IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッドの特許一覧

特開2024-105279様々な種類の同時伝送を可能にするための手続き
<>
  • 特開-様々な種類の同時伝送を可能にするための手続き 図1A
  • 特開-様々な種類の同時伝送を可能にするための手続き 図1B
  • 特開-様々な種類の同時伝送を可能にするための手続き 図1C
  • 特開-様々な種類の同時伝送を可能にするための手続き 図1D
  • 特開-様々な種類の同時伝送を可能にするための手続き 図2
  • 特開-様々な種類の同時伝送を可能にするための手続き 図3
  • 特開-様々な種類の同時伝送を可能にするための手続き 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024105279
(43)【公開日】2024-08-06
(54)【発明の名称】様々な種類の同時伝送を可能にするための手続き
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/23 20180101AFI20240730BHJP
   H04W 4/46 20180101ALI20240730BHJP
【FI】
H04W76/23
H04W4/46
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024065864
(22)【出願日】2024-04-16
(62)【分割の表示】P 2021535862の分割
【原出願日】2019-12-19
(31)【優先権主張番号】62/784,040
(32)【優先日】2018-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/840,797
(32)【優先日】2019-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】フレダ、マルティーノ エム.
(72)【発明者】
【氏名】パニ、ダイアナ
(72)【発明者】
【氏名】テン、タオ
(72)【発明者】
【氏名】ホン、トン トゥク
(72)【発明者】
【氏名】エル ハマス、アータ
(72)【発明者】
【氏名】イェ、チュンシュアン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】様々な種類の伝送プロトコルの同時伝送を可能にするための方法及び無線送受信ユニット(WTRU)を提供する。
【解決手段】通信システムにおいて、WTRUは、基地局を経由してネットワークから届く構成情報を受信し、WTRU上で動作するプロトコルスタックの上位層からデータパケットを受信し、構成情報及び条件に基づいてデータパケットの伝送の種類を第1の時点において決定し、決定した伝送の種類を使用してデータパケットを伝送する。構成情報は、伝送の種類を決定することに関連する判断基準及びデータ特性に関連する1組の論理チャネルを含む。伝送の種類は、ネットワークスケジュールモード、WTRU自律スケジュールモード、LTE、NR、ユニキャスト、グループキャスト又はブロードキャストのうちの1つである。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送受信ユニット(WTRU)によって実行される方法であって、
ネットワークから構成情報を受信することと、
前記WTRU上で動作するプロトコルスタックの上位層からデータパケットを受信することと、
前記構成情報及び条件に基づいて、前記データパケットに関連する伝送の種類を第1の時点において決定することと、
前記決定した伝送の種類を使用して前記データパケットを伝送することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記構成情報が、前記伝送の種類を決定することに関連する判断基準を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記構成情報が、データ特性に関連する1組の論理チャネルを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
伝送の種類を決定することが、前記データパケットを処理する論理チャネルを前記構成情報に基づいて伝送の種類に指定することを更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記伝送の種類が、モード、無線アクセス技術(RAT)、又は伝送の種類のうちの1つであり、前記モードはネットワークスケジュールモード又はWTRU自律スケジュールモードであり、前記RATはLTE又はNRであり、前記伝送の種類はユニキャスト、グループキャスト、又はブロードキャストである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記条件に関係するパラメータを測定し、前記第1の時点と第2の時点との間で前記条件の変化があったと判定すること
を更に含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記条件の前記変化時に、バッファ状態報告又はスケジューリング要求を前記ネットワークに送信すること
を更に含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記変化に基づき、1つ又は複数の基準に基づいて前記キャリア及び資源を再選択すること
を更に含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
1つ又は複数の基準に基づいてRRC接続が存在しないという条件でRRC接続を開始すること、
を更に含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
ネットワークから構成情報を受信し、上位層からデータパケットを受信するように構成されているトランシーバと、
前記構成情報及び条件に基づいて前記データの伝送の種類を第1の時点において決定するように構成されているプロセッサと
を含む、無線送受信ユニット(WTRU)であって、
前記トランシーバが前記決定された伝送の種類を使用して前記データパケットを伝送するように更に構成されている、
WTRU。
【請求項11】
前記構成情報が、前記伝送の種類を決定することに関連する判断基準を含む、請求項10に記載のWTRU。
【請求項12】
前記構成情報が、データ特性に関連する1組の論理チャネルを含む、請求項11に記載のWTRU。
【請求項13】
伝送の種類を決定することが、前記データパケットを処理する論理チャネルを前記構成情報に基づいて伝送の種類に指定することを更に含む、請求項12に記載のWTRU。
【請求項14】
前記伝送の種類が、モード、無線アクセス技術(RAT)、又は伝送の種類のうちの1つであり、前記モードはネットワークスケジュールモード又はWTRU自律スケジュールモードであり、前記RATはLTE又はNRであり、前記伝送の種類はユニキャスト、グループキャスト、又はブロードキャストである、請求項13に記載のWTRU。
【請求項15】
前記条件を測定し、前記第1の時点と第2の時点との間で前記条件の変化があったと判定する
ように前記トランシーバ及びプロセッサが更に構成されている、請求項14に記載のWTRU。
【請求項16】
前記条件の前記変化時に、バッファ状態報告又はスケジューリング要求を前記ネットワークに送信する
ように前記トランシーバ及びプロセッサが更に構成されている、請求項15に記載のWTRU。
【請求項17】
前記変化に基づき、1つ又は複数の基準に基づいて前記キャリア及び資源を再選択する
ように前記トランシーバ及びプロセッサが更に構成されている、請求項15に記載のWTRU。
【請求項18】
1つ又は複数の基準に基づいてRRC接続が存在しないという条件でRRC接続を開始する
ように前記トランシーバ及びプロセッサが更に構成されている、請求項15に記載のWTRU。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001] 本願は、参照によりその内容を本明細書に援用する、2018年12月21日に出願された米国仮特許出願第62/784,040号、及び3019年4月30日に出願された米国仮特許出願第62/840,797号の利益を主張する。
【背景技術】
【0002】
背景
[0002] 無線の性能が進化するにつれ、複数の使用事例を結合して通信及び情報共有を更に向上させる相互接続システムがあり得る。例えば交通に関与する装置と交通インフラを取り巻く環境とを無線で接続するためにvehicle to everything(V2X)を利用することができる。これらのシステムが発展するにつれ、無線装置の対話のためのプロトコル及び手続きも発展しなければならない。
【発明の概要】
【0003】
概要
[0003] 様々な種類の伝送プロトコルの同時伝送を可能にするためのシステム、方法、及び装置。無線送受信ユニット(WTRU)等の装置が構成情報を受信し、WTRU上で動作するプロトコルスタックの上位層からデータパケットを受信することができる。次いでWTRUは、構成情報及び条件に基づいて、データパケットの伝送の種類を第1の時点において決定することができる。その後、WTRUは決定した伝送の種類を使用してデータパケットを伝送することができる。構成情報は、伝送の種類を決定することに関連する判断基準及びデータ特性に関連する1組の論理チャネルを含み得る。伝送の種類は、ネットワークスケジュールモード、WTRU自律スケジュールモード、LTE、NR、ユニキャスト、グループキャスト、又はブロードキャストのうちの1つであり得る。
【0004】
図面の簡単な説明
[0004] 更に、図中の同様の参照番号は同様の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1A】[0005]1つ又は複数の開示する実施形態を実装することができる通信システムの一例を示すシステム図である。
図1B】[0006]一実施形態による、図1Aに示す通信システム内で使用することができる無線送受信ユニット(WTRU)の一例を示すシステム図である。
図1C】[0007]一実施形態による、図1Aに示す通信システム内で使用することができる無線アクセスネットワーク(RAN)の一例及びコアネットワーク(CN)の一例を示すシステム図である。
図1D】[0008]一実施形態による、図1Aに示す通信システム内で使用することができるRANの更なる例及びCNの更なる例を示すシステム図である。
図2】[0009]伝送のためのデータパケット処理プロセスの一例を示す流れ図である。
図3】[0010]条件が変化したときのデータパケット処理プロセスの一例を示す図である。
図4】[0011]バッファ状態報告及びスケジューリング要求の通信に関するプロセスの一例を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
詳細な説明
[0012] 図1Aは、1つ又は複数の開示する実施形態を実装することができる通信システム100の一例を示す図である。通信システム100は、複数の無線ユーザに音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャスト等のコンテンツを提供する多元接続システムであり得る。通信システム100は、無線帯域幅を含むシステムリソースを共用することによって、複数の無線ユーザがかかるコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、単一キャリアFDMA(SC-FDMA)、ゼロテールユニークワード離散フーリエ変換拡散OFDM(ZT-UW-DFT-S-OFDM)、ユニークワードOFDM(UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ処理済みOFDM、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)等の1つ又は複数のチャネルアクセス方法を使用することができる。
【0007】
[0013] 図1Aに示すように、通信システム100は無線送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク(CN)106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、及び他のネットワーク112を含み得るが、開示する実施形態は任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を予期することが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境内で動作し及び/又は通信するように構成される任意の種類の装置とすることができる。例として、その何れもステーション(STA)と呼ぶことができるWTRU102a、102b、102c、102dは無線信号を伝送及び/又は受信するように構成することができ、ユーザ機器(UE)、移動局、固定又は移動加入者ユニット、加入ごとのユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fi装置、モノのインターネット(IoT)装置、時計又は他の着用物、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、車両、ドローン、医療装置及び医学的応用(例えば遠隔手術)、工業装置及び工業的応用(例えば工業及び/又は自動化プロセスチェーンの脈絡で動作するロボット及び/又は他の無線装置)、家庭用電子装置、商用及び/又は工業用無線ネットワーク上で動作する装置等を含み得る。WTRU102a、102b、102c、及び102dの何れもUEと区別なく呼ぶ場合がある。
【0008】
[0014] 通信システム100は、基地局114a及び/又は基地局114bも含み得る。基地局114a、114bのそれぞれは、CN106、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112等の1つ又は複数の通信ネットワークへのアクセスを助けるためにWTRU102a、102b、102c、102dの少なくとも1つと無線でインタフェースするように構成される任意の種類の装置であり得る。例として、基地局114a、114bはベーストランシーバ局(BTS)、NodeB、eNode B(eNB)、Home Node B、Home eNode B、gNode B(gNB)等の次世代のNodeB、new radio(NR)NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータ等であり得る。基地局114a、114bを単一の要素としてそれぞれ示すが、基地局114a、114bは相互接続された任意の数の基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されよう。
【0009】
[0015] 基地局114aはRAN104の一部とすることができ、RAN104は基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノード等の他の基地局及び/又はネットワーク要素(不図示)も含み得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(不図示)と呼ばれ得る1つ又は複数のキャリア周波数上で無線信号を伝送及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数はライセンススペクトル、非ライセンススペクトル、又はライセンススペクトルと非ライセンススペクトルとの組み合わせの中にあり得る。セルは、相対的に固定されてもよい又は時間と共に変化し得る特定の地理的領域に無線サービスのカバレッジを提供することができる。セルはセルセクタに更に分割され得る。例えば基地局114aに関連するセルは3つのセクタに分割することができる。従って、一実施形態では基地局114aが3つの、例えばセルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局114aが多重入出力(MIMO)技術を使用することができ、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。例えば所望の空間方向に信号を伝送及び/又は受信するためにビームフォーミングを使用することができる。
【0010】
[0016] 基地局114a、114bは、任意の適切な無線通信リンク(例えば無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外(IR)、紫外(UV)、可視光等)であり得るエアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102c、102dの1つ又は複数と通信し得る。エアインタフェース116は任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
【0011】
[0017] より具体的には、上記で述べたように通信システム100は多元接続システムとすることができ、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMA等の1つ又は複数のチャネルアクセス方式を使用することができる。例えばRAN104内の基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインタフェース116を確立し得るUniversal Mobile Telecommunications System(UMTS)Terrestrial Radio Access(UTRA)等の無線技術を実装することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)及び/又はEvolved HSPA(HSPA+)等の通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)及び/又は高速アップリンク(UL)パケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
【0012】
[0018] 一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cが、Long Term Evolution(LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用してエアインタフェース116を確立し得るEvolved UMTS Terrestrial Radio Access(E-UTRA)等の無線技術を実装することができる。
【0013】
[0019] 一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cが、NRを使用してエアインタフェース116を確立し得るNR無線アクセス等の無線技術を実装することができる。
【0014】
[0020] 一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cが複数の無線アクセス技術を実装することができる。例えば基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えばデュアルコネクティビティ(DC)の原理を使用してLTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実装することができる。従って、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインタフェースは、複数の種類の無線アクセス技術及び/又は複数の種類の基地局(例えばeNB及びgNB)との間で送信される伝送によって特徴付けることができる。
【0015】
[0021] 他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cが、IEEE 802.11(例えばWireless Fidelity(WiFi)、IEEE 802.16(例えばWorldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、Interim Standard 2000(IS-2000)、Interim Standard 95(IS-95)Interim Standard 856(IS-856)、Global System for Mobile communications(GSM)、Enhanced Data rates for GSM Evolution(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)等の無線技術を実装することができる。
【0016】
[0022] 図1Aの基地局114bは、例えば無線ルータ、Home Node B、Home eNode B、又はアクセスポイントとすることができ、事業所、自宅、車両、キャンパス、工業施設、(例えばドローンによる使用のための)空中回廊、道路等の局所的領域内の無線接続性を促進するために任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dがIEEE 802.11等の無線技術を実装して無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dがIEEE 802.15等の無線技術を実装して無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。更に別の実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dがセルラベースのRAT(例えばWCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR等)を利用してピコセル又はフェムトセルを確立することができる。図1Aに示すように、基地局114bはインターネット110への直接接続を有し得る。従って、基地局114bはCN106を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0017】
[0023] RAN104は、WTRU102a、102b、102c、102dの1つ又は複数に音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスを提供するように構成される任意の種類のネットワークであり得るCN106と通信し得る。データは、異なるスループット要件、遅延要件、エラー許容範囲要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件等、種々のサービス品質(QoS)要件を有し得る。CN106は、呼制御、課金サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイド通話、インターネット接続、ビデオ配信等を提供することができ、及び/又はユーザ認証等の高レベルセキュリティ機能を実行することができる。図1Aには不図示だが、RAN104及び/又はCN106は、RAN104と同じRAT又は異なるRATを使用する他のRANと直接的に又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えばNR無線技術を利用し得るRAN104に接続されることに加え、CN106はGSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWiFi無線技術を使用する別のRAN(不図示)と通信することもできる。
【0018】
[0024] CN106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての役割を果たすこともできる。PSTN108は、単純旧式電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイート内の伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、及び/又はインターネットプロトコル(IP)等の共通の通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワーク及び装置の世界的なシステムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有され及び/又は運営される有線及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えばネットワーク112は、RAN104と同じRAT又は異なるRATを使用し得る1つ又は複数のRANに接続される別のCNを含み得る。
【0019】
[0025] 通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dの一部又は全てがマルチモード機能を含み得る(例えばWTRU102a、102b、102c、102dは様々な無線リンク上で様々な無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。例えば図1Aに示すWTRU102cは、セルラベースの無線技術を使用し得る基地局114aと、及びIEEE 802無線技術を使用し得る基地局114bと通信するように構成され得る。
【0020】
[0026] 図1Bは、WTRU102の一例を示すシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102はとりわけプロセッサ118、トランシーバ120、伝送/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、脱着不能メモリ130、脱着可能メモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、及び/又は他の周辺装置138を含み得る。WTRU102は、実施形態と合致したままで上記の要素の任意のサブコンビネーションを含み得ることが理解されよう。
【0021】
[0027] プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つ又は複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、書換可能ゲートアレイ(FPGA)、他の任意の種類の集積回路(IC)、状態機械等であり得る。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、出力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境内で動作することを可能にする他の任意の機能を実行することができる。プロセッサ118は、伝送/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合されてもよい。図1Bはプロセッサ118及びトランシーバ120を別個のコンポーネントとして示すが、プロセッサ118及びトランシーバ120は電子パッケージ又はチップ内に統合され得ることが理解されよう。
【0022】
[0028] 伝送/受信要素122は、エアインタフェース116上で基地局(例えば基地局114a)との間で信号を伝送又は受信するように構成され得る。例えば一実施形態では、伝送/受信要素122はRF信号を伝送及び/又は受信するように構成されるアンテナであり得る。一実施形態では、伝送/受信要素122は例えばIR、UV、又は可視光信号を伝送及び/又は受信するように構成されるエミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、伝送/受信要素122はRF信号及び光信号の両方を伝送及び/又は受信するように構成され得る。伝送/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを伝送及び/又は受信するように構成され得ることが理解されよう。
【0023】
[0029] 図1Bでは伝送/受信要素122を単一の要素として示すが、WTRU102は任意の数の伝送/受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU102はMIMO技術を使用することができる。従って一実施形態では、WTRU102はエアインタフェース116上で無線信号を伝送し受信するための2つ以上の伝送/受信要素122(例えば複数のアンテナ)を含み得る。
【0024】
[0030] トランシーバ120は、伝送/受信要素122によって伝送される信号を変調するように、及び伝送/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記で述べたように、WTRU102はマルチモード機能を有することができる。従ってトランシーバ120は、WTRU102が例えばNR及びIEEE 802.11等の複数のRATによって通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
【0025】
[0031] WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されてもよく、そこからユーザ入力データを受信し得る。プロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することもできる。加えてプロセッサ118は、脱着不能メモリ130及び/又は脱着可能メモリ132等の任意の種類の適切なメモリの情報にアクセスし、かかるメモリ内にデータを記憶することができる。脱着不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、ハードディスク、又は他の任意の種類のメモリ記憶装置を含み得る。脱着可能メモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカード等を含み得る。他の実施形態ではプロセッサ118は、サーバ上又はホームコンピュータ上(不図示)等、WTRU102上に物理的に位置しないメモリの情報にアクセスし、かかるメモリ内にデータを記憶することができる。
【0026】
[0032] プロセッサ118は、電源134から電力を得ることができ、WTRU102内の他のコンポーネントへの電力を分配し及び/又は制御するように構成され得る。電源134はWTRU102に給電するための任意の適切な装置であり得る。例えば電源134は、1つ又は複数の乾電池(例えばニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li-ion)等)、太陽電池、燃料電池等を含み得る。
【0027】
[0033] プロセッサ118は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば経度及び緯度)を提供するように構成され得るGPSチップセット136にも結合され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は基地局(例えば基地局114a、114b)からエアインタフェース116上で位置情報を受信することができ、及び/又は2つ以上の近くの基地局から受信される信号のタイミングに基づいて自らの位置を突き止めることができる。WTRU102は、実施形態と合致したままで任意の適切な位置決定方法によって位置情報を取得できることが理解されよう。
【0028】
[0034] プロセッサ118は、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ又は複数のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールを含み得る他の周辺装置138に更に結合され得る。例えば周辺装置138は、加速度計、eコンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオ用の)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動装置、テレビ受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(VR/AR)装置、活動トラッカ等を含み得る。周辺装置138は1つ又は複数のセンサを含み得る。センサはジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁気計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、地理位置センサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁気計、気圧計、ジェスチャセンサ、バイオメトリクセンサ、湿度センサ等のうちの1つ又は複数であり得る。
【0029】
[0035] WTRU102は、(例えば(例えば伝送用の)UL及び(例えば受信用の)DLの両方の、特定のサブフレームに関連する信号の一部又は全ての伝送及び受信が並行及び/又は同時であり得る全二重無線を含み得る。全二重無線は、ハードウェアによる自己干渉(例えばチョーク)又はプロセッサによる(例えば別個のプロセッサ(不図示)又はプロセッサ118による)信号処理による自己干渉を減らし、及び又はほぼなくすための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WTRU102が半二重無線を含むことができ、(例えば(例えば伝送用の)UL又は(例えば受信用の)DLの特定のサブフレームに関連する)信号の一部又は全ての伝送及び受信。
【0030】
[0036] 図1Cは、一実施形態によるRAN104及びCN106を示すシステム図である。上記で述べたように、RAN104はエアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するためにE-UTRA無線技術を使用することができる。RAN104はCN106と通信することもできる。
【0031】
[0037] RAN104はeNode-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は実施形態と合致したままで任意の数のeNode-Bを含み得ることが理解されよう。eNode-B160a、160b、160cは、エアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ又は複数のトランシーバをそれぞれ含み得る。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cがMIMO技術を実装することができる。従って、例えばeNode-B160aは複数のアンテナを使用してWTRU102aとの間で無線信号を伝送及び/又は受信することができる。
【0032】
[0038] eNode-B160a、160b、160cのそれぞれは特定のセル(不図示)に関連することができ、無線リソース管理の判断、ハンドオーバの判断、UL及び/又はDL内のユーザのスケジューリング等を処理するように構成され得る。図1Cに示すように、eNode-B160a、160b、160cはX2インタフェース上で互いに通信することができる。
【0033】
[0039] 図1Cに示すCN106は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、サービングゲートウェイ(SGW)164、及びパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)166を含み得る。上記の要素はCN106の一部として示すが、これらの要素の何れもCNオペレータ以外のエンティティによって所有され及び/又は運営され得ることが理解されよう。
【0034】
[0040] MME162は、S1インタフェースによってRAN104内のeNode-B162a、162b、162cのそれぞれに接続することができ、制御ノードとして働き得る。例えばMME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ベアラの活性化/非活性化、WTRU102a、102b、102cの初期接続中に特定のサービングゲートウェイを選択すること等を担うことができる。MME162は、RAN104とGSM及び/又はWCDMA等の他の無線技術を使用する他のRAN(不図示)とを切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0035】
[0041] SGW164は、S1インタフェースによってRAN104内のeNode B160a、160b、160cのそれぞれに接続され得る。SGW164は概して、WTRU102a、102b、102cとの間のユーザデータパケットをルートし転送することができる。SGW164は、eNode B間のハンドオーバ中のユーザプレーンのアンカリング、DLデータがWTRU102a、102b、102cにとって入手可能な場合のページングのトリガ、WTRU102a、102b、102cのコンテキストの管理及び記憶等の他の機能を実行してもよい。
【0036】
[0042] SGW164はPGW166に接続することができ、PGW166は、WTRU102a、102b、102cにインターネット110等のパケット交換ネットワークへのアクセスを与えてWTRU102a、102b、102cとIP対応装置との間の通信を促進することができる。
【0037】
[0043] CN106は他のネットワークとの通信を促進することができる。例えばCN106は、PSTN108等の回線交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに与えて、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信装置との間の通信を促進することができる。例えばCN106は、CN106とPSTN108との間のインタフェースとして働くIPゲートウェイ(例えばIPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、又はかかるIPゲートウェイと通信し得る。加えてCN106は、他のサービスプロバイダによって所有され及び/又は運営される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに与えることができる。
【0038】
[0044] 図1A図1DではWTRUを無線端末として示すが、特定の代表的な実施形態ではかかる端末が通信ネットワークとの有線通信インタフェースを(例えば一時的に又は永続的に)使用できることを予期する。
【0039】
[0045] 代表的な実施形態では、他のネットワーク112がWLANであり得る。
【0040】
[0046] インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モード内のWLANは、BSSのためのアクセスポイント(AP)及びAPにアソシエートする1つ又は複数のステーション(STA)を有し得る。APは、BSS内外にトラフィックを運ぶ分配システム(DS)又は別の種類の有線/無線ネットワークへのアクセス又はインタフェースを有し得る。BSSの外部から生じるSTAへのトラフィックはAPを介して到着することができ、STAに届けられ得る。BSSの外部の宛先へのSTAから生じるトラフィックは、それぞれの宛先に届けられるようにAPに送信され得る。BSS内のSTA間のトラフィックはAPを介して送信することができ、例えばソースSTAはAPにトラフィックを送信することができ、APはそのトラフィックを宛先STAに届けることができる。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックと見なす及び/又は呼ぶことができる。ピアツーピアトラフィックは、ダイレクトリンクセットアップ(DLS)を用いてソースSTAと宛先STAとの間で(例えば直接)送信され得る。特定の代表的な実施形態では、DLSが802.11eDLS又は802.11z tunneled DLS(TDLS)を使用することができる。独立BSS(IBSS)モードを使用するWLANはAPを有さない場合があり、IBSS内の又はIBSSを使用するSTA(例えばSTAの全て)が互いに直接通信することができる。IBSSモードの通信は、本明細書では「アドホック」モードの通信と呼ぶ場合もあり得る。
【0041】
[0047] 802.11acインフラストラクチャモードの動作又は同様のモードの動作を使用する場合、APは一次チャネル等の固定チャネル上でビーコンを伝送することができる。一次チャネルは固定幅(例えば20MHz幅の帯域)又は動的に設定された幅であり得る。一次チャネルはBSSの動作チャネルとすることができ、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。特定の代表的な実施形態では、例えば802.11システム内でCarrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance(CSMA/CA)が実装され得る。CSMA/CAでは、APを含むSTA(例えば全てのSTA)が一次チャネルを検知することができる。一次チャネルが使用中だと特定のSTAによって検知/検出され及び/又は判定される場合、特定のSTAはバックオフすることができる。所与のBSS内で1つのSTA(例えば1つのステーションだけ)が任意の所与の時点において伝送することができる。
【0042】
[0048] 例えば40MHz幅のチャネルを形成するための一次20MHzチャネルと隣接する又は隣接しない20MHzチャネルとの組み合わせにより、高スループット(HT)STAは40MHz幅のチャネルを通信に使用することができる。
【0043】
[0049] 超高スループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。40MHz及び/又は80MHzのチャネルは連続した20MHzチャネルを組み合わせることによって形成することができる。160MHzのチャネルは連続した8個の20MHzチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と呼ばれ得る2個の不連続80MHzチャネルを組み合わせることによって形成することができる。80+80構成では、データを2つのストリームに分割し得るセグメントパーサにチャネル符号化後のデータを通すことができる。逆高速フーリエ変換(IFFT)処理及び時間領域処理を各ストリームに対して別々に行うことができる。ストリームは2個の80MHzチャネル上にマップすることができ、伝送側STAによってデータが伝送され得る。受信側STAの受信機において、上記の80+80構成の動作を逆にすることができ、複合データが媒体アクセス制御(MAC)に送信され得る。
【0044】
[0050] サブ1GHzモードの動作が802.11af及び802.11ahによってサポートされている。802.11n及び802.11acで使用されているものと比べ、802.11af及び802.11ahではチャネル動作帯域幅及びキャリアが低減される。802.11afはTVホワイトスペース(TVWS)スペクトル内の5MHz、10MHz、及び20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは非TVWSスペクトルを使用する1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahはマクロカバレッジエリア内のMTC装置等のメータタイプ制御/マシンタイプ通信(MTC)をサポートすることができる。MTC装置は特定の機能、例えば特定の及び/又は限られた帯域幅へのサポート(例えばそれらだけのサポート)を含む限られた機能を有し得る。MTC装置は(例えば非常に長い電池寿命を保つための)閾値を上回る電池寿命を有する電池を含み得る。
【0045】
[0051] 802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ah等の複数のチャネル及びチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、一次チャネルとして指定され得るチャネルを含むことができる。一次チャネルはBSS内の全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。一次チャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートすることができる、BSS内で動作する全てのSTAの中のSTAによって設定され及び/又は限定され得る。802.11ahの例では、たとえAP及びBSS内の他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅の動作モードをサポートしても、1MHzモードをサポートする(例えばそれだけをサポートする)STA(例えばMTC型装置)では一次チャネルは1MHz幅であり得る。キャリア検知及び/又はネットワーク割り当てベクトル(NAV)の設定は一次チャネルの状態に依存し得る。例えば(1MHzの動作モードだけをサポートする)STAがAPに伝送することによって一次チャネルが使用中である場合、利用可能な周波数帯域の大部分が使用されていないままでも、利用可能な全ての周波数帯域が使用中と見なされ得る。
【0046】
[0052] 米国では802.11ahによって使用され得る利用可能な周波数帯域は902MHzから928MHzである。韓国では利用可能な周波数帯域は917.5MHzから923.5MHzである。日本では利用可能な周波数帯域は916.5MHzから927.5MHzである。国コードにもよるが、802.11ahに利用可能な総帯域幅は6MHzから26MHzである。
【0047】
[0053] 図1Dは、一実施形態によるRAN104及びCN106を示すシステム図である。上記で述べたように、RAN104はNR無線技術を使用してエアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104はCN106と通信することもできる。
【0048】
[0054] RAN104はgNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN104は実施形態と合致したままで任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは、エアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ又は複数のトランシーバをそれぞれ含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cがMIMO技術を実装することができる。例えばgNB180a、180bはビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cとの間で信号を伝送及び/又は受信することができる。従って、例えばgNB180aは複数のアンテナを使用してWTRU102aとの間で無線信号を伝送及び/又は受信することができる。一実施形態では、gNB180a、180b、180cがキャリアアグリゲーション技術を実装することができる。例えばgNB180aは、WTRU102aに複数のコンポーネントキャリア(不図示)を伝送することができる。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは非ライセンススペクトル上にあり得る一方、残りのコンポーネントキャリアはライセンススペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは多地点協調(CoMP)技術を実装することができる。例えばWTRU102aはgNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)から協調伝送を受信することができる。
【0049】
[0055] WTRU102a、102b、102cはスケーラブルな数秘学に関連する伝送を使用してgNB180a、180b、180cと通信することができる。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は様々な伝送、様々なセル、及び/又は無線伝送スペクトルの様々な部分ごとに異なり得る。WTRU102a、102b、102cは、(例えば異なる数のOFDMシンボルを含む及び/又は可変長の絶対時間継続する)様々な長さの又はスケーラブルな長さのサブフレーム又は伝送時間間隔(TTI)を使用してgNB180a、180b、180cと通信することができる。
【0050】
[0056] gNB180a、180b、180cは、独立型の構成及び/又は非独立型の構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。独立型の構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えばeNode-B160a、160b、160c等)にもアクセスすることなしにgNB180a、180b、180cと通信することができる。独立型の構成では、WTRU102a、102b、102cはモビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cの1つ又は複数を利用することができる。独立型の構成では、WTRU102a、102b、102cは非ライセンス帯域内の信号を使用してgNB180a、180b、180cと通信することができる。非独立型の構成では、WTRU102a、102b、102cは、eNode-B160a、160b、160c等の別のRANとも通信しながら/それらにも接続しながら、gNB180a、180b、180cと通信する/それらに接続することができる。例えばWTRU102a、102b、102cは、DCの原理を実装して1つ又は複数のgNB180a、180b、180c及び1つ又は複数のeNode-B160a、160b、160cとほぼ同時に通信することができる。非独立型の構成では、eNode-B160a、160b、160cがWTRU102a、102b、102cのためのモビリティアンカの役割を果たすことができ、gNB180a、180b、180cはWTRU102a、102b、102cにサービス提供するための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供することができる。
【0051】
[0057] gNB180a、180b、180cのそれぞれは特定のセル(不図示)に関連することができ、無線リソース管理の判断、ハンドオーバの判断、UL及び/又はDL内のユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、DC、NRとE-UTRAとの間の網間接続、User Plane Function(UPF)184a、184bに対するユーザプレーンデータのルーティング、Access and Mobility Management Function(AMF)182a、182bに対する制御プレーン情報のルーティング等を処理するように構成され得る。図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cはXnインタフェース上で互いに通信することができる。
【0052】
[0058] 図1Dに示すCN106は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのSession Management Function(SMF)183a、183b、及びことによるとデータネットワーク(DN)185a、185bを含み得る。上記の要素はCN106の一部として示すが、これらの要素の何れもCNオペレータ以外のエンティティによって所有され及び/又は運営され得ることが理解されよう。
【0053】
[0059] AMF182a、182bは、N2インタフェースによってRAN104内のgNB180a、180b、180cの1つ又は複数に接続することができ、制御ノードとして働き得る。例えばAMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ネットワークスライシングのサポート(例えば様々な要件を有する様々なプロトコルデータ単位(PDU)セッションの処理)、特定のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、モビリティ管理等を担うことができる。ネットワークスライシングは、利用されているサービスの種類に基づいてWTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするためにAMF182a、182bによって使用され得る、WTRU102a、102b、102c。例えば、超高信頼低遅延(URLLC)アクセスに依拠するサービス、拡張大規模モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスに依拠するサービス、MTCアクセスのためのサービス等、様々な使用事例ごとに様々なネットワークスライスを確立することができる。AMF182a、182bは、RAN104とLTE、LTE-A、LTE-A Pro、及び/又はWiFi等の非3GPPアクセス技術等の他の無線技術を使用する他のRAN(不図示)とを切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0054】
[0060] SMF183a、183bは、N11インタフェースによってCN106内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bは、N4インタフェースによってCN106内のUPF184a、184bにも接続され得る。SMF183a、183bはUPF184a、184bを選択し制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成することができる。SMF183a、183bは、UEのIPアドレスの管理及び割り当て、PDUセッションの管理、ポリシ強制及びQoSの制御、DLデータ通知の提供等の他の機能を実行することができる。PDUセッションの種類はIPベース、非IPベース、イーサネットベース等であり得る。
【0055】
[0061] UPF184a、184bは、N3インタフェースによってRAN104内のgNB180a、180b、180cの1つ又は複数に接続することができ、gNBはWTRU102a、102b、102cにインターネット110等のパケット交換ネットワークへのアクセスを与えてWTRU102a、102b、102cとIP対応装置との間の通信を促進することができる。UPF184、184bは、パケットのルーティング及び転送、ユーザプレーンポリシの強制、マルチホームPDUセッションのサポート、ユーザプレーンQoSの対処、DLパケットのバッファリング、モビリティアンカリングの提供等の他の機能を実行することができる。
【0056】
[0062] CN106は他のネットワークとの通信を促進することができる。例えばCN106は、CN106とPSTN108との間のインタフェースとして働くIPゲートウェイ(例えばIPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、又はかかるIPゲートウェイと通信し得る。加えてCN106は、他のサービスプロバイダによって所有され及び/又は運営される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに与えることができる。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cが、UPF184a、184bへのN3インタフェース並びにUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インタフェースを介してUPF184a、184b経由でローカルDN185a、185bに接続され得る。
【0057】
[0063] 図1A図1D及び図1A図1Dの対応する説明に鑑みて、WTRU102a~d、基地局114a~b、eNode-B160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、及び/又は本明細書に記載の他の任意の装置のうちの1つ又は複数に関して本明細書に記載する機能の1つ若しくは複数又は全てが1つ又は複数のエミュレーション装置(不図示)によって実行され得る。エミュレーション装置は、本明細書に記載する機能の1つ若しくは複数又は全てをエミュレートするように構成される1つ又は複数の装置であり得る。例えばエミュレーション装置は、他の装置を検査するために及び/又はネットワーク及び/又はWTRUの機能をシミュレートするために使用することができる。
【0058】
[0064] エミュレーション装置は、実験室環境内で及び/又はオペレータネットワーク環境内で他の装置の1つ又は複数の検査を実施するように設計され得る。例えば1つ又は複数のエミュレーション装置は、通信ネットワーク内の他の装置を検査するために有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に又は部分的に実装され及び/又は導入されながら1つ若しくは複数又は全ての機能を実行することができる。1つ又は複数のエミュレーション装置は、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/導入されながら1つ若しくは複数又は全ての機能を実行することができる。エミュレーション装置は、検査目的で及び/又は無線による通信を用いた検査を行うために別の装置に直接結合され得る。
【0059】
[0065] 1つ又は複数のエミュレーション装置は、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/導入されなくても、全てを含む1つ又は複数の機能を実行することができる。例えばエミュレーション装置は、1つ又は複数のコンポーネントの検査を実施するために、検査実験室及び/又は非導入(例えば検査)有線及び/又は無線通信ネットワーク内の検査シナリオにおいて利用することができる。1つ又は複数のエミュレーション装置は検査機器であり得る。データを伝送及び/又は受信するために、(例えば1つ又は複数のアンテナを含み得る)RF回路による直接のRF結合及び/又は無線通信がエミュレーション装置によって使用され得る。
【0060】
[14596の開示の開始]
[0066] Vehicle to Everything(V2X)としても知られる車両通信は、車両(例えばトラック、自動車等)が互いに直接通信する、及び/又は周囲のインフラ(例えば路側機(RSU))と通信することができる通信モードである。本明細書で開示するように、車両はWTRUに関連付けられ、WTRUに統合され、WTRUと区別なく言及され得る。V2Xの動作に関して2つのシナリオ、つまりV2Xメッセージの伝送及び受信を開始するためにWTRUがネットワークの支援を受けるカバレッジ内シナリオ、及び/又はV2Xメッセージの伝送及び受信を開始するためにWTRUが幾つかの予め構成されたパラメータを使用するカバレッジ外シナリオがあり得る。
【0061】
[0067] V2X通信は、装置間(D2D)通信で行われる作業に関係する場合がある。V2X通信サービスは少なくとも4つの異なる種類の対話を含むことができ、その対話とはつまり車両のWTRUが互いに直接通信することができる車両間(V2V)、車両のWTRUがRSU/eNBと通信することができる車両インフラ間(V2I)、車両のWTRUがコアネットワークと通信することができる車ネットワーク間(V2N)、及び車両のWTRUが特殊な条件(例えば低バッテリ容量)を有する歩行者(例えば非車両)WTRUと通信することができる車歩行者間(V2P)である。
【0062】
[0068] V2Xの資源割り当てに関係する幾つかの動作モードがある。LTEでは、V2X通信における少なくとも2つの動作モードがあり得る。モード3は、V2Xサイドリンク伝送のためのスケジューリング指定をネットワークがWTRUに与えるモードである。モード4は、構成された/予め構成された資源プールからWTRUが資源を自律的に選択するモードである。これらのモードに加えて、V2X LTEは資源プールの少なくとも2つのカテゴリ、つまりV2X伝送を受信するためにモニタされる受信プールと、モード4において伝送資源を選択するためにWTRUによって使用されるV2X伝送プールとを含み得る。伝送プールは、モード3内で構成されるWTRUによって使用することはできない。
【0063】
[0069] LTEでは、資源プールがRRCシグナリングによってWTRUに半静的にシグナリングされ得る。モード4では、RRC構成伝送プールから資源を選択する前にWTRUが検知を使用することができる。一部の事例ではLTE V2Xが動的な資源プールの再構成をサポートしない場合があり、プールの再構成がSIB及び/又は専用RRCシグナリングによってのみ運ばれ得る。
【0064】
[0070] New Radio(NR)は「次世代」の無線システムだと考えることができる。NRシステムは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼及び/又は低遅延通信(URLLC)等の幾つかの使用事例をサポートすることができる。
【0065】
[0071] 拡張V2X(eV2X)通信はNRシステムの一部であり得る。NRにおけるeV2Xは、安全及び非安全シナリオの両方に関して新たなサービスをサポートすることができる(例えばセンサ共有、自動運転、車両隊列走行、遠隔運転)。様々なeV2Xサービスが様々な性能要件を必要とし得る(例えば3msの遅延が要求される場合がある)。
【0066】
[0072] NR V2Xは車両隊列走行、高度運転、拡張センサ、遠隔運転等の新たな使用事例をサポートすることができる。
【0067】
[0073] 車両隊列走行は、一緒に走行する群を車両が動的に形成することを可能にし得る。隊列走行操作を実行するために、隊列内の全ての車両が先行車両から周期的データを受信することができる。この情報は車間距離を極めて狭くすることを可能にし得る(例えば時間に置き換えられる間隙距離が1秒未満など、非常に小さい場合がある)。隊列走行の応用は後続車両の自律運転を可能にし得る。
【0068】
[0074] 高度運転は、半自動運転又は完全自動運転を可能にし得る。この使用事例では、より長い車間距離が想定され得る。それぞれの車両及び/又は路側機(RSU)は自らの局所センサから得たデータを近接車両と共有することができ、それにより車両が自らの軌道又は操縦を調整できるようにする。加えて、それぞれの車両は自らの運転の意図を近接車両と共有することができる。この使用事例の一部の利益は、より安全な走行、衝突の回避、及び/又は交通効率の改善である。
【0069】
[0075] 拡張センサは、局所センサによって収集される生データ若しくは処理済みデータ又はライブビデオデータを車両、RSU、歩行者の装置、及びV2Xアプリケーションサーバ間でやり取りすることを可能にし得る。車両は自らのセンサが検出できる範囲を超えて環境の認識を強化し、現地状況をより包括的に把握できる可能性がある。
【0070】
[0076] 遠隔運転は、自分で運転ができない搭乗者用の遠隔車両又は危険な環境内にある遠隔車両を遠隔ドライバ又はV2Xアプリケーションが操作することを可能にし得る。公共輸送機関等の変動が限られており経路が予測可能な使用事例では、クラウドコンピューティング又は遠隔操作に基づく運転を実装することができる。加えて、この使用事例ではクラウドベースのバックエンドサービスプラットフォームへのアクセスを検討することができる。
【0071】
[0077] LTEもNRも、eV2Xをサポートする無線アクセス技術(RAT)であり得る。NR V2Xは、高度なV2XサービスのためにLTE V2Xを補足することができ、LTE V2Xとの相互動作をサポートし得る。従ってWTRUはNR及びLTEサイドリンク動作の両方を同時にサポートする必要があり得る。
【0072】
[0078] LTE V2Xは、NWスケジュールモード(モード3)及びWTRU自律モード(モード4)の両方をサポートすることができる。NR V2Xも、NWスケジュールモード(モード1)及びWTRU自律モード(モード2)をサポートすることができる。更に、伝送のためのサイドリンク資源をWTRUが自律的に選択するモード2a、サイドリンク伝送のためのNR構成グラント(type-1のような)でWTRUが構成されるモード2c、及び/又はWTRUが他のWTRUのサイドリンク伝送をスケジューリングするモード2d等、V2Xに関するモード2にはサブモードもあり得る。モード2bのような挙動は、他のモードの何れかに組み込むことができる機能のための選択肢でもあり得る。モード2bでは、WTRUが他のWTRUのサイドリンク資源選択を支援することができる。
【0073】
[0079] 一部の状況では、LTE V2Xがアクセス層(AS)レイヤにおけるブロードキャストメカニズムとして働き得る。V2X WTRUは、V2Xサービスに対応する上位層からL2宛先IDを与えられ得る。WTRUはL2宛先IDをMACヘッダ内に含めることができ、受信はWTRUが関心を持っているサービスと一致するL2宛先IDを有するMAC PDUをフィルタリングするWTRUに基づき得る。
【0074】
[0080] NR V2Xでは、ユニキャスト伝送及びグループキャスト伝送を使用する動機も与える使用事例(例えば隊列走行)と組み合わせられるより厳格な要件があり得る。資源をより効率的に使用できるようにし、QoSをより上手く制御できるようにするために、ユニキャスト伝送及びグループキャスト伝送を用いてWTRUは受信機からのフィードバック(例えばHARQ、CQI)を活用して伝送出力、再伝送等を最適化することができる。
【0075】
[0081] NR V2XのためのQoSモデルがあり得る。PC5上のQoSはProSe Per-Packet Priority(PPPP)によってサポートされ得る。アプリケーション層はパケットをPPPPでマークすることができ、PPPPは所要のQoSレベルを示す。PPPPからパケット遅延バジェット(PDB)を導出すること等、一定の拡張を追加することができる。
【0076】
[0082] NRのQoSには更なる特徴があり得る。これらの追加の特徴は次のパラメータ(及びその単位)のうちの1つ又は複数を伴う主要性能インジケータを有することができ、かかるパラメータ(及びその単位)とはつまりペイロード(バイト)、伝送速度(メッセージ/秒)、最大終端間遅延(ms)、信頼性(%)、データ転送速度(Mbps)、及び/又は最低所要通信範囲(メートル)である。
【0077】
[0083] PC5ベースのV2X通信及びUuベースのV2X通信の両方に同じ1組のサービス要件が適用され得る。その結果、PC5及び(例えばPC5上のV2X通信のための5QIを同じく使用する)Uuについて統一されたQoSモデルがあることができ、それによりアプリケーション層は使用されているリンクに関係なくQoS要件を示す一貫したやり方を有し得る。
【0078】
[0084] 5GS V2X対応のWTRUを検討し、ブロードキャスト、マルチキャスト、及びユニキャストという少なくとも3つの異なる種類のトラフィックがあり得る。
【0079】
[0085] ユニキャスト型のトラフィックでは、UuのQoSモデルと同じQoSモデルを利用することができる(例えばユニキャストリンクのそれぞれをベアラとして扱うことができ、QoSフローがそれに関連し得る)。5QI内で定められる全てのQoS特性及びデータ転送速度の追加のパラメータも適用され得る。加えて、とりわけPC5の用途では最低所要通信範囲を追加のパラメータとして扱うことができる。マルチキャストトラフィックは(例えばトラフィックの複数の定められた受信機を伴う)ユニキャストの特殊な事例として扱われ得るので、マルチキャストトラフィックにも同様の検討を適用することができる。ブロードキャストトラフィックではベアラの概念がない可能性があり、従って各メッセージがアプリケーション要件に従って異なる特性を有し得る。次いで、5QIは、(例えば各パケットでタグ付けされる)Prose Per Packet Priority/Prose Per Packet Reliability(PPPP/PPPR)と同様の方法で使用することができる。5QIはPC5ブロードキャスト動作に必要な全ての特性(例えば遅延、優先順位、信頼性等)を表すことができ得る。V2Xブロードキャストに固有の5QI群(例えば音声品質指数(VQI))を、PC5での使用のために定めることができる。
【0080】
[0086] 本明細書で論じるような1つ又は複数の使用事例では、WTRUが同時動作を実行する必要がある場合があり、本明細書で論じる動作は、伝送、受信、処理、決定、動作モードの実行等、WTRUによって実行される1つ又は複数の動作を指すことができる。それらの動作は、同時に起こる伝送の種類をWTRUが扱うこと等、状況に応じて1つ又は複数の伝送の種類を扱うことを含み得る。本明細書で論じるとき、伝送の種類はこれだけに限定されないがWTRU自律モード又はNWスケジュールモード(例えばLTEのモード3、モード4、又はNRのモード1、モード2)等の伝送モード及び/又はNRのモード2のサブモード(例えばモード2a、モード2c、モード2d)、NR SL RAT又はLTE SL RAT上でWTRUが伝送し得るようなサイドリンク無線アクセス技術(SL RAT)、NR V2X WTRUがそれを使用して伝送し得るようなキャストの種類を指し得る。これらの伝送の種類の組み合わせ(例えばNR SL RAT上のモード2対LTE SL RAT上のモード3)もそれ自体を別個のモードと見なすことができる。
【0081】
[0087] 1つ又は複数の実施形態では、モード1及びモード2における同時動作があり得る。LTE V2Xでは、WTRUはNWの判断に基づいてモード3又はモード4でのみ構成され得る。具体的には、システム情報が所要のV2X資源プールを含む場合、WTRUはRRC_IDLE内でモード4資源選択を実行することができる。それ以外の場合、RRC接続を開始するようにWTRUを強制することができ、NWがプールを提供し、WTRUがモード4で動作できるようにするか、又はWTRUがモード3でスケジューリングされるようになる。WTRUがモード1及びモード2で同時に動作する場合、WTRUはバッファ内のデータを伝送するためにNWグラント又は資源選択からのグラントを使用することができる。モード1又はモード2上でどのデータを送信すべきか決定するための手続きがWTRUにおいて必要であり得る。モード2資源選択規則では、NW資源の可用性を考慮する必要があり得るが、モード1でのネットワークとの対話(例えばBSR報告)では、WTRUにおけるモード2資源の可用性も考慮する必要があり得る。モード1及びモード2での同時動作に対処するための手法が本明細書で議論され得る。
【0082】
[0088] 1つ又は複数の実施形態では、LTE及びNRのサイドリンク(SL)における同時動作があり得る。WTRUはLTE SL及びNR SLの両方の上で同時に動作する必要があり得る。一部のパケットは(例えば後方互換性又は厳格なQoS要件を理由に)LTE又はNR上での伝送に要求される通り上位層によってタグ付けされ得るが、他のパケットは何れのRAT上でも許可され得る。かかるパケットでは、各RATの負荷を管理し、そのQoSを守りながらパケットが伝送されることを確実にする適切なRATを選択するための手続きがWTRUにおいて必要であり得る。LTE SL及びNR SLでの同時動作に対処するための手法が本明細書で議論され得る。
【0083】
[0089] 1つ又は複数の実施形態では、ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャストにおいて同時動作があり得る。WTRUは、ユニキャストリンク又はグループキャストリンクに関連する上位層からのパケット(例えば一意のWTRUを対象とするパケット)、並びにブロードキャスト伝送に関連するパケット(例えば複数のWTRUによってモニタされるL2宛先IDに関連するパケット)を受信することができる。キャストの種類の何れもモード1又はモード2を使用して動作できることを所与とし、2つのモードを検討する際に資源割り当てを行う必要があり得る。とりわけNWは、モード1で動作するためにキャストの種類ごとにバッファされたデータ量を認識する必要があり得る。加えて、資源及びキャリアの選択は、キャストの種類ごとの1組の共通の資源が資源の分離を回避することを可能にし得る。ユニキャスト、グループキャスト、及びブロードキャストにおける同時動作に対処するための手法が本明細書で議論され得る。
【0084】
[0090] 同時のWTRU動作に対処する実施形態を扱うとき、生じ得る1つの問題は様々な状況においてデータ用の伝送の種類をどのように選択するのかである。この問題に対処するために、伝送の種類を同時に使用するためのレイヤ2構造の複数のモデル、並びに伝送の種類を選択するための判断基準及びWTRUアクションがあり得る。
【0085】
[0091] 伝送の種類の同時使用に関連して様々なモデルを論じるとき、本明細書に記載する各モデルは例として提示されており、或るモデル又は例の特徴が別のモデル又は他の記載する状況に適用可能であり得ることを意図する。モデルに関連する数字は特定の例への参照を提供するために過ぎず、好ましい手法に関して如何なる意味も与えないことを意図する。
【0086】
[0092] 図2は、データの伝送の種類を選択する手続きの一例を示す流れ図である。本明細書に記載の各モデルは図中に示す手続きの全て又は一部を実行することができる。概して、任意のモデルに関してWTRUが構成をまず受信することができ(201)、かかる構成は所与の状況に適した伝送の種類を決定し又は判断するためにWTRUが使用することができる構成情報又は設定を含む。構成は適切な装置(例えばgNB、eNB等の基地局)を経由してネットワークから届き得る。WTRUの通常動作の一環として上位層からデータを受信する(例えばWTRU上で動作するプロトコル層のスタック内の下位レベルにおいて受信する)ことができ(202)、データは伝送用の1つ又は複数のデータパケットであり得る。WTRUは、受信した構成情報及び他の判断基準に基づいて受信データパケットに適した伝送の種類を決定し又は判断することができる(203)。この決定/判断プロセスについては本明細書で更に説明する場合がある。次いで、WTRUは適切な伝送の種類を使用してデータパケットを伝送することができる(204)。或る時点において、WTRUは条件(例えばWTRUによって測定される条件の変化、ネットワークから受信される新たな構成等の条件、又はイベント等の条件)及び/又は判断基準に基づいて伝送の種類を変更することができる(205)。図2のプロセスの例の間、WTRUは別のWTRU(例えばサイドリンク)及び/又はネットワーク(例えば基地局)と通信することができ、プロセスを更に促進するためにスケジューリング要求(SR)及び/又はバッファ状態報告(BSR)を伝達することができる。加えてWTRUは、条件及び/又は同時伝送の種類に基づいてキャリア/資源選択プロセスを実行することができる。
【0087】
[0093] 第1のモデルでは、伝送の種類に対する論理チャネルの固定されたマッピングがあり得る。論理チャネルはWTRUによって作成されてもよく、又はネットワークが単一の伝送の種類のみに関連付けられ得る。それぞれの伝送の種類の中で、WTRUはそれぞれが異なるQoS要件及び/又は異なる宛先IDに関連し得る幾つかの論理チャネルを作成することができる。このマッピングは、201でWTRUが受信する構成情報の一部であり得る。例えばWTRUはLTE RAT上でデータを伝送するための論理チャネルを作成することができ、又はNR RAT上でデータを伝送するための論理チャネルを作成することができる。別の例では、WTRUはモード1を使用してデータを伝送するための論理チャネルを作成することができ、又はモード2を使用してデータを伝送するための論理チャネルを作成することができる。別の例では、WTRUはユニキャストデータを伝送するための論理チャネルを作成することができる。WTRUは、様々な宛先WTRUへのユニキャスト伝送のために別個の論理チャネルを作成することができる。
【0088】
[0094] 第1のモデルでは、WTRUが202と全く同じように上位層から伝送のためのデータパケットを受信することができる。本明細書に記載の判断基準に基づき、WTRUは203と全く同じように或る伝送の種類又は別の伝送の種類に関連する論理チャネルにデータパケットを送信することに決めることができる。その場合、判断は上位層からのパケットの到着時にWTRUによって行われ得る。
【0089】
[0095] WTRUは伝送の種類xを使用することに決めるパケットを受信し得るが、伝送の種類xについて活性状態にある適切な論理チャネルを有さない場合がある。その場合、WTRUはモードxに関連する新たな論理チャネルを作成することができる。或いは又は関連して、WTRUは例えばMAC CE、RRCメッセージの伝送又はUu PHYチャネル伝送(例えばSR、PUCCH等)により、ネットワークから新たな論理チャネルを作成する必要性を示すことができる。この決定及び新たな論理チャネルの作成は203で行われ得る。
【0090】
[0096] WTRUは、本明細書で論じる判断基準の1つが満たされ且つ伝送の種類に関して論理チャネルが存在しないこと(例えば論理チャネルの作成)又は基準が全てのデータが単一の伝送の種類だけを使用して伝送されるものであること(論理チャネルの除去)、伝送の種類に関連する論理チャネルがある一部の種類のデータ(例えば特定のQoS又はVQI)をその伝送の種類にもはやマッピングできないこと(例えば論理チャネルの除去)、本明細書で論じた一定の伝送の種類にマップするパケットを(予め)構成された期間にわたってWTRUが受信しないこと、及び/又はネットワークによって情報提供/再構成されることのうちの何れかに基づいて、伝送の種類に関連する論理チャネルの作成/除去を決定することができる。この論理チャネルの作成/除去は、変更を促す状況に応じて203又は205で行われ得る。
【0091】
[0097] 第2のモデルでは、WTRUが或る伝送の種類から別の伝送の種類に論理チャネルを移すことができる。このモデルは、伝送の種類に対する固定された論理チャネルの第1のモデルと組み合わせて使用することができる。伝送の種類が変化し得る205において等、又は伝送の種類が受信データパケットに関連するパラメータに基づいて変化し得る203において等、ここでは所与の期間にわたってのみ或る伝送の種類であるように論理チャネルを構成することができる。WTRUは、例えば本明細書で論じる基準に基づいて或る伝送の種類から別の伝送の種類に論理チャネルを移すことに決めることができる。このモデルでは、特定のデータパケットを伝送するためにどの伝送モードを使用すべきかの判断は、上位層からのデータの到着時に行うことができ(例えば新たなデータの到着が或る伝送の種類から別の伝送の種類に論理チャネルを変更させる場合)、又は現在の及び将来のパケットに基づいて周期的に、又はWTRUにおいてトリガされ且つ本明細書で論じる基準によって定められる何らかのイベント(例えば測定が何らかの基準を満たすこと等)に基づいて行うことができる。
【0092】
[0098] 例えばモード1/モード2の場合、WTRUはモード1だけを使用する1組の論理チャネル及びモード2だけを使用する論理チャネルを作成することができ又はそれらの論理チャネルによって構成され得る。加えてWTRUは、所与の時点において単一の資源選択モード(モード1又はモード2)を使用し得るが、或るモードから別のモードへと変更することができる論理チャネルを作成することができ又はそれらの論理チャネルによって構成され得る。WTRUは、論理チャネルに対する(例えばQoSに基づく)データのマッピングによって構成され得る。加えてWTRUは、周期的に又は下位層から受信されるトリガに基づき、或る伝送の種類を用いた伝送から別の伝送の種類を用いた伝送へと1つ又は複数の論理チャネルを移すことに決めることができる。
【0093】
[0099] WTRUは、或る伝送の種類から別の伝送の種類に変更することができる最大数のかかる論理チャネルによって構成され得る。WTRUは、その間論理チャネルが自らの伝送の種類を変更することができる間隔又は期間によって更に構成され得る。とりわけWTRUは、定められた期間においてのみ、(例えば本明細書で論じる基準に基づく)そのような「変動」論理チャネルごとの判断基準の評価を行うことができる。WTRUは論理チャネルの伝送の種類を決めるために前回の変更間隔にわたって入手可能な情報を更に使用することができる。
【0094】
[0100] このモデルにおけるWTRUは、論理チャネルの伝送の種類を切り替えるための本明細書で定める判断基準を、単純に特定のデータパケットのQoS/VQIではなく、この論理チャネルにマップされるQoS/VQIにのみ適用することができる。とりわけ、WTRUはVQI又は1組のVQIごとに論理チャネルを作成するように構成され得る。WTRUは、この論理チャネルにマップされるQoS/VQIだけを検討することにより、データの種類又はQoSに依存する本明細書で定める判断を適用することができる。
【0095】
[0101] 第3のモデルでは、論理チャネルが複数の伝送モードに関連し得る。このモデルは、伝送の種類に対する固定された論理チャネルの第1のモデル化と組み合わせて使用することができる。ここでは論理チャネルが複数の伝送モードで構成され得る。かかるモデル化では、WTRUはことによると対照的に上位層からのデータの受信時ではなく、204等におけるデータの伝送時に使用すべき特定の伝送モードを決定することができる。
【0096】
[0102] 例えばLTE RAT及びNR RATの場合、WTRUは201と全く同じようにLTE RAT上で送信される1組の論理チャネル、及びNR RAT上で設定される1組の論理チャネルを作成し又はそれらのチャネルで構成され得る。WTRUは両方のRATに関連する1つ又は複数の論理チャネルで更に構成されてもよく又はかかる論理チャネルを更に作成し得る。かかる例では、WTRUが202と全く同じように上位層からパケットを受信し、本明細書に記載の判断基準に基づいてそのパケットをLTE RAT又はNR RAT論理チャネルに送信することができる。加えてWTRUは、LTE RAT及びNR RATの両方にマップされる論理チャネルに特定のパケットを送信することに決めることができる。論理チャネルに対する実際のデータのマッピングを204等の伝送時に行うことができる。
【0097】
[0103] 図3は、条件が変化したときのデータ処理の一例を示す図である。この例では、WTRUがモード1及びモード2等の様々な伝送の種類を扱っている可能性がある。時間は水平に進行し、2つの異なる時点を区別するために301の時間T1及び302の時間T2を図示する。WTRUの一般的な伝送状況では、WTRUが1組の論理チャネル(例えばLCH1~4)によって構成され得る。WTRUは伝送の種類に論理チャネルを指定するように命令されてもよく、又は自ら決定することができる。真ん中の区間312で、この例は論理チャネルLCH1及びLCH2がT1においてモード1に関連し、論理チャネルLCH3及びLCH4がT1においてモード2に関連することを示す。データパケットが上位層から受信され、伝送の種類に関係する判断基準に基づいて論理チャネルに指定される。論理チャネルLCH1がT2においてモード2に変更される312で示すように、T1及びT2における又はT1とT2との間の何らかの時点において、論理チャネルに指定された伝送の種類をWTRUが変更することを何らかの条件(例えば無線条件の変化)が促し得る。この図面について本明細書で更に説明する場合がある。
【0098】
[0104] 同時のWTRU動作におけるデータの伝送の種類を決定するために、伝送の種類を選択するための条件及び/又は判断基準並びにWTRUアクションがあり得る。WTRUは、表1に列挙する要素の1つ又は複数(例えば組み合わせ)に基づいてサイドリンクデータのための伝送の種類を選択することができる。列挙する基準は条件と見なすこともでき、条件はそれに関連するパラメータを有し得る。
【0099】
【表1】
【0100】
【表2】
【0101】
[0105] これらの基準は網羅的な一覧であることは意図せず、伝送の種類の選択を決定するために一定の状況において有用であり得る基準の種類及び性質を広く表し得る。
【0102】
[0106] 伝送に利用可能なデータの特性に基づいて伝送されるデータの伝送の種類をWTRUが決定する基準状況では、WTRUは伝送されるデータのQoS要件に基づいてデータの伝送の種類を選択することができる。例えばWTRUは、データに関連するQoSパラメータ(例えばVQI、PPPP、PPPR、遅延、信頼性、範囲等)と伝送モードとの(予め)構成されたマッピングに基づいてパケットの伝送モード(例えばモード1対モード2)を選択することができる。
【0103】
[0107] この状況の一例では、WTRUがモード1/モード2を使用してパケットを伝送すべき1組のVQIを用いて、又はそれよりも上/下でモード1/モード2を使用してパケットを伝送すべきVQIの閾値を用いてWTRUを(予め)構成することができる。条件を満たすVQIによってパケットが受信されタグ付けされる場合、WTRUはモード1/モード2を使用してパケットを伝送することができる。さもなければ、WTRUはモード2/モード1を使用してパケットを伝送することができる。
【0104】
[0108] この状況の別の例では、WTRUは伝送のためのRATを各RATに関連するCBRの測定に加えてそのRATに関連するVQIに基づいて選択することができる。とりわけWTRUは、VQI及びCBR(例えばLTE CBR又はNR CBR)についての(予め)構成されたテーブル又はRAT間のCBRの差に基づいて伝送のためのRATを選択することができる。CBRが高くない限り又はLTE CBRよりも著しく高くない限り、WTRUはNR RATを適合させることができる一定の伝送に使用されるようにNR RATを優先させることができる。そのように優先させることは、WTRUにおいて(予め)構成されるVQI/CBRのテーブルに基づくRATの選択に組み込むことができる。
【0105】
[0109] 伝送の頻度及び/又はサイズに基づいて伝送されるデータの伝送の種類をWTRUが決定する基準状況では。とりわけWTRUは、伝送の頻度(即ち周期的又は非周期的及び伝送の周期性)及び/又はメッセージのサイズ(例えば最大メッセージサイズ、最小メッセージサイズ、平均メッセージサイズ等)に基づいて伝送の種類を決定することができる。例えばWTRUは、ことによると他の条件(例えばCBRが閾値を上回る/下回る周期的伝送)と組み合わせて、周期的伝送にモード2を使用するように構成され得る。同様にWTRUは、(例えばSLRBに関する)平均/最小/最大メッセージサイズが閾値を上回る場合はモード1を使用するように構成され得る。
【0106】
[0110] サイドリンクセッションの特性に基づいて伝送されるデータの伝送の種類をWTRUが決定する基準状況では。一例では、WTRUはサイドリンクグループキャストのグループサイズに基づいて伝送の種類を決定することができる。例えば多数のメンバを有するグループではモード1を使用するようにWTRUを構成することができ、それにより全ての受信機WTRUからのフィードバック資源がネットワークによって割り当てられ得る。同様に、グループサイズが小さい場合はサイドリンクグループキャストにモード2を使用するようにWTRUを構成することができる。ここでは送信機WTRUが受信機WTRUのそれぞれに対してフィードバック資源を割り当てることができる。伝送の種類を決定するためにHARQフィードバックメカニズムを使用することもできる。HARQ NACKだけのメカニズムでは、受信機WTRUはNACKメッセージについてのみフィードバック資源を共有することができる。こうしてサイドリンクグループキャストにモード2を使用するようにWTRUを構成することができる。HARQ ACK/NACKメカニズムが使用される場合、サイドリンクグループキャストにモード1を使用するようにWTRUを構成することができる。
【0107】
[0111] 伝送の種類に関して十分な資源を利用できる可用性に基づいてデータの伝送の種類をWTRUが決定する基準状況では、かかる決定が伝送側WTRUによって決定される以下の何れか、又はピアWTRU(例えば伝送側WTRUとユニキャストリンクにあるWTRU)によって決定され、伝送側WTRUに示され得る以下の何れかに基づくことができる:ことによると特定のRAT及び/又は特定のキャストの種類に関連し且つデータの到着に関して許容可能なタイミング/遅延を有するSR資源の可用性、(例えばデータの到着を示すための)BSRの伝送のための許容可能なタイミング/遅延を有する利用可能なアップリンク資源、ことによると特定の要件又は特定の論理チャネルに関連する、データの伝送のための許容可能なタイミング/遅延を有する利用可能な周期的資源、一部のデータの周期性、オフセット、パケットサイズの変化をWTRUが検出すること(例えばWTRUは一部のデータの周期性、オフセット、又はパケットサイズの変化を検出するとき一定の時間にわたってモード2伝送に変更することができる)、ことによるとデータに関連するQoS要件と組み合わせた特定の種類の利用可能なSLグラント、何れかの伝送の種類に関してネットワークによって構成される資源量(例えばWTRUは何れかの伝送の種類に関してネットワークによって構成される資源量に基づいて伝送の種類を決定し、かかる判断は両方の種類において均等な資源割合を使用するように行われ得る)、及び/又はモード2資源選択を使用して十分な資源を選択できないこと若しくはモード2資源選択の失敗。
【0108】
[0112] 特定の種類の利用可能なSLグラントに関して、どのグラントが時間の点で最初に利用できるのか、及びどのグラントがデータの要件を満たす特性(例えばグラントサイズ、伝送のためのMCS、構成された再伝送の回数)を有するのかに応じて、WTRUは低遅延要件を有するデータ伝送のためにLTEグラント又はNRグラントを(両方のグラントが利用可能だと想定して)使用するよう選択することができる。かかるグラントはモード2/4グラント又はモード1/3グラントであり得る。
【0109】
[0113] 十分な資源を選択できないことに関して、WTRUは以下の理由の何れかによって失敗する可能性がある資源選択手続きの後で一部のデータ伝送にモード1を使用することに決めてもよく、以下の理由とはつまり、例えば伝送のために選択される利用可能資源の1つ/更に多く/全てがLBTに失敗すること(例えばクリアチャネル評価中に占有されていること)により、又は失敗の回数若しくはバックオフ時間の数/量がことによるとパケットの所要の遅延に関係する閾値を上回ることにより、或る期間後に又は数回の試行後にLBTによってモード2資源を取得できないこと、資源選択時に決定される又は周期的に決定される、伝送に利用できると見なされるモード2資源の数が(予め)構成され又は定められた閾値を下回ることであって、モード2資源の可用性を決定することはSCIのような伝送によって事前に予約されている資源を除外すること及び/又はPSSCH/PSCCH上のRSRP/RSSIの測定を含み得る、閾値を下回ること、モード2dに関してWTRUをスケジューリングすることが或る期間中にできない若しくは到達できないこと、及び/又はことによると伝送されるデータと共に使用するための、WTRUに対して構成される資源パターンの1つ/更に多く/全てが利用できない又は伝送されるデータの遅延要件を満たさないことである。
【0110】
[0114] 十分な資源を選択できないことに更に関して、WTRUは何れかのRAT上で成功裏と見なされた、ことによると最近の資源割り当て数に基づいてNR RATを使用するか又はLTE RATを使用するかを決めることができる。とりわけWTRUは、資源選択中に資源のx%が利用可能だと判定された各RAT上の資源選択手続きの数又は比率を測定することができ、その数又は比率が最小であるRATを選択することができる。
【0111】
[0115] 十分な資源を選択できないことに更に関して、資源選択は伝送側WTRUにおいて決定される検知結果及び/又は測定、又はピアWTRUによって与えられる検知結果及び/又は測定に基づき得る。
【0112】
[0116] 十分な資源を選択できないことに更に関して、WTRUはキャリア選択を行い、許可された/選択されたキャリアの数が一定数(この数は伝送されるデータのベアラ/フロー/VQIに関係し得る)を下回る場合、資源選択に関して不十分な資源を判定し得る。
【0113】
[0117] 資源の可用性に基づいて伝送の種類を決定することに関係する或るシナリオでは、SR/BSR資源が利用できない又はタイミング要件を満たさない場合にWTRUはモード2を使用することができる。WTRUは、伝送されるデータのタイミング要件を満たすために利用可能なSR資源で構成されている場合、又はデータを伝送するのに十分な時間内にBSR伝送のためのグラントを得ることができる場合、モード1伝送を使用することができる。WTRUが十分なSR資源で構成されていない場合、又はBSR及びその後のサイドリンクデータを伝送するためのWTRUによって決定される遅延がデータ伝送自体の遅延要件よりも大きい場合、WTRUはモード2資源(例えばフォワードブッキングされた資源又は単発の資源)を使用することができる。上記の理由からモード1を使用できないと判定すると、WTRUはモード2資源選択を行うことができ、又は既存のモード2のグラント(例えば周期的に発生する資源)上で前述のデータの伝送を優先させることができる。
【0114】
[0118] 資源の可用性に基づいて伝送の種類を決定することに関係する或るシナリオでは、LTE RATのためのSR/BSR資源が利用できない又はタイミング要件を満たさない場合にWTRUはNR RATを使用することができる。モード1のNRをモード3のLTEと同時に使用するように構成されるWTRUの例では、各RATに固有のSR資源によってWTRUを構成することができる。WTRUは、ことによると構成された規則と組み合わせて、LTE RAT SRに対するNR RAT SRのタイミングに基づいてパケットを伝送するサイドリンクRATを決定することができる。とりわけ所要の遅延のうちにWTRUがパケットを伝送することをLTE/NR RAT上のSR構成が認める限り、WTRUはLTE/NR RAT上でことによると特定のサービス、キャスト等に関連するデータを伝送するように構成され得る。パケットが到着し、パケットの遅延が守られないようにLTE/NR RAT SRが構成される場合、WTRUは代わりにNR/LTE RAT上でパケットを伝送することができる。WTRUは関連データのためにネットワークにNR/LTE SRを伝送し、将来のNR/LTEグラント上で多重化されるデータ内にそのデータを含めることができる。
【0115】
[0119] 資源の可用性に基づいて伝送の種類を決定することに関係する或るシナリオでは、モード2を使用する資源選択がタイミング要件を満たさない場合にWTRUがモード1を使用することができる。一例では、WTRUは特定のベアラ/フローに関連する又は特定のVQIに関連するデータにモード2資源選択を使用するように構成され得る。かかるベアラ/フロー/VQIのデータに対して実行される(予め)構成された又は定められた資源選択の試みの1つ又は幾つかがデータのQoS要件(例えば遅延、信頼性)を満たす資源を選択できない場合、WTRUは前述のベアラ/フロー/VQIにモード1を使用するように更に構成され得る。例えば資源選択は、LTEのものと同様の検知手続きを必要とし得る。特定のVQIでは、WTRUは利用可能資源のうちの(予め)構成されたパーセンテージXが利用可能であることを必要とし得る。資源のXパーセントが利用できると判定されていないプロセスの資源選択を行うWTRUは、前述のデータパケットをモード1上で伝送することができる。或いはWTRUは、ことによると特定のベアラ/フロー/VQIに関連するそのような失敗した資源選択の試行回数のカウントを維持し、連続した又は構成された時間内の失敗した資源選択の試行回数が一定量を上回る場合にベアラ/フロー/VQIをモード1上で伝送することに決めることができる。
【0116】
[0120] (予め)構成されたタイマ、モード2を用いた他のベアラ/フロー/VQIに関する1回又は複数回の成功裏の資源選択の指示、及び/又はモード2プール上の輻輳の測度が構成された閾値未満に変化することのうちの何れかによって決定され得る期間にわたり、前述のベアラ/フロー/VQIがモード2で構成されていても、上記のシナリオにおけるWTRUはモード1を使用してベアラ/フロー/VQIを伝送し続けることができる。
【0117】
[0121] 資源の可用性に基づいて伝送の種類を決定することに関係する或るシナリオでは、WTRUはモード2資源プールのサイズ/構成に基づいて伝送モードを選択することができる。一例では、WTRUはモード2資源プールの構成に基づいて特定の種類のデータの伝送にモード1又はモード2を使用することを選ぶことができる。とりわけモード2資源プールにおけるSL伝送のために構成されるスロット間の時間が閾値よりも小さい場合、WTRUは特定のVQIに関連する伝送にモード2を使用することができ、かかる閾値は伝送されるデータのVQI又は遅延要件に更に関連し得る。別の例では、モード2を使用するデータの量又は比率がモード2伝送のためにネットワークによって構成されるプールのサイズに比例するやり方でWTRUがデータのモード1伝送又はモード2伝送を使用することができる。
【0118】
[0122] 資源の可用性に基づいて伝送の種類を決定することに関係する或るシナリオでは、WTRUは周期性/オフセット/サイズ又は周期的データの変化を検出するとき、伝送モードを変更することができる。一例では、WTRUは、自らの伝送の周期性/タイミング/オフセットの変化を検出するとき、モード2を使用して一部のデータを送信することができる。WTRUは、SPS構成に関連するデータの遅延要件を満たすようにSPS資源を調節するためにWTRU支援情報を時間通りに送信できないとき、そのようなモードの切り替えを行うことを更に決めることができる。WTRUは、(例えばサイズの変化の場合)SPS構成にマップされるデータの一部だけをモード2を使用して送信することができる。周期性/タイミング/オフセットの変化を検出すると、WTRUはSPS資源を利用するデータの全て又は一部を送信することを決めることができる。WTRUは、SPS構成に関連するWTRU支援情報を引き続き送信することができる。新たな周期性/オフセット/サイズの要件を満たすようにネットワークがSPS構成を再構成した後、WTRUはモード1SPS資源の使用を再開することができる。
【0119】
[0123] WTRUがネットワークの決定に基づいて伝送の種類を決定し得る基準状況では、RRC構成、DCI、及び/又はMAC CEのうちの何れかに基づいて、ネットワークがWTRUに伝送の種類を明示的に又は暗黙的に示すことができる。
【0120】
[0124] RRC構成に関して、一例ではWTRUは、ことによると一定の種類のデータに関連する特定の伝送の種類を使用するように明示的に構成することができ、別の例ではWTRUは、SPSプロセスのためのSPS再構成を受信することができる(例えばタイプ1又はタイプ2構成グラント)。再構成に関連するグラントサイズがWTRU支援情報内の要求グラントサイズよりも小さい場合、WTRUはモード2を使用して、残りのデータ(例えばWTRU支援情報内で要求されるグラントサイズとネットワークによって提供される実際のSPSグラントサイズとの差)を伝送することができる。
【0121】
[0125] DCIに関して、一例ではBSR内の量報告の一定部分だけがモード1を使用してネットワークによって処理されるというDCI内の指示をWTRUが受信し得る。次いでWTRUはモード2を利用して、BSR内でバッファ状態を最初に送信した自らのバッファ内の残りのデータを伝送することができる。
【0122】
[0126] MAC CEに関して、一例では或る伝送の種類を使用することから別の伝送の種類を使用することへと論理チャネルを変更すべきであることを示すMAC CEをWTRUが受信し得る。
【0123】
[0127] WTRUがUuカバレッジ又はUu限定エリアに基づいて伝送の種類を決定し得る基準状況では、その決定がことによると他のWTRUのUuカバレッジに対するWTRUのUuカバレッジに基づき得る。WTRUによるUuカバレッジの決定は1つ又は複数の要素を含み得る。
【0124】
[0128] 或る要素では、WTRUがカバレッジ内又はカバレッジ外にある間にV2X通信を行うかどうかの判定があり得る。とりわけWTRUは、当のWTRU又は他の関係するWTRU(例えばユニキャスト/グループキャストリンクの宛先)がカバレッジ内にあるかカバレッジ外にあるかに応じて、ことによると一部の種類のデータの伝送の種類を選択することができる。
【0125】
[0129] 別の要素では、Uu RSRP等、WTRUのUuの品質の検討があり得る。とりわけWTRUは、測定したUu RSRPが閾値を上回ること又は下回ることに基づき、ことによると一部の種類のデータの伝送の種類を選択することができる。
【0126】
[0130] 別の要素では、WTRUに関するシステム情報有効エリアの検討があり得る。とりわけWTRUは、WTRUとピアWTRUとが同じ/異なるシステム情報有効エリアを有するかどうかに基づき、ことによると一部のデータの伝送の種類を選択することができる。
【0127】
[0131] Uuカバレッジ又は限定エリアに関係する或るシナリオでは、同じgNB/SysInfoArea/PLMNによってWTRUがサービス提供される限り、WTRUはユニキャストにモード1を使用することができる。一例では、ユニキャスト/グループキャスト伝送に関与するWTRUが全て同じgNB、同じPLMN、同じシステム情報エリア等のカバレッジ内にある場合又はカバレッジ下にある場合、ユニキャスト/グループキャスト伝送にモード1を使用するようにWTRUを構成することができる。WTRUの何れかがカバレッジ外に移動するとき、WTRUはモード1を使用する進行中のユニキャスト伝送をモード2に移すことができる。
【0128】
[0132] 一部の事例では、WTRUはカバレッジ内とカバレッジ外との間の変化の指示を伝送することができ、又はサービス提供されるgNB/PLMN/SysInfoArea及び/又はサービスgNB/PLMN/SysInfoAreaの変化の指示を伝送することができる。そのような変化の指示の伝送はWTRUによってブロードキャストされてもよく、又はユニキャスト/グループキャスト内でWTRUが現在通信しているWTRUに対してのみユニキャスト/グループキャスト伝送を使用して伝送され得る。そのような変化の指示の伝送はPSCCH、SL-MIB、又はPSSCH上で伝送され得る。PSSCH伝送はMAC CE又はSL-RRCメッセージの形を取り得る。WTRUは、新たにサービス提供されるgNB、PLMN、又はSysInfoAreaを指示と共に含めることができ、又はWTRUがカバレッジ内にあるのかカバレッジ外にあるのかを指示に含めることができ、及び/又はWTRUがキャンプ/接続されるgNBの任意のUu測定を含めることができる。WTRUは付近のgNBの測定をかかる指示に更に含めることができる。
【0129】
[0133] WTRUは、上記と同様の方法に従ってスケジューラWTRU又はヘッドWTRUの変化の指示を伝送することができる。
【0130】
[0134] 指示を受信するWTRUは、自らのUu接続状態及び指示内の情報に基づいてモード1伝送とモード2伝送との間の変更を決めることができる。とりわけ或るgNBのカバレッジ内の第1のWTRUは、第2のWTRUも同じgNBのカバレッジ内にあることを示す指示を第2のWTRUから受信するとき、ユニキャスト内でその第2のWTRUにモード1を使用して伝送することに決めることができる。或いは第2のWTRUが異なるgNB又はgNBの既定の一覧の一部でないgNBのカバレッジ内にあることを示す指示を第1のWTRUが第2のWTRUから受信する場合、第1のWTRUはその第2のWTRUに対する伝送モード1のユニキャストからモード2のユニキャストへと変更することができる。
【0131】
[0135] Uuカバレッジ又は限定エリアに関係する或るシナリオでは、Uu RSRPが閾値を上回る限りWTRUがモード1を使用することができる。一例では、WTRUによって測定されるUu RSRPが(予め)構成された閾値を上回る限り、WTRUはことによると一定の種類のデータに対してモード1を使用するように構成され得る。さもなければWTRUはモード2を使用することができる。加えてWTRUは異なるベアラ/フロー/VQIに関連する異なるRSRP閾値で構成することができ、特定のフロー/ベアラ/VQIに対して、UuのRSRPがそのフロー/ベアラ/VQIに関連する閾値を上回る場合にモード1を使用することを選ぶことができる。加えて、かかる閾値は更に速度に依存し得る。
【0132】
[0136] WTRUがサービスの種類に基づいて伝送の種類を決定し得る基準状況では、WTRUは伝送データのサービスの種類に基づいてサイドリンクデータに使用される伝送の種類を決定することができる。伝送モード(例えばモード1又はモード2)に対する宛先IDのRRCマッピング又は上位層によって提供されるマッピング、RAT(LTE RAT又はNR RAT)に対する宛先IDのRRCマッピング又は上位層によって提供されるマッピング等、伝送の種類に対するサービスの種類のマッピングでWTRUを(予め)構成することができ、上記のマッピングに基づいてWTRUはサイドリンク上でパケットを伝送するための伝送モード及び/又はRATを選択することができる。加えて、上記のマッピングは本明細書で論じる他の要素に更に依存し得る。例えばWTRUは、測定CBRの範囲ごとの伝送モードに対する宛先IDのマッピングで構成することができ、及び/又は様々な区域若しくは地理的位置について構成されるマッピングを有することができ、各CBR及び/又は地理的領域の下でかかるマッピングを守ることができる。
【0133】
[0137] WTRUがサイドリンクの負荷若しくは品質の測定及び/又は資源の可用性に基づいてサイドリンクデータに使用される伝送の種類を決定し得る基準状況では、他の伝送の種類に関連するサイドリンクの負荷又は品質のそのような測定の比較にかかる判断が更に依存し得る。WTRUは、最低の負荷/最良の品質に基づいて伝送の種類を選択することができ、又は1つの伝送の種類をその伝送の種類に関連する負荷が一定の閾値を下回る限り、又はその伝送の種類の品質が一定の閾値を上回る限り、選択することができる。
【0134】
[0138] WTRUは、プール、資源パターン、又はBWPに関するチャネルビジー率(CBR)の測定、ことによると1つ又は複数のプール、資源パターン、若しくはBWPに関連するWTRU自らのチャネル占有率(CR)、ことによると1つ又は複数のプール、資源パターン、若しくはBWP、又は自らの伝送のためにWTRUによって選択される資源に対応し得るそれらのもののサブセットに関連するサイドリンク資源のRSSI測定、WTRUが現在ユニキャスト/グループキャストリンクにあるWTRU等の1つ又は複数の関係するWTRUによって伝送されるPSSCH、フィードバックチャネル、同期信号、又は参照信号等のサイドリンクチャネルのRSCP測定、エリア内のWTRUの推定数、構成されたキャリア/BWP/資源プールの数、及び/又は受信されるプリエンプション信号の検出のうちの何れか又は組み合わせの測度に基づいて伝送の種類の判断に根拠を持たせることができる。
【0135】
[0139] 一例では、NR RAT内のモード2プール及びLTE RAT内のモード4プールのCBRを測定するようにWTRUを構成することができる。WTRUはそのCBRの測定に基づいて自らのデータの一部又は全てを伝送するためのRATを決定することができ、より低いCBRを有するRAT内で伝送することに決めることができ、又は伝送のRATが他のRAT上で測定されるCBRの閾値未満のCBRを有する場合、そのRATを変更することができる。LTE CBRとNR CBRとを平等に比較することができるように、LTE CBRをNR CBRに又はその逆に変換するための規則でWTRUを更に構成することができる。
【0136】
[0140] 別の例では、WTRUはモード2プールのCBR及び/又はCRを測定するように構成されることができ、モード2プールのCBR及び/又はCRが(予め)構成された閾値を上回る場合に、モード1を使用して自らのデータの一部又は全てを伝送することができる。
【0137】
[0141] 別の例では、第1のWTRUがユニキャストで構成される相手の第2のWTRUから受信されるサイドリンク参照信号のRSRPを測定するように、第1のWTRUを構成することができる。一定の種類のデータでは、RS-RSRPが一定の閾値を上回る場合にのみユニキャストの伝送の種類を使用してそのデータを伝送するように、第1のWTRUを構成することができる。第1のWTRUは、1つが(例えばフィードバックチャネル、HARQ等によって構成される)ユニキャストリンクを使用し、もう1つがSLブロードキャストメカニズムを使用する、第2のWTRUへのデータ又はサービスの伝送に関連する別個の論理チャネルを更に維持することができる。RS-RSRPが一定の閾値を上回る場合、第1のWTRUはユニキャストリンクを使用して他の特定のWTRU及び/又はサービス行きのパケットを送信することができる。かかる手法の1つの利点は、eMBB型データについて多数のHARQ再伝送を限定するが、URLLC型データに対してHARQ型伝送を引き続き適用することである。
【0138】
[0142] 別の例では、伝送に利用可能な各々のRAT上のキャリアの数に基づき、ことによると(例えば特定のQoSに関連する)特定のサービス又は伝送の種類に関する伝送のためのRATを選択するようにWTRUを構成することができる。とりわけWTRUは、別のRATと比較して或るRAT上でより多い数のキャリアが使用可能であることに基づき、サービス又はデータの種類に関するRATを選択することができる。WTRUはサービス又はデータの種類に対してRAT上で使用可能なキャリアの数を、そのサービスのためにそのRAT上での伝送に関して構成されるキャリア及び/又は各RAT上のWTRUのキャリア能力に基づいて決定することができる。
【0139】
[0143] 別の例では、WTRUは別のWTRUからプリエンプション信号を受信した後で自らのデータの一部又は全ての伝送にモード1を使用することができる。かかるプリエンプション信号は、どのデータがモード1伝送を利用すべきかを更に示し得る。WTRUは、(予め)構成された期間又はプリエンプション信号内で指示される期間にわたってモード1伝送を使用し続けることができる。NR RATからLTE RATへの変更又はユニキャストからブロードキャストへの変更にもプリエンプションに関係する同じ例及びWTRUの挙動が使用され得る。
【0140】
[0144] 一般性を失うことなく、これらの状況に関係する上記の手法は本明細書に記載の他の手法と組み合わせることができる。例えばWTRUは、モード2サイドリンクプール上のUu RSRPの比較及びCBRの測定に基づいて特定のデータに関してモード1伝送及びモード2伝送から選択することができる。とりわけWTRUは、Uu RSRPが特定の閾値未満であり且つモード2伝送プールのCBRが別の特定の閾値未満である場合にモード2を使用する伝送の種類を選択することができる。或いはWTRUはモード1を使用する伝送の種類を選択することができる。
【0141】
[0145] WTRUがことによるとRRCタイマの状態と組み合わせてUu RRC状態に基づいて伝送の種類を決定し得る基準状況では、或るRRC状態(例えばRRC_CONNECTED、RRC_IDLE、RRC_INACTIVE)から別のRRC状態にWTRUが移行すること(例えばWTRUはRRC_CONNECTEDに移行するとき一定の種類のデータのユニキャスト伝送に変更し得るが、RRC_IDLE及びRRC_INACTIVEにおいてブロードキャスト伝送を使用することができる)、WTRUがこれだけに限定されないがRLF、BFR、アクセス規制等に関係するタイマ等のRRCに関係するタイマを開始することのうちの何れかに基づき、WTRUは伝送の種類を選択するか又は伝送の種類を変更することができる。RRCに関係するタイマに関して、WTRUは一例ではT310の開始時に(例えばPCellに関するPHY層の問題の検出時に)モード2伝送に変更することができ、(例えばN311連続同期指示を下位層から受信することにより)T310の停止時にモード1伝送を再開することができる。RRCに関係するタイマに関する別の例では、WTRUはT310の開始時に(例えばPCellに関するPHY層の問題の検出時に)ブロードキャスト伝送に変更することができ、(例えばN311連続同期指示を下位層から受信することにより)T310の停止時にモード1伝送を再開することができる。RRCに関係するタイマに関する別の例では、T309が実行されている(例えばアクセス試行が規制される間は一部の又は全てのSL伝送にモード2伝送を使用することができる。RRCに関係するタイマに関する別の例では、ユニキャスト伝送中にビーム障害が発生する場合に、WTRUはブロードキャスト伝送を使用してユニキャストを伝送することができる。
【0142】
[0146] WTRUがWTRUの動特性に基づいて伝送の種類を決定し得る基準状況では、WTRUはWTRUの測定速度、WTRUの絶対位置、別のWTRUに対するWTRUの相対位置、別のWTRUに対するWTRUの相対速度、別のWTRUに対するWTRUの相対方向、及び/又は速度/位置/方向の何れかの変化をWTRUが検出すること(例えば速度/位置/方向の何れかの検出された変化がある場合、WTRUは(例えばタイマに基づいて)伝送の種類を一時的に使用する)のうちの何れか又は組み合わせに基づいて、一部のデータの伝送の種類を選択することができる。
【0143】
[0147] 一例ではWTRUは、WTRUの速度が閾値未満である限りユニキャストリンクを使用してことによると特定のWTRU行きの一定のデータを伝送するように構成することができ、さもなければブロードキャストを使用してデータを伝送することができる。
【0144】
[0148] 別の例ではWTRUは、WTRUの速度が(予め)構成された閾値未満である場合に一部/全てのデータにモード1を使用するように構成することができ、さもなければモード2を使用することができる。
【0145】
[0149] 別の例では第1のWTRUは、第1のWTRUと第2のWTRU(例えば第2のWTRUは第1のWTRUの通信相手である)との間の距離が(予め)構成された閾値又は伝送されているデータの特性(例えばQoS)に依存する何らかの閾値未満である場合にユニキャスト伝送を使用するように構成することができる。
【0146】
[0150] この状況では、WTRUは自らの位置、速度、又は方向についての周期的なサイドリンク伝送を行うことができる。かかる伝送はPSCCH、SL-MIB、又はPSSCH上で行われ得る。PSSCH上でのかかる情報の伝送はMAC CE又はSL-RRCメッセージ内で行われ得る。この位置/速度/方向の伝送を受信するWTRUはその情報を自らの動特性(例えば車両動特性)に加えて使用して、(予め)構成された規則に基づいて伝送の種類を決定することができる。
【0147】
[0151] WTRUが別の伝送の種類のユーザに基づいて伝送の種類を決定し得る基準状況では、かかる判断が(予め)構成された制限に基づくことができ、かかる制限は本明細書に記載の種類選択用の任意の追加の手法/条件の組み合わせにおいて又はそれらの条件の下で適用され得る。例えばWTRUは、特定のQoSに関連するユニキャスト伝送を行うときにだけモード1を使用するように構成され得る。
【0148】
[0152] WTRUがキャリア/BWP/資源プールの制限に基づいて伝送の種類を決定し得る基準状況では、それらの基準に基づく特定の伝送の種類によってWTRUを(予め)構成することができる。例えばWTRUは第1のキャリア上でモード1を使用し、第2のキャリア上でモード2を使用するように構成され得る。或いはWTRUは、本明細書に記載の他の要素に基づいてキャリア上で或る伝送の種類を使用し、異なるキャリア上で別の伝送モードを使用することができる。例えばWTRUは、最大測定CBRを有するキャリア上でモード1を使用するように構成することができ、他のキャリア上でモード2を使用するように構成することができる。モード1を使用する(例えば最大CBRを有する)キャリアの数は、更に(予め)構成することができ、又はWTRUの能力によって決まることができ、又は特定のサービス(例えば宛先アドレス)に使用可能なキャリアの数であり得る。例えばモード1を使用する(例えば最大CBRに対応する)キャリアの数は、特定の宛先アドレスについて構成されるキャリアのパーセンテージとして定めることができ、及び/又はWTRUによってサポートされるキャリアの数として定めることができる。
【0149】
[0153] WTRUがそれぞれの種類に対して構成されるトラフィック量に基づいて伝送の種類を決定し得る基準状況では、かかる判断に使用されるトラフィックがWTRUの自らの伝送又は他のWTRUの伝送(例えばSCI伝送に基づいて検出される)で構成され得る。例えばWTRUは、等量の又は(予め)構成された比率のLTE SL伝送とNR SL伝送とを得るために伝送のためのRATを選択することができる。
【0150】
[0154] WTRUが伝送の種類の機会をネットワークに示し得る基準状況では、WTRUはWTRUのバッファ内にある一部の若しくは全てのデータ又はことによるとWTRUが受信する将来の一部の若しくは全てのデータに関する伝送の種類の変更をネットワークに示すことができる。WTRUは或る閾値によって更に構成することができ、その閾値を上回ると伝送の種類の変更が示され得る。この閾値は、或る伝送の種類から別の伝送の種類に移されるWTRUのバッファ内のデータ量、或る伝送の種類から別の伝送の種類に変更するVQI又はQoSレベルの数、一部のデータ)の伝送の種類の変更をもたらし得る測度(例えば利用可能な資源の量、RSSI、SCI RSCP)の変化量、及び/又は一定のデータの伝送の種類の変更を決定する他の値若しくは測度のうちの1つ又は複数に基づき得る。
【0151】
[0155] WTRUは、専用SR又はPUCCH、RACH(例えばRACH手続きにおける伝送の種類の変更の情報を伴う2ステップRACH)、BSR又は新たなMAC CE等のMAC CE、RRCメッセージ、MSG3又はMSG5内で提供される新たな原因値又は指示による接続の確立及び/又は再開(例えばWTRUはRRC接続を開始し、伝送の種類の変更に関連する情報を接続の確立中に提供することができる)のうちの1つ又は複数を使用して伝送の種類の変更を示すことができる。
【0152】
[0156] WTRUが別のWTRUからモードの変更を受信することに基づいて伝送の種類を変更し得る基準状況では、第2のWTRUが第1のWTRU又は第1の1組のWTRUに伝送の種類の変更の指示を伝送することができる。例えば第2のWTRUは、伝送モードの指示(例えばモード1対モード2又はモード1/モード2への変更)を伝送することができる。第2のWTRUがモードの変更を決める場合、第2のWTRUはモードの変更の指示をPSCCH、PSSCH、又はSL-MIB上で伝送することができる。かかるモードの変更の指示は、第2のWTRUとユニキャスト/グループキャスト状態にある1組のWTRUにPSSCH上で伝送されるMAC CE又はSL-RRCメッセージの形を取り得る。第2のWTRUからモードの変更の指示を受信すると、第1のWTRUは他のWTRUの伝送モードと一致するように自らの伝送モードを変更することに決めることができる。とりわけ第2のWTRUがモード2を使用することを示すモード変更を、第1のWTRUがユニキャストリンクを有する第2のWTRUから受信する場合、第1のWTRUは、そのユニキャストリンクへの自らの伝送モードをモード1からモード2に変更することができる(例えばモード2を使用してそのユニキャストリンクに固有の全てのパケットを伝送することができる)。
【0153】
[0157] 一部の状況では、モードの選択に関してWTRUを構成することができる。一例では、SLRBのための許容可能な、所要の、又は好ましいモード又は伝送の種類(例えばモード1又はモード2)によってWTRUを構成することができる。とりわけSLRB又はLCHはモード1だけを使用するように構成することができ、又はモード2だけを使用するように構成することができる。加えてWTRUは、SLRBがモード1又はモード2を使用すべき条件によって構成され得る。かかる条件は、Uuの品質、SL信号の品質、SLRBのためのWTRUのバッファ内のデータ量、資源/キャリア/BWP、頻度/周期性、及び/又は伝送のサイズのうちの1つ又は複数に基づき得る。
【0154】
[0158] Uuの品質に関して、SLRBがモード1又はモード2を使用すべきUuの品質に関係する条件によってWTRUを構成することができる。Uuの信号品質は、現在のセル又は他のセルのセルレベルの測定(即ちRRMの測定)、及び/又は許容可能なUL出力(例えば出力ヘッドルーム)のうちの何れかによって決定され得る。例えばWTRUは自らのサービスセルの測定セル品質が閾値を上回る限りモード1を使用し、さもなければモード2を使用するように構成することができる。
【0155】
[0159] SLの信号品質に関して、SLRBがモード1又はモード2を使用すべきSLの品質に関係する条件によってWTRUを構成することができる。SL信号の品質は、WTRUが使用する伝送資源プールの輻輳の測度(例えばCBR)、サイドリンク上のHARQ成功率の測度(例えば或る期間にわたるNACKの数、連続したNACKの数、ACK/NACKの欠落の数)、CSI-RS、DMRS等の参照信号に関するチャネル品質の測度、SL CQI報告等のピアWTRUから報告される測定、許容可能なSL出力(例えば出力ヘッドルーム)、そのSLRBを含むユニキャストリンクに関連するSL RLM/RLFの状態(例えばRLFタイマが実行中かどうか、下位層からのIS/OOSの数、RLFのトリガ)、及び/又はことによると一定の時間バジェット内の構成された資源プールのサイズ、メトリクに関係する成功裏の資源選択(即ち遅延要件を満たすように資源選択を行うことができる)等のサイドリンク上の資源の可用性に基づいて決定され得る。例えばWTRUはCBRが閾値を下回る限りSLRBにモード2を使用する/選び、さもなければモード1を使用するように構成することができる。別の例では、ユニキャストリンクがRLFをトリガしていない限り又は実行中のRLFカウンタを有さない限りユニキャストリンクに関連するSLRBにモード2を使用する/選ぶように構成することができる。
【0156】
[0160] Uuの品質とSLの品質との組み合わせに関して、Uuの品質メトリク及びSLの品質メトリクの両方を含むに基づいて、モード1又はモード2を選ぶ又は使用するための条件によってWTRUを構成することができる。例えばかかる条件はCBRの測定とUuセルの測定との比較、かかる測度の差に基づき得る。
【0157】
[0161] SLRBのためのWTRUのバッファ内のデータ量に関して、SLRBのための保留中のデータ量が閾値を下回る限り或るモード(モード1又はモード2)を別のモードに優先して使用するための条件によってWTRUを構成することができる。かかる制限又は閾値はサイドリンク上の資源のサイズ(例えば伝送、HARQフィードバックのための資源量、又はそれらの資源上の測定された輻輳)に更に関係し得る。
【0158】
[0162] 資源/キャリア/BWP等に関して、WTRUによる伝送のために選択される値に基づく、及びこれらのそれぞれに対して使用可能な伝送モードの制限によって決定される条件があり得る。
【0159】
[0163] 一般性を失うことなく、上記の条件の何れかを組み合わせる条件が提供され得る。
【0160】
[0164] 先に述べたように、WTRUが同時動作を有する場合は伝送の種類に関連する1つ又は複数の論理チャネルがあり得るが、一部の事例では或る論理チャネルを別の論理チャネルに優先させることができる。WTRUは、伝送の種類ごとに少なくとも1つの別個の論理チャネル優先順位付け(LCP)手続きによって構成され得る。同時のモード1及びモード2によって動作するWTRUはネットワークからグラントを受信するときモード1に固有のLCP手続きを実行することができ、資源選択からのグラントが活性状態になるときモード2に固有のLCP手続きを実行することができること、同時のLTE及びNR伝送によって動作するWTRUは実行することができ、及びLTEキャリア上のグラントを処理するときLTE固有のLCP、NRキャリア上のグラントを処理するときNR固有のLCPを実行することができること、ユニキャスト及びグループキャストによって動作するWTRUはユニキャスト用のグラントを使用することに決める又は使用するように命令される場合はユニキャスト固有のLCPを実行することができ、グループキャスト用のグラントを使用することに決める又は使用するように命令される場合はブロードキャスト固有のLCPを実行すること等、かかる構成は異なる伝送の種類に適用可能であり得る。
【0161】
[0165] WTRUは、これだけに限定されないが、論理チャネルの優先順位付けの扱い(例えばLTEに関連するグラントは論理チャネルの選択基準としてPPPPを利用できる一方、NRに関連するグラントはVQI又はVQIから導出される優先順位及び遅延パラメータの両方を利用することができる)、それぞれの論理チャネルにおいて検討すべきデータ量の決定(例えばLTEに関連するグラントはその論理チャネル用のデータが枯渇するまでそれぞれの論理チャネルを処理できる一方、NRに関連するグラントは、論理チャネルがPDBに関連する場合、その論理チャネルに関連するPDBまでそれぞれの論理チャネルを処理することができる処理することができる)、及び/又はRLC SDUセグメンテーションに関連する規則(例えばLTEプロセスに関連するグラントはRLCセグメンテーションを可能にし得る一方、NRのためのグラントはRLCセグメンテーションを可能にしない場合がある)を含む、それぞれの伝送の種類に関連するLCPに使用するための様々なパラメータ若しくは規則を使用することができ又はかかるパラメータ若しくは規則によって構成され得る。
【0162】
[0166] 或いはLCPに完全に別個の手続きを使用するようにWTRUを構成することができ、各手続きはそれぞれの伝送の種類に関連し及び/又はそれぞれの手続きは規則及びパラメータを(例えば上記の例にあるように)異なるように定める。
【0163】
[0167] 或る伝送の種類に関連するグラントを受信するWTRUは、その伝送の種類に関連する手続き/パラメータ/規則を使用するLCPを実行することができる。WTRUは更に特定のグラントに関する伝送の種類を自ら決定することができる。かかる決定に基づき、WTRUは選択された伝送の種類に関連する手続き/パラメータ/規則を使用してLCPを実行することができる。
【0164】
[0168] 一部の状況では、WTRUはグラントがユニキャスト/グループキャスト/ブロードキャストに関するものかを(例えばモード1のための)暗黙的/明示的なネットワーク指示に基づいて、及び/又は保留中のデータに関連するQoS(例えば優先順位、遅延等)に基づいて決定することができる。
【0165】
[0169] 黙示的/明示的なネットワーク指示に関して、WTRUはグラントを指定するDCI内でユニキャスト、グループキャスト、又はブロードキャストを示す明示的な指示を受信することができる。加えて/或いはWTRUはグラントのRATを示すDCIを受信することができ、それによりRATはユニキャスト/グループキャスト伝送を許可せず(例えばLTE RAT)、WTRUはそのグラントをブロードキャスト伝送用のグラントとして暗黙的に解釈し得る。加えて/或いはWTRUは、WTRUの構成、WTRUの機能上の制限、及び/又はWTRUの状態に基づいて1種類のキャストを暗黙的に示すDCI内の変調/コード化パラメータ又は資源関連パラメータ(例えば時間/周波数/ビーム/キャリア/BWP/プール)を受信し得る。例えばWTRUは別個のキャリア内のユニキャスト伝送及びブロードキャスト伝送によって構成することができ、DCIは伝送のためのキャストをキャリアから暗黙的に示すことができる。別の例では、ビームのサブセット上のユニキャスト伝送及び全てのビーム上のブロードキャスト伝送によってWTRUを構成することができ、ビームのサブセットを決定するための情報をDCIが含む場合、WTRUはグラントを使用してユニキャスト論理チャネルを満たすことができる。
【0166】
[0170] 保留中のデータに関連するQoSに関して、WTRUは最高の優先順位及び/又は最低の遅延を有する論理チャネル、及び/又は最高の信頼性を有する論理チャネル等をまず検討することによってユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャストのためのグラントを使用することに決めることができる。例えばWTRUは、最高の優先順位及び/又は最低の遅延を有する、保留中のデータを有する論理チャネルを自らの論理チャネルから選択することができる。WTRUは、選択された論理チャネルがユニキャスト/グループキャスト/ブロードキャストかに基づいて、処理されているグラントがユニキャスト/グループキャスト/ブロードキャストかを決定することができ、ことによるとこれはグラントの受信時に検討することができる。次いでWTRUは、そのキャストの種類に適した手続きを使用してこのグラントのLCPを処理することができる。かかる手法では、任意の伝送の種類にグラントが使用可能であることをネットワークが示す場合、WTRUはQoSに基づく関連付けを更に実行することができる。例えばDCIはグラントがユニキャスト伝送又はブロードキャスト伝送に使用可能であることを明示的に又は暗黙的に示すことができる。
【0167】
[0171] 一部の状況では、伝送の種類の性質(例えばモード対RAT対キャスト)及び/又はWTRUの機能に応じて、異なる種類の同時のグラントを異なるように処理するようにWTRUを構成することができる。例えば異なる伝送の種類による同時伝送が可能なWTRUは両方の伝送を行うことができるのに対し、それができないWTRUは本明細書で論じる特定の規則に基づいて伝送の1つを選択することができる。
【0168】
[0172] 異なる種類を同時に使用する同時伝送に関するWTRUの機能は伝送の種類の性質に依存し得る。例えばWTRUはモード1及びモード2又はユニキャスト及びブロードキャストを同じRAT上で同時に伝送することを許可されない可能性があるが、NR RAT上のモード1伝送及びLTE RAT上のモード4伝送を同時に、又はNR RAT上のユニキャスト伝送及びLTE RAT上のグループキャスト伝送を同時に行うことを許可され得る。
【0169】
[0173] 或る手法では、WTRUがモード2のグラント(例えばWTRUによって選択される資源)と時間的に重複するモード1のグラントを受信する場合、WTRUはモード1のグラントを優先させ、モード2のグラントを無視/キャンセルすることができる。モード1のグラントとモード2のグラントとの間の競合によってモード2のグラントを無視/キャンセルする場合、WTRUは資源の再選択を更に行うことができる。
【0170】
[0174] 別の手法では、WTRUがモード2のグラント(例えばWTRUによって選択される資源)と時間的に重複するモード1のグラントを受信する場合、WTRUは関連する論理チャネル(例えばモード1の論理チャネル対モード2の論理チャネル)が伝送に利用可能な最高の優先順位/最低の遅延のデータを有するグラント(例えばモード1又はモード2)を優先させることができる。WTRUがモード1のグラントを無視/キャンセルする場合、WTRUはBSRの即座の伝送をトリガすることができる。或いはWTRUがモード1のグラントを無視/キャンセルする場合、WTRUはPUCCH上でSRを伝送してモード1のグラントが無視/キャンセルされたことを示すことができる。
【0171】
[0175] 一部の状況では、WTRUは特定の伝送モードに関連するLCP手続きを、LCPの実行時においてその伝送モードに関連する論理チャネルだけを検討することによって行うことができる。これは伝送の種類に対する固定された論理チャネルのマッピングの第1のモデリング、及び/又は或る伝送の種類から別の伝送の種類にWTRUが論理チャネルを移す第2のモデリングに適用可能であり得る。WTRUはそれぞれの伝送モードに関連する1組の論理チャネルを維持することができる。或る伝送の種類から別の伝送の種類にWTRUが論理チャネルを移すモデリングを想定し、WTRUは論理チャネルに関連する伝送モードを変更することができる。WTRUはグラント時における各伝送モードに関連する論理チャネルを評価することができる。
【0172】
[0176] 一例では、モデル1及びモデル2伝送の場合に関して或る伝送の種類から別の伝送の種類にWTRUが論理チャネルを移す第2のモデリングを使用してWTRUを構成することができる。WTRUがモード1のグラントを受信する場合、モード1のグラントの受信時においてモード1に関連する論理チャネルである論理チャネルだけを検討することによってWTRUがLCPを実行することができる。
【0173】
[0177] WTRUは、LCPの実行中に論理チャネルに関連する伝送モードを(例えば下位層から受信されるイベント又はタイマの終了によって)変更することができる。その場合WTRUは、LCP手続きの完了後、及び/又はMAC PDUの再伝送の実行がLCP手続きによって構築される後まで、伝送モードの変更を遅らせることができる。
【0174】
[0178] 一部の状況では、特定の伝送の種類に関連する(例えば固定された)論理チャネル及び如何なる伝送の種類にも関連しない(例えば柔軟な)論理チャネルによってWTRUを構成することができる。これは論理チャネルが複数の伝送モードに関連し得る第3のモデリングに適用され得る。関連する伝送の種類を有するグラントに関するLCPを実行するとき、WTRUはその伝送の種類に関連する論理チャネル及び如何なる伝送の種類にも関連しない論理チャネルだけを検討することができる。WTRUは伝送の種類に関係なく優先順位が最も高い論理チャネルをまず選択し、グラントが枯渇するまで又は(例えばことによると優先ビットレートまで)論理チャネルが満たされるまでそれらの論理チャネルに資源を割り当てることによってLCPを実行することができる。
【0175】
[0179] 一部の状況では、WTRUは伝送の種類に対する論理チャネルの優先順位付けによって構成することができ、又はかかる優先順位付けを決定することができる。これは論理チャネルが複数の伝送モードに関連し得る第3のモデリングに適用され得る。WTRUは、或る伝送の種類に関連するグラントのLCPを、その伝送の種類に関して優先される論理チャネル上のデータをかかる論理チャネルのバッファ内にデータがある限り選択することによって実行することができる。任意の優先論理チャネルのバッファ内にデータが残っていない場合、又は各論理チャネルがその優先ビットレートまで供給される場合、WTRUは非優先論理チャネルに関連する(例えば伝送の種類に関して優先される)データを選択することができる。
【0176】
[0180] 一例では、WTRUがQoSに基づいてデータパケットの論理チャネルを決定することができる。WTRUは本明細書に記載するような判断基準に基づいてモード(例えばモード1及びモード2)に対する論理チャネルの優先順位付けを更に決定することができる。モード1のグラントが受信されると、WTRUはグラントを満たすためにモード1に関して優先される全ての論理チャネルを選択することができる。そのような全ての論理チャネルが満たされる(例えば論理チャネルが空であり又はその優先ビットレートまで満たされた)場合、WTRUはグラントの残りの部分を埋めるために非優先論理チャネルを選択することができる。
【0177】
[0181] 一部の状況では、伝送の種類に関連するLCP手続きが、そのPBRの或るパーセンテージまで任意の伝送の種類上で伝送可能な論理チャネルを満たすことができる。論理チャネルがPBRに関連しない場合、WTRUはWTRUのバッファ内の入手可能データの或るパーセンテージを満たすことができる。WTRUは、PBRのパーセンテージがネットワークによって構成され得ること、PBRのパーセンテージがネットワークへの最後のBSR内でそれぞれの伝送の種類に対して報告されるBSRのパーセンテージに基づき得ること、PBRのパーセンテージがそれぞれの伝送の種類の測定品質に基づき得ること(例えばLTE RAT対NR RAT)、PBRのパーセンテージが本明細書に記載の他の任意の条件/基準から決定され又は導出され得ることのうちの何れかに基づいて伝送の種類ごとにPBRのパーセンテージを決定することができる(注記:特定の論理チャネルではPBRが無線大であり得る)。
【0178】
[0182] 一部の状況では、WTRUがNR及びLTEのQoSの伝送の種類間の優先順位付けを決定することができる。これはLTEの優先順位付けがPPPPに基づく一方でNRの優先順位付けがVQIに基づく場合に生じ得る。RAT間の優先順位付けはLCP、BSR伝送、資源選択等に必要であり得る。
【0179】
[0183] 或る手法では、WTRUが両方のRATに関連するQoSパラメータをパケットごとに又は無線ベアラごとに与えられてもよく、自らの優先順位付けの規則を単一のRATのQoSパラメータに基づかせることができる。例えばWTRUはPPPP及びVQIの両方を含むNRパケットを上位層によって与えられ得る。WTRUは各パケットに関連するPPPPを検討することにより、LTEパケットとNRパケットとの間の優先順位付けの判断を行うことができる。
【0180】
[0184] 別の手法では、WTRUが或るRAT内のQoSパラメータ(例えばVQI)から別のRAT内のQoSパラメータ(例えばPPPP)を導出するために使用可能なテーブルを上位層によって、又はネットワークによって与えられ得る。WTRUは或るRAT内のQoSパラメータに基づいて優先順位付けを行うことができる。例えばWTRUはVQIをPPPPにマップするテーブルを与えられ得る。その後WTRUは、LTEパケット及びNRパケットの両方の優先順位付けをPPPPに基づいて行うことができる。
【0181】
[0185] 別の手法では、WTRUが1つのRAT又は両方のRATのためのマッピングテーブルを与えられてもよく、そのテーブルは上位層によって与えられるQoSパラメータから1つ又は複数のQoSパラメータを導出し、既定の又は(予め)構成された規則に基づいてそのRATの優先順位を導出することができる。例えばLTEパケットでは、パケットの優先順位はPPPPであり得る。NRパケットでは、VQIから信頼性、範囲、遅延、優先順位、及びデータ転送速度を導出するテーブルによってWTRUを構成することができる。WTRUは、VQIから導出されるそれらの個々のQoSパラメータから優先順位を導出するための1つ又は複数の規則によって(予め)構成することができる。例えばそのような1つの規則は、VQI及び遅延に関係する補償係数(例えば遅延<xである場合は優先順位を1上げ、遅延>yである場合は優先順位を1下げる)から導出される優先順位に等しくなるようにパケットの優先順位を指定することであり得る。LCP(例えばWTRUにおいて保留中の全てのデータの間で優先順位が最も高いデータを有する論理チャネルの選択)、BSR(例えばLTE BSR対NR BSRの優先順位付け、又は短縮BSR内に含めるためのLCGの決定)等、WTRUはWTRUにおける様々な優先順位付け操作用の様々な規則によって更に構成することができる。別の例ではそのような1つの規則が、(例えばPPPPと同じスケールにマップする絶対数で)優先順位に対するms単位の遅延の(予め)構成されたマッピングに基づいて遅延に優先順位を指定することであり得る。
【0182】
[0186] 先に述べたようにWTRUはバッファ状態を報告し得るが、一部の事例ではQoS要件及び同時伝送の種類に対処するためにSR/BSR手続きがあり得る。
【0183】
[0187] 一部の状況では、WTRUがNR QoS要件に対処するSR/BSR手続きを有することができ、WTRUは自らのバッファ内に現在あるデータに基づいてBSRの形式及び/又はLCGに対するマッピングQoSを選択/変更する。BSRにおける限られた数のLCGを所与とし、かかる選択/変更は多岐にわたるQoSに関連するバッファ状態をどのように報告するのかを決定する際に生じ得る。WTRUは、BSRを決定するときLCGに対するQoSの異なるマッピングを想定することができ、又は自らのバッファ内のデータのQoSに応じて異なる形式を有するBSRを伝送することができる。
【0184】
[0188] LCGに対するQoSの異なるマッピングは、QoSレベル又はQoSパラメータの異なる数が所与のLCGにマップされること(例えばVQIの値1、2をLCG1にマップし、VQI2、3をLCG2等にマップすること又はかかるマッピングを変更すること)、QoSレベルの異なる数が特定のLCGによって表されること(例えば一部のQoSレベルは自らを表すLCGを有さない場合があること)、LCGとの別個のQoSパラメータ(例えば遅延対優先順位対信頼性)の異なる関連付け(例えばPPPPをLCG1、2にマップし、PPPRをLCG3、4にマップすること又はかかるマッピングを変更すること)、及び/又は他の事例には該当しないが一定の事例において異なるQoSパラメータのバッファ状態を表すために使用される一定のLCGのうちの何れかを含み得る。
【0185】
[0189] BSRの異なる形式は、LCGに関連するBSR内の異なるビット数(例えば許容LCGの異なる数)(例えばBSRの或る形式はLCGに対して4ビット及びバッファ状態に対して4ビット想定し得るのに対し、別の形式はLCGに対して5ビット及びバッファ状態に対して3ビット想定することができ、又はBSRの或る形式は単一の宛先ID及びLCGに関連するバッファ状態を報告するために12ビット想定し得るのに対し、BSRの別の形式は宛先ID及び論理チャネルグループに関連するバッファ状態を報告するために24ビット想定することができ、LCGに対するQoSレベルの異なるマッピングを更に使用することができる)、及び/又は一定のQoSパラメータに関連するバッファ状態を報告するためにBSR内の一定のフィールドを置換/再利用すること(例えばWTRUは、バッファ状態の報告に関連する宛先アドレスを、信頼性又は遅延等の追加のQoSパラメータで、かかるデータがWTRUのバッファ内で入手可能である場合及び報告の宛先アドレスが前の報告と同じである場合に、置換することができる)のうちの何れかを含み得る。
【0186】
[0190] WTRUは、将来のBSR報告内で使用される(予め)構成されたマッピング/形式へのインデックスと共に又は将来のBSR報告内で使用される実際のマッピングと共にRRCメッセージ又はMAC CEを伝送すること、特定のBSRに使用されるマッピング/形式をBSR自体の中でBSR内のフィールドによって又はBSRの形式若しくはMAC CEの種類の選択によって伝送すること、マッピング/形式の変更が生じたことを専用のSR又はPUCCH指示とことによるとその後に続く使用される実際のマッピングとを伝送することによって示すこと、及び/又はBSR内のLCGによって表されるQoSレベル及び/又はLCG空間内の利用可能な各LCGによって表されるQoSレベルの数のビットマップをRRC、MAC CE、若しくはBSR自体を使用して提供することのうちの1つ又は複数によって、変更又は異なるマッピング/形式をネットワークに示すことができる。
【0187】
[0191] WTRUは、以下のトリガのうちの何れかに基づいて、BSRの形式/マッピングを或る形式/マッピングから別の形式/マッピングに変更することができ、そのトリガとはつまり、現在の/過去のBSR形式/マッピング内にその形式を表すLCGがないQoSレベルに関して新たなデータが到着すること、1つ又はモードQoSレベルに関するバッファ内のデータ量が閾値を上回る/下回ること、及び/又は2つ以上のQoSレベルに関するWTRUのバッファ内の相対データ量が閾値を上回る/下回ることである。
【0188】
[0192] 一例では、LCGに対するVQIの複数のマッピングによってWTRUを構成することができる。説明のための例として使用する、WTRUが3つのLCGを報告可能な或るマッピングでは、全てのVQIが等しく表されるように、WTRUはLCG1を使用してVQI1~2に関連するデータのバッファ状態を報告することができ、LCG2を使用してVQI3~4に関連するデータのバッファ状態を報告することができ、LCG3を使用してVQI5~6に関連するデータのバッファ状態を報告すること等ができる。加えてWTRUは、VQI1がLCG1にマップされ、VQI2がLCG2にマップされ、残りのVQIが全てLCG3にマップされるマッピングによって構成することができる。WTRUは自らのバッファ内のデータが主にVQI1及びVQI2からのものである場合は第2のマッピングを使用することができる。或いはVQI間で均等に分散したデータをWTRUが自らのバッファ内に有する場合、WTRUは第1のマッピングを使用することができる。WTRUは(例えばRRCメッセージ又はMAC CEによって)マッピングの変更を示すことができ、又は使用されるマッピングをそれぞれのBSRメッセージ内で示すことができる。
【0189】
[0193] 先の例と組み合わせて使用することができる別の例では、WTRUは、バッファ内のデータがQoSレベルのサブセットに限定される或るシナリオではLCGに4ビット使用してBSRを報告することができ(例えば合計16個のLCG)、バッファ内のデータが全ての又はほぼ全てのQoSレベルを含む別のシナリオではLCGに5ビット使用することができる(合計32個のLCG)。
【0190】
[0194] 先に述べたように、WTRUは伝送用のデータパケットをどのように処理するのかを決定するときSR/BSRを伝達し得るが、同時伝送の種類に対処するためのSR/BSRの手法もあり得る。
【0191】
[0195] 一部の状況では、BSRの計算が利用可能なモード2資源に基づき得る。モード1対モード2の伝送の種類の事例であり得るこの手法では、モード2伝送のために予約されている又は利用可能な資源量を考慮することによってWTRUがバッファ状態を計算することができる。とりわけWTRUは、ネットワークに送信するためのバッファ状態を計算するときモード2における以下の「予約」資源の何れかを検討することができ、かかる予約資源とはつまり、予約信号、フォワードブッキング信号等によって予約される総資源量、選択された資源パターンに関連する総資源量、次のNの予約期間内に生じる「予約」資源量であって、Nは既定とし又は(予め)構成することができる、「予約」資源量、及び/又はモード1伝送若しくはモード2伝送を使用可能な論理チャネルによる伝送を満たすために使用可能な「予約」資源量である。
【0192】
[0196] WTRUは、各論理チャネル又はLCGのバッファ状態から、WTRUが「予約」資源上で伝送し得る推定データ量を減算することができる。
【0193】
[0197] 図4は、所与のLCGに関するBSR内でネットワークに報告するためのバッファ状態をWTRUが決定するプロセスの一例の流れ図である。401で、そのLCGにマップすることができ且つモード1を用いた伝送が許可される全ての論理チャネルの全体バッファ状態をWTRUが計算することができる。次に402で、モード2を用いた伝送も許可されるLCGの論理チャネルに関連する前の段階におけるバッファ状態の一部分をWTRUが計算することができる。次に403で、モード2(例えばモード2だけにマッピングされる論理チャネル)を使用してしか伝送することができないWTRUのバッファ内のデータ量403a、予約されたモード2資源の量及びMCSの推定(例えば時間の経過を伴う平均MCS)に基づきモード2を更に使用して伝送可能なステップ2内のデータからのデータ量403b、及び/又は判断基準を所与としてWTRUがモード2上での伝送を許可される第2の段階におけるデータ部分を決定するための、本明細書で論じる判断基準の現在の状態403cに基づいて、WTRUはWTRUがモード2上で伝送することができる第2の段階におけるバッファ状態の量を計算することができる。404で、第1の段階のバッファ状態から第3の段階における推定モード2データを減算したものをWTRUが最終的に報告することができる。
【0194】
[0198] 一部の状況では、伝送の種類の変更を示すためにWTRUがBSRを送信することができる。とりわけWTRUは、ことによるとWTRUにおいて保留中であるデータの一部又は全てを異なる伝送の種類上で送信する決定中に、又は伝送の種類を決定するための条件の何れかが変化したときネットワークへのBSRをトリガすることができる。
【0195】
[0199] WTRUは以下のイベント、つまり或る伝送の種類(例えばモード1)に関連する論理チャネルを異なる伝送の種類(例えばモード2)に関連するように移すことにWTRUが決めること、本明細書で論じる伝送の種類に対するデータのマッピングを定める任意の条件の変化が生じること、ことによると期間ごとの、本明細書で論じる条件の何れかの変化、推定MCSの変化、又は予約されたモード2資源の量の変化により、利用可能なモード2資源を考慮に入れるバッファ状態の計算のことによると一定量の変化が生じること、特定の伝送の種類に関連する全ての論理チャネルをWTRUが除去すること、及び/又はWTRUが伝送の種類に関連する新たな論理チャネル、ことによると第1の論理チャネルを作成することのうちの何れかが生じるときにBSRをトリガすることができる。
【0196】
[0200] 以下は伝送の種類に対するマッピングを定める条件の例である:モード2資源選択の幾らかの失敗がことによると既定の時間窓の中で生じること、SCI伝送のCBR、CR、RSSI、平均RSCP、又は既定の期間内のSCIの数等、モード2資源プールに関連する測定量の値が既定量又は(予め)構成された量変化すること、エリア内のWTRUの推定数が既定量又は(予め)構成された量変化すること、プリエンプション信号を受信すること、及び/又は本明細書で論じる他の例。
【0197】
[0201] 一例では、WTRUがことによると所与のQoSについてモード2伝送に関連するプリエンプション信号を受信し得る。WTRUはことによると所与のQoSに関連する全てのモード2トラフィックをモード1に移すことに決めることができ、プリエンプション信号の受信時にBSRをネットワークに伝送することができる。伝送されるBSRは、バッファ状態と共に新たなLCGを含めることにより、又はモード1を使用して伝送すべき新たなデータを考慮する新たなバッファ状態により、モード1伝送のための新たなデータの存在を示すことができる。或いはWTRUはBSRを送信することができ、そのBSRでは、今度はモード1によって伝送することができる、前のBSR報告と比較した新たなデータのデルタをバッファ状態が表す。かかる例は他の伝送の種類の事例(例えばNR上でプリエンプションが受信されLTEに対してモード3が構成されるLTE対NR)にも適用可能であり得る。
【0198】
[0202] 別の例では、モード2プールのCBRの低減を検出することにより、WTRUがことによると特定の論理チャネル又はLCGに関連する自らの全ての伝送をモード2伝送に移すことに決めることができる。WTRUは、前述のLCGに関連する0のバッファ状態を示すBSRをかかる決定時に伝送することができる。かかる例は他の伝送の種類(例えばLTE対NR)にも適用可能であり得る。WTRUは、自らのバッファ内のデータの資源選択手続きの完了後に前述のBSRを伝送することができる。
【0199】
[0203] 一部の状況では、WTRUはネットワークによって構成される好ましい伝送モードの変更を示すことができる。一例では、(例えばモード選択のためのWTRUの構成に関して本明細書に記載する)ネットワークによって構成されるSLRBの使用可能な/好ましい伝送モード(例えばモード1対モード2)の変更後にWTRUがBSR又は関係するメッセージを送信することができる。
【0200】
[0204] 一例では、SLRBの伝送モード(モード1又はモード2)の変更(例えばSLRBがモード1からモード2に移される)後にWTRUがネットワークにBSRを送信することができる。WTRUはSLRBのモードの変更後にモード1に関連する全てのLCHの新たなバッファ状態を計算することができ、新たなBSRをネットワークに送信することができる。例えばWTRUは、モード1を使用するように現在構成されているSLRBがモード2を使用する変更をトリガする条件(例えばUuの品質が閾値を下回ること)を検出し得る。WTRUはモード1に関連する論理チャネルからSLRBを除去し、そのSLRBをモード2のSLRBに移すことができる。WTRUは、その変更から生じるバッファ状態の変化をネットワークに更に知らせることができる。別の例ではWTRUが条件(例えばSL RLM)を検出することができる。
【0201】
[0205] 一例では、WTRUがかかるBSR内に全てのLCGのBSRを含めることができる。別の例では、WTRUが所与のSLRBに関するモードの変更によってそのバッファ状態が変化したLCGだけを含めることができる。
【0202】
[0206] 一例では、特定のSLRBのモードの変更を必要とする条件のトリガ後にWTRUがタイマを開始することができる。その条件がタイマの間持続する場合、本明細書に記載の他のシナリオのようにWTRUはモード変更メッセージをネットワークに送信することができる。
【0203】
[0207] 別の例では、特定のSLRBに関する優先モードの変更をネットワークに知らせるために、WTRUがBSR及び/又は関連メッセージ(例えばMAC CE、SidelinkUEInformation等のRRCメッセージ等)をネットワークに送信することができる。かかるメッセージは、モード変更トリガがWTRUにおいて決定されたSLRB又はLCH、条件をトリガした(例えば構成済みの条件の一覧へのインデックス形式の)特定の条件、SLRB及び/又はSLRBにマップされるフローのQoS特性(例えばPQI、QFI等)、及び/又はモード選択のためのWTRUの構成に関して本明細書に記載するUuの品質、SLの品質等の条件に関連する測定を含み得る。
【0204】
[0208] かかる例では、WTRUはネットワークにメッセージを送信した後、ネットワークへの指示の伝送に成功した直後に特定のSLRBに関するモードの変更をWTRUが開始できること、ネットワークによる再構成までSLRBに関連する伝送をWTRUが停止できること、及び/又はWTRUがタイマを開始できることのうちの何れか又は組み合わせを実行することができる。モード変更の条件が維持されタイマが終了する場合、WTRUはモードの変更を開始することができる。モードの変更を開始すると、WTRUは本明細書に記載する通り全てのモード1LCGに関する更新済みのバッファ状態と共にBSRを伝送することができる。モード変更の条件がタイマの持続時間にわたって続かない場合、WTRUはタイマをキャンセルしてネットワークに情報提供することができる。
【0205】
[0209] SR/BSR手続きに関して上記で説明した状況は適用可能であり得る、条件が変化したときのデータ処理の一例を示す図3。区間311を参照し、ここではWTRUがモード1からモード2にLCH1を変更することに決めた結果、ネットワークにBSRを送信する必要がある可能性があり、その理由は、LCH1が、WTRUがスケジューリングを自律的に行うモード2に移るので、ネットワークがLCH1のバッファ状態をもはや考慮する必要がないからである。LCH1をモード2に再マッピングしたので、区間311内に示すバッファ状態はT2よりもT1の方が一杯であることに留意されたい。
【0206】
[0210] 一部の状況では、WTRUはトラフィックの切り替え後にLCGを再マッピングすることができ、これは本明細書で論じる任意のモデリングに適用可能であり得る。或る伝送の種類から別の伝送の種類にデータを切り替えた後、又は本明細書に記載の条件の何れかが変化した後、WTRUは、BSRの報告に使用するLCGに対するQoSのマッピングを変更することができる。とりわけWTRUは、LCGに対するQoSパラメータ(例えばVQI、PPPP、優先順位、遅延等)の1つのマッピングによって構成されることができ、本明細書に記載するような条件の変化後に好ましい又は代わりのマッピングをネットワークに示すことができる。或いはWTRUは、LCGに対するQoSの複数のマッピングによって構成されることができ、条件が変化したとき(例えば新たなマッピングへのインデックスによって)新たなマッピングをネットワークに示すことができる。条件が、1つ又は複数のQoSの種類(例えばVQIの範囲又は組)に関する伝送の種類の変更及び/又は1つ若しくは複数の論理チャネル若しくはLCGの伝送の種類の変更をもたらす場合、WTRUはそのような代わりのマッピング又はマッピングの変更を更に示すことができる。
【0207】
[0211] WTRUは、RRCメッセージ(例えばUEAssistanceInformation又はSidelinkUEInformation)、MAC CE、又は物理チャネル(例えばSR又はPUCCH)を使用してLCGの再マッピングの変更を示すことができる。例えばWTRUはBSRのそれぞれの報告と共にLCGに対するQoSのマッピングを含めることができる。
【0208】
[0212] WTRUは、新たな伝送の種類の開始後に、かかるLCGの再マッピングを行うことができる。例えばWTRUはユニキャストリンクを開始することができ、ユニキャストトラフィックに関連するバッファ状態を報告するためにLCGの1つを予約することができるように、ブロードキャストトラフィックのためのLCGの再マッピングを行うことができる。
【0209】
[0213] 一部の状況では、WTRUが、ユニキャストに関するバッファ状態をブロードキャストトラフィックとは別に報告することができる。具体的には、WTRUは、様々なキャストの種類について1つ又は複数のLCGを予め定め又は(予め)構成すること、様々なキャストの種類を伴うバッファ状態を報告するために異なるBSR形式(例えば異なるMAC CE)を使用すること、別個のキャストの種類を報告するために論理チャネルグループに関連するBSR内で別個のバッファ状態フィールドを使用すること、及び/又は様々なキャストの種類を報告するために異なる宛先インデックスを使用することのうちの何れかを使用して、様々なキャストの種類に関するBSRを報告することができる。
【0210】
[0214] 或る事例では、WTRUが、ユニキャストのために予約された専用宛先インデックスの一覧からの宛先インデックスを使用してユニキャスト/ブロードキャストに関するBSRを報告することができる。WTRUは、WTRUにおいて活性状態にあるユニキャスト/グループキャストリンク(例えばそれぞれの別個の宛先アドレス)ごとに異なる専用宛先インデックスを使用することができる。WTRUは、以下からユニキャスト/グループキャストのための専用宛先インデックスの一覧を決定することができ、以下とはつまり、(事前)構成(例えばシステム情報、専用RRCシグナリング、事前構成)、全てのWTRUについて予め定められること、別のWTRU(例えばヘッド又はスケジューリングWTRU)から、MAC CE又は動的スケジューリング(例えばDCI)、HOコマンド内、移動中、宛先インデックスに関して構成される幾つかのビットとWTRUが実際に参照しなければならないブロードキャスト宛先アドレスに関する数との間のアドレス空間内の差に基づいて暗黙的に、である(例えばWTRUは、5ビットを必要とする、長さが32のUESidelinkInformationメッセージ内のブロードキャストサービスのための宛先アドレス、サービスの一覧によって構成することができ、6ビット幅の宛先インデックスによって構成することができ、ユニキャスト/グループキャスト宛先インデックスにインデックス0~31又は32~63を使用することができる。
【0211】
[0215] WTRUは確立されるユニキャスト/グループキャストリンクごとに専用宛先インデックスの一覧内の宛先インデックスをインクリメントすることができる。或いはWTRUは、確立されるユニキャスト/グループキャストリンクごとに被選択宛先インデックスを(例えばリンクの確立時に)ネットワークに送信することができる。
【0212】
[0216] ユニキャストリンクに追加の宛先インデックスが必要である場合、WTRUはネットワークに指示を送信することができる。かかる指示はRRC(例えばUEAssistanceInformation)又はMAC CEによって送信され得る。
【0213】
[0217] 一部の状況では、WTRUがLTE RAT及びNR RATに関するバッファ状態を別々に報告することができる。とりわけWTRUは、異なるサイドリンクRAT(例えばLTE対NR)上で伝送されるデータのバッファ状態を別々に報告することができる。WTRUは、異なるBSR形式、同じBSRメッセージ内の異なるLCG、及び/又は同じBSRメッセージ内の異なる宛先インデックスのうちの何れかを使用して異なるキャストの種類のためのBSRを報告することができる。
【0214】
[0218] 異なるBSR形式に関して、一例ではWTRUが異なるLTE BSR及びNR BSRのMAC CEを伝送し得る。とりわけこの事例は、LTE及びNRの両方に同じLCGを指定することができるモデルを想定し得る。WTRUはRRCによるLCGに対するQoSの別個のマッピングによって構成することができ、例えばLTEでは、WTRUはPPPPとLCGとの間のマッピングによって構成することができ、NRでは、WTRUはVQIとLCGとの間のマッピングによって構成することができる。
【0215】
[0219] 同じBSRメッセージ内の異なるLCGに関して、この事例はLTE又はNRの何れかにLCGを指定することができるが、両方にはLCGを指定することができないモデルを想定し得る。WTRUは、或るRATに利用可能なデータを有する/有さない場合、本明細書に記載のLCG再マッピングの手続きをたどることができる。
【0216】
[0220] 同じBSRメッセージ内の異なる宛先インデックスに関して、この事例はLTE及びNRの両方に同じLCGを指定することができるモデルを想定し得る。WTRUはRRCによるLCGに対するQoSの別個のマッピングによって構成することができ、例えばLTEでは、WTRUはPPPPとLCGとの間のマッピングによって構成することができ、NRでは、WTRUはVQIとLCGとの間のマッピングによって構成することができる。
【0217】
[0221] 或る事例では、WTRUがフレキシブルデータについてRATごとにバッファ状態を決定することができる。これは、WTRUが或る伝送の種類から別の伝送の種類に論理チャネルを移すことができる第2のモデリング、及び論理チャネルが複数の伝送モードに関連し得る第3のモデリングに適用可能であり得る。とりわけWTRUは、本明細書で定める1つ又は複数の条件から決定される各RAT上でルートされる推定データ量に基づいて、RATごとのバッファ状態を計算することができる。かかるバッファ状態の計算は、BSRの計算時における条件の状態に基づいて行われ得る。条件の1つが変化した場合及び/又は或るRATから別のRATに移され得るデータ量が閾値を上回る場合、WTRUは新たなBSRをトリガすることができる。
【0218】
[0222] 例えばWTRUは、両方のRAT上で送信され得る上位層の指示から、トラフィックのための各LTE及びNR上で伝送されるトラフィックのパーセンテージによって構成することができる。このパーセンテージはRATのそれぞれにおけるモード2/モード4プールのCBRに基づいて定めることができる。(例えば任意のBSRトリガに基づいて)BSRを送信すべき瞬間において、WTRUはLTE及びNR上のCBR及び各RAT上で送信すべきデータの対応するパーセンテージを計算すること、単一のRAT上でしか送信されないように(例えば上位層によって)構成されるWTRUのバッファ内のデータ、両方のRAT上で送信可能なデータ、及び上記の計算済みパーセンテージに基づいて各RAT上で送信すべき総データ量を決定すること、及び/又は上記に基づいて各RATのバッファ状態を計算することができる。
【0219】
[0223] 或る事例では、LTE SL BSRとNR SL BSRとの間に優先順位付けの規則があり得る。とりわけ異なるRATに関する異なるBSR形式の伝送に関して、WTRUはBSR内で送られるデータのQoS(例えばWTRUは優先順位の高いデータを報告する必要があるBSR、LTE又はNRの伝送を優先させることができ、優先順位が最も高い論理チャネルをWTRUが有するRATに関連するBSRをWTRUは優先させることができ、又はQoSに基づく優先順位付けは本明細書で論じるRAT間の優先順位付けの規則を使用することができる)、BSRのサイズ(例えばWTRUは全体的なサイズが最も小さいBSR、LTE又はNRの伝送を優先させることができ、又は現在のアップリンクグラントによって短縮BSRの伝送が必要となるのを避けることができる)、及び/又はBSRに関連するRAT(例えばWTRUはLTE RAT又はNR RATの伝送を優先させることができる)のうちの何れかに基づいてULグラント内のLTE BSR及びNR BSRの伝送間の優先順位付けを行うことができる。
【0220】
[0224] 上記に関する一定の規則に従うようにWTRUをネットワークによって更に構成することができる。例えばWTRUは、BSRの伝送を優先させる(例えばNR BSRに対してLTE BSRを優先させる)RATを用いてネットワークによって構成され得る。
【0221】
[0225] 特定の規則が結果をもたらさない場合、WTRUは上記の規則の組み合わせを使用することができ又は複数の規則を使用することができる。例えばWTRUは送られるデータのQoSを使用することができ、優先順位の等しい保留データを両方のRATが有する場合、WTRUはBSRのサイズを使用することができる。
【0222】
[0226] 或る事例では、WTRUがLTE SL及びNR SLのための宛先インデックスを決定することができる。この事例は宛先アドレスが2つのRAT間で共通であり得る場合に生じる可能性があり(例えば同じサービスのマルチRATサポート)、そのためLTE及びNR上のサービスのバッファ状態を区別するための手法が必要であり得る。
【0223】
[0227] 一例では、WTRUがBSR内の宛先インデックス内の明示的ビット(例えばRATインジケータビット)をRATに関連付けることができる。とりわけ完全な宛先インデックスは1ビットのRATインジケータ及びxビットの宛先インデックスで構成することができ、宛先インデックスは(例えばLTEにあるような)UESidelinkInformationメッセージ内の宛先アドレスの一覧内の宛先アドレスのインデックスから導出され得る。
【0224】
[0228] 別の例では、WTRUがRAT上の特定のブロードキャストサービスの宛先インデックスを、そのRATのキャリアに関連するUESidelinkInformation内のキャリア/サービス一覧内のそのサービスのインデックスの1つ(例えば第1のインデックス)に関連付けることができる。とりわけWTRUは、キャリアの一覧及びキャリアごとのRATの関連付けによって構成することができる。加えてWTRUは、関心を持っているサービス/宛先アドレスの一覧及び各サービス/宛先アドレスをサポートするキャリアによって構成することができる。WTRUは、LTEに関するサービスの宛先インデックスをそのサービスの一覧内の最初のLTEキャリアであるように、及びNR上のサービスの宛先をそのサービスの一覧上の最初のNRキャリアであるように関連付けることができる。
【0225】
[0229] 別の例では、LTE又はNRによってサービスがサポートされ得るとWTRUが判定するとき、WTRUは関係する2つの宛先インデックスをそれぞれのRAT、LTE及びNRに関連付けることができる。宛先インデックス間の関係は、連続した宛先インデックスの使用及び/又は宛先インデックスのアドレス空間内で幾つかの宛先インデックス離れた宛先インデックスの使用のうちの何れかとすることができ、分離はWTRUに関する幾つかの総サポート宛先インデックス(total support destination indices)又は(予め)構成された値に基づき得る。例えばWTRUは、異なるRAT上でサポートされるWTRUによってサポートされるサービス/宛先アドレスを決定することができる。かかる決定は、サービス/宛先アドレスに関連するキャリア周波数とそのキャリア周波数に関連するRATとの関連付けによって行うこともできる。WTRUは、UESidelinkInformation内でネットワークに報告されるサービス/宛先アドレスの順序に基づいてインクリメントすることにより、所与のRATについてサポートされるキャリアの数に関係なくそのRAT上の各サービスに単一の宛先インデックスを指定することができる。複数のRAT上でWTRUがサポートするサービスではWTRUが2つの連続した宛先インデックスを指定することができ、第1のインデックスは一方のRAT(例えばLTE)に関連し、第2のインデックスは他方のRAT(例えばNR)に関連する。
【0226】
[0230] 或る事例では、LTE SL及びNR SLを実行するときWTRUが短縮BSRを決定することができる。とりわけこの事例はLTE及びNRのバッファ状態を同じBSR内で報告することに関係することができ、WTRUは、ことによると予め定められ又は(予め)構成された或るRATのバッファ状態の伝送をWTRUが別のRATに対して優先させることができること、(例えば異なるRATに対して別個のLCGが指定されると想定して)優先順位が最も高いLCGに関連するバッファ状態の伝送をWTRUが優先させることができること、優先順位が最も高いLCGに関連するバッファ状態の伝送をWTRUが優先させることができ、且つ異なるRATの同じLCGに関してことによると予め定められ又は(予め)構成された或るRATを別のRATに対してWTRUが優先させることができること、又は2つのRAT間で最も高い優先順位を有するデータをそのバッファ内に有するRATをWTRUが優先させることができること(例えばWTRUはかかる優先順位付けのために本明細書で定める規則の何れかを使用することができる)のうちの1つ又は複数を使用して短縮BSRのコンテンツを決定することができる。
【0227】
[0231] 先に述べたように、WTRUは条件に基づいて及び/又はデータパケット処理プロセス(例えば伝送の種類)の一環として資源の選択/再選択を行うことができる。
【0228】
[0232] 一部の状況では、WTRUがピアWTRUからNACKを受信した後でのみユニキャスト伝送用の再伝送資源の選択を行うことができる。概してWTRUは、ユニキャスト/グループキャスト伝送及びブロードキャスト伝送のための異なる資源選択プロセスによって構成され得る。WTRUは、ユニキャスト/グループキャスト資源選択及びブロードキャスト資源選択のための異なる資源選択手続きによって更に構成され得る。WTRUは、これだけに限定されないが、資源選択窓を定めるより短いT2値、検知手続きに基づいて資源が利用可能/利用不能だと判定するための異なる閾値、LBTバックオフタイマの異なる値又はLBT検知に関連するチャネル占有閾値、WTRUがプリエンプション指示を伝送可能な異なる条件(例えば利用可能な資源の数)、パケットの実際のPPPP/VQIと比較して、初期伝送と比較して異なる優先順位、異なる数のチャネル/RBであって、再伝送資源は初期伝送のための資源量の(予め)構成された関数である幾つかのチャネル/RBを使用することができる、異なる数のチャネル/RB(例えばWTRUは更なる符号化によって又は異なるRVの伝送によって再伝送資源に追加の冗長性を与えることができる)を含む資源選択用の修正パラメータを使用して再伝送資源を選択することができる。
【0229】
[0233] 再伝送資源のための資源選択用のかかる修正パラメータは、再伝送資源に関連する遅延を減らすこと及び/又は再伝送資源の信頼性を高めることができる。
【0230】
[0234] 一部の状況では、WTRUが別のサイドリンクプロセスの伝送のために不必要な再伝送資源を使用することができる。とりわけWTRUは、ユニキャスト伝送用の伝送資源及び再伝送資源の両方を同時に選択することができる。初期伝送に関連するACK又はNACKの欠如によって再伝送資源の1つをWTRUが必要としない場合、WTRUはその再伝送資源を、別のサイドリンクプロセス(例えばユニキャスト又はブロードキャスト)による初期伝送に利用することができる。WTRUは以下の基準、つまり未使用の再伝送資源が利用可能なときにことによると単発の伝送のための資源(再)選択を行うサイドリンクプロセス、プロセスの初期伝送のタイミング要件を再伝送資源が満たすサイドリンクプロセス、及び/又は未使用の数若しくは再伝送資源によって利用可能なものと同数の再伝送資源を必要とするサイドリンクプロセスのうちの何れか又は組み合わせに基づいて未使用の再伝送資源を利用するサイドリンクプロセスを選択することができる。
【0231】
[0235] 一部の状況では、WTRUが、再伝送資源の選択に単発資源選択手続きを使用することができる。とりわけWTRUは、単発資源選択手続きを使用して、フォワードブッキング(例えば周期的)ユニキャストプロセスのための再伝送資源を選択することができる。WTRUは、ユニキャストプロセスに関して下位層から受信されるNACKの受信後に、かかる単発資源選択手続きをトリガすることができる。或いはWTRUは、下位層からNACKを受信すると、前の解決策のように未使用の再伝送資源から再伝送資源を選択することができる。或いは、再伝送のタイミング要件を満たす(例えば同じ宛先IDに関連する)別のユニキャストプロセスが存在する場合、WTRUは再伝送資源のための資源選択をトリガしないことを決めることができる。
【0232】
[0236] 一部の状況では、WTRUはユニキャストのための資源選択中に帯域固有のCQIを使用することができる。とりわけWTRUは、資源選択手続き内のユニキャストリンクに関連するサイドリンクCQIの結果を利用することができる。
【0233】
[0237] 一例では、WTRUはサイドリンクCQIが閾値を下回る資源を資源選択アルゴリズムから除外することができる。とりわけWTRUは検知結果に基づいて資源を除外し、次いでCQIが閾値を下回る資源を更に除外することができる。その後、WTRUは残りの非除外資源に対してランダム資源選択を行うことができる。
【0234】
[0238] 別の例では、WTRUが最良のCQIを有する資源を利用可能な資源から選択することができる。とりわけWTRUは検知結果に基づいて資源を除外することができる。利用可能な資源の数が閾値を上回る場合、WTRUはデータの要件を満たす利用可能な資源から最良/最高のSL CQIを有する資源を選択することができる。
【0235】
[0239] 別の例では、伝送のための資源プール又は資源パターンであって、その資源プール又は資源パターンにわたって最良の平均CQIを有する、資源プール又は資源パターンをWTRUが選択することができる。
【0236】
[0240] 一部の状況では、伝送されるデータの信頼性に基づいてWTRUが成功裏の資源割り当てを決定することができる。これはユニキャスト資源選択及びブロードキャスト資源選択の両方に適用可能とすることができ、WTRUは伝送されるデータに関連する信頼性要件に基づいて成功裏の資源選択に必要な基準を決定することができる。例えばWTRUは、伝送のタイミング要件を満たす資源の或るパーセンテージ(x%)が利用可能だと検知によって判定される場合に資源選択を成功裏と見なすことができる。WTRUは、WTRUの信頼性要件に応じて異なるx%の値を使用するように構成され得る。
【0237】
[0241] WTRUは、信頼性要件に基づいて資源選択アルゴリズムの失敗事例を更に判定することができる。例えばWTRUは、(例えばLTEにあるような)検知結果に基づいて資源の占有率を決定することに関連する閾値を増加することによって、資源選択の複数回の試行を行うことができる。信頼性に応じて、WTRUはそのような数回の試行後に、失敗した資源選択アルゴリズムを示すことができ、この回数は伝送されるデータの信頼性要件に依存し得る。
【0238】
[0242] 本明細書で論じるように、資源割り当てが成功しないことは、伝送の種類が変更されることをトリガし得る。資源割り当てが成功しないことは、プリエンプション又はWTRUによる再伝送回数の増加もトリガし得る。
【0239】
[0243] 一部の状況では、WTRUが、ユニキャスト伝送に異なるキャリア選択規則を使用することができる。とりわけWTRUは、ブロードキャスト伝送と比較して、ユニキャスト伝送に関連するキャリア選択用の異なる規則によって構成され得る。かかる規則の背後にある動機は、ユニキャストにおける2つのWTRU間でサポート可能なキャリアの数が(例えば機能が原因で)限定されることに起因し得る。
【0240】
[0244] WTRUは、ブロードキャストと比較してユニキャストに関連するキャリア選択用の異なるCBR閾値によってWTRUを構成できること、ブロードキャストと比較してユニキャストに関連するキャリア選択用の異なるキャリアキープ閾値によってWTRUを構成できること、ことによると2つのWTRU間のユニキャスト伝送に関してサポートされるキャリアの数が閾値未満の場合でも、ユニキャストのためのキャリア選択用のCBR閾値を無視する(例えば常に任意のキャリアを使用する)ようにWTRUを構成できること、及び/又はキャリアに応じて異なる数の許容可能なサイドリンクプロセスによってWTRUを構成できることであって、WTRUはユニキャストデータを伝送するための候補キャリアであるキャリア上でより多数のサイドリンクプロセスを認められ得る、異なる数の許容可能なサイドリンクプロセスによってWTRUを構成できることのうちの何れかを使用して、ユニキャストのためのキャリア選択をブロードキャストと異なるように行うよう構成することができる。或いは、ことによると一定の基準下で(例えばユニキャストのためのキャリアの数が閾値未満であること、又は特定のキャリア上のCBRが閾値を上回る/下回ること)、ユニキャストサービス及びブロードキャストサービスの両方によってWTRUが構成されるキャリア上で、WTRUがユニキャストプロセスだけを有することを認められる場合がある。
【0241】
[0245] 一部の状況では、データパケットの伝送の種類を決定するための条件の変化がある場合に、WTRUがキャリア/資源の再選択をトリガすることができる。例えばWTRUは、一定の論理チャネル又は一定のQoSの種類をモード2からモード1に移す判断の後で資源の再選択をトリガすることができる。加えて/或いは、WTRUは、ネットワークカバレッジの制限/条件を理由に一定の論理チャネル又は一定のQoSの種類をモード1からモード2に移す判断の後で、資源の再選択をトリガすることができる。かかる資源の再選択は、NW構成資源(例えばSPS資源)をモード2資源で置換するために、WTRUによって行われ得る。
【0242】
[0246] キャリア/資源の(再)選択手続きに関して本明細書に記載した状況は、図3に適用可能とすることができ、図3は条件が変化したときのデータ処理の一例を示す。区間313を参照し、ここではLCH1をモード1からモード2に変更することにWTRUが決めた結果、キャリア/資源の再選択を行わなければならない可能性があり、WTRUはもはやLCH1に関するスケジューリング情報を受信していないので、WTRUは自らのモード2資源内でLCH1に必要な資源に対処しなければならない。T1と比較してT2において追加されている、LCH1に現在必要な追加されたモード2資源を表すブロックに留意されたい。
【0243】
[0247] 一部の状況では、WTRUがモード2の資源選択手続きにおいてモード1資源の量を使用することができる。とりわけWTRUは、利用可能なNWのNW指示及び/又は伝送するデータのQoSのうちの何れかに基づいて資源の選択/再選択中に選択する資源の量(例えば周期性、サイズ、単発プロセスの数等)を決定することができる。NW利用可能資源のNW指示に関して、一例ではNWが有効/無効にすることができ、及びSPS資源、及びSPSによって決定される資源量を追加/除去することによってWTRUが資源の再選択を行うことができる。別の例では、NWは自らが提供するモード1資源の量/パーセンテージの変化を示すことができ、選択するための追加のモード2資源の量をWTRUがかかる指示に基づいて決定することができる。
【0244】
[0248] 一部の状況では、キャリア上でモード1を使用するのかモード2を使用するのかをWTRUがCBRに基づいて決定することができる。とりわけWTRUはサイドリンクプロセスのためのキャリア選択を行うことができる。プロセスによって選択されるキャリアの数が(例えばそのキャリア上のCBR閾値を理由に)閾値を下回る場合、WTRUはCBR閾値を満たさない他のキャリア上でモード1を使用することに決めることができる。
【0245】
[0249] 別の手法では、WTRUがQoS及び/又はCBRに基づいてキャリア上の最大数の資源まで資源選択を行うことができる。自らの現在のバッファ要件を満たすためにWTRUが追加の資源を必要とする場合、WTRUはそのキャリア上の残りの資源要件を満たすためにモード1資源を要求することができる。
【0246】
[0250] 上記では特徴及び要素を特定の組み合わせで記載したが、各特徴又は要素は単独で又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせで使用できることを当業者なら理解されよう。加えて本明細書に記載した方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれるコンピュータプログラム、ソフトウェア、又はファームウェアによって実装することができる。コンピュータ可読媒体の例は、(有線又は無線接続上で伝送される)電子信号及びコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、これだけに限定されないが読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリ装置、内蔵ハードディスク及び脱着可能ディスク等の磁気媒体、光磁気媒体、並びにCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(DVD)等の光媒体を含む。UE、WTRU、端末、基地局、RNC、又は任意のホストコンピュータで使用するための無線周波数トランシーバを実装するために、ソフトウェアに関連するプロセッサを使用することができる。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2024-05-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の無線送受信ユニット(WTRU)によって実施される方法であって、
サイドリンク無線ベアラ(SLRB)の第1の伝送モードに関連した条件を検出することであって、前記第1の伝送モードは、モバイルネットワーク(MN)により構成され、かつ第1の論理チャネル(LCH)と関連付けられることと、
前記条件を検出することに応答して、前記第1の伝送モードから第2の伝送モードへの前記SLRBの変更をトリガすることと、
前記第2の伝送モードへの前記SLRBの前記変更を前記MNに通知することと、
前記第2の伝送モードに従って前記SLRBに関連付けられたデータを伝送することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記条件が、前記データのサービス品質(QoS)、前記データのサイズ、又は前記データの周期性のうちの少なくとも1つに関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記条件が、前記SLRBに関連付けられたデータを伝送している間の前記第1のWTRUのカバレッジ条件に関連している、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記条件が、前記SLRBに関連した前記第1のWTRUの第1のカバレッジ条件と、前記第1のWTRUによって第2のWTRUから受信されたメッセージ内で示される、前記SLRBに関連した前記第2のWTRUの第2のカバレッジ条件とに関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記条件が、前記第1の伝送モード又は前記第2の伝送モードのうちの1つ又は複数に関連付けられた負荷又は推定伝送品質に関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記条件を検出することに応答して前記変更をトリガすることが、前記条件に関連した値が閾値を上回る又は下回ることを検出することに応答して前記変更をトリガすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の伝送モードから前記第2の伝送モードへの前記SLRBの前記変更をトリガすることが、前記第1の伝送モードから前記第2の伝送モードへの前記第1のLCHの関連付けにおける変更をトリガすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の伝送モードから前記第2の伝送モードへの前記SLRBの前記変更をトリガすることが、前記第2の伝送モードに関連付けられた第2のLCHへの前記SLRBの変更をトリガすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の伝送モードへの前記SLRBの前記変更を前記MNに通知することが、バッファ状態報告(BSR)を前記MNに送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第2の伝送モードへの前記SLRBの前記変更を前記MNに通知することが、メッセージを前記MNに送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記SLRBに関連付けられたデータを伝送することが、前記第2の伝送モードに従って前記データを第2のWTRUに伝送することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
第1の無線送受信ユニット(WTRU)であって、
サイドリンク無線ベアラ(SLRB)の第1の伝送モードに関連した条件を検出することであって、前記第1の伝送モードは、モバイルネットワーク(MN)により構成され、かつ第1の論理チャネル(LCH)と関連付けられることと、
前記条件を検出することに応答して、前記第1の伝送モードから第2の伝送モードへの前記SLRBの変更をトリガすることと、
前記第2の伝送モードへの前記SLRBの前記変更を前記MNに通知することと、
前記第2の伝送モードに従って前記SLRBに関連付けられたデータを伝送することと、
を行うように構成される、第1のWTRU。
【請求項13】
前記条件が、前記データのサービス品質(QoS)、前記データのサイズ、又は前記データの周期性のうちの1つ又は複数に関連する、請求項12に記載の第1のWTRU。
【請求項14】
前記条件が、前記SLRBに関連した前記第1のWTRUの第1のカバレッジ条件と、前記第1のWTRUが第2のWTRUから受信するように構成されたメッセージ内で示される、前記SLRBに関連した前記第2のWTRUの第2のカバレッジ条件とに関連する、請求項12に記載の第1のWTRU。
【請求項15】
前記条件が、前記第1の伝送モード又は前記第2の伝送モードのうちの1つ又は複数に関連付けられた負荷又は推定伝送品質のうちの1つ又は複数に関連する、請求項12に記載の第1のWTRU。
【請求項16】
前記条件に関連した値が閾値を上回る又は下回ることを検出することに応答して前記変更をトリガすることにより、前記変更をトリガするように構成される、請求項12に記載の第1のWTRU。
【請求項17】
前記条件を検出することに応答して、前記第2の伝送モードへの前記第1のLCHの関連付けの変更をトリガするように構成される、請求項12に記載の第1のWTRU。
【請求項18】
前記条件を検出することに応答して、前記第2の伝送モードに関連付けられた第2のLCHへの前記SLRBの前記変更をトリガするように構成される、請求項12に記載の第1のWTRU。
【請求項19】
バッファ状態報告(BSR)を前記MNに送信することにより、前記第2の伝送モードへの前記SLRBの前記変更を前記MNに通知するように構成される、請求項12に記載の第1のWTRU。
【請求項20】
前記第2の伝送モードに従って前記データを第2のWTRUに伝送することにより、前記SLRBに関連付けられたデータを伝送するように構成される、請求項12に記載の第1のWTRU。
【外国語明細書】