(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106065
(43)【公開日】2024-08-07
(54)【発明の名称】泡状リーブオン化粧料
(51)【国際特許分類】
A61K 8/64 20060101AFI20240731BHJP
A61K 8/86 20060101ALI20240731BHJP
A61K 8/02 20060101ALI20240731BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20240731BHJP
【FI】
A61K8/64
A61K8/86
A61K8/02
A61Q19/00
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023010146
(22)【出願日】2023-01-26
(71)【出願人】
【識別番号】000000918
【氏名又は名称】花王株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000084
【氏名又は名称】弁理士法人アルガ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】堀 隆
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AB032
4C083AB051
4C083AC102
4C083AC111
4C083AC122
4C083AC172
4C083AC181
4C083AC182
4C083AC302
4C083AC431
4C083AC432
4C083AC482
4C083AC532
4C083AC711
4C083AC712
4C083AD042
4C083AD411
4C083AD412
4C083AD572
4C083BB07
4C083CC02
4C083DD08
4C083EE06
(57)【要約】
【課題】吐出した泡の質が良好で、皮膚等へ塗布した後泡の消滅速度が速く、かつ低温においても十分に起泡する、泡状リーブオン化粧料に関する。
【解決手段】次の成分(A)~(D)を含有する泡状リーブオン化粧料。
(A)ジェミニ型両親媒性化合物 0.02質量%以上0.7質量%以下、
(B)エチレンオキシドの平均付加モル数30以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.05質量%以上0.6質量%以下、
(C)アルキレンオキシドの平均付加モル数10以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル 0.02質量%以上0.6質量%以下、
(D)水
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)~(D)を含有する泡状リーブオン化粧料。
(A)ジェミニ型両親媒性化合物 0.02質量%以上0.7質量%以下、
(B)エチレンオキシドの平均付加モル数30以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.05質量%以上0.6質量%以下、
(C)アルキレンオキシドの平均付加モル数10以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル 0.02質量%以上0.6質量%以下、
(D)水
【請求項2】
成分(B)及び成分(C)の合計含有量が、0.8質量%未満である請求項1記載の泡状リーブオン化粧料。
【請求項3】
成分(A)の含有量に対する成分(B)及び成分(C)の合計含有量の比((B)+(C)/(A))が、8.0未満である請求項1又は2記載の泡状リーブオン化粧料。
【請求項4】
25℃のpHが、6.3以上9.0以下である請求項1~3のいずれか1項記載の泡状リーブオン化粧料。
【請求項5】
さらに、成分(E)ベタイン型低分子化合物及び多価アルコールから選ばれる1種又は2種以上を0.1質量%以上15.0質量%以下含有する請求項1~4のいずれか1項記載の泡状リーブオン化粧料。
【請求項6】
成分(A)が、一般式(2)
R11-X2-R12 (2)
(R11及びR12は、同一又は異なってN-長鎖アシル酸性アミノ酸残基を示し、X2は塩基性アミノ酸残基又はアルキレンジアミン残基を示す)
で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上である請求項1~5のいずれか1項記載の泡状リーブオン化粧料。
【請求項7】
泡吐出容器に充填され、泡として吐出される泡状リーブオン化粧料である請求項1~6のいずれか1項記載の泡状リーブオン化粧料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、泡で吐出されるリーブオン化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚や毛髪に潤い感等を付与する目的で、化粧水や乳液、ミストなどの形態のリーブオン化粧料が使用されている。このような化粧料として、例えばトリメチルグリシン、水溶性であり且つ25℃において液状のアルキレンオキシド誘導体、及び多価アルコールを含有してなる保湿化粧料(特許文献1)、(a)エチレンオキシドの平均付加モル数が30~80のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、(b)ベタイン型低分子、多価アルコール及びアルキレンオキシド誘導体から選ばれる1種又は2種以上の化合物、並びに(c)25℃で固体状のポリアルキレングリコールを含有する化粧料(特許文献2)が知られている。これらのリーブオン化粧料の形態は、通常、液状、乳液状、クリーム状、霧状、ジェル状であり、手に取って皮膚や毛髪に適用するか、ミストとして皮膚や毛髪に適用するものである。
【0003】
一方、これらのリーブオン化粧料をポンプフォーマー容器等に充填して泡状に吐出させて皮膚や毛髪に適用する化粧料とする技術が報告されている。例えば、特許文献3には、泡状の化粧料の課題である、皮膚刺激性の低下、保湿機能の向上を目的として、起泡成分としての非イオン界面活性剤に加えてリン脂質を含有するスクリーンフォーマー用の外用組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013-14540号公報
【特許文献2】特開2020-158433号公報
【特許文献3】特開2016-121145号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記特許文献1、2記載のリーブオン化粧料を泡で吐出する容器に充填した化粧料、及び前記特許文献3のように起泡成分として1種又は2種以上の非イオン界面活性剤を配合した泡状リーブオン化粧料においては、吐出した泡の質が十分でなく、皮膚等へ塗布した後泡の消滅速度が遅く、さらに低温における起泡性が十分でないなどの課題があることが判明した。
従って、本発明は、吐出した泡の質が良好で、皮膚等へ塗布した後泡の消滅速度が速く、かつ低温においても十分に起泡する、泡状リーブオン化粧料に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本発明者は、種々の界面活性剤及びその他の成分を配合した化粧料を泡吐出容器に充填し、泡として吐出されるリーブオン化粧料を製造して、その使用感、泡特性、低温における起泡性などについて検討したところ、特定量のエチレンオキシドの平均付加モル数30以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、アルキレンオキシドの平均付加モル数10以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルと、水に加えて、特定量のジェミニ型両親媒性化合物を配合することにより、吐出した泡の質が良好で、皮膚等へ塗布した後泡の消滅速度が速く、かつ低温においても十分に起泡する、使用感の良好な泡状リーブオン化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、次の成分(A)~(D)を含有する泡状リーブオン化粧料を提供するものである。
(A)ジェミニ型両親媒性化合物 0.02質量%以上0.7質量%以下、
(B)エチレンオキシドの平均付加モル数30以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.05質量%以上0.6質量%以下、
(C)アルキレンオキシドの平均付加モル数10以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル 0.02質量%以上0.6質量%以下、
(D)水
【発明の効果】
【0008】
本発明の泡状リーブオン化粧料は、吐出した泡の質が良好で、皮膚等へ塗布した後泡の消滅速度が速く、かつ低温においても十分に起泡し、使用感が良好である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の泡状リーブオン化粧料の一態様は、次の成分(A)~(D)を含有する。
(A)ジェミニ型両親媒性化合物 0.02質量%以上0.7質量%以下、
(B)エチレンオキシドの平均付加モル数30以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.05質量%以上0.6質量%以下、
(C)アルキレンオキシドの平均付加モル数10以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル 0.02質量%以上0.6質量%以下、
(D)水
【0010】
本発明におけるリーブオン化粧料とは、塗布したら洗い流さない化粧料を意味し、化粧水、美容液、乳液、クリーム、サンスクリーンなどが挙げられる。
泡状リーブオン化粧料は、泡吐出容器に充填され、泡として吐出されるリーブオン化粧料である。従って、本発明の化粧料は、泡で吐出された泡状化粧料を、皮膚や毛髪などに適用するリーブオン化粧料である。
【0011】
本発明に用いられる成分(A)は、ジェミニ型両親媒性化合物である。ジェミニ型両親媒性化合物とは、2個のアシル基結合親水性残基がスペーサーを介して結合してなる両親媒性化合物であり、例えば、特許第4629318号公報に記載された一般式(1)で表されるアシル誘導体が挙げられる。
【0012】
【0013】
(Xは、分子量100万以下の直鎖、分枝鎖、環状鎖、又は芳香族炭化水素鎖からなるスペーサーであり、Z1は、-O-、-S-、又は、-NR4-(R4は水素原子、または炭素原子数1~10のアルキル基、アルケニル基、アリール基、もしくはアルキルアリール基)、Z2は、-O-、-S-、又は、-NR5-(R5は水素原子、又は炭素原子数1~10のアルキル基、アルケニル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基)であり、R1COは炭素原子数1~20の飽和又は不飽和の脂肪酸から誘導される長鎖アシル基、R2は水素原子、又はヒドロキシル基、カルボキシル基、若しくはこれら以外の置換基を有していてもよい炭素原子数1~3のアルキル基、R3は、水素原子、またはアルコールがエステル生成したアルコール化合物残基であり、j、kはそれぞれ独立に0、1、2のいずれかであり、かつj、kは同時に0ではなく、nは2~20の整数であり、全てのR3が同時に水素原子であることはない。)
【0014】
より好ましい成分(A)としては、前記特許第4629318号公報に記載の一般式(2)
【0015】
【0016】
(R11及びR12は、同一又は異なってN-長鎖アシル酸性アミノ酸残基を示し、X2は塩基性アミノ酸残基又はアルキレンジアミン残基を示す)
で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
ここで、N-長鎖アシル酸性アミノ酸残基と、塩基性アミノ酸残基又はアルキレンジアミン残基とは、N-長鎖アシル酸性アミノ酸残基のカルボキシル基と、塩基性アミノ酸残基又はアルキレンジアミン残基のアミノ基とが、アミド結合している。
【0017】
ここで、酸性アミノ酸としては、例えばグルタミン酸、アスパラギン酸、ランチオニン、β-メチルランチオニン、シスタチオニン、ジエンコール酸、フェリニン、アミノマロン酸、β-オキシアスパラギン酸、α-アミノ-α-メチルコハク酸、β-オキシグルタミン酸、γ-オキシグルタミン酸、γ-メチルグルタミン酸、γ-メチレングルタミン酸、γ-メチル-γ-オキシグルタミン酸、α-アミノアジピン酸、α-アミノ-γ-オキシアジピン酸、α-アミノピメリン酸、α-アミノ-γ-オキシピメリン酸、β-アミノピメリン酸、α-アミノスベリン酸、α-アミノセバシン酸、パントテン酸等が挙げられる。このうち、グルタミン酸、アスパラギン酸がより好ましい。
【0018】
当該酸性アミノ酸のアミノ基に結合する長鎖アシル基としては、炭素数6~24の飽和又は不飽和の脂肪族アシル基が挙げられる。具体的には、カプロイル基、カプリル基、デカノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基などが挙げられる。
【0019】
塩基性アミノ酸としては、リジン、アルギニン、ヒスチジンが挙げられる。
アルキレンジアミンとしては、炭素数2~12のアルキレンジアミンが挙げられ、具体的には、エチレンジアミン、N,N’-ジメチルエチレンジアミン、ジアミノプロパン、
ジアミノブタン、ジアミノペンタン、ジアミノヘキサン、ジアミノヘプタン、ジアミノオクタン、ジアミノノナン、ジアミノデカン、ジアミノドデカンなどが挙げられる。
【0020】
さらに好ましい成分(A)としては、一般式(2)において、R11及びR12が、同一又は異なって、N-炭素数6~24の飽和若しくは不飽和の脂肪族アシルグルタミン酸残基、又はN-炭素数6~24の飽和若しくは不飽和の脂肪族アシルアスパラギン酸残基であり、X2が、リジン残基、アルギニン残基又はヒスチジン残基である化合物である。成分(A)の市販品としては、R11及びR12がN-ラウロイルグルタミン酸残基であり、X2がリジン残基である化合物(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア(旭化成ファインケム社製)))が挙げられる。
【0021】
成分(A)のジェミニ型両親媒性化合物は、1種又は2種以上を組み合わせて使用することができ、含有量は、泡の質、低温下での起泡性及び塗布後の感触を良好にする観点から、本発明組成物中に0.02質量%以上が好ましく、0.03質量%以上がより好ましく、0,05質量%以上がさらに好ましい。また、塗布後の泡の消滅速度を速くし、塗布後の使用感をよくする観点から、0.7質量%以下が好ましく、0.6質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下がさらに好ましい。具体的には、0.02質量%以上0.7質量%以下が好ましく、0.03質量%以上0.6質量%以下がより好ましく、0.05質量%以上0.5質量%以下がさらに好ましい。ここで、本発明組成物中の各成分の含有量は、泡吐出容器に充填された組成物中の含有量である。
【0022】
本発明に用いられる成分(B)は、エチレンオキシドの平均付加モル数30以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油である。
成分(B)のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、泡の質、低温下での起泡性、塗布後の感触を良好にする観点から、25℃で固体状のものが好ましく、25℃でワセリン様又はろう状のものがより好ましい。なお、本明細書において、「25℃で固体状」とは、1気圧下25℃の環境下において、流動性を有してない状態、すなわち、融点未満の温度条件の下にある状態(融点を有さない非晶性物質においては溶融点未満の温度条件の下にある状態)をいい、「25℃で液状」とは、1気圧下25℃の環境下において、流動性を有している状態、すなわち、融点以上の温度条件の下にある状態(融点を有さない非晶性物質においては溶融点以上の温度条件の下にある状態)をいう。
【0023】
成分(B)のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油のエチレンオキシドの平均付加モル数は、30以上であるのが、泡の質、低温下での起泡性、塗布後の感触を良好にする観点から好ましく、35以上がより好ましく、40以上がさらに好ましい。また、エチレンオキシドの平均付加モル数は、低温下での起泡性、塗布後の感触を良好にする観点から、80以下が好ましく、75以下がより好ましく、70以下がさらに好ましい。具体的には、30以上80以下が好ましく、35以上75以下がより好ましく、40以上70以下がさらに好ましい。
【0024】
成分(B)のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、具体的には、ポリオキシエチレン(30E.O.)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(50E.O.)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(80E.O.)硬化ヒマシ油等が挙げられる。
なお、成分(B)のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、1種のみを単独で使用しても2種以上を組み合わせて使用してもよい。
【0025】
成分(B)のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、市販品を用いても常法に従って合成して得たものを用いてもよい。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、硬化ヒマシ油にエチレンオキシドを付加することによって得られる。市販品としては、NIKKOL HCO-30、NIKKOL HCO-40、NIKKOL HCO-50、NIKKOL HCO-60、NIKKOL HCO-70、NIKKOL HCO-80(以上、日光ケミカルズ社製)、エマノーンCH-40、エマノーンCH-60(K)(以上、花王社製)等が挙げられる。
【0026】
成分(B)の含有量は、泡の質、低温下での起泡性、塗布後の感触を良好にする観点から、本発明組成物中に0.05質量%以上が好ましく、0.07質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましく、塗布後の泡の消滅を速くし、塗布後の感触を良好にする観点から、0.6質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0,45質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲としては、0.05質量%以上0.6質量%以下が好ましく、0.07質量%以上0.5質量%以下がより好ましく、0.1質量%以上0.45質量%以下がさらに好ましい。
【0027】
本発明に用いられる成分(C)は、アルキレンオキシドの平均付加モル数10以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルである。この成分(C)は、前記成分(B)と組み合わせて使用することで、泡の質、低温下での起泡性、塗布後の感触を向上させる機能を有する。
アルキレンオキシドの平均付加モル数は、泡の質、低温下での起泡性を良好にする観点から、10以上が好ましく、12以上がより好ましく、15以上がさらに好ましく、また50以下が好ましい。
また、ポリオキシアルキレンとしては、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレンが挙げられるが、入手容易性から、ポリオキシエチレンが好ましい。また、アルキルエーテルのアルキル基としては、炭素数8~20のアルキル又はアルケニル基が挙げられる。
【0028】
ポリオキシアルキレンアルキルーテル(C)としては、具体的には、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンパルミチルエーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンヘキシルデシルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル等が挙げられる。
市販品として、例えば、ポリオキシエチレン(21)ラウリルエーテル(エマルゲン121-G、花王社製)、ポリオキシエチレン(20)2-ヘキシルデシルエーテル(エマルゲン1620G、花王社製)、ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル( エマルゲン116、花王社製)、ポリオキシエチレン(20)オクチルドデシルエーテル(エマルゲン2020G、花王社製)等を好適に用いることができる。成分(C)は、1種又は2種以上を用いることができる
【0029】
成分(C)の含有量は、泡の質、低温下での起泡性、塗布後の感触を良好にする観点から、本発明組成物中に0.02質量%以上が好ましく、0.03質量%以上がより好ましく、0.05質量%以上がさらに好ましく、塗布後の泡の消滅を速くし、塗布後の感触を良好にする観点から、0.5質量%以下が好ましく、0.45質量%以下がより好ましく、0.4質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲としては、0.02質量%以上0.5質量%以下が好ましく、0.03質量%以上0.45質量%以下がより好ましく、0.05質量%以上0.4質量%以下がさらに好ましい。
【0030】
前述のように成分(B)と成分(C)は、これらを組み合わせて使用することで、泡の質、低温下での起泡性、塗布後の感触を向上させる機能を有するがこれらの合計含有量((B)+(C))は、塗布後の泡の消滅を速くし、塗布後の感触を良好にする観点から、本発明組成物中に0.8質量%未満であることが好ましく、0.7質量%以下であることがより好ましく、0.6質量%以下であることがさらに好ましい。なお、成分(B)と成分(C)の合計含有量の下限は、0.07質量%以上であるのが好ましい。
また、成分(A)の含有量に対する成分(B)及び成分(C)の合計含有量の比((B)+(C)/(A))は、塗布後の泡の消滅を速くし、塗布後の感触を良好にする観点から、8.0未満であるのが好ましく、7.0以下であるのがより好ましく、6.0以下であるのがより好ましい。また、当該含有量の比((B)+(C)/(A))は、0.4以上が好ましく、0.5以上がさらに好ましい。
また、成分(B)と成分(C)の含有量の比((B)/(C))は、塗布後の泡の消滅を速くし、塗布後の感触を良好にする観点から、0.1以上が好ましく、0.2以上がより好ましく、0.25以上がさらに好ましく、また同様の理由で10.0以下が好ましく、9.0以下がより好ましい。具体的な範囲としては、0.1以上10.0以下が好ましく、0.2以上9.0以下がより好ましく、0.25以上9.0以下がさらに好ましい。
【0031】
本発明に用いられる成分(D)は、水である。本発明の化粧料、前記のように、泡吐出容器に充填され、泡として吐出されるリーブオン化粧料であることから、媒体として水が必要になる。
水の種類としては、精製水、イオン交換水、蒸留水など、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されない。
水の含有量は、化粧料の形態によって相違するが、泡質、低温下での起泡性、塗布後の泡の消滅速度、塗布後の感触などの観点から、本発明化粧料中に50.0質量%以上が好ましく、60.0質量%以上がより好ましく、70.0質量%以上がさらに好ましい。また同様の観点から、99.5質量%以下が好ましく、99.0質量%以下がより好ましい。
【0032】
本発明の化粧料には、さらに成分(E)ベタイン型低分子化合物(E1)及び多価コール(E2)から選ばれる1種又は2種以上を含有するのが、本発明化粧料を皮膚等に適用したときに潤い感を得、べたつき感を低減する点で好ましい。
ここで、(E1)ベタイン型低分子化合物としては、下記式(3)で表されるものの他、モノエタノール-C5-カルボキシベタイン等が挙げられる。これらの中では、塗布後の潤い感、塗布後のべたつきのなさ等の観点から、式(3)で表されるベタイン型低分子化合物が好ましい。
【0033】
【0034】
(式(3)中、R21~R23は、それぞれ独立して、炭素数1~6の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又は炭素数1~6の直鎖状若しくは分岐鎖状のヒドロキシアルキル基を示し、R24は、アミノ酸側鎖を示す。)
【0035】
R21~R23で示されるアルキル基の炭素数は、好ましくは1~3である。アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基等が挙げられる。
また、R21~23で示されるヒドロキシアルキル基の炭素数は、好ましくは1~3である。ヒドロキシアルキル基としては、例えば、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシイソプロピル基が挙げられる。なお、ヒドロキシアルキル基におけるヒドロキシ基の置換位置は任意である。
このようなR21~R23の中では、塗布後の潤い感等の観点から、炭素数1~6の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基が好ましく、メチル基がさらに好ましい。
【0036】
R24で示されるアミノ酸側鎖としては、例えば、グリシン側鎖(水素原子)、アラニン側鎖(メチル基)、セリン側鎖(ヒドロキシメチル基)等が挙げられるが、塗布後の潤い感等の観点から、グリシン側鎖(水素原子)、セリン側鎖(ヒドロキシメチル基)が好ましく、グリシン側鎖(水素原子)がさらに好ましい。
【0037】
ベタイン型低分子化合物の好適な具体例としては、トリメチルグリシン、3-ヒドロキシ-2-(トリメチルアミニオ)プロパン酸イオン、ジメチル(2-ヒドロキシエチル)アミニオアセタート等が挙げられ、これらのうち1種のみを単独で使用しても2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの中でも、塗布後の潤い感等の観点から、トリメチルグリシンが特に好ましい。
ベタイン型低分子化合物は、市販品を用いても常法に従って合成して得たものを用いてもよい。市販品としては、アミノコート(旭化成ファインケム社製)等が挙げられる。
【0038】
(E2)多価アルコールは、2価以上のアルコールであるが、塗布後の潤い感、塗布後のべたつきのなさ等の観点から、25℃で液状のものが好ましく、2~8価のアルコールが好ましく、2~6価のアルコールがより好ましく、2~4価のアルコールがさらに好ましく、グリコール類、グリセリン類がよりさらに好ましい。
グリコール類としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、イソプレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオール、1,2-デカンジオール等のアルキレングリコール;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、25℃で液状のポリエチレングリコール(例えば、化粧品原料基準に収載されるPEG200、PEG300、PEG400、PEG600等)、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、25℃で液状のポリプロピレングリコール、25℃で液状のポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(例えば、ポリオキシエチレン(12E.O.)ポリオキシプロピレン(35P.O.)グリコール等)等の25℃で液状のポリアルキレングリコールが挙げられる。なお、25℃で液状のポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールのエチレンオキシド平均付加モル数は、好ましくは5~10であり、25℃で液状のポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールのプロピレンオキシド平均付加モル数は、好ましくは30~35である。
25℃で液状のポリアルキレングリコールの数平均分子量としては、200~800が好ましく、300~600がより好ましい。
なお、ポリアルキレングリコールの数平均分子量は、ポリスチレン換算による数平均分子量であり、例えば、以下のようにして測定することができる。
【0039】
(測定装置・条件)
ポリスチレン:東ソー社製、TSK標準ポリスチレン
装置:HLC-8220GPC(東ソー社製、一体型GPC装置)
検出器:RI(示差屈折計)
カラム:TSK-gel G5000HxL(7.8×300mm)×1、G4000HxL(7.8×300mm)×1、G3000HxL(7.8×300mm)×1、G2000HxL(7.8×300mm)×1
移動相:THF(テトラヒドロフラン)
流速:1.0mL/min
設定温度:40℃
注入量:100μL(試料濃度:0.4%)
【0040】
また、グリセリン類としては、例えば、グリセリン(濃グリセリンを含む)、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン等が挙げられる。ポリグリセリンとしては、4~14量体程度のものが好ましい。
これら多価アルコールの中では、塗布後の潤い感、べたつきの少なさ等の観点から、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコールが好ましい。また、低温吐出性の観点からジプロピレングリコールがより好ましい。
なお、(E2)多価アルコールは、1種のみを単独で使用しても2種以上を組み合わせて使用してもよい
【0041】
多価アルコールは、市販品を用いても常法に従って合成して得たものを用いてもよい。25℃で液状のポリアルキレングリコールの市販品としては、PEG-400(三洋化成工業社製)、プロノン#202B(日油社製)等が挙げられる。グリセリン類の市販品としては、ジグリセリン801(サカモトオリエントケミカルズコーポレーション社製)等が挙げられる。ジプロピレングリコールの市販品としては、ジプロピレングリコール(ADEKA社製)等が挙げられる。1,3-ブチレングリコールの市販品としては、1,3-ブチレングリコール(ダイセル社製)等が挙げられる。
【0042】
成分(E)の含有量は、塗布後の潤い感等の観点から、本発明の化粧料中、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、さらに好ましくは1.0質量%以上である。また、塗布時のきしみ感のなさ、塗布時の肌等へのなじみ、塗布後のべたつきのなさ等の観点から、本発明の化粧料中、好ましくは15.0質量%以下、より好ましくは10.0質量%以下、更に好ましくは7.5質量%以下、特に好ましくは5.0質量%以下である。具体的な範囲としては、本発明の化粧料中、0.1質量%以上15.0質量%以下が好ましく、0.1質量%以上10.0質量%以下がより好ましく、0.5質量%以上7.5質量%以下が更に好ましく、1質量%以上5.0質量%以下が特に好ましい。
【0043】
(E1)ベタイン型低分子化合物の含有量は、塗布後の潤い感等の観点から、本発明の化粧料中、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、さらに好ましくは0.5質量%以上である。また、塗布後のべたつきのなさ等の観点から、本発明の化粧料中、好ましくは10.0質量%以下、より好ましくは7.5質量%以下、さらに好ましくは5.0質量%以下である。具体的な範囲としては、本発明の化粧料中、0.05質量%以上10.0質量%以下が好ましく、0.1質量%以上7.5質量%以下がより好ましく、0.5質量%以上5.0質量%以下がさらに好ましい。
(E2)多価アルコールの含有量は、塗布後の潤い感等の観点から、本発明の化粧料中、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、さらに好ましくは0.1質量%以上である。また、塗布時の肌等へのなじみ、塗布後のべたつきのなさ等の観点から、本発明の化粧料中、好ましくは5.0質量%以下、より好ましくは2.5質量%以下、さらに好ましくは1.5質量%以下である。具体的な範囲としては、本発明の化粧料中、0.01質量%以上5.0質量%以下が好ましく、0.05質量%以上2.5質量%以下がより好ましく、0.1質量%以上1.5質量%以下がさらに好ましい。
【0044】
本発明の化粧料は、さらに前記成分の他に、前記以外の保湿剤、油性成分、粉体、UV防御剤、制汗剤、冷感剤、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、香料、キレート剤、pH調整剤等から選ばれる1種又は2種以上を含んでいてもよい。
【0045】
本発明の化粧料は、前記のように、泡吐出容器に充填され、泡として吐出されるリーブオン化粧料であるが、その内容液の形態としては、化粧水、美容液、乳液、クリーム、サンスクリーンなどの水をベースとした形態であるのが好ましく、特に化粧水、美容液、乳液などの液体状のものがより好ましい。
良好な泡の形成性や吐出性を確保する観点から、25℃における粘度が、50mPa・s以下が好ましく、30mPa・s以下がより好ましく、20mPa・s以下がさらに好ましい。本発明において、粘度は、25℃にてB型粘度計(東機産業社製)により、ローターはNo.1、回転数60r/minで回転し、回転開始から60秒後における粘度を測定する。
本発明の化粧料(内容液)の25℃のpHは、低温下での起泡性を向上させる観点、皮膚に対する刺激性の観点から、6.3以上9.0以下が好ましく、6.5以上8.5以下がより好ましく、7.0以上8.0以下がさらに好ましい。これらのpHの調整は、公知のpH緩衝剤(pH調整剤)を用いて行うことができる。
【0046】
泡吐出容器の具体的な形態としては、必要に応じてチューブやノズル等の部材を介しながら、気液混合部から空気と化粧料組成物とを排出し、好ましくは泡微細化部を経由した後、吐出口から外部へと内容物を吐出する機構を有していればよく、スクイズタイプの容器、手動ポンプタイプの容器、電動ポンプタイプの容器等が挙げられる。
【0047】
スクイズタイプの容器とは、スクイズ容器ともいい、変形可能な容器本体に位置する胴部に、外部から手動による押圧力を付加することにより、すなわち胴部をスクイズ変形させることにより、ヘッドスペース内から圧送される空気と内容物の液体とを気液混合部において混合して泡を形成させ、次いで泡微細化部において泡を微細化させ、かかる泡を吐出口から吐出させるものである。具体的には、例えば、特開平7-215353号公報に記載されている容器等が挙げられる。
【0048】
ポンプタイプの容器とは、ポンプ容器ともいい、吐出口を有する泡吐出器に備えられたポンプヘッドを押圧することにより、容器内部又は外部から圧送される空気と内容物の液体とを気液混合部において混合して泡状とし、泡微細化部において泡を微細化させ、かかる泡を吐出口から吐出させるものである。すなわち、かかるポンプタイプの容器は、容器内部又は外部から空気を流入させるための空気用シリンダと内容物の液体の流路となる液用シリンダとを備え、各々のシリンダ内部でピストンが摺動する機構を有している。そして、ポンプヘッドの押圧によってこれらのピストンが駆動し、空気及び内容物の液体を気液混合部へと送出してかかる気液混合部において混合し、次いで泡微細化部において泡を形成させ、かかる泡を吐出口から吐出させるものである。ポンプヘッドの押圧が手動による、いわゆる手動ポンプタイプの容器と、ポンプヘッドの押圧や空気及び内容物の部材間における輸送等が電動による、いわゆる電動ポンプタイプの容器とに大別され、いずれも用いることができる。具体的には、例えば、特開2009-202122号公報に記載の手動ポンプタイプの容器や、特開2006-212086号公報、及び特開2013-212244号公報に記載の電動ポンプタイプの容器等が挙げられる。
【0049】
本発明の泡状リーブオン化粧料は、泡吐出容器から吐出された泡を、皮膚、頭髪などに手指を介して又は直接適用して、必要に応じて適用した泡を皮膚などに塗り広げて使用するのが好ましい。適用部位としては、手、腕、上半身、足、脚部、下半身、頭部(毛髪を含む)、全身のいずれも挙げることができる。特に、全身、上半身、下半身などの広い範囲を対象とするのが好ましい。
【実施例0050】
次に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0051】
実施例1~17及び比較例1~7
表1~表3記載の各成分を混合して本発明化粧料の内容液を製造し、ポンプフォーマー容器に充填し、泡状リーブオン化粧料を製造した。
室温(25℃)で保存した容器から、清浄な手に化粧料を約1g吐出したときの起泡性と泡質(泡のキメの細かさ)、洗顔した顔肌へ塗布後のヌルツキの少なさ、洗顔した顔肌へ塗布後の泡消えの速さを評価した。また、5℃で保存した容器から、清浄な手に化粧料を約1g吐出したときの起泡性を評価した。
結果を表1~表3に示す。
【0052】
(1)室温(25℃)での起泡性
(方法)
専門パネル10名により、室温(25℃)で保存した容器から清浄な手に化粧料1.0gを吐出して「起泡性」を、以下の基準で評価した。結果を10名の平均スコアで示した。
A:平均スコア≧4.5
B:4.5>平均スコア≧3.5
C:3.5>平均スコア≧2.5
D:2.5>平均スコア≧1.5
E:1.5>平均スコア
(評価基準)
5点:非常に良い
4点:良い
3点:やや良い
2点:どちらともいえない
1点:悪い
0点:とても悪い
【0053】
(2)室温(25℃)での泡質(泡のキメの細かさ)
(方法)
専門パネル10名により、室温(25℃)で保存した容器から清浄な手に化粧料1.0gを吐出して「泡質」を、以下の基準で評価した。結果を10名の平均スコアで示した。
A:平均スコア≧4.5
B:4.5>平均スコア≧3.5
C:3.5>平均スコア≧2.5
D:2.5>平均スコア≧1.5
E:1.5>平均スコア
(評価基準)
5点:非常に良い
4点:良い
3点:やや良い
2点:どちらともいえない
1点:悪い
0点:とても悪い
【0054】
(3)低温下(5℃)での起泡性
(方法)
専門パネル10名により、室温(5℃)で保存した容器から清浄な手に化粧料1.0gを吐出して「起泡性」を、以下の基準で評価した。結果を10名の平均スコアで示した。
A:平均スコア≧4.5
B:4.5>平均スコア≧3.5
C:3.5>平均スコア≧2.5
D:2.5>平均スコア≧1.5
E:1.5>平均スコア
(評価基準)
5点:非常に良い
4点:良い
3点:やや良い
2点:どちらともいえない
1点:悪い
0点:とても悪い
【0055】
(4)塗布後のヌルツキのなさ
(方法)
専門パネル10名により、室温(25℃)で保存した容器から清浄な手に化粧料1.0gを吐出し、洗顔した顔肌へ塗布した後のヌルツキを、以下の基準で評価した。結果を10名の平均スコアで示した。
A:平均スコア≧4.5
B:4.5>平均スコア≧3.5
C:3.5>平均スコア≧2.5
D:2.5>平均スコア≧1.5
E:1.5>平均スコア
(評価基準)
5点:非常に少ない
4点:少ない
3点:やや少ない
2点:どちらともいえない
1点:ある
0点:とてもある
【0056】
(5)塗布後の泡の消滅速度
(方法)
専門パネル10名により、室温(25℃)で保存した容器から清浄な手に化粧料1.0gを吐出し、洗顔した顔肌へ塗布した後の泡消えの速さを、以下の基準で評価した。結果を10名の平均スコアで示した。
A:平均スコア≧4.5
B:4.5>平均スコア≧3.5
C:3.5>平均スコア≧2.5
D:2.5>平均スコア≧1.5
E:1.5>平均スコア
(評価基準)
5点:非常に速い
4点:早い
3点:やや早い
2点:どちらともいえない
1点:遅い
0点:とても遅い
【0057】
【0058】
【0059】