ、前記ブラシ結合部が着脱結合する着脱本体と、を含む
請求項1に記載の化粧用ブラシ。
【請求項4】
前記コネクタ本体は、前記ハンドル本体に設けられた第1結合溝に着脱できるように嵌め合い結合する
請求項3に記載の化粧用ブラシ。
【請求項5】
前記着脱本体と前記ブラシ結合部とは、着脱できるようにねじ結合する
請求項3に記載の化粧用ブラシ。
【請求項6】
前記結合本体には結合孔が設けられて、
前記第1コネクタは、前記結合孔に嵌め合い結合する第1結合突起をさらに含み、
前記第2コネクタは、前記結合孔に嵌め合い結合する第2結合突起をさらに含む
請求項1に記載の化粧用ブラシ。
【請求項7】
前記第1コネクタの外壁には第1コネクタねじ山が設けられて、
前記第2コネクタの外壁には第2コネクタねじ山が設けられて、前記ブラシ結合部は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの外壁にねじ結合する
請求項1に記載の化粧用ブラシ。
【請求項8】
前記第1結合部は、
前記ブラシ毛部の下部の一側を包む第1本体;および
前記第1本体の下部に前記ブラシハンドル部の方向へ傾斜して設けられる第1傾斜部;および
前記第1傾斜部の下部に設けられて、前記コネクタ部にねじ結合する第1結合本体を含む
請求項1に記載の化粧用ブラシ。
【請求項9】
前記第2結合部は、
前記ブラシ毛部の下部の他側を包み、前記第1本体に着脱結合する第2本体と;
前記第2本体の下部に前記ブラシハンドル部の方向へ傾斜して設けられる第2傾斜部;および
前記第2傾斜部の下部に設けられて、前記コネクタ部にねじ結合して、前記第1結合本体と着脱結合する第2結合本体とを含む
請求項8に記載の化粧用ブラシ。