(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106845
(43)【公開日】2024-08-08
(54)【発明の名称】長ボルト保持用台座およびこれを用いたフィルタ取付枠
(51)【国際特許分類】
B01D 46/00 20220101AFI20240801BHJP
F24F 8/108 20210101ALI20240801BHJP
F24F 13/32 20060101ALI20240801BHJP
【FI】
B01D46/00 C
F24F8/108 210
F24F13/32
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023011313
(22)【出願日】2023-01-27
(71)【出願人】
【識別番号】000111085
【氏名又は名称】ニッタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003029
【氏名又は名称】弁理士法人ブナ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山口 晴義
【テーマコード(参考)】
4D058
【Fターム(参考)】
4D058JA12
4D058KA01
4D058KC04
4D058KC15
4D058SA01
(57)【要約】
【課題】長ボルトを簡単に交換でき、しかも長ボルトを安定して保持することができる長ボルト保持用台座およびこれを用いたフィルタ取付枠法を提供する。
【解決手段】
折曲端部を有するL字形の長ボルトを着脱自在に保持するための長ボルト保持用台座であって、長ボルトの挿入方向に沿って、順に、(1)長ボルトの折曲端部を挿通させる開口を形成した第1折曲部4と、(2)第1折曲部4に隣接して位置し、折曲端部を台座本体10aの表面に沿って転回させて長ボルトをその挿入方向に臨ませ、かつ該挿入方向に沿って移動させるための側面開口部5aを形成した第2折曲部5と、(3)前記長ボルトの挿入方向に、少なくとも長ボルトの径に等しい長さを有する第2空隙部8と、(4)長ボルトのストッパとなる第3折曲部9と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折曲端部を有するL字形の長ボルトを着脱自在に保持するための台座であって、
前記長ボルトの挿入方向に沿って、順に、
前記長ボルトの前記折曲端部を挿通させる開口を形成した第1折曲部と、
前記第1折曲部に隣接して位置し、前記折曲端部を前記台座本体の表面に沿って転回させて前記長ボルトをその挿入方向に臨ませ、かつ該挿入方向に沿って移動させるための側面開口部を形成した第2折曲部と、
少なくとも前記長ボルトの径に等しい長さを有する第2空隙部と、
前記長ボルトのストッパとなる第3折曲部と、を備えた長ボルト保持用台座。
【請求項2】
前記第1折曲部と前記第2折曲部とが一体に形成されている請求項1に記載の長ボルト保持用台座。
【請求項3】
前記第1折曲部と前記第2空隙部との間に第1空隙部が形成されている請求項1に記載の長ボルト保持用台座。
【請求項4】
前記第1空隙部が少なくとも前記長ボルトの径に等しい長さを有する、前記折曲端部を折り返すための空隙部である請求項3に記載の長ボルト保持用台座。
【請求項5】
前記第1空隙部が前記第1折曲部と前記第2折曲部との間に形成されている請求項3に記載の長ボルト保持用台座。
【請求項6】
前記第2折曲部と前記第3折曲部との間に中間折曲部が介在し、前記第2折曲部と前記中間折曲部との間に前記第1空隙部が介在し、前記中間折曲部と前記第3折曲部との間に前記第2空隙部が介在しており、
前記中間折曲部には、長ボルト3の挿入方向に沿って前記折曲端部を第3折曲部に向かって移動させるための側面開口部が形成されている請求項3に記載の長ボルト保持用台座。
【請求項7】
請求項1または2に記載の長ボルト保持用台座を備えたフィルタ取付枠。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機等に使用されるエアーフィルタを取り付けるためのフィルタ取付枠に使用する長ボルト保持用台座およびこれを用いたフィルタ取付枠に関する。
【背景技術】
【0002】
空気調和機において、外気空気を室内に取り入れる場合、外気空気は、塵埃除去、温湿度制御、送風を経て室内の空調を行う。空気調和機のダクト(ガス流路)の吸入口側または排出口側には、フィルタ装置が設置される。
【0003】
フィルタ装置は、
図11に示すように、フィルタ取付枠100に中性能フィルタ101を介して、前面にプレフィルタ押さえ枠102が配置され、このプレフィルタ押さえ枠102の前面にプレフィルタ103が取付けられる。プレフィルタ押さえ枠102は、フィルタ取付枠100から延びる長ボルト104をプレフィルタ押さえ枠102に設けたボルト挿通孔に挿通させ、蝶ナット105で締め付けることによって固定されている。
【0004】
図12は、フィルタ取付枠100を示している。同図に示すように、フィルタ取付枠100の内面に、複数の長ボルト104の後端が台座106によって固定されている。台座106は、溶接等によってフィルタ取付枠100の内壁面に固定されている。また、長ボルト104が台座106に溶接されている場合もある。
しかし、空気調和機は、高温多湿環境で使用されたり、雨水などの外気の影響を受けたりして、長ボルト104が経年で腐食し錆が発生した場合、長ボルト104の交換ができず、フィルタ取付枠100ごと交換するしかなかった。
【0005】
このような問題を解決するため、特許文献1には、複数の支持具と固定具をフィルタ取付枠のケーシング内面に取り付けて、フィルタを固定する長ボルトを着脱自在に保持することが記載されている。
特許文献2には、フィルタ取付枠のケーシング内面にL字形の長ボルトの折曲端部を挿入する受入部と、長ボルトの非折曲部を弾性的に受け入れ可能な弾性舌片部とを有する長ボルト取付金具をフィルタ取付枠の内壁面に固着することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実用新案登録第2572815号公報
【特許文献2】実公平4-33938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1は、長ボルトを固定するために複数の支持具と固定具を必要とするため、これらの金具を全て準備しなければならず、かつ取付け作業に時間がかかり煩雑である。また、取付け精度が高くないと、安定した固定が困難である。
特許文献2は、1つの長ボルト取付金具で長ボルトを固定するため、特許文献1のような問題はないが、長ボルトの保持が弾性舌片部の弾性を利用したものであるため、振動や衝撃が加わった場合の安定性に問題がある。
【0008】
従って、本発明の課題は、長ボルトを簡単に交換でき、しかも長ボルトを安定して保持することができる長ボルト保持用台座およびこれを用いたフィルタ取付枠を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の長ボルト保持用台座は、折曲端部を有するL字形の長ボルトを着脱自在に保持するための台座であって、
長ボルトの挿入方向に沿って、順に
長ボルトの折曲端部を挿通させる開口を形成した第1折曲部と、
第1折曲部に隣接して位置し、折曲端部を台座本体の表面に沿って転回させて長ボルトをその挿入方向に臨ませ、かつ該挿入方向に沿って移動させるための側面開口部を有する第2折曲部と、
前記長ボルトの挿入方向に、少なくとも長ボルトの径に等しい長さを有する第2空隙部と、
長ボルトのストッパとなる第3折曲部と、を備える。
【0010】
本発明のフィルタ取付枠は、上記長ボルト保持用台座を備える。
【発明の効果】
【0011】
本発明の長ボルト保持用台座(以下、単に「台座」と略称することがある。)は、長ボルトを簡単に交換でき、しかも長ボルトを安定して保持することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の第1の実施形態に係る台座を示す斜視図である。
【
図2】
図1に示す台座をさらに示しており、(a)は正面図(但し、上下逆向きで示している。)(b)は平面図、(c)は側面図である。
【
図3】本発明における長ボルトの一例を示す正面図である。
【
図4】(a)~(e)は
図1、2に示す台座に長ボルトを取り付ける手順を示す説明図である。
【
図5】本発明の第2の実施形態に係る台座を示す斜視図である。
【
図6】
図5に示す台座をさらに示しており、(a)は正面図(但し、上下逆向きで示している。)(b)は平面図、(c)は側面図である。
【
図7】本発明の第3の実施形態に係る台座を示す斜視図である。
【
図8】
図7に示す台座をさらに示しており、(a)は正面図(但し、上下逆向きで示している。)(b)は平面図、(c)は側面図である。
【
図9】本発明の第4の実施形態に係る台座を示しており、(a)は正面図(但し、上下逆向きで示している。)(b)は平面図、(c)は側面図である。
【
図10】本発明の第5の実施形態に係る台座を示しており、(a)は正面図(但し、上下逆向きで示している。)(b)は平面図、(c)は側面図である。
【
図11】フィルタ取付枠の使用状態を示す斜視図である。
【
図12】長ボルトを取り付けたフィルタ取付枠を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態に係る長ボルト保持用台座およびこれを用いたフィルタ取付枠を図面に基づいて説明する。
【0014】
(第1の実施形態)
本発明の第1実施形態に係る台座10を
図1~
図4に示す。
図1、2に示す台座10は、
図12に示す台座106と同様に、フィルタ取付枠100の内壁面側の開口端106aに取り付けられる。台座10は、通常、鋼板等の金属板等からなり、リベット2によってフィルタ取付枠100に固定されている。なお、リベット2に代えて、バーリング加工を施してもよく、溶接してもよい。特に、リベット接合やバーリング加工を行うと、台座10の取り換えが可能である。
【0015】
台座10は、
図3に示す長ボルト3の挿入方向(
図1に矢印で示す)に沿って、第1折曲部4、第2折曲部5、第1空隙部6、中間折曲部7、第2空隙部8および第3折曲部9がこの順に配設されている。第1折曲部4および第2折曲部5は一体に形成されている。
長ボルト3は、折曲端部3aを有するL字形で構成されており、円形断面を有し、先端部にねじ部3bが形成されている。
【0016】
第1折曲部4は、台座本体10aの長ボルト3の挿入端に位置し、台座本体10aを上方に折り曲げて略三角形の開口を形成したものであり、該開口は長ボルト3の折曲端部3aを挿通させるためのものである。
第2折曲部5は、第1折曲部4と一体に形成されている。すなわち、第2折曲部5は、第1折曲部4と共に台座本体10aを上方に折り曲げて形成され、さらに一方の側面を切り欠いて側面開口部5aを形成している。この側面開口部5aは、長ボルト3の折曲端部3aを台座本体10aの表面に沿って転回させるためのものであり、側面開口部5aの高さは少なくとも長ボルト3の径d(
図3参照)と等しい。
【0017】
第1空隙部6は、後述するように折曲端部3aを折り返すためのものであって、第2折曲部5と中間折曲部7との間に介在しており、長ボルト3の挿入方向に沿った長さLが長ボルト3の径dに等しい。
さらに、中間折曲部7と第3折曲部9との間には第2空隙部8が介在している。中間折曲部7には、長ボルト3の挿入方向に沿って折曲端部3aを第3折曲部9に向かって移動させるための側面開口部7aが形成されている。側面開口部7aは、中間折曲部7の一方の側面を全長にわたって切り欠いて形成されている。側面開口部7aの開口は、少なくとも長ボルト3の径dと等しい高さを有する。
【0018】
第2空隙部8は、長ボルト3の挿入方向に沿った長さLが少なくとも長ボルト3の径dに等しく、これにより折曲端部3aを折り返すことができる。
第3折曲部9は、台座本体10aを上方に折り曲げて形成したものであって、長ボルト3の折曲端部3aが当接するストッパの機能を有する。
なお、
図1および
図2(b)において、符号10bは台座本体10aの切り欠き部を示している。切り欠き部10bによって、長ボルト3の移動や折曲端部3aの折り返し等が容易になる。
【0019】
図4(a)~(e)は、
図1、2に示す台座10に長ボルト3を取り付ける手順を示している。
まず、
図4(a)に示すように、長ボルト3の折曲端部3aを第1折曲部4の開口内に挿入し、長ボルト3を同図に矢印で示すように回転させる。このとき、折曲端部3aは、第2折曲部5の側面開口部5aを通って台座本体の表面に沿って転回する。転回後の状態を
図4(b)に示す。
【0020】
次に、
図4(b)に矢印で示すように、折曲端部3aを側面開口部5aに沿って第1空隙部6まで移動させ、第1空隙部6において折曲端部3aを約180°折り返す(
図4(c)参照)。
図4(c)、(d)に示すように、折曲端部3aを中間折曲部7の側面開口部7aに沿って第2空隙部8まで移動させ、ついで
図4(e)に示すように、第2空隙部8で折曲端部3aを
図4(c)とは反対方向に約180°折り返して、長ボルト3の取付けを完了する。このとき、第3折曲部9が長ボルト3のストッパになると共に、中間折曲部7が長ボルト3の引き抜きを防止している。
長ボルト3を取り外す場合には、
図4(a)~(e)に示す操作を逆方向の手順で行えばよい。本実施形態では、長ボルト3の交換を簡単に行うことができ、しかも長ボルト3は安定した状態で装着することができる。
【0021】
上記台座10は、例えば1枚の金属板に打ち抜き加工によって切り欠き部10bを形成し、ついで折り曲げ加工によって第1折曲部4、第2折曲部5、中間折曲部7および第3折曲部9を形成することによって製造することができる。第1折曲部4、第2折曲部5、中間折曲部7および第3折曲部9は、長ボルト3の挿入方向に沿って直線状に配設されているので、一度の折り曲げ加工によってこれらの折曲部4、5、7、9を形成することができる。
【0022】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る台座11を
図5、6に示す。なお、
図1、2に示す第1の実施形態と同じ部材には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0023】
この実施形態の台座11は、
図5、6に示すように、長ボルト3の挿入方向(
図5に矢印で示す方向)に沿って、順に、第1折曲部41、側部開口部51aを有する第2折曲部51、第2空隙部81、およびストッパとなる第3折曲部91が台座本体11a上に配設される。
すなわち、第1折曲部41および第2折曲部51は、第1の実施形態における第1折曲部4および第2折曲部5と同様に一体に形成されているが、第1空隙部6は形成されていない。また、本実施形態では、中間折曲部7も形成されていないが、それに代わり、第2折曲部51は、第2空隙部81まで延びている。また、台座本体11aには切り欠き部11bが形成されている。
【0024】
長ボルト3を取り付けるには、まず長ボルト3の折曲端部3aを、
図5に矢印で示すように第1折曲部41の開口に挿入し、次に長ボルト3の長軸部分が矢印で示す挿入方向に向くように長ボルト3を回転させて、折曲端部3aを第2折曲部51の側部開口部51aから外に突出させる。この状態で折曲端部3aを側部開口部51aに沿って第2空隙部81まで移動させ、ついで約180°折り返して、長ボルト3の取り付けを完了する。
本実施形態の台座11は、第1の実施形態の台座10と比較して加工が少なく、安価に製造できるという利点がある。その他は第1の実施形態と同様である。
【0025】
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る台座12を
図7、8に示す。なお、
図1、2に示す第1の実施形態と同じ部材には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0026】
この実施形態の台座12は、
図7、8に示すように、長ボルト3の挿入方向(
図7に矢印で示す方向)に沿って、順に、第1折曲部42、第1空隙部62、側部開口部52aを有する第2折曲部52、第2空隙部82、およびストッパとなる第3折曲部92が台座本体12a上に配設される。
すなわち、本実施形態では、第1折曲部42と第2折曲部52との間に第1空隙部62が介在している。また、中間折曲部7は形成されていないが、それに代わり、第2折曲部51は、第2空隙部82まで延びている。台座本体12aには切り欠き部12bの形成されている。
【0027】
長ボルト3を取り付ける手順は、前記した第2の実施形態と同様であり、まず長ボルト3の折曲端部3aを、
図7に矢印で示すように第1折曲部42の開口に挿入する。このとき、折曲端部3aの先端部は第2折曲部52内にある。次に、長ボルト3の長軸部分が矢印で示す挿入方向に向くように長ボルト3を回転させて、折曲端部3aを第2折曲部52の側部開口部52aから外に突出させる。この状態で折曲端部3aを側部開口部52aに沿って第2空隙部82まで移動させ、ついで約180°折り返して、取り付けを完了する。
その他は、第1の実施形態と同様である。
【0028】
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る台座13を
図9に示す。なお、
図1、2に示す第1の実施形態と同じ部材には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0029】
この実施形態の台座13は、
図9(a)~(c)に示すように、長ボルト3の挿入方向(
図9(b)に矢印で示す方向)に沿って、順に、第1折曲部43、第1空隙部63、側面開口部53aを有する第2折曲部53、第2空隙部83、側部開口部52aを有する中間折曲部73、第3空隙部23、およびストッパとなる第3折曲部93が台座本体14a上に配設される。台座本体13aには切り欠き部13bの形成されている。
すなわち、本実施形態の構成は、第3空隙部23が形成された他は、第1の実施形態とほぼ同じであり、長ボルト3を取り付ける手順も第1の実施形態と同じである。
【0030】
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係る台座14を
図10に示す。なお、
図1、2に示す第1の実施形態と同じ部材には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0031】
この実施形態の台座14は、
図10(a)~(c)に示すように、長ボルト3の挿入方向(
図10(b)に矢印で示す方向)に沿って、順に、第1折曲部44、第1空隙部64、側部開口部54aを有する第2折曲部54、第2空隙部84、側部開口部74aを有する中間折曲部74、第3空隙部24、およびストッパとなる第3折曲部94が台座本体13a上に配設される。台座本体14aには切り欠き部14bの形成されている。
すなわち、本実施形態の構成は、第1~第3折曲部44、54、94のそれぞれの間に第1空隙部64、第2空隙部84および第3空隙部24を介在させたものである。その他は、第1の実施形態とほぼ同じであり、長ボルト3を取り付ける手順も第1の実施形態と同じである。
【0032】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の改良や改善が可能である。例えば、各折曲部4、5、9・・・は、本実施形態では、三角形状で示してあるが、長ボルト3を挿入できる限りは半円形や矩形等であってもよい。
また、本発明の台座10は金属板に限定されず、プラスチック等から形成されていてもよい。この場合は、各折曲部4、5、9・・・や切り欠き部10b・・・は折り曲げ加工ではなく、成形によって台座本体10a・・・・と一体に形成することができる。
【符号の説明】
【0033】
2 リベット
3 長ボルト
3a 折曲端部
3b ねじ部
4、41、42、43、44 第1折曲部
5、51、52、53、54 第2折曲部
5a、51a、52a 側面開口部
6、62、63、64 第1空隙部
7、73、74 中間折曲部
8、81、82、83、84 第2空隙部
9、91、92、93、94 第3折曲部
10、11、12、13、14 台座
10a、11a、12a、13a、14a 台座本体
10b、11b、12b、13b、14b 切り欠き部
23、24 第3空隙部
100, フィルタ取付枠
101 中性能フィルタ
102 フィルタ押さえ枠
103 プレフィルタ
104 長ボルト
105 蝶ナット
106 台座
106a 開口端