(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024104576
(43)【公開日】2024-08-05
(54)【発明の名称】法面緑化システム、法面緑化方法
(51)【国際特許分類】
E02D 17/20 20060101AFI20240729BHJP
【FI】
E02D17/20 104B
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023008871
(22)【出願日】2023-01-24
(71)【出願人】
【識別番号】000001373
【氏名又は名称】鹿島建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096091
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 誠一
(72)【発明者】
【氏名】中島 拓巳
(72)【発明者】
【氏名】石井 健嗣
(72)【発明者】
【氏名】森 嘉一
(72)【発明者】
【氏名】劉 偉晨
【テーマコード(参考)】
2D044
【Fターム(参考)】
2D044DC04
(57)【要約】
【課題】法面緑化工を合理化し、品質向上も期待できる法面緑化システム等を提供する。
【解決手段】法面緑化システム1は、法面2の緑化を行うための緑化材7をホース6の先端から法面2に吹き付けて積層するものである。法面緑化システム1は、ホース6の先端を取り付けたロボットアーム4と、法面2に設置され、ロボットアーム4の位置を移動させる移動部34、35を有する支持架台3と、制御装置5と、を有する。制御装置5は、法面2に緑化材7の吹付けを行う際、法面2に緑化材7を積層した後の状態の3Dモデルに基づき定められた移動経路に沿って、移動部34、35によりロボットアーム4の位置を移動させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
法面の緑化を行うための緑化材を前記法面に積層する法面緑化システムであって、
前記緑化材を搬送するホースの先端を取り付けた取付装置と、
前記法面に設置され、前記取付装置の位置を移動させる移動部を有する支持架台と、
制御装置と、
を有し、
前記制御装置は、前記法面に前記緑化材の積層を行う際、前記法面に前記緑化材を積層した後の状態を示す3Dモデルに基づき定められた移動経路に沿って、前記移動部により前記取付装置の位置を移動させることを特徴とする法面緑化システム。
【請求項2】
前記取付装置に取り付けた前記ホースの先端から、前記法面に前記緑化材を吹き付けることを特徴とする請求項1記載の法面緑化システム。
【請求項3】
前記支持架台は、
前記緑化材の積層領域の幅方向の両端部において、法肩と法先に設けられた柱部と、
法肩と法先のそれぞれにおいて、前記柱部の間に架け渡された梁部と、
法肩の前記梁部と法先の前記梁部との間に架け渡されたレールと、
を有し、
前記移動部は、
前記レールに沿って前記取付装置を移動させる第1の移動部と、
前記梁部に沿って前記レールを移動させる第2の移動部と、
を含むことを特徴とする請求項1記載の法面緑化システム。
【請求項4】
前記支持架台は、
法肩と法先に設けられた柱部と、
前記柱部の間に架け渡されたレールと、
を有するフレームであり、
前記移動部は、
前記レールに沿って前記取付装置を移動させる第1の移動部と、
前記フレームを前記緑化材の積層領域の幅方向に移動させる第3の移動部と、
を含むことを特徴とする請求項1記載の法面緑化システム。
【請求項5】
前記緑化材の積層厚を測定する測定装置をさらに有することを特徴とする請求項1記載の法面緑化システム。
【請求項6】
前記取付装置はロボットアームであることを特徴とする請求項1記載の法面緑化システム。
【請求項7】
法面の緑化を行うための緑化材を前記法面に積層する法面緑化方法であって、
前記緑化材を搬送するホースの先端を取り付けた取付装置と、
前記法面に設置され、前記取付装置の位置を移動させる移動部を有する支持架台と、
制御装置と、
を有する法面緑化システムを用い、
前記制御装置が、前記法面に前記緑化材の積層を行う際、前記法面に前記緑化材を積層した後の状態を示す3Dモデルに基づき定められた移動経路に沿って、前記移動部により前記取付装置の位置を移動させることを特徴とする法面緑化方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、法面の緑化を行うための法面緑化システム等に関する。
【背景技術】
【0002】
法面緑化工とは、法面保護のうち、切土や盛土による法面に植物を導入し、必要に応じてその生育基盤の安定を保ち、成立した植生を維持管理する工法の総称である。法面緑化工では、例えば清掃後の法面にラス網を設置し、土、肥料、種子、および必要な接合剤や添加剤等を含む緑化材をホースの先端から法面に吹付け、法面に定着させる。
【0003】
従来、法面緑化工における吹付作業は、ホースの先端を持った作業者が斜面上で移動しつつ行っているが、作業員の負荷や危険性が大きい。そのため、作業員の負荷や危険性を低減すべく、吹付作業(ホースの移動)を機械化するための種々の試みが存在する。
【0004】
例えば特許文献1には、ドローン等の空中保持装置にホースの先端を保持させ、空中保持装置を移動させつつ法面への吹付を行うことが開示されている。
【0005】
また特許文献2には、傾斜地の上端からロープで台車を支持し、傾斜地上で台車を移動させながら、ホースの先端を取り付けた台車上のノズルから傾斜地に吹付を行うことが記載されている。
【0006】
また特許文献3には、吹付ホースを支持する吹付ホース支持装置を、仮設脚部材で法面上に支持した支持台により法面に沿って上下移動可能とし、且つ支持台自体もスライドレールにより横移動可能とした吹付装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第6865155号
【特許文献2】特公平6-57951号公報
【特許文献3】特許第3160233号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、これらの従来技術はいずれも、空中保持装置や台車、吹付ホース支持装置等の操作を人が行うものであり、更なる合理化の余地が存在する。またこれらの装置の操作を人が行う場合も、人力で吹付作業を実施する場合と同様、吹付けムラが生じやすく、品質面でも向上の余地がある。
【0009】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、法面緑化工を合理化し、品質向上も期待できる法面緑化システム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した課題を解決するための第1の発明は、法面の緑化を行うための緑化材を前記法面に積層する法面緑化システムであって、前記緑化材を搬送するホースの先端を取り付けた取付装置と、前記法面に設置され、前記取付装置の位置を移動させる移動部を有する支持架台と、制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記法面に前記緑化材の積層を行う際、前記法面に前記緑化材を積層した後の状態を示す3Dモデルに基づき定められた移動経路に沿って、前記移動部により前記取付装置の位置を移動させることを特徴とする法面緑化システムである。
【0011】
本発明では、3Dプリンティングの手法を用いて法面に緑化材を積層することで、法面緑化工を自動化できる。そのため、法面上の作業者による人力作業が不要となり、また作業者による装置の操作も不要となる。これにより、法面緑化工の合理化が可能になり、工期の短縮等につながる。また緑化材の積層厚のムラを抑制することで、法面緑化工の品質も向上する。
【0012】
前記取付装置に取り付けた前記ホースの先端から、前記法面に前記緑化材を吹き付けることが望ましい。
緑化材は、例えば吹付により法面に積層することができる。
【0013】
前記支持架台は、前記緑化材の積層領域の幅方向の両端部において、法肩と法先に設けられた柱部と、法肩と法先のそれぞれにおいて、前記柱部の間に架け渡された梁部と、法肩の前記梁部と法先の前記梁部との間に架け渡されたレールと、を有し、前記移動部は、前記レールに沿って前記取付装置を移動させる第1の移動部と、前記梁部に沿って前記レールを移動させる第2の移動部と、を含むことが望ましい。
あるいは、前記支持架台は、法肩と法先に設けられた柱部と、前記柱部の間に架け渡されたレールと、を有するフレームであり、前記移動部は、前記レールに沿って前記取付装置を移動させる第1の移動部と、前記フレームを前記緑化材の積層領域の幅方向に移動させる第3の移動部と、を含むことも望ましい。
これにより、ホースの先端を取り付けた取付装置を、緑化材の積層領域の全域に亘って移動させることが可能になる。
【0014】
第1の発明の法面緑化システムは、前記緑化材の積層厚を測定する測定装置をさらに有することも望ましい。
これにより、緑化材の積層厚を測定、管理することができ、緑化材の厚さが不足する箇所に、再度緑化材を積層することも可能である。
【0015】
前記取付装置は例えばロボットアームである。
これにより、緑化材の吐出方向等の細かい設定、制御が可能になる。
【0016】
第2の発明は、法面の緑化を行うための緑化材を前記法面に積層する法面緑化方法であって、前記緑化材を搬送するホースの先端を取り付けた取付装置と、前記法面に設置され、前記取付装置の位置を移動させる移動部を有する支持架台と、制御装置と、を有する法面緑化システムを用い、前記制御装置が、前記法面に前記緑化材の積層を行う際、前記法面に前記緑化材を積層した後の状態を示す3Dモデルに基づき定められた移動経路に沿って、前記移動部により前記取付装置の位置を移動させることを特徴とする法面緑化方法である。
第2の発明は、第1の発明の法面緑化システムを用いた法面緑化方法である。
【発明の効果】
【0017】
本発明により、法面緑化工を合理化し、品質向上も期待できる法面緑化システム等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の実施形態に係る法面緑化システム1を示す図である。
図1に示すように、法面緑化システム1は、切土や盛土等による法面2に緑化材7を積層するものであり、支持架台3、ロボットアーム4、制御装置5等を有する。
【0021】
支持架台3は、ロボットアーム4を支持しつつ、ロボットアーム4の位置を法面2と平行な面内で移動させるための架構である。支持架台3の詳細については後述する。
【0022】
ロボットアーム4は、ホース6の先端を取り付けるための取付装置であり、支持架台3により、緑化材7の積層領域の全域に亘って移動可能である。
【0023】
制御装置5は、上記したロボットアーム4の移動を制御するための制御装置であり、例えば制御盤やコンピュータ等を用いることができる。
【0024】
ホース6は、緑化材7をプラント(不図示)から搬送し、法面2に積層するためのホースであり、ロボットアーム4の移動を阻害しないよう、十分な余長を有する。本実施形態では、プラントから緑化材7を圧送し、ホース6の先端のノズルから緑化材7を法面2に吹き付けるものとする。
【0025】
緑化材7は、法面2を緑化するための材料であり、土、肥料、種子、および必要な接合剤や添加剤等を含むが、これに限らない。
【0026】
図1に示すように、支持架台3は、柱部31、梁部32、レール33、移動部34、35、スライダ36等を有する。また
図2は支持架台3を上から見た図である。
【0027】
柱部31は、法肩(法面2の上端部)と法先(法面2の下端部)のそれぞれに設けられる。柱部31は例えばコンクリート柱であるが、これに限ることはない。
図2に示すように、柱部31は、法面2における緑化材7の積層領域Rの幅方向の両端部で設けられる。積層領域Rの幅方向は、法面2の上下方向(法肩と法先を結ぶ方向)と平面において直交する方向であり、
図2の左右方向に対応する。
【0028】
梁部32は、積層領域Rの幅方向に延びる梁状の部材である。梁部32は、例えばH形鋼などの鋼材により形成されるが、これに限ることはない。梁部32は、法肩と法先のそれぞれにおいて、積層領域Rの幅方向の両端部の柱部31の間に架け渡され、法肩と法先のそれぞれで、柱部31と梁部32による門型のフレームが形成される。なお、柱部31の上面は、梁部32を載置し固定するため、法面2の傾斜に沿った傾斜を有する。
【0029】
レール33は、法肩の梁部32と法先の梁部32の間で、法面2の傾斜と平行に架け渡される。レール33は、例えばH形鋼などの鋼材により形成されるが、これに限ることはない。
【0030】
移動部34(第1の移動部)は、ロボットアーム4の位置をレール33に沿って移動させるための機構であり、移動部35(第2の移動部)は、レール33自体を梁部32に沿って積層領域Rの幅方向に移動させるための機構である。移動部34、35としては、
図3に例示するような、モータ等により駆動する自走式のトロリーを用いることができる。
【0031】
移動部34はレール33の下フランジに取り付けられ、レール33に沿って自走する。また移動部34には、ロボットアーム4を固定するための固定部341も設けられる。ただし、移動部34はレール33に沿って移動可能なものであればよく、上記に限定されることはない。
【0032】
移動部35は梁部32の下フランジに取り付けられ、梁部32に沿って自走する。移動部35の下部には、レール33を吊り支持するためのハンガー351が設けられる。
図1に示すように、移動部35は法肩の梁部32と法先の梁部32のそれぞれに設けられ、レール33の上端部と下端部をそれぞれ吊り支持する。ただし、移動部35は梁部32に沿って移動可能なものであればよく、上記に限定されることはない。
【0033】
スライダ36は、ホース6の途中を保持しつつ、レール33に沿ってスライドすることで、ホース6が法面2の緑化材7等に接触するのを防止する。スライダ36は、移動部34の移動に従ってスライドするが、自走式の機構とすることも可能である。なお
図3ではスライダ36の図示を省略している。
【0034】
移動部34、35は制御装置5と有線または無線により通信可能に接続され、移動部34、35の移動は制御装置5によって制御される。すなわち、制御装置5では、
図4に例示するような、法面2に緑化材7を積層した後の状態(出来形)を示す3DモデルMに基づいて、ロボットアーム4の移動経路や移動速度等を設定し、当該移動経路や移動速度等に基づいて移動部34、35を駆動させる。
【0035】
これにより、ロボットアーム4の位置を移動させつつ、ホース6の先端から法面2に緑化材7の吹付を行い、緑化材7を法面2に所定厚で積層させて法面緑化工を実施する。このように、支持架台3、ロボットアーム4、および制御装置5は、いわゆる3Dプリンティング装置として機能する。
【0036】
法面緑化システム1により法面2の緑化を行う際は、まず法面2を清掃して支持架台3等の法面緑化システム1を設置する。そして、法面2にラス網(不図示)を配置し、ホース6の先端を取り付けたロボットアーム4の位置を移動させながら、緑化材7をプラントから圧送し、法面2に吹き付けて積層させる。ラス網の配置は、ロボットアーム4を利用して行うことも可能である。
【0037】
図5の符号aはロボットアーム4の移動経路の一例であり、ロボットアーム4のレール33に沿った移動、およびレール33自体の梁部32に沿った移動を組み合わせ、積層領域Rの全面に亘ってロボットアーム4を移動させ、積層領域Rに所定厚の緑化材7を積層することが可能である。予め実験等を行ってロボットアーム4の移動速度等と緑化材7の積層厚の関係を把握し、ロボットアーム4の移動速度等の設定に利用することも可能である。
【0038】
以上説明したように、本実施形態では、3Dプリンティングの手法を用いて法面2に緑化材7を積層することで、法面緑化工を自動化できる。そのため、法面2上の作業者による人力作業が不要となり、また作業者による装置の操作も不要となる。これにより、法面緑化工の合理化が可能になり、工期の短縮等につながる。また緑化材7の積層厚のムラを抑制することで、法面緑化工の品質も向上する。
【0039】
また本実施形態では、移動部34、35等を含む前記した支持架台3の構成により、ホース6の先端を取り付けたロボットアーム4を、緑化材7の積層領域Rの全域に亘って移動させることが可能になる。
【0040】
また本実施形態では、ホース6の先端を取り付ける取付装置として多関節のロボットアーム4を用いることで、緑化材7の吐出方向等の細かい設定、制御が可能になり、ホース6の先端を揺動させながら緑化材7の吹付け、積層を行うことも可能である。またホース6の先端の向きが常に法面2の法線方向となるように、法面2の3次元形状データ等に基づき制御を行うこともできる。
【0041】
しかしながら、本発明は上記の実施形態に限定されない。例えば本実施形態では緑化材7を法面2に吹き付けて積層しているが、3Dプリンティングによる法面緑化工としては、ゲル状の緑化材7をホース6の先端のノズルから法面2に塗り付けて積層するような手法を適用することも可能である。
【0042】
また
図6に示すように、ロボットアーム4の先端に3Dスキャナやカメラ等の測定装置41を取り付け、緑化材7の積層厚の測定(測量)、管理を行うことも可能である。測定装置41は、例えば、緑化材7の積層前の法面2までの距離と、緑化材7の積層後の緑化材7の表面までの距離とを測定し、その差分を緑化材7の積層厚とするが、これに限ることはない。
【0043】
こうして緑化材7の積層厚を測定することにより、例えば、緑化材7の厚さが不足する箇所にロボットアーム4を移動させ、緑化材7を再度積層することができる。この際のロボットアーム4の移動は作業者の操作により行うことができるが、積層厚のフィードバック結果に基づき制御装置5により自動で行うことも可能である。
【0044】
なお、測定装置41の取付箇所はロボットアーム4の先端に限らず、緑化材7の積層厚を測定できればよい。例えば移動部34をレール33の長手方向に延長し、その延長部分に測定装置41を取り付けることも可能である。
【0045】
また支持架台3の構成も前記に限らない。例えば
図7の支持架台3aに示すように、法肩と法先のそれぞれに設けた柱部31と、柱部31の間に架け渡したレール33により門型のフレームを構成し、当該フレームが、法肩と法先のそれぞれに設けたレール37に沿って緑化材7の積層領域R(
図2参照)の幅方向に移動するようにしてもよい。
【0046】
レール37は積層領域Rの幅方向(
図7の紙面法線方向に対応する)に延伸するように設けられ、各柱部31の下端部には、モータ等により駆動し、レール37上を移動する車輪等の移動部38(第3の移動部)が設けられる。係る構成によっても、移動部34によるロボットアーム4のレール33に沿った移動と、移動部38によるフレームの移動を組み合わせることにより、ロボットアーム4を積層領域Rの全域に亘って移動させることができる。
【0047】
その他、法面2の緑化作業時の雨や雪等の影響を防止するため、支持架台3、3a等を覆う屋根を設けることも可能であり、また風の影響を避けるため、緑化材7の積層領域Rの周囲全体をテント等の覆いで囲うことも可能である。また法面2上の緑化材7の締固め度が所定の値となるように、緑化材7中の水分量等を事前の実験等により定めることも可能である。
【0048】
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0049】
1:法面緑化システム
2:法面
3、3a:支持架台
4:ロボットアーム
5:制御装置
6:ホース
7:緑化材
31:柱部
32:梁部
33、37:レール
34、35、38:移動部
41:測定装置