(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106021
(43)【公開日】2024-08-07
(54)【発明の名称】アルミ缶潰し補助具
(51)【国際特許分類】
B30B 9/32 20060101AFI20240731BHJP
B65D 85/20 20060101ALI20240731BHJP
【FI】
B30B9/32 101K
B65D85/20 A
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023010065
(22)【出願日】2023-01-26
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-05-30
(71)【出願人】
【識別番号】722006201
【氏名又は名称】金澤 宏
(72)【発明者】
【氏名】金澤 宏
【テーマコード(参考)】
3E068
【Fターム(参考)】
3E068AA22
3E068AA40
3E068AB08
3E068AC02
3E068BB01
3E068CC16
3E068CD02
3E068CE02
3E068CE03
3E068CE09
3E068CE10
3E068CE20
3E068DD01
3E068DD06
3E068DD07
3E068DD15
3E068DD32
3E068DE13
3E068EE13
3E068EE40
(57)【要約】
【課題】 小型で、折り畳みもでき、持ち運び便利で、軽い軟性材質で、手軽に、簡単に、場所をとらずアルミ缶潰しができる補助具。
【解決手段】 缶を包囲する側面を持ち、当該側面に沿って、該缶の底面から60度プラスマイナス15度に傾いた4本又は5本又はその両方の実質的に等間隔に配置されたガイドラインを有する、軟質素材からなるアルミ缶潰し補助具。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
缶を包囲する側面を持ち、当該側面に沿って、該缶の底面から60度プラスマイナス15度に傾いた4本又は5本又はその両方の実質的に等間隔に配置されたガイドラインを有する、軟質素材からなるアルミ缶潰し補助具。
【請求項2】
請求項1記載のアルミ缶潰し補助具において、前記ガイドラインが、点線及びマーク、ストライプ柄、色の違い、ライン描画、厚みの差、凸部、凹部、切込みから選択された1又は2以上の組み合わせからなるアルミ缶潰し補助具。
【請求項3】
請求項2記載のアルミ缶潰し補助具において、前記ガイドラインが、右肩上り及び左肩上りの両方を含むアルミ缶潰し補助具。
【請求項4】
請求項2記載のアルミ缶潰し補助具において、前記ガイドラインが、4本と5本の両方のガイドラインを有し、該4本のガイドラインと該5本のガイドラインは異なる種類のガイドラインからなるアルミ缶潰し補助具。
【請求項5】
請求項2記載のアルミ缶潰し補助具において、底面を有し、前記側面及び該底面に断熱材が含まれているアルミ缶潰し補助具。
【請求項6】
請求項5記載のアルミ缶潰し補助具において、前記ガイドラインは、4本と5本の両方からなり、該4本のガイドラインと該5本のガイドラインは異なる種類のガイドラインからなるアルミ缶潰し補助具。
【請求項7】
請求項1記載のアルミ缶潰し補助具でアルミ缶を包囲する第1のステップ、
該アルミ缶側面に前記ガイドラインに沿って応力を付与し該アルミ缶の側面を変形させる第2のステップ、
該補助具を取り外す第3のステップ、
該アルミ缶を縦方向に押圧する第4のステップ、
を有するアルミ缶潰し方法。
【請求項8】
請求項7記載のアルミ缶潰し方法において、前記第3のステップから前記第4のステップへと移る間に、前記アルミ缶側面の角度方向へねじる第5のステップを有するアルミ缶潰し方法。
【請求項9】
請求項8記載のアルミ缶潰し方法において、前記第5のステップから前記第4のステップへと移る間に、
前記アルミ缶の底面を包む下器を該アルミ缶の下に敷く第6のステップと、
該アルミ缶天井部を覆う上器を該アルミ缶上部へかぶせる第7のステップを有するアルミ缶潰し方法。
【請求項10】
請求項6記載のアルミ缶潰し補助具において、前記アルミ缶の底面を包む下器と該アルミ缶天井部を覆う上器を該アルミ缶と一緒に収納できるアルミ缶潰し補助具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料後においても体積が変わらず嵩張って邪魔となるアルミ空き缶の体積を減少させるために、簡単にアルミ空き缶を潰すための補助具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、金属製等の鰐口治具の根元に缶を設置し、テコの原理で空き缶を潰すものや、もう少し小型のものとして、硬質で側面が花形に開く筐体を持ち、その筐体の側面の突起でアルミ缶側面に凹みを設けアルミ缶の縦方向強度を低下させるというものがあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のアルミ缶潰し補助具は、アルミ缶より一回り大きい硬質で構成されている為、持ち運びや保管に不便であり、軽量小型化と携帯性の改善が必要であった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、缶を包囲する側面を持ち、当該側面に沿って、該缶の底面から60度プラスマイナス15度に傾いた4本又は5本又はその両方の実質的に等間隔に配置されたガイドラインを有する、軟質素材からなるアルミ缶潰し補助具である。
【発明の効果】
【0005】
小型で、折り畳みもでき、持ち運び便利で、軽い軟質素材の為、手軽に、簡単に、場所をとらず、空き缶を潰す事が出来るので、キャンプ時の使用にも有効である。
また、アルミ缶の圧縮効果も期待でき、楽しく爽快にアルミ缶潰しができ、ストレス発散にもつながる。また、熟練すれば、1缶当たりの潰す所要時間も20秒程で一連の動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】第1の形態のアルミ缶潰し補助具で、(a)が上方、(b)が下方斜視図。
【
図2】
図1のアルミ缶潰し補助具の使用方法の説明図。
【
図6】右肩上りガイドラインが点線であるアルミ缶潰し補助具の上方斜視図。
【
図7】右肩上りガイドラインがマークであるアルミ缶潰し補助具の上方斜視図。
【
図8】右肩上りガイドラインがストライプ色柄ありのアルミ缶潰し補助具の上方斜視図。
【
図9】右肩上りガイドラインが描画であるアルミ缶潰し補助具の上方斜視図。
【
図10】右肩上りガイドラインが切込みであるアルミ缶潰し補助具の上方斜視図。
【
図11】右肩上りガイドラインが凸部であるアルミ缶潰し補助具の上方斜視図。
【
図12】右肩上りガイドラインが立体的に形成されたアルミ缶潰し補助具の上方斜視図。
【
図13】第1のアルミ缶潰し補助具の変形例で、底面に穴がある下方斜視図。
【
図14】第1のアルミ缶潰し補助具の変形例で、缶の側面の一部のみを環状に覆う下方斜視図。
【
図15】第2のステップの右肩上りガイドライン延長線上を変形させるアルミ缶潰し方法の説明図。
【
図16】
図14のアルミ缶潰しの補助具の変形例の上方斜視図。
【
図17】第1のアルミ缶潰し補助具の他の変形例の上方斜視図。
【
図18】第1のアルミ缶潰し補助具の他の変形例の上方斜視図。
【
図19】右肩上りガイドラインと左肩上りガイドラインが上下にあるアルミ缶潰し補助具の上方斜視図。
【
図20】アルミ缶潰し補助具本体がネット形状の上方斜視図。
【
図21】補助具側面外側と側面内側で使用時に傾き方向が異なるガイドラインがある上方斜視図。
【
図24】本アルミ缶潰し補助具使用での圧縮サイズ例の図。
【
図25】アルミ缶上下を包む器を収納したアルミ缶潰し補助具の図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、本発明の第1の形態のアルミ缶潰し補助具に係る斜視図で、
図2~
図4はその使用法であるアルミ缶潰し方法の説明図、
図5はアルミ缶を潰す際の説明図である。
図1(a)において、アルミ缶潰し補助具は、缶を包囲する側面を持つ補助具本体101とその側面に沿って、アルミ缶の底面から60度プラスマイナス15度に傾いた4本又は5本またはその両方の実質的に等間隔に配置された右肩上りガイドライン501を有する、軟質素材からなる。アルミ缶の底面から60度プラスマイナス15度の誤差については、アルミ缶潰し補助具本体がネット形状時による伸縮の範囲であるが、アルミ缶の底面から60度となるように調節を行う。アルミ缶の底面から60度のガイドラインは、手で山脈部356を作り、効率よく潰す事ができる最適な角度である。アルミ空き缶の側面になるべく均等に60度の山脈部356を3本作り、アルミ空き缶の天井中心部と底面中心部を垂直に、且つ、アルミ空き缶の天井面と底面を水平に維持し、押圧し潰そうとすると天井面が不安定となり、うまく潰せない。また、アルミ空き缶の側面になるべく均等に60度の山脈部356を6本作ろうとすると、アルミ空き缶の側面が破れてしまい、危険である。したがって、ガイドラインの本数は、4本又は5本となる。ガイドライン5本は、ガイドライン4本よりも1本余分に山脈部356を作る手間を必要とするが、アルミ空き缶の天井中心部と底面中心部を垂直に、且つ、アルミ空き缶の天井面と底面を水平に維持しやすく、押圧する力も少なく、効率よくアルミ空き缶を潰す事ができる。
【0008】
補助具本体101の材質は、ポリエステル・低密度ポリプロピレン・低密度ポリエチレン・布・ゴム・シリコーン・テープ・防水加工した紙などの軟性素材で缶側面を包囲でき、厚みは10mm以内が良い。ガイドラインの長さは、できる限り補助具本体101の側面いっぱいに描かれていたほうが良く、太さは1mmから10mm程が良い。また、立体型のガイドラインの幅や凹凸部も1mmから10mm程度が良い。補助具本体101の側面の高さは右肩上りガイドラインの角度の識別しやすい5mm以上が良く、
図1(a)においては、右肩上りガイドライン501が5本あり、厚み2mm、側面の高さは100mmを有している。
【0009】
補助具本体101は、
図1(a)の様に上には開口部301を有するが、下には
図1(b)に示す様に底面302をも持ち、缶を包囲した時に、缶の側面を直接触れず容易に持ち上げる事ができ、持ち上げる手は缶の熱さや冷たさを和らげられる。缶を容易に持ち上げる事や、缶の熱さや冷たさを和らげる事を重視するには、補助具本体101の厚みや側面の高さの数値は高いほうが良いが、軽量化を重視するには、補助具本体101の厚みや側面の高さの数値はなるべく低くしたほうが良い。また、補助具本体101の底面302をなくすことにより、軽量化と携帯性を高めることもできる。
【0010】
まず、
図2に示す様に、補助具本体101をアルミ空き缶370の側面へ包囲させ、右手350と左手351で力の入れやすい角度で持ち、両手の人差し指と親指で右肩上りガイドライン501近くの両サイドをつまみ上げるように、実際は山脈部356近くの両サイドへ谷部をアルミ空き缶側面に少しずつ形成していき、アルミ空き缶側面中央の山脈部356と谷部の高低差が10mmプラスマイナス2mmになったら、右回り又は左回りにアルミ空き缶370と補助具本体101を一緒に回して、手前にきた右肩上りガイドライン501を力の入れやすい角度で持ち、両手の人差し指と親指で右肩上りガイドライン501近くの両サイドをつまみ上げるように、実際は山脈部356近くの両サイドへ谷部をアルミ缶側面に少しずつ形成していき、アルミ空き缶370の側面中央の山脈部356と谷部の高低差が10mmプラスマイナス2mmになったら、右回り又は左回りにアルミ空き缶370と補助具本体101を一緒に回す一連の形成作業を繰り返し、全ての右肩上りガイドライン501下の山脈部356と谷部の高低差が10mmプラスマイナス2mmになったら、補助具本体101をアルミ空き缶370から外し、アルミ空き缶370を右手350と左手351で、力の入れやすい角度で持ち、両手の人差し指と親指でアルミ空き缶370の側面全ての山脈部356と谷部の高低差が20mmプラスマイナス4mmとなるように形成させ、
図3(a)のアルミ空き缶378へと形成させる。形成時の注意点は、谷部形成を意識しすぎ、力を入れてしまうとアルミ空き缶370の側面が大きくへこんで修正できなくなるので、両隣の山脈部356との距離を意識しつつ、両手の人差し指と親指以外の指で、力加減をコントロールできるようにアルミ空き缶370にそえて作業する。
【0011】
次に、
図3(a)に示す様に、アルミ空き缶378を右手350と左手351で、アルミ空き缶378の上部と下部で力の入れやすい角度で持ち、アルミ空き缶378の側面の山脈部373の角度方向へ、アルミ空き缶378の側面が破けない程度にさらにねじりを加え、アルミ空き缶378の天井中心部と底面中心部が垂直に且つアルミ空き缶378の天井面と底面が水平となるよう調節しながら、アルミ空き缶378側面の高さをなるべく低くなるように
図3(b)のアルミ空き缶395へと形成させる。このアルミ空き缶378の側面が破けない程度にさらにねじりを加える事により、アルミ空き缶378の天井中心部と底面中心部が垂直に且つアルミ空き缶378の天井面と底面が水平となるような調節が簡単になり、また、押圧し潰す前にアルミ空き缶の高さをなるべく低くでき、安全に効率よく潰せる。
【0012】
次に、
図4に示す様に、堅い平らな地面にアルミ空き缶395を立てて置き、底のしっかりとした靴390などで、アルミ空き缶395の天井中心部と底面中心部が垂直に且つアルミ空き缶395の天井面と底面の水平を保持しながら、アルミ空き缶395を縦方向に徐々に押圧し潰す。
また、上器411の底面391を上にして、アルミ空き缶395の天井部を覆い、底面393の横ずれ防止の突起部392の付いた下器412をアルミ空き缶395の下に敷き、徐々に押圧すると、靴390の保護とアルミ空き缶395の押圧時の横ずれ防止となり、安全性が高まる。尚、上器411と下器412の材質は、アルミ缶を潰した際に容易に変形するゴム、シリコーン、低密度ポリエチレンを用いても良いし、アルミ缶を潰す際の応力では容易に破壊されない硬度を有する、高密度ポリエチレン、鉄、ステンレス、銅、アルミ、錫、真鍮などを用いても良い。横ずれ防止の突起部392の材質は、ゴム、シリコーン、低密度ポリエチレンなどが良く、下器の材質がアルミ缶を潰した際に容易に変形するゴム、シリコーン、低密度ポリエチレンなどの時は横ずれ防止の突起部392はいらない。
図5に示す様に、アルミ缶を潰す時は、アルミ空き缶の天井中心部と底面中心部が垂直に且つアルミ空き缶の天井面と底面の水平を保持しながら、アルミ空き缶を縦方向に徐々に押圧し潰す。500mlアルミ空き缶潰し時の広がり幅381が、直径85mm程なので、直径85mmの仮想円に収まるように調整しながら押圧すると良い。
【0013】
図6~
図9は、第2の形態の斜視図で、第1の形態の右肩上りガイドラインを補助具本体101、105、106、118、107の側面へ平面的に描画した変形例で、
図6は右肩上りガイドライン520が点線、
図7は右肩上りガイドライン525がマーク、
図8は右肩上りガイドライン530が色違いストライプ柄、
図9は右肩上りガイドライン534が壁画で、各右肩上りガイドラインの識別性を高めたものである。
【0014】
図10~
図12は、第3の形態の斜視図で、第1の形態の右肩上りガイドラインの立体的変形例で、
図10は右肩上りガイドライン538が切込み、
図11は右肩上りガイドライン542が凸部、
図12は右肩上りガイドライン550が凸部で、その直下に右肩上りガイドライン554の凹部があるもので、
図10は右肩上りガイドライン切込み部538で山脈部356をより造成しやすくしたもので、
図11は右肩上りガイドライン間凹部321の薄い面で谷部形成を造成しやすくしたもので、
図12は右肩上りガイドライン下凹部554と右肩上りガイドライン凸部550間の薄い側面で、山脈部336と谷部376の双方をより形成しやすくしている。
【0015】
図13は、第4の形態の下方斜視図で、第1の形態の底面302に底面穴部305を有したことにより、補助具本体102の側面の厚みが増えた時に、山脈部356を形成しやすくなる利点がある。
【0016】
図14、16、17、18は、アルミ缶潰し補助具の第5の形態の図で、第1形態の底面302がないものであり、アルミ缶潰し補助具の底面がなく、且つ、側面も高さを低くする事ができ、携帯性が良くなり便利である。
図15は、第5形態の使用法であるアルミ缶潰し方法である。
図14は、アルミ缶潰し補助具本体103の下方斜視図で、アルミ缶潰し補助具本体103が環状でアルミ缶側面の一部のみを覆う構成となっており、これにより携帯性が良く、且つ軽くなる。側面の高さは、右肩上りガイドライン511の角度60度程度である事を識別可能とする5mm以上が良く、25mmから50mmが好ましい。
図15に示すように、補助具本体119の側面の高さを低くしたアルミ缶潰し補助具により、アルミ缶を潰す際は、右肩上りガイドライン626の延長線上を山脈部361と見立てて形成させていく。潰し方は、
図2、
図3、
図4と同様である。
図16は、アルミ缶潰し補助具の斜視図で、補助具本体104側面の面ファスナーフック部309と面ファスナーループ部310の切り離しと再結合ができ、収納時に帯状となり便利。ファスナー部を紐結びやボタン掛けやホック止めやフック掛けや繰り返し使えるテープ止めなどにしてもよい。
図17は、アルミ缶潰し補助具の斜視図で、右肩上りガイドライン間切抜き部326で、アルミ空き缶370の側面部を直接、両手の人差し指と親指を使い谷部375を形成しやすくできる利点がある。
図18は、アルミ缶潰し補助具の斜視図で、補助具本体112がネット形状で収縮性が優れ携帯性が良く、且つ、右肩上りガイドライン内側切込み部558で、山脈部356の形成が安易となる。
以上、
図17、
図18におけるアルミ缶潰し補助具本体の側面の高さは、アルミ缶の側面一部のみを覆うものとしたが、全体を覆う高さにしても良い。また、
図18までは、右利きの人には好適なアルミ缶潰し補助具の右肩上りのガイドラインを用いる例を説明したが、左利きの人には左肩上りのガイドラインが好適である。
【0017】
図19~23は、アルミ缶潰し補助具の第6の形態の斜視図で、ガイドラインが右肩上りと左肩上りの複数混在の例である。
図19は、ガイドライン境界線343の上下で、右肩上りガイドライン570と左肩上りガイドライン574が分かれており、利き手に応じて、右肩上りまたは左肩上りのガイドラインを選択して使用する。
図20は、アルミ缶潰し補助具の異なる色の種類の右肩上りガイドライン562と左肩上りガイドライン566がクロスして表示したものであり、
図19と同様に利き手に応じてガイドラインを選択して使用する。これにより、左利き及び右利き用の両方のガイドラインを有するにも関わらず、
図19のアルミ缶潰し補助具の側面の高さを低くすることができ、軽量化と携帯性を高める事ができる。尚、
図20においては、補助具本体113をネット形状とした例で説明したが、
図19の様な網目でないシート形状で構成しても良い。
図21は、アルミ缶潰し補助具本体115の外側に右肩上りガイドライン578と内側には右肩上りガイドラインであるが裏返す事により左肩上りガイドラインとなる裏返し左肩上りガイドライン584が設けられており、利き手により補助具本体115の表裏を選択する。これにより、左利き及び右利き用の両方のガイドラインを有するにも関わらず、
図19のアルミ缶潰し補助具の側面の高さを低くすることができ、軽量化と携帯性を高める事ができる。尚、補助具本体115を透明にすれば、外側の右肩上りガイドライン578のみを配置すれば良いので、製造が容易となりコスト低減に寄与する。
図22は、アルミ缶潰し補助具本体116に、5本の左肩上りガイドライン590と5本の右方上りガイドライン585が側面外側に表示、且つ、内側に裏返しの4本の左肩上りのガイドライン602と裏返しの4本の右肩上りガイドライン598が表示してあり、4種類すべてのガイドラインが補助具本体115に有しており、利き腕の違いや、アルミ缶370の潰しやすさの違いで、好みのガイドラインを選ぶ事ができる。
図22は、各ガイドラインのマークを変えてあるが、色を変えたり、線を変えたりして区別する事も出来る。また、
図19、
図21、
図22は、
図16のアルミ缶潰し補助具と同様に、アルミ缶潰し補助具本体側面の切り離しと再結合ができると更に便利である、
図23は、4種類すべてのガイドラインを有したアルミ缶潰しの断熱材を含む補助具本体117で、アルミ缶396を収納し、紐ストッパー347で上部を覆い隠し、保冷又は保温効果を保持しながら持ち運びができ、アルミ缶396の中身を飲む時はアルミ缶396の飲み口の下まで断熱材を含む補助具本体117の上部をめくり、断熱材の効果を利用して保冷又は保温効果を保持しながらドリンクホルダーとして使用でき、その後、飲み終え中を空にしたアルミ空き缶370を、潰しやすさの違いで好みのガイドラインを一つ選び、
図2、3、4の手順で潰す。
図23の各ガイドラインは、線の色違いであるが、マークや描画などの違いでも良く、また、断熱材を含む補助具本体117の外側の境界線630で分けた左右の肩上がりのガイドラインを、
図22の様に、異なるガイドラインのマークや線などでクロス表示させても良い。
【0018】
図24は、本発明のアルミ缶潰し補助具本体を用いて、350mlアルミ空き缶と500mlアルミ空き缶を潰した、各1缶分の圧縮サイズと3缶分を積重ね時の寸法例の図で、非力な人でも容易にアルミ空き缶を潰す事ができる。
【0019】
図25は、
図23の断熱材を含む補助具本体117に、
図4の安全性を高めた上器411と下器412と、アルミ缶396を一緒に収納可能な、断熱材を含む補助具本体118の図で、収納と持ち運びに便利である。
【符号の説明】
【0020】
101 請求項1の補助具本体
301 開口部
311 開口部
313 開口部
315 開口部
317 開口部
302 底面
350 右手
351 左手
356 山脈部
370 アルミ空き缶
373 山脈部
374 山脈部、山脈部373の変形
375 谷部
376 谷部、谷部375の変形
378 アルミ空き缶、アルミ空き缶370の変形
395 アルミ空き缶、アルミ空き缶378の変形
381 500mlアルミ空き缶つぶし時の広がり幅
390 靴
391 底面
393 底面
392 横ずれ防止の突起部
411 上器
412 下器
501 右肩上りガイドライン
520 右肩上りガイドライン点線
525 右肩上りガイドラインマーク
530 右肩上りガイドライン色違いストライプ
534 右肩上りガイドライン描画
【手続補正書】
【提出日】2023-11-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルミ空き缶を包囲する側面を持ち、該側面に沿って、該缶の底面から60度プラスマイナス15度に傾き、それぞれ等間隔に配置された4本又は5本からなるガイドラインのセットを有し、軟質素材からなるアルミ缶潰し補助具において、
前記ガイドラインは、前記缶を包囲した状態で指により該缶ごと該ガイドライン近くの両サイドをつまみ上げることにより、該缶へ該ガイドラインに沿って直線状に山脈部を形成し、縦方向に潰しやすくすることができるアルミ缶潰し補助具。
【請求項2】
アルミ空き缶を包囲する側面を持ち、該側面に沿って、該缶の底面から60度プラスマイナス15度に傾き、それぞれ等間隔に配置された4本又は5本からなるガイドラインのセットを有し、軟質素材からなるアルミ缶潰し補助具において、
前記アルミ缶潰し補助具側面の第一の面に右肩上りのガイドラインが形成され、第二の面に左肩上りのガイドラインが形成され、
前記ガイドラインは、該アルミ缶潰し補助具の前記第一の面又は第二の面のうち選択された面を表面側にして前記缶を包囲した状態で指により該缶ごと該ガイドライン近くの両サイドをつまみ上げることにより、該缶へ該ガイドラインに沿って直線状に山脈部を形成し、縦方向に潰しやすくすることができるアルミ缶潰し補助具。
【請求項3】
アルミ空き缶を包囲する側面を持ち、該側面に沿って、該缶の底面から60度プラスマイナス15度に傾き、それぞれ等間隔に配置された4本及び5本からなるガイドラインのセットを有し、軟質素材からなるアルミ缶潰し補助具において、
前記ガイドラインが、4本の第一のデザインのガイドライン及び5本の前記第一のデザインのガイドラインと区別可能な第二のデザインのガイドラインの両方を含み、
該ガイドラインは、前記缶を包囲した状態で該ガイドラインのうち選択されたデザインのガイドライン近くの両サイドを指により該缶ごとつまみ上げることにより、該缶へ選択されたガイドラインに沿って直線状に山脈部を形成し、縦方向に潰しやすくすることができるアルミ缶潰し補助具。
【請求項4】
アルミ空き缶を包囲する側面を持ち、該側面に沿って、該缶の底面から60度プラスマイナス15度に傾き、それぞれ等間隔に配置された4本又は5本からなるガイドラインのセットを有し、軟質素材からなるアルミ缶潰し補助具において、
前記アルミ缶潰し補助具側面の第一の面に4本のガイドラインが形成され、第二の面に5本のガイドラインが形成されており、
前記ガイドラインは、該アルミ缶潰し補助具の前記第一の面又は第二の面のうち選択された面を表面側にして前記缶を包囲した状態で、指により該缶ごと該ガイドライン近くの両サイドをつまみ上げることにより、該缶へ選択された面のガイドラインに沿って直線状に山脈部を形成し、縦方向に潰しやすくすることができるアルミ缶潰し補助具。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項記載のアルミ缶潰し補助具において、前記ガイドラインが、4本、5本又は左右の傾斜のセットごとに、直線、点線、マーク、ストライプ柄、色の違い、ライン描画、厚みの差、凸部、凹部、切込みからなるデザインにより選択されたアルミ缶潰し補助具。
【請求項6】
請求項1から4のいずれか一項記載のアルミ缶潰し補助具において、前記アルミ缶の底面及び側面を袋状に包囲するとともに、前記側面は断熱材が含まれているアルミ缶潰し補助具。
【請求項7】
請求項6記載のアルミ缶潰し補助具において、前記アルミ缶の底面を包む下器と該アルミ缶天井部を覆う上器を有し、これらを該アルミ缶と一緒に収納できるアルミ缶潰し補助具。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルミ空き缶を包囲する側面を持ち、該側面に沿って、該缶の底面から60度プラスマイナス15度に傾き、それぞれ等間隔に配置された4本又は5本からなるガイドラインのセットを有し、軟質素材からなるアルミ缶潰し補助具において、
前記アルミ缶潰し補助具側面の第一の面に右肩上りのガイドラインと区別可能なデザインの左肩上りのガイドラインの両方を含み、
該ガイドラインは、前記缶を包囲した状態で該ガイドラインのうち選択されたデザインのガイドライン近くの両サイドを指により該缶ごとつまみ上げることにより、該缶へ選択されたガイドラインに沿って直線状に山脈部を形成し、縦方向に潰しやすくすることができるアルミ缶潰し補助具。
【請求項2】
アルミ空き缶を包囲する側面を持ち、該側面に沿って、該缶の底面から60度プラスマイナス15度に傾き、それぞれ等間隔に配置された4本又は5本からなるガイドラインのセットを有し、軟質素材からなるアルミ缶潰し補助具において、
前記アルミ缶潰し補助具側面の第一の面に右肩上りのガイドラインが形成され、第二の面に左肩上りのガイドラインが形成され、
前記ガイドラインは、該アルミ缶潰し補助具の前記第一の面又は第二の面のうち選択された面を表面側にして前記缶を包囲した状態で指により該缶ごと該ガイドライン近くの両サイドをつまみ上げることにより、該缶へ該ガイドラインに沿って直線状に山脈部を形成し、縦方向に潰しやすくすることができるアルミ缶潰し補助具。
【請求項3】
アルミ空き缶を包囲する側面を持ち、該側面に沿って、該缶の底面から60度プラスマイナス15度に傾き、それぞれ等間隔に配置された4本及び5本からなるガイドラインのセットを有し、軟質素材からなるアルミ缶潰し補助具において、
前記ガイドラインが、4本の第一のデザインのガイドライン及び5本の前記第一のデザインのガイドラインと区別可能な第二のデザインのガイドラインの両方を含み、
該ガイドラインは、前記缶を包囲した状態で該ガイドラインのうち選択されたデザインのガイドライン近くの両サイドを指により該缶ごとつまみ上げることにより、該缶へ選択されたガイドラインに沿って直線状に山脈部を形成し、縦方向に潰しやすくすることができるアルミ缶潰し補助具。
【請求項4】
アルミ空き缶を包囲する側面を持ち、該側面に沿って、該缶の底面から60度プラスマイナス15度に傾き、それぞれ等間隔に配置された4本又は5本からなるガイドラインのセットを有し、軟質素材からなるアルミ缶潰し補助具において、
前記アルミ缶潰し補助具側面の第一の面に4本のガイドラインが形成され、第二の面に5本のガイドラインが形成されており、
前記ガイドラインは、該アルミ缶潰し補助具の前記第一の面又は第二の面のうち選択された面を表面側にして前記缶を包囲した状態で、指により該缶ごと該ガイドライン近くの両サイドをつまみ上げることにより、該缶へ選択された面のガイドラインに沿って直線状に山脈部を形成し、縦方向に潰しやすくすることができるアルミ缶潰し補助具。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項記載のアルミ缶潰し補助具において、前記ガイドラインが、4本、5本又は左右の傾斜のセットごとに、直線、点線、マーク、ストライプ柄、色の違い、ライン描画、厚みの差、凸部、凹部、切込みからなるデザインにより選択されたアルミ缶潰し補助具。
【請求項6】
請求項1から4のいずれか一項記載のアルミ缶潰し補助具において、前記アルミ缶の底面及び側面を袋状に包囲するとともに、前記側面は断熱材が含まれているアルミ缶潰し補助具。
【請求項7】
請求項6記載のアルミ缶潰し補助具において、前記アルミ缶の底面を包む下器と該アルミ缶天井部を覆う上器を有し、これらを該アルミ缶と一緒に収納できるアルミ缶潰し補助具。