IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日立オートモティブシステムズ株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-電子装置 図1
  • 特開-電子装置 図2
  • 特開-電子装置 図3
  • 特開-電子装置 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024103902
(43)【公開日】2024-08-02
(54)【発明の名称】電子装置
(51)【国際特許分類】
   H02H 7/20 20060101AFI20240726BHJP
   H02J 9/06 20060101ALI20240726BHJP
【FI】
H02H7/20 D
H02J9/06 110
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023007850
(22)【出願日】2023-01-23
(71)【出願人】
【識別番号】509186579
【氏名又は名称】日立Astemo株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001634
【氏名又は名称】弁理士法人志賀国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】三浦 啓介
【テーマコード(参考)】
5G015
5G053
【Fターム(参考)】
5G015GB06
5G015HA02
5G015JA08
5G015JA33
5G053BA04
5G053EA01
5G053EC03
(57)【要約】
【課題】バックアップ電源と当該バックアップ電源の電力供給先との間の電力伝送路の異常を検出することが可能な電子装置を提供する。
【解決手段】主電源から給電される第1電源電力を第1のダイオードを介して電力供給先に供給するとともに、第1電源電力が遮断すると、副電源から給電される第2電源電力の降圧電力を第2のダイオードを介して電力供給先にバックアップ電源として供給する電子装置であって、バックアップ電源の電力伝送路の異常を検知する異常検知部を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主電源から給電される第1電源電力を第1のダイオードを介して電力供給先に供給するとともに、前記第1電源電力が遮断すると、副電源から給電される第2電源電力の降圧電力を第2のダイオードを介して前記電力供給先にバックアップ電源として供給する電子装置であって、
前記バックアップ電源の電力伝送路の異常を検知する異常検知部を備える電子装置。
【請求項2】
前記異常検知部は、
前記第2のダイオードのカソード端子と前記電力供給先との間に設けられた開閉スイッチと、
前記開閉スイッチの開閉を駆動する駆動回路と、
前記カソード端子と前記開閉スイッチとの接続点の電圧を電力伝送路評価信号として検出する電圧検出部とを備え、
前記開閉スイッチの開閉状態に応じたを切替えた際の前記電力伝送路評価信号に基づいて前記電力伝送路の異常を判定する判定部と
を備える請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記カソード端子に負荷を備える請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記開閉スイッチは、PチャネルMOS型電界効果トランジスタである請求項2又は3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記開閉スイッチは、リレーである請求項2又は3に記載の電子装置。
【請求項6】
前記開閉スイッチは、PチャネルMOS型電界効果トランジスタの直列回路である請求項2又は3に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、バックアップ電圧検査装置が開示されている。このバックアップ電圧検査装置は、第2電源103の出力に設けられたダイオードD2のカソードにカソードが接続されたダイオードD3と、ダイオードD3と並列接続された抵抗R1と、ダイオードD3のアノードと接地電位GNDとの間に接続されたコンデンサC1と、コンデンサC1の端子間電圧を検出するNOTゲートIV1とを備え、NOTゲートIV1の出力を第2電源103の異常の有無を示すアラーム信号BKUP-ALとして制御部105に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-095178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記背景技術は、バックアップ電源として機能する第2電源103自体の異常を検出することはできるものの、第2電源103と当該第2電源103の電力供給先との間の電力伝送線路上で異常が発生した場合に、当該異常を検知することができないという問題点がある。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、バックアップ電源と当該バックアップ電源の電力供給先との間の電力伝送路の異常を検出することが可能な電子装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明では、電子装置に係る解決手段として、主電源から給電される第1電源電力を第1のダイオードを介して電力供給先に供給するとともに、前記第1電源電力が遮断すると、副電源から給電される第2電源電力の降圧電力を第2のダイオードを介して前記電力供給先にバックアップ電源として供給する電子装置であって、前記バックアップ電源の電力伝送路の異常を検知する異常検知部を備える、という手段を採用する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、バックアップ電源と当該バックアップ電源の電力供給先との間の電力伝送路の異常を検出することが可能な電子装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の第1実施形態に係る制御装置の構成を示す回路図である。
図2】本発明の第1実施形態に係る制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
図3】本発明の第2実施形態に係る制御装置の構成を示す回路図である。
図4】本発明の第3実施形態に係る制御装置の構成を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
最初に、本発明の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。
【0010】
第1実施形態に係る制御装置Aは、電動車両の動力源であるモータを制御対象とするPCU(パワー・コントロール・ユニット)である。この制御装置Aは、図1に示すように、主ダイオード1、DC/DCコンバータ2、副ダイオード3、負荷4、半導体スイッチ5、補助抵抗器6、電源回路7、駆動回路8、第1I/F回路9、第2I/F回路10、第3I/F回路11及びマイコン12を備えている。
【0011】
この制御装置Aには、図示するように、第1ヒューズF1を介して第1電源端子T1に主電源E1から所定電圧(第1電源電圧)の第1直流電力が給電される。また、この制御装置Aには、上記主電源E1とは異なる副電源E2から第2ヒューズF2及び第3ヒューズF3を介して第2電源端子T2及び第3電源端子T3に第2電源電圧の第2直流電力が給電される。
【0012】
制御装置Aは、通常は第1電源端子T1に給電される第1直流電力を電源として作動するが、第1直流電力が給電されなくなると、第2電源端子T2及び第3電源端子T3に給電される第2直流電力を電源として作動する。すなわち、この制御装置Aは、電源の冗長化が施された電子装置である。
【0013】
上記主電源E1は、出力端(プラス端子)が第1ヒューズF1の一端に接続され、マイナス端子が接地されている。この主電源E1は、第1電源電圧を有する第1電源電力を第1ヒューズF1の一端に出力する。第1ヒューズF1は、一端が主電源E1の出力端に接続され、他端が制御装置Aの第1電源端子T1に接続されている。なお、上記第1電源電圧は、例えば13.5Vである。
【0014】
この第1ヒューズF1は、主電源E1から制御装置Aに給電される第1電源電流に対する安全装置である。すなわち、この第1ヒューズF1は、第1電源電流が所定の電流値を超えると溶断することによって主電源Eと制御装置Aとの接続を遮断する。第1ヒューズF1は、自身の溶断によって主電源E1及び制御装置Aの損傷を防止する。
【0015】
副電源E2は、主電源E1に対するバックアップ電源である。すなわち、副電源E2は、主電源E1が御装置Aに給電されなくなった際に御装置Aにバックアップ電力を供給する。このようなは、第1出力端(プラス端子)が第2ヒューズF2の一端に接続され、第2出力端(マイナス端子)が第3ヒューズF3の一端に接続されている。この副電源E2は、第2電源電圧を有する第2電源電力を第2ヒューズF2の一端及び第3ヒューズF3の一端に出力する。
【0016】
第2ヒューズF2は、一端が副電源E2の第1出力端に接続され、他端が制御装置Aの第2電源端子T2に接続されている。第3ヒューズF3は、一端が副電源E2の第2出力端に接続され、他端が制御装置Aの第3電源端子T3に接続されている。これら第2ヒューズF2及び第3ヒューズF3は、副電源E2から制御装置Aに給電される第2電源電流に対する安全装置である。
【0017】
すなわち、第2ヒューズF2は、第2電源電流が所定の電流値を超えると溶断することによって副電源E2と制御装置Aとの接続を遮断する。第3ヒューズF3は、第2電源電流が所定の電流値を超えると溶断することによって副電源E2と制御装置Aとの接続を遮断する。このような第2ヒューズF2及び第3ヒューズF3は、自身の溶断によって副電源E2及び制御装置Aの損傷を防止する。
【0018】
第1実施形態に係る制御装置Aにおいて、主ダイオード1は、アノード端子が上記第1電源端子T1及び第1I/F回路9の入力端に接続され、カソード端子が補助抵抗器6の他端、電源回路7の入力端、第2I/F回路10の入力端及び半導体スイッチ5のソース端子に接続されている。詳細については後述するが、主ダイオード1は、電源電流の流れ方向を主電源E1に向かう方向ではなく、電源回路7に向かう方向に制限する。
【0019】
DC/DCコンバータ2は、一対の入力端、出力端及び制御端を備えている。このDC/DCコンバータ2は、一方の入力端が第2電源端子T2に接続され、他方の入力端が第3電源端子T3に接続されている。また、このDC/DCコンバータ2は、出力端が副ダイオード3のアノード端子に接続され、制御端がマイコン12の第1出力端に接続されている。
【0020】
このようなDC/DCコンバータ2は、マイコン12から入力される第1制御信号に基づいて副電源E2から入力される第2電源電圧の第2電源電力を降圧することにより、第1電源電圧よりも若干低い第3電源電圧の第3電源電力を生成する電力変換回路である。すなわち、DC/DCコンバータ2は、制御端に入力される第1制御信号に基づいて、一対の入力端に入力された第2電源電力を第3電源電圧の降圧電力に変換し、当該降圧電力を出力端から副ダイオード3のアノード端子に出力する。
【0021】
また、DC/DCコンバータ2は、第1制御信号に基づいて作動状態に設定されると、出力端が第3電源電圧に設定されるが、第1制御信号に基づいて非作動状態に設定されると、出力端が接地される。なお、上記降圧電力(第3電源電力)は、本発明におけるバックアップ電源である。また、上記第3電源電圧は、例えば10Vに設定される。
【0022】
上記第1制御信号は、DC/DCコンバータ2の作動/非作動を制御する制御信号である。DC/DCコンバータ2は、マイコン12から作動を指示する第1制御信号が入力されると、第2電源電圧から第3電源電圧を生成して副ダイオード3に出力する。一方、DC/DCコンバータ2は、マイコン12から非作動を指示する第1制御信号が入力されると、第3電源電圧の副ダイオード3への出力を停止する。
【0023】
副ダイオード3は、アノード端子が上記DC/DCコンバータ2の出力端に接続され、カソード端子が負荷4の一端、半導体スイッチ5のドレイン端子、補助抵抗器6の一端及び第3I/F回路11の入力端に接続されている。詳細については後述するが、副ダイオード3は、電源電流の流れ方向をDC/DCコンバータ2に向かう方向ではなく、電源回路7に向かう方向に制限する。
【0024】
負荷4は、一端が副ダイオード3のカソード端子、半導体スイッチ5のドレイン端子、補助抵抗器6の一端及び第3I/F回路11の入力端に接続され、他端が接地されている。この負荷4は、所定の抵抗値を有する。このような負荷4は、副ダイオード3のカソード端子つまり半導体スイッチ5のドレイン端子における電圧(第1モニター電圧)を安定化させるために設けられている。
【0025】
半導体スイッチ5は、ドレイン端子、ソース端子及びゲート端子を備えるP-MOSFET(PチャネルMOS型電界効果トランジスタ)である。ドレイン端子は、半導体スイッチ5における一方の入出端であり、ソース端子は半導体スイッチ5における他方の入出端であり、またゲート端子は半導体スイッチ5における制御端である。この半導体スイッチ5は、本発明の開閉スイッチに相当する。
【0026】
この半導体スイッチ5は、ドレイン端子(一方の入出端)が副ダイオード3のカソード端子、負荷4の一端、補助抵抗器6の一端及び第3I/F回路11の入力端に接続され、ソース端子(他方の入出端)が主ダイオード1のカソード端子、電源回路7の入力端及び第2I/F回路10の入力端に接続され、またゲート端子(制御端)が駆動回路8の出力端に接続されている。
【0027】
このような半導体スイッチ5は、駆動回路8からゲート端子(制御端)に入力される駆動信号に基づいてON(閉)又はOFF(開)に状態設定される。すなわち、半導体スイッチ5は、駆動回路8から閉状態(ON状態)を示す駆動信号が入力されると、ドレイン端子(一方の入出端)とソース端子(他方の入出端)とを導通状態に設定する。一方、半導体スイッチ5は、駆動回路8から開状態(OFF状態)を示す駆動信号が入力されると、ドレイン端子(一方の入出端)とソース端子(他方の入出端)とを導通を遮断する。
【0028】
補助抵抗器6は、所定の抵抗値を有し、半導体スイッチ5に並列に設けられる抵抗器である。このような補助抵抗器6は、半導体スイッチ5が開状態(OFF状態)に設定された際に、両端の電圧差によって所望の電圧降下が発生するように抵抗値が設定される。
【0029】
この補助抵抗器6は、一端が半導体スイッチ5のドレイン端子(一方の入出端)に接続されるとともに、副ダイオード3のカソード端子、負荷4の一端及び第3I/F回路11の入力端に接続されている。また、この補助抵抗器6は、他端が半導体スイッチ5のソース端子(他方の入出端)に接続されるとともに、主ダイオード1のカソード端子、電源回路7の入力端及び第2I/F回路10の入力端に接続されている。
【0030】
電源回路7は、入力端と一対の出力端を備えた電力変換回路であり、本発明の電力供給先に相当する。この電源回路7は、入力端が主ダイオード1のカソード端子、半導体スイッチ5のソース端子(他方の入出端)、補助抵抗器6の他端及び第2I/F回路10の入力端に接続され、第1出力端がマイコン12の第1電源端子Vd1に接続され、第2出力端がマイコン12の第2電源端子Vd2に接続されている。
【0031】
ここで、詳細については後述するが、電源回路7には主電源E1由来の第1電源電圧(第1電源電力)又は副電源E2由来の第3電源電圧(第3電源電力)の何れか一方が入力される。電源回路7は、第1電源電力又は第3電源電力に基づいて、第4電源電圧の第4電源電力及び第5電源電圧の第5電源電力を生成する。
【0032】
すなわち、電源回路7は、第1電源電力又は第3電源電力を降圧することにより第4電源電力を生成し、当該第4電源電力をマイコン12の第1電源端子Vd1に出力する。また、電源回路7は、第1電源電力又は第3電源電力を降圧することにより第5電源電力を生成し、当該第5電源電力をマイコン12の第2電源端子Vd2に出力する。
【0033】
駆動回路8は、入力端がマイコン12の第2出力端OUT2に接続され、出力端が半導体スイッチ5のゲート端子(制御端)に接続されている。この駆動回路8は、マイコン12から入力端に入力される第2制御信号に基づいて半導体スイッチ5の開閉状態を設定する駆動信号を生成し、当該駆動信号を出力端から半導体スイッチ5のゲート端子(制御端)に出力する。
【0034】
第1I/F回路9は、入力端が第1電源端子T1及び主ダイオード1のアノード端子に接続され、出力端がマイコン12の第1入力端IN1に接続されている。この第1I/F回路9は、主電源E1から第1電源端子T1に供給される第1電源電圧(第1電源電力)を降圧(例えば抵抗分圧)することによって第1検出信号に変換する。第1I/F回路9は、この第1検出信号をマイコン12の第1入力端IN1に出力する。
【0035】
第2I/F回路10は、所定の入力抵抗を有したバッファ回路である。入力端が主ダイオード1のカソード端子、半導体スイッチ5のソース端子(他方の入出端)、補助抵抗器6の他端及び電源回路7の入力端に接続され、出力端がマイコン12の第2入力端IN2に接続されている。
【0036】
このような第2I/F回路10は、主ダイオード1又は半導体スイッチ5から電源回路7に供給される第1電源電圧(第1電源電力)又は第3電源電圧(第3電源電力)をすることによって第2検出信号に変換する。第2I/F回路10は、この第2検出信号をマイコン12の第2入力端IN2に出力する。
【0037】
第3I/F回路11は、所定の入力抵抗を有したバッファ回路である。この第3I/F回路11は、入力端が副ダイオード3のカソード端子、負荷4の一端、半導体スイッチ5のドレイン端子(一方の入出端)及び補助抵抗器6の一端に接続され、出力端がマイコン12の第3入力端IN3に接続されている。
【0038】
このような第3I/F回路11は、副ダイオード3から半導体スイッチ5に供給される第3電源電圧(第3電源電力)を降圧(例えば抵抗分圧)することによって第3検出信号HSに変換する。第3I/F回路11は、この第3検出信号HSをマイコン12の第3入力端IN3に出力する。
【0039】
ここで、上記第3検出信号HSは、本発明における電力伝送路評価信号である。すなわち、第3検出信号HSは、副ダイオード3のカソード端子と半導体スイッチ5のドレイン端子(一方の入出端)との接続点の電圧を示す信号であり、DC/DCコンバータ2から電源回路7までの第3電源電力の電力伝送路の状態を評価し得るものである。
【0040】
マイコン12は、第1電源端子Vd1、第2電源端子Vd2、第1入力端IN1、第2入力端IN2、第3入力端IN3、第1出力端OUT1及び第2出力端OUT2を少なくとも備えるとともに、所定の制御プログラムが予め記憶する集積回路である。第1電源端子Vd1は電源回路7の第1出力端に接続され、第2電源端子Vd2は電源回路7の第2出力端に接続されている。
【0041】
また、第1入力端IN1は第1I/F回路9の出力端に接続され、第2入力端IN2は第2I/F回路10の出力端に接続され、第3入力端IN3は第3I/F回路11の出力端に接続されている。さらに、第1出力端OUT1はDC/DCコンバータ2の制御端に接続され、第2出力端OUT2は駆動回路8の入力端に接続されている。
【0042】
このようなマイコン12は、電源回路7から第1電源端子Vd1に入力される第4電源電力、また電源回路7から第2電源端子Vd2に入力される第5電源電力に基づいて作動する。また、このマイコン12は、第1~第3入力端IN1~IN3に入力される第1~第3検出信号を上記制御プログラムに基づいて取り込む。特に、マイコン12は、第3検出信号HSを第3電源電力の電力伝送路を評価するための電力伝送路評価信号として取り込む。
【0043】
また、このマイコン12は、上記制御プログラムに基づいて第1~第3検出信号を信号処理することにより第1、第2制御信号を生成し、第1制御信号を第1出力端OUT1からDC/DCコンバータ2の制御端に出力するとともに、第2制御信号を第2出力端OUT2から駆動回路8の入力端に出力する。
【0044】
ここで、上述した各構成要素のうち、負荷4、半導体スイッチ5、駆動回路8、第3I/F回路11及びマイコン12は、本発明の異常検知部を構成している。すなわち、第1実施形態に係る制御装置Aでは、負荷4、半導体スイッチ5、補助抵抗器6、駆動回路8、第3I/F回路11及びマイコン12が協働することによって、副電源E2から給電された第2電源電力に由来する第3電源電力の電力伝送路の異常を検知する。
【0045】
次に、第1実施形態に係る制御装置Aの動作について、図2を参照して詳しく説明する。
【0046】
図2は、第1、第2電源端子Vd2に基づくDC/DCコンバータ2の作動/非作動及び半導体スイッチ5の開/閉(OFF/ON)と第3検出信号HSの電圧値との関係を時系列的に示すタイミングチャートである。すなわち、図2は、主電源E1から電源回路7(電力供給先)に第1電源電圧が印加されている状態において、DC/DCコンバータ2の及び半導体スイッチ5の動作状態を切替えた場合における副ダイオード3のカソード端子と半導体スイッチ5のドレイン端子(一方の入出端)との接続点の電圧の変化を示すものである。
【0047】
上述したようにDC/DCコンバータ2が作動した場合、第3電源電圧は例えば10Vに設定される。また、第1電源電圧が13.5Vの場合、主ダイオード1のアノード端子と副ダイオード3のアノード端子との端子間電圧は、3.5Vである。したがって、図1に示すように主ダイオード1から負荷4の他端に向かって評価電流Iが流れる。
【0048】
一方、DC/DCコンバータ2が非作動の場合、第3電源電圧は0Vである。また、第1電源電圧が13.5Vの場合、主ダイオード1のアノード端子と副ダイオード3のアノード端子との端子間電圧は、13.5Vである。この場合も図1に示すように主ダイオード1から負荷4の他端に向かって評価電流Iが流れる。
【0049】
第3検出信号HSは、評価電流Iに起因する半導体スイッチ5又は補助抵抗器6の電圧降下と負荷4の電圧降下と分圧電圧である。すなわち、第3検出信号HSは、評価電流Iと半導体スイッチ5の導通抵抗値又は補助抵抗器6の抵抗値とから生じる第1降下電圧と評価電流Iと負荷4の抵抗値とから生じる第2降下電圧とによって主ダイオード1のアノード端子と副ダイオード3のアノード端子との端子間電圧を分圧したものとなる。
【0050】
このような図2において、(a)は、第3電源電力(バックアップ電源)の電力供給先(電源回路7)との間の電力伝送路の正常状態を示すタイミングチャートである。すなわち、図2(a)は、DC/DCコンバータ2の出力端から電源回路7の入力端までの第3電源電力(バックアップ電源)の電力伝送路が正常な場合における第3検出信号HSの変化を示している。
【0051】
図2(a)の期間t0~t1に示すように、DC/DCコンバータ2が作動状態かつ半導体スイッチ5がON状態(閉状態)の場合、第3検出信号HSは最高電圧V0となる。これに対して、期間t1~t2に示すように、DC/DCコンバータ2が非作動状態かつ半導体スイッチ5がOFF状態(開状態)の場合、第3検出信号HSは最低電圧V1となる。また、期間t2~t3に示すように、DC/DCコンバータ2が非作動状態かつ半導体スイッチ5がON状態(閉状態)の場合、第3検出信号HSは最高電圧V0となる。
【0052】
また、図2(a)の期間t3~t4に示すように、DC/DCコンバータ2が作動状態かつ半導体スイッチ5がOFF状態(開状態)の場合、第3検出信号HSは、最高電圧V0よりも若干低い第1電圧V2となる。この第1電圧V2は、第1電源電圧と第3電源電圧との差電圧(例えば3.5V)が補助抵抗器6と負荷4とで分圧された電圧である。さらに、期間t4~t5に示すように、DC/DCコンバータ2が非作動状態かつ半導体スイッチ5がON状態(閉状態)の場合、第3検出信号HSは最高電圧V0となる。
【0053】
一方、図2(b)は、第3電源電力(バックアップ電源)の電力供給先(電源回路7)との間の電力伝送路において、半導体スイッチ5のショート異常を示すタイミングチャートである。すなわち、図2(b)は、半導体スイッチ5におけるドレイン端子(一方の入出端)とソース端子(他方の入出端)とにショート故障が発生した場合における第3検出信号HSの変化を示している。
【0054】
このような半導体スイッチ5のショート異常の場合は、半導体スイッチ5のON状態(閉状態)/OFF状態(開状態)に関わりなく、半導体スイッチ5のドレイン端子とソース端子とが接続状態にあるので、第3検出信号HSは、図2(b)の期間t0~t5の全ての期間において最高電圧V0となる。
【0055】
図2(c)は、第3電源電力(バックアップ電源)の電力供給先(電源回路7)との間の電力伝送路において、副ダイオード3のショート異常を示すタイミングチャートである。すなわち、図2(c)は、副ダイオード3におけるアノード端子とカソード端子とが短絡した場合における第3検出信号HSの変化を示している。
【0056】
図2(c)の期間t0~t1に示すように、DC/DCコンバータ2が作動状態かつ半導体スイッチ5がON状態(閉状態)の場合、第3検出信号HSは最高電圧V0となる。これに対して、期間t1~t2に示すように、DC/DCコンバータ2が非作動状態かつ半導体スイッチ5がOFF状態(開状態)の場合、第3検出信号HSは、正常時の最低電圧V1よりも低い第2電圧V3となる。
【0057】
DC/DCコンバータ2が非作動状態の場合、DC/DCコンバータ2の出力端は接地電位となるので、副ダイオード3のアノード端子とカソード端子とが短絡した場合、状態において、副ダイオード3のカソード端子は、DC/DCコンバータ2の出力端と同様に接地電位となる。したがって、第2電圧V3は接地電位である。
【0058】
また、図2(c)の期間t2~t3に示すように、DC/DCコンバータ2が非作動状態かつ半導体スイッチ5がON状態(閉状態)の場合、第3検出信号HSは最高電圧V0となる。また、期間t3~t4に示すように、DC/DCコンバータ2が作動状態かつ半導体スイッチ5がOFF状態(開状態)の場合、第3検出信号HSは、最高電圧V0よりも若干低い第1電圧V2となる。さらに、期間t4~t5に示すように、DC/DCコンバータ2が非作動状態かつ半導体スイッチ5がON状態(閉状態)の場合、第3検出信号HSは最高電圧V0となる。
【0059】
図2(d)は、第3電源電力(バックアップ電源)の電力供給先(電源回路7)との間の電力伝送路において、副ダイオード3のオープン異常を示すタイミングチャートである。すなわち、図2(d)は、副ダイオード3におけるアノード端子とカソード端子とが完全に遮断した場合における第3検出信号HSの変化を示している。
【0060】
図2(d)の期間t0~t1に示すように、DC/DCコンバータ2が作動状態かつ半導体スイッチ5がON状態(閉状態)の場合、第3検出信号HSは最高電圧V0となる。これに対して、期間t1~t2に示すように、DC/DCコンバータ2が非作動状態かつ半導体スイッチ5がOFF状態(開状態)の場合、第3検出信号HSは最低電圧V1となる。そして、期間t2~t3に示すように、DC/DCコンバータ2が非作動状態かつ半導体スイッチ5がON状態(閉状態)の場合、第3検出信号HSは最高電圧V0となる。
【0061】
また、図2(d)の期間t3~t4に示すように、DC/DCコンバータ2が作動状態かつ半導体スイッチ5がOFF状態(開状態)の場合、第3検出信号HSは、最低電圧V1となる。副ダイオード3のアノード端子とカソード端子とが完全に遮断した場合、半導体スイッチ5のドレイン端子には、DC/DCコンバータ2の出力電圧が印加されないので、期間t3~t4における第3検出信号HSは最低電圧V1となる。さらに、期間t4~t5に示すように、DC/DCコンバータ2が非作動状態かつ半導体スイッチ5がON状態(閉状態)の場合、第3検出信号HSは最高電圧V0となる。
【0062】
図2(e)は、第3電源電力(バックアップ電源)の電力供給先(電源回路7)との間の電力伝送路において、半導体スイッチ5の接続異常を示すタイミングチャートである。すなわち、図2(e)は、半導体スイッチ5におけるドレイン端子(一方の入出端)の副ダイオード3のカソード端子との接続又はソース端子(他方の入出端)の電源回路7(電力供給先)との接続が乖離した場合における第3検出信号HSの変化を示している。
【0063】
図2(e)の期間t0~t1に示すように、DC/DCコンバータ2が作動状態かつ半導体スイッチ5がON状態(閉状態)の場合、第3検出信号HSは最高電圧V0よりも低い第1電圧V2となる。この場合、半導体スイッチ5がON状態(閉状態)であるにもかかわらず第1電源電圧が副ダイオード3のカソード端子に印加されないので、第3検出信号HSは、第1電源電圧と第3電源電圧との差電圧(例えば3.5V)が補助抵抗器6と負荷4とで分圧された電圧となる。
【0064】
また、図2(e)の期間t1~t2に示すように、DC/DCコンバータ2が非作動状態かつ半導体スイッチ5がOFF状態(開状態)の場合、第3検出信号HSは最低電圧V1となる。また、期間t2~t3に示すように、DC/DCコンバータ2が非作動状態かつ半導体スイッチ5がON状態(閉状態)の場合、半導体スイッチ5の接続が乖離しているので、第3検出信号HSは最低電圧V1となる。
【0065】
また、図2(e)の期間t3~t4に示すように、DC/DCコンバータ2が作動状態かつ半導体スイッチ5がOFF状態(開状態)の場合、第3検出信号HSは、最高電圧V0よりも若干低い第1電圧V2となる。さらに、期間t4~t5に示すように、DC/DCコンバータ2が非作動状態かつ半導体スイッチ5がON状態(閉状態)の場合、第3検出信号HSは最高電圧V0となる。
【0066】
図2(a)~(e)に示すように、上述した副電源E2の電力供給先(電源回路7)との間の電力伝送路の正常状態及び各種異常とでは、DC/DCコンバータ2の作動/非作動及び半導体スイッチ5の開/閉(OFF/ON)を切替えた際に第3検出信号HSが特異な変化をする。
【0067】
マイコン12は、第3I/F回路11から入力される第3検出信号HSの変化に基づいて、副電源E2の電力供給先(電源回路7)との間の電力伝送路について、正常状態、半導体スイッチ5のショート異常、副ダイオード3のショート異常、副ダイオード3のオープン異常及び半導体スイッチ5の接続異常を検知する。
【0068】
本第1実施形態によれば、第3電源電力(バックアップ電源)の電力伝送路の異常を検知する異常検知部(負荷4、半導体スイッチ5、補助抵抗器6、駆動回路8、第3I/F回路11及びマイコン12)を備えるので、バックアップ電源と当該バックアップ電源の電力供給先(電源回路7)との間の電力伝送路の異常を検出することが可能な制御装置Aを提供することができる。
【0069】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について図3を参照して説明する。
第2実施形態に係る制御装置A1は、図3に示すように、第1実施形態の半導体スイッチ5をリレー5Aに置き換え、また第1実施形態の駆動回路8を駆動回路8Aに置き換えたものである。
【0070】
リレー5Aは、一対の入出力端a、bを備えるとともに一対の制御端c、dを備えている。このリレー5Aにおいて、一方の入出力端aは副ダイオード3のカソード端子、負荷4の一端、補助抵抗器6の一端及び第3I/F回路11の入力端に接続されている。
【0071】
また、リレー5Aにおいて、他方の入出力端bは、ソース端子(他方の入出端)が主ダイオード1のカソード端子、電源回路7の入力端及び第2I/F回路10の入力端に接続されている。さらに、リレー5Aにおいて、一方の制御端cは駆動回路8Aの出力端に接続され、他方の制御端dは接地されている。このようなリレー5Aは、駆動回路8から入力される駆動信号に基づいて開閉する。
【0072】
すなわち、リレー5Aは、駆動回路8から閉状態(ON状態)を示す駆動信号が一方の制御端cに入力されると、一方の入出端aと他方の入出端bとを接続状態に設定する。一方、リレー5Aは、駆動回路8から開状態(OFF状態)を示す駆動信号が一方の制御端cに入力されると、一方の入出端aと他方の入出端bとを乖離状態とする。
【0073】
駆動回路8Aは、入力端及び出力端に加えて、電源端を備える、この駆動回路8Aは、入力端がマイコン12の第2出力端OUT2に接続され、また出力端がリレー5Aにおける一方の制御端cに接続されることに加え、電源端が副ダイオード3のカソード端子、負荷4の一端、補助抵抗器6の一端及び第3I/F回路11の入力端に接続されている。
【0074】
このような駆動回路8Aは、電源端に供給される第3電源電力を電源として作動する回路である。例えば、駆動回路8Aの出力回路は電源端と出力端との間に駆動トランジスタが設けられたHiサイド回路として構成されている。したがって、駆動回路8Aの出力端に一方の制御端cが接続されたリレー5Aは、駆動回路8Aの負荷である。
【0075】
このような第2実施形態によれば、第3電源電力(バックアップ電源)の電力伝送路の異常を検知する異常検知部(負荷4、リレー5A、補助抵抗器6、駆動回路8、第3I/F回路11及びマイコン12)を備えるので、バックアップ電源と当該バックアップ電源の電力供給先(電源回路7)との間の電力伝送路の異常を検出することが可能な制御装置A1を提供することができる。
【0076】
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態について図4を参照して説明する。
第2実施形態に係る制御装置A2は、図4に示すように、第1実施形態の半導体スイッチ5(PチャネルMOS型電界効果トランジスタ)を当該半導体スイッチ5と第2半導体スイッチ5Bとの直列回路に置き換えたものである。
【0077】
第2実施形態における半導体スイッチ5と第2半導体スイッチ5Bとの直列回路は、本発明の開閉スイッチに相当する。第2半導体スイッチ5Bは、図示するように半導体スイッチ5と同様なPチャネルMOS型電界効果トランジスタであり、ソース端子、ドレイン端子及びゲート端子を備えている。
【0078】
この第2半導体スイッチ5Bにおいて、ソース端子は半導体スイッチ5のソース端子に接続され、ドレイン端子は主ダイオード1のカソード端子、電源回路7の入力端及び第2I/F回路10の入力端に接続されている。また、この第2半導体スイッチ5Bにおいて、ゲート端子は半導体スイッチ5のゲート端子と同様に駆動回路8の出力端に接続されている。
【0079】
このような第2半導体スイッチ5Bは、半導体スイッチ5と同様に駆動回路8から入力される駆動信号に基づいて開閉する。すなわち、第2半導体スイッチ5Bは、駆動回路8から閉状態(ON状態)を示す駆動信号が一方の制御端cに入力されると、ドレイン端子とソース端子とを導通状態に設定する。一方、第2半導体スイッチ5Bは、駆動回路8から開状態(OFF状態)を示す駆動信号が入力されると、ドレイン端子とソース端子とを導通を遮断する。
【0080】
本第3実施形態によれば、第3電源電力(バックアップ電源)の電力伝送路の異常を検知する異常検知部(負荷4、半導体スイッチ5、第2半導体スイッチ5B、補助抵抗器6、駆動回路8、第3I/F回路11及びマイコン12)を備えるので、バックアップ電源と当該バックアップ電源の電力供給先(電源回路7)との間の電力伝送路の異常を検出することが可能な制御装置A2を提供することができる。
【0081】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記各実施形態では、3つの異常検知部の構成例を示したが、本発明はこれに限定されない。異常検知部の構成については、第1~第3実施形態の構成の他にバックアップ電源(第3電源電力)の電力伝送路の異常を検知し得る種々の構成が考えられる。
【0082】
(2)上記各実施形態では、負荷4を設けたが、本発明はこれに限定されない。第3I/F回路11は所定の入力抵抗を有しているので、この入力抵抗の大きさによっては負荷4を省略することが可能である。
【0083】
(3)上記第2実施形態では、駆動回路8Aの出力回路をHiサイド回路としたが、本発明はこれに限定されない。駆動回路8Aの電源端を接地端とし、出力回路を接地端と出力端との間に駆動トランジスタが設けられたLoサイド回路として構成してもよい。
【0084】
(付記1)
主電源から給電される第1電源電力を第1のダイオードを介して電力供給先に供給するとともに、前記第1直流電力が遮断すると、副電源から給電される第2電源電力の降圧電力を第2のダイオードを介して前記電力供給先にバックアップ電源として供給する電子装置であって、
前記バックアップ電源の電力伝送路の異常を検知する異常検知部を備える電子装置。
【0085】
(付記2)
前記異常検知部は、
前記第2のダイオードのカソード端子と前記電力供給先との間に設けられた開閉スイッチと、
前記開閉スイッチの開閉を駆動する駆動回路と、
前記カソード端子と前記開閉スイッチとの接続点の電圧を電力伝送路評価信号として検出する電圧検出部とを備え、
前記開閉スイッチの開閉状態に応じたを切替えた際の前記電力伝送路評価信号に基づいて前記電力伝送路の異常を判定する判定部と
を備える付記1に記載の電子装置。
【0086】
(付記3)
前記カソード端子に負荷を備える付記2に記載の電子装置。
【0087】
(付記4)
前記開閉スイッチは、PチャネルMOS型電界効果トランジスタである付記2又は3に記載の電子装置。
【0088】
(付記5)
前記開閉スイッチは、リレーである請求項2又は3に記載の電子装置。
【0089】
(付記6)
前記開閉スイッチは、PチャネルMOS型電界効果トランジスタの直列回路である請求項2又は3に記載の電子装置。
【符号の説明】
【0090】
A、A1、A2 制御装置(電子装置)
F1 第1ヒューズ
F2 第2ヒューズ
F3 第3ヒューズ
E1 主電源
E2 副電源
T1 第1電源端子
T2 第2電源端子
T3 第3電源端子
1 主ダイオード
2 DC/DCコンバータ
3 副ダイオード
4 負荷
5、5B 半導体スイッチ(開閉スイッチ)
5A リレー
6 補助抵抗器
7 電源回路(電力供給先)
8 駆動回路
9 第1I/F回路
10 第2I/F回路
11 第3I/F回路
12 マイコン
図1
図2
図3
図4