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特開2024-106331サービス上のアチーブメントを管理する方法およびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106331
(43)【公開日】2024-08-07
(54)【発明の名称】サービス上のアチーブメントを管理する方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/46 20140101AFI20240731BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20240731BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20240731BHJP
【FI】
A63F13/46
A63F13/79 500
A63F13/69
A63F13/79
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024008849
(22)【出願日】2024-01-24
(31)【優先権主張番号】10-2023-0010180
(32)【優先日】2023-01-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ペ ヨン サム
(72)【発明者】
【氏名】李宣雨
(72)【発明者】
【氏名】チョ ア ヨン
(72)【発明者】
【氏名】イ ギ ピョン
(72)【発明者】
【氏名】チョン ムン ジュ
(72)【発明者】
【氏名】パク ミン ヒョン
(72)【発明者】
【氏名】ソン ソ ユン
(72)【発明者】
【氏名】リュ ドン フン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】オンラインゲームサービスのような特定のサービス上でユーザが達成可能な多様なアチーブメントを管理する方法およびシステムを提供する。
【解決手段】サービスの利用と関連して設定された目標の達成時にリワードを提供するために、サービス内でユーザが実行可能なアクションに関する情報、アクションを実行するユーザのカテゴリに関する情報、アチーブメントの達成にともなって提供されるリワードに関する情報、およびリワードを受け取るリワードターゲティンググループに関する情報を含むアチーブメントを設定する段階、サービスでのアクションの実行状況をトラッキングする段階、収集された情報に基づいてアチーブメントが達成されたか否かを判定する段階、およびアチーブメントが達成されたと判定した場合、アチーブメントを通じて設定されたリワードを、サービスを通じてリワードターゲティンググループに含まれる受取人に提供する段階を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータ装置のアチーブメント(achievement)管理方法であって、
前記少なくとも1つのプロセッサが、サービスの利用と関連して予め設定された目標の達成時にリワードを提供するために、前記サービス内でユーザが実行可能なアクションに関する情報、前記アクションを実行するユーザのカテゴリに関する情報、前記アチーブメントの達成にともなって提供されるリワードに関する情報、および前記リワードを受け取るリワードターゲティンググループに関する情報を含む前記アチーブメントを設定する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記カテゴリに含まれるユーザのうちの少なくとも1人以上を含む第1ユーザそれぞれによる、前記サービスでの前記アクションの実行状況をトラッキングする段階、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記トラッキングによって収集された前記アクションの実行に関する情報に基づいて前記アチーブメントが達成されたか否かを判定する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記アチーブメントが達成されたと判定した場合、前記アチーブメントを通じて設定されたリワードを、前記サービスを通じて前記リワードターゲティンググループに含まれる受取人に提供する段階
を含むアチーブメント管理方法。
【請求項2】
前記トラッキングする段階は、
前記サービスを通じて前記カテゴリに含まれるユーザのリストを第2ユーザに提供する段階、および
前記第2ユーザが前記リストから選択した前記少なくとも1人以上を含む第1ユーザそれぞれによる、前記サービスでの前記アクションの実行状況をトラッキングする段階
を含むことを特徴とする、請求項1に記載のアチーブメント管理方法。
【請求項3】
前記カテゴリは、指定されたユーザを含む第1カテゴリ、前記サービスの全ユーザのうちで予め設定された条件に該当するユーザを含む第2カテゴリ、および動的に選択されたユーザとの人的関係が設定されたユーザを含む第3カテゴリのうち少なくとも1つのカテゴリを含むこと
を特徴とする、請求項1に記載のアチーブメント管理方法。
【請求項4】
前記カテゴリに含まれるユーザは、前記少なくとも1人以上を含む第1ユーザを決定するときに、前記サービスの全ユーザのうちから動的にフィルタリングされて選択されること
を特徴とする、請求項1に記載のアチーブメント管理方法。
【請求項5】
前記アチーブメントは、n個のアクションに関する情報を含み、
前記アチーブメントが達成されたか否かを判定する段階は、
前記n個のアクションのうちのm個のアクションが実行された場合、前記アチーブメントが達成されたと判定し、
前記nは2以上の自然数であり、
前記mは前記n以下の自然数であること
を特徴とする、請求項1に記載のアチーブメント管理方法。
【請求項6】
前記アチーブメントが達成されたか否かを判定する段階は、
前記アチーブメントのオープン時点から予め設定された時点までの範囲である第1制限時間、または前記アチーブメントのオープン時点とは関係なく予め設定された範囲である第2制限時間内に目標とする数のアクションが実行された場合、前記アチーブメントが達成されたと判定すること
を特徴とする、請求項1に記載のアチーブメント管理方法。
【請求項7】
前記アチーブメントを設定する段階は、
前記アチーブメントのオープン条件に関する情報をさらに含むアチーブメントを設定し、
前記オープン条件は、特定の時点、ユーザの前記サービスでの特定のレベルの達成、およびユーザの前記サービスでの特定のステージクリアのうちの少なくとも1つを含むこと
を特徴とする、請求項1に記載のアチーブメント管理方法。
【請求項8】
前記アチーブメントを設定する段階は、
前記アチーブメントの達成人数に関する情報をさらに含むアチーブメントを設定し、
前記アチーブメントが達成されたか否かを判定する段階は、
前記アチーブメントを達成したユーザの数が前記達成人数以上になった場合、前記アチーブメントが達成されたと判定すること
を特徴とする、請求項1に記載のアチーブメント管理方法。
【請求項9】
前記リワードターゲティンググループは、前記アチーブメントが達成されたときにリワードを獲得するユーザのグループを含むこと
を特徴とする、請求項1に記載のアチーブメント管理方法。
【請求項10】
前記リワードターゲティンググループに関する情報は、前記アチーブメントが達成されたときにリワードを獲得するユーザのカテゴリに関する情報を含み、
前記リワードターゲティンググループに含まれるユーザは、前記リワードを提供するときに、前記サービスの全ユーザのうちから動的にフィルタリングされて選択されること
を特徴とする、請求項1に記載のアチーブメント管理方法。
【請求項11】
コンピュータ装置と結合して請求項1~10のうちのいずれか一項に記載の方法をコンピュータ装置に実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラム。
【請求項12】
請求項1~10のうちのいずれか一項に記載の方法をコンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラムが記録されている、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項13】
コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように実現される少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサが、
サービスの利用と関連して設定された目標の達成時にリワードを提供するために、前記サービス内でユーザが実行可能なアクションに関する情報、前記アクションを実行するユーザのカテゴリに関する情報、アチーブメントの達成にともなって提供されるリワードに関する情報、および前記リワードを受け取るリワードターゲティンググループに関する情報を含む前記アチーブメントを設定し、
前記カテゴリに含まれるユーザのうちの少なくとも1人以上を含む第1ユーザそれぞれによる、前記サービスでの前記アクションの実行状況をトラッキングし、
前記トラッキングによって収集された前記アクションの実行に関する情報に基づいて前記アチーブメントが達成されたか否かを判定し、
前記アチーブメントが達成されたと判定した場合、前記アチーブメントを通じて設定されたリワードを、前記サービスを通じて前記リワードターゲティンググループに含まれる受取人に提供すること
を特徴とする、コンピュータ装置。
【請求項14】
前記アクションの実行状況をトラッキングするために、前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記サービスを通じて前記カテゴリに含まれるユーザのリストを第2ユーザに提供し、
前記第2ユーザが前記リストから選択した前記少なくとも1人以上を含む第1ユーザそれぞれによる、前記サービスでの前記アクションの実行状況をトラッキングすること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項15】
前記カテゴリは、指定されたユーザを含む第1カテゴリ、前記サービスの全ユーザのうちで予め設定された条件に該当するユーザを含む第2カテゴリ、および動的に選択されたユーザとの人的関係が設定されたユーザを含む第3カテゴリのうち少なくとも1つのカテゴリを含むこと
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
前記カテゴリに含まれるユーザは、前記少なくとも1人以上を含む第1ユーザを決定するときに、前記サービスの全ユーザのうちから動的にフィルタリングされて選択されること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項17】
前記アチーブメントは、n個のアクションに関する情報を含み、
前記アチーブメントが達成されたか否かを判定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記n個のアクションのうちのm個のアクションが実行された場合、前記アチーブメントが達成されたと判定し、
前記nは2以上の自然数であり、
前記mは前記n以下の自然数であること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、オンラインゲームサービスのような特定のサービス上でユーザが達成可能な多様なアチーブメント(achievement)を管理する方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
オンラインゲームサービスにおいて、ユーザが友達を招待したり、友達招待後に友達がオンラインゲームサービスに登録するなどのようなアチーブメント(achievement)を達成した場合、ユーザにリワードを提供する技術が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国登録特許第10-2465842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多様な形態のアチーブメント(achievement)を設定して管理するためのアチーブメント管理方法およびシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータ装置によるアチーブメント(achievement)管理方法であって、前記少なくとも1つのプロセッサにより、サービスの利用と関連して予め設定された目標の達成時にリワードを提供するために、前記サービス内でユーザが実行可能なアクションに関する情報、前記アクションを実行するユーザのカテゴリに関する情報、アチーブメントの達成にともなって提供されるリワードに関する情報、および前記リワードを受け取るリワードターゲティンググループに関する情報を含む前記アチーブメントを設定する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記カテゴリに含まれるユーザのうちの少なくとも1人以上を含む第1ユーザそれぞれによる、前記サービスでの前記アクションの実行状況をトラッキングする段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記トラッキングによって収集された前記アクションの実行に関する情報に基づいて前記アチーブメントが達成されたか否かを判定する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記アチーブメントが達成されたと判定した場合、前記アチーブメントを通じて設定されたリワードを、前記サービスを通じて前記リワードターゲティンググループに含まれる受取人に提供する段階を含む、アチーブメント管理方法を提供する。
【0006】
一側によると、前記トラッキングする段階は、前記サービスを通じて前記カテゴリに含まれるユーザのリストを第2ユーザに提供する段階、および前記第2ユーザが前記リストから選択した前記少なくとも1人以上を含む第1ユーザそれぞれによる、前記サービスでの前記アクションの実行状況をトラッキングする段階を含むことを特徴としてよい。
【0007】
他の側面によると、前記カテゴリは、指定されたユーザを含む第1カテゴリ、前記サービスの全ユーザのうちで予め設定された条件に該当するユーザを含む第2カテゴリ、および動的に選択されたユーザと人的関係が設定されたユーザを含む第3カテゴリのうちの少なくとも1つを含むことを特徴としてよい。
【0008】
また他の側面によると、前記カテゴリに含まれるユーザは、前記少なくとも1人以上を含む第1ユーザを決定するときに、前記サービスの全ユーザのうちから動的にフィルタリングされて選択されることを特徴としてよい。
【0009】
また他の側面によると、前記アチーブメントは、n個のアクションに関する情報を含み、前記アチーブメントが達成されたか否かを判定する段階は、前記n個のアクションのうちのm個のアクションが実行された場合に前記アチーブメントが達成されたと判定するが、ここで、前記nは2以上の自然数であり、前記mは前記n以下の自然数であることを特徴としてよい。
【0010】
また他の側面によると、前記アチーブメントが達成されたか否かを判定する段階は、前記アチーブメントのオープン時点から予め設定された時点までの範囲である第1制限時間、または前記アチーブメントのオープン時点とは関係なく予め設定された範囲である第2制限時間内に目標とする数のアクションが実行された場合、前記アチーブメントが達成されたと判定することを特徴としてよい。
【0011】
また他の側面によると、前記アチーブメントを設定する段階は、前記アチーブメントのオープン条件に関する情報をさらに含むアチーブメントを設定し、前記オープン条件は、特定の時点、前記サービスでのユーザの特定のレベルの達成、および前記サービスでのユーザの特定のステージクリアのうちの少なくとも1つを含むことを特徴としてよい。
【0012】
また他の側面によると、前記アチーブメントを設定する段階は、前記アチーブメントの達成人数に関する情報をさらに含むアチーブメントを設定し、前記アチーブメントが達成されたか否かを判定する段階は、前記アチーブメントを達成したユーザの数が前記達成人数以上になる場合、前記アチーブメントが達成されたと判定することを特徴としてよい。
【0013】
また他の側面によると、前記リワードターゲティンググループは、前記アチーブメントの達成時にリワードを獲得するユーザのグループを含むことを特徴としてよい。
【0014】
さらに他の側面によると、前記リワードターゲティンググループに関する情報は、前記アチーブメントの達成時にリワードを獲得するユーザのカテゴリに関する情報を含み、前記リワードターゲティンググループに含まれるユーザは、前記リワードを提供するときに前記サービスの全ユーザのうちから動的にフィルタリングされて選択されることを特徴としてよい。
【0015】
コンピュータ装置と結合して前記方法をコンピュータ装置に実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを提供する。
【0016】
前記方法をコンピュータ装置に実行させるためのプログラムが記録されている、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0017】
コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように実現される少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサにより、サービスの利用と関連して予め設定された目標の達成時にリワードを提供するために、前記サービス内でユーザが実行可能なアクションに関する情報、前記アクションを実行するユーザのカテゴリに関する情報、アチーブメントの達成にともなって提供されるリワードに関する情報、および前記リワードを受け取るリワードターゲティンググループに関する情報を含む前記アチーブメントを設定し、前記カテゴリに含まれるユーザのうちの少なくとも1人以上を含む第1ユーザそれぞれによる、前記サービスでの前記アクションの実行状況をトラッキングし、前記トラッキングによって収集された前記アクションの実行に関する情報に基づいて前記アチーブメントが達成されたか否かを判定し、前記アチーブメントが達成されたと判定した場合、前記アチーブメントを通じて設定されたリワードを、前記サービスを通じて前記リワードターゲティンググループに含まれる受取人に提供することを特徴とする、コンピュータ装置を提供する。
【発明の効果】
【0018】
多様な形態のアチーブメント(achievement)を設定して管理するためのアチーブメント管理方法およびシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の一例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の一例を示したブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、アチーブメント管理システムを概略的に示した例示図である。
図4】本発明の一実施形態における、アチーブメント管理方法の一例を示したフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態における、アチーブメントの管理のためのアチーブメントの論理的項目を示した例示図である。
図6】本発明の一実施形態における、設定されたアチーブメントが実行される過程を示した例示図である。
図7】本発明の一実施形態における、設定されたアチーブメントが実行される過程を示した例示図である。
図8】本発明の一実施形態における、設定されたアチーブメントが実行される過程を示した例示図である。
図9】本発明の一実施形態における、設定されたアチーブメントが実行される過程を示した例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0021】
本発明の実施形態に係るアチーブメント(achievement)管理システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係るアチーブメント管理方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してアチーブメント管理方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。また、図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0023】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0024】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0025】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービスを提供するシステムであってよい。
【0026】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0027】
このようなコンピュータ装置200は、図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0028】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0029】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝送されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝送されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0030】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250のうちの少なくとも1つは、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。例えば、スマートフォンのように、タッチスクリーン、マイク、スピーカなどがコンピュータ装置200に含まれた形態で実現されてよい。
【0031】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術による構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、送受信機、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0032】
図3は、本発明の一実施形態における、アチーブメント管理システムを概略的に示した例示図である。本実施形態に係るアチーブメント管理システム300は、サービスプラットフォーム310、複数のユーザ端末320、複数のサービスサーバ320を含んでよい。ここで、サービスプラットフォーム310、複数のユーザ端末320それぞれ、および複数のサービスサーバ320それぞれは、少なくとも1つのコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0033】
サービスプラットフォーム310は、複数のサービスサーバ320それぞれのサービスを登録し、登録されたサービスを複数のユーザ端末320それぞれに提供するためのチャネルを提供してよい。例えば、複数のユーザ端末320それぞれは、ネットワーク170を介してサービスプラットフォーム310に接続して、サービスプラットフォーム310に登録された複数のサービスから所望のサービスの提供を受けるためのアプリケーションをダウンロードしてインストールしてよい。この後、複数のユーザ端末320それぞれは、アプリケーションの制御にしたがってサービスを提供するサービスサーバに接続することによってサービスの提供を受けることができる。
【0034】
この場合、サービスプラットフォーム310は、複数のサービスサーバ320の管理者が、自身のサービスのためのアチーブメントを設定するためのアチーブメント管理機能を提供してよい。この後、サービスプラットフォーム310は、設定されたアチーブメントが達成されたか否かをトラッキングしてよく、アチーブメントが達成された場合に、アチーブメントの達成にともなうリワードの提供を管理してよい。
【0035】
図3の実施形態では、サービスプラットフォーム310でアチーブメントを管理する実施形態について説明したが、実施形態によっては、それぞれのサービスサーバでこのようなアチーブメントを管理することも可能である。すなわち、それぞれのサービスサーバが、自身のサービスのためのアチーブメント管理機能を提供してもよい。
【0036】
図4は、本発明の一実施形態における、アチーブメント管理方法の一例を示したフローチャートである。本実施形態に係るアチーブメント管理方法は、図3を参照しながら説明したサービスプラットフォーム310または複数のサービスサーバ330のうちのいずれか1つのサービスサーバを実現するコンピュータ装置200によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置200のプロセッサ220は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのコンピュータプログラムのコードとによる制御命令(instruction)を実行するように実現されてよい。ここで、プロセッサ220は、コンピュータ装置200に記録されたコードが提供する制御命令にしたがってコンピュータ装置200が図4の方法に含まれる段階410~440を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。
【0037】
段階410で、コンピュータ装置200は、サービスの利用と関連して設定された目標の達成時にリワードを提供するために、サービス内でユーザが実行可能なアクションに関する情報、アクションを実行するユーザのカテゴリに関する情報、アチーブメントの達成にともなって提供されるリワードに関する情報、およびリワードを受け取るリワードターゲティンググループに関する情報を含むアチーブメントを設定してよい。一例として、コンピュータ装置200は、アチーブメントの設定のために要求される各項目の値を入力するためのWebページを生成してサービスの管理者に提供してよい。管理者がこのWebページに各項目の値を入力してアチーブメントの設定を要求することによってコンピュータ装置200がアチーブメントを設定してよく、段階420~440のように設定されたアチーブメントを管理してよい。
【0038】
また、実施形態によっては、アチーブメントのオープン条件がさらに設定されてもよい。例えば、コンピュータ装置200は、アチーブメントのオープン条件に関する情報をさらに含むアチーブメントを設定してよい。このようなオープン条件は、特定の時点、サービスにおけるユーザの特定のレベルの達成、およびサービスにおけるユーザの特定のステージクリアのうちの少なくとも1つを含んでよい。例えば、特定の時点で、該当のアチーブメントが、該当のサービスの全ユーザにオープンされるようにしてよい。他の例として、オンラインゲームサービスで特定のキャラクタレベルを達成したユーザに限り、該当のアチーブメントがオープンされるようにしてもよい。また他の例として、オンラインゲームサービスで特定のステージをクリアしたユーザに限り、該当のアチーブメントがオープンされるようにしてもよい。
【0039】
段階420で、コンピュータ装置200は、カテゴリに含まれるユーザのうちの少なくとも1人以上を含む第1ユーザそれぞれによる、サービスでのアクションの実行状況をトラッキングしてよい。例えば、オンラインゲームサービスの管理者が、特定のキャラクタレベルに達したユーザがステージAをクリアするというアチーブメントの設定をコンピュータ装置200に要求したとする。この場合、コンピュータ装置200は、そのキャラクタレベルに達したユーザがそのステージをクリアしたか否かをトラッキングしてよい。この場合は、特定のキャラクタレベルに達したユーザがアクションを実行したユーザのカテゴリに含まれるユーザであって、特定のステージをクリアすることがユーザの実行可能なアクションに該当することになる。他の例として、オンラインゲームサービスの管理者が、アイテムAを保有するユーザがステージCをクリアするというアチーブメントの設定をコンピュータ装置200に要求したとする。この場合、コンピュータ装置200は、アイテムAを保有するユーザがステージCをクリアしたか否かをトラッキングしてよい。すなわち、アイテムAを保有するユーザがアクションを実行したユーザのカテゴリに含まれるユーザであって、特定のステージをクリアすることがユーザの実行可能なアクションに該当するようになる。このとき、カテゴリは、指定されたユーザを含む第1カテゴリ、サービスの全ユーザのうちで予め設定された条件に該当するユーザを含む第2カテゴリ、および動的に選択されたユーザとの人的関係が設定されたユーザを含む第3カテゴリのうちの少なくとも1つのカテゴリを含んでよい。また、カテゴリに含まれるユーザは、少なくとも1人以上を含む第1ユーザを決定するときに、サービスの全ユーザのうちから動的にフィルタリングされて選択されてもよい。すなわち、特定のキャラクタレベルに達したユーザは各時点によって異なるため、カテゴリに含まれるユーザも特定の時点で動的にフィルタリングされて選択されるようになるのである。このように、サービスごとに多様なアクションと多様なユーザのカテゴリが存在するという点において、極めて多様なアチーブメントを生成して管理することが可能であるということが理解できる。
【0040】
実施形態によると、コンピュータ装置200は、サービスを通じてカテゴリに含まれるユーザのリストを第2ユーザに提供し、第2ユーザがリストから選択した少なくとも1人以上を含む第1ユーザそれぞれによる、サービスでのアクションの実行状況をトラッキングしてよい。すなわち、アクションを実行するユーザをサービスのユーザが選択することもできる。例えば、第2ユーザが、ステージDをクリアした少なくとも1人以上を含む第1ユーザのグループを設定した場合、コンピュータ装置200は、第2ユーザによって選択されたグループの第1ユーザがステージDをクリアしたか否かをトラッキングしてよい。すなわち、特定のユーザが他のユーザに特定のアクションを実行するように要求してこのアクションを達成するというアチーブメントを設定して管理することも可能である。より具体的な例として、オンラインゲームサービスのユーザそれぞれが自身の友達のリストから1人以上の友達を選択して特定のステージをクリアするようにするアチーブメントがオンラインゲームサービスに対して設定されたとする。この場合、このオンラインゲームサービスのユーザそれぞれは、アチーブメントの達成にともなうリワードを獲得するために、自身の友達が特定のステージをクリアするように誘導してよい。このため、コンピュータ装置200は、各ユーザが友達にアチーブメントアクションを実行するように誘導するためのメッセージを送信する機能を提供してよい。
【0041】
一方、ユーザのアクションの実行状況をトラッキングするために、サービスプラットフォーム310は、ゲーム上にトークンを発行してよい。例えば、トークンパラメータを含むトラッキングリンクを介してアクションの実行に参加したユーザは、該当のトークンを介して該当のゲームサービスを提供するゲームサーバと、このようなゲームサービスでのユーザのアクションの実行状況をトラッキングするサービスプラットフォーム310の両方で識別されてよい。サービスプラットフォーム310は、このようなトークンによって識別されるユーザのゲームサービス上での動作をトラッキングしてよく、アチーブメントに含まれるアクションの実行状況を判定してよい。実施形態によって、サービスプラットフォーム310は、該当のトークンを有するユーザの特定のアクションの実行に対するフィンガープリント(fingerprint)をゲームサーバから受け取ってユーザのアクションの実行状況を判定してもよい。
【0042】
段階430で、コンピュータ装置200は、トラッキングによって収集されたアクションの実行に関する情報に基づいてアチーブメントが達成されたか否か判定してよい。1つのアチーブメントには、複数のアクションに関する情報が含まれてよい。例えば、アチーブメントは、n個(nは、2以上の自然数)のアクションに関する情報を含んでよい。この場合、コンピュータ装置200は、n個のアクションのうちのm個(mは、n以下の自然数)のアクションが実行された場合、アチーブメントが達成されたと判定してよい。nとmが同じであるということは、アチーブメントが含むすべてのアクションが実行された場合にアチーブメントが達成されるということを意味してよい。アチーブメントの達成条件の設定は多様であってよく、例えば、アチーブメントは、アチーブメントの達成人数に関する情報をさらに含んでよい。この場合、コンピュータ装置200は、アチーブメントを達成したユーザ数が達成人数以上になる場合、アチーブメントが達成されたと判定してよい。
【0043】
また、コンピュータ装置200は、アチーブメントのオープン時点から予め設定された時点までの範囲である第1制限時間、またはアチーブメントのオープン時点とは関係なく予め設定された範囲である第2制限時間内に目標とする数のアクションが実行された場合、アチーブメントが達成されたと判定してよい。このように、アチーブメントの達成のための条件は、制限時間、アクションの数、アクションを実行した人数など、多様に設定して管理することができる。
【0044】
段階440で、コンピュータ装置200は、アチーブメントが達成されたと判定した場合、アチーブメントに設定されたリワードがサービスを通じてリワードターゲティンググループに含まれる受取人に提供されるようにしてよい。ここで、リワードターゲティンググループは、前記アチーブメントの達成時にリワードを獲得するユーザのグループを含んでよい。すなわち、サービスの管理者は、アチーブメントを設定しながら、アチーブメントの達成にともなうリワードを誰に提供するのかをより詳細に設定することができる。例えば、アチーブメントの達成にともなうリワードは、アクションを実行したユーザ、特定のユーザにアクションの実行を要求したユーザ、および/または第三者に提供されるように設定されてよい。このようなリワードターゲティンググループに含まれるユーザは、動的に決定されてもよい。例えば、リワードターゲティンググループに関する情報は、アチーブメントの達成時にリワードを獲得するユーザのカテゴリに関する情報を含んでよい。この場合、リワードターゲティンググループに含まれるユーザは、リワードを提供するときにサービスの全ユーザのうちから動的にフィルタリングされて選択されてもよい。より具体的な例として、リワードを獲得するユーザのカテゴリとして特定のアクションを実行したユーザが決定される場合、アチーブメントが達成されたときに、このアクションを実行済みのユーザがリワードを獲得するユーザとして動的に選択されてよい。
【0045】
また、実施形態によって、アチーブメントは、2つ以上を連結して順に実行されるように設定されてもよい。例えば、コンピュータ装置200は、第1アチーブメントが達成された後に第2アチーブメントがオープンされるように、互い連結するアチーブメントを設定してもよい。
【0046】
このように、本実施形態に係るアチーブメント管理方法によると、特定のサービスと関連して、多様な形態のアチーブメントを設定して管理することが可能となる。例えば、サービスで実行可能なアクションの数や種類、アクションを実行する人のカテゴリ、アチーブメントの達成条件、アチーブメントの達成にともなうリワードの量や種類、およびリワードを獲得するユーザのカテゴリのように極めて多様なアチーブメントの設定と管理が可能となる。また、多数のサービスが登録されるサービスプラットフォーム310を考慮するとき、特定のサービスのユーザが他のサービスのユーザを自身のサービスに招待して特定のアクションを実行するように誘導するアチーブメントの設定と管理も可能となる。この場合、サービスプラットフォーム310は、互いに異なるサービスのユーザ同士のメッセージを送信する機能をさらに提供してよい。また、サービスプラットフォーム310の特性上、2つ以上のサービスそれぞれのアクションを結合したアチーブメントを設定して管理することも可能となる。
【0047】
このように、コンピュータ装置200は、他人(複数の他人も可能)とともに実行することが可能なアチーブメントを設定して管理することができる。また、コンピュータ装置200は、制限時間の設定が可能なアチーブメントを設定して管理することもできる。また、コンピュータ装置200は、達成人数を制限することにより、少人数だけが達成することが可能なアチーブメントを設定して管理することもできる。また、コンピュータ装置200は、順に連続して実行するアチーブメントを設定して管理することができる。さらに、コンピュータ装置200は、アチーブメントの達成にともなうリワードを獲得するユーザを極めて多様に設定して管理することができる。例えば、特定のアチーブメントの場合、アクションを実行したユーザがアチーブメントの達成にともなうリワードを他人とともに獲得することができ、アチーブメントのそれぞれ互いに異なるアクションを実行したユーザにともにアチーブメントのリワードを提供することもできる。また、コンピュータ装置200は、リワードやリワードに対するOA(Official Account)メッセージの送信時点を所望の時点に設定することが可能なアチーブメントを設定して管理することもできる。
【0048】
図5は、本発明の一実施形態における、アチーブメントを管理するためのアチーブメントの論理的項目の一例を示した図である。アチーブメントには、アクション(Action)510とターゲティンググループ(Targeting group)520が設定されてよい。アクション510とは、サービス内でユーザが実行可能な特定のアクションを定義したものであり、ターゲティンググループ520とは、このようなアクション510を実行するユーザのグループである。
【0049】
コンポーズ(Compose)530は、アチーブメントに対する区分を定義するための項目を含んでよい。アチーブメント識別子(Achievement ID)531は、アチーブメントを固有に識別するための固有値を有してよく、アチーブメント関連の処理時にこのようなアチーブメント識別子を利用してアチーブメントを区別してよい。アチーブメント名(Achievement Name)532は、ユーザがアチーブメント識別子を識別するための名称であってよい。このような名称は、重複してもよい。
【0050】
スケジュール(Schedule)540は、アチーブメントに対する期間を定義するための項目を含んでよい。データ範囲(Data range)541は、アチーブメントの運営期間を設定するための項目であってよい。アチーブメントの開始時点と終了時点は、年/月/日/時のような形態で設定されてよい。UTC(Coordinated Universal Time)オフセット(UTC offset)542は、基準時間を設定するための項目であって、データ範囲541とUTCオフセット542に基づいてアチーブメントが実際に適用される時期が決定されてよい。リピート(Repeat)543は、反復的なアチーブメントを設定するための項目であってよい。この場合、反復周期は、分、時、日、週、月のような周期が設定されてよい。アチーブメントを設定する管理者の便宜のために反復開始時点が計算されて表示されてよく、ユーザが反復周期を変更するたびに反復開始時点が更新されて表示されてよい。
【0051】
条件(Condition)550は、アチーブメントに対する条件を定義するための項目を含んでよい。
【0052】
ユーズロック(Use lock)551は、ユーズロックのオン(on)とオフ(off)を設定するための項目であってよい。すなわち、アチーブメントのロック(lock)とオープン(unlock)を決定してよい。
【0053】
達成可能条件(Achievable condition)552は、アチーブメントの達成条件を設定するための項目であってよい。一例として、設定されたすべてのアクションを完了するとアチーブメントの達成となるタイプ、またはn個のアクションのうちのm個のアクションを達成するとアチーブメントの達成となるタイプなどを設定してよい。
【0054】
アクション追加(Action add)553は、アチーブメントの達成(完了)に必要なアクションの情報を設定するための項目であってよく、複数のアクションが追加されてよい。アクション追加553のために、管理者は、前記アクション510で説明したように、事前に定義されたアクションの識別子を入力することによって所望のアクションを簡単に追加することができる。また、アクションに対して必要なカウントを目標として入力することができる。また、各アクションのカウントの達成時にリワードを支給するか否かを設定することができる。各アクションのカウント達成時のリワード支給は、以下で説明するリワードパッケージ(Reward Package)561でなされてよい。
【0055】
アチーブメントタイプ(Achievement type)554は、個人を対象とする個人(individual)タイプ、複数のアチーブメントが連結された連結タイプ、または多数のユーザが共同で実行するグループタイプを設定してよい。例えば、グループタイプは、ターゲティンググループを設定してアチーブメントを実行させるためのタイプであって、アクション実行のためのターゲティンググループとリワード獲得のためのターゲティンググループがそれぞれ設定されてよい。
【0056】
コンディションターゲティンググループ(Condition Targeting group)555は、アクションを実行するユーザのカテゴリを設定するための項目であってよい。アチーブメントタイプ554としてグループタイプが選択された場合、このようなユーザのカテゴリを設定するためのメニューが管理者に提供されてよい。管理者は、事前に定義されたターゲティンググループ520を選択してもよい。ターゲティンググループに含まれるユーザのカテゴリは、小さくは特定の個人から、大きくはサービスの全ユーザに設定してよい。また、ターゲティンググループは、アクション設定と同じように、サービスの管理者が直接定義してもよい。
【0057】
オープン条件(Open condition)556は、アチーブメントのオープン条件を設定するための項目であってよい。特定の条件でオープンされるアチーブメントを生成するために使用されてよい。例えば、オンラインゲームサービスで、特定のキャラクタレベルの達成および/または特定のステージクリアなどの情報をオープン条件として設定してよい。ゲームプロファイルのテンプレートを使用してオープン条件を設定してよい。
【0058】
制限時間557は、アチーブメントのオープン時点から予め設定された時点までの範囲である第1制限時間のタイプと、アチーブメントのオープン時点とは関係なく予め設定された範囲である第2制限時間のタイプの2つのタイプに区分されて設定されてよく、重複設定が可能であってよい。一例として、チェックボックスのようなユーザインタフェースを利用して管理者が制限時間534を設定してよく、所望の値(整数)を入力すると、この秒(second)だけの時間条件が各タイプに設定されてよい。このような時間は、サーバ時間を基準にして設定されてよい。制限時間(Time limit)554は、アチーブメントに時間制限に関する条件を設定するための項目であってよい。設定した時間内に条件を満たさなければならないアチーブメントを生成してよい。
【0059】
コンプリートユーザカウント(Complete user count)は、アチーブメントの達成人数を設定するための項目であってよい。チェックボックスのオン/オフによって達成人数項目を利用するか否かを決定するようなユーザインタフェースが提供されてよい。また、ユーザインタフェースに達成人数が入力されるようにしてもよい。設定された達成人数だけのユーザがアチーブメントを達成すると、その後に達成したユーザはこのアチーブメントを実行することができない。
【0060】
コンプリートタスク(Complete task)560は、アチーブメントの達成時に提供されるリワードを設定するための項目を含んでよい。報酬の形態は、リワードパッケージ(Reward package)561とOAメッセージ(OA message)562に区分されてよい。
【0061】
リワードパッケージ561は、アチーブメントの達成時に提供するリワードを設定するための項目であってよい。新規でリワードの支給時点を設定してよく、支給時点を設定すると、その時点までに達成されたアチーブメントはその時点にリワードが支給されてよい。その時点以後に達成されたアチーブメントに対しては、達成時点にリワードが即時に支給されてよい。
【0062】
OAメッセージ562は、事前に設定したOAメッセージテンプレートを使用してリワードに関するメッセージをユーザに提供するための項目であってよい。新規でメッセージの送信時点を設定してよく、支給時点を設定すると、その時点までに達成されたアチーブメントに対してはその時点にリワードに対するメッセージが送信されてよい。
【0063】
ネクストアチーブメント(Next Achievement)563は、1つのアチーブメントの次に生成されるアチーブメントを設定する項目であってよい。すなわち、2つ以上のアチーブメントが連続して順に実行されるものであってよい。
【0064】
リワードターゲティンググループ(Reward Targeting group)564は、アチーブメントの達成時にリワードを獲得するユーザのカテゴリを設定するための項目であってよい。アチーブメントタイプ554からグループタイプが選択された場合に、リワードターゲティンググループ564の設定のためのメニューが拡張されて提供されてよい。管理者は、事前に定義されたターゲティンググループ520を選択してもよい。ターゲティンググループに含まれるユーザのカテゴリは、小さくは特定の個人から、大きくはサービスの全ユーザに設定してよい。また、ターゲティンググループは、アクション設定と同じように、サービスの管理者が直接定義することも可能である。
【0065】
図6~9は、本発明の一実施形態における、設定されたアチーブメントが実行される過程の一例を示した図である。
【0066】
図6では、第1ユーザがアチーブメントAのイベント期間中にゲームサービスBに接続する第1過程610、アチーブメントAのイベント発生をバナーで告知する第2過程620、友達招待ポップアップ画面で任意の友達を選択する第3過程630、および友達に招待メッセージを送信する第4過程640を示している。第1過程610では、第1ユーザのゲーム実行画面611の例を示しており、第2過程620では、友達招待イベントバナー621が第1ユーザのゲーム実行画面611にオーバーレイされた例を示している。第3過程630では、イベントを実行しようとする第1ユーザに友達招待ポップアップ631を通じて第1ユーザと人的関係が設定された友達リスト632をオーバーレイして表示した例を示しており、第4過程640では、サービスプラットフォーム310と連携するインスタントメッセージングサービスのチャットルーム641を通じて友達招待メッセージ642が送信された例を示している。アチーブメントAは、ゲームサービスで友達がステージ3をクリアすることをアチーブメントAの達成として設定しており、このようなアチーブメントAの達成条件とアチーブメントAの達成時に提供されるリワードCに関する情報が友達招待メッセージ642に含まれてよい。
【0067】
図7では、友達招待メッセージを受け取った第1ユーザの友達である第2ユーザが招待メッセージを受諾する第5過程710、招待メッセージの受諾にともなって第2ユーザがゲームサービスBに接続する第6過程720、第2ユーザがイベントの開始通知を受信する第7過程730、および第2ユーザがゲームステージを実行する第8過程740を示している。第5過程710では、第2ユーザがサービスプラットフォーム310と連携するインスタントメッセージングサービスのチャットルーム711を通じて第1ユーザから友達招待メッセージ712を受信した例を示しており、第6過程720では、第2ユーザが招待メッセージを承諾することにともなってゲームサービスBに接続してゲーム実行画面721の提供を受ける例を示している。また、第7過程730では、第2ユーザに報酬ミッション開始ポップアップ731が提供されてアチーブメントAに関するイベント情報の提供を受ける例を示しており、第8過程740では、第2ユーザがアチーブメントAの達成のためにゲームステージを実行する例を示している。実施形態によって、第2ユーザは、ステージ3に挑戦するために、チュートリアルとステージ1、2を先にクリアしていなければならない場合もある。
【0068】
図8では、第2ユーザがアチーブメントAの達成のためのゲームステージ3を実行する第9過程810、第2ユーザがステージ3をクリアする第10過程820、メインメニューにミッションクリアに対するポップアップが呼び出されてオーバーレイされる第11過程830、およびメッセージボックスでアチーブメントAに対するリワードCの支給を受けるためのメッセージが受信される第12過程840を示している。第9過程810では、第2ユーザがアチーブメントAの達成のためにステージ3を実行するゲームステージ実行画面811の例を示しており、第10過程820では、第2ユーザがステージ3をクリアした画面821の例を示しており、第11過程830では、第2ユーザがメインメニューに戻ると、報酬ミッションクリアポップアップ831がメインメニューにオーバーレイされる例を示している。このような報酬ミッションクリアポップアップ831は、友達(第1ユーザ)に通知するボタン832を含んでよい。第12過程840では、第2ユーザがリワードCの支給を受けるためのメッセージを確認するためのメッセージボックスポップアップ841の例を示している。
【0069】
図9では、第2ユーザが報酬ミッションクリアポップアップ831に含まれる友達に通知するボタン832を選択する第13過程910、第1ユーザが第2ユーザのミッションクリアに関するメッセージを受信する第14過程920、第1ユーザがゲームサービスBに接続する第15過程930、および第1ユーザのメッセージボックスを通じてリワードCが支給される第16過程940を示している。第13過程910では、第11過程830で第2ユーザに提供された報酬ミッションクリアポップアップ831の友達に通知するボタン832が第2ユーザによって選択される例を示しており、第14過程920は、第13過程910で友達に通知するボタン832が第2ユーザによって選択されることにより、第1ユーザのインスタントメッセージングサービスのチャットルーム641にミッションクリアメッセージ821が受信される例を示している。このようなミッションクリアメッセージ821には、第1ユーザのためのリワードCがメッセージボックスを通じて提供されることに関する情報が含まれてよい。第15過程930では、第1ユーザがゲームサービスBに接続することによってゲーム実行画面931が提供される例を示しており、第16過程940では、第1ユーザが自身のメッセージボックスポップアップ941に表示されたメッセージを通じてリワードCの支給を受けることを示している。
【0070】
このように、図6~9の実施形態では、第1ユーザの第1アクション(友達招待)と第2ユーザの第2アクション(友達招待の承諾およびステージ3クリア)の実行により、第1ユーザと第2ユーザの両者にリワードCが提供されるように設定されたアチーブメントAの実行例について説明した。ただし、これは一例に過ぎず、アクションを実行する対象やリワードを獲得する対象を複数人(ターゲティンググループ)に設定してもよいことについては、上で詳しく説明したとおりである。
【0071】
このように、本発明の実施形態によると、多様な形態のアチーブメント(achievement)を設定して管理するためのアチーブメント管理方法およびシステムを提供することができる。
【0072】
上述したシステムまたは装置は、ハードウェア構成要素、またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特定用途目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0073】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望のように動作するように処理装置を構成したり、個別にまたはまとめて処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置(virtual equipmet)、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0074】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されたものであってもよいし、コンピュータソフトウエアの当業者に公知された使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を記録して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0075】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0076】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0077】
300:アチーブメント管理システム
310:システムプラットフォーム
320:ユーザ端末
330:サービスサーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【外国語明細書】