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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024104431
(43)【公開日】2024-08-05
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20240729BHJP
   F21V 7/06 20060101ALI20240729BHJP
   F21V 7/09 20060101ALI20240729BHJP
   F21V 9/40 20180101ALI20240729BHJP
   F21V 5/00 20180101ALI20240729BHJP
   F21V 14/06 20060101ALI20240729BHJP
   F21V 14/00 20180101ALI20240729BHJP
   F21V 13/12 20060101ALI20240729BHJP
   F21V 13/04 20060101ALI20240729BHJP
   G02F 1/13 20060101ALI20240729BHJP
   G02F 1/1347 20060101ALI20240729BHJP
   G02B 5/10 20060101ALI20240729BHJP
   G02B 5/09 20060101ALI20240729BHJP
   G02B 3/14 20060101ALI20240729BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240729BHJP
【FI】
F21S2/00 340
F21S2/00 310
F21V7/06 200
F21V7/09 510
F21V9/40 400
F21V5/00 320
F21V14/06
F21V14/00 200
F21V5/00 600
F21S2/00 330
F21S2/00 350
F21V13/12 300
F21V13/04 500
G02F1/13 505
G02F1/1347
G02B5/10 A
G02B5/09
G02B3/14
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023008629
(22)【出願日】2023-01-24
(71)【出願人】
【識別番号】502356528
【氏名又は名称】株式会社ジャパンディスプレイ
(74)【代理人】
【識別番号】110000350
【氏名又は名称】ポレール弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 誠
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 延幸
(72)【発明者】
【氏名】岡田 真文
【テーマコード(参考)】
2H042
2H088
2H189
【Fターム(参考)】
2H042DB08
2H042DD01
2H042DD06
2H042DE04
2H088EA42
2H088HA03
2H088HA08
2H088HA28
2H189AA29
2H189AA32
2H189LA05
2H189LA09
2H189LA10
(57)【要約】
【課題】1個の光源から同一スクリーンに複数の光スポットを形成することが出来る照明装置を実現する。
【解決手段】
これを実現するために、本発明は、次のような構成をとる。第1の方向に光を出射するファンネル型反射体10と、多角錐の第1の反射体30が、複数の傾斜面を前記ファンネル型反射体の出射孔に対向するように配置し、外形が多角錐台で、複数の傾斜面を有する第2の反射体40が、平面で視て、前記第1の反射体30を囲むように配置し、前記第1の反射体30の傾斜面で反射した光は、前記第1の方向から、前記第1の方向と第1の角度で交差する第2の方向に進路を変え、その後、前記第2の反射体40の第2の傾斜面で反射し、前記第1の方向と第2の角度で交差する第3の方向に進路を変え、前記第1の角度は前記第2の角度よりも大きく、前記第1の方向と直角方向の面には、複数の光スポット500が形成されることを特徴とする照明装置。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源が配置した第1の孔と光を出射する第2の孔と、前記第1の孔と前記第2の孔を連結する反射曲面を有し、前記第1の孔の中心と前記第2の孔の中心を結ぶ線を第1の方向とし、前記第1の方向に光を出射するファンネル型反射体と、
底面と第1の複数の傾斜面を有する多角錐の第1の反射体が、前記第1の複数の傾斜面を前記ファンネル型反射体の前記第2の孔に対向するように配置し、
外形が多角錐台で、第2の複数の傾斜面を有する第2の反射体が、平面で視て、前記第1の反射体を囲むように配置し、
前記第1の反射体の前記第1の複数の傾斜面の第1の面で反射した光は、前記第1の方向から、前記第1の方向と第1の角度で交差する第2の方向に進路を変え、その後、
前記第2の反射体の前記複数の第2の傾斜面の第2の面で反射し、前記第1の方向と第2の角度で交差する第3の方向に進路を変え、
前記第1の角度は、前記第2の角度よりも大きく、
前記第1の方向と直角方向の面には、複数の光スポットが形成されることを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記多角錐は四角錐であり、前記多角錐は4角錐台であり、前記複数の光スポットは4個の光スポットであることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記第1の方向と前記第2の方向の交差角である第1の角度は90度であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項4】
前記複数の第1の傾斜面の前記第1の面が、前記第1の方向と直角方向となす角度は、45度であり、前記複数の第2の傾斜面の前記第2の面が、前記第1の方向と直角方向となす角度は、45度よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項5】
前記複数の第1の傾斜面の前記第1の面が、前記第1の方向と直角方向となす角度は、45度であり、前記複数の第2の傾斜面の前記第2の面が、前記第1の方向と直角方向となす角度は、30度であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項6】
前記ファンネル型反射体の前記第2の孔を覆って、液晶レンズが配置していることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項7】
前記ファンネル型反射体の前記第2の孔を覆って、液晶レンズが配置していることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
【請求項8】
光源が配置した第1の孔と光を出射する第2の孔と、前記第1の孔と前記第2の孔を連結する反射曲面を有し、前記第1の孔の中心と前記第2の孔の中心を結ぶ線を第1の方向とし、前記第1の方向に光を出射するファンネル型反射体と、
底面と第1の傾斜面を有する円錐型の第1の反射体が、前記第1の傾斜面を前記第1の反射体の前記第2の孔に対向するように配置し、
外形が円錐台で、第2の傾斜面を有する第2の反射体が、平面で視て、前記第1の反射体を囲むように配置し、
前記第1の反射体の前記第1の傾斜面で反射した光は、前記第1の方向から、前記第1の方向と第1の角度で交差する第2の方向に進路を変え、その後、
前記第2の反射体の前記第2の傾斜面で反射し、前記第1の方向と第2の角度で交差する第3の方向に進路を変え、
前記第1の角度は、前記第2の角度よりも大きく、
前記第1の方向と直角方向の面には、リング状の光スポットが形成されることを特徴とする照明装置。
【請求項9】
前記第1の方向と前記第2の方向の交差角である第1の角度は90度であることを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
【請求項10】
前記第1の傾斜面が、前記第1の方向と直角方向となす角度は、45度であり、前記第2の傾斜面が、前記第1の方向と直角方向となす角度は、45度よりも小さいことを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
【請求項11】
前記第1の傾斜面が、前記第1の方向と直角方向となす角度は、45度であり、前記第2の傾斜面が、前記第1の方向と直角方向となす角度は、30度であることを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
【請求項12】
前記ファンネル型反射体の前記第2の孔を覆って、液晶レンズが配置していることを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、同一平面上に複数の光スポットを形成するための、効率的で、かつコンパクトな構成を可能にする照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
同一の方向に複数の光スポットを形成する要求が存在する。このような場合、所定の配光角を有する必要な個数の照明装置を、必要な間隔をおいて配置することがおこなわれていた。この方法では、必要なスポット数だけ照明装置が必要であり、コスト的な負担になっている。
【0003】
一方、室内において、例えば天井に取り付けられた照明装置に対し、垂直方向、すなわち、床方向ではなく、水平方向、すなわち、壁方向に光を出射し、間接照明をおこなう需要がある。また、公園等では、照明装置の側面方向に光を照射することによって、公園内の照明として使用する需要が存在する。
【0004】
特許文献1には、1個の光源を用いて、照明装置の周辺全体に均一に光を照射することが出来る構成が記載されている。また、特許文献2には複数の光源を用いて照明装置の周辺に均一に光を照射することが出来る構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008-12588号公報
【特許文献2】特開2015-167089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来例のように、照明装置を光スポットの数だけ用意すると、コスト的な負担が大きい。また、各スポットの形状を変えようとすると、スポット形状を変えることが出来る照明装置を必要な数用意するか、別なスポット形状を照射できる照明装置をさらに用意する必要がある。したがって、さらなるコスト増となる。一方、複数の照明装置をスポットの間隔に合わせて配置する必要があるので、複数の照明装置を配置するためのスペースが必要になる。
【0007】
本発明は、以上のような問題を解決するものであり、本発明の課題は、単一の照明装置から、同じ方向に複数の光スポットを照射することが出来る構成を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決するものであり、主な具体的な手段は次のとおりである。
【0009】
(1)光源が配置した第1の孔と光を出射する第2の孔と、前記第1の孔と前記第2の孔を連結する反射曲面を有し、前記第1の孔の中心と前記第2の孔の中心を結ぶ線を第1の方向とし、前記第1の方向に光を出射するファンネル型反射体と;底面と第1の複数の傾斜面を有する多角錐の第1の反射体が、前記第1の複数の傾斜面を前記ファンネル型反射体の前記第2の孔に対向するように配置し;外形が多角錐台で、第2の複数の傾斜面を有する第2の反射体が、平面で視て、前記第1の反射体を囲むように配置し;前記第1の反射体の前記第1の複数の傾斜面の第1の面で反射した光は、前記第1の方向から、前記第1の方向と第1の角度で交差する第2の方向に進路を変え、その後、前記第2の反射体の前記複数の第2の傾斜面の第2の面で反射し、前記第1の方向と第2の角度で交差する第3の方向に進路を変え、前記第1の角度は、前記第2の角度よりも大きく、前記第1の方向と直角方向の面には、複数の光スポットが形成されることを特徴とする照明装置。
【0010】
(2)前記多角錐は四角錐であり、前記多角錐は4角錐台であり、前記複数の光スポットは4個の光スポットであることを特徴とする(1)に記載の照明装置。
【0011】
(3)前記ファンネル型反射体の前記第2の孔を覆って、液晶レンズが配置していることを特徴とする(1)に記載の照明装置。
【0012】
(4)光源が配置した第1の孔と光を出射する第2の孔と、前記第1の孔と前記第2の孔を連結する反射曲面を有し、前記第1の孔の中心と前記第2の孔の中心を結ぶ線を第1の方向とし、前記第1の方向に光を出射するファンネル型反射体と;底面と第1の傾斜面を有する円錐型の第1の反射体が、前記第1の傾斜面を前記第1の反射体の前記第2の孔に対向するように配置し;外形が円錐台で、第2の傾斜面を有する第2の反射体が、平面で視て、前記第1の反射体を囲むように配置し;前記第1の反射体の前記第1の傾斜面で反射した光は、前記第1の方向から、前記第1の方向と第1の角度で交差する第2の方向に進路を変え、その後、前記第2の反射体の前記第2の傾斜面で反射し、前記第1の方向と第2の角度で交差する第3の方向に進路を変え、前記第1の角度は、前記第2の角度よりも大きく、前記第1の方向と直角方向の面には、リング状の光スポットが形成されることを特徴とする照明装置。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】複数の光スポットを形成するための、従来例による照明装置である。
図2】本発明の実施例1による照明装置の斜視図である。
図3】本発明の実施例1による照明装置の断面図と、この構成によって形成された複数の光スポットの例である。
図4】ファンネル型反射体の斜視図である。
図5】4角錐である第1の反射体の斜視図である。
図6】ファンネル型反射体と4角錐である第1の反射体を組み合わせた状態を示す斜視図である。
図7】第1の反射体及び第2の反射体の作用を示す断面図である。
図8】第1の反射体の作用を示す断面図である。
図9】第1の反射体の作用を示す平面図である。
図10】液晶レンズと第1の反射体近くの構成を示す断面図である。
図11】実施例1において、液晶レンズを作用させた場合の第1の例である。
図12】実施例1において、液晶レンズを作用させた場合の第2の例である。
図13】実施例1において、液晶レンズを作用させた場合の第3の例である。
図14】液晶レンズの動作を説明する断面図である。
図15】液晶レンズの動作を説明する他の断面図である。
図16】液晶レンズの動作を説明するさらに他の断面図である。
図17】第1液晶レンズの断面図である。
図18】第1液晶レンズの電極形状を示す平面図である。
図19】第1液晶レンズと第2液晶レンズの動作を示す斜視図である。
図20】第1液晶レンズと第2液晶レンズを積層した状態を示す断面図である。
図21】第1液晶レンズ、第2液晶レンズ、第3液晶レンズ、第4液晶レンズの動作を示す斜視図である。
図22】実施例2による照明装置の斜視図である。
図23】実施例2による照明装置の断面図及びこれによって形成されるリング状光スポットの例である。
図24】実施例2におけるファンネル型反射体と第1反射体を組み合わせた斜視図である。
図25】実施例2におけるファンネル型反射体と第1反射体を組み合わせた断面図である。
図26】実施例2における第1反射体の作用を示す断面図である。
図27】実施例2における第1反射体の作用を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
実施例によって本発明を説明する前に、比較例の具体的な構成を図1によって説明する。図1において、所定の4個の光スポットを得るために、4個の照明装置5が配置している。各照明装置5の出射面6からは、所定の配光角度θを有するコリメート光が放射される。必要な配光角θは、必要なスポット径、照明装置5から照射面6までの距離等によって決められる。一般的には、光スポットを形成するための、配光角は12度以下である。
【0015】
図1において、照明装置5は、内部がパラボラ反射面となっており、LED(Light Emotting Diode)等の光源からの光をコリメートして光を出射面6から放射する。パラボラ反射面を用いて必要な配光角を得るためには、各照明装置において、z方向の高さzzはある程度の長さが必要である。
【0016】
また、図1では、出射面6の法線方向に光が出射されるので、照射面の光スポットの間隔に合わせて、各照明装置の間隔x1、y1を決める必要がある。すなわち、照明装置側では、光スポットの間隔に合わせて、照明装置を配置するスペースを確保する必要がある。
【0017】
本発明は、このような従来例における問題点を解決するものである。以下に、実施例によって、本発明の内容を詳細に説明する。
【実施例0018】
図2は、本発明の実施例1の構成を示す斜視図である。図2において、光源は、内部に、少なくとも一部がパラボラ曲面である、ファンネル状の反射面を有する、ファンネル型反射体10、反射体の下方の開口に配置されるLEDを内部に有するベース14とで、構成されている。この光源の具体的な構成は後で説明する。
【0019】
光源の出射面を覆って液晶レンズ100が配置している。なお、液晶レンズ100は表示領域スポットの形状を変化させる場合に必要となるものである。液晶レンズ100から出射した光は、4角錐反射体である、第1反射体30に入射する。光は、4角錐反射体30の4個の傾斜面において反射して、4個の光スポットに分解すると同時に、光路を約90度曲げられる。
【0020】
4個の光スポットは、外側に配置した、外形が4角錐台である第2反射体40において反射し、向きを再び変えて、上方から出射する。この時に出射する光の方向は、第1反射体30における反射角度と、第2反射体40における反射角度によって決められる。
【0021】
図3の下側の図は、図2に示す照明装置の断面図であり、図3の上側の図は、図3の下側の図の照明装置によって形成される4個の光スポット500の例である。図3の断面図において、ファンネル型反射体10の内側には、少なくとも一部がパラボラ曲面である反射面11が形成されている。ファンネル型反射体10の下面には、LEDを配置するための小孔が形成されている。但し、図3では、LEDは省略されている。
【0022】
ファンネル型反射体10の外形は直方体である。したがって、扱いが容易である。ファンネル型反射体10の上側には、光を出射させるための、出射孔が形成されている。出射孔からは、コリメート光が出射する。この光は、液晶レンズ100に入射して、光は必要な制御を受ける。光が丸いスポットのままでよければ、100液晶レンズは必ずしも必要ではない。
【0023】
図3において、液晶レンズ100の上に、4角錐反射体である第1反射体30が配置している。液晶レンズ100から出射した光は、第1反射体30の4つの反射面において、分割され、各々、液晶レンズ100からの出射光に対して、略90度方向に向きを変える。略90度というのは、必要な光スポットの位置等によって、反射光の向きを変える必要があるからである。
【0024】
第1反射体30で反射した光は、外形が4角錐台である、第2反射体40の内面で反射し、上方に向かう。上方とは、必ずしも、垂直方向に向かうという意味ではない。第2反射体40を出射する光の向きは、必要なスポットの位置に合わせて変化させる。第2反射体40を出射する光の向きは、第1反射体30の反射面の角度、及び、第2反射体40の反射面の角度によって決められる。
【0025】
図3の上側の図は、このようにして形成された、スクリーンにおける4個の光スポット500の例である。なお、図3の照明装置における4角錐である第1反射体30は、4つの反射面を有しているので、光スポット500は4個形成される。このように、実施例1の照明装置によれば、同じ方向に4個の光スポットを1個の照明装置にて得ることが出来る。
【0026】
図4は、ファンネル型反射体10の斜視図である。ファンネル型反射体10の外形は直方体となっている。直方体の内部には、ファンネル状に凹部が形成され、凹部の壁面はパラボラ曲面11となっている。この凹部の形状は、x-y平面では円であり、z軸方向の断面はパラボラ曲面となっている。パラボラ曲面によって、光は、z軸と平行方向にコリメートされる。なお、凹部の壁面は、一部がパラボラ曲面となっている構成でもよい。
【0027】
図4において、直方体の下面には、LED20用の孔13が形成されている。小型のLEDは平面で視て1.5mm□程度の小さいものも市販されている。LED孔13には、このような小さなLEDが組み込まれるだけのスペースが存在していればよい。直方体の上面には、出射孔12が形成されている。出射孔12は、例えば直径dd1が6.5mm程度の円である。
【0028】
LED用孔13と出射孔12の間はパラボラ曲面11でつながっている。パラボラ曲面11によってLED20から出射した光はコリメートされて出射孔12から出射する。図6において、出射孔12の径ddとファンネル型反射体10の高さの比(hf/dd)が大きいほど、よりコリメートされた光、すなわち、配光角の小さな出射光を得ることが出来る。(hf/dd)をアスペクト比と呼ぶこともある。アスペクト比は、2以上であることが好ましく、3以上であればより好ましく、4以上であればさらに好ましい。
【0029】
図5は四角錐反射体30の斜視図である。他の図では、図を複雑にしないために、四角錐反射体30が宙に浮いているように記載されていることもあるが、実際には、四角錐反射体30のコーナーに配置された支柱31によって支えられている。各支柱31は、ファンネル型反射体10の出光面側のコーナー付近に配置されることになる。四角錐反射体10のコーナーには光が入射しないので、図8のような支柱31を配置するスペースが存在する。
【0030】
図6は、図4のファンネル型反射体と、図5の第1反射体30を組み合わせた状態を示す斜視図である。図3において、ベース14の上にコリメート光を出射するファンネル型反射体10が配置している。ファンネル型反射体10は、外側は直方体で、内側に壁面がパラボラ曲面の反射面11が形成されている。ファンネル型反射体10の底面に形成された孔13にLED20が配置している。LED20からの光はパラボラ曲面11で反射しながら、出射孔12から出射する。
【0031】
出射孔12に対応して、四角錐反射体30が反射面を下側、すなわち、出射孔12と対向して配置している。四角錐反射体30の4個の反射面は、例えば、頂角が90度の3角形である。四角錐反射体30の頂点はファンネル型反射体10の中心軸、すなわち、光軸と一致している。したがって、ファンネル型反射体10の出射孔12から出射したコリメート光は四角錐反射体30の4面で反射して4方向に出射する。
【0032】
図6において、ファンネル型反射体10の外形は直方体であり、高さzfは20mm程度、幅xf、yfは例えば10mm程度である。また、ベース14はLED基板21を収容する程度の高さがあればよいので、高さzbは、例えば、3mm程度で十分である。一方、四角錐反射体30は1辺が10mmとすると、高さは3.5mm程度になる。したがって、図6の構造は、断面の1辺が10mmの正方形で、高さは30mm以下の非常にコンパクトな外形となる。このようなコンパクトな照明装置から4方向にコリメート光を出射することが出来る。
【0033】
図7は、実施例1の作用を示す断面図である。図7において、外形が直方体であるファンネル型反射体10の内側に側壁がパラボラ曲面である反射面11が形成されている。ファンネル型反射体10の底面に形成されたLED用孔13にLED20が配置している。LED20はLED基板21に配置され、LED基板21はベース14内に収容されている。
【0034】
図7において、LED20を出射した光は、パラボラ曲面11で反射しながら出射孔12から四角錐反射体30に向かい、四角錐反射体30の反射面において、約90度光路を曲げられ、水平方向(x方向)に向かう。そして、外形が4角錐台である、第2反射体の内面の反射面において、略z方向、すなわち、スクリーンの方向に向かう。
【0035】
図8は、図7の4角錐反射体である第1反射体30付近における光の動作を示す断面図である。図8において、ファンネル型反射体10の、光の出射面12が、第1反射体30の反射面に投影される。この投影された光は、第1反射体30において反射し、外形が円錐台である第2反射体40の反射面に入射する光510になる。
【0036】
図9は、図8における第1反射体30とその作用を下面(裏面)から視た状態を示す平面図である。図9において、第1反射体30に投影された、ファンネル型反射体10の出射面12からの光は、第1反射体10の反射面において、反射し、外形が円錐台である第2反射体40の反射面に入射する光510になる。
【0037】
図10は、図3の液晶レンズ100および第1反射体30付近の断面図である。図10において、ファンネル型反射体10の出射面12の上に液晶レンズ100が配置している。液晶レンズ100は、第1液晶レンズ110、第2液晶レンズ120、第3液晶レンズ130、第4液晶レンズ140の4枚構成となっている。液晶レンズ100については、後で詳細に説明する。
【0038】
図10において、ファンネル型反射体10の出射面12から液晶レンズ100に入射した光は、液晶レンズ100によって、断面形状が変化する。この変化した断面形状の光が4角錐である第1反射体30の反射面に投影される。そして、この投影された、液晶レンズ100の制御を受けた光が、外形が4角錐台である第2反射体40の反射面に入射し、反射して上方に向かう。
【0039】
第2反射体40の反射面を反射した光がどの程度の角度で上側に向かうかは、図10の第1反射体の頂角d1、及び、第2反射体40の反射面の水平方向に対する角度d2によって決まる。仮に、頂角d1が90度で、第2反射体の反射面の角度が水平方向に対して45度であれば、光は真上、すなわち、垂直方向に向かう。
【0040】
しかし、一般には、スクリーンにおける光スポットの間隔は、大きいので、第2反射体40の水平方向に対する角度d2は、45度よりも小さくなる。例えば、図3の上の図に示すような、4個の光スポット500は、第1反射体30の頂角の角度d1が90度、第2反射体の水平方向に対する角度d2が30度の場合に形成されたものである。
【0041】
図11乃至図13は、図3の光スポットに対し、液晶レンズ100を用いて、スクリーンにおける光スポット500の形状を変化させた例である。図11は、光スポット500を液晶レンズ100によって、特に、対角方向に拡散させ、スクリーンにおける光スポット形状を、比較的矩形に近いスポット形状とした例である。図12は、光スポット500を液晶レンズ100によって、特に、横方向に拡散させ、スクリーンにおける光スポット形状を、横長のスポット形状とした例である。図13は、光スポット500を液晶レンズ100によって、特に、縦方向に拡散させ、スクリーンにおける光スポット形状を、縦長のスポット形状とした例である。
【0042】
図14は、液晶レンズ100の原理を示す断面図である。図14において、液晶層300の左側からコリメートされた光が入射している。図14におけるPは入射光の偏向方向の意味である。通常の光の偏向方向はランダム分布しているが、液晶は屈折率に異方性があるので、図14はP方向に偏向している光についての作用を示すものである。
【0043】
図14において、液晶層300には、電極によって液晶分子301が液晶層300の周辺に行くにしたがって、傾きが大きくなるように配向している。液晶分子301は細長い形状であり、液晶分子301の長軸方向の実効屈折率は、液晶分子301の短軸方向の実効屈折率よりも大きいので、液晶層300の周辺ほど屈折率が大きくなるため、凸レンズが形成される。図14における点線は光波面WFであり、fはレンズのフォーカス距離である。
【0044】
液晶は、屈折率に異方性があるので、レンズを形成するには、第1のレンズが作用する光の偏向方向と直角方向に偏向する光に作用する第2のレンズが必要になる。図15はこのレンズ構成を示す分解斜視図である。図11において、左側の平行四辺形は光の波面である。つまり、X方向とY方向に偏向した光が液晶層300に入射する。第1液晶レンズ110はX偏光光に作用するレンズであり、第2液晶レンズ120はY偏光光に作用するレンズである。
【0045】
図15において、第1液晶レンズ110と第2液晶レンズ120では液晶分子301の初期配向方向が90度異なっている。液晶分子301の初期配向は、液晶レンズ内の配向膜の配向方向によって決定される。つまり、図15では、2枚の液晶レンズ110、120において、光が入射する側の基板における配向膜の配向方向が互いに直角方向になっている。
【0046】
図16は液晶レンズによって凹レンズを形成する場合である。図16において、波面WFが液晶層300に平行で、1方向に偏向した光が、左側から液晶層300に入射する。図16において、液晶層300における液晶分子301は、電極によって光軸付近において最も大きく配向され、周辺に行くにしたがって、配向角度が小さくなっている。このような液晶配向によるレンズ構成によって、液晶層300を通過した光の波面WFは図12の点線で示すような曲線になって凹レンズが形成される。なお、凹レンズの場合も、図15に示すように、2枚の液晶レンズが必要なことは同じである。
【0047】
図17は、液晶レンズ110の詳細断面図である。図17において、TFT基板111の上には、第1電極112が形成され、第1電極112を覆って第1配向膜113が形成されている。第1配向膜113の配向方向によって、入射光のうちの、液晶レンズによって作用を受ける方向の偏光光が決められる。対向基板115の内側には、第2電極116が形成され、第2電極116を覆って第2配向膜117が形成されている。第1配向膜113の配向方向と第2配向膜117の配向方向の関係は、どのような液晶を使用するかによって決められる。TFT基板111と対向基板115の間に液晶層300が挟持されている。
【0048】
図18の左側は第1基板111に形成された第1電極112の平面図である。第1電極112は同心円状の円となっている。円状の各電極112には電圧を印加するための引き出し配線114が接続されている。図18の右側の図は、対向基板115に形成された第2電極116の形状を示す平面図である。第2電極116は、平面電極であり、対向基板115のほぼ全面にわたって形成されている。
【0049】
図18において、第1電極112と第2電極116間の電圧を変化させることによって種々の強度のレンズを形成することができる。図17図18の例は、第1電極111が同心円で形成されているので、円形のレンズを容易に形成できるという特徴を有している。
【0050】
図17及び図18で説明した液晶レンズ110は、1方向、例えば偏光光PXに対して作用するレンズである。しかし、LED10からの光は、あらゆる方向に偏光しているので、少なくとも、PXと直角方向に偏光した光PYに対して作用する液晶レンズが必要である。
【0051】
図19はこの構成を示す斜視図である。図19において、LEDからの光LLが左側から入射すると、第1液晶レンズ110によってPX方向に偏光した光が液晶レンズの作用を受ける。PY方向に偏光した光は第1液晶レンズ110の影響を受けない。PY方向に偏光した光は、第2液晶レンズ120によって液晶レンズの作用を受ける。PX方向に偏光した光は、第2液晶レンズ120の作用は受けない。これによって、x方向に偏光した光もy方向に偏光した光も液晶レンズの作用を受けることが出来る。
【0052】
図20は、第1液晶レンズ110と第2液晶レンズ120を積層した状態を示す断面図である。第1液晶レンズ110と第2液晶レンズ120は透明接着材200によって接着している。図20において、第2液晶レンズ120の電極構成は、第1液晶レンズ110と同じである。つまり、第2液晶レンズ120において、TFT基板121に第3電極122が形成され、その上に第3配向膜123が形成されている。対向基板125の上に第4電極126が形成され、その上に第4配向膜127が形成されている。
【0053】
第2液晶レンズ120が第1液晶レンズ110と異なる点は、配向膜123の配向方向である。図20において、ALは配向膜113の配向方向を示している。図20において、第1液晶レンズ110におけるTFT基板111に形成された第1配向膜113の配向方向は例えばx方向である。第2液晶レンズ120のTFT基板121に形成された第3配向膜123の配向方向は、例えばy方向である。つまり、x方向に偏光した光もy方向に偏光した光も、2枚の液晶レンズ110及び120によって作用を受けることが出来る。
【0054】
なお、第1液晶レンズ110における対向基板115に形成された第2配向膜117の配向方向、及び第2液晶レンズ120の対向基板125に形成された第4配向膜127の配向方向は、液晶300としてどのような液晶を使用するかによって決まる。つまり、第1液晶レンズ110における第2配向膜117は第1配向膜113と同じ方向に配向する場合もあるし、直角方向に配向する場合もある。第2液晶レンズ120における第3配向膜123と第4配向膜127の関係も同じである。
【0055】
ところで、LED10からの光は、全方向に偏光しているので、PXあるいはPYの偏光光にのみ作用したのでは、液晶レンズの十分な作用を得られない場合がある。この場合は、図21に示すように、例えば、x方向に対して45度方向に偏光している光P45に対して作用する液晶レンズ130、x方向に対して135度方向に偏光している光P135に対して作用する液晶レンズ140を加えればよい。
【0056】
以上で説明したように、実施例1の構成によれば、非常にコンパクトな照明装置によって、同一方向で、離れた位置にコリメート光を照射することが出来る。さらに、照射光の形状を任意に変化させることが出来る。
【0057】
以上の説明では、4角錐の第1反射体及び4角錐台の第2反射体を用いることによって、4個の光スポットを得る構成である。しかし、3個あるいは、5個以上の光スポットを得たい場合も、同様な構成を適用することが出来る。すなわち、3個の光スポットを得たい場合は、3角錐の第1反射体及び3角錐台の第2反射体を用いればよい。また、5個以上の光スポットを得たい場合は、5角錐あるいはそれ以上の第1反射体を用い、かつ、5角錐台あるいはそれ以上の角錐台の第2反射体を用いればよい。この場合、第1の反射体を多角錐反射体と、第2の反射体を外形が多角錐台反射体という呼び方をする。
【0058】
また、光スポットをリニアに配置するような場合は、例えば、図2乃至図13で説明した照明装置において、一部を遮光して用いればよい。
【実施例0059】
実施例2は、実施例1で説明した本発明の構成に対して、バリエーションを加えて、リング状のスポットライトを得ることが出来る構成を与えるものである。リング状のスポットライトの形成は容易ではない。従来は、例えば、円形、言い換えると、円板状のスポットライトに対して、中央部分を遮光することによって、リング状のスポットライトを構成している。この方法では、光源からの光の多くの部分は遮光されてしまうので、光の利用効率が非常に悪い。実施例2は、このような問題点を克服し、リング状のスポットライトを構成するための、光の利用効率の高い、光源装置を実現するものである。
【0060】
図22は、実施例2の光源装置の斜視図である。図22が実施例1の図2と異なる点は次のとおりである。実施例1における、4角錐の反射体である、第1反射体30が、実施例2では、円錐形の反射体である第3反射体50に置き換わっている。これによって、ファンネル型反射体10及びベース14で構成される光源からの光の向きを略90度変換するとともに、リング状の光に変換する。第3の第3反射体50を囲んで、外形が円錐台の第4の反射体60が配置している。実施例1では、外形が4角錐台型の第2反射体40が配置しているが、実施例2の構成では、リング状のスポットを形成するために、第2の反射体40に変えて、外形が円錐台の第4の反射体60を用いている。
【0061】
図22では、ファンネル型反射体10で構成される光源の出射面の上に液晶レンズ100が配置している。液晶レンズ100は光のスポット形状を変化させるものである。
【0062】
図23の下側の図は、図22の照明装置の断面図であり、上側の図は、これによって形成されるリング状の光スポット600である。図23の下側の断面図が、実施例1の図3の下側の断面図と異なる点は、光源からの光が、4角錐型の第1反射体30ではなく、円錐型の第3反射体50に置き換わっていることと、実施例1において、周辺を囲む4角錐台である第2反射体40が、実施例2では、外形が円錐台である第4反射体60に置き換わっていることである。
【0063】
図23の断面図において、光源から出射し、液晶レンズ100を通過した光は、円錐型である第3反射体50によって、向きを約90度変えられるとともに、リング状の光に変換される。このリング状の光は、第3反射体50の周囲を囲む、円錐台型の第4反射体60の内面に形成された反射面によって、上方に反射し、上方のスクリーンに、図23の上側に示すリング状のスポット600となる。
【0064】
上方とは、必ずしも、垂直方向に向かうという意味ではないことは実施例1で説明したのと同じである。すなわち、スクリーンに形成されるリング状スポット600を所定のサイズとするためには、第4反射体60を出射する光の向き、照明装置とスクリーン間の距離、出射光の配光角度等の関係を適切に設定する必要がある。第4反射体を出射する光の向きは、図23に示す、第4反射体60の反射面の角度d4、及び、図25に示す、円錐型である第3反射体50の反射面の角度d3によって決められる。
【0065】
図23のその他の構成は図3で説明したのと同じである。すなわち、図3では、4角錐型の第1の反射体30と、外形が4角錐台である第2の反射体40によって、4個の光スポット500を形成したのに対し、図23では、円錐型の第3の反射体50と。外形が円錐台である第4の反射体60によって、リング状の光スポット600を形成している。
【0066】
図24は、ファンネル型反射体10で構成される光源と、円錐型の第3反射体50を組み合わせた状態を示す斜視図である。図24では液晶レンズ100は省略されている。図24における円錐型の第3反射体50の底面の径dd2は、例えば、19.4mmである。ファンネル型反射体10の構成は、図6で説明したのと同じである。
【0067】
図25は、図24の断面図である。図25は、実施例1の図7に対応する。図25におけるファンネル型反射体10、及び、LED20、LED基板21を含むベース14の構成は、図6及び図7で説明したとおりである。図25において、ファンネル型反射体10から出射した光は、円錐型である第3反射体50において、全周において、光の向きを、例えば、90度変えられることによって、リング状の光に変換される。
【0068】
図25において、反射光の向きは、円錐状の第3反射体50の頂角d3によって決められる。d3が例えば、90度であれば、ファンネル型反射体を出射した光は、90度、向きを変えられる。この光は、図23に示す外形が円錐台型の第4反射体60の反射面の角度d4によって、上方に向きを変えられる。図25のファンネル型反射体10及びベース14の構成は、実施例1の図7で説明したのと同じである。
【0069】
図26は、図25の円錐型反射体である第3反射体50付近における光の動作を示す断面図である。図26において、ファンネル型反射体10の、光の出射面12が、第3反射体50の反射面に投影される。この投影された光は、第3反射体50において反射し、平面で視てリング状の光610に変換される。このリング状に変換された光は、図23に示すように、外形が円錐台である第4反射体60によって上方向に反射し、スクリーン上にリング状の光スポット600として投射される。
【0070】
図27は、図25における円錐型である第3反射体とその作用を下面(裏面)から視た状態を示す平面図である。図27において、第3反射体50に投射された、ファンネル型反射体10の出射面12からの光は、第3反射体50の反射面においてリング状の光に変換される。このリング状の光は、第3反射体50の周囲を囲むように配置された第4反射体60の反射面に投射される。このリング状の光は、図27において、610で示されている。第4反射体60の反射面に投射されリング状の光610は、上方向に反射して、スクリーン上にリング状光スポット600として投射される。
【0071】
このように、本発明によるリング状の光スポットは、光源からの大部分の光を、光スポットとして使用することが出来るので、従来のリング状光スポットを形成するための光源に比較して、格段に光の利用効率を上げることが出来る。したがって、低消費電力の光源を得ることが出来る。
【符号の説明】
【0072】
5…照明装置、6…出射面、 10…ファンネル型反射体、 11…パラボラ反射面、 12…開口、 13…LED用孔、 14…ベース、 20…LED、 21…LED基板、 30…第1反射体(四角錐反射体)、 31…支柱、 40…第2反射体(第四角錐台反射体)、 50…第3反射体(円錐型反射体)、 60…第4反射体(円錐台型反射体)、 100…液晶レンズ、 110…第1液晶レンズ、 111…TFT基板、 112…第1電極、 113…第1配向膜、 114…引き出し配線、 115…対向基板、 116…第2電極、 117…第2配向膜、 120…第2液晶レンズ、 121…TFT基板、 122…第3電極、 123…第3配向膜、 125…対向基板、 126…第4電極、 127…第4配向膜、 130…第3液晶レンズ、 140…第4液晶レンズ、 200…透明接着材、 500…光スポット、 510…光スポット、 600…リング状光スポット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図27