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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024104324
(43)【公開日】2024-08-05
(54)【発明の名称】同軸コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 24/38 20110101AFI20240729BHJP
【FI】
H01R24/38
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023008465
(22)【出願日】2023-01-24
(71)【出願人】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088672
【弁理士】
【氏名又は名称】吉竹 英俊
(74)【代理人】
【識別番号】100088845
【弁理士】
【氏名又は名称】有田 貴弘
(74)【代理人】
【識別番号】100117662
【弁理士】
【氏名又は名称】竹下 明男
(74)【代理人】
【識別番号】100103229
【弁理士】
【氏名又は名称】福市 朋弘
(72)【発明者】
【氏名】浅野 泰徳
【テーマコード(参考)】
5E223
【Fターム(参考)】
5E223AA16
5E223AB21
5E223AB24
5E223AB26
5E223AC37
5E223AC42
5E223BA12
5E223BA15
5E223BA17
5E223CA21
5E223CC09
5E223DB08
5E223DB11
5E223GA08
5E223GA11
5E223GA19
5E223GA36
5E223GA42
5E223GA72
5E223GA79
(57)【要約】
【課題】より高い通信性能を実現でき、かつ、方向性を確認しつつ基板に実装可能な同軸コネクタを提供することを目的とする。
【解決手段】同軸コネクタ60は、相手側同軸コネクタが接続される同軸コネクタであって、内導体62と、内導体に対して絶縁された状態で、内導体を囲む外導体90と、内導体と外導体とに対して回転止された状態で配置される非導電部材70と、を備え、非導電部材が、外導体の周方向の向きを認識させる周方向認識マーク88を有する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
相手側同軸コネクタが接続される同軸コネクタであって、
内導体と、
前記内導体に対して絶縁された状態で、前記内導体を囲む外導体と、
前記内導体と前記外導体とに対して回転止された状態で配置される非導電部材と、
を備え、
前記非導電部材が、前記外導体の周方向の向きを認識させる周方向認識マークを有する、同軸コネクタ。
【請求項2】
請求項1に記載の同軸コネクタであって、
前記周方向認識マークは、前記非導電部材に形成された凹部である、同軸コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の同軸コネクタであって、
前記非導電部材は、前記内導体と前記外導体との間に介在する筒状の誘電体であり、
前記誘電体内に前記内導体が回転止された状態で保持され、
前記外導体内に前記誘電体が回転止された状態で保持されている、同軸コネクタ。
【請求項4】
請求項3に記載の同軸コネクタであって、
前記誘電体が、前記相手側同軸コネクタが接続される端部側に位置する鍔部を有し、
前記周方向認識マークは、前記鍔部の外周縁に形成されている、同軸コネクタ。
【請求項5】
請求項4に記載の同軸コネクタであって、
前記外導体が、前記誘電体の外周側でかつ前記鍔部よりも手前側に位置する外側弾性片を有し、
前記周方向認識マークは、前記外導体の中心軸に沿って見て、前記外側弾性片を避けた位置に形成されている、同軸コネクタ。
【請求項6】
請求項5に記載の同軸コネクタであって、
前記外導体が、前記外側弾性片を複数有し、
前記複数の外側弾性片が、前記外導体の周方向において間隔をあけて形成されており、
前記周方向認識マークは、前記外導体の周方向において、前記複数の外側弾性片のうち、隣り合う2つの外側弾性片の間に位置する、同軸コネクタ。
【請求項7】
請求項6に記載の同軸コネクタであって、
前記複数の外側弾性片が前記外導体の周りに均等間隔で分散している、同軸コネクタ。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載の同軸コネクタであって、
前記周方向認識マークは、前記外導体の中心軸周りに1つだけ設けられたマークであるか、前記外導体の中心軸周りにおいて回転対称となる位置を避けた位置に設けられた複数のマークを含む、同軸コネクタ。
【請求項9】
請求項8に記載の同軸コネクタであって、
前記複数のマークは、前記外導体の周方向において間隔をあけて並んでいる、同軸コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、同軸コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、その一端に形成された信号端子が基板に設けられた導電部であるパッドと接続されると共に、相手側コネクタのコンタクトと接触して電気的に接続されるコンタクトと、コンタクトを保持する絶縁体と、絶縁体を収容すると共に、接地端子を有する金属製のシェルとを備える同軸コネクタを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-297491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の技術のように、信号端子がシェルの周方向において部分的に外側に出ていると、同軸コネクタの方向性を確認しつつ、同軸コネクタを基板に実装することができる。
【0005】
ここにおいて、通信規格のより厳しい高周波数帯での使用に備えて、より高い通信性能を実現することが要請されている。特許文献1のように、信号端子がシェルの周方向において部分的に出ていると、通信性能の悪化要因となり得る。
【0006】
そこで、本開示は、より高い通信性能を実現でき、かつ、方向性を確認しつつ基板に実装可能な同軸コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の同軸コネクタは、相手側同軸コネクタが接続される同軸コネクタであって、内導体と、前記内導体に対して絶縁された状態で、前記内導体を囲む外導体と、前記内導体と前記外導体とに対して回転止された状態で配置される非導電部材と、を備え、前記非導電部材が、前記外導体の周方向の向きを認識させる周方向認識マークを有する、同軸コネクタである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、より高い通信性能を実現でき、かつ、方向性を確認しつつ基板に実装可能な同軸コネクタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は実施形態に係る同軸コネクタを備える機器を示す斜視図である。
図2図2図1のII-II線断面図である。
図3図3は同軸コネクタを示す斜視図である。
図4図4は同軸コネクタを示す平面図である。
図5図5は同軸コネクタを示す分解斜視図である。
図6図6は同軸コネクタを示す分解斜視図である。
図7図7は変形例に係る同軸コネクタを示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0011】
本開示の同軸コネクタは、次の通りである。
【0012】
(1)相手側同軸コネクタが接続される同軸コネクタであって、内導体と、前記内導体に対して絶縁された状態で、前記内導体を囲む外導体と、前記内導体と前記外導体とに対して回転止された状態で配置される非導電部材と、を備え、前記非導電部材が、前記外導体の周方向の向きを認識させる周方向認識マークを有する、同軸コネクタである。
【0013】
この同軸コネクタによると、非導電部材が周方向認識マークを有するため、当該周方向認識マークを認識することで、方向性を確認しつつ同軸コネクタを基板に実装できる。また、非導電部材が周方向認識マークを有しているため、周方向の向きを認識させるために、内導体及び外導体に周方向において部分的な凸形状又は凹形状を持たせなくてもよい。これにより、内導体及び外導体を回転体形状に近付けたり、回転対称形状に近付けたりし易くなり、より高い通信性能を実現できる。
【0014】
(2)(1)の同軸コネクタであって、前記周方向認識マークは、前記非導電部材に形成された凹部であってもよい。
【0015】
周方向認識マークが非導電部材に形成された凹部であれば、周方向認識マークが周りの部材と干渉し難い。また、同軸コネクタを掴む際の位置決め補助用の凹みとして利用できる。
【0016】
(3)(1)又は(2)の同軸コネクタであって、前記非導電部材は、前記内導体と前記外導体との間に介在する筒状の誘電体であり、前記誘電体内に前記内導体が回転止された状態で保持され、前記外導体内に前記誘電体が回転止された状態で保持されていてもよい。
【0017】
これにより、内導体と外導体との間に介在する誘電体の周方向認識マークを利用して、同軸コネクタの周方向の向きを認識できる。
【0018】
(4)(3)の同軸コネクタであって、前記誘電体が、前記相手側同軸コネクタが接続される端部側に位置する鍔部を有し、前記周方向認識マークは、前記鍔部の外周縁に形成されていてもよい。
【0019】
この場合、周方向認識マークが鍔部の外周に形成されているため、同軸コネクタの周方向の向きを認識し易い。
【0020】
(5)(4)の同軸コネクタであって、前記外導体が、前記誘電体の外周側でかつ前記鍔部よりも手前側に位置する外側弾性片を有し、前記周方向認識マークは、前記外導体の中心軸に沿って見て、前記外側弾性片を避けた位置に形成されていてもよい。
【0021】
これにより、周方向認識マークを、外側弾性片とは別の位置で認識でき、周方向認識マークを認識し易い。
【0022】
(6)(5)の同軸コネクタであって、前記外導体が、前記外側弾性片を複数有し、前記複数の外側弾性片が、前記外導体の周方向において間隔をあけて形成されており、前記周方向認識マークは、前記外導体の周方向において、前記複数の外側弾性片のうち、隣り合う2つの外側弾性片の間に位置してもよい。
【0023】
これにより、周方向認識マークを、外側弾性片とは別の位置で容易に認識できる。
【0024】
(7)(6)の同軸コネクタであって、前記複数の外側弾性片が前記外導体の周りに均等間隔で分散していてもよい。
【0025】
これにより、複数の外側弾性片を相手側の部材に周方向において均一な態様で押付けることができる。この場合において、周方向認識マークによって、同軸コネクタの周方向の向きを認識できる。
【0026】
(8)(1)から(7)のいずれか1つの同軸コネクタであって、前記周方向認識マークは、前記外導体の中心軸周りに1つだけ設けられたマークであるか、前記外導体の中心軸周りにおいて回転対称となる位置を避けた位置に設けられた複数のマークを含んでもよい。
【0027】
周方向認識マークが、外導体の中心軸周りに1つだけ設けられたマークであるか、外導体の中心軸周りにおいて回転対称となる位置を避けた位置に設けられた複数のマークを含むことで、同軸コネクタの周方向の向きを認識できる。周方向認識マークが、外導体の中心軸周りにおいて回転対称となる位置を避けた位置に設けられた複数のマークを含めば、複数のマークを手がかりとして、同軸コネクタの位置合わせを行い易い。
【0028】
(9)(8)の同軸コネクタであって、前記複数のマークは、前記外導体の周方向において間隔をあけて並んでいてもよい。
【0029】
これにより、複数のマークを手がかりとして、同軸コネクタの位置合わせを行い易い。
【0030】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の同軸コネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0031】
[実施形態]
以下、実施形態に係る同軸コネクタについて説明する。図1は同軸コネクタ60を備える機器10を示す斜視図である。図2図1のII-II線断面図である。
【0032】
<機器の全体構成について>
機器10は、例えば、カメラ機器である。カメラ機器は、例えば、車載用の機器である。機器10は、カメラ機器でなくてもよい。
【0033】
機器10は、ケース12と、実装基板20とを備える。ケース12内に実装基板20が収容されている。実装基板20に同軸コネクタ60が固定されている。
【0034】
ケース12は、第1ケース13と、第2ケース14とを備えている。第1ケース13及び第2ケース14は、例えば、樹脂によって形成される。第1ケース13と第2ケース14とが合体することで、実装基板20を収容する直方体箱状のケース12が構成される。機器10がカメラ機器である場合、第1ケース13は撮像用のレンズ又は窓を有しており、第2ケース14が外部接続用同軸コネクタ30を有していることが想定される。
【0035】
外部接続用同軸コネクタ30は、実装基板20と、外部の電気部品とを接続するための同軸コネクタである。例えば、外部接続用同軸コネクタ30は、外部の電気部品に接続されたケーブルが接続される同軸コネクタである。外部接続用同軸コネクタ30が接続されるケーブルは、例えば、同軸ケーブルである。
【0036】
より具体的には、ケース12の底部15に保持筒部16が突設されている。保持筒部16は、円筒であり、底部15の中央部から外側に突出している。保持筒部16の内側開口は第2ケース14内に開口し、保持筒部16の外側開口は第2ケース14外に開口している。保持筒部16の中心軸の方向中間部に保持仕切部17が形成されている。本実施形態では、保持筒部16の中心軸の方向中間部であって内側開口寄りの位置に保持仕切部17が形成されている。保持仕切部17は、保持筒部16のうち内側開口側の空間と、外側開口側の空間とを仕切っている。保持仕切部17に保持孔17hが形成されており、当該保持孔17hに外部接続用同軸コネクタ30が挿入されて保持される。
【0037】
本実施形態では、保持筒部16の外周部に、ケーブルの端部に取付けられたケーブルコネクタを保持するための係止突部18aが形成されている。係止突部18aが形成されることは必須ではない。
【0038】
外部接続用同軸コネクタ30は、外部接続用内導体32と、外部接続用誘電体34と、外部接続用外導体36とを備える。
【0039】
外部接続用内導体32は、細長い棒状に形成されており、金属等の導電材料によって形成されている。外部接続用誘電体34は、樹脂等の誘電体によって形成されており、外部接続用内導体32の周りを囲んでいる。本実施形態では、外部接続用誘電体34は、誘電体である。外部接続用外導体36は、金属等の導電材料によって形成されている。外部接続用外導体36は、外部接続用誘電体34の周りを囲む筒状に形成されている。
【0040】
実装基板20は、例えば、銅箔等によって回路が形成された回路基板21を含む。回路基板21には電子部品が実装されていてもよい。機器10がカメラ機器である場合、実装基板20は、回路基板21と、当該回路基板21に実装された撮像素子22とを含むことが想定される。撮像素子22は、第1ケース13の撮像用のレンズ又は窓に対向し、当該レンズ又は窓を回して外側景色を撮像する。以下、撮像素子22が向く第1ケース13側を前側、それとは反対側の第2ケース14側を後側という場合がある。
【0041】
本実施形態では、同軸コネクタ60は、回路基板21のうち撮像素子22とは反対側の面に位置している。同軸コネクタ60は、回路基板21にはんだ付等によって固定され、当該回路基板21から上記外部接続用同軸コネクタ30に向けて突出している。同軸コネクタ60は、基板側同軸コネクタである。同軸コネクタ60は、例えば、内導体62と、誘電体70と、外導体90とを備える。内導体62に後述する可動側内導体42が接続される。誘電体70は内導体62の周りを囲んでいる。外導体90は、誘電体70の周りを囲んでいる。つまり、内導体62と誘電体70と外導体90とは、この順で中心から外周側に向って同心円状に配置される。
【0042】
同軸コネクタ60と外部接続用同軸コネクタ30とが、中継コネクタ40を介して接続される。中継コネクタ40は、例えば、可動側内導体42と、可動側誘電体44と、可動側外導体46とを備える。可動側内導体42の周囲を可動側誘電体44が囲んでいる。誘電体は絶縁体の一種と把握できる。可動側誘電体44の周囲を可動側外導体46が囲んでいる。可動側内導体42は内導体62に接続される相手側内導体の一例であり、可動側外導体46は外導体90に接続される相手側外導体の一例であり、中継コネクタ40は同軸コネクタ60に接続される相手側同軸コネクタの一例である。
【0043】
可動側内導体42が内導体62に挿入接続されると共に、外導体90が可動側外導体46に挿入接続された状態で、中継コネクタ40が同軸コネクタ60に接続されている。この状態で、中継コネクタ40は、同軸コネクタ60からさらに外部接続用同軸コネクタ30に向けて突出している。外部接続用内導体32が可動側内導体42に挿入接続されると共に、可動側外導体46が外部接続用外導体36に挿入接続されることで、中継コネクタ40が外部接続用同軸コネクタ30に接続される。これにより、中継コネクタ40が、同軸コネクタ60と外部接続用同軸コネクタ30とを中継接続する。
【0044】
これにより、外部からのケーブルが、当該外部接続用同軸コネクタ30に接続されることで、当該ケーブルの接続先である外部の電気部品と、ケース12内の実装基板20とが電気的に接続される。
【0045】
上記中継コネクタ40と同軸コネクタ60との接続状態において、可動側内導体42は内導体62に対して傾いた状態で挿入接続可能である。また、外導体90は、可動側外導体46に対して傾いた状態で挿入接続可能である。つまり、中継コネクタ40は、同軸コネクタ60に対して傾いた状態で接続され得る(図2の矢印P1参照)。これにより、本機器10の組付作業時又は完成状態において、同軸コネクタ60と外部接続用同軸コネクタ30とが同軸上で対向する位置からずれていたとしても(図2の矢印P2参照)、同軸コネクタ60に対して中継コネクタ40が傾くことで、当該位置ずれが吸収される。
【0046】
<同軸コネクタについて>
同軸コネクタ60について具体的に説明する。図3は同軸コネクタ60を示す斜視図である。図4は同軸コネクタ60を示す平面図である。図5及び図6は同軸コネクタ60を示す分解斜視図である。
【0047】
同軸コネクタ60は、内導体62と、誘電体70と、外導体90とを備える。
【0048】
上記したように内導体62は、可動側内導体42と接続される導体である。外導体90は、上記可動側外導体46と接続される導体である。外導体90は、内導体62に対して絶縁された状態で、当該内導体62を囲っている。ここでの絶縁は、直流の電気に対する絶縁をいう。
【0049】
誘電体70は、内導体62と外導体90とに対して回転止された状態で配置される非導電部材の一例である。非導電部材が誘電体70であることは必須ではない。非導電部材は、外導体90の周りを覆う樹脂部品、例えば、樹脂ハウジングであってもよい。
【0050】
非誘電部材としての誘電体70が、周方向認識マーク88を有している。周方向認識マーク88は、外導体90の周方向の向きを認識させるためのマークである。より具体的には、同軸コネクタ60の中心軸Xは、内導体62、誘電体70及び外導体90の中心軸Xと一致している。周方向認識マーク88は、中心軸Xの周りにおいて誘電体70がいずれを向いているのかを認識させるためのマークである。誘電体70は、内導体62及び外導体90に対して回転止されているため、誘電体70の周方向の向きを認識できれば、内導体62、外導体及び同軸コネクタ60の周方向の向きを認識できる。周方向認識マークは、誘電体では無い非導電部材、例えば、樹脂ハウジングに形成されてもよい。
【0051】
内導体62は、細長い導電性部材である(図5参照)。本実施形態では、内導体62は、金属板をプレス加工することによって形成されている。より具体的には、内導体62は、基端筒部64と、複数の弾性片66とを含む。
【0052】
基端筒部64は、筒状、より具体的には、円筒状に形成されている。基端筒部64は、誘電体70の基端側に収容される。なお、同軸コネクタ60において先端とは可動側内導体42が接続される側の端であり、基端とは当該先端とは反対側の端、ここでは、回路基板21を向く側の端である。
【0053】
基端筒部64は、周方向において部分的に外周側に突出する位置決め凸部64Pを有する。位置決め凸部は省略されてもよい。
【0054】
基端筒部64の基端側縁から回路基板の回路にはんだ付けされるはんだ付延長片64aが形成されてもよい。はんだ付延長片64aは、中心軸Xに沿った方向で見た場合に、外導体90の内周側に位置している。このため、同軸コネクタ60を回路基板21に実装する際に、当該はんだ付延長片64aを観察し難い。
【0055】
基端筒部64に係止突部64bが突設されている。係止突部64bは、基端筒部64の外周部から部分的に突出している。係止突部64bは、基端筒部64の先端から基端に向って徐々に突出寸法が大きくなる形状に形成されている。本実施形態では、位置決め凸部64Pの形成箇所と、複数(ここでは3つ)の係止突部64bとが、基端筒部64の中心軸X周りに均等間隔(ここでは90度間隔)で位置している。なお、基端筒部64の中心軸Xは、誘電体70の中心軸Xと一致し、同軸コネクタ60の全体の中心軸Xとも一致している。
【0056】
複数の弾性片66は、誘電体70内において当該誘電体70の周方向において間隔をあけて位置する。好ましくは、複数の弾性片66は、誘電体70の中心軸X周りに等間隔で位置する。ここで、等間隔とは、誤差範囲内の同一性(例えば、中心軸X周りで±5度の範囲内で同じ)を含む。本実施形態では、複数の弾性片66が、基端筒部64の一端縁から当該基端筒部64の周方向において間隔をあけて延出している。基端筒部64は、誘電体70の基端側に位置しており、複数の弾性片66は、誘電体70の先端側に向けて延びている。
【0057】
本実施形態では、複数の弾性片66は、2つの弾性片66である。このため、基端筒部64の一端の環状縁のうち対向する2箇所から2つの弾性片66が延出している。つまり、2つの弾性片66の幅方向中心を基準にすると、当該2つの弾性片66は、筒部72の周方向において180度間隔で位置する。
【0058】
2つの弾性片66間に向けて可動側内導体42が挿入されると、2つの弾性片66によって可動側内導体42が挟込まれた状態となる。これにより、可動側内導体42が内導体62に電気的に接続された状態に保たれる。
【0059】
なお、弾性片は3つ以上であってもよい。この場合、3つ以上の弾性片によって囲まれる部分に可動側内導体が配置された状態が正常な接続状態とされるとよい。
【0060】
誘電体70は、樹脂等によって形成されている。誘電体70は、例えば、金型成形樹脂部品である。
【0061】
誘電体70は、筒部72と、鍔部80とを備える。
【0062】
筒部72は、内導体62を収容可能な筒状に形成されている。本実施形態では、筒部72は、円筒状に形成されており、その内部に円柱状空間72Sが形成されている。円柱状空間72Sは、内導体62の全体を収容可能に形成されている。ここでは、円柱状空間72Sの長さは、内導体62の長さよりも大きい。円柱状空間72Sの内径は、基端筒部64の外径と同じか大きい。
【0063】
上記したように、円柱状空間72Sの基端側に基端筒部64が収容される。筒部72に、位置決め凸部64Pが嵌る位置決め凹部72g1が形成されている。円柱状空間72Sの基端側に基端筒部64が収容された状態で、位置決め凸部64Pが位置決め凹部72g1に嵌ることで、筒部72に対して内導体62が回転止される。また、複数(ここでは3つ)の係止突部64bが筒部72の内周面に係止する。これにより、筒部72からの内導体62の抜止めがなされる。
【0064】
円柱状空間72Sのうち基端筒部64が配置される部分よりも先端側に複数の弾性片66が収容される。
【0065】
筒部72の外周部にその周方向において部分的に凹む回転止凹部72g2が形成されている。
【0066】
鍔部80は、誘電体70のうち中継コネクタ40が接続される先端部側に位置する。すなわち、鍔部80は、筒部72の先端側から外周側に張出す部分を含む。
【0067】
鍔部80の中心に挿入孔84が形成されている。筒部72の中心軸Xは、挿入孔84の中心軸Xと一致している。挿入孔84は、筒部72内に向って徐々に縮径するテーパ状のガイド面84aを有する。可動側内導体42の先端部がガイド面84aによって複数の弾性片66の間に向けて案内される。
【0068】
鍔部80の外周部は、筒部72よりも突出している。鍔部80の外周部に、筒部72に向って徐々に拡径する外周側ガイド面85が形成されている。外周側ガイド面85は、可動側外導体46の筒形状部分を、外導体90の外側に案内する役割を果すことができる。
【0069】
外導体90は、金属等の導電材料によって形成されており、金属等の誘電体70の周りを囲んでいる。よって、誘電体70は、内導体62と外導体90との間に介在する筒状の部材である。外導体90は、例えば、金属板をプレス加工等することによって形成される。
【0070】
本実施形態では、外導体90は、外導体筒部92と、外側弾性片94とを含む。
【0071】
外導体筒部92は、内側に筒部72を配置可能な筒状に形成されている。外導体筒部92に部分的に内側に突出する突部92aが形成されている。外導体筒部92内に筒部72が配置された状態で、突部92aが筒部72の外周部の部分的な凹みである回転止凹部72g2に嵌り込むことで、筒部72に対して外導体筒部92が回転止される。
【0072】
外導体筒部92のうち基端部に部分的な凸部が形成され、この凸部が回路基板21にはんだ付けされてもよい。凸部は、外導体筒部92の基端部において中心軸Xに沿って回路基板21側に突出する部分的な凸部であってもよいし、外導体筒部92の基端部から内周側に向う部分的な凸部であってもよい。
【0073】
外側弾性片94は、誘電体70の外周側でかつ鍔部80よりも手前側である基端側に位置する。鍔部80よりも手前側とは、鍔部80よりも基端側である。ここでは、外導体筒部92のうち先端側の環状縁部から複数の外側弾性片94が延出している。
【0074】
複数の外側弾性片94は、外導体90の周方向において間隔をあけて形成されている。本実施形態では、複数の外側弾性片94は、外導体90の周りにおいて均等間隔で分散している。
【0075】
それぞれの外側弾性片94は、先端側に向って外周側に向うように傾斜し、その途中で、内周側に向うように傾斜している。外側弾性片94のうち最も外側に突出する頂部94aが、可動側外導体46の筒部の内周部に接触する接点である。外側弾性片94のうち頂部94aよりも先端側の部分は、可動側外導体46の筒部を、頂部94aに向けて案内する部分である。
【0076】
上記のように、頂部94aがその先端側部分及び基端側部分に対して外周側に突出している。中心軸Xに沿って見ると、頂部94aは、鍔部80の外周縁よりも外側に位置している。このため、外導体筒部92が可動側外導体46に対して斜め姿勢であっても、外側弾性片94の頂部94aは、可動側外導体46の筒部の内周部に接して導通を得ることができる。
【0077】
上記したように、非導電部材としての誘電体70が周方向認識マーク88を有している。本実施形態では、周方向認識マーク88は、誘電体70の表面において、その周囲に対して凹む凹部である。また、周方向認識マーク88は、鍔部80の外周縁に形成されている。
【0078】
より具体的には、周方向認識マーク88は、鍔部80の外周縁が部分的に凹む部分である。ここでは、周方向認識マーク88は、中心軸Xに沿って見ると方形状に凹む形状に形成されている。
【0079】
周方向認識マーク88が凹む形状は上記例に限られない。例えば、周方向認識マーク88は、三角形状、スリット状又は半円状に凹む形状であってもよい。周方向認識マーク88は、誘電体70から突出する凸形状であってもよい。例えば、周方向認識マーク88は、鍔部80の外周縁から外周側に突出する形状であってもよい。周方向認識マーク88が凹む形状又は凸形状であれば、誘電体70を人手又はロボットハンド等によって掴む際に、当該凹形状又は凸形状を使って位置決めすることで、回転止した状態で保持し易い。また、周方向認識マーク88が凹形状であれば、誘電体70からの突出部分を少なくでき、他の部分に干渉し難い。
【0080】
周方向認識マーク88が鍔部80の外周縁に形成されていれば、周方向認識マークが鍔部の内周縁等に形成されている場合と比較して、同軸コネクタ60の僅かな周方向の向きの違いを認識し易い。
【0081】
周方向認識マーク88が鍔部80の外周縁に形成されていることは必須ではない。例えば、周方向認識マーク88は、鍔部80の前面のうち外周縁と内周縁との間に形成されていてもよいし、内周縁に形成されていてもよい。
【0082】
周方向認識マーク88が誘電体70の表面の凹又は凸形状によって付されたマークであれば、誘電体70の金型成形時等に容易に当該周方向認識マーク88を形成できる。もっとも、周方向認識マークは、誘電体70に対してインク、レーザ印刷等によって付された任意のマークであってもよい。マークは、文字、図形等によって意味を持たせたマークであってもよい。
【0083】
周方向認識マーク88は、中心軸Xに沿って見て、外側弾性片94を避けた位置に形成されていてもよい。例えば、周方向認識マーク88は、外導体90の周方向において、複数の外側弾性片94のうち、隣り合う外側弾性片94の間に位置していてもよい。本実施形態では、周方向認識マーク88は、1つのマークであり、隣り合う2つの外側弾性片94に位置している。これにより、中心軸Xに沿って周方向認識マーク88を確認する際に、周方向認識マーク88が外側弾性片94と重ならない。これにより、例えば、同軸コネクタ60を中心軸Xに沿って観察する際に周方向認識マーク88の凹部内に背景色が観察されるようにすることができ、背景色の設定等によって周方向認識マーク88を認識し易くできる。また、同軸コネクタ60を中心軸Xに沿って前から観察しても後から観察しても周方向認識マーク88を認識できる。
【0084】
周方向認識マーク88は、中心軸Xを中心とする同軸コネクタ60の向きを認識できるマークであればよく、周方向認識マーク88は、1つのマークであってもよいし、複数のマークであってもよい。
【0085】
周方向認識マーク88が1つのマークだけであれば、当該周方向認識マーク88は、中心軸X周りに1つだけ設けられたマークであればよい。
【0086】
周方向認識マーク88が複数のマークを有する場合、複数のマークは、中心軸X周りにおいて回転対称となる位置を避けた位置に設けられるとよい。回転対称となる位置を避けるとは、同軸コネクタ60を、中心軸Xを中心として、(360/n)度(但し、nは2以上の整数)ずつ回転させることを繰返した場合に、重なり合う位置関係となることを避けることをいう。例えば、複数のマークは中心軸Xを基準として線対称とならないように配置されることが好ましい。
【0087】
図7に示す例では、周方向認識マーク188は、複数のマーク188aを含む。複数のマーク188aは、鍔部80の外周縁に沿って離れた位置に配置される。例えば、中心軸Xを中心としてθ度(θは180度ではない)離れた位置に配置される。例えば、θは、45度である。
【0088】
周方向認識マーク188が複数のマーク188aを有していても、複数のマーク188aが中心軸X周りにおいて回転対称となる位置を避けた位置に設けられていれば、同軸コネクタ60の周方向の向きを認識できる。例えば、鍔部80の外周縁において2つのマーク188aの狭い方の縁を認識することで、同軸コネクタ60の周方向の向きを認識できる。周方向認識マークは、3つ以上のマークを有していてもよい。
【0089】
複数のマーク188aのそれぞれは、隣り合う2つの外側弾性片94の間に位置するとよい。
【0090】
上記同軸コネクタ60を回路基板21にはんだ付等によって実装する際には、内導体62及び外導体90のはんだ付部分(例えばはんだ付延長片64a)を回路基板21の回路21a上に重ねるように、同軸コネクタ60を回路基板21上に配置する(図4参照)。
【0091】
同軸コネクタ60を回路基板21上に配置する際、同軸コネクタ60の外観自体は認識可能であるため、当該同軸コネクタ60を回路基板21上の正しい実装位置に配置することができる。
【0092】
しかしながら、例えば、回路基板21においてはんだ付延長片64aのはんだ付対象となる回路21aが、回路基板21上に配置される同軸コネクタ60の中心軸Xから一方向に延びるように形成されていることが想定される(図4参照)。また、はんだ付延長片64aは、中心軸X周りにおいて偏った位置に配置されることが想定される。
【0093】
同軸コネクタ60が回転体形状又は回転対称形状であれば、同軸コネクタ60の周方向の向きを認識しがたい。このため、同軸コネクタ60を回路基板21上の正しい実装位置に配置できても、はんだ付延長片64aが回路21aからずれて配置されることが想定される。
【0094】
本実施形態では、周方向認識マーク88を認識することで、同軸コネクタ60の周方向の向きを認識できる。このため、周方向認識マーク88を認識して同軸コネクタ60の周方向の向きを調整しつつ、同軸コネクタ60を回路基板21の実装位置上に配置することで、はんだ付延長片64aを回路21a上に配置することができる。例えば、実装基板20のうち同軸コネクタ60の実装状態において認識可能な部分を基準として、中心軸Xに対して周方向認識マーク88が向くべき位置を事前に決定しておけばよい。
【0095】
上記周方向認識マーク88は、誘電体70に形成されたマークであるため、内導体62又は外導体90に、外導体90の外周側に延出して実装作業時に認識可能な凸形状を形成しなくてもよい。このため、内導体62及び外導体90をなるべく回転体形状又は回転対称形状、即ち、中心軸X周りに導電部材が一様に分布する同軸形状に近付けることができる。これにより、内導体62及び外導体90を含む同軸コネクタ60の通信性能が良好となる。通信規格が厳しい高周波数帯での使用にも適した構成とすることができる。
【0096】
なお、同軸コネクタ60の実装は、人手によってなされてもよいし、ロボットハンド等の実装装置によってなされてもよい。後者の場合、周方向認識マーク88の認識は、カメラを通じて撮像された撮像画像に基づいてコンピュータによってなされてもよい。
【0097】
<効果等>
以上のように構成された同軸コネクタ60によると、非導電部材である誘電体70が周方向認識マーク88を有するため、当該周方向認識マーク88を人又はコンピュータがすることで、方向性を確認しつつ同軸コネクタ60を回路基板21に実装できる。また、誘電体70が周方向認識マーク88を有しているため、周方向の向きを認識させるために、内導体62及び外導体90に周方向において部分的な凸形状又は凹形状を持たせなくてもよい。これにより、内導体及び外導体を回転体形状に近付けたり、回転対称形状に近付けたりし易くなり、より高い通信性能を実現できる。
【0098】
また、周方向認識マークは、非導電部材である誘電体70に形成された凹部であるため、周方向認識マーク88が周りの部材に引っ掛る等の干渉を生じ難い。また、同軸コネクタ60を人手又はロボットハンドで掴む際の位置決め補助用の凹みとして利用できる。
【0099】
また、周方向認識マーク88は内導体62と外導体90との間に介在する誘電体70に付されているため、当該誘電体70に付された周方向認識マーク88を認識することで、同軸コネクタ60の周方向の向きを認識できる。
【0100】
また、周方向認識マーク88が誘電体70の先端側の鍔部80の外周に形成されているため、同軸コネクタ60の周方向の向きを認識し易い。
【0101】
周方向認識マーク88が中心軸Xに沿って見て、外側弾性片94を避けた位置に形成されているため、周方向認識マーク88を、外側弾性片94とは別の位置で認識でき、周方向認識マーク88を認識し易い。また、周方向認識マーク88が外導体90の周方向において、複数の外側弾性片94の間に位置するため、周方向認識マーク88を、外側弾性片94とは別の位置で容易に認識できる。
【0102】
また、複数の外側弾性片94が外導体90の周りに均等間隔で分散していると、複数の外側弾性片94を均一な態様で中継コネクタ40に押付けることができ、中継コネクタ40と同軸コネクタ60との接続状態が良好となる。この場合、外側弾性片94を手がかりとして中継コネクタ40の周方向の向きを認識し難い。このような場合において、周方向認識マーク88によって同軸コネクタ60の周方向の向きを認識できる。
【0103】
また、周方向認識マーク88、188としては、中心軸X周りに1つだけ設けられたマークであるか、中心軸X周りにおいて回転対称となる位置を避けた位置に設けられた複数のマーク188aを含むことで、同軸コネクタ60の周方向の向きを認識できる。
【0104】
周方向認識マーク188が、中心軸X周りにおいて回転対称となる位置を避けた位置に設けられた複数のマーク188aを含めば、複数のマーク188aを手がかりとして、同軸コネクタの位置合わせを行い易い。
【0105】
複数のマーク188aが外導体90の周方向において間隔をあけて並んでいれば、当該複数のマーク188aを手がかりとして、同軸コネクタの位置合わせを行い易い。例えば、内導体62の挿入孔84と、複数のマーク188aとを手がかりとして、3点以上で、回路基板21に対して同軸コネクタ60を位置合せでき、同軸コネクタ60の位置決め精度が高まる。
【0106】
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
【符号の説明】
【0107】
10 機器
12 ケース
13 第1ケース
14 第2ケース
15 底部
16 保持筒部
17 保持仕切部
17h 保持孔
18a 係止突部
20 実装基板
21 回路基板
21a 回路
22 撮像素子
30 外部接続用同軸コネクタ
32 外部接続用内導体
34 外部接続用誘電体
36 外部接続用外導体
40 中継コネクタ(相手側同軸コネクタ)
42 可動側内導体
44 可動側誘電体
46 可動側外導体
60 同軸コネクタ
62 内導体
64 基端筒部
64P 位置決め凸部
64a はんだ付延長片
64b 係止突部
66 弾性片
70 誘電体(非導電部材)
72 筒部
72S 円柱状空間
72g1 位置決め凹部
72g2 回転止凹部
80 鍔部
84 挿入孔
84a ガイド面
85 外周側ガイド面
88、188 周方向認識マーク
188a マーク
90 外導体
92 外導体筒部
92a 突部
94 外側弾性片
94a 頂部
X 中心軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7