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特開2024-106945抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106945
(43)【公開日】2024-08-08
(54)【発明の名称】抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品
(51)【国際特許分類】
   C03C 3/16 20060101AFI20240801BHJP
   C08L 101/00 20060101ALI20240801BHJP
   C08K 3/40 20060101ALI20240801BHJP
   C08K 9/02 20060101ALI20240801BHJP
【FI】
C03C3/16
C08L101/00
C08K3/40
C08K9/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023097493
(22)【出願日】2023-06-14
(31)【優先権主張番号】P 2023010904
(32)【優先日】2023-01-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000232243
【氏名又は名称】日本電気硝子株式会社
(72)【発明者】
【氏名】加納 邦彦
【テーマコード(参考)】
4G062
4J002
【Fターム(参考)】
4G062AA10
4G062BB09
4G062DA01
4G062DB01
4G062DC01
4G062DD06
4G062DD07
4G062DE01
4G062DF01
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4G062EA03
4G062EA04
4G062EB01
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4G062FF01
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4G062HH01
4G062HH04
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4G062HH15
4G062HH17
4G062JJ01
4G062JJ03
4G062JJ05
4G062JJ07
4G062JJ10
4G062KK01
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4G062KK07
4G062KK10
4G062MM15
4G062NN40
4J002BB121
4J002DE057
4J002DE067
4J002DE077
4J002DE087
4J002DE137
4J002DL006
4J002FA016
4J002FB076
4J002FD187
4J002FD206
4J002GG00
4J002GT00
(57)【要約】
【課題】安価であり、抗ウイルス性が高い抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品を提供する。
【解決手段】本発明の抗ウイルス性ガラスは、ガラス組成として、質量%表示で、P 50~75%、MgO 10~25%、CaO 1~10%、KO 1~15%、CuO 1~15%、AgO 0~5%を含有することを特徴とする。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス組成として、質量%表示で、P 50~75%、MgO 10~25%、CaO 1~10%、KO 1~15%、CuO 1~15%、AgO 0~5%を含有することを特徴とする抗ウイルス性ガラス。
【請求項2】
ガラス組成として、質量%表示で、LiO+NaO+KO 1~20%を含有することを特徴とする請求項1に記載の抗ウイルス性ガラス。
【請求項3】
粉末形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗ウイルス性ガラス。
【請求項4】
平均粒子径D50が0.5~25μmであることを特徴とする請求項3に記載の抗ウイルス性ガラス。
【請求項5】
抗ウイルス性ガラスを含む樹脂成形品であって、
抗ウイルス性ガラスが、請求項1又は2に記載の抗ウイルス性ガラスであることを特徴とする樹脂成形品。
【請求項6】
抗ウイルス性ガラスの含有量が0.01~20質量%であることを特徴とする請求項5に記載の樹脂成形品。
【請求項7】
ガラス組成として、質量%表示で、P 50~75%、CuO 1~15%、AgO 0~5%を含有することを特徴とする抗ウイルス性ガラス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、新型コロナウイルスの世界的な流行により、様々なウイルスの脅威が高まっている。
【0003】
無機系の抗ウイルス材は、様々なウイルスに対して効果があり、比較的広い温度範囲で適用可能であり、ウイルスが耐性を獲得しにくい等の特徴を有することから、活発に研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これまで、Ag、La等に抗ウイルス性が確認されているが、Ag、Laを含む抗ウイルス材料は高価であるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされてものであり、安価であり、抗ウイルス性が高い抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、種々の実験を行った結果、P-MgO系ガラスに安価であるCuOを導入することにより、抗ウイルス性を発現することを見出した。具体的には、上記ガラスから溶出したCuイオンが抗ウイルス性に寄与することを見出した。以下、上記課題を解決する抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品の各態様について説明する。
【0007】
態様1の抗ウイルス性ガラスは、ガラス組成として、質量%表示で、P 50~75%、MgO 10~25%、CaO 1~10%、KO 1~15%、CuO 1~15%、AgO 0~5%を含有することを特徴とする。
【0008】
態様2の抗ウイルス性ガラスは、態様1において、ガラス組成として、質量%表示で、LiO+NaO+KO 1~20%を含有することが好ましい。本発明において、「A+B+C」とは、成分A、成分B及び成分Cの合量を指す。例えば、「LiO+NaO+KO」は、LiO、NaO及びKOの合量を指す。
【0009】
態様3の抗ウイルス性ガラスは、態様1又は2において、粉末形状であることが好ましい。
【0010】
態様4の抗ウイルス性ガラスは、態様1~3のいずれか一つの態様において、平均粒子径D50が0.5~25μmであることが好ましい。ここで、「平均粒子径D50」とは、レーザー回折装置で測定した値を指し、レーザー回折法により測定した際の体積基準の累積粒度分布曲線において、その積算量が粒子の小さい方から累積して50%である粒子径を表す。
【0011】
態様5の樹脂成型品は、抗ウイルス性ガラスを含む樹脂成形品であって、抗ウイルス性ガラスが、態様1~4のいずれか一つの態様の抗ウイルス性ガラスであることが好ましい。
【0012】
態様6の樹脂成形品は、態様5において、抗ウイルス性ガラスの含有量が0.01~20質量%であることが好ましい。
【0013】
態様7の抗ウイルス性ガラスは、ガラス組成として、質量%表示で、P 50~75%、CuO 1~15%、AgO 0~5%を含有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、安価であり、抗ウイルス性が高い抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の抗ウイルス性ガラスは、ガラス組成として、質量%表示で、P 50~75%、MgO 10~25%、CaO 1~10%、KO 1~15%、CuO 1~15%、AgO 0~5%を含有することを特徴とする。上記のように各成分の含有範囲を限定した理由を下記に示す。なお、各成分の含有範囲の説明において、%表示は質量%を意味する。
【0016】
は、ガラス形成成分である。また、抗ウイルス性、抗ウイルス持続性を調整し得る成分である。Pの含有量は50~75%であり、52~71%、54~67%、特に55~62%であることが好ましい。Pの含有量が少な過ぎると、耐水性が高くなり過ぎて、Cuイオンの溶出量が少なくなるため、抗ウイルス性が低下し易くなる。一方、Pの含有量が多過ぎると、耐水性が低下し過ぎて、Cuイオンの溶出量が過大になるため、抗ウイルス持続性が低下し易くなる。
【0017】
MgOは、ガラス化を助ける成分である。また、抗ウイルス性、抗ウイルス持続性を調整し得る成分である。MgOの含有量は10~25%であり、12~23%、特に14~21%であることが好ましい。MgOの含有量が少な過ぎると、ガラス化が困難になると共に、抗ウイルス性が低下し易くなる。一方、MgOの含有量が多過ぎると、耐水性が低下し過ぎて、Cuイオンの溶出量が過大になるため、抗ウイルス持続性が低下し易くなる。
【0018】
CaOは、ガラス化を助ける成分である。また、抗ウイルス性、抗ウイルス持続性を調整し得る成分である。CaOの含有量は1~10%であり、2~8%、特に3~6%であることが好ましい。CaOの含有量が少な過ぎると、ガラス化が困難になると共に、抗ウイルス性が低下し易くなる。一方、CaOの含有量が多過ぎると、耐水性が低下し過ぎて、Cuイオンの溶出量が過大になるため、抗ウイルス持続性が低下し易くなる。
【0019】
Oは、耐水性をコントロールする成分である。KOの含有量は1~15%であり、3~13%、特に4~11%であることが好ましい。KOの含有量が少な過ぎると、耐水性が高くなり過ぎて、Cuイオンの溶出量が少なくなるため、抗ウイルス性が低下し易くなる。一方、KOの含有量が多過ぎると、耐水性が低下し過ぎて、Cuイオンの溶出量が過大になるため、抗ウイルス持続性が低下し易くなる。
【0020】
CuOは、抗ウイルス性を高める成分である。CuOの含有量は1~15%であり、3~13%、特に4~11%であることが好ましい。CuOの含有量が少な過ぎると、抗ウイルス性が低下し易くなる。一方、CuOの含有量が多過ぎると、ガラス化が困難になる。
【0021】
AgOは、抗ウイルス性を高める成分であるが、高価であるため、AgOの含有量は0~5%であり、0.1~4%、特に0.2~3%であることが好ましい。AgOの含有量が多過ぎると、ガラス化が困難になる。
【0022】
上記成分以外にも、以下の成分を含んでもよい。
【0023】
LiO、NaOは、KOと同様に耐水性をコントロールする成分である。LiO+NaO+KOの含有量は1~20%、3~16%、特に6~14%であることが好ましい。LiO+NaO+KOの含有量が少な過ぎると、耐水性が高くなり過ぎて、Cuイオンの溶出量が少なくなるため、抗ウイルス性が低下し易くなる。一方、LiO+NaO+KOの含有量が多過ぎると、耐水性が低下し過ぎて、Cuイオンの溶出量が過大になるため、抗ウイルス持続性が低下し易くなる。
【0024】
LiOの含有量は0~10%、0.1~5%、特に0.5~4%であることが好ましい。LiOの含有量が多過ぎると、耐水性が低下し過ぎて、Cuイオンの溶出量が過大になるため、抗ウイルス持続性が低下し易くなる。
【0025】
NaOの含有量は、0~10%、0.1~5%、特に0.5~4%であることが好ましい。NaOの含有量が多過ぎると、耐水性が低下し過ぎて、Cuイオンの溶出量が過大になるため、抗ウイルス持続性が低下し易くなる。
【0026】
上記成分以外にも、他の成分を含んでもよく、例えば、ZrO、SrO、BaO、ZnO、TiO、CeO等を合量又は個別に好ましくは5%まで、特に1%まで導入してもよい。特にTiOは、CuO、AgOには劣るものの、抗ウイルス性を示す成分であり、有効である。
【0027】
本発明の抗ウイルス性ガラスでは、特に形状は限定されず、例えば、粉末形状、繊維形状、フレーク形状等の形状とすることができる。その中でも、特に粉末形状、つまりガラス粉末が好ましい。ガラス粉末とすれば、比表面積が大きくなるため、高い抗ウイルス性を得ることができる。
【0028】
ガラス粉末の平均粒子径D50は、0.5~25μm、特に5~20μmであることが好ましい。ガラス粉末の平均粒子径D50が小さ過ぎると、ガラス粉末同士が凝集して、樹脂等と混練し難くなる。また樹脂成形品とした場合に、温水等に流出して、樹脂成形品の抗ウイルス性に寄与できない虞が生じる。一方、ガラス粉末の平均粒子径D50が大き過ぎると、単位質量当りのCuイオンの溶出量が少なくなり、抗ウイルス持続性が低下し易くなる。
【0029】
次に、本発明の抗ウイルス性ガラスの製造方法について説明する。
【0030】
所望のガラス組成になるように、ガラス原料を調合し、十分に混合した後、白金-ロジウム合金坩堝に入れ、1200~1450℃で1~4時間溶融する。溶融後、約0.7mm厚のフィルム状に成形する。得られたガラスフィルムをボールミルにより粉砕し、目開き75ミクロンの篩を通して、抗ウイルス性ガラスを得る。なお、Pの原料としては、安価である液体リン酸を用いることが好ましい。
【0031】
本発明の樹脂成形品は、抗ウイルス性ガラスを含む樹脂成形品であって、抗ウイルス性ガラスが、上記の抗ウイルス性ガラスであることが好ましい。本発明の樹脂成形品において、抗ウイルス性ガラスの含有量は、0.01~20質量%、特に0.05~5質量%であることが好ましい。抗ウイルス性ガラスの含有量が少な過ぎると、樹脂成形品に十分な抗ウイルス性を付与することが困難になる。一方、抗ウイルス性ガラスの含有量が多過ぎると、樹脂中に均一に分散させることが困難になり、マスターバッチ成形を行い難くなる。更に、抗ウイルス性ガラスを過剰に添加しても、抗ウイルス性があまり上昇しないため、コスト的に不利である。
【0032】
樹脂として、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等が使用可能である。例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンオキシド系樹脂、ポリフェニルサルファイド系樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、ユリア系樹脂、ポリイミド系樹脂、脂肪族系ナイロン樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニデン樹脂、酢酸ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、主要なエンジニアリングプラスティック等やこれらの複合体に使用可能である。またガラス繊維、ボロン繊維、炭素繊維で強化された樹脂にも適用可能である。
【0033】
熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂へ抗ウイルス性ガラスを充填する場合、抗ウイルス性ガラスの分散性を高めるために、抗ウイルス性ガラス表面をシランカップリング処理等で親油性にすることができる。これにより、抗ウイルス性ガラスの含有量が少なくても、熱可塑性樹脂等に抗ウイルス性を付与することができる。なお、シランカップリング剤としては、アミノシラン、エポキシシラン、メタクリルシラン、ウレイドシラン、イソシアネートシラン等が挙げられる。
【0034】
本発明の樹脂成形品は、抗ウイルス性ガラス以外にも、各種の添加物(コロイダルシリカ、酸化亜鉛、アルミナ、ホワイトカーボン、酸化錫、酸化チタン、酸化珪素等)を含んでいてもよい。
【実施例0035】
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。なお、以下の実施例は単なる例示である。本発明は、以下の実施例に何ら限定されない。
【0036】
表1は、本発明の実施例(試料No.1~6)と比較例(試料No.7)を示している。
【0037】
【表1】
【0038】
次のようにして、各試料を作製した。まず、表中のガラス組成になるように、ガラス原料を調合し、十分に混合した後、白金-ロジウム合金坩堝に入れ、1250~1400℃で3時間溶融した。溶融後、約0.7mm厚のフィルム状に成形した。得られたガラスフィルムをボールミルにより粉砕し、目開き75ミクロンの篩を通して、平均粒子径D50が約10μmのガラス粉末を得た。なお、ガラス粉末の平均粒子径D50は、島津製作所社製レーザー回折測定装置により測定した値であり、測定した際の体積基準の累積粒度分布曲線において、その積算量が粒子の小さい方から累積して50%である粒子径である。
【0039】
以下のようにして、Cuイオンの純水中への溶出量を評価した。上記のガラス粉末3gを30gの純水中に入れて、50℃で16時間保持した後、濾過によりガラス粉末を採取し、120℃で2時間乾燥した。次に、純水で処理したガラス粉末0.4gを再度、40gの純水中に入れて、35℃に設定した恒温槽中で24時間振とうさせた。最後に、濾過により水溶液を採取し、ICP発光分析法により、水溶液中のCuイオンの溶出量を測定した。なお、50℃の純水で処理していないガラス粉末についても、同様の方法により水溶液中のCuイオンの溶出量を測定した。次いで、測定したCuイオンの溶出量をBET法により測定した比表面積で除した値を算出した。
【0040】
表1から分かるように、試料No.1~6のCuイオンの溶出量は、50℃の純水で処理した後も、50℃の純水で処理する前と同様にして高く、1.1ppm/m以上であった。このことから、試料No.1~6は、抗ウイルス性及び抗ウイルス持続性に優れていることが分かった。一方、試料No.7は、50℃の純水で処理する前、50℃の純水で処理した後共に、Cuイオンの溶出量が0.1ppm/m以下と少なかった。このことから、試料No.7は、抗ウイルス性に劣っていることが分かった。
【0041】
次に、実際に樹脂に混練、充填して、樹脂成形品とした場合の抗ウイルス性を評価した。具体的には、各試料に係るガラス粉末(0.2質量%)とポリプロピレン樹脂とを混合し、約50×50×2mmの板状に成形し、その抗ウイルス性を評価した。その結果を表1に示す。
【0042】
抗ウイルス性試験は、抗菌製品技術協議会の「抗ウイルス性試験:ISO21702」で行った。なお、この試験法では、試験ウイルスがA型インフルエンザウイルスの場合、抗ウイルス活性値が2以上であれば、「抗ウイルス性あり」と評価される。
【0043】
表1から分かるように、試料No.1~6は、抗ウイルス活性値が2以上を示しており、良好な抗ウイルス性を有していた。一方、試料No.7は、抗ウイルス活性値が2未満になり、抗ウイルス性が低かった。
【0044】
また、抗ウイルス性ガラスは、防カビ効果を兼ね備える場合も多く、本ガラスもその効果が大いに期待できる。