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特開2024-10249タッチスクリーンインターフェースを提供する方法及びその装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024010249
(43)【公開日】2024-01-23
(54)【発明の名称】タッチスクリーンインターフェースを提供する方法及びその装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04845 20220101AFI20240116BHJP
   G06F 3/04886 20220101ALI20240116BHJP
【FI】
G06F3/04845
G06F3/04886
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023193206
(22)【出願日】2023-11-13
(62)【分割の表示】P 2022025287の分割
【原出願日】2022-02-22
(31)【優先権主張番号】10-2021-0023696
(32)【優先日】2021-02-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0050013
(32)【優先日】2021-04-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
2.BLUETOOTH
3.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】508206737
【氏名又は名称】ネオプル インコーポレイテッド
【住所又は居所原語表記】(Nonhyeong-dong)3198-13,1100-ro,Jeju-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】リー, チュンホ
(57)【要約】
【課題】タッチスクリーンインターフェースを提供する方法及びその装置を提供する。
【解決手段】タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示する段階と、ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得する段階と、ユーザのタッチ入力に応答し、ユーザインターフェースにおいて、基準点から現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、基準点から現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示する段階と、を含む、タッチスクリーンデバイスの制御方法及びその装置である。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示する段階と、
前記ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得する段階と、
前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記基準点から前記現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示する段階と、を含む、タッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項2】
前記入力方向指示子の大きさは、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大する、請求項1に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項3】
前記入力方向指示子の大きさは、前記ユーザのタッチ入力が持続される間、前記現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更される、請求項2に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項4】
前記ユーザインターフェースは、前記タッチスクリーンに表示された他の画面要素上にオーバレイされて表示され、
前記入力方向指示子の鮮明度は、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇する、請求項1に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項5】
事前設定されている移動可能方向のうち、前記入力方向に対応する移動方向を決定する段階と、
前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記決定された移動方向を示す移動方向指示子を表示する段階と、をさらに含む、請求項1に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項6】
前記移動方向指示子の大きさは、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大し、
前記移動方向指示子の大きさは、前記ユーザのタッチ入力が持続される間、前記現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更される、請求項5に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項7】
前記移動可能方向は、8方向、16方向、32方向または無制限のうち一つに設定される、請求項5に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項8】
前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースに、前記移動可能方向それぞれに対応する入力方向の範囲を示す移動方向区分子を表示する段階をさらに含む、請求項5に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項9】
前記移動方向区分子は、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置、または前記基準点周辺のうち少なくとも一つに表示される、請求項8に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項10】
前記移動方向区分子の大きさは、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大し、
前記移動方向区分子の大きさは、前記ユーザのタッチ入力が持続される間、前記現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更される、請求項8に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項11】
前記移動方向に、操作対象オブジェクトを移動させる段階をさらに含む、請求項5に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項12】
前記操作対象オブジェクトの移動速度は、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離に基づいて決定される、請求項11に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項13】
前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースに、前記基準点と前記現在タッチ地点とをつなぐ連結線を表示する段階をさらに含む、請求項1に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項14】
前記ユーザインターフェースは、前記タッチスクリーンに表示された他の画面要素上にオーバレイされて表示され、
前記連結線の鮮明度は、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇する、請求項13に記載のタッチスクリーンデバイスの制御方法。
【請求項15】
ゲーム提供装置において、前記ゲーム提供装置は、
タッチスクリーンと、
インストラクションを保存するメモリと、
前記タッチスクリーン及び前記メモリと機能的に連結され、前記インストラクションを実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサと、を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、
前記タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示するように、前記タッチスクリーンを制御し、
前記ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得し、
前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記基準点から前記現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示するように、前記タッチスクリーンを制御するように設定される、ゲーム提供装置。
【請求項16】
タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示する段階と、
前記ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得する段階と、
前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記基準点から前記現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示する段階と、を含む、タッチスクリーンデバイスを制御する方法を、ハードウェアと結合されて実行させるために、媒体に保存されるコンピュータプログラム。
【請求項17】
タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示する段階と、
前記ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得する段階と、
前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記基準点から前記現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示する段階と、を含む、タッチスクリーンデバイスを制御する方法をコンピュータ上で実行するプログラムが収録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチスクリーンデバイスを制御するためのユーザインターフェースを提供する方法及びその装置に係り、さらに具体的には、タッチスクリーンを介して方向を入力するためのグラフィックユーザインターフェース(GUI:graphical user interface)を提供する方法及びその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピューティングデバイスの発達により、コンピュータ、携帯電話、PDA(personal digital assistant)またはビデオのような多様なデバイスを介し、ユーザに多様なアプリケーションが提供されている。ユーザによって制御されるデバイスは、少なくとも1つのディスプレイを具備し、ユーザは、該ディスプレイを介し、デバイスで実行されるアプリケーションの動作を見ながら、入力装置を介してデバイスを制御することができる。
【0003】
スマートフォンやタブレットPC(personal computer)のようなモバイル環境のデバイスにおいては、ディスプレイと入力装置との役割を同時に遂行するタッチスクリーンが汎用されている。一般的に。該タッチスクリーンデバイス制御のために、グラフィックユーザインターフェース(GUI)が提供される。そのようなグラフィックユーザインターフェース(GUI)がタッチスクリーンディスプレイに表示されれば、ユーザは、該グラフィックユーザインターフェース(GUI)の各要素にタッチ入力を行うことにより、デバイスを制御することができる。
【0004】
ところで、タッチ入力の特性上、入力を行うためには、ユーザの手のような入力主体により、グラフィックユーザインターフェース(GUI)が隠されてしまうことが不可避である。従って、ユーザは、グラフィックユーザインターフェース(GUI)を操作する間、実際に、いかなる入力をしているのか認識し難いという問題がある。
【0005】
特に、ゲームアプリケーションなどにおいて、方向入力のために使用される仮想ジョイスティックのようなグラフィックユーザインターフェース(GUI)の場合、連続していて常時の入力がなされるので、入力をやめ、操作状況を確認し難い。そのことにより、タッチスクリーングラフィックユーザインターフェース(GUI)を介する操作の難易度、及び疲労度が高くなり、操作の正確度が低くなってしまう。
【0006】
キャラクタを操作して戦闘を行うアクションジャンルゲームの場合、その特性上、移動操作によってなる戦闘全般に対する照準と回避との行為は、プレイ結果に直結するために、正確になされなければならない必要性がある。従って、ユーザがタッチスクリーンを介して方向を入力するとき、目的とする方向を入力するためには、いかなる入力をしなければならないか、現在入力状態がいかようであるか、入力の結果、いかなる動作がなされるかということを、明瞭であって直観的に認識することができる方法が要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、前述の問題点を解決しながら、以下に記述される利点のうち少なくとも1以上を提供するタッチスクリーンを介し、方向を入力するためのユーザインターフェースを提供する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の多様な実施形態によれば、タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示する段階と、前記ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得する段階と、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記基準点から前記現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示する段階と、を含む、タッチスクリーンデバイスの制御方法が提供される。
【0009】
一実施形態によれば、前記入力方向指示子の大きさは、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大しうる。
【0010】
一実施形態によれば、前記入力方向指示子の大きさは、前記ユーザのタッチ入力が持続される間、前記現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0011】
一実施形態によれば、前記ユーザインターフェースは、前記タッチスクリーンに表示された他の画面要素上にオーバレイされても表示され、前記入力方向指示子の鮮明度は、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇しうる。
【0012】
一実施形態によれば、前記方法は、事前設定されている移動可能方向のうち、前記入力方向に対応する移動方向を決定する段階と、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記決定された移動方向を示す移動方向指示子を表示する段階と、をさらに含んでもよい。
【0013】
一実施形態によれば、前記移動方向指示子の大きさは、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大し、前記移動方向指示子の大きさは、前記ユーザのタッチ入力が持続される間、前記現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0014】
一実施形態によれば、前記移動可能方向は、8方向、16方向、32方向または無制限のうち一つにも設定される。
【0015】
一実施形態によれば、前記方法は、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースに、前記移動可能方向それぞれに対応する入力方向の範囲を示す移動方向区分子を表示する段階をさらに含んでもよい。
【0016】
一実施形態によれば、前記移動方向区分子は、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置、または前記基準点周辺のうち少なくとも一つにも表示される。
【0017】
一実施形態によれば、前記移動方向区分子の大きさは、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大し、前記移動方向区分子の大きさは、前記ユーザのタッチ入力が持続される間、前記現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0018】
一実施形態によれば、前記方法は、前記移動方向に、操作対象オブジェクトを移動させる段階をさらに含んでもよい。
【0019】
一実施形態によれば、前記操作対象オブジェクトの移動速度は、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離に基づいても決定される
【0020】
一実施形態によれば、前記方法は、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースに、前記基準点と前記現在タッチ地点とをつなぐ連結線を表示する段階をさらに含んでもよい。
【0021】
一実施形態によれば、前記ユーザインターフェースは、前記タッチスクリーンに表示された他の画面要素上にオーバレイされても表示され、前記連結線の鮮明度は、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇しうる。
【0022】
本開示の多様な実施形態によれば、タッチスクリーンと、インストラクションを保存するメモリと、前記タッチスクリーン及び前記メモリと機能的に連結され、前記インストラクションを実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサと、を含むゲーム提供装置が提供される。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示するように、前記タッチスクリーンを制御し、前記ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得し、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記基準点から前記現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示するように、前記タッチスクリーンを制御するようにも設定される。
【0023】
一実施形態によれば、前記入力方向指示子の大きさは、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大するようにも設定される。
【0024】
一実施形態によれば、前記入力方向指示子の大きさは、前記ユーザのタッチ入力が持続される間、前記現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されるようにも設定される。
【0025】
一実施形態によれば、前記ユーザインターフェースは、前記タッチスクリーンに表示された他の画面要素上にオーバレイされて表示されるようにも設定され、前記入力方向指示子の鮮明度は、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇するようにも設定される。
【0026】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、事前設定されている移動可能方向のうち、前記入力方向に対応する移動方向を決定し、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記決定された移動方向を示す移動方向指示子を表示するように、前記タッチスクリーンを制御するようにさらに設定されうる。
【0027】
一実施形態によれば、前記移動方向指示子の大きさは、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大するようにも設定され、前記移動方向指示子の大きさは、前記ユーザのタッチ入力が持続される間、前記現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されるようにも設定される。
【0028】
一実施形態によれば、前記移動可能方向は、8方向、16方向、32方向または無制限のうち一つにも設定される。
【0029】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースに、前記移動可能方向それぞれに対応する入力方向の範囲を示す移動方向区分子を表示するように、前記タッチスクリーンを制御するようにさらに設定されうる。
【0030】
一実施形態によれば、前記移動方向区分子は、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置、または前記基準点周辺のうち少なくとも一つに表示されるようにも設定される。
【0031】
一実施形態によれば、前記移動方向区分子の大きさは、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大するようにも設定され、前記移動方向区分子の大きさは、前記ユーザのタッチ入力が持続される間、前記現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されるようにも設定される。
【0032】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記移動方向に、操作対象オブジェクトを移動させるようにさらに設定されうる。
【0033】
一実施形態によれば、前記操作対象オブジェクトの移動速度は、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離に基づいて決定されるようにも設定される。
【0034】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースに、前記基準点と前記現在タッチ地点とをつなぐ連結線を表示するように、前記タッチスクリーンを制御するようにさらに設定されうる。
【0035】
一実施形態によれば、前記ユーザインターフェースは、前記タッチスクリーンに表示された他の画面要素上にオーバレイされて表示されるようにも設定され、前記連結線の鮮明度は、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇するようにも設定される。
【0036】
本開示の多様な実施形態によれば、タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示する段階と、前記ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得する段階と、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記基準点から前記現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示する段階と、を含む、タッチスクリーンデバイスを制御する方法を、ハードウェアと結合されて実行させるために、媒体に保存されるコンピュータプログラムが提供される。
【0037】
本開示の多様な実施形態によれば、タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示する段階と、前記ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得する段階と、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記基準点から前記現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示する段階と、を含む、タッチスクリーンデバイスを制御する方法をコンピュータ上で実行するプログラムが収録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体が提供される。
【発明の効果】
【0038】
本開示の多様な実施形態によれば、タッチスクリーンを介して方向を入力するためのグラフィックユーザインターフェース(GUI)を提供する方法が提供されうる。
【0039】
本開示の多様な実施形態によれば、ユーザがタッチスクリーンを介して方向を入力するとき、入力の状態及び結果を、明瞭であって直観的に認識することができる方法が提供されうる。
【0040】
本開示の多様な実施形態によれば、ユーザがタッチスクリーンを介して方向操作を、纎細であって正確に遂行することができる方法が提供されうる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
図1】本開示の多様な実施形態による、サーバ及びユーザ端末を含むゲーム提供システムを図示する図である。
図2】本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースを提供する方法のフローチャートである。
図3】本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースの構成について説明するための図である。
図4A】本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースをディスプレイする方法について説明するための図である。
図4B】本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースをディスプレイする方法について説明するための図である。
図5】本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースを提供する方法のフローチャートである。
図6A】本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースの構成について説明するための図である。
図6B】本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースの構成について説明するための図である。
図6C】本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースの構成について説明するための図である。
図7】本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースの動作について説明するための図である。
図8】本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースの動作について説明するための図である。
図9A】本開示のタッチスクリーンインターフェースを使用する一実施形態を示す図である。
図9B】本開示のタッチスクリーンインターフェースを使用する一実施形態を示す図である。
図10】本開示の多様な実施形態によるゲーム提供装置の細部的な構成について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下、添付図面に記載された内容を参照し、本発明による例示的実施形態について詳細に説明する。また、添付図面に記載された内容を参照し、本発明の実施形態による電子装置を構成して使用する方法について詳細に説明する。各図面において提示された同一の参照番号または符号は、実質的に同一機能を遂行する部品または構成要素を示す。
【0043】
第1、第2のように、序数を含む用語は、多様な構成要素についての説明に使用されうるが、該構成要素は、用語によって限定されるものではない。該用語は、1つの構成要素を、他の構成要素から区別する目的だけに使用される。例えば、本発明の権利範囲を外れずに、第1構成要素は、第2構成要素とも命名され、類似して、第2構成要素も、第1構成要素とも命名される。「及び/または」という用語は、複数の関連項目の組み合わせ、または複数の関連項目のうちいずれか1つの項目を含む。
【0044】
本明細書で使用された用語は、実施形態についての説明に使用されたものであり、本発明を制限及び/または限定する意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本出願書において、「含む」または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴、数、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらの組み合わせが存在するということを指定するものであり、1またはそれ以上の他の特徴、数、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらの組み合わせの存在または付加の可能性を事前に排除するものではないと理解されなければならない。
【0045】
明細書全体において、ある部分が他の部分と連結されているとするとき、それは、直接連結されている場合だけではなく、その中間に、他の素子を挟み、電気的に連結されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を含むとするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載され「…部」、「モジュール」のような用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。
【0046】
以下の本開示において、ゲーム提供装置は、ゲームサーバ、ユーザ端末、ゲームサーバ及びユーザ端末を含むゲームシステム、または独立した1つの装置でもある。
【0047】
以下の本開示において、サーバがユーザ端末を制御するという意味は、サーバがユーザ端末との通信を介し、ユーザ端末における出力(画面表示、音響出力、振動出力、ランプ発光のような、ユーザ端末における全ての出力装置)、及びユーザ端末が所定の動作を遂行するためのデータを提供することを意味することができる。ここで、ユーザ端末が、既保存データを利用し、ユーザ端末における出力を制御することもできるが、前述の例示に制限されるものではないということは、言うまでもない。
【0048】
以下の本開示において、ユーザ(または、ユーザアカウント)と、情報またはデータを送受信するという意味は、ユーザ(または、ユーザアカウント)と対応したり連動したりするデバイス(または、ユーザ端末)と、情報またはデータを送受信するという意味を含んでもよい。
【0049】
図1は、本開示の多様な実施形態によるサーバ及びユーザ端末を含むゲーム提供システムを図示する。
【0050】
本開示のゲーム提供システム100は、サーバ170と、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160と、を含んでもよい。サーバ170は、ネットワーク網を介し、多様なオンライン活動を提供することができる。サーバ170は、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160に同時にオンライン活動を提供することができる。
【0051】
本開示の一実施形態によれば、サーバ170とは、単一サーバ、サーバの集合体、クラウドサーバなどを含んでもよいが、前述の例示に制限されるものではない。サーバ170は、多様なオンライン活動を提供し、オンライン活動のためのデータを保存するデータベースを含んでもよい。また、サーバ170は、決済イベントを生成及び処理する決済サーバを含んでもよい。前述のように、サーバ170は、ゲーム提供装置でもある。
【0052】
本開示の一実施形態によれば、ネットワークとは、全ての通信方式を利用して設立(または、形成)された連結を意味し、端末と端末との間、または端末とサーバとの間においてデータを送受信する、全ての通信方式を介して連結された通信網を意味しうる。
【0053】
全ての通信方式というのは、所定の通信規格、所定の周波数帯域、所定のプロトコル、または所定のチャンネルを介する通信のような全ての通信方式を含むものでもある。例えば、ブルートゥース、BLE(Bluetooth low energy)、Wi-Fi(wireless fidelity)、Zigbee、3G、LTE(long term evolution)、超音波を介する通信方式を含んでもよく、近距離通信、遠距離通信、無線通信及び有線通信をいずれも含んでもよい。ここで、前述の例示に制限されるものではないということは、言うまでもない。
【0054】
本開示の一実施形態によれば、近距離通信方式というのは、通信を行うデバイス(端末またはサーバ)が所定の範囲内にいるときにのみ通信が可能な通信方式を意味し、例えば、ブルートゥース、NFC(near field communication)などを含むものでもある。遠距離通信方式というのは、通信を行うデバイスが、距離と係わりなく通信が可能な通信方式を意味しうる。例えば、該遠距離通信方式は、APのような中継器を介して通信を行う2つのデバイスが、所定距離以上であるときにも通信することができる方式を意味し、SMS(short messaging service)、電話のようなセルラネットワーク(3G、LTE)を利用した通信方式を含んでもよい。ここで、前述の例示に制限されるものではないということは、言うまでもない。ネットワーク網を利用し、オンライン活動を提供されるという意味は、全ての通信方式を介し、サーバと端末との通信が行われうるという意味を含むものでもある。
【0055】
明細書全体において、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160というのは、パソコン(personal computer)110、タブレットPC(personal computer)120、携帯電話(cellular phone)130、ノート型パソコン140、スマートフォン150、TV(television)160だけではなく、PDA(personal digital assistant)、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーション、MP3プレイヤ、デジタルカメラ、冷蔵庫、洗濯機、清掃機のような多様な電子デバイスを含んでもよいが、前述の例示に制限されるものではない。前述のように、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160は、ゲーム提供装置でもある。
【0056】
本開示の多様な実施形態によれば、ユーザ端末110ないし160は、タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示することができる。ユーザ端末110ないし160は、前記ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得することができる。ユーザ端末110ないし160は、ユーザのタッチ入力に応答し、ユーザインターフェースにおいて、基準点から現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、基準点から現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示することができる。
【0057】
ユーザ端末110ないし160は、個別的に、本開示の多様な実施形態によるタッチスクリーンインターフェースを提供する方法を遂行することができる。しかしながら、それに限定されるものではなく、例えば、ユーザ端末110ないし160は、サーバ170との通信を介し、サーバ170の制御によりタッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示することができる。
【0058】
図2は、本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースを提供する方法のフローチャートである。このような動作は、図1に図示されたユーザ端末110ないし160、図10に図示されたゲーム提供装置1000、またはゲーム提供装置1000のプロセッサ1010によっても遂行される。
【0059】
図2を参照すれば、段階S210において、ユーザ端末は、タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示することができる。前記ユーザインターフェースは、タッチスクリーンを具備したユーザ端末において、ユーザの方向入力操作を獲得するためのグラフィックユーザインターフェース(GUI)でもある。
【0060】
多様な実施形態において、前記ユーザインターフェースは、操作対象オブジェクトを移動させるためのインターフェースでもある。該操作対象オブジェクトは、ユーザの操作によって移動させることができる任意のグラフィック要素でもある。例えば、該操作対象オブジェクトは、仮想空間上において、ユーザが制御することができるプレイヤキャラクタ(PC:player character)または事物でもある。ここで、前述の例示に限定されるものではないということは、言うまでもない。
【0061】
一実施形態において、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースは、移動操作が必要である場合にもディスプレイされる。例えば、該ユーザインターフェースは、操作対象オブジェクトを操作することができる状況においてのみディスプレイされ、そうではない場合、画面から除去されうる。
【0062】
一実施形態において、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースは、タッチスクリーンに表示された他の画面要素上にオーバレイされても表示される。一実施形態において、該ユーザインターフェースは、他の画面要素が隠されないように、半透明にも表示される。一実施形態において、該ユーザインターフェースに含まれた各要素の透明度は、互いに異なってもいる。
【0063】
段階S220において、ユーザ端末は、ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得することができる。該ユーザ端末は、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点に向かう方向を入力方向と決定することができる。ユーザは、タッチ後、手を離さず、続けてドラッグすることにより、方向入力を維持しながら、入力される方向を変更することができる。
【0064】
段階S230において、ユーザ端末は、ユーザのタッチ入力に応答し、ユーザインターフェースにおいて、基準点から現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、基準点から現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示することができる。一実施形態において、入力方向指示子が示す方向は、ユーザのタッチ入力が持続される間、現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0065】
一実施形態において、入力方向指示子の大きさは、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大しうる。一実施形態において、基準点と入力方向指示子との距離は、基準点と現在タッチ地点との距離に比例して長くなる。一実施形態において、入力方向指示子の鮮明度は、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇しうる。一実施形態において、該入力方向指示子の形態は、基準点と現在タッチ地点との距離によっても決定される。一実施形態において、入力方向指示子の大きさ、距離、鮮明度または形態は、ユーザのタッチ入力が持続される間、現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。それについては、図8を参照してさらに詳細に説明する。
【0066】
図3は、本開示の多様な実施形態によるタッチスクリーンインターフェースの構成について説明するための図面である。
【0067】
図3は、タッチスクリーンを具備したユーザ端末においてディスプレイされる方向入力インターフェース300の一例示を図示する。方向入力インターフェース300は、タッチスクリーンを具備したユーザ端末において、ユーザの方向入力操作を獲得するためのグラフィックユーザインターフェース(GUI)でもある。
【0068】
多様な実施形態において、方向入力インターフェース300は、操作対象オブジェクトを移動させるためのインターフェースでもある。該操作対象オブジェクトは、ユーザの操作によって移動させることができる任意のグラフィック要素でもある。例えば、該操作対象オブジェクトは、仮想空間上において、ユーザが制御することができるプレイヤキャラクタ(PC)または事物でもある。
【0069】
本開示の多様な実施形態によれば、ユーザは、方向入力インターフェース300上でタッチした後、ドラッグすることにより、方向を入力することができる。ユーザ端末は、タッチを始めた地点を基準に、現在タッチ地点に向かう方向を入力方向と決定することができる。ユーザは、タッチ後、手を離さずに、続けてドラッグすることにより、方向入力を維持しながら、入力される方向を変更することができる。
【0070】
本開示の多様な実施形態によれば、方向入力インターフェース300は、基準点310、トラックボール320、入力方向指示子330、移動方向指示子340、第1移動方向区分子350、第2移動方向区分子355、トラックボール・基準点連結線360及び操作境界線370を含んでもよい。ここで、方向入力インターフェース300は、図3の例示に制限されるものではなく、図3に図示された構成より多くの構成が方向入力インターフェース300に含まれたり、図3に図示された構成より少ない構成が方向入力インターフェース300に含まれたりしうるということは、言うまでもない。一実施形態において、移動方向指示子340、第1移動方向区分子350、第2移動方向区分子355、トラックボール・基準点連結線360または操作境界線370のうち少なくとも一つが方向入力インターフェース300に含まれないのである。一実施形態において、図3に図示された構成は、特定条件において、表示されなかったり、省略されたりもする。
【0071】
本開示の多様な実施形態によれば、基準点310は、方向入力の基準になる位置を示すインターフェースでもある。一実施形態において、ユーザのドラッグ入力が感知されれば、基準点310は、ユーザがタッチを始めた地点にも表示される。一実施形態において、ユーザの方向入力がない場合、基準点310は、基本位置にも表示される。他の実施形態において、ユーザの方向入力がない場合、基準点310は、表示されないのである。
【0072】
本開示の多様な実施形態によれば、トラックボール320は、現在ユーザがタッチしている地点を示すインターフェースでもある。一実施形態において、トラックボール320の位置は、ユーザがドラッグ入力を持続させる間、リアルタイムで現在タッチ地点にも変更される。一実施形態において、ユーザの方向入力がない場合、トラックボール320は、基本位置にも表示される。他の実施形態において、ユーザの方向入力がない場合、トラックボール320は、表示されないのである。
【0073】
本開示の多様な実施形態によれば、入力方向指示子330は、現在の入力方向、すなわち、基準点から現在タッチ地点に向かう方向を示すためのインターフェースでもある。例えば、入力方向指示子330は、入力方向を示す矢印形態にも表示される。一実施形態において、入力方向指示子330は、ユーザのドラッグ入力が感知される場合、表示されうる。一実施形態において、入力方向指示子330が示す方向は、ユーザのタッチ入力が持続される間、現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0074】
一実施形態において、入力方向指示子330は、基準点から現在タッチ地点よりさらに遠い位置にも表示される。言い換えれば、基準点と入力方向指示子330との距離は、基準点と現在タッチ地点との距離よりもさらに長くなる。例えば、入力方向指示子330は、操作境界線370の外にも表示される。
【0075】
本開示の多様な実施形態によれば、移動方向指示子340は、現在の入力方向によって決定された操作対象オブジェクトの移動方向を示すためのインターフェースでもある。例えば、移動方向指示子340は、移動方向を示す矢印形態にも表示される。
【0076】
一実施形態において、操作対象オブジェクトは、全ての方向に移動することができ、移動方向は、入力方向と同一でもある。すなわち、ユーザ端末は、入力方向に、操作対象オブジェクトを移動させることができる。他の実施形態において、該操作対象オブジェクトが移動可能な方向は、事前設定されており、該移動方向は、入力方向に基づいても決定される。
【0077】
一実施形態において、移動方向指示子340は、ユーザのドラッグ入力が感知される場合、表示されうる。一実施形態において、移動方向指示子340が示す方向は、ユーザのタッチ入力が持続される間、現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0078】
一実施形態において、移動方向指示子340は、操作対象オブジェクトが移動可能な方向、及び各移動可能方向に対応する入力方向の範囲が事前設定されている場合にも表示される。言い換えれば、移動方向指示子340は、操作対象オブジェクトが、全ての方向に移動することができる場合には、表示されず、移動方向が制限された場合、すなわち、入力方向と移動方向とが異なりうる場合にのみ表示されうる。その場合、入力方向指示子330と移動方向指示子340とが示す方向は、異なりうる。それについては、図5ないし図7を参照し、さらに詳細に説明する。
【0079】
他の実施形態において、移動方向指示子340は、移動方向の設定と係わりなく、常時表示されうる。言い換えれば、移動方向指示子340は、操作対象オブジェクトが、全ての方向に移動することができる場合と、移動方向が制限された場合とにおいて、いずれも表示されうる。
【0080】
一実施形態において、移動方向指示子340は、基準点から現在タッチ地点よりさらに遠い位置にも表示される。言い換えれば、基準点と移動方向指示子340との距離は、基準点と現在タッチ地点との距離よりもさらに長くなる。例えば、移動方向指示子340は、操作境界線370の外にも表示される。
【0081】
本開示の多様な実施形態によれば、第1移動方向区分子350及び第2移動方向区分子355は、移動可能方向に対応する入力方向の範囲を示すためのインターフェースでもある。例えば、第1移動方向区分子350及び第2移動方向区分子355は、移動可能方向が事前設定されている場合、入力方向により、移動方向が変更される境界を示す目盛りを含んでもよい。一実施形態において、第1移動方向区分子350及び第2移動方向区分子355は、ユーザのドラッグ入力が感知される場合、表示されうる。
【0082】
一実施形態において、第1移動方向区分子350及び第2移動方向区分子355は、操作対象オブジェクトが移動可能な方向、及び各移動可能方向に対応する入力方向の範囲が事前設定されている場合にも表示される。言い換えれば、第1移動方向区分子350及び第2移動方向区分子355は、操作対象オブジェクトが、全ての方向に移動することができる場合には、表示されず、移動方向が制限された場合、すなわち、入力方向と移動方向とが異なりうる場合にのみ表示されうる。
【0083】
一実施形態において、第1移動方向区分子350は、基準点から現在タッチ地点よりさらに遠い位置に表示され、第2移動方向区分子355は、基準点周辺にも表示される。例えば、第1移動方向区分子350は、操作境界線370の外にも表示される。一実施形態において、第1移動方向区分子350と第2移動方向区分子355とのうち一つだけ表示されうる。
【0084】
一実施形態において、第1移動方向区分子350及び第2移動方向区分子355に含まれた目盛りの鮮明度は、現在入力方向または現在移動方向との距離が遠くなるほど低下される。言い換えれば、現在入力方向、または現在移動方向に近い方向の目盛りであればあるほど、不透明または鮮明に表示され、現在入力方向または現在移動方向から遠い方向の目盛りであればあるほど、透明またはぼやけるようにも表示される。一実施形態において、第1移動方向区分子350及び第2移動方向区分子355に含まれた目盛りの鮮明度は、ユーザのタッチ入力が持続される間、現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0085】
本開示の多様な実施形態によれば、トラックボール・基準点連結線360は、タッチを始めた基準点310と、現在タッチ位置を示すトラックボール320とを連結する直線にも表示される。トラックボール・基準点連結線360は、現在入力方向を示す線でもある。一実施形態において、トラックボール・基準点連結線360は、ユーザのドラッグ入力が感知される場合、表示されうる。一実施形態において、トラックボール・基準点連結線360は、ユーザのタッチ入力が持続される間、現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0086】
本開示の多様な実施形態によれば、操作境界線370は、ユーザが方向入力を行うことができる最大範囲を示すインターフェースでもある。一実施形態において、操作境界線は、トラックボール320が位置することができる範囲を示すことができる。一実施形態において、操作境界線370は、基準点310を中心にする円でもある。一実施形態において、操作境界線370は、ユーザのドラッグ入力が感知される場合、表示されうる。一実施形態において、操作境界線370は、タッチスクリーン上にディスプレイされない仮想の領域でもある。
【0087】
一実施形態において、操作境界線370の半径は、基準点と現在タッチ地点との距離よりもさらに長くなる。従って、操作境界線370は、常時トラックボール320を含むようにも設定される。
【0088】
一実施形態において、操作境界線370は、入力方向指示子330、移動方向指示子340及び/または第1移動方向区分子350の位置を決定する基準でもある。例えば、入力方向指示子330、移動方向指示子340及び/または第1移動方向区分子350は、操作境界線370外に位置するようにも設定される。
【0089】
図4A及び図4Bは、本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースをディスプレイする方法について説明するための図面である。
【0090】
図4A及び図4Bは、ユーザ端末において、方向入力インターフェース300がディスプレイされたゲーム画面の一例示を図示する。図4A及び図4Bに図示されているように、方向入力インターフェース300は、ゲーム画面400,450にオーバレイされて表示されうる。一実施形態において、方向入力インターフェース300は、ユーザによって操作可能なゲームキャラクタ410を移動させるためのユーザインターフェースでもある。一実施形態において、方向入力インターフェース300は、ゲームキャラクタ410を操作することができる場合にも表示される。図4A及び図4Bは、ゲームアプリケーションにおいて、方向入力インターフェース300が使用された例示を図示しているが、ゲームアプリケーションではない他のアプリケーションにおいて、操作可能オブジェクトを移動させるために、方向入力インターフェース300が使用されうるということが理解されなければならない。
【0091】
図4Aは、ユーザが方向入力をしていないときの方向入力インターフェース300の一例示を図示する。一実施形態において、方向入力インターフェース300に含まれた要素は、ユーザのタッチ入力がない場合、または方向入力ではないタッチジェスチャが感知される場合には、表示されないのである。例えば、ユーザのタッチ入力がない場合、または方向入力ではないタッチジェスチャが感知される場合、入力方向指示子330、移動方向指示子340、第1移動方向区分子350、第2移動方向区分子355、トラックボール・基準点連結線360及び操作境界線370のうち少なくとも一つは、表示されないのである。
【0092】
一実施形態において、ユーザの方向入力がない場合、基準点310及びトラックボール320は、基本位置320aにも表示される。一実施形態において、ユーザは、基本位置320aに表示されたトラックボール320をタッチ及びドラッグし、方向入力を始めることができる。他の実施形態において、基本位置320aに表示されたトラックボール320は、方向入力インターフェース300の位置を示すために表示されるのみ、ユーザは、基本位置320aだけではなく、方向入力インターフェース300領域内の任意位置からタッチ及びドラッグし、方向入力を始めることができる。そのとき、基準点310は、タッチが始まった位置に変更されて表示されうる。
【0093】
図4Bは、ユーザが方向入力を行っている最中の方向入力インターフェース300の一例示を図示する。一実施形態において、方向を入力するためのユーザのドラッグ入力が感知されれば、基準点及び現在タッチ位置に基づき、基準点310、トラックボール320b、入力方向指示子330、移動方向指示子340、第1移動方向区分子350、第2移動方向区分子355及びトラックボール・基準点連結線360が表示されうる。
【0094】
一実施形態において、ユーザ端末は、方向入力インターフェース300を介するユーザのタッチ入力に基づき、操作対象オブジェクトであるゲームキャラクタ410の移動方向を決定することができる。該ユーザ端末は、決定された移動方向に、ゲームキャラクタ410を移動させることができる。
【0095】
前述の実施形態によれば、ユーザが方向を操作するために、タッチ入力を行っている最中にも、タッチ入力主体によって隠されない位置に、入力方向、移動方向、及び/または移動方向が変更される境界が表示されうる。従って、ユーザは、現在入力の状態、及び該入力の結果として遂行される移動状態を、明瞭であって直観的に確認することができるので、操作の便宜性が上昇する。
【0096】
図5は、本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースを提供する方法のフローチャートである。このような動作は、図1に図示されたユーザ端末110ないし160、図10に図示されたゲーム提供装置1000、またはゲーム提供装置1000のプロセッサ1010によっても遂行される。
【0097】
図5を参照すれば、段階S510において、ユーザ端末は、タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示することができる。段階S520において、ユーザ端末は、ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得することができる。段階S530において、ユーザ端末は、ユーザのタッチ入力に応答し、ユーザインターフェースにおいて、基準点から現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、基準点から現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示することができる。段階S510ないしS530は、それぞれ図2の段階S210ないしS230に相応しうるので、重複説明は、省略する。
【0098】
段階S540において、ユーザ端末は、事前設定されている移動可能方向のうち、入力方向に対応する移動方向を決定することができる。
【0099】
一実施形態において、操作対象オブジェクトが移動可能な方向と、各移動可能方向に対応する入力方向との範囲が事前設定されてもいる。ユーザ端末は、移動可能方向のうち、現在入力方向に対応する方向を移動方向と決定することができる。
【0100】
例えば、操作対象オブジェクトが移動可能な方向は、8方向に設定され、8個の入力方向範囲が、それぞれ移動可能方向に対応しうる。8個の移動可能方向は、上、下、左、右、左上、左下、右上、右下の方向にも設定される。キーボードの矢印キーの組み合わせによって入力することができる方向に対応するように、移動可能方向を8方向に制限することにより、キーボードの操作感を、タッチスクリーンに類似するように再現することができる。
【0101】
他の例を挙げれば、操作対象オブジェクトが移動可能な方向は、16方向に設定され、16個の入力方向範囲が、それぞれ移動可能方向に対応しうる。さらに他の例を挙げれば、操作対象オブジェクトが移動可能な方向は、32方向に設定され、32個の入力方向範囲が、それぞれ移動可能方向に対応しうる。ここで、前述の例示に制限されるものではないということは、言うまでもない。
【0102】
他の実施形態において、操作対象オブジェクトは、全ての方向に移動することができ、ユーザ端末は、入力方向を移動方向と決定することができる。
【0103】
一実施形態において、操作対象オブジェクトの移動可能方向は、ユーザによって設定可能でもある。例えば、ユーザは、8方向、16方向、32方向または無制限のうち一つを、操作対象オブジェクトの移動可能方向として選択することができる。ここで、前述の例示に制限されるものではないということは、言うまでもない。一実施形態において、ユーザ端末は、ユーザが選択した移動可能方向に基づき、移動方向を決定することができる。
【0104】
一実施形態において、ユーザ端末は、ユーザインターフェースを介するユーザ入力に基づき、操作対象オブジェクトの移動速度を決定することができる。一実施形態において、該ユーザ端末は、タッチを始めた地点を基準に、現在タッチ地点までの距離により、移動速度を決定することができる。例えば、基準点から現在タッチ地点までの距離が、所定の基準距離以下であるならば、移動速度を第1速度に決定し、基準点から現在タッチ地点までの距離が、前記基準距離を超えれば、移動速度を第1速度よりさらに早い第2速度に決定することができる。ここで、それに制限されず、該移動速度は、1つの基準距離ではない複数の基準距離によっても決定されるということは、言うまでもない。
【0105】
段階S550において、ユーザ端末は、ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記決定された移動方向を示す移動方向指示子を表示することができる。一実施形態において、該移動方向指示子が示す方向は、ユーザのタッチ入力が持続される間、現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0106】
一実施形態において、ユーザ端末は、ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースに、前記移動可能方向それぞれに対応する入力方向の範囲を示す移動方向区分子をさらに表示することができる。一実施形態において、該移動方向区分子は、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置、または前記基準点周辺のうち少なくとも一つにも表示される。
【0107】
一実施形態において、移動方向指示子及び移動方向区分子は、操作対象オブジェクトが移動可能な方向、及び各移動可能方向に対応する入力方向の範囲が事前設定されている場合にも表示される。言い換えれば、該移動方向指示子及び該移動方向区分子は、操作対象オブジェクトが全ての方向に移動することができる場合には、表示されず、移動方向が制限された場合、すなわち、入力方向と移動方向とが異なりうる場合にのみ表示されうる。その場合、該入力方向指示子と該移動方向指示子が示す方向は、異なりうる。他の実施形態において、該移動方向指示子は、移動方向の設定と係わりなく、常時表示されうる。言い換えれば、該移動方向指示子は、操作対象オブジェクトが全ての方向に移動することができる場合と、移動方向が制限された場合とにおいて、いずれも表示されうる。
【0108】
一実施形態において、移動方向指示子または移動方向区分子の大きさは、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大しうる。一実施形態において、該基準点と、該移動方向指示子または該移動方向区分子との距離は、基準点と現在タッチ地点との距離に比例して長くなる。一実施形態において、該移動方向指示子または該移動方向区分子の鮮明度は、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇しうる。一実施形態において、該移動方向指示子の形態は、基準点と現在タッチ地点との距離によっても決定される。一実施形態において、該移動方向指示子または該移動方向区分子の大きさ、距離、鮮明度または形態は、ユーザのタッチ入力が持続される間、現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。それについては、図8を参照し、さらに詳細に説明する。
【0109】
図6A図6B及び図6Cは、本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースの構成について説明するための図面である。
【0110】
図6A図6B及び図6Cは、それぞれ移動可能方向が、8方向、16方向及び32方向に設定された場合、ユーザ端末でディスプレイされる方向入力インターフェースの一例示を図示する。方向入力インターフェースに含まれた第1移動方向区分子350a,350b,350cと第2移動方向区分子355a,355b,355cは、それぞれ8個、16個及び32個の移動可能方向に対応する8個、16個及び32個の入力方向範囲を示すことができる。一実施形態において、第1移動方向区分子350a,350b,350c及び第2移動方向区分子355a,355b,355cに含まれた目盛りは、各入力方向範囲の境界を示すことができる。
【0111】
一実施形態において、移動可能方向に対応する入力方向範囲は、均等にも設定される。例えば、移動可能な方向がn個である場合、入力方向範囲は、360°をn分割した範囲でもある。他の実施形態において、移動可能方向に対応する入力方向範囲は、それぞれ異なるようにも設定される。例えば、左右方向に対応する入力方向範囲は、上下方向に対応する入力方向範囲よりさらに大きく設定されるか、あるいはその反対にも設定される。それを介し、特定方向の操作敏感度が、さらに高かったり低かったりするようにも設定される。
【0112】
図7は、本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースの動作について説明するための図面である。
【0113】
図7を参照すれば、本開示の一実施形態による、入力方向が第1方向であるとき(700)、及び入力方向が第2方向に変更されたとき(750)の方向入力インターフェースの一例示が図示される。方向入力インターフェースは、基準点310、トラックボール320、入力方向指示子330、移動方向指示子340、移動方向区分子350、トラックボール・基準点連結線360及び操作境界線370を含んでもよい。前記方向入力インターフェースの構成要素は、図3に図示された基準点310、トラックボール320、入力方向指示子330、移動方向指示子340、第1移動方向区分子350、トラックボール・基準点連結線360及び操作境界線370に相応しうるので、重複説明は、省略する。
【0114】
一実施形態において、ユーザ端末は、ユーザのタッチ入力により、事前設定されている移動可能方向に対応する入力方向の範囲を示す移動方向区分子350を表示することができる。移動方向区分子350は、入力方向範囲の境界を示す目盛り350-1,350-2,350-3を含んでもよい。
【0115】
一実施形態において、ユーザのタッチ入力により、ユーザ端末は、基準点から現在タッチ地点までつなぐ方向を入力方向と決定することができる。該ユーザ端末は、決定された入力方向を示す入力方向指示子330を表示することができる。該ユーザ端末は、入力方向範囲のうち、前記入力方向が含まれる範囲を決定し、前記含まれる範囲に対応する移動可能方向を移動方向と決定することができる。該ユーザ端末は、前記決定された移動方向を示す移動方向指示子340を表示することができる。
【0116】
例えば、入力方向が第1方向であるとき(700)、入力方向指示子330は、前記第1方向を示すようにも表示される。ユーザ端末は、現在入力方向である第1方向が、350-1方向と350-2方向との間に定義される第1入力方向範囲に含まれることを識別し、第1入力方向範囲に対応する移動可能方向を、移動方向と決定することができる。移動方向指示子340は、前記移動方向を示すように、350-1方向目盛りと350-2方向目盛りとの間にも表示される。
【0117】
例えば、ユーザがドラッグ入力を続け、現在タッチ地点が変更されるとしても、現在入力方向が第1入力方向範囲を外れない場合、移動方向指示子340の位置は、変更されないのである。
【0118】
例えば、ユーザがドラッグ入力を続け、現在入力方向が第1入力方向範囲を外れた第2方向に変更されたとき(750)、入力方向指示子330は、前記第2方向を示すようにも表示される。ユーザ端末は、現在入力方向である第2方向が、350-1方向と350-3方向との間に定義される第2入力方向範囲に含まれることを識別し、第2入力方向範囲に対応する移動可能方向を、変更された移動方向と決定することができる。移動方向指示子340は、前記変更された移動方向を示すように、350-1方向目盛りと350-3方向目盛りとの間に位置が変更されうる。従って、入力方向指示子330の位置が、移動方向区分子350の目盛りを過ぎ、連続して変更されるとき、移動方向指示子340の位置は、不連続的に変更されうる。
【0119】
前述の実施形態によれば、ユーザは、移動方向指示子及び移動方向区分子を介し、現在の入力方向、現在の移動方向、及び移動方向を変更するために必要な入力方向を容易に識別することができる。また、ユーザは、実際入力の結果、移動方向が決定されて変更されることを明瞭に認識することができる。従って、さらに纎細であって正確な方向操作が可能である。
【0120】
図8は、本開示の多様な実施形態による、タッチスクリーンインターフェースの動作について説明するための図面である。
【0121】
図8を参照すれば、本開示の一実施形態による、基準点と現在タッチ地点との距離が第1距離であるとき(800)、及び基準点と現在タッチ地点との距離が第1距離より長い第2距離に延長されたとき(850)の方向入力インターフェースの一例示が図示される。方向入力インターフェースは、基準点310、トラックボール320、入力方向指示子330、移動方向指示子340、移動方向区分子350、トラックボール・基準点連結線360及び操作境界線370を含んでもよい。前記方向入力インターフェースの構成要素は、図3に図示された基準点310、トラックボール320、入力方向指示子330、移動方向指示子340、第1移動方向区分子350、トラックボール・基準点連結線360及び操作境界線370に相応しうるので、重複説明は、省略する。
【0122】
多様な実施形態において、方向入力インターフェースに含まれた少なくとも一部の構成要素の大きさは、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大しうる。多様な実施形態で、方向入力インターフェースに含まれた少なくとも一部の構成要素の大きさは、ユーザのタッチ入力が持続される間、現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0123】
一実施形態において、入力方向指示子330の大きさは、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大しうる。言い換えれば、入力方向指示子330は、現在タッチ地点が基準点から近いほど小さく表示され、現在タッチ地点が基準点から遠いほど大きく表示されうる。
【0124】
一実施形態において、移動方向指示子340の大きさは、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大しうる。言い換えれば、移動方向指示子340は、現在タッチ地点が基準点から近いほど小さく表示され、現在タッチ地点が基準点から遠いほど大きく表示されうる。
【0125】
一実施形態において、移動方向区分子350の大きさは、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大しうる。言い換えれば、移動方向区分子350は、現在タッチ地点が基準点から近いほど小さく表示され、現在タッチ地点が基準点から遠いほど大きく表示されうる。
【0126】
一実施形態において、操作境界線370の範囲は、基準点と現在タッチ地点との距離に基づいても決定される。例えば、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど、操作境界線370の範囲が広くもなる。
【0127】
一実施形態において、操作境界線370の最小サイズは、事前設定されもする。例えば、ユーザのドラッグ入力が始まり、基準点から現在タッチ地点までの距離が、所定距離未満であるまでは、最小サイズの操作境界線370が表示されうる。一実施形態において、操作境界線370の最大サイズは、事前設定されもする。例えば、現在タッチ地点が、基準点から所定の距離以上遠くなれば、操作境界線370の大きさは、最大サイズに固定され、ユーザのドラッグ入力が操作境界線370外に持続されるとしても、トラックボール320の位置は、操作境界線370内部に位置しうる。その場合、ユーザ端末は、現在タッチ地点が、操作境界線内部に位置するトラックボール320の位置であると見なすことができる。
【0128】
一実施形態において、操作境界線370は、入力方向指示子330、移動方向指示子340及び/または移動方向区分子350の位置を決定する基準でもある。例えば、入力方向指示子330、移動方向指示子340及び/または移動方向区分子350は、操作境界線370外に位置するようにも設定される。一実施形態において、基準点と現在タッチ地点との距離に基づき、操作境界線370が拡張される場合、入力方向指示子330、移動方向指示子340及び/または移動方向区分子350も、操作境界線370外に位置するように共に拡張されうる。
【0129】
多様な実施形態において、方向入力インターフェースに含まれた少なくとも一部の構成要素と、基準点との距離は、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど長くなる。多様な実施形態において、方向入力インターフェースに含まれた少なくとも一部の構成要素と、基準点との距離は、ユーザのタッチ入力が持続される間、現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0130】
一実施形態において、基準点と入力方向指示子330との距離は、基準点と現在タッチ地点との距離に比例して長くなる。言い換えれば、現在タッチ地点が基準点から遠くなるほど、入力方向指示子330も、基準点からさらに遠い位置にも表示される。例えば、入力方向指示子330が操作境界線370の外に表示される場合、操作境界線370が、基準点と現在タッチ地点との距離が延長されることによって拡張されれば、入力方向指示子330は、操作境界線370の外に表示されるように共に拡張されうる。
【0131】
一実施形態において、基準点と移動方向指示子340との距離は、基準点と現在タッチ地点との距離に比例して長くなる。言い換えれば、現在タッチ地点が基準点から遠くなるほど、移動方向指示子340も、基準点からさらに遠い位置にも表示される。例えば、移動方向指示子340が操作境界線370の外に表示される場合、操作境界線370が、基準点と現在タッチ地点との距離が延長されることによって拡張されれば、移動方向指示子340は、操作境界線370の外に表示されるように共に拡張されうる。
【0132】
一実施形態において、基準点と移動方向区分子350との距離は、基準点と現在タッチ地点との距離に比例して長くなる。言い換えれば、現在タッチ地点が基準点から遠くなるほど、移動方向区分子350も、基準点からさらに遠い位置にも表示される。例えば、移動方向区分子350が操作境界線370の外に表示される場合、操作境界線370が、基準点と現在タッチ地点との距離が延長されることによって拡張されれば、移動方向区分子350は、操作境界線370の外に表示されるように共に拡張されうる。
【0133】
多様な実施形態において、方向入力インターフェースに含まれた少なくとも一部の構成要素の鮮明度は、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇しうる。多様な実施形態において、方向入力インターフェースに含まれた少なくとも一部の構成要素の鮮明度は、ユーザのタッチ入力が持続される間、現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0134】
一実施形態において、基準点310及びトラックボール・基準点連結線360の鮮明度は、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇しうる。言い換えれば、基準点310及びトラックボール・基準点連結線360は、現在タッチ地点が基準点から近いほど、透明またはぼやけるように表示され、現在タッチ地点が基準点から遠いほど、不透明または鮮明に表示されうる。
【0135】
一実施形態において、入力方向指示子330の鮮明度は、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇しうる。言い換えれば、入力方向指示子330は、現在タッチ地点が基準点から近いほど、透明またはぼやけるように表示され、現在タッチ地点が基準点から遠いほど、不透明または鮮明に表示されうる。
【0136】
一実施形態において、移動方向指示子340の鮮明度は、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇しうる。言い換えれば、移動方向指示子340は、現在タッチ地点が基準点から近いほど、透明またはぼやけるように表示され、現在タッチ地点が基準点から遠いほど、不透明または鮮明に表示されうる。
【0137】
一実施形態において、移動方向区分子350の鮮明度は、基準点と現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇しうる。言い換えれば、移動方向区分子350は、現在タッチ地点が基準点から近いほど、透明またはぼやけるように表示され、現在タッチ地点が基準点から遠いほど、不透明または鮮明に表示されうる。
【0138】
一実施形態において、移動方向区分子350の大きさ、距離及び/または鮮明度の変化は、基準点から現在タッチ地点よりさらに遠い位置に表示される第1移動方向区分子と、基準点周辺に表示される第2移動方向区分子とに同一にも適用される。他の実施形態において、移動方向区分子350の大きさ、距離及び/または鮮明度の変化は、第1移動方向区分子にだけ適用され、第2移動方向区分子には、適用されないのである。すなわち、第2移動方向区分子は、現在タッチ地点が変更されても、大きさ、距離及び/または鮮明度が変更されないのである。
【0139】
多様な実施形態において、方向入力インターフェースに含まれた少なくとも一部の構成要素の形態は、基準点と現在タッチ地点との距離に基づいても決定される。多様な実施形態において、方向入力インターフェースに含まれた少なくとも一部の構成要素の形態は、ユーザのタッチ入力が持続される間、現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されうる。
【0140】
一実施形態において、入力方向指示子330の形態は、基準点と現在タッチ地点との距離に基づいても決定される。例えば、基準点と現在タッチ地点との距離が、所定の基準距離以下である場合、入力方向指示子330は、第1形態に表示され、基準点と現在タッチ地点との距離が、前記基準距離を超える場合、入力方向指示子330は、第2形態にも表示される。他の例を挙げれば、入力方向指示子330の形態は、基準点と現在タッチ地点との距離が長くなることにより、連続して第1形態から第2形態にも変更される。他の例を挙げれば、基準点と現在タッチ地点との距離が、所定の基準距離を超える場合、入力方向指示子330に、視覚効果がさらに表示されうる。ここで、それに制限されず、入力方向指示子330の形態は、1つの基準距離ではなく、複数の基準距離によっても決定されるということは、言うまでもない。一実施形態において、基準点から現在タッチ地点までの距離により、操作可能オブジェクトの移動速度が決定される場合、入力方向指示子330の形態は、移動速度を示すことができる。
【0141】
一実施形態において、移動方向指示子340の形態は、基準点と現在タッチ地点との距離に基づいても決定される。例えば、基準点と現在タッチ地点との距離が、所定の基準距離以下である場合、移動方向指示子340は、第1形態に表示され、基準点と現在タッチ地点との距離が、前記基準距離を超える場合、移動方向指示子340は、第2形態にも表示される。他の例を挙げれば、移動方向指示子340の形態は、基準点と現在タッチ地点との距離が長くなることにより、連続して第1形態から第2形態にも変更される。他の例を挙げれば、基準点と現在タッチ地点との距離が、所定の基準距離を超える場合、移動方向指示子340に、視覚効果がさらに表示されうる。ここで、それに制限されず、移動方向指示子340の形態は、1つの基準距離ではなく、複数の基準距離によっても決定されるということは、言うまでもない。一実施形態において、基準点から現在タッチ地点までの距離により、操作可能オブジェクトの移動速度が決定される場合、移動方向指示子340の形態は、移動速度を示すことができる。
【0142】
前述の実施形態によれば、ユーザが方向を操作するために、タッチ入力を持続させる間、入力方向、移動方向、及び/または移動方向が変更される境界は、動的に位置及び形態を変更して表示されうる。すなわち、ユーザのタッチ地点が変更されても、入力方向、移動方向、及び/または移動方向が変更される境界に係わる情報は、タッチ入力主体によって隠されない位置にも表示される。従って、ユーザは、入力を中断する必要なく、いかなる方向に操作を行っても、現在入力の状態、及び該入力の結果として遂行される移動状態を、明瞭であって直観的に確認することができる。
【0143】
図9A及び図9Bは、本開示のタッチスクリーンインターフェースを使用する一実施形態を示す図面である。
【0144】
図9Aは、タッチスクリ-ンを具備したユーザ端末900において、本開示の多様な実施形態による方向入力インターフェースを介し、ユーザがタッチ入力を行う一例示を図示する。タッチスクリーンに表示されたグラフィックユーザインターフェース(GUI)上にタッチ入力を行うためには、グラフィックユーザインターフェース(GUI)の一部分が、ユーザのタッチ入力主体によって隠されてしまう。図9Aに図示されているように、タッチ入力を始めた地点である基準点310、または現在タッチ地点を示すトラックボール320は、タッチ入力が持続される間、ユーザの手によって隠されているように見えないのである。
【0145】
しかし、多様な実施形態によれば、入力方向指示子330、移動方向指示子340及び第1移動方向区分子350は、基準点から現在タッチ地点より遠い位置にも表示される。従って、ユーザは、タッチ入力主体によって妨害されず、現在タッチ入力による入力方向、移動方向、及び/または移動方向が変更される境界を明瞭に認識することができる。
【0146】
図9Bは、タッチスクリーンを具備したユーザ端末900において、本開示の多様な実施形態による方向入力インターフェースを介し、ユーザがタッチ入力を遂行する他の例示を図示する。タッチ入力の方向により、入力方向指示子330、移動方向指示子340及び第1移動方向区分子350の視認性が低下してしまう。例えば、図9Bに図示されているように、ユーザが左手で、方向入力インターフェースを介し、左側または下側に向かう方向を入力する場合、入力方向指示子330、移動方向指示子340及び移動方向区分子350は、画面の縁や外に位置するか、あるいはユーザの手によって隠されてしまう。
【0147】
しかし、その場合には、基準点310、第2移動方向区分子355及びトラックボール・基準点連結線360がタッチ入力主体によって隠されないので、ユーザの入力方向に対する認識を補助することができる。
【0148】
図10は、本開示の多様な実施形態によるゲーム提供装置の細部的な構成について説明するための図面である。
【0149】
図10に図示されているように、一部実施形態によるゲーム提供装置1000は、少なくとも1つのプロセッサ1010、ディスプレイ1030、ユーザ入力部1050及びメモリ1070を含んでもよい。しかし、図10に図示された構成要素が、いずれもゲーム提供装置1000の必須構成要素であるものではない。図10に図示された構成要素より多くの構成要素により、ゲーム提供装置1000が具現されもし、図10に図示された構成要素より少ない構成要素により、ゲーム提供装置1000が具現されもする。ゲーム提供装置1000は、ユーザ端末でもあり、サーバでもあり、ゲームネットワークシステムでもあり、別途の装置でもある。
【0150】
本開示の一実施形態によれば、プロセッサ1010は、一般的に、ゲーム提供装置1000の全般的な動作を制御する。例えば、プロセッサ1010は、メモリ1070に保存されたプログラムを実行することにより、ディスプレイ1030、ユーザ入力部1050及びメモリ1070などを全般的に制御することができる。プロセッサ1010は、ディスプレイ1030、ユーザ入力部1050及びメモリ1070などを制御することにより、本明細書におけるゲーム提供装置1000の動作を制御することができる。
【0151】
本開示の一実施形態によれば、プロセッサ1010は、タッチスクリーンを介し、方向入力を獲得するためのユーザインターフェースを表示するように、前記タッチスクリーンを制御し、前記ユーザインターフェースを介し、タッチを始めた基準点から現在タッチ地点までドラッグするユーザのタッチ入力を獲得し、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記基準点から前記現在タッチ地点に向かう入力方向を示す入力方向指示子を表示するように、前記タッチスクリーンを制御するようにも設定される。
【0152】
一実施形態によれば、前記入力方向指示子の大きさは、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大するようにも設定される。
【0153】
一実施形態によれば、前記入力方向指示子の大きさは、前記ユーザのタッチ入力が持続される間、前記現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されるようにも設定される。
【0154】
一実施形態によれば、前記ユーザインターフェースは、前記タッチスクリーンに表示された他の画面要素上にオーバレイされて表示されるようにも設定され、前記入力方向指示子の鮮明度は、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇するようにも設定される。
【0155】
一実施形態によれば、プロセッサ1010は、事前設定されている移動可能方向のうち、前記入力方向に対応する移動方向を決定し、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースにおいて、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置に、前記決定された移動方向を示す移動方向指示子を表示するように、前記タッチスクリーンを制御するようにさらに設定されうる。
【0156】
一実施形態によれば、前記移動方向指示子の大きさは、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大するようにも設定され、前記移動方向指示子の大きさは、前記ユーザのタッチ入力が持続される間、前記現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されるようにも設定される。
【0157】
一実施形態によれば、前記移動可能方向は、8方向、16方向、32方向または無制限のうち一つにも設定される。
【0158】
一実施形態によれば、プロセッサ1010は、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースに、前記移動可能方向それぞれに対応する入力方向の範囲を示す移動方向区分子を表示するように、前記タッチスクリーンを制御するようにさらに設定される。
【0159】
一実施形態によれば、前記移動方向区分子は、前記基準点から前記現在タッチ地点よりさらに遠い位置、または前記基準点周辺のうち少なくとも一つに表示されるようにも設定される。
【0160】
一実施形態によれば、前記移動方向区分子の大きさは、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど増大するようにも設定され、前記移動方向区分子の大きさは、前記ユーザのタッチ入力が持続される間、前記現在タッチ地点が変更されることにより、動的に変更されるようにも設定される。
【0161】
一実施形態によれば、プロセッサ1010は、前記移動方向に、操作対象オブジェクトを移動させるようにさらに設定されうる。
【0162】
一実施形態によれば、前記操作対象オブジェクトの移動速度は、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離に基づいて決定されるようにも設定される。
【0163】
一実施形態によれば、プロセッサ1010は、前記ユーザのタッチ入力に応答し、前記ユーザインターフェースに、前記基準点と前記現在タッチ地点とをつなぐ連結線を表示するように、前記タッチスクリーンを制御するようにさらに設定されうる。
【0164】
一実施形態によれば、前記ユーザインターフェースは、前記タッチスクリーンに表示された他の画面要素上にオーバレイされて表示されるようにも設定され、前記連結線の鮮明度は、前記基準点と前記現在タッチ地点との距離が遠くなるほど上昇するようにも設定される。
【0165】
ディスプレイ1030は、ゲーム提供装置1000で処理される情報を表示出力することができる。ディスプレイ1030は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、三次元ディスプレイ(3D display)、電気泳動ディスプレイ(electrophoretic display)のうち少なくとも一つを含んでもよい。ディスプレイ1030とタッチパッドとがレイヤ構造をなし、タッチスクリーンに構成される場合、ディスプレイ1030は、出力装置以外に、入力装置としても使用される。また、ディスプレイ1030は、LEDランプ、振動モータ、スピーカ、フラッシュなどを含んでもよいが、前述の例示に制限されるものではない。
【0166】
本開示の多様な実施形態によれば、ディスプレイ1030は、ユーザ入力部1050と結合され、タッチスクリーンを構成するディスプレイでもある。ディスプレイ1030は、プロセッサ1010の制御により、本開示の多様な実施形態によるユーザインターフェースを含んだ画面を出力することができる。
【0167】
ユーザ入力部1050は、ユーザが、ゲーム提供装置1000を制御するためのデータを入力する手段を意味する。例えば、ユーザ入力部1050は、キーボード、物理ボタン、マウス、ジョイスティック、タッチスクリーン、タッチパッド、カメラまたはマイクのように、多様な形態のユーザ入力を受信することができる装置を含んでもよい。例えば、ユーザ入力部1050は、キーパッド(key pad)、ドームスイッチ(dome switch)、音声入力インターフェース、指紋入力インターフェース、タッチ入力インターフェース(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線感知方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、カメラ、ジョグホイール、ジョグスイッチのような多様なインターフェースを含んでもよく、加速度センサ、位置センサ、温度センサ、光センサのような多様なセンサをユーザインターフェースと連動させることもできる。ただし、それらに限定されるものではなく、ユーザ入力部1050は、多様な入力を支援する装置を含んでもよい。
【0168】
本開示の多様な実施形態によれば、ユーザ入力部1050は、ディスプレイ1030と結合され、タッチスクリーンを構成するタッチ入力インターフェースでもある。本開示の多様な実施形態によれば、ユーザ入力部1050は、方向を入力するためのユーザのタッチ入力を獲得することができる。
【0169】
メモリ1070は、プロセッサ1010の処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、ゲーム提供装置1000に入力されるか、あるいはゲーム提供装置1000から出力されるデータを保存することもできる。
【0170】
本開示の一実施形態によれば、メモリ1070に保存されたプログラムを利用し、プロセッサ1010は、タッチスクリーンデバイスの制御方法を実行ことができる。
【0171】
本開示の一実施形態によれば、メモリ1070は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SDメモリまたはXDメモリなど)、RAM(random access memory)SRAM(static random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、PROM(programmable read-only memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの記録媒体を含んでもよい。また、本開示の一実施形態によれば、メモリ1070に保存されたプログラムは、その機能によち、複数個のモジュールにも分類される。
【0172】
本開示の一実施形態によれば、タッチスクリーンデバイスの制御方法は、ゲーム提供装置1000で遂行されるか、あるいはサーバまたはユーザ端末においても遂行され、またゲーム提供装置1000が含む少なくとも1つの構成は、先の図1ないし図9で説明された実施形態を遂行することができる。
【0173】
また、タッチスクリーンデバイスの制御方法は、サーバとユーザ端末とが個別的または共に遂行することもできる。
【0174】
以上で説明された装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、及び/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによっても具現される。例えば、本実施形態で説明された装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令(instruction)を実行して応答することができる他のいかなる装置のように、1以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用しても具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)、及びオペレーティングシステム上で遂行される1以上のソフトウェアアプリケーションを遂行することができる。また、該処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを保存して操作して処理して生成することもできる。理解の便宜のために、該処理装置は、一つが使用されるようにも説明されたが、当該技術分野において当業者であるならば、該処理装置が複数個の処理要素(processing element)、及び/または複数類型の処理要素を含んでもよいということを理解することができるであろう。例えば、該処理装置は、複数個のプロセッサ、または1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような異なる処理構成(processing configuration)も可能である。
【0175】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム(computer program)、コード(code)、命令(instruction)、またはそれらうち1以上の組み合わせを含んでもよく、所望のまま動作するように該処理装置を構成するか、あるいは独立したり結合したり(collectively)して処理装置に命令することができる。ソフトウェア及び/またはデータは、該処理装置によって解釈されるか、あるいは該処理装置に命令またはデータを提供するために、ある類型の機械、構成要素(component)、物理的装置、仮想装置(virtual equipment)、コンピュータ記録媒体または装置、または伝送される信号波(signal wave)に永久的または一時的に具体化されうる(embody)。該ソフトウェアは、ネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散された方法によって保存されたり実行されたりもする。該ソフトウェア及び該データは、1以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体にも保存される。
【0176】
本実施形態による方法は、多様なコンピュータ手段を介しても遂行されるプログラム命令形態に具現され、コンピュータで読み取り可能な媒体にも記録される。コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含んでもよい。該媒体に記録されるプログラム命令は、本実施形態のために特別に設計されて構成されたものでもあり、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものでもある。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピィーディスク及び磁気テープのような磁気媒体(magnetic media);CD-ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フルロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気・光媒体(magneto-optical media);及びROM、RAM、フラッシュメモリのようなプログラム命令を保存して遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。該プログラム命令の例には、コンパイラによって作われるような機械語コードだけではなく、インタープリタなどを使用し、コンピュータによっても実行される高級言語コードを含む。前述のハードウェア装置は、本実施形態の動作を遂行するために、1以上のソフトウェアモジュールとして作動するようにも構成され、その逆も同様である。
【0177】
以上のように、本実施形態がたとえ限定された実施形態と図面とによって説明されたにしても、当該技術分野で当業者であるならば、前述の記載から、多様な修正及び変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法と異なる順序で遂行され、かつ/あるいは説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法と異なる形態で結合または組み合わせされるか、他の構成要素または均等物によって代置されたり置き換えられたりしても適切な結果が達成されうる。
【0178】
従って、他の具現、他の実施形態、及び特許請求範囲と均等なものなども、特許請求の範囲の範囲に属するのである。
【符号の説明】
【0179】
100 ゲーム提供システム
110 パソコン
120 タブレットPC
130 携帯電話
140 ノート型パソコン
150 スマートフォン
160 TV
170 サーバ
300 方向入力インターフェース
400,450 ゲーム画面
410 ゲームキャラクタ
1000 ゲーム提供装置
1010 プロセッサ
1030 ディスプレイ
1050 ユーザ入力部
1070 メモリ
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9A
図9B
図10