(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106286
(43)【公開日】2024-08-07
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
H01L 29/78 20060101AFI20240731BHJP
H01L 29/12 20060101ALI20240731BHJP
H01L 29/739 20060101ALI20240731BHJP
H01L 29/872 20060101ALI20240731BHJP
H01L 29/861 20060101ALI20240731BHJP
【FI】
H01L29/78 652S
H01L29/78 653A
H01L29/78 652T
H01L29/78 652Q
H01L29/78 655A
H01L29/86 301F
H01L29/86 301D
H01L29/91 K
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023010562
(22)【出願日】2023-01-26
(71)【出願人】
【識別番号】518453730
【氏名又は名称】三安ジャパンテクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100171077
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 健
(72)【発明者】
【氏名】綾 淳
(72)【発明者】
【氏名】中村 浩
(72)【発明者】
【氏名】塩井 伸一
(57)【要約】
【課題】ウエハ反りを抑制し、かつ、ウエハハンドリングの困難性を低減することで、より薄いウエハ厚みの半導体の製造を容易ならしめ、オン抵抗が低減され、放熱性が改善された半導体装置を提供する。
【解決手段】第1導電型の半導体で形成されたドレイン層と、前記ドレイン層上に第1導電型の半導体で形成されたドリフト層と、前記ドリフト層上に形成された第2導電型の半導体で形成された長手方向および短手方向を有する複数のトレンチストライプとを備え、前記複数のトレンチストライプは、各トレンチストライプの長手方向が少なくとも2つの方向に配置されている半導体装置。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1導電型の半導体で形成されたドレイン層と、
前記ドレイン層上に第1導電型の半導体で形成されたドリフト層と、
前記ドリフト層上に形成された第2導電型の半導体で形成された長手方向および短手方向を有する複数のトレンチストライプと
を備え、
前記複数のトレンチストライプは、各トレンチストライプの長手方向が少なくとも2つの方向に配置されている半導体装置。
【請求項2】
前記ドレイン層および前記ドリフト層は炭化珪素を主とする層である請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
ゲート電極およびゲート絶縁膜を備え、
前記ゲート電極は、ゲートパッド、前記ゲートパッドと直接接続されたゲート電極配線および前記複数のトレンチストライプである複数のゲート電極トレンチストライプを含み、
前記複数のゲート電極トレンチストライプは、前記ゲートパッドまたは前記ゲート電極配線と直接接続されている請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記複数のトレンチストライプは、各トレンチストライプの長手方向が3つの方向に配置されている請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記複数のゲート電極トレンチストライプは、各ゲート電極トレンチストライプの長手方向が3つの方向に配置されている請求項3に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記半導体装置は四角形であり、前記ゲートパッドは、前記半導体装置の任意の一辺の中央領域に配置されている請求項3に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記半導体装置は四角形であり、前記ゲートパッドは、前記半導体装置の任意の一角近傍領域に配置されている請求項3に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記ドレイン層および前記ドリフト層は4H炭化珪素を主とする層であり、前記3つの方向は、それぞれが前記4H炭化珪素の六方晶の(11-20)面、(1-210)面、(-2110)面の3面に対して略平行に配置されている請求項4また5に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記ドレイン層および前記ドリフト層は4H炭化珪素を主とする層であり、前記3つの方向は、それぞれが前記4H炭化珪素の六方晶の(1-100)面、(10-10)面、(0-110)面の3面に対して略平行に配置されている請求項4また5に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記ゲート電極配線は、前記ゲートパッドおよび前記複数のゲート電極トレンチストライプを囲うように配置されている請求項3に記載の半導体装置。
【請求項11】
前記3つの方向は、前記半導体装置が個片化される前のウエハのオリエンテーションフラットに対して-5度から5度の間、55度から65度の間および115度から125度の間に配置されている請求項4また5に記載の半導体装置。
【請求項12】
前記3つの方向は、前記半導体装置が個片化される前のウエハのオリエンテーションフラットに対して25度から35度の間、85度から95度の間および145度から155度の間に配置されている請求項4また5に記載の半導体装置。
【請求項13】
前記3つの方向におけるそれぞれの前記複数のトレンチストライプまたは前記複数のゲート電極トレンチストライプの長さの合計は、等しい請求項4また5に記載の半導体装置。
【請求項14】
前記複数のトレンチストライプの少なくとも一部の領域を覆うように形成された電極を備えるジャンクションバリアショットキーダイオード領域を含む請求項1に記載の半導体装置。
【請求項15】
前記複数のトレンチストライプの少なくとも一部の領域を覆うように形成された電極を備え、前記トレンチストライプの長手方向の一部に接する第2導電型の第2半導体領域を備え、前記第2半導体領域の第2導電型の濃度は、前記トレンチストライプの第2導電型の濃度より高い、マージドピンショットキーダイオード領域を含む請求項1に記載の半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関連する。
【背景技術】
【0002】
例えばIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)及びMOSFET(MOS型電界効果トランジスタ)などの電力用半導体装置(パワーデバイス)は、産業用モータや自動車用モータなどのインバータ回路、大容量サーバの電源装置、及び無停電電源装置などの半導体スイッチとして広く用いられている。表裏導通型の電力用半導体装置では、オン特性などに代表される通電性能を改善するために、半導体基板が薄く加工される。近年では、コスト面・特性面を改善するため、FZ(Floating Zone)法により作製されたウエハ材料をもとに、50μm程度まで薄型化された極薄ウエハプロセスを用いて半導体装置が製造されている。しかし、ウエハ薄肉化と電極厚膜化の動向から、ウエハプロセス中のウエハ反りが問題となる。具体的には、ウエハハンドリング中に予期せぬ場所にウエハ端が接触すると、ウエハ欠け又は割れが発生する。これにより、製造歩留りが低下し、製造コストの高騰を招くといった問題がある。
【0003】
特許文献1は、このようなウエハの反りを防止するための技術を開示する。半導体ウエハの裏面に真空成膜法で裏面電極を形成すると、半導体ウエハは裏面電極の成膜時の温度差に基づく応力によって表面側に凸に反った状態となる。次に、半導体ウエハの裏面をプラズマ処理し、半導体ウエハの裏面に付着する付着物を除去する。次に、めっき処理時の裏面電極汚染を防止し、かつウエハの反りを抑制するために、半導体ウエハの裏面に半導体ウエハの反りに沿って剥離テープを貼り付ける。剥離テープの貼り付け後も、半導体ウエハは、表面側に凸に反った状態を維持する。次に、半導体ウエハの表面にめっき膜を無電解めっき処理により形成する。次に、半導体ウエハから剥離テープを剥離する。その後、半導体ウエハから半導体チップを切り出す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に示された技術では、安定した品質を維持するための成膜条件やテープ貼付条件などの製造条件の管理が難しい。また、裏面電極の保護のために、ウエハへのテープの貼りと剥がし工程を付与してプロセス数を増加させている。これにより、必然的にウエハのハンドリング回数も増加し、そのことに起因したウエハ破損の確率も増加する。また、テープ剥がし後の裏面電極にテープ材料の残渣などがあると、組立時の不良率も増加する。これらの理由から、製造コストを低減するのが難しいという問題がある。
【0006】
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、ウエハ反りを抑制し、かつ、ウエハハンドリングの困難性を低減することで、より薄いウエハ厚みの半導体の製造を容易ならしめ、オン抵抗が低減され、放熱性が改善された半導体装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る半導体装置は、
第1導電型の半導体で形成されたドレイン層と、
前記ドレイン層上に第1導電型の半導体で形成されたドリフト層と、
前記ドリフト層上に形成された第2導電型の半導体で形成された長手方向および短手方向を有する複数のトレンチストライプと
を備え、
前記複数のトレンチストライプは、各トレンチストライプの長手方向が少なくとも2つの方向に配置されている半導体装置である。
【0008】
前記ドレイン層および前記ドリフト層は炭化珪素を主とする層であることが、本開示の一形態とされる。
【0009】
ゲート電極およびゲート絶縁膜を備え、
前記ゲート電極は、ゲートパッド、前記ゲートパッドと直接接続されたゲート電極配線および前記複数のトレンチストライプである複数のゲート電極トレンチストライプを含み、
前記複数のゲート電極トレンチストライプは、前記ゲートパッドまたは前記ゲート電極配線と直接接続されていることが、本開示の一形態とされる。
【0010】
前記複数トレンチストライプは、各トレンチストライプの長手方向が3つの方向に配置されていることが、本開示の一形態とされる。
【0011】
前記複数のゲート電極トレンチストライプは、各ゲート電極トレンチストライプの長手方向が3つの方向に配置されていることが、本発明の一形態とされる。
【0012】
前記半導体装置は四角形であり、前記ゲートパッドは、前記半導体装置の任意の一辺の中央領域に配置されていることが、本開示の一形態とされる。
【0013】
前記半導体装置は四角形であり、前記ゲートパッドは、前記半導体装置の任意の一角近傍領域に配置されていることが、本開示の一形態とされる。
【0014】
前記ドレイン層および前記ドリフト層は4H炭化珪素を主とする層であり、前記3つの方向は、それぞれが前記ドリフト層を構成する4H炭化珪素の六方晶の(11-20)面、(1-210)面、(-2110)面の3面に対して略平行に配置されていることが、本開示の一形態とされる。
【0015】
前記ドレイン層および前記ドリフト層は4H炭化珪素を主とする層であり、前記3つの方向は、それぞれが前記4H炭化珪素の六方晶の(1-100)面、(10-10)面、(0-110)面の3面に対して略平行に配置されていることが、本開示の一形態とされる。
【0016】
前記ゲート電極配線は、前記ゲートパッドおよび前記複数のゲート電極トレンチストライプを囲うように配置されていることが、本開示の一形態とされる。
【0017】
前記3つの方向は、前記半導体装置が個片化される前のウエハのオリエンテーションフラットに対して-5度から5度の間、55度から65度の間および115度から125度の間に配置されていることが、本開示の一形態とされる。
【0018】
前記3つの方向は、前記半導体装置が個片化される前のウエハのオリエンテーションフラットに対して25度から35度の間、85度から95度の間および145度から155度の間に配置されていることが、本開示の一形態とされる。
【0019】
前記3つの方向におけるそれぞれの前記複数のトレンチストライプまたは前記複数のゲート電極トレンチストライプの長さの合計は、等しいことが、本開示の一形態とされる。
【0020】
前記複数のトレンチストライプの少なくとも一部の領域を覆うように形成された電極を備えるジャンクションバリアショットキーダイオード領域を含むことが、本開示の一形態とされる。
【0021】
前記複数のトレンチストライプの少なくとも一部の領域を覆うように形成された電極を備え、前記トレンチストライプの長手方向の一部に接する第2導電型の第2半導体領域を備え、前記第2半導体領域の第2導電型の濃度は、前記トレンチストライプの第2導電型の濃度より高い、マージドピンショットキーダイオード領域を含むことが、本開示の一形態とされる。
【発明の効果】
【0022】
本開示によれば、ウエハ反りを抑制し、かつ、ウエハハンドリングの困難性を低減することで、より薄いウエハ厚みの半導体の製造を容易ならしめ、オン抵抗が低減され、放熱性が改善された半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】
図1は実施の形態1における半導体装置の断面図である。
【
図2】
図2は実施の形態1における半導体装置の上面概要図である。
【
図3】
図3は4H炭化珪素結晶の結晶面の図である。
【
図4】
図4は4H炭化珪素結晶の結晶面を(0001)面から見た図と4H炭化珪素基板の外形図である。
【
図5】
図5は実施の形態1における半導体装置の製造方法の説明図である。
【
図6】
図6は実施の形態2における半導体装置の上面概要図である。
【
図7】
図7は実施の形態3における半導体装置の上面概要図である。
【
図8】
図8は実施の形態4における半導体装置の上面概要図である。
【
図9】
図9は比較例としての半導体装置の上面概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
実施の形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
【0025】
実施の形態1.
図1は実施の形態1における半導体装置の断面図である。
【0026】
図1において、半導体装置1は、トレンチ型炭化珪素のMOSFETである。半導体装置1は、ドレイン層2、ドリフト層3、複数のボディ層4、複数のソース層5、複数のボディコンタクト層6、複数のゲート絶縁膜7、複数のゲート電極トレンチストライプ8、複数の層間絶縁層9、複数のソース電極層10、配線電極層11およびドレイン電極層12を備える。トレンチTは、
図1の奥行方向にストライプ状になる。
【0027】
なお、
図1において、複数のゲート絶縁膜7、複数のゲート電極トレンチストライプ8および複数の層間絶縁層9は、それぞれ1つのみが図示される。
【0028】
ドレイン層2は、第1導電型の炭化珪素で形成される。例えば、ドレイン層2は、n
+型の4H炭化珪素で形成される。例えば、ドレイン層2は、窒素を不純物として形成される。ドリフト層3は、ドレイン層2の第1面(
図1においては上面)に形成される。ドリフト層3は、ドレイン層2よりも低不純物濃度の第1導電型の炭化珪素で形成される。例えば、ドリフト層3は、n
-型の層である。例えば、ドリフト層3は、エピタキシャル成長によりドレイン層2の上に形成される。
【0029】
複数のボディ層4は、ドリフト層3の上に形成される。複数のボディ層4は、第2導電型の炭化珪素で形成される。例えば、複数のボディ層4は、p-型の層である。例えば、複数のボディ層4は、アルミニウムを不純物としてイオン注入法により形成される。例えば、複数のボディ層4は、エピタキシャル法により形成される。複数のソース層5は、複数のボディ層4のそれぞれの上に形成される。複数のソース層5は、ドリフト層3よりも高不純物濃度の第1導電型の炭化珪素で形成される。例えば、複数のソース層5は、n+型の層である。例えば、複数のソース層5は、窒素を不純物としてイオン注入法により形成される。複数のボディコンタクト層6は、複数のボディ層4のそれぞれの上に形成される。複数のボディ層4のそれぞれにおいて、ボディコンタクト層6は、ソース層5に囲まれる。複数のボディコンタクト層6は、複数のボディ層4よりも高不純物濃度の第2導電型の炭化珪素で形成される。例えば、複数のボディコンタクト層6は、p+型の層である。例えば、複数のボディコンタクト層6は、アルミニウムを不純物としてイオン注入法により形成される。
【0030】
複数のゲート絶縁膜7は、隣接したボディ層4においてボディ層4とソース層5とを貫通してドリフト層3まで達する複数のトレンチTの内部にそれぞれ形成される。例えば、複数のゲート絶縁膜7は、二酸化珪素である。例えば、複数のゲート絶縁膜7は、酸化アルミニウムである。例えば、複数のゲート絶縁膜7は、熱酸化により形成される。例えば、複数のゲート絶縁膜7は、CVD法またはALD法により形成される。複数のゲート電極トレンチストライプ8は、複数のトレンチTのそれぞれの内部において複数のゲート絶縁膜7の上にそれぞれ形成される。例えば、複数のゲート電極トレンチストライプ8は、CVD法によりポリシリコンで形成される。
【0031】
複数の層間絶縁層9は、複数のゲート電極トレンチストライプ8をそれぞれ覆うように形成される。例えば、複数の層間絶縁層9は、CVD法により形成される。複数のソース電極層10は、複数のボディ層4のそれぞれに対応して形成される。ソース電極層10は、ソース層5と接触するように形成される。ソース電極層10は、ボディコンタクト層6にまたがるように形成されてもよい。例えば、複数のソース電極層10は、スパッタ法によりNi等を成膜し、熱処理して形成される。例えば、複数のソース電極層10は、スパッタ法によりTi等を成膜して形成される。配線電極層11は、複数のソース電極層10を覆うように形成される。例えば、配線電極層11は、スパッタ法によりアルミニウム合金などで形成される。
【0032】
ドレイン電極層12は、ドレイン層2の第2面(
図1においては下面)に形成される。例えば、ドレイン電極層12は、スパッタ法によりNi等を成膜し、熱処理して形成される。
【0033】
図2は実施の形態1における半導体装置の上面概要図である。
図2に示すように、半導体装置1上には、ゲートパッド20、ゲート電極配線22および複数のゲート電極トレンチストライプ8が形成されている。
【0034】
また、複数のゲート電極トレンチストライプ8に隣接して、複数のソース層5が形成されている。複数のゲート電極トレンチストライプ8のうちの一部は、ゲートパッド20と直接接続されている。また、複数のゲート電極トレンチストライプ8のうちの一部は、ゲート電極配線22と直接接続されている。
図2に示すように、複数のゲート電極トレンチストライプ8は、長手方向が3つの方向に配置されている。
【0035】
ドリフト層を構成する4H炭化珪素は、六方晶であり、
図3(1)に示すように、その第一の主面は(0001)Si面である。トレンチ型MOSFETのゲートチャネル部は、主面に対して垂直に形成される。その際、例えば、
図3(2)に示すように、形成される垂直面は、結晶方位の(11-20)面が望ましい。
【0036】
また、六方晶は6回対称であるため、その他の結晶面として、
図4(1)に示すように、互いに、60度となる(1-210)面や、(-2110)面が望ましい。4H炭化珪素基板の外形は、
図4(3)に示されているものである。通常、基板の方向を確認するためのオリエンテーションフラットと、
図4(1)に示す(1-100)面とは概ね一致している。オリエンテーションフラットと結晶の(1-100)面のなす角は、製造上の誤差により±5度のばらつきがある。このため、3つのゲート電極ストライプ8の長手方向は、オリエンテーションフラットに対して、-5度から5度の間か、55度から65度の間か、115度から125度の間に配置されると良い。これにより、チャネル移動度を高めることができる。
【0037】
図2に示す、複数のゲート電極トレンチストライプ8の長手方向の3つの方向は、それぞれが4H炭化珪素の六方晶の(11-20)面、(1-210)面、(-2110)面の3面に対して略平行に配置されることが望ましい。あるいは、それぞれが4H炭化珪素の六方晶の(1-100)面、(10-10)面、(0-110)面の3面に対して略平行に配置さることが望ましい。これにより、チャネル移動度が向上する。
【0038】
4H炭化珪素のエピタキシャル成長は、六方晶が4度または8度傾けて成長させることがある。これにより、例えば、4H炭化珪素の立方晶の(10-10)面、(0-110)面、(1-210)面、(-2110)面が、上面視における角度から、わずかに変化する。
【0039】
例えば、4度傾斜のエピタキシャル成長の場合において、(1-210)面と(-2110)面がなす角度は、立方晶の上面視においては
図4(1)に示すように30度であるが、ウエハの上面視においては29.94度である。
【0040】
このような誤差や、その他の製造上の誤差を含んで、複数のゲート電極トレンチストライプ8の長手方向の3つの方向は、各面と平行(略平行)であればよい。望ましくは、複数のゲート電極トレンチストライプ8の長手方向の3つの方向は、各面と、±0.2度以内で平行(略平行)に配置されているとよい。
【0041】
オリエンテーションフラットと結晶の(1-100)面のなす角は、製造上の誤差により±5度のばらつきがある。このため、前記ゲート電極ストライプ8の3つの長手方向は、オリエンテーションフラットに対して、25度から35度の間か、85度から95度の間か、145度から155度の間に配置されると良い。これにより、チャネル移動度を高めることができる。
【0042】
オリエンテーションフラットのない、ノッチタイプのウエハである場合、ノッチからウエハ中央に向かう線と垂直な線をオリエンテーションフラットとみなす(みなしオリエンテーションフラット)ことができる。前記ゲート電極ストライプ8の3つの長手方向は、みなしオリエンテーションフラットに対して、25度から35度の間か、85度から95度の間か、145度から155度の間に配置されると良い。これにより、チャネル移動度を高めることができる。
【0043】
ここで、
図9は、比較例としての半導体装置の上面概要図である。
図9に示すように、複数のゲート電極トレンチストライプ8は、長手方向が1つの方向に配置されている。
図9に示される、ウエハ30は、個片化される前の比較例としての複数の半導体装置がアレイ状に配置されている状態を示している。
【0044】
ウエハ30の横軸方向Sは、ウエハ反りが小さい。ウエハ30の縦軸方向Bは、ウエハ反りが大きい。複数のゲート電極トレンチストライプ8が、長手方向が1つの方向に向かうように配置されているトレンチストライプトレンチ型MOSFETでは、ウエハの反りの異方性が大きい。トレンチ溝へのポリシリコンの埋込や、レーザーアニールなどの各製造プロセスにおいて、応力が発生するからである。これにより、ウエハハンドリングに困難性が伴う。さらには、ピエゾ抵抗効果により半導体装置のオン抵抗が増加してしまうおそれもある。
【0045】
図2は、個片化される前の実施の形態1にかかる半導体装置1がアレイ状に配置されているウエハ31も示している。ウエハ31の横軸方向Mと縦軸方向Mは、いずれもウエハ反りが中程度である。複数のゲート電極トレンチストライプ8が、長手方向が少なくとも2つの方向に向かうように配置されているトレンチストライプトレンチ型MOSFETでは、ウエハの反りの異方性が小さくなる。
【0046】
特に、3方向のそれぞれのゲート電極ストライプの長さの合計が等しい場合には、ウエハの反りの異方性が小さくなる。トレンチ溝へのポリシリコンの埋込や、レーザーアニールなどの各製造プロセスにおいて、応力が発生するが、各応力の方向が分散されるからである。
【0047】
これにより、ウエハハンドリングに困難性を回避することができる。ウエハの反りが小さくなれば、ウエハの厚みをより薄くすることもできる。さらには、ピエゾ抵抗効果により半導体装置のオン抵抗が増加してしまうおそれも回避することができる。さらには、放熱性が向上し、デバイス特性が向上する。
【0048】
次に、
図5を用いて、半導体装置1の製造方法を説明する。
図5は実施の形態1における半導体装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【0049】
図5に示されるように、半導体装置1は、ドレイン層形成工程とドリフト層形成工程とボディ層形成工程とソース層形成工程とボディコンタクト層形成工程と高温アニール工程とトレンチ形成工程とアニール工程とゲート絶縁膜形成工程とゲート電極層形成工程と層間絶縁層形成工程とソース電極層形成工程と配線電極層形成工程とドレイン電極層形成工程とを経て製造される。
【0050】
ステップS1において、ドレイン層形成工程が行われる。ドレイン層形成工程においては、基板がドレイン層2として形成される。その後、ステップS2において、ドリフト層形成工程が行われる。ドリフト層形成工程においては、エピタキシャル層がドリフト層3として形成される。
【0051】
その後、ステップS3において、ボディ層形成工程が行われる。ボディ層形成工程においては、エピタキシャル法やイオン注入法により複数のボディ層4が形成される。その後、ステップS4において、ソース層形成工程が行われる。ソース層形成工程においては、ソース層として、イオン注入法により複数のソース層5が形成される。
【0052】
その後、ステップS5において、ボディコンタクト層形成工程が行われる。ボディコンタクト層形成工程においては、イオン注入法により複数のボディコンタクト層6が形成される。その後、ステップS6において、高温アニール工程が行われる。高温アニール工程においては、イオン注入された不純物元素(ドーパント)を活性化させるために、アニール処理が高温の雰囲気の中で行われる。
【0053】
その後、ステップS7において、トレンチ形成工程が行われる。トレンチ形成工程においては、エッチングにより複数のトレンチTが形成される。この際、複数のトレンチTは、ドリフト層3やボディ層4をエッチングすることで形成される。
【0054】
その後、ステップS8において、ゲート絶縁膜形成工程が行われる。ゲート絶縁膜形成工程においては、熱酸化法により複数のゲート絶縁膜7が形成される。その後、ステップS9において、ゲート電極層形成工程が行われる。ゲート電極層形成工程においては、複数のゲート電極トレンチストライプ8が形成される。
【0055】
その後、ステップS10において、層間絶縁層形成工程が行われる。層間絶縁層形成工程においては、CVD法により層間絶縁層9が形成される。その後、ステップS11において、ソース電極層形成工程が行われる。ソース電極層形成工程においては、複数のソース電極層10がスパッタ法によりNi等を成膜し、熱処理して形成される。その後、ステップS12において、配線電極層形成工程が行われる。配線電極層形成工程においては、スパッタ法によりアルミニウム合金などで配線電極層11が形成される。
【0056】
その後、ステップS13において、ドレイン電極層形成工程が行われる。ドレイン電極層形成工程においては、スパッタ法によりNi等を成膜し、熱処理してドレイン電極層12が形成される。
【0057】
以上で説明された実施の形態1によれば、ウエハ反りを抑制し、かつ、ウエハハンドリングの困難性を低減することで、より薄いウエハ厚みの半導体の製造を容易ならしめ、オン抵抗が低減され、放熱性が改善された半導体装置を提供することができる。
【0058】
また、ピエゾ電界の発生を抑制することができる。このため、ピエゾ電界に起因する不均一性を抑制することができる。その結果、性能のばらつきが抑制された高品質の半導体装置1を得ることができる。
【0059】
また、第1導電型をp型とし、第2導電型をn型としてもよい。この場合も、ウエハ反りを抑制し、かつ、ウエハハンドリングの困難性を低減することで、より薄いウエハ厚みの半導体の製造を容易ならしめ、オン抵抗が低減され、放熱性が改善された半導体装置を提供することができる。
【0060】
また、半導体装置1をトレンチ構造のIGBTとしてもよい。この場合、第1不純物層としてのドレイン層2を、P+型のコレクタ層とすればよい。第2不純物層としてのソース層5をエミッタ層とすればよい。第1電極層としてのソース電極層10をエミッタ電極層とすればよい。第2電極層としてのドレイン電極層12をコレクタ電極層とすればよい。
【0061】
また、半導体装置1を、ジャンクションバリアショットキーダイオード領域を含む半導体装置としてもよい。また、半導体装置1を、マージドピンショットキーダイオード領域を含む半導体装置としてもよい。この場合、ソース層5やソース電極層10などの不要な構造を除き、例えば、配線電極層11をアノード、ドレイン電極層12をカソードとし、ショットキーダイオードに必要な構成をとることができる。
【0062】
実施の形態2.
図6は実施の形態2における半導体装置の上面概要図である。
図6示すように、半導体装置1上には、ゲートパッド20、ゲート電極配線22および複数のゲート電極トレンチストライプ8が形成されている。
【0063】
また、複数のゲート電極トレンチストライプ8に隣接して、複数のソース層5が形成されている。複数のゲート電極トレンチストライプ8のうちの一部は、ゲートパッド20と直接接続されている。また、複数のゲート電極トレンチストライプ8のうちの一部は、ゲート電極配線22と直接接続されている。
図6に示すように、複数のゲート電極トレンチストライプ8は、長手方向が3つの方向に配置されている。
【0064】
ドリフト層を構成する4H炭化珪素は、六方晶であり、
図3(1)に示すように、その第一の主面は(0001)Si面である。トレンチ型MOSFETのゲートチャネル部は、主面に対して垂直に形成される。その際、例えば、
図3(2)に示すように、形成される垂直面は、結晶方位の(1-100)面が望ましい。
【0065】
また、六方晶は6回対称であるため、その他の結晶面として、
図4(2)に示すように、互いに、60度となる(10-10)面や、(0-110)面が望ましい。4H炭化珪素基板の外形は、
図4(3)に示されているものである。通常、基板の方向を確認するためのオリエンテーションフラットと、
図4(2)に示す(1-100)面とは概ね一致している。オリエンテーションフラットと結晶の(1-100)面のなす角は、製造上の誤差により±5度のばらつきがある。このため、3つのゲート電極ストライプ8の長手方向は、オリエンテーションフラットに対して、-5度から5度の間か、55度から65度の間か、115度から125度の間に配置されると良い。これにより、チャネル移動度を高めることができる。
【0066】
図6に示す、複数のゲート電極トレンチストライプ8の長手方向の3つの方向は、それぞれが4H炭化珪素の六方晶の(11-20)面、(1-210)面、(-2110)面の3面に対して略平行に配置されることが望ましい。あるいは、それぞれが4H炭化珪素の六方晶の(1-100)面、(10-10)面、(0-110)面の3面に対して略平行に配置さることが望ましい。これにより、チャネル移動度が向上する。
【0067】
4H炭化珪素のエピタキシャル成長は、六方晶が4度または8度傾けて成長させることがある。これにより、例えば、4H炭化珪素の立方晶の(10-10)面、(0-110)面、(1-210)面、(-2110)面が、上面視における角度から、わずかに変化する。
【0068】
例えば、4度傾斜のエピタキシャル成長の場合において、(1-210)面と(-2110)面がなす角度は、立方晶の上面視においては
図4(1)に示すように30度であるが、ウエハの上面視においては29.94度である。
【0069】
このような誤差や、その他の製造上の誤差を含んで、複数のゲート電極トレンチストライプ8の長手方向の3つの方向は、各面と平行(略平行)であればよい。望ましくは、複数のゲート電極トレンチストライプ8の長手方向の3つの方向は、各面と、±0.2度以内で平行(略平行)に配置されているとよい。
【0070】
オリエンテーションフラットと結晶の(1-100)面のなす角は、製造上の誤差により±5度のばらつきがある。このため、前記ゲート電極ストライプ8の3つの長手方向は、オリエンテーションフラットに対して、25度から35度の間か、85度から95度の間か、145度から155度の間に配置されると良い。これにより、チャネル移動度を高めることができる。
【0071】
オリエンテーションフラットのない、ノッチタイプのウエハである場合、ノッチからウエハ中央に向かう線と垂直な線をオリエンテーションフラットとみなす(みなしオリエンテーションフラット)ことができる。前記ゲート電極ストライプ8の3つの長手方向は、みなしオリエンテーションフラットに対して、25度から35度の間か、85度から95度の間か、145度から155度の間に配置さ
【0072】
また、ゲートパッド20は、半導体装置1の一辺の中央領域に配置されている。また、ゲート電極配線22は、半導体装置1の四辺に沿って、ゲートパッド20、ゲート電極トレンチストライプ8を部分的に囲むように配置されている。
【0073】
その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
【0074】
図6は、個片化される前の実施の形態2にかかる半導体装置1がアレイ状に配置されているウエハ31も示している。ウエハ31の横軸方向Mと縦軸方向Mは、いずれもウエハ反りが中程度である。
【0075】
複数のゲート電極トレンチストライプ8が、長手方向が少なくとも2つの方向に配置されているトレンチストライプトレンチ型MOSFETでは、ウエハの反りの異方性が小さくなる。特に、3方向それぞれのゲート電極ストライプの長さの合計が等しい場合には、ウエハの反りの異方性が小さくなる。
【0076】
それらのトレンチ溝へのポリシリコンの埋込や、レーザーアニールなどの各製造プロセスにおいて、応力が発生するが、各応力の方向が分散されるからである。
【0077】
これにより、ウエハハンドリングに困難性を回避することができる。ウエハの反りが小さくなれば、ウエハの厚みをより薄くすることもできる。さらには、ピエゾ抵抗効果により半導体装置のオン抵抗が増加してしまうおそれも回避することができる。さらには、放熱性が向上し、デバイス特性が向上する。
【0078】
実施の形態3.
図7は実施の形態3における半導体装置の上面概要図である。
図7に示すように、半導体装置1上には、ゲートパッド20、ゲート電極配線22および複数のゲート電極トレンチストライプ8が形成されている。
【0079】
また、複数のゲート電極トレンチストライプ8に隣接して、複数のソース層5が形成されている。複数のゲート電極トレンチストライプ8のうちの一部は、ゲートパッド20と直接接続されている。
【0080】
また、複数のゲート電極トレンチストライプ8のうちの一部は、ゲート電極配線22と直接接続されている。
図7に示すように、複数のゲート電極トレンチストライプ8は、長手方向が2つの方向に配置されている。また、ゲートパッド20は、半導体装置1の一辺の中央領域に配置されている。
【0081】
その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
【0082】
図7は、個片化される前の実施の形態2にかかる半導体装置1がアレイ状に配置されているウエハ31も示している。ウエハ31の横軸方向Mと縦軸方向Mは、いずれもウエハ反りが中程度である。
【0083】
複数のゲート電極トレンチストライプ8が、長手方向が2つの方向に配置されているトレンチストライプトレンチ型MOSFETでは、ウエハの反りの異方性が小さくなる。特に2つの方向のそれぞれにおいて配置されているゲート電極ストライプ8の長さの合計が等しい場合には、ウエハの反りの異方性が小さくなる。トレンチ溝へのポリシリコンの埋込や、レーザーアニールなどの各製造プロセスにおいて、応力が発生するが、各応力の方向が分散されるからである。
【0084】
これにより、ウエハハンドリングに困難性を回避することができる。ウエハの反りが小さくなれば、ウエハの厚みをより薄くすることもできる。さらには、ピエゾ抵抗効果により半導体装置のオン抵抗が増加してしまうおそれも回避することができる。さらには、放熱性が向上し、デバイス特性が向上する。
【0085】
実施の形態4.
図8は実施の形態4における半導体装置の上面概要図である。
図8に示すように、半導体装置1上には、ゲートパッド20、ゲート電極配線22および複数のゲート電極トレンチストライプ8が形成されている。
【0086】
また、複数のゲート電極トレンチストライプ8に隣接して、複数のソース層5が形成されている。複数のゲート電極トレンチストライプ8のうちの一部は、ゲートパッド20と直接接続されている。
【0087】
また、複数のゲート電極トレンチストライプ8のうちの一部は、ゲート電極配線22と直接接続されている。
図8に示すように、複数のゲート電極トレンチストライプ8は、長手方向が2つの方向に配置されている。
【0088】
また、ゲートパッド20は、半導体装置1の一角近傍領域に配置されている。また、ゲート電極配線22は、ゲートパッド20が配置された近傍の半導体装置1の角から、対向する角に向かって、半導体装置1を斜めに横断するように配置されている。
【0089】
その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
【0090】
図8は、個片化される前の実施の形態2にかかる半導体装置1がアレイ状に配置されているウエハ31も示している。ウエハ31の横軸方向Mと縦軸方向Mは、いずれもウエハ反りが中程度である。
【0091】
複数のゲート電極トレンチストライプ8が、長手方向が少なくとも2つの方向に向かうように配置されているトレンチストライプトレンチ型MOSFETでは、ウエハの反りの異方性が小さくなる。特に2つの方向のそれぞれにおいて配置されているゲート電極ストライプ8の長さの合計が等しい場合には、ウエハの反りの異方性が小さくなる。
【0092】
トレンチ溝へのポリシリコンの埋込や、レーザーアニールなどの各製造プロセスにおいて、応力が発生するが、各応力の方向が分散されるからである。これにより、ウエハハンドリングに困難性を回避することができる。ウエハの反りが小さくなれば、ウエハの厚みをより薄くすることもできる。
【0093】
さらには、ピエゾ抵抗効果により半導体装置のオン抵抗が増加してしまうおそれも回避することができる。さらには、放熱性が向上し、デバイス特性が向上する。
【0094】
少なくとも一つの実施形態のいくつかの側面が説明されたが、様々な改変、修正および改善が当業者にとって容易に想起されることを理解されたい。かかる改変、修正および改善は、本開示の一部となることが意図され、かつ、本開示の範囲内にあることが意図される。
【0095】
理解するべきことだが、ここで述べられた方法および装置の実施形態は、上記説明に記載され又は添付図面に例示された構成要素の構造および配列の詳細への適用に限られない。方法および装置は、他の実施形態で実装し、様々な態様で実施又は実行することができる。
【0096】
特定の実装例は、例示のみを目的としてここに与えられ、限定されることを意図しない。
【0097】
本開示で使用される表現および用語は、説明目的であって、限定としてみなすべきではない。ここでの「含む」、「備える」、「有する」、「包含する」およびこれらの変形の使用は、以降に列挙される項目およびその均等物並びに付加項目の包括を意味する。
【0098】
「又は(若しくは)」の言及は、「又は(若しくは)」を使用して記載される任意の用語が、当該記載の用語の一つの、一つを超える、およびすべてのものを示すように解釈され得る。
【0099】
前後左右、頂底上下、横縦、表裏への言及は、いずれも、記載の便宜を意図する。当該言及は、本開示の構成要素がいずれか一つの位置的又は空間的配向に限られるものではない。したがって、上記説明および図面は、例示にすぎない。
【符号の説明】
【0100】
1 半導体装置、 2 ドレイン層、 3 ドリフト層、 4 ボディ層、 5 ソース層、 6 ボディコンタクト層、 7 ゲート絶縁膜、 8 ゲート電極層、 9 層間絶縁層、 10 ソース電極層、 11 配線電極層、 12 ドレイン電極層、 20 ゲートパッド、 22 ゲート電極配線