(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106438
(43)【公開日】2024-08-08
(54)【発明の名称】作業機械
(51)【国際特許分類】
E02F 9/00 20060101AFI20240801BHJP
【FI】
E02F9/00 B
E02F9/00 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023010687
(22)【出願日】2023-01-27
(71)【出願人】
【識別番号】720001060
【氏名又は名称】ヤンマーホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001933
【氏名又は名称】弁理士法人 佐野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】池田 隆弘
【テーマコード(参考)】
2D015
【Fターム(参考)】
2D015BA01
(57)【要約】
【課題】コントロールバルブとオプションアクチュエータとの間での配管の配策を容易にする作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械は、一対の縦板と、一対の縦板の間を通って配置される作業機と、一対の縦板の間に架け渡される接続配管と、を備える。接続配管は、一端に、作業機に装着されるオプションアクチュエータに向けて延びる第1油圧配管と接続される第1継手を有し、他端に、オプションアクチュエータへの油の流れを制御するコントロールバルブから延びる第2油圧配管と接続される第2継手を有する。
【選択図】
図13
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の縦板と、
前記一対の縦板の間を通って配置される作業機と、
前記一対の縦板の間に架け渡される接続配管と、を備え、
前記接続配管は、
一端に、前記作業機に装着されるオプションアクチュエータに向けて延びる第1油圧配管と接続される第1継手を有し、
他端に、前記オプションアクチュエータへの油の流れを制御するコントロールバルブから延びる第2油圧配管と接続される第2継手を有する、作業機械。
【請求項2】
前記一対の縦板の間でかつ前記接続配管の前方に支持部によって支持され、前記作業機を上下に回動させる油圧シリンダを備える、請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記接続配管は、前記支持部の後部上方に配置される、請求項2に記載の作業機械。
【請求項4】
前記第1継手が、前記一対の縦板の間に配置される、請求項1に記載の作業機械。
【請求項5】
前記第1継手における前記第1油圧配管との接続部が、機体の前方かつ斜め上方に向けて配置される、請求項1に記載の作業機械。
【請求項6】
前記第1継手が、前記一対の縦板のうち、一方の縦板に保持される、請求項1に記載の作業機械。
【請求項7】
前記第2継手が、前記一対の縦板のうち、他方の縦板に対して前記一方の縦板とは反対側に配置される、請求項6に記載の作業機械
【請求項8】
前記第2継手は、前記コントロールバルブが配置されている側の機体側方を向いている、請求項7に記載の作業機械。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ショベルなどの作業機械に関する。
【背景技術】
【0002】
油圧ショベルにおける油圧ホースの配策の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1の油圧ショベルでは、旋回フレームに一対の縦板(右縦板、左縦板)を立設し、右縦板および左縦板の各下端部に、切欠き部を設ける。そして、右縦板において、切欠き部よりも上側にホース挿通口を設けるとともに、ホース挿通口の近傍にホース保持枠を設ける。制御弁装置から延びる複数本の油圧ホースは、左縦板の切欠き部および右縦板の切欠き部を順に通った後、右縦板の外側(左縦板とは反対側)からホース挿通口を通って一対の縦板の間に入り、ホース保持枠の内側を通ってブームの背面側上方に導かれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば超小型の油圧ショベル(超小旋回機)では、旋回フレーム上に立設される一対の縦板の間に、作業機(例えばブーム)の基端部が位置する。したがって、ブームは、一対の縦板の間を通るように配置される。超小旋回機において、ブレーカなどのアタッチメント(オプションアクチュエータ)に作動油を供給するPTO(Power Take-Off)用の油圧ホースを含む配管を配策する場合、特許文献1の手法を適用すると、制御弁装置(コントロールバルブ)から延びる配管は、左縦板の切欠き部および右縦板の切欠き部を順に通った後、右縦板の外側を一旦通って一対の縦板間に入るため、上記配管の配策が複雑となる。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、コントロールバルブとオプションアクチュエータとの間での配管の配策を容易にすることができる作業機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る作業機械は、一対の縦板と、前記一対の縦板の間を通って配置される作業機と、前記一対の縦板の間に架け渡される接続配管と、を備え、前記接続配管は、一端に、前記作業機に装着されるオプションアクチュエータに向けて延びる第1油圧配管と接続される第1継手を有し、他端に、前記オプションアクチュエータへの油の流れを制御するコントロールバルブから延びる第2油圧配管と接続される第2継手を有する。
【発明の効果】
【0007】
上記の構成によれば、コントロールバルブとオプションアクチュエータとの間での配管の配策を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施の一形態に係る作業機械の一例である油圧ショベルの概略の構成を示す斜視図である。
【
図2】キャノピーの図示を省略した状態での上記油圧ショベルの斜視図である。
【
図5】上記油圧ショベルのロアブームおよびブームシリンダを左前方から見たときの斜視図である。
【
図6】上記ブームシリンダの基端部付近を右上方から見たときの斜視図である。
【
図7】上記ブームシリンダの基端部付近を正面上方から見たときの斜視図である。
【
図8】上記ブームシリンダの基端部付近を拡大して示す、正面上方からの斜視図である。
【
図9】上記ブームシリンダの基端部付近を左前方から見たときの斜視図である。
【
図10】上記ロアブームおよび上記ブームシリンダの図示を省略した状態での、旋回フレーム上の構成を示す斜視図である。
【
図12】左縦板の一部の図示を省略した状態での、上記ブームシリンダの基端部付近を拡大して示す斜視図である。
【
図13】上記油圧ショベルが備える接続配管の斜視図である。
【
図15】上記接続配管の第1継手の左側面図である。
【
図16】上記接続配管の配管部材をクランプした状態での固定部の斜視図である。
【
図17】上記配管部材をクランプする前の状態での上記固定部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0010】
〔1.作業機械の構成〕
まず、
図1~
図4に基づいて、本実施形態の作業機械の一例である油圧ショベル1の構成について説明する。
図1は、油圧ショベル1の概略の構成を示す斜視図である。
図2は、キャノピー45の図示を省略した状態での油圧ショベル1の斜視図である。
図3は、
図1の油圧ショベル1の正面図である。
図4は、油圧ショベル1の左側面図である。なお、
図1~
図4では、便宜的に、後述するブームシリンダカバー31sc(
図5等参照)の図示を省略している。本実施形態の油圧ショベル1は、コンパクトに旋回可能で特に狭小地での使用に好適な、いわゆる超小旋回機である。この油圧ショベル1は、下部走行体2と、作業装置3と、上部旋回体4と、を備える。なお、油圧ショベル1のことを、「機体」と称する場合もある。
【0011】
ここで、説明の便宜上、方向を以下のように定義する。上部旋回体4の操縦部41の内部の運転座席41aに着座したオペレータ(操縦者、運転手)が正面を向く方向を前方とし、その逆方向を後方とする。したがって、下部走行体2に対して上部旋回体4が非旋回の状態(旋回角度0°)では、上部旋回体4の前後方向は、下部走行体2が前後進する方向と一致する。また、運転座席41aに着座したオペレータから見て左側を「左」とし、右側を「右」とする。さらに、前後方向および左右方向に垂直な重力方向を上下方向とし、重力方向の上流側を「上」とし、下流側を「下」とする。図面では、下部走行体2に対して上部旋回体4が非旋回の状態で油圧ショベル1を示す。また、図面では、必要に応じて、前方を「F」、後方を「B」、右方を「R」、左方を「L」、上方を「U」、下方を「D」の記号で示す。
【0012】
下部走行体2は、エンジン40(
図4参照)からの動力を受けて駆動し、油圧ショベル1を走行させる。下部走行体2は、左右一対のクローラ21と、左右一対の走行モータ22(
図4参照)と、を備える。各走行モータ22は、油圧モータである。左右の走行モータ22が、左右のクローラ21をそれぞれ駆動することにより、油圧ショベル1を前後進させることができる。下部走行体2には、整地作業を行うためのブレード23と、ブレードシリンダ23aとが設けられる。ブレードシリンダ23aは、ブレード23を上下方向に回動させる油圧シリンダである。ブレードシリンダ23aは、ブレードシリンダカバー23bによって上方を覆われている。
【0013】
作業装置3は、エンジン40からの動力を受けて駆動し、土砂等を掘り取る掘削作業を行う。作業装置3は、上部旋回体4の旋回フレーム42に設けられる。作業装置3は、ブーム31(作業機)と、アーム32と、バケット33と、を備える。ブーム31、アーム32、およびバケット33を独立して駆動することにより、掘削作業を行うことができる。
【0014】
ブーム31は、ロアブーム31Aと、アッパーブーム31Bと、アームステー31Cと、を有する。ロアブーム31Aは、ブームシリンダ31sによって駆動される。ブームシリンダ31sは、ロアブーム31Aよりも前方に位置する。ブームシリンダ31sの一方の端部である先端部は、ロアブーム31Aの一方の端部である先端部に連結される。ロアブーム31Aおよびブームシリンダ31sの他方の端部である各基端部は、上部旋回体4の旋回フレーム42上で回動可能に支持される。なお、ロアブーム31Aおよびブームシリンダ31sの各基端部の支持構造の詳細については後述する。ブームシリンダ31sが伸縮することにより、ロアブーム31Aが旋回フレーム42に対して上下方向に回動する。
【0015】
アッパーブーム31Bの基端部は、ロアブーム31Aの先端部に、左右方向に回動可能に連結される。ロアブーム31Aの先端部の側面には、オフセットシリンダ31tの基端部が連結される。アッパーブーム31Bの先端部の側面には、オフセットシリンダ31tの先端部が連結される。アームステー31Cは、アッパーブーム31Bの先端部に左右方向に回動可能に連結される。アームステー31Cの側面とロアブーム31Aの先端部の側面とは、リンクロッド31uによって連結される。オフセットシリンダ31tが伸縮することにより、ロアブーム31Aに対してアッパーブーム31Bが左右方向に回動するとともに、アームステー31Cが左右方向に移動(オフセット)する。
【0016】
アーム32の基端部は、上下方向に回動可能にアームステー31Cに連結される。アーム32の基端部には、アームシリンダ32aの先端部が連結される。アームステー31Cには、アームシリンダ32aの先端部と基端部との間の中途部が連結される。アームシリンダ32aが伸縮することにより、アームステー31Cに対してアーム32が上下方向に回動する。
【0017】
アーム32の先端部には、バケット33が回動可能に連結される。バケット33は、アーム32とリンク機構34を介しても連結される。アーム32の基端部には、バケットシリンダ33aの基端部が連結される。バケットシリンダ33aの先端部は、リンク機構34に連結される。バケットシリンダ33aが伸縮することにより、アーム32に対してバケット33が上下方向に回動する。
【0018】
ブームシリンダ31s、オフセットシリンダ31t、アームシリンダ32a、バケットシリンダ33aは、油圧シリンダによって構成される。
【0019】
上部旋回体4は、下部走行体2に対して旋回ベアリング(不図示)を介して旋回可能に構成される。上部旋回体4には、操縦部41、旋回フレーム42、旋回モータ43、機関室44、キャノピー45等が配置される。操縦部41および機関室44は、旋回フレーム42上に配置される。キャノピー45は、操縦部41のフロアに立設されて、操縦部41の上部を覆う。
【0020】
上部旋回体4は、油圧モータである旋回モータ43の駆動により、旋回ベアリングを介して旋回する。機関室44の内部には、各部に動力を提供する上述のエンジン40のほか、複数の油圧ポンプ(図示せず)が配置されている。
【0021】
各油圧ポンプは、油圧モータ(例えば左右の走行モータ22、旋回モータ43)、および油圧シリンダ(例えばブレードシリンダ23a、ブームシリンダ31s、オフセットシリンダ31t、アームシリンダ32a、バケットシリンダ33a)に作動油(圧油)を供給する。任意の油圧ポンプから作動油が供給されて駆動される油圧モータおよび油圧シリンダを、まとめて油圧アクチュエータと呼ぶ。
【0022】
オペレータが搭乗する操縦部41には、運転座席41aが配置される。運転座席41aの周囲には、操作部41b(
図3参照)が配置される。操作部41bは、油圧アクチュエータを駆動するための操作レバー、スイッチ、ボタン等で構成される。オペレータが運転座席41aに着座して操作部41bを操作することにより、油圧アクチュエータが駆動される。これにより、下部走行体2の走行、ブレード23による整地作業、作業装置3による掘削作業、吊り作業、上部旋回体4の旋回、等を行うことができる。
【0023】
〔2.配管の配策構造〕
本実施形態の油圧ショベル1は、PTO仕様となっている。PTO仕様とは、アーム32の先端に、バケット33に代えてブレーカなどのアタッチメント(オプションアクチュエータ)を装着し、アタッチメントを駆動して作業を行うことができる仕様を言う。上記のように、アーム32はブーム31に回動可能に連結されることから、上記アタッチメントは、アーム32を介してブーム31に装着される、と言うこともできる。PTO仕様では、アタッチメントに作動油を供給するための油圧ホースを含む配管(以下、PTO配管とも称する)が配策される。PTO配管は、上部旋回体4において操縦部41の下方に位置するコントロールバルブCV(
図3参照)のPTOセクションと接続される。コントロールバルブCVは、油圧ポンプから油圧アクチュエータに供給される作動油の流れ方向および流量を制御する方向切替弁である。アタッチメントの使用時には、アタッチメント側の油圧ホースを、PTO配管の先端部(ストップバルブ)に接続する。コントロールバルブCVおよびPTO配管を介してアタッチメントに作動油を供給することにより、アタッチメントを駆動することができる。
【0024】
図5は、油圧ショベル1のロアブーム31Aおよびブームシリンダ31sを左前方から見たときの斜視図である。本実施形態では、
図3等で示すように、操縦部41が作業装置3に対して左側に位置している。したがって、上部旋回体4において、操縦部41の下方に位置するコントロールバルブCVも、作業装置3に対して左側に位置する。よって、
図5に示すように、コントロールバルブCVは、ブーム31(ロアブーム31A)およびブームシリンダ31sに対して左側に位置する。
【0025】
ロアブーム31Aよりも前方に位置するブームシリンダ31sは、スライド式のブームシリンダカバー31scによって上部を覆われて保護される。ブームシリンダ31sの右側、つまり、ブームシリンダ31sに対してコントロールバルブCVの配置側とは反対側には、後述する第1油圧配管52としてのPTO用の油圧ホースが配策される。
【0026】
一方、ブームシリンダ31sの左側、つまり、ブームシリンダ31sに対してコントロールバルブCVの配置側には、ブームシリンダ31sの駆動用の油圧ホース(以下、「ブーム用ホース」とも称する)61が配策される。
【0027】
図6は、ブームシリンダ31sの基端部付近を右上方から見たときの斜視図である。
図7は、ブームシリンダ31sの基端部付近を正面上方から見たときの斜視図である。旋回フレーム42上には、一対の縦板71(特に
図7参照)が溶接により設けられる。すなわち、油圧ショベル1は、一対の縦板71を備える。
【0028】
一対の縦板71は、右縦板71aと、左縦板71bと、で構成される。右縦板71aおよび左縦板71bは、左右方向に所定の間隔をおいて設けられる。右縦板71aは、左縦板71bに対してコントロールバルブCV(
図5参照)の配置側とは反対側に位置する。したがって、左縦板71bは、右縦板71aよりもコントロールバルブCVに近い。左縦板71bは、リブ72と溶接により一体化されている。リブ72は、左縦板71bと交差する方向(ここでは左右方向)に延びる。リブ72は、旋回フレーム42上に溶接されて固定される。左縦板71bとリブ72とが一体化されて旋回フレーム42上に固定されることにより、左縦板71bが補強される。
【0029】
ロアブーム31Aの基端部は、ブーム支持ピン73(特に
図10参照)に回動可能に連結される。ブーム支持ピン73は、左右方向に延び、その両端が一対の縦板71にそれぞれ支持される。したがって、ロアブーム31Aの基端部は、一対の縦板71の間に位置する。このことから、ロアブーム31Aを有するブーム31は、一対の縦板71の間を通ると言える。すなわち、油圧ショベル1は、一対の縦板71の間を通って配置されるブーム31を備える。
【0030】
ロアブーム31Aの左右方向の幅は、一対の縦板71の間隔よりも小さい。このため、右縦板71aとロアブーム31Aの右側面31A-Rとの間にスペースSP―Rが生じる。また、左縦板71bとロアブーム31Aの左側面31A-Lとの間にスペースSP-Lが生じる。ただし、本実施形態の油圧ショベル1は超小旋回機であり、上記の各スペースSP―R、SP-Lは非常に狭い。なお、ロアブーム31Aの基端部付近では、ロアブーム31Aの左右方向の幅が広がるため、上記の各スペースSP―R、SP-Lはさらに狭くなる。
【0031】
ロアブーム31Aを駆動するブームシリンダ31sの基端部は、シリンダ支持ピン74(
図10参照)に回動可能に連結される。シリンダ支持ピン74は、左右方向に延び、その両端が一対の支持ブラケット75にそれぞれ支持される。一対の支持ブラケット75は、旋回フレーム42上に溶接によって固定される。シリンダ支持ピン74は、ブーム支持ピン73よりも前方に位置する。したがって、ブームシリンダ31sは、ロアブーム31Aよりも前方に位置する。
【0032】
図8は、ブームシリンダ31sの基端部付近を拡大して示す、正面上方からの斜視図である。
図9は、ブームシリンダ31sの基端部付近を左前方から見たときの斜視図である。
図10は、ロアブーム31Aおよびブームシリンダ31sの図示を省略した状態での、旋回フレーム42上の構成を示す斜視図である。
図11は、
図10で示した構成の一部(左縦板71bよりも右側の構成)を示す斜視図である。
図12は、左縦板71bの一部(前方部材71b1)の図示を省略した状態での、ブームシリンダ31sの基端部付近を拡大して示す斜視図である。
【0033】
油圧ショベル1は、第1配管50を備える。第1配管50は、ブーム31(の周囲)に配策される。第1配管50は、アタッチメント側の油圧シリンダに接続される2本の油圧ホースに対応して2系統設けられる。なお、2系統の第1配管50は、同じ構成であるため、以下では、代表して、一方の系統の第1配管50の構成について説明する。
【0034】
第1配管50は、接続配管51と、第1油圧配管52(
図5~
図7参照)と、第2油圧配管53(
図14参照)と、を含む。すなわち、油圧ショベル1は、接続配管51と、第1油圧配管52と、第2油圧配管53と、を備える。
【0035】
図13は、接続配管51の斜視図であり、
図14は、接続配管51の正面図であり、
図15は、接続配管51の後述する第1継手51aの左側面図である。接続配管51は、一対の縦板71の間に架け渡される。接続配管51は、第1継手51aと、配管部材51bと、第2継手51cと、を含む。
【0036】
第1継手51aは、一端部51a1と、他端部51a2と、を有する。一端部51a1は、左縦板71b側に向かって開口した開口部で形成される。上記の一端部51a1に、配管部材51bの右端部が接続される。
【0037】
他端部51a2は、第1油圧配管52が接続される接続部を構成する。第1油圧配管52は、第1継手51a(特に他端部51a2)から、ブーム31に(アーム32を介して)装着されるオプションアクチュエータ(例えばブレーカ)に向けて延びる。このように、接続配管51は、一端に、第1油圧配管52と接続される第1継手51aを有する。
【0038】
第1継手51aに接続された第1油圧配管52は、右縦板71aに沿ってスペースSP-R(
図7参照)に向かい、スペースSP-Rを通るように配策される。第1油圧配管52における第1継手51aとは反対側の端部は、ストップバルブ(図示せず)と接続される。アタッチメントの使用時(装着時)には、アタッチメント側の油圧ホースが上記ストップバルブに接続され、第1油圧配管52と連通する。
【0039】
第1継手51aの他端部51a2は、所定方向に突出した突出部で形成される。なお、上記所定方向とは、ブーム31の上下方向の動作範囲(回動範囲)の中間角度を向く方向であり、本実施形態では、機体の前方に向かって斜め上向きの方向である。したがって、第1継手51aの内部に一端部51a1から流れ込んだ流体(作動油(以下では単に「油」とも称する))が他端部51a2から排出されることにより、流体の流路方向が変わる。以上より、第1継手51aにおける第1油圧配管52との接続部(他端部51a2)は、機体の前方かつ斜め上方に向けて配置される、と言える。この場合、ブーム31の上下方向の回動時に、回動範囲全体において、第1油圧配管52を無理に引っ張ることがない。
【0040】
第1継手51aは、平板部材54に溶接等により固定される。平板部材54は、右縦板71aの内側の側面(左縦板71bと対向する側の面)にボルト締結により固定される。したがって、第1継手51aは、一対の縦板71のうち、一方の縦板71に保持(固定)されると言える。第1継手51aは、前後方向において、ブーム支持ピン73(
図11参照)とシリンダ支持ピン74との間に位置する。
【0041】
超小旋回機である油圧ショベル1では、一方の縦板71とブーム31(ロアブーム31A)の側面との間に狭いスペース(例えば
図7で示したスペースSP-R)が存在する。本実施形態のように、一方の縦板71(右縦板71a)に第1継手51aが保持されることにより、
図5~
図7に示すように、上記スペースを通るような第1油圧配管52の配策が容易となる。また、一対の縦板71の間で第1配管50の配策方向を(例えば横方向から縦方向に)安定して切り換えることも容易となる。
【0042】
配管部材51bは、例えば金属パイプで構成される。配管部材51bは、横方向(左右方向)に延びる。配管部材51bの右端部は、第1継手51aの一端部51a1に接続される。すなわち、配管部材51bは、第1継手51aに対して横方向に接続される。配管部材51bは、他方の縦板71(左縦板71b)に設けられた挿通部76(
図9参照)を通る。したがって、配管部材51bの左端部は、挿通部76よりも左側(コントロールバルブCV側)に位置する。
【0043】
第2継手51cは、配管部材51bの左端部に連結される。第2継手51cには、第2油圧配管53が接続される。第2油圧配管53は、オプションアクチュエータへの油の流れを制御するコントロールバルブCVから延びて、第2継手51cと接続される。このように、接続配管51は、(第1継手51aとは反対側の)他端に、第2油圧配管53と接続される第2継手51cを有する。
【0044】
本実施形態のように、一対の縦板71の間に架け渡される接続配管51が、第1油圧配管52が接続される第1継手51aを一端に有し、第2油圧配管53が接続される第2継手51cを他端に有することにより、オプションアクチュエータに油を供給するPTO用の配管(第1配管50)を、一対の縦板71の一方側(例えば左縦板71b側)から、一対の縦板71の間を通って配策することが可能となる。つまり、一対の縦板71の間から一対の縦板71の外側に一端出て内側に再度戻るような配管の配策(迂回路)が不要となる。その結果。コントロールバルブCVとオプションアクチュエータとの間でのPTO用の配管の配策を容易にすることができる。
【0045】
本実施形態では、上述のように、油圧シリンダであるブームシリンダ31s(
図5~
図7参照)は、シリンダ支持ピン74を介して、支持ブラケット75に支持される。支持ブラケット75は、一対の縦板71の間に位置する(
図7参照)。
図15に示すように、シリンダ支持ピン74は、接続配管51よりも前方に位置する。このことから、本実施形態の油圧ショベル1は、一対の縦板71の間でかつ接続配管51の前方に支持ブラケット75(支持部)によって支持され、作業機としてのブーム31を上下に回動させるブームシリンダ31sを備える、と言える。PTO用の配管の配策を容易にすることができる本実施形態の効果は、特に、接続配管51の前方でブームシリンダ31sを支持する構成、つまり、ブームシリンダ31sの後方で、PTO用の配管を配策する構成において特に有効となる。
【0046】
また、
図15に示すように、接続配管51は、支持ブラケット75の後部上方に配置される。より詳しくは、支持ブラケット75の上面75aは、前方から後方に向かって斜め下方に傾斜し、後端付近で上方に傾斜する下凸の形状を有する。接続配管51は、支持ブラケット75の上面75aの後部に位置する最下部75a1よりも上方に配置される。
【0047】
例えば、支持ブラケット75の下方のスペース(
図15では、支持ブラケット75の前方下方に形成されるスペース)を通ってPTO用の配管を配策する場合は、上記配管が大きく迂回する経路となり、上記配管を長くする必要がある。上記配管を短い経路で配策することを可能にする点では、接続配管51は支持ブラケット75の上方に配置されることが望ましい。特に、本実施形態のように、ブームシリンダ31sの基端部に位置するシリンダ支持ピン74が接続配管51よりも前方に位置する構成では、接続配管51は支持ブラケット75の後部上方に配置されることが望ましい。
【0048】
第1継手51aと接続される第1油圧配管52を、一対の縦板71のうちの一方(例えば右縦板71a)と作業機(ブーム31)との間の狭いスペースSP-Rを確実に通るように配策する観点では、第1継手51aは、一対の縦板71の間に配置されることが望ましい。
【0049】
本実施形態では、上述のように、配管部材51bの左端部が、左縦板71bの挿通部76よりも左側(コントロールバルブCV側)に位置し、第2継手51cが配管部材51bの上記左端部に連結される。したがって、
図14に示すように、第2継手51cは、左縦板71bよりも左側に位置する。つまり、第2継手51cは、左縦板71bに対して、右縦板71aとは反対側に配置される。第2継手51cとコントロールバルブCVとを接続する第2油圧配管53の長さを短くして、第2油圧配管53の配策を容易にする観点では、一対の縦板71のうち、(第1継手51aが保持される)一方の右縦板71aとは異なる他方の左縦板71bに対して、右縦板71aとは反対側に配置されることが望ましい。
【0050】
特に、第2継手51cに対して第2油圧配管53をストレートに接続して、第2油圧配管の配策をさらに容易にする観点では、
図14に示すように、第2継手51cは、左側、つまり、コントロールバルブCVが配置されている側の機体側方を向いていることが望ましい。
【0051】
〔3.挿通部を有する左縦板について〕
上記した配管部材51bが通る挿通部76を有する左縦板71bについて、説明を補足する。
図9に示すように、左縦板71bは、前方部材71b1と、後方部材71b2と、を機体の前後方向に連結して構成される。特に、前方部材71b1は、後方部材71b2に対して機体前方に位置する。前方部材71b1と後方部材71b2とは、例えば溶接により連結されるが、ボルトによって連結されてもよい。また、前方部材71b1と後方部材71b2とは、一体的な1枚の板で構成されてもよい。
【0052】
なお、前方部材71b1および後方部材71b2は、板厚が互いに異なっていてもよい。例えば前方部材71b1は、後方部材71b2よりも板厚が薄くてもよい。また、前方部材71b1および後方部材71b2は、高さが互いに異なっていてもよい。例えば、
図9に示すように、前方部材71b1は、後方部材71b2よりも高さが低くてもよい。
【0053】
前方部材71b1の後方上部の角部は切り欠かれている。この結果、前方部材71b1は、後方部材71b2との連結部分以外で、後方部材71b2と間隙を介して対向する。前方部材71b1と後方部材71b2との上記間隙により、挿通部76が形成される。なお、挿通部76は、周囲が閉じた孔であってもよい。挿通部76は、機体の前後方向において、ブーム支持ピン73とシリンダ支持ピン74(
図10参照)との間に位置する。
【0054】
〔4.固定部について〕
挿通部76を通るように配策される配管部材51bは、
図9に示す固定部80により、左縦板71bの後方部材71b2に固定される。以下、固定部80の詳細について説明する。
【0055】
図16は、第1配管50の配管部材51bをクランプした状態での固定部80の斜視図である。
図17は、配管部材51bをクランプする前の状態での固定部80の斜視図である。固定部80は、取付座81と、クランプ部材82と、押圧用ボルト83と、を有する。
【0056】
取付座81は、板状の部材であり、孔部81aを有する。孔部81aは例えば上下方向に2つ並んで形成されるが、孔部81aの数は特に限定されない。孔部81aの内周面には、
図9に示す締結用ボルトB1のねじ山と噛み合うねじ溝が切られている。締結用ボルトB1を、左縦板71bの貫通孔(図示せず)を介して左側から挿入し、取付座81の孔部81aに嵌めて回転させることにより、取付座81が左縦板71bに固定される。
【0057】
クランプ部材82は、取付座81との間で(2本の)配管部材51bを挟み込む。押圧用ボルト83は、クランプ部材82を機体前後方向に貫通して設けられ、取付座81の前面81F側に設けられた孔部81bに嵌る。孔部81bの内周面には、押圧用ボルト83のねじ山と噛み合うねじ溝が切られている。
【0058】
図16に示すように、クランプ部材82と取付座81の前面81Fとの間に配管部材51bを通した状態で、押圧用ボルト83を正方向に回すことにより、クランプ部材82を取付座81の前面81Fに近づく方向に押し付けて、クランプ部材82と取付座81とで配管部材51bを挟み込むことができる。これにより、取付座81が固定された左縦板71bに、配管部材51bが固定される。一方、押圧用ボルト83を逆方向に回すことにより、クランプ部材82の押し付けが解除され、配管部材51bの左縦板71bへの固定が解除される。
【0059】
配管部材51bを安定して配策する観点では、油圧ショベル1は上記の固定部80を備えることが望ましい。
【0060】
〔5.傾斜板について〕
図11および
図12に示すように、油圧ショベル1は、傾斜板90を備える。傾斜板90は、一対の縦板71(右縦板71a、左縦板71b)の間でブーム31(ロアブーム31A)の下側に配置される。傾斜板90は、前下がりに傾斜して設けられる。第1配管50は、傾斜板90の前側を通って配策される。
【0061】
例えばバケット33によって土砂を掘削した後、ブーム31を回動させてバケット33を上方に移動させたとき、バケット33内の土砂の一部がブーム31(特にロアブーム31A)の基端部付近に落下する場合がある。この場合でも、上方から落下してきた土砂は、傾斜板90の傾斜によって前方に案内され、外部に排出される。
【0062】
本実施形態のように、第1配管50の配管部材51bが傾斜板90の前側に位置すると、傾斜板90に沿って排出される土砂が配管部材51bに当たるおそれがある。しかし、配管部材51bは第1継手51aと接続され、第1継手51aは一方の縦板71(右縦板71a)に保持されているため、傾斜板90に沿って排出される土砂が配管部材51bに当たっても、第1配管50の配策が不安定になることはない。したがって、第1継手51aが一方の縦板71に保持される本実施形態の構成は、第1配管50が傾斜板90に対して前側を通って配策される構成において非常に有効となる。
【0063】
〔6.ブームシリンダ用の配管の配策について〕
次に、ブームシリンダ31s用の配管の配策について説明する。
図8に示すように、油圧ショベル1は、上述したブームシリンダ31sと、第2配管60と、を備える。ブームシリンダ31sは、作業機としてのブーム31(特にロアブーム31A)を駆動する駆動部である。第2配管60は、ブームシリンダ31sに接続される配管であり、第1配管50と同様に2系統設けられる。なお、2系統の第2配管60は、同じ構成であるため、以下では、代表して、一方の系統の第2配管60の構成について説明する。
【0064】
第2配管60は、ブーム用ホース61(
図5~
図7参照)と、接続部材62(
図11等参照)と、を含む。ブーム用ホース61は、接続部材62とブームシリンダ31sとを接続する油圧ホースである。接続部材62は、左縦板71bの内側の側面(右縦板71aと対向する側の面)に、例えばボルト締結により固定される。したがって、少なくとも接続部材62を有する第2配管60は、一対の縦板71のうち、他方の縦板71(左縦板71b)に保持(固定)されると言える。
【0065】
接続部材62は、L字型(エルボー型)の取付部であり、一端部62a(
図9参照)と、他端部62b(
図11参照)と、を有する。一端部62aは、左方向に向かって突出した突出部で形成される。一端部62aは、左縦板71bの前方部材71b1に設けられた挿通口71P(
図9参照)に右側から挿入され、左側に突出している。なお、左縦板71bにおいて、挿通口71Pは、シリンダ支持ピン74(
図10参照)の位置(支点)の近傍(下方)に位置する。一端部62aは、コントロールバルブCVと油圧ホース(図示せず)を介して接続される。他端部62bは、上方に突出した突出部で形成される。他端部62bには、上記のブーム用ホース61が接続される。
【0066】
したがって、コントロールバルブCVから油圧ホースを介して接続部材62の一端部62aに左側から流れ込んだ流体(作動油)は、他端部62bから上方に向かって排出され、ブーム用ホース61を介してブームシリンダ31sに供給される。つまり、接続部材62により、内部を流れる作動油の流路方向が変わる。
【0067】
一方の縦板71である右縦板71aに保持される第1配管50との干渉を回避する観点では、第2配管60(特に接続部材62)は、本実施形態のように、他方の縦板71である左縦板71bに保持されることが望ましい。
【0068】
図10および
図11に示すように、油圧ショベル1の傾斜板90には、第3配管挿通部91が設けられる。第3配管挿通部91は、第3配管を挿通可能な挿通孔を有する。第3配管としては、例えば、作業装置3のアームシリンダ32aおよびバケットシリンダ33aに作動油を供給する油圧ホースを含む配管を考えることができる。第3配管におけるアームシリンダ32a等との接続側とは反対側の端部は、コントロールバルブCVと接続される。
【0069】
第3配管は、コントロールバルブCV側から、左縦板71bに設けられた開口部71Q(
図9参照)を通った後、第3配管挿通部91の挿通孔を上方から通り、傾斜板90の下側を通ってブーム31(ロアブーム31A)の背面側に回り、アームシリンダ32a等に導かれる。
【0070】
このように、傾斜板90に第3配管挿通部91を設けることにより、コントロールバルブCVから第3配管挿通部91を通ってブーム31の背面側に回る第3配管の配策が可能となる。
【0071】
〔7.補足〕
本実施形態では、操縦部41が作業装置3に対して左側に位置する油圧ショベル1について説明したが、操縦部41が作業装置3に対して右側に位置する油圧ショベル1についても、左右の位置関係を本実施形態と逆にすることにより、本実施形態で説明した配管の配策を適用することができる。
【0072】
油圧ショベル1は、動力源として、エンジン40の代わりに電動モータを用いた構成であってもよい。
【0073】
〔8.付記〕
本実施形態で説明した油圧ショベル1は、以下の付記に示す作業機械と表現することもできる。
【0074】
付記(1)の作業機械は、
一対の縦板と、
前記一対の縦板の間を通って配置される作業機と、
前記一対の縦板の間に架け渡される接続配管と、を備え、
前記接続配管は、
一端に、前記作業機に装着されるオプションアクチュエータに向けて延びる第1油圧配管と接続される第1継手を有し、
他端に、前記オプションアクチュエータへの油の流れを制御するコントロールバルブから延びる第2油圧配管と接続される第2継手を有する。
【0075】
付記(2)の作業機械は、付記(1)に記載の作業機械において、
前記一対の縦板の間でかつ前記接続配管の前方に支持部によって支持され、前記作業機を上下に回動させる油圧シリンダを備える。
【0076】
付記(3)の作業機械は、付記(2)に記載の作業機械において、
前記接続配管は、前記支持部の後部上方に配置される。
【0077】
付記(4)の作業機械は、付記(1)から(3)のいずれかに記載の作業機械において、
前記第1継手が、前記一対の縦板の間に配置される。
【0078】
付記(5)の作業機械は、付記(1)から(4)のいずれかに記載の作業機械において、
前記第1継手における前記第1油圧配管との接続部が、機体の前方かつ斜め上方に向けて配置される。
【0079】
付記(6)の作業機械は、付記(1)から(5)のいずれかに記載の作業機械において、
前記第1継手が、前記一対の縦板のうち、一方の縦板に保持される。
【0080】
付記(7)の作業機械は、付記(6)に記載の作業機械において、
前記第2継手が、前記一対の縦板のうち、他方の縦板に対して前記一方の縦板とは反対側に配置される。
【0081】
付記(8)の作業機械は、付記(7)に記載の作業機械において、
前記第2継手は、前記コントロールバルブが配置されている側の機体側方を向いている。
【0082】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で拡張または変更して実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明は、例えば建設機械などの作業機械に利用可能である。
【符号の説明】
【0084】
1 油圧ショベル(作業機械)
31 ブーム(作業機)
31s ブームシリンダ(油圧シリンダ)
51 接続配管
51a 第1継手
51a2 他端部(接続部)
51c 第2継手
52 第1油圧配管
53 第2油圧配管
71 縦板
71a 右縦板
71b 左縦板
75 支持ブラケット(支持部)
CV コントロールバルブ