(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024103620
(43)【公開日】2024-08-01
(54)【発明の名称】はしごの道路標示
(51)【国際特許分類】
E01F 9/518 20160101AFI20240725BHJP
【FI】
E01F9/518
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2024087548
(22)【出願日】2024-05-29
(31)【優先権主張番号】P 2023208096
(32)【優先日】2023-12-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2024008905
(32)【優先日】2024-01-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】522043747
【氏名又は名称】石黒 稜人
(72)【発明者】
【氏名】石黒 稜人
(57)【要約】
【課題】道路に描いてもあまり運転の邪魔にならない、自動運転車でライントレースするための線を提供する。
【解決手段】交差点同士を繋ぐはしご型の道路標示を描いて、自動運転車でライントレースする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
異なる交差点(符号の説明ー説明1)同士を繋ぐ、停止線を除いたはしご型(符号の説明ー説明2)の道路標示。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動運転車がライントレースするために用いる線の一種である。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示すように、自動運転車でライントレースするためのなみなみの線は従来技術で存在する。
ターゲットラインペイントのように、人の目に見えにくいラインは存在する。しかし、自分の走る道路が識別しやすい形のラインは考案されていない気がする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願2022-195491
【特許文献2】特願2023-91455
【特許文献3】特願2023-91456
【特許文献4】特願2023-130625
【特許文献5】特願2023-151777
【特許文献6】特願2023-208096
【特許文献7】意願2023-025713
【特許文献8】意願2023-025714
【特許文献9】意願2023-026595
【特許文献10】特願2024-008905
【特許文献11】特願2024-078245
【非特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
道路に描いてもあまり運転の邪魔にならない、自動運転車でライントレースするための線が欲しい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
交差点同士を繋ぐはしご型の道路標示を描いて、自動運転車でライントレースする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【発明を実施するための形態】
【0008】
簡易の実施方法としては、塗料と刷毛を使って道路の中央にはしごを描くことで実施できる。例を
図1に示す。
【0009】
塗料の色と、はしごの幅と、ふみさんの間隔と、縦棒の幅と、は機械で読み取るのに支障が無ければ何でもよい。塗料の色はターゲットラインペイントのように、道路に溶け込む色でも良いし、単にブラックライトを当てると光る無色の塗料でも良い。ただし、溶け込む色や無色の場合ははしご型にする必要性は全く無くなる。
はしごの幅は読み取る乗り物の幅より太すぎると読み取れない。自動運転飛行機を対象とする場合は数mとなるし、自動車やマルチコプターであれば1m程度が想定される。
ふみさんの間隔は変えても良いし変えなくても良い。変えることで制限速度等を表すことも可能だが、線の引き直しが大変になる。そのため、一定間隔で存在するふみさんに交差点情報や制限速度情報を付与したタグを埋め込むことが考えられる。
ふみさんは2色とする方が良い。2色の場合、手動運転車からの視認性が向上する。また、ほぼ100%の精度で道路の逆走を検知する事が可能となる。
縦棒の幅は何でもよい。縦棒の幅で制限速度を表しても良いが、線の引き直しが大変になる。
【0010】
停止線を除いた理由は、停止線と車両境界線を組み合わせると、交差点同士を繋ぐ2段程度のはしごとなるからである。
【0011】
使用例としては道路に本発明のはしごの道路標示を描き、交差点は特願2024-078245のアルゴリズムで情報をタグに保存する。
はしごの色の具体例としては、縦棒とふみさんが黄色で、ふみさんの2色目が紫である。道路に対して、縦棒とふみさんを黄色に塗り、ふみさんを紫とした例を
図2に示す。
【符号の説明】
【0012】
(説明1)
「交差点」とは、道路の交わる部分と、道路の行き止まり(袋小路)の先端の部分と、建物の出入口といった歩道を挟んで道路の交わる部分と、道路の合流地点と、道路の分岐地点と、急な曲がり角と、ビルの壁や天井といったマルチコプターで通れる道の交差点である。なお、横断歩道は交差点に存在する。
(説明2)
「はしご型」とは2本の縦棒があり、それを1以上のふみさんが繋いでいるものを呼ぶ。ふみさんや縦棒に切れ目があってもはしご型であり、1段の「H」型のはしごを複数繋げたものもはしご型である。縦棒が曲がっていてもはしご型である。はしごのふみさんの間隔が変わっていてもはしご型である。はしごのふみさんの幅が異なっていてもはしご型である。ふみさんの形がダッシュ板の形でもふみさんである。ふみさんに二次元コードが記載されていてもふみさんである。