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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024104708
(43)【公開日】2024-08-05
(54)【発明の名称】解体器具及び解体方法
(51)【国際特許分類】
   B09B 3/00 20220101AFI20240729BHJP
   H02S 30/00 20140101ALI20240729BHJP
   B09B 5/00 20060101ALI20240729BHJP
   B09B 101/16 20220101ALN20240729BHJP
【FI】
B09B3/00 ZAB
H02S30/00
B09B5/00 Z
B09B101:16
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023009073
(22)【出願日】2023-01-24
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)令和2年度、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「太陽光発電主力電源化推進技術開発/太陽光発電の長期安定電源化技術開発」共同研究、産業技術力強化法第17条の適用を受ける特許出願
(71)【出願人】
【識別番号】513009668
【氏名又は名称】ソーラーフロンティア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100187218
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 宏光
(72)【発明者】
【氏名】松浦 浩二
(72)【発明者】
【氏名】中村 哲治
【テーマコード(参考)】
4D004
5F151
5F251
【Fターム(参考)】
4D004AA23
4D004BA06
4D004CA02
4D004CB50
5F151BA11
5F151JA02
5F151JA09
5F151JA30
5F251BA11
5F251JA02
5F251JA09
5F251JA30
(57)【要約】
【課題】より簡易な光電変換モジュールの解体器具を提供する。
【解決手段】解体器具600は、パネル100と、パネルの側部に沿って延びたフレーム220と、を有する光電変換モジュールを解体するための器具である。解体器具600は第1方向に沿って延びた第1支持部620と、当該第1方向に沿って延び、第1支持部620と並んで設けられた第2支持部630と、を有する。第1支持部620及び第2支持部630は、フレーム220が第1支持部620と第2支持部630の間に配置可能なように構成されている。第1方向における第1支持部620の長さが、第1支持部620と第2支持部630とが並ぶ方向と第1方向の両方に交差する第2方向における第1支持部620の長さよりも長い。
【選択図】図8

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネルと、前記パネルの側部に沿って延びたフレームと、を有する光電変換モジュールの解体器具であって、
第1方向に沿って延びた第1支持部と、
前記第1方向に沿って延び、前記第1支持部と並んで設けられた第2支持部と、を有し、
前記第1支持部及び前記第2支持部は、前記フレームが前記第1支持部と前記第2支持部の間に配置可能なように構成されており、
前記第1方向における前記第1支持部の長さが、前記第1支持部と前記第2支持部とが並ぶ第2方向と前記第1方向の両方に交差する第3方向における前記第1支持部の長さよりも長い、解体器具。
【請求項2】
前記第1支持部及び前記第2支持部は、前記フレームの、前記パネルの表面に交差する方向に延びた壁部が、前記第1支持部と前記第2支持部の間に配置可能なように構成されている、請求項1に記載の解体器具。
【請求項3】
前記第1方向における前記第2支持部の長さが、前記第3方向における前記第2支持部の長さよりも長い、請求項1に記載の解体器具。
【請求項4】
前記第1支持部と前記第2支持部とを互いに連結し、前記フレームが前記第1支持部と前記第2支持部の間に配置されたときに、前記第1方向への移動を規制する規制部を有する、請求項1に記載の解体器具。
【請求項5】
前記規制部から前記第1支持部の先端までの距離は、前記フレームの長さの1/2以下である、請求項4に記載の解体器具。
【請求項6】
前記規制部から前記第1支持部の先端までの距離が段階的又は連続的に調整可能である、請求項4に記載の解体器具。
【請求項7】
前記規制部から前記第2支持部の先端までの距離が段階的又は連続的に調整可能である、請求項4に記載の解体器具。
【請求項8】
前記第1支持部と前記第2支持部とを連結する連結機構を有し、
前記連結機構は、
前記第1支持部と前記第2支持部のうちの少なくとも一方を締結する締結部材と、
前記締結部材を挿通可能な複数の孔部と、
を有し、
前記複数の孔部は、前記第1方向に沿って並んでいる、請求項6に記載の解体器具。
【請求項9】
前記第1支持部と前記第2支持部とを連結する連結機構を有し、
前記連結機構は、
前記第1支持部又は前記第2支持部を挿通させる孔部と、
前記孔部に挿通させた前記第1支持部又は前記第2支持部の移動を規制する規制手段と、
を有する、請求項6に記載の解体器具。
【請求項10】
前記規制手段は、前記第1支持部と前記第2支持部とが互いに並んでいる方向に、前記孔部に挿通させた前記第1支持部又は前記第2支持部を押圧するよう構成されている、請求項9に記載の解体器具。
【請求項11】
前記規制手段は、前記孔部のサイズを調整可能な機構を有する、請求項9に記載の解体器具。
【請求項12】
前記第1支持部と前記第2支持部の少なくとも一方と前記フレームとの間の隙間を調整する調整部を有する、請求項1に記載の解体器具。
【請求項13】
前記第1支持部と前記第2支持部の間の間隔を調整可能な調整部を有する、請求項1に記載の解体器具。
【請求項14】
前記第1方向に沿って延び、前記第1支持部及び前記第2支持部と並んで設けられた第3支持部をさらに有する、請求項1に記載の解体器具。
【請求項15】
前記第1支持部及び前記第2支持部とは反対方向に延びた持ち手を有する、請求項1に記載の解体器具。
【請求項16】
パネルと、前記パネルの側部に沿って延びたフレームと、を有する光電変換モジュールの解体方法であって、
請求項1に記載の解体器具における前記第1支持部と前記第2支持部との間に前記フレームを配置させた状態で、前記解体器具で前記フレームに外力を加えて前記フレームを前記パネルから外すことを含む、光電変換モジュールの解体方法。
【請求項17】
前記第1支持部と前記第2支持部との間に、前記フレームの、前記パネルの表面に交差する方向に延びた壁部を配置させた状態で、前記解体器具で前記壁部に外力を加えて前記フレームを前記パネルから外すことを含む、請求項16に記載の光電変換モジュールの解体方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換モジュールの解体器具及び解体方法に関する。
【背景技術】
【0002】
二酸化炭素の排出量の削減の施策に伴い、再生可能エネルギーの一つである、太陽電池モジュールのような光電変換モジュールの普及の増加が見込まれている。現在、光電変換モジュールは、廃棄の際に解体されてリサイクルされることが検討されている。
【0003】
光電変換モジュールは、一般的に、光エネルギーと電気エネルギーを相互に変換する平板状の光電変換パネルと、光電変換パネルの外周端部に設けられたフレームと、を含む(下記の特許文献1も参照)。フレームは、光電変換パネルの外周端部が嵌合される嵌合部を有する。光電変換パネルの外周部が嵌め込まれたフレームの嵌合部内に熱可塑性樹脂系の接着材(シール材)が充填されることによって、光電変換パネルは、フレームに強固に接着されている。
【0004】
特許文献1は、光電変換モジュールの解体時に、光電変換モジュールからフレームを取り外すリサイクル装置を開示している。特許文献1では、リサイクル装置は、アームによりフレームを押すことによって、フレームを光電変換パネルから取り外す。アームは、フレームが延びている方向に直交する断面においてフレームを取り囲み、かつフレームとパネルの接着部に鋭利な先端部が当たる形状を有する。アームが移動することにより、アームの鋭利な先端部がフレームとパネルの間の接着材に食い込むことによって、フレームとパネルが互いに分離される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2019-205982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1において、リサイクル装置のアームの形状は、前述したように複雑である。したがって、光電変換パネルからフレームを分離するため、より簡易な解体器具や解体方法が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様に係る解体器具は、パネルと、前記パネルの側部に沿って延びたフレームと、を有する光電変換モジュールの解体器具に関する。当該解体器具は、第1方向に沿って延びた第1支持部と、前記第1方向に沿って延び、前記第1支持部と並んで設けられた第2支持部と、を有する。前記第1支持部及び前記第2支持部は、前記フレームが前記第1支持部と前記第2支持部の間に配置可能なように構成されている。前記第1方向における前記第1支持部の長さが、前記第1支持部と前記第2支持部とが並ぶ方向と前記第1方向の両方に交差する第2方向における前記第1支持部の長さよりも長い。
【0008】
一態様に係る解体方法は、パネルと、前記パネルの側部に沿って延びたフレームと、を有する光電変換モジュールを解体する方法に関する。当該解体方法は、上記の解体器具における前記第1支持部と前記第2支持部との間に前記フレームを配置させた状態で、前記解体器具で前記フレームに外力を加えて前記フレームを前記パネルから外すことを含む。
【発明の効果】
【0009】
上記態様によれば、より簡易な光電変換モジュールの解体器具や解体方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、一実施形態に係る光電変換モジュールの斜視図である。
図2図2は、図1の2A-2A線に沿った光電変換モジュールの断面図である。
図3図3は、光電変換モジュールに含まれる第1フレームの斜視図である。
図4図4は、図1の4A-4A線に沿った光電変換モジュールの断面図である。
図5図5は、光電変換モジュールに含まれる第2フレームの斜視図である。
図6図6は、図1の領域6Aの拡大図である。
図7図7は、第1実施形態に係る解体器具の模式図である。
図8図8は、解体器具の使用状態を説明するための模式図である。
図9図9は、第2実施形態に係る解体器具の使用状態を説明するための模式図である。
図10図10は、図9に示す使用状態の模式的斜視図である。
図11図11は、使用中の解体器具において生じ得る課題を説明するための模式図である。
図12図12は、第3実施形態に係る解体器具の模式図である。
図13図13は、第4実施形態に係る解体器具の模式図である。
図14図14は、第5実施形態に係る解体器具の模式的斜視図である。
図15図15は、第5実施形態に係る解体器具を構成する第1支持部及び連結部の模式的斜視図である。
図16図16は、第5実施形態に係る解体器具を構成する第2支持部の模式的平面図である。
図17図17は、第6実施形態に係る解体器具の模式的斜視図である。
図18図18は、図17の矢印18A方向から見た解体器具の模式的平面図である。
図19図19は、第7実施形態に係る解体器具の模式的平面図である。
図20図20は、図19の矢印20A方向から見た解体器具の模式的平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。以下の図面において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがあることに留意すべきである。
【0012】
[光電変換モジュール]
図1は、一態様に係る光電変換モジュールの斜視図である。図2は、図1の2A-2A線に沿った光電変換モジュールの断面図である。図3は、光電変換モジュールに含まれる第1フレームの斜視図である。図4は、図1の4A-4A線に沿った光電変換モジュールの断面図である。図5は、光電変換モジュールに含まれる第2フレームの斜視図である。図6は、図1の領域6Aの拡大図である。
【0013】
光電変換モジュール10は、例えば、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池モジュールであってよい。このような太陽電池モジュールは、例えば、建造物の屋根や壁面のような屋外に設置されていてよい。
【0014】
光電変換モジュール10は、平板状のパネル100と、フレーム構造体200と、を有する。パネル100は、光エネルギーと電気エネルギーを相互に変換する光電変換素子を含んでいてよい。本実施形態では、パネル100は、パネル100の表面に直交する方向(高さ方向)から見て、略四角形状である。なお、高さ方向は、図のZ方向に相当する。
【0015】
フレーム構造体200は、パネル100の周囲に取り付けられており、パネル100の側部に沿って設けられている。フレーム構造体200は、少なくとも、互いに連結された第1フレーム220と第2フレーム230を有していてよい。第1フレーム220及び第2フレーム230は、それぞれパネル100の縁辺に沿って設けられている。本実施形態では、第1フレーム220は、パネル100の第1縁辺に沿った方向(以下、「横方向」と称することもある。)に延びている。なお、横方向は、図のX方向に相当する。
【0016】
第2フレーム230は、パネル100の上記第1縁辺に隣接する第2縁辺に沿った方向(以下、「縦方向」と称することもある。)に延びていてよい。ここで、横方向と縦方向は、互いに交差する方向であればよく、好ましくは互いに直交する方向であってよい。なお、本実施形態において、縦方向は、図のY方向に相当する。
【0017】
パネル100は、図1に示す態様では略長方形状であり、一対の第1フレーム220がパネル100の一対の長辺に沿って設けられている。同様に、一対の第2フレーム230がパネル100の一対の短辺に沿って設けられている。
【0018】
第1フレーム220は、第1保持部221、第1脚部222、第1側壁部223、第1フランジ224及び第1パネル受け入れ部225を有していてよい(特に図3参照)。第1側壁部223は、パネル100の縁の外側に位置し、パネル100の表面に交差する方向(Z方向)と横方向(X方向)とによって張られる面において広がっている。第1側壁部223は、第1保持部221と第1フランジ224とを連結されており、これらと一体に成形されていてよい。
【0019】
第1フランジ224は、第1側壁部223の上部から、パネル100の内側の方に向かって突出しており、パネル100の端部の表面を覆っている。第1フランジ224は、パネル100の、横方向に沿って延びる縁に沿って延びていてよい。
【0020】
第1保持部221は、第1側壁部223から、パネル100の内側の方に向かって突出しており、第1フランジ224と対向している。第1保持部221は、パネル100の端部を下方から支えるよう構成されている。第1保持部221は、横方向に沿って延びていてよい。
【0021】
第1パネル受け入れ部225は、第1保持部221と、第1側壁部223と、第1フランジ224とによって構成されていてよい。具体的には、第1パネル受け入れ部225は、第1フレーム220の延在方向(横方向)に直交する断面において、略「C」の字型の形状を有する(図2参照)。これにより、第1パネル受け入れ部225は、パネル100の端部を受け入れ可能に構成されている。
【0022】
第1パネル受け入れ部225の内部には、第1接着材229が充填されていてよい。これにより、第1パネル受け入れ部225は、パネル100の端部を受け入れた状態で、パネル100を保持することができる。言い換えると、第1保持部221は、パネル100に接着され、かつパネル100の端部を支えている。
【0023】
第1接着材229は、横方向において第1パネル受け入れ部225全体に設けられていてもよく、横方向における第1パネル受け入れ部225の一部の領域のみに設けられていてもよい。第1接着材229は、熱可塑性樹脂を含む接着材であってよい。このような接着材として、例えばシリコーン系の接着材やブチルゴム系の接着材などが挙げられる。
【0024】
パネル100は、縦方向において、第1パネル受け入れ部225の奥まで挿入されていなくてよい。具体的には、図2に示すように、縦方向(Y方向)において、第1接着材229がパネル100と第1側壁部223との間に設けられていてよい。
【0025】
第1脚部222は、第1保持部221から、パネル100から離れる方に向かって延びていてよい。本実施形態では、第1脚部222は、パネル100の表面に交差する方向に延びた壁部222aと、パネル100から最も遠いところでパネルの表面に沿った方に曲げられた端部222bと、を含んでいてよい。図2及び図3では、第1脚部222の壁部222aは、第1側壁部223と第1保持部221の交点から連続して延びた部分によって構成されている。また、第1脚部222の壁部222aの外面は、第1側壁部223の外面と面一になっている。この代わりに、第1脚部222の壁部222aは、第1保持部221の、第1側壁部223から離れた部分に連結されていてもよい。第1保持部221から第1脚部222の端部222bまでの長さT1は、例えばおおよそ100mm、好ましくは60mm、より好ましくは40mm程度であってよい。
【0026】
第1保持部221、第1脚部222、第1側壁部223及び第1フランジ224は、それぞれ第1フレーム220の延在方向に延びていてよい。第1保持部221、第1脚部222、第1側壁部223及び第1フランジ224は、一体に形成されていてよい。
【0027】
第1脚部222の壁部222aは、横方向における第1フレーム220の両端部のところで、第2フレーム230と当接する(図1及び図6参照)。第1脚部222の壁部222aは、横方向における両端部付近に、ボルトのような締結部材240が挿通可能な第1孔部226を有していてよい。本実施形態では、第1孔部226は、高さ方向に2つ並んでいる。この代わりに、第1孔部226は、高さ方向に1つだけ設けられていても良い。第1孔部226は、第2フレーム230を第1フレーム220に連結する締結部材240を挿通させるために設けられる。
【0028】
第2フレーム230は、第2保持部231、第2脚部232、第2側壁部233、第2フランジ234及び第2パネル受け入れ部235を有していてよい。第2側壁部233は、パネル100の外側で、パネル100の表面に交差する方向(Z方向)と横方向(Y方向)とによって張られる面において広がっている。第2側壁部233は、第2保持部231と第2フランジ234とを連結しており、これらと一体に成形されていてよい。
【0029】
第2フランジ234は、第2側壁部233の上部から、パネル100の内側の方に向かって突出しており、パネル100の端部の表面を覆っている。第2フランジ234は、パネル100の、縦方向に沿った縁に沿って延びていてよい。第2フランジ234は、縦方向(Y方向)において第2側壁部233の縁まで達していてよい(図5及び図6参照)。
【0030】
第2保持部231は、第2側壁部233から、パネル100の内側の方に向かって突出しており、第2フランジ234と対向している。第2保持部231は、パネル100の端部を下方から支えるよう構成されている。
【0031】
第2パネル受け入れ部235は、第2保持部231と、第2側壁部233と、第2フランジ234とによって構成されていてよい。具体的には、第2パネル受け入れ部235は、第2フレーム230の延在方向(縦方向)に直交する断面において、略「C」の字型の形状を有する(図4参照)。これにより、第2パネル受け入れ部235は、パネル100の端部を受け入れ可能に構成されている。
【0032】
第2パネル受け入れ部235の内部には、第2接着材239が充填されていてよい(図4参照)。これにより、第2パネル受け入れ部235は、パネル100の端部を受け入れた状態で、パネル100を保持することができる。言い換えると、第2保持部231は、パネル100に接着され、かつパネル100の端部を支えている。
【0033】
第2接着材239は、縦方向において第2パネル受け入れ部235全体に設けられていてもよく、縦方向における第2パネル受け入れ部235の一部の領域のみに設けられていてもよい。第2接着材239は、熱可塑性樹脂を含む接着材であってよい。このような接着材として、例えばシリコーン系の接着材やブチルゴム系の接着材などが挙げられる。
【0034】
第2脚部232は、第2保持部231から、パネル100から離れる方に向かって延びていてよい。本実施形態では、第2脚部232は、パネル100の表面に直交する方向に延びた壁部232aと、パネル100から最も遠いところでパネルの表面に沿った方に曲げられた端部232bと、を含んでいてよい。図4及び図5では、第2脚部232の壁部232aは、第2側壁部233と第2保持部231の交点から連続して延びた部分によって構成されている。また、第2脚部232の壁部232aの外面は、第2側壁部233の外面と面一になっている。この代わりに、第2脚部232の壁部232aは、第2保持部231の、第2側壁部233から離れた部分に連結されていてもよい。
【0035】
第2保持部231、第2脚部232、第2側壁部233及び第2フランジ234は、それぞれ第2フレーム230の延在方向に延びていてよい。第2保持部231、第2脚部232、第2側壁部233及び第2フランジ234は、一体に形成されていてよい。
【0036】
第2脚部232の壁部232aは、縦方向における第2フレーム230の両端部のところで、第1フレーム220と当接していてよい(図1及び図6参照)。第2保持部231及び/又は第2脚部232には、締結部材240が挿通可能な第2孔部236が形成されていてよい。第2孔部236は、断面視でC字型の壁部237によって囲まれている。本実施形態では、C字型の壁部237は、第2保持部231の下部と、第2脚部232の端部232bの上部とに設けられている。C字型の壁部237は、第2フレーム230の延在方向に沿って延びている。したがって、C字型の壁部237は、略円筒状の形状を有する。高さ方向における一対のC字型の壁部237どうしの間の長さT2は、例えばおおよそ100mm、好ましくは60mm、より好ましくは40mm程度であってよい。
【0037】
第2フレーム230の第2孔部236は、第1フレーム220の第1孔部226と位置合わせされている。締結部材240は、第1フレーム220の第1孔部226と第2フレーム230の第2孔部236の両方を通る。これにより、第1フレーム220と第2フレーム230が、互いに締結される。したがって、第1フレーム220及び第2フレーム230は、第1孔部226から第2孔部236に向かって延びる締結部材240によって互いに締結されている。
【0038】
光電変換パネル100は、一般に、光電変換を行う素子を封止する不図示の封止材を有する。このような封止材は、例えばエチレンビニルアセテート(EVA)やオレフィン系材料のような樹脂材料によって構成されている。
【0039】
光電変換モジュールの構成について図面を参照しつつ説明した。光電変換モジュールの構成は、上述した構成に限らず、以下の解体方法が適用できる限り、種々変更可能であることに留意されたい。
【0040】
[第1実施形態]
次に、図7及び図8を参照し、第1実施形態に係る解体器具について説明する。図7は、第1実施形態に係る解体器具の模式図である。図8は、解体器具の使用状態を説明するための模式図である。本実施形態に係る解器具600は、光電変換モジュールのパネル100からフレーム220,230を分離するために用いられる。
【0041】
解体器具600は、持ち手610、第1支持部620及び第2支持部630を有する。第1支持部620は、一方向(第1方向)に沿って延びている。第2支持部630は、当該第1方向に沿って延びている。したがって、第2支持部630は、第1支持部620が延びている方向と実質的に同じ方向に沿って延びている。
【0042】
第2支持部630は第1支持部620と並んで設けられている。第1支持部620と第2支持部630との間の隙間が形成されている。本実施形態では、第1支持部620は、後述する規制部640により第2支持部630に連結されている。
【0043】
第1支持部620と第2支持部630との間の隙間にフレーム220,230が挿入可能になっている(図8及び図9参照)。すなわち、第1支持部620及び第2支持部630は、フレーム220,230が第1支持部620と第2支持部630の間に配置可能なように構成されている。第1支持部620と第2支持部630が延びている第1方向に沿った解体器具の移動により、フレーム220,230が第1支持部620と第2支持部630の間に配置され得る。フレーム220,230の好ましくは脚部222,232、より好ましくは壁部222a,232aが第1支持部620と第2支持部630の間に配置され得る。
【0044】
第1実施形態では、フレーム220,230が第1支持部620と第2支持部630の間に配置された状態において、第1支持部620は、フレーム220,230の内側、すなわちフレーム220,230の、パネル100が取り付けられている側に配置される(図8参照)。第2支持部630は、フレーム220,230の外側、すなわちフレーム220,230の、パネル100が取り付けられていない側に配置される。
【0045】
上記第1方向D1における第1支持部620の長さL3は、第1支持部620と第2支持部630とが並ぶ第2方向D2と第1方向D1の両方に交差する第3方向D3における第1支持部620の長さ(すなわち第1支持部620の幅)よりも長い(図7参照)。なお、第3方向D3は、図8に示されており、図7では紙面に直交する方向に相当する。
【0046】
フレーム220,230の壁部222a,232aが第1支持部620と第2支持部630の間に配置される場合、第3方向D3における第1支持部620の長さ(すなわち第1支持部620の幅)は、第1保持部221から第1脚部222の端部222bまでの長さT1以下、及び/又は高さ方向における一対のC字型の壁部237どうしの間の長さT2以下であってよい。具体的には、第3方向D3における第1支持部620の長さ(すなわち第1支持部620の幅)は、例えば100mm以下、好ましくは60mm以下、より好ましくは40mm以下であってよい。
【0047】
上記第1方向D1における第2支持部630の長さL4は、上記第3方向D3における第2支持部630の長さ(すなわち第2支持部630の幅)よりも長いことが好ましい(図7参照)。フレーム220,230の壁部222a,232aが第1支持部620と第2支持部630の間に配置される場合、第3方向D3における第2支持部630の長さは、第1保持部221から第1脚部222の端部222bまでの長さT1以下、及び/又は高さ方向における一対のC字型の壁部237どうしの間の長さT2以下であってよい。具体的には、第3方向D3における第2支持部630の長さは、例えば100mm以下、好ましくは60mm以下、より好ましくは40mm以下であってよい。
【0048】
解体器具600は、第1支持部620と第2支持部630とを互いに連結する規制部640を有していてよい。第1実施形態では、規制部640は、第1支持部620と第2支持部630に一体的に繋がっている部分によって形成されている。規制部640は、フレーム220,230が第1支持部620と第2支持部630の間に配置されたときに、フレーム220,230と当接することによって上記第1方向への移動を規制し得る(図8及び図9参照)。
【0049】
規制部640から第1支持部620の先端までの距離L3は、パネル100からフレーム220,230を分離する際に、第1支持部620がフレーム220,230から外れない程度の長さを有していればよい。このような観点から、規制部640から第1支持部620の先端までの距離L3は、例えば30mm以上、好ましくは40mm以上、より好ましくは50mm以上であってよい。
【0050】
規制部640から第1支持部620の先端までの距離L3は、フレーム220,230の長さL1,L2の1/2以下、好ましくは1/3以下であってよい。より具体的には、規制部640から第1支持部620の先端までの距離L3は、第1フレーム220の長さL1と第2フレーム230の長さL2のうちの短い方の1/2以下、好ましくは1/3以下であってよい。
【0051】
光電変換モジュール100が屋外に設置される太陽電池モジュールである場合、光電変換モジュール100の一辺の長さは、概ね600~2100mm程度である。この場合、規制部640から第1支持部620の先端までの距離L3は、例えば、1050mm以下、700mm以下、300mm以下、又は200mm以下であってよい。
【0052】
前述したように、規制部640から第1支持部620の先端までの距離L3が長すぎないことによって、パネル100からフレーム220,230を外す際に、解体器具600からパネル100に負荷がかかりすぎることを抑制し、これによりパネル100の割れを抑止することができる。
【0053】
規制部640から第2支持部630の先端までの距離L4は、パネル100からフレーム220,230を分離する際に、第1支持部620及び/又は第2支持部630がフレーム220,230から外れない程度の長さを有していればよい。このような観点から、規制部640から第2支持部630の先端までの距離L4は、例えば50mm以上、好ましくは60mm以上、より好ましくは80mm以上、よりいっそう好ましくは100mm以上であってよい。
【0054】
規制部640から第2支持部630の先端までの距離L4の上限値は、特に制限されない。規制部640から第2支持部630の先端までの距離L4は、例えば第1フレーム220の長さL1及び/又は第2フレーム230の長さL2以下であってよい。また、規制部640から第2支持部630の先端までの距離L4は、第1フレーム220の長さL1及び/又は第2フレーム230の長さL2の好ましくは1/2以下、より好ましくは1/3以下であってよい。より具体的には、規制部640から第2支持部630の先端までの距離L4は、第1フレーム220の長さL1と第2フレーム230の長さL2のうちの短い方の好ましくは1/2以下、より好ましくは1/3以下であってよい。
【0055】
規制部640から第2支持部630の先端までの距離L4は、特に制限されない。規制部640から第2支持部630の先端までの距離L4は、規制部640から第1支持部620の先端までの距離L3よりも短くてもよく、当該距離L3と同じであってもよく、又は当該距離L3より長くてもよい。
【0056】
上記第1方向に直交する断面における第1支持部620及び/又は第2支持部630の断面形状は、特に制限されない。第1支持部620及び/又は第2支持部630の断面形状は、例えば円形、楕円形、又は三角形、四角形、五角形もしくは六角形のような多角形であってよい。図7に示す態様では、第1支持部620及び第2支持部630の断面形状は、円形である。
【0057】
持ち手610は、第1支持部620及び第2支持部630とは反対方向に延びていてよい。持ち手610は、作業者によって掴むことができる形状を有していてよい。この代わりに、解体器具600が自動化又は半自動化された装置であれば、解体器具600は、持ち手610を備えていなくてもよい。
【0058】
第1実施形態に係る解体器具600は、フレーム220,230を挟む一対の支持部、すなわち第1支持部620及び第2支持部630を有していればよい。このように、解体器具600は、簡易な構成になり得る。
【0059】
次に、図8を参照し、光電変換モジュールの解体方法について説明する。図8は、解体器具の使用状態を説明するための模式図である。
【0060】
光電変換モジュールの解体方法は、必要に応じて実行する前処理ステップと、必要に応じて実行する加熱ステップと、フレーム分離ステップと、を有していてよい。光電変換モジュールの構成については前述したとおりである。
【0061】
(前処理ステップ)
まず、解体すべき光電変換モジュールを準備する。光電変換モジュールに備えられた端子ボックスのような付属品は、必要に応じて、予め取り外しておいてよい。また、第1フレーム220と第2フレーム230を互いに連結する締結部材240は、後述するステップを実行する前に、取り外しておくことが好ましい。
【0062】
(加熱ステップ)
加熱ステップは、必要に応じて実施すればよい。加熱ステップでは、パネル100とフレーム220,230とを互いに接着する接着材229,239の少なくとも一部を例えば50℃~150℃以下の温度に加熱する。
【0063】
接着材229,239を加熱することによって、接着材229,239の接着力が低下する。したがって、後述するフレーム分離ステップにおいて、小さい外力でフレーム220,230をパネル100から分離することができる。
【0064】
(フレーム分離ステップ)
フレーム分離ステップにおいて、第1フレーム220と第2フレーム230をパネル100から取り外す。第1フレーム220と第2フレーム230を取り外す順番は、特に制限されない。
【0065】
具体的には、まず、第1フレーム220と第2フレーム230の端部どうしを引き離すように引っ張り、第1フレーム220と第2フレーム230の境界部分に隙間を形成する。前述したように締結部材240を予め取り外し、及び/又は第1フレーム220又は第2フレーム230の加熱によって接着材229,239の接着力を低下させておくことによって、第1フレーム220と第2フレーム230の端部どうしを引き離し易くすることができる。
【0066】
次に、解体器具600における第1支持部620と第2支持部630との間に、第1フレーム220と第2フレーム230のうちの一方を配置させる。第1フレーム220をパネル100から分離する場合には、解体器具600における第1支持部620と第2支持部630との間に、第1フレーム220の第1脚部222を配置させればよい。第2フレーム230をパネル100から分離する場合には、解体器具600における第1支持部620と第2支持部630との間に、第2フレーム230の第2脚部232を配置させればよい。好ましくは、第1支持部620と第2支持部630との間に、フレーム220,230の、パネル100の表面に交差する方向に延びた壁部222a,232aを配置させる。第1実施形態では、第1支持部620は、フレーム220,230の内側、すなわちフレーム220,230の、パネル100が取り付けられている側に配置される。第2支持部630は、フレーム220,230の外側、すなわちフレーム220,230の、パネル100が取り付けられていない側に配置される。
【0067】
第1フレーム220と第2フレーム230の境界部分に予め隙間が形成されているため、解体すべきフレーム220,230が延びている方向(図8の矢印8A)に沿って解体器具600を移動させることによって、解体器具600における第1支持部620と第2支持部630との間に、フレーム220,230を配置させることができる。図8は便宜上第1フレーム220の一部のみを示しているが、第2フレーム230が分離される前では第2フレーム230も実際にはパネル100に取り付けられていることに留意されたい。
【0068】
次に、解体器具600における第1支持部620と第2支持部630との間にフレーム220,230を配置させた状態で、解体器具600でフレーム220,230に外力を加えてフレーム220,230をパネル100から外す。
【0069】
解体器具600からフレーム220,230に加えられる外力は、パネル100に平行で、パネル100の中心から解体器具が挿入されている箇所に向かう方向(図8の矢印8B)に加えられることが好ましい。これにより、フレーム220,230はパネル100に沿った方向に引き剥がされるため、パネル100が曲がるような力が働きにくく、パネル100の割れを抑制することができる。
【0070】
ここで、パネル100の表面に直交する方向に延びたフレーム220,230の壁部222a,232aが第1支持部620と第2支持部630の間に挟まれている場合、前述した方向に沿った外力(図8の矢印8B)は、第1支持部620と第2支持部630とが並んでいる方向に沿った力に相当する。当該外力により、第1支持部620からフレーム220,230の壁部222a,232aに、図8の矢印8Bの方向へ外力が加えられる。このような力は、例えば持ち手610を、図8の矢印8Bの方向へ押すことにより得られる。
【0071】
持ち手610を図8の矢印8Bの方向へ押した場合、解体器具600は、規制部640付近を中心にして、回動しようとする。しかしながら、第2支持部630の、図8の矢印8Bの方向とは反対側に、フレーム220,230の壁部222a,232aが存在する。そのため、第2支持部630がフレーム220,230の壁部222a,232aに当接するため、規制部640付近を中心にした解体器具600の回転は抑制される。したがって、解体器具600からフレーム220,230に安定して外力を加えることができる。
【0072】
フレーム220,230のうちの一方がパネル100から分離されたら、次に、未だパネル100に取り付けられているフレーム220又は230をパネル100から取り外す。当該フレンド20,230の取り外しも、解体器具600を用いて前述した方法と同様に実施することができる。
【0073】
上記のフレーム分離ステップにより、第1フレーム220と第2フレーム230の両方をパネル100から取り外すことができる。
【0074】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る解体器具及び解体方法について図9及び図10を参照して説明する。図9は、第2実施形態に係る解体器具の使用状態を説明するための模式図である。図10は、図9に示す使用状態の模式的斜視図である。
【0075】
第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号が付されている。また、第1実施形態と同様の構成については、その説明を省略することがあることに留意されたい。
【0076】
第2実施形態に係る解体器具は、第1実施形態に係る解体器具と同じである。第2実施形態に係る解体方法では、フレーム分離ステップにおいて、解体器具600における第1支持部620と第2支持部630との間に、フレーム220,230を配置させる。第2実施形態では、第2支持部630は、フレーム220,230の内側、すなわちフレーム220,230の、パネル100が取り付けられている側に配置される。第1支持部620は、フレーム220,230の外側、すなわちフレーム220,230の、パネル100が取り付けられていない側に配置される。この場合であっても、第1実施形態と同様に、解体器具600でフレーム220,230に外力を加えてフレーム220,230をパネル100から外すことができる。
【0077】
第1支持部620の長さが短すぎる場合、図11に示すように、解体器具600が解体中に斜めになる状況が生じ得るため、解体器具600からフレーム220,230に効果的に外力を加えられないことがあり得る。このような状況が生じない場合、第2実施形態に説明したような方法が適用できる。
【0078】
図11に示すような状況を阻止するためには、第1支持部620は、ある程度の長さを有していることが好ましい。このような観点では、第1支持部620及び/又は第2支持部630が第1実施形態で説明した長さ(距離L3及び/又は距離L4)を有し、かつ第1実施形態で説明したように第1支持部620がフレーム220,230の内側に位置し、第2支持部630がフレーム220,230の外側に位置することが好ましいことに留意されたい。
【0079】
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る解体器具及び解体方法について図12を参照して説明する。図12は、第3実施形態に係る解体器具の模式図である。
【0080】
第3実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号が付されている。また、第1実施形態と同様の構成については、その説明を省略することがあることに留意されたい。
【0081】
第3実施形態において、解体器具600は、第1支持部620、第2支持部630及び第3支持部625を有する。第1支持部620及び第2支持部630の構成は、第1実施形態と同様である。
【0082】
第3支持部625は、第1支持部620及び第2支持部630が延びている第1方向に沿って延びている。第3支持部625は、第1支持部620及び第2支持部630と並んで設けられている。第3支持部625は、第1支持部620と同様に、第2支持部630に連結されている。
【0083】
第3実施形態では、フレーム220,230は、第1支持部620と第2支持部630との間の隙間と、第3支持部625と第2支持部630との間の隙間との両方に、挿入可能になっている。したがって、解体器具600の使用中に、第1支持部620と第3支持部625の両方から、フレーム220,230に外力が加えられる。
【0084】
ここで、第1実施形態のように1つの第1支持部620からフレーム220,230に外力を加える場合、第1支持部620が延びている第1方向に沿った軸のまわりに解体器具600が若干回動することがある。これによって、持ち手610に加えた力が逃げてフレーム220,230に効果的に伝わらないことがある。第3実施形態では、解体器具600の使用中に第1支持部620と第3支持部625の両方がフレーム220,230に当接するため、前述したような解体器具600の回動は抑制される。したがって、持ち手610に加えられた力は、第1支持部620及び第3支持部625からフレーム220,230へ効果的に伝わる。
【0085】
図12では、第3支持部625は、第1支持部620と同様の形状を有している。この代わりに、第3支持部625は、第2支持部630と同様の形状を有していてもよい。
【0086】
図12では、解体器具600は、3つの支持部、すなわち第1支持部620、第2支持部630及び第3支持部625を有する。この代わりに、解体器具600は、4つ以上の支持部を有していてもよい。
【0087】
第3実施形態に係る解体装置を用いた解体方法については、第1実施形態又は第2実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0088】
[第4実施形態]
次に、第4実施形態に係る解体器具及び解体方法について図13を参照して説明する。図13は、第4実施形態に係る解体器具の模式図である。
【0089】
第4実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号が付されている。また、第1実施形態と同様の構成については、その説明を省略することがあることに留意されたい。
【0090】
第4実施形態に係る解体器具600は、持ち手610、第1支持部620及び第2支持部630を有する。第4実施形態に係る第2支持部630は、第1実施形態に係る第2支持部630と同じ形状であってよい。
【0091】
第4実施形態において、解体器具600は、第1支持部620と第2支持部630とを連結する連結機構を有する。連結機構は、連結部650と、後述する締結部材652及び複数の孔部622を有する。
【0092】
第1支持部620は、別部材として設けられた連結部650により第2支持部630に連結されている。連結部650は、第1支持部620と第2支持部630の両方に取り付けられている。連結部650は、第1実施形態で説明した規制部640としても機能し得る。
【0093】
第4実施形態では、複数の孔部622は、第1支持部620に設けられている。複数の孔部622のそれぞれは、螺子、ピン又は楔のような締結部材652を挿通可能に構成されている。締結部材652は、第1支持部620を連結部650に締結する。複数の孔部622は、上記第1方向、すなわち第1支持部620が延びている方向に沿って並んでいる。したがって、締結部材652が挿通する孔部622の位置を変えることによって、規制部640から第1支持部620の先端までの距離L3を段階的に調節することができる。これにより、解体すべき光電変換モジュールのフレーム220,230の形状等に応じて、距離L3を適切に設定することができる。
【0094】
第4実施形態では、規制部640から第1支持部620の先端までの距離L3が段階的に調節可能に構成されている。この代わり又はこれに加えて、規制部640から第2支持部630の先端までの距離L4が段階的に調節可能に構成されていてもよい。この場合、前述した複数の孔部622と締結部材652と同様の構成が、第2支持部620に適用されていてよい。すなわち、複数の孔部622が第2支持部630に設けられており、締結部材652は、第2支持部630を連結部650に締結するものであってよい。
【0095】
第4実施形態では、第1支持部620は、フレーム220,230に当接する平坦面624を有する。一例では、図13に示すように、第1支持部620は、四角柱状の形状を有する。これにより、第1支持部620の、第2支持部630の方に向いて面が、平坦面624に相当する。フレーム220,230が第1支持部620と第2支持部630の間に配置されたとき、第1支持部620の平坦面624はフレーム220,230の方に向けられる。これにより、第1支持部620の平坦面624は解体中にフレーム220,230に当接する。したがって、第1支持部620が延びている第1方向に沿った軸のまわりに関する解体器具600の回動が抑制される。これにより、持ち手610に加えられた力は、第1支持部620からフレーム220,230へ効果的に伝わる。
【0096】
第4実施形態において図示した態様では、第1支持部620は、四角柱状の形状を有する。この代わりに、第1支持部620は、三角柱、五角柱、六角柱等の多角形の形状を有していてもよい。また、第1支持部620は、当該形状に限定されず、フレーム220,230に当接する平坦面624を有していればよい。
【0097】
また、第4実施形態において図示した態様では、第1支持部620がフレーム220,230に当接する平坦面624を有する。この代わり又はこれに加えて、第2支持部630がフレーム220,230に当接する平坦面を有していてもよい。したがって、第1支持部620及び第2支持部630のうちの少なくとも一方が、フレーム220,230に当接する平坦面を有していればよい。この場合であっても、第1支持部620が延びている第1方向に沿った軸のまわりに関する解体器具600の回動が抑制される。
【0098】
第4実施形態に係る解体装置を用いた解体方法については、第1実施形態又は第2実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0099】
[第5実施形態]
次に、第5実施形態に係る解体器具及び解体方法について図14図16を参照して説明する。図14は、第5実施形態に係る解体器具の模式的斜視図である。図15は、第5実施形態に係る解体器具を構成する第1支持部及び連結部の模式的斜視図である。図16は、第5実施形態に係る解体器具を構成する第2支持部の模式的平面図である。
【0100】
第5実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号が付されている。また、第1実施形態と同様の構成については、その説明を省略することがあることに留意されたい。
【0101】
第5実施形態に係る解体器具600は、持ち手610、第1支持部620及び第2支持部630を有する。第5実施形態に係る第2支持部630は、第1実施形態に係る第2支持部630と同じ形状であってよい。
【0102】
第4実施形態において、解体器具600は、第1支持部620と第2支持部630とを連結する連結機構を有する。連結機構は、連結部660と規制手段662を有する。
【0103】
連結部660は、第1支持部620と一体的な部材として設けられていてよい。連結部660は、第1支持部620の根本において、第2支持部630の方へ張り出している。連結部660は、第1実施形態で説明した規制部640としても機能し得る。
【0104】
連結部660は、第2支持部630を挿通させる孔部664を有する。第2支持部630は、孔部664に挿入されることによって第1支持部620と連結されている。第2支持部630の挿入位置は連続的に調整可能になっている。これにより、連結部660、すなわち規制部640から、第2支持部630の先端までの距離が、連続的に調整可能である。これにより、解体すべき光電変換モジュールのフレーム220,230の形状等に応じて、規制部640から第2支持部630の先端までの距離を適切に設定することができる。
【0105】
規制手段662は、孔部664に挿通させた第2支持部630の移動を規制するよう構成されている。これにより、解体器具600の使用中に、第2支持部630が意図せず移動してしまうことを抑制することができる。
【0106】
第5実施形態では、規制手段662は、孔部664に挿通させた第2支持部630を押圧するよう構成されていてよい。この場合、規制手段662は、例えば螺子、ピン又は楔のような締結部材を有していてよい。具体的には、規制手段662は、第1支持部620と第2支持部630とが互いに並んでいる方向(図14の符号D2)に、孔部664に挿通させた第2支持部630を押圧するよう構成されていてよい。第1実施形態で説明したように、解体器具600からフレーム220,230に加えられる外力は、第1支持部620と第2支持部630とが互いに並んでいる方向D2に加えられることが好ましい。この場合、解体器具600からフレーム220,230に加えられる外力は、規制手段662が第2支持部630を押圧する方向と同じ方向になる。したがって、解体器具600の使用中に第2支持部630が規制手段662による規制から外れる可能性を低下させることができる。
【0107】
第2支持部630の、規制手段662により押圧される部分は、平坦面634を有していてよい。これにより、規制手段662は、図16に示すように平坦面634を押圧する。したがって、これにより、第2支持部630の第1方向に沿った移動がより強固に規制される。
【0108】
平坦面634は、第1方向に沿って延びていることが好ましい。この場合、第2支持部630の第1方向における位置が変更された場合であっても、規制手段662は平坦面634を押圧することができる。
【0109】
第5実施形態で図示された態様では、規制部640から第2支持部630の先端までの距離が連続的に調整可能となっている。この代わり又はこれに加えて、規制部640から第1支持部620の先端までの距離が連続的に調整可能となっていてもよい。この場合、第1支持部620と第2支持部630とを連結する連結機構は、第1支持部620を挿通させる孔部664と、当該孔部に挿通させた第1支持部の移動を規制する規制手段662と、を有していればよい。より具体的には、連結部660が第2支持部630と一体的な部材により構成され、孔部664は当該連結部660に形成されていればよい。
【0110】
第5実施形態に係る解体装置を用いた解体方法については、第1実施形態又は第2実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0111】
[第6実施形態]
次に、第6実施形態に係る解体器具及び解体方法について図17及び図18を参照して説明する。図17は、第6実施形態に係る解体器具の模式的斜視図である。図18は、図17の矢印18A方向から見た解体器具の模式的平面図である。図18は、フレーム220,230が解体器具600の第1支持部620と第2支持部630との間に配置された状態を示している。
【0112】
第6実施形態において、第5実施形態と同様の構成については同じ符号が付されている。また、第5実施形態と同様の構成については、その説明を省略することがあることに留意されたい。
【0113】
第6実施形態において、解体器具600は、第1支持部620と、第2支持部630と、第1支持部620と第2支持部630とを連結する連結機構と、を有する。連結機構は、連結部660と、連結部660に形成された孔部664と、規制手段662と、を有する。第6実施形態において、第2支持部630は連結部660に形成された孔部664を通っており、第5実施形態と同様に、第2支持部630の第1方向における位置が調整可能である。
【0114】
第6実施形態において、規制手段662の構成は第5実施形態と同様である。すなわち、第6実施形態では、規制手段662は、第1支持部620と第2支持部630とが互いに並んでいる方向に、孔部664に挿通させた第2支持部630を押圧するよう構成されていてよい。
【0115】
第6実施形態に係る解体器具600は、第1支持部620と第2支持部630との少なくとも一方とフレーム100との間の隙間を調整する調整部670を有していてよい。調整部670は、例えば螺子、ピン又は楔のような締結部材を有していてよい。図示した態様では、調整部670は、第1支持部620に形成された孔部に挿通された締結部材である。この場合、調整部670は、締結部材の締結により、フレーム220,230に向かって移動する。これにより、第1支持部620と第2支持部630との少なくとも一方とフレーム100との間の隙間が小さくなる。したがって、様々なパネル100の厚み対応可能な解体器具が実現できるとともに、図11に示すように解体器具600が解体中に斜めになる状況が抑制され得る。
【0116】
第6実施形態で図示された態様では、規制部640から第2支持部630の先端までの距離が連続的に調整可能となっている。この代わり又はこれに加えて、規制部640から第1支持部620の先端までの距離が連続的に調整可能となっていてもよい。この場合、規制手段662は、孔部664に挿通させた第1支持部620の移動を規制するものであってよい。したがって、規制手段662は、第1支持部620と第2支持部630とが互いに並んでいる方向に、孔部664に挿通させた第1支持部620又は第2支持部630を押圧するよう構成されていてよい。
【0117】
第6実施形態に係る解体装置を用いた解体方法については、第1実施形態又は第2実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0118】
[第7実施形態]
次に、第7実施形態に係る解体器具及び解体方法について図19図20を参照して説明する。図19は、第7実施形態に係る解体器具の模式的平面図である。図20は、図19の矢印20A方向から見た解体器具の模式的平面図である。
【0119】
第7実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号が付されている。また、第1実施形態と同様の構成については、その説明を省略することがあることに留意されたい。
【0120】
第7実施形態に係る解体器具600は、第1支持部620及び第2支持部630を有する。第7実施形態に係る第2支持部630は、第1実施形態に係る第2支持部630と同じ形状であってよい。
【0121】
第7実施形態において、解体器具600は、第1支持部620と第2支持部630とを連結する連結部660を有する。連結部660は、第1支持部620及び第2支持部630とは別部材として設けられていてよい。連結部660は、第1実施形態で説明した規制部640としても機能し得る。
【0122】
連結部660は、第2支持部630を挿通させる孔部664を有する。具体的には、連結部660は、第1部材690及び第2部材693を有する。孔部664は、図20に示すように、第1部材690と第2部材693に囲まれた領域によって規定されている。これにより、第2支持部630の挿入位置は連続的に調整可能になっている。
【0123】
第7実施形態では、解体器具600は、孔部664のサイズを調整可能な機構を有する。図示した態様では、第1部材692と第2部材693は、ヒンジ機構により軸694を中心に互いに相対的に回動可能に構成されている。第1部材692と第2部材693の軸694まわりの回動により、孔部664のサイズが可変となっている。
【0124】
さらに、解体器具600は、孔部664のサイズを小さくするように、第1部材692と第2部材693とを互いに締結する締結部材696を有していてもよい。第2支持部630が孔部664を挿通している状態で、締結部材696が第1部材692と第2部材693とを互いに締結することによって、第2支持部630の移動が規制される。すなわち、第7実施形態では、孔部664のサイズを調整可能な機構は、第2支持部630の移動を規制する規制手段を構成し得る。
【0125】
第7実施形態では、第1支持部620と第2支持部630の間の間隔を調整可能な調整部680を有する。調整部680の具体的な構造については、特に限定されない。これにより、第1支持部620と第2支持部630の間の間隔を、フレーム220,230の厚みに応じて調整することができる。
【0126】
図示した態様では、調整部680は、締結部材682と、板ばね684と、スペーサ686と、を有していてよい。締結部材682は、板ばね684、第1支持部620及びスペーサ686を貫通して連結部660に達していてよい。これにより、第1支持部620が連結部660に連結されている。
【0127】
締結部材682が締め付けられることによって、第1支持部620が第2支持部630の方へ向かって移動し得る。これにより、第1支持部620と第2支持部630の間の間隔を調整することができる。板ばね684は、第1支持部620を第2支持部630に向けて強固に押し付けるために設けられている。板ばね684は、必要に応じて取り付けられていればよい。
【0128】
スペーサ686は、特に限定されないが、例えば締結部材682にはめ込まれたワッシャであってよい。スペーサ686は、第1支持部620と第2支持部630の間の下限を規定するために設けられている。スペーサ686の厚みや数は、第1支持部620と第2支持部630の間隔の設計値に応じて適宜変更すればよい。
【0129】
第7実施形態では、第2支持部630が孔部664を挿通している。この代わりに、第1支持部620が孔部664を挿通していてもよい。言い換えると、第1支持部620と第2支持部630の配置は、互いに逆であってよい。
【0130】
第7実施形態に係る解体装置を用いた解体方法については、第1実施形態又は第2実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0131】
前述した説明により、少なくとも以下の付記として記載された発明が本明細書内に明示されていることに留意されたい。
【0132】
[付記1]
パネルと、前記パネルの側部に沿って延びたフレームと、を有する光電変換モジュールの解体器具であって、
第1方向に沿って延びた第1支持部と、
前記第1方向に沿って延び、前記第1支持部と並んで設けられた第2支持部と、を有し、
前記第1支持部及び前記第2支持部は、前記フレームが前記第1支持部と前記第2支持部の間に配置可能なように構成されており、
前記第1方向における前記第1支持部の長さが、前記第1支持部と前記第2支持部とが並ぶ第2方向と前記第1方向の両方に交差する第3方向における前記第1支持部の長さよりも長い、解体器具。
【0133】
[付記2]
前記第1支持部及び前記第2支持部は、前記フレームの、前記パネルの表面に交差する方向に延びた壁部が、前記第1支持部と前記第2支持部の間に配置可能なように構成されている、付記1に記載の解体器具。
【0134】
[付記3]
前記第1方向における前記第2支持部の長さが、前記第3方向における前記第2支持部の長さよりも長い、付記1又は2に記載の解体器具。
【0135】
[付記4]
前記第1支持部と前記第2支持部とを互いに連結し、前記フレームが前記第1支持部と前記第2支持部の間に配置されたときに、前記第1方向への移動を規制する規制部を有する、付記1から3のいずれか1項に記載の解体器具。
【0136】
[付記5]
前記規制部から前記第1支持部の先端までの距離は、前記フレームの長さの1/2以下である、付記4に記載の解体器具。
【0137】
[付記6]
前記規制部から前記第1支持部の先端までの距離が段階的又は連続的に調整可能である、付記4又は5に記載の解体器具。
【0138】
[付記7]
前記規制部から前記第2支持部の先端までの距離が段階的又は連続的に調整可能である、付記4から6のいずれか1項に記載の解体器具。
【0139】
[付記8]
前記第1支持部と前記第2支持部とを連結する連結機構を有し、
前記連結機構は、
前記第1支持部と前記第2支持部のうちの少なくとも一方を締結する締結部材と、
前記締結部材を挿通可能な複数の孔部と、
を有し、
前記複数の孔部は、前記第1方向に沿って並んでいる、付記6又は7に記載の解体器具。
【0140】
[付記9]
前記第1支持部と前記第2支持部とを連結する連結機構を有し、
前記連結機構は、
前記第1支持部又は前記第2支持部を挿通させる孔部と、
前記孔部に挿通させた前記第1支持部又は前記第2支持部の移動を規制する規制手段と、
を有する、付記6又は7に記載の解体器具。
【0141】
[付記10]
前記規制手段は、前記第1支持部と前記第2支持部とが互いに並んでいる方向に、前記孔部に挿通させた前記第1支持部又は前記第2支持部を押圧するよう構成されている、付記9に記載の解体器具。
【0142】
[付記11]
前記規制手段は、前記孔部のサイズを調整可能な機構を有する、付記9に記載の解体器具。
【0143】
[付記12]
前記第1支持部と前記第2支持部の少なくとも一方と前記フレームとの間の隙間を調整する調整部を有する、付記1から11のいずれか1項に記載の解体器具。
【0144】
[付記13]
前記第1支持部と前記第2支持部の間の間隔を調整可能な調整部を有する、付記1から12のいずれか1項に記載の解体器具。
【0145】
[付記14]
前記第1方向に沿って延び、前記第1支持部及び前記第2支持部と並んで設けられた第3支持部をさらに有する、付記1から13のいずれか1項に記載の解体器具。
【0146】
[付記15]
前記第1支持部及び前記第2支持部とは反対方向に延びた持ち手を有する、付記1から14のいずれか1項に記載の解体器具。
【0147】
[付記16]
パネルと、前記パネルの側部に沿って延びたフレームと、を有する光電変換モジュールの解体方法であって、
付記1から15のいずれか1項に記載の解体器具における前記第1支持部と前記第2支持部との間に前記フレームを配置させた状態で、前記解体器具で前記フレームに外力を加えて前記フレームを前記パネルから外すことを含む、光電変換モジュールの解体方法。
【0148】
[付記17]
前記第1支持部と前記第2支持部との間に、前記フレームの、前記パネルの表面に交差する方向に延びた壁部を配置させた状態で、前記解体器具で前記壁部に外力を加えて前記フレームを前記パネルから外すことを含む、付記16に記載の光電変換モジュールの解体方法。
【0149】
上述したように、実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替の実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【符号の説明】
【0150】
10 光電変換モジュール
100 パネル
220 第1フレーム
230 第2フレーム
600 解体器具
620 第1支持部
625 第3支持部
630 第2支持部
640 規制部
670 調整部
680 調整部

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20