(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024010637
(43)【公開日】2024-01-24
(54)【発明の名称】バケット反し
(51)【国際特許分類】
F03B 17/02 20060101AFI20240117BHJP
【FI】
F03B17/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022122221
(22)【出願日】2022-07-12
(71)【出願人】
【識別番号】593025192
【氏名又は名称】田野口 稔
(72)【発明者】
【氏名】田野口 稔
【テーマコード(参考)】
3H074
【Fターム(参考)】
3H074AA10
3H074CC08
3H074CC20
(57)【要約】 (修正有)
【課題】運用の為のエネルギ-が必要なく、何ひとつ公害も発生しないシステムで、エネルギ-を得る。
【解決手段】上下に周回するアタッチメント付きチエ-ン1の一部を水中に設置し、バケット2を連続してアタッチメント付きチエ-ン1に連結するとバケット2もチエ-ン1と連帯して上下に周回するが、喫水面8より上において、バケット2を反転させる為にアタッチメント付きチエ-ン1の上一部を斜め上に角度をつけて設置する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
相対的に設置し上下に周回するアタッチメント付きチエ-ン(参照
図1)(1)の一部を水中に設置し、バケット(2)を相対的に連続してアタッチメント付きチエ-ン(1)に連結するとバケット(2)もチエ-ン(1)と連帯して上下に周回するが、喫水面(8)より上において、バケット(2)を反転させる為にアタッチメント付きチエ-ン(1)の上一部を斜め上に角度をつけて設置する。
喫水面(8)より上において、バケット(2)の反転の為に、バケット(2)に支点棒(3)を設け、アタッチメント付きチエ-ン(1)の架かるスプロケットギア(4)と同軸に設置した押し上げ棒(5)でバケット(2)の支点棒(3)を押し上げる。
バケット(2)の支点棒(3)と押し上げ棒(5)との交点がギア(4)の頂点を越えると、バケット(2)と押し上げ棒(5)との交点を早く解除する為に、スプロケット付きチエ-ン(1)を斜め上に傾斜を設け、バケット(2)の支点棒(3)を押し上げ棒(5)との交点から遠避けるる。
アタッチメント付きチエ-ン(1)の斜め上移行部の長さは、バケット(2)の支点棒(3)と押し上げ棒(5)が喫水面(8)で交差する点から、バケット(2)の支点棒(3)とチエ-ン(1)の接続部(参照図)(13)までの長さ、押し上げ棒(5)の先端からギア(4)の中心点までの長さにも関わる。
バケット(2)とチエ-ン(1)との接続部(13)がギア(4)の頂点を越え斜めに移行し、バケット(2)が、自重で下降方向に傾斜しながら移行して押し上げ棒(5)はバケット(2)の支点棒(3)から外れる。
バケット(2)の支点棒(3)が、ガイドレ-ル(11)にのって移行し傾斜チエ-ンの先端にバケット(2)の接続部(13)が移行し、バケット(2)が自重で喫水面より上で下降方向に反転するまでを傾斜チエ-ンの傾斜部の長さとする。
バケット(2)の支点棒(3)と押し上げ棒(5)の接触タイミングの関係上バケット(2)の深さに見合うアタッッチメント付きチエ-ン(1)のピッチ数は4の倍数の偶数個を用い、スプロケットギア(4)のピッチ数は、バケット(2)の深さに見合うピッチ数の4の倍数にする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、水中に空気を放出すると発生する自然現象の空気の上昇を活用し動力に変換する場合、 水中において上下に周回するチエ-ンに接続した空気収容のバケットの転回装置に関する。
【背景技術】
【0002】
昔から水流面より高い田園に水を供給する為に、川面に設置して水を汲み上げる水車又は精米所や製陶用土石を粉砕する為に、大きな水車の上部に樋を架けて水を引き回転力を得るもの等から類推出来るようなものであった。
【考案が解決しようとする課題点】
【0003】
大きな容器を水中で上下に周回出来る様に仕組み、水中に放出した空気を大きな容器内に収容し、容器の上昇力を動力源として産業化するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
1個のバケットの容積が、数百リットルから、大きなものは数キロリットルになるようなバケット(2)(参照
図1)を水中で上下に周回するチエ-ン(1)と連結して周回する場合、バケット(2)を下降コ-スに転換させる時点で、バケット(2)に無理な作用が及ばない様にする為に、バケット(2)に支点棒(3)を設けて、その支点棒(3)をチエ-ン(1)のスプロケットギア(4)と同軸に設置した押上げ棒(5)で押上げる。
バケット(2)に設けた支点棒(3)を押上げ棒(5)で押上げ、バケット(2)のチエ-ン(1)との接続部(参照
図4)(13)がスプロケットギア(4)の頂点に達すると、バケット(2)の支点棒(3)と押上げ棒(5)の交点を外す為に、チエ-ン(1)を斜め上に運行すると、バケット(2)の支点棒(3)は押上げ棒(5)から離れて水中で下降バケット(2)が水の抵抗で乱れる事が無い様に設けたガイドレ-ル(11)の間に入る。
ガイドレ-ル(11)のコ-スに入ったバケット(2)は、反転し、水中の規定のコ-スを下方に進み、下部に配置した空気供給管(7)の空気吐出口(10)から吐出する空気を収容して上昇し、回転を繰り返す。
相対に転回するバケット(2)を喫水面(8)で交互に転回する為に、水中にあっては、チエ-ン(1)とバケット(2)との接続部(参照
図4)(13)の対称位置にバケット(2)の上部の押さえフック(12)を設置してあり、喫水面のバケット(2)の押さえフック(12)はチエ-ン(1)の移行に伴いバケット(2)から外ずれて周回する。
上昇チエ-ン(1)が上昇中にに揺れない様に、チエ=ン(1)の裏側でフリ-ギア(14)で抑える。
対抗して回転するシャフト(6)をチエ-ン(15)で対抗するシャフト(16)(17)に連結し、対抗回転する2本のシャフトの回転のタイミングがずれない様にする為にタイミングギア(18)(19)を噛み合わせ、シャフト(16)(参照
図2)に伝導プ-リ-又は伝導ギアを設置して次の行程に伝導する。
バヶツト(2)(参照
図5)は大型化、軽量化、耐久性を考慮し、丸棒で篭を造り底部及び天井の斜傾部を外し、篭の内側からステンレス金網15メッシュくらいを篭の丸棒に固定し、金網の両面に不織布をFRP樹脂等で貼り幾重にか耐久性がえられる厚さに塗り重ねてを行う。
回転部、ガイドレ-ル、給気パイプ等の構成に合わせ、鉄骨台座を造り、各部を組み合わせ機械として完成する。
造った機械が収納出来る規模の水槽または、地中にプ-ルの様な水槽を造り、喫水線を設定し、自動給水栓を設置した自動給水装置を設置し、本機を収納する。
シロッコフアン等の高圧送風機で、風量調節弁を設けた送風管で、送風する。
【発明の効果】
【005】
地球の温暖化が進行し、異常気象が、異常高温、異常降雨が河川の氾濫、土砂災害、食料の不作等枚挙にも及ばぬ災害を発生させ、生物に危機が迫っているのが現在の地球の状況である。
現在、多様な発電システムを運用しているがそれぞれに、それぞれのデメリットが有り、恒久的な電力不足が続いているにもかかわらず、ハイテク電化製品は押し寄せる濁流の如く、世界中に拡散されている。
発明の本機を大小、各所で運用が広まれば、景観にも地球にも何ひとつ障害が生じる事なく、24時間、365日フル回転て運用出来、需要と供給のバランスもとれるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【006】
本発明は、小は家電並の小型から、大規模なものは、規模の大きなものを並列に設置し、1本のシャフトに連結し、大規模化する事も自在である。
狭い場所、広大な場所、高い場所、低い場所、場所を選ばず、需要に応じて設置出来長い長い送電線も不要になる。
【図面の簡単な説明】
【007】
【
図4】 水中で上下に回転するチエ-ンとチエ-ンに接続するバケットの接続図
【符号の説明】
【008】
1は アタッチメント付チエ-ン(チエ-ン)
2は バケット
3は バケットに設けた支点棒
4は スプロケットギア
5は バケットに設けた支点棒を押し上げる棒
6は シャフト
7は 空気供給パイプ
8は 喫水面
9は 斜め上に移行するチエ-ン
10は 空気吐出口
11は カイドレ-ル
12は バケットの押さえフック
13は チエ-ンとバケットの接続部
14は チエ-ンの揺れを押さえるフリ-ギア
15は チエ-ン
16は シャフト
17は シャフト
18は タイミングギア
19は タイミングギア