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特開2024-103182残価支払管理装置、残価支払管理方法、および、残価支払管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024103182
(43)【公開日】2024-08-01
(54)【発明の名称】残価支払管理装置、残価支払管理方法、および、残価支払管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/03 20230101AFI20240725BHJP
【FI】
G06Q40/03
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023007376
(22)【出願日】2023-01-20
(71)【出願人】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】波多野 一樹
【テーマコード(参考)】
5L040
5L055
【Fターム(参考)】
5L040BB23
5L055BB23
(57)【要約】
【課題】残価支払方法の選択結果を予めシステム登録することにより、登録後のフローについて自動判別・自動セットによる処理を可能とする残価支払管理装置、残価支払管理方法、および、残価支払管理プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】残価設定額の回収日より前に、一括払、商品返却、または、再分割払の残価支払方法を設定した残価支払データを取得し、回収予定データ、および、残価支払データに基づいて、残価支払方法に応じた残価対応処理を実行する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部と制御部とを備えた残価支払管理装置であって、
前記記憶部は、
購入商品の代金の残価設定額、および、回収日を設定した回収予定データを記憶する債権記憶手段、
を備え、
前記制御部は、
前記残価設定額の前記回収日より前に、残価支払方法を設定した残価支払データを取得する残価支払方法取得手段と、
前記回収予定データ、および、前記残価支払データに基づいて、前記残価支払方法に応じた残価対応処理を実行する残価対応手段と、
を備えたことを特徴とする残価支払管理装置。
【請求項2】
前記残価支払方法取得手段は、
前記購入商品の代金をクレジット元金とした残価クレジットの申込データの取得時に、前記残価支払方法を設定した前記残価支払データを取得することを特徴とする請求項1に記載の残価支払管理装置。
【請求項3】
前記残価支払方法取得手段は、
前記購入商品の代金をクレジット元金とした残価クレジットの口座振替処理の開始後、前記残価クレジットによる利息支払済額が、前記購入商品の代金を前記クレジット元金とした一般クレジットによる完済時利息支払総額を超えない期間内に、前記残価支払方法を設定した前記残価支払データを取得することを特徴とする請求項1に記載の残価支払管理装置。
【請求項4】
前記回収予定データは、
更に、最終回の回収予定か否かを示す最終回フラグを設定し、
前記残価対応手段は、
前記回収予定データ、および、前記残価支払データに基づいて、前記最終回フラグが前記最終回の回収予定を示す場合、前記残価支払方法に応じた前記残価対応処理を実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の残価支払管理装置。
【請求項5】
前記残価対応手段は、
前記回収予定データ、および、前記残価支払データに基づいて、前記最終回フラグが前記最終回の回収予定を示し、且つ、前記残価支払データに前記残価支払方法として一括払が設定されている場合、前記一括払に応じた前記残価対応処理である前記残価設定額の口座振替処理を実行することを特徴とする請求項4に記載の残価支払管理装置。
【請求項6】
前記残価対応手段は、
前記回収予定データ、および、前記残価支払データに基づいて、前記最終回フラグが前記最終回の回収予定を示し、且つ、前記残価支払データに前記残価支払方法として商品返却が設定されている場合、前記商品返却に応じた前記残価対応処理である前記残価設定額を前記購入商品へ振替計上する振替処理を実行することを特徴とする請求項4に記載の残価支払管理装置。
【請求項7】
前記債権記憶手段は、
更に、前記購入商品に適用されたクレジット商品を設定した契約データを記憶し、
前記記憶部は、
前記クレジット商品、および、商品種類を紐付けて設定した商品マスタ、
を更に備え、
前記残価対応手段は、
前記回収予定データ、前記残価支払データ、前記契約データ、および、前記商品マスタに基づいて、前記最終回フラグが前記最終回の回収予定を示し、前記残価支払データに前記残価支払方法として再分割払が設定され、且つ、前記商品種類として残価再分割が設定された場合、前記再分割払に応じた前記残価対応処理である前記残価設定額をクレジット元金とした分割払の申込データの取得処理を実行することを特徴とする請求項4に記載の残価支払管理装置。
【請求項8】
記憶部と制御部とを備えた残価支払管理装置に実行させるための残価支払管理方法であって、
前記記憶部は、
購入商品の代金の残価設定額、および、回収日を設定した回収予定データを記憶する債権記憶手段、
を備え、
前記制御部において実行される、
前記残価設定額の前記回収日より前に、残価支払方法を設定した残価支払データを取得する残価支払方法取得ステップと、
前記回収予定データ、および、前記残価支払データに基づいて、前記残価支払方法に応じた残価対応処理を実行する残価対応ステップと、
を含むことを特徴とする残価支払管理方法。
【請求項9】
記憶部と制御部とを備えた残価支払管理装置に実行させるための残価支払管理プログラムであって、
前記記憶部は、
購入商品の代金の残価設定額、および、回収日を設定した回収予定データを記憶する債権記憶手段、
を備え、
前記制御部において、
前記残価設定額の前記回収日より前に、残価支払方法を設定した残価支払データを取得する残価支払方法取得ステップと、
前記回収予定データ、および、前記残価支払データに基づいて、前記残価支払方法に応じた残価対応処理を実行する残価対応ステップと、
を実行させるための残価支払管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、残価支払管理装置、残価支払管理方法、および、残価支払管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、残価設定期間満了時において、ユーザは商品の返却をする、残価を一括返済する、または、残価を基にした新たな返済プランを設定する、のいずれかを選択する残価設定型クレジット方式を利用する残価設定型商品販売システムを提供する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-153215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の発明においては、残価クレジットの分割払の残価分の回収完了プロセスの管理の自動化ができていないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、残価支払方法の選択結果を予めシステム登録することにより、登録後のフローについて自動判別・自動セットによる処理を可能とする残価支払管理装置、残価支払管理方法、および、残価支払管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る残価支払管理装置は、記憶部と制御部とを備えた残価支払管理装置であって、前記記憶部は、購入商品の代金の残価設定額、および、回収日を設定した回収予定データを記憶する債権記憶手段、を備え、前記制御部は、前記残価設定額の前記回収日より前に、残価支払方法を設定した残価支払データを取得する残価支払方法取得手段と、前記回収予定データ、および、前記残価支払データに基づいて、前記残価支払方法に応じた残価対応処理を実行する残価対応手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る残価支払管理装置において、前記残価支払方法取得手段は、前記購入商品の代金をクレジット元金とした残価クレジットの申込データの取得時に、前記残価支払方法を設定した前記残価支払データを取得することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る残価支払管理装置において、前記残価支払方法取得手段は、前記購入商品の代金をクレジット元金とした残価クレジットの口座振替処理の開始後、前記残価クレジットによる利息支払済額が、前記購入商品の代金を前記クレジット元金とした一般クレジットによる完済時利息支払総額を超えない期間内に、前記残価支払方法を設定した前記残価支払データを取得することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る残価支払管理装置において、前記回収予定データは、更に、最終回の回収予定か否かを示す最終回フラグを設定し、前記残価対応手段は、前記回収予定データ、および、前記残価支払データに基づいて、前記最終回フラグが前記最終回の回収予定を示す場合、前記残価支払方法に応じた前記残価対応処理を実行することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る残価支払管理装置において、前記残価対応手段は、前記回収予定データ、および、前記残価支払データに基づいて、前記最終回フラグが前記最終回の回収予定を示し、且つ、前記残価支払データに前記残価支払方法として一括払が設定されている場合、前記一括払に応じた前記残価対応処理である前記残価設定額の口座振替処理を実行することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る残価支払管理装置において、前記残価対応手段は、前記回収予定データ、および、前記残価支払データに基づいて、前記最終回フラグが前記最終回の回収予定を示し、且つ、前記残価支払データに前記残価支払方法として商品返却が設定されている場合、前記商品返却に応じた前記残価対応処理である前記残価設定額を前記購入商品へ振替計上する振替処理を実行することを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る残価支払管理装置において、前記債権記憶手段は、更に、前記購入商品に適用されたクレジット商品を設定した契約データを記憶し、前記記憶部は、前記クレジット商品、および、商品種類を紐付けて設定した商品マスタ、を更に備え、前記残価対応手段は、前記回収予定データ、前記残価支払データ、前記契約データ、および、前記商品マスタに基づいて、前記最終回フラグが前記最終回の回収予定を示し、前記残価支払データに前記残価支払方法として再分割払が設定され、且つ、前記商品種類として残価再分割が設定された場合、前記再分割払に応じた前記残価対応処理である前記残価設定額をクレジット元金とした分割払の申込データの取得処理を実行することを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る残価支払管理方法は、記憶部と制御部とを備えた残価支払管理装置に実行させるための残価支払管理方法であって、前記記憶部は、購入商品の代金の残価設定額、および、回収日を設定した回収予定データを記憶する債権記憶手段、を備え、前記制御部において実行される、前記残価設定額の前記回収日より前に、残価支払方法を設定した残価支払データを取得する残価支払方法取得ステップと、前記回収予定データ、および、前記残価支払データに基づいて、前記残価支払方法に応じた残価対応処理を実行する残価対応ステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る残価支払管理プログラムは、記憶部と制御部とを備えた残価支払管理装置に実行させるための残価支払管理プログラムであって、前記記憶部は、購入商品の代金の残価設定額、および、回収日を設定した回収予定データを記憶する債権記憶手段、を備え、前記制御部において、前記残価設定額の前記回収日より前に、残価支払方法を設定した残価支払データを取得する残価支払方法取得ステップと、前記回収予定データ、および、前記残価支払データに基づいて、前記残価支払方法に応じた残価対応処理を実行する残価対応ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、残価支払方法の選択結果(一括払、商品返却、または、再分割払)を予めシステムへ登録することにより、後続の処理フローについて自動判断・自動セットによる処理が可能となり、オペレーションのミスが削減され、オペレーションの負荷が削減されるという効果を奏する。また、本発明によれば、残価クレジットの統制強化・業務効率化が可能となるという効果を奏する。また、本発明によれば、リセールバリューの高い商品の業務も標準SLN(ソリューション)にてカバーすることで他社SLNと差別化することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、残価クレジットの分割払の契約実行から残価分の回収完了の全プロセスを管理可能とすることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、残価支払方法の事前登録により、処理の自動化、項目の自動セットが可能となるという効果を奏する。また、本発明によれば、残価支払登録による設定から、設定に応じた残価に対する一括返済・返却・再分割の処理が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、クレジットの三者間契約の一例を示す図である。
図2図2は、残価クレジットの一例を示す図である。
図3図3は、本実施形態における残価支払管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図4図4は、本実施形態における残価支払管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図5図5は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示すフローチャートである。
図6図6は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図7図7は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図8図8は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図9図9は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図10図10は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図11図11は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図12図12は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図13図13は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図14図14は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図15図15は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図16図16は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図17図17は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図18図18は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図19図19は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
図20図20は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0018】
[1.概要]
まず、図1および図2を参照して、本発明の概要を説明する。図1は、クレジットの三者間契約の一例を示す図である。図2は、残価クレジットの一例を示す図である。
【0019】
従来から、図1に示すように、顧客と加盟店と信販会社との契約関係をもつクレジット業界の商品において、支払方式の1つに残価設定型の支払方式:残価クレジット(予め残価が設定され、残価以外の差額が分割払で支払われる方式であり、分割払完了後の残価の支払として、一括払、商品返却、または、再分割払のいずれか選択される)がある。
【0020】
例えば、図2に示すように、500万円の車の購入において残価クレジットを利用する場合、300万円を均等に35回分割払した後の残価:200万円の支払時において、(1)一括払:残価分の200万円の一括での支払、(2)商品返却:購入商品の返却による残価分の200万円の支払(相殺)、または、(3)再分割払:残価分の200万円の再度の分割払が選択される。なお、残価クレジットは、車両購入での取り扱いが多く、商品返却については、車両を加盟店(ディーラー)へ返却することで実行される。
【0021】
そして、従来、残価クレジットに関する業務においては、残価支払方法の選択結果により、後続フローで、各処理についてオペレータの判断で行っていたため、ミスが発生しており、各処理についてオペレータが手動で入力を行っていたため、オペレータ負荷が大きかった。
【0022】
そこで、本実施形態においては、残価支払方法の選択結果を予めシステム登録することにより、登録後のフローについて自動判断・自動セットによる処理を可能とする仕組みを提供している。
【0023】
[2.構成]
本実施形態に係る残価支払管理装置100の構成の一例について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態における残価支払管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0024】
図3に示すように、残価支払管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、残価支払管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0025】
残価支払管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。残価支払管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0026】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、残価支払管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、残価支払管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
【0027】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0028】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、商品マスタ106aと債権データベース106bとを備えている。
【0029】
商品マスタ106aは、クレジット商品を設定したマスタである。ここで、商品マスタ106aは、クレジット商品、および、商品種類が紐付けて設定されていてもよい。また、商品マスタ106aは、一般クレジット、もしくは、残価クレジットを示す残価フラグが設定されていてもよい。
【0030】
債権データベース106bは、クレジットの債権データを記憶する。ここで、債権データベース106bは、購入商品の代金の残価設定額、および、回収日を設定した回収予定データを記憶していてもよい。ここで、回収予定データは、最終回の回収予定か否かを示す最終回フラグが設定されていてもよい。また、債権データベース106bは、購入商品に適用されたクレジット商品を設定した契約データを記憶していてもよい。また、債権データベース106bは、一括払、商品返却もしくは再分割払等の残価支払方法を設定した残価支払データ、購入商品の代金をクレジット元金とした残価クレジットの申込データ、取引および債権状態を紐付けて設定した取引データ、契約の変更前後を紐付けて設定した変更契約紐付データ、ならびに、依頼年月および振替金額を紐付けて設定した口座振替依頼データを記憶していてもよい。
【0031】
制御部102は、残価支払管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、クレジット契約設定部102aと残価支払方法取得部102bと残価対応部102cとを備えている。
【0032】
クレジット契約設定部102aは、商品代金をクレジット元金としたクレジット契約を設定する。ここで、クレジット契約設定部102aは、商品代金をクレジット元金としたクレジットの申込データを取得してもよい。ここで、クレジット契約設定部102aは、購入商品の代金をクレジット元金とした残価クレジットの申込データを取得してもよい。また、クレジット契約設定部102aは、購入商品の代金の残価設定額、および、回収日を設定した回収予定データを取得してもよい。また、クレジット契約設定部102aは、取引実行に応じて、取引および債権状態を紐付けて設定した取引データを取得してもよい。ここで、クレジット契約設定部102aは、契約実行日到来により、契約実行、および、債権状態を紐付けて設定した取引データを取得してもよい。また、クレジット契約設定部102aは、購入商品に適用されたクレジット商品を設定した契約データを取得してもよい。また、クレジット契約設定部102aは、クレジット元金の加盟店精算処理を実行してもよい。ここで、クレジット契約設定部102aは、クレジット元金の加盟店精算処理である信販会社から加盟店へ立替金送金による加盟店精算処理を実行してもよい。また、クレジット契約設定部102aは、クレジットの口座振替処理を実行してもよい。
【0033】
残価支払方法取得部102bは、残価支払方法を設定した残価支払データを取得する。ここで、残価支払方法取得部102bは、残価設定額の回収日より前に、一括払、商品返却、または、再分割払の残価支払方法を設定した残価支払データを取得してもよい。また、残価支払方法取得部102bは、購入商品の代金をクレジット元金とした残価クレジットの申込データの取得時に、残価支払方法を設定した残価支払データを取得してもよい。また、残価支払方法取得部102bは、購入商品の代金をクレジット元金とした残価クレジットの口座振替処理の開始後、前記残価クレジットによる利息支払済額が、前記購入商品の代金を前記クレジット元金とした一般クレジットによる完済時利息支払総額を超えない期間内に、残価支払方法を設定した残価支払データを取得してもよい。
【0034】
残価対応部102cは、残価支払方法に応じた残価対応処理を実行する。ここで、残価対応部102cは、回収予定データ、および、残価支払データに基づいて、残価支払方法に応じた残価対応処理を実行してもよい。また、残価対応部102cは、回収予定データ、および、残価支払データに基づいて、最終回フラグが最終回の回収予定を示す場合、残価支払方法に応じた残価対応処理を実行してもよい。また、残価対応部102cは、回収予定データ、および、残価支払データに基づいて、最終回フラグが最終回の回収予定を示し、且つ、残価支払データに残価支払方法として一括払が設定されている場合、一括払に応じた残価対応処理である残価設定額の口座振替処理を実行してもよい。また、残価対応部102cは、回収予定データ、および、残価支払データに基づいて、最終回フラグが最終回の回収予定を示し、且つ、残価支払データに残価支払方法として商品返却が設定されている場合、商品返却に応じた残価対応処理である残価設定額を購入商品へ振替計上する振替処理を実行してもよい。また、残価対応部102cは、回収予定データ、残価支払データ、契約データ、および、商品マスタに基づいて、最終回フラグが最終回の回収予定を示し、残価支払データに残価支払方法として再分割払が設定され、且つ、商品種類として残価再分割が設定された場合、再分割払に応じた残価対応処理である残価設定額をクレジット元金とした分割払の申込データの取得処理を実行してもよい。また、残価対応部102cは、クレジットの口座振替処理を実行してもよい。
【0035】
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図4から図20を参照して説明する。
【0036】
[残価支払管理処理]
ここで、図4を参照して、本実施形態における残価支払管理処理の一例について説明する。図4は、本実施形態における残価支払管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
【0037】
図4に示すように、クレジット契約設定部102aは、顧客の購入商品の代金をクレジット元金とした残価クレジットの申込データを取得し、申込データに基づいて、購入商品の代金の残価設定額、回収日、および、最終回の回収予定か否かを示す最終回フラグを設定した回収予定データを取得し、契約実行日到来により、契約実行、および、債権状態を紐付けて設定した取引データを取得し、購入商品に適用されたクレジット商品を設定した契約データを取得し、クレジット元金の加盟店精算処理である信販会社から加盟店へ立替金送金による加盟店精算処理を実行する(ステップSA-1)。
【0038】
そして、残価支払方法取得部102bは、顧客により選択された残価支払方法を設定した残価支払データを取得したか否かを判定する(ステップSA-2)。
【0039】
そして、残価支払方法取得部102bは、残価支払方法を設定した残価支払データを取得していないと判定した場合(ステップSA-2:No)、処理をステップSA-3に移行させる。
【0040】
そして、残価対応部102cは、回収予定データに設定された最終回フラグが最終回の回収予定を示すか否かを判定する(ステップSA-3)。
【0041】
そして、残価対応部102cは、回収予定データに設定された最終回フラグが最終回の回収予定を示すと判定した場合(ステップSA-3:Yes)、残価クレジットの担当者に通知(例えば、エラー通知)し、処理を終了する。
【0042】
一方、残価対応部102cは、回収予定データに設定された最終回フラグが最終回の回収予定を示さないと判定した場合(ステップSA-3:No)、処理をステップSA-4に移行させる。
【0043】
そして、残価対応部102cは、回収予定データ、および、口座振替依頼データに基づいて、残価クレジットの口座振替処理を実行し(ステップSA-4)、処理をステップSA-2に移行させる。
【0044】
一方、残価支払方法取得部102bは、残価支払方法を設定した残価支払データを取得したと判定した場合(ステップSA-2:Yes)、処理をステップSA-5に移行させる。
【0045】
そして、残価対応部102cは、回収予定データに設定された最終回フラグが最終回の回収予定を示すか否かを判定する(ステップSA-5)。
【0046】
そして、残価対応部102cは、回収予定データに設定された最終回フラグが最終回の回収予定を示さないと判定した場合(ステップSA-5:No)、処理をステップSA-6に移行させる。
【0047】
そして、残価対応部102cは、回収予定データ、および、口座振替依頼データに基づいて、残価クレジットの口座振替処理を実行し(ステップSA-6)、処理をステップSA-5に移行させる。
【0048】
一方、残価対応部102cは、回収予定データに設定された最終回フラグが最終回の回収予定を示すと判定した場合(ステップSA-5:Yes)、処理をステップSA-7に移行させる。
【0049】
そして、残価対応部102cは、残価支払データに基づいて、残価支払方法が一括払、商品返却、または、再分割払のいずれであるかを判定する(ステップSA-7)。
【0050】
そして、残価対応部102cは、残価支払方法が一括払であると判定した場合(ステップSA-7:一括払)、処理をステップSA-8に移行させる。
【0051】
そして、残価対応部102cは、回収予定データ、および、口座振替依頼データに基づいて、一括払に応じた残価対応処理である残価設定額の口座振替処理を実行し(ステップSA-8)、処理を終了する。
【0052】
また、残価対応部102cは、残価支払データに基づいて、残価支払方法が商品返却であると判定した場合(ステップSA-7:商品返却)、処理をステップSA-9に移行させる。
【0053】
そして、残価対応部102cは、回収予定データに基づいて、商品返却に応じた残価対応処理である残価設定額を購入商品へ振替計上する振替処理を実行し(ステップSA-9)、処理を終了する。
【0054】
また、残価対応部102cは、残価支払データに基づいて、残価支払方法が再分割払であると判定した場合(ステップSA-7:再分割払)、処理をステップSA-10に移行させる。
【0055】
そして、残価対応部102cは、回収予定データに基づいて、再分割払に応じた残価対応処理である残価設定額をクレジット元金とした分割払の申込データの取得処理を実行し(ステップSA-10)、処理を終了する。
【0056】
ここで、図5から図20を参照して、本実施形態における残価支払管理処理の一例について説明する。図5は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示すフローチャートである。図6から図20は、本実施形態における残価支払管理処理の一例を示す図である。
【0057】
図5に示すように、本実施形態においては、顧客から受けた申込データが登録(例えば、加盟店へ顧客から申込があった場合、加盟店から信販会社へデータ連携)される(ステップSB-1)。
【0058】
すなわち、図6および図7に示すように、本実施形態における申込登録においては、申込登録画面にて顧客から受けた申込データがシステムに登録(加盟店へ顧客から申込があった場合、加盟店から信販会社へデータ連携)される。
【0059】
図5に戻り、本実施形態においては、契約実行日が到来した場合、契約実行状態が登録される(ステップSB-2)。
【0060】
すなわち、図8に示すように、本実施形態における契約実行登録においては、契約実行日が到来したら、契約実行登録にて契約実行状態が登録される(例えば、日次業務として、立替日=2022/12/1の債権について、契約実行登録が実行される)。但し、本実施形態においては、ユーザにより週次運用、または、月次運用であってもよい。
【0061】
図5に戻り、本実施形態においては、信販会社から加盟店へ立替金が送金処理され、残価クレジットについても、立替金(分割分+残価分)の全額が送金処理される(ステップSB-3)。
【0062】
すなわち、図9に示すように、本実施形態における加盟店精算においては、立替金送金の月次業務として、2022年12月度のバッチ処理が実行される。なお、本実施形態においては、商品種類コードについて、「申込登録」の登録時に更新された契約データに設定された商品コードをキーとして、商品マスタ106aが参照される。
【0063】
図5に戻り、本実施形態においては、顧客(債務者)への口座振替の請求・入金処理が実行される(ステップSB-4)。なお、本実施形態においては、一般的なクレジットの場合、完済したタイミングで契約終了となる。
【0064】
すなわち、図10および図11に示すように、本実施形態における口座振替請求・入金処理においては、顧客(債務者)へ口座振替の月次業務として、2022年12月度のバッチ処理が実行される。ここで、本実施形態においては、口座振替依頼後、振替結果を元に入金消込が行われてもよい。
【0065】
図5に戻り、本実施形態においては、残価クレジットの場合、最終回が到来する前に、顧客(債務者)と合意した残価支払方法が登録される(ステップSB-5)。
【0066】
すなわち、本実施形態における残価支払方法登録においては、図12に示すように、一括払の場合、2025/10/1に顧客と合意した一括払の内容が残価支払登録画面にて登録され、図13に示すように、商品返却の場合、2025/10/1に顧客と合意した商品返却の内容が残価支払登録画面にて登録され、図14に示すように、再分割払の場合、2025/10/1に顧客と合意した再分割払の内容が残価支払登録画面にて登録される。
【0067】
図5に戻り、本実施形態においては、残価支払方法が一括払の場合、顧客(債務者)へ最終回の口座振替の請求・入金処理が実行され(ステップSB-6)、完済することで契約終了となり、処理を終了する。
【0068】
すなわち、図15および図16に示すように、残価支払方法コード=1:一括払が設定された場合、本実施形態における口座振替請求・入金処理においては、顧客(債務者)へ最終回の口座振替の請求・入金の月次業務として、2025年12月度のバッチ処理が実行され、完済されることで契約終了となる。ここで、本実施形態においては、口座振替依頼後、振替結果を元に入金消込が行われてもよい。
【0069】
図5に戻り、本実施形態においては、残価支払方法が商品返却の場合、商品返却が登録され(ステップSB-7)、残価分の債務が商品返却登録により契約終了(完済により契約終了)となり、処理を終了する。
【0070】
すなわち、図17に示すように、残価支払方法コード=2:商品返却が設定された場合、本実施形態における残価支払登録においては、残価支払登録画面にて商品返却が登録され、残価分の債務が商品返却登録により(完済となり)契約終了となる(2026/1/15に顧客からの商品返却受付によりその内容が登録される)。ここで、本実施形態においては、会計上、放棄(損失計上)ではなく、残高と商品(資産)との振替等の扱いとする。
【0071】
図5に戻り、本実施形態においては、残価支払方法が再分割払の場合、残価分をクレジット元金として改めて申込データが登録される(ステップSB-8)。
【0072】
すなわち、図18に示すように、残価支払方法コード=3:再分割払が設定された場合、本実施形態における申込登録においては、2025/10/1に顧客との再分割払が設定された後、2025/12/20の契約実行に向けて、2025/12/1に変更契約が申込登録画面にて登録される。ここで、本実施形態においては、申込登録画面における商品コード指定時、契約変更モードが選択されている状態で、商品種類コード=1(:新規)の商品コードが入力された場合、エラーとして入力不可となる。また、本実施形態においては、商品コード指定時、指定された債権番号の残価フラグ=0(:一般)で、商品種類コード=2(:残価再分割)の商品コードが入力された場合、エラーとして入力不可となる。図18に示す例では、2つとも満たさないため、エラーとはならない。また、本実施形態における申込登録画面においては、残価フラグ=1の場合、内訳項目(分割払・据置払)の入力が可能となる。
【0073】
図5に戻り、本実施形態においては、元契約の債務が再分割契約の債権と相殺されて契約終了し、再分割の契約が契約実行状態として登録される(元契約が完済となり契約終了、再分割契約が実行状態となる)(ステップSB-9)。
【0074】
すなわち、図19に示すように、本実施形態における契約実行登録においては、日次業務として、立替日=2025/12/20の債権について、契約実行登録画面にて契約実行登録が実行される。ここで、本実施形態においては、会計上、放棄(損失計上)ではなく、残高と再分割契約の債権との相殺等となり、変更契約紐付データに設定された変更前債権番号の債権を対象に処理が行われる。
【0075】
図5に戻り、本実施形態においては、元契約の時点で全額精算済のため、対象外として処理され(ステップSB-10)、処理を終了する。
【0076】
すなわち、図20に示すように、本実施形態における加盟店精算においては、月次業務として2025年12月度のバッチ処理が実行され、再分割払の場合、元契約の時点で全額精算済のため、対象外となる。
【0077】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
【0078】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
【0079】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0080】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0081】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0082】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0083】
また、残価支払管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0084】
例えば、残価支払管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて残価支払管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0085】
また、このコンピュータプログラムは、残価支払管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0086】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0087】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0088】
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0089】
また、残価支払管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、残価支払管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0090】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0091】
本発明は、自動車販売事業者などリセールバリューの高い商品を取り扱う事業者のファイナンス関連会社等の信販会社を含む金融業界等の業界において有用である。
【符号の説明】
【0092】
100 残価支払管理装置
102 制御部
102a クレジット契約設定部
102b 残価支払方法取得部
102c 残価対応部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 商品マスタ
106b 債権データベース
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20