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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024104405
(43)【公開日】2024-08-05
(54)【発明の名称】シートカバー
(51)【国際特許分類】
   B68G 7/10 20060101AFI20240729BHJP
   A47C 31/02 20060101ALI20240729BHJP
   B68G 7/05 20060101ALI20240729BHJP
   A47C 7/22 20060101ALI20240729BHJP
【FI】
B68G7/10
A47C31/02 A
B68G7/05 A
A47C7/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023008589
(22)【出願日】2023-01-24
(71)【出願人】
【識別番号】000241500
【氏名又は名称】トヨタ紡織株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000394
【氏名又は名称】弁理士法人岡田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】尾形 好美
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 勇太郎
(72)【発明者】
【氏名】今井 美希
(57)【要約】
【課題】シートクッション又はシートバックのコーナ部分における意匠性に優れるとともに、コーナ部分の形状が崩れにくいシートカバーを提供する。
【解決手段】かまち部12の縫い代12dと、天板部11の縫い代11dとが第1縫合線13で縫合されて一体化されるクッションカバー10である。かまち部12には、天板部11と第1縫合線13で縫合される前に第1縫合線13に交わる位置に複数の装飾ステッチ15が形成されている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のカバーピースの縫い代である第1縫い代と、第2のカバーピースの縫い代である第2縫い代とが第1縫合線で縫合されて一体化されるシートクッション又はシートバックの表皮材であるシートカバーであって、
前記第1のカバーピースもしくは前記第2のカバーピースの少なくとも一方の意匠面には、前記第1縫合線を横切る位置に複数のステッチが設けられているシートカバー。
【請求項2】
請求項1において、前記第1縫い代と前記第2縫い代は、縫合されたのち前記第2のカバーピースの裏面側に当接させられた状態で前記第2のカバーピースに対して第2縫合線で縫合されているシートカバー。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において、前記複数のステッチにおける前記第1縫合線から延びる長さが同一であるシートカバー。
【請求項4】
請求項1又は請求項2において、前記複数のステッチを構成する糸に複数の色の糸が使われているシートカバー。
【請求項5】
請求項1又は請求項2において、前記複数のステッチが連続して形成されているシートカバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートカバーに関する。詳しくは、アウトステッチを有してコーナ部の見栄えを向上することが可能なシートカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の乗物のシートにおいて、表面をカバーするシートカバーに装飾用のステッチであるアウトステッチを施し、このアウトステッチをシートクッション又はシートバックの天板部とかまち部との境界部であるコーナ部に配置することがある。図7に示すシートクッション100は、表面を覆う表皮材であるクッションカバー110を有し、クッションカバー110は、座面を覆う天板部111と、側面を覆うかまち部112と、を有している。図8に示す第1の従来技術においては、天板部111とシート幅方向のかまち部112との間は、天板部111の縫い代111aとかまち部112の縫い代112aとが、表面同士を合わせた状態で外観に現れないステッチであるインステッチ113によって縫い合わされる。そして、縫い合わされた縫い代111aと縫い代112aを天板部111の裏面側111bに当接させた状態で天板部111に対しアウトステッチ114で縫い合わせる。こうしてできあがったクッションカバー110を発泡樹脂弾性体のクッションパッド120に被せつけている。
【0003】
また、図9に示す第2の従来技術においては、天板部111とシート幅方向のかまち部112との間は、天板部111の縫い代111aと、かまち部112の縫い代112aと、剛性のある玉縁115のヒレ部115bと、がインステッチ113によって縫い合わされる。このとき、玉縁115はヒレ部115bの頭部115aと反対側の端部が、縫い代111a及び縫い代112aの外側端部と一致した状態で重ね合わされている。そして、縫い合わされた縫い代111aと縫い代112aと玉縁115を天板部111の裏面側111bに当接させた状態で天板部111に対しアウトステッチ114で縫い合わせる。こうしてできあがったクッションカバー110を発泡樹脂弾性体のクッションパッド120に被せつけている。特許文献1には、天板部111の縫い代111aとかまち部112の縫い代112aがインステッチによって縫い合わせられアウトステッチを備えないシートカバーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000-287780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の第1の従来技術においては、クッションパッド120のコーナ部121の剛性があまり高くないため、被せつけられたクッションカバー110のかまち部112を天板部111と反対の方向に引張る力が印加されると、シートクッション100のコーナ部の形状が崩れやすく外観に悪影響を及ぼすという問題があった。また、第2の従来技術においては、玉縁115の剛性によって、かまち部112を天板部111と反対の方向に引張る力が印加されたとき、シートクッション100のコーナ部の形状が崩れやすいという不具合は抑制できるが部品点数が増えるという問題があった。さらに、第1の従来技術、第2の従来技術、特許文献1に記載された従来技術のいずれにおいても、アウトステッチが単調又は備えられずに意匠性に欠けるという問題もあった。
【0006】
このような問題に鑑み本発明の課題は、シートクッション又はシートバックのコーナ部分における意匠性に優れるとともに、コーナ部分の形状が崩れにくいシートカバーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1発明は、第1のカバーピースの縫い代である第1縫い代と、第2のカバーピースの縫い代である第2縫い代とが第1縫合線で縫合されて一体化されるシートクッション又はシートバックの表皮材であるシートカバーであって、前記第1のカバーピースもしくは前記第2のカバーピースの少なくとも一方の意匠面には、前記第1縫合線を横切る位置に複数のステッチが設けられていることを特徴とする。
【0008】
第1発明によれば、第1のカバーピースと第2のカバーピースの第1縫合線を横切る複数のステッチが形成されていることにより第1縫合線近傍のカバーピースの剛性が増し、シートカバーが第1縫合線近傍をクッション体のコーナ部に合わせて、クッション体に被せつけられたとき、シートクッション又はシートバックのコーナ部の形状崩れを抑制できる。また、複数のステッチが第1縫合線を横切ると縫い代の規制により複数のステッチに反発力が加わり、コーナ部の形状崩れをより効果的に抑制できる。さらに、複数のステッチは、様々な変化をつけられるので意匠性を増すことができる。なお、「横切る」とは、第1縫合線を跨ぐものと第1縫合線から始まるものの両方を含む意味であり、「意匠面」とは、外観に現れる面のことである。
【0009】
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記第1縫い代と前記第2縫い代は、縫合されたのち前記第2のカバーピースの裏面側に当接させられた状態で前記第2のカバーピースに対して第2縫合線で縫合されていることを特徴とする。
【0010】
第2発明によれば、第1縫合線と複数のステッチに加えて第2縫合線が形成されているので第1のカバーピースと第2のカバーピースの近傍の剛性が高められて、さらにシートクッション又はシートバックのコーナ部の形状崩れを抑制できる。また、外部から視認できる第2縫合線が加えられることにより、さらに意匠性を増すことができる。
【0011】
本発明の第3発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記複数のステッチにおける前記第1縫合線から延びる長さが同一であることを特徴とする。
【0012】
第3発明によれば、第1縫合線の延びる方向に沿って均一な剛性が得られ、部分的なシートクッション又はシートバックのコーナ部の形状崩れを抑制できる。
【0013】
本発明の第4発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記複数のステッチを構成する糸に複数の色の糸が使われていることを特徴とする。
【0014】
第4発明によれば、複数のステッチの外観に変化を与えることができ意匠性が増す。
【0015】
本発明の第5発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記複数のステッチが連続して形成されていることを特徴とする。
【0016】
第5発明によれば、第1縫合線の延びる方向に沿って剛性をさらに高められ、シートクッション又はシートバックのコーナ部の形状崩れをさらに抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施形態のシートカバーが被せられたシートクッションの斜視図である。
図2図1のII-II矢視線断面図である。装飾ステッチ15については、外観に現れる部分のみを示している。
図3】上記実施形態のシートカバーを製造する過程を説明する図である。
図4】上記実施形態のシートカバーを製造する過程を説明する図である。
図5】上記実施形態のシートカバーを製造する過程を説明する図である。
図6】上記実施形態のシートカバーにおける複数のステッチを説明する図である。
図7】従来のシートカバーが被せられたシートクッションの斜視図である。
図8図7のVIII-VIII矢視線断面図である。
図9】従来の他のシートカバーを説明する図8に対応する図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1図6に基づき、本発明の一実施形態に係るクッションカバー10について説明する。以下の説明において、方向に関する説明は、各図において矢印で示される上下前後左右の各方向に基いて行うものとする。上下前後左右の各方向は、クッションカバー10を被せつけたシートクッション1が、自動車に取付けられたときの着座者を基準とした上下前後左右の各方向である。左右方向がシート幅方向に相当する。ここで、クッションカバー10が、特許請求の範囲の「シートカバー」に相当する。
【0019】
図1及び図2に示すように、自動車用シートにおける着座部であるシートクッション1は、骨格をなすクッションフレーム(図示せず)に載置されたクッション体であるクッションパッド20を表皮材であるクッションカバー10で被覆して構成されている。クッションパッド20は、ウレタン樹脂の発泡成形体でその外形がシートクッション1の外形を形作るものである。
【0020】
クッションカバー10は、座面を覆う天板部11と、前後左右の側面を覆うかまち部12と、有している。天板部11、かまち部12とも複数のピースが縫製によって結合されて形成されている。各ピースは、表面側のファブリックと裏面側の薄手のトリコットニット製の裏基布が、ウレタンスラブパッドを挟んで層状に接合された面状体から所定形状に裁断されることによって形成されている。図2に示すように、天板部11の表面層11aと、かまち部12の表面層12aと、がファブリックで、天板部11の裏面層11bと、かまち部12の裏面層12bと、が裏基布で、天板部11の中間層11cと、かまち部12の中間層12cと、がウレタンスラブパッドである。ここで、かまち部12と天板部11が、それぞれ特許請求の範囲の「第1のカバーピース」と「第2のカバーピース」に相当する。
【0021】
図1に示すように、シートクッション1を外側から見たとき、天板部11の左側と左側のかまち部12の上側との境界線16の右側の天板部11には、境界線16と平行に前後方向に延びる第2縫合線14が形成されている。また、左側のかまち部12における境界線16の左下側には、斜め左下方向に延びる直線状の装飾ステッチ15が前後方向に等間隔で複数形成されている。例えば、各装飾ステッチ15の境界線16から左下方向に延びる寸法を10mm程度に、各装飾ステッチ15間の前後方向の寸法を5mm程度とすることができるがこの寸法に限らない。シートクッション1の左上コーナ部の外観は、第2縫合線14と各装飾ステッチ15の存在によって加飾性に富んだ意匠性の高いものとなっている。ここで、装飾ステッチ15が、特許請求の範囲の「ステッチ」に相当する。
【0022】
シートクッション1の左上コーナ部に対応するクッションカバー10の部分の縫製手順について説明する。まず、図3に示すように、左側のかまち部12の上側に該当する部分に複数の装飾ステッチ15を形成する。各装飾ステッチ15は、後に天板部11の左側に対して縫合される第1縫合線13が形成される位置である第1縫合予定線13aを一端部側が跨ぐように形成される。そして、各装飾ステッチ15は、一端部側において第1縫合予定線13aと平行して延びる連結ステッチ15aによって連結されている。これによって、左側のかまち部12の上側に該当する部分に複数の装飾ステッチ15が形成されたとき、各装飾ステッチ15は連結ステッチ15aと一体となって櫛状の形態になっている。
【0023】
次に、図4に示すように、天板部11の左側の縫い代11dと、各装飾ステッチ15が施された左側のかまち部12の上側の縫い代12dと、を表面層11aと表面層12aが面合わせされた状態として第1縫合線13で縫合して連結する。ここで、第1縫合線13は、クッションカバー10をクッションパッド20に被せつけてシートクッション1を形成したとき、外観には現れない縫合線で、いわゆるインステッチと呼ばれるものとなる。ここで、縫い代12dと縫い代11dが、それぞれ特許請求の範囲の「第1縫い代」と「第2縫い代」に相当する。
【0024】
最後に、図5に示すように、天板部11を縫い代11dの内側端部で折り返して縫い代11dの裏面層11bと折り返した本体部の裏面層11bとが面合わせされた状態とする。この状態で、第1縫合線13によって縫合された縫い代11d及び縫い代12dと、天板部11の本体部とを第2縫合線14で縫合する。第2縫合線14は、第1縫合線13と平行で第1縫合線13と縫い代11d及び縫い代12dの外側端部との間に位置するようにする。ここで、第2縫合線14は、クッションカバー10をクッションパッド20に被せつけてシートクッション1を形成したとき、外観に現れる縫合線で、いわゆるアウトステッチと呼ばれるものとなる。
【0025】
こうして出来上がったクッションカバー10を、境界線16をクッションパッド20の左上のコーナ部21に合わせて被せつけると図2に示す状態となる。クッションパッド20の左上のコーナ部21は、縫い代11d及び縫い代12dに押圧されて凹み凹部22が形成される。
【0026】
図6に示すように、複数の装飾ステッチ15は、意匠性を高めるために各種の形態を採ることができる。例えば、(a)~(d)は、二点鎖線で示す第1縫合予定線13aに対して各装飾ステッチ15が垂直方向に延びる群である。(a)は、各装飾ステッチ15が垂直に延びる寸法が同じで各装飾ステッチ15間の間隔も同じであるものである。(b)は、各装飾ステッチ15が延びる寸法が、長短交互に並ぶように配置されて、各装飾ステッチ15間の間隔は同一とされるものである。(c)は、短間隔で並ぶ同一寸法で延びる3本の装飾ステッチ15が、長間隔で配置されるものである。(d)は、短間隔で並ぶ長短の異なる寸法で延びる3本の装飾ステッチ15が、長間隔で配置されるものである。(e)~(h)は、二点鎖線で示す第1縫合予定線13aに対して各装飾ステッチ15が斜め方向に延びる群である。(e)は、各装飾ステッチ15が斜めに延びる寸法が同じで各装飾ステッチ15間の寸法も同じであるものである。(f)は、各装飾ステッチ15が第1縫合予定線13aに対して短ピッチでジグザグ状に配置されたものである。(g)は、各装飾ステッチ15が第1縫合予定線13aに対して長ピッチでジグザグ状に配置されたものである。(h)は、各装飾ステッチ15が第1縫合予定線13aに対して長ピッチでジグザグ状に配置されたものを2つ組み合わせたものである。(i)は、(a)又は(b)の各装飾ステッチ15を構成する糸の色をステッチごとに変えたものである。
【0027】
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。天板部11とかまち部12の連結部である第1縫合線13を横切る複数の装飾ステッチ15が形成されていることにより第1縫合線13の近傍の剛性が増す。これによって、クッションカバー10が、第1縫合線13の近傍をクッションパッド20の左上のコーナ部21に合わせて、クッションパッド20に被せつけられたとき、かまち部12を下に引張る力が印加されてもシートクッション1のコーナ部21の形状崩れを抑制できる。また、複数の装飾ステッチ15が第1縫合線13を横切ると縫い代11d及び縫い代12dの規制により複数の装飾ステッチ15に反発力が加わり、コーナ部21の形状崩れをより効果的に抑制できる。さらに、複数の装飾ステッチ15は、シートクッション1の外観に様々な変化をつけられるので意匠性を増すことができる。
【0028】
また、第1縫合線13と複数の装飾ステッチ15に加えて第2縫合線14が形成されているので第1縫合線13の近傍の剛性がさらに高められて、かまち部12を下に引張る力が印加されてもさらにシートクッション1のコーナ部の形状崩れを抑制できる。また、外部から視認できる第2縫合線14が加えられることにより、さらに意匠性を増すことができる。
【0029】
さらに、各装飾ステッチ15は、第1縫合線13から延びる長さが同一であるので、第1縫合線13の延びる方向に沿って均一な剛性が得られ、部分的なシートクッション1のコーナ部21の形状崩れを抑制できる。加えて、各装飾ステッチ15は、一端部側において連結ステッチ15aによって連結されているので、第1縫合線13の延びる方向に沿って剛性をさらに高められ、シートクッション1のコーナ部21の形状崩れをさらに抑制できる。なお、各装飾ステッチ15を構成する糸の色を変えれば、各装飾ステッチ15の外観に変化を与えることができ意匠性がさらに増し、各装飾ステッチ15を構成する糸の太さを変えれば剛性感を高められる。
【0030】
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、上記実施形態においては、自動車用シートにおけるシートクッション1に本件発明を適用したが、これに限らず、シートバックに適用することもできるし、自動車以外の飛行機、船、鉄道車両等の乗物におけるシートに適用してもよい。
【符号の説明】
【0031】
1 シートクッション
10 クッションカバー(シートカバー)
11d 縫い代(第2縫い代)
11 天板部(第2のカバーピース)
12d 縫い代(第1縫い代)
12 かまち部(第1のカバーピース)
13 第1縫合線
13a 第1縫合予定線
14 第2縫合線
15 装飾ステッチ(ステッチ)
20 クッションパッド
21 コーナ部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9