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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024103642
(43)【公開日】2024-08-01
(54)【発明の名称】現像カートリッジ
(51)【国際特許分類】
   G03G 21/16 20060101AFI20240725BHJP
   G03G 15/08 20060101ALI20240725BHJP
   G03G 15/00 20060101ALI20240725BHJP
【FI】
G03G21/16 176
G03G15/08 362
G03G15/08 390Z
G03G15/00 680
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024087861
(22)【出願日】2024-05-30
(62)【分割の表示】P 2021076700の分割
【原出願日】2016-12-22
(31)【優先権主張番号】P 2016202959
(32)【優先日】2016-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103517
【弁理士】
【氏名又は名称】岡本 寛之
(72)【発明者】
【氏名】清水 貴司
(72)【発明者】
【氏名】阿部 晃治
(57)【要約】
【課題】ドラムフレームに対して現像カートリッジを装着するときに、ドラムフレームに対する電気的接触面の位置のばらつきを抑制することができるドラムカートリッジおよび現像カートリッジを提供すること。
【解決手段】
ドラムカートリッジ41は、ドラムフレーム45と、感光ドラム42と、転写ローラ43と、搬送ローラ44とを備える。ドラムフレーム45には、現像カートリッジ1が装着可能である。現像カートリッジ1は、複数の電気的接触面31Aを含む記憶媒体31を備える。転写ローラ43は、感光ドラム42の表面に接触する。搬送ローラ44は、転写ローラ43と間隔を隔てて位置する。ドラムフレーム45は、転写ローラ43と搬送ローラ44の間に位置する第1開口47を有する。現像カートリッジ1がドラムフレーム45に装着されたときに、複数の電気的接触面31Aは、第1開口47から露出される。
【選択図】図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トナーを収容可能な筐体であって、第1方向における一端部と、前記第1方向における他端部とを有する筐体と、
前記第1方向に延びる現像ローラ軸について回転可能な現像ローラであって、前記筐体の第2方向における一端部に位置する現像ローラと、
前記第1方向に延びるアジテータ軸について回転可能なアジテータであって、前記第2方向において前記現像ローラと間隔を隔てて位置するアジテータと、
前記現像ローラに電力を供給するための現像電極であって、前記第1方向における前記筐体の他端部に位置し、前記第2方向において前記現像ローラと前記アジテータの間に位置する現像電極と、
電気的接触面を含む記憶媒体と、を備え、
前記電気的接触面は、
前記第1方向における前記筐体の一端部に位置し、前記第2方向において前記現像ローラと前記アジテータの間に位置し、前記筐体の第3方向における一端部の外表面に位置し、かつ、第3方向において、前記現像電極と並ぶことを特徴とする現像カートリッジ。
【請求項2】
前記現像電極は、前記第1方向における前記筐体の前記他端部の外表面に位置することを特徴とする請求項1に記載の現像カートリッジ。
【請求項3】
前記電気的接触面は、前記第1方向における前記筐体の前記一端部の外表面に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジ。
【請求項4】
前記現像電極は、前記第1方向において突出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項5】
前記現像ローラは、前記第1方向に延びる現像ローラシャフトを有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項6】
前記現像電極は、前記現像ローラシャフトと第2方向において離れた現像接触面を有することを特徴とする請求項5に記載の現像カートリッジ。
【請求項7】
前記現像接触面は、前記第1方向において、前記現像ローラシャフトの端部から離れて位置することを特徴とする請求項6に記載の現像カートリッジ。
【請求項8】
前記現像電極は、前記第1方向における前記現像ローラシャフトの端部に取り付けられた現像ローラ軸受を有することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項9】
前記現像ローラシャフトは、前記第1方向における一端部と、前記第1方向における他端部とを有し、
前記第1方向における前記現像ローラシャフトの一端部は、前記第1方向における前記現像ローラシャフトの他端部よりも、前記電気的接触面に対して近くに位置し、
前記現像ローラ軸受は、前記第1方向における前記現像ローラシャフトの他端部に取り付けられることを特徴とする、請求項8に記載の現像カートリッジ。
【請求項10】
前記第1方向における前記現像ローラシャフトの前記一端部に取り付けられ、前記現像ローラシャフトとともに回転可能な現像ギアを備えることを特徴とする、請求項9に記載の現像カートリッジ。
【請求項11】
前記第1方向における前記筐体の一端部に取り付けられ、前記現像ギアの周囲の少なくとも一部を覆うギアカバーを備えることを特徴とする請求項10に記載の現像カートリッジ。
【請求項12】
前記ギアカバーは、前記第1方向における前記筐体の一端部の外表面に取り付けられることを特徴とする請求項11に記載の現像カートリッジ。
【請求項13】
前記電気的接触面は、前記ギアカバーの外表面に位置することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の現像カートリッジ。
【請求項14】
前記電気的接触面は、第3方向における前記ギアカバーの前記一端部に位置することを特徴とする請求項13に記載の現像カートリッジ。
【請求項15】
前記電気的接触面は、第3方向における前記ギアカバーの前記一端部の外表面に位置することを特徴とする請求項14に記載の現像カートリッジ。
【請求項16】
前記電気的接触面は、接着剤によって前記ギアカバーに接着されることを特徴とする請求項13から請求項15のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項17】
ドラムカートリッジに対して前記現像ローラシャフトについて揺動して、ドラムカートリッジに装着されることを特徴とする、請求項5から請求項16のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項18】
前記ドラムカートリッジに対して位置決めするための突起を備え、
前記電気的接触面は、前記第2方向において、前記突起と並ぶことを特徴とする請求項17に記載の現像カートリッジ。
【請求項19】
前記突起は、前記筐体の外表面に位置することを特徴とする、請求項18に記載の現像カートリッジ。
【請求項20】
前記筐体は、前記第2方向における一端部と、前記第2方向における他端部と、を有し、
前記第2方向における前記筐体の前記一端部は、前記第2方向において、前記第2方向における前記筐体の前記他端部よりも前記現像ローラに近いことを特徴とする、請求項1から請求項19のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項21】
前記筐体は、前記第3方向における一端部と、前記第3方向における他端部と、を有し、
前記第3方向における前記筐体の前記一端部は、前記第3方向における前記筐体の前記他端部よりも前記電気的接触面に近いことを特徴とする請求項1から請求項20のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項22】
前記第3方向における前記筐体の前記一端部は、前記第2方向に延びる複数のリブを含み、
前記複数のリブは、前記第1方向において、前記電気的接触面と並ぶことを特徴とする請求項21に記載の現像カートリッジ。
【請求項23】
前記現像電極は、導電性樹脂からなることを特徴とする請求項1から請求項22のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項24】
前記第1方向に延びる供給ローラ軸について回転可能な供給ローラであって、前記第2方向において前記現像ローラと前記アジテータの間に位置する供給ローラであり、前記現像ローラの表面と接触する供給ローラを備えることを特徴とする請求項1から請求項23のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、現像カートリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ドラムフレームを有するドラムカートリッジと、現像ローラと電気的接触面を含む記憶媒体とを有する現像カートリッジと、が知られている。現像ローラを基準に現像カートリッジが、ドラムフレームに対して回動することで、現像カートリッジは、ドラムフレームに対して装着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-249802
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現像ローラを基準に現像カートリッジがドラムフレームに対して回動することで、現像カートリッジが、ドラムフレームに対して装着される場合において、通常、電気的接触面の位置は、現像ローラの位置を基準に決められる。
【0005】
特許文献1に記載のように、現像カートリッジの電気的接触面が現像ローラから離れて位置すると、現像ローラと電気的接触面の間の距離は、大きくなる。
【0006】
そのため、たとえば、現像カートリッジを生産する際に、電気的接触面が基準となる現像ローラから離れるほど、電気的接触面の位置のばらつきが、大きくなる。その結果、ドラムフレームに対して現像カートリッジを装着するときに、ドラムフレームに対する電気的接触面の位置にばらつきが生じる可能性がある。
【0007】
そこで、本開示の目的は、ドラムフレームに対して現像カートリッジを装着するときに、ドラムフレームに対する電気的接触面の位置のばらつきを抑制することができる現像カートリッジを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の現像カートリッジは、筐体と、現像ローラと、アジテータと、現像電極と、記憶媒体とを備える。筐体は、トナーを収容可能である。現像ローラは、第1方向に延びる第1軸について回転可能である。現像ローラは、筐体の第2方向における一端部に位置する。アジテータは、第1方向に延びる第2軸について回転可能である。アジテータは、第2方向において現像ローラと間隔を隔てて位置する。現像電極は、現像ローラに電力を供給するための電極である。現像電極は、第1方向における筐体の一端部に位置する。現像電極は、第2方向において現像ローラとアジテータの間に位置する。記憶媒体は、電気的接触面を含む。
【0009】
電気的接触面は、第1方向における筐体の他端部に位置し、第2方向において現像ローラとアジテータとの間に位置し、筐体の第3方向における一端部の外表面に位置し、かつ、第3方向において、現像電極と並ぶ。
【0010】
このような構成によれば、電気的接触面は、第2方向において、現像ローラとアジテータとの間に位置する。
【0011】
そのため、現像カートリッジをドラムフレームに装着した状態において、電気的接触面が、現像ローラの近くに位置する。
【0012】
その結果、ドラムフレームに対して現像カートリッジを装着するときに、ドラムフレームに対する電気的接触面の位置のばらつきを抑制することができる。
【発明の効果】
【0013】
本開示の現像カートリッジによれば、ドラムフレームに対して現像カートリッジを装着するときに、ドラムフレームに対する電気的接触面の位置のばらつきを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、現像カートリッジの斜視図である。
図2図2は、図1のA-A断面図である。
図3図3は、図1に示す現像カートリッジの一方側の分解斜視図である。
図4図4は、図1に示す現像カートリッジの他方側の分解斜視図である。
図5図5は、図4に示す現像カートリッジの側面図であって、現像ローラ軸受、現像電極、供給ローラ軸受および供給電極が示される側面図である。
図6図6は、図1に示す現像カートリッジの側面図であって、複数の電気的接触面が示される側面図である。
図7図7は、図6に示すギアカバーの斜視図である。
図8図8は、現像カートリッジが装着されていない状態のドラムカートリッジの斜視図であって、第1開口および第2開口が示される斜視図である。
図9図9は、図8に示すドラムカートリッジを別の角度から見た斜視図である。
図10図10は、現像カートリッジが装着された状態におけるドラムカートリッジの斜視図である。
図11図11は、図10に示すドラムカートリッジを別の角度から見た斜視図である。
図12図12Aは、第1変形例を説明する説明図であって、複数の電気的接触面を、取付部材を介してギアカバーに取り付けた状態を示す。図12Bは、図12Aとともに第1変形例を説明する説明図であって、取付部材を示す。
図13図13Aは、第2変形例を説明する説明図である。図13Bは、第3変形例を説明する説明図である。図13Cは、第4変形例を説明する説明図である。
図14図14は、記憶媒体の寸法について説明する説明図である。
図15図15は、現像ローラの表面を基準として、第2方向における電気的接触面の詳細な位置を説明する説明図である。
図16図16は、現像ローラ軸を基準として、第2方向における電気的接触面の詳細な位置を説明する説明図である。
図17図17は、アジテータ軸を基準として、第2方向における電気的接触面の詳細な位置を説明する説明図である。
図18図18は、現像接触面および供給接触面を基準として、第1方向における電気的接触面の詳細な位置を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
1.現像カートリッジ1の概略
図1に示す現像カートリッジ1は、図10に示すように、後述するドラムカートリッジ41のドラムフレーム45に装着された状態で、ドラムカートリッジ41と共に画像形成装置に装着される。
【0016】
現像カートリッジ1は、後述するドラムカートリッジ41のドラムフレーム45に対して着脱可能である。現像カートリッジ1は、トナーを収容する。現像カートリッジ1は、後述する感光ドラム42(図8参照)の表面にトナーを供給可能である。感光ドラム42の表面に静電潜像が形成されている場合、静電潜像は、感光ドラム42の表面にトナーが供給されることにより、現像される。静電潜像が現像されることにより、感光ドラム42の表面には、トナー像が形成される。以下、現像カートリッジ1の詳細構造について説明する。
【0017】
図1に示すように、現像カートリッジ1は、現像ローラ2と、筐体3と、供給ローラ4と、アジテータ5とを備える。
【0018】
1.1 現像ローラ2
現像ローラ2は、第1方向に延びる現像ローラ軸A4について回転可能である。現像ローラ2は、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ41に装着されたときに、感光ドラム42の表面と接触する。現像ローラ2は、筐体3内のトナーを感光ドラム42に供給可能である。
【0019】
現像ローラ2は、筐体3の第2方向における一端部3Aに位置する。現像ローラ2は、第1方向に延び、第1方向における一端部と、第1方向における他端部とを有する。第1方向における現像ローラ2の一端部は、第1方向における現像ローラ2の他端部よりも、後述する複数の電気的接触面31A(図6参照)に対して近くに位置する。
【0020】
より詳細には、現像ローラ2は、現像ローラ本体2Aと、現像ローラシャフト2Bとを備える。現像ローラ本体2Aは、第1方向に延びる。現像ローラシャフト2Bは、現像ローラ軸A4に沿って延びる。詳細には、現像ローラシャフト2Bは、第1方向に延びる。現像ローラ本体2Aは、現像ローラシャフト2Bと共に回転可能である。現像ローラシャフト2Bは、第1方向における一端部と、第1方向における他端部とを有する。第1方向における現像ローラシャフト2Bの一端部は、第1方向における現像ローラシャフト2Bの他端部よりも、複数の電気的接触面31A(図6参照)に対して近くに位置する。
【0021】
1.2 筐体3
筐体3は、トナーを収容可能である。筐体3は、第1方向における一端部と、第1方向における他端部とを有する。また、筐体3は、第2方向における一端部3Aと、第2方向における他端部3Bとを有する。第2方向は、現像ローラ2とアジテータ5とが並ぶ方向である。第2方向は、第1方向と交差する。詳しくは、第2方向は、第1方向と直交する。第2方向における一端部3Aは、第2方向において、第2方向における他端部3Bよりも現像ローラ2に近い。なお、第2方向における筐体3の他端部3Bには、ハンドル8が位置する。
【0022】
以下、図2を参照して、筐体3の詳細について説明する。図2に示すように、筐体3は、第1フレーム6と、第2フレーム7とを含む。第2フレーム7は、第1フレーム6と第3方向において向かい合う。第2フレーム7は、第1フレーム6に接続される。第1フレーム6と第2フレーム7とにより、筐体3の内部空間が規定される。以下、筐体3の第3方向における一端部を、一端部3Cと称する。また、筐体3の第3方向における他端部を、他端部3Dと称する。第1フレーム6は、第3方向における他端部3Dを含む。また、第2フレーム7は、第3方向における一端部3Cを含む。すなわち、筐体3は、第3方向における一端部3Cと、第3方向における他端部3Dとを有する。第3方向における筐体3の一端部3Cは、第3方向における筐体3の他端部3Dよりも、電気的接触面31Aに近い。第2フレーム7には、現像ローラ2が取り付けられる。
【0023】
1.3 供給ローラ4
図1に示すように、供給ローラ4は、第1方向に延びる供給ローラ軸A6について回転可能である。供給ローラ4は、筐体3内のトナーを現像ローラ2へ供給するためのローラである。供給ローラ4の表面は、現像ローラ2の表面と接触する。
【0024】
供給ローラ4は、第2方向において、現像ローラ2とアジテータ5の間に位置する。供給ローラ4は、第1方向に延びる。供給ローラ4は、第1方向における一端部と、第1方向における他端部とを有する。第1方向における供給ローラ4の一端部は、第1方向における供給ローラ4の他端部よりも、複数の電気的接触面31A(図6参照)に対して近くに位置する。より詳細には、供給ローラ4は、供給ローラ本体4Aと、供給ローラシャフト4Bとを備える。
【0025】
供給ローラ本体4Aは、第1方向に延びる。供給ローラシャフト4Bは、供給ローラ軸A6に沿って延びる。詳しくは、供給ローラシャフト4Bは、第1方向に延びる。供給ローラ本体4Aは、供給ローラシャフト4Bと共に回転可能である。供給ローラシャフト4Bは、第1方向における一端部と、第1方向における他端部とを有する。第1方向における供給ローラシャフト4Bの一端部は、第1方向における供給ローラシャフト4Bの他端部よりも、複数の電気的接触面31A(図6参照)に対して近くに位置する。
【0026】
1.4 アジテータ5
アジテータ5は、筐体3内のトナーを攪拌可能である。また、アジテータ5は、筐体3内のトナーを、第2方向において、現像ローラ2に向かって搬送可能である。アジテータ5は、第1方向に延びるアジテータ軸A5について回転可能である。アジテータ5は、第2方向において、現像ローラ2と間隔を隔てて位置する。アジテータ5は、筐体3内に位置する。アジテータ5は、アジテータシャフト5Aと、複数の羽根5Bとを備える。
【0027】
2.現像カートリッジ1の詳細
2.1 現像カートリッジ1の第1方向における一方側の詳細
以下、図3を参照して、現像カートリッジ1の第1方向における一方側の詳細について説明する。図3に示すように、現像カートリッジ1は、筐体3の第1方向における一方側に、ギアカバー11と、カップリング12と、現像ギア13と、供給ギア14と、アジテータギア15と、アイドルギア16と、第1軸受部材17と、キャップ18と、を備えている。詳細には、現像カートリッジ1は、第1方向における筐体3の一端部に、ギアカバー11と、カップリング12と、現像ギア13と、供給ギア14と、アジテータギア15と、アイドルギア16と、第1軸受部材17と、キャップ18と、を備えている。より詳細には、現像カートリッジ1は、第1方向における筐体3の一端部の外表面に、ギアカバー11と、カップリング12と、現像ギア13と、供給ギア14と、アジテータギア15と、アイドルギア16と、第1軸受部材17と、キャップ18と、を備えている。
【0028】
2.1.1 ギアカバー11
図3に示すように、ギアカバー11は、現像ギア13の周囲の少なくとも一部を覆う。ギアカバー11は、第1方向における筐体3の一端部に取り付けられる。詳細には、ギアカバー11は、第1方向における筐体3の一端部の外表面に取り付けられる。より詳細には、ギアカバー11は、スクリュー19により、第1方向における筐体3の一端部の外表面に固定される。なお、本明細書において、「ギア」は、ギア歯を有してギア歯によって回転力を伝達するものに限られず、摩擦伝達によって回転力を伝達するものを含む。また、摩擦伝達によって回転力を伝達する部材においては、歯先円は、摩擦伝達面を通る円とする。
【0029】
2.1.2 カップリング12
カップリング12は、第1方向に延びる軸について回転可能である。カップリング12は、駆動力を受けることにより回転可能である。詳細には、カップリング12は、画像形成装置から駆動力を受けることができる。カップリング12は、図示しない画像形成装置が含む駆動部材と係合することで回転可能である。なお、カップリング12は、第1方向に凹む凹部を有する。凹部は、駆動部材を受け、駆動部材と係合可能である。より詳細には、凹部は、画像形成装置の駆動部材と係合し駆動力を受けることができる。
【0030】
2.1.3 現像ギア13
現像ギア13は、第1方向における現像ローラ2の一端部に取り付けられる。詳細には、現像ギア13は、第1方向における現像ローラシャフト2Bの一端部に取り付けられる。現像ギア13は、現像ローラ2とともに回転可能である。現像ギア13は、カップリング12とともに回転可能である。
【0031】
2.1.4 供給ギア14
供給ギア14は、供給ローラシャフト4Bに取り付けられ、カップリング12とともに回転可能である。
【0032】
2.1.5 アジテータギア15
アジテータギア15は、アジテータ5のアジテータシャフト5Aに取り付けられている。アジテータギア15は、カップリング12の回転に従ってアジテータ5とともに回転可能である。
【0033】
2.1.6 アイドルギア16
アイドルギア16は、カップリング12のギア歯と係合する大径部16Aと、アジテータギア15のギア歯と係合する小径部16Bとを含む。アイドルギア16は、ギアカバー11の図示しないシャフトによって回転可能に支持されている。アイドルギア16は、カップリング12の回転を減速してアジテータギア15に伝達する。なお、第1方向において、大径部16Aは、小径部16Bよりも筐体3から離れている。
【0034】
2.1.7 第1軸受部材17
第1軸受部材17は、カップリング12、現像ギア13および供給ギア14を軸支する部材である。第1軸受部材17は、カップリング12を支持するためのボス17Aを備える。ボス17Aは、第1方向に延びる。ボス17Aは、円筒形状を有する。また、第1軸受部材17は、現像ローラシャフト2Bが挿入される穴17Bと、供給ローラシャフト4Bが挿入される穴17Cとを有する。第1軸受部材17は、第1方向における現像ローラシャフト2Bの一端部が穴17Bに挿入されることにより、第1方向における現像ローラシャフト2Bの一端部に取り付けられる。また、第1軸受部材17は、第1方向における供給ローラシャフト4Bの一端部が穴17Cに挿入されることにより、第1方向における供給ローラシャフト4Bの一端部に取り付けられる。
【0035】
2.1.8 キャップ18
キャップ18は、現像ローラシャフト2Bの第1方向における一方側の端部を覆っている。なお、ギアカバー11と、キャップ18とは、異なる種類の樹脂により作られてもよい。
【0036】
2.2 現像カートリッジ1の第1方向における他方側の詳細
以下、図4および図5を参照して、現像カートリッジ1の第1方向における他方側の詳細について説明する。図4に示すように、現像カートリッジ1は、筐体3の第1方向における他方側に、現像電極21と、供給電極22と、第2軸受部材23とを備える。詳細には、現像カートリッジ1は、第1方向における筐体3の他端部に、現像電極21と、供給電極22と第2軸受部材23とを備える。すなわち、現像電極21および供給電極22は、第1方向における筐体3の他端部に位置する。より詳細には、現像カートリッジ1は、第1方向における筐体3の他端部の外表面に、現像電極21と、供給電極22と、第2軸受部材23とを備える。すなわち、現像電極21および供給電極22は、第1方向における筐体3の他端部の外表面に位置する。
【0037】
2.2.1 現像電極21
現像電極21は、現像ローラ2に電力を供給するための電極である。現像電極21は、現像ローラシャフト2Bに電力を供給する。図5に示すように、現像電極21は、第2方向において、現像ローラ2とアジテータ5との間に位置する。現像電極21は、現像ローラシャフト2Bと第2方向において離れている。図4に示すように、現像電極21は、第1方向において、現像ローラシャフト2Bの端部から離れている。詳細には、現像電極21は、第1方向において突出する。現像電極21の先端は、第1方向において、現像ローラシャフト2Bの端部よりも筐体3から離れて位置する。現像電極21は、例えば、導電性樹脂からなる。
【0038】
現像電極21は、現像接触面21Aを含む。現像接触面21Aは、現像カートリッジ1が画像形成装置に装着された状態において、画像形成装置の電極と接触する。現像接触面21Aは、第2方向および第3方向に延びる。現像接触面21Aは、現像ローラシャフト2Bと第2方向において離れている。また、現像接触面21Aは、第1方向において、現像ローラシャフト2Bの端部から離れている。
【0039】
現像電極21は、さらに、現像接点21Bと、連結部21Cと、を含む。現像接点21Bは、現像ローラシャフト2Bと接触する。連結部21Cは、現像接点21Bと現像接触面21Aとを電気的に接続する。
【0040】
現像接点21Bは、接触穴21Dを有する。第1方向における現像ローラシャフト2Bの他端部は、接触穴21Dに挿入される。そのため、現像接点21Bは、現像ローラシャフト2Bの軸受として機能する。すなわち、現像電極21は、第1方向における現像ローラシャフト2Bの他端部に取り付けられた現像ローラ軸受を含む。言い換えると、現像カートリッジ1は、現像ローラ軸受を備える。接触穴21Dは、好ましくは円形の穴である。現像ローラシャフト2Bが接触穴21Dに挿入された状態において、現像接点21Bは、第1方向における現像ローラシャフト2Bの他端部に接触する。詳細には、現像ローラシャフト2Bが接触穴21Dに挿入された状態において、現像接点21Bは、第1方向における現像ローラシャフト2Bの他端部の外周面に接触する。そのため、現像接点21Bは、第1方向における現像ローラシャフト2Bの他端部に取り付けられる。言い換えると、現像接点21Bは、第1方向における現像ローラ2の他端部に取り付けられる。また、現像接点21Bは、第2方向において、現像接触面21Aと並ぶ。そのため、現像接触面21Aは、第2方向において、現像ローラシャフト2Bから離れて位置する。
【0041】
現像カートリッジ1が画像形成装置に装着されたときに、現像接触面21Aは、画像形成装置の電極と接触する。そのため、現像電極21は、画像形成装置から電力を受けて、現像ローラ2に電力を供給することができる。
【0042】
2.2.2 供給電極22
供給電極22は、供給ローラ4に電力を供給するための電極である。供給電極22は、供給ローラシャフト4Bに電力を供給する。図5に示すように、供給電極22は、第2方向において、現像電極21とアジテータ5の間に位置する。供給電極22は、供給ローラシャフト4Bと第2方向において離れている。図4に示すように、供給電極22は、第1方向において、現像ローラシャフト2Bの端部から離れている。詳細には、供給電極22は、第1方向において突出する。供給電極22の先端は、第1方向において、現像ローラシャフト2Bの端部よりも筐体3から離れて位置する。供給電極22は、例えば、導電性樹脂からなる。
【0043】
供給電極22は、供給接触面22Aを含む。供給接触面22Aは、現像カートリッジ1が画像形成装置に装着された状態において、画像形成装置の電極と接触する。供給接触面22Aは、第2方向および第3方向に延びる。供給接触面22Aは、供給ローラシャフト4Bと第2方向において離れている。また、供給接触面22Aは、第1方向において、供給ローラシャフト4Bの端部から離れている。
【0044】
供給電極22は、さらに、供給接点22Bと、連結部22Cとを含む。供給接点22Bは、供給ローラシャフト4Bと接触する。連結部22Cは、供給接触面22Aと供給接点22Bを電気的に接続する。
【0045】
供給接点22Bは、接触穴22Dを有する。第1方向における供給ローラシャフト4Bの他端部は、接触穴22Dに挿入される。そのため、供給接点22Bは、供給ローラシャフト4Bの軸受として機能する。すなわち、供給電極22は、第1方向における供給ローラシャフト4Bの他端部に取り付けられた供給ローラ軸受を含む。言い換えると、現像カートリッジ1は、供給ローラ軸受を備える。接触穴22Dは、好ましくは、円形の穴である。供給ローラシャフト4Bが接触穴22Dに挿入された状態において、供給接点22Bは、第1方向における供給ローラシャフト4Bの他端部に接触する。詳細には、供給ローラシャフト4Bが接触穴22Dに挿入された状態において、供給接点22Bは、第1方向における供給ローラシャフト4Bの他端部の外周面に接触する。言い換えると、供給接点22Bは、第1方向における供給ローラシャフト4Bの他端部に取り付けられる。また、供給接点22Bは、第2方向において、供給接触面22Aと並ぶ。そのため、供給接触面22Aは、第2方向において、供給ローラシャフト4Bから離れて位置する。
【0046】
現像カートリッジ1が画像形成装置に装着されたときに、供給電極22の供給接触面22Aには、画像形成装置の電極が、接触する。そのため、供給電極22は、画像形成装置から電力を受けて、供給ローラ4に電力を供給することができる。
【0047】
2.2.3 第2軸受部材23
第2軸受部材23は、第1支持部23Aと、第2支持部23Bとを含む。第1支持部23Aは、現像ローラシャフト2Bを回転可能に支持する。第2支持部23Bは、供給ローラシャフト4Bを回転可能に支持する。第2軸受部材23は、現像ローラシャフト2Bおよび供給ローラシャフト4Bを支持した状態で、筐体3の第1方向における他端部の外表面に固定されている。
【0048】
現像電極21および供給電極22は、第2軸受部材23とともに、筐体3の第1方向における他端部の外表面にスクリュー24により固定されている。
【0049】
2.3 現像カートリッジ1の第3方向における一方側の詳細
以下、図6および図7を参照して、現像カートリッジ1の第3方向における一方側の詳細について説明する。現像カートリッジ1は、記憶媒体31と、複数のリブ32とを備える。
【0050】
2.3.1 記憶媒体31
記憶媒体31は、詳細には、ICチップである。記憶媒体31は、電気的接触面31Aを含む。なお、電気的接触面31Aは、1つであっても良い。また、電気的接触面31Aは複数であっても良い。本実施形態では、電気的接触面31Aが、4つの例を挙げて説明する。4つの電気的接触面31Aのそれぞれは、第1方向に並ぶ。
【0051】
電気的接触面31Aは、筐体3の第3方向における一方側に位置する。詳細には、電気的接触面31Aは、筐体3の第3方向における一端部3Cに位置する。より詳細には、電気的接触面31Aを含む記憶媒体31は、筐体3の第3方向における一端部3Cの外表面に位置する。
【0052】
筐体3の第3方向における一端部3Cは、筐体3の第3方向における他端部3Dよりも、電気的接触面31Aに近い。詳細には、筐体3の第3方向における一端部3Cの外表面は、筐体3の第3方向における他端部3Dの外表面よりも、電気的接触面31Aを含む記憶媒体31に近い。
【0053】
電気的接触面31Aは、第1方向における筐体3の一端部に位置する。詳細には、電気的接触面31Aは、ギアカバー11の外表面に位置する。より詳細には、電気的接触面31Aは、第3方向におけるギアカバー11の一端部の外表面に位置する。つまり、電気的接触面31Aは、ギアカバー11を介して、筐体3の外表面に位置する。詳細には、電気的接触面31Aは、ギアカバー11を介して、第1方向における筐体3の一端部の外表面に位置する。なお、電気的接触面31Aは、接着剤によって、ギアカバー11の外表面に接着される。すなわち、ギアカバー11は、電気的接触面31Aを含む。
【0054】
ギアカバー11は、さらに、突起33を含む。すなわち、現像カートリッジ1は、突起33を備える。突起33は、現像カートリッジ1を後述するドラムフレーム45(図8参照)に装着したときに、後述するドラムフレーム45の第1開口47(図8参照)に嵌る。これにより、突起33は、現像カートリッジ1をドラムカートリッジ41に対して位置決めする。突起33は、第2方向において、複数の電気的接触面31Aと並ぶ。詳細には、複数の電気的接触面31Aは、第2方向において、突起33と並ぶ。突起33は、第2方向において、複数の電気的接触面31Aよりも、現像ローラ2に対して近くに位置する。
【0055】
2.3.2 複数のリブ32
複数のリブ32は、後述する搬送ローラ44(図9参照)によって搬送される用紙に接触可能である。複数のリブ39が用紙に接触することにより、用紙を感光ドラム42と転写ローラ43の間に案内するとともに、筐体3と用紙との接触面積を低減することができる。
【0056】
複数のリブ32のそれぞれは、筐体3の外表面から、第3方向に突出する。詳細には、複数のリブ32のそれぞれは、筐体3の第2フレーム7から、第3方向に突出する。すなわち、第2フレーム7は、複数のリブ32を含む。また、複数のリブ32のそれぞれは、第2方向に延びる。
【0057】
複数のリブ32は、第1方向に並ぶ。詳細には、複数のリブ32のそれぞれは、第1方向において、互いに間隔を隔てて位置する。また、複数のリブ32は、第1方向において、電気的接触面31Aと並ぶ。複数のリブ32は、第1方向において、電気的接触面31Aおよび現像電極21の少なくとも一部と並ぶ。また、複数のリブ32は、第1方向において、電気的接触面31Aおよび供給電極22の少なくとも一部と並ぶ。さらに、第1方向における複数のリブ32の長さは、第1方向における搬送ローラ44によって搬送される用紙の長さよりも長い。第1方向における複数のリブ32の長さは、第1方向における現像ローラ本体2Aの長さより短い。第1方向における複数のリブ32の長さは、第1方向における電気的接触面31Aの長さよりも長い。
【0058】
2.4 電気的接触面31A、現像ローラ2、アジテータ5、現像電極21および供給電極22の位置関係
以下、図5を参照して、電気的接触面31A、現像ローラ2、アジテータ5、現像電極21および供給電極22の位置関係について説明する。
【0059】
電気的接触面31Aは、第2方向において、現像ローラ2とアジテータ5の間に位置する。詳細には、電気的接触面31Aは、第2方向において、現像ローラ軸A4とアジテータ軸A5との間に位置する。
【0060】
電気的接触面31Aは、第3方向において、現像電極21と供給電極22との両方に対応する位置に位置する。詳細には、複数の電気的接触面31Aは、第3方向において、現像電極21と供給電極22と並ぶ。詳細には、電気的接触面31Aは、第3方向において、第2方向における現像電極21の一端部と並ぶ。言い換えると、電気的接触面31Aは、第3方向において、現像電極21の少なくとも一部と並ぶ。また、電気的接触面は、第3方向において、供給電極22の少なくとも一部と並ぶ。詳細には、電気的接触面31Aは、第3方向において、現像接触面21Aと供給接触面22Aとの両方に対応する位置に位置する。
【0061】
3. ドラムカートリッジ41の概略
以下、図8および図9を参照して、ドラムカートリッジ41の概略を説明する。ドラムカートリッジ41は、感光ドラム42と、転写ローラ43と、搬送ローラ44と、ドラムフレーム45とを備える。
【0062】
3.1 感光ドラム42
感光ドラム42は、ドラムフレーム45の第2方向における一端部45Aに位置する。感光ドラム42は、第1方向に延びる第1軸A1について回転可能である。感光ドラム42の表面には、静電潜像が形成される。
【0063】
3.2 転写ローラ43
転写ローラ43は、感光ドラム42の表面のトナー像を、用紙に転写可能である。転写ローラ43は、第1方向に延びる第2軸A2について回転可能である。転写ローラ43は、感光ドラム42の表面に接触する。
【0064】
3.3 搬送ローラ44
搬送ローラ44は、用紙を、感光ドラム42と転写ローラ43との間に搬送するためのローラである。搬送ローラ44は、第1方向に延びる第3軸A3について回転可能である。搬送ローラ44は、第2方向において転写ローラ43と間隔を隔てて位置する。
【0065】
3.4 ドラムフレーム45
ドラムフレーム45は、第2方向における一端部45Aと、第2方向における他端部45Bとを有する。一端部45Aは、第2方向において、他端部45Bよりも感光ドラム42に近い。
【0066】
また、第1方向におけるドラムフレーム45の両端部は、ドラムフレーム45に現像カートリッジ1が装着された状態において、第1方向における現像ローラシャフト2Bの両端部が嵌まるガイド46A、46Bを備える。詳細には、第1方向におけるドラムフレームの一端部は、第1方向における現像ローラシャフト2Bの一端部が嵌まるガイド46Aを有する。一方、第1方向におけるドラムフレームの他端部は、第1方向における現像ローラシャフト2Bの他端部が嵌まるガイド46Bを有する。ドラムフレーム45は、第1開口47と、第2開口48とを有する。また、ドラムフレーム45は、ガイドフレーム49を備える。
【0067】
3.4.1 第1開口47
第1開口47は、現像カートリッジ1がドラムフレーム45に装着された状態において、電気的接触面31Aを露出させると共に、突起33が嵌る。そのため、現像カートリッジ1を画像形成装置に装着した状態において、電気的接触面31Aは、第1開口47を介して、画像形成装置の電極と接触する。なお、第1開口47の詳細については、図10および図11を参照して、後述する。
【0068】
3.4.2 第2開口48
第2開口48は、搬送ローラ44によって搬送された用紙を、感光ドラム42と転写ローラ43との接触面に向けて通過させる。詳しくは、第2開口48は、現像カートリッジ1がドラムフレーム45に装着された状態において、複数のリブ32を露出させる。そのため、現像カートリッジ1を画像形成装置に装着した状態において、搬送ローラ44によって搬送された用紙は、第2開口48から露出した複数のリブ32と接触する。その後、用紙は、さらに、第2開口48を通過して、感光ドラム42と転写ローラ43との接触面に搬送される。なお、第2開口48の詳細については、図10および図11を参照して、後述する。
【0069】
3.4.3 ガイドフレーム49
ガイドフレーム49は、搬送ローラ44によって搬送された用紙をガイドすることが可能である。なお、ガイドフレーム49の詳細については、図10および図11を参照して、後述する。
【0070】
3.5 ドラムカートリッジ41に対する現像カートリッジ1の装着状態
以下、図10および図11を参照して、現像カートリッジ1がドラムフレーム45に装着された状態における第1開口47、第2開口48およびガイドフレーム49について説明する。
【0071】
まず、現像カートリッジ1をドラムフレーム45への装着について説明する。現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジ41に対して現像ローラシャフト2Bについて揺動して、ドラムカートリッジ41に装着される。詳しくは、現像カートリッジ1がドラムフレーム45に装着されるとき、現像ローラシャフト2Bの両端部が、ドラムフレーム45のガイド46A、46B(図9参照)に嵌る。その状態で、現像カートリッジ1が、ドラムカートリッジ41に対して現像ローラシャフト2Bについて揺動する。すると、ドラムフレーム45は、第3方向において、現像カートリッジ1の第2フレーム7と向かい合う。このとき、現像カートリッジ1は、ドラムフレーム45に位置決めされる。これにより、ドラムフレーム45に対する現像カートリッジ1の装着が、完了する。
【0072】
また、この状態で、電気的接触面31Aが、第1開口47から露出される。すなわち、現像カートリッジ1がドラムフレーム45に装着されたときに、電気的接触面31Aが、第1開口47から露出される。詳しくは、現像カートリッジ1が、ドラムフレーム45に対して現像ローラシャフト2Bについて揺動して、ドラムフレーム45に装着されたときに、電気的接触面31Aが、第1開口47から露出される。
【0073】
その後、ドラムカートリッジ41および現像カートリッジ1が、複数の電極を有する画像形成装置に装着される。このとき、複数の電気的接触面31Aの1つは、複数の電極の1つと接触する。画像形成装置の電極の数は、電気的接触面31Aの数と同じである。すなわち、本実施形態では、電気的接触面31Aの数が4つであるため、画像形成装置の電極の数は、4つである。
【0074】
図11に示すように、第1開口47は、第2方向において、転写ローラ43と搬送ローラ44の間に位置する。第1開口47は、第1方向におけるドラムフレーム45の一端部に位置する。第1方向における第1開口47の寸法は、第1方向における電気的接触面31Aの寸法よりも長い。第1開口47は、第1部分47Aと、第2部分47Bとを有する。
【0075】
第1部分47Aは、電気的接触面31Aを露出させる。そのため、第1方向における第1部分47Aの寸法は、第1方向における電気的接触面31Aの寸法よりも長い。第2部分47Bは、現像カートリッジ1の突起33(図6参照)が嵌まる。第2部分47Bは、第2方向において、第1部分47Aと並ぶ。第2部分47Bは、第2方向において、第1部分47Aに対して、搬送ローラ44の反対側に位置する。第1方向における第2部分47Bの寸法は、第1方向における第1部分47Aの寸法よりも短い。
【0076】
第2開口48は、第2方向において、転写ローラ43と搬送ローラ44との間に位置する。第2開口48は、第1方向において、第1開口47と並ぶ。第1方向における第2開口48の寸法は、第1方向における複数のリブ32の寸法よりも長い。第1方向における第2開口48の寸法は、第1方向における転写ローラ43の寸法と略等しい。
【0077】
ガイドフレーム49は、第1方向において、第1開口47と第2開口48との間に位置する。ガイドフレーム49は、第2方向に延びる。なお、ガイドフレーム49は、ドラムフレーム45を補強するための補強フレームとしても機能する。詳細には、ドラムフレーム45は、補強フレームを備える。補強フレームは、第1方向において、第1開口47と第2開口48との間に位置する。
【0078】
4.作用効果
ドラムカートリッジ41によれば、図8から図11に示すように、電気的接触面31Aを露出させるための第1開口47を有する。
【0079】
その結果、現像カートリッジ1がドラムフレーム45に装着された状態において、第1開口47から電気的接触面31Aを露出させることができる。
【0080】
また、第1開口47が、転写ローラ43と搬送ローラ44との間に位置する。そのため、第1開口47は、感光ドラム42の近くに位置する。詳細には、現像カートリッジ1をドラムフレーム45に装着した状態において、第1開口47は、現像ローラ2の近くに位置する。すなわち、現像カートリッジ1をドラムフレーム45に装着した状態において、電気的接触面31Aが、現像ローラ2の近くに位置する。
【0081】
そのため、現像ローラ2と電気的接触面31Aの間の距離は、小さくなる。詳細には、現像ローラ2と電気的接触面31Aの間の距離の寸法公差は、小さくなる。
【0082】
その結果、たとえば、現像カートリッジ1を生産する際に、電気的接触面31Aの位置のばらつきが、小さくなる。つまり、ドラムフレーム45に対して現像カートリッジ1を装着するときに、ドラムフレーム45に対する電気的接触面31Aの位置にばらつきが生じることを抑制できる。より好ましくは、現像ローラ2の端部がドラムフレーム45の端部に嵌り、さらに、現像ローラ2を基準に現像カートリッジ1が、ドラムフレーム45に対して回動することで、現像カートリッジ1をドラムフレーム45に対して装着する場合において、ドラムフレーム45に対して現像カートリッジ1を装着するときに、ドラムフレーム45に対する電気的接触面31Aの位置にばらつきを抑制することができる。
【0083】
現像カートリッジ1によれば、図5に示すように、電気的接触面31Aは、第2方向において、現像ローラ2とアジテータ5との間に位置する。すなわち、現像カートリッジ1をドラムフレーム45に装着した状態において、電気的接触面31Aが、現像ローラ2の近くに位置する。
【0084】
そのため、現像ローラ2と電気的接触面31Aの間の距離は、小さくなる。詳細には、現像ローラ2と電気的接触面31Aの間の距離の寸法公差は、小さくなる。
【0085】
その結果、たとえば、現像カートリッジ1を生産する際に、電気的接触面31Aの位置のばらつきが、小さくなる。つまり、ドラムフレーム45に対して現像カートリッジ1を装着するときに、ドラムフレーム45に対する電気的接触面31Aの位置にばらつきが生じることを抑制できる。より好ましくは、現像ローラ2の端部がドラムフレーム45の端部に嵌り、さらに、現像ローラ2を基準に現像カートリッジ1が、ドラムフレーム45に対して回動することで、現像カートリッジ1をドラムフレーム45に対して装着する場合において、ドラムフレーム45に対して現像カートリッジ1を装着するときに、ドラムフレーム45に対する電気的接触面31Aの位置のばらつきを抑制することができる。
【0086】
また、電気的接触面31Aは、筐体3の第1方向における一端部に位置する。一方、現像電極21および供給電極22は、筐体3の第1方向における他端部に位置する。
【0087】
そのため、現像電極21および供給電極22に供給される電力が、電気的接触面31Aに伝わることを抑制できる。
【0088】
その結果、現像電極21および供給電極22に供給される電力が記憶媒体31に伝わることにより、記憶媒体31が故障することを抑制できる。
【0089】
また、複数のリブ32は、第1方向において、電気的接触面31Aと並ぶ。
【0090】
そのため、搬送ローラ44によって用紙が搬送されている状態において、電気的接触面31Aは、搬送ローラ44によって搬送されている用紙の外側に位置する。
【0091】
その結果、電気的接触面31Aが、搬送ローラ44による用紙の搬送を邪魔することを抑制できる。
【0092】
また、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ41に装着された状態において、現像ローラ2とアジテータ5の間の一部が、ドラムカートリッジ41の第2開口48を介して露出される。そして、電気的接触面31Aは、現像ローラ2とアジテータ5の間に位置し、さらに、現像ローラ2とアジテータ5との間の一部よりも端部に位置する。これは、搬送ローラ44によって搬送された用紙が、ドラムカートリッジ41の第2開口48を介して、感光ドラム42と転写ローラ43との間に搬送されるためである。
【0093】
電気的接触面31Aは、現像ローラ2とアジテータ5の間に位置し、さらに、現像ローラ2とアジテータ5の間の一部よりも端部に位置する。その結果、電気的接触面31Aと画像形成装置の電極の接触した状態において、搬送ローラ44が感光ドラム42と転写ローラ43の間に用紙を搬送したときに、電気的接触面31Aが、用紙の搬送を邪魔することを抑制できる。
【0094】
5.変形例
以下、図12Aから図13Cを参照して、変形例について説明する。
【0095】
5.1 第1変形例
電気的接触面31Aは、ギアカバー11の外表面に接着される代わりに、図12Aおよび図12Bに示すように、ギアカバー11とは別の取付部材100の外表面に接着され、取付部材100を介して、ギアカバー11の外表面に取り付けられてもよい。この場合、電気的接触面31Aを支持する取付部材100を交換することにより、ギアカバー11全体を交換することなく、電気的接触面31Aを交換できる。
【0096】
また、取付部材100は、ギアカバー11を介さずに、筐体3の外表面に取り付けられていてもよい。
【0097】
5.2 第2変形例
電気的接触面31Aは、ギアカバー11の外表面に接着される代わりに、筐体3に支持されてもよい。詳細には、筐体3は、電気的接触面31Aを含んでもよい。図13Aに示すように、筐体3は、電気的接触面31Aが取り付けられる取付部104を備える。
【0098】
また、現像カートリッジ1は、突起33の代わりに、突起105を含んでもよい。突起105は、筐体3から延びる。
【0099】
5.3 第3変形例
電気的接触面31Aは、ギアカバー11の外表面に接着される代わりに、第1軸受部材17に支持されてもよい。詳細には、第1軸受部材17は、電気的接触面31Aを含んでもよい。図13Bに示すように、第1軸受部材17は、取付部107を備える。電気的接触面31Aは、取付部107に取り付けられる。
【0100】
また、現像カートリッジ1は、突起33の代わりに、突起108を有していてもよい。突起108は、第1軸受部材17から延びる。すなわち、第1軸受部材17は、突起108を含んでもよい。
【0101】
5.4 第4変形例
電気的接触面31Aは、ギアカバー11の外表面に接着される代わりに、第1軸受部材17と筐体3とで支持されてもよい。詳細には、図13Cに示すように、第1軸受部材17は、第1取付部102Aを含む。筐体3は、第2取付部102Bを含む。第1取付部102Aおよび第2取付部102Bは、第1方向において接続される。電気的接触面31Aは、第1取付部102Aおよび第2取付部102Bに取り付けられる。
【0102】
また、現像カートリッジ1は、突起33の代わりに、突起103を有していてもよい。突起103は、第1軸受部材17から延びる第1突起103Aと、筐体3から延びる第2突起103Bと、を有する。
【0103】
5.5 第5変形例
ドラムフレーム45は、ガイドフレーム49を備えなくてもよい。詳細には、第1開口47は、第2開口48と連続してもよい。より詳細には、第1開口47は、第2開口48を含んでもよい。
【0104】
6.記憶媒体31の寸法
以下、図14を参照して、記憶媒体31の具体的な寸法について説明する。なお、以下の記憶媒体31の寸法は、上記した実施形態および各変形例のいずれの形態にも適用できる。
【0105】
第1方向における記憶媒体31の長さL1は、16.85mmである。
【0106】
第2方向における記憶媒体31の長さL2は、14mmである。
【0107】
第1方向における1つの電気的接触面31Aの長さL3は、3.6mmである。
【0108】
第2方向における電気的接触面31Aの長さL4は、12mmである。
【0109】
4つの電気的接触面31Aは、第1方向において、0.15mmの間隔を隔てて並んでいる。
【0110】
7.電気的接触面31Aの詳細な位置
以下、図15から図18を参照して、電気的接触面31Aの詳細な位置について、具体的な寸法を示しつつ説明する。なお、以下の電気的接触面31Aの詳細な位置は、上記した実施形態および各変形例のいずれの形態にも適用できる。
【0111】
図15に示すように、第2方向における電気的接触面31Aから現像ローラ2の表面Sまでの距離は、11mm以上、26mm以下であってもよい。言い換えると、電気的接触面31Aの少なくとも一部は、第2方向において、現像ローラ2の表面Sから、11mm以上、26mm以下の範囲内に位置する。なお、現像ローラ2の表面Sとは、現像ローラ2の周面のうち、第2方向においてアジテータ軸A5から最も離れた一部分である。
【0112】
より具体的には、記憶媒体31は、第2方向において、一端部31Bと他端部31Cとを有する。他端部31Cは、第2方向において、一端部31Bから離れて位置する。他端部31Cは、第2方向において、アジテータ軸A5と一端部31Bとの間に位置する。第2方向において、記憶媒体31の一端部31Bと、現像ローラ2の表面Sとの距離D1は、11.924mmである。また、第2方向において、記憶媒体31の他端部31Cと、現像ローラ2の表面Sとの距離D2は、25.355mmである。また、現像ローラ2の外径は、13mmである。
【0113】
この場合、電気的接触面31Aの全部が、第2方向において、現像ローラ2の表面Sから、11mm以上、26mm以下の範囲内に位置する。
【0114】
また、図16に示すように、第2方向における電気的接触面31Aから現像ローラ軸A4までの距離は、5mm以上、19mm以下であってもよい。言い換えると、電気的接触面31Aの少なくとも一部は、第2方向において、現像ローラ軸A4から、5mm以上、19mm以下の範囲内に位置する。
【0115】
より具体的には、第2方向において、記憶媒体31の一端部31Bと、現像ローラ軸A4との距離D3は、5.424mmである。また、第2方向において、記憶媒体31の他端部31Cと、現像ローラ2の表面Sとの距離D4は、18.855mmである。
【0116】
この場合、電気的接触面31Aの全部が、第2方向において、現像ローラ軸A4から、5mm以上、19mm以下の範囲内に位置する。
【0117】
また、図17に示すように、第2方向における電気的接触面31Aからアジテータ軸A5までの距離は、26mm以上、40mm以下であってもよい。言い換えると、電気的接触面31Aの少なくとも一部は、第2方向において、アジテータ軸A5から、26mm以上、40mm以下の範囲内に位置する。
【0118】
より具体的には、第2方向において、記憶媒体31の一端部31Bと、アジテータ軸A5との距離D5は、39.515mmである。また、第2方向において、記憶媒体31の他端部31Cと、アジテータ軸A5との距離D6は、26.084mmである。
【0119】
この場合、電気的接触面31Aの全部が、第2方向において、アジテータ軸A5から、26mm以上、40mm以下の範囲内に位置する。
【0120】
また、図18に示すように、第1方向における電気的接触面31Aから現像接触面21Aまでの距離は、226mm以上、244mm以下であってもよい。言い換えると、電気的接触面31Aの少なくとも一部は、第1方向において、現像接触面21Aから、226mm以上、244mm以下の範囲内に位置する。
【0121】
より具体的には、記憶媒体31は、第1方向において、一端部31Dと他端部31Eとを有する。他端部31Eは、第1方向において、一端部31Dから離れて位置する。他端部31Eは、第1方向において、一端部31Dに対して現像接触面21Aとは反対側に位置する。第1方向において、記憶媒体31の一端部31Dと、現像接触面21Aとの距離D7は、226.25mmである。また、第1方向において、記憶媒体31の他端部31Eと、現像接触面21Aとの距離D8は、243.10mmである。
【0122】
この場合、電気的接触面31Aの全部は、第1方向において、現像接触面21Aから、226mm以上、244mm以下の範囲内に位置する。
【0123】
また、第1方向における電気的接触面31Aから供給接触面22Aまでの距離は、226mm以上、244mm以下であってもよい。言い換えると、電気的接触面31Aの少なくとも一部は、第1方向において、供給接触面22Aから、226mm以上、244mm以下の範囲内に位置する。
【0124】
より具体的には、第1方向において、記憶媒体31の一端部31Dと供給接触面22Aとの距離は、記憶媒体31の一端部31Dと現像接触面21Aとの距離D7と同じであり、226.25mmである。また、第1方向において、記憶媒体31の他端部31Eと供給接触面22Aとの距離は、記憶媒体31の他端部31Eと現像接触面21Aとの距離D8と同じであり、243.10mmである。
【0125】
この場合、電気的接触面31Aの全部は、第1方向において、供給接触面22Aから、226mm以上、244mm以下の範囲内に位置する。
【符号の説明】
【0126】
1 現像カートリッジ
2 現像ローラ
2B 現像ローラシャフト
3 筐体
3A 一端部
3B 他端部
3C 一端部
3D 他端部
4 供給ローラ
4B 供給ローラシャフト
5 アジテータ
6 第1フレーム
7 第2フレーム
11 ギアカバー
13 現像ギア
17 第1軸受部材
21 現像電極
22 供給電極
31 記憶媒体
31A 電気的接触面
32 リブ
33 突起
41 ドラムカートリッジ
42 感光ドラム
43 転写ローラ
44 搬送ローラ
45 ドラムフレーム
45A 一端部
45B 他端部
47 第1開口
47A 第1部分
47B 第2部分
48 第2開口
49 ガイドフレーム
103 突起
105 突起
108 突起
A1 第1軸
A2 第2軸
A3 第3軸
A4 現像ローラ軸
A5 アジテータ軸
A6 供給ローラ軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【手続補正書】
【提出日】2024-06-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トナーを収容可能な筐体であって、第1方向における一端部と、前記第1方向における他端部とを有する筐体と、
前記第1方向に延びる現像ローラ軸について回転可能な現像ローラであって、前記第1方向と直交する第2方向において前記筐体の一端部に位置する現像ローラと、
前記第2方向において前記現像ローラ軸と間隔を隔てて位置するアジテータ軸であって、前記第1方向に延びるアジテータ軸について回転可能なアジテータと
前記第1方向に延びる供給ローラ軸について回転可能な供給ローラであって、前記第2方向において前記現像ローラと前記アジテータとの間に位置する供給ローラであり、前記現像ローラの表面と接触する供給ローラと、
前記第1方向に延びるカップリング軸について回転可能なカップリングであって、前記第1方向における前記筐体の一端部に位置するカップリングと、
前記供給ローラに電力を供給するための供給電極であって、前記第1方向における前記筐体の他端部に位置し、前記第2方向において前記現像ローラと前記アジテータの間に位置する供給接触面を有する供給電極と、
前記第1方向における前記筐体の前記一端部に取り付けられ、前記カップリングの少なくとも一部を覆うギアカバーと、
電気的接触面を含む記憶媒体と、を備え、
前記電気的接触面は、
前記第2方向において前記現像ローラ軸と前記アジテータ軸との間に位置し、かつ、前記第1方向および前記第2方向の両方と直交する第3方向において前記ギアカバーの一端部の外表面に位置することを特徴とする現像カートリッジ。
【請求項2】
前記供給電極は、前記筐体の前記第1方向の前記他端部側に位置する端面に位置することを特徴とする請求項1に記載の現像カートリッジ。
【請求項3】
前記供給電極は、前記第1方向に突出することを特徴とする請求項2に記載の現像カートリッジ。
【請求項4】
前記供給ローラは、前記第1方向に延びる供給ローラシャフトを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項5】
前記供給電極は、前記供給ローラシャフトと前記第2方向において離れた供給接触面を有することを特徴とする請求項4に記載の現像カートリッジ。
【請求項6】
前記供給接触面は、前記第1方向において、前記供給ローラシャフトの端部から離れて位置することを特徴とする請求項5に記載の現像カートリッジ。
【請求項7】
前記供給電極は、前記第1方向における前記供給ローラシャフトの端部に取り付けられた供給ローラ軸受を有することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項8】
前記供給ローラシャフトは、前記第1方向における一端部と、前記第1方向における他端部とを有し、
前記第1方向における前記供給ローラシャフトの前記一端部は、前記第1方向における前記供給ローラシャフトの前記他端部よりも、前記電気的接触面に対して近くに位置し、
前記供給ローラ軸受は、前記第1方向における前記供給ローラシャフトの前記他端部に取り付けられることを特徴とする、請求項7に記載の現像カートリッジ。
【請求項9】
前記第1方向における前記供給ローラシャフトの前記一端部に取り付けられ、前記供給ローラシャフトとともに回転可能な供給ギアを備えることを特徴とする、請求項8に記載の現像カートリッジ。
【請求項10】
前記現像ローラは、前記第1方向に延びる現像ローラシャフトを有し、
前記現像ローラシャフトは、前記第1方向における一端部と、前記第1方向における他端部とを有し、
前記第1方向における前記現像ローラシャフトの前記一端部は、前記第1方向における前記現像ローラシャフトの前記他端部よりも、前記電気的接触面に対して近くに位置することを特徴とする、請求項9に記載の現像カートリッジ。
【請求項11】
前記第1方向における前記現像ローラシャフトの前記一端部に取り付けられ、前記現像ローラシャフトとともに回転可能な現像ギアを備えることを特徴とする、請求項10に記載の現像カートリッジ。
【請求項12】
前記ギアカバーは、前記供給ギア、および、前記現像ギアを覆うことを特徴とする請求項11に記載の現像カートリッジ。
【請求項13】
前記電気的接触面は、接着剤によって前記ギアカバーに接着されることを特徴とする請求項12に記載の現像カートリッジ。
【請求項14】
前記現像ローラは、前記第1方向に延びる現像ローラシャフトを有し、
前記現像カートリッジは、前記現像ローラシャフトを基準にドラムフレームに対して回動することにより、前記ドラムフレームに装着され、
前記現像カートリッジは、前記ドラムフレームに対して位置決めするための突起を備え、
前記電気的接触面は、前記第2方向において、前記突起と並ぶことを特徴とする請求項1に記載の現像カートリッジ。
【請求項15】
前記突起は、前記筐体の外表面に位置することを特徴とする、請求項14に記載の現像カートリッジ。
【請求項16】
前記筐体は、前記第2方向における一端部と、前記第2方向における他端部と、を有し、
前記第2方向における前記筐体の前記一端部は、前記第2方向において、前記第2方向における前記筐体の前記他端部よりも前記現像ローラに近いことを特徴とする、請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項17】
前記筐体は、前記第3方向における一端部と、前記第3方向における他端部と、を有し、
前記第3方向における前記筐体の前記一端部は、前記第3方向における前記筐体の前記他端部よりも前記電気的接触面に近いことを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項18】
前記第3方向における前記筐体の前記一端部は、前記第2方向に延びる複数のリブを含み、
前記複数のリブは、前記第1方向に並び、
前記電気的接触面は、前記第1方向において、前記複数のリブよりも前記筐体の前記一端部側に位置することを特徴とする請求項17に記載の現像カートリッジ。
【請求項19】
前記供給電極は、導電性樹脂からなることを特徴とする請求項1から請求項18のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
【請求項20】
前記現像ローラを基準にドラムフレームに対して回動することにより、前記ドラムフレームに装着されることを特徴とする請求項1に記載の現像カートリッジ。