(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024104696
(43)【公開日】2024-08-05
(54)【発明の名称】回路遮断器及び回路遮断器における電磁引外し装置の組立方法
(51)【国際特許分類】
H01H 73/36 20060101AFI20240729BHJP
【FI】
H01H73/36 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023009048
(22)【出願日】2023-01-24
(71)【出願人】
【識別番号】508296738
【氏名又は名称】富士電機機器制御株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105854
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 一
(74)【代理人】
【識別番号】100103850
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 秀▲てつ▼
(72)【発明者】
【氏名】長嶺 一輝
(72)【発明者】
【氏名】中 康弘
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼安 直樹
【テーマコード(参考)】
5G030
【Fターム(参考)】
5G030FA02
5G030FC08
5G030XX12
5G030XX13
5G030YY06
(57)【要約】
【課題】回路遮断器における電磁引外し装置の組立方法を提供する。
【解決手段】電磁引外し装置5は、磁気ヨーク17と、アーマチュア16を回動自在に支持する支持ガイド15と、に分割されている。磁気ヨークを、第1ケース6a,6b内の押し込み部13aより負荷側端子に寄った負荷側空間に配置して所定位置に固定する。また、アーマチュアを支持している支持ガイドを、第1ケース内の押し込み部より電源側端子7に寄った電源側空間に配置して所定位置に固定する。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体内に、電源側端子に接続されている固定接触子と、可動接触子を保持して開閉機構に連繋した接触子ホルダと、負荷側端子に接続され、主回路に短絡電流が流れたときに前記開閉機構をトリップ動作させる電磁引外し装置、とが収納されており、前記電磁引外し装置は、磁気ヨークと、前記磁気ヨークの磁束発生で吸引されるアーマチュアと、前記アーマチュアを回動自在に支持する支持ガイドと、を備え、前記アーマチュアに、前記開閉機構にトリップ動作をさせるトリップクロスバーの押し込み部が対向配置されている回路遮断器において、
前記電磁引外し装置は、前記磁気ヨークと前記アーマチュアを回動自在に支持する支持ガイドと、が分割された構造であり、
前記支持ガイドは、前記押し込み部より前記電源側端子に寄った位置に配置され、
前記磁気ヨークは、前記支持ガイドに対して前記負荷側端子に寄った位置に配置されていることを特徴とする回路遮断器。
【請求項2】
前記磁気ヨークは、1本のスリットと、当該スリットを挟んで両側に設けた一対のヨーク腕部と、を備え、
前記トリップクロスバーの前記押し込み部は、前記スリットに配置されて前記アーマチュアに対向していることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
【請求項3】
前記一対のヨーク腕部の先端側は、前記支持ガイドに接する方向に折り曲げられて延在していることを特徴とする請求項2記載の回路遮断器。
【請求項4】
筐体の第1ケースに、電源側端子に接続した固定接触子と、可動接触子と、前記可動接触子を保持して開閉機構に連繋した接触子ホルダとが組み立てられているとともに、前記開閉機構のトリップクロスバーに設けた押し込み部の近くに、負荷側端子に接続した電磁引外し装置を組み立てる方法であって、
前記電磁引外し装置は、磁気ヨークと、アーマチュアを回動自在に支持する支持ガイドと、に分割されており、
前記磁気ヨークを、前記第1ケース内の前記押し込み部より前記負荷側端子に寄った負荷側空間に配置して所定位置に固定する磁気ヨーク組立工程と、
前記アーマチュアを支持している前記支持ガイドを、前記第1ケース内の前記押し込み部より前記電源側端子に寄った電源側空間に配置して所定位置に固定する支持ガイド組立工程と、を備えていることを特徴とする回路遮断器における電磁引外し装置の組立方法。
【請求項5】
前記磁気ヨークはスリットを設けており、
前記磁気ヨーク組立工程において、前記押し込み部を前記スリットに配置して前記アーマチュアに対向させることを特徴とする請求項4記載の回路遮断器における電磁引外し装置の組立方法。
【請求項6】
前記支持ガイド組立工程において、前記支持ガイドは、前記第1ケースに重ねて配置した第2ケースに押し付けられて固定されることを特徴とする請求項4又は5記載の回路遮断器における電磁引外し装置の組立方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、短絡電流が流れた際にトリップ動作をする電磁引外し装置を有する回路遮断器及び電磁引外し装置の組立方法に関する。
【背景技術】
【0002】
回路遮断器の電磁引外し装置は、例えば特許文献1に示すように、磁気ヨークと、磁気ヨークの磁束発生で吸引されるアーマチュアと、磁気ヨークに吸引されたアーマチュアを回動自在に支持する支持ガイドと、を備えている。また、アーマチュアの回動方向前方には、開閉機構のトリップクロスバーの端部が近接配置されている。そして、主回路に短絡電流が流れて磁気ヨークに磁束が発生し、アーマチュアが磁気ヨークに吸引されて回動すると、アーマチュアがトリップクロスバーの端部を押し込み、トリップクロスバーが回動することで開閉機構のトリップ動作が行われるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電磁引外し装置は、アーマチュア及び支持ガイドが、トリップクロスバーより電源側端子に寄った位置に配置され、磁気ヨークが、トリップクロスバーより負荷側端子に寄った位置に配置されて筐体ケースに組み込まれる。
【0005】
特許文献1の電磁引外し装置は、磁気ヨーク、アーマチュア及び支持ガイドの全てが一体化された装置である。このため、特許文献1の電磁引外し装置を筐体に組み込む際には、電磁引外し装置のアーマチュア及び支持ガイドを、負荷側端子に寄った位置からトリップクロスバーの端部より下方位置まで筐体ケースに挿入し、端部との接触を避けながら電源側端子に寄った位置まで移動し、筐体ケースの内部に組み込む作業が必要となる。このように、全ての構成部品が一体化された電磁引外し装置の筐体ケースの内部への組立て作業は効率が悪い。
【0006】
そこで、本発明は、電磁引外し装置の組立効率を良好とすることができる回路遮断器及び回路遮断器における電磁引外し装置の組立方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る回路遮断器は、筐体内に、電源側端子に接続されている固定接触子と、可動接触子を保持して開閉機構に連繋した接触子ホルダと、負荷側端子に接続され、主回路に短絡電流が流れたときに開閉機構をトリップ動作させる電磁引外し装置、とが収納されており、電磁引外し装置は、磁気ヨークと、磁気ヨークの磁束発生で吸引されるアーマチュアと、アーマチュアを回動自在に支持する支持ガイドと、を備え、アーマチュアに、開閉機構にトリップ動作をさせるトリップクロスバーの押し込み部が対向配置されている回路遮断器において、電磁引外し装置は、磁気ヨークと、アーマチュアを回動自在に支持する支持ガイドと、が分割された構造であり、支持ガイドは、押し込み部より電源側端子に寄った位置に配置され、磁気ヨークは、支持ガイドに対して負荷側端子に寄った位置に配置されている。
【0008】
また、本発明の一態様に係る回路遮断器における電磁引外し装置の組立方法は、筐体の第1ケースに、電源側端子に接続した固定接触子と、可動接触子と、可動接触子を保持して開閉機構に連繋した接触子ホルダとが組み立てられているとともに、開閉機構のトリップクロスバーに設けた押し込み部の近くに、負荷側端子に接続した電磁引外し装置を組み立てる方法であって、電磁引外し装置は、磁気ヨークと、アーマチュアを回動自在に支持する支持ガイドと、に分割されており、磁気ヨークを、第1ケース内の前記押し込み部より負荷側端子に寄った負荷側空間に配置して所定位置に固定する磁気ヨーク組立工程と、アーマチュアを支持している支持ガイドを、第1ケース内の押し込み部より電源側端子に寄った電源側空間に配置して所定位置に固定する支持ガイド組立工程と、を備えている。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る回路遮断器及び回路遮断器における電磁引外し装置の組立方法によると、電磁引外し装置の組立性を良好とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の回路遮断器の1相の回路構造を示す概略断面図である。
【
図2】本発明に係る電磁引外し装置のアーマチュア及び支持ガイドを示す斜視図である。
【
図3】本発明の回路遮断器を構成する電磁引外し装置を示す図である。
【
図4】本発明に係る電磁引外し装置の磁気ヨーク及びそれに連結する負荷側導体、導体脚部を示す図である。
【
図5】電磁引外し装置の磁気ヨークに形成したスリットにトリップクロスバーの押し込み部が配置されている状態を示す図である。
【
図6】主回路に通電電流が流れているときの電磁引外し装置の状態を示す図である。
【
図7】主回路に短絡電流が流れたときの電磁引外し装置の磁気ヨークに磁束が発生してアーマチュアが吸引されている状態を示す図である。
【
図8】下部ケースに電源側中間ケースを重ねた状態で、磁気ヨーク及びそれに連結する部材を、下部ケース内に配置する状態を示す図である。
【
図9】アーマチュアを支持した支持ガイドを、電源側中間ケース側に配置する状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
【0012】
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0013】
図1は、主回路の電源側及び負荷側の間に接続した3相(R,S,T相)交流用の回路遮断器1の断面であり、本体ケース6に並列に組み込まれた各相のうちの1相の回路構造を示している。
図1の回路遮断器1は、本体ケース6の内部に、主回路を開閉する開閉接点2と、開閉接点2を開閉する開閉機構3と、開閉機構3を操作する開閉ハンドル4と、主回路に短絡電流が流れたときに開閉機構3にトリップ動作をさせる電磁引外し装置5と、消弧装置12が収納されている。
【0014】
本体ケース6は、下部ケース6aに電源側中間ケース6b及び負荷側中間ケース6cが重なって組付けられており、電源側中間ケース6b及び負荷側中間ケース6cにトップカバー6dが重なって組付けられて構成されている。下部ケース6aに、電源側主回路端子7及び負荷側主回路端子8が固定されている。開閉接点2は固定接触子9及び可動接触子10で構成されており、可動接触子10は接触子ホルダ11で回動自在に支持されている。
【0015】
開閉機構3は、可動接触子10と開閉ハンドル4との間を連繋するトグルリンク機構(不図示)と、ラッチ(不図示)と、後述するトリップクロスバー13とを組み合わせたラッチ機構とで構成されている。
電磁引外し装置5は、支持ガイド15と、アーマチュア16と、磁気ヨーク17と、を備えている。
【0016】
支持ガイド15は、
図2に示すように、底板15aと、底板15aの縁部から互いに平行に立ち上がる一対の側壁15b,15cと、を備えたコ字状の部材である。支持ガイド15の一対の側壁15b,15cの間にアーマチュア16が回動自在に配置されている。アーマチュア16の一端側(
図2の下側)の両端には回動軸18a,18bが設けられており、これら回動軸18a,18bが一対の側壁15b,15cに係合している。これら回動軸18a,18bを回動支点として、アーマチュア16が支持ガイド15に回動自在に支持されている。また、底板15aの他端側(
図2の上側)と、アーマチュア16の他端側との間に復帰ばね19が連結されており、アーマチュア16は、復帰ばね19のバネ力により底板15aの他端側に引かれた状態で保持されている。
【0017】
支持ガイド15は、
図3に示すように、電源側中間ケース6bの内壁に形成したガイド保持面6b1に底板15aが当接し、負荷側中間ケース6cの内壁に形成したガイド保持面6c1に、一対の側壁15b,15cに形成した第1当接面15b1,15c1(
図2参照)が当接することで、本体ケース6の内部に組付けられている。
【0018】
磁気ヨーク17は、
図4(a)において上端(一端と称する)から下端(他端と称する)に向けてスリット17aが形成され、スリット17aを挟んで一対のヨーク腕部17b,17cが設けられている。一対のヨーク腕部17b,17cの一端側には、同一方向に略直角に折り曲げることで一対の折曲部17b1,17c1が形成されている。磁気ヨーク17のスリット17aには、一対の折曲部17b1,17c1が向く方向の逆側から負荷側導体20の一端が嵌まり込んだ状態で固定されている。負荷側導体20の他端には負荷側主回路端子8が接続されている。また、
図4(b)に示すように、磁気ヨーク17の一対のヨーク腕部17b,17cには導体脚部21が固定されている。
【0019】
そして、
図3に示すように、磁気ヨーク17に固定した導体脚部21が、下部ケース6aの底に配置した電源側導体22に載置され、磁気ヨーク17の一対の折曲部17b1,17c1が、支持ガイド15の一対の側壁15b,15cに設けた第2当接面15b2,15c2(
図2参照)に当接している。また、磁気ヨーク17に負荷側導体20を介して接続している負荷側主回路端子8は、下部ケース6aに設けた端子固定面6a1上に配置されている(
図1参照)。
【0020】
開閉機構3のトリップクロスバー13は、R,S,T相(
図1の紙面に直交する方向)に延在している部材であり、
図5に示すように、このトリップクロスバー13の下端部には押し込み部13aが形成されている。この押し込み部13aは、磁気ヨーク17のスリット17aに配置されてアーマチュア16に対向している。
【0021】
主回路に通常電流が流れているときは、
図6に示すように、電磁引外し装置5の磁気ヨーク17に磁束が発生しないので、アーマチュア16は磁気ヨーク17に吸引されず、復帰ばね19のバネ力により底板15aの他端側に引かれた状態で保持されている。そして、主回路に短絡電流が流れると、
図7に示すように、磁気ヨーク17に磁束が発生し、アーマチュア16が磁気ヨーク17に吸引されていき、復帰ばね19のバネ力に抗してアーマチュア16が回動していく。そして、回動したアーマチュア16がトリップクロスバー13の押し込み部13aを押し込み、トリップクロスバー13が半時計回りに回動することで開閉機構3のトリップ動作が行われ、可動接触子10の開離動作が行われる。
【0022】
ここで、磁気ヨーク17の一対のヨーク腕部17b,17cの先端側に支持ガイド15に向けて延在する一対の折曲部17b1,17c1が形成されていることから、磁気ヨーク17がアーマチュア16に近接配置されて磁束が有効に作用する。これにより、アーマチュア16の吸引力が高められて、トリップクロスバー13の押し込み部13aを押し込む動作が短時間で行われるので、開閉機構3のトリップ動作を瞬時に行うことができる。
【0023】
次に、本実施形態の電磁引外し装置5を本体ケース6に組み込む手順について、
図8、
図9及び
図3を参照して説明する。なお、
図8及び
図9ではトリップクロスバー13が配置されている位置より左側空間を「電源側空間」と称し、トリップクロスバー13が配置されている位置より右側の空間を「負荷側空間」と称している。また、
図8及び
図9では、下部ケース6aに電源側中間ケース6bが配置されているが、負荷側中間ケース6cは、まだ下部ケース6aに配置されていない。
【0024】
先ず、
図8に示すように、負荷側導体20、負荷側主回路端子8及び導体脚部21を一体に固定した磁気ヨーク17を、負荷側空間から下部ケース6aの内部に挿入していく。 そして、
図9に示すように、トリップクロスバー13の押し込み部13aを磁気ヨーク17のスリット17aに配置し、導体脚部21を下部ケース6aの底に電源側導体22を介して載置し、負荷側主回路端子8を下部ケース6aの端子固定面6a1上に配置した後、導体脚部21及び負荷側主回路端子8を下部ケース6aに組付ける。
【0025】
次いで、
図9に示すように、アーマチュア16を組み付けた支持ガイド15を、電源側空間から下部ケース6aの内部に移動していく。この際、支持ガイド15の底板15aを電源側中間ケース6bのガイド保持面6b1に載せて支持ガイド15を磁気ヨーク17側に摺動していき、支持ガイド15の第2当接面15b2,15c2を磁気ヨーク17の一対の折曲部17b1,17c1に当接させる。支持ガイド15が、ガイド保持面6b1に載り、一対の折曲部17b1,17c1に当接することで、支持ガイド15の位置決めが完了する。これにより、支持ガイド15内のアーマチュア16は、トリップクロスバー13の押し込み部13aに対向配置される。
【0026】
次いで、
図3に示すように、負荷側中間ケース6cを下部ケース6aに重ねて配置することで、負荷側中間ケース6cのガイド保持面6c1が支持ガイド15の第1当接面15b1,15c1を押し付けることで、支持ガイド15を本体ケース6の内部に組付ける。
【0027】
したがって、本実施形態の電磁引外し装置5において、負荷側導体20、負荷側主回路端子8及び導体脚部21を一体に固定した磁気ヨーク17は、負荷側空間から下部ケース6aの内部に挿入して下部ケース6aに組付け、アーマチュア16を支持した支持ガイド15は、電源側空間から配置して電源側中間ケース6b及び負荷側中間ケース6cで組み付けていることから、従来の電磁引外し装置のようなトリップクロスバー13の押し込み部13aとの接触を避ける作業動作が不要となり、電磁引外し装置5の組立効率を大幅に良好とすることができる。
【0028】
また、磁気ヨーク17に設けたスリット17aにトリップクロスバー13の押し込み部13aを配置することで、押し込み部13aを、支持ガイド15に支持されたアーマチュア16に近接して配置することができるので、組立性をさらに良好とすることができる。
【符号の説明】
【0029】
1 回路遮断器
2 開閉接点
3 開閉機構
4 開閉ハンドル
5 電磁引外し装置
6 本体ケース(筐体)
6a 下部ケース(第1ケース)
6a1 端子固定面
6b 電源側中間ケース(第1ケース)
6b1 ガイド保持面
6c 負荷側中間ケース(第2ケース)
6c1 ガイド保持面
6d トップカバー
7 電源側主回路端子(電源側端子)
8 負荷側主回路端子(負荷側端子)
9 固定接触子
10 可動接触子
11 接触子ホルダ
12 消弧装置
13 トリップクロスバー
13a 押し込み部
15 支持ガイド
15a 底板
15b,15c 一対の側壁
15b1,15c1 第1当接面
15b2,15c2 第2当接面
16 アーマチュア
17 磁気ヨーク
17a スリット
17b,17c ヨーク腕部
17b1,17c1 折曲部
18a,18b 回動軸
19 復帰ばね
20 負荷側導体
21 導体脚部
22 電源側導体