(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024102809
(43)【公開日】2024-07-31
(54)【発明の名称】重量測定装置
(51)【国際特許分類】
G01G 23/36 20060101AFI20240724BHJP
G01G 19/52 20060101ALN20240724BHJP
【FI】
G01G23/36 J
G01G19/52 Z
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023198658
(22)【出願日】2023-11-22
(31)【優先権主張番号】112200766
(32)【優先日】2023-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(31)【優先権主張番号】112117389
(32)【優先日】2023-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】523443009
【氏名又は名称】曹 育民
【住所又は居所原語表記】7F., No. 81, Xiao 3rd Rd., Ren’ai Dist., Keelung City 200002, Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】曹 育民
(57)【要約】 (修正有)
【課題】重量測定装置に関し、特にトイレ(便器及び小便器)機器に対応可能に設けられる薄型の重量測定装置を提供する。
【解決手段】ベース1及び表示コンポーネント2を含む重量測定装置100に関し、ベース1は第1板及び第2板を含み、第1板と第2板との間に重量測定素子が設けられる。表示コンポーネント2はベース1と別々に設けられ、表示コンポーネント2は表示パネル4を含み、ベース1は伝送ユニット7を介して表示コンポーネント2と電力及び信号を互いに伝送する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
重量測定装置であって、
第1板及び第2板を含み、該第1板と該第2板との間に重量測定素子が設けられるベースと、
該ベースと別々に設けられ、表示パネルを含み、伝送ユニットを介して該ベースと電力及び信号を互いに伝送する表示コンポーネントと、を含む重量測定装置。
【請求項2】
該ベースは、該第1板と該第2板との間に設けられる柔軟素子をさらに含む請求項1に記載の重量測定装置。
【請求項3】
該第1板に配線スロットが設けられ、該第2板に溝が設けられ、該配線スロットは該溝に対応し、各該溝は複数のリブ板にそれぞれ設けられ、各該リブ板は間隔をおいて互いにずれて設けられることで、該第2板の構造強度を向上させる請求項2に記載の重量測定装置。
【請求項4】
該第1板に固定部材が設けられ、該固定部材は該重量測定素子に対応して設けられ、該重量測定素子の数は4~10個である請求項3に記載の重量測定装置。
【請求項5】
該表示コンポーネントは第1ハウジング及び第2ハウジングを含み、該第1ハウジングは該第2ハウジングに組み立てられて収容空間を形成し、該収容空間内に制御素子が設けられ、該制御素子は外部給電電源線が設けられ、該外部給電電源線を介して外部直流電源に接続され、該第1ハウジングは第1開口及び第2開口を有し、該第1開口は該表示パネルに対応して設けられ、該表示コンポーネントは起動検知素子をさらに含み、該起動検知素子は該第2開口に対応して設けられる請求項1に記載の重量測定装置。
【請求項6】
該表示コンポーネントは第1ハウジング及び第2ハウジングを含み、該第1ハウジングは該第2ハウジングに組み立てられて収容空間を形成し、該収容空間内に制御素子が設けられ、該制御素子は外部給電電源線及びバッテリーボックスが設けられ、該外部給電電源線を介して外部直流電源に接続されるか、又は該バッテリーボックスに少なくとも1つのバッテリーが組み立てられ、該第1ハウジングは第1開口及び第2開口を有し、該第1開口は該表示パネルに対応して設けられ、該表示コンポーネントは起動検知素子をさらに含み、該起動検知素子は該第2開口に対応して設けられる請求項1に記載の重量測定装置。
【請求項7】
該表示コンポーネントは第1ハウジング及び第2ハウジングを含み、該第1ハウジングは該第2ハウジングに組み立てられて収容空間を形成し、該収容空間内に制御素子及びバッテリーボックスが設けられ、該制御素子は該バッテリーボックスに電気的に接続され、該バッテリーボックスを介して少なくとも1つのバッテリーが組み立てられ、該第1ハウジングは第1開口及び第2開口を有し、該第1開口は該表示パネルに対応して設けられ、該表示コンポーネントは起動検知素子をさらに含み、該起動検知素子は該第2開口に対応して設けられる請求項1に記載の重量測定装置。
【請求項8】
重量測定装置であって、
第1板及び第2板を含み、該第1板と該第2板との間に重量測定素子が設けられ、一方側に凹部を有するベースと、
該ベースと別々に設けられ、表示パネルを含み、伝送ユニットを介して該ベースと電力及び信号を互いに伝送する表示コンポーネントと、を含む重量測定装置。
【請求項9】
該ベースは該第1板と該第2板との間に設けられる柔軟素子をさらに含み、該第1板に配線スロットが設けられ、該第2板に溝が設けられ、該配線スロットは該溝に対応し、各該溝は複数のリブ板にそれぞれ設けられ、各該リブ板は間隔をおいて互いにずれて設けられることで、該第2板の構造強度を向上させる請求項8に記載の重量測定装置。
【請求項10】
該第1板の中央部には少なくとも1つの第1凸部が設けられるか、又は複数の第1凸部が間隔をおいて設けられ、該第1凸部内にロック孔が設けられ、該配線スロットと溝との間に隙間を有し、該第2板の中央部には少なくとも1つの第2凸部が設けられるか、又は複数の第2凸部が間隔をおいて設けられ、該第1凸部と該第2凸部は互いに対応し、該第2凸部は第1所定高さを有し、該第2板の底面には該第2凸部に対応する第1貫通孔が設けられ、該第2凸部の上面には該第1貫通孔に対応して連通する第2貫通孔が設けられ、該第1貫通孔の内径は該第2貫通孔の内径よりも大きく、少なくとも1つの係止素子は該第2板の底面から該第1貫通孔及び該第2貫通孔を貫通し、該係止素子の上部は該第1板のロック孔に結合される請求項9に記載の重量測定装置。
【請求項11】
該第1板に固定部材が設けられ、該固定部材は該重量測定素子に対応して設けられ、該重量測定素子の数は4~10個である請求項10に記載の重量測定装置。
【請求項12】
該表示コンポーネントは第1ハウジング及び第2ハウジングを含み、該第1ハウジングは該第2ハウジングに組み立てられて収容空間を形成し、該収容空間内に制御素子が設けられ、該制御素子は外部給電電源線が設けられ、該外部給電電源線を介して外部直流電源に接続され、該第1ハウジングは第1開口及び第2開口を有し、該第1開口は該表示パネルに対応して設けられ、該表示コンポーネントは起動検知素子をさらに含み、該起動検知素子は該第2開口に対応して設けられる請求項8に記載の重量測定装置。
【請求項13】
該表示コンポーネントは第1ハウジング及び第2ハウジングを含み、該第1ハウジングは該第2ハウジングに組み立てられて収容空間を形成し、該収容空間内に制御素子が設けられ、該制御素子は外部給電電源線及びバッテリーボックスが設けられ、該外部給電電源線を介して外部直流電源に接続されるか、又は該バッテリーボックスに少なくとも1つのバッテリーが組み立てられ、該第1ハウジングは第1開口及び第2開口を有し、該第1開口は該表示パネルに対応して設けられ、該表示コンポーネントは起動検知素子をさらに含み、該起動検知素子は該第2開口に対応して設けられる請求項8に記載の重量測定装置。
【請求項14】
該表示コンポーネントは第1ハウジング及び第2ハウジングを含み、該第1ハウジングは該第2ハウジングに組み立てられて収容空間を形成し、該収容空間内に制御素子及びバッテリーボックスが設けられ、該制御素子は該バッテリーボックスに電気的に接続され、該バッテリーボックスを介して少なくとも1つのバッテリーが組み立てられ、該第1ハウジングは第1開口及び第2開口を有し、該第1開口は該表示パネルに対応して設けられ、該表示コンポーネントは起動検知素子をさらに含み、該起動検知素子は該第2開口に対応して設けられる請求項8に記載の重量測定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、重量測定装置に関し、特にトイレ(便器及び小便器)機器に対応可能に設けられる薄型の重量測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
周知の電子式(又はデジタル式)重量測定装置は、踏面がほとんど滑らかな強化ガラス板を使用し、表示パネル、制御素子及びバッテリーボックス等がいずれも地面に配置されているが、地面に安定して固定できないため、湿気が多い滑らかな環境内における使用には不利である。また、周知の電子式(又はデジタル式)重量測定装置は、移動又は収納を容易にするように外部給電が設計されていないため、頻繁に使用される場合、バッテリーを頻繁に交換する必要がある。また、周知の重量測定装置においては、ほとんどの場合、体重の絶対値を測定するようにユーザーが衣服、靴や様々なアクセサリーをできるだけ外す必要があり、その一方で、現状での測定、及びトイレに行く前後や食事(おやつ)の前後の参照値も非常に重要である、ということを無視してしまう。
【0003】
上記事情に鑑みて、どのように上記欠陥を解消するかは、本件の発明者が解決しようとする技術的課題である。本件の発明者は、関連業界での長年の経験に基づいて、長年にわたって鋭意研究を重ね、試作・改良を繰り返した結果、本件の開発に成功し、効果を高める本発明が誕生することに至った。
【発明の概要】
【0004】
上記の欠陥に鑑みて、本発明の重量測定装置は、ベースと表示コンポーネントを含み、ベースは第1板及び第2板を含み、かつ第1板及び第2板の間には重量測定素子が設けられている。表示コンポーネントはベースと別々に設けられ、表示コンポーネントは表示パネルを含み、ベースは伝送ユニットを介して電力及び信号を表示コンポーネントと互いに伝送する。ベースの防水及び防滑性能を補強することで、本発明は湿気の多い環境、例えば、公衆トイレや家庭用トイレの小便器や便器の前などに適用でき、現状での測定の目的を達し、即時にトイレにいく前後体重の誤差値を得ることができる。本発明において、ベースの形状は非正方形又は長方形であり、具体的には、ベースの前方が凹部に設けられているため、床置き型小便器又は便器の前方に嵌着することができるが、本発明ではこれに限定されず、ベースが小便器又は便器とマッチングすればよい。
【0005】
上述のベースは、第1板と第2板との間に設けられる柔軟素子をさらに含み、これによって、ベースの防水性能、第1板と第2板との間の上下活動空間を補強する。さらに、柔軟素子の材質は柔軟フォーム、軟質シーラント又はその組み合わせであってみよいが、これに限定されない。
【0006】
上述の第1板には突出した配線スロットが設けられ、第2板には溝がもうけられ、突出した配線スロットは溝に対応し且つ上下活動空間を保留することにより、第1板と第2板が係合して初歩的な位置合わせを完成して、大量生産と組み立て製造に有利である。
【0007】
上記第1板には固定部材が設けられ、該固定部材は重量測定素子に対応して配置され、固定部材を設けることにより重量測定素子を固定することができ、該重量測定素子の数は、4個~10個、4個~8個、または4個~6個であってもよい。
【0008】
上述の第2板には2個~4個の地面固定係止素子孔が設けられて、ベースが完全に地面に固定されて移動できないが、本発明はこれに限定されない。
【0009】
上述の表示コンポーネントは、第1ハウジング及び第2ハウジングを含み、第1ハウジングは第2ハウジングに組み立てられて耐撥水の収容空間Vを形成し、収容空間V内に表示パネルが設けられているが、本発明はこれに限定されない。
【0010】
上述の第1ハウジングは第1開口を有し、第1開口は表示パネルに対応して設けられる。より詳細には、表示パネルは収容空間内に設けられて、重量測定素子により測定された測定結果を、第1開口を通じてユーザーに視認させる。
【0011】
前記表示コンポーネントは起動検知素子を更に含み、起動検知素子は第1ハウジングの第2開口に対応して設けられる。より詳細には、起動検知素子は近距離手振り検知スタータであり、収容空間内に設置されて、第2開口により起動検知素子を露出させることで、ユーザーが本発明を使用するか否かを選択することができるが、本発明はこれに限定されない。
【0012】
本発明は反射素子を更に含み、重量測定素子のベースに対応する第2板に固定される。本発明において、反射素子は金属ブロック、例えば鉄ブロックであってもよいが、本発明はこれに限定されない。反射素子は、本発明の重量測定装置が繰り返して重量を測定できるように、重量測定素子に復元力を提供することができる。
【0013】
上述の伝送ユニットは接続線である。本発明において、接続線は、電線、例えば、銅線、銀線又は金線等の電力及び電子信号を伝送可能な接続線であってもよいが、本発明はこれに限定されない。
【0014】
上述の重量測定装置は、電池、又は電線により外部直流電源に接続して給電してもよい。より詳細には、表示コンポーネント内の制御素子は、電池での給電、又は電線により外部直流電源に接続して給電を選択することで、電池の使用及び検査又は交換のための人的損失を低減することができるが、本発明はこれに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図3】
図3は本発明の表示コンポーネントの分解図である。
【
図4】
図4は本発明のベースの第1板の上面図である。
【
図5】
図5は本発明のベースの第1板の下面図である。
【
図6】
図6は本発明のベースの第2板の上面図である。
【
図7】
図7は本発明の表示コンポーネントの第1ハウジングの下面図である。
【
図8】
図8は本発明の表示コンポーネントの第2ハウジングの上面図である。
【
図9】
図9は本発明と便器との取り付け状態の模式図である。
【
図10】
図10は本発明と小便器との取り付け状態の模式図である。
【
図11】
図11は本発明の第1板と第2板の係止断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の様々な実施例を提供する。これらの実施例は本発明の技術的内容を説明するためのものであり、本発明の請求範囲を限定するものではない。1つの実施例の特徴は適切な修飾、置換、組み合わせ、分離によってほかの実施例に適用できる。
【0017】
なお、本明細書では、特に断らない限り、「1つ」の素子を備えることは、単一の該素子を備えることに限定されず、1つ以上の該素子を備えてもよい。
【0018】
また、本明細書では、特に断らない限り、「第1」、「第2」等の序数は、同じ名称を有する複数の素子を区別するためのものに過ぎず、それらの間に等級、階層、実行順序、又はプロセス順序があることを示すものではない。「第1」コンポーネントと「第2」素子はともに同一部材に出現するか、又は異なる部材にそれぞれ出現する可能性がある。序数の大きいコンポーネントの存在は必ず序数の小さい別のコンポーネントの存在を示すわけではない。
【0019】
本明細書では、特に断らない限り、いわゆる特徴甲「又は」(or)又は「及び/又は」(and/or)特徴乙とは、甲が単独で存在すること、乙が単独で存在すること、又は甲と乙の両方が存在することを示し、いわゆる特徴甲「及び」(and)又は「と」(and)又は「且つ」(and)特徴乙とは、甲と乙の両方が存在することを示し、いわゆる「含む」、「包含」、「有する」、「含有」とは、これを含むがこれに限定されないことを示す。
【0020】
また、本明細書では、いわゆる「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、又は「間」等の用語は、複数の素子の相対位置を説明するためのものに過ぎず、並進、回転、又はミラーリングの場合を含むように拡張できると解釈される。
【0021】
また、本明細書では、特に断らない限り、「1つの素子はもう1つの素子にある」又は類似の記述は必ず該素子が該もう1つのコンポーネントと接触することを示すわけではない。
【0022】
本発明の内容及び達成可能な効果についての説明の便宜上、図面を参照しながら具体的な実施例を例示し、
図1~
図3に参照されるように、本発明の重量測定装置の構造についての詳細説明は以下の通りである。
【0023】
重量測定装置100の構造は以下になる。
【0024】
図1~
図3に示すように、本実施例の重量測定装置100はベース1、表示コンポーネント2、重量測定素子3、反射素子6、伝送ユニット7及び制御素子9を含み、表示コンポーネント2は表示パネル4、起動検知素子5、外部給電電源線8及び制御素子9を含み、重量測定素子3、表示パネル4及び起動検知素子5は制御素子9にそれぞれ電気的に接続される。本実施例では、重量測定素子3は圧力センサであり、起動検知素子5は近距離手振り検知スタータであり、反射素子6は鉄ブロックであり、伝送ユニット7は銅線であり、外部給電電源線8は普通の直流電線であり、制御素子9はプログラム制御パネルであるが、本発明はこれに限定されない。上記重量測定素子3の原理はその変形量に応じた抵抗変化を発生させ、さらに出力電圧の変化を引き起こし、それによって体重測定の目的を達成する。
【0025】
ベース1の構造は以下になる。
【0026】
図4~
図6に示すように、
図2に参照されるように、本実施例のベース1は第1板11、第2板12及び柔軟素子13を含み、第1板11には、配線スロット出口111、平面112、斜面113、突出した配線スロット114及び固定部材115が設けられ、第2板12には溝121、固定部122、防水キット123及び地面固定係止素子孔124が設けられ、第1板11の突出した配線スロット114は第2板12の溝121に対応し、且つ柔軟素子13は第1板11と第2板12との間に設けられる。
【0027】
各該溝121は複数のリブ板Lにそれぞれ設けられ、各該リブ板Lは間隔をおいて互いにずれて設けられ、それによって第2板12の構造強度を向上させる。
【0028】
また、重量測定素子3は第1板11と第2板12との間に設けられ、固定部材115に固定され、反射素子6は第2板12の固定部122に対応し、重量測定素子3と第2板12との間に設けられる。より詳細には、反射素子6は第2板12の固定部122に固定される。本実施例では、重量測定素子3、反射素子6、固定部材115及び防水キット123の数はそれぞれ4個であるが、本発明はこれに限定されず、重量測定素子3の数は反射素子6、固定部材115、固定部122及び防水キット123の数に対応すればよい。また、本実施例では、地面固定係止素子孔124の数は2~4個であってもよく、一方、本実施例では、柔軟素子13は柔軟フォーム又は軟質シーラントである。
【0029】
表示コンポーネント2の構造は以下になる。
【0030】
図7~
図8に示すように、
図1及び
図3を併せて参照されるように、本実施例の表示コンポーネント2は表示パネル4を含み、表示コンポーネント2はベース1と別々に設けられ、ベース1と表示コンポーネント2は伝送ユニット7を介して信号及び電力を互いに伝送する。また、表示コンポーネント2は第1ハウジング21及び第2ハウジング22を含み、第1ハウジング21は第2ハウジング22に組み立てられて収容空間Vを形成し、収容空間V内に表示パネル4、起動検知素子5及び制御素子9が設けられ、第1ハウジング21は第1開口211及び第2開口212を有し、第1開口211は表示パネル4に対応して設けられることで表示パネル4を露出させ、第2開口212は起動検知素子5に対応して設けられることで起動検知素子5を露出させ、また、制御素子9には外部給電電源線8及びバッテリーボックス91が重量測定装置100の電力源として設けられ、バッテリーボックス91は、制御素子9にあるのではなく、別途配置されてもよく、普通の電線で制御素子9と接続すればよい。本発明の別の実施例では、重量測定装置100は外部直流電源に接続されて給電を受ける。
【0031】
図9及び
図10に参照されるように、本実施例では、ベース1の形状は非正方形であり、ベース1の一方側に凹部が設けられ、本実施例では、該凹部は半円形の凹形状であり、平面112の設計によって床置き型小便器又は便器の前方に嵌着することに有利であるが、本発明はこの半円形の凹形状に限定されず、ベース1が床置き型小便器又は便器とマッチングすればよい。また、ベース1の斜面113の設計によってユーザーがうっかりして躓いて転倒することを低減させる。
【0032】
以上のように、本発明の重量測定装置100の表示コンポーネント2とベース1は別々に設けられるため、実際の需要に応じて表示コンポーネント2を視認しやすい任意の位置に設置すれば、測定結果を視認でき、その使用シーンはユーザーとデータを視認又は記録する者が同一人でない場合であってもよい。たとえば、病院の看護師はカウンターの内側に座り、表示コンポーネント2はデスクに配置され、ベース1はカウンターの外側の床に固定され、看護師は起動検知素子5に向かって手振りして本発明を起動し、続いて、患者はベース1に立って体重を測定し、看護師もデータを手軽に視認及び記録することができ、又は、ゲストがデータを同時に視認できるように第2ディスプレイスクリーンをカウンターに追加するようにしてもよい。
【0033】
また、ベース1を家庭用下駄箱の前の適切な地面に固定し、表示コンポーネント2を家族全員が快適に視認可能な高さの壁に固定するようにしてもよく、それによって、家族全員が毎回外出する前又は帰宅する時、ついでに体重を便利に測定でき、健康管理を自然と生活習慣にする。
【0034】
また、ベース1内の部品を簡素化するとともに、電力を使用する大部分の部品(たとえば、表示パネル4、起動検知素子5及び制御素子9)を地面から離間するように表示コンポーネント2内に設置することで、本発明の防水性を向上させ、従って、本発明は湿気の多い環境に適用でき、現状での測定の目的を達成する。
【0035】
図2、
図5、
図6及び
図11に参照されるように、該第1板11と該第2板12の結合安定性をさらに高めるために、該第1板11の中央部には少なくとも1つの第1凸部116が設けられるか、又は複数の第1凸部116が間隔をおいて設けられ、該第1凸部116内にロック孔117が設けられ、該配線スロット114と溝121との間に第1隙間を有し、該第2板12の中央部には少なくとも1つの第2凸部125が設けられるか、又は複数の第2凸部125が間隔をおいて設けられ、該第1凸部116と該第2凸部125は互いに対応し、該第2凸部125は第1所定高さを有し、該第2板12の底面には該第2凸部125に対応する第1貫通孔126が設けられ、該第2凸部125の上面には該第1貫通孔126に対応して連通する第2貫通孔127が設けられ、該第1貫通孔126の内径は該第2貫通孔127の内径よりも大きく、少なくとも1つの係止素子Sは該第2板12の底面から該第1貫通孔126及び該第2貫通孔127を貫通し、該係止素子Sの上部は該第1板11のロック孔117に係止され、該第1凸部116と該第2凸部125との間に第2隙間を有する。
【0036】
係止素子Sの係止によって、該第1板11と該第2板12を分離し難くし、該配線スロット114と溝121との間に該第1隙間を有し、且つ該第1凸部116と該第2凸部125との間に第2隙間を有し、従って、本発明を使用して重量を測定する際に、第1板11は降下するのに十分なスペースがまだある。
【0037】
本発明の提供する重量測定装置は、病院に設置する場合、患者は排泄物の重量を容易に知ることができ、医師が参考しやすくなり、患者は排泄時に排泄物を受け取って重量を量り、また排泄物を清掃するなどの面倒なことを行う必要がなくなる。患者または使用者が毎回トイレにいく前後、運動の前後、更に食事の前後に体重の誤差値を容易に取得し、体重計を人々の生活の中に、完全にその機能を発揮させ、人々の生活の品質を大幅に向上させる。
【0038】
以上の詳細説明は本発明の1つの実現可能な実施例についての具体的な説明であるが、実施例は本発明の特許範囲を限定するものではなく、本発明の技術趣旨を逸脱せずに行われる同等の実行や変更はすべて本件の特許範囲に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0039】
1ベース
11第1板
111配線スロット出口
112平面
113斜面
114配線スロット
115固定部材
116第1凸部
117ロック孔
12第2板
121溝
122固定部
123防水キット
124地面固定係止素子孔
125第2凸部
126第1貫通孔
127第2貫通孔
13柔軟素子
2表示コンポーネント
21第1ハウジング
211第1開口
212第2開口
22第2ハウジング
3重量測定素子
4表示パネル
5起動検知素子
6反射素子
7伝送ユニット
8外部給電電源線
9制御素子
91バッテリーボックス
100重量測定装置
V収容空間
Lリブ板
S係止素子