IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ バンビーノ プレツィオーソ スウィツァーランド アーゲーの特許一覧

<>
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図1
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図2
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図3
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図4
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図5
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図6
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図7
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図8
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図9
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図10
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図11
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図12
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図13
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図14
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図15
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図16
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図17
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図18
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図19
  • 特開-チャイルドシートの安全機構 図20
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024107372
(43)【公開日】2024-08-08
(54)【発明の名称】チャイルドシートの安全機構
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/28 20060101AFI20240801BHJP
【FI】
B60N2/28
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024095215
(22)【出願日】2024-06-12
(62)【分割の表示】P 2023501111の分割
【原出願日】2021-07-07
(31)【優先権主張番号】202010650125.4
(32)【優先日】2020-07-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520144059
【氏名又は名称】バンビーノ プレツィオーソ スウィツァーランド アーゲー
【氏名又は名称原語表記】Bambino Prezioso Switzerland AG
【住所又は居所原語表記】Beim Bahnhof 5, 6312 Steinhausen, Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、ダーリャン
(57)【要約】
【課題】異なるシート部の交換をサポートするチャイルドシートのための安全機構の提供。
【解決手段】本発明は、ベースと、ターンテーブルと、シート部とを含むチャイルドシートの安全機構を提供する。ターンテーブルはベースの上部に枢動可能に連結され、安全機構は、ターンテーブルに配置され、シート部に連結されてシート部をターンテーブルにロックするロック機構と、ベースに配置され、シート部を解除するようにロック機構を駆動して操作可能な解除機構とを含む。安全機構は、ベースに固定された阻止部材と、ターンテーブルに移動可能に配置された阻止機構とをさらに備え、阻止機構は、ターンテーブルから突出するか又はターンテーブル内に隠れるように移動可能な一端を有し、それにより、阻止機構は阻止部材を阻止するかまたは前記阻止部材を回避する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース(1)と、ターンテーブル(2)と、シート部(3)とを含むチャイルドシートの安全機構(100)であって、
前記ターンテーブルは、前記ベースの上部に枢動可能に連結され、
前記安全機構は、
前記ターンテーブルに配置され、前記シート部に連結されて前記シート部を前記ターンテーブルにロックするロック機構(4)と、
前記ベースに配置され、前記シート部を解除するように前記ロック機構を駆動して操作可能な解除機構(5)と、を含み、
前記安全機構は、前記ベースに固定された阻止部材(11)と、前記ターンテーブルに移動可能に配置された阻止機構(22)とをさらに備え、前記阻止機構(22)は、前記ターンテーブルから突出するか又は前記ターンテーブル内に隠れるように移動可能な一端を有し、それにより、前記阻止機構は前記阻止部材を阻止するかまたは前記阻止部材を回避する、
ことを特徴とするチャイルドシートの安全機構。
【請求項2】
前記阻止部材は、複数の阻止部材(11)であり、前記複数の阻止部材(11)は、前記ターンテーブルの回転方向に沿って間隔を置いて前記ベースに固定されることで、ターンテーブル(2)が前記ベースに対する回転角度を限定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシートの安全機構。
【請求項3】
前記阻止機構は、前記ターンテーブル内に摺動可能に配置された第2の駆動部材(221)と、前記第2の駆動部材に固定的に連結された停止ブロック(222)とを含み、
前記阻止部材は、前記シートに固定され、
前記停止ブロックが前記第2の駆動部材の摺動によって駆動されることにより、前記停止ブロックは、前記阻止部材を阻止するか又は前記阻止部材を回避するように、前記ターンテーブルから突出するか又は前記ターンテーブル内に隠れるように移動可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシートの安全機構。
【請求項4】
前記シート部には、駆動アセンブリ(31)が設けられ、前記阻止機構は、第2のプッシュ部材(223)をさらに含み、前記第2のプッシュ部材は前記駆動アセンブリによって駆動されて前記第2の駆動部材を駆動して摺動させ、
任意選択で、前記第2の駆動部材には、第2の駆動シュート(221a)が設けられ、前記第2のプッシュ部材は、前記第2の駆動シュートに摺動可能に配置され、
前記駆動アセンブリによって前記第2のプッシュ部材が上下移動するように駆動されて前記第2の駆動部材を横方向に移動させる、
ことを特徴とする請求項3に記載のチャイルドシートの安全機構。
【請求項5】
前記駆動アセンブリは、第2の解除操作部材(311)と、伝動アセンブリと、駆動ピン(312)とを含み、
前記第2の解除操作部材は、前記シート部に移動可能に配置され、
前記駆動ピンは、前記シート部に上下移動可能に配置され且つ前記第2のプッシュ部材の上方に位置し、
前記伝動アセンブリは、前記第2の解除操作部材と前記駆動ピンとの間に連結され、
前記第2の解除操作部材が駆動されて前記伝動アセンブリを駆動することにより、前記駆動ピンは、駆動され移動して前記第2のプッシュ部材を押す、
ことを特徴とする請求項4に記載のチャイルドシートの安全機構。
【請求項6】
前記伝動アセンブリは、回転部材(313)を含み、前記回転部材は、前記第2の解除操作部材に連結された一端と前記駆動ピンに連結された他端とを有し、前記回転部材は、前記駆動ピンを駆動して移動させるように、前記第2の解除操作部材によって駆動されて回転し、
任意選択で、前記第2の解除操作部材には、前記回転部材を駆動して回転させるための駆動傾斜面(311a)が設けられる、
ことを特徴とする請求項5に記載のチャイルドシートの安全機構。
【請求項7】
前記安全機構は、前記ターンテーブルの上表面に摺動可能に配置され且つ前記第2のプッシュ部材と前記駆動アセンブリとの間に位置する推進部材(6)をさらに備え、
前記推進部材は、摺動するように駆動されて、前記駆動アセンブリが前記第2のプッシュ部材をプッシュすることを阻止又は許可する、
ことを特徴とする請求項4に記載のチャイルドシートの安全機構。
【請求項8】
前記推進部材は、本体(61)と、前記本体に設けられた貫通孔(62)とを含み、
前記推進部材は、摺動するように駆動されて、前記本体は、前記駆動アセンブリが前記第2のプッシュ部材をプッシュすることを阻止し、前記ターンテーブル(2)の回転を制限するために、前記阻止機構を前記ターンテーブル(2)から突出させたままにする、
ことを特徴とする請求項7に記載のチャイルドシートの安全機構。
【請求項9】
前記本体には、突起部(611)が設けられ、
前記ターンテーブルには、摺動溝(231)が設けられ、前記突起部は、前記摺動溝に摺動可能に配置され、
前記第2のプッシュ部材は、第1のプッシュ部(223a)及び第2のプッシュ部(223b)を含み、前記第1のプッシュ部は、前記第2のプッシュ部の上方に配置され、前記第1のプッシュ部は、前記貫通孔に取り付けられ、前記推進部材をスライド操作することにより、前記第1のプッシュ部を前記前記第2のプッシュ部からずらすように前記推進部材により前記第1のプッシュ部を移動させる、
ことを特徴とする請求項8に記載のチャイルドシートの安全機構。
【請求項10】
前記安全機構は、前記ロック機構と前記解除機構との間に配置された遮断部材(21)をさらに含み、前記阻止機構(22)の一端が前記ターンテーブル内に隠れるように移動すると、前記遮断部材(21)が前記ロック解除機構と前記ロック機構との連動を許容し、前記前記シート部をロック解除するように、前記ターンテーブルが前記ベースに対して一定角度まで回転する、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシートの安全機構。
【請求項11】
前記ロック機構はロック部材(41)を含み、前記前記解除機構は、ロック解除部材を含み、
前記遮断部材(21)は、前記ロック解除部材が前記ロック部材を作動させることを許可するように、前記ターンテーブルが前記ベースに対して一定の角度まで回転させ、
任意選択で、
前記ロック機構はロック部材(41)を含み、前記解除機構は、ロック解除部材と、前記ベースに摺動可能に配置された第1の駆動部材(52)とを含み、
前記第1の駆動部材には、第1の駆動シュート(521)が設けられ、
前記解除部材は、前記第1の駆動シュートに摺動可能に配置され、
前記ターンテーブルが前記ベースに対して一定の角度まで回転させると、前記第1の駆動部材の横方向に移動により、遮断部材(21)は、前記ロック解除部材が上に移動してロック部材が前記シート部をロック解除することを許可し、
任意選択で、
前記解除機構は、前記ベースに枢動可能に連結された第1の解除操作部材と、前記第1の解除操作部材と前記第1の駆動部材との間に連結された第1の牽引ワイヤ(53)とをさらに含み、前記第1の牽引ワイヤは、前記第1の解除操作部材の回転によって牽引され前記第1の駆動部材を摺動させる、
ことを特徴とする請求項10に記載のチャイルドシートの安全機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はチャイルドシートの分野に関し、より詳細には、チャイルドシートの安全機構に関する。
【背景技術】
【0002】
チャイルドシートは、子供専用に設計されたシートである。チャイルドシートは、チャイルドシートによって子供を拘束し、子供の安全を確保するために、子供がチャイルドシートに座るために車両に組み立てられる。
【0003】
チャイルドシートは、通常、シート部と、ターンテーブルと、ベースとを備える。シート部は、ターンテーブル上に配置され、ターンテーブルは、シート部をベースに対して回転させるように駆動することができ、それにより、シート部を回転させて車両の頭部に正面または背面を向けることができる。シート部がベースに対して回転して正面を車両の頭部に向けると、シート部は前方モードになり、シート部がベースに対して回転して背面を車両の頭部に向けると、シート部は後方モードになり、シート部が前方モードまたは後方モードから90度回転すると、シート部は側方モードになる。年齢の問題及び安全性の問題のために、1歳未満の幼児は、シート部としてハンドキャリーバスケットを有するチャイルドシートのみを使用することができる。チャイルドシートのハンドキャリーバスケットは、後方モードまたは側方モードに回転すると使用できるが、前方モードに回転すると使用できず、1歳から12歳までの子供のみが、シート部としてシートを有するチャイルドシートを使用することができ、チャイルドシートのシートは、前方モード、後方モード及び側方モードに回転するときに使用することができる。しかしながら、現在のチャイルドシートは、子供の年齢が高くなるにつれて、チャイルドシートには異なるシート部が必要になり、子供の年齢別に異なるシート部を有するチャイルドシートを個別に購入すると、コストが高くなるという技術的問題に直面している。また、シート部とターンテーブルとが着脱可能であり、且つシート部を別のシート部に交換する場合を想定すると、前方モードにおけるシート部をターンテーブルから取り外してハンドキャリーバスケットに交換する際には、この時点でハンドキャリーバスケットは前方モードとなる。その結果、親またはユーザは、ハンドキャリーバスケットが前方モードでも使用可能であると間違える可能性があり、大きな安全性の問題を引き起こす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、異なるシート部の交換をサポートするチャイルドシートのための安全機構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、ベースと、ターンテーブルと、シート部とを含むチャイルドシートの安全機構を提供する。安全機構は、ロック機構と、解除機構とをさらに含む。ターンテーブルは、ベースの上部に枢動可能に連結される。ロック機構はターンテーブルに配置され、ロック機構はシート部に連結され且つシート部をターンテーブルにロックする。解除機構は、ベースに配置され、解除機構は、シート部を解除するようにロック機構を駆動して操作可能である。
【0006】
好ましくは、チャイルドシートの安全機構は、遮断部材をさらに含む。遮断部材は、ロック機構と解除機構との間に配置され、ターンテーブルは、ベースに対して一定の角度で回転し、これにより、遮断部材は、解除機構とロック機構との間の連動を遮断または許容することができる。
【0007】
好ましくは、ロック機構はロック部材を含み、解除機構は解除部材を含み、解除部材は、シート部を解除するようにロック部材を駆動して操作させる。
【0008】
好ましくは、ロック機構は、ベースに対する回転の回転軌跡を含み、解除機構は、回転軌跡に対向する。
【0009】
好ましくは、回転軌跡は点状である。
【0010】
好ましくは、規制突起が解除部材の一側に設けられ、遮断部材はターンテーブルに配置され、ターンテーブルはベースに対して一定の角度で回転し、これにより、遮断部材は規制突起を阻止するかまたは遮断部材は規制突起からずれる。
【0011】
好ましくは、解除機構は第1の駆動部材を含む。第1の駆動部材はベースに摺動可能に配置され、第1の駆動部材には、第1の駆動シュートが設けられ、解除部材は第1の駆動シュートに摺動可能に配置され、解除部材は、第1の駆動部材の摺動によって駆動されて移動し、ロック部材を駆動して操作させる。
【0012】
好ましくは、解除機構は、第1の解除操作部材及び第1の牽引ワイヤをさらに含む。第1の解除操作部材はベースに枢動可能に連結され、第1の牽引ワイヤは第1の解除操作部材と第1の駆動部材との間に連結され、第1の解除操作部材は、回転することにより、第1の牽引ワイヤを牽引して第1の駆動部材を摺動させるように駆動する。
【0013】
好ましくは、解除機構は、第1の駆動部材をリセットするための第1の弾性リセット部材をさらに含み、第1の弾性リセット部材は、第1の駆動部材とベースとの間に配置される。
【0014】
好ましくは、ロック機構は連動アセンブリを含む。連動アセンブリは、ターンテーブルに配置され且つ解除部材の上方に位置し、解除部材は、連動アセンブリがロック部材を駆動してシート部を解除するように連動アセンブリを駆動するように操作される。
【0015】
好ましくは、連動アセンブリは、第1のプッシュ部材と、プル部材とを含む。第1のプッシュ部材は、ターンテーブルに上下移動することができるように配置され、第1のプッシュ部材には、第1の傾斜面が設けられ、プル部材は、ターンテーブルに水平方向に移動可能に配置され、プル部材には、第2の傾斜面が設けられ、第1の傾斜面は、第2の傾斜面に当接し、第1のプッシュ部材は、解除部材によって上方に押し上げられ、プル部材を駆動して移動させ、これにより、ロック部材は、駆動され、シート部を解除する。
【0016】
好ましくは、連動アセンブリは、第1のプッシュ部材をリセットするための第2の弾性リセット部材をさらに含み、第2の弾性リセット部材は、第1のプッシュ部材とプル部材との間に配置される。
【0017】
好ましくは、阻止部材及び阻止機構がさらに含まれる。阻止部材はベースに固定され、阻止機構はターンテーブルに移動可能に配置され、阻止機構の一端は、ターンテーブルの外に移動または延在するかまたはターンテーブル内に隠れて、これにより、阻止機構は阻止部材を阻止するかまたは阻止部材を回避する。
【0018】
好ましくは、阻止機構は、第2の駆動部材と停止ブロックとを含む。第2の駆動部材は、ターンテーブル内に摺動可能に配置され、停止ブロックは、第2の駆動部材に固定的に連結され、停止ブロックは、ターンテーブルを貫通するように配置され、阻止部材は、ベースに固定され、停止ブロックは、第2の駆動部材を摺動させることによって駆動され、これにより、停止ブロックは、ターンテーブルの外に延在するかまたはターンテーブル内に隠れ、停止ブロックは、阻止部材を阻止するかまたは阻止部材を回避する。
【0019】
好ましくは、阻止機構は第2のプッシュ部材をさらに含み、第2の駆動部材には第2の駆動シュートが設けられ、第2のプッシュ部材は第2の駆動シュートに摺動可能に配置され、シート部には駆動アセンブリが設けられ、第2のプッシュ部材は駆動アセンブリによって駆動されて第2の駆動部材を駆動して摺動させる。
【0020】
好ましくは、駆動アセンブリは、第2の解除操作部材と、伝動アセンブリと、駆動ピンとを含む。第2の解除操作部材は、シート部上に移動可能に配置され、駆動ピンは、シート部に上下移動可能に配置され且つ第2のプッシュ部材の上方に位置し、伝動アセンブリは、第2の解除操作部材と駆動ピンとの間に連結され、第2の解除操作部材が駆動されて伝動アセンブリを駆動することにより、駆動ピンは、駆動され、下方に移動し且つ第2のプッシュ部材を押す。
【0021】
好ましくは、伝動アセンブリは回転部材を含む。回転部材はシート部に枢動可能に連結され、回転部材の一端が第2の解除操作部材に連結され、回転部材の他端が駆動ピンに連結され、回転部材は、駆動ピンを駆動して移動させるように第2の解除操作部材によって駆動されて回転する。
【0022】
好ましくは、第2の解除操作部材は、シート部上に摺動可能に配置され、第2の解除操作部材は、回転部材に接触連結し、回転部材は、第2の解除操作部材の摺動によって押されて回転する。
【0023】
好ましくは、第2の解除操作部材には、回転部材を駆動して回転させるための駆動傾斜面が設けられる。
【0024】
好ましくは、シート部は、シート部の内部に固定されたビームを含み、回転部材は、ビームに枢動可能に連結される。
【0025】
好ましくは、駆動アセンブリは、駆動ピンをリセットするための第5の弾性リセット部材をさらに含み、第5の弾性リセット部材は、駆動ピンとシート部との間に配置される。
【0026】
好ましくは、第2の解除操作部材は、シート部に枢動可能に連結される。
【0027】
好ましくは、推進部材がさらに含まれる。推進部材は、ターンテーブルの上表面に摺動可能に配置され且つ第2のプッシュ部材と駆動アセンブリとの間に位置する。推進部材は、本体と、本体に設けられた貫通孔とを含み、駆動アセンブリは、貫通孔を貫通して第2のプッシュ部材を駆動し、推進部材は、摺動するように駆動され、これで、本体は駆動アセンブリを阻止する。
【0028】
好ましくは、本体には突起部が設けられ、ターンテーブルには摺動溝が設けられ、突起部は摺動溝に摺動可能に配置される。
【0029】
好ましくは、弾性アセンブリがさらに含まれる。ターンテーブルには、摺動溝と連通する溝開口部が設けられ、弾性アセンブリは、溝開口部に配置され且つプッシュ部材とターンテーブルとの間に位置し、推進部材は、駆動され摺動し、これで、推進部材が弾性アセンブリを押圧または解除する。
【0030】
好ましくは、弾性アセンブリは、頂部ブロック及び第3の弾性リセット部材を含む。頂部ブロックは溝開口部に摺動可能に配置され、頂部ブロックの一端が摺動溝に突出し、頂部ブロックの摺動方向は推進部材の摺動方向と交差する。第3の弾性リセット部材は、頂部ブロックとターンテーブルとの間に配置される。
【0031】
好ましくは、摺動溝に突出する頂部ブロックの端部は、弧状構造である。
【0032】
好ましくは、第2のプッシュ部材は、第1のプッシュ部及び第2のプッシュ部を含む。第1のプッシュ部は、第2のプッシュ部の上方に配置され、第1のプッシュ部は、貫通孔に取り付けられ、第2のプッシュ部は、第2の駆動シュートに摺動可能に配置される。
【0033】
好ましくは、阻止機構は、第2の駆動部材をリセットするための第4の弾性リセット部材をさらに含み、第4の弾性リセット部材は、ターンテーブルと第2の駆動部材との間に配置される。
【0034】
好ましくは、複数の阻止部材が、ターンテーブルの回転方向に沿って間隔を置いてベースに固定される。
【0035】
好ましくは、シート部は、ベースに対して前方を向く前方モードと、後方を向く後方モードとを有し、ターンテーブルは、シート部を後方モードから前方モードに回転させるように駆動し、これにより、遮断部材は、解除機構とロック機構との間の連動を遮断する。
【0036】
好ましくは、シート部は、ターンテーブルの上部に取り外し可能に連結される。
【0037】
好ましくは、シート部がターンテーブルに連結されている場合に、シート部は後方モードにある。
【0038】
好ましくは、ターンテーブルの上表面には、間隔を置いて配置された第1の取付位置及び第2の取付位置が設けられ、シート部には、第1の取付部及び第2の取付部が設けられ、第1の取付部は第1の取付位置に取り付けられ、第2の取付部は第2の取付位置に取り付けられる。
【0039】
好ましくは、シート部は、チャイルドシート用のハンドキャリーバスケットまたはシートである。
【0040】
従来技術と比較して、本発明のチャイルドシート用の安全機構は、ターンテーブル上のロック機構と、ベース上の解除機構と、ロック機構と解除機構との間の阻止部材とを含む。シート部は、ロック部材によってターンテーブルにロックされ、解除部材は、シート部を取り外して異なるシート部と交換することができるように、ロック部材を駆動してシート部を解除するように操作可能である。したがって、消費者は、異なるシート部を有するチャイルドシートをさらに購入する必要がなく、それによって消費者の利用コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【0041】
図1図1は、本発明のチャイルドシートの安全機構の後方モードにおけるハンドキャリーバスケットの構造概略図である。
図2図2は、本発明のチャイルドシートの安全機構の後方モードにおけるシートの構造概略図である。
図3図3は、本発明のチャイルドシートの安全機構の前方モードにおけるシートの構造概略図である。
図4図4は、本発明の第1の実施形態に係るチャイルドシートの安全機構のターンテーブル及びベースの構造概略図である。
図5図5は、図4のチャイルドシートの安全機構の構造概略図であり、ターンテーブルの部分ハウジングとベースの部分ハウジングを除いたものである。
図6図6は、図5のA部の拡大図である。
図7図7は、本発明のチャイルドシートの安全機構の解除機構の構造概略図である。
図8図8は、本発明のチャイルドシートの安全機構の解除部材の構造概略図である。
図9図9は、本発明のチャイルドシートの安全機構のターンテーブル及びベースの内部構造図である。
図10図10は、図9のB部の拡大図である。
図11図11は、本発明の第1の実施形態に係るチャイルドシートの安全機構におけるロック部材の回転軌跡に対向する解除部材の概略図である。
図12図12は、本発明の第2の実施形態に係るチャイルドシートの安全機構におけるロック部材の回転軌跡に対向する解除部材の概略図である。
図13図13は、本発明のチャイルドシートの安全機構のターンテーブル及びベースを別の角度から見た内部構造図である。
図14図14は、図13のC部の拡大図である。
図15図15は、図13のD部の拡大図である。
図16図16は、本発明のチャイルドシートの安全機構のシート部の構造概略図である。
図17図17は、本発明の他の実施形態に係るチャイルドシートの安全機構のシート部の構造概略図である。
図18図18は、本発明のチャイルドシートの安全機構の駆動アセンブリの構造概略図である。
図19図19は、本発明の第2の実施形態に係るチャイルドシートの安全機構のターンテーブルとベースの構造概略図である。
図20図20は、本発明のチャイルドシートの安全機構のターンテーブルから取り外される推進部材の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
本発明の技術的内容及び構造的特徴をよりよく説明するために、実施形態が、以下の添付の図面とともに詳細に説明される。
【0043】
図1図5を参照すると、本発明のチャイルドシートの安全機構100は、ベース1と、ターンテーブル2と、シート部3と、ロック機構4と、解除機構5と、遮断部材21とを含む。ターンテーブル2は、ベース1の上部に枢動可能に連結される。ロック部材4は、ターンテーブル2に配置され、シート部3に連結され、シート部3をターンテーブル2にロックする。解除機構5は、ベース1に配置され、ロック機構4を駆動してシート部3を解除するように操作可能である。より具体的には、ロック機構4はロック部材41を含み、解除機構5は解除部材51を含み、解除部材51はロック部材41を駆動して、これより、ロック部材41は、シート部3を解除する。遮断部材21は、ロック機構4と解除機構5との間に配置され、ターンテーブル2がベース1に対して一定の角度で回転することにより、遮断部材21は、解除機構5とロック機構4との間の連動を阻止または許容する。本実施形態では、シート部3は、ベース1に対して前方を向く前方モードと後方を向く後方モードとを有し、ターンテーブル2は、シート部3を後方モードから前方モードに回転させるように駆動し、それにより、遮断部材21は、解除機構5とロック機構4との間の連動を阻止する。本発明によれば、シート部3は、チャイルドシート用のハンドキャリーバスケットまたはシートである。図3に示すように、ターンテーブル2がシート部3を駆動してベース1に対して一定の角度で回転させると、シート部3は前方モードになり、遮断部材21は解除機構5とロック機構4との間の連動を阻止するので、解除機構5はロック機構4を駆動してシート部3を解除することができず、したがって、前方モードにおけるシート部3を取り外すことができない。図2に示すように、ターンテーブル2がシート部3を駆動してベース1に対して一定の角度で回転させると、シート部3は後方モードまたは側方モードになり、遮断部材21は解除機構5とロック部材4との間の連動をもはや阻止しないので、解除機構5はロック機構4を駆動してシート部3を解除することができる。したがって、後方モードまたは側方モードにおけるシート部3を取り外すことができ、異なるシート部3との交換を行うことができ、例えば、シート部3として機能する図2のシートを、シート部3として機能する図1のハンドキャリーバスケットに交換することができる。
【0044】
図6及び図7を参照すると、本実施形態では、解除機構5は、第1の駆動部材52と、第1の解除操作部材(図示せず)と、第1の牽引ワイヤ53とを含む。第1の駆動部材52はベース1に摺動可能に配置され、第1の駆動部材52には第1の駆動シュート521が設けられ、解除部材51は第1の駆動シュート521に摺動可能に配置され、第1の解除操作部材はベース1に枢動可能に連結され、第1の牽引ワイヤ53は第1の解除操作部材と第1の駆動部材52との間に連結され、第1の解除操作部材を回転させて第1の牽引ワイヤ53を引き、第1の駆動部材52を駆動して摺動させることにより、第1の駆動部材52は第1の駆動シュート521を介して解除部材51を駆動して移動させ、解除部材51はロック部材41を駆動して操作させる。さらに、解除機構5は、第1の駆動部材52をリセットするための第1の弾性リセット部材54をさらに含み、第1の弾性リセット部材54は、第1の駆動部材52とベース1との間に配置される。第1の解除操作部材を回転させると、第1の牽引ワイヤ53は第1の駆動部材52を牽引して水平方向に移動させ、第1の駆動部材52は第1の弾性リセット部材54を圧縮する。第1の解除操作部材が解除されると、第1の駆動部材52は、第1の弾性リセット部材54の弾性復元力によってリセットされる。しかしながら、解除機構5の構造は上記の例に限定されるものではない。他の実施形態では、例えば、解除機構5には駆動ブロックのみが設けられてもよい。駆動ブロックは、ベース1上に上下に摺動可能に配置されてもよく、駆動ブロックは上方に摺動するように直接操作され、これにより、駆動ブロックは解除部材51を上方に摺動及び移動させるように直接駆動し、ロック部材41を操作させるように駆動する。別の例では、解除機構5には第1の駆動部材52のみが設けられてもよく、解除部材51は、第1の駆動部材52の第1の駆動シュート521を介して上下に移動するように駆動される。
【0045】
図5及び図6を参照すると、本実施形態では、ロック機構4は、連動アセンブリ42を含む。連動アセンブリ42は、ターンテーブル2に配置され且つ解除部材41の上方に位置し、具体的には、連動アセンブリ42は、解除部材51とロック部材41との間に位置する。解除部材51は、連動アセンブリ42を駆動するように操作され、これにより、連動アセンブリ42は、ロック部材41を駆動してシート部3を解除する。より具体的には、連動アセンブリ42は、第1のプッシュ部材421及びプル部材422を含む。第1のプッシュ部材421は、ターンテーブル2に上下移動することができるように配置され且つ解除部材51の上方に位置してもよく、第1のプッシュ部材421には、第1の傾斜面421aが設けられる。プル部材422は、ターンテーブル2に水平方向に移動可能に配置され、プル部材422には、第2の傾斜面422aが設けられ、第1の傾斜面421aは第2の傾斜面422aに当接する。解除部材51によって第1のプッシュ部材421を上方に押し上げることによって、かつ第1の傾斜面421aと第2の傾斜面422aとの協働により、第1のプッシュ部材421は、プル部材422を駆動して移動させ、これにより、プル部材422は、ロック部材41を駆動してシート部3を開放及び解除する。さらに、連動アセンブリ42は、第1のプッシュ部材421をリセットするための第2の弾性リセット部材423をさらに含み、第2の弾性リセット部材423は、第1のプッシュ部材421とプル部材422との間に配置される。解除部材51が第1のプッシュ部材421を上方に押し上げると、第1のプッシュ部材421は第2の弾性リセット部材423を押圧し、解除部材51がもはや第1のプッシュ部材421を押さなくなると、第1のプッシュ部材421は第2の弾性リセット部材423によってリセットされてもよく、同時にプル部材422は第1のプッシュ部材421のリセットと共にリセットされる。プル部材422のリセット機能をさらに高めるために、プル部材422をリセットするための弾性リセット部材がプル部材422とターンテーブル2との間に配置されてもよい。なお、ロック機構4の構造は上記の例に限定されるものではない。他の実施形態では、例えば、連動アセンブリ42はロック部材4から省略されてもよく、ロック部材41は解除部材51によって直接駆動されて解除される。別の例として、ロック機構4には、ロック部材41及び揺動部材のみが設けられてもよく、揺動部材の一端が、ターンテーブル2に枢動可能に連結され、揺動部材が解除機構5の解除部材51によって押されて揺動することによって、揺動部材は、ロック部材41を押してシート部3を操作して解除する。
【0046】
図8図10を参照すると、本実施形態では、規制突起511が解除部材51の側面に設けられる。遮断部材21はターンテーブル2に配置され、ターンテーブル2は、ベース1に対して一定の角度で回転して、これにより、遮断部材21は規制突起511を阻止するか、または遮断部材21は規制突起511からずれる。より具体的には、ターンテーブル2の下側には、解除部材51に対応する位置に貫通孔27が設けられる。遮断部材21は、貫通孔27の内壁に固定され、解除部材51は、貫通孔27内に延在し、且つ連動アセンブリ42の第1のプッシュ部材421を押してもよい。ターンテーブル2がベース1に対して一定の角度で回転されると、遮断部材21は、解除部材51の規制突起511の上方に位置し、解除部材51は、遮断部材21の阻止効果により上方に移動することができず、これにより、解除部材51は、連動アセンブリ42の第1のプッシュ部材421を上方に押し上げることができない。したがって、解除機構5とロック機構4との連動が阻止され、解除機構5はロック機構4を駆動してシート部3を解除することができず、その結果、前方モードにおけるシート部3を取り外すことができない。ターンテーブル2がベース1に対して一定の角度で回転し続けると、遮断部材21は規制突起511からずれ、遮断部材21は解除部材51の上方移動をもはや阻止しなくなり、これにより、解除部材51は連動アセンブリ42の第1のプッシュ部材421を押すことが可能になり、さらに、解除機構5とロック機構4との間の連動を可能にし、ロック部材41にシート部3を解除させることができる。
【0047】
図11を参照すると、本実施形態では、ロック機構4及び解除機構5は、ベース1に対する回転の回転軸上にそれぞれ位置する。ロック機構4は、ベース1に対する回転の回転軌跡を有し、解除機構5は回転軌跡に対向する。図中、Lはベース1に対する回転の回転軌跡を示し、回転軌跡は点状である。ロック機構4と解除機構5との相対位置は一定であり、即ち、ベース1に対するターンテーブル2の回転に伴って、解除機構5とロック機構4とは互いに対向する状態を維持し、より具体的には、解除機構5の解除部材51はロック機構4の第1のプッシュ部材421と対向する状態を維持する。したがって、ターンテーブル2は、ベース1に対して回転するように駆動されることができ、これにより、遮断部材21は、解除部材51の規制突起511を阻止するか、または遮断部材21は、解除部材51の規制突起511からずれる。他の実施形態では、図12に示すように、ロック機構4及び解除機構5は、ベース1に対するターンテーブル2の回転の回転軸からずれた方向にそれぞれ配置され、図中のLは、ベース1の回転の回転軌跡を示す。遮断部材21は、ターンテーブル2上に配置され、遮断部材21及びターンテーブル2は、一体構造であってもよく、即ち、遮断部材21は、ターンテーブル2の一部である。ロック機構4が所定の角度まで回転すると、ロック機構4と解除機構5とは互いに対向するようになる。この時点で、遮断部材21は、解除機構5とロック機構4との間の連動を可能にし、即ち、遮断部材21は、解除機構5とロック機構4との間の連動をもはや阻止しない。ロック機構4が所定の角度まで回転し続けると、解除機構5とロック機構4とは互いにずれ、ターンテーブル2上の遮断部材21は解除機構5とロック機構4との間の連動を阻止する。
【0048】
図13図15を参照すると、本実施形態では、本発明のチャイルドシートの安全機構100は、阻止部材11及び阻止機構22をさらに含む。阻止部材11はベース1に固定され、阻止機構22は、ターンテーブル2に移動可能に配置され、阻止機構22の一端が移動し、ターンテーブル2から突出するかまたはターンテーブル2内に隠れることによって、阻止機構22は阻止部材11を阻止するかまたは阻止部材11を回避する。より具体的には、2つの阻止部材11が、ターンテーブル2の回転方向に沿って間隔を置いてベース1に固定され、ターンテーブル2は、阻止機構22を駆動して一緒に回転させることができる。阻止機構22の一端がターンテーブル2の外に延在されると、阻止機構22と阻止部材11との間の阻止が発生し、これにより、ターンテーブル2が回転し続けることが阻止され、且つベース1に対するターンテーブル2の回転角度が制限される。したがって、ターンテーブル2は360°回転することができなく、ターンテーブル2上に配置されたシート部3も同様に360°回転することができないので、シート部3は、両側で一定の角度までしか回転することができず、即ち、側方モードまでしか回転することができない。阻止機構22の一端がターンテーブル2内に隠れると、阻止機構22が阻止部材11を回避することができるので、ターンテーブル2は、360°回転し、ターンテーブル2上に配置されたシート部3も同様に360°回転する。阻止部材11の数は、上記の例に限定されず、阻止部材11の数は、1つまたは3つであってもよい。より具体的には、阻止機構22は、第2の駆動部材221及び停止ブロック222を含む。第2の駆動部材221は、ターンテーブル2内に摺動可能に配置され、停止ブロック222は、第2の駆動部材221に固定的に連結され、停止ブロック222は、ターンテーブル2を貫通するように配置され、阻止部材11は、ベース1に固定され、第2の駆動部材221の摺動によって、停止ブロック222を駆動することによって、停止ブロック222は、ターンテーブル2の外に延在されるかまたはターンテーブル2内に隠れ、これにより、停止ブロック222は、阻止部材11を阻止するかまたは阻止部材11を回避する。停止ブロック222と阻止部材11との間の阻止が発生すると、ターンテーブル2は回転し続けることが阻止されるので、ベース1に対するターンテーブル2の回転角度が制限される。停止ブロック222が阻止部材11を回避すると、ターンテーブル2は360°回転することができる。さらに、解除機構22は、第2の駆動部材221をリセットするための第4の弾性リセット部材224をさらに含み、第4の弾性リセット部材224は、ターンテーブル2と第2の駆動部材221との間に配置される。第2の駆動部材221が摺動して、停止ブロック222をターンテーブル2内に隠すように駆動すると、第2の駆動部材221は第4の弾性リセット部材224を押圧する。第2の駆動部材221が解除されると、第2の駆動部材221は、第4の弾性リセット部材224の弾性復元力によってリセットすることができ、これにより、第2の駆動部材221は停止ブロック222をターンテーブル2の外に延在させるように駆動する。
【0049】
図14図16を参照すると、シート部3がターンテーブル2上に取り付けられているときにのみターンテーブル2が360°回転することを可能にするために、阻止機構22は第2のプッシュ部材223をさらに含み、第2の駆動部材221には第2の駆動シュート221aが設けられ、第2のプッシュ部材223は第2の駆動シュート221aに摺動可能に配置され、シート部3には駆動アセンブリ31が設けられ、第2のプッシュ部材223は駆動アセンブリ31によって駆動されて第2の駆動部材221を摺動させるように駆動する。より具体的には、駆動アセンブリ31は、第2の解除操作部材311と、伝動アセンブリと、駆動ピン312とを含む。第2の解除操作部材311は、シート部3に移動可能に配置され、駆動ピン312は、シート部3に上下移動可能に配置され且つ第2のプッシュ部材223の上方に位置し、伝動アセンブリは、第2の解除操作部材311と駆動ピン312との間に連結される。第2の解除操作部材311が駆動されて伝動アセンブリを駆動することにより、駆動アセンブリ31は、駆動ピン312を駆動して下方に移動させ且つ第2のプッシュ部材223を押させる。第2の駆動シュート221aによって、第2のプッシュ部材223が第2の駆動部材221を駆動して水平に移動させることができ、これにより、第2の駆動部材221が停止ブロック222を駆動してターンテーブル2に隠し、または停止ブロック222が阻止部材11を回避させる。したがって、ターンテーブル2はベース1に対して360°回転することができ、ターンテーブル2上に配置されたシート部3も同様に360°回転することができる。図16に示すように、一実施形態において、第2の解除操作部材311は、シート部3に枢動可能に連結され、伝動アセンブリは、牽引ワイヤ(図示せず)及び上述のシュートが設けられた駆動部材(図示せず)を用いて駆動ピン312を上下に移動させるように駆動することができ、駆動ピン312はシュートに挿入される。第2の解除操作部材311が回転し、牽引ワイヤを引くことによって、牽引ワイヤが駆動部材を引いて摺動させ、駆動ピン312がシュートを介して駆動されて移動する。図17及び図18に示すように、他の実施形態において、伝動アセンブリは回転部材313を含む。回転部材313は、シート部3に枢動可能に連結され、回転部材313の一端が、第2の解除操作部材311に連結され、回転部材313の他端が、駆動ピン312に連結される。回転部材313は、第2の解除操作部材311によって駆動されて回転し、駆動ピン312を駆動して移動させる。より具体的には、第2の解除操作部材311は、シート部3上に摺動可能に配置され、第2の解除操作部材311は、回転部材313と接触連結し、シート部3は、その中に固定ビーム34を含み、回転部材313は、ビーム34に枢動可能に連結され、回転部材313は、第2の解除操作部材311が摺動することによって押されて摺動する。第2の解除操作部材311には、例えば、回転部材313を駆動して回転させるための駆動傾斜面311aが設けられるが、これに限定されない。さらに、駆動アセンブリは、駆動ピン312をリセットするための第5の弾性リセット部材314をさらに含み、第5の弾性リセット部材314は、駆動ピン312とシート部3との間に配置される。第2の解除操作部材311を摺動させるように駆動することによって、第2の解除操作部材311は、駆動傾斜面311aを介して回転部材313を回転させるように駆動し、これにより、回転部材313は、駆動ピン312を下方に移動させて第2のプッシュ部材223を押させ、同時に第5の弾性リセット部材314を押圧させる。第2の解除操作部材311が解除されると、第5の弾性リセット部材314の弾性力によって駆動ピン312が回転しリセットして、回転部材313及び第2の解除操作部材311は駆動されてリセットする。第5の弾性リセット部材314は、例えば、トーションバネであるが、これに限定されない。
【0050】
図19及び図20を参照すると、シート部3として機能するハンドキャリーバスケットは、後方モードまたは側方モードでのみ使用することができるが、前方モードに回転しそれに応じて使用することはできず、シート部3として機能するシートのみが調節され、前方モードに回転しそれに応じて使用することができる。チャイルドシートの安全性を高めるために、本発明のチャイルドシートの安全機構100は、推進部材6をさらに含む。推進部材6は、ターンテーブル2の上表面に摺動可能に配置され且つ第2のプッシュ部材223と駆動アセンブリ31との間に位置する。推進部材6は、本体61と、本体61に設けられた貫通孔62とを含み、駆動アセンブリ31は、貫通孔62を貫通して第2のプッシュ部材223を駆動し、本体61が駆動アセンブリ31を阻止するように、推進部材6が摺動するように駆動される。より具体的には、本体61には突起部611が設けられ、ターンテーブル2は固定された固定部材23を含み、固定部材23には摺動溝231が設けられ、突起部611は摺動溝231に摺動可能に配置される。固定部材23とターンテーブル2とは、例えば一体構造であってもよいが、これに限定されない。ハンドキャリーバスケットがシート部3として機能するとき、ハンドキャリーバスケットが360°回転することを抑制し、またハンドキャリーバスケットが前方モードに回転することを防止するために、推進部材6が摺動するように操作されることによって、推進部材6は、駆動アセンブリ31が第2のプッシュ部材223を下方に駆動することを阻止し、停止ブロック222はターンテーブル2の外に延在される状態に保持される。従って、ターンテーブル2は360°回転することができず、即ち、ハンドキャリーバスケットは360°回転することが抑制される。シートがシート部3として機能する場合、推進部材6が摺動するように操作され、これにより、駆動アセンブリ31は貫通孔62を貫通して第2のプッシュ部材223を駆動することが可能になり、第2のプッシュ部材223は第2の駆動部材221を駆動して水平に移動させ、水平に移動する第2の駆動部材221は、ターンテーブル2に隠れるように停止ブロック222を駆動する。したがって、停止ブロック222は、阻止部材11を回避することができ、ターンテーブル2がベース1に対して360°回転することを可能にする。即ち、シートも360°回転することができ、前方モードに回転し、調整されることができる。ユーザの推進部材6の操作感覚を向上させるために、本発明のチャイルドシートの安全機構100は、弾性アセンブリ24をさらに含む。ターンテーブル2には、摺動溝231と連通する溝開口部が設けられ、弾性アセンブリ24は、溝開口部に配置され且つ推進部材6とターンテーブル2との間に位置し、推進部材6は、推進部材6が弾性アセンブリ24を押圧または解除するように、摺動するように駆動される。より具体的には、弾性アセンブリ24は、頂部ブロック241及び第3の弾性リセット部材242を含む。頂部ブロック241は、溝開口部に摺動可能に配置され、頂部ブロック241の一端が、摺動溝231に突出し、頂部ブロック241の摺動方向は、推進部材6の摺動方向と反対である。第3の弾性リセット部材242は、頂部ブロック241とターンテーブル2との間に配置される。推進部材6の操作及び摺動プロセスにおいて、推進部材6の突起部611は、まず、頂部ブロック241を溝開口部内に引き込ませるように押し、これにより、頂部ブロック241は、第3の弾性リセット部材242を押圧する。そして、突起部611が頂部ブロック241を乗り越え、頂部ブロック241は第3の弾性リセット部材242の弾性復元力によってリセットされることができる。さらに、摺動溝231に突出する頂部ブロック241の端部は弧状構造となっているので、推進部材6を摺動させるための操作性が向上する。
【0051】
図14図19及び図20を参照すると、本発明の他の実施形態に係るチャイルドシートの安全機構100において、第2のプッシュ部材223は、第1のプッシュ部223a及び第2のプッシュ部223bを含む。第1のプッシュ部223aは第2のプッシュ部223bの上方に配置され、第1のプッシュ部223aは貫通孔62に取り付けられ、第2のプッシュ部223bは第2の駆動シュート221aに摺動可能に配置される。その他の構造は同じである。推進部材6を摺動させるように操作することによって、推進部材6は、第1のプッシュ部223aを移動させるように駆動し、これにより、第1のプッシュ部223aと第2のプッシュ部223bとは互いにずれる。推進部材6の本体61は、駆動アセンブリ31と第2のプッシュ部223bとの間に位置し、本体61は、駆動アセンブリ31が第2のプッシュ部223bを駆動することを阻止し、それにより、停止ブロック222は、ターンテーブル2の外に延在される状態に保持される。推進部材6を摺動させるように操作することによって、推進部材6は、第1のプッシュ部223aを移動させるように駆動し、これにより、第1のプッシュ部223aは、第2のプッシュ部223bの上方に移動し、第1のプッシュ部223aは、駆動アセンブリ31と第2のプッシュ部223bとの間に位置するようになり、駆動アセンブリ31が第1のプッシュ部223aを駆動して第2のプッシュ部223bを移動させるように駆動させることを可能にする。
【0052】
図2図4及び図16を参照すると、シート部3は、ターンテーブル2の上部に取り外し可能に連結され、シート部3がターンテーブル2に連結されるとき、シート部3は後方モードにある。より具体的には、ターンテーブル2の上表面には、第1の取付位置25と第2の取付位置26とが間隔をおいて設けられ、シート部3には、第1の取付部32と第2の取付部33とが設けられ、第1の取付部32は第1の取付位置25に取り付けられ、第2の取付部33は第2の取付位置26に取り付けられる。シート部3の第1の取付部32は、ターンテーブル2上の第1の取付位置25に対応して取り付けられ、シート部3の第2の取付部33は、ターンテーブル2上の第2の取付位置26に対応して取り付けられるので、シート部3は、後方モードにおいてのみターンテーブル2に取り付けられることができるように構成される。第1の取付部32とビーム34とは、例えば、同一の部品として構成されてもよいが、これに限定されない。例えば、第1の取付部32とビーム34とが別体の部品として構成されてもよい。
【0053】
図1図3を、図4図20と組み合わせて参照すると、本発明のチャイルドシートの安全機構100の具体的な操作原理は以下の通りである。
【0054】
図3に示すように、シート部3はシートであり、シートは前方モードにある。シートをハンドキャリーバスケットに交換する場合、シート上の駆動アセンブリ31の第2の解除操作部材311を操作することにより、第2の解除操作部材311は伝動アセンブリを駆動して操作させ、且つ駆動ピン312を駆動して、これで、第2のプッシュ部材223を下方に押し下げる。第2の駆動シュート221aによって、第2のプッシュ部材223は第2の駆動部材221を駆動して水平に移動させ、これにより、第2の駆動部材221は停止ブロック222を駆動してターンテーブル2内に隠し、停止ブロック222は阻止部材11を回避し、ターンテーブル2がベース1に対して360°回転することを可能にし、図2に示すように、シートを駆動して後方モードに回転させる。この時点で、解除機構5の解除部材51の規制突起511は、遮断部材21に対してずれており、遮断部材21と解除部材51との間の阻止が発生しない。次に、解除機構5の第1の解除操作部材が操作され、第1の解除操作部材が第1の牽引ワイヤ53を引いて第1の駆動部材52を摺動させるように駆動し、これにより、第1の駆動部材52は、第1の駆動シュート521を介して駆動されて解除部材51を上方に移動するように駆動し、解除部材51は連動アセンブリ42の第1のプッシュ部材421を押し、第1のプッシュ部材421はプル部材422を移動させるように駆動する。したがって、プル部材422はロック部材41を駆動してシート部3を開放して解除し、これにより、後方モードにおけるシートを取り外すことができる。推進部材6が摺動するように操作され、推進部材6は、第1のプッシュ部223aを移動させるように駆動し、これにより、第1のプッシュ部223aと第2のプッシュ部223bとは、互いにずれている。推進部材6の本体61は、駆動アセンブリ31と第2のプッシュ部材223bとの間に位置し、本体61は、駆動アセンブリ31が第2のプッシュ部223bを駆動することを阻止し、これにより、停止ブロック222は、ターンテーブル2から延出される状態に保持され、ターンテーブル2は360°回転することができない。後方モードにおけるハンドキャリーバスケットは、ターンテーブル2上の対応する位置に取り付けられ、即ち、ハンドキャリーバスケットの第1の取付部32は、ターンテーブル2上の第1の取付位置25に対応して取り付けられ、ハンドキャリーバスケットの第2の取付部33は、ターンテーブル2上の第2の取付位置26に対応して取り付けられる。この時点で、ハンドキャリーバスケットは360°回転することができないので、ハンドキャリーバスケットを後方モードから前方モードに回転させることができない。ハンドキャリーバスケットをシートに交換する場合にも同様の原理が適用され、関連する詳細は省略される。
【0055】
結論として、本発明のチャイルドシートの安全機構100は、ターンテーブル2上のロック機構4と、ベース1上の解除機構5とを備え、阻止部材11は、ロック機構4と解除機構5との間に設けられる。シート部3は、ロック機構4によってターンテーブル2にロックされ、解除機構5は、シート部3を解除するようにロック機構4を駆動するように操作可能である。遮断部材21がロック機構4と解除機構5との間に存在するので、ターンテーブル2がシート部3を駆動してベース1に対して一定の角度で回転させ、シート部3が前方モードにある場合、遮断部材21は解除機構5とロック機構4との間の連動を遮断し、これにより、解除機構5はシート部3を解除するためにロック機構4を駆動することができず、前方モードにおけるシート部3を取り外すことができない。シート部3が後方モードまたは側方モードにある場合、遮断部材21は解除機構5とロック機構4との間の連動をもはや阻止せず、これにより、解除機構5は、シート部3を解除するようにロック機構4を駆動することができる。したがって、後方モードまたは側方モードにおけるシート部3を取り外すことができ、異なるシート部3に交換することができ、消費者は、異なるシート部3を有するチャイルドシートをさらに購入する必要がなく、それによって消費者の利用コストを削減することができる。一方、ユーザが前方モードにおけるシートをハンドキャリーバスケットに交換することが防止されるので、ユーザがハンドキャリーバスケットを前方モードにおいて使用可能であると誤解することが防止され、チャイルドシートの安全性が向上する。
【0056】
本明細書には、下記のような発明も開示されている。
【0057】
(1)ベース(1)と、ターンテーブル(2)と、シート部(3)とを含むチャイルドシートの安全機構(100)であって、
前記ターンテーブルは、前記ベースの上部に枢動可能に連結され、
前記安全機構は、
前記ターンテーブルに配置され、前記シート部に連結されて前記シート部を前記ターンテーブルにロックするロック機構(4)と、
前記ベースに配置され、前記シート部を解除するように前記ロック機構を駆動して操作可能な解除機構(5)と、を含み、
前記安全機構は、前記ベースに固定された阻止部材(11)と、前記ターンテーブルに移動可能に配置された阻止機構(22)とをさらに備え、前記阻止機構(22)は、前記ターンテーブルから突出するか又は前記ターンテーブル内に隠れるように移動可能な一端を有し、それにより、前記阻止機構は前記阻止部材を阻止するかまたは前記阻止部材を回避する、
ことを特徴とするチャイルドシートの安全機構。
【0058】
(2)前記阻止部材は、複数の阻止部材(11)であり、前記複数の阻止部材(11)は、前記ターンテーブルの回転方向に沿って間隔を置いて前記ベースに固定されることで、ターンテーブル(2)が前記ベースに対する回転角度を限定する、
ことを特徴とする(1)に記載のチャイルドシートの安全機構。
【0059】
(3)前記阻止機構は、前記ターンテーブル内に摺動可能に配置された第2の駆動部材(221)と、前記第2の駆動部材に固定的に連結された停止ブロック(222)とを含み、
前記阻止部材は、前記シートに固定され、
前記停止ブロックが前記第2の駆動部材の摺動によって駆動されることにより、前記停止ブロックは、前記阻止部材を阻止するか又は前記阻止部材を回避するように、前記ターンテーブルから突出するか又は前記ターンテーブル内に隠れるように移動可能である、
ことを特徴とする(1)に記載のチャイルドシートの安全機構。
【0060】
(4)前記シート部には、駆動アセンブリ(31)が設けられ、前記阻止機構は、第2のプッシュ部材(223)をさらに含み、前記第2のプッシュ部材は前記駆動アセンブリによって駆動されて前記第2の駆動部材を駆動して摺動させ、
任意選択で、前記第2の駆動部材には、第2の駆動シュート(221a)が設けられ、前記第2のプッシュ部材は、前記第2の駆動シュートに摺動可能に配置され、
前記駆動アセンブリによって前記第2のプッシュ部材が上下移動するように駆動されて前記第2の駆動部材を横方向に移動させる、
ことを特徴とする(3)に記載のチャイルドシートの安全機構。
【0061】
(5)前記駆動アセンブリは、第2の解除操作部材(311)と、伝動アセンブリと、駆動ピン(312)とを含み、
前記第2の解除操作部材は、前記シート部に移動可能に配置され、
前記駆動ピンは、前記シート部に上下移動可能に配置され且つ前記第2のプッシュ部材の上方に位置し、
前記伝動アセンブリは、前記第2の解除操作部材と前記駆動ピンとの間に連結され、
前記第2の解除操作部材が駆動されて前記伝動アセンブリを駆動することにより、前記駆動ピンは、駆動され移動して前記第2のプッシュ部材を押す、
ことを特徴とする(4)に記載のチャイルドシートの安全機構。
【0062】
(6)前記伝動アセンブリは、回転部材(313)を含み、前記回転部材は、前記第2の解除操作部材に連結された一端と前記駆動ピンに連結された他端とを有し、前記回転部材は、前記駆動ピンを駆動して移動させるように、前記第2の解除操作部材によって駆動されて回転し、
任意選択で、前記第2の解除操作部材には、前記回転部材を駆動して回転させるための駆動傾斜面(311a)が設けられる、
ことを特徴とする(5)に記載のチャイルドシートの安全機構。
【0063】
(7)前記安全機構は、前記ターンテーブルの上表面に摺動可能に配置され且つ前記第2のプッシュ部材と前記駆動アセンブリとの間に位置する推進部材(6)をさらに備え、
前記推進部材は、摺動するように駆動されて、前記駆動アセンブリが前記第2のプッシュ部材をプッシュすることを阻止又は許可する、
ことを特徴とする(4)に記載のチャイルドシートの安全機構。
【0064】
(8)前記推進部材は、本体(61)と、前記本体に設けられた貫通孔(62)とを含み、
前記推進部材は、摺動するように駆動されて、前記本体は、前記駆動アセンブリが前記第2のプッシュ部材をプッシュすることを阻止し、前記ターンテーブル(2)の回転を制限するために、前記阻止機構を前記ターンテーブル(2)から突出させたままにする、
ことを特徴とする(7)に記載のチャイルドシートの安全機構。
【0065】
(9)前記本体には、突起部(611)が設けられ、
前記ターンテーブルには、摺動溝(231)が設けられ、前記突起部は、前記摺動溝に摺動可能に配置され、
前記第2のプッシュ部材は、第1のプッシュ部(223a)及び第2のプッシュ部(223b)を含み、前記第1のプッシュ部は、前記第2のプッシュ部の上方に配置され、前記第1のプッシュ部は、前記貫通孔に取り付けられ、前記推進部材をスライド操作することにより、前記第1のプッシュ部を前記前記第2のプッシュ部からずらすように前記推進部材により前記第1のプッシュ部を移動させる、
ことを特徴とする(8)に記載のチャイルドシートの安全機構。
【0066】
(10)前記安全機構は、前記ロック機構と前記解除機構との間に配置された遮断部材(21)をさらに含み、前記阻止機構(22)の一端が前記ターンテーブル内に隠れるように移動すると、前記遮断部材(21)が前記ロック解除機構と前記ロック機構との連動を許容し、前記前記シート部をロック解除するように、前記ターンテーブルが前記ベースに対して一定角度まで回転する、
ことを特徴とする(1)に記載のチャイルドシートの安全機構。
【0067】
(11)前記ロック機構はロック部材(41)を含み、前記前記解除機構は、ロック解除部材を含み、
前記遮断部材(21)は、前記ロック解除部材が前記ロック部材を作動させることを許可するように、前記ターンテーブルが前記ベースに対して一定の角度まで回転させ、
任意選択で、
前記ロック機構はロック部材(41)を含み、前記解除機構は、ロック解除部材と、前記ベースに摺動可能に配置された第1の駆動部材(52)とを含み、
前記第1の駆動部材には、第1の駆動シュート(521)が設けられ、
前記解除部材は、前記第1の駆動シュートに摺動可能に配置され、
前記ターンテーブルが前記ベースに対して一定の角度まで回転させると、前記第1の駆動部材の横方向に移動により、遮断部材(21)は、前記ロック解除部材が上に移動してロック部材が前記シート部をロック解除することを許可し、
任意選択で、
前記解除機構は、前記ベースに枢動可能に連結された第1の解除操作部材と、前記第1の解除操作部材と前記第1の駆動部材との間に連結された第1の牽引ワイヤ(53)とをさらに含み、前記第1の牽引ワイヤは、前記第1の解除操作部材の回転によって牽引され前記第1の駆動部材を摺動させる、
ことを特徴とする(10)に記載のチャイルドシートの安全機構。
【0068】
上記は本発明の好ましい実施形態の開示であり、本発明の特許請求の範囲に対する限定として解釈されるべきではない。したがって、本発明の特許請求の範囲になされる全ての等価な変更は、本発明の範囲内に包含されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20