(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024104435
(43)【公開日】2024-08-05
(54)【発明の名称】管路作業装置および仕切弁の設置方法
(51)【国際特許分類】
F16L 41/06 20060101AFI20240729BHJP
F16K 3/02 20060101ALI20240729BHJP
F16K 43/00 20060101ALI20240729BHJP
F16L 55/00 20060101ALN20240729BHJP
【FI】
F16L41/06
F16K3/02 F
F16K43/00
F16L55/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023008636
(22)【出願日】2023-01-24
(71)【出願人】
【識別番号】396020361
【氏名又は名称】株式会社水道技術開発機構
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】各務 修爾
(72)【発明者】
【氏名】山本 大介
(72)【発明者】
【氏名】杉本 翔太
【テーマコード(参考)】
3H019
3H053
3H066
【Fターム(参考)】
3H019CA01
3H019CB01
3H019CB02
3H053AA26
3H053BC03
3H053BD03
3H053DA02
3H066AA03
3H066BA18
(57)【要約】
【課題】弁箱と弁蓋とが分離自在に構成された仕切弁の設置に手間が掛からない管路作業装置を構成する。
【解決手段】既設管収容部と、作業装置収容部との中間に配置され、弁体23の移動により開放状態と閉塞状態とを作り出す仕切弁Vとを有している。仕切弁Vは、既設管収容部と作業装置収容部とに連通する空間に配置される弁箱と、弁体23の移動方向で弁箱に隣接配置される弁蓋22とを分離自在に連結ており、弁蓋22は、弁体23を移動させる操作軸30を収容すると共に、当該操作軸30のうち外部に露出した弁箱側の端部を支持する弁棒垂れ防止構造を有している。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
既設管を密封状態で収容する既設管収容部と、
前記既設管を切断する作業装置を収容可能な作業装置収容部と、
前記既設管収容部、前記作業装置収容部の中間に配置され、弁体の直線的な移動により開放状態と閉塞状態とを作り出す仕切弁とを有し、
前記仕切弁は、前記既設管収容部と、前記作業装置収容部とに連通する空間に配置される弁箱と、前記弁体の移動方向で前記弁箱に隣接して配置される弁蓋とを分離自在に連結した構造であり、
前記弁蓋は、前記弁体を移動させる操作軸を収容すると共に、当該操作軸のうち外部に露出した前記弁箱側の端部を支持する弁棒垂れ防止構造を有している管路作業装置。
【請求項2】
前記弁棒垂れ防止構造は、前記操作軸の前記端部を回転自在に支持し前記弁箱に収容可能な軸受部と、当該軸受部が一端に固定されると共に他端が前記弁蓋に固定されたサポート板と有する請求項1に記載の管路作業装置。
【請求項3】
前記弁箱と前記弁蓋とを上下方向に連結可能な連結部材を備えた請求項1に記載の管路作業装置。
【請求項4】
前記操作軸に駆動回転力を伝える電動型の駆動機構が、前記弁蓋の上方に配置されている請求項1に記載の管路作業装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の管路作業装置の前記仕切弁を設置する仕切弁の設置方法であって、
前記弁箱と前記弁蓋とに分離された前記仕切弁を、前記弁箱と前記弁蓋とを重ね合わせて連結した状態で運搬する運搬工程と、
前記運搬工程で運搬された前記弁箱及び前記弁蓋を現場で組み付けて前記仕切弁を作製する仕切弁作製工程と、
前記仕切弁作製工程で作製された前記仕切弁をクレーンで吊り下げて前記既設管収容部に設置する仕切弁設置工程と、を含む仕切弁の設置方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、不断流状態で管路作業を行う管路作業装置および管路作業装置が備えた仕切弁の設置方法に関する。
【背景技術】
【0002】
不断流状態の既設管に対する作業の一例として、特許文献1には、既設管の一部を切断して取り除き、取り除いた箇所に分岐管継手を設ける装置が記載されている。
【0003】
不断流状態の既設管(水道管など)に分岐管継手を設ける作業を可能にするため、特許文献1では、掘削により露出した既設管の外部に半割状の下部ケースと上部ケースを配置している。更に、特許文献1の管理作業装置は、上部ケースの上側に作業用仕切弁の弁箱を連結し、この弁箱の上側に上部ハウジングを連結している。作業用仕切弁は、弁箱の内部を水平方向に弁体が移動することにより、弁箱の上下方向の空間の開閉を可能にする。
【0004】
特許文献1では、作業を行う場合に上部ハウジングの内部空間に切断機を収容し、弁箱の弁体を開放した状態で切断機を下降させて既設管の一部を切断する。この切断の後に、切断機と切断された既設管の一部を上部ハウジング内まで上昇させて弁箱の弁体を閉塞し、切断機と、切断された既設管の一部とを除去する。
【0005】
特許文献1は、これに続いて、上部ハウジングの内部に分岐管継手をセットし、上部ハウジングを密封した状態で、作業用仕切弁の弁体を開放し、分岐管継手を既設管の切断箇所に接続可能な位置まで下降させ、この分岐管継手と既設管との接続が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
不断流状態の既設管に対して分岐管継手等を接続するためには、特許文献1に記載された作業用仕切弁を必要とする。
【0008】
また、既設管が大径である場合には、大型化に伴い作業用仕切弁が重量化する。このため、特許文献1では、作業用仕切弁を、弁箱と弁蓋とを分離、及び、連結自在に構成している。つまり、作業用仕切弁を、弁箱と弁蓋とに分離できるように構成することで設置時に用いられる重機の小型化を可能にしている。
【0009】
具体的な構成として、弁箱に形成された第一フランジ部と、弁蓋に形成された第二フランジ部とをボルト、ナットで連結することにより作業用仕切弁の組み立てを可能にしている。
【0010】
弁体は、雄ネジとして構成される操作軸の回転により水平方向に移動する。この操作軸は、基本的に弁蓋の内部に収容されるものであるが、例えば、この操作軸の弁箱側の端部を弁箱の内部に備えた軸受で支持する構成では、弁箱と弁蓋とを分離する際に、弁箱内部の軸受から操作軸を抜き出し、弁箱と弁蓋とを連結する際に、弁箱内部の軸受に操作軸を挿入する等の作業が必要となる。
【0011】
しかしながら、弁箱と弁蓋とを連結する際に、操作軸の弁箱側の端部を軸受に支持する作業を必要とするものでは、操作軸の重量により弁箱側の端部が垂れ下がる状態に陥り、作業用仕切弁を組み立てる際に手間が掛かることが懸念される。
【0012】
このような理由から、弁箱と弁蓋とが分離自在に構成された仕切弁の設置に手間が掛からない管路作業装置が求められる。更に、弁箱と弁蓋とが分離自在に構成された仕切弁の設置方法が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係る管路作業装置の特徴構成は、既設管を密封状態で収容する既設管収容部と、前記既設管を切断する作業装置を収容可能な作業装置収容部と、前記既設管収容部、前記作業装置収容部の中間に配置され、弁体の直線的な移動により開放状態と閉塞状態とを作り出す仕切弁とを有し、前記仕切弁は、前記既設管収容部と、前記作業装置収容部とに連通する空間に配置される弁箱と、前記弁体の移動方向で前記弁箱に隣接して配置される弁蓋とを分離自在に連結した構造であり、前記弁蓋は、前記弁体を移動させる操作軸を収容すると共に、当該操作軸のうち外部に露出した前記弁箱側の端部を支持する弁棒垂れ防止構造を有している点にある。
【0014】
本構成によると、弁箱と弁蓋とを分離した状態で操作軸は、弁蓋の内部に収容されると共に、この操作軸のうち、外部に露出した弁箱側の端部が弁棒垂れ防止構造によって支持される。この構成では、弁箱と弁蓋とを分離した状態で、操作軸の弁箱側の端部が弁棒垂れ防止構造によって支持されるため、例えば、弁箱に備えた軸受に操作軸を支持する構成のように、弁箱と弁蓋との連結時に、操作軸の弁箱側の端部を弁箱の内部で持ち上げ、弁箱に備えた軸受に支持する作業を行わないで済む。従って、弁箱と弁蓋とが分離自在に構成された仕切弁の設置に手間が掛からない管路作業装置が構成された。
【0015】
他の構成として、前記弁棒垂れ防止構造は、前記操作軸の前記端部を回転自在に支持し前記弁箱に収容可能な軸受部と、当該軸受部が一端に固定されると共に他端が前記弁蓋に固定されたサポート板と有しても良い。
【0016】
これによると、弁箱から弁蓋を分離した状態で、他端が弁箱に固定されたサポート板の一端に固定した軸受部に対して、操作軸の軸端を支持することができる。この構成では、サポート板の一端を弁箱の内部に配置することになるが、弁箱と弁蓋とを連結した状態で軸受部を弁箱に接続することで軸受部の位置精度を高めることも可能となる。その結果、弁箱と弁蓋とが分離自在に構成された仕切弁の設置に手間が掛からず、弁箱と弁蓋とを分離する際にも軸受から操作軸を取り外す作業を要さない。
【0017】
他の構成として、前記弁箱と前記弁蓋とを上下方向に連結可能な連結部材を備えても良い。
【0018】
これによると、弁箱と弁蓋とを分離し、夫々が単独で移動可能な状態にある状況で、これらを上下方向に重ね、連結部材で連結することにより弁箱と弁蓋とを一体的に移動させることや、運搬することが可能となる。
【0019】
他の構成として、前記操作軸に駆動回転力を伝える電動型の駆動機構が、前記弁蓋の上方に配置されても良い。
【0020】
これによると、弁蓋の上方に配置した駆動機構からの駆動力で操作軸を回転させ、弁体の移動を行える。その結果、仕切弁が大型化した場合でも、弁体を円滑に移動させることができる。
【0021】
本発明に係る仕切弁の設置方法は、管路作業装置の前記仕切弁を設置する仕切弁の設置方法であって、前記弁箱と前記弁蓋とに分離された前記仕切弁を、前記弁箱と前記弁蓋とを重ね合わせて連結した状態で運搬する運搬工程と、前記運搬工程で運搬された前記弁箱及び前記弁蓋を現場で組み付けて前記仕切弁を作製する仕切弁作製工程と、前記仕切弁作製工程で作製された前記仕切弁をクレーンで吊り下げて前記既設管収容部に設置する仕切弁設置工程と、を含む点にある。
【0022】
これによると、運搬工程において、弁箱と弁蓋とを重ね合わせて連結した状態で運搬するため、弁箱と弁蓋とを個別に運搬する必要がない。また、仕切弁作製工程では重ね合わせて運搬された弁箱と弁蓋とを組み付けて仕切弁を作製する。更に、仕切弁設置工程では、仕切弁をクレーンで吊り上げて既設管収容部に設置することができる。従って、弁箱と弁蓋とが分離自在に構成された仕切弁の設置に手間が掛からない設置方法となっている。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図2】切断機構の構成を示す下部ハウジングの断面図である。
【
図3】切断機構を持ち上げた状態の管路作業装置の断面図である。
【
図4】下部ハウジングに開閉弁を送り込んだ状態の管路作業装置の断面図である。
【
図6】弁箱から弁蓋を分離した状態を示す側面図である。
【
図7】弁箱と弁蓋とを連結した状態の平面図である。
【
図9】弁箱と弁蓋とを重ね合わせトラックの荷台に積載した状態の側面図である。
【
図10】弁箱と弁蓋とを重ね合わせトラックの荷台に積載した状態の後面図である。
【
図11】ジョイント筒の部位に連結する駆動軸ユニットを示す断面図である。
【
図12】分離状態のジョイント筒の部位と駆動軸ユニットとを示す断面図である。
【
図15】仕切弁の設置方法の複数の工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1に示すように、不断流状態の既設管としての水道管1を収容する下部ハウジングHa(既設管収容部の一例)と、仕切弁Vと、上部ハウジングHb(作業装置収容部の一例)と、を連結して管路作業装置Aが構成されている。
【0025】
管路作業装置Aは、下部ハウジングHaの内部で水道管1の外周に切断機構D(作業装置の一例)が備えられる。この管路作業装置Aは、上部ハウジングHbから下部ハウジングHaに亘る領域に駆動軸ユニットEが配置される。仕切弁Vは、内部の弁体23が
図1に示す開放位置に操作されることで、下部ハウジングHaと上部ハウジングHbとを連通させる。これに対し弁体23を
図3に示す閉塞位置に設定することで下部ハウジングHaと上部ハウジングHbとの間での水の流れを遮断する。
【0026】
この管路作業装置Aは、切断機構Dによって水道管1の一部を切断し、切断箇所にバタフライ型の開閉弁2を新たに装着する施工を実現する。
【0027】
図11、
図12に示すように、駆動軸ユニットEは、筒状フレーム6と、この筒状フレーム6に内装される駆動軸7とを備えている。また、
図1、
図3に示すように、筒状フレーム6のうち上部ハウジングHbの外部の上端に吊上アーム8を備えている。駆動軸7の上端に駆動軸7を駆動回転する電動モータ9を備えている。
【0028】
〔作業順序の概要〕
管路作業装置Aを用いる場合には、作業者によって施工を可能にする準備作業が行われる。この準備作業では、
図1に示すように地面の掘削により埋設された水道管1を露出させる作業空間Tが形成される。この作業空間Tは、底壁にコンクリート面が形成し、水道管1のうち切断領域の外方にコンクリート製の支持壁Taが形成される。
【0029】
準備作業では、作業者が水道管1の作業対象領域の外面の錆や付着物等を取り除き、水道管1の外面を平滑な外面に仕上げる。更に、作業者が、水道管1の作業対象領域に切断機構Dを装着し、継輪3を装着する。
【0030】
この後に、作業者が、クレーンを用いて下部ハウジングHaと、上部ハウジングHbと、仕切弁Vと、駆動軸ユニットEを
図1に示すように配置し、連結機構Gにより連結する。これにより、管路作業装置Aのセットアップが完了する。
【0031】
このセットアップのうち、仕切弁Vの詳細、この仕切弁Vを備える作業形態、及び、駆動軸ユニットE、連結機構Gの詳細は後述する。
【0032】
管路作業装置Aのセットアップが完了した後に、電動モータ9の駆動により切断機構Dによって水道管1の一部が切断される。この後、駆動軸ユニットEの筒状フレーム6を上方に持ち上げ、
図3に示すように、切断機構Dと共に切断された水道管1の一部が上部ハウジングHbの内部に吊り上げられる。尚、筒状フレーム6を持ち上げる作業は、吊上アーム8に備えたワイヤ(図示せず)をクレーン(図示せず)によって引き上げることにより行われる。
【0033】
次に、仕切弁Vを閉じ、上部ハウジングHbの蓋状体16を開放し、上部ハウジングHbの内部から切断機構Dと切断された水道管1の一部とが取り出される。次に、駆動軸ユニットEの筒状フレーム6の下端に開閉弁2が連結され、上部ハウジングHbが閉塞される。
【0034】
これに続いて、仕切弁Vが開放され、クレーンによって筒状フレーム6を下降させることにより、
図4に示すように、開閉弁2が下部ハウジングHaの内部に送り込まれ、水道管1に接続される。
【0035】
特に、開閉弁2を水道管1に接続する場合には、水道管1の切断箇所の断面と、開閉弁2の接続管2aの断面とを同軸芯にセットした状態で、
図5に示すように両側の継輪3の人為的な押込み操作により(押輪4を併せて用いても良い)、継輪3を水道管1から接続管に亘る領域に配置される。尚、この継輪3の操作は、端部プレート13の外部から行われる。
【0036】
このように開閉弁2の装着が完了した後に、上部ハウジングHb、仕切弁V、下部ハウジングHaを取り外し、開閉弁2の管理に必要な処理を行い、施工が完了する。
【0037】
〔管路作業装置:ケース〕
図1、
図2に示すように、下部ハウジングHaは、半円筒状の下フレーム11と、延出部12aを有する筒状の上フレーム12と、一対の端部プレート13とを有する。延出部12aは、上下方向に延出する筒状であり、この延出部12aの上端に上フレームフランジ12f(
図6も参照)を備えている。
【0038】
端部プレート13は、半割状のプレート部材を組み合わせることにより、水道管1を抱き込む形態で配置される。下部ハウジングHaは、一対の端部プレート13を抱き込むように、下フレーム11と上フレーム12とを配置し、複数のボルトで締結される。これにより、下部ハウジングHaは、水道管1の切断領域の外部に水密空間が形成される。
【0039】
図1、
図3に示すように、上部ハウジングHbは、筒状体15と、上端の蓋状体16とを有する。筒状体15は、上下に貫通する筒状であり、
図6に示すように下端に筒状体フランジ15f(
図6を参照)を備えている。
【0040】
また、蓋状体16の上端部には、前述した駆動軸ユニットEがシール状態で上下方向に貫通するスリーブ17を備えている。
【0041】
〔管路作業装置:仕切弁〕
図6~
図8に示すように、仕切弁Vは、弁箱21と、弁蓋22と、弁体23とを有する。弁箱21は、下部ハウジングHa(既設管収容部)と上部ハウジングHb(作業装置収容部)とに連通する空間に配置される。
【0042】
弁箱21と弁蓋22とは、弁体23の移動方向(水平方向)に隣接配置され、夫々が分離自在に連結される。また、弁箱21と弁蓋22とは、ケース状であり、連結状態で弁体23の移動方向に沿って内部空間が連通する。
【0043】
弁箱21は、下面に下面フランジ21fが形成され、上面に上面フランジ21gが形成されている。特に、下面フランジ21fが下部ハウジングHaの上フレームフランジ12fに複数の連結ボルトで連結し、上面フランジ21gが上部ハウジングHbの筒状体フランジ15fに複数の連結ボルトで連結することにより、弁箱21は、下部ハウジングHaと上部ハウジングHbとの間に固定される。
【0044】
弁箱21のうち、弁蓋22に隣接する部位に形成された開口を取り囲む領域に弁箱フランジ25が形成されている。弁蓋22のうち、弁箱21に隣接する部位に形成された開口を取り囲む領域に弁蓋フランジ26が形成されている。このような構成から、弁箱フランジ25と弁蓋フランジ26とを密着させ複数の連結ボルトで連結することにより弁箱21と弁蓋22とが一体化する。
【0045】
図2、
図8に示すように、弁体23は平坦なプレート状で、下面に補強フレームを有している。この弁体23は、複数のローラ27を回転自在に備え、弁箱21の内部と弁蓋22の内部とに、複数のレール28を備えている。これにより、弁体23の移動時には、ローラ27がレール28にガイドされることで円滑な移動を可能にする。尚、弁箱21の内部と弁蓋22の内部とのレール28は分割され、同一直線上に配置されている。
【0046】
弁蓋22は、弁体23をネジ式に移動させる操作軸30を内部に収容している。この操作軸30は、外端側(弁箱21と反対側)の第1軸受31と、内端側の第2軸受32(軸受部の一例)とによって回転自在に支持されている。
【0047】
図6、
図9に示すように、弁蓋22の上面に電動型のシフトモータ33と、このシフトモータで駆動される駆動スプロケット34とを有する駆動機構Sを備えている。操作軸30のうち、第1軸受31より外端側に受動スプロケット35を備え、駆動スプロケット34と受動スプロケット35とに亘って駆動チェーン36が巻回されている。
【0048】
図8に示すように、弁体23は、操作軸30に螺合するナット37を備えている。これにより、シフトモータ33が駆動され、操作軸30が駆動回転することにより、ナット37と一体的に弁体23を移動させる。
【0049】
仕切弁Vは、サポート板38の延出端に第2軸受32が固定され、サポート板38の延出端が弁箱21の内部に位置するように、サポート板38の長さが設定され、このサポート板38の基端部分を弁蓋22の内部に固定している。
【0050】
サポート板38と、第2軸受32とで弁棒垂れ防止構造Kを構成している。つまり、操作軸30を弁棒と称することもあり、弁箱21と弁蓋22とを連結する際に、弁棒垂れ防止構造Kが弁棒(操作軸30)の垂れ下がりを抑制する。
【0051】
例えば、第2軸受32(軸受部の一例)を、弁箱21の内部に備える構成を想定すると、弁箱21と弁蓋22とを連結する際に、操作軸30の内端を第2軸受32に支持する作業を必要とする。前述したように操作軸30の端部が垂れ下がることもあり、手間を要する。これに対し、弁棒垂れ防止構造Kを備えることにより、仕切弁Vの組み立てに要する手間を省き作業時間の短縮を可能にする。
【0052】
これにより、操作軸30の弁箱側の端部を、弁箱21に備えた軸受に支持する構成のように、弁箱21と弁蓋22との連結時に操作軸30の弁箱側の端部を弁箱21の内部において、弁箱21に備えた軸受に支持する作業を行わないで済む。
【0053】
更に、操作軸30の軸長を、弁蓋22の内部において操作軸30の軸方向に沿う空間長より長くすることが可能となり、弁体23を弁蓋22の内部空間より大きいストロークで移動させることも可能となる。
【0054】
〔管路作業装置:仕切弁の設置方法〕
仕切弁Vの設置方法は、
図9、
図15に示すように、運搬工程(Q1)と仕切弁作製工程(Q2)と仕切弁設置工程(Q3)とを、この順序で行うこと仕切弁Vの設置を実現する。
【0055】
運搬工程(Q1)は、弁箱21と弁蓋22とに分離された仕切弁Vを、弁箱21と弁蓋22とを重ね合わせて連結ボルト29(連結部材の一例)で連結し、トラックBの荷台等に積載した状態で運搬する。
【0056】
仕切弁作製工程(Q2)は、運搬工程(Q1)で運搬された弁箱21及び弁蓋22を弁箱フランジ25と弁蓋フランジ26とを連結して現場で組み付けて仕切弁Vを作製する。仕切弁設置工程(Q3)は、仕切弁作製工程(Q2)で作製された仕切弁Vをクレーンで吊り下げて下部ハウジングHa(既設管収容部)の上端に設置する。
【0057】
特に、運搬工程(Q1)では、仕切弁Vを、弁箱21と弁蓋22とに分離し、弁箱21と弁蓋22とを重ね合わせ、複数の連結ボルト29で連結し、トラックBの荷台に積載して運搬することが可能である。
【0058】
弁蓋22の上面に駆動機構S(シフトモータ33等)を備えているため、トラックBの荷台に、弁箱21を配置し、この上に弁蓋22を配置するように積載の順序を決めることにより、重ね合わせの順序に無理がない。
【0059】
また、弁箱21と弁蓋22とは、幅方向の寸法(弁体23の移動方向に直交する方向)が略等しい。このため、
図10に示すように、この幅方向を、トラックBの前後方向に沿わせるようにトラックBの荷台に重ねる方法を設定するより、弁箱21と弁蓋22との一方がトラックBの前後方向に突出することがない。
【0060】
更に、弁箱21と弁蓋22とを重ね合わせ状態に維持するように、弁箱21と弁蓋22とをボルトによって連結する方法を設定することにより、弁箱21と弁蓋22との位置ズレ抑制した状態(1部品とした状態)で、トラックBでの運搬を可能にする。
【0061】
仕切弁作製工程(Q2)では、仕切弁Vとして機能するように弁箱21と弁蓋22とを水平方向に組み立てることになる。この後、仕切弁設置工程(Q3)では、仕切弁作製工程(Q2)で作製された仕切弁Vを
図6に示す下部ハウジングHaの上フレーム12に載置し、上フレームフランジ12fにおいて、弁箱21の下面フランジ21fと連結される。
【0062】
〔管路作業装置:切断機構〕
図2に示すように、切断機構Dは、上下の2部材を連結した構造(連結構造は図示していない)の機構本体41と、一対のホイール42と、ホイール42に備えた複数のバイト43と、機構本体41の上面に備えたギヤケース44とを有する。
【0063】
ギヤケース44は、一対の出力スプロケット45を有し、この一対の出力スプロケット45は、回転力をホイール42の外周のホイールスプロケット42aに巻回する伝動チェーン46に駆動力を伝える。
【0064】
一対のホイール42は、2分割された部材の連結により円環状に形成され、水道管1の中心と同一の中心軸の周りを回転するように機構本体41に支持される。複数のバイト43は、水道管1の中心に向けて突出付勢状態でホイール42に支持される。
【0065】
図11、
図12に示すように、ギヤケース44は、上面に縦向きの軸状の筒ブロック47を備え、これに回転自在に入力軸48が支持される。入力軸48は、上端に凹状の係合部48aが形成されている。これに対応して、駆動軸7は、下端に下に向けて凸状となる先端部7aを備えている。この構成から、係合部48aに先端部7aが係合することにより、駆動軸7の駆動力が入力軸48に伝動される。
【0066】
ギヤケース44は、ベベルギヤ機構49を内蔵している。ギヤケース44は、横向きに貫通する出力軸50を有し、この出力軸50は、前述した出力スプロケット45を両端に備えている。ベベルギヤ機構49は、入力軸48の下端の入力ギヤ49aと、出力軸50の中央の出力ギヤ49bとで減速ギヤとして構成されている。
【0067】
〔管路作業装置:駆動軸ユニットの構成〕
図11、
図12に示すように、筒ブロック47は、上端にジョイント筒52が螺合固定されている。ジョイント筒52は、径方向外方に張り出す連結プレート53を上端に備えている。この連結プレート53は、ジョイント筒52の内部空間に連通するように環状で、中央位置に嵌合凹部54が形成されている。また、ジョイント筒52の上端には、嵌合凹部54と等しい内径の嵌合空間52aが形成されている。
【0068】
駆動軸ユニットEは、前述したように筒状フレーム6と、この筒状フレーム6に内装される駆動軸7とを備えている。筒状フレーム6は、駆動軸7の外周に接触する状態で回転自在に支持する軸受部55を下端に備えている。
【0069】
軸受部55は、駆動軸7の長手方向に沿う接触部位が、筒状フレーム6の半径方向の中心側に緩やかに膨らむ接触部55aを有している。この接触部55aの内面は、滑らかであり、この接触部55aの下に連なる内面にオイルレスブッシュ56を備えている。
【0070】
軸受部55のうち、筒状フレーム6に露出する部位の外周に係合溝55bと、保持溝55cとが形成されている。この係合溝55bに、分割リング57が嵌め込み固定される。
【0071】
分割リング57は、係合溝55bに密嵌合する内径の環状部材を、周方向で複数(実施形態では2つ)に分割した半円形状の2部材をボルトで連結した構造を有している。この分割リング57は、連結状体で嵌合凹部54に密嵌合する円形の外周を有し、上面には半径方向の中心側に膨らむ球面状する受圧面57aが形成されている。分割リング57は、外周部の下面から下方に突出する環状嵌合体57bを備えている。
【0072】
この2部材を係合溝55bに嵌め込んだ状態で連結することにより、分割リング57が筒状フレーム6の長手方向に移動不能に支持される。
【0073】
〔管路作業装置:連結機構〕
連結プレート53は、筒状フレーム6を連結する連結機構Gを備えている。
図11、
図12に示すように、連結機構Gは、支軸61を中心に開閉自在な一対の固定体60と、筒状フレーム6の下端の分割リング57とを備えている。
【0074】
図13に示すように、一対の固定体60は、円環状の領域を2分割した半円形状に形成され、夫々の固定体60を夫々の周方向での端部を支軸61で開閉自在に連結プレート53に固定されている。分割リング57は、先に説明したように、筒状フレーム6の下端の軸受部55の外周に嵌め込まれている。
【0075】
一対の固定体60は、
図13に示す閉じ状態で分割リング57の受圧面57aに圧着する圧着面60a(
図12を参照)を備えている。また、一対の固定体60は、夫々の揺動端に連結片62を備え、夫々の上面に複数の保持ブラケット63を備えている。
【0076】
一対の連結片62は、一対の固定体60が閉じた状態で重なり合う位置に貫通孔が形成されている。これにより、
図13に示すように、貫通孔に締結ボルト62aを挿通し、ナットとの螺合により一対の固定体60が閉じ姿勢に維持される。
【0077】
また、保持ブラケット63は、一対の固定体60が閉じた状態で筒状フレーム6の半径方向に貫通するネジ孔が、保持溝55cに対応する位置に形成されている。これにより、一対の固定体60が閉じた状態で、
図11に示すように、保持ブラケット63のネジ孔に保持ボルト63aを螺合させることにより、保持ボルト63aの先端を保持溝55cに係合させ固定体60の上下方向での位置と相対回転を保持する。
【0078】
連結プレート53は周方向に複数の貫通孔が形成されている。一対の固定体60は、閉じ姿勢にある状態で連結プレート53に形成された複数の貫通孔に重なる位置に貫通孔が形成されている。
【0079】
これにより、
図12に示すように、一対の固定体60は、閉じ状態で固定体60の貫通孔と、連結プレート53の貫通孔とに固定ボルト65を挿通しナットで連結することにより連結プレート53に固定される。
【0080】
〔軸装着方法〕
軸装着方法は、
図14に示すように、筒状フレーム6の係合溝55bに分割リング57を装着する装着工程(P1)と、駆動軸ユニットEを下降させ駆動軸7の先端部7aを入力軸48の係合部48aに係合させる軸係合工程(P2)と、固定体60を分割リング57の上面の受圧面57aに圧接させる軸固定工程(P3)とを、この順序で行うことにより、軸装着を完了できる。尚、装着工程(P1)では、分割リング57が筒状フレーム6の嵌合凹部54に密嵌合するだけでなく、環状嵌合体57bが、軸受部55の下端の外周に密着する。
【0081】
この軸装着工程では、係合工程(P2)において駆動軸ユニットEを下降させた際に、
図11に示すように分割リング57の下端部が連結プレート53の中央の嵌合凹部54に嵌まり込み、環状嵌合体57bが、ジョイント筒52の上部の嵌合空間52aに嵌まり込むことで、分割リング57の下側への移動が規制され、これと共に、筒状フレーム6の下端への移動が規制される。
【0082】
この状態で、軸固定工程(P3)で一対の固定体60を閉じ、固定体60を閉じ状態に維持することにより、分割リング57の上面の受圧面57aに、固定体60の下面の圧着面60aが接触する状態に達し、筒状フレーム6の上側への移動が規制される。また、この軸装着工程(P3)では、一対の固定体60は、閉じ状態で固定体60の貫通孔と、連結プレート53の貫通孔とに固定ボルト65を挿通しナットで連結することにより連結プレート53に固定され、強固な固定が実現する。
【0083】
連結操作は、切断機構Dが配置され、下部ハウジングHaと、上部ハウジングHbと、仕切弁Vとがセットアップされた状態で行われる。この連結操作では、連結機構Gの人為的な操作により、ジョイント筒52の上面に駆動軸ユニットEの下端が連結される。
【0084】
この軸装着方法は、分割リング57は、セットアップ以前に、筒状フレーム6の下端の軸受部55の係合溝55bに分割リング57を嵌合状態で装着される(装着工程(P1))。また、一対の固定体60は開いた状態で連結プレート53に備えられる。
【0085】
次に、
図12に示すように、駆動軸ユニットEを下降させることにより、入力軸48の係合部48aに駆動軸7の先端部7aを嵌合連結させる(軸係合工程(P2))。
【0086】
このように、駆動軸ユニットEを下降させることにより、
図11に示すように、連結プレート53の嵌合凹部54に分割リング57の外周が嵌まり込み、環状嵌合体57bが、ジョイント筒52の上部の嵌合空間52aに嵌まり込み、筒状フレーム6とジョイント筒52とが同軸芯上に配置される。
【0087】
更に、一対の固定体60を閉じる操作が行われ、一対の連結片62を締結ボルト62aで連結し、固定体60と連結プレート53とを固定ボルト65で連結し、保持ブラケット63のネジ孔に螺合させた保持ボルト63aの突出端を保持溝55cに係合させる操作が行われる。
【0088】
これにより、筒状フレーム6は、連結プレート53に強固に固定される。この固定状態では、固定体60の圧着面60aが、分割リング57の受圧面57aに圧接することにより高い軸芯精度での連結が実現する(軸固定工程(P3))。
【0089】
また、軸受部55の内面の接触部55aが筒状フレーム6の半径方向の中心側に緩やかに膨らむ形状であるため、駆動軸7の回転時のブレ防止ができる。また、外力の作用によって筒状フレーム6が緩やかに湾曲する場合でも、駆動軸7に曲げ方向に強い力を作用させることなく駆動力を伝える伝動を実現する。
【0090】
〔実施形態の作用効果〕
このように、管路作業装置Aは、不断流状態の水道管1の一部を除去し、除去した部位に開閉弁2を装着する施工を実現する。
【0091】
仕切弁Vは、弁箱21と弁蓋22と弁体23とを有し、弁箱21と、弁蓋22とは分離と、連結とを行える構成である。この仕切弁Vは、ネジ式の操作軸30によって弁体23を開放位置と閉塞位置とに移動自在にさせる構成であり、この操作軸30の内端側(弁箱側の端部)を支持する第2軸受32を、サポート板38の延出端に支持し、このサポート板38の基端を弁蓋22の内部に支持している。
【0092】
これにより、弁体23の作動方向での弁蓋22の長さを拡大することなく、操作軸30の軸長を長くし弁体23を大きいストロークでの作動を可能にしている。例えば、第2軸受32を、弁箱21の内部に備える構成を想定すると、弁箱21と弁蓋22とを連結する際に、操作軸30の内端を第2軸受32に支持する作業を必要とし、手間を要することになるが、本構成によると仕切弁Vの組み立てに要する手間を省き作業時間の短縮を可能にする。
【0093】
また、仕切弁Vを、弁箱21と弁蓋22とに分離して移動する場合にトラックBの荷台に積載して運搬する場合に、積載の順序、積載時の姿勢、積載状態で弁箱21と弁蓋22とを連結して一体化することにより運搬を容易にする。
【0094】
駆動軸ユニットEを、切断機構Dに連係するために、駆動軸ユニットEを下降させることにより切断機構Dのジョイント筒52の内部空間の入力軸48の係合部48aに駆動軸7の下端の先端部7aを嵌合連結させ、筒状フレーム6とジョイント筒52とを同軸芯上に配置できる。
【0095】
更に、連結機構Gが、開閉自在な一対の固定体60と、筒状フレーム6の下端の分割リング57とを備えて構成されている。これにより、駆動軸ユニットEを下降させ、一対の固定体60を閉じることで、分割リング57の受圧面57aに固定体60の圧着面60aが接触して圧力を作用させ、筒状フレーム6とジョイント筒52との確実な連結が実現する。
【0096】
連結機構Gは、蓋状体16のスリーブ17に対し上方から筒状フレーム6を挿入した後に筒状フレーム6の下端に分割リング57を取り付ける手順となる。この作業形態は、筒状フレーム6に分割リング57を取り付ける以前に筒状フレーム6を蓋状体16のスリーブ17に上方から挿入するため、筒状フレーム6の挿入が容易であり管路作業装置Aの組立に手間が掛からない。
【0097】
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
【0098】
(a)管路作業装置Aとして、例えば、水道管1(既設管の一例)にホールソー等で開口を形成し、この開口から水道管1に流れる水を分岐させる分岐ユニットを水道管1に連結固定して分岐流路を形成する装置に適用する。
【0099】
(b)弁蓋22の一部を弁箱21の方向に延出し、この延出部に第2軸受32(軸受の一例)を備え、操作軸30の端部を支持するように構成する。
【0100】
(c)管路作業装置Aは切断装置に限定されず、開閉弁設置装置であってもよい。また、開閉弁2は、バタフライ弁に限定されず、弁箱に弁体が上下方向から挿入されるゲート弁等であっても良い。
【0101】
(d)電動型の駆動機構Sを省略して、人為的なハンドル操作によって操作軸30を回転させても良い。
【0102】
(e)弁棒垂れ防止構造Kとしてのサポート板38と第2軸受32とは、ボルトで双方を固定しても良いし、一体化しても良い。
【0103】
尚、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0104】
本発明は、管路作業装置に利用することができる。
【符号の説明】
【0105】
1 水道管(既設管)
21 弁箱
22 弁蓋
23 弁体
29 連結ボルト(連結部材)
30 操作軸
32 第2軸受(軸受部)
38 サポート板
D 切断機構(作業装置)
Ha 上部ハウジング(作業装置収容部)
Hb 下部ハウジング(既設管収容部)
K 弁棒垂れ防止構造
V 仕切弁
Q1 運搬工程
Q2 仕切弁作製工程
Q3 仕切弁設置工程
S 駆動機構