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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024104473
(43)【公開日】2024-08-05
(54)【発明の名称】樹脂成形品
(51)【国際特許分類】
   B60R 13/04 20060101AFI20240729BHJP
   B62D 25/20 20060101ALN20240729BHJP
【FI】
B60R13/04 Z
B62D25/20 F
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023008689
(22)【出願日】2023-01-24
(71)【出願人】
【識別番号】508309887
【氏名又は名称】森六テクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100067356
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 容一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100160004
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 憲雅
(74)【代理人】
【識別番号】100120558
【弁理士】
【氏名又は名称】住吉 勝彦
(74)【代理人】
【識別番号】100148909
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧澤 匡則
(72)【発明者】
【氏名】石川 智久
(72)【発明者】
【氏名】田中 貴士
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 充
【テーマコード(参考)】
3D023
3D203
【Fターム(参考)】
3D023AA03
3D023AB03
3D023AC22
3D023AD02
3D023AD25
3D203BB12
3D203CB10
3D203DA69
(57)【要約】
【課題】突出部を本体部に係止させやすいと共に、係止された後には本体部から外れにくい樹脂成形品を提供すること。
【解決手段】樹脂成形品(10)は、被係止部(21a)を含む第1面部(21)と、この第1面部(21)から立ち上げられている第2面部(22)と、を有する本体部(20)と、被係止部(21a)に係止され、第1面部(21)から突出している突出部(30)と、を有している。突出部(30)の爪部(40)は、第1壁部(41)と第2壁部(42)とが略V字状に配置され、撓ませることが可能である。第2壁部(42)の先端面は、被係止部(21a)の上面に当接している。爪部(40)は、スイング軸(S)に近い方の端部である一端部(40a)が、スイング軸(S)から遠い方の端部である他端部(40b)に比べて弱い荷重で撓むように構成されている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1面部、及び、この第1面部から立ち上げられている第2面部を有する本体部と、
前記第1面部に一体的にスイング可能に形成されていると共に、前記第1面部に形成されている被係止部に係止され、前記第1面部から突出している突出部と、を有し、
前記突出部の前記被係止部に係止されている部位は、第1壁部と第2壁部とが略V字状に配置され、撓ませることが可能な爪部によって構成され、
前記第2壁部の先端面が前記被係止部の上面に当接し、
前記爪部は、前記突出部のスイング軸に交差する方向に延び、前記スイング軸に近い方の端部である一端部が、前記スイング軸から遠い方の端部である他端部に比べて弱い荷重で撓むように構成されている樹脂成形品。
【請求項2】
前記他端部にのみ、前記第1壁部から前記第2壁部までを接続する第1リブが形成されている、請求項1に記載の樹脂成形品。
【請求項3】
前記他端部にのみ、前記第2壁部から離れる方向に向かって、前記第1壁部から延びる第2リブが形成されている、請求項1に記載の樹脂成形品。
【請求項4】
前記第2壁部の先端面は、前記一端部から前記他端部に向かって幅が広くなっている、請求項1に記載の樹脂成形品。
【請求項5】
前記被係止部は、前記爪部を係止させる際のガイドとなるよう、前記上面の裏側の面である下面から前記上面に向かって前記爪部を押し込む方向に対して斜めに形成されたガイド部を有している、請求項1に記載の樹脂成形品。
【請求項6】
前記他端部における前記第1壁部から前記第2壁部の先端面までの距離は、前記一端部における前記第1壁部から前記第2壁部の先端面までの距離よりも長い、請求項1に記載の樹脂成形品。
【請求項7】
前記他端部における前記被係止部の縁から前記第2壁部の外面先端部までの距離は、前記一端部における前記被係止部の縁から前記第2壁部の外面先端部までの距離よりも長い、請求項1に記載の樹脂成形品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂成形品に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、車両のドアの下方には長尺の樹脂成形品が外装部品として設けられている。このような樹脂成形品に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
【0003】
特許文献1には、スプラッシュガードと称する、車体側面の下部(サイドシルの外周面)に取り付けられる樹脂成形品が開示されている。樹脂成形品は、概ね略L字状を呈し断続的に欠肉状に形成された部位を含む本体部と、この本体部の欠肉状に形成された部位に係止され本体部から突出している突出部と、を有している。
【0004】
突出部には穴が開いており、この穴を車体に開けられている穴に合わせ、クリップを取り付けることにより、樹脂成形品を車体に固定することができる。
【0005】
突出部は、本体部に一体的にスイング可能に設けられている。仮に、最初から突出部が本体部に係止された形状に樹脂成形品を成形しようとした場合には、スライド型等が必要となり、成形型が複雑となる。突出部をスイング可能な構成とすることにより、樹脂成形品を簡便な成形型によって製造することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第4753983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
突出部を本体部に対してスイング可能にした樹脂成形品においては、樹脂成形品の中間品を成形型から取り出した後に、突出部を本体部に押し込むようにして係止させて、樹脂成形品の完成品とする必要がある。突出部を係止させる際には本体部へ容易に係止させることが望まれる一方、本体部への係止後には突出部が外れにくいことが望まれる。
【0008】
本開示は、突出部を本体部に係止させやすいと共に、係止された後には本体部から外れにくい樹脂成形品の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示によれば、第1面部、及び、この第1面部から立ち上げられている第2面部を有する本体部と、
前記第1面部に一体的にスイング可能に形成されていると共に、前記第1面部に形成されている被係止部に係止され、前記第1面部から突出している突出部と、を有し、
前記突出部の前記被係止部に係止されている部位は、第1壁部と第2壁部とが略V字状に配置され、撓ませることが可能な爪部によって構成され、
前記第2壁部の先端面が前記被係止部の上面に当接し、
前記爪部は、前記突出部のスイング軸に交差する方向に延び、前記スイング軸に近い方の端部である一端部が、前記スイング軸から遠い方の端部である他端部に比べて弱い荷重で撓むように構成されている樹脂成形品が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、突出部を本体部に係止させやすいと共に、係止された後には本体部から外れにくい樹脂成形品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施例による樹脂成形品の斜視図である。
図2図1の2部拡大図である。
図3図2に示された樹脂成形品の中間品について説明する図である。
図4図2に示された突出部を本体部に押し込む際の断面図である。
図5図2に示された突出部を本体部に押し込む際の下方から見上げた状態の斜視図である。
図6図2の6矢視図である。
図7図2の7矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。以下、樹脂成形品が車両の外装部品として用いられる例に基づき説明を行う。説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは車両を基準に前、Rrは後、Leは車両の乗員から見て左、Riは乗員から見て右、Upは上、Dnは下を示している。
【0013】
<実施例>
図1を参照する。樹脂成形品10は、車体の下側部を構成するサイドシルの外面に取り付けられる外装部品である。樹脂成形品10は、例えば、射出成形により形成され、クリップを介してサイドシルに固定される。
【0014】
樹脂成形品10は、略L字状を呈する長尺状の本体部20と、この本体部20に一体的に形成され本体部20に係止されている複数の突出部30と、を有している。突出部30は、クリップを取り付けるための部位である。
【0015】
図2及び図3を参照する。樹脂成形品10は、図3に示すような中間品10Aを射出成形によって形成し、突出部30を本体部20に向かってスイングさせ押し込むことにより製造される。射出成形によって図2に示すような形状に成形しようとした場合、複数のスライド型等が必要となり、成形型が高額となる。図3に示すような中間品10Aを形成し、突出部30を本体部20に押し込む構成とすることにより、安価な成形型を用いて樹脂成形品10を製造することができる。
【0016】
本体部20は、一部が欠肉状に形成されている第1面部21と、この第1面部21から立ち上げられている第2面部22と、を有する。
【0017】
なお、本体部20は、第2面部22の上端から第1面部21に対向して延びる第3面部を有していても良い。即ち、本体部20の形状は、略L字状に限らず略U字状、略J字状、略T字状等任意の形状を採用することができる。
【0018】
第1面部21には、突出部30が係止されている被係止部21aと、突出部30を押し込む際に突出部30の位置決めを行うための本体側位置決め部21b、21bと、が形成されている。
【0019】
被係止部21aは、車幅中央に向かって開口する略U字の部位を囲うように形成されている。
【0020】
本体側位置決め部21b、21bは、被係止部21aを挟むようにして形成されたスリット状の部位である。なお、本体側位置決め部21b、21bは、必ずしも2つ必要ではない。また、本体側位置決め部21b、21bの形状は、突出部30の一部が貫通していれば、スリット以外の形状、例えば、丸穴や矩形穴等であっても良い。
【0021】
図4を参照する。被係止部21aは、突出部30を係止させる際のガイドとなるよう、下面21cから上面21dに向かって突出部30を押し込む方向に対して斜めに形成されたガイド部21eを有している。
【0022】
図2及び図3を参照する。突出部30は、スイング軸Sを中心にスイング可能に形成されている。突出部30は、被係止部21aに係止され、第2面部22が立ち上げられている方向(図2では上方)と同じ方向に突出している。
【0023】
なお、スイング軸Sは、第1面部21と突出部30との境界部を通過するように略前後方向に延びている。境界部は、例えば、第1面部21や突出部30に比べて薄肉状に形成されている。
【0024】
また、突出部30が第1面部21から突出する方向は、第2面部22が立ち上げられている方向と完全に一致する必要はない。例えば、突出部30及び第2面部が第1面部21の上方に向かって立ち上げられていることにより、一度の射出成形では製造が困難であり、中間品10Aを経た方が樹脂成形品10を容易に製造することができる程度に同じ方向に立ち上げられていれば良い。このため、第1面部21に対して突出部30が斜めに傾いて突出している場合であっても、ここでいう「同じ方向」に含まれることがある。
【0025】
突出部30は、第1面部21との境界部から(スイング軸Sから)延びている基部31と、この基部31を挟むように基部31の前後にそれぞれ形成され被係止部21aに係止されている爪部40、40と、基部31から車幅中央且つ上方に向かって延びクリップを取り付けることが可能なクリップ取付部33と、クリップ取付部33から前後に延び本体側位置決め部21b、21bを貫通している突出側位置決め部34、34と、を有している。
【0026】
図4及び図5を参照する。爪部40は、略V字状に形成されている。爪部40は、基部31から立ち上げられている第1壁部41と、この第1壁部41の先端から延びている第2壁部42と、を有する。爪部40は、スイング軸Sに対して斜めに延びている。被係止部21aに係止されている状態の突出部30を上方から見て、爪部40の延長線は、スイング軸Sに交差する。
【0027】
爪部40のスイング軸Sに近い方の端部を一端部40aといい、スイング軸Sから遠い方の端部を他端部40bという。爪部40は、一端部40aが他端部40bに比べて容易に撓む。つまり、爪部40は、一端部40aが他端部40bに比べて弱い荷重で撓む。爪部40は、一端部40aを他端部40bよりも撓みやすくするための構成を複数有する。樹脂成形品10は、一端部40aを他端部40bよりも撓みやすくするための構成の少なくとも1つを有していることが必要である。
【0028】
また、爪部40の他端部40b側には、第1壁部41から第2壁部42までを接続する第1リブ43が形成されている。第1リブ43は、V字の底まで形成されている。第2壁部42の他端部40b側の先端面には、被係止部21aに向かって突出する2つの突起部44、44が形成されている。
【0029】
なお、一端部40a側には、第1壁部41から第2壁部42までを接続する第1リブ43が形成されていない。これにより、一端部40a側を他端部40bに比べて弱い荷重で撓ませることができる。
【0030】
また、突起部44は必須の要素では無く、第2壁部42の他端部40b側の先端面を被係止部21aに直接的に当接させてもよい。また、突起部44の位置、数、大きさなども任意である。
【0031】
図6を参照する。爪部40、40の他端部40b、40bには、第2壁部42、42から離れる方向に向かって、第1壁部41、41から延びる第2リブ45が形成されている。第2リブ45は、2つの第1壁部41、41を繋ぐように形成されている。第2リブ45は、第1壁部41、41に接続されている部位が高く、これらの部位を接続する中央の部位が低く形成されている。
【0032】
なお、一端部40a側には、第2リブ45が形成されていない。これにより、一端部40a側を他端部40bに比べて弱い荷重で撓ませることができる。
【0033】
また、第2リブ45は中央の部位が無くてもよく、形状などは任意である。
【0034】
図7を参照する。第2壁部42の先端面は、一端部40aの幅W1の方が他端部40bの幅W2よりも小さい。つまり、第2壁部42の先端面は、一端部40aから他端部40bに向かって幅が広くなっている。一端部40aが他端部40bよりも薄肉状に形成されていることにより、一端部40aは他端部40bに比べて弱い荷重で撓む。
【0035】
また、他端部40bにおける第1壁部41から第2壁部42の先端面までの距離L1は、一端部40aにおける第1壁部41から第2壁部42の先端面までの距離L2よりも長い。また、他端部40bにおける被係止部21aの縁から第2壁部42の外面先端部までの距離L3は、一端部40aにおける被係止部21aの縁から第2壁部42の外面先端部までの距離L4よりも長い。
【0036】
これらにより、一端部40a側を他端部40b側に比べて、より弱い力で本体部20に押し込むことができる。
【0037】
図2を参照する。クリップ取付部33の中央には、略楕円形状の穴が開けられている。この穴をサイドシルに形成された穴に合わせてクリップを貫通させることにより、サイドシルに樹脂成形品10を固定することができる。
【0038】
以上に説明した樹脂成形品10について以下に纏める。
【0039】
図2及び図3を参照する。第1に、樹脂成形品10は、第1面部21、及び、この第1面部21から立ち上げられている第2面部22を有する本体部20と、第1面部21に一体的にスイング可能に形成されていると共に、第1面部21に形成されている被係止部21aに係止され、第1面部21から突出している突出部30と、を有している。
【0040】
図5及び図7を参照する。突出部30の被係止部21aに係止されている部位は、第1壁部41と第2壁部42とが略V字状に配置され、撓ませることが可能な爪部40によって構成されている。第2壁部42の先端面が被係止部21aの表面に当接している。爪部40は、突出部30のスイング軸Sに交差する方向に延び、スイング軸Sに近い方の端部である一端部40aが、スイング軸Sから遠い方の端部である他端部40bに比べて弱い荷重で撓むように構成されている。
【0041】
スイング軸Sに近い一端部40aについては爪部40を容易に撓ませることができるため、突出部30の押し込み始めにおいては小さな力で突出部30を本体部20に押し込むことができる。押し込み始めの部分において必要な力が小さいため、全体として押し込むのに必要な力が小さくて済む。一方、突出部30を被係止部21aから外す際には、スイング軸Sから最も遠い他端部40b側を撓ませる必要がある。他端部40b側を撓ませるには大きな力が必要であるため、係止された後の突出部30を本体部20から外すことは困難である。換言すれば、樹脂成形品10の取り付け後において、意図せずに樹脂成形品10が外れることを抑制することができる。突出部30を本体部20に係止させやすいと共に、係止された後には本体部20から外れにくい樹脂成形品10を提供することができる。
【0042】
第2に、第1の樹脂成形品10であって、他端部40bにのみ、第1壁部41から第2壁部42までを接続する第1リブ43が形成されている。他端部40bを撓ませるのに必要な力を大きくすることができると共に、爪部40の強度を高めることができる。
【0043】
図6を参照する。第3に、第1又は第2の樹脂成形品10であって、他端部40bにのみ、第2壁部42から離れる方向に向かって、第1壁部41から延びる第2リブ45が形成されている。他端部40bを撓ませるのに必要な力を大きくすることができると共に、爪部40の強度を高めることができる。
【0044】
図7を参照する。第4に、第1乃至第3のいずれかの樹脂成形品10であって、第2壁部42の先端面は、一端部40aから他端部40bに向かって幅が広くなっている。これにより、一端部40aが他端部40bに比べてより弱い荷重で撓むように構成されている。幅の大きさを調節することにより、撓ませるのに必要な力をより細かく調節することができる。
【0045】
図4を参照する。第5に、第1乃至第4のいずれかの樹脂成形品10であって、被係止部21aは、爪部40を係止させる際のガイドとなるよう、下面21cから上面21dに向かって爪部40を押し込む方向に対して斜めに形成されたガイド部21eを有している。突出部30をより容易に係止させることができる。
【0046】
図7を参照する。第6に、第1乃至第5のいずれかの樹脂成形品10であって、他端部40bにおける第1壁部41から第2壁部42の先端面までの距離L1は、一端部40aにおける第1壁部41から第2壁部42の先端面までの距離L2よりも長い。他端部40bにおける第1壁部41から第2壁部42までの距離を長くすることにより、突出部30が意図せずに外れることをより確実に防ぐことができる。
【0047】
第7に、第1乃至第6のいずれかの樹脂成形品10であって、他端部40bにおける被係止部21aの縁から第2壁部42の外面先端部までの距離L3は、一端部40aにおける被係止部21aの縁から第2壁部42の外面先端部までの距離L4よりも長い。被係止部21aの縁から他端部40bまでの距離を長く確保することにより、突出部30が意図せずに外れることをより確実に防ぐことができる。
【0048】
尚、本発明による樹脂成形品は、サイドシルに固定される長尺状のスプラッシュガードを例に説明したが、その他の部位にも適用可能である。また、車両の外装部品に限らず、車両の内装部品や車両以外に用いることも可能であり、これらの形式のものに限られるものではない。即ち、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明の樹脂成形品は、長尺状の樹脂部品に好適である。
【符号の説明】
【0050】
10…樹脂成形品
20…本体部
21…第1面部、21a…被係止部、21c…下面、21d…上面、21e…ガイド部
22…第2面部
30…突出部
40…爪部、40a…一端部、40b…他端部
41…第1壁部
42…第2壁部
43…第1リブ
45…第2リブ
S…スイング軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7