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特開2024-107154安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリおよび安全シート
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024107154
(43)【公開日】2024-08-08
(54)【発明の名称】安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリおよび安全シート
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/28 20060101AFI20240801BHJP
【FI】
B60N2/28
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024091902
(22)【出願日】2024-06-06
(62)【分割の表示】P 2023524668の分割
【原出願日】2021-10-20
(31)【優先権主張番号】202011137746.9
(32)【優先日】2020-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520144059
【氏名又は名称】バンビーノ プレツィオーソ スウィツァーランド アーゲー
【氏名又は名称原語表記】Bambino Prezioso Switzerland AG
【住所又は居所原語表記】Beim Bahnhof 5, 6312 Steinhausen, Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】ファン、ガンチン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、ダーリャン
(57)【要約】
【課題】支持脚装置の段ロック部品を段ロック孔から離脱させるとともに指示アセンブリを同時に非連動状態にする配置構造の提供。
【解決手段】本発明の配置構造は、支持脚装置の段ロック部品を段ロック孔から離脱させるとともに指示アセンブリを同時に非連動状態にする配置構造であって、前記指示アセンブリは、前記支持脚装置が接地するか否かを表示するために使用され、前記指示アセンブリは、連動状態と非連動状態とを有し、前記指示アセンブリが前記非連動状態にある場合、前記支持脚装置が接地したときに前記指示アセンブリの指示部材を連動させず、前記指示部材を第1の位置に保持し、前記指示アセンブリが連動状態にある場合、前記支持脚装置が接地したときに前記指示部材を連動させ、前記指示部材を前記第1の位置から第2の位置に切り替える。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持脚装置の段ロック部品を段ロック孔から離脱させるとともに指示アセンブリを同時に非連動状態にする配置構造であって、
前記指示アセンブリは、前記支持脚装置が接地するか否かを表示するために使用され、
前記指示アセンブリは、連動状態と非連動状態とを有し、前記指示アセンブリが前記非連動状態にある場合、前記支持脚装置が接地したときに前記指示アセンブリの指示部材を連動させず、前記指示部材を第1の位置に保持し、前記指示アセンブリが連動状態にある場合、前記支持脚装置が接地したときに前記指示部材を連動させ、前記指示部材を前記第1の位置から第2の位置に切り替える、
ことを特徴とする配置構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全シートに関し、具体的には、支持脚装置の段ロック部品を段ロック孔から離脱させるとともに指示アセンブリを同時に非連動状態にする配置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
チャイルド安全シートは、異なる年齢層の子供のために設計された、子供の乗車安全を効果的に高めることができるシートである。既存のチャイルド安全シートは、自動車が交通事故に遭った場合、チャイルド安全シートが反転しやすくなり、チャイルド安全シートから子供が転落し、子供に傷害を与えることになる。
【0003】
そこで、チャイルド安全シートの台座に取り付け、自動車の底面に支持することにより、チャイルド安全シートの反転防止と衝撃防止の能力を強化し、子供の安全を保護するチャイルド安全シートのための支持脚装置が提案されている。しかし、この支持脚装置がすでに自動車の底面に接触しているかどうかは、ユーザーが身を屈めて観察し、確認する必要があり、不便である。
【0004】
そのため、上述の問題を回避できるように、安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリを開発する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の欠点に鑑み、本発明の目的は、ユーザーが支持脚装置が自動車の底面に接触しているかどうかを容易に見ることができる安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリを提案することにある。
【0006】
本明細書で具現化及び概括的に説明するように、これら及びその他の利点を実現するために、本発明の目的は、指示ケースと、インジケータと、第1の弾性部品と、プッシュ部品と、プッシュ部品と、駆動部品とを含む安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリを提供し、指示ケースは、前記支持脚装置の上端に位置し、指示窓を有し、前記指示窓は、前記指示ケースを貫通して形成され、インジケータは、隣接する第1の領域と第2の領域とを含み、前記第1の領域は、前記第2の領域の色又はパターンと異なり、前記インジケータは、前記指示ケース内に回転可能に収容されることで、前記第1の領域及び前記第2の領域を前記指示窓から切り替えて露出させ、第1の弾性部品は、前記指示ケース内に設けられ、前記インジケータを第1の方向に沿って第1の位置に回転させ、プッシュ部品は、前記支持脚装置の内部で前記支持脚装置の縦方向に沿って延在され、上下移動可能であり、縦方向に配列された複数の係合孔を有し、前記プッシュ部品の頂端は、前記インジケータを押して前記第1の方向に反対する第2の方向に沿って第2の位置に回転させ、駆動部品は、前記支持脚装置の内部で前記支持脚装置の縦方向に沿って延在され、上下移動可能であり、係合フックが設けられた上端と底面に接触することができる下端とを有し、前記係合フックは、前記プッシュ部品の複数の係合孔のうちの1つの係合孔に操作可能に係合することができる。ここで、前記駆動部品の下端が底面に接触されない場合、前記インジケータは、前記第1の弾性部品の付勢力により前記第1の方向に沿って前記第1の位置に回転し、前記第1の領域を前記指示窓から露出させ、前記駆動部品の下端が底面に接触された場合、前記駆動部品は、前記係合フックと前記係合孔との接合により、前記プッシュ部品を上に移動させ、これにより、前記プッシュ部品の頂端は、前記インジケータを押して前記第1の弾性部品の付勢力に対抗して前記第2の方向に沿って前記第2の位置に回転させ、前記第2の領域を前記指示窓から露出させる。
【0007】
一実施例では、前記支持脚装置は、第1のパイプ部品と、第2のパイプ部品とを含み、前記第1のパイプ部品の上端は、前記指示ケースに接続され、前記第1のパイプ部品は、縦方向に配列された複数の段ロック孔を有し、第2のパイプ部品は、前記第1のパイプ部品内にスライド可能に設けられ、前記第2のパイプ部品に段ロック部品が設けられる。ここで、前記段ロック部品は、前記複数の段ロック孔のうちの1つの段ロック孔に操作可能に係合することで、前記第2のパイプ部品が前記第1のパイプ部品(20)に対する位置をロックする。
【0008】
一実施例では、前記段ロック部品に位置決めピンが設けられ、前記位置決めピンは、前記第2のパイプ部品の内壁に支持されることで、前記段ロック部品を前記第2のパイプ部品で回転させることができる。
【0009】
一実施例では、前記第2のパイプ部品に縦方向に延在されたタイロッドが設けられ、前記タイロッドは、前記第2のパイプ部品内で上下移動可能であるが水平移動不能であり、前記タイロッドの頂端に傾斜溝が設けられ、前記駆動部品の上部に駆動溝が設けられ、前記段ロック部品に駆動ピンが設けられ、前記駆動ピンは、前記傾斜溝と前記駆動溝を通過し、前記傾斜溝の傾斜方向は、前記タイロッドが下に移動する場合、前記傾斜溝により前記駆動ピンを水平方向に変位させる。これにより、前記駆動ピンにより前記段ロック部品を前記段ロック孔から離脱させ、同時に、前記駆動ピンにより前記駆動溝を動作させ、さらに、前記駆動部品の上部を水平方向に変位させ、これにより、前記駆動部品の上端の係合フックを前記プッシュ部品の係合孔から離脱させるように構成される。
【0010】
一実施例では、前記タイロッドの上部にU字型の開口を有し、前記段ロック部品は、前記U字型の開口に位置し、前記傾斜溝は、前記U字型の開口の対向両側に設けられる。
【0011】
一実施例では、前記タイロッドの底端に駆動斜面が設けられ、前記第2のパイプ部品の底端に段調整ボタンが設けられ、前記段調整ボタンに前記駆動斜面に接触するボタン斜面が設けられ、前記駆動斜面と前記ボタン斜面の傾斜方向は、前記段調整ボタンが押圧される場合、前記ボタン斜面と前記駆動斜面との相互作用により、前記タイロッドを下に移動させるように構成される。
【0012】
一実施例では、前記タイロッドの底端に第2の弾性部品が設けられ、前記第2の弾性部品により前記タイロッドを上に移動させる。
【0013】
一実施例では、前記駆動部品の下部に支持溝を有し、前記タイロッドに固定された支持ピンが前記支持溝を通過して、前記駆動部品を前記タイロッドに上下移動可能に支持させ、前記駆動部品が前記支持ピンの周りを回転することができる。
【0014】
一実施例では、前記駆動部品の下部と前記タイロッドの下部との間に引張ばねを取付け、前記引張ばねは、前記駆動部品を前記タイロッドに対して下に移動させるように構成される。
【0015】
一実施例では、前記プッシュ部品は、前記第1のパイプ部品の内側壁に上下移動可能に設けられている。
【0016】
一実施例では、前記駆動部品の下端に底面接触部品を有し、該底面接触部品の底部に衝突防止滑り止め部品が被覆されて形成されている。
【0017】
他の態様として、本発明は、安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリを含む安全シートを提供する。
【0018】
本発明の有益な効果により、本発明の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリによれば、ユーザーは身をかがめることなく支持脚装置が自動車の底面に接触しているかどうかを見ることができ、それによって支持脚装置が安全シートをしっかり支持することを確保することができる。
【0019】
添付図面に関連する以下の本発明の詳細な説明から、本発明の前述及びその他の目的、特徴、態様、及び利点がより明らかになるであろう。
【0020】
添付図面は本発明のさらなる理解を提供するために本明細書に組み込まれ、本発明の実施例を示し、以下の説明とともに本発明の理念を説明するために使用される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】安全シートの台座と支持脚装置の斜視図である。
図2】本発明における安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリの指示ケースの拡大図である。
図3】指示アセンブリの大半の部品が支持脚装置の内部に位置する模式図である。
図4】指示アセンブリの大半の部品と支持脚装置との組立関係の断面図である。
図5】指示アセンブリに指示ケース及び支持脚装置を取り外した斜視図である。
図6図5の指示アセンブリの上段部分の部品の拡大図である。
図7】指示アセンブリの上段部分に駆動部品及びプッシュ部品を取り外した拡大図であり、特に、段ロック部品とタイロッドの組立関係を示す。
図8図5の指示アセンブリの下段部分の部品の拡大図である。
図9】支持脚装置の斜視図である。
図10】段ロック部品と段ロック孔との組立関係の部分拡大図である。
図11】支持脚装置の下段の斜視図であり、特に、プッシュ部品と第1のパイプ部品との組立関係を示す。
図12】支持脚装置が伸長した指示アセンブリの斜視図であり、特に、引張ばねの位置を示す。
図13】底面接触部品の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0023】
図1に示す実施例では、安全シートの台座の先端に支持脚装置10が設けられており、使用時には、この支持脚装置の下端が自動車内の底面に支持されてもよい。支持脚装置10は、第1のパイプ部品20と、支持脚装置10が伸縮可能になるように第1のパイプ部品20内にスライド可能に配置された第2のパイプ部品30とを含む。これにより、安全シートが自動車シートに取りかけられると、支持脚装置10の下端が自動車内の底面に到達できるように支持脚装置10の長さを調整することができる。
【0024】
次に、支持脚装置10が底面に接触しているか否かを示す構造について詳細に説明する。
【0025】
本発明による指示アセンブリは、支持脚装置10に取り付けられて配置される。指示アセンブリは、支持脚装置10の上端に位置し、より具体的には第1のパイプ部品20の上端に接続され、指示窓111を有する指示ケース110と、指示ケース110内に回転可能に収容されたインジケータ100と、インジケータ100を第1の方向に回転させるための指示ケース110内に設けられた第1の弾性部品120と、いずれも支持脚装置10の内部に位置し、支持脚装置の縦方向に沿って延びているプッシュ部品200と駆動部品300とを含む。
【0026】
図1に示すように、指示ケース110は、支持脚装置10と安全シートの台座とを支持する接続部分として形成することができる。したがって、指示ケース110は、支持脚装置10が安全シートに対して支持作用を発揮することを保証するために、3者の間に十分な強度を有するように、支持脚装置10、安全シートの台座と一体的に形成することができる。もちろん、製造と輸送を容易にするために、3つを別々の部品にして、螺着、リベット、溶接などで組み立てもよい。
【0027】
指示ケース110には、指示ケース110を貫通する指示窓111が形成されている。図1及び図2に示す実施例では、ユーザーが上から指示窓111をより容易に見ることができるように、指示窓111が指示ケース110の上部に形成されている。しかし、指示窓111は、ユーザーが指示窓111を横から見るように指示ケース110の側部に形成されてもよい。
【0028】
指示ケース110内には、回転可能なインジケータ100が収容されている。このインジケータ100の外面には、インジケータ100の回転によって切り替え可能に指示窓111から露出する第1の領域101と第2の領域102が含まれている。第1の領域101及び第2の領域102は、赤及び緑などの異なる色を有してもよく、又は、テキストや図形などの異なるパターンを有して、指示アセンブリの異なる状態を表示することができる。例えば、支持脚装置10が底面に接触されていない場合、インジケータ100の第1の領域101は、指示窓111から露出し、支持脚装置10が底面に接触されると、インジケータ100の第2の領域102は、指示窓111から露出する。これにより、ユーザーは支持脚装置10の底面接触の状況を明確に知ることができる。
【0029】
インジケータ100の回転を容易にするために、インジケータ100の両側には回転軸103が形成されてもよく、指示ケース110内で回転軸103の周りにインジケータ100が回転するように、回転軸103が指示ケース110上又は支持脚装置10(すなわち、第1のパイプ部品20)の頂部又は支持脚装置10(すなわち、第1のパイプ部品20)の頂部に配置されたフレーム40(図4及び12参照)に回転可能に支持される。他の実施例では、インジケータ100は、スライドのような他の手段によっても回転することができる。
【0030】
支持脚装置10が底面に接触されていない場合、第1の領域101が指示窓111から露出することを保証するために、インジケータ100を第1の方向に沿って第1の位置に回転させる第1の弾性部品120が指示ケース110内に設けられ、インジケータ100が第1の位置にあるとき、第1の領域101が指示窓111から露出する。第1の弾性部品120は、ばね、弾性片、又は駆動力を提供することができる任意の弾性要素を含むことができる弾性材料で作られている。また、第1の弾性部品120は、インジケータ100と一体成形されていてもよく、又は、両者がそれぞれ成形されてから組み立てられていてもよい。第1の弾性部品120は、任意の形状、例えば図6に示すような弾性片形状であってもよいが、本発明はこれに限定されない。
【0031】
支持脚装置10が底面に接触されると、プッシュ部品200と駆動部品300によってインジケータ100を第1の方向と反対する第2の方向に第2の位置に回転させ、インジケータ100が第2の位置にあると、第2の領域102は指示窓111から露出する。次に、図4に示されるように、支持脚装置10の内部に位置するプッシュ部品200と駆動部品300について詳細に説明する。
【0032】
プッシュ部品200は、第1のパイプ部品20の内部に位置し、第1のパイプ部品20に対して上下に移動可能である。一実施例では、プッシュ部品200は、第1のパイプ部品20の内側壁に設けられる。図3及び図11に示すように、第1のパイプ部品20の内側壁には、支持脚装置10の縦方向に延びる細長い部品(図5参照)である長手方向に延びるノッチ23が設けられており、この細長い部品はノッチ23に挿入され、ノッチ23に沿って上下に移動することができる。なお、プッシュ部品200は、第1のパイプ部品20の内部に沿って上下に移動する他の構造であってもよい。
【0033】
プッシュ部品200の頂端220は、インジケータ100に接続されていてもよいし、インジケータ100に接触していてもよいし、又はインジケータ100との小さい距離を空けてもよいので、プッシュ部品200が上に移動すると、その頂端220はインジケータ100を押し、第1の弾性部品120の付勢力に抗して第2の方向に旋回することができる。
【0034】
頂端220は、インジケータを押圧して回転させることができれば、円形、四角形などの任意の形状であってもよい。
【0035】
プッシュ部品200は、また、縦方向に配列された複数の係合孔210を有しており、これらの係合孔は、同じ間隔で開けてもよいし、異なる間隔で開けてもよい。
【0036】
プッシュ部品200の上方への移動は、主に駆動部品300によって実現される。駆動部品300は、第2のパイプ部品30の内部に位置し、第2のパイプ部品30に対して上下移動可能である。
【0037】
駆動部品300は、係合フック310が設けられた上端と、底面に接触することができる下端320とを含む。駆動部品300の下端320が底面に接触されると、駆動部品300は、第2のパイプ部品20に対して上方に移動する。なお、駆動部品300の下端320は、底面接触されていてもよく、下端320が直接に底面に接触されている場合と、間接に底面に接触されている場合の2つを含む。ここで、間接に底面に接触は、図4及び図5に示すように、下端320に底面接触部品321が設けられている。底面接触部品321は、自動車の底面との接触中に自動車の底面を損傷しないように、全体的にゴムでできていてもよい。又は、底面接触部品321の底部には、図13に示すように、衝突防止滑り止め部品322が被覆成形されている。衝突防止滑り止め部品322は、熱可塑性エラストマー材料(すなわち、TPE材料)からなる。
【0038】
駆動部品300の上端の係合フック310は、プッシュ部品200の複数の係合孔210のうちの1つの係合孔に操作可能に係合し、ここで、係合フック310は係合孔210の寸法よりやや小さく、好ましくは、係合フック310は係合孔210の寸法に近似し、これにより、係合フック310は係合孔210に密接に係合する。
【0039】
係合フック310が複数の係合孔210のうちの1つの係合孔に操作に係合されると、駆動部品300とプッシュ部品200とが連動する。例えば、駆動部品300の上方への移動は、プッシュ部品200を駆動して上方に移動させる。一方、係合フック310は、係合された係合孔210からも操作可能に離脱することができ、これにより駆動部品300とプッシュ部品200との連動がなくなり、第1のパイプ部品20に対する第2のパイプ部品30のスライドに支障が生じることを回避することができる。
【0040】
以下、図5図7に関連して、本発明による指示アセンブリにおける各部品間の合わせ関係について詳細に説明する。
【0041】
駆動部品300の下端320が底面に接触されていない場合、インジケータ100は、第1の領域101が指示窓111から露出するように、第1の弾性部品120の付勢力で第1の方向に沿って第1の位置に回転される。
【0042】
駆動部品300の下端320が底面に接触されると、前述したように、駆動部品300は第2のパイプ部品30に対して上方に移動し、同時に係合フック310と係合孔210の係合によってプッシュ部品200を上方に移動させ、これによってプッシュ部品200の頂端220は、第1の弾性部品120の付勢力に抗してインジケータ100を第2の方向に第2の位置に回転させ、第2の領域102が指示窓111から露出するようにインジケータ100を押圧する。
【0043】
このようにして、インジケータの第1の領域101と第2の領域101が異なる場合に指示窓111から切り換えて露出することが実現されるので、ユーザーは、支持脚装置10が自動車の底面に接触しているかどうかをより容易に観察することができ、安全シートの安全性と信頼性を確保することができる。
【0044】
次に、支持脚装置10のロック機構について詳細に説明する。
【0045】
すなわち、支持脚装置10の第1のパイプ部品20と第2のパイプ部品30との構造と、第1のパイプ部品20と第2のパイプ部品30との間のロックについて詳細に説明する。
【0046】
図9に示すように、第1のパイプ部品20の内径は第2のパイプ部品30の外径よりも大きく、第1のパイプ部品20の内側面と第2のパイプ部品30の外側面との間に隙間があり、このように、第2のパイプ部品30が第1のパイプ部品20内で相対的にスライドするのに有利である。
【0047】
第2のパイプ部品30が第1のパイプ部品20に対してスライドして支持脚装置10を適切な長さに伸長させる場合、例えば、支持脚装置10が自動車に接触している底面に伸長した場合、第1のパイプ部品20と第2のパイプ部品30を互いにロックして、支持脚装置10を適切な長さに維持する必要がある。このため、第1のパイプ部品20には縦方向に配列された複数の段ロック孔21が設けられ、第2のパイプ部品30内には段ロック部品400が設けられている。図5図7に示す実施例では、段ロック部品400には、第2のパイプ部品30の内壁に支持される位置決めピン420が設けられており、これにより、段ロック部品400が第2のパイプ部品30内で回転可能となっている。これにより、第1のパイプ部品20に対する第2のパイプ部品30の位置が決定されると、段ロック部品400は、図10に示すように、複数の段ロック孔21のうちの1つの段ロック孔に操作可能に係合し、第1のパイプ部品20と第2のパイプ部品30との相互ロックを実現することができる。段ロック部品400は、段ロック孔21の寸法よりやや小さく、好ましくは、段ロック部品400は、段ロック孔21と密接に係合するように、段ロック孔21の寸法に近似している。また、段ロック部品400は、凸部構造を有していてもよく、例えば、突出シート、突出リンク等であってもよいが、本発明はこれに限定されない。段ロック部品400は、段ロック孔21の形状に合わせて係合することができる。
【0048】
支持脚装置10の長さを調整する過程で、段ロック部品400はまた、係合された段ロック孔21から操作可能に離脱することができ、それによって第1のパイプ部品20と第2のパイプ部品30の相互ロックが解除され、第2のパイプ部品30は第1のパイプ部品20に対して再びスライドすることができ、第2のパイプ部品30の第1のパイプ部品20に対する位置を調整することができる。これは以下で詳細に説明する。
【0049】
次に、支持脚装置10のロック解除機構について詳細に説明する。
【0050】
支持脚装置10を収納しようとすると、第1のパイプ部品20と第2のパイプ部品30の相互ロックを解除する必要があり、すなわち、段ロック部品400を段ロック孔21から離脱させ、第2のパイプ部品30を第1のパイプ部品20に対してスライドさせる必要がある。
【0051】
本発明は、段ロック部品400を段ロック孔21から離脱させる配置構造を提供し、この配置構造はまた同時に係合フック310を係合孔210から離脱させることができる。
【0052】
図5図8に関連して、この構造は、第2のパイプ部品30内で上下に移動することができるが水平に移動することができない第2のパイプ部品30内に縦方向に延在されたタイロッド500を含む。
【0053】
まず、段ロック部品400を段ロック孔21から離脱させるために、タイロッド500の頂端には支持脚装置10の縦方向に対して斜めに延びる長尺状の傾斜溝510が設けられ、段ロック部品400には駆動ピン410が設けられ、駆動ピン410は傾斜溝510を通過する。傾斜溝510の傾斜方向は、タイロッド500が下に移動すると、傾斜溝510が駆動ピン410を水平方向に変位させることができ、それによって駆動ピン410により段ロック部品400を段ロック孔21から離脱させるように設けられている。
【0054】
一実施例では、タイロッド500の上部は開口部を有し、段ロック部品400は開口部内に位置する。好ましくは、開口部は、U字型の開口部であってもよく、図7に示すように、この場合、傾斜溝510は、U字型の開口部の対向両側520に配置される。しかし、本発明はこれに限らず、タイロッド500の上部の開口は他の形状であってもよく、段ロック部品400を収容できればよい。又は、タイロッド500の上部に開口部を設けなくてもよく、この場合、段ロック部品400上の駆動ピン410が傾斜溝510を通るように、傾斜溝510がタイロッド500の上部を貫通して形成され、段ロック部品400がタイロッド500の上部に対して並設される。
【0055】
次に、係合フック310を係合孔210から離脱させるために、駆動部品300の上部には、支持脚装置10の縦方向に対して延びる駆動溝330が設けられ、駆動ピン410はさらに駆動溝330を通過する。したがって、駆動ピン410が傾斜溝510によって水平方向に変位すると、駆動ピン410は駆動溝330を駆動し、さらに、駆動部品300の上部を水平方向に変位させ、これにより、駆動部品300の上端の係合フック310をプッシュ部品200の係合孔210から離脱させる。
【0056】
図4及び図8に示すように、タイロッド500の下部には支持ピン550が固定されていてもよく、駆動部品300の下部には長形の支持溝340があり、支持ピン550は支持溝340を通過することで、駆動部品300はタイロッド500に上下移動可能に支持され、駆動部品300は、支持ピン550の周りを回転することができ、駆動部品300の上部を水平方向に変位させることができる。
【0057】
さらに、支持脚装置10を収容しようとすると、駆動部品300の下端320は底面に接触されなくなる。駆動部品300のリセットを保証するために、図12に示すように、駆動部品300の下部とタイロッド500の下部との間に引張ばね350を取り付けることができ、引張ばね350は、駆動部品300をタイロッド500に対して下方に移動させるように構成される。図12の実施例では、駆動部品300の下部にリベット360が設けられ、タイロッド500の下部にウィングレット580を有し、引張ばね350の一端はリベット360に掛けられ、他端は、ウィングレット580の孔に掛けられ、それにより引張ばね350の取り付けが容易になる。もちろん、引張ばね350は、他の方法で取り付けてもよい。このようにして、駆動部品300の下端320が底面に接触されなくなると、引張ばね350は、駆動部品300を下に移動させるので、駆動部品300は、プッシュ部品200を上に押し上げなくなる。同時に、係合フック310の先端は、傾斜下部311を有しているので、この傾斜下部311の傾斜方向は、係合フック310が下に移動すると、係合孔210の下縁と相互作用して係合フック310を係合孔210から離脱するように構成される。このように、駆動部品300は、プッシュ部品200を押し上げる力を発生させず、プッシュ部品200もインジケータ100を押し上げる力を発生させないので、インジケータ100は、第1の弾性部品120によって第1の方向に第1の位置に回転し、これにより、第1の領域101を指示窓111から露出させる。
【0058】
再び、ユーザーがタイロッド500を下に移動させるのを容易にするために、本発明の一実施例では、タイロッド500の底端には駆動斜面530が設けられており、この駆動斜面530は、タイロッド500の底端の両側に一体成形されてもよく、タイロッド500の底端の両側に接続部品を介して固定されてもよい。同時に、支持脚装置10の下端には、段調整ボタン600が設けられており、具体的には、この段調整ボタン600は第2のパイプ部品30の底端に設けられてもよい。また、段調整ボタン600には、駆動斜面530に接触するボタン斜面610が設けられている。駆動斜面530とボタン斜面610の傾斜方向は、図8に示すように、段調整ボタン600が押圧されると、ボタン斜面610と駆動斜面530とが相互作用して、タイロッド500を下に移動させるように構成されている。
【0059】
また、タイロッド500の下端には第2の弾性部品540が設けられており、好ましくは、図8に示すように、第2の弾性部品540は、タイロッド500を上向きに移動させるためにタイロッド500の底端の下方に設けられてもよいが、第2の弾性部品540の位置はこの実施例に限定されない。第2の弾性部品540は、ばね、弾性片、又は駆動力を提供することができる任意の弾性要素を含むことができる弾性材料で構成されている。第2の弾性部品540が存在するため、段調整ボタン600が押されていない場合、第2の弾性部品540は、タイロッド500を上に移動させることになり、駆動斜面530は、段調整ボタン600が半径方向に沿って外側に初期位置になるようにボタン斜面610を押すことになる。一方、タイロッド500の上下移動の範囲を制限するために、タイロッド500には、引張ばねの縦方向に延びる長尺状の位置限定溝560を設けることもでき、位置限定軸570は、この位置限定溝560を通過し、第2のパイプ部品30の側壁に固定することができる。
【0060】
前述の実施例及び利点は例示的なものにすぎず、本発明に対する限定とはみなせない。本明細書の説明は、特許請求の範囲を限定するのではなく、例を意図する。さまざまな代替案、変形、修正が当業者には明らかである。本明細書に記載された例示的な実施例の特徴、構造、方法、及び他の特性は、他の及び/又は代替可能な例示的な実施例を得るために様々な方法で組み合わされ得る。
【0061】
本発明の特徴を逸脱することなく様々な形態で具現化することができるので、上記実施例は、特に明記しない限り、添付の特許請求の範囲内にあると広く解釈すべきであり、したがって、上記の説明の詳細に限定されないことも理解すべきである。特許請求の範囲の範囲と限界、又はそのような範囲と限界の等価スキームに含まれるすべての修正と変形は、添付の特許請求の範囲に含まれるべきである。
【0062】
本明細書に記載された本発明の例示的な実施例は、添付の特許請求の範囲の適用を制限するものとして解釈されるべきではない。動詞「含む」は、本願において、列挙されていない特徴の存在を排除するものではない開放限定として用いられる。別段の説明がない限り、従属請求項に記載の特徴は、互いに自由に組み合わされることができる。本発明の特性とみなされる新規な特徴は、特に添付の特許請求の範囲に記載されている。
【符号の説明】
【0063】
10 支持脚装置
20 第1のパイプ部品
21 段ロック孔
22 内側壁
23 ノッチ
30 第2のパイプ部品
40 フレーム
100 インジケータ
101 第1の領域
102 第2の領域
103 回転軸
110 指示ケース
111 指示窓
120 第1の弾性部品
200 プッシュ部品
210 係合孔
220 頂端
300 駆動部品
310 係合フック
320 下端
321 底面接触部品
322 衝突防止滑り止め部品
330 駆動溝
340 支持溝
350 引張ばね
360 リベット
400 段ロック部品
410 駆動ピン
420 位置決めピン
500 タイロッド
510 傾斜溝
520 U字型の開口の対向両側
530 駆動斜面
540 第2の弾性部品
550 支持ピン
560 位置限定溝
570 位置限定軸
580 ウィングレット
600 段調整ボタン
610 ボタン斜面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2024-07-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
安全シートのための支持脚装置(10)の指示アセンブリであって、
前記指示アセンブリは、前記支持脚装置(10)が接地するか否かを表示するために使用され、
前記指示アセンブリは、連動状態と非連動状態とを有し、前記指示アセンブリが前記非連動状態にある場合、前記支持脚装置(10)が接地する時に前記インジケータ(100)を第1の位置に保持し、前記指示アセンブリが前記連動状態にある場合、前記支持脚装置が接地する時に前記インジケータ(100)を前記第1の位置から第2の位置に切り替え、
前記支持脚装置(10)は、第1のパイプ部品(20)と、前記第1のパイプ部品(20)に対してスライド可能である第2のパイプ部品(30)とを含み、前記第1のパイプ部品(20)と前記第2のパイプ部品(30)の相互ロックが解除されると、前記指示アセンブリは、非連動状態になる、
ことを特徴とする安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項2】
前記指示アセンブリは、指示窓(111)を有する指示ケース(110)を含み、前記インジケータ(100)は、第1の領域(101)と第2の領域(102)を含み、前記インジケータ(100)が第1の位置にあるとき、前記第1の領域(101)が前記指示窓(111)から露出し、前記インジケータ(100)が第2の位置にあるとき、前記第2の領域(102)は前記指示窓(111)から露出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項3】
前記指示アセンブリは、前記インジケータ(100)を前記第1の位置に連動させるための第1の弾性部品(120)を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項4】
前記インジケータ(100)は、前記支持脚装置(10)に回転可能に設けられ、前記第1の弾性部品(120)により前記インジケータ(100)を第1の方向に沿って第1の位置に回転させ、
前記インジケータ(100)は、前記第1の弾性部品(120)の付勢力に抗して前記第1の方向と反対の第2の方向に沿って第2の位置に回転するように押される、
ことを特徴とする請求項3に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項5】
前記第1のパイプ部品(20)は、縦方向に配列された複数の段ロック孔(21)を有し、
前記第2のパイプ部品(30)は、前記第1のパイプ部品(20)にスライド可能に設けられ、前記第2のパイプ部品(30)に段ロック部品(400)が設けられ、
前記段ロック部品(400)は、前記複数の段ロック孔(21)のうちの1つの段ロック孔に操作可能に係合することで、前記第2のパイプ部品(30)が前記第1のパイプ部品(20)に対する位置をロックする、
ことを特徴とする請求項1に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項6】
前記指示アセンブリは、プッシュ部品(200)と駆動部品(300)とを含み、
前記プッシュ部品(200)は、前記支持脚装置(10)の縦方向に上下移動可能であり、前記インジケータ(100)を押して前記第2の位置に移動させることができ、
前記駆動部品(300)は、前記支持脚装置(10)の縦方向に上下移動可能であり、地面に接触することができる下端(320)を含み、前記プッシュ部品(200)と操作可能に係合して前記指示アセンブリの前記連動状態となる、
ことを特徴とする請求項5に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項7】
前記段ロック部品(400)には駆動ピン(410)が設けられ、前記駆動ピン(410)は、前記駆動部品(300)の駆動溝(330)を通過し、
前記段ロック部品(400)が前記段ロック孔(21)から離脱すると同時に、前記駆動ピン(410)により前記駆動部品(300)を水平方向に変位させ、前記駆動部品(300)を前記プッシュ部品(200)との係合から離脱させることで、前記指示アセンブリの前記非連動状態となる、
ことを特徴とする請求項6に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項8】
前記駆動ピン(410)が水平方向に変位して、前記段ロック部品(400)を前記段ロック孔(21)から離脱させる
ことを特徴とする請求項7に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項9】
前記第2のパイプ部品(30)にタイロッド(500)が設けられ、前記タイロッド(500)は、前記支持脚装置(10)の縦方向に上下移動可能であり、前記タイロッド(500)に傾斜溝(510)が設けられ、前記駆動ピン(410)は、前記傾斜溝(510)と前記駆動溝(330)を通過し、
前記傾斜溝(510)の傾斜方向は、前記タイロッド(500)が下に移動する場合、前記傾斜溝(510)により前記駆動ピン(410)を水平方向に変位させることができるように構成される、
ことを特徴とする請求項8に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項10】
前記プッシュ部品(200)は、また、縦方向に配列された複数の係合孔(210)を有しており、前記駆動部品(300)は、係合フック(310)を含み、前記係合フック(310)は、前記プッシュ部品(200)の複数の係合孔(210)のうちの1つの係合孔に操作可能に係合して前記指示アセンブリの前記連動状態となり、
前記段ロック部品(400)が前記段ロック孔(21)から離脱すると同時に、前記駆動ピン(410)により前記駆動部品(300)を水平方向に変位させ、前記係合フック(310)を前記プッシュ部品(200)の前記段ロック孔(21)から離脱させることで、前記指示アセンブリの前記非連動状態となる、
ことを特徴とする請求項7に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項11】
前記タイロッド(500)の底端に駆動斜面(530)が設けられ、前記第2のパイプ部品(30)の底端に段調整ボタン(600)が設けられ、前記段調整ボタンに前記駆動斜面(530)と接触するボタン斜面(610)が設けられ、前記駆動斜面(530)と前記ボタン斜面(610)の傾斜方向は、前記段調整ボタン(600)が押圧される場合、前記ボタン斜面(610)と前記駆動斜面(530)との相互作用により、前記タイロッド(500)を下に移動させるように構成される、
ことを特徴とする請求項9に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項12】
前記タイロッド(500)の底端に第2の弾性部品(540)が設けられ、前記第2の弾性部品により前記タイロッド(500)を上に移動させる、
ことを特徴とする請求項9に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項13】
前記駆動部品(300)の下部に支持溝(340)を有し、前記タイロッド(500)に固定された支持ピン(550)が前記支持溝(340)を通過して、これにより、前記駆動部品(300)を前記タイロッド(500)に上下移動可能に支持させ、前記駆動部品(300)は、前記支持ピン(550)の周りを回転することができる、
ことを特徴とする請求項9に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項14】
前記駆動部品(300)の下部と前記タイロッド(500)の下部の間に引張ばね(350)が取付され、前記引張ばねは、前記駆動部品(300)を前記タイロッド(500)に対して下に移動させるように構成される、
ことを特徴とする請求項9に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリ。
【請求項15】
請求項1~14のいずれか1項に記載の安全シートのための支持脚装置の指示アセンブリを使用している、
ことを特徴とする安全シート。