(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024103997
(43)【公開日】2024-08-02
(54)【発明の名称】表示システム、表示システムのプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20220101AFI20240726BHJP
G06F 3/0354 20130101ALI20240726BHJP
G06F 3/0487 20130101ALI20240726BHJP
G06F 3/16 20060101ALI20240726BHJP
H04L 67/02 20220101ALI20240726BHJP
H04L 67/04 20220101ALI20240726BHJP
G06F 3/0483 20130101ALI20240726BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06F3/0354 453
G06F3/0487
G06F3/16 660
H04L67/02
H04L67/04
G06F3/0483
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023007983
(22)【出願日】2023-01-23
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年12月12日に「サテライトオフィス・Google Glass導入支援ソリューション」ページに掲載 https://www.sateraito.jp/GoogleGlass/index.html 令和5年1月7日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=ptzkYbLJfsQ 令和5年1月7日に「サテライトオフィス・Google Glass導入支援ソリューション」ページに動画をアップロード https://www.sateraito.jp/GoogleGlass/index.html 令和5年1月14日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine?hl=ja
(71)【出願人】
【識別番号】516346218
【氏名又は名称】株式会社サテライトオフィス
(74)【代理人】
【識別番号】100168538
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 来
(72)【発明者】
【氏名】原口 豊
(72)【発明者】
【氏名】原口 優
【テーマコード(参考)】
5B087
5E555
【Fターム(参考)】
5B087AA04
5B087AB02
5B087AC15
5B087BC05
5E555AA01
5E555BA08
5E555BB08
5E555BC04
5E555BE01
5E555CA07
5E555CA08
5E555CA13
5E555CA15
5E555CB09
5E555CB16
5E555CB41
5E555CC03
5E555CC26
5E555DA08
5E555DA09
5E555DA23
5E555DC06
5E555DD04
5E555FA00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ユーザーの手の一部が汚れている場合であっても片手の指一本のみで確実に操作してユーザーに表示用コンテンツの内容に沿ったことを実行させる表示システムおよびそのプログラムを提供する。
【解決手段】眼鏡型端末110とサーバ120とを備える表示システム100において、眼鏡型端末110は、レンズに設けられた表示部111と、フレームに設けられた音声出力部112と、フレームに設けられたタッチ式操作部113とを有する。眼鏡型端末110は、表示用コンテンツFL1と、表示用コンテンツに対応して設定されたタグ情報とを有するファイルから、表示用コンテンツFL1の内容を表示し、タグ情報に基づいて所定内容を表示するかまたは音声出力し、次に、タグ情報のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部113の操作に基づいて、タッチ式操作部113の操作によるデータをサーバ120へ送信する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼鏡型端末とサーバとを備えて眼鏡型端末がサーバと通信接続してサーバにあるファイルのコンテンツを眼鏡型端末の表示部に表示する表示システムであって、
前記眼鏡型端末が、レンズに設けられた表示部と、フレームに設けられた音声出力部と、フレームに設けられたタッチ式操作部とを有し、
前記ファイルのコンテンツが、表示用コンテンツと、表示用コンテンツに対応して設定されたタグ情報とを有し、
前記眼鏡型端末が、前記表示用コンテンツの内容を表示してからタグ情報に基づいて所定内容を表示または音声出力し、
前記タグ情報のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部の操作に基づいて眼鏡型端末が、前記タッチ式操作部の操作によるデータをサーバへ送信する構成であることを特徴とする表示システム。
【請求項2】
前記表示用コンテンツが、複数ページのスライド形式のものであり、
前記タグ情報が、前記表示用コンテンツのページ毎に対応して設定されたものであり、
前記タグ情報のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部の操作に基づいて眼鏡型端末が、前記ファイルのコンテンツを進行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
【請求項3】
前記ファイルのコンテンツの各ページの表示用コンテンツの内容が、画像データでサーバに保存されるとともに、画像データの保存場所が、URL情報によって特定され、
前記眼鏡型端末が、前記URL情報に基づいてサーバにアクセスして画像データを表示部に表示する構成であることを特徴とする請求項2に記載の表示システム。
【請求項4】
前記表示用コンテンツの所定のページに対応して設定されたタグ情報が、1つまたは複数の所定項目についてのチェック操作であり、全ての所定項目についてのチェック操作が完了した場合のみ、前記眼鏡型端末が、前記タグ情報に基づいて次のページの表示用コンテンツの内容を表示部に表示する構成であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の表示システム。
【請求項5】
前記表示用コンテンツの所定のページに対応して設定されたタグ情報が、写真または動画の撮影を音声または文字表示で要求するものであり、ユーザーの操作によって眼鏡型端末に設けられたカメラ部を用いて撮影されたとき、前記眼鏡型端末が、前記タグ情報に基づいて撮影データをサーバにアップロードする構成であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の表示システム。
【請求項6】
前記表示用コンテンツの所定のページに対応して設定されたタグ情報が、数値入力操作を音声または文字表示で要求するものであり、ユーザーの操作によって表示部に表示された0~9の数字が選択されて一桁または選択の組み合わせにより複数桁として表示されて決定ボタンが選択操作されたとき、前記眼鏡型端末が、前記タグ情報に基づいて選択表示された数値情報をサーバに送信する構成であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の表示システム。
【請求項7】
眼鏡型端末がサーバと通信接続してサーバにあるファイルのコンテンツを眼鏡型端末の表示部に表示する表示システムのプログラムであって、
前記眼鏡型端末が、レンズに設けられた表示部と、フレームに設けられた音声出力部と、フレームに設けられたタッチ式操作部とを有し、ファイルのコンテンツが、表示用コンテンツと、表示用コンテンツに対応して設定されたタグ情報とを有し、眼鏡型端末が、表示用コンテンツの内容を表示してからタグ情報に基づいて所定内容を表示または音声出力する出力ステップと、
前記タグ情報のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部の操作に基づいて眼鏡型端末が、前記タッチ式操作部の操作によるデータをサーバへ送信する送信ステップとを有していることを特徴とする表示システムのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼鏡型端末とサーバとを備えて眼鏡型端末がサーバと通信接続してサーバにあるファイルのコンテンツを眼鏡型端末の表示部に表示する表示システム、および、そのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、管理装置端末としてのスマートフォン端末を用いて安全作業確認をする燃料供給システムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の燃料供給システムでは、管理装置端末としてのスマートフォン端末が給油所係員の一方の手によって持たれて、他方の手の指先で操作されていたため、現場作業で指先が汚れている場合において、操作することが困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、ユーザーの手の一部が汚れている場合であっても片手の指一本のみで確実に操作してユーザーに確認・チェックなど表示用コンテンツの内容に沿ったことを実行させることができる表示システム、および、そのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本請求項1に係る発明は、眼鏡型端末とサーバとを備えて眼鏡型端末がサーバと通信接続してサーバにあるファイルのコンテンツを眼鏡型端末の表示部に表示する表示システムであって、前記眼鏡型端末が、レンズに設けられた表示部と、フレームに設けられた音声出力部と、フレームに設けられたタッチ式操作部とを有し、前記ファイルのコンテンツが、表示用コンテンツと、表示用コンテンツに対応して設定されたタグ情報とを有し、前記眼鏡型端末が、前記表示用コンテンツの内容を表示してからタグ情報に基づいて所定内容を表示または音声出力し、前記タグ情報のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部の操作に基づいて眼鏡型端末が、前記タッチ式操作部の操作によるデータをサーバへ送信する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0007】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された表示システムの構成に加えて、前記表示用コンテンツが、複数ページのスライド形式のものであり、前記タグ情報が、前記表示用コンテンツのページ毎に対応して設定されたものであり、前記タグ情報のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部の操作に基づいて眼鏡型端末が、前記ファイルのコンテンツを進行する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0008】
本請求項3に係る発明は、請求項2に記載された表示システムの構成に加えて、前記ファイルのコンテンツの各ページの表示用コンテンツの内容が、画像データでサーバに保存されるとともに、画像データの保存場所が、URL情報によって特定され、前記眼鏡型端末が、前記URL情報に基づいてサーバにアクセスして画像データを表示部に表示する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0009】
本請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3に記載された表示システムの構成に加えて、前記表示用コンテンツの所定のページに対応して設定されたタグ情報が、1つまたは複数の所定項目についてのチェック操作であり、全ての所定項目についてのチェック操作が完了した場合のみ、前記眼鏡型端末が、前記タグ情報に基づいて次のページの表示用コンテンツの内容を表示部に表示する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0010】
本請求項5に係る発明は、請求項2または請求項3に記載された表示システムの構成に加えて、前記表示用コンテンツの所定のページに対応して設定されたタグ情報が、写真または動画の撮影を音声または文字表示で要求するものであり、ユーザーの操作によって眼鏡型端末に設けられたカメラ部を用いて撮影されたとき、前記眼鏡型端末が、前記タグ情報に基づいて撮影データをサーバにアップロードする構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0011】
本請求項6に係る発明は、請求項2または請求項3に記載された表示システムの構成に加えて、前記表示用コンテンツの所定のページに対応して設定されたタグ情報が、数値入力操作を音声または文字表示で要求するものであり、ユーザーの操作によって表示部に表示された0~9の数字が選択されて一桁または選択の組み合わせにより複数桁として表示されて決定ボタンが選択操作されたとき、前記眼鏡型端末が、前記タグ情報に基づいて選択表示された数値情報をサーバに送信する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0012】
本請求項7に係る発明は、眼鏡型端末がサーバと通信接続してサーバにあるファイルのコンテンツを眼鏡型端末の表示部に表示する表示システムのプログラムであって、前記眼鏡型端末が、レンズに設けられた表示部と、フレームに設けられた音声出力部と、フレームに設けられたタッチ式操作部とを有し、ファイルのコンテンツが、表示用コンテンツと、表示用コンテンツに対応して設定されたタグ情報とを有し、眼鏡型端末が、表示用コンテンツの内容を表示してからタグ情報に基づいて所定内容を表示または音声出力する出力ステップと、前記タグ情報のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部の操作に基づいて眼鏡型端末が、前記タッチ式操作部の操作によるデータをサーバへ送信する送信ステップとを有していることにより、前述した課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の表示システムは、眼鏡型端末とサーバとを備えていることにより、眼鏡型端末がサーバと通信接続してサーバにあるファイルのコンテンツを眼鏡型端末の表示部に表示することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0014】
本請求項1に係る発明の表示システムによれば、表示用コンテンツに対応して設定されたタグ情報に沿ってユーザーが操作するため、ユーザーに確認・チェックなど表示用コンテンツの内容に沿ったことを実行させることができる。
また、ユーザーが操作することに基づいてタッチ式操作部の操作によるデータがサーバへ送信されるため、その操作結果をサーバに記録することができる。
さらに、ユーザーが操作する際、ユーザーの手の指先が汚れてしまっていて一方の手でスマートフォン本体を持ち他方の手でスマートフォンの画面を操作するように両手を使うスマートフォンの画面の操作に適さない場合であっても、ユーザーの複数の指のうちいずれかの指の腹や指の側方や指の背をタッチ式操作部に接触させてタップ操作やスワイプ操作によって操作可能となるため、ユーザーの手の一部が汚れている場合であっても片手の指一本のみで確実に操作することができる。
例えば、安全確認・チェックや作業確認・チェックや作業前後の報告をユーザーに行わせるようにすることができる。
【0015】
本請求項2に係る発明の表示システムによれば、ファイルのコンテンツが複数ページある場合であっても、表示用コンテンツのページ毎にタグ情報が設定されていて、タグ情報に沿ってユーザーが操作することに基づいてコンテンツが進行されるため、ユーザーに確認・チェックなどをさせて表示用コンテンツの内容に沿ったことを行うことができる。
さらに、複数のページにおいてそれぞれ異なる内容の確認・チェックを求めることが可能となるため、複数のページにおいてそれぞれ異なる内容の安全確認・チェックや作業確認・チェックや作業前後の報告をユーザーに行わせるようにすることができる。
【0016】
本請求項3に係る発明の表示システムによれば、請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、URL情報が眼鏡型端末によって読み込まれて画像データが表示されるため、表示される表示用コンテンツの内容を簡単に指定することができる。
つまり、複数ページあるコンテンツの各ページの表示用コンテンツの画像データを指定することにより、ページの切り替えがURL情報の読み込みによって行われるため、中途半端な表示となってしまうことを回避することができる。
また、ページの切り替えをきちんと行うことによって各ページに対応して設定されたタグ情報の実行開始のタイミングが定まるため、タグ情報を確実に実行させることができる。
【0017】
本請求項4に係る発明の表示システムによれば、請求項2または請求項3に係る発明が奏する効果に加えて、所定項目として設定されたチェック項目の全てについてチェック操作が完了した場合にのみ次のページの表示用コンテンツが表示されるため、ユーザーに対して必ずチェック操作を行わせて確認させることができる。
つまり、ユーザーは片手の操作で簡単にチェック操作をすることができる。
【0018】
本請求項5に係る発明の表示システムによれば、請求項2または請求項3に係る発明が奏する効果に加えて、撮影データがトラブルや成果のログや証拠としてサーバに保存されるため、ユーザーは片手の操作で簡単にトラブルや成果の報告をすることができる。
【0019】
本請求項6に係る発明の表示システムによれば、請求項2または請求項3に係る発明が奏する効果に加えて、例えば、不良品の個数などを数値がサーバに送信されるため、ユーザーは片手の操作で簡単に不良品の個数などの数値を報告することができる。
【0020】
本請求項7に係る発明の表示システムのプログラムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、表示用コンテンツに対応して設定されたタグ情報に沿ってユーザーが操作するため、ユーザーに確認・チェックなど表示用コンテンツの内容に沿ったことを実行させることができる。
また、ユーザーが操作することに基づいてタッチ式操作部の操作によるデータがサーバへ送信されるため、その操作結果をサーバに記録することができる。
さらに、ユーザーが操作する際、ユーザーの手の指先が汚れてしまっていて一方の手でスマートフォン本体を持ち他方の手でスマートフォンの画面を操作するように両手を使うスマートフォンの画面の操作に適さない場合であっても、ユーザーの複数の指のうちいずれかの指の腹や指の側方や指の背をタッチ式操作部に接触させてタップ操作やスワイプ操作によって操作可能となるため、ユーザーの手の一部が汚れている場合であっても片手の指一本のみで確実に操作することができる。
例えば、安全確認・チェックや作業確認・チェックや作業前後の報告をユーザーに行わせるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の実施例である表示システムの概念を示す図。
【
図2】本発明の実施例である表示システムの動作例を示すチャート図。
【
図3】(A)(B)は本発明の実施例である表示システムの眼鏡型端末の表示部に表示された画面を示す図および眼鏡型端末のタッチ式操作部の操作の仕方を示す図。
【
図4】(A)~(C)は本発明の実施例である表示システムの表示用コンテンツの内容を示す図、この表示用コンテンツのページに対応して設定されたタグ情報の例を示す図および眼鏡型端末がタグ情報に基づいて音声出力している様子を示す図。
【
図5】(A)~(C)は本発明の実施例である表示システムの表示用コンテンツの内容を示す図、この表示用コンテンツのページに対応して設定されたタグ情報の例を示す図およびタグ情報と操作とに基づいて表示部に表示された内容を示す図。
【
図6】(A)~(C)は本発明の実施例である表示システムの表示用コンテンツの内容を示す図、この表示用コンテンツのページに対応して設定されたタグ情報の例を示す図およびタグ情報に基づいて表示部に表示された内容を示す図。
【
図7】(A)~(C)は本発明の実施例である表示システムの表示用コンテンツの内容を示す図、この表示用コンテンツのページに対応して設定されたタグ情報の例を示す図およびタグ情報と操作とに基づいて表示部に表示された内容を示す図。
【
図8】(A)~(C)は本発明の実施例である表示システムの表示用コンテンツの内容を示す図、この表示用コンテンツのページに対応して設定されたタグ情報の例を示す図およびタグ情報と操作とに基づいて表示部に表示された内容を示す図。
【
図9】(A)~(C)は本発明の実施例である表示システムの表示用コンテンツの内容を示す図、この表示用コンテンツのページに対応して設定されたタグ情報の例を示す図およびタグ情報と操作とに基づいて表示部に表示された内容を示す図。
【
図10】(A)~(C)は本発明の実施例である表示システムの表示用コンテンツの内容を示す図、この表示用コンテンツのページに対応して設定されたタグ情報の例を示す図およびタグ情報に基づいて表示部に表示された内容を示す図。
【
図11】本発明の実施例である表示システムの管理者用端末に表示された管理者画面の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の表示システムは、眼鏡型端末とサーバとを備え、眼鏡型端末が、レンズに設けられた表示部と、フレームに設けられた音声出力部と、フレームに設けられたタッチ式操作部とを有し、ファイルのコンテンツが、表示用コンテンツと、表示用コンテンツに対応して設定されたタグ情報とを有し、眼鏡型端末が、表示用コンテンツの内容を表示してからタグ情報に基づいて所定内容を表示または音声出力し、タグ情報のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部の操作に基づいて眼鏡型端末が、タッチ式操作部の操作によるデータをサーバへ送信する構成であることにより、ユーザーに確認・チェックなど表示用コンテンツの内容に沿ったことを実行させることができ、ユーザーの手の一部が汚れている場合であっても片手の指一本のみで確実に操作することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明の表示システムのプログラムは、眼鏡型端末が、レンズに設けられた表示部と、フレームに設けられた音声出力部と、フレームに設けられたタッチ式操作部とを有し、ファイルのコンテンツが、表示用コンテンツと、表示用コンテンツに対応して設定されたタグ情報とを有し、眼鏡型端末が、表示用コンテンツの内容を表示してからタグ情報に基づいて所定内容を表示または音声出力する出力ステップと、タグ情報のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部の操作に基づいて眼鏡型端末が、タッチ式操作部の操作によるデータをサーバへ送信する送信ステップとを有していることにより、ユーザーに確認・チェックなど表示用コンテンツの内容に沿ったことを実行させることができ、ユーザーの手の一部が汚れている場合であっても片手の指一本のみで確実に操作することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
【0023】
例えば、眼鏡型端末は、ユーザーの耳と鼻とにかけて装着してデータを眼鏡型端末のレンズに設けられた表示部において画面表示し、フレームに設けられたタッチ式操作部で操作自在なものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりサーバと接続してデータを送受信するものであれば如何なるものであっても構わない。
また、サーバは、クラウド環境に作られたクラウドサーバでもよいし、サーバを構成する物理サーバの数は1つでも複数でもよい。
さらに、ファイルのコンテンツが、表示用コンテンツと、表示用コンテンツに対応して設定されたタグ情報とを有していれば、ファイル形式(拡張子)は如何なるものであっても構わない。
タグ情報は、コンテンツに対応して設定されたコマンドとも呼ばれるものである。
ファイル形式として、例えば、複数ページのスライド形式の拡張子「.pptx」や「.pdf」などのものを挙げることができるが、上位概念としては、複数ページに限らず、単一ページのファイルでもよい。
【実施例0024】
以下に、本発明の実施例である表示システム100について、
図1乃至
図11に基づいて説明する。
ここで、
図1は、本発明の実施例である表示システム100の概念を示す図であり、
図2は、本発明の実施例である表示システム100の動作例を示すチャート図であり、
図3(A)は、本発明の実施例である表示システム100の眼鏡型端末110の表示部111に表示された画面を示す図であり、
図3(B)は、
図1に示す符号3Bから視た眼鏡型端末110の図であってタッチ式操作部113の操作の仕方を示す図であり、
図4(A)は、本発明の実施例である表示システム100の表示用コンテンツFL1の内容を示す図であり、
図4(B)は、
図4(A)に示す表示用コンテンツFL1のページに対応して設定されたタグ情報FL2の例を示す図であり、
図4(C)は、
図4(B)に示すタグ情報FL2に基づいて眼鏡型端末110が音声出力している様子を示す図であり、
図5(A)は、本発明の実施例である表示システム100の表示用コンテンツFL1の内容を示す図であり、
図5(B)は、
図5(B)に示す表示用コンテンツFL1のページに対応して設定されたタグ情報FL2の例を示す図であり、
図5(C)は、
図5(B)に示すタグ情報FL2と操作とに基づいて表示部111に表示された内容を示す図であり、
図6(A)は、本発明の実施例である表示システム100の表示用コンテンツFL1の内容を示す図であり、
図6(B)は、
図6(A)に示す表示用コンテンツFL1のページに対応して設定されたタグ情報FL2の例を示す図であり、
図6(C)は、
図6(B)に示すタグ情報FL2に基づいて表示部111に表示された内容を示す図であり、
図7(A)は、本発明の実施例である表示システム100の表示用コンテンツFL1の内容を示す図であり、
図7(B)は、
図7(A)に示す表示用コンテンツFL1のページに対応して設定されたタグ情報FL2の例を示す図であり、
図7(C)は、
図7(B)に示すタグ情報FL2と操作とに基づいて表示部111に表示された内容を示す図であり、
図8(A)は、本発明の実施例である表示システム100の表示用コンテンツFL1の内容を示す図であり、
図8(B)は、
図8(A)に示す表示用コンテンツFL1のページに対応して設定されたタグ情報FL2の例を示す図であり、
図8(C)は、
図8(B)に示すタグ情報FL2と操作とに基づいて表示部111に表示された内容を示す図であり、
図9(A)は、本発明の実施例である表示システム100の表示用コンテンツFL1の内容を示す図であり、
図9(B)は、
図9(A)に示す表示用コンテンツFL1のページに対応して設定されたタグ情報FL2の例を示す図であり、
図9(C)は、
図9(B)に示すタグ情報FL2と操作とに基づいて表示部111に表示された内容を示す図であり、
図10(A)は、本発明の実施例である表示システム100の表示用コンテンツFL1の内容を示す図であり、
図10(B)は、
図10(A)に示す表示用コンテンツFL1のページに対応して設定されたタグ情報FL2の例を示す図であり、
図10(C)は、
図10(B)に示すタグ情報FL2に基づいて表示部111に表示された内容を示す図であり、
図11は、本発明の実施例である表示システム100の管理者用端末130に表示された管理者画面132の例を示す図である。
【0025】
本発明の実施例である表示システム100は、
図1に示すように、眼鏡型端末110と、サーバ120と、一例としての管理者用端末130とを備えている。
そして、眼鏡型端末110が、サーバ120と通信接続してサーバ120にあるファイルFLを眼鏡型端末110の表示部111に表示するように設けられている。
より具体的には、眼鏡型端末110が、表示部111と、音声出力部112と、タッチ式操作部113と、音声入力部114と、カメラ部115と、制御部と、通信部とを有している。
このうち、表示部111は、レンズに設けられている。
また、音声出力部112、タッチ式操作部113、音声入力部114、カメラ部115、制御部および通信部は、フレームに設けられている。
【0026】
さらに、ファイルFLのコンテンツが、表示用コンテンツFL1と、表示用コンテンツFL1に対応して設定されたタグ情報FL2とを有している(
図4~
図10参照)。
また、眼鏡型端末110が、表示用コンテンツFL1の内容を表示してからタグ情報FL2に基づいて所定内容を表示または音声出力する。
そして、タグ情報FL2のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部113の操作に基づいて眼鏡型端末110が、タッチ式操作部113の操作によるデータをサーバ120へ送信するように構成されている。
【0027】
これにより、表示用コンテンツFL1に対応して設定されたタグ情報FL2に沿ってユーザーが操作する。
その結果、ユーザーに確認・チェックなど表示用コンテンツFL1の内容に沿ったことを実行させることができる。
また、ユーザーが操作することに基づいてタッチ式操作部113の操作によるデータがサーバ120へ送信される。
その結果、その操作によるデータをサーバ120に記録することができる。
さらに、ユーザーが操作する際、ユーザーの手の指先が汚れてしまっていて一方の手でスマートフォン本体を持ち他方の手でスマートフォンの画面を操作するように両手を使うスマートフォンの画面の操作に適さない場合であっても、ユーザーの複数の指FGのうちいずれかの指FGの腹や指FGの側方や指FGの背をタッチ式操作部113に接触させてタップ操作やスワイプ操作によって操作可能となる。
その結果、ユーザーの手の一部が汚れている場合であっても片手の指一本のみで確実に操作することができる。
例えば、安全確認・チェックや作業確認・チェックや作業前後の報告をユーザーに行わせるようにすることができる。
【0028】
さらに本実施例では、表示用コンテンツFL1が、複数ページのスライド形式のものである。
また、タグ情報FL2が、表示用コンテンツFL1のページ毎に対応して設定されたものである(
図4~
図10参照)。
そして、タグ情報FL2のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部113の操作に基づいて眼鏡型端末110が、ファイルFLのコンテンツを進行するように構成されている。
言い換えると、制御部が、タグ情報FL2のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部113の操作に基づいて、コンテンツを進行させる。
【0029】
これにより、ファイルFLのコンテンツが複数ページある場合であっても、表示用コンテンツFL1のページ毎にタグ情報FL2が設定されていて、タグ情報FL2に沿ってユーザーが操作することに基づいてコンテンツが進行される。
その結果、ユーザーに確認・チェックなどをさせて表示用コンテンツFL1の内容に沿ったことを行うことができる。
さらに、複数のページにおいてそれぞれ異なる内容の確認・チェックを求めることが可能となる。
その結果、複数のページにおいてそれぞれ異なる内容の安全確認・チェックや作業確認・チェックや作業前後の報告をユーザーに行わせるようにすることができる。
【0030】
続いて、本発明の実施例である表示システム100の動作について、より詳しく説明する。
先ず、ユーザーが、眼鏡型端末110を装着して、サーバ120と通信する。
そして、ユーザーIDおよびパスワードを入力して表示システム100にログインする。
続いて、
図2に示すように、ステップS1では、ファイル選択操作判定ステップとして、ユーザーによってタッチ式操作部113が操作されて、1つのファイルFLが選択されたか否かを、眼鏡型端末110が判定する。
例えば、
図3(A)に示すように、一例としてマニュアルなど複数のページのスライド形式の表示用コンテンツFL1を有した複数のファイルFLが選択自在な画面が、表示部111に表示されている。
【0031】
図3(B)に示すように、ユーザーが指FGの腹をタッチ式操作部113に接触させて、例えば、眼鏡の前方向にスワイプすることにより、画面において選択肢を右に進む操作となったり、後方向にスワイプすることにより、画面において選択肢を左に戻る操作となったり、眼鏡の下方向にスワイプすることにより、1つ前の階層の画面や元のトップ画面に戻る操作となったり、ボタンを押すようにタップすることにより、画面において何かを選択する操作となったりするように設けられている。
なお、ユーザーが首を傾けて眼鏡型端末110のジャイロセンサーに検知させることにより、タッチ式操作部113とある程度同様の操作をすることができる。
【0032】
そして、
図3(A)に示す表示部111に表示された画面において、ユーザーがスワイプ操作で選択肢を左右に移動させて所望のファイルFLを画面の中央に移動させてタップ操作して選択したとする。
これにより、1つのファイルFLが選択されたと眼鏡型端末110が判定する。
1つのファイルFLが選択されたと判定した場合はステップS2へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS1を繰り返す。
【0033】
ステップS2では、
図4(A)に示すように、表示用コンテンツ表示ステップとして、眼鏡型端末110が、選択されたファイルFLとしてサーバ120にあるファイルFLのデータとして例えば、複数ページのスライド形式の表示用コンテンツFL1の内容を読み込んで、表示部111に表示する。
ここで、
図4(A)~
図4(B)に示すように、ファイルFLのコンテンツが、表示用コンテンツFL1と、表示用コンテンツFL1に対応して設定されたタグ情報FL2とを有している。
より具体的には、複数ページのスライド形式の表示用コンテンツFL1と、表示用コンテンツFL1のページ毎に対応して設定されたタグ情報FL2とを有している。
【0034】
そして、出力ステップとして、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて所定内容を表示または音声出力する。
図4(B)に示すタグ情報FL2の場合、
図4(C)に示すように、眼鏡型端末110が、音声出力部112を用いて、
図4(B)のタグ情報FL2のテキストを音声出力する。
なお、
図4(B)に示すタグ情報FL2には、ユーザーに対して何も要求しているものはない。
音声出力が完了すると、次のページの表示用コンテンツFL1の内容を表示する。
ユーザーに対して何も操作を要求しているタグ情報FL2がない場合、その表示用コンテンツFL1のページに対応して設定されたタグ情報FL2が完了すると、次のページの表示用コンテンツFL1の内容を表示する。
【0035】
図5(A)に示すのは、
図4(A)に示す表示用コンテンツFL1のページの2ページ後の表示用コンテンツFL1の内容である。
図5(B)に示すタグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、音声出力部112を用いて、一例として「服装の安全確認から始めます。以下の服装をすべて着用していることを確認してください。」の旨を音声出力する。
続いて、タグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2において指定されたURL情報に基づいてヘルメットの画像を表示部111に表示するとともに「ヘルメット」の旨を音声出力する。
【0036】
さらに、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2において指定されたURL情報に基づいてマスクの画像を表示部111に表示するとともに「マスク」の旨を音声出力する。
続いて、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2において指定されたURL情報に基づいてゴーグルの画像を表示部111に表示するとともに「ゴーグル」の旨を音声出力する。
さらに、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2において指定されたURL情報に基づいてグローブの画像を表示部111に表示するとともに「グローブ」の旨を音声出力する。
続いて、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2において指定されたURL情報に基づいて安全靴の画像を表示部111に表示するとともに「安全靴」の旨を音声出力する。
なお、画像の内容の音声出力については、一例として画像のファイル名に基づいて、音声出力する。
【0037】
ステップS3では、要求応答判定ステップとして、ユーザーが要求された操作を行ったか否かを、眼鏡型端末110が判定する。
例えば、
図5(B)のタグ情報FL2は、ヘルメット~安全靴の5つのアイテム全ての選択を要求している。
そして、
図5(C)に示すように、ヘルメット~安全靴の5つのアイテム全てにチェックが入ったか否かを、眼鏡型端末110が判定する。
図5(C)に示すように、ユーザーは、各アイテムであるヘルメット~安全靴について、着用を確認して、タッチ式操作部113を操作して、各アイテムにチェックを入れる。
【0038】
具体的には、スワイプ操作でヘルメット~安全靴のアイテムを選択してタップ操作をすると、そのアイテムについてチェックが入るように設けられている。
ヘルメット~安全靴のアイテムが順番に表示部111の画面に表示されるときのタイミングでタップ操作をしてチェックを入れてもよいし、スワイプ操作で先に表示されたアイテムに戻ってからタップ操作でチェックを入れてもよいし、後から先の順に戻りながらタップ操作でチェックを入れてもよい。
一例として、全てのアイテムにチェックが入ると、
図5(A)の表示に一度戻り、選択された順に例えば「ヘルメット、マスク、ゴーグル、グローブ、安全靴が選択されました。」の旨が音声出力される。
なお、この際、
図5(A)の表示に「ヘルメット、マスク、ゴーグル、グローブ、安全靴が選択されました。」の旨を表示させるように構成してもよい。
【0039】
すると、ステップS3として、眼鏡型端末110が、要求された操作ありと判定する。
要求された操作として、ヘルメット~安全靴の5つのアイテム全てにチェックが入ったと判定した場合はステップS4へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS3を繰り返す。
【0040】
ステップS4では、送信ステップとして、タグ情報FL2のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部113の操作に基づいて眼鏡型端末110が、タッチ式操作部113の操作によるデータをサーバ120へ送信する。
具体的には、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて「服装の確認」について「ヘルメット、マスク、ゴーグル、グローブ、安全靴が選択された」の旨をサーバ120へ送信する。
【0041】
ステップS5では、進行ステップとして、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部113の操作に基づいて表示用コンテンツFL1を進行する。
具体的には、ファイルFLの表示用コンテンツFL1に次のページがあるか否かを、眼鏡型端末110が判定する。
次のページありと判定した場合はステップS6へ進み、他方、ないと判定した場合は終了する。
ステップS6では、進行ステップとして、現在表示しているページのカウントを1つ増やして、ステップS2へ戻る。
そして、
図6(A)に示すように、眼鏡型端末110が、次のページの表示用コンテンツFL1の内容を表示部111に表示する。
このように、表示用コンテンツ表示ステップS2と、出力ステップS2と、送信ステップS3~S4とを実行する。
【0042】
これにより、前述したように、表示用コンテンツFL1に対応して設定されたタグ情報FL2に沿ってユーザーが操作する。
その結果、ユーザーに確認・チェックなど表示用コンテンツFL1の内容に沿ったことを実行させることができる。
また、ユーザーが操作することに基づいてタッチ式操作部113の操作によるデータがサーバ120へ送信される。
その結果、その操作によるデータをサーバ120に記録することができる。
さらに、ユーザーが操作する際、ユーザーの手の指先が汚れてしまっていて一方の手でスマートフォン本体を持ち他方の手でスマートフォンの画面を操作するように両手を使うスマートフォンの画面の操作に適さない場合であっても、ユーザーの複数の指FGのうちいずれかの指FGの腹や指FGの側方や指FGの背をタッチ式操作部113に接触させてタップ操作やスワイプ操作によって操作可能となる。
その結果、ユーザーの手の一部が汚れている場合であっても片手の指一本のみで確実に操作することができる。
例えば、安全確認・チェックや作業確認・チェックや作業前後の報告をユーザーに行わせるようにすることができる。
【0043】
また、表示用コンテンツ表示ステップS2と、出力ステップS2と、送信ステップS3~S4と、進行ステップS5~S6とを実行する。
これにより、前述したように、ファイルFLのコンテンツが複数ページある場合であっても、表示用コンテンツFL1のページ毎にタグ情報FL2が設定されていて、タグ情報FL2に沿ってユーザーが操作することに基づいてコンテンツが進行される。
その結果、ユーザーに確認・チェックなどをさせて表示用コンテンツFL1の内容に沿ったことを行うことができる。
さらに、複数のページにおいてそれぞれ異なる内容の確認・チェックを求めることが可能となる。
その結果、複数のページにおいてそれぞれ異なる内容の安全確認・チェックや作業確認・チェックや作業前後の報告をユーザーに行わせるようにすることができる。
【0044】
なお、本実施例では、ファイルFLの各ページの表示用コンテンツFL1の内容が、画像データでサーバ120に保存されるとともに、画像データの保存場所が、URL情報によって特定されている。
そして、眼鏡型端末110が、URL情報に基づいてサーバ120にアクセスして画像データを表示部111に表示するように構成されている。
これにより、URL情報が眼鏡型端末110によって読み込まれて画像データが表示される。
その結果、表示される表示用コンテンツFL1の内容を簡単に指定することができる。
つまり、複数ページあるコンテンツの各ページの表示用コンテンツFL1の画像データを指定することにより、ページの切り替えがURL情報の読み込みによって行われる。
その結果、中途半端な表示となってしまうことを回避することができる。
また、ページの切り替えをきちんと行うことによって各ページに対応して設定されたタグ情報FL2の実行開始のタイミングが定まる。
その結果、タグ情報FL2を確実に実行させることができる。
【0045】
また本実施例では、表示用コンテンツFL1の第1所定のページに対応して設定されたタグ情報FL2が、1つまたは複数の所定項目についてのチェック操作である。
そして、全ての所定項目についてのチェック操作が完了した場合のみ、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて次のページの表示用コンテンツFL1の内容を表示部111に表示するように構成されている。
これにより、所定項目として設定されたチェック項目の全てについてチェック操作が完了した場合にのみ次のページの表示用コンテンツFL1が表示される。
その結果、ユーザーに対して必ずチェック操作を行わせて確認させることができる。
つまり、ユーザーは片手の操作で簡単にチェック操作をすることができる。
【0046】
図6(B)に示すタグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、音声出力部112を用いて、一例として「機械のスイッチがONになっているか確認してください。」の旨を音声出力する。
続いて、タグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、先ず「ON」の文字を表示部111に表示するとともに「ON」の旨を音声出力する。
次に「OFF」の文字を表示部111に表示するとともに「OFF」の旨を音声出力する。
図6(C)に示すように、ユーザーは、実際に機械のスイッチがONになっていることを確認して、タッチ式操作部113を操作して、「ON」を選択する。
【0047】
具体的には、スワイプ操作で「ON」を選択してタップ操作で選択を決定するように設けられている。
一例として、「ON」を選択して決定すると、
図6(A)の表示に一度戻り、例えば「ONが選択されました。」の旨が音声出力されるとともに、
図6(A)の表示に「ONが選択されました。」の旨が表示される。
すると、ステップS3として、眼鏡型端末110が、要求された操作ありと判定する。
また、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて「機械スイッチの確認」について「ON」が選択された」の旨をサーバ120へ送信する。
【0048】
そして、
図7(A)に示すように、眼鏡型端末110が、さらに次のページの表示用コンテンツFL1の内容を表示部111に表示する。
図7(B)に示すタグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、音声出力部112を用いて、一例として「機械などの写真や動画を撮影し、サーバ120の記憶部であるドライブに保存します。先ず、写真を撮ります。」の旨を音声出力する。
続いて、
図7(C)に示すように、タグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、カメラ部115を用いて、カメラ部115でとらえた画像を表示部111に表示するとともに静止画像撮影モードにする。
【0049】
ユーザーがタップ操作すると、そのときにカメラ部115でとらえた画像が画像データとしてサーバ120のドライブにアップロードされる。
言い換えると、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて「機械の写真」について画像データをサーバ120へ送信する。
この際、「画像データのアップロードが開始されました。」の旨が表示部111の画面に表示される。
次に、一度、
図7(A)に示す画面に戻ってから、眼鏡型端末110が、音声出力部112を用いて、一例として「次に動画を撮影します。」の旨を音声出力する。
続いて、
図7(C)に示すように、タグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、カメラ部115を用いて、カメラ部115でとらえた画像を表示部111に表示するとともに動画撮影モードにする。
【0050】
ユーザーがタップ操作をすると、動画撮影が開始され、2回目のタップ操作をすると、動画撮影が終了する。
その間にカメラ部115でとらえた画像が動画データとしてサーバ120のドライブにアップロードされる。
言い換えると、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて「動画の撮影」について動画データをサーバ120へ送信する。
また、ステップS3として、眼鏡型端末110が、要求された操作ありと判定する。
この際、「動画データのアップロードが開始されました。」の旨が表示部111の画面に表示される。
【0051】
そして、
図8(A)に示すように、眼鏡型端末110が、さらに次のページの表示用コンテンツFL1の内容を表示部111に表示する。
このように、本実施例では、表示用コンテンツFL1の第2所定のページに対応して設定されたタグ情報FL2が、写真または動画の撮影を音声または文字表示で要求するものである。
さらに、ユーザーの操作によって眼鏡型端末110に設けられたカメラ部115を用いて撮影されたとき、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて撮影データをサーバ120にアップロードするように構成されている。
これにより、撮影データがトラブルや成果のログや証拠としてサーバ120に保存される。
その結果、ユーザーは片手の操作で簡単にトラブルや成果の報告をすることができる。
【0052】
図8(B)に示すタグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、音声出力部112を用いて、一例として「日中にトラブルが発生し、動作が停止したマシンの台数の入力してください。」の旨を音声出力する。
続いて、
図8(C)に示すように、タグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、0~9の数字配列表示である所謂、テンキーを表示部111に表示する。
ユーザーがスワイプ操作とタップ操作とによって例えば先ず「1」と次に「5」の数字を選択してチェックマークボタンを選択して決定したとする。
【0053】
すると、一度、
図8(A)に示す画面に戻ってから、眼鏡型端末110が、音声出力部112を用いて、一例として「15が入力されました。」の旨を音声出力するとともに、「15が入力されました。」の旨を表示部111の画面に表示する。
そして、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて「動作停止機械台数」についての数値情報として「15」をサーバ120へ送信する。
【0054】
このように、本実施例では、表示用コンテンツFL1の第3所定のページに対応して設定されたタグ情報FL2が、数値入力操作を音声または文字表示で要求するものである。
さらに、ユーザーの操作によって表示部111に表示された0~9の数字が選択されて一桁または選択の組み合わせにより複数桁として表示されて決定ボタンが選択操作されたとき、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて選択表示された数値情報をサーバ120に送信するように構成されている。
これにより、例えば、不良品の個数などを数値がサーバ120に送信される。
その結果、ユーザーは片手の操作で簡単に不良品の個数などの数値を報告することができる。
【0055】
続いて、
図8(B)のタグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、音声出力部112を用いて、一例として「また、停止している機械の名称を音声で入力してください。」の旨を音声出力する。
そして、眼鏡型端末110が、図示しない音声入力用画面を表示部111の画面に表示する。
ユーザーが音声入力部114を用いて一例として「ミキサー」の旨を音声入力すると、音声認識機能を有した制御部が、音声データを文字データに変換して、変換した文字データの一例として「ミキサー」と、「再試行」ボタンと、「保存する」ボタンとを表示部111の画面に表示する。
【0056】
ユーザーがスワイプ操作とタップ操作とによって「保存する」ボタンが選択、決定されると、再び、
図8(A)に示す画面に戻ってから、眼鏡型端末110が、音声出力部112を用いて、一例として「ミキサーが入力されました。」の旨を音声出力するとともに、「ミキサーが入力されました。」の旨を表示部111の画面に表示する。
そして、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて「動作停止機械名」についての文字情報として「ミキサー」をサーバ120へ送信する。
また、ステップS3として、眼鏡型端末110が、要求された操作ありと判定する。
【0057】
そして、
図9(A)に示すように、眼鏡型端末110が、さらに次のページの表示用コンテンツFL1の内容を表示部111に表示する。
図9(B)に示すタグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、音声出力部112を用いて、一例として「そろそろ一日の仕事が終わる時間です。現場を離れる前に必ずチェックしましょう。」の旨を音声出力する。
続いて、タグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、先ず「作業進捗を報告する」の文字を表示部111に表示するとともに「作業進捗を報告する」の旨を音声出力する。
次に「機械の電源を切る」の文字を表示部111に表示するとともに「機械の電源を切る」の旨を音声出力する。
3番目に「装置を元の位置に戻す」の文字を表示部111に表示するとともに「装置を元の位置に戻す」の旨を音声出力する。
4番目に「現場を清掃する」の文字を表示部111に表示するとともに「現場を清掃する」の旨を音声出力する。
5番目に「照明の電源を切る」の文字を表示部111に表示するとともに「照明の電源を切る」の旨を音声出力する。
【0058】
図9(C)に示すように、ユーザーは、1番目~5番目の各項目について、実際に行ったかを確認して、タッチ式操作部113を操作して、各項目にチェックを入れる。
具体的には、スワイプ操作で各項目を選択してタップ操作でチェックが入るように設けられている。
1番目~5番目の各項目が順番に表示部111の画面に表示されるときのタイミングでタップ操作をしてチェックを入れてもよいし、スワイプ操作で先に表示された項目に戻ってからタップ操作でチェックを入れてもよいし、後から先の順に戻りながらタップ操作でチェックを入れてもよい。
【0059】
一例として、全ての項目にチェックが入ると、
図9(A)の表示に一度戻り、眼鏡型端末110が、チェックされた順に例えば「作業進捗を報告する、機械の電源を切る、装置を元の位置に戻す、現場を清掃する、照明の電源を切るが選択されました。」の旨を音声出力するとともに「作業進捗を報告する、機械の電源を切る、装置を元の位置に戻す、現場を清掃する、照明の電源を切るが選択されました。」の旨を表示部111の画面に表示する。
続いて、
図9(B)に示すタグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、音声出力部112を用いて、一例として「今日の仕事はこれで終わりです。お疲れ様でした。」の旨を音声出力する。
また、ステップS3として、眼鏡型端末110が、要求された操作ありと判定する。
【0060】
そして、
図10(A)に示すように、眼鏡型端末110が、さらに次のページの表示用コンテンツFL1の内容を表示部111に表示する。
図10(B)に示すタグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、音声出力部112を用いて、一例として「最後に、次のホームページも確認してください。」の旨を音声出力する。
続いて、
図10(C)に示すように、タグ情報FL2に基づいて、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2において指定されたURL情報に基づいて株式会社ABCのホームページを表示部111に表示する。
ここでは、ユーザーに対して操作が要求されていないので、ステップS3をスキップしてステップS4で次のページなしと判定してファイルFLの表示用コンテンツFL1の進行を停止する。
そして、ユーザーによる所定の終了操作で電源OFFになる。
【0061】
図11に示すように、前述した
図5(A)~
図9(C)のユーザーがタグ情報FL2によって要求された操作を行うと、その操作に応じた情報が、眼鏡型端末110からサーバ120へ送信され、サーバ120が、受信した情報を保存する。
そして、管理者が、管理者用端末130を用いて表示システム100に管理者としてログインすると、管理者用端末130に表示部131には、管理者画面132が表示される。
管理者画面132には、眼鏡型端末110からサーバ120へ送信された情報の一覧が表示される。
具体的には、一例として、タイムスタンプ、ユーザーID、チェックリスト内容、スライドURL(ファイルFLの保存場所)、マニュアルタイトルの項目が設けられている。
【0062】
タイムスタンプの項目には、データがサーバ120に送信・アップロードされた際にサーバ120がデータにタイムスタンプを付した日時情報が表示される。
具体的には、サーバ120が、アップロードされたデータからハッシュ値を生成して時刻認証局へ送信して時刻認証局からハッシュ値に時刻情報が付加されたタイムスタンプトークンを受信することによりデータにタイムスタンプを付すように構成されている。
また、ユーザーIDの項目には、眼鏡型端末110のユーザーが表示システム100にログインした際のユーザーIDの情報が表示される。
さらに、チェックリスト内容の項目には、サーバ120が眼鏡型端末110から受信した情報のタイトル情報とデータの保存場所情報とが表示される。
例えば、
図5(A)~
図5(C)の服装の安全確認については、タイトル「服装の確認」と、チェックしたアイテムの画像の保存場所であるURL情報とが表示される。
【0063】
また、
図6(A)~
図6(C)の機械スイッチの確認については、タイトル「機械スイッチの確認」と、選択した「ON」の旨の情報とが表示される。
さらに、
図7(A)~
図7(C)の機械写真・動画保存については、写真についてのタイトル「機械の写真」と、受信した画像データの保存場所であるURL情報と、動画についてのタイトル「動画の撮影」と、受信した動画データの保存場所であるURL情報とが表示される。
また、
図8(A)~
図8(C)の動作停止機械の確認については、台数についてのタイトル「動作停止機械台数」と、受信した数値情報「15」と、名称についてのタイトル「動作停止機械名」と、受信したテキストデータ「ミキサー」とが表示される。
【0064】
さらに、
図9(A)~
図9(C)の退社時の確認については、タイトル「退社時の確認」と、チェック対象項目の「作業進捗を報告する、機械の電源を切る、装置を元の位置に戻す、現場を清掃する、照明の電源を切る」とが表示される。
スライドURLの項目には、
図3(A)で選択したファイルFLの保存場所であるURL情報が表示される。
また、マニュアルタイトルの項目には、
図3(A)で選択したファイルFLのタイトルが表示される。
【0065】
なお、写真の画像データや動画データについては、撮影時に眼鏡型端末110が、GPS衛星、無線通信基地局、ビーコンなどから眼鏡型端末110の位置情報を取得して、画像データや動画データに付加情報をとして位置情報を付加し、付加したものを眼鏡型端末110がサーバ120へ送信してもよい。
そして、管理者画面132において、画像データや動画データに付加された位置情報を表示するように構成してもよい。
【0066】
このようにして得られた本発明の実施例である表示システム100は、眼鏡型端末110とサーバ120とを備え、眼鏡型端末110が、レンズに設けられた表示部111と、フレームに設けられた音声出力部112と、フレームに設けられたタッチ式操作部113とを有し、ファイルFLのコンテンツが、表示用コンテンツFL1と、表示用コンテンツFL1に対応して設定されたタグ情報FL2とを有し、眼鏡型端末110が、表示用コンテンツFL1の内容を表示してからタグ情報FL2に基づいて所定内容を表示または音声出力し、タグ情報FL2のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部113の操作に基づいて眼鏡型端末110が、タッチ式操作部113の操作によるデータをサーバ120へ送信する構成であることにより、ユーザーに確認・チェックなど表示用コンテンツFL1の内容に沿ったことを実行させることができ、その操作によるデータをサーバ120に記録することができ、ユーザーの手の一部が汚れている場合であっても片手の指一本のみで確実に操作することができ、例えば、安全確認・チェックや作業確認・チェックや作業前後の報告をユーザーに行わせるようにすることができる。
【0067】
また、表示用コンテンツFL1が、複数ページのスライド形式のものであり、タグ情報FL2が、表示用コンテンツFL1のページ毎に対応して設定されたものであり、タグ情報FL2のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部113の操作に基づいて眼鏡型端末110が、ファイルFLのコンテンツを進行する構成であることにより、ユーザーに確認・チェックなどをさせて表示用コンテンツFL1の内容に沿ったことを行うことができ、複数のページにおいてそれぞれ異なる内容の安全確認・チェックや作業確認・チェックや作業前後の報告をユーザーに行わせるようにすることができる。
【0068】
さらに、ファイルFLの各ページの表示用コンテンツFL1の内容が、画像データでサーバ120に保存されるとともに、画像データの保存場所が、URL情報によって特定され、眼鏡型端末110が、URL情報に基づいてサーバ120にアクセスして画像データを表示部111に表示する構成であることにより、表示される表示用コンテンツFL1を簡単に指定することができ、中途半端な表示となってしまうことを回避してタグ情報FL2を確実に実行させることができる。
【0069】
また、表示用コンテンツFL1の第1所定のページに対応して設定されたタグ情報FL2が、1つまたは複数の所定項目についてのチェック操作であり、全ての所定項目についてのチェック操作が完了した場合のみ、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて次のページの表示用コンテンツFL1の内容を表示部111に表示する構成であることにより、ユーザーに対して必ずチェック操作を行わせて確認させることができ、ユーザーは片手の操作で簡単にチェック操作をすることができる。
【0070】
さらに、表示用コンテンツFL1の第2所定のページに対応して設定されたタグ情報FL2が、写真または動画の撮影を音声または文字表示で要求し、ユーザーの操作によって眼鏡型端末110に設けられたカメラ部115を用いて撮影されたとき、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて撮影データをサーバ120にアップロードする構成であることにより、ユーザーは片手の操作で簡単にトラブルや成果の報告をすることができる。
【0071】
また、表示用コンテンツFL1の第3所定のページに対応して設定されたタグ情報FL2が、数値入力操作を音声または文字表示で要求し、ユーザーの操作によって表示部111に表示された0~9の数字を選択して一桁または選択の組み合わせにより複数桁として表示されて決定ボタンが選択操作されたとき、眼鏡型端末110が、タグ情報FL2に基づいて選択表示された数値情報をサーバ120に送信する構成であることにより、ユーザーは片手の操作で簡単に例えば、不良品の個数などの数値を報告することができる。
【0072】
また、本発明の実施例である表示システム100のプログラムは、眼鏡型端末110が、レンズに設けられた表示部111と、フレームに設けられた音声出力部112と、フレームに設けられたタッチ式操作部113とを有し、ファイルFLのコンテンツが、表示用コンテンツFL1と、表示用コンテンツFL1に対応して設定されたタグ情報FL2とを有し、眼鏡型端末110が、表示用コンテンツFL1の内容を表示してからタグ情報FL2に基づいて所定内容を表示または音声出力する出力ステップS2と、タグ情報FL2のユーザーへの操作要求に基づいたユーザーのタッチ式操作部113の操作に基づいて眼鏡型端末110が、タッチ式操作部113の操作によるデータをサーバ120へ送信する送信ステップS3~S4とを有していることにより、ユーザーに確認・チェックなど表示用コンテンツFL1の内容に沿ったことを実行させることができ、その操作によるデータをサーバ120に記録することができ、ユーザーの手の一部が汚れている場合であっても片手の指一本のみで確実に操作することができ、例えば、安全確認・チェックや作業確認・チェックや作業前後の報告をユーザーに行わせるようにすることができるなど、その効果は甚大である。