(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024010729
(43)【公開日】2024-01-25
(54)【発明の名称】バス車載機
(51)【国際特許分類】
G07B 15/00 20110101AFI20240118BHJP
【FI】
G07B15/00 V
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022112180
(22)【出願日】2022-07-13
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 博覧会名 鉄道技術展・大阪 主催者 株式会社産業経済新聞社 開催日 令和4年5月25日
(71)【出願人】
【識別番号】509335144
【氏名又は名称】株式会社JR西日本テクシア
(74)【代理人】
【識別番号】100113712
【弁理士】
【氏名又は名称】野口 裕弘
(72)【発明者】
【氏名】松田 博
(72)【発明者】
【氏名】塩濱 和豊
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 嗣門
【テーマコード(参考)】
3E127
【Fターム(参考)】
3E127AA11
3E127BA01
3E127CA02
3E127CA04
3E127DA02
3E127DA10
3E127DA29
3E127EA02
3E127EA16
3E127EA31
3E127FA42
3E127FA43
(57)【要約】
【課題】低コストにバスの車内で運賃を収受するとともに、ODデータを取得する。
【解決手段】バス車載機1は、情報端末3とICカードリーダライタ4とを一つの筐体5内に有する。情報端末3は、処理部31と、記憶部32と、表示部33と、入力部34とを有する。記憶部32は、自車の運行系統の停留所情報及び運賃情報を有する。乗客の降車時に先ず、降車停留所が入力部34に入力される。そして各乗客の降車時に、乗車停留所が入力部34に入力される。処理部31は、その乗車停留所と降車停留所を対にして記憶部32に記憶する。運賃情報が均一運賃である場合、各乗客の乗車時及び降車時のいずれかにおいて、乗客のICカード2を用いてその均一運賃を収受する。運賃情報が均一運賃でない場合、各乗客の降車時に、乗車停留所情報、降車停留所情報、及び前記運賃情報に基づいて運賃を計算し、乗客のICカード2を用いてその運賃を収受する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バスの乗務員に携行されるバス車載機であって、
情報端末と、
ICカードと前記情報端末との間でデータを読み書きするICカードリーダライタとを一つの筐体内に備え、
前記情報端末は、データを処理する処理部と、データを記憶する記憶部と、データを表示する表示部と、乗務員による入力操作を受ける入力部とを有し、
前記記憶部は、自車の運行系統の停留所情報及び運賃情報を有し、
乗客の降車時に先ず、前記停留所情報に基づいて降車停留所の選択肢が前記表示部に表示され、選択された降車停留所が前記入力部に入力され、
そして各乗客の降車時に、前記停留所情報に基づいて乗車停留所の選択肢が前記表示部に表示され、選択された乗車停留所が前記入力部に入力され、前記処理部は、その乗車停留所と前記降車停留所を対にして前記記憶部に記憶し、
前記運賃情報が均一運賃である場合、各乗客の乗車時及び降車時のいずれかにおいて、前記処理部は、乗客の前記ICカードを用いてその均一運賃を収受し、
前記運賃情報が均一運賃でない場合、各乗客の降車時に、前記処理部は、前記乗車停留所情報、前記降車停留所情報、及び前記運賃情報に基づいて運賃を計算し、乗客の前記ICカードを用いてその運賃を収受することを特徴とするバス車載機。
【請求項2】
前記バスには、整理券番号が印字された整理券を発行する整理券発行機が搭載され、
各乗客の降車時に、乗車停留所の選択肢とともに、それらの乗車停留所に対応する整理券番号が前記表示部に表示されることを特徴とする請求項1に記載のバス車載機。
【請求項3】
前記ICカードは、前払いされた金額の残高が保存されており、
前記処理部は、前記ICカードリーダライタによって、保存されている前記残高から運賃を引き去ることによって運賃を収受することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバス車載機。
【請求項4】
ICカードに入金するチャージ金額が前記入力部に入力され、
前記処理部は、入力された前記チャージ金額を前記ICカードリーダライタによってICカードに保存されている前記残高に加算するとともに、前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項3に記載のバス車載機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バスの車内で運賃を収受するためのバス車載機に関する。
【背景技術】
【0002】
路線バスは、地域住民にとって重要な公共交通機関である。しかし、人口減少や新型感染症の影響等によりバス事業者の経営環境は大変厳しい。特に、バス事業者にとって閑散路線の維持は容易ではなく、路線を維持するために、利用者増とコストダウンの経営努力が行われている。バスの利便性を向上するとともに、運行を効率化するために、ODデータに基づいてバスの時刻表を改正することが望まれる。ODデータは、オリジン(Origin)とデスティネイション(Destination)の略語で、出発地(乗車停留所)と目的地(降車停留所)との間の利用者数のデータである。
【0003】
鉄道や都市部のバスでは、運賃のキャッシュレス決済として交通系ICカードの利用が広がっている。近年のキャッシュレス決済の急速な普及に伴い、閑散路線のバス事業者もICカードへの対応が望まれている。閑散路線のバスも、交通系ICカードに対応する装置を導入すれば、ODデータを取得することが可能となる。
【0004】
従来から非接触ICカード(交通系ICカード)を用いたバス改札装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような従来のバス改札装置では、乗車口と降車口に乗車口主局と降車口主局が各々設置される。乗車口主局と降車口主局は、それぞれICカードリーダライタを有し、車内の上位機器に接続される。上位機器とは、制御装置、運賃表示器及び音声合成装置等から構成され、運賃情報や停留所情報を持つ機器である。従来のバス改札装置は、上位機器が高コストであり、バス事業者にとって導入の経済的負担が非常に大きい。
【0005】
そこで、上位機器の一部の機能をサーバで処理することによって上位機器のコストを低減するシステムが考えられる。しかし、そのようなシステムは、バスとサーバとの間の無線データ通信が必要になるので、電波が届きにくいエリアが存在する路線では用いることができない。
【0006】
鉄道やバスで利用されるICカードは、電子マネーとしてタクシーでも利用可能である。タクシーには、バスにあるような上位機器は設置されない。そこで、タクシーと同じようにICカードでバスの運賃を収受することが考えられる。しかし、そのような電子マネーとしてのICカードの利用は、物販の決済として扱われるので、バスの運行ダイヤの改善に必要なODデータが得られない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記問題を解決するものであり、乗客のICカードを利用して低コストにバスの車内で運賃を収受するとともに、ODデータを取得することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のバス車載機は、バスの乗務員に携行されるバス車載機であって、情報端末と、ICカードと前記情報端末との間でデータを読み書きするICカードリーダライタとを一つの筐体内に備え、前記情報端末は、データを処理する処理部と、データを記憶する記憶部と、データを表示する表示部と、乗務員による入力操作を受ける入力部とを有し、前記記憶部は、自車の運行系統の停留所情報及び運賃情報を有し、乗客の降車時に先ず、前記停留所情報に基づいて降車停留所の選択肢が前記表示部に表示され、選択された降車停留所が前記入力部に入力され、そして各乗客の降車時に、前記停留所情報に基づいて乗車停留所の選択肢が前記表示部に表示され、選択された乗車停留所が前記入力部に入力され、前記処理部は、その乗車停留所と前記降車停留所を対にして前記記憶部に記憶し、前記運賃情報が均一運賃である場合、各乗客の乗車時及び降車時のいずれかにおいて、前記処理部は、乗客の前記ICカードを用いてその均一運賃を収受し、前記運賃情報が均一運賃でない場合、各乗客の降車時に、前記処理部は、前記乗車停留所情報、前記降車停留所情報、及び前記運賃情報に基づいて運賃を計算し、乗客の前記ICカードを用いてその運賃を収受することを特徴とする。
【0010】
このバス車載機において、前記バスには、整理券番号が印字された整理券を発行する整理券発行機が搭載され、各乗客の降車時に、乗車停留所の選択肢とともに、それらの乗車停留所に対応する整理券番号が前記表示部に表示されることが好ましい。
【0011】
このバス車載機において、前記ICカードは、前払いされた金額の残高が保存されており、前記処理部は、前記ICカードリーダライタによって、保存されている前記残高から運賃を引き去ることによって運賃を収受することが好ましい。
【0012】
このバス車載機において、ICカードに入金するチャージ金額が前記入力部に入力され、前記処理部は、入力された前記チャージ金額を前記ICカードリーダライタによってICカードに保存されている前記残高に加算するとともに、前記記憶部に記憶することが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明のバス車載機によれば、情報端末とICカードリーダライタとを備えるので、乗客のICカードを利用してバスの車内で運賃を収受することができる。バス車載機は、情報端末の記憶部が自車の運行系統の停留所情報及び運賃情報を有するので、従来は必要であった上位機器が不要となり、低コストである。また、バス車載機は、乗客の降車時に先ず降車停留所が入力され、各乗客の降車時に乗車停留所が入力されるので、乗車停留所と降車停留所との間の利用者数のデータであるODデータを取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は本発明の一実施形態に係るバス車載機の斜視図である。
【
図2】
図2は同バス車載機のブロック構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の一実施形態に係るバス車載機を
図1及び
図2を参照して説明する。
図1に示すように、バス車載機1は、バスの乗務員に携行される機器である。バス車載機1は、バスの車内で運賃を収受するための可搬型機器である。バスの運行中、バス車載機1を金具等によって車内に取り付けてもよい。バス車載機1はバスの乗務員に携行されるので、1台のバス車載機1を複数のバス車両で使いまわすことができる。ICカード2は、鉄道やバスで用いられている交通系ICカード(非接触ICカード)である。バス車載機1は、ICカード2がタッチされた時、そのICカード2のデータを読み書きできる。
【0016】
バス車載機1は、情報端末3とICカードリーダライタ4とを一つの筐体5内に有する。バス車載機1は、手で持てる大きさであり、本実施形態では、縦が約177mm、横が約78mm、厚さは最も厚い部分が約60mmである。情報端末3は、バス車載機1の上部に位置する。情報端末3は、タッチパネルディスプレイ35を有する。タッチパネルディスプレイ35は、バス車載機1の上面に位置する。ICカードリーダライタ4は、バス車載機1の一側面(縦方向の一端)に位置する。ICカードリーダライタ4は、ランプ41を有する。ICカード2をICカードリーダライタ4にタッチすると、ランプ41が発光するとともに、バス車載機1が音を発する。
【0017】
図2に示すように、情報端末3は、処理部31と、記憶部32と、表示部33と、入力部34とを有する。処理部31は、データを処理する。記憶部32は、データを記憶する。表示部33は、データを表示する。入力部34は、乗務員による入力操作を受ける。ICカードリーダライタ4は、ICカード2と情報端末3との間でデータを読み書きする。
【0018】
情報端末3は、スマートフォンと同様の構成を有する。このため、情報端末3は、小型軽量である。情報端末3の処理部31は、CPU等を有し、プログラムを実行することによって機能する。記憶部32は、メモリである。表示部33は、タッチパネルディスプレイ35のディスプレイである。入力部34は、タッチパネルディスプレイ35のタッチパネルである。
【0019】
上記の構成以外に、情報端末3は、データの入出力のためのインターフェース36と、無線データ通信を行うための通信部37を有する。バス車載機1は、小型のプリンタ6と蓄電池7をさらに有する。バス車載機1は、通信部37を用いなくても機能する。プリンタ6は、領収書を発行するために用いられる。プリンタ6は、省略してもよい。蓄電池7は、筐体5内の各部に動作用の電力を供給するバッテリーである。バス車載機1は、蓄電池7を有するので、バスの車内において外部電源との接続が不要である。
【0020】
上記のように構成されたバス車載機1の使い方を説明する。バス車載機1は、バスの運行開始前にバスの事務所で起動される。バス車載機1は、起動時に、ID及びパスワードの入力画面を表示部33に表示する。乗務員は、入力部34を操作してIDとパスワードを入力する。
【0021】
バス車載機1は、起動直後に通信部37を用いてサーバ8と無線で接続される。サーバ8は、例えばバスの事務所に設置されたパソコンである。サーバ8は、バス事業者における複数の事務所で共用されるものであってもよい。バスの事務所に無線の環境が無い場合、インターフェース36を用いて、バス車載機1をサーバ8に有線で接続してもよい。
【0022】
バス車載機1の起動後に先ず、系統選択画面が表示部33に表示される。系統選択画面には、複数の運行系統が表示される。各運行系統は、路線上の運行ルートであり、複数の停留所を結んでいる。系統選択画面では、各運行系統は、系統番号、行先、経由地が、例えば「30 医療センター行き 市役所経由」のように表示される。乗務員は、入力部34から運行系統を選択する。そして、選択された運行系統の停留所情報及び運賃情報がサーバ8からバス車載機1に提供される。このようにして、記憶部32は、自車の運行系統の停留所情報及び運賃情報を有する。停留所情報は、バスが停車する停留所の情報である。運賃情報は、均一運賃、又は停留所間の運賃の情報である。なお、バス車載機1のサーバ8との接続を省略して、複数の運行系統の情報を予め記憶部32に記憶してもよい。
【0023】
バスの運行開始後は、バス車載機1のサーバ8との接続は不要である。このため、バス車載機1は、「単独稼働型バスIC車載機」とも呼ばれる。
【0024】
乗客の降車時に、各乗客が降車する前に先ず、乗務員は、入力部34を操作して、降車停留所選択画面を表示部33に表示させる。降車停留所選択画面には、記憶部32に記憶されている停留所情報に基づいて降車停留所の選択肢が表示される。乗務員は、入力部34を操作して、降車停留所を選択する。
【0025】
すなわち、乗客の降車時に先ず、停留所情報に基づいて降車停留所の選択肢が表示部33に表示され、選択された降車停留所が入力部34に入力される。
【0026】
そして各乗客の降車時に、乗務員は、入力部34を操作して、乗車停留所選択画面を表示部33に表示させる。乗車停留所選択画面には、記憶部32に記憶されている停留所情報に基づいて乗車停留所の選択肢が表示される。乗務員は、降車する乗客に乗車停留所を聞き、入力部34を操作して、その乗車停留所を選択する。
【0027】
すなわち、各乗客の降車時に、停留所情報に基づいて乗車停留所の選択肢が表示部33に表示され、選択された乗車停留所が入力部34に入力される。
【0028】
処理部31は、入力部34に入力された乗車停留所と降車停留所を対にして記憶部32に記憶する。これにより、ODデータが記憶部32に蓄積される。
【0029】
そして、記憶部32が有する運賃情報が均一運賃である場合、処理部31は、ICカード2を用いてその均一運賃を収受する。すなわち、各乗客の降車時において、処理部31は、乗客のICカード2を用いてその均一運賃を収受する。なお、均一運賃である場合、降車時ではなく、各乗客の乗車時にその均一運賃を収受してもよい。
【0030】
記憶部32が有する運賃情報が均一運賃でない場合、各乗客の降車時に、処理部31は、入力部34に入力された乗車停留所情報と降車停留所情報、及び記憶部32に記憶されている運賃情報に基づいて運賃を計算し、乗客のICカード2を用いてその運賃を収受する。
【0031】
本実施形態では、バスに整理券発行機が搭載される。整理券発行機は、整理券番号が印字された整理券を発行する。整理券発行機は、運賃表示器等の上位機器は不要であり、乗務員が「停留所送りボタン」を押すことにより、整理券発行機に適切な整理券番号が指定される。各乗客は、乗車時に、整理券発行機から整理券を受け取る。バス車載機1の乗車停留所選択画面には、乗車停留所の選択肢とともに、それらの乗車停留所に対応する整理券番号が表示部33に表示される。各乗客は、降車時に、整理券を乗務員に提示又は渡すとともに、乗車停留所を乗務員に告げる。これにより、バス車載機1に誤った乗車停留所が入力されることが防がれる。
【0032】
ICカード2は、前払いでチャージ(入金)されて使用される。ICカード2は、前払いされた金額の残高が保存されている。バス車載機1の処理部31は、ICカードリーダライタ4によって、保存されている残高から運賃を引き去ることによって運賃を収受する。
【0033】
路線バスの乗客は、路線バスの運賃が支払える程度の金額をICカード2に入金すればよい。したがって、ICカード2をクレジットカードと関連付ける必要が無い。ICカード2を用いた運賃の収受において、クレジットカードに課金しないことにより、バス車載機1をクレジットカード会社のシステムに無線で接続することが不要である。
【0034】
バス車載機1を用いてICカード2をチャージ(入金)することができる。乗務員は、チャージのための現金を乗客から受け取る。そして、ICカード2に入金するチャージ金額が、乗務員の操作によって入力部34に入力される。処理部31は、入力されたチャージ金額をICカードリーダライタ4によってICカード2に保存されている残高に加算するとともに、記憶部32に記憶する。
【0035】
バスの運行が終了すると、バス車載機1はバスの事務所に戻され、収受した運賃の情報とODデータ等がサーバ8に登録される。
【0036】
以上、本実施形態に係るバス車載機1によれば、情報端末3とICカードリーダライタ4とを備えるので、乗客のICカード2を利用してバスの車内で運賃を収受することができる。バス車載機1は、情報端末3の記憶部32が自車の運行系統の停留所情報及び運賃情報を有するので、従来は必要であった上位機器が不要となり、低コストである。また、バス車載機1は、乗客の降車時に先ず降車停留所が入力され、各乗客の降車時に乗車停留所が入力されるので、乗車停留所と降車停留所との間の利用者数のデータであるODデータを取得することができる。
【0037】
各乗客の降車時に、乗車停留所の選択肢とともに、それらの乗車停留所に対応する整理券番号が表示部33に表示されるので、バス車載機1に誤った乗車停留所が入力されることが防がれる。
【0038】
バス車載機1は、ICカードリーダライタ4によって、ICカード2に保存されている残高から運賃を引き去ることによって運賃を収受するので、クレジットカード会社のシステムに無線で接続することが不要であり、電波が届きにくいエリアが存在する路線でも使用することができる。
【0039】
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限られず、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、ICカード2は、カードの形をしたものに限定されず、ICカードの機能を有するスマートフォンであってもよい。
【符号の説明】
【0040】
1 バス車載機
2 ICカード
3 情報端末
31 処理部
32 記憶部
33 表示部
34 入力部
4 ICカードリーダライタ
5 筐体