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特開2024-106302車両アプリケーションのインストール順序を選択するためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106302
(43)【公開日】2024-08-07
(54)【発明の名称】車両アプリケーションのインストール順序を選択するためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/61 20180101AFI20240731BHJP
【FI】
G06F8/61
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023133571
(22)【出願日】2023-08-18
(31)【優先権主張番号】18/159,783
(32)【優先日】2023-01-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.SMALLTALK
(71)【出願人】
【識別番号】521042770
【氏名又は名称】ウーブン・バイ・トヨタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100147555
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 公一
(74)【代理人】
【識別番号】100123593
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 宣夫
(74)【代理人】
【識別番号】100133835
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 努
(74)【代理人】
【識別番号】100167461
【弁理士】
【氏名又は名称】上木 亮平
(72)【発明者】
【氏名】沖野 直人
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376AD02
5B376AD05
5B376FA13
5B376GA07
(57)【要約】
【課題】アプリケーションパッケージのインストールを管理するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】車両アプリケーションのインストール順序を管理する方法、システム、及びデバイスが提供される。実施形態によると、車両のアプリケーションパッケージについてのインストール順序を規定する方法が提供され、当該方法は、車両の少なくとも1つのプロセッサによって複数のアプリケーションパッケージをダウンロードすることと、少なくとも1つのプロセッサによって、複数のアプリケーションパッケージについてのユーザ指定のインストール順序を取得することと、取得されたユーザ指定のインストール順序に従って複数のアプリケーションパッケージをインストールすることと、を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のアプリケーションパッケージについてのインストール順序を規定する方法であって、
前記方法は、
前記車両の少なくとも1つのプロセッサによって、複数のアプリケーションパッケージをダウンロードすることと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記複数のアプリケーションパッケージについてのユーザ指定のインストール順序を取得することと、
前記取得されたユーザ指定のインストール順序に従って前記複数のアプリケーションパッケージをインストールすることと、
を含む方法。
【請求項2】
前記インストールは、
優先アプリケーションパッケージとして、前記複数のアプリケーションパッケージ間でアプリケーションパッケージを決定することと、
前記ユーザ指定のインストール順序に関係なく、前記決定された優先アプリケーションパッケージを最初にインストールすることと、
を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記決定は、前記優先アプリケーションパッケージとして、セーフティクリティカルアプリケーションパッケージ又は車両欠陥に関連するアプリケーションパッケージを決定することを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ダウンロードは、前記ユーザ指定のインストール順序に従って前記複数のパッケージをダウンロードすることを含む、
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
インストール順序がユーザによって指定されていない1つ以上のアプリケーションについて、ユーザの挙動履歴又は関連するユーザの挙動履歴のうちの少なくとも一方に基づいてインストール順序を決定することを更に含む、
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記インストール順序の前記決定は、機械学習モデルを使用して前記インストール順序を決定することを含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記複数のアプリケーションパッケージについての前記ユーザ指定のインストール順序の前記取得は、
前記複数のアプリケーションパッケージに関連付けられた情報をユーザに提示することと、
前記複数のアプリケーションパッケージに関連付けられたユーザ入力を受信することと、
前記ユーザ入力に基づいて、前記複数のアプリケーションパッケージについての前記ユーザ指定のインストール順序を決定することと、
を含む、
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
車両のアプリケーションパッケージについてのインストール順序を規定するシステムであって、
前記システムは、
コンピュータ実行可能命令を記憶する少なくとも1つのメモリストレージと、
前記少なくとも1つのメモリストレージに通信可能に接続された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ実行可能命令を実行して、
複数のアプリケーションパッケージをダウンロードし、
前記複数のアプリケーションパッケージについてのユーザ指定のインストール順序を取得し、
前記取得されたユーザ指定のインストール順序に従って前記複数のアプリケーションパッケージをインストールするように構成されている、
システム。
【請求項9】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ実行可能命令を実行して、
優先アプリケーションパッケージとして、前記複数のアプリケーションパッケージ間でアプリケーションパッケージを決定することと、
前記ユーザ指定のインストール順序に関係なく、前記決定された優先アプリケーションパッケージを最初にインストールすることと、によって、前記複数のアプリケーションパッケージをインストールするように構成されている、
請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ実行可能命令を実行して、
前記優先アプリケーションパッケージとして、セーフティクリティカルアプリケーションパッケージ又は車両欠陥に関連するアプリケーションパッケージを決定することによって、前記優先アプリケーションパッケージとして前記アプリケーションパッケージを決定するように構成されている、
請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ実行可能命令を実行して、
前記ユーザ指定のインストール順序に従って前記複数のパッケージをダウンロードすることによって、前記複数のアプリケーションパッケージをダウンロードするように構成されている、
請求項8から請求項10までのいずれか1項に記載のシステム。
【請求項12】
前記少なくとも1つのプロセッサは更に、前記コンピュータ実行可能命令を実行して、
インストール順序がユーザによって指定されていない1つ以上のアプリケーションについて、ユーザの挙動履歴又は関連するユーザの挙動履歴のうちの少なくとも一方に基づいてインストール順序を決定するように構成されている、
請求項8から請求項10までのいずれか1項に記載のシステム。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは更に、前記コンピュータ実行可能命令を実行して、
機械学習モデルを使用して前記インストール順序を決定することによって前記インストール順序を決定するように構成されている、
請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは更に、前記コンピュータ実行可能命令を実行して、
前記複数のアプリケーションパッケージに関連付けられた情報をユーザに提示することと、
前記複数のアプリケーションパッケージに関連付けられたユーザ入力を受信することと、
前記ユーザ入力に基づいて、前記複数のアプリケーションパッケージについての前記ユーザ指定のインストール順序を決定することと、によって、前記ユーザ指定のインストール順序を取得するように構成されている、
請求項8から請求項10までのいずれか1項に記載のシステム。
【請求項15】
少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記録された非一時的コンピュータ可読記録媒体であって、車両のアプリケーションパッケージについてのインストール順序を規定する方法を前記少なくとも1つのプロセッサに行わせ、
前記方法は、
前記車両の少なくとも1つのプロセッサによって複数のアプリケーションパッケージをダウンロードすることと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記複数のアプリケーションパッケージについてのユーザ指定のインストール順序を取得することと、
前記取得されたユーザ指定のインストール順序に従って前記複数のアプリケーションパッケージをインストールすることと、
を含む、
非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項16】
前記インストールは、
優先アプリケーションパッケージとして、前記複数のアプリケーションパッケージ間でアプリケーションパッケージを決定することと、
前記ユーザ指定のインストール順序に関係なく、前記決定された優先アプリケーションパッケージを最初にインストールすることと、
を含む、
請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項17】
前記決定は、前記優先アプリケーションパッケージとして、セーフティクリティカルアプリケーションパッケージ又は車両欠陥に関連するアプリケーションパッケージを決定することを含む、
請求項16に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項18】
前記ダウンロードは、前記ユーザ指定のインストール順序に従って前記複数のパッケージをダウンロードすることを含む、
請求項15から請求項17までのいずれか1項に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項19】
前記方法は、
インストール順序がユーザによって指定されていない1つ以上のアプリケーションについて、ユーザの挙動履歴又は関連するユーザの挙動履歴のうちの少なくとも一方に基づいてインストール順序を決定することを更に含む、
請求項15から請求項17までのいずれか1項に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項20】
前記インストール順序の前記決定は、機械学習モデルを使用して前記インストール順序を決定することを含む、
請求項19に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の例示的な実施形態と整合する方法、システム、及び装置は、車両のアプリケーションのインストールに関し、より具体的には、車両の1つ以上のアプリケーションについてのインストール順序を選択することに関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術における車両インフォテインメント及び制御システムは、そこにインストールされた1つ以上のアプリケーションを実行する。当該アプリケーションは、1つ以上のウェブストレージから無線通信を介してインストール又は更新される。ユーザは、関連技術の車載インフォテインメント(IVI;in-vehicle infotainment)システムにより、ユーザの端末(例えば、スマートフォンなど)を介して、及び/又は車両に取り付けられた入力デバイス(例えば、ディスプレイデバイスなど)を介して、ユーザがインストールしたい1つ以上のアプリケーションを選択することができる。
【0003】
それにも関わらず、ユーザは、関連技術のIVIシステムにより、車両でのインストールのために選択されるアプリケーションをダウンロード及びインストールする順序を選択することはできない。結果として、ユーザが特定のアプリケーションをすぐに使用することを望む場合、ユーザは、前のアプリケーションが最初にインストールされるのを待機する必要がある。
【0004】
同様に、関連技術のIVIシステムは、アプリケーションの重要度又は優先度に従ってアプリケーションをインストールしない。例えば、可能な限り早くインストールされる必要がある車両欠陥に関連するアプリケーションは、ユーザの知識を用いることなくIVIシステムに配信され得るが、関連技術のIVIシステムは、他の重要でないアプリケーション(例えば、ユーザによって選択された前のアプリケーションなど)よりも上記の重要なアプリケーションを区別して優先することはできない。したがって、上記の重要なアプリケーションは、前のアプリケーションが最初にインストールされるのを待機する必要があり得、それによって、より重要なアプリケーションのインストールが遅れる。
【発明の概要】
【0005】
本開示の例示的な実施形態は、アプリケーションパッケージのインストールを管理するシステム及び方法を提供する。実施形態によると、ユーザが1つ以上のアプリケーションパッケージをダウンロード及び/又はインストールする順序を規定することを可能にする方法及びシステムが提供される。更に、当該方法及びシステムは、1つ以上のアプリケーションパッケージの優先度を自動的に決定し得る。したがって、当該方法及びシステムは、ユーザ指定の順序に基づいて、及び/又は優先度によって定められる順序に基づいて、1つ以上のアプリケーションパッケージを自動的にダウンロード及び/又はインストールし得る。
【0006】
実施形態によると、車両のアプリケーションパッケージについてのインストール順序を規定する方法が提供され、当該方法は、車両の少なくとも1つのプロセッサによって複数のアプリケーションパッケージをダウンロードすることと、少なくとも1つのプロセッサによって、複数のアプリケーションパッケージについてのユーザ指定のインストール順序を取得することと、取得されたユーザ指定のインストール順序に従って複数のアプリケーションパッケージをインストールすることと、を含む。
【0007】
当該インストールは、優先アプリケーションパッケージとして、複数のアプリケーションパッケージ間でアプリケーションパッケージを決定することと、ユーザ指定のインストール順序に関係なく、決定された優先アプリケーションパッケージを最初にインストールすることと、を含み得る。当該決定は、優先アプリケーションパッケージとして、セーフティクリティカルアプリケーションパッケージ又は車両欠陥に関連するアプリケーションパッケージを決定することを含み得る。
【0008】
当該ダウンロードは、ユーザ指定のインストール順序に従って複数のパッケージをダウンロードすることを含み得る。
【0009】
当該方法は、インストール順序がユーザによって指定されていない1つ以上のアプリケーションについて、ユーザの挙動履歴又は関連するユーザの挙動履歴のうちの少なくとも一方に基づいてインストール順序を決定することを更に含み得る。インストール順序の当該決定は、機械学習モデルを使用してインストール順序を決定することを含み得る。
【0010】
複数のアプリケーションパッケージについてのユーザ指定のインストール順序の当該取得は、複数のアプリケーションパッケージに関連付けられた情報をユーザに提示することと、複数のアプリケーションパッケージに関連付けられたユーザ入力を受信することと、ユーザ入力に基づいて、複数のアプリケーションパッケージについてのユーザ指定のインストール順序を決定することと、を含み得る。
【0011】
実施形態によると、車両のアプリケーションパッケージについてのインストール順序を規定するシステムが提供され、当該システムは、コンピュータ実行可能命令を記憶する少なくとも1つのメモリストレージと、少なくとも1つのメモリストレージに通信可能に接続された少なくとも1つのプロセッサと、を含み、少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、複数のアプリケーションパッケージをダウンロードし、複数のアプリケーションパッケージについてのユーザ指定のインストール順序を取得し、取得されたユーザ指定のインストール順序に従って複数のアプリケーションパッケージをインストールするように構成され得る。
【0012】
少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、優先アプリケーションパッケージとして、複数のアプリケーションパッケージ間でアプリケーションパッケージを決定することと、ユーザ指定のインストール順序に関係なく、決定された優先アプリケーションパッケージを最初にインストールすることと、によって複数のアプリケーションパッケージをインストールするように構成され得る。少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、優先アプリケーションパッケージとして、セーフティクリティカルアプリケーションパッケージ又は車両欠陥に関連するアプリケーションパッケージを決定することによって、優先アプリケーションパッケージとしてアプリケーションパッケージを決定するように構成され得る。
【0013】
少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、ユーザ指定のインストール順序に従って複数のパッケージをダウンロードすることによって複数のアプリケーションパッケージをダウンロードするように構成され得る。
【0014】
少なくとも1つのプロセッサは更に、コンピュータ実行可能命令を実行して、インストール順序がユーザによって指定されていない1つ以上のアプリケーションについて、ユーザの挙動履歴又は関連するユーザの挙動履歴のうちの少なくとも一方に基づいてインストール順序を決定するように構成され得る。少なくとも1つのプロセッサは更に、コンピュータ実行可能命令を実行して、機械学習モデルを使用してインストール順序を決定することによってインストール順序を決定するように構成され得る。
【0015】
少なくとも1つのプロセッサは更に、コンピュータ実行可能命令を実行して、複数のアプリケーションパッケージに関連付けられた情報をユーザに提示することと、複数のアプリケーションパッケージに関連付けられたユーザ入力を受信することと、ユーザ入力に基づいて、複数のアプリケーションパッケージについてのユーザ指定のインストール順序を決定することと、によってユーザ指定のインストール順序を取得するように構成され得る。
【0016】
実施形態によると、非一時的コンピュータ可読記録媒体が提供される。当該非一時的コンピュータ可読記録媒体は、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記録されて、車両のアプリケーションパッケージについてのインストール順序を規定する方法を少なくとも1つのプロセッサに行わせ得、当該方法は、車両の少なくとも1つのプロセッサによって複数のアプリケーションパッケージをダウンロードすることと、少なくとも1つのプロセッサによって、複数のアプリケーションパッケージについてのユーザ指定のインストール順序を取得することと、取得されたユーザ指定のインストール順序に従って複数のアプリケーションパッケージをインストールすることと、を含む。
【0017】
当該インストールは、優先アプリケーションパッケージとして、複数のアプリケーションパッケージ間でアプリケーションパッケージを決定することと、ユーザ指定のインストール順序に関係なく、決定された優先アプリケーションパッケージを最初にインストールすることと、を含み得る。当該決定は、優先アプリケーションパッケージとして、セーフティクリティカルアプリケーションパッケージ又は車両欠陥に関連するアプリケーションパッケージを決定することを含み得る。
【0018】
当該ダウンロードは、ユーザ指定のインストール順序に従って複数のパッケージをダウンロードすることを含み得る。
【0019】
当該方法は、インストール順序がユーザによって指定されていない1つ以上のアプリケーションについて、ユーザの挙動履歴又は関連するユーザの挙動履歴のうちの少なくとも一方に基づいてインストール順序を決定することを更に含み得る。インストール順序の当該決定は、機械学習モデルを使用してインストール順序を決定することを含み得る。
【0020】
複数のアプリケーションパッケージについてのユーザ指定のインストール順序の当該取得は、複数のアプリケーションパッケージに関連付けられた情報をユーザに提示することと、複数のアプリケーションパッケージに関連付けられたユーザ入力を受信することと、ユーザ入力に基づいて、複数のアプリケーションパッケージについてのユーザ指定のインストール順序を決定することと、を含み得る。
【0021】
追加の態様は、部分的に以下の説明で記載され、部分的に当該説明から明らかになるか、又は本開示の提示される実施形態の実施によって実現され得る。
【図面の簡単な説明】
【0022】
本開示の好ましい実施形態の特徴、利点、及び重要性は、添付図面を参照して以下に記載され、当該図面では、同様の参照番号は同様の要素を示す。
図1図1は、1つ以上の実施形態に係る、車両アプリケーションパッケージをダウンロード及びインストールする例示的なシステムのブロック図を示す。
図2図2は、1つ以上の実施形態に係る、例示的なインフォテインメントシステムのブロック図を示す。
図3図3は、1つ以上の実施形態に係る、車両のアプリケーションパッケージについてのインストール順序を規定する方法のブロック図を示す。
図4A図4Aは、1つ以上の実施形態に係る、例示的な汎用グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を示す。
図4B図4Bは、1つ以上の実施形態に係る、別の例示的な汎用GUIを示す。
図5図5は、1つ以上の実施形態に係る、サブウィンドウを含む例示的なGUIを示す。
図6図6は、1つ以上の実施形態に係る、アプリケーションパッケージ及び関連付けられた情報の例を含む表を示す。
図7図7は、1つ以上の実施形態に係る、インストール順序に従ってアプリケーションパッケージをインストールする方法のブロック図を示す。
図8図8は、1つ以上の実施形態に係る、デバイスの例示的な構成要素の図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
好ましい実施形態の以下の詳細な説明は、添付図面を参照する。以上の開示は、例示及び説明を提供するが、網羅的であることを意図したものでもなく、開示される正確な形態に実装態様を限定することを意図したものでもない。修正物及び変形物は、上記の開示に鑑みて可能であるか、又は実装態様の実施から得られてもよい。更に、一実施形態の1つ以上の特徴又は構成要素は、別の実施形態(又は別の実施形態の1つ以上の特徴)に組み込まれ得るか、又はそれと組み合わされ得る。更に、以下で提供される動作のフローチャート及び説明において、1つ以上の動作が省略されてもよく、1つ以上の動作が追加されてもよく、1つ以上の動作が(少なくとも部分的に)同時に行われてもよく、1つ以上の動作の順序が変更されてもよいことが理解される。
【0024】
本明細書に記載されるシステム及び/又は方法は、ハードウェア、ファームウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組合せの様々な形態で実装され得ることが明らかであろう。当該システム及び/又は方法を実装するために使用される実際の専用制御ハードウェア又はソフトウェアコードは、実装態様の限定ではない。したがって、システム及び/又は方法の動作及び挙動は、特定のソフトウェアコードを参照することなく本明細書に記載されており、ソフトウェア及びハードウェアは、本明細書の説明に基づいてシステム及び/又は方法を実装するように設計され得ることが理解される。
【0025】
特定の組合せの特徴が特許請求の範囲で列挙され及び/又は本明細書に開示されていても、当該組合せは、可能性のある実装態様の開示を限定することを意図したものではない。実際、当該特徴の多くは、具体的に特許請求の範囲で列挙されていない及び/又は本明細書に開示されていない方法で組み合わされ得る。以下に列挙される各従属請求項は、1つの請求項のみに直接的に従属し得るが、可能性のある実装態様の開示は、請求項セット内の全ての他の請求項との組合せで各従属請求項を含む。
【0026】
本明細書で使用される要素、行為、又は命令は、特に明示的に記載されていない限り、重要又は必須であると解釈されるべきではない。また、本明細書で使用されるとき、冠詞「a」及び「an」は、1つ以上の事項を含むことを意図したものであり、「1つ以上」と交換可能に使用され得る。1つの事項のみを意図したものである場合、「1つ」という用語又は同様の用語が使用される。また、本明細書で使用されるとき、用語「有する(has)」、「有する(have)」、「有している(having)」、「含む(include)」、「含んでいる(including)」、又は同種のものは、オープンエンドの用語であることを意図したものである。更に、「~に基づいて」というフレーズは、特に明示的に述べられていない限り、「~に少なくとも部分的に基づいて」を意味することを意図したものである。更に、「[A]及び[B]のうちの少なくとも一方」又は「[A]又は[B]のうちの少なくとも一方」などの表現は、Aのみ、Bのみ、又はA及びBの両方を含むものとして理解されるべきである。
【0027】
本明細書全体を通じた、「一実施形態」、「実施形態」、「非限定的な好ましい実施形態」、又は同様の用語に対する参照は、示される実施形態と関連して記載される特定の特徴、構造、又は特性が本ソリューションの少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通じたフレーズ「一実施形態では」、「実施形態では」、「非限定的な好ましい一実施形態では」、及び同様の用語は全て、同じ実施形態を参照し得るが、必ずしもそうであるわけではない。
【0028】
更に、記載される本開示の特徴、利点、及び特性は、1つ以上の実施形態において、任意の好適な方法で組み合わされ得る。当業者は、本明細書の説明に鑑みて、本開示は、特定の実施形態の特定の特徴又は利点のうちの1つ以上を用いることなく実施され得ることを認識するであろう。他の例では、本開示の全ての実施形態で存在しない場合がある特定の実施形態において、追加の特徴及び利点が認識され得る。
【0029】
本明細書に記載される本開示の一実装態様では、表示ページは、計算デバイスのメモリに存在する情報を含み得、当該情報は、ネットワーク上で計算デバイスからデータセンタに送信され、逆もまた同様であり得る。情報は、計算デバイス、ネットワークのエッジに存在するデータストレージ、又はデータセンタにおけるサーバの各々においてメモリに記憶され得る。計算デバイス又はモバイルデバイスは、非一時的コンピュータ可読媒体を受け入れ得、当該非一時的コンピュータ可読媒体は、命令、ロジック、データ、又はコードを含み得、それらは、モバイルデバイスの永久的又は一時的なメモリに記憶され得るか、又は何らかの方法でモバイルデバイスによる動作に影響を与え得るか若しくは当該動作を開始し得る。同様に、1つ以上のサーバは、ネットワーク中で1つ以上のモバイルデバイスと通信し得、メモリに存在するコンピュータファイルを送信し得る。例えば、ネットワークは、インターネット、無線通信ネットワーク、又は1つ以上のモバイルデバイスを1つ以上のサーバに接続する任意の他のネットワークを含み得る。
【0030】
「アプリケーションパッケージ」、「ソフトウェア」、「アプリケーション」、「アプリ」、及び「ファームウェア」と同様のフレーズ及び用語は、車両の1つ以上のシステムにインストールされ得る任意の好適なタイプのソフトウェアアプリケーション又はデータパッケージを含み得る。車両インフォテインメントシステムにおける1つ以上のアプリケーションパッケージのインストールの文脈で、例示的な実施形態が本明細書に記載されるが、それに関連付けられた説明は単なる例示的なものであって、いかなる方法でも本開示の範囲を限定することを意図したものではないことが理解され得る。
【0031】
現代の車両は通常、エンターテインメント及び情報の組合せをユーザ(例えば、運転者、乗客など)に提供してユーザの車内体験を向上させるための車載インフォテインメント(IVI)システムを含む。IVIシステムは、1つ以上のインストールされたアプリケーションパッケージを実行して、関連付けられたサービスを提供し得る。例えば、IVIシステムは、音声ストリーミングアプリケーションを実行して音声エンターテインメントを提供し得、映像プレーヤーアプリケーションを実行して映像エンターテインメントを提供し得、ウェブブラウザアプリケーションを実行してウェブサーフィンを提供し得、グローバルポジショニングシステム(GPS)アプリケーションを実行して道路ナビゲーションを提供し得、同種のことを実行し得る。
【0032】
本開示の例示的な実施形態は、車両アプリケーションパッケージのインストールをユーザ(例えば、車両運転者、乗客、アプリケーション配信者など)が管理することを可能にするシステム及び方法を提供する。具体的には、例示的な実施形態のシステム及び方法は、アプリケーションパッケージをダウンロードする順序をユーザが規定することを可能にし、アプリケーションパッケージをインストールする順序をユーザが規定することを可能にする。したがって、当該システム及び方法は、ユーザ指定の順序に従ってアプリケーションパッケージを自動的にダウンロード及び/又はインストールし得る。
【0033】
加えて、実施形態によると、当該システム及び方法は、アプリケーションパッケージのタイプ、関連付けられたユーザのタイプ、又はその組合せに基づいて、1つ以上のアプリケーションパッケージの優先度を自動的に決定し得る。したがって、当該システム及び方法は、決定された優先度によって定められる順序及びユーザ指定の順序に基づいて1つ以上のアプリケーションパッケージを自動的にダウンロード及び/又はインストールし得る。
【0034】
更に、実施形態によると、当該システム及び方法は、機械学習(ML;machine learning)モデルを利用してアプリケーションパッケージのダウンロード及びインストールの順序を予測し得る。具体的には、当該システム及び方法は、1つ以上のMLモデルを利用して1つ以上のアプリケーションパッケージのダウンロード及びインストールの順序を自動的に決定し得、決定された順序に基づいてダウンロード及びインストールを自動的に実行し得るか、又は決定された順序をユーザに勧め得る。
【0035】
最終的に、本開示の例示的な実施形態により、ユーザは、1つ以上のアプリケーションパッケージのダウンロード及び/又はインストールを規定し優先順位を付けることができ、その結果、ユーザは、他の前のアプリケーションがダウンロード及びインストールされるのを待機することなく、適時、所望のアプリケーションを利用し得る。加えて、重要度又は緊急度が高いアプリケーションパッケージのダウンロード及び/又はインストールには、他のアプリケーションパッケージより先に優先順位が付けられ得、したがって、当該アプリケーションパッケージが他のアプリケーションパッケージの前にインストールされるため、車両安全性が改善され得る。更に、1つ以上のMLモデルを実装して、アプリケーションパッケージをダウンロード及び/又はインストールする順序を自動的に決定することによって、ユーザの負担が低減され得、(特に、順序の構成に精通していない、及び/又はどのアプリケーションパッケージに優先順位を付けるべきかに関する見識を有していない、経験の無いユーザに対する)ユーザ体験が改善され得る。
【0036】
図1は、1つ以上の実施形態に係る、アプリケーションパッケージをダウンロード及びインストールする例示的なシステム100のブロック図を示す。図1を参照して、システム100は、車両110と、ネットワーク120と、ストレージ130と、任意選択的なユーザ機器(UE;user equipment)140と、を含み得る。
【0037】
車両110は、人及び/又は貨物を搬送又は移送し得る任意の動力付き及び/又は機械式の機械、例えば、乗用車、トラック、オートバイ、バス、自転車、移動スクータ、及び同種のものであり得る。更に、車両110は、1つ以上のアプリケーションパッケージに関連付けられたプロセス(例えば、ダウンロード、インストール、作動など)を実行するように構成可能なインフォテインメントシステム(infotainment system)を含み得る。1つ以上のアプリケーションパッケージに関連付けられたプロセスは、UE140を介して及び/若しくは車両の入力構成要素(例えば、ディスプレイなど)を介して車両ユーザ(例えば、運転者、乗客など)によって開始され得、並びに/又は車両110に通信可能に接続された任意の好適な機器を介して(例えば、ネットワーク120などを介して)配信者(例えば、車両製造者、アプリケーション開発者など)によって開始され得る。1つ以上のアプリケーションパッケージは、車両110によってストレージ130からネットワーク120を介して取得(例えば、ダウンロード、受信など)され得る。
【0038】
ネットワーク120は、車両110とストレージ130と(そこに含まれる構成要素又はシステムと)の間の電子データの移送を可能にする1つ以上のデータリンクを含み得る。実施形態によると、ネットワーク120は、1つ以上の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク120は、セルラネットワーク(例えば、第5世代(5G)ネットワーク、ロングタームエボリューション(LTE;long-term evolution)ネットワーク、第3世代(3G)ネットワーク、符号分割多元接続(CDMA;code division multiple access)ネットワークなど)、公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN;public land mobile network)、ローカルエリアネットワーク(LAN;local area network)、ワイドエリアネットワーク(WAN;wide area network)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN;metropolitan area network)、電話ネットワーク(例えば、公衆交換電話ネットワーク(PSTN;Public Switched Telephone Network))、プライベートネットワーク、アドホックネットワーク、イントラネット、インターネット、光ファイバベースのネットワーク、若しくは同種のもの、及び/又はこれらのタイプ若しくは他のタイプのネットワークの組合せを含み得る。
【0039】
ストレージ130は、1つ以上のアプリケーションパッケージに関連付けられたデータ(例えば、インストールパッケージ、メディアコンテンツ、ソースコードなど)を記憶するように構成された1つ以上のウェブストレージ又はサーバを含み得る。例えば、ストレージ130は、車両製造者及び/又はアプリケーション開発者から上記データを受信し得、受信データをそこに記憶し得る。更に、ストレージ130は、1つ以上の記憶データに対する要求を(例えば、車両110からネットワーク120を介して)受信し得、それに従って、要求されたデータを提供し得る。更に、実施形態によると、ストレージ130は、1つ以上のアプリケーションパッケージに関連付けられたコンピュータ可読命令又はプログラムを記憶する任意の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得、その結果、上記コンピュータ可読命令又はプログラムは、コンピュータ(又はプロセッサ)によって実行されると、1つ以上のアプリケーションパッケージに関連付けられた方法、機能、又は制御動作をコンピュータに行わせる。更に、ストレージ130は、サーバクラスタ内のサーバ、データセンタ(例えば、エッジデータセンタ、ファーエッジデータセンタ、セントラルデータセンタなど)内のサーバ、及び同種のものなどの任意の好適な場所において、任意の好適なハードウェア及び/又はソフトウェア内で実装され得る。
【0040】
UE140は、システム100間で情報を受信、生成、記憶、処理、及び/又は提供することが可能な1つ以上のデバイスを含み得る。例えば、UE140は、計算デバイス(例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、スマートスピーカ、サーバなど)、携帯電話(例えば、スマートフォン、無線電話など)、ウェアラブルデバイス(例えば、1対のスマートグラス若しくはスマートウォッチ)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA;personal digital assistants)、ローミングデバイス(roaming device)(例えば、ネットワーク接続されたローミングデバイス)、無線デバイス(例えば、無線電子メールデバイス、若しくはコンピュータネットワークと無線で通信することが可能な他のデバイス)、又は任意の他の好適なデバイスを含み得る。本明細書で言及される任意のUEの任意の説明は、他のデバイス、例えば、特に短距離超高周波(UHF;ultra-high frequency)デバイス、近距離通信(NFC;near-field communication)モジュール、赤外線(IR)モジュール、コントローラエリアネットワーク(CAN;controller area network)モジュール、ユニバーサルシリアルバス(USB;universal serial bus)モジュール、高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標);high definition multimedia interface)モジュール、Bluetooth(登録商標)モジュール、及びWi-Fiモジュールを含むデバイスにも適用され得る。
【0041】
このために、車両110(又はそこに含まれるインフォテインメントシステム)は、ネットワーク120に通信可能に接続され、1つ以上のアプリケーションパッケージをダウンロード及び/又はインストールするための要求を(ネットワーク120を介して)ストレージ130に送信し得る。当該要求は、車両110によってUE140から受信されるユーザ要求であり得、及び/又は1つ以上のアプリケーションパッケージのインストールが必要であることを検出すると車両110(又はそこに含まれるインフォテインメントシステム)によって自動的に生成される要求であり得る。
【0042】
要求を受信すると、ストレージ130は、必要なデータを検索し、ネットワーク120を介して車両110に当該データを送信し得る。したがって、車両110は、受信データに基づいて1つ以上のアプリケーションパッケージをインストールし得る。以下で更に述べられるように、実施形態によると、ストレージ130は、決定された順序に従って、要求されたデータを提供し得る。同様に、車両110は、決定された順序に従って、1つ以上のアプリケーションパッケージをインストールし得る。
【0043】
図2は、1つ以上の実施形態に係る、例示的なインフォテインメントシステム200のブロック図を示す。インフォテインメントシステム200は、車両(例えば、図1の車両110)に含まれ得、そこにインストールされた1つ以上のアプリケーションを実行して1つ以上のインフォテインメントサービスを提供するように構成され得る。
【0044】
図2を参照して、インフォテインメントシステム200は、少なくとも1つのプロセッサ210と、少なくとも1つのストレージ220と、少なくとも1つの通信インターフェース230と、を含み得るが、インフォテインメントシステム200は、本開示の範囲から逸脱することなく、任意の追加のハードウェア及びソフトウェア構成要素を含み得ることが理解され得る。
【0045】
ストレージ220は、1つ以上のアプリケーションパッケージがインストールされ記憶された任意のコンピュータ可読媒体(例えば、ハードディスク、メモリカードストレージなど)を含み得る。例えば、ストレージ220は、1つ以上のアプリケーションパッケージに関連付けられたコンピュータ可読命令又はプログラミングソースコードを記憶し得、必要とされるときに、それをプロセッサ210に提供し得る。更に、ストレージ220は、そこに記憶される任意の他の好適なデータ又は情報、例えば、オペレーティングシステム(OS;operating system)、ユーザ情報、及び同種のものを有し得ることが理解され得る。
【0046】
プロセッサ210は、1つ以上の動作を行うように構成され得る任意の計算ユニット又はコントローラ(例えば、中央処理装置(CPU;central processing unit)、画像処理装置(GPU;graphic processing unit)、マイクロプロセッサ、カーピュータなど)を含み得る。例えば、プロセッサ210は、1つ以上のアプリケーションパッケージに関連付けられたコンピュータ可読命令をストレージ220から取得し、取得されたコンピュータ可読命令を実行して、関連付けられたサービスの1つ以上の動作を行い得る。実施形態によると、プロセッサ210は、1つ以上のグラフィカルユーザインターフェース(GUI;graphical user interface)を生成して、そこから1つ以上のアプリケーションパッケージをダウンロード及び/又はインストールする順序をユーザが規定することを可能にし得る。
【0047】
通信インターフェース230は、1つ以上の通信デバイスを含んで、プロセッサ210及び他のデバイス間の通信を可能にし得る。例えば、通信インターフェース230は、1つ以上のGUIを定めるデータをプロセッサ210から受信し、車両(例えば、図1の車両110)において展開される1つ以上のディスプレイデバイス(例えば、ディスプレイスクリーンなど)に上記データを提供し得、その結果、上記1つ以上のディスプレイデバイスは、受信データに基づいて、そこで1つ以上のGUIを生成及び提示し得る。更に、通信インターフェース230は、1つ以上のユーザ機器(UE)(例えば、図1のUE140)に通信可能に接続され、1つ以上のGUIを定めるデータを1つ以上のUEに提供し得、その結果、上記1つ以上のUEは、受信データに基づいて、そこで1つ以上のGUIを生成及び提示し得る。更に、通信インターフェース230は、1つ以上のネットワーク(例えば、図1のネットワーク120)に通信可能に接続されて、データを送信し、そこから(例えば、ストレージ130から)データを取得し得る。
【0048】
図3は、1つ以上の実施形態に係る、車両のアプリケーションパッケージについてのインストール順序を規定する方法300のブロック図を示す。方法300が車両(例えば、図1の車両110)におけるインフォテインメントシステム(例えば、図2のインフォテインメントシステム200)によって行われて、ストレージ(例えば、ストレージ130)から取得される1つ以上のアプリケーションパッケージをインストールする順序を(例えば、UE140を介して、車両に設置されたディスプレイデバイスを介して、など)ユーザが指定又は規定することを可能にし得る。実施形態によると、方法300の1つ以上の動作は、インフォテインメントシステムの少なくとも1つのプロセッサ(例えば、図2のプロセッサ210)によって行われ得る。
【0049】
図3を参照して、動作S310で、1つ以上のアプリケーションパッケージに関連付けられた情報がユーザに提示される。具体的には、インフォテインメントシステム(又はそこに含まれる1つ以上の構成要素)は、利用可能なアプリケーションパッケージの情報(例えば、新しいアプリケーション、アプリケーション更新、ファームウェア更新など)をストレージからネットワークを介して取得するように構成され得、取得された情報に基づいて、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を生成するように構成され得る。その後、GUIを定めるデータ又は情報は、ディスプレイデバイス(例えば、UE140におけるディスプレイデバイス、車両に設置されたディスプレイデバイスなど)に提供され得、ディスプレイデバイスは、当該データ又は情報に基づいて、ユーザに対してGUIを生成及び表示し得る。以下で更に述べられるように、GUIは、1つ以上のアプリケーションパッケージのインストール順序を構成するためにユーザによってやり取りされる1つ以上のインタラクティブ要素(例えば、ボタン、ドロップダウンリストなど)を含み得る。
【0050】
依然、図3を参照して、動作S320で、ユーザ入力が受信される。具体的には、インフォテインメントシステム(又はそこに含まれる1つ以上の構成要素)は、アプリケーションパッケージにおけるユーザ選択又はユーザ指定の構成を受信するように構成され得る。実施形態によると、インフォテインメントシステムは、表示されるGUIに含まれる1つ以上のインタラクティブ要素とのユーザインタラクションを受信するように構成され得る。
【0051】
動作S330で、インストール順序が決定される。具体的には、インフォテインメントシステム(又はそこに含まれる1つ以上の構成要素)は、ユーザ入力に基づいて、ユーザによって指定されるインストール順序を決定するように構成され得る。
【0052】
実施形態によると、インストール順序は、インフォテインメントシステムのストレージ(例えば、ストレージ220)に記憶された記録ファイル(又は任意の他の好適なストレージ形態)において含まれるか又は更新される。記録ファイルは、ユーザによって指定された過去のインストール順序と、関連付けられたアプリケーションパッケージの情報と、を含み得る。このように、記録ファイルがインフォテインメントシステムによって利用され得、その結果、1つ以上の関連付けられたアプリケーションパッケージが、ユーザ指定のインストール順序に基づいてインストールされ得る。加えて、記録ファイルはまた、インストール順序の推奨を自動的に予測及び/又は生成するためにインフォテインメントシステムによって利用され得る。
【0053】
以下では、1つ以上のGUIとのユーザインタラクションに関連付けられた例示的な実施形態が、図4A図4B、及び図5を参照して記載される。上記図4A図4B、及び図5に示されるGUIは、単に説明の目的で提供された簡略な例であり、本開示の実施形態はそれに限定されるべきでないと想定される。例えば、上記GUIは、本開示の範囲から逸脱することなく、より多くの構成要素若しくはより少ない構成要素を含み得、異なる配置で情報を表示し得、又は同種のことをし得る。
【0054】
図4Aは、1つ以上の実施形態に係る、汎用グラフィカルユーザインターフェース(GUI)400の例を示す。GUI400は、インフォテインメントシステム(例えば、図2のインフォテインメントシステム200又はそこに含まれる1つ以上の構成要素)によって生成され、アプリケーションパッケージのインストール順序を規定するためにユーザに提示され得る。図4Aを参照して、GUI400は、サブウィンドウ410と、インタラクティブ要素430と、を含み得る。
【0055】
サブウィンドウ410は、アプリケーションパッケージの名前、アプリケーションパッケージのタイプ、アプリケーションパッケージの状態、及びアプリケーションパッケージの現在の順序などの、1つ以上のアプリケーションパッケージに関連付けられた情報を含み得る。更に、サブウィンドウ410は、複数のインタラクティブ要素420を含み得る。更に、サブウィンドウ410は、適用可能な場合、1つ以上のアプリケーションパッケージの更なる詳細情報を提示し得る。
【0056】
図4Aに示される例示的なGUIでは、「パッケージ3」は、4つのアプリケーション(図4Aにおいてそれぞれ「アプリ3.1」~「アプリ3.4」として示されている)を含むアプリケーションパッケージであり、ユーザによって選択される。したがって、「パッケージ3」に関連付けられた情報は、他のアプリケーションパッケージとは区別されて(例えば、パターンで塗りつぶされて)提示され、「パッケージ3」に含まれる4つのアプリケーションの詳細情報は、サブウィンドウ410において提示される。
【0057】
サブウィンドウ410に示されるアプリケーションパッケージの順序は、過去の記録に基づいてインフォテインメントシステムによって予め格納され得る。例えば、インフォテインメントシステムのプロセッサ(例えば、プロセッサ210)は、(ユーザ指定のインストール順序の過去の情報などを含む)記録ファイルをストレージ(例えば、ストレージ130、ストレージ220など)から取得し、GUIを生成するときに記録ファイルに従ってアプリケーションパッケージの順序を自動的に整え得る。代替的に、サブウィンドウ410に示されるアプリケーションパッケージの順序は、アプリケーションパッケージの各々に関連付けられたタイムスタンプに基づいてインフォテインメントシステムによって予め格納され得る。例えば、プロセッサは、アプリケーションパッケージが検出されるたびに、瞬間の時間(例えば、アプリケーションパッケージの情報が受信された時間など)を記録し、各アプリケーションパッケージの記録された瞬間の時間に従ってアプリケーションパッケージの順序を自動的に整え得る(例えば、最も新しく検出されたアプリケーションパッケージにはより低い順序が割り当てられ、当該アプリケーションパッケージが最初に提示される、など)。
【0058】
ユーザが、予め格納された順序に満足しているか又は同意できる場合、ユーザは単に、インタラクティブ要素430でやり取り(例えば、タップなど)することによってインストールプロセスを開始し得る。したがって、インフォテインメントシステム(又はそこに含まれる1つ以上の構成要素)は、予め格納された順序に従ってアプリケーションパッケージをダウンロード及び/又はインストールし得る。
【0059】
他の場合、ユーザは、インタラクティブ要素420でやり取りすることによって、アプリケーションパッケージをダウンロード及び/又はインストールする順序を選択又は構成し得る。ユーザは、まとめて又は別々に(適用可能な場合)、アプリケーションパッケージの順序を選択又は構成し得る。例えば、ユーザが、第1のアプリケーションパッケージの順序を第2のアプリケーションパッケージよりも低い順序に変更したい場合、ユーザは、関連付けられたインタラクティブ要素420の上矢印をクリック又はタップし得る。更に、ユーザは、アプリケーションパッケージに含まれるアプリケーションの順序を同様の方法で再び整え得る。したがって、インフォテインメントシステムのプロセッサは、GUIを更新して、ユーザ指定の順序でアプリケーションパッケージを提示し得る。
【0060】
図4Bは、1つ以上の実施形態に係る、別の例示的な汎用GUI450を示す。GUI450は、図4AのGUI400の更新バージョンであり得、ユーザは、アプリケーションパッケージ「アプリ1」及び「アプリ2」の順序、並びにアプリケーションパッケージ「パッケージ3」に含まれるアプリケーション「アプリ3.1」及び「アプリ3.2」の順序を移動又は再構成している。
【0061】
例えば、ユーザは、アプリケーションパッケージ「アプリ1」の順序を再び整えるために、GUI400における「アプリ1」の要素420の下矢印でやり取りし得(又はGUI400における「アプリ2」の要素420の上矢印でやり取りし得)、全てのアプリケーションがアプリケーションパッケージ「アプリ1」にまとめられており、ユーザは、GUI400における「アプリ3.1」の要素420の下矢印でやり取りして(又はGUI400における「アプリ3.2」の要素420の上矢印でやり取りして)、アプリケーションパッケージ「パッケージ3」に含まれるアプリケーションの順序を別々に整えるようにアプリケーションの順序を再び整え得る。
【0062】
その後、ユーザは、インタラクティブ要素430でやり取り(例えば、タップなど)することによってインストールプロセスを開始し得る。したがって、インフォテインメントシステム(又はそこに含まれる1つ以上の構成要素)は、再構成されたユーザ指定の順序に従ってアプリケーションパッケージをダウンロード及び/又はインストールし得る。
【0063】
本開示の例示的な実施形態はまた、本開示の範囲から逸脱することなく、任意の他の好適な方法でアプリケーションパッケージをダウンロード及び/又はインストールする順序をユーザが構成又は選択することを可能にし得ると理解され得る。例えば、インタラクティブ要素420でやり取りする代わりに、ユーザは、アプリケーションパッケージを所望の位置にドラッグ・アンド・ドロップすることによってアプリケーションパッケージの順序を再び整え得る。代替的に、ユーザはまた、図5を参照して以下に記載されるように、(例えば、ユーザがGUI400又はGUI450を2度押しすることなどによって作動し得る)ポップアップパネル又はサブウィンドウにおいて上記順序を構成又は選択し得る。
【0064】
図5は、1つ以上の実施形態に係る、サブウィンドウ500を含む例示的なGUIを示す。サブウィンドウ500は、図4AのGUI400に重なるフローティングパネルであり得、トリガ又はイベント(例えば、特定のユーザインタラクションなど)に応じてインフォテインメントシステム(又はそこに含まれる1つ以上の構成要素)によって生成され得る。
【0065】
図5を参照して、サブウィンドウ500は、各々がそれぞれのアプリケーションパッケージに関連付けられた複数のインタラクティブ要素510と、複数のインタラクティブ要素510に関連付けられたドロップダウンリスト511と、インタラクティブ要素520と、を含み得る。
【0066】
インタラクティブ要素510の各々は、それぞれのアプリケーションパッケージに関連付けられた現在の順序を提示するインタラクティブアイコンであり得る(例えば、「アプリ1」に関連付けられたインタラクティブアイコンは、「1」の順序を提示する、など)。例えば、インタラクティブ要素510がユーザによってやり取りされている場合、関連付けられたドロップダウンリスト511は、(図5に示されるように)意図される順序をそこからユーザが選択できるように提示され得る。ドロップダウンリスト511に含まれる選択可能なオプションは、インフォテインメントシステムによって計算され得、その結果、あるアプリケーションパッケージについて順序が選択される場合、他のアプリケーションパッケージのインタラクティブアイコンは更新され得る。例えば、ユーザが、「アプリ1」のドロップダウンリスト511で「2」を選択した場合、「アプリ2」のインタラクティブアイコンは、「2」から「1」に更新され得、同種のことが行われ得る。
【0067】
したがって、ユーザは、インタラクティブ要素520でやり取りして、選択された順序を設定し得る。その後、インフォテインメントシステムは、サブウィンドウ500を閉じて、ユーザ指定の順序に従ってアプリケーションパッケージを提示するGUI(例えば、GUI400の更新バージョン)を生成し得る。後に、ユーザは、図4A図4Bを参照して上述したようにインタラクティブ要素でやり取りすることによってインストールプロセスを開始し得る。
【0068】
上記を考慮して、本開示の例示的な実施形態は、アプリケーションパッケージをダウンロード及び/又はインストールする順序をユーザが規定することを可能にする。1つ以上の実施形態によると、ユーザ指定の順序に加えて、インフォテインメントシステムはまた、アプリケーションパッケージの重要度又は緊急度に基づいて、アプリケーションパッケージをダウンロード及び/又はインストールする順序を決定し得る。例えば、インフォテインメントシステムは、アプリケーションパケットのタイプ、及び/又はアプリケーションパッケージをインストールするように要求しているユーザのタイプに基づいて、アプリケーションパッケージの重要度又は緊急度を決定し得、各アプリケーションパッケージについて、決定された重要度又は緊急度を定めるスコア値を計算し得、スコア値によって定められる順序に従ってアプリケーションパッケージを自動的にダウンロード及び/又はインストールし得る。
【0069】
図6は、1つ以上の実施形態に係る、アプリケーションパッケージ及び関連付けられた情報の例を含む表を示す。
【0070】
図6を参照して、表は、車両にインストールする1つ以上のアプリケーションパッケージを構成又は選択したユーザに関連付けられた情報(以降、「ユーザ情報」と称する)と、アプリケーションパッケージに関連付けられた情報、例えば、アプリケーション名、アプリケーションタイプ、及び特定のアプリケーションパッケージをインストールするためにユーザによって要求又は指定されるインストール順序と、を含み得る。ユーザ情報は、ユーザの識別子(ID;identifier)及びユーザタイプを含み得る。ID及びユーザタイプは、ユーザがインフォテインメントシステムにアクセスするたびにインフォテインメントシステムによって検出され得る。
【0071】
例えば、車両所有者は、(例えば、自身の情報をインフォテインメントシステムに入力することによって)自身のデバイス(例えば、ユーザ機器(UE)など)をインフォテインメントシステムに登録し得、インフォテインメントシステムは、ID及び関連付けられたユーザタイプを車両所有者に割り当て得、その結果、車両所有者のデバイスがインフォテインメントシステムにアクセスしていることをインフォテインメントシステムが検出するたびに、インフォテインメントシステムは、車両所有者を他のユーザ(例えば、ゲスト乗客、配信者ユーザなど)と区別し得る。同様に、配信者ユーザ(例えば、車両製造者、ソフトウェア開発者など)は、車両メンテナンス、ソフトウェア更新、及び同種のことの間にインフォテインメントシステムに登録され得、その結果、インフォテインメントシステムは、ID及び関連付けられたユーザタイプを配信者ユーザに割り当てて、配信者ユーザを他のユーザ(例えば、車両所有者、ゲスト乗客など)と区別し得る。一方、インフォテインメントシステムは、(例えば、車両からの距離のある範囲内などの)未登録デバイスからのアクセス、又は車両に設置されたディスプレイデバイスからの直接のアクセスが、ゲスト乗客からのアクセスであることを決定し得、一時的なID及び関連付けられたユーザタイプをユーザに割り当て得る。実施形態によると、インフォテインメントシステムは、車両内のディスプレイデバイス及び/又は車両所有者のデバイスにおいて一時的なパスコードを生成及び表示し得、インフォテインメントシステムにアクセスしてそれを利用するために、一時的なパスコードを入力するようにゲスト乗客に要求し得る。
【0072】
実施形態によると、アプリケーションパッケージのインストールが要求されるたびに、インフォテインメントシステムは、インストール要求に関連付けられたユーザのタイプを決定し得、ユーザタイプに従ってインストールの優先度を構成し得る。例えば、異なるユーザタイプの3人のユーザ、例えば、車両所有者、ゲスト乗客、及び配信者ユーザが、アプリケーションパッケージのインストールを同時に要求すると想定すると、インフォテインメントシステムは、配信者ユーザからのインストール要求、次に車両所有者からのインストール要求、最後にゲスト乗客からのインストール要求に優先順位を付け得る。
【0073】
実施形態によると、インフォテインメントシステムは、アプリケーションパッケージのインストール優先度を定めるスコア値を計算し得る。具体的には、インフォテインメントシステムのプロセッサは、ユーザタイプ、アプリケーションタイプ、及び要求されたインストール順序などであるがこれらに限定されない情報を収集し得、それに基づいてスコア値を計算し得る。例として、ユーザタイプの各々、アプリケーションタイプの各々、及び/又はインストール順序の各々は、それにマッピングされた対応値を有し得、上記マッピングは、権限のあるユーザ(例えば、車両製造者、車両所有者など)によって予め定められ得、インフォテインメントシステムのストレージに記憶され得る。したがって、ユーザからインストール要求を受信すると、インフォテインメントシステムのプロセッサは、ストレージからマッピングを検索し得、収集された情報及びマッピングに基づいてスコア値を計算し得る。
【0074】
例示的な使用ケースが図6に例示される。この使用ケースでは、インフォテインメントシステムは、3人のユーザ(すなわち、車両所有者、ゲスト乗客、配信者)からインストール要求を受信してアプリケーションパッケージをインストールし得、車両所有者は、アプリケーションパッケージ「アプリ1」及び「アプリ2」(「アプリ1」のインストールについて、順序がより低く/優先度がより高い)をインストールするように要求しており、ゲスト乗客は、アプリケーションパッケージ「アプリ4」(「アプリ1」をインストールする車両使用者によって選択されるのと同じ順序を有する)をインストールするように要求しており、配信者は、アプリケーションパッケージ「アプリ5」をインストールするように要求している。
【0075】
この点で、「アプリ5」をインストールする要求が配信者からのものであるという決定に基づいて、及び/又は「アプリ5」が(他のタイプのアプリケーションパッケージよりも高い重要度を有する)システムホットフィックス(system hotfix)であるという決定に基づいて、インフォテインメントシステムは、インストール要求について最も高いスコア値を計算し得るか又は割り当て得、その結果、「アプリ5」のダウンロード及び/又はインストールは、(配信者がインストール順を選択していなかったとしても)他のアプリケーションパッケージよりも優先され得る。
【0076】
更に、「アプリ1」及び「アプリ4」についてのインストール要求は、同じインストール順序「1」の要求であり、同じアプリケーションタイプを有するが、「アプリ1」のインストールについての要求が車両所有者からのものであるという決定に基づいて、インフォテインメントシステムは、「アプリ4」のインストールについてのスコア値と比較して、「アプリ1」のインストールについてより高いスコア値を計算し得るか又は割り当て得る。
【0077】
一方、「アプリ2」についてのインストール要求は車両所有者からのものであるが、「アプリ2」のインストール順序が「アプリ4」のインストール順序よりも高いという決定に基づいて、インフォテインメントシステムは、「アプリ4」のインストールについてのスコア値と比較して、「アプリ2」のインストールについてより低いスコア値を計算し得るか又は割り当て得る。
【0078】
このため、インフォテインメントシステムは、スコア値によって定められる順序に従ってアプリケーションパッケージをダウンロード及び/又はインストールし得る。例えば、図6に示される例示的な使用ケースでは、インフォテインメントシステムは、以下の順序、すなわち、最初に「アプリ5」、次に「アプリ1」、次に「アプリ4」、最後に「アプリ2」に従ってアプリケーションパッケージをダウンロード及び/又はインストールし得る。実施形態によると、新しいインストール要求が受信されると、インフォテインメントシステムは、保留のダウンロード及び/又はインストールの各々のスコア値を自動的に更新し得、その結果、それに関連付けられた優先度は、リアルタイム又はほぼリアルタイムの要求を考慮して常に更新され得る。
【0079】
上記を考慮して、本開示の例示的な実施形態は、関連付けられたユーザタイプ、アプリケーションタイプ、及び/又は要求されたインストール順序に従って、特定のアプリケーションパッケージが他のアプリケーションより先に優先されることを可能にする。このように、アプリケーションパッケージのインストール順序は、アプリケーションパッケージの重要度及び重要性を考慮に入れて、より正確に構成及び選択され得る。
【0080】
例えば、セーフティクリティカルとして指定されるか、又は車両欠陥若しくは車両テストに関連するアプリケーションパッケージ(以降、所定の優先アプリケーションと称する)は、ユーザの指定に関係なく、他のアプリケーションより先に優先され、最初にダウンロード及びインストールされ得る。実施形態によると、非配信のユーザ(例えば、車両所有者、ゲスト乗客など)は、単に、優先アプリケーションとして指定又は既定されていないアプリケーションの順序を選択することを許可され得る。このために、優先アプリケーションは、配信者によってそのように指定され得る。
【0081】
図6の表に示される情報は、説明の目的での単なる例であって、本開示の範囲がそれによって限定されるべきではないことが理解され得る。例えば、より多くの情報又はより少ない情報が表に含まれ得、情報が異なる方法で提示され得る。更に、インフォテインメントシステムは常に、要求されたインストール順序に関わらず、特定のユーザタイプに基づいてインストール要求に優先順位を付け得る(例えば、車両所有者からの全てのインストール要求は、ゲスト乗客からのインストール要求よりも優先され得る、など)。
【0082】
更に、1つ以上の実施形態では、ダウンロード及び/又はインストールの順序は、ユーザの履歴若しくは過去の挙動又は関連するユーザの履歴及び挙動を使用して自動的に決定され得る。例えば、機械学習(ML)モデルは、ユーザの過去の履歴又は関連するユーザの過去の履歴(例えば、同様のアプリケーション選択をした他のユーザ、同じ又は同様のユーザプロフィールを有するユーザ、など)に基づいてアプリケーションパッケージについてのインストールの所望の順序を予測し得る。いくつかの実施形態では、自動決定は、ダウンロード/インストールの順序が規定されていない任意の選択アプリケーションについて行われ得る。更に、MLモデルは、教師ありMLモデル、教師なしMLモデル、又はそれらの組合せを含み得る。
【0083】
図7は、1つ以上の実施形態に係る、インストール順序に従ってアプリケーションパッケージをインストールする方法700のブロック図を示す。インストール順序は、(例えば、図3図5を参照して上述した動作を介してユーザによって決定される)ユーザ指定のインストール順序、(例えば、図6を参照して上述した動作を介してインフォテインメントシステムによって決定される)インフォテインメントシステムによって決定されるインストール順序、及び/又はMLモデルの利用を介してインフォテインメントシステムによって自動的に決定されるインストール順序であり得る。方法700は、インフォテインメントシステム(例えば、図2のインフォテインメントシステム200など)によって行われ得る。実施形態によると、方法700の1つ以上の動作は、インフォテインメントシステムの少なくとも1つのプロセッサ(例えば、図2のプロセッサ210)によって行われ得る。
【0084】
図7を参照して、動作S710で、複数のアプリケーションパッケージに関連付けられたインストール順序が取得される。例えば、インフォテインメントシステムのプロセッサは、インフォテインメントシステムのストレージからユーザ指定のインストール順序を取得し得る。代替的に、プロセッサは、(図6を参照して上述したものと同様の方法で)複数のアプリケーションパッケージの各々についてスコア値を計算し、そこからインストール順序をリアルタイム又はほぼリアルタイムで決定し得る。他の場合、プロセッサは、必要な情報(例えば、過去の記録など)を取得し、上記情報を機械学習(ML)モデルに入力し得、MLモデルは、それからインストール順序を自動的に決定し得る。
【0085】
動作S720で、複数のアプリケーションパッケージが取得される。実施形態によると、インフォテインメントシステムは、動作S710で取得されたインストール順序に基づいて複数のアプリケーションパッケージをダウンロードし得る。例えば、インフォテインメントシステムは、より高いインストール順序(すなわち、より低い優先度)を有するアプリケーションパッケージを検索及びダウンロードする前に、より低いインストール順序(すなわち、より高い優先度)を有するアプリケーションパッケージをストレージ(例えば、図1のストレージ130)から検索及びダウンロードし得る。
【0086】
上述の動作は例示的な実施形態の単なる例であって、本開示の範囲はそれに限定されるべきではないと想定される。具体的には、他の実施形態では、全てのアプリケーションパッケージが、並列で又は同時にダウンロードされ得る。代替的に、優先アプリケーション(例えば、特定のアプリケーションタイプを有するアプリケーション、特定のユーザに関連付けられたアプリケーション、など)は、他のアプリケーションパッケージの並列ダウンロードの前に最初にダウンロード(及びインストール)され得る。更に、いくつかの実施形態では、動作S720は、動作S710の前に行われ得る(すなわち、アプリケーションパッケージは、関連付けられたインストール順序を取得する前に取得され得る)。
【0087】
インストール順序及びアプリケーションパッケージを取得した後、動作S730で、インフォテインメントシステムは、インストール順序に従ってアプリケーションパッケージをインストールするように構成され得る。
【0088】
例えば、インフォテインメントシステムのプロセッサは、アプリケーションパッケージが任意の優先アプリケーションパッケージを含むかどうかを決定し得、もしあれば、優先アプリケーションパッケージのインストールに優先順位を付け得る。実施形態によると、インフォテインメントシステムのプロセッサは、アプリケーションパッケージが特定のタイプのアプリケーションパッケージ(例えば、セーフティクリティカルアプリケーションパッケージ、車両欠陥に関連するアプリケーションパッケージなど)に属するかどうかの決定に基づいて、アプリケーションパッケージが優先アプリケーションパッケージであるかどうかを決定し得る。代替的に、インフォテインメントシステムのプロセッサは、アプリケーションパッケージが特定のユーザに関連付けられているかどうか(例えば、配信者に関連付けられたアプリケーションパッケージなど)の決定に基づいて、アプリケーションパッケージが優先アプリケーションパッケージであるかどうかを決定し得る。インフォテインメントシステムのプロセッサはまた、アプリケーションパッケージのタイプ、関連付けられたユーザのタイプ、及び/又は任意の他の好適な情報に基づいて、アプリケーションパッケージが優先アプリケーションパッケージであるかどうかを決定し得ると想定される。
【0089】
図8は、1つ以上の実施形態に係る、デバイス800の例示的な構成要素の図を示す。デバイス800は、図1のUE140に対応し得る。図8に示されるように、デバイス800は、バス810と、プロセッサ820と、メモリ830と、ストレージ構成要素840と、入力構成要素850と、出力構成要素860と、通信インターフェース870と、を含み得る。実施形態では、図1から図7の動作又はプロセスのいずれか1つは、図8に示される要素のいずれか1つによって又はそれを使用して実装され得る。
【0090】
バス810は、デバイス800の構成要素間の通信を許可する構成要素を含む。プロセッサ820は、ハードウェア、ファームウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組合せで実装され得る。プロセッサ820は、中央処理装置(CPU)、画像処理装置(GPU)、加速処理装置(APU)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、又は別のタイプの処理構成要素であり得る。いくつかの実装態様では、プロセッサ820は、機能を行うようにプログラムされることが可能な1つ以上のプロセッサを含む。メモリ830は、プロセッサ820による使用のために情報及び/又は命令を記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、並びに/又は別のタイプの動的若しくは静的ストレージデバイス(例えば、フラッシュメモリ、磁気メモリ、及び/若しくは光メモリ)を含む。
【0091】
ストレージ構成要素840は、デバイス800の動作及び使用に関連する情報及び/又はソフトウェアを記憶する。例えば、ストレージ構成要素840は、対応するドライブと共に、ハードディスク(例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び/若しくはソリッドステートディスク)、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピディスク、カートリッジ、磁気テープ、並びに/又は別のタイプの非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。入力構成要素850は、ユーザ入力などを介して情報をデバイス800が受信することを許可する構成要素(例えば、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、スイッチ、及び/又はマイク)を含む。更に、又は代替的に、入力構成要素850は、情報を検知するセンサ(例えば、グローバルポジショニングシステム(GPS)構成要素、加速度計、ジャイロスコープ、及び/又はアクチュエータ)を含み得る。出力構成要素860は、デバイス800からの出力情報を提供する構成要素(例えば、ディスプレイ、スピーカ、及び/又は1つ以上の発光ダイオード(LED))を含む。
【0092】
通信インターフェース870は、有線接続、無線接続、又は有線及び無線接続の組合せなどを介してデバイス800が他のデバイスと通信することを可能にする送受信機状の構成要素(例えば、送受信機及び/又は別々の受信機及び送信機)を含む。通信インターフェース870は、デバイス800が別のデバイスから情報を受信し及び/又は情報を別のデバイスに提供することを許可し得る。例えば、通信インターフェース870は、イーサネットインターフェース、光インターフェース、同軸インターフェース、赤外線インターフェース、無線周波数(RF)インターフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェース、Wi-Fiインターフェース、セルラネットワークインターフェース、又は同種のものを含み得る。
【0093】
デバイス800は、本明細書に記載される1つ以上のプロセスを行い得る。デバイス800は、メモリ830及び/又はストレージ構成要素840などの非一時的コンピュータ可読媒体によって記憶されたソフトウェア命令をプロセッサ820が実行したことに応じて当該プロセスを行い得る。コンピュータ可読媒体は、非一時的メモリデバイスとして本明細書で定められる。メモリデバイスは、単一の物理ストレージデバイス内のメモリスペース又は複数の物理ストレージデバイスにわたって広がるメモリスペースを含む。
【0094】
ソフトウェア命令は、別のコンピュータ可読媒体又は別のデバイスから通信インターフェース870を介してメモリ830及び/又はストレージ構成要素840内に読み取られ得る。メモリ830及び/又はストレージ構成要素840に記憶されたソフトウェア命令は、実行されると、本明細書に記載される1つ以上のプロセスをプロセッサ820に行わせ得る。
【0095】
更に、又は代替的に、ハードワイヤード回路は、本明細書に記載される1つ以上のプロセスを行うためにソフトウェア命令の代わりに又はそれと組み合わされて使用され得る。したがって、本明細書に記載される実装態様は、ハードウェア回路及びソフトウェアの任意の特定の組合せに限定されない。
【0096】
図8に示される構成要素の数及び配置は、例として提供される。実際、デバイス800は、図8に示されるものと比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、又は異なって配置された構成要素を含み得る。更に、又は代替的に、デバイス800の構成要素(例えば、1つ以上の構成要素)のセットは、デバイス800の構成要素の別のセットによって行われるものと記載される1つ以上の機能を行い得る。
【0097】
本明細書に開示されるプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序又は階層は、例示的なアプローチの例示であることが理解される。設計の好みに基づいて、プロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序又は階層は再配置され得ることが理解される。更に、いくつかのブロックが組み合わされ得るか又は省略され得る。添付の方法は、見本の順序で様々なブロックの存在する要素を特許請求しており、提示される特定の順序又は階層に限定されることを意味するものではない。
【0098】
いくつかの実施形態は、任意の可能性のある技術詳細の統合レベルにおけるシステム、方法、及び/又はコンピュータ可読媒体に関し得る。更に、上述した上記構成要素のうちの1つ以上は、コンピュータ可読媒体において記憶され少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令として実装され得る(及び/又は少なくとも1つのプロセッサを含み得る)。コンピュータ可読媒体は、プロセッサに動作を実行させるためのコンピュータ可読プログラム命令を有するコンピュータ可読非一時的記憶媒体(又は媒体(複数))を含み得る。
【0099】
コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行デバイスによって使用される命令を保持及び記憶し得る有形デバイスであり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電子記憶デバイス、磁気記憶デバイス、光記憶デバイス、電磁記憶デバイス、半導体記憶デバイス、又は以上の任意の好適な組合せであり得るが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより特定の例の非網羅的なリストは、以下、すなわち、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能及びプログラム可能なリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、メモリスティック、フロッピディスク、命令が記録されたパンチカード又は溝内の隆起構造などの機械的に符号化されたデバイス、及び以上の任意の好適な組合せを含む。本明細書で使用されるコンピュータ可読記憶媒体は、電波若しくは他の自由に伝播する電磁波、導波路若しくは他の送信媒体を通じて伝播する電磁波(例えば、光ファイバケーブルを通過する光パルス)、又はワイヤを通じて送信される電気信号などの、一時的な信号自体であると解釈されるべきではない。
【0100】
本明細書に記載されるコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ可読記憶媒体からそれぞれの計算/処理デバイスに、又はネットワーク、例えば、インターネット、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、及び/若しくは無線ネットワークを介して外部コンピュータ若しくは外部記憶デバイスにダウンロードされ得る。ネットワークは、銅送信ケーブル、光送信ファイバ、無線送信、ルータ、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイコンピュータ、及び/又はエッジサーバを備え得る。各計算/処理デバイス内のネットワークアダプタカード又はネットワークインターフェースは、ネットワークからコンピュータ可読プログラム命令を受信し、それぞれの計算/処理デバイス内のコンピュータ可読記憶媒体に記憶するためにコンピュータ可読プログラム命令を転送する。
【0101】
動作を実行するコンピュータ可読プログラムコード/命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、機械命令、機械依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、集積回路についての構成データ、又はSmalltalk、C++、若しくは同種のものなどのオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語若しくは同様のプログラミング言語などの手続き型プログラミング言語を含む1つ以上のプログラミング言語の任意の組合せで書かれたソースコード若しくはオブジェクトコードのいずれかであり得る。コンピュータ可読プログラム命令は、ユーザのコンピュータ上で完全に実行され得るか、ユーザのコンピュータ上で部分的に実行され得るか、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行され得るか、ユーザのコンピュータ上で部分的に且つリモートコンピュータ上で部分的に実行され得るか、又はリモートコンピュータ若しくはサーバ上で完全に実行され得る。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)若しくはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを通じてユーザのコンピュータに接続され得るか、又は(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを通じて)外部コンピュータへの接続が行われ得る。いくつか実施形態では、例えば、プログラマブルロジック回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又はプログラマブルロジックアレイ(PLA)を含む電子回路は、態様又は動作を行うために、コンピュータ可読プログラム命令の状態情報を利用して電子回路をパーソナライズすることによってコンピュータ可読プログラム命令を実行し得る。
【0102】
当該コンピュータ可読プログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供されて、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図のブロック若しくはブロック(複数)で規定される機能/行為を実装する手段を作成するような機械を生成し得る。当該コンピュータ可読プログラム命令はまた、コンピュータ、プログラマブルデータ処理装置、及び/又は他のデバイスに特定の方法で機能するように指示し得るコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得、その結果、命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート及び/又はブロック図のブロック若しくはブロック(複数)で規定される機能/行為の態様を実装する命令を含む製造物品を備える。
【0103】
コンピュータ可読プログラム命令はまた、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、又は別のデバイス上にロードされて、コンピュータ、他のプログラマブル装置、又は他のデバイス上で一連の動作ステップを行わせて、コンピュータ実装プロセスを生成し得、その結果、コンピュータ、他のプログラマブル装置、又は他のデバイス上で実行される命令は、フローチャート及び/又はブロック図のブロック若しくはブロック(複数)で規定される機能/行為を実装する。
【0104】
図におけるフローチャート及びブロック図は、様々な実施形態に係るシステム、方法、及びコンピュータ可読媒体の可能性のある実装態様のアーキテクチャ、機能、及び動作を示す。この点で、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、規定された論理機能を実装する1つ以上の実行可能命令を備える命令のモジュール、セグメント、又は一部を表し得る。方法、コンピュータシステム、及びコンピュータ可読媒体は、図で描写されたものと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、又は異なって配置されたブロックを含み得る。いくつかの代替的な実装態様では、ブロックに記される機能は、図で記される順序と関係なく生じ得る。例えば、連続して示される2つのブロックは実際、同時に若しくは実質的に同時に実行され得るか、又はブロックは、関連する機能に応じて、逆の順序で実行されることもあり得る。ブロック図の各ブロック及び/又はフローチャート図、並びにブロック図のブロック及び/又はフローチャート図の組合せは、規定された機能若しくは行為を行うか又は専用ハードウェア及びコンピュータ命令の組合せを実行する専用のハードウェアベースのシステムによって実装され得ることも留意されたい。
【0105】
本明細書に記載されるシステム及び/又は方法は、ハードウェア、ファームウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組合せの様々な形態で実装され得ることが明らかであろう。当該システム及び/又は方法を実装するために使用される実際の専用制御ハードウェア又はソフトウェアコードは、実装態様の限定ではない。したがって、システム及び/又は方法の動作及び挙動は、特定のソフトウェアコードを参照することなく本明細書に記載されており、ソフトウェア及びハードウェアは、本明細書の説明に基づいてシステム及び/又は方法を実装するように設計され得ることが理解される。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
【外国語明細書】