(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024104442
(43)【公開日】2024-08-05
(54)【発明の名称】一輪挿し
(51)【国際特許分類】
A47G 7/06 20060101AFI20240729BHJP
【FI】
A47G7/06 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023008646
(22)【出願日】2023-01-24
(71)【出願人】
【識別番号】506204047
【氏名又は名称】プラスワン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100162824
【弁理士】
【氏名又は名称】石崎 亮
(72)【発明者】
【氏名】青木 尊利
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 琢磨
(57)【要約】
【課題】コンパクトでシンプルに構成された、壁に取り付けられる一輪挿しを提供する。
【解決手段】一輪挿し100は、少なくとも上部が開放し、花Fを収容するように形成された本体部1と、本体部1内に設けられ、当該本体部1に収容される花Fに対して弾性力を付与することで、当該花Fを保持する保持部3と、本体部1の外壁に設けられ、一輪挿し100を壁Wに固定するための固定部4と、を有する。このような一輪挿し100によれば、本体部1内に設けられた保持部3により花Fをしっかり保持しつつ、本体部1に設けられた固定部4により、一輪挿し100を壁Wに固定することができる。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1本以上の花を挿すための一輪挿しであって、
少なくとも上部が開放し、前記花を収容するように形成された本体部と、
前記本体部内に設けられ、当該本体部に収容される前記花に対して弾性力を付与することで、当該花を保持する保持部と、
前記本体部の外壁に設けられ、前記一輪挿しを壁に固定するための固定部と、
を有する、ことを特徴とする一輪挿し。
【請求項2】
前記保持部は、前記本体部に対して着脱可能に構成されている、
請求項1に記載の一輪挿し。
【請求項3】
前記保持部は、前記本体部に収容される前記花に対して弾性力を付与する弾性片を有し、
前記弾性片には、前記花が接する面に、略上下方向に延びる1つ以上の溝が形成されている、
請求項1又は2に記載の一輪挿し。
【請求項4】
前記保持部は、前記本体部に収容される前記花に対して弾性力を付与する一対の弾性片を有し、
前記一対の弾性片は、前記花を挟んで対向するように設けられている、
請求項1又は2に記載の一輪挿し。
【請求項5】
前記本体部は、前記上部だけでなく下部も開放しており、収容される前記花が上下方向において挿通される、
請求項1又は2に記載の一輪挿し。
【請求項6】
前記一輪挿しは、水が不要な人工的な花を挿すように構成されている、
請求項1又は2に記載の一輪挿し。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、花を挿して飾るための一輪挿しに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、部屋などのインテリアとして、花を飾るための一輪挿しが広く用いられている。例えば、特許文献1には、壁(垂直面や傾斜面)に取り付けられるように構成された一輪挿しが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した特許文献1に記載された一輪挿しは、花を挿入する筒体と、一輪挿しを壁に固定するための吸盤と、これら筒体と吸盤とを連結する細長い連結杆と、から構成されていた。この一輪挿しでは、本体としての筒体から壁までの間に細長い連結杆が用いられていたため、一輪挿しが大型化する傾向にあった。しかしながら、特に壁に取り付けられる一輪挿しにおいては、一般的な使用者には、コンパクトでシンプルに構成されたもののほうが、装飾性が高いとして好まれる傾向にあると考えられる。
【0005】
したがって、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、コンパクトでシンプルに構成された、壁に取り付けられる一輪挿しを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明は、1本以上の花を挿すための一輪挿しであって、少なくとも上部が開放し、花を収容するように形成された本体部と、本体部内に設けられ、当該本体部に収容される花に対して弾性力を付与することで、当該花を保持する保持部と、本体部の外壁に設けられ、一輪挿しを壁に固定するための固定部と、を有する、ことを特徴とする。
【0007】
このように構成された本発明に係る一輪挿しによれば、本体部内に設けられた保持部により花を保持しつつ、本体部の外壁に設けられた固定部により、一輪挿しを壁に固定することができる。したがって、本発明によれば、花を保持しつつ壁に取り付けられる一輪挿しを、コンパクトでシンプルに構成することができ、一輪挿しによる装飾性を向上させることが可能となる。
【0008】
なお、本明細書において、「花」とは、厳密な意味での花だけでなく、茎や葉や枝なども含み、また、花を有しない草も含むものとする。要は、一輪挿しに挿して飾れる種々の対象を含むものとする。
【0009】
本発明において、好ましくは、保持部は、本体部に対して着脱可能に構成されている。
このように構成された本発明によれば、保持部を本体部から取り外して、一輪挿しを容易に洗ったり掃除したりすることができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、保持部は、本体部に収容される花に対して弾性力を付与する弾性片を有し、弾性片には、花が接する面に、略上下方向に延びる1つ以上の溝が形成されている。
このように構成された本発明によれば、保持部の弾性片の溝に沿うように花を配置することで、保持部によって花をしっかり保持することができる。
【0011】
本発明において、好ましくは、保持部は、本体部に収容される花に対して弾性力を付与する一対の弾性片を有し、一対の弾性片は、花を挟んで対向するように設けられている。
このように構成された本発明によれば、対向する一対の弾性片で花を挟み込むことで、保持部によって花をしっかり保持することができる。
【0012】
本発明において、好ましくは、本体部は、上部だけでなく下部も開放しており、収容される花が上下方向において挿通される。
このように構成された本発明では、上部及び下部が開放された一輪挿しに花を上下方向に挿通させ、一輪挿しにより花の途中の一部分のみを保持させる。これにより、花をシンプルに飾ることができ、一輪挿しによる装飾性をより一層向上させることが可能となる。
【0013】
本発明において好適には、一輪挿しは、水が不要な人工的な花を挿すように構成されるのがよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、壁に取り付けられる一輪挿しを、コンパクトでシンプルに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る一輪挿しを斜め上方から見た斜視図である。
【
図2】本発明の第1実施形態に係る一輪挿しを斜め下方から見た斜視図である。
【
図3】本発明の第1実施形態に係る一輪挿しの側面図である。
【
図4】本発明の第1実施形態に係る一輪挿しの上面図である。
【
図5】本発明の第1実施形態に係る一輪挿しを
図4中のV-V線に沿って見た断面図である。
【
図6】本発明の第1実施形態に係る一輪挿しから取り外した保持部を、斜め上方から見た斜視図である。
【
図7】本発明の第1実施形態に係る一輪挿しの使用状態の一例を示す斜視図である。
【
図8】本発明の第2実施形態に係る一輪挿しを斜め上方から見た斜視図である。
【
図9】本発明の第2実施形態に係る一輪挿しを斜め下方から見た斜視図である。
【
図10】本発明の第2実施形態に係る一輪挿しの上面図である。
【
図11】本発明の第2実施形態に係る一輪挿しを
図10中のXI-XI線に沿って見た断面図である。
【
図12】本発明の第2実施形態に係る一輪挿しから取り外した保持部を、斜め上方から見た斜視図である。
【
図13】本発明の第2実施形態に係る一輪挿しの使用状態の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下では、添付図面を参照して、本発明の実施形態に係る一輪挿しについて説明する。
【0017】
[第1実施形態]
まず、
図1~
図7を参照して、本発明の第1実施形態に係る一輪挿しについて説明する。
図1は、第1実施形態に係る一輪挿しを斜め上方から見た斜視図である。
図2は、第1実施形態に係る一輪挿しを斜め下方から見た斜視図である。
図3は、第1実施形態に係る一輪挿しの側面図である。
図4は、第1実施形態に係る一輪挿しの上面図である。
図5は、第1実施形態に係る一輪挿しを
図4中のV-V線に沿って見た断面図である。
図6は、第1実施形態に係る一輪挿しから取り外した保持部のみを斜め上方から見た斜視図である。
図7は、第1実施形態に係る一輪挿しの使用状態の一例を示す斜視図である。
【0018】
図1~
図3に示すように、第1実施形態に係る一輪挿し100は、上部及び下部が開放しており、花を収容するための上下方向に延びる収容空間1aを形成する本体部1と、本体部1内に取り付けられ、当該本体部1に収容される花に対して弾性力を付与することで、当該花を保持する保持部3と、本体部1の後ろ側に設けられ、一輪挿し100を壁に固定するための固定部4と、を有する。一輪挿し100は、典型的には樹脂などにより形成されている。
【0019】
このような一輪挿し100では、
図7に示すように、本体部1の収容空間1aに花Fが上下方向において挿通されて、保持部3により保持されると共に、本体部1の後ろ側に設けられた上記した固定部4(
図7では不図示。
図2、
図3参照。)により、壁Wに固定される。一輪挿し100は、本体部1の上部及び下部が開放しており、花Fのための水を貯留していないので、一輪挿し100に適用される花Fは、水が不要な人工的な花である。例えば、ドライフラワーや造花やプリザーブドフラワーなどが挙げられる。また、一輪挿し100の固定部4は、典型的には粘着テープである。これ以外にも、磁石やピンや吸盤などの壁Wに固定可能な種々のものを、固定部4に適用することができる。
【0020】
具体的には、一輪挿し100の本体部1は、
図1~
図3に示すように、前側にある前壁部11と、この前壁部11に対向し、上記した固定部4が取り付けられる後壁部15と、前壁部11と後壁部15との間に位置し、上部及び下部に形成された切欠部13a、13bを含む一対の側壁部13と、を有する。より詳しくは、本体部1の後壁部15は、その外壁面に、固定部4が取り付けられる(例えば貼り付けられる)。また、
図4、
図5に示すように、本体部1の後壁部15は、その内壁面の上部に、上下方向に延びる切欠部15aが形成されており、この切欠部15aに保持部3が着脱可能に取り付けられる。こうして本体部1に対して保持部3を着脱可能に構成することにより、保持部3を本体部1から取り外して一輪挿し100の掃除を容易に行うことができる。
【0021】
続いて、一輪挿し100の保持部3は、
図4~
図6に示すように、上記した本体部1の後壁部15の切欠部15aに着脱可能に取り付けられる取付部31と、この取付部31の下部に連結され、本体部1の収容空間1aに収容される花Fに対して弾性力を付与する弾性片33と、を有する。具体的には、保持部3の弾性片33は、本体部1の収容空間1aに花Fが挿通されると、この花Fを本体部1の前壁部11に押し付ける方向の弾性力を付与し、それにより、当該花Fが、保持部3の弾性片33と本体部1の前壁部11の内壁11aとにより挟持されることとなる。
【0022】
また、保持部3の弾性片33には、花F(厳密には茎部分)が接する面に、略上下方向に延びる溝33aが形成されている。この溝33aは、一般的な花の茎部分の太さに応じたサイズに形成されている。このような弾性片33の溝33aに茎部分が沿うように花Fを配置することで、保持部3によって花Fをしっかり保持することができる。なお、保持部3の弾性片33に1つのみの溝33aを形成することに限定はされず、2つ以上の溝33aを形成してもよい。
【0023】
以上説明した第1実施形態に係る一輪挿し100の作用及び効果について説明する。第1実施形態に係る一輪挿し100は、上部及び下部が開放し、花Fを収容するように形成された本体部1と、本体部1内に設けられ、当該本体部1に収容される花Fに対して弾性力を付与することで、当該花Fを保持する保持部3と、本体部1の外壁(後壁部15)に設けられ、一輪挿し100を壁Wに固定するための固定部4と、を有する。このような一輪挿し100によれば、本体部1内に設けられた保持部3により花Fをしっかり保持しつつ、本体部1に設けられた固定部4により、一輪挿し100を壁Wに固定することができる。したがって、第1実施形態によれば、花Fを保持しつつ壁Wに取り付けられる一輪挿し100を、コンパクトでシンプルに構成することができ、一輪挿し100による装飾性を向上させることが可能となる。
【0024】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る一輪挿しについて説明する。上述した第1実施形態に係る一輪挿し100は、上部及び下部の両方が開放していたが、第2実施形態に係る一輪挿しは、上部のみが開放し、下部が開放していない容器形状に形成されている点で、第1実施形態に係る一輪挿し100と異なる。また、第2実施形態に係る一輪挿しは、保持部が一対の弾性片(つまり2つの弾性片)を用いて花を保持する点で、第1実施形態に係る一輪挿し100と異なる。
【0025】
なお、以下では、第1実施形態と異なる構成について主に説明し、第1実施形態と同様の構成については、その説明を適宜省略する。換言すると、ここで特に説明しない構成等は、第1実施形態と同様とする。
【0026】
図8~
図13を参照して、本発明の第2実施形態に係る一輪挿しについて具体的に説明する。
図8は、第2実施形態に係る一輪挿しを斜め上方から見た斜視図である。
図9は、第2実施形態に係る一輪挿しを斜め下方から見た斜視図である。
図10は、第2実施形態に係る一輪挿しの上面図である。
図11は、第2実施形態に係る一輪挿しを
図10中のXI-XI線に沿って見た断面図である。
図12は、第2実施形態に係る一輪挿しから取り外した保持部のみを斜め上方から見た斜視図である。
図13は、第2実施形態に係る一輪挿しの使用状態の一例を示す斜視図である。
【0027】
図8、
図9、
図11に示すように、第2実施形態に係る一輪挿し200は、上部が開放する一方で下部が閉じ、花を収容するための上下方向に延びる収容空間5aを形成する本体部5と、本体部5内に取り付けられ、当該本体部5に収容される花に対して弾性力を付与することで、当該花を保持する保持部7と、本体部5の後ろ側に設けられ、一輪挿し200を壁に固定するための固定部8と、を有する。一輪挿し200は、典型的には樹脂などにより形成されている。
【0028】
このような一輪挿し200では、
図13に示すように、本体部5の収容空間5a(
図11も参照)に花Fが収容されて、保持部7により保持されると共に、本体部5の後ろ側に設けられた固定部8(
図13では不図示。
図9、
図10参照。)により、壁Wに固定される。一輪挿し200の固定部8は、典型的には粘着テープであるが、これ以外にも、磁石やピンや吸盤などを適用してもよい。また、一輪挿し200には、基本的には、例えばドライフラワーや造花やプリザーブドフラワーなどの、水が不要な人工的な花Fが適用される。しかしながら、一輪挿し200は、第1実施形態に係る一輪挿し100と異なり、下部が閉じた容器形状に形成されているため(
図11参照)、水を貯留できるので、生花なども適用可能である。
【0029】
具体的には、一輪挿し200の本体部5は、
図8、
図9に示すように、一輪挿し200の前側部分及び左右部分を取り囲むように湾曲して形成された前壁部51と、この前壁部51に連結され、上記した固定部8が外壁面に取り付けられる(例えば貼り付けられる)後壁部53と、を有する。また、このような本体部5は、
図8~
図13に示すように、その上部の内側に保持部7を着脱可能に取り付けられるように形成されている。換言すると、本体部5の上部が、保持部7をぴったり嵌め込めるように形成されている。加えて、本体部5の後壁部53の上部には、
図9に示すように、本体部5に取り付けられた保持部7を取り外すために利用される切欠部53aが形成されている。
【0030】
続いて、一輪挿し200の保持部7は、
図8~
図12に示すように、上記した本体部5の上部の内側に着脱可能に取り付けられるように形成された周壁を含む取付部71と、この取付部71の内側に連結され、一輪挿し200に挿入される(換言すると本体部5の収容空間5aに収容される)花Fに対して弾性力を付与する一対の弾性片73、75と、を有する。具体的には、保持部7の一対の弾性片73、75は、一輪挿し200に花Fが挿通されると、つまりこれら弾性片73、75の間に花Fが挿入されると、弾性片73、75のそれぞれが花Fを押し付けるような弾性力を付与することで、当該花Fが、一対の弾性片73、75により挟持されることとなる。
【0031】
また、
図9~
図12に示すように、保持部7の取付部71の後ろ側の上端には、より詳しくは保持部7が本体部5に取り付けられた状態で本体部5の後壁部53の切欠部53aから露出する保持部7の部分の上端には(特に
図9参照)、横方向に延びる突出部71aが形成されている。これにより、使用者は、保持部7が本体部5に取り付けられた状態において、本体部5の後壁部53の切欠部53aから露出する保持部7の突出部71aに指をかけることで、保持部7を本体部5から容易に取り外すことができる。
【0032】
また、
図10~
図12に示すように、保持部7の一対の弾性片73、75のそれぞれには、花F(厳密には茎部分)が接する面に、略上下方向に延びる複数(3つ)の溝73a、75aが形成されている。これらの溝73a、75aは、一般的な花の茎部分の太さに応じたサイズに形成されている。このような弾性片73、75の溝73a、75aのそれぞれに茎部分が沿うように花Fを配置することで、保持部7によって花Fをしっかり保持することができる。また、弾性片73、75には複数の溝73a、75aが形成されているので、保持部7によって複数の花Fを保持することができる。なお、保持部7の弾性片73、75に3つの溝73a、75aを形成することに限定はされず、1つ、2つ又は4つ以上の溝73a、75aを形成してもよい。
【0033】
以上説明した第2実施形態に係る一輪挿し200によっても、本体部5内に設けられた保持部7により花Fをしっかり保持しつつ、本体部5に設けられた固定部8により、一輪挿し200を壁Wに固定することができる。したがって、第2実施形態によっても、花Fを保持しつつ壁Wに取り付けられる一輪挿し200を、コンパクトでシンプルに構成することができ、一輪挿し200による装飾性を向上させることが可能となる。
【0034】
また、第2実施形態に係る一輪挿し200は、下部が開放していない容器形状に形成されているので、保持部7を本体部5から取り外しても、花Fを保持することができる。このような一輪挿し200によれば、保持部7にて保持できないような、具体的には弾性片73、75の間に挿入できないような、太い茎を有する花Fについても、保持部7を取り外すことで本体部5内に適切に保持させることができる。
【0035】
なお、上述した実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、種々の形態で実施することができる。
【符号の説明】
【0036】
1 本体部
3 保持部
4 固定部
5 本体部
7 保持部
8 固定部
33 弾性片
73 弾性片
75 弾性片
100 一輪挿し
200 一輪挿し
F 花
W 壁