(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106921
(43)【公開日】2024-08-08
(54)【発明の名称】変化量表示式重量測定装置
(51)【国際特許分類】
G01G 19/44 20060101AFI20240801BHJP
【FI】
G01G19/44 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023011424
(22)【出願日】2023-01-27
(71)【出願人】
【識別番号】723001036
【氏名又は名称】奥 達也
(72)【発明者】
【氏名】奥達也
(57)【要約】
【課題】健康および美容の維持向上、ならびに体調管理のためには体重が有効な指標となる。また、日々の体重の変化を定量的に把握して評価することは、これらの活動の動機付けの維持および増強に有効である。肥満体形など健康状態の改善および体調管理が必要な人ほど健康管理に無頓着な傾向があり、また、現在の体重を知りたくないなど体重計に乗ることに抵抗感を持つ人が多い傾向にあり、有効な体調管理を行うことが難しい。
【解決手段】本実施形態に係る体重計は、ある基準時点からの体重の増減のみを表示する。基準時点の体重が、数値としての判別が困難な状態で記録される機能を備える。現在の自分の体重を知りたくないために美容向上および健康管理に体重計を有効に活用できない人に対して、体重計への忌避感を低減する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
健康管理用の体重計と同様の用途に供される重量測定装置において、重量の計測値について、現在の値を一切表示および判読可能な状態で記録することなく、ある基準時点からの重量の変化量のみを表示することを特徴とする重量測定表示装置。
【請求項2】
ある基準時点の重量の計測値が、判読可能な文字列ではあるが、数値としての理解が困難な状態に暗号化された情報として表示および入力する機能を有することを特徴とする、請求項1に記載の重量測定表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、変化量表示式重量測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
健康および美容の維持向上、ならびに体調管理のためには体重が有効な指標となる。また、日々の体重の変化を定量的に把握して評価することは、これらの活動の動機付けの維持および増強に有効である。これらの体重計は電子式のものが安価にて普及しており、使用者が体重を測定する際に乗る載荷台、載荷台に作用する荷重を検知する荷重センサ、センサ出力信号を増幅、演算する電子回路部、計測結果の体重を表示する表示部、および、電子回路の電源スイッチを備える。(例えば特許文献1および2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭59-193321
【特許文献2】特表2019-523430(P2019-523430A)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
肥満体形など健康状態の改善および体調管理が必要な人ほど健康管理に無頓着な傾向があり、また、現在の体重を知りたくないなど体重計に乗ることに抵抗感を持つ人が多い傾向にあり、有効な体調管理を行うことが難しい。
【0005】
本開示は上述の事情に鑑みなされたものであり、体重の変化の管理に対して精神的忌避感を低減させるため、現在の体重を知る必要がなく、またその機能を持たない、変化量表示式重量測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の変化量表示式重量測定装置は、上記課題を解決するために、任意時点の体重値を計測して初期値として記録する機能と、初期値と現在の体重値の差を演算して表示する機能を備える。
【0007】
本開示の少なくとも一実施形態に係る差分表示式重量測定装置は、任意時点で記録された体重値の記録の不意の逸失を防ぐため、体重値に関する情報が暗号化または難読化された状態での、情報の読み出しおよび書き込みの機能を備える。