(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106116
(43)【公開日】2024-08-07
(54)【発明の名称】酵素風呂用攪拌装置
(51)【国際特許分類】
A61H 33/02 20060101AFI20240731BHJP
【FI】
A61H33/02 A
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023010236
(22)【出願日】2023-01-26
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-01-11
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 2023年1月11日 kunistyle株式会社(東京都中央区晴海3-13-2)において販売した。2022年10月29日 株式会社イチラボ(奈良市あやめ池南2丁目1-31 ACT-1-2B)において販売した。
(71)【出願人】
【識別番号】520335495
【氏名又は名称】マイルマイスター工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100151208
【弁理士】
【氏名又は名称】植田 吉伸
(72)【発明者】
【氏名】中村 剛
【テーマコード(参考)】
4C094
【Fターム(参考)】
4C094AA01
4C094DD02
4C094EE01
4C094GG03
(57)【要約】
【課題】簡便に酵素風呂内の有機物を掻き混ぜることを可能とする酵素風呂攪拌装置を提供することである。
【解決手段】浴槽2内に収容され発酵することで熱を持つ有機物4を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部12と、スクリュー部12が回転するように回転力を与えることが可能な本体部14と、浴槽2の2つの枠部2a,2bに架設可能であり、浴槽2上の所定の位置に本体部14を案内するために延伸されるレール部16と、レール部16上を移動可能なように設けられ、本体部14が連結される台車部と、本体部14を台車部17とともに移動させるために操作するハンドル部18と、を備え、スクリュー部12は、本体部12から下方に向けて延伸し、回転の軸となる回転軸部12aと、回転軸部12aの上部から下部にわたって螺旋状に設けられる羽根部12bと、を有することを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴槽内に収容され発酵することで熱を持つ有機物を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部と、
前記スクリュー部が回転するように回転力を与えることが可能な本体部と、
前記浴槽の2つの枠部に架設可能であり、前記浴槽上の所定の位置に前記本体部を案内するために延伸されるレール部と、
前記レール部上を移動可能なように設けられ、前記本体部が連結される台車部と、
前記本体部を前記台車部とともに移動させるために操作するハンドル部と、
を備え、
前記スクリュー部は、
前記本体部から下方に向けて延伸し、前記回転の軸となる回転軸部と、
前記回転軸部の上部から下部にわたって螺旋状に設けられる羽根部と、
を有することを特徴とする酵素風呂用攪拌装置。
【請求項2】
請求項1に記載の酵素風呂用攪拌装置において、
前記台車部は、前記レール部の幅方向両端部を挟み込むように設けられる一対のレール用車輪部を有することを特徴とする酵素風呂用攪拌装置。
【請求項3】
請求項2に記載の酵素風呂用攪拌装置において、
前記レール部は、前記浴槽の2つの枠部を挟み込むように設けられる一対の枠用車輪部を有することを特徴とする酵素風呂用攪拌装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、酵素風呂用攪拌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、美容や健康などに良い等の理由により、酵素風呂が流行している。例えば、特許文献1には、食材を保持するための攪拌容器と、該攪拌容器内の食材を攪拌子で攪拌するための攪拌機と、該攪拌機を支持するための攪拌機支持部材とを有し、前記攪拌機支持部材は、前記攪拌機を上方で支持するための一組の支持棒と、該支持棒を固定するための架台と、前記攪拌容器を固定し、かつ前記攪拌容器を昇降可能とする支持アームと、該支持アームを昇降するための昇降手段とを備え、前記攪拌機は、攪拌子に回転力を付与するための回転主軸と、該回転主軸の回転速度を制御し、かつ前記支持棒の上端部に載置されるギアドモータとを備えたことを特徴とする食材の攪拌装置が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、調理物を入れるボウルを着脱自在な台座と、前記台座の上部に設けられた回動軸に回動自在に設けられ、ハンドミキサー本体を着脱自在に保持するミキサー保持部と、前記ミキサー保持部の回動動作を規制する回動規制部と、を備え、前記回動規制部は、前記ミキサー保持部に一体的に設けられた回転板と、前記台座の内部に向かって進退移動可能なスタンドスイッチと、前記スタンドスイッチに一体的に設けられたスイッチ軸と、を備え、前記回動軸から前記回転板の離れた外周部には、前記スイッチ軸と係合することにより、前記ハンドミキサー本体に取り付けられたビータが前記ボウル内に位置するように前記ミキサー保持部を閉位置で固定する閉固定部と、前記ビータが前記ボウル内から退避するように前記ミキサー保持部を開位置で固定する開固定部とが設けられている、ハンドミキサー用スタンドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005-245375号公報
【特許文献2】特開2012-148061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
酵素風呂は、美容や健康に良い等の理由で、特に女性から人気があるが、所定の時間毎に酵素風呂内の有機物を掻き混ぜる必要があり、掻き混ぜるための掻き混ぜ器具などを用いて手動で掻き混ぜることも可能であるが時間がかかり重労働である。
【0006】
本発明の目的は、簡便に酵素風呂内の有機物を掻き混ぜることを可能とする酵素風呂攪拌装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る酵素風呂用攪拌装置は、浴槽内に収容され発酵することで熱を持つ有機物を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部と、前記スクリュー部が回転するように回転力を与えることが可能な本体部と、前記浴槽の2つの枠部に架設可能であり、前記浴槽上の所定の位置に前記本体部を案内するために延伸されるレール部と、前記レール部上を移動可能なように設けられ、前記本体部が連結される台車部と、前記本体部を前記台車部とともに移動させるために操作するハンドル部と、を備え、前記スクリュー部は、前記本体部から下方に向けて延伸し、前記回転の軸となる回転軸部と、前記回転軸部の上部から下部にわたって螺旋状に設けられる羽根部と、を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る酵素風呂用攪拌装置において、前記台車部は、前記レール部の幅方向両端部を挟み込むように設けられる一対のレール用車輪部を有することが好ましい。
【0009】
また、本発明に係る酵素風呂用攪拌装置において、前記レール部は、前記浴槽の2つの枠部を挟み込むように設けられる一対の枠用車輪部を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡便に酵素風呂内の有機物を掻き混ぜることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の正面図である。
【
図2】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の背面図である。
【
図3】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の底面図である。
【
図4】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置を用いて、酵素風呂の浴槽の有機物を掻き混ぜている様子を示す図である。
【
図5】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の試作品の正面図である。
【
図6】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の試作品の背面図である。
【
図7】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の試作品の左側面図である。
【
図8】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の試作品の右側面図である。
【
図9】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の試作品の平面図である。
【
図10】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の試作品の底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
【0013】
図1は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の正面図である。
図2は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の背面図である。
【0014】
図3は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の底面図である。
図4は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10を用いて、酵素風呂の浴槽2の有機物4を掻き混ぜている様子を示す図である。
【0015】
図5は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の試作品の正面図である。
図6は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の試作品の背面図である。
【0016】
図7は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の試作品の左側面図である。
図8は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の試作品の右側面図である。
【0017】
図9は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の試作品の平面図である。
図10は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の試作品の底面図である。
【0018】
酵素用攪拌装置10は、酵素風呂の浴槽2内に収容される有機物4を掻き混ぜる装置である。酵素用攪拌装置10は、スクリュー部12と、本体部14と、レール部16と、台車部17と、ハンドル部18とを備えている。浴槽2は、ヒノキなどの材質で構成されるものとして説明するが、もちろん、その他の材質であってもよい。
【0019】
酵素風呂とは、ヒノキのおがくずや米ぬかに酵素液と呼ばれる野草などの植物から抽出された液体を加えた有機物4を用い、電気やガスなどの人工熱源は使用せずに微生物の活動によって発生した自然の発酵熱を利用した温浴法であり、酵素風呂は、血行促進やデトックス効果や美肌効果が期待できる。
【0020】
酵素の働きによる発酵熱の温度は、高い時では約70度ほどで、実際にヒノキのおがくずや米ぬかのクッションを通じて体感する温度は約50度前後となる。
【0021】
酵素の品質を保つためには、手入れが必要で、具体的には、おがくずや米ぬかの状態をしっかり確認し、水分や資材の調整を行い、掻き混ぜることで発酵を促し、発酵温度を上げる。
【0022】
スクリュー部12は、浴槽2内に収容され発酵することで熱を持つ有機物4を掻き混ぜるように回転可能な部材である。
【0023】
スクリュー部12は、本体部14から下方に向けて延伸し、回転の軸となる回転軸部12aと、回転軸部12の上部から下部にわたって螺旋状に設けられる羽根部12bとを備えている。
【0024】
図1,2,5,6に示されるように、羽根部12bは、螺旋状の滑り台のように連続して回転軸部12aの周囲を回りながら上部から下部にわたって設けられている。これにより、回転軸部12aを中心に回転した際に、螺旋状の羽根部12bが回転するため、その周囲に存在する有機物4が掻き混ぜられる。
【0025】
本体部14は、スクリュー部12が回転軸部12aを軸として回転するように回転力を与えることが可能な装置である。本体部14は、商用電源から供給される電力を用いて回転する電動機を有しており、出力軸に接続されるスクリュー部12を回転させることができる。
【0026】
本体部14は、例えば、単相交流50Hz/60Hz、電圧が100Vで動作し、電動機は単相直巻整流子モータを含んで構成されており、回転数は、0~1,200min-1(回/分)である。
【0027】
レール部16は、浴槽2の凸状形状である枠部2a,2bに架設可能であり、浴槽2上の所定の位置に本体部14を案内するためのレールである。レール部16は、適度な強度を有する材質、例えば、ステンレスを用いて構成することができる。
【0028】
レール部16は、浴槽2の幅方向に沿って跨るような長さを有しており、
図3に示されるように、所定の間隔をあけて2つのレールが並行に延伸している。レール部16の両端部には、浴槽2の枠部2a,2b部を挟み込むように設けられる一対の枠用車輪部16a,16bを有する。
【0029】
なお、レール部16は、2つのレールで構成されているため、一対の枠用車輪部16a,16bは、それぞれのレールに対して設けられる。また、一対の枠用車輪部16a,16bは、
図1に示されるように、2つのレールから下方に向かって伸びる中心軸部と、中心軸部の下部に設けられ中心軸部を中心として回転し浴槽2の枠部2a,2bに接触可能な駒部とを備えている。
【0030】
また、レール部16は、図示しない浴槽2の幅に応じて長さを調整可能な長さ調整機構が形成されている。
【0031】
台車部17は、レール部16上を移動可能なように設けられ、本体部14が連結される。台車部17は、中央に本体部14を設置するための空間を有し、
図3に示されるように、平面視で略ロの字形状を有している。
【0032】
台車部17は、レール部16の2つのレールの間隔よりも広い幅を有しており、レール部16の幅方向両端部を挟み込むように設けられる一対のレール用車輪部17a,17bを有する。
【0033】
一対のレール用車輪部17a,17bは、
図1に示されるように、台車部17から下方に向かって伸びる中心軸部と、中心軸部の下部に設けられ中心軸部を中心として回転しレール部16に接触可能な駒部とを備えている。
【0034】
図3に示されるように、一方のレールの外側には2つのレール用車輪部17aが回転可能に装着されており、他方のレールの外側にも2つのレール用車輪部17bが回転可能に装着されている。
【0035】
ハンドル部18は、本体部14をレール部16上で移動させるように操作するための操作ハンドルである。
図1に示されるようにハンドル部18は、本体部14からレール部16の延伸方向に沿って伸びる延伸部と、当該延伸部に形成され、ユーザの手で握ることが可能なグリップ部とを備えている。
【0036】
図4に示されるように、スクリュー部12を左端部に位置させた状態からハンドル部18を押すことで右側に移動させることができる。すなわち、ハンドル部18を用いて、
図4に示される矢印方向に本体部14を移動させることができる。
【0037】
続いて、上記構成の酵素用攪拌装置10の作用について説明する。近年、ヒノキのおがくずや米ぬかに酵素液と呼ばれる野草などの植物から抽出された液体を加えた有機物4を用い、微生物の活動によって発生した自然の発酵熱を利用した酵素風呂が注目されている。
【0038】
しかし、酵素風呂は、おがくずや米ぬかの状態をしっかり確認し、水分や資材の調整を行い、掻き混ぜることで発酵を促し、発酵温度を上げる等といった定期的なメンテナンスが必要である。
【0039】
従来、このようなメンテナンスには、有機物4(酵素)を掻き混ぜるための掻き混ぜ器具等を用いて掻き混ぜていたが重労働であるという課題がある。本発明は、このようなメンテナンスにおいて顕著な効果を発揮する。
【0040】
最初に、酵素用攪拌装置10を準備して、一対の枠用車輪部16a,16bによって浴槽2の枠部2a,2b部を挟み込むようにレール部16を浴槽2に架設する。次に、本体部14の電源コンセントを商用電源コンセントに差し込んで、本体部14を作動させる。
【0041】
そして、本体部14の電動機が回転することにより、回転軸部12aが回転し、これによって羽根部12bが回転する。これにより、有機物4を掻き混ぜることができる。したがって、より好適に有機物4の発酵を促し、発酵温度を上げるなどのメンテナンスを行うことができるという顕著な効果を奏する。
【0042】
ここで、スクリュー部12が回転した際には、本体部12と連結する台車部17もこの回転に連動して回転する力が働き、ハンドル部18の操作によって浴槽2の幅方向に移動させづらくなるという課題がある。しかしながら、酵素用攪拌装置10によれば、2組の一対のレール用車輪部17a,17bのうち、対角線上に位置するレール用車輪部17a,17bがレール部16に対して圧接されて上記回転力に抗う力が働きつつ駒部により回転することができるため、ハンドル部18の操作がやりやすいという利点がある。
【0043】
また、スクリュー部12の回転は、本体部14及び台車部17を介してレール部16にも影響を与えることがある。しかしながら、レール部16の2つのレールを挟み込むように設けられる2組の一対の枠用車輪部16a,16bのうち、対角線上に位置する枠用車輪部16a,16bが浴槽2の枠部2a,2bに対して圧接されて上記回転力に抗う力が働きつつ駒部により回転可能であるため、ハンドル部18の操作がやりやすいという利点がある。
【0044】
また、酵素用攪拌装置10によれば、ハンドル部18を操作することで、例えば、
図4に示されるように、浴槽2の左側に位置するスクリュー部12を回転させながらハンドル部18を押すことで浴槽2の幅方向に設けられる有機物4に対して掻き混ぜることができるという利点がある。
【0045】
さらに、上記幅方向の移動が終わると、枠部2a,2bの長手方向(枠部2aと枠部2bとの間の幅方向と垂直となる方向)に移動させて、再び、同じ動作を繰り返していくことで浴槽2内の全体の有機物4を適切にメンテナスすることができる。したがって、一般的に力作業が得意でない人でも手軽にメンテナンス作業を行うことができる。
【符号の説明】
【0046】
2 浴槽、2a 枠部、2b 枠部、4 有機物、10 酵素用攪拌装置、12 スクリュー部、12 回転軸部、12 本体部、12a 回転軸部、12b 羽根部、14 本体部、16 レール部、16a,16b 枠用車輪部、17 台車部、17a,17b レール用車輪部、18 ハンドル部。
【手続補正書】
【提出日】2023-06-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴槽内に収容され発酵することで熱を持つ有機物を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部と、
前記スクリュー部が回転するように回転力を与えることが可能な本体部と、
前記浴槽の2つの枠部に架設可能であり、前記浴槽上の所定の位置に前記本体部を案内するために延伸されるレール部と、
前記レール部上を移動可能なように設けられ、前記本体部が連結される台車部と、
前記本体部を前記台車部とともに移動させるために操作するハンドル部と、
を備え、
前記スクリュー部は、
前記本体部から下方に向けて延伸し、前記回転の軸となる回転軸部と、
前記回転軸部の上部から下部にわたって螺旋状に設けられる羽根部と、
を有し、
前記台車部は、前記レール部の幅方向両端部の外側端面を挟み込み、トレッド部が前記レール部の前記外側端面と接触するように設けられる一対のレール用車輪部を有し、
前記レール部は、前記浴槽の2つの枠部の外側端面を挟み込み、トレッド部が前記枠部の外側端面と接触するように設けられる一対の枠用車輪部を有することを特徴とする酵素風呂用攪拌装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明に係る酵素風呂用攪拌装置は、浴槽内に収容され発酵することで熱を持つ有機物を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部と、前記スクリュー部が回転するように回転力を与えることが可能な本体部と、前記浴槽の2つの枠部に架設可能であり、前記浴槽上の所定の位置に前記本体部を案内するために延伸されるレール部と、前記レール部上を移動可能なように設けられ、前記本体部が連結される台車部と、前記本体部を前記台車部とともに移動させるために操作するハンドル部と、を備え、前記スクリュー部は、前記本体部から下方に向けて延伸し、前記回転の軸となる回転軸部と、前記回転軸部の上部から下部にわたって螺旋状に設けられる羽根部と、を有し、前記台車部は、前記レール部の幅方向両端部の外側端面を挟み込み、トレッド部が前記レール部の前記外側端面と接触するように設けられる一対のレール用車輪部を有し、前記レール部は、前記浴槽の2つの枠部の外側端面を挟み込み、トレッド部が前記枠部の外側端面と接触するように設けられる一対の枠用車輪部を有することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正書】
【提出日】2023-10-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴槽内に収容され発酵することで熱を持つ有機物を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部と、
前記スクリュー部が回転するように回転力を与えることが可能な本体部と、
前記浴槽の2つの枠部に架設可能であり、前記浴槽上の所定の位置に前記本体部を案内するために延伸される2つのレールを有するレール部と、
前記レール部上を移動可能なように設けられ、前記本体部が連結される台車部と、
前記本体部を前記台車部とともに移動させるために操作するハンドル部と、
を備え、
前記スクリュー部は、
前記本体部から下方に向けて延伸し、前記回転の軸となる回転軸部と、
前記回転軸部の上部から下部にわたって螺旋状に設けられる羽根部と、
を有し、
前記台車部は、前記レール部の前記2つのレールの外側端面を挟み込み、車輪の走行面が前記レール部の前記外側端面と接触するように設けられる2組の一対のレール用車輪部を有し、
前記レール部は、前記浴槽の2つの枠部の外側端面を挟み込み、車輪の走行面が前記枠部の外側端面と接触するように設けられる2組の一対の枠用車輪部を有することを特徴とする酵素風呂用攪拌装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明に係る酵素風呂用攪拌装置は、浴槽内に収容され発酵することで熱を持つ有機物を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部と、前記スクリュー部が回転するように回転力を与えることが可能な本体部と、前記浴槽の2つの枠部に架設可能であり、前記浴槽上の所定の位置に前記本体部を案内するために延伸される2つのレールを有するレール部と、前記レール部上を移動可能なように設けられ、前記本体部が連結される台車部と、前記本体部を前記台車部とともに移動させるために操作するハンドル部と、を備え、前記スクリュー部は、前記本体部から下方に向けて延伸し、前記回転の軸となる回転軸部と、前記回転軸部の上部から下部にわたって螺旋状に設けられる羽根部と、を有し、前記台車部は、前記レール部の前記2つのレールの外側端面を挟み込み、車輪の走行面が前記レール部の前記外側端面と接触するように設けられる2組の一対のレール用車輪部を有し、前記レール部は、前記浴槽の2つの枠部の外側端面を挟み込み、車輪の走行面が前記枠部の外側端面と接触するように設けられる2組の一対の枠用車輪部を有することを特徴とする。