(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106321
(43)【公開日】2024-08-07
(54)【発明の名称】位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/9537 20190101AFI20240731BHJP
【FI】
G06F16/9537
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024003733
(22)【出願日】2024-01-15
(31)【優先権主張番号】10-2023-0010196
(32)【優先日】2023-01-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カン スクヒ
(72)【発明者】
【氏名】アン スジン
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175FA01
5B175FB03
5B175GA04
(57)【要約】
【課題】ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサにより実行される、位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法を提供する。
【解決手段】位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法は、ユーザ端末の現在位置を決定するステップと、決定された現在位置と関連付けた複数のコンテンツに基づいて決定された一つ以上のキーワードを受信するステップと、受信された一つ以上のキーワードを現在位置と関連付けて出力するステップと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサにより実行される、位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法において、
前記ユーザ端末の現在位置を決定するステップと、
前記決定された現在位置と関連付けた複数のコンテンツに基づいて決定された一つ以上のキーワードを受信するステップと、
前記受信された一つ以上のキーワードを前記現在位置と関連付けて出力するステップと、を含む、位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項2】
前記一つ以上のキーワードは、前記複数のコンテンツの各々から抽出された複数の主題情報の各々に対するキーワードスコアを用いて決定される、請求項1に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項3】
前記一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツに対する複数の要約コンテンツを出力するステップをさらに含む、請求項1に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項4】
前記複数の要約コンテンツを出力するステップは、前記一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツのうちで、前記ユーザ端末で使用しているユーザアカウントと関連付けた一つ以上のユーザアカウントによりアップロードされたコンテンツに対する前記複数の要約コンテンツを出力するステップを含む、請求項3に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項5】
前記複数の要約コンテンツを出力するステップは、前記一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツに対する前記複数の要約コンテンツを、ユーザの関心度に基づいて並べ替えて出力するステップを含む、請求項3に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項6】
前記複数の要約コンテンツを出力するステップは、前記一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツに対する前記複数の要約コンテンツを、新着順に並べ替えて出力するステップを含む、請求項3に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項7】
前記複数の要約コンテンツを出力するステップは、前記一つ以上のキーワードの一つと関連付けたイメージとともに、前記複数の要約コンテンツを出力するステップを含む、請求項3に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項8】
前記一つ以上のキーワードの一つと関連付けたイメージは、前記複数のコンテンツに基づいて、前記一つのキーワードと関連付けて生成されるイメージである、請求項7に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項9】
前記ユーザ端末のディスプレイ上に出力されるコンテンツ閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトを選択する第1のユーザ入力を受信するステップと、
前記第1のユーザ入力に応じて、前記現在位置と関連付けた一つ以上のコンテンツを出力するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項10】
前記現在位置と関連付けた一つ以上のコンテンツを出力するステップは、前記ユーザ端末に保存された、前記現在位置と関連付けた一つ以上のイメージとリンクされるリンク情報を出力するステップをさらに含む、請求項9に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項11】
前記現在位置と関連付けた一つ以上のコンテンツを出力するステップは、
前記ユーザ端末に関連付けたアカウントが含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームに、前記現在位置と関連付けたイメージが存在するか否かを判定するステップと、
前記現在位置と関連付けたイメージが前記トークルームに存在すると判定された場合、前記トークルームに含まれたイメージとリンクされるリンク情報を出力するステップと、をさらに含む、請求項9に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項12】
前記現在位置と関連付けた一つ以上のコンテンツを出力するステップは、前記現在位置と関連付けた、カードタイプの一つ以上のコンテンツを出力するステップを含む、請求項9に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項13】
前記ユーザ端末の現在位置と関連付けて作成されたコンテンツのアップロードをリクエストする第2のユーザ入力を受信するステップをさらに含み、
前記コンテンツのアップロードをリクエストする第2のユーザ入力は、前記コンテンツの背景色を決定するユーザ入力を含む、請求項1に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項14】
前記ユーザ端末のディスプレイ上に出力された地図閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトを選択する第3のユーザ入力を受信するステップと、
前記第3のユーザ入力に応じて、前記一つ以上のキーワードと関連付けた情報を、地図インタフェースにオーバーレイして出力するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項15】
前記一つ以上のキーワードと関連付けた情報を、地図インタフェースにオーバーレイして出力するステップは、前記一つ以上のキーワードの少なくとも一部を、前記地図インタフェース上の前記現在位置に対応する第1の位置に出力するステップを含む、請求項14に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項16】
前記一つ以上のキーワードと関連付けた情報を、地図インタフェースにオーバーレイして出力するステップは、前記一つ以上のキーワードの個数を、前記地図インタフェース上の前記現在位置に対応する第1の位置に出力するステップを含む、請求項14に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項17】
前記一つ以上のキーワードと関連付けた情報を、地図インタフェースにオーバーレイして出力するステップは、
前記地図インタフェース上に表示された前記現在位置と異なる他の位置と関連付けた一つ以上のキーワードを受信するステップと、
前記他の位置と関連付けた一つ以上のキーワードの少なくとも一部を、前記地図インタフェース上の前記他の位置に対応する第2の位置に出力するステップと、をさらに含む、請求項14に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項18】
前記一つ以上のキーワードの少なくとも一部の各々は、前記一つ以上のキーワードの各々と関連付けたコンテンツの個数によって異なるサイズとして出力される、請求項14に記載の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法。
【請求項19】
請求項1から18のいずれか一項に記載の方法をコンピュータで実行するためのコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
【請求項20】
情報処理システムであって、
通信モジュールと、
メモリと、
前記メモリと接続され、前記メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成される少なくとも一つのプロセッサと、を含み、
前記少なくとも一つのプログラムは、
ユーザ端末の現在位置を受信し、
前記ユーザ端末の現在位置と関連付けた複数のコンテンツに基づいて、一つ以上のキーワードを決定し、
前記一つ以上のキーワードを前記ユーザ端末に送信するための命令語を含む、情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、位置ベースソーシャルメディア(Location-based social media)サービス提供方法及びシステムに関し、具体的には、ユーザの現在位置と関連付けたキーワード及び/又はコンテンツを、ユーザにリアルタイムで提供する位置ベースソーシャルメディアサービスを提供する方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンなどのようなモバイル機器の拡散及びインターネットの発達に伴い、モバイル機器を介したソーシャルメディアサービスが広く用いられている。ソーシャルメディアサービスを用いるユーザらは、日常生活で様々なコンテンツを互いに共有することで、関心事が同一又は類似のユーザに対してコミュニケーションが可能である。
【0003】
従来のソーシャルメディアサービスは、ユーザの位置とは無関係に、リアルタイムで人気の多いコンテンツ、又は、ユーザの登録チャンネルにアップロードされたコンテンツを確認して共有することができる。これは、ユーザと関心分野が一致するコンテンツの提供を受け、これを共有するのは容易であるが、現在のユーザが位置した地域で発生しているイシュー、現在のユーザが位置した地域における他のユーザらにより生成されたコンテンツなどを、リアルタイムで伝達するのは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国公開特許公報第10-2013-0019434号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、前記のような問題を解決するための位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法、コンピュータプログラム及び装置(システム)を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、方法、装置(システム)又はコンピュータプログラムを含む多様な方式により実装できる。
【0007】
本開示の多様な実施例によれば、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサにより実行される、位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法は、ユーザ端末の現在位置を決定するステップと、決定された現在位置と関連付けた複数のコンテンツに基づいて決定された一つ以上のキーワードを受信するステップと、受信された一つ以上のキーワードを現在位置と関連付けて出力するステップと、を含む。
【0008】
本開示の一実施例に係る前述の位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法をコンピュータで実行するためのコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラムが提供される。
【0009】
本開示の一実施例に係る情報処理システムは、通信モジュールと、メモリと、メモリと接続され、メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成される少なくとも一つのプロセッサと、を含み、少なくとも一つのプログラムは、ユーザ端末の現在位置を受信し、ユーザ端末の現在位置と関連付けた複数のコンテンツに基づいて一つ以上のキーワードを決定し、一つ以上のキーワードをユーザ端末に送信するための命令語を含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一実施例によれば、ユーザは、ユーザの現在位置と関連付けてアップロードされるコンテンツ又はキーワードをリアルタイムで確認できる。
【0011】
本開示の一実施例によれば、ユーザは、地図インタフェースを介して、特定位置と関連付けたキーワードを一目で確認できることで、特定地域で発生しているイシューを直観的に確認できる。
【0012】
本開示の効果は、これに制限されず、言及されない他の効果等は、特許請求の範囲の記載から本開示が属する技術分野における通常の知識を有した者(以下、「当業者」という)に明確に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本開示の実施例等は、以下の添付図面に基づいて説明される。ここで、類似の参照符号は類似の要素を示すが、これに限定されるものではない。
【
図1】本開示の一実施例に係るユーザ端末で動作するソーシャルメディアアプリケーションを介して、地図インタフェース上のコンテンツに関する情報が表示される例を示す図である。
【
図2】本開示の一実施例に係る情報処理システムが複数のユーザ端末と通信可能であるように接続される構成を示す概要図である。
【
図3】本開示の一実施例に係るユーザ端末及び情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。
【
図4】本開示の一実施例に係るユーザの現在位置と関連付けた一つ以上のキーワードを含む画面を出力する例を示す図である。
【
図5】本開示の一実施例に係るキーワードと関連付けたコンテンツ等に対する複数の要約コンテンツを出力する例を示す図である。
【
図6】本開示の一実施例に係るユーザの現在位置と関連付けたコンテンツを出力する例を示す図である。
【
図7】本開示の他の実施例に係るユーザの現在位置と関連付けたコンテンツを出力する例を示す図である。
【
図8】本開示の一実施例に係るユーザが現在位置と関連付けたコンテンツを作成する例を示す図である。
【
図9】本開示の一実施例に係る地図インタフェース上に、一つ以上のコンテンツに関する情報が出力される例を示す図である。
【
図10】本開示の一実施例に係る位置ベースソーシャルメディアサービスを提供する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
<発明の概要>
本開示の多様な実施例によれば、一つ以上のキーワードは、複数のコンテンツの各々から抽出された複数の主題情報の各々に対するキーワードスコアを用いて決定される。
【0015】
本開示の多様な実施例によれば、位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法は、 一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツに対する複数の要約コンテンツを出力するステップをさらに含む。
【0016】
本開示の多様な実施例によれば、複数の要約コンテンツを出力するステップは、一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツのうちで、ユーザ端末で使用しているユーザアカウントと関連付けた一つ以上のユーザアカウントによりアップロードされたコンテンツに対する複数の要約コンテンツを出力するステップを含む。
【0017】
本開示の多様な実施例によれば、複数の要約コンテンツを出力するステップは、一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツに対する複数の要約コンテンツを、ユーザの関心度に基づいて並べ替えて出力するステップを含む。
【0018】
本開示の多様な実施例によれば、複数の要約コンテンツを出力するステップは、一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツに対する複数の要約コンテンツを、新着順に並べ替えて出力するステップを含む。
【0019】
本開示の多様な実施例によれば、複数の要約コンテンツを出力するステップは、一つ以上のキーワードの一つと関連付けたイメージとともに、複数の要約コンテンツを出力するステップを含む。
【0020】
本開示の多様な実施例によれば、一つ以上のキーワードの一つと関連付けたイメージは、複数のコンテンツに基づいて、一つのキーワードと関連付けて生成されるイメージである。
【0021】
本開示の多様な実施例によれば、位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法は、ユーザ端末のディスプレイ上に出力されるコンテンツ閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトを選択する第1のユーザ入力を受信するステップと、第1のユーザ入力に応じて、現在位置と関連付けた一つ以上のコンテンツを出力するステップと、をさらに含む。
【0022】
本開示の多様な実施例によれば、現在位置と関連付けた一つ以上のコンテンツを出力するステップは、ユーザ端末に保存された、現在位置と関連付けた一つ以上のイメージとリンクされるリンク情報を出力するステップをさらに含む。
【0023】
本開示の多様な実施例によれば、現在位置と関連付けた一つ以上のコンテンツを出力するステップは、ユーザ端末と関連付けたアカウントが含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームに、現在位置と関連付けたイメージが存在するか否かを判定するステップと、現在位置と関連付けたイメージがトークルームに存在すると判定された場合、トークルームに含まれたイメージとリンクされるリンク情報を出力するステップと、をさらに含む。
【0024】
本開示の多様な実施例によれば、現在位置と関連付けた一つ以上のコンテンツを出力するステップは、現在位置と関連付けた、カードタイプの一つ以上のコンテンツを出力するステップを含む。
【0025】
本開示の多様な実施例によれば、位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法は、ユーザ端末の現在位置と関連付けて作成されたコンテンツのアップロードをリクエストする第2のユーザ入力を受信するステップをさらに含み、コンテンツのアップロードをリクエストする第2のユーザ入力は、コンテンツの背景色を決定するユーザ入力を含む。
【0026】
本開示の多様な実施例によれば、位置ベースソーシャルメディアサービス提供方法は、ユーザ端末のディスプレイ上に出力された地図閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトを選択する第3のユーザ入力を受信するステップと、第3のユーザ入力に応じて、一つ以上のキーワードと関連付けた情報を、地図インタフェースにオーバーレイ(overlay)して出力するステップと、をさらに含む。
【0027】
本開示の多様な実施例によれば、一つ以上のキーワードと関連付けた情報を、地図インタフェースにオーバーレイして出力するステップは、一つ以上のキーワードの少なくとも一部を、地図インタフェース上の現在位置に対応する第1の位置に出力するステップを含む。
【0028】
本開示の多様な実施例によれば、一つ以上のキーワードと関連付けた情報を、地図インタフェースにオーバーレイして出力するステップは、一つ以上のキーワードの個数を、地図インタフェース上の現在位置に対応する第1の位置に出力するステップを含む。
【0029】
本開示の多様な実施例によれば、一つ以上のキーワードと関連付けた情報を、地図インタフェースにオーバーレイして出力するステップは、地図インタフェース上に表示された現在位置と異なる他の位置と関連付けた一つ以上のキーワードを受信するステップと、他の位置と関連付けた一つ以上のキーワードの少なくとも一部を、地図インタフェース上の他の位置に対応する第2の位置に出力するステップと、をさらに含む。
【0030】
本開示の多様な実施例によれば、一つ以上のキーワードの少なくとも一部の各々は、一つ以上のキーワードの各々と関連付けたコンテンツの個数によって異なるサイズとして出力される。
【0031】
<発明の詳細な説明>
以下、本開示の実施のための具体的な内容を添付図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明では、本開示の要旨を不要に不明瞭にするおそれがある場合、公知の機能や構成に関する具体的な説明は省略する。
【0032】
添付図面において、同一又は対応する構成要素には同一の参照符号が付与される。また、以下の実施例の説明において、同一又は対応する構成要素について重複する記述は省略され得る。しかしながら、構成要素に関する記述が省略されても、そのような構成要素が、ある実施例に含まれないものと意図するものではない。
【0033】
開示の実施例の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付図面に基づいて後述する実施例を参照すれば明確になる。しかしながら、本開示は、以下で開示される実施例に限定されず、互いに異なる多様な形態で実装され得る。本実施例は、ただ、本開示を完全なものとし、本開示が当業者に発明の範囲を正確に認識させるために提供されるものに過ぎない。
【0034】
本明細書で使用される用語について簡略に説明し、開示の実施例について具体的に説明する。本明細書で使用される用語は、本開示での機能を考慮しつつ、可能な限り現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは関連分野に従事する技術者の意図又は判例、新技術の出現などにより変化し得る。また、特定の場合は出願人が任意で選定した用語もあり得るが、これらの意味は当該発明の説明の部分において詳細に記載する。よって、本開示で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
【0035】
本明細書では、文脈上において明確に特定しない限り、単数の表現は複数の表現を含み、複数の表現は単数の表現を含むことができる。明細書の全般に渡り、ある部分がある構成要素を「含む」とする際、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を排除するものではなく、他の構成要素をさらに含むこともできることを意味する。
【0036】
また、明細書で使用される「モジュール」又は「部」という用語は、ソフトウェア又はハードウェアコンポーネントを意味し、「モジュール」又は「部」はある役割を実行する。しかしながら、「モジュール」又は「部」はソフトウェアやハードウェアに限定される意味ではない。「モジュール」又は「部」は、アドレッシング可能な記録媒体にあるように構成してもよく、一つ又はそれ以上のプロセッサを再生させるように構成してもよい。したがって、一例として、「モジュール」又は「部」は、ソフトウェアコンポーネント、オブジェクト指向ソフトウェアコンポーネント、クラスコンポーネント、タスクコンポーネントのようなコンポーネント、並びに、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ又は変数のうちで少なくとも一つを含むことができる。コンポーネントと「モジュール」又は「部」は、内部で提供される機能がさらに小さい数のコンポーネント及び「モジュール」又は「部」で結合されたり、追加的なコンポーネントと「モジュール」又は「部」にさらに分離されたりできる。
【0037】
本開示の一実施例によれば、「モジュール」又は「部」はプロセッサ及びメモリで実装され得る。「プロセッサ」は汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、ステートマシンなどを含むように広く解釈されるべきである。いくつかの環境では、「プロセッサ」は特定用途向け半導体(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等を指すこともできる。「プロセッサ」は、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサの組合せ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロプロセッサの組合せ、若しくは、任意の他のそのような構成等の組合せのような処理デバイスの組合せを指すこともできる。また、「メモリ」は電子情報を保存可能な任意の電子部品を含むように広く解釈されるべきである。「メモリ」は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Reda-Only Memory)、フラッシュメモリ、磁気又は光学データ保存装置、レジスタなどのようなプロセッサ読み取り可能な媒体の多様な類型を指すこともできる。プロセッサがメモリから情報を読み取ったりメモリに情報を書き込んだりできる場合、メモリはプロセッサと電子通信状態にあると言われる。プロセッサに集積されたメモリはプロセッサと電子通信状態にある。
【0038】
本開示において、「複数のAの各々」は、複数のAに含まれた全ての構成要素の各々を示したり、複数のAに含まれた一部の構成要素の各々を示したりできる。
【0039】
本開示において、「ソーシャルメディアアプリケーション」は、関心や活動を共有する人々の間の社会的な関係を構築できるオンラインサービス又はプラットホームを指すことができる。ユーザは、「ソーシャルメディアアプリケーション」を介して、写真、イメージ、テキスト、動画などのようなコンテンツをアップロードすることで、他のユーザに自分の関心や活動を共有することができ、ユーザも他のユーザがアップロードしたコンテンツを確認できることで、ユーザ間の社会的な関係を構築できることになる。
【0040】
本開示において、「ユーザアカウント」は、ユーザがソーシャルメディアアプリケーション又はインスタントメッセージングアプリケーションで生成して利用するアカウント又はこれと関連付けたデータを指すことができる。また、ソーシャルメディアアプリケーションのユーザは、ソーシャルメディアアプリケーションを利用するユーザアカウントを指すことができ、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションを利用するユーザアカウントを指すことができる。また、一つのユーザ端末において、ソーシャルメディアアプリケーションのユーザアカウントは、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザアカウントと同一でもよく、又は互いに連携され得る。
【0041】
図1は、本開示の一実施例に係るユーザ端末120で動作するソーシャルメディアアプリケーションを介して、地図インタフェース130上のコンテンツに関する情報132、134、136が表示される例を示す図である。一実施例によれば、ユーザ110は、ユーザ端末120におけるソーシャルメディアアプリケーションを介して、地図インタフェース130上に表示されたコンテンツに関する情報132、134、136を確認できる。ここで、コンテンツに関する情報132、134、136は、ソーシャルメディアアプリケーションのユーザによりアップロードされたコンテンツ(例えば、写真、イメージ、動画及び/又はテキストを含む掲示物など)と関連付けた情報を含むことができる。
【0042】
一実施例によれば、コンテンツは、特定地域と関連付けたコンテンツであり得る。例えば、コンテンツは、ユーザがアップロードした位置と関連付けられる。他の例において、コンテンツは、ユーザが設定した位置と関連付けられる。一実施例において、コンテンツに関する情報132、134、136は、地図インタフェース130上で当該コンテンツと関連付けた位置に応じて表示できる。例えば、第1のコンテンツに関する情報132は、第1の位置と関連付けたコンテンツに関する情報を含むことができる。このとき、第1のコンテンツに関する情報132は、地図インタフェース130上で第1の位置に対応する領域に表示できる。また、第2のコンテンツに関する情報134は、第2の位置と関連付けたコンテンツに関する情報を含むことができ、このとき、第2のコンテンツに関する情報134は、地図インタフェース130上で第2の位置に対応する領域に表示できる。同様に、第3のコンテンツに関する情報136は、第3の位置と関連付けたコンテンツに関する情報を含むことができ、地図インタフェース130上で第3の位置に対応する領域に表示できる。
【0043】
一実施例によれば、コンテンツに関する情報132、134、136は、コンテンツを示したり特徴化したりする任意の情報を指すことのできるが、例えば、コンテンツをアップロードしたユーザのプロフィール、当該位置と関連付けたコンテンツの個数、当該位置と関連付けたコンテンツ等の主要キーワードなどのような情報を含むことができる。
図1に示すように、コンテンツに関する情報132、134、136は、当該位置と関連付けたコンテンツの個数及び/又は当該位置と関連付けたコンテンツをアップロードした他のユーザのプロフィールを含むことのできるが、これに限定されるものではない。コンテンツに関する情報132、134、136は、当該位置と関連付けたコンテンツ等の主要キーワードなどの情報を含むことができる。これに関する例示は、
図9を参照して詳細に後述する。
【0044】
一実施例によれば、ユーザは、ユーザの現在位置と関連付けた一つ以上のキーワード及びこれと関連付けた要約コンテンツを確認できる。ここで、現在位置と関連付けた一つ以上のキーワードは、ソーシャルメディアアプリケーションにアップロードされた複数のコンテンツに基づいて抽出されたキーワードであり得る。これに関する具体的な実施例は、
図4及び
図5を参照して詳細に後述する。
【0045】
一実施例によれば、ユーザは、ユーザの現在位置と関連付けたコンテンツを多様な方式により確認できる。例えば、ユーザは、ソーシャルメディアアプリケーションにアップロードされた現在位置と関連付けたコンテンツをカードタイプで確認できる。他の例において、ユーザは、ソーシャルメディアアプリケーションにアップロードされたコンテンツの以外に、ユーザ端末に保存された現在位置と関連付けたコンテンツを、ソーシャルメディアアプリケーション上に表示されたリンク情報を用いて確認できる。また他の例において、ユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームに共有された現在位置と関連付けたコンテンツを、ソーシャルメディアアプリケーション上に表示されたリンク情報を用いて確認できる。ユーザの現在位置と関連付けたコンテンツを確認する具体的な実施例は、
図6及び
図7を参照して詳細に後述する。
【0046】
ユーザは、ユーザの現在位置と関連付けたキーワードをリアルタイムで確認でき、これと関連付けたコンテンツを多様な方式により確認できる。また、ユーザは、地図インタフェースを介して、特定位置と関連付けたキーワードを一目で確認できることで、特定地域で発生しているイシューを直観的に確認できる。
【0047】
図2は、本開示の一実施例に係る情報処理システム230が複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3と通信可能であるように接続される構成を示す概要図である。情報処理システム230は、ネットワーク220を介して、現在位置と関連付けたキーワード及びコンテンツを含むソーシャルメディアサービスを提供できるシステムを含むことができる。一実施例において、情報処理システム230は、ソーシャルメディアサービスと関連付けたコンピュータ実行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)や、データを保存、提供及び実行できる一つ以上のサーバ装置及び/又はデータベースや、クラウドコンピューティング(cloud computing)サービス基盤の一つ以上の分散コンピューティング装置及び/又は分散データベースを含むことができる。情報処理システム230により提供されるソーシャルメディアサービスは、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3の各々にインストールされたソーシャルメディアアプリケーションなどを介してユーザに提供される。例えば、ソーシャルメディアサービスは、ソーシャルメディアアプリケーションのユーザ間のコンテンツ共有サービス、ビデオ通話サービス、音声通話サービス、映像ストリーミングサービス、テキストメッセージングサービスなどを含むことができる。さらに、ソーシャルメディアサービスは、インスタントメッセージングサービスを含むことができる。
【0048】
複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3は、ネットワーク220を介して情報処理システム230と通信できる。ネットワーク220は、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3及び情報処理システム230間の通信が可能であるように構成できる。ネットワーク220は、設置環境に応じて、例えば、イーサネット(Ethernet)(登録商標)、PLC(Power Line Communication)、電話線通信装置及びRS-serial通信などのような有線ネットワーク、移動通信網、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)及びZigBee(登録商標)などのような無線ネットワーク又はその組合せからなることができる。通信方式は制限されず、ネットワーク220を含むことができる通信網(例えば、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を活用する通信方式だけでなく、ユーザ端末210_1、210_2、210_3間の近距離無線通信も含まれ得る。
【0049】
図2では、携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2及びPC端末210_3をユーザ端末の例として示したが、これに限定されず、ユーザ端末210_1、210_2、210_3は、有線及び/又は無線通信が可能であり、ソーシャルメディアアプリケーションがインストールされて実行できる任意のコンピューティング装置であり得る。例えば、ユーザ端末は、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPC、ゲームコンソール(game console)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどを含むことができる。また、
図2では、3つのユーザ端末210_1、210_2、210_3がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するものを示したが、これに限定されず、異なる数のユーザ端末がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するように構成されることもできる。
【0050】
一実施例において、情報処理システム230は、ユーザ端末210_1、210_2、210_3で動作するソーシャルメディアアプリケーションを介して、ユーザ端末210_1、210_2、210_3と関連付けたユーザアカウント等(又はユーザら)により生成されたコンテンツ及びコンテンツから抽出されたキーワードを、ユーザ端末210_1、210_2、210_3に提供できる。コンテンツは、写真、イメージ、動画及び/又はテキストを含む掲示物を含むことができる。
【0051】
図3は、本開示の一実施例に係るユーザ端末210及び情報処理システム230の内部構成を示すブロック図である。ユーザ端末210は、ソーシャルメディアアプリケーションが実行可能であり、有線/無線通信が可能な任意のコンピューティング装置を指すことができ、例えば、
図2の携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2及びPC端末210_3などを含むことができる。図に示すように、ユーザ端末210は、メモリ312、プロセッサ314、通信モジュール316及び入出力インタフェース318を含むことができる。同様に、情報処理システム230は、メモリ332、プロセッサ334、通信モジュール336及び入出力インタフェース338を含むことができる。
図3に示すように、ユーザ端末210及び情報処理システム230は、各々の通信モジュール316、336を用いて、ネットワーク220を介して情報及び/又はデータが通信できるように構成され得る。また、入出力装置320は、入出力インタフェース318を介して、ユーザ端末210に情報及び/又はデータを入力したり、ユーザ端末210から生成された情報及び/又はデータを出力したりするように構成され得る。
【0052】
メモリ312、332は、非一時的な任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。一実施例によれば、メモリ312、332は、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)及びフラッシュメモリ(flash memory)などのような永続的な大容量保存装置(permanent mass storage device)を含むことができる。他の例として、ROM、SSD、フラッシュメモリ及びディスクドライブなどのような永続的な大容量保存装置は、メモリとは区分される別の永続保存装置としてユーザ端末210又は情報処理システム230に含まれることができる。また、メモリ312、332には、オペレーティングシステムと少なくとも一つのプログラムコード(例えば、ユーザ端末210にインストールされて駆動されるソーシャルメディアアプリケーションなどのためのコード)が保存され得る。
【0053】
このようなソフトウェアコンポーネントは、メモリ312、332とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からローディングできる。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、このようなユーザ端末210及び情報処理システム230に直接接続可能な記録媒体を含むことのできるが、例えば、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ及びメモリカードなどのようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。他の例として、ソフトウェアコンポーネント等は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体でなく、通信モジュール316、336を介してメモリ312、332にローディングされることもできる。例えば、少なくとも一つのプログラムは、開発者又はアプリケーションのインストールファイルを配信するファイル配信システムが、ネットワーク220を介して提供するファイルによりインストールされるコンピュータプログラム(例えば、ソーシャルメディアサービスを提供するアプリケーション、インスタントメッセージングサービスを提供するアプリケーションなど)に基づいてメモリ312、332にローディングされることができる。
【0054】
プロセッサ314、334は、基本的な算術、ロジック及び入出力演算を実行することで、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成できる。命令は、メモリ312、332又は通信モジュール316、336によりプロセッサ314、334に提供され得る。例えば、プロセッサ314、334は、メモリ312、332のような記録装置に保存されたプログラムコードによって受信される命令を実行するように構成できる。
【0055】
通信モジュール316、336は、ネットワーク220を介して、ユーザ端末210と情報処理システム230とが互いに通信するための構成や機能を提供でき、ユーザ端末210及び/又は情報処理システム230が、他のユーザ端末又は他のシステム(例えば、別のクラウドシステムなど)と通信するための構成や機能を提供できる。一例として、ユーザ端末210のプロセッサ314がメモリ312などのような記録装置に保存されたプログラムコードによって生成したリクエスト又はデータ(例えば、ユーザ端末210の現在位置と関連付けたキーワード及びコンテンツリクエストなど)は、通信モジュール316の制御により、ネットワーク220を介して情報処理システム230に伝達され得る。反対に、情報処理システム230のプロセッサ334の制御により提供される制御信号や命令が、通信モジュール336及びネットワーク220を経て、ユーザ端末210の通信モジュール316を介してユーザ端末210に受信され得る。例えば、ユーザ端末210は、情報処理システム230から、通信モジュール316を介してユーザ端末210の現在位置と関連付けたキーワード及びコンテンツを受信できる。
【0056】
入出力インタフェース318は、入出力装置320とのインタフェースのための手段であり得る。一例として、入力装置は、オディーオセンサ及び/又はイメージセンサを含むカメラ、キーボード、マイクロホン、マウスなどのような装置を含み、出力装置はディスプレイ、スピーカ、ハプティック(触覚)フィードバックデバイス(haptic feedback device)などのような装置を含むことができる。他の例として、入出力インタフェース318は、タッチスクリーンなどのように入力及び出力を実行するための構成又は機能が一つに統合された装置とのインタフェースのための手段であり得る。例えば、ユーザ端末210のプロセッサ314が、メモリ312にローディングされたコンピュータプラグラムの命令を処理する際に、情報処理システム230や他のユーザ端末が提供する情報及び/又はデータを利用して構成されるサービス画面などを、入出力インタフェース318を介してディスプレイに表示できる。
図3では、入出力装置320がユーザ端末210に含まれないように示したが、これに限定されず、ユーザ端末210と一体に構成することもできる。また、情報処理システム230の入出力インタフェース338は、情報処理システム230と接続するか、又は、情報処理システム230が含むことのできる入力や出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であり得る。
図3では、入出力インタフェース318、338がプロセッサ314、334と別に構成された要素として示されているが、これに限定されず、入出力インタフェース318、338がプロセッサ314、334に含まれるように構成することもできる。
【0057】
ユーザ端末210及び情報処理システム230は、
図3に示す構成要素よりも多くの構成要素を含むことができる。しかしながら、大部分の従来技術的構成要素を明確に示す必要はない。一実施例によれば、ユーザ端末210は、前述した入出力装置320の少なくとも一部を含むように実装できる。また、ユーザ端末210は、トランシーバー(transceiver)、GPS(Global Positioning system)モジュール、カメラ、各種センサ及びデータベースなどのような他の構成要素をさらに含むことができる。例えば、ユーザ端末210がスマートフォンである場合、一般にスマートフォンが有する構成要素を含むことができ、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、カメラモジュール、各種物理的なボタン、タッチパネルを用いたボタン、入出力ポート及び振動のためのバイブレータなどのような多様な構成要素がユーザ端末210にさらに含まれるように実装できる。
【0058】
一実施例によれば、ユーザ端末210のプロセッサ314は、現在位置と関連付けたキーワード及びコンテンツを含むソーシャルメディアサービスを提供するソーシャルメディアアプリケーション又はウェッブブラウザアプリケーションが動作するように構成できる。このとき、当該アプリケーションと関連付けたプログラムコードがユーザ端末210のメモリ312にローディングできる。アプリケーションが動作する際に、ユーザ端末210のプロセッサ314は、入出力インタフェース318を介して入出力装置320から提供された情報及び/又はデータを受信したり、通信モジュール316を介して情報処理システム230から情報及び/又はデータを受信したりでき、受信された情報及び/又はデータを処理してメモリ312に保存できる。また、このような情報及び/又はデータは、通信モジュール316を介して情報処理システム230に提供できる。
【0059】
ソーシャルメディアアプリケーションが動作される際に、プロセッサ314は、入出力インタフェース318と接続されたタッチスクリーン、キーボード、オディーオセンサ及び/又はイメージセンサを含むカメラ、マイクロホンなどのような入力装置により入力又は選択されたテキスト、イメージ、映像などを受信でき、受信されたテキスト、イメージ及び/又は映像をメモリ312に保存したり、通信モジュール316及びネットワーク220を介して情報処理システム230に提供したりできる。一実施例において、プロセッサ314は、入力装置により、ユーザの現在位置と関連付けたキーワード又はコンテンツに対する送信リクエストを受信し、当該リクエストを、ネットワーク220及び通信モジュール316を介して情報処理システム230に提供できる。
【0060】
情報処理システム230のプロセッサ334は、複数のユーザ端末及び/又は複数の外部システムから受信された情報及び/又はデータを管理、処理及び/又は保存するように構成できる。一実施例において、プロセッサ314は、ユーザ端末210から受信したユーザの現在位置と関連付けたキーワード又はコンテンツに対する送信リクエストに基づいて、複数のコンテンツから現在位置と関連付けたキーワード及び/又はコンテンツを抽出できる。このように抽出されたユーサの現在位置と関連付けたキーワード及び/又はコンテンツは、ネットワーク220を介してユーザ端末210に提供できる。
【0061】
図4は、本開示の一実施例に係るユーザの現在位置と関連付けた一つ以上のキーワードを含む画面400を出力する例を示す図である。一実施例によれば、ユーザは、ユーザ端末を介して、現在位置と関連付けた一つ以上のキーワード410を確認できる。ここで、現在位置と関連付けた一つ以上のキーワード410は、現在位置と関連付けた複数のコンテンツに基づいて抽出されたキーワードを指すことができる。
【0062】
一実施例によれば、情報処理システムは、ユーザの現在位置に基づいて、複数のコンテンツのうちで、現在位置と関連付けたコンテンツを抽出できる。具体的に、ユーザ端末は、搭載した位置感知センサなどを用いて、ユーザの現在位置を決定できる。このとき、ユーザの現在位置は、実際空間における位置又は仮想空間における位置を意味することができ、行政区域のような地域範囲単位で決定してもよく、POI(Point Of Interest)単位で決定してもよい。決定されたユーザの現在位置は、情報処理システムに提供できる。情報処理システムは、決定されたユーザの現在位置を用いて、ソーシャルメディアアプリケーションにアップロードされた複数のコンテンツのうちで、現在位置と関連付けたコンテンツを抽出できる。
【0063】
一実施例によれば、情報処理システムは、現在位置と関連付けたコンテンツに基づいて一つ以上のキーワード410を抽出し、これをユーザ端末に提供できる。具体的に、情報処理システムは、現在位置と関連付けたコンテンツの各々から複数の主題情報を抽出できる。ここで、コンテンツの複数の主題情報は、コンテンツに含まれたタグ情報(例:「中目黒駅」、「台風」、「SHIBUYA」)、コンテンツの本文内の当該位置と関連付けた単語(例:「BTSBillBoard」、「SHORT」)、当該位置と関連付けた食堂や商店などの情報(例:「A食堂」、「Bデパート」)などを含むことができる。その後、情報処理システムは、複数の主題情報のうちで、ユーザ端末と関連付けた画面400に表示されるキーワード410を決定できる。例えば、情報処理システムは、複数の主題情報の各々に対してキーワードスコアを算出し、算出されたキーワードスコアを用いて、複数の主題情報から一つ以上のキーワード410を決定できる。ここで、キーワードスコアは、複数のコンテンツの各々の少なくとも一部に含まれたり、関連付けた主題を示したり特徴化したりする任意の情報に基づいて算出できる。例えば、キーワードスコアは、複数のコンテンツに含まれた当該主題情報の頻度数、当該主題情報と現在時間の関連度、当該主題情報と現在位置の関連度、当該主題情報を含む複数のコンテンツに対するユーザらの関心度(例:当該コンテンツに対する再生回数や人気度)などを考慮して算出できる。その後、情報処理システムは、一つ以上のキーワード410を画面400に出力するために、ユーザ端末に出力又は送信できる。
【0064】
一実施例によれば、ユーザ端末は、受信された一つ以上のキーワード410の各々のキーワードスコアによって異なるように出力できる。例えば、一つ以上のキーワード410のうちで、キーワードスコアが高いキーワードは、フォントサイズを大きくして画面400に出力できる。これに対し、一つ以上のキーワード410のうちで、キーワードスコアが低いキーワードは、フォントサイズを小さくして画面400に出力できる。他の例において、一つ以上のキーワード410のうちで、キーワードスコアが高いキーワードを画面400内の既定の領域の上部に、キーワードスコアが低いキーワードを画面400内の既定の領域の下部に、出力できる。
【0065】
一実施例によれば、ユーザ端末は、現在位置と関連付けた一つ以上のキーワード410を動的に更新して出力できる。例えば、ユーザ端末は、既定の時間間隔によりユーザの現在位置を決定でき、情報処理システムは、これに基づいて更新した現在位置と関連付けた一つ以上のキーワード410をユーザ端末に提供できる。他の例において、ユーザ端末は、現在位置と関連付けた一つ以上のキーワード410の更新をリクエストするユーザ入力に応じて、情報処理システムによりリアルタイムで決定された現在位置と関連付けた一つ以上のキーワード410を出力できる。
【0066】
図5は、本開示の一実施例に係るキーワードと関連付けたコンテンツ等に対する複数の要約コンテンツ514、524、534、544を出力する例を示す図である。一実施例によれば、ユーザ端末は、ユーザの現在位置と関連付けた一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツに対する複数の要約コンテンツ514、524、534、544を出力できる。例えば、ユーザ端末は、ユーザが一つ以上のキーワード(例:
図4の410)を含む画面において、左又は右の方にスライド(slide)タッチを実行するユーザ入力に応じて、一つ以上のキーワードのいずれか一つと関連付けたコンテンツに対する複数の要約コンテンツ514、524、534、544を出力できる。
図5に示す第1の例から第4の例510、520、530、540は、複数の要約コンテンツ514、524、534、544を出力する多様な方式の例を示す。
【0067】
第1の例510は、ユーザと関連付けた他のユーザによりアップロードされたコンテンツに対する複数の要約コンテンツ514を出力する例を示す。ここで、ユーザと関連付けた他のユーザは、ユーザに対して「フレンドの関係」であるユーザ、又は、ユーザが「フォロー」しているユーザを指すことができる。例えば、図に示すように、ユーザ端末は、ユーザに対して「フレンドの関係」であるユーザによりアップロードされた、キーワード(例:「中目黒」)と関連付けたコンテンツに対する複数の要約コンテンツ514を表示できる。一実施例において、ユーザ端末は、キーワードと関連付けたコンテンツを複数のカテゴリ別に選択して確認できるメニュー512が出力できる。例えば、図に示すように、ユーザは、キーワードと関連付けたコンテンツを「Cafe」、「Restaurant」、「Music」などのカテゴリ別に選択して、当該カテゴリと関連付けた複数の要約コンテンツ(例:514)を確認できる。このとき、複数のカテゴリは、当該キーワードと関連付けたコンテンツに含まれた情報(例:タグ、本文内容、位置情報など)に基づいて動的に変更できる。
【0068】
第2の例520は、キーワード(例:「monsoon season」)と関連付けたコンテンツに対する複数の要約コンテンツ524を、人気順又は新着順に並べ替えて出力する例を示す。例えば、ユーザは、キーワードと関連付けたコンテンツを人気順(Popular)又は新着順(Recent)に選択し、選択された項目と関連付けた複数の要約コンテンツ(例:524)を確認できる。
【0069】
第3の例530及び第4の例540は、ユーザの現在位置と関連付けたメインコンテンツ532、542、及び、ユーザの現在位置と関連付けたコンテンツに対する複数の要約コンテンツ534、544を出力する例を示す。例えば、ユーザ端末は、メインコンテンツ532、542を既定の領域に出力できる。このとき、メインコンテンツ532、542は、現在位置と関連付けたコンテンツのうちで、最も人気があるコンテンツ(例:再生回数又は人気度が高いと判定されたコンテンツ)であり得る。他の例において、メインコンテンツ532、542は、現在位置と関連付けたコンテンツのうちで、任意に選定された一つのコンテンツであり得る。
【0070】
一実施例によれば、ユーザは、メインコンテンツ532、542を選択したり、複数の要約コンテンツ514、524、534、544の一つを選択したりするユーザ入力により、当該コンテンツを確認できる。
【0071】
図6は、本開示の一実施例に係るユーザの現在位置と関連付けたコンテンツを出力する例を示す図である。一実施例によれば、ユーザは、ユーザ端末のディスプレイ上に出力されたコンテン閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトを選択して、現在位置と関連付けたコンテンツを確認できる。例えば、
図4又は
図5に示す画面等は、コンテンツ閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトを含むことができ、ユーザは、当該コンテンツ閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトを選択して、現在位置と関連付けたコンテンツを確認できる。他の例において、コンテンツ閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトは、
図5に示すメインコンテンツ(例:
図5の532、542)及び複数の要約コンテンツ(例:
図5の514、524、534、544)を示すことができる。このとき、ユーザは、当該コンテンツを選択するユーザ入力により、ユーザが選択した現在位置と関連付けたコンテンツを確認できる。
図6に示す第1の例から第3の例610、620、630は、現在位置と関連付けたコンテンツを出力する多様な方式の例を示す。
【0072】
第1の例610は、現在位置と関連付けた一つのコンテンツが出力される例を示す。コンテンツを出力する画面は、コンテンツの内容とともに、ユーザの現在位置、コンテンツの作成又はアップロードの位置、コンテンツをアップロードしたユーザのプロフィール、或いは、コンテンツと関連付けた付加機能を示すグラフィックオブジェクト(例:コンテンツに対するコメント又は好感表示を入力できるグラフィックオブジェクト)の少なくとも一つを含むことができる。
【0073】
第2の例620は、ユーザが現在位置と関連付けたコンテンツをカテゴリ別に確認できるように、カテゴリ別サムネイルイメージ622、624、626が出力される例を示す。一実施例によれば、ユーザ端末は、ユーザの現在位置と関連付けたコンテンツをカテゴリ別に分類できる。一例として、カテゴリは、現在位置と関連付けたコンテンツに対するキーワードの頻度数に基づいて自動的に分類できる。例えば、図に示すように、ユーザの現在位置(例:「TOKYO」)と関連付けたコンテンツのうちで、特定キーワード(例:「In Shibuya」又は「中目黒」)に対するコンテンツの頻度数が高い場合、ユーザ端末は、これをカテゴリに分類して、当該特定キーワードと関連付けたコンテンツが確認できるリンク情報を含むサムネイルイメージ622、626として出力できる。他の例において、カテゴリは、現在位置と関連付けた複数のコンテンツ間の関連度に基づいて自動的に分類できる。例えば、図に示すように、ユーザの現在位置(例:「TOKYO」)と関連付けたコンテンツのうちで、一部が「5 Years ago」に生成されたコンテンツとして互いに関連性がある場合、ユーザ端末は、これを一つのカテゴリとして分類して、当該キーワードと関連付けたコンテンツが確認できるリンク情報を含むサムネイルイメージ624として出力できる。ユーザは、当該サムネイルイメージ622、624、626を選択して、これと関連付けたコンテンツを確認できる。
【0074】
第3の例630は、ユーザ端末に保存された現在位置と関連付けたコンテンツを確認できるように、リンク情報632を含むサムネイルイメージが出力される例を示す。一実施例によれば、ユーザ端末は、ソーシャルメディアアプリケーションにアップロードされたコンテンツだけでなく、ユーザ端末に保存されたコンテンツ(例:イメージ又は動画)のうちで、現在位置と関連付けたコンテンツが存在するか否かを判定し、当該コンテンツとリンクされるリンク情報632を含むサムネイルイメージを出力できる。例えば、図に示すように、ユーザ端末は、ユーザ端末に保存された現在位置と関連付けたコンテンツのうちで、「5 Years ago」に生成されたコンテンツに接近できるように、リンク情報632を含むサムネイルイメージが出力できる。
【0075】
一実施例によれば、ユーザ端末は、ソーシャルメディアアプリケーションにアップロードされたコンテンツだけでなく、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームに、現在位置と関連付けたコンテンツが存在するか否かを判定し、当該コンテンツとリンクされるリンク情報を含むサムネイルイメージが出力できる。
【0076】
図6を参照して前述した実施例は、ユーザ端末により、現在位置と関連付けたコンテンツがカテゴリ別に分類され、ソーシャルメディアアプリケーション又はインスタントメッセージングアプリケーション(例:トークルームなど)に、現在位置と関連付けたコンテンツが存在するか否かが判定される例を示したが、これは、情報処理システムにより実行されることもでき、実行結果がユーザ端末に送信されて出力されることができる。
【0077】
図7は、本開示の他の実施例に係るユーザの現在位置と関連付けたコンテンツを出力する例を示す図である。一実施例によれば、ユーザは、ユーザ端末のディスプレイ上に出力されたコンテンツ閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトを選択して、現在位置と関連付けたコンテンツを確認できる。例えば、ユーザは、
図4又は
図5に示す画面等に含まれたコンテンツ閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトを選択して、現在位置と関連付けたコンテンツを確認できる。
図7に示す第1の例及び第2の例710、720は、現在位置と関連付けたコンテンツを出力する多様な方式の例を示す。
【0078】
第1の例710は、現在位置と関連付けた複数のコンテンツが出力される例を示す。このとき、現在位置と関連付けたコンテンツは、現在位置と関連付けた新着のコンテンツであり得る。一実施例によれば、現在位置と関連付けたコンテンツは、カードタイプで出力され得る。例えば、カードタイプの現在位置と関連付けたコンテンツは、コンテンツをアップロードしたユーザのプロフィール情報、コンテンツと関連付けた位置情報、及びコンテンツ内容を含むことができる。ここで、コンテンツと関連付けた位置情報は、ユーザがコンテンツをアップロードした位置情報を示すことができる。
【0079】
第2の例720は、現在位置と関連付けた複数のコンテンツの一つをトレイ(「My Collection」)に保存する例を示す。一実施例によれば、ユーザは、現在位置と関連付けたコンテンツを、ユーザアカウントと関連付けたトレイに保存できる。例えば、ユーザは、複数のコンテンツの一つを選択できる。このとき、選択されたコンテンツをトレイに保存するためのグラフィックオブジェクト722を出力できる。ユーザがトレイに保存するためのグラフィックオブジェクト722を選択すれば、当該コンテンツは、ユーザアカウントと関連付けたトレイに保存され得る。ユーザは、ユーザアカウントと関連付けたトレイを用いて、保存されたコンテンツを確認できる。
【0080】
図8は、本開示の一実施例に係るユーザが現在位置と関連付けたコンテンツを作成する例を示す図である。一実施例によれば、ユーザは、現在位置と関連付けて作成されたコンテンツをアップロードすることができる。このとき、作成されたコンテンツはカードタイプであり得、ユーザは当該コンテンツの背景色又は背景イメージを決定できる。各コンテンツは、テキスト、音声メッセージ、音楽、動画又はイメージの少なくとも一つ以上の類型のサブコンテンツを含むことができる。ユーザによりコンテンツがアップロードされる際に、コンテンツの作成と関連付けた位置又はアップロードの位置に関する位置情報を共に情報処理システムに送信できる。このとき、位置情報は、ユーザが別に入力することなく、ユーザ端末によって決定されたり、ユーザによる入力又は修正によって決定されたりできる。
【0081】
図8に示す第1の動作から第3の動作810、820、830は、ユーザが現在位置と関連付けたコンテンツを作成し、当該コンテンツの背景色を変更してアップロードする過程の例を示す。
【0082】
第1の動作810は、ユーザの現在位置と関連付けたコンテンツを作成する画面の例を示す。コンテンツは、ユーザのプロフィール情報、ユーザの現在位置、コンテンツの内容、及びユーザの現在位置が確認できる地図インタフェースとリンクされるグラフィックオブジェクトを含むことができる。ユーザは、コンテンツの内容として、テキストを入力したり、イメージ及び/又は動画などを添付したりできる。ユーザは、地図インタフェースとリンクされるグラフィックオブジェクトを用いて、ユーザの正確な位置を決定できる。
【0083】
第2の動作820及び第3の動作830は、カードタイプの現在位置と関連付けたコンテンツの背景色を変更する過程の例を示す。ユーザは、コンテンツを作成してアップロードする前に、コンテンツの背景色又は背景イメージを決定できる。
【0084】
図9は、本開示の一実施例に係る地図インタフェース900上に、一つ以上のコンテンツに関する情報912、914、916が出力される例を示す図である。一実施例によれば、ユーザは、ユーザ端末のディスプレイ上に出力された地図閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトを選択して、地図インタフェース900にオーバーレイ(overlay)して出力された一つ以上のコンテンツに関する情報912、914、916を確認できる。地図閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトは、
図4及び
図5に示す画面、或いは、
図6及び
図7に示す画面内のコンテンツに含まれ得る。
【0085】
一実施例によれば、一つ以上のコンテンツに関する情報912、914、916は、コンテンツをアップロードしたユーザのプロフィール、当該位置と関連付けたコンテンツの個数、当該位置と関連付けたコンテンツの主要キーワードなどのような情報を含むことができる。例えば、
図9に示すように、一つ以上のコンテンツに関する情報912、914、916は、当該位置と関連付けたコンテンツの主要キーワードなどの情報を含むことができる。
【0086】
例えば、第1のコンテンツに関する情報912は、第1の位置と関連付けたコンテンツの主要キーワード(例:「桜の花」、「カフェ」、「A食堂」)を含むことができる。このとき、第1のコンテンツに関する情報912は、地図インタフェース900上で第1の位置に対応する領域に表示できる。また、第2のコンテンツに関する情報914は、第2の位置と関連付けたコンテンツの主要キーワード(例:「Bデパート」、「人気のパン屋」)を含むことができ、このとき、第2のコンテンツに関する情報914は、地図インタフェース900上で第2の位置に対応する領域に表示できる。同様に、第3のコンテンツに関する情報916は、第3の位置と関連付けたコンテンツの主要キーワード(例:「試験期間」)を含むことができ、地図インタフェース900上で第3の位置に対応する領域に表示できる。
【0087】
一実施例によれば、ユーザにより地図インタフェース900の拡大又は縮小が行われることで、一つ以上のコンテンツに関する情報912、914、916に含まれた主要キーワードが出力される個数は、動的に異なるように出力され得る。例えば、ユーザにより地図インタフェース900の拡大が行われる場合、一つ以上のコンテンツに関する情報912、914、916に含まれた主要キーワードが出力される個数は、増加することができる。これに対し、ユーザにより地図インタフェース900の縮小が行われる場合、一つ以上のコンテンツに関する情報912、914、916に含まれた主要キーワードが出力される個数は、減少することができる。
【0088】
一実施例によれば、一つ以上のコンテンツに関する情報912、914、916に含まれた主要キーワードのフォントサイズは、主要キーワードと関連付けたコンテンツの個数によって異なるように出力され得る。例えば、第1のコンテンツに関する情報912に含まれた主要キーワードのうちで、「桜の花」と関連付けたコンテンツが多い場合、主要キーワードである「桜の花」のフォントサイズを相対的に大きくして出力できる。これに対し、第1のコンテンツに関する情報912に含まれた主要キーワードのうちで、「カフェ」及び「A食堂」と関連付けたコンテンツが、「桜の花」と関連付けたコンテンツよりも相対的に少ない場合、主要キーワードである「カフェ」及び「A食堂」のフォントサイズを相対的に小さくして出力できる。これは、第1のコンテンツに関する情報912だけでなく、第2のコンテンツに関する情報914及び第3のコンテンツに関する情報916に含まれた主要キーワードにも、同様に適用できることは勿論である。
【0089】
かかる構成により、ユーザは、地図インタフェースを用いて、特定位置と関連付けたキーワードを一目で確認できるので、特定地域においてリアルタイムで発生しているイシューや人気コンテンツを直観的に確認できる。
【0090】
図10は、本開示の一実施例に係る位置ベースソーシャルメディアサービスを提供する方法1000を示すフローチャートである。一実施例において、位置ベースソーシャルメディアサービスを提供する方法1000は、ユーザ端末(例えば、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ)により実行できる。他の実施例において、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ及び情報処理システムの少なくとも一つのプロセッサが、位置ベースソーシャルメディアサービスを提供する方法1000のステップ等を分けて実行できる。
【0091】
位置ベースソーシャルメディアサービスを提供する方法1000は、プロセッサがユーザ端末の現在位置を決定することにより開始することができる(S1010)。続いて、プロセッサは、決定された現在位置と関連付けた複数のコンテンツに基づいて決定された一つ以上のキーワードを受信できる(S1020)。その後、プロセッサは、受信された一つ以上のキーワードを現在位置と関連付けて出力できる(S1030)。ここで、一つ以上のキーワードは、複数のコンテンツの各々から抽出された複数の主題情報の各々に対するキーワードスコアを用いて決定され得る。例えば、情報処理システムの少なくとも一つのプロセッサは、ユーザ端末の現在位置を受信し、ユーザ端末の現在位置と関連付けた複数のコンテンツに基づいて一つ以上のキーワードを決定し、一つ以上のキーワードをユーザ端末に送信できる。このとき、情報処理システムの少なくとも一つのプロセッサは、複数のコンテンツの各々から複数の主題情報を抽出し、複数の主題情報の各々に対するキーワードスコアを算出し、算出されたキーワードスコアを用いて、複数の主題情報から一つ以上のキーワードを決定することで、現在位置と関連付けた複数のコンテンツに基づいて一つ以上のキーワードを決定できる。ここで、複数の主題情報は、コンテンツに含まれたタグ情報、コンテンツの本文内の当該位置と関連付けた単語、当該位置と関連付けた食堂や商店などのような情報などを含むことができる。
【0092】
さらに、プロセッサは、一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツに対する複数の要約コンテンツを出力できる。一実施例によれば、プロセッサは、一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツのうちで、ユーザ端末で使用しているユーザアカウントと関連付けた一つ以上のユーザアカウントによりアップロードされたコンテンツに対する複数の要約コンテンツを出力できる。ここで、ユーザ端末で使用しているユーザアカウントと関連付けた一つ以上のユーザアカウントは、ユーザアカウントとソーシャルメディアアプリケーションの「フレンドの関係」及び/又は「フォロー」機能により紐づけられたユーザアカウントを示すことができる。他の実施例によれば、プロセッサは、一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツに対する複数の要約コンテンツを、ユーザ関心情報に基づいて並べ替えて出力できる。例えば、プロセッサは、複数の要約コンテンツと関連付けたコンテンツの再生回数及び/又は「いいね」の個数を用いて決定されたユーザ関心情報に基づいて、複数の要約コンテンツが並べ替えられる。また他の実施例によれば、プロセッサは、一つ以上のキーワードの一つと関連付けたコンテンツに対する複数の要約コンテンツを、新着順に並べ替えて出力できる。
【0093】
一実施例によれば、プロセッサは、一つ以上のキーワードの一つと関連付けたイメージとともに、複数の要約コンテンツを出力できる。一実施例において、キーワードと関連付けたイメージは、ソーシャルメディアアプリケーション内のコンテンツの一つを示すことができる。他の実施例において、プロセッサは、入力されたキーワードに基づいて、当該キーワードと関連付けたイメージを生成するモデルを用いて生成されたイメージを、複数の要約コンテンツとともに出力できる。このとき、一つ以上のキーワードの一つと関連付けたイメージは、複数のコンテンツに基づいて、一つのキーワードと関連付けて生成されたイメージであり得る。換言すれば、情報処理システムの少なくとも一つのプロセッサは、複数のコンテンツに基づいて、一つのキーワードと関連付けてイメージを生成でき、生成されたイメージをユーザ端末に送信できる。
【0094】
さらに、プロセッサは、現在位置と関連付けた一つ以上のコンテンツを出力できる。現在位置と関連付けた一つ以上のコンテンツは、カードタイプのコンテンツであり得る。具体的に、プロセッサは、ユーザ端末のディスプレイ上に出力されたコンテンツ閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトを選択する第1のユーザ入力を受信できる。その後、プロセッサは、第1のユーザ入力に応じて、現在位置と関連付けた一つ以上のコンテンツを出力できる。一実施例によれば、プロセッサは、ユーザ端末に保存された、現在位置と関連付けた一つ以上のイメージとリンクされるリンク情報(例:サムネイルイメージ)を出力できる。他の実施例によれば、プロセッサは、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームに既に共有されたイメージに基づいて、現在位置と関連付けた一つ以上のコンテンツを出力できる。例えば、プロセッサは、ユーザ端末に関連付けたユーザアカウントが含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームに、当該現在位置と関連付けたイメージが存在するか否かを判定できる。現在位置と関連付けたイメージがトークルームに存在すると判定された場合、プロセッサは、トークルームに含まれたイメージとリンクされるリンク情報を出力できる。ユーザは、当該リンク情報(例:サムネイルイメージ)を用いて、トークルームに含まれた現在位置と関連付けたイメージを確認できる。このとき、ユーザ端末で動作しているインスタントメッセージングアプリケーションは、ソーシャルメディアアプリケーションを含むことができる。付加的又は代替的に、ユーザ端末で動作しているインスタントメッセージングアプリケーションのユーザアカウントは、ユーザ端末で動作しているソーシャルメディアアプリケーションのユーザアカウントと同一でもよく、又は連携され得る。
【0095】
また、ユーザは、コンテンツを作成して現在位置と関連付けてソーシャルメディアアプリケーションにアップロードすることができる。具体的に、プロセッサは、ユーザ端末の現在位置と関連付けて作成されたコンテンツのアップロードをリクエストする第2のユーザ入力を受信できる。プロセッサは、第2のユーザ入力に応じて作成されたコンテンツを現在位置と関連付けてアップロードすることができる。ここで、コンテンツのアップロードをリクエストする第2のユーザ入力は、コンテンツの背景色を決定するユーザ入力を含むことができる。
【0096】
さらに、ユーザは、コンテンツに対する一つ以上のキーワードと関連付けた情報を、地図インタフェースを介して確認できる。具体的に、プロセッサは、ユーザ端末のディスプレイ上に出力された地図閲覧リクエストと関連付けたグラフィックオブジェクトを選択する第3のユーザ入力を受信できる。プロセッサは、第3のユーザ入力に応じて、一つ以上のキーワードと関連付けた情報を、地図インタフェースにオーバーレイ(overlay)して出力できる。このとき、一つ以上のキーワードの少なくとも一部の各々は、一つ以上のキーワードの各々と関連付けたコンテンツの個数によって異なるサイズとして出力できる。一実施例において、プロセッサは、一つ以上のキーワードの少なくとも一部を、地図インタフェース上の現在位置に対応する第1の位置に出力できる。他の実施例において、プロセッサは、一つ以上のキーワードの個数を、地図インタフェース上の現在位置に対応する第1の位置に出力できる。付加的に、プロセッサは、地図インタフェース上に表示された現在位置と異なる他の位置と関連付けた一つ以上のキーワードを受信できる。そして、プロセッサは、他の位置と関連付けた一つ以上のキーワードの少なくとも一部を、地図インタフェース上の他の位置に対応する第2の位置に出力できる。
【0097】
図10に示すフローチャート及び説明は、一つの例示に過ぎず、一部の実施例では異なるように実装できる。例えば 一つ以上のステップが省略されたり、他の構成により実施されたりでき、各ステップの手順が変化したり、一つ以上のステップが同時又は重畳して実行されたり、一つ以上のステップが数回繰り返して実行されたりできる。
【0098】
前述した方法は、コンピュータで実行するために、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムとして提供され得る。媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを継続的に保存したり、実行又はダウンロードのために一時保存したりするものであり得る。また、媒体は、単一又は多数のハードウェアが結合された形態の多様な記録手段又は保存手段であり得るが、あるコンピュータシステムに直接接続される媒体に限定されず、ネットワーク上に分散して存在するものであり得る。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMやDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical medium)、及び、ROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令語が保存されるように構成されたものが挙げられる。また、他の媒体の例としては、アプリケーションを流通させるアプリストアやその他の多様なソフトウェアを供給又は流通させるサイト、サーバなどで管理する記録媒体又は保存媒体も挙げられる。
【0099】
本開示の方法、動作又は技術は多様な手段により実装できる。例えば、このような技術は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、若しくはこれらの組合せで実装できる。本願の開示により説明された多様な例示的な論理的ブロック、モジュール、回路及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、若しくは両方の組合せで実装できることを、当業者であれば理解できるはずである。ハードウェア及びソフトウェアのこのような相互の代替を明確に説明するために、多様な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路及びステップが、それらの機能的観点から一般的に前述された。そのような機能が、ハードウェアとして実装されるか、若しくは、ソフトウェアとして実装されるかは、特定アプリケーション及び全体システムに付加される設計要求事項によって変化する。当業者は、各々の特定アプリケーションのために多様な方式により説明された機能を実装することもできるが、そのような実装は本開示の範囲から逸脱するものと解釈してはならない。
【0100】
ハードウェアの実装において、技術の実行に利用されるプロセッシングユニットは、一つ以上のASIC、DSP、デジタル信号処理デバイス(digital signal processing devices DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic devices PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate arrays FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本開示に説明された機能を実行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、若しくはこれらの組合せ内で実装されることもできる。
【0101】
したがって、本開示により説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAや他のプログラマブルロジックデバイス、離散ゲートやトランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント、若しくは、本願に説明された機能を実行するように設計されたもの等の任意の組合せで実装又は実行されることもできる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、若しくはステートマシンであり得る。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けた一つ以上のマイクロプロセッサ、若しくは任意の他の構成の組合せで実装されることもできる。
【0102】
ファームウェア及び/又はソフトウェアの実装において、技術は、RAM(random access memory)、ROM(read-only memory)、NVRAM(non-volatile random access memory)、PROM(programmable read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)、EEPROM(electrically erasable PROM)、フラッシュメモリ、CD(compact disc)、磁気又は光学データストレージデバイスなどのようなコンピュータ読み取り可能な媒体上に保存された命令として実装できる。命令は、一つ以上のプロセッサによって実行可能であり得、プロセッサが本開示に説明された機能の特定様態を実行するようにできる。
【0103】
以上で説明された実施例は、一つ以上の独立型コンピュータシステムで現在開示された主題の態様を活用するものとして記述しているが、本開示は、これに限定されず、ネットワークや分散コンピューティング環境のような任意のコンピューティング環境によって実装できる。さらには、本開示における主題の様態は複数のプロセッシングチップや装置で実装されることもでき、ストレージは複数の装置に亘り、同様に影響を受ける場合もある。このような装置は、PC、ネットワークサーバ及び携帯用装置を含むこともできる。
【0104】
本明細書では、本開示が一部の実施例によって説明されてきたが、本開示の発明が属する技術分野における通常の技術者が理解し得る本開示から逸脱しない範囲内で多様な変形や変更が可能である。また、そのような変形や変更は、本明細書に添付された特許請求の範囲内に属するものと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0105】
110 ユーザ
120 ユーザ端末
130 地図インタフェース
132 第1のコンテンツに関する情報
134 第2のコンテンツに関する情報
136 第3のコンテンツに関する情報
【外国語明細書】