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特開2024-103291ドクター・中松子宝倍増理論による少子化問題解決法
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  • 特開-ドクター・中松子宝倍増理論による少子化問題解決法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024103291
(43)【公開日】2024-08-01
(54)【発明の名称】ドクター・中松子宝倍増理論による少子化問題解決法
(51)【国際特許分類】
   A61Q 13/00 20060101AFI20240725BHJP
   A61K 8/9789 20170101ALI20240725BHJP
【FI】
A61Q13/00 101
A61K8/9789
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023007551
(22)【出願日】2023-01-20
(71)【出願人】
【識別番号】000211569
【氏名又は名称】中松 義郎
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA111
4C083AA112
4C083KK02
(57)【要約】
【課題】
日本の新生児数は右肩下がりを続けるなか、少子化問題を解決する方法を提供する。
【解決手段】
公知の産後援助だけでなく、産前のプロセス、両性が引き合う事からさかのぼる方法と、そのための道具を発明する。
【選択図】 図3

【特許請求の範囲】
【請求項1】
産時又は産後以降の補助金だけではなく、それより前の両性の接近から奨励することを特徴とする人口増加方法。
【請求項2】
産時又は産後以降の補助だけではなく、それより前の両性の接近を促進し、性交を奨励し、堕胎しないよう誘導するプロセスを適切なるタイミングで行う事を特徴とする人口増加方法。
【請求項3】
両性の接近を促すものと両性の性交感度を向上させる人口増大具。
【請求項4】
魅力華麗なる箱の中に、両性の接近を促す道具と、性交感度を向上させて性交欲を促進させる道具を収容したことを特徴とする人口増大具。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少子化問題解決法に関する。
【背景技術】
【0002】
令和5年1月4日、岸田総理は年頭の記者会見で「異次元の少子化対策」を発表しました。

また、同日、小池都知事も0才から18才の子どもに月5000円を給付する新たな少子化対策を発表しました。
【0003】
しかし、これらは有効ではない。これは図1に理由が記載してある。 即ち、政府がやっている補助金支給は、産れた後だけの対策なのである。

図2の如く、日本の新生児数は右肩下がりを続けている。

図2は政府が発表している、出生数及び合計特殊出生率の年次推移である。

2021年の出生数はピークだった頃と比べて1/3以下のわずか81.1万人。このままでは国が死ぬ。

81万人台の前半になるのは2027年と想定していた政府の見込みより、現在、少子化が加速している。

日本人の人口が1億人を切るのは2049年と想定されているがそれも早まりそうである。

このままでは、生産年齢人口の減少、国内需要の減少、経済規模の縮小、労働力不足、国際競争力の低下、社会保障制度の崩壊、財政危機
自治体の担い手減少、など社会的・経済的な課題が深刻化し、我が国の滅亡が加速されそして、あなたの子孫が困る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
我国最大の問題(国難)はなにか?
少子化 人口減少問題であり、30年間政府はなにもできていない。

これを解決するのが本発明である。

本発明者は鋭意研究し、「ドクター・中松の子宝倍増理論」の必須10項目の定理を発明した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の補助金の前にプロセスを追加する。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、生産年齢人口の増加、国内需要が増加、経済規模が拡大、労働力が増加、国際競争力が拡大、社会保障制度が向上、財政が健全化、自治体の担い手が増加、などの社会的・経済的な課題が解決する。
【0007】
また、ドクター・中松 「極楽ジェット」(後述)の効果は、
前戯無しで興奮の度合いが130%高まる。
恋人・夫婦の仲も親密度を増す。
自分で使用できる。
DHEA-S(デ ヒドロ エピ アンドロステロン-サルフェート)が出るので
お肌が綺麗になり、頭が良くなり、寿命が延びる。
以上は、臨床実験で確認されている。

前記DHEA-S (デ ヒドロ エピ アンドロステロン-サルフェート)とは、記憶力向上、学習力向上、皮膚や筋肉の若返り、リウマチ防止、骨素しょう症防止、抗がん作用、抗動脈効果作用、様々な老化防止をうながす重要なホルモンである。

これは、海外の愛用者のシンプソン夫妻も大絶賛の手紙!The best invention since apple pie。アップルパイ以来の大発明だ、でも証明されている。

尚、図4の通り医師による臨床実験の効果を示すセックスカーブでも証明されている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】生産フローチャート
図2】出生数及び合計特殊出生率の年次推移 (令和3年人口動態統計月報年計(概数)の概況より引用)
図3】本発明、第1実施形態であって、「ドクター・中松の子宝倍増理論」の必須10項目の定理を示すフロー図。
図4】医師による臨床実験の効果を示すセックスカーブ
図5】「ドクター・中松 極楽玉手箱」の実物写真
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
図3は、本発明のフローチャートであって第1実施形態であり、「ドクター・中松の子宝倍増理論」の必須10項目の定理を示すフロー図である。
必須の10項目の定理とは、
【0010】
1.実行するタイミング:ベビーブーム期の人が定年になり始めた、今が最後のチャンスである。
【0011】
2.政府は国民にスローガン、「子宝幸せ来る明日(あした)」をアナウンスし、これを徹底的に普及させる。
【0012】
3.惹かれ合いを加速する。
【0013】
4.セックスする(SX)。
【0014】
5.政府は国民にスローガン「産めばリッチ」をアナウンスし、これを徹底的に普及させる。
【0015】
6.政府は、産めば奨励金を出す。
【0016】
7.このタイミングが重要である。
【0017】
8.出産以降は既に政府が行っている、手当補助金。
9.教育費手当補助金。
10.赤ちゃん出生増加。
【0018】
前記必須の10項目は、タイミングはベビーブーム期の人が定年になり始めた時期を考慮した実施であり、前記国民にスローガンを政府主導で強力に推進し、前記惹かれ合いは香水を用い、前記SXは性交を楽しく増やす用具を用い、前記政府が国民にスローガンで推進し、政府は産めば奨励金を出すことを推進し、タイミングを図って受妊出産を促進し、出産手当補助金を受け、教育手当補助金を受け、赤ちゃんを増加させる手段を順番に実施する子宝倍増方法である。
【0019】
本発明は、
(1)政府は国民にスローガン「子宝幸せ来る明日」、「産めばリッチ」をアナウンスし、これを徹底的に普及する事と、
(2)「ドクター・中松 極楽玉手箱」の発明
の2つから成り立っている。
【0020】
前記(2)とは
(2)―1 「モテモテ香水」
(2)―2 「極楽ジェット」 である。
【0021】
(2)―1は、異性を惹きつける他にない効果がある。
【0022】
(2)―2は、 効果は、図4に示す如く
(2)―2(1)前戯無しで興奮の度合いが130%高まる
(2)―2(2)恋人・夫婦の仲も親密度を増す
(2)―2(3)自分で使用できる
(2)―2(4)DHEA-S(デ ヒドロ エピ アンドロステロン-サルフェート)が出る。
DHEA-S (デ ヒドロ エピ アンドロステロン-サルフェート)とは、記憶力向上、学習力向上、皮膚や筋肉の若返り、リウマチ防止、骨素しょう症防止、抗がん作用、抗動脈効果作用、様々な老化防止をうながす重要なホルモンで、効果は臨床実験で確認され、
お肌が綺麗になり、
頭が良くなり、
寿命が延びる。
【0023】
前記の(2)は、本発明の第2実施形態「ドクター・中松 極楽玉手箱」である。
【0024】
図5は、本発明第2実施形態の「ドクター・中松 極楽玉手箱」の一例である。
1924年のNHK大河ドラマ「光る君へ」は紫式部の人生を描くものであるが、本発明「極楽玉手箱」は側面は豪華な金箔入りの紫式部の源氏物語絵図なので箱そのものにも大きな価値がある。

そして、本発明「モテモテ香水」は異性を惹きつける他にない効果がある。更に本発明しかない極楽に行ける感を得る「ドクター・中松 極楽ジェット」、の2つを、上記の「ドクター・中松 極楽玉手箱」に入れてあり、これだけでも両性をひきつける。
その上、高級香水よりも、とてもコストパーフォーマンスが良い。
【0025】
前記「モテモテ香水」とは、惹かれ合いを加速するものである。
(香水、化粧水)
【0026】
前記「極楽ジェット」とは、本発明者が「セックス感度工場潤滑システム」として、既に特許取得(出願)したものを改良したものである(特開平8―131555)。
【0027】
「モテモテ香水」は、サンダルウッドオイル、コスタス油、ラゴダナム油、アンバー、フェロモン、ムスクなどを含むフェロモン効果を有する。

「極楽ジェット」は、動粘度100~200cSt(CS)のシリコーンオイルなど潤滑剤を含む流体とし、これを棒形状に噴射するメカを有する容器に入れる。又、催淫剤と潤滑剤のみではエマルジョンとなる場合があり、これを防止するためポリエーテル変性シリコンオイル又は低粘度2cStシリコンオイルをあらかじめ混和してブリッヂにする。但しこのポリエーテル変性シリコンオイル又は低粘度2cStシリコンオイルがなくても本発明は成立する。
【0028】
「極楽ジェット」は、噴射容器の頭を押すと、孔から流体が棒状流となって射出しフェロモン効果による性交感向上の効果を発揮する。
これは、前記棒状流をクリトリス、膣口など性感部に当てることにより、指などで刺激するより軟流体でソフトで痛くなく女性の性感度が著しく向上し、同時に男性の性感度も向上する。
【0029】
催淫剤が男女を引つける効果がある。
本発明の催淫剤組合せの実施例は表1の如くであり、各組合せは粘度100cStのシリコーンオイルに対して催淫剤を3容量%添加し、実施例5および6はさらに粘度2cStのシリコーンオイルを3容量%添加して皮膚刺激を評価した本発明者の実験結果である。
ただし「モテモテ香水」(催淫剤含有)は、結合剤、100cStシリコンオイルを含まない。
【0030】
【表1】
【0031】
表1の各成分の内容は次のとおりである。
【0032】
レモン油 Lemon Oil
[植物]Citrus limon(みかん科)
[採油]果皮の圧搾.近年は皮むきから圧搾、精製すべて機械化されている。収油率は果実に対し0.2~0.3%
[成分]d-リモネン(90%)、シトラール、オクチルアルデヒド、ノニルアルデヒド、リナロール、ゲラニオール
[引火点]48℃
米国カリフォルニア、フロリダ、地中海沿岸のシシリー、カラブリアが中心で、キプロス島、アフリカ、スペイン、ブラジル、日本でも栽培されている。真空蒸留によりテルペン類を除いたテルペンレス油(レモンコンセントレート)も製造される。
【0033】
ベルガモット油 Bergamot Oil
[植物]Citrus aurantium bergamia(みかん科)
[採油]果皮の圧搾.収油率0.5%
[成分]酢酸リナリル(38~44%)、リナロール(20~30%)アンスラニル酸メチル、リモネン
[引火点]58℃
主産地は南部イタリーおよびシシリー島で、モロッコ、ギニアでも栽培されている。ベルガモット類は特異な成分としてベルガブチンなどのフロクマリン類ないしクマリン誘導体を含有する。
【0034】
白檀油(サンダルウッド油)Sandal Wood Oil
[植物]Santalum a1bum(つくばねのき科)
[成分]α-およびβサンタロール(90%以上)
[採油]幹 根の水蒸気蒸留.収油率4.5~6.3%
[引火点]142℃
びゃくだんは昔から知られた高貴な香木で、東インド産びゃくだんとよばれるものは、インド西南部マイソール州が主産地で、その他チモール、セレベス、マレー群島に生育する。マイソールでは、びゃくだんは国有で年間約2000tを算出し、10%は材として用いられるほかは大部分びゃくだん油の製造原料に向けられている。蒸留は現地でも行われるが、欧米でも材を輸入して採油している。びゃくだん油の保留性の強い特殊な香気はサンタロールによるものである。びゃくだんはこのほかオーストラリア産びゃくだん、西インド産びゃくだん、アフリカ産びゃくだんがある。西インド産は植物分類上まったく別種のものであり、カジノール、カジネン、カリオフィレンを主成分とする安物である。アフリカ産もインドびゃくだんとはまったく異なるものである。
【0035】
イランイラン油Ylang Ylang Oil
[植物]Cananga odorata forma genuina(ばんれいし科)
[採油]花の水蒸気蒸留または溶剤抽出
[成分]リナロール、ゲラニオール、ファルネソール、ベンジルアルコール、安息香酸メチルなどのアルコールおよびエステルが50~60%、セスキテルペン類35~40%
[引火点]87℃
モルッカ群島の原産で、現在ではインド洋中のコモロ、ノシベ島で世界年産額50tの80%を生産している。ジャスミン様の佳香を有し、それ自体完成したにおいであるが、価格はジャスミン油の30分の1ていどである。ジャバのカナンガは同種であるが、花も葉もイランイランより大型である。品位はカナンガ油より優れているという。現在はボイラーによる水蒸気蒸留で50kgの花を蒸留するのに20時間を要する。偽和材としてバニリン、安息香酸メチル、クレゾール・メチルエーテルなどの合成香料が用いられる。
【0036】
ムスクT、ムスクBRB、アストロンなどの商品名で著名な大環状エステル最も大量に製造されている大環状ムスクである。
[性状]強いムスク香を有する黒色~淡黄色のやや粘性ある液体、比重1.05、沸点332℃、凝固点0~7℃
[製法]工業的には次式のごとく製造される。
【0037】
コスタス油(もくこう油)Costus Oil
[植物]Saussurea Iappa(きく科)
[採油]根の水蒸気蒸留.収油率0.1~1.5%
[成分]セスキテルペン、ヨノン、リナロール
中国およびインドの高原に野生する多年草より得られる。
【0038】
ラブダナム(シスト[仏])Labdanum(Ciste)
植物:Cistus Iadaniferus(はんにちばな科Cista-ceae)
採油:葉より分泌するゴム状バルサムで、これから溶剤抽出または水蒸気蒸留で油を得る
香料:アムバーグリス様の香気
地中海沿岸の諸国並びに地中海諸島に野生する灌木で岩ばら(rockrose)ともよばれる。葉に細胞を有する腺毛があって、ここからねばり気のあるゴム状バルサムを分泌す。この滲出は夏期に盛んになり、ゴム質は葉、小枝に付着す。これを集めて湯で煮ると、ゴム物質が上層に浮かび、すくい取って乾かしたものが、ラブダナム・ガムである。昔、クリート島では羊をラブダナム・ガムの畑に追いやって、羊毛にべたついたラブダナム・ガムをくしけずって集めたといわれている。粗原料であるラブダナム・ガムはスペインが主産地で、これから次の製品が作られる。
ラブダナム・レヂノイド:ガムをアルコールまたは石油溶剤で抽出し、溶剤を溶いたもの
シスト油、ラブダナム油:ガムを水蒸気蒸留して得た油は、一般にシスト油とよばれている。一方、植物の葉、小枝を水蒸気蒸留して得た精油はラグダナム油とよばれ、このものはテルペン様のにおいで、ラブダナム本来のバルサム臭に乏しいので、シスト油よりは用途が少ない。
ラブダナム・コンクリート並びに花精油:ラブダナムの葉、小枝をベンゼンで抽出してコンクリート、さらにこれより花精油が得られる。
ラブダナム油の成分として確認されているものはアセトフェノン(Ace-tophenone C6H8O1)、トリメチル・シクロヘキ ノン(Tri-methyl cyolohexanone C9H16O)、この他ピネン、ベンツアルデハイド、オイゲノールなどで、未だ十分に知られていない。
【0039】
ラベンダー油 Lavender Oil
[植物]Lavandula officinalis(しそ科)
[採油]花穂の水蒸気蒸留、収油率0.5~0.85%、溶剤抽出により1.5~2.2%でコンクリートを得、アルコール処理により50%~60%でアブソリュートが得られる。
[成分]酢酸リナリル(35~55%)、リナロール(15~20%)、3-オクタノン(1.3~3%)、ラバンジュロール、ラバンジュリルアセテートそのほかα、β-ピネン、リモネン、1.8-シネオール、オシメン、しよう脳、ボルネオール、α-テルピネオール、カリオフィレン
[引火点]74℃
主産地はフランスであるがイタリア、イギリス、ソ連、オーストラリア、北アメリカ、北海道でも栽培されている。年産は100t以下で、ラバンジン油の10%程度であるが、真のラベンダー油の生産はラバンジンで偽和するため公表数字より少ないとみてよい。製品には水蒸気蒸留によるラベンダー油、溶剤抽出によるコンクリートがある。真正ラベンダー油のほか同属の植物よりとれるラバンジン油とパイク油がある。
【0040】
ローズマリー油 Rosemary Oil
[植物]Rosmarinus officinalis(しそ科)
[採油]花および葉の水蒸気蒸留
[成分]ボルネオール、シネオール、テルペン
[引火点]43℃
地中海およびアドリア海沿岸諸国に野生している。品種優劣の差が著しく、しよう脳白油、ユーカリ油などで偽和されることがある。
【0041】
パチュリ油 Patchouli Oil
[植物]Pogostemon cablin(P.patchouli)(しそ科)
[採油]葉の水蒸気蒸留.収油率3~6%
[成分]パチュリアルコール、パチュリオン、パチュレノン、オイゲノール、セスキテルペン類
[引火点]116℃
東洋調香気の代表として知られている。スマトラ、ボルネオ、マラヤ、ジャバ、南アメリカ、アフリカ、中国等で栽培され、昔はペナン、シンガポールが蒸留の中心地であったが、近年乾燥葉で輸出され欧米の香料会社で蒸留されていた。最近は原産地産が主流となっている。葉をベンゼン抽出するとレジノイドが得られ、これを分子蒸留すると無色のバチュリ油が得られる。
【0042】
シダーウッド油 Cedarwood Oil
[植物]Juniperus verginiana(ひのき科)
[採油]製材の廃材、鋸屑の水蒸気蒸留.収油率1~3%
[成分]セドレン(80%)、セドロール、ツヨプセン
[引火点]111℃
主産地は北アメリカ.わが国のひば中性油が代用として興味をもたれている。中国でも最近生産されている。
【0043】
ローズ油(ばら油) Rose Oil
[植物]Rosa damascena(ブルガリア、トルコ、ソ連産、別名ダマスク・ローズ)・Rosa centifolia(フランス、モロッコ産、別名ローズ・ド・メイ)
[採油]Rosa damascenaからは主として花の蒸気蒸留、Ro-sa centifoliaからは主として溶剤抽出によりコンクリートを経て花精油を得る。
[成分] -シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、フェニルエチルアルコール、リナロール、ファルネソール、ローズオキサイド、メチルオイゲノール、ステアロプテン、ヨノン、ダマセノン、ダマスコンなどの微量成分
(a)蒸気蒸留法 花に水を加えて蒸留する方法で、この際花香成分は一部水にとける。これはばら水として利用され、これを再蒸留するとまだ油がとれる。これと最初に水に不溶で分離した油と合わせて製品にする。ばら油はオットーまたはアッターローズとよばれ、花からの収油率は0.03%である。
(b)溶剤抽出法 花を石油系溶剤で抽出してコンクリートを得、これをアルコール抽出してばら花精油(アブソリュート)を得る。コンクリートの収率は0.22~0.25%、コンクリートより花精油の収率は55%~60%である。
ばら油には花蝋が含まれており、最近ブルガリアローズからローズ・オキサイドなる新成分が発見されている。
【0044】
バニラ(バニラ豆、ワニラ豆) Vanilla
[植物]Vanilla planiforia(らん科)
[採取]果実(さや)を乾燥熟成させたもの
[香成分]バニリン(約2%)
バニラは蔓性の植物で原産は熱帯アメリカである。現在栽培の中心はマダカスカル島で世界生産高の80%を占めている。その他、レユニオン島、タヒチ、コモロ、セーセル諸島、インドネシアなどに産する。マダガスカルおよびレユニオン島産はブルボン・バニラとよばれ高級品となっている。バニラ豆は長さ14~22cmの細長いさやで、香成分バニリン含量は約2%でその他アニスアルコール、アニスアルデヒド、アニス酸、桂皮酸エステルを含有する。バニラ・チンキは60%エチルアルコールでバニラ豆を抽出したもので、フレーバーとしてはチンキを使用する場合が最も多い。バニラ・オレオレジンはバニラ豆をベンゼンまたはアセトンで抽出し溶剤を留去したものであり、これよりアブソリュートが得られる。香成分バニリンはリグニンより安価に大量に生産されているので、天然バニラの用途は制約されてきた。
【産業上の利用可能性】
【0045】
政府の少子化対策は今迄全く効果が無い。本発明により強力に推し進めることが出来るので産業が向上し、産業上の利用可能性大である。

図1
図2
図3
図4
図5