(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024010265
(43)【公開日】2024-01-24
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理装置、及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06F 21/62 20130101AFI20240117BHJP
G06F 21/31 20130101ALI20240117BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240117BHJP
【FI】
G06F21/62 345
G06F21/31
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022111489
(22)【出願日】2022-07-12
(71)【出願人】
【識別番号】593022629
【氏名又は名称】株式会社ジェーシービー
(71)【出願人】
【識別番号】521467087
【氏名又は名称】トヨタ・コニック・アルファ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126480
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 睦
(74)【代理人】
【識別番号】100140431
【弁理士】
【氏名又は名称】大石 幸雄
(72)【発明者】
【氏名】間下 公照
(72)【発明者】
【氏名】南井 享
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 毅
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】
【課題】ユーザに関する情報をより適切に管理することに関する技術を提供する。
【解決手段】プログラムは、コンピュータを、所定条件を満たしたときに開示する情報の範囲の条件を含む開示条件を設定する制御部と、前記開示条件の設定に応じて、外部システムから取得されたユーザに関する情報と、外部システムに記憶された前記ユーザに関する情報への参照情報とのうち少なくとも一方を含む開示情報を記憶する記憶部と、前記所定条件が満たされたときに、前記開示条件に基づいて前記開示情報を開示するための通知を、予め設定された機関又は代理人に対応付けられた装置に送信する通信部とを備える情報処理装置として機能させる
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
所定条件を満たしたときに開示する情報の範囲を示す開示条件を設定する制御部と、
前記開示条件に基づいて、外部システムから取得されたユーザに関する情報と、外部システムに記憶された前記ユーザに関する情報への参照情報とのうち少なくとも一方を含む開示情報を記憶する記憶部と、
前記所定条件が満たされたときに、前記開示条件に基づいて前記開示情報を開示するための通知を、予め設定された機関又は代理人に対応付けられた装置に送信する通信部と
を備える情報処理装置として機能させるためのプログラム。
【請求項2】
前記所定条件は、所定期間、前記ユーザによる入力に応じて送信される通知を前記通信部を介して受信しなかったという条件を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記所定条件は、前記ユーザに緊急事態が発生したことを示す通知を前記通信部を介して受信したという条件を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記開示条件は、前記所定条件を満たしたときに前記開示情報を開示する期間の条件を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記通信部は、前記機関又は前記代理人の本人確認情報を受信したことに応じて、前記開示情報を開示するための通知を前記機関又は前記代理人に対応付けられた装置に送信する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記通信部は、前記機関又は前記代理人の認証情報を受信したことに応じて、前記開示情報を開示するための通知を前記機関又は前記代理人に対応付けられた装置に送信する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記通信部は、前記開示情報を開示するための通知を前記機関又は前記代理人に対応付けられた装置に送信したことに応じて、前記ユーザに対応付けられた装置に通知を送信する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項8】
前記制御部は、前記通信部を介して受信した前記ユーザによる指示に応じて、記憶された前記開示情報を前記機関又は前記代理人に開示しないように設定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項9】
前記ユーザに関する情報は、公的機関、金融機関、医療機関、又はオンラインサービス提供事業者に登録された情報を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
所定条件を満たしたときに開示する情報の範囲を示す開示条件を設定する制御部と、
前記開示条件に基づいて、外部システムから取得されたユーザに関する情報と、外部システムに記憶された前記ユーザに関する情報への参照情報とのうち少なくとも一方を含む開示情報を記憶する記憶部と、
前記所定条件が満たされたときに、前記開示条件に基づいて前記開示情報を開示するための通知を、予め設定された機関又は代理人に対応付けられた装置に送信する通信部と
を備える情報処理装置。
【請求項11】
制御部が、所定条件を満たしたときに開示する情報の範囲を示す開示条件を設定することと、
記憶部が、前記開示条件に基づいて、外部システムから取得されたユーザに関する情報と、外部システムに記憶された前記ユーザに関する情報への参照情報とのうち少なくとも一方を含む開示情報を記憶することと、
通信部が、前記所定条件が満たされたときに、前記開示条件に基づいて前記開示情報を開示するための通知を、予め設定された機関又は代理人に対応付けられた装置に送信することと
を含む情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理装置、及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザに関する情報を当該ユーザ及びシステム管理者等のみがアクセス可能なようにデジタル情報として情報処理装置で記憶管理する場合がある。特許文献1には、ユーザの銀行口座情報を情報処理装置で記憶管理する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザ及びシステム管理者等のみがアクセス可能なようにユーザに関する情報を情報処理装置で記憶管理すると、緊急時など、当該ユーザ等が何らかの理由により当該情報にアクセスできない場合、当該情報を必要としている者が当該情報を必要なタイミングで参照できない。一方で、ユーザに関する情報を誰でも参照可能にすると、情報管理の観点で適切ではない。
【0005】
本発明は、ユーザに関する情報をより適切に管理することに関する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係るプログラムは、コンピュータを、所定条件を満たしたときに開示する情報の範囲の条件を含む開示条件を設定する制御部と、前記開示条件の設定に応じて、外部システムから取得されたユーザに関する情報と、外部システムに記憶された前記ユーザに関する情報への参照情報とのうち少なくとも一方を含む開示情報を記憶する記憶部と、前記所定条件が満たされたときに、前記開示条件に基づいて前記開示情報を開示するための通知を、予め設定された機関又は代理人に対応付けられた装置に送信する通信部とを備える情報処理装置として機能させる。
【0007】
一実施形態に係る情報処理装置は、所定条件を満たしたときに開示する情報の範囲の条件を含む開示条件を設定する制御部と、前記開示条件の設定に応じて、外部システムから取得されたユーザに関する情報と、外部システムに記憶された前記ユーザに関する情報への参照情報とのうち少なくとも一方を含む開示情報を記憶する記憶部と、前記所定条件が満たされたときに、前記開示条件に基づいて前記開示情報を開示するための通知を、予め設定された機関又は代理人に対応付けられた装置に送信する通信部とを備える。
【0008】
一実施形態に係る情報処理方法は、制御部が、所定条件を満たしたときに開示する情報の範囲の条件を含む開示条件を設定することと、記憶部が、前記開示条件の設定に応じて、外部システムから取得されたユーザに関する情報と、外部システムに記憶された前記ユーザに関する情報への参照情報とのうち少なくとも一方を含む開示情報を記憶することと、通信部が、前記所定条件が満たされたときに、前記開示条件に基づいて前記開示情報を開示するための通知を、予め設定された機関又は代理人に対応付けられた装置に送信することとを含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザに関する情報をより適切に管理することに関する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】一実施形態におけるシステムの概要を説明するための概念図である。
【
図2】一実施形態におけるシステム構成の一例を示す概念図である。
【
図3】一実施形態におけるサーバ装置の機能構成の一例を概略的に示すブロック図である。
【
図4】一実施形態における制御部の機能構成の一例を概略的に示すブロック図である。
【
図5】一実施形態におけるシステムによる例示的な処理の概要を説明するためのシーケンス図である。
【
図6】一実施形態におけるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図であるシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の一実施形態におけるシステムについて、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形し、又は各実施例を組み合わせる等して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。
【0012】
[システムの概要]
図1を参照して、本実施形態に係るシステムの概要を説明する。システム1は、ユーザに関する情報(以下、「ユーザ情報」とも称する。)の記憶、及び当該情報へのアクセスを管理するためのシステムである。システム1は、例えば、ユーザからの指示に応じて、ユーザ情報への参照を可能にする機関(例えば、医療機関、金融機関、消防機関(消防署)、特別救助隊、警察、警備会社、ロードサービス会社、又は保険会社などの何らかの団体又は組織)、又は代理人を設定し、所定条件を満たしたときに、当該機関又は代理人に対して、ユーザ情報を参照可能にする。
【0013】
システム1により管理されるユーザ情報は、例えば、公的機関(例えば、地方自治体若しくは政府など)、金融機関、医療機関、又はオンラインサービス提供事業者に登録されている情報を含む。公的機関に登録されている情報は、例えば、ユーザの戸籍情報、住民情報、登記情報、又はその他公的情報を含む。金融機関に登録されている情報は、例えば、銀行、クレジットカード会社、証券会社、又は生命保険会社に登録されているユーザに関する情報を含む。医療機関に登録されている情報は、例えば、かかりつけの医師、病院、又は薬局に登録されているユーザに関する情報を含む。オンラインサービス提供事業者に登録されている情報は、例えば、ユーザのアカウント情報又はサービス利用履歴情報を含む。
【0014】
例えば、ユーザがシステム1に対して本人確認のための情報を入力(例えば、運転免許証の画像をアップロード)すると、システム1はユーザの本人確認処理を行う(S11)。ユーザの本人確認が成功した場合、ユーザは、所定条件を満たしたときに後述の機関又は代理人に対して開示する開示条件をシステム1に対して入力する(S12)。開示条件は、例えば、自身のユーザ情報の範囲の条件を含む。ユーザ情報の範囲の条件は、例えば、公的機関、金融機関、医療機関、又はオンラインサービス提供事業者に登録されているユーザ情報のうち、後述の機関又は代理人に対して開示する範囲の情報を含む。
【0015】
システム1は、ユーザにより入力された開示条件をデータベースに記憶し、また、当該開示条件に応じて、公的機関、金融機関、医療機関、又はオンラインサービス提供事業者に登録されたユーザ情報を記憶管理する外部システムとのデータ連携のための処理を行う(S13)。
【0016】
例えば、開示条件が、ユーザAのユーザ情報として医療機関である薬局Dに登録された情報a、情報b、及び情報cのうち、情報a及び情報bを機関又は代理人に対して開示するという条件を含んでいたとする。この場合、システム1は、薬局Dのシステムから情報a及び情報bを取得する処理、又は情報a及び情報bを薬局Dのシステムから取得可能とするための処理を実施する。当該データ連携の処理の後、システム1は、外部システムから取得されたユーザに関する情報(又は、外部システムに記憶されたユーザに関する情報への参照情報)を含む開示情報をデータベースに記憶する。
【0017】
その後、例えば、所定条件を満たしたとき(例えば、ユーザAが病院Bに搬送された場合などの緊急時、又は代理人として登録されている者から要求があった場合)、システム1は、機関又は代理人に対して開示情報を提示してもよい。
【0018】
具体的には、例えば、機関である病院Bは、ユーザAが病院Bに搬送された場合などの緊急時に、ユーザAのユーザ情報を参照する権限の有無をシステム1に対して確認する(S14)。緊急時であるか否かの判断方法として、例えば、システム1は、ユーザAの端末装置に定期的にメッセージを送信し、当該メッセージに反応がない場合に緊急時であると判断してもよいし、ユーザAの端末装置の位置情報(例えば、位置情報が病院の位置を示すか否か)に基づいて、緊急時であるか否かを判断してもよい。ユーザAのユーザ情報を参照する権限を有するか否かの情報は、システム1のデータベースに記憶されている。当該データベースの情報に基づいて、ユーザAのユーザ情報を参照する権限を有すると判断された場合、システム1は、データベースに記憶された開示条件を参照し、当該開示条件に従って、例えば、薬局Dのシステムから取得された情報a及び情報b(開示情報)を病院Bに提示する(S15)。緊急時ではない場合、システム1は、開示情報を病院Bに提示しないようにしてもよい。
【0019】
同様に、例えば、代理人Cは、ユーザAの開示情報の開示を要求するために、システム1に対して本人確認の処理を要求する(S16)。システム1は、代理人CがユーザAの代理人として登録された者であることを確認し、本人確認処理が成功したことに応じて、予め設定された開示条件に従って、代理人Cに対して、情報a及び情報b(開示情報)を提示してもよい(S17)。代理人CがユーザAの代理人として登録された者ではない場合、又は本人確認処理が失敗した場合、システム1は、開示情報を代理人Cに対して提示しない。
【0020】
以上のように本実施形態に係るシステム1は、所定条件を満たしたときに開示する情報の範囲の条件を含む開示条件を設定し、当該開示条件の設定に応じて、外部システムから取得されたユーザに関する情報と、外部システムに記憶された当該ユーザに関する情報への参照情報とのうち少なくとも一方を含む開示情報を記憶する。システム1は、上記所定条件が満たされたときに、上記開示条件に基づいて上記開示情報を開示するための通知を、予め設定された機関又は代理人に対応付けられた装置に送信する(すなわち、開示情報を機関又は代理人に提示する)。
【0021】
その結果、本実施形態によれば、緊急時など、何らかの理由によりユーザが当該ユーザに関する情報にアクセスすることが困難である場合に、当該情報を必要としている所定の機関又は代理人は、システム1を介して当該情報を参照することができる。従って、本実施形態によれば、ユーザに関する情報をより適切に管理することができる。
【0022】
[システムの構成]
図2を参照して、本実施形態におけるシステム1の構成の一例を説明する。システム1は、サーバ装置10、及び端末装置20(20a、20b、20c)を備える。各装置は、ネットワークNを介して相互に通信可能に構成されている。
【0023】
サーバ装置10は、サーバコンピュータなどの情報処理装置である。サーバ装置10は、1つの情報処理装置(又はコンピュータ。以下同様。)によって構成されてもよいし、クラウドコンピューティング技術又は分散コンピューティング技術等を使用して複数の情報処理装置によって構成されてもよい。
【0024】
端末装置20は、パーソナルコンピュータ、モバイルデバイス、又は専用端末などの情報処理装置により構成される。端末装置20は、クラウドコンピューティング技術を使用して構成されたサーバ装置10と通信可能に構成されてもよい。
【0025】
ネットワークNは、無線ネットワークや有線ネットワークにより構成される。ネットワークNには、例えば、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)など、任意のネットワークが含まれる。
【0026】
図2に示す例において、システム1は、1つのサーバ装置10、及び3つの端末装置20を含んで構成されているが、システム1に含まれる装置の数はこれに限定されず、システム1は、任意の数の装置を含んでもよい。例えば、システム1は、3つを超えて端末装置20を含んでもよい。なお、以降の説明において、サーバ装置10、又は端末装置20のいずれかの処理として記載されている処理の少なくとも一部が他の装置により実行されてもよい。例えば、サーバ装置10による処理として記載されている処理の一部が、端末装置20で実行されてもよいし、端末装置20による処理として記載されている処理の一部が、サーバ装置10で実行されてもよい。
【0027】
[機能構成]
図3を参照して、サーバ装置10が有する機能を説明する。サーバ装置10は、主な機能構成として、通信部11、データベース12、及び制御部13を有する。
【0028】
サーバ装置10は、一般的な情報処理装置又は専用装置などの情報処理装置が有する他の機能構成を有してもよい。サーバ装置10が有する機能構成は、例えば、サーバ装置10が有するCPU(Central Processing Unit)などの制御装置が、記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムを読み込み実行することによって、コンピュータプログラム(ソフトウェア)とハードウェアの協働により実現される。
【0029】
制御部13は、サーバ装置10により実行される各種機能の処理を制御する。例えば、制御部13は、所定条件を満たしたときに開示するユーザ情報(開示情報)の範囲の条件を含む開示条件を設定する。システム1により管理されるユーザ情報は、例えば、公的機関、金融機関、医療機関、又はオンラインサービス提供事業者に登録された情報を含む。上記所定条件は、例えば、データベース12に記憶されており、制御部13は、データベース12を参照して、当該所定条件が満たされているか否かを判断してもよい。
【0030】
上記所定条件は、例えば、次の条件のうち少なくとも一部を含んでもよい。
条件(1):所定期間、ユーザによる入力に応じて送信される通知を通信部11を介して受信しなかった。
条件(2):ユーザに緊急事態が発生したことを示す通知を通信部11を介して受信した。
条件(3):開示情報の参照が許可された機関又は代理人として登録された者から開示情報の開示の要求を通信部11を介して受信した。
【0031】
条件(1)は、例えば、ユーザによる端末装置20に対する入力に応じて端末装置20から送信される通知を前回受信したときから所定期間、通信部11を介して受信しなかったという条件であってもよいし、通信部11から端末装置20に対して通知(例えば、安否確認の通知)を送信してから所定期間、端末装置20から通信部11を介して応答(通知)を受信しなかったという条件であってもよい。
【0032】
条件(2)におけるユーザに緊急事態が発生したことを示す通知は、例えば、ユーザ(例えば、ユーザA)が自身に緊急事態が発生した(例えば、入院した)ときに、ユーザAが端末装置20を操作することにより送信される通知であってもよい。また、当該通知は、ユーザA以外の者であって、所定の者(例えば、予め登録され、認証された者)が端末装置20を操作することにより送信される、ユーザAに緊急事態が発生したことを示す通知であってもよい。
【0033】
条件(3)における開示情報の参照が許可された機関又は代理人として登録された者とは、例えば、開示情報の参照が許可された者としてデータベース12に登録され、後述する制御部13の本人確認機能及び認証機能により、本人確認又は認証された機関(の担当者)又は代理人である。
【0034】
上記開示条件は、データベース12に記憶された上記開示情報に対して設定される条件であり、上記所定条件を満たしたときに予め設定された機関又は代理人に開示するための条件である。上記開示情報は、例えば、通信部11を介して受信したユーザからの要求に応じて、制御部13により設定される。設定された開示条件は、データベース12に記憶される。また、制御部13は、設定した開示条件に応じて、公的機関、金融機関、医療機関、又はオンラインサービス提供事業者などのシステム(外部システム)からユーザ情報を取得するために、当該外部システムとの間でデータ連携を行うための処理を行う。
【0035】
上記開示条件は、例えば、ユーザ情報のうち、上記所定条件を満たしたときに開示する情報の範囲(すなわち、開示情報の内容)の条件を含む。また、上記開示条件は、上記所定条件を満たしたときに開示情報を開示する期間の条件を含んでもよい。当該期間の条件は、例えば、1週間、又は1カ月という条件を含んでもよい。
【0036】
制御部13によるさらなる処理の詳細は、後述する。
【0037】
データベース12は、通信部11が受信した情報、サーバ装置10による処理に必要な情報、又はサーバ装置10により生成された情報を含む、各種の情報を記憶する。データベース12は、例えば、制御部13による開示条件の設定に応じて、外部システムから取得されたユーザ情報と、外部システムに記憶されたユーザ情報への参照情報とのうち少なくとも一方を含む開示情報を記憶する。また、データベース12は、開示情報の開示が許可されるように設定された機関又は代理人の情報を記憶する。
【0038】
通信部11は、外部装置との通信により各種情報を受信及び送信する。例えば、通信部11は、開示情報の開示の要求を機関又は代理人の端末装置20から受信する。また、通信部11は、上記所定条件が満たされたときに、上記開示条件に基づいて開示情報を開示するための通知を、予め設定された機関又は代理人に対応付けられた端末装置20に送信してもよい。なお、上記のとおり開示条件は、データベース12に記憶された上記開示情報に対して設定される条件であり、上記所定条件を満たしたときに予め設定された機関又は代理人に開示するための条件である。
【0039】
通信部11は、機関又は代理人の本人確認情報を受信したことに応じて、上記開示情報を開示するための通知を機関又は代理人に対応付けられた端末装置20に送信してもよい。より詳細には、通信部11が機関又は代理人の本人確認情報(例えば、運転免許証の画像)を受信したときに、制御部13は当該本人確認情報に基づいて、本人確認のための処理を行い、本人確認が成功したことに応じて、上記開示情報を開示するための通知を機関又は代理人に対応付けられた端末装置20に送信してもよい。当該開示情報を開示するための通知は、例えば、開示情報を含んでいてもよいし、開示情報を参照するためのリンク情報を含んでいてもよい。
【0040】
通信部11は、機関又は代理人の認証情報を受信したことに応じて、上記開示情報を開示するための通知を機関又は代理人に対応付けられた端末装置20に送信してもよい。より詳細には、通信部11が機関又は代理人の認証情報(例えば、ユーザID及びパスワード)を受信したときに、制御部13は当該認証情報に基づいて、認証処理を行い、認証が成功したことに応じて、上記開示情報を開示するための通知を機関又は代理人に対応付けられた端末装置20に送信してもよい。
【0041】
通信部11は、あるユーザ(例えば、ユーザA)の開示情報を開示するための上記通知を機関又は代理人に対応付けられた端末装置20に送信したことに応じて、当該ユーザ(例えば、ユーザA)に対応付けられた端末装置20に通知(以下、「開示通知」とも称する。)を送信してもよい。端末装置20に当該開示通知を送信することにより、ユーザは、自身に関する開示情報が機関又は代理人に開示されたことを把握することができる。端末装置20に送信される当該開示通知は、例えば、開示情報が開示された機関又は代理人に関する情報を含んでもよい。
【0042】
通信部11は、ユーザによる操作指示に応じて端末装置20から、開示情報を機関又は代理人に開示しないように設定する要求を受信してもよい。通信部11が受信した当該要求に応じて、制御部13は、上記開示情報を機関又は代理人に開示しないように(すなわち、機関又は代理人が上記開示情報にアクセスできないように)設定してもよい。
【0043】
以上のように本実施形態によれば、サーバ装置10は、通信部11、データベース12、及び制御部13を有する。制御部13は、所定条件を満たしたときに開示する情報の範囲の条件を含む開示条件を設定する。データベース12は、上記開示条件の設定に応じて、外部システムから取得されたユーザに関する情報と、外部システムに記憶された上記ユーザに関する情報への参照情報とのうち少なくとも一方を含む開示情報を記憶する。通信部11は、上記所定条件が満たされたときに、上記開示条件に基づいて上記開示情報を開示するための通知を、予め設定された機関又は代理人に対応付けられた装置に送信する。その結果、本実施形態によれば、上記のとおり、ユーザに関する情報をより適切に管理することができる。
【0044】
図4を参照して、制御部13により実行される各種機能の例をより詳細に説明する。
図4に示すように、制御部13により実行される機能は、例えば、ユーザ機能131、同意管理機能132、情報管理機能133、代理権管理機能134、及びUI管理機能135を含む。制御部13は、上記以外の機能をさらに実行してもよいし、上記の機能の一部を実行しなくてもよい。
【0045】
(1)ユーザ機能131
ユーザ機能131は、本人確認機能、及び認証機能を含む。本人確認機能は、システム1に対して通信部11を介して入力された情報又はデータに基づいて、ユーザ、機関(の担当者)、又は代理人の本人確認を行う機能である。本人確認のために、eKYC(electronic Know Your Customer)の技術を用いてもよいし、その他の本人確認の手法(送達、銀行委託、属性照会など)を用いてもよい。
【0046】
認証機能は、システム1を介して情報の登録、更新、又は照会などを行うユーザ、機関(の担当者)、又は代理人の認証を行う機能である。認証の方法は、任意の方法が採用されてよく、例えば、ユーザID及びパスワードを使用する方法、又は生体認証を行う方法であってもよいし、2要素認証を行う方法であってもよい。
【0047】
(2)同意管理機能132
同意管理機能132は、ユーザによる各種の同意を示す情報を通信部11を介して取得し、当該同意の得られた範囲で、ユーザ情報の開示、編集、及び記憶等を管理する機能である。上記同意は、(a)システム1の利用に関する同意、(b)ユーザ情報の記憶機関に関する同意、(c)ユーザ情報の開示に関する同意を含む。ユーザによる上記の同意を示す情報は、当該同意が得られたタイミングを示すタイムスタンプと共に、データベース12に記憶されてもよい。
【0048】
(a)の同意は、システム1が外部システムからユーザ情報を取得、編集、及び記憶し、さらに、当該ユーザ情報を参照可能な機関又は代理人の権限を設定することに関するユーザの同意を含む。(b)の同意は、外部システムから取得されたユーザ情報(又は開示情報)をデータベース12へ記憶する期間に関する同意を含み、当該同意を示す情報は、例えば、通信部11を介してユーザの端末装置20から取得されてもよい。(c)の同意は、データベース12に記憶されたユーザ情報の機関又は代理人へ開示することに関する同意を含み、また、ユーザ情報の項目ごとに設定された同意を含んでもよく、当該同意を示す情報は、例えば、通信部11を介してユーザの端末装置20から取得されてもよい。
【0049】
(3)情報管理機能133
情報管理機能133は、次の機能を含む。
【0050】
(3-1)情報取得登録及び編集機能
通信部11を介して端末装置20から取得したユーザの要求に基づいて、外部システムから取得するユーザ情報を選択又は登録する機能である。また、取得されたユーザ情報を必要に応じて編集する機能を含む。また、通信部11を介してユーザの端末装置20に制御信号を送信し、端末装置20の表示部に、外部システムから取得可能なユーザ情報を提示し、取得対象となるデータ内容を提示する(ユーザ情報の項目や該当ユーザ情報そのものの提示などを含む。さらに、外部システムへのアクセス権限情報の提示などを含んでもよい。)ように制御してもよい。端末装置20は、ユーザ操作を介して、開示情報として登録するユーザ情報が選択され、サーバ装置10は、当該選択に関する情報を通信部11を介して取得する。取得された上記選択に関する情報は、データベース12に記憶可能な形式に適宜編集され記憶される。
【0051】
(3-2)情報取得機能
ユーザ情報に対する上記選択に関する情報に対応するユーザ情報を外部システムから取得する機能である。取得されたユーザ情報は、データベース12に記憶される。当該ユーザ情報がデータベース12に記憶される期間は、上記で説明したユーザにより同意された期間に対応する。
【0052】
(3-3)変更履歴機能
上記の情報管理機能133によりデータベース12に記憶されるユーザ情報について記憶及び編集のタイミングを示すタイムスタンプ及び履歴情報をデータベース12に記憶する機能である。
【0053】
(4)代理権管理機能134
代理権管理機能134は、次の機能を含む。
【0054】
(4-1)代理権設定機能
ユーザの端末装置20から通信部11を介して受信したユーザの要求に基づいて、所定条件を満たしたときに開示情報を開示可能な機関又は代理人に関する情報と、当該開示情報の内容とを設定し、データベース12に記憶する機能である。機関又は代理人に開示情報が開示され、機関又は代理人が当該開示情報を参照する権限を代理権とも称する。代理人が自然人の場合、代理人に関する情報は、氏名、住所、連絡先、又はユーザとの関係などの情報を含んでもよい。機関又は代理人が法人などの団体の場合、機関又は代理人に関する情報は、法人名、所在地、連絡先、代表者名、又はユーザとの関係などの情報を含んでもよい。機関又は代理人に関する情報は、機関又は代理人に対して設定された開示情報の開示可能期間に関する情報を含んでもよい。
【0055】
機関又は代理人は、開示情報を参照する権限である代理権の有無を次の方法で確認可能である。一つ目の方法として、開示情報の照会のための照会カードが発行され、代理人等は、当該照会カードのカード情報を端末装置20を介してサーバ装置10に送信し、サーバ装置10は、受信したカード情報と、データベース12に記憶されたカード情報とを突合することにより、代理権の有無を判断し、判断結果を端末装置20に送信し、端末装置20の表示部に表示してもよい。また、代理権を有すると判断された場合、サーバ装置10は、開示情報の内容を端末装置20に送信し、端末装置20は、当該開示情報の内容を表示部に表示してもよい。
【0056】
二つ目の方法として、機関又は代理人の端末装置20に対して事前にメール等により代理権限が設定されたことを通知してもよい。当該通知は、開示情報を参照するためのリンク情報を含んでもよい。機関又は代理人による端末装置20に対する操作に応じて、当該リンクを介して、開示情報の内容が端末装置20に送信され、端末装置20の表示部に表示されるようにしてもよい。
【0057】
また、ユーザは、機関又は代理人が開示情報を参照できないように設定することも可能である。例えば、サーバ装置10は、まず、機関又は代理人が上記リンク(又はサーバ装置10)を介して開示情報にアクセスしたことに応じて、ユーザの端末装置20に対して、機関又は代理人による開示情報へのアクセスを通知する。サーバ装置10は、当該通知に応じて、ユーザから端末装置20を介して、開示情報へのアクセスの拒絶の要求を受信した場合、開示情報へのアクセスが不可となるように、データベース12を設定してもよい。
【0058】
(4-2)照会カードの発行機能
ユーザの端末装置20から通信部11を介して受信したユーザの要求に基づいて、上記の照会カードを発行する機能である。照会カードの発行機能は、当該要求に基づいて、カード情報生成など、照会カードの発行のための処理を実行する。発行された照会カードには、開示情報にアクセスするための情報を含むQRコード(登録商標)などの画像コード、Webアドレス、又はID情報が表示されてもよい。
【0059】
(5)UI管理機能135
ユーザ、機関、又は代理人がシステム1を端末装置20を介して利用するためのユーザインタフェースを提供するための機能である。詳細には、UI管理機能135は、ユーザ、機関、又は代理人が端末装置20を介して上記の本人確認、認証、同意、情報編集及び登録、代理権設定、並びに照会カード発行などの処理を要求し、当該処理の結果を参照するためのユーザインタフェースを提供する。UI管理機能135は、当該インタフェースを提供するために、通信部11を介して各種情報及び制御信号を端末装置20に送信する。UI管理機能135は、SDK(Software Development Kit)又はAPI(Application Programming Interface)により提供されてもよい。
【0060】
[処理フロー]
図5を参照して、システム1における処理フローを説明する。以下に説明する各処理ステップは、例えば、サーバ装置10及び端末装置20が有する制御部が、記憶部に記憶されたコンピュータプログラムを読み込み実行することによって、コンピュータプログラム(ソフトウェア)とハードウェアの協働により実現される。
【0061】
システム1において実行される処理の詳細は既に説明しているため、以下の処理フローの説明において、既に説明した内容については簡略化又は省略する。なお、
図5に示す処理の例おいて、端末装置20aは、自身のユーザ情報に対して開示情報を設定するユーザAにより操作され、端末装置20bは、開示情報の参照が許可される機関(の担当者)により操作される。
【0062】
ステップS51において、端末装置20aは、ユーザAによる操作に応じて、当該ユーザAの本人確認情報(例えば、運転免許証の画像)と共に、本人確認要求をサーバ装置10に送信する。ステップS52において、サーバ装置10は、受信した本人確認情報及び本人確認要求に応じて、ユーザAの本人確認処理を行う。ステップS53において、サーバ装置10は、本人確認処理の結果として、本人確認の成否の情報を端末装置20aに送信する。
【0063】
ステップS53で端末装置20aが受信した本人確認結果が成功を示す場合、ステップS54において、端末装置20aは、ユーザAによる操作に応じて、ユーザAのユーザ情報のうち、所定条件を満たしたときに開示する情報の範囲の条件を含む開示条件と共に、開示情報の登録要求をサーバ装置10に送信する。
【0064】
ステップS55において、サーバ装置10は、ステップS54で受信した開示条件及び開示情報の登録要求に基づいて、当該開示条件をデータベース12に記憶する。また、サーバ装置10は、記憶した開示条件に応じて、公的機関、金融機関、医療機関、又はオンラインサービス提供事業者などのシステム(外部システム)からユーザAのユーザ情報を取得するために、当該外部システムとの間でデータ連携を行うための処理を行う。当該データ連携の処理結果に基づいて、サーバ装置10は、外部システムから取得されたユーザAに関する情報(又は、外部システムに記憶されたユーザAに関する情報への参照情報)を含む開示情報をデータベース12に記憶する。
【0065】
次に、ステップS56において、端末装置20bは、機関(例えば、医療機関)の担当者による操作に応じて、当該機関がユーザAの開示情報を参照する権限を有するか否かを確認するための権限確認要求をサーバ装置10に送信する。当該権限を有するか否かの確認の要求は、例えば、上記のとおり照会カードを用いて行われる。
【0066】
ステップS57において、サーバ装置10は、ステップS56で受信した権限確認要求に基づいて、権限の有無を確認する。権限を有すると判断した場合、ステップS57において、サーバ装置10は、データベース12を参照して、ユーザAの開示情報を提示するための端末装置20bに送信する。当該通知は、例えば、開示情報を含んでいてもよいし、開示情報を参照するためのリンク情報を含んでいてもよい。
【0067】
以上のように本実施形態によれば、緊急時など、何らかの理由によりユーザが当該ユーザに関する情報にアクセスすることが困難である場合に、当該情報を必要としている所定の機関又は代理人は、システム1を介して当該情報を参照することができる。従って、本実施形態によれば、ユーザに関する情報をより適切に管理することができる。
【0068】
[ハードウェア構成]
図6を参照して、サーバ装置10及び端末装置20をコンピュータ800により実現する場合における、コンピュータ800のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
【0069】
図6に示すように、コンピュータ800は、プロセッサ801と、メモリ803と、記憶装置805と、入力I/F部807と、データI/F部809と、通信I/F部811、及び表示装置813を含む。コンピュータ800は、図示しないが、各種アクチュエータ(例えば、モータ)、測位モジュール(例えば、GPSモジュール)、又は各種センサを含んでもよい。
【0070】
プロセッサ801は、メモリ803に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ800における各種の処理を制御する制御部である。
【0071】
メモリ803は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ803は、プロセッサ801によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
【0072】
記憶装置805は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置805は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。なお、記憶装置805は、メモリ803と同じデバイスであってよい。
【0073】
入力I/F部807は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部807の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイス等が挙げられる。入力I/F部807は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続されても良い。
【0074】
データI/F部809は、コンピュータ800の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部809の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F部809は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F部809は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800へと接続される。
【0075】
通信I/F部811は、コンピュータ800の外部の装置と有線又は無線により、インターネットNを介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F部811は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F部811は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続される。
【0076】
表示装置813は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置813の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイ等が挙げられる。表示装置813は、コンピュータ800の外部に設けられても良い。その場合、表示装置813は、例えばディスプレイケーブル等を介してコンピュータ800に接続される。また、入力I/F部807としてタッチパネルが採用される場合には、表示装置813は、入力I/F部807と一体化して構成することが可能である。
【0077】
[変形例]
上記実施形態におけるシステム1(又は、サーバ装置10、若しくは端末装置20)を実装するためのプログラムは、CD-ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
【0078】
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
【符号の説明】
【0079】
1 システム
10 サーバ装置
11 通信部
12 データベース
13 制御部
20 端末装置
20a 端末装置
20b 端末装置
20c 端末装置
800 コンピュータ
801 プロセッサ
803 メモリ
805 記憶装置
807 入力I/F部
809 データI/F部
811 通信I/F部
813 表示装置
N ネットワーク