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特開2024-106310マルチルーメンチューブの押出成型装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106310
(43)【公開日】2024-08-07
(54)【発明の名称】マルチルーメンチューブの押出成型装置
(51)【国際特許分類】
   B29C 51/24 20060101AFI20240731BHJP
   B29C 48/32 20190101ALI20240731BHJP
   B29C 48/90 20190101ALI20240731BHJP
   B29C 49/04 20060101ALI20240731BHJP
   B29C 49/34 20060101ALI20240731BHJP
   B29C 51/10 20060101ALI20240731BHJP
【FI】
B29C51/24
B29C48/32
B29C48/90
B29C49/04
B29C49/34
B29C51/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023200245
(22)【出願日】2023-11-27
(31)【優先権主張番号】P 2023010355
(32)【優先日】2023-01-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】591265611
【氏名又は名称】株式会社プラ技研
(74)【代理人】
【識別番号】110001276
【氏名又は名称】弁理士法人小笠原特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】菊澤 良治
【テーマコード(参考)】
4F207
4F208
【Fターム(参考)】
4F207AG08
4F207AH63
4F207AR12
4F207KA01
4F207KA17
4F207KK77
4F207KL88
4F207KW44
4F208AG08
4F208AH63
4F208AR12
4F208LA01
4F208LA07
4F208LB02
4F208LD01
4F208LG04
4F208LG22
4F208LJ09
4F208LN15
4F208MA01
4F208MB02
4F208MC01
4F208MD03
4F208MG22
4F208MJ09
4F208MK15
(57)【要約】
【課題】断面の外形が真円に近いマルチチューブを製造可能な押出成型装置を提供する。
【解決手段】樹脂供給部と、下端部に押出口を有し、樹脂供給部から供給された樹脂を鉛直下方に押し出しながらマルチルーメンチューブを成形する金型と、押し出されたチューブの外面を成型する外面成型装置とを備え、樹脂供給部から金型へと樹脂が供給されている状態において、外面成型装置は、第1モールドブロック及び第2モールドブロックにより形成される円柱状の成型空間に、押し出されたチューブを収容した状態で、チューブの押し出しに合わせて、第1モールドブロック及び第2モールドブロックを鉛直下方に移動させ、第1モールドブロック及び第2モールドブロックにより形成される成型空間を減圧することにより、収容されたマルチルーメンチューブの外面を溝の内面に密着させる、マルチルーメンチューブの押出成型装置。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2以上の管路を有するマルチルーメンチューブの押出成型装置であって、
溶融した樹脂を押し出す樹脂供給部と、
下端部に押出口を有し、前記樹脂供給部から供給された樹脂を鉛直下方に押し出しながら前記マルチルーメンチューブを成形する金型と、
前記金型から押し出された前記マルチルーメンチューブの外面を成型する外面成型装置と、
気体供給装置と、
減圧装置とを備え、
前記金型は、
内型と、
前記マルチルーメンチューブの管路のそれぞれに対応して設けられ、先端部が前記内型の下端部から突出し、かつ、残りの部分が前記内型の内部に位置し、貫通孔と、先端部に前記管路の各々の断面形状に対応した外形の部分とを有する2以上の管状の管路成型部材と、
前記内型と前記内型の前記下端部から突出した部分とを取り囲み、その内面と前記内型の外面との間に樹脂流路を形成する管状の外型とを含み、
前記外面成型装置は、
外形が矩形状の平坦面と、前記平坦面に設けられ、前記平坦面と直交する方向の断面が半円形である直線状の溝と、前記溝を貫通するスリットまたは細孔とを有する複数の第1モールドブロックと、
前記第1モールドブロックと同形状かつ同数の第2モールドブロックと、
前記第1モールドブロック及び前記第2モールドブロックを対にして循環させる駆動機構とを含み、
前記駆動機構は、
前記金型の鉛直下方に設けられる成型ゾーンにおいて、対となる前記第1モールドブロック及び前記第2モールドブロックの前記溝同士が重なるように前記平坦面同士を面接触させ、重なり合った前記溝の間に、横断面が真円形であり、前記横断面の中心が前記金型の中心軸と略一致する成型空間を形成し、連続する複数対の前記第1モールドブロック及び前記第2モールドブロックを前記金型の中心軸に沿って鉛直下方に直線移動させ、
前記成型ゾーン外において、対となる前記第1モールドブロック及び前記第2モールドブロックを互いに分離させ、
前記樹脂供給部から前記金型へと樹脂が供給されている状態において、
前記管路成型部材のそれぞれには前記気体供給装置から気体が供給され、供給された気体が前記貫通孔の先端から噴射されており、
前記駆動機構は、前記連続する複数対の前記第1モールドブロック及び前記第2モールドブロックのそれぞれの前記成型空間に、前記金型から押し出された前記マルチルーメンチューブを収容した状態で、前記マルチルーメンチューブの押し出しに合わせて、前記第1モールドブロック及び前記第2モールドブロックを鉛直下方に移動させ、
前記成型空間を前記減圧装置により減圧することにより、前記成型空間に収容された前記マルチルーメンチューブの外面を前記溝の内面に密着させる、マルチルーメンチューブの押出成型装置。
【請求項2】
2以上の管路を有するマルチルーメンチューブの押出成型装置であって、
溶融した樹脂を押し出す樹脂供給部と、
下端部に押出口を有し、前記樹脂供給部から供給された樹脂を鉛直下方に押し出しながら前記マルチルーメンチューブを成形する金型と、
前記金型から押し出された前記マルチルーメンチューブの外面を成型する外面成型装置と、
気体供給装置と、
減圧装置とを備え、
前記金型は、
内型と、
前記マルチルーメンチューブの管路のそれぞれに対応して設けられ、先端部が前記内型の下端部から突出し、かつ、残りの部分が前記内型の内部に位置し、貫通孔と、先端部に前記管路の各々の断面形状に対応した外形の部分とを有する2以上の管状の管路成型部材と、
前記内型と前記内型の前記下端部から突出した部分とを取り囲み、その内面と前記内型の外面との間に樹脂流路を形成する管状の外型とを含み、
前記外面成型装置は、
可撓性を有する材料により形成され、平坦面と、前記平坦面に設けられ、前記平坦面と直交する方向の断面が半円形である直線状の溝と、前記溝を貫通するスリットまたは細孔と有する第1ベルトと、
前記第1ベルトと同材料により形成され、前記第1ベルトと同形状を有する第2ベルと、
前記第1ベルト及び前記第2ベルトを循環させる駆動機構とを含み、
前記駆動機構は、
前記金型の鉛直下方に設けられる成型ゾーンにおいて、前記第1ベルト及び前記第2ベルトの前記溝同士が重なるように前記平坦面同士を面接触させ、重なり合った前記溝の間に、横断面が真円形であり、前記横断面の中心が前記金型の中心軸と略一致する成型空間を形成し、前記第1ベルト及び前記第2ベルトを前記金型の中心軸に沿って鉛直下方に直線移動させ、
前記成型ゾーン外において、前記第1ベルト及び前記第2ベルトを互いに分離させ、
前記樹脂供給部から前記金型へと樹脂が供給されている状態において、
前記管路成型部材のそれぞれには前記気体供給装置から気体が供給され、供給された気体が前記貫通孔の先端から噴射されており、
前記駆動機構は、前記第1ベルト及び前記第2ベルトにより形成される前記成型空間に、前記金型から押し出された前記マルチルーメンチューブを収容した状態で、前記マルチルーメンチューブの押し出しに合わせて、前記第1ベルト及び前記第2ベルトを鉛直下方に移動させ、
前記成型空間を前記減圧装置により減圧することにより、前記成型空間に収容された前記マルチルーメンチューブの外面を前記溝の内面に密着させる、マルチルーメンチューブの押出成型装置。
【請求項3】
前記外面成型装置を鉛直方向に昇降させる昇降機構を更に備える、請求項1または2に記載のマルチルーメンチューブの押出成型装置。
【請求項4】
前記管路成型部材のそれぞれの上端位置が異なる、請求項1または2に記載のマルチルーメンチューブの押出成型装置。
【請求項5】
前記管路成型部材の少なくとも1つが、前記先端部を含む管状の第1部材と、管状の第2部材とを含み、前記第2部材の下端に前記第1部材の上端が着脱可能に接続される、請求項1または2に記載のマルチルーメンチューブの押出成型装置。
【請求項6】
前記外型の内径が10mm以下である、請求項1または2に記載のマルチルーメンチューブの押出成型装置。
【請求項7】
前記マルチルーメンチューブが医療用チューブである、請求項1または2に記載のマルチルーメンチューブの押出成型装置。
【請求項8】
前記樹脂供給部が、溶融した樹脂を押し出す単一の押出機を含む、請求項1または2に記載のマルチルーメンチューブの押出成型装置。
【請求項9】
前記樹脂供給部が、
第1樹脂を押し出す第1押出機と、
前記第1樹脂と硬度が異なる第2樹脂を押し出す第2押出機と、
前記第1押出機から押し出された前記第1樹脂が前記金型に供給され、前記第2押出機から押し出された前記第2樹脂が前記金型に供給されない第1状態と、前記第1押出機から押し出された前記第1樹脂が前記金型に供給されず、前記第2押出機から押し出された前記第2樹脂が前記金型に供給される第2状態とを切り替え可能なバルブ機構とを含む、請求項1または2に記載のマルチルーメンチューブの押出成型装置。
【請求項10】
前記樹脂供給部が、
第1樹脂を押し出す第1押出機と、
前記第1樹脂と硬度が異なる第2樹脂を押し出す第2押出機と、
前記第1押出機から押し出された前記第1樹脂と、前記第2押出機から押し出された前記第2樹脂との混合樹脂を、前記第1樹脂及び前記第2樹脂の混合比を変化させながら前記金型に供給するバルブ機構とを含む、請求項1または2に記載のマルチルーメンチューブの押出成型装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2以上の管路を有するマルチルーメンチューブの押出成型装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の管路(ルーメン)を有するマルチルーメンチューブは、例えば、カテーテル手術や内視鏡手術等の医療用途で用いられている。マルチルーメンチューブの複数の管路は、電極配置、ガイドワイヤー挿入、バルーン膨張、薬液注入、体液や血栓の吸引等に用いられる。マルチルーメンチューブを利用することで、1本のチューブで、複数のデバイスの使用や手技を行うことが可能となる。例えば、特許文献1には、チューブの外形面と流路との間の樹脂層の厚みを増加させることなく、流路と流路との間を隔てる樹脂層を厚くすることができる押出成型装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6771313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されるようなマルチルーメンチューブの押出成型装置は、管状の管路形成用部材を備え、管路形成用部材から空気を噴射しながら樹脂を押し出すことにより、複数の管路を形成することができる。しかしながら、管路形成用部材から空気を噴射しながら押出成形を行うと、噴射した空気の圧力により押出成型直後の未硬化のチューブが変形するため、チューブの外形を真円にすることが困難であった。外形が真円でないチューブは、体内に挿入する医療用途には適しておらず、断面の外形が真円に近いマルチルーメンチューブが求められている。また、チューブの外形を小さくしたり、チューブに設ける管路の数を増やしたりしようとすると、チューブの外周面から外周面の近くに形成される管路までの樹脂部分の厚みが薄くなるために当該樹脂部分が破断しやすく、歩留まりが低下するという問題もあった。
【0005】
それ故に、本発明は、断面の外形が真円に近いマルチチューブを製造可能な押出成型装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る押出成型装置は、2以上の管路を有するマルチルーメンチューブを押出成型するためのものであって、溶融した樹脂を押し出す樹脂供給部と、下端部に押出口を有し、樹脂供給部から供給された樹脂を鉛直下方に押し出しながらマルチルーメンチューブを成形する金型と、金型から押し出されたマルチルーメンチューブの外面を成型する外面成型装置と、気体供給装置と、減圧装置とを備える。金型は、内型と、マルチルーメンチューブの管路のそれぞれに対応して設けられ、先端部が内型の下端部から突出し、かつ、残りの部分が内型の内部に位置し、貫通孔と、先端部に管路の各々の断面形状に対応した外形の部分とを有する2以上の管状の管路成型部材と、内型と内型の下端部から突出した部分とを取り囲み、その内面と内型の外面との間に樹脂流路を形成する管状の外型とを含む。外面成型装置は、外形が矩形状の平坦面と、平坦面に設けられ、平坦面と直交する方向の断面が半円形である直線状の溝と、溝を貫通するスリットまたは細孔とを有する複数の第1モールドブロックと、第1モールドブロックと同形状かつ同数の第2モールドブロックと、第1モールドブロック及び第2モールドブロックを対にして循環させる駆動機構とを含む。駆動機構は、金型の鉛直下方に設けられる成型ゾーンにおいて、対となる第1モールドブロック及び第2モールドブロックの溝同士が重なるように平坦面同士を面接触させ、重なり合った溝の間に、横断面が真円形であり、横断面の中心が金型の中心軸と略一致する成型空間を形成し、連続する複数対の第1モールドブロック及び第2モールドブロックを金型の中心軸に沿って鉛直下方に直線移動させ、成型ゾーン外において、対となる第1モールドブロック及び第2モールドブロックを互いに分離させる。樹脂供給部から金型へと樹脂が供給されている状態において、管路成型部材のそれぞれには気体供給装置から気体が供給され、供給された気体が貫通孔の先端から噴射されており、駆動機構は、連続する複数対の第1モールドブロック及び第2モールドブロックのそれぞれの成型空間に、金型から押し出されたマルチルーメンチューブを収容した状態で、マルチルーメンチューブの押し出しに合わせて、第1モールドブロック及び第2モールドブロックを鉛直下方に移動させ、成型空間を減圧装置により減圧することにより、成型空間に収容されたマルチルーメンチューブの外面を溝の内面に密着させる。
【0007】
別の態様として、外面成型装置は、可撓性を有する材料により形成され、平坦面と、平坦面に設けられ、平坦面と直交する方向の断面が半円形である直線状の溝と、溝を貫通するスリットまたは細孔と有する第1ベルトと、第1ベルトと同材料により形成され、第1ベルトと同形状を有する第2ベルと、第1ベルト及び第2ベルトを循環させる駆動機構とを含んでもよい。この場合、駆動機構は、金型の鉛直下方に設けられる成型ゾーンにおいて、第1ベルト及び第2ベルトの溝同士が重なるように平坦面同士を面接触させ、重なり合った溝の間に、横断面が真円形であり、横断面の中心が金型の中心軸と略一致する成型空間を形成し、第1ベルト及び第2ベルトを金型の中心軸に沿って鉛直下方に直線移動させ、成型ゾーン外において、第1ベルト及び第2ベルトを互いに分離させる。樹脂供給部から金型へと樹脂が供給されている状態において、管路成型部材のそれぞれには気体供給装置から気体が供給され、供給された気体が貫通孔の先端から噴射されており、駆動機構は、第1ベルト及び第2ベルトにより形成される成型空間に、金型から押し出されたマルチルーメンチューブを収容した状態で、マルチルーメンチューブの押し出しに合わせて、第1ベルト及び第2ベルトを鉛直下方に移動させ、成型空間を減圧装置により減圧することにより、成型空間に収容されたマルチルーメンチューブの外面を溝の内面に密着させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、断面の外形が真円に近いマルチチューブを製造可能な押出成型装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第1の実施形態に係るマルチルーメンチューブの一例を示す断面図
図2】第1の実施形態に係るマルチルーメンチューブの押出成型装置の概略構成を示す図
図3図1に示した金型の縦断面図
図4図1に示した金型の押出口の端面図
図5図4に示した管路成型部材を示す図
図6図4に示した管路成型部材を示す図
図7図4に示した管路成型部材を示す図
図8図3に示したモールドブロックを示す図
図9図1に示した外面成型装置の拡大図
図10】第2の実施形態に係るマルチルーメンチューブの一例を示す断面図
図11図10に示したベルトを示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るマルチルーメンチューブの一例を示す断面図である。
【0011】
マルチルーメンチューブ1は、カテーテル手術や内視鏡手術等の医療用途で用いられる樹脂製のチューブであり、チューブの長手方向に延びる複数の管路(ルーメン)2~5bを有する。管路2~5bは、ガイドワイヤーやバルーン、信号線等の各種器具類の挿通や、薬液の注入、体液の吸引等に使用される。管路2~5bの断面形状は特に限定されず、管路2、4a、4b、5a及び5bのように円形であっても良いし、管路3のように異形であっても良い。また、管路2~5bの大きさ(内径)は、用途に応じて適宜設定することができる。管路の数及び配置も特に限定されない。マルチルーメンチューブ1の材質は特に限定されず、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリエステル、ポリイミド、フッ素樹脂、シリコーンゴム等が挙げられる。マルチルーメンチューブ1の横断面の外形は真円であり、医療用途のチューブの場合、直径は、例えば10mm以下である。
【0012】
図2は、第1の実施形態に係るマルチルーメンチューブの押出成型装置の概略構成を示す図である。
【0013】
押出成型装置100は、樹脂を用いてマルチルーメンチューブ1を押出成形するための装置であり、押出機11と、金型12と、外面成型装置13と、気体供給装置14と、減圧装置15と、制御装置16とを備える。押出成型装置100の各構成ユニットは、所定の架台等に固定されている。また、図示は省略しているが、金型12の下流側には、押出成形されたマルチルーメンチューブ1を冷却する冷却装置や、マルチルーメンチューブ1を引き取る引取装置等が適宜設けられる。
【0014】
押出機11は、例えば、スクリュー押出機であり、樹脂のペレットを溶融させて、先端の吐出口から所定の速度で押し出すことができる。押出機11と金型12との間には、樹脂の流量を調節するためのギアポンプが設けられても良い。
【0015】
図3は、図1に示した金型の縦断面図であり、図4は、図1に示した金型の押出口の端面図であり、図5図7は、図4に示した管路成型部材を示す図である。より詳細には、図5は、図4に示す管路成型部材22の右側面図に相当し、図6(a)は、図4に示す管路成型部材23の右側面図に相当し、図6(b)は、図6(a)に示す管路成型部材23の下面図に相当し、図7は、図4に示す管路成型部材24a、24b、25a及び25bの右側面図に相当する。
【0016】
金型12は、押出機11から押し出された樹脂を流動させる樹脂流路18と、下端部の押出口19とを有し、押出機11から供給された樹脂を鉛直下方に押し出しながらマルチルーメンチューブ1を成型する。金型12は、内型21と、一部が内型21の内部に位置する複数の管路成型部材22~25bと、管状の外型26とを含む。尚、本実施形態では、内型21を2つの部材により構成しているが、管路成型部材22~25bを保持することができ、かつ、外型26との間に樹脂流路18を形成できる限り、内型21の構造は特に限定されない。
【0017】
管路成型部材22~25bはいずれも、気体を噴射するための貫通孔を有する管状の部材である。管路成型部材22、23、24a、24b、25a及び25bは、マルチルーメンチューブ1の管路2、3、4a、4b、5a及び5bのそれぞれに対応して設けられている。図4図7に示すように、管路成型部材22、23、24a、24b、25a及び25bは、先端部にマルチルーメンチューブ1の管路2、3、4a、4b、5a及び5bのそれぞれの断面形状に対応した外形の部分を有する。管路成型部材22~25bの先端部は、内型21の下端から突出し、管路成型部材22~25bの残りの部分は、内型21の内部に収容されている。管路成型部材22~25bは、図示しない部材を介して内型21に固定されている。管路成型部材22~25bには、図示しないチューブ等を介して気体供給装置14に接続されており、マルチルーメンチューブ1の押出成形時に気体供給装置14から空気等の気体が供給される。
【0018】
図3に示すように、管路成型部材22、24a及び24bの長さが異なっている。図3では、図示の都合上、3本の管路成型部材22、24a及び24bのみを示しているが、管路成型部材22~25bの全ての長さが異なっており、それぞれの上端位置が相互にずれている。管路成型部材22~25bの上端位置を異ならせることにより、管路成型部材22~25bの識別が容易となり、装置の製造やメンテナンスをしやすくすることができる。
【0019】
尚、本実施形態では、管路成型部材22~25bのそれぞれを1本の部材として形成しているが、管路成型部材22~25bの少なくとも1つを、先端部を含む所定長さの管状の第1部材と、下端部が第1部材に着脱自在に接続される管状の第2部材とで構成しても良い。管路成型部材22~25bの先端部の外形やサイズは、成型するマルチルーメンチューブ1の形状(仕様)に応じて異なるが、先端部を分離可能となるように構成すれば、先端部の交換により異なる形状のマルチルーメンチューブ1を成型することが可能となる。
【0020】
外型26は、内型21と、管路成型部材22~25bのうち、内型21の下端部から突出した部分とを取り囲む管状の部材である。外型26の内径は、内型21の外形より大きい。これにより、内型21の外面と外型26の内周面との間に、所定の隙間からなる樹脂流路18が形成されている。
【0021】
以下、図2図3図8及び図9を併せて参照しながら、外面成型装置13の詳細を説明する。
【0022】
図8は、図3に示したモールドブロックを示す図であり、図9は、図1に示した外面成型装置の拡大図である。より詳細には、図8(a)は、モールドブロックの平面図であり、図8(b)は、図8(a)に示したモールドブロックの右側面図である。第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32は、同一形状であるので、図8の説明では両者を区別せず、単に「モールドブロック」という。
【0023】
外面成型装置13は、金型12から押し出されたマルチルーメンチューブ1の外面を真円状に成形する装置である。外面成型装置13は、複数の第1モールドブロック31と、第1モールドブロック31と同数の第2モールドブロック32と、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32を循環させる駆動機構35とを含む。
【0024】
図8に示すように、モールドブロック31及び32は、略矩形状の外形を有する平坦面36と、平坦面36に設けられた直線状の溝37とを有するブロック部40と、ブロック部40に設けられた複数のスリット38とを有する。ブロック部40に設けられた溝37は、マルチルーメンチューブ1の外面を真円状に成型するための部分であり、溝37の延伸方向及び平坦面36と直交する方向における断面形状が一様な半円形である。すなわち、溝37は、半円柱形状を有する。スリット38の各々は、溝37を横断する方向(溝37の延伸方向と直交する方向)に延びると共に、平坦面36から平坦面36の裏面側の面までブロック部40を貫通している。これらのスリット38は、押出成型時に溝37の内部を減圧装置15により減圧するために用いられる。また、ブロック部40には、モールドブロック31及び32を駆動機構35のモールドブロックベース42(図3参照)に固定するために用いる凹部39が設けられている。尚、スリット38の代わりに、あるいは、スリット38と共に、ブロック部40を平坦面36と直交する方向に貫通する細孔を設けても良い。
【0025】
駆動機構35は、モータ41を含み、モータ41の回転力によって、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32を対にして、トラック形状の軌道に沿って循環させる。図2及び図9に示すように、駆動機構35は、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32の循環に伴い、分離していた第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32の平坦面36同士を金型12の鉛直下方において面接触させる。このとき、対となる第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32のそれぞれの溝37が完全に重なるように、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32のそれぞれの平坦面36の全体が互いに接触し、重なり合った溝37の間に、横断面が真円形である円柱状の成型空間43が形成される(図8(b)参照)。成型空間43の横断面の中心は、金型12の中心軸と略一致する。駆動機構35は、対となる第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32の間に円柱状の成型空間43が形成された状態で、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32を金型12の中心軸に沿って鉛直下方に移動させる。この時、連続する複数対の第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32が隙間なく連なるように第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32を移動させることにより、複数対の第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32により形成される成型空間43が連なった状態となる。尚、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32の平坦面36同士が面接触して、金型12の中心軸に沿って鉛直下方に移動する部分を、「成型ゾーン」という。その後、対となる第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32は再度分離し、トラック形状の軌道に沿って循環する。
【0026】
図9に示すように、本実施形態に係る外面成型装置13には、更に、昇降機構45が設けられている。
【0027】
昇降機構45は、モータやエアシリンダ等を含み、図9(a)及び図9(b)に示すように、外面成型装置13を鉛直方向(上下方向)に移動させることが可能である。昇降機構45により外面成型装置の鉛直位置を変化させることにより、金型12の押出口19から外面成型装置13における成型ゾーンまでの鉛直距離を変化させることができる。
【0028】
本実施形態に係る押出成型装置100において、成型するマルチルーメンチューブ1の外径は、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32に形成された溝37の半径によって定まる。一般的な押出成型装置においては、成型するチューブの外径と等しい内径の押出口を有する金型を使用し、成型するチューブの外径毎に金型を用意する必要がある。本実施形態では、昇降機構45により外面成型装置13を下方に移動させ、マルチルーメンチューブ1が金型12から押し出されてから、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32の成型空間43に収容されるまでの時間を長くすることによって、硬化前のマルチルーメンチューブ1を自重により引き延ばして、外径を小さくすることができる。したがって、本実施形態に係る押出成型装置100では、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32の交換と外面成型装置13の上下位置の変更とを行うことによって、成型するマルチルーメンチューブ1の外径を変化させることができ、外径毎に金型12を用意する必要がない。したがって、マルチルーメンチューブ1の寸法を変えるために要するコストを抑制することができる。
【0029】
気体供給装置14は、金型12の管路成型部材22~25bのそれぞれの上方端部に図示しないチューブ等を介して接続され、管路成型部材22~25bの貫通孔に気体を供給する。気体供給装置14は、ポンプ、バルブ、流量調整用のレギュレータ等を含む。気体供給装置14が供給する気体は特に限定されないが、空気を使用することが好ましい。
【0030】
減圧装置15は、例えば真空ポンプであり、図示しないチューブや配管等を介して外面成型装置13に接続されている。減圧装置15は、押出成形時に、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32の裏面(平坦面36の反対側の面)からスリット38を介して真空引きを行う。
【0031】
制御装置16は、CPU、メモリ、記憶装置、通信インタフェース等を含むコンピュータを備え、図示しない信号線を介して、押出機11、外面成型装置13(駆動機構35)、気体供給装置14及び減圧装置15に接続される。制御装置16は、信号線を介して接続された各装置の動作を制御する。また、制御装置16は、押出成型装置100の上流側及び下流側に配置される各種装置の制御を行っても良い。
【0032】
以下、図1図9を併せて参照しながら、押出成型装置100によるマルチルーメンチューブ1の押出成形方法を説明する。
【0033】
押出機11から金型12へと樹脂を供給されている状態において、気体供給装置14から管路成型部材22~25bのそれぞれの中空部(貫通孔)に空気が供給されており、管路成型部材22~25bの先端から空気が噴射されている。押し出し直後のマルチルーメンチューブ1には、管路成型部材22~25bの先端部の外形に対応する形状の管路2~
5bがそれぞれ形成されるが、管路成型部材22~25bの先端から空気が噴射されていることにより、樹脂が硬化するまでの間、形成された管路2~5bの形状を維持することができる。
【0034】
次に、成型ゾーン内にある連続する複数対の第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32の間に形成された成型空間43に、金型12から押し出されたマルチルーメンチューブ1を収容した状態とする。押し出されたマルチルーメンチューブ1を成型空間43に収容した状態で、駆動機構35は、マルチルーメンチューブ1の押し出しに合わせて(つまり、マルチルーメンチューブ1の押し出し速度とほぼ同じ速度で)、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32を鉛直下方に移動させる。
【0035】
成型ゾーンにおける少なくとも一対の第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32の間の成型空間43(成型部)は、減圧装置15により減圧されている。したがって、成型空間43に収容されたマルチルーメンチューブ1の外面は、成型空間43を構成する溝37の内面に密着した(吸着された)状態となる。マルチルーメンチューブ1の外面を溝37の内面全体に密着させたまま、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32を鉛直下方に移動させる。第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32が鉛直下方へ移動する間に樹脂が硬化し、断面の外形が真円のマルチルーメンチューブ1を得ることができる。
【0036】
以上説明したように、本実施形態に係る押出成型装置100によれば、外面成型装置13を用いて押し出し直後のマルチルーメンチューブ1の断面の外形を成型するため、断面の外形が真円に近いマルチチューブを製造することが可能となる。本実施形態に係る押出成型装置100は、断面の外形が真円であることを要求される医療用途のチューブの製造に特に好適である。
【0037】
また、本実施形態に係る押出成型装置100においては、押し出し直後の柔軟なマルチルーメンチューブ1の外面が、真空引きにより、第1モールドブロック31及び第2モールドブロック32の溝37の内面に密着している。そのため、設ける管路の数を増やしたり、チューブを小径化したりした場合でも、管路成型部材22~25bから噴射される空気の圧力によって、チューブの外面と管路との間の樹脂部分が破断してしまうことを防止できる。したがって、本実施形態に係る押出成型装置100は、10mm以下、8mm以下、5mm以下といった小径の医療用途のマルチルーメンチューブ1の製造に特に適している。
【0038】
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態に係るマルチルーメンチューブの一例を示す断面図であり、図11は、図10に示したベルトを示す図である。以下、本実施形態と第2の実施形態の相違点を中心に説明する。
【0039】
本実施形態に係る押出成型装置200は、第1の実施形態に係る外面成型装置13の代わりに外面成型装置50を備える。外面成型装置50は、第1ベルト51と、第2ベルト52と、第1ベルト51及び第2ベルト52を循環させる駆動機構53とを含む。
【0040】
第1ベルト51及び第2ベルト52は、ゴムや樹脂、シリコーン等の可撓性を有する材料により形成された管状の部材である。図11に示すように、第1ベルト51及び第2ベルト52は、平坦面56と、平坦面56に設けられる溝57と、溝57を貫通する複数の細孔58とを有する。溝57は、マルチルーメンチューブ1の外面を真円状に成型するための部分であり、溝57の延伸方向及び平坦面56と直交する方向における断面形状が一様な半円形である。すなわち、溝57は、第1ベルト51及び第2ベルトを直線状に伸ばしたときに半円柱形状を有する。複数の細孔58は、第1ベルト51及び第2ベルト52の延伸方向に所定間隔で形成されている。細孔58は、押出成型時に溝57の内部を減圧装置15により減圧するために用いられる。尚、細孔58の代わりに、あるいは、細孔58と共に、第1ベルト51及び第2ベルト52の延伸方向及び平坦面56と直交する方向に延び、溝57を貫通するスリットを設けても良い。
【0041】
第1ベルト51及び第2ベルト52は、ギアベルトであっても良い。この場合、平坦面56と反対側の部分に駆動機構53のギア(図示せず)と係合するギアが一定ピッチで形成される。
【0042】
駆動機構53は、図示しないモータを含み、モータの回転力によって、第1ベルト51及び第2ベルト52をトラック形状の軌道に沿って循環させる。図10に示すように、駆動機構53は、第1ベルト51及び第2ベルト52の循環に伴い、分離していた第1ベルト51及び第2ベルト52の平坦面56同士を金型12の鉛直下方において面接触させる。このとき、第1ベルト51及び第2ベルト52のそれぞれの溝57が完全に重なり、重なり合った溝57の間に、横断面が真円形である円柱状の成型空間43が形成される。成型空間43の横断面の中心は、金型12の中心軸と略一致する。駆動機構35は、成形ゾーン内に第1ベルト51及び第2ベルト52により円柱状の成型空間43が形成された状態を維持しながら、第1ベルト51及び第2ベルト52を循環させる。駆動機構53は、成形ゾーン外で第1ベルト51及び第2ベルト52を再度分離させる。
【0043】
マルチルーメンチューブの押出成型時には、第1ベルト51及び第2ベルト52の間の成型空間43に、金型12から押し出されたマルチルーメンチューブ1を収容する。押し出されたマルチルーメンチューブ1を成型空間43に収容した状態で、駆動機構53は、マルチルーメンチューブ1の押し出しに合わせて(つまり、マルチルーメンチューブ1の押し出し速度とほぼ同じ速度で)、第1ベルト51及び第2ベルト52を循環させる。
【0044】
成型空間43の内部は、第1ベルト51及び第2ベルト52を貫通する細孔58を通じて減圧装置15により減圧されている。成型空間43に収容された硬化前のマルチルーメンチューブ1の外面は、第1ベルト51及び第2ベルト52の溝57の内面に密着した状態となる。マルチルーメンチューブ1の外面を溝57の内面全体に密着させたまま、第1ベルト51及び第2ベルト52を循環させている間に、樹脂が硬化し、断面の外形が真円のマルチルーメンチューブ1を得ることができる。
【0045】
以上説明したように、本実施形態に係る押出成型装置200においても、外面成型装置50を用いて硬化前のマルチルーメンチューブ1の外面を円柱状に成形し、断面の外形が真円に近いマルチチューブを製造することが可能となる。本実施形態においては、外面成型装置50において、第1ベルト51及び第2ベルト52を使用するため、非連続なモールドブロックを使用する場合とは異なり、第1ベルト51及び第2ベルト52の位置合わせが不要である。また、第1ベルト51及び第2ベルト52の溝57に継ぎ目がないため、マルチルーメンチューブ1の外面をより平滑化することができる。
【0046】
(変形例)
上記の各実施形態では、単一の押出機11で樹脂供給部を構成した例を説明したが、第1樹脂を押し出す第1押出機と、第1樹脂と硬度が異なる第2樹脂を押し出す第2押出機と、金型への樹脂の供給を成業するバルブ機構とで樹脂供給部を構成しても良い。バルブ機構は、第1押出機から押し出された第1樹脂が金型に供給され、第2押出機から押し出された第2樹脂が金型に供給されない第1状態と、第1押出機から押し出された第1樹脂が金型に供給されず、第2押出機から押し出された第2樹脂が金型に供給される第2状態とを切り替え可能であっても良い。このバルブ機構としては、例えば、国際公開第2020/262480号に記載の構成を採用することができる。あるいは、バルブ機構は、第1押出機から押し出された第1の樹脂と、第2押出機から押し出された第2樹脂との混合樹脂を、第1樹脂及び第2樹脂の混合比を変化させながら金型に供給しても良い。このバルブ機構としては、例えば、国際公開第2019/177018号に記載の構成を採用することができる。バルブ機構の動作は、上述した制御装置16によって制御することができる。2台の押出機とバルブ機構を備えた樹脂供給部を採用することにより、一旦側と他端側で硬度が異なるマルチルーメンチューブを成型することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、マルチルーメンチューブの製造装置に利用できる。
【符号の説明】
【0048】
1 マルチルーメンチューブ
2、3、4a、4b、5a、5b 管路
11 押出機
12 金型
13 外面成型装置
14 気体供給装置
15 減圧装置
18 樹脂流路
19 押出口
21 内型
22、23、24a、24b、25a、25b 管路成型部材
26 外型
31 第1モールドブロック
32 第2モールドブロック
35 駆動機構
36 平坦面
37 溝
38 スリット
40 ブロック部
43 成型空間
45 昇降機構
50 外面成型装置
51 第1ベルト
52 第2ベルト
53 駆動機構
56 平坦面
57 溝
58 細孔
100、200 押出成型装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11