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特開2024-107721換気装置、換気システム、および換気装置を備えた建物
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  • 特開-換気装置、換気システム、および換気装置を備えた建物 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024107721
(43)【公開日】2024-08-09
(54)【発明の名称】換気装置、換気システム、および換気装置を備えた建物
(51)【国際特許分類】
   F24F 7/10 20060101AFI20240802BHJP
   F24F 13/02 20060101ALI20240802BHJP
   F24F 7/08 20060101ALI20240802BHJP
【FI】
F24F7/10 101Z
F24F13/02 F
F24F7/08 101G
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023011804
(22)【出願日】2023-01-30
(71)【出願人】
【識別番号】000006242
【氏名又は名称】パナソニックエコシステムズ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000198787
【氏名又は名称】積水ハウス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123102
【弁理士】
【氏名又は名称】宗田 悟志
(72)【発明者】
【氏名】服部 慎也
(72)【発明者】
【氏名】島 康晃
(72)【発明者】
【氏名】東条 匠
(72)【発明者】
【氏名】神谷 和輝
(72)【発明者】
【氏名】河合 均
(72)【発明者】
【氏名】樋口 智之
(72)【発明者】
【氏名】漆原 慎
(72)【発明者】
【氏名】田里 香織
(72)【発明者】
【氏名】戸塚 窓
【テーマコード(参考)】
3L080
【Fターム(参考)】
3L080AA07
3L080AC01
(57)【要約】
【課題】換気装置の施工時の作業性を改善できる技術を提供する。
【解決手段】換気装置10は、本体ケース30と、本体ケース30の第1側面60aの中央部分に配置され、第1側面60aから突出して外気吸込ダクト12が接続される外気吸込ダクト接続部32と、外気吸込ダクト接続部32と並んで第1側面60aに配置され、第1側面60aから突出して排気ダクト14が接続される排気ダクト接続部34と、を備える。外気吸込ダクト接続部32の中心軸線L32と排気ダクト接続部34の中心軸線L34は、第1側面60aから遠ざかるにつれて互いに離れる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体ケースと、
前記本体ケースの第1側面の中央部分に配置され、当該第1側面から突出して外気吸込ダクトが接続される外気吸込ダクト接続部と、
前記外気吸込ダクト接続部と並んで前記第1側面に配置され、当該第1側面から突出して排気ダクトが接続される排気ダクト接続部と、
を備え、
前記外気吸込ダクト接続部の中心軸線と前記排気ダクト接続部の中心軸線は、前記第1側面から遠ざかるにつれて互いに離れる、換気装置。
【請求項2】
前記本体ケース内に配置され、室内へ給気される空気と室外へ排気される空気の間で熱交換を行う熱交換部をさらに備え、
前記熱交換部は、前記外気吸込ダクト接続部を通過した室外の空気が供給される吸込口を有し、当該吸込口は、当該外気吸込ダクト接続部の出口に向かい合う、
請求項1に記載の換気装置。
【請求項3】
前記第1側面の法線方向に対する前記外気吸込ダクト接続部の中心軸線の角度は、前記第1側面の法線方向に対する前記排気ダクト接続部の中心軸線の角度より大きい、
請求項1または2に記載の換気装置。
【請求項4】
前記外気吸込ダクト接続部は、前記排気ダクト接続部よりも前記第1側面から突出している、
請求項1または2に記載の換気装置。
【請求項5】
前記本体ケースにおける前記第1側面に向かい合う第2側面に配置された第1の給気ダクト接続部と、
前記本体ケースにおける前記第1側面および前記第2側面に隣接する第3側面に配置された第2の給気ダクト接続部と、
をさらに備える請求項1に記載の換気装置。
【請求項6】
前記第2側面と前記第3側面とが接続された角部から前記第1の給気ダクト接続部までの距離と、当該角部から前記第2の給気ダクト接続部までの距離は、同等である、
請求項5に記載の換気装置。
【請求項7】
前記第1の給気ダクト接続部と第1の給気ダクトとの間に接続される、当該第1の給気ダクトより硬質であり、曲がった形状を有する第1ジョイント部と、
前記第2の給気ダクト接続部と第2の給気ダクトとの間に接続される、当該第2の給気ダクトより硬質であり、曲がった形状を有する第2ジョイント部と、の少なくとも一方をさらに備える請求項5に記載の換気装置。
【請求項8】
前記本体ケースにおける前記第1側面に向かい合う第2側面に配置された第1の室内吸込ダクト接続部と、
前記本体ケースにおける前記第1側面および前記第2側面に隣接する第4側面に配置された第2の室内吸込ダクト接続部と、
をさらに備える請求項1または5に記載の換気装置。
【請求項9】
前記第2側面と前記第4側面とが接続された角部から前記第1の室内吸込ダクト接続部までの距離と、当該角部から前記第2の室内吸込ダクト接続部までの距離は、同等である、
請求項8に記載の換気装置。
【請求項10】
前記第1の室内吸込ダクト接続部と第1の室内吸込ダクトとの間に接続される、当該第1の室内吸込ダクトより硬質であり、曲がった形状を有する第1ジョイント部と、
前記第2の室内吸込ダクト接続部と第2の室内吸込ダクトとの間に接続される、当該第2の室内吸込ダクトより硬質であり、曲がった形状を有する第2ジョイント部と、の少なくとも一方をさらに備える請求項8に記載の換気装置。
【請求項11】
請求項1または2に記載の換気装置と、
建物の壁に配置された排気口と、
前記壁に配置された吸込口と、
前記排気ダクト接続部と前記排気口との間に接続された前記排気ダクトと、
前記外気吸込ダクト接続部と前記吸込口との間に接続された前記外気吸込ダクトと、
を備え、
前記排気口と前記吸込口との中心は、前記第1側面の中心を通る法線上に実質的に位置する、換気システム。
【請求項12】
前記排気口と前記吸込口との中心間距離は、前記外気吸込ダクト接続部の基端部と前記排気ダクト接続部の基端部との中心間距離より長い、
請求項11に記載の換気システム。
【請求項13】
請求項1または2に記載の換気装置を備えた建物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、換気装置、換気システム、および換気装置を備えた建物に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、高気密高断熱住宅の普及に伴い、熱交換気システムの需要が高まっている。例えば、特許文献1は、給気風路、排気風路、還気風路、熱交換素子、ダンパー、および制御部を備える熱交換形換気装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-150202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、建物の天井裏空間等に設置される換気装置について、以下の認識を得た。換気装置は、給排気用に複数のダクトが接続され、梁で囲まれた狭い空間に設置される。施工時に、換気装置のダクト接続部とダクトとの間に断熱と固定などのためのテープを巻く作業が必要であるが、隣り合うダクト接続部の距離が近い場合には作業が困難である。そのため、施工時の作業性を改善することが望まれる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、換気装置の施工時の作業性を改善できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の換気装置は、本体ケースと、本体ケースの第1側面の中央部分に配置され、当該第1側面から突出して外気吸込ダクトが接続される外気吸込ダクト接続部と、外気吸込ダクト接続部と並んで第1側面に配置され、当該第1側面から突出して排気ダクトが接続される排気ダクト接続部と、を備える。外気吸込ダクト接続部の中心軸線と排気ダクト接続部の中心軸線は、第1側面から遠ざかるにつれて互いに離れる。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、換気装置の施工時の作業性を改善できる技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施の形態の換気システムを備える住宅の一部を示す斜視図である。
図2図1の換気装置を示す斜視図である。
図3図1の換気システムを示す平面図である。
図4図4(a),(b)は、図3のジョイント部を説明するための図である。
図5図1の換気システムを備える住宅の一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示を実施するための形態について添付図面も参照して説明する。実施形態および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
【0011】
図1は、実施の形態の換気システム1を備える住宅90の一部を示す斜視図である。図1は、建物の一例である住宅90内から天井裏を見上げた図を示す。図1では、天井を図示していない。換気システム1は、熱交換気システムとも呼べる。換気システム1は、換気装置10、外気吸込ダクト12、排気ダクト14、第1の室内吸込ダクト16a、第2の室内吸込ダクト16b、第1の給気ダクト18a、第2の給気ダクト18b、吸込部20、および排気部22を備える。以下、適宜、第1の室内吸込ダクト16aと第2の室内吸込ダクト16bを室内吸込ダクト16と総称する。適宜、第1の給気ダクト18aと第2の給気ダクト18bを給気ダクト18と総称する。
【0012】
この例では、換気装置10は、住宅90の一階の天井裏において、図示しない吊りボルトによって上方から支持されている。換気装置10は、熱交換気装置とも呼べる。換気装置10は、室内吸込ダクト16を通じて住宅90の内部の部屋などの空気を吸い込み、排気ダクト14を通じて住宅90の外部に排気する。排気ダクト14は、住宅90の外壁92に配置された排気部22に接続されている。排気ダクト14を通った排気は、排気部22の排気口22aから屋外に出される。
【0013】
また、外壁92には、吸込部20が配置されている。吸込部20には、外気吸込ダクト12が接続されている。換気装置10は、住宅90の外部の空気を吸込部20の吸込口20aおよび外気吸込ダクト12を通じて吸い込み、給気ダクト18を通じて住宅90の内部の部屋などに給気する。
【0014】
図2は、図1の換気装置10を示す斜視図である。図3は、図1の換気システム1を示す平面図である。図3は、図1の換気システム1を鉛直下方向から見た図である。図3では、図1の第1の室内吸込ダクト16a、第2の室内吸込ダクト16b、第1の給気ダクト18a、および第2の給気ダクト18bの図示を省略している。図3は、換気装置10の内部構成も概略的に示す。
【0015】
図3に示すように、換気装置10は、本体ケース30、外気吸込ダクト接続部32、排気ダクト接続部34、第1の給気ダクト接続部36a、第2の給気ダクト接続部36b、第1の室内吸込ダクト接続部38a、第2の室内吸込ダクト接続部38b、4つのジョイント部40、フィルタ42、熱交換部44、給気送風部46、および排気送風部48を備える。以下、適宜、第1の給気ダクト接続部36aと第2の給気ダクト接続部36bを給気ダクト接続部36と総称する。適宜、第1の室内吸込ダクト接続部38aと第2の室内吸込ダクト接続部38bを室内吸込ダクト接続部38と総称する。
【0016】
図3において、給気流A1を太い実線で概略的に示し、排気流A2を太い破線で概略的に示す。給気流A1と排気流A2の流れの方向を矢印で示す。
【0017】
説明の便宜上、図示のように、平面上において、換気装置10の一辺に沿った方向をX方向といい、平面上でX方向に直交する方向をY方向といい、鉛直上方向をZ方向という。X方向、Y方向およびZ方向は互いに直交する。これらは厳密に直交している場合に限らず、ほぼ直交している場合も含む。平面視において、換気装置10の幅方向は、X方向に一致しており、換気装置10の長さ方向は、Y方向に一致している。このような方向の表記は換気装置10の使用姿勢を制限するものではなく、換気装置10は用途に応じて任意の姿勢で使用されうる。以下の説明では、特に断りの無い限り、主に図3を参照し、平面視で説明する。
【0018】
本体ケース30は、平面視で略矩形の箱形の外形であり、中央に点検パネル31を有する。点検パネル31は、換気装置10の点検時に熱交換素子の取り外しを行うための開閉可能な蓋である。本体ケース30は、第1側面60a、第2側面60b、第3側面60c、および第4側面60dを有する。第1側面60aおよび第2側面60bは、互いにY方向に向かい合う。第1側面60aおよび第2側面60bは、それぞれX-Z平面に沿って延在する。
【0019】
第3側面60cは、第1側面60aおよび第2側面60bに隣接する。第4側面60dは、第1側面60aおよび第2側面60bに隣接する。第3側面60cおよび第4側面60dは、互いにX方向に向かい合う。第3側面60cおよび第4側面60dは、それぞれY-Z平面に沿って延在する。
【0020】
外気吸込ダクト接続部32と排気ダクト接続部34は、X方向に並んで第1側面60aに配置されている。外気吸込ダクト接続部32は、第1側面60aの中央部分に配置されている。外気吸込ダクト接続部32は、排気ダクト接続部34側に寄せて配置されているともいえる。外気吸込ダクト接続部32と排気ダクト接続部34は、それぞれ第1側面60aから突出する。
【0021】
第1の給気ダクト接続部36aと第1の室内吸込ダクト接続部38aは、X方向に並んで第2側面60bに配置されている。第1の給気ダクト接続部36aと第1の室内吸込ダクト接続部38aは、X方向における第2側面60bの両端部側に寄せて配置されている。第1の給気ダクト接続部36aと第1の室内吸込ダクト接続部38aは、それぞれ第2側面60bから突出する。第2の給気ダクト接続部36bは、第3側面60cに配置され、第3側面60cから突出する。第2の室内吸込ダクト接続部38bは、第4側面60dに配置され、第4側面60dから突出する。第2の給気ダクト接続部36bと第2の室内吸込ダクト接続部38bは、それぞれ、第2側面60b側に寄せて配置される。
【0022】
外気吸込ダクト接続部32、排気ダクト接続部34、給気ダクト接続部36、および室内吸込ダクト接続部38は、それぞれ、空気が通過可能な中空部を取り囲む中空筒状である。外気吸込ダクト接続部32および排気ダクト接続部34は、それぞれ、その先端側にダクトが挿入されることによりダクトに接続される。
【0023】
図2,3に示すように、外気吸込ダクト接続部32および排気ダクト接続部34は、それぞれ、基端側の側端部32s,34sと、先端側の接続筒部32j,34jで構成される。接続筒部32j,34jは、側端部32s,34sよりも薄肉である。接続筒部32j,34jは、側端部32s,34sから突出する。接続筒部32j,34jの外周に、ダクトが嵌合し、固定される。
【0024】
給気ダクト接続部36および室内吸込ダクト接続部38は、それぞれ、その先端側にジョイント部40の基端側が挿入され、ジョイント部40の先端側にダクトが挿入されることにより、ダクトに接続される。ジョイント部40の詳細は後述する。
【0025】
外気吸込ダクト接続部32の基端側は、給気送風部46の入口側に連通する。給気ダクト接続部36の基端側は、給気送風部46の出口側に連通する。室内吸込ダクト接続部38の基端側は、排気送風部48の入口側に連通する。排気ダクト接続部34の基端側は、排気送風部48の出口側に連通する。
【0026】
外気吸込ダクト接続部32、排気ダクト接続部34、給気ダクト接続部36、および室内吸込ダクト接続部38は、中心軸線L32、L34、L36a、L36b、L38a、L38bを中心とする円筒状の中空部を有する。つまり、中心軸線L32、L34、L36a、L36b、L38a、L38bは、外気吸込ダクト接続部32、排気ダクト接続部34、給気ダクト接続部36、および室内吸込ダクト接続部38の中空部をX-Y平面に投影したときの当該中空部の中心線である。
【0027】
給気送風部46は、本体ケース30内に配置され、給気流A1で示すように、外気吸込ダクト接続部32、フィルタ42、および熱交換部44を通じて室外の空気を導入し、導入した空気を給気ダクト接続部36を通じて室内へ給気する。
【0028】
排気送風部48は、本体ケース30内に配置され、排気流A2で示すように、室内吸込ダクト接続部38および熱交換部44を通じて室内の空気を導入し、導入した空気を排気ダクト接続部34を通じて室外へ排気する。
【0029】
一例として、給気送風部46および排気送風部48は、それぞれ、シロッコファンであり、ファン、ファンを回転駆動するモータ、および、これらを包囲するケーシングを含む。
【0030】
フィルタ42は、エアフィルタであり、本体ケース30内に配置され、外気吸込ダクト接続部32に流入した空気中からゴミ、塵埃などを取り除き、清浄された空気を出力する。フィルタ42は、外気吸込ダクト接続部32の出口に向かい合う。
【0031】
熱交換部44は、本体ケース30内に配置され、室内へ給気される給気流A1の空気と室外へ排気される排気流A2の空気との間で熱交換を行うための図示しない熱交換素子を含む。給気流A1の空気と排気流A2の空気との熱交換により、冬は暖房効率が向上し、夏は冷房効率が向上する。熱交換部44は、給気流A1の空気と排気流A2の空気との間で湿度交換をさらに行ってもよい。
【0032】
熱交換部44は、平面視で略矩形の箱形の外形を有する。熱交換部44は、外気吸込ダクト接続部32とフィルタ42を通過した室外の空気が供給される第1吸込口50a、および、第1吸込口50aから吸い込まれて熱交換素子を通過した空気を吹き出す第1吹出口50bを有する。第1吸込口50aは、熱交換部44における第1側面60a側の側面に設けられる。熱交換部44における第1側面60a側の側面は、第1側面60aと実質的に平行である。第1吸込口50aは、外気吸込ダクト接続部32の出口およびフィルタ42に向かい合う。これにより、吸い込まれた空気の圧損を低減できる。また、第1吹出口50bは、熱交換部44における第2側面60b側の側面に設けられる。熱交換部44における第2側面60b側の側面は、第2側面60bと実質的に平行である。第1吹出口50bは、給気送風部46の入口に向かい合う。これにより、熱交換部44を通過した空気の圧損を低減できる。このように、外気吸込ダクト接続部32の出口、フィルタ42、熱交換部44の第1吸込口50a、第1吹出口50b、および給気送風部46の入口は、Y方向に沿って略直線状に配置される。よって、外気吸い込みの圧損を低減できる。
【0033】
熱交換部44は、室内吸込ダクト接続部38を通過した室内の空気が供給される第2吸込口50c、および、第2吸込口50cから吸い込まれて熱交換素子を通過した空気を吹き出す第2吹出口50dを有する。第2吸込口50cは、熱交換部44における第4側面60d側の側面に設けられる。熱交換部44における第4側面60d側の側面は、第4側面60dと実質的に平行である。第2吸込口50cと第4側面60dとの間には、排気流A2の風路である空間が設けられている。そのため、熱交換部44は、平面視で換気装置10の中心付近に配置されている。このような配置の熱交換部44の第1吸込口50aに位置を合わせるために、既述のように、外気吸込ダクト接続部32は、第1側面60aの中央部に配置されている。つまり、第1側面60aの中央部とは、熱交換部44の第2吸込口50cと第4側面60dとの間に風路が設けられるように配置された熱交換部44の第1吸込口50aに面する部分を表す。
【0034】
第2吹出口50dは、熱交換部44における第3側面60c側の側面に設けられる。熱交換部44における第3側面60c側の側面は、第3側面60cと実質的に平行である。第2吹出口50dは、排気送風部48の入口に向かい合う。これにより、熱交換部44を通過した空気の圧損を低減できる。
【0035】
換気装置10は、第1側面60aが外壁92に向かい合い、第1側面60aが外壁92と実質的に平行になるように配置される。外気吸込ダクト接続部32と吸込部20との間に外気吸込ダクト12が接続されている。排気ダクト接続部34と排気部22との間に排気ダクト14が接続されている。外気吸込ダクト接続部32と外気吸込ダクト12との接続部分、および、排気ダクト接続部34と排気ダクト14との接続部分のそれぞれに、断熱と固定などのためのテープ(図示せず)が巻かれる。
【0036】
外気吸込ダクト接続部32の中心軸線L32と排気ダクト接続部34の中心軸線L34は、第1側面60aから遠ざかるにつれて互いに離れる。つまり、中心軸線L32と中心軸線L34は、Y方向に対して傾斜しており、第1側面60aから遠ざかるにつれて互いにX方向の距離が離れる。外気吸込ダクト接続部32と排気ダクト接続部34は、第1側面60aから遠ざかるにつれて互いに離れるともいえる。
【0037】
本開示では、第1側面60aから遠ざかるにつれて互いに離れる方向を「外向き」という。外気吸込ダクト接続部32と排気ダクト接続部34は、それぞれ外向きに傾斜している。
【0038】
そのため、外気吸込ダクト接続部32が第1側面60aの中央部に配置されていることで、外気吸込ダクト接続部32の基端部と排気ダクト接続部34の基端部との間隔が相対的に狭くなっていても、外気吸込ダクト接続部32の先端部と排気ダクト接続部34の先端部との間隔を相対的に広くできる。これにより、作業者による設置作業時に、外気吸込ダクト接続部32と外気吸込ダクト12との接続部分、および、排気ダクト接続部34と排気ダクト14との接続部分のそれぞれにテープを巻きやすい。よって、施工時の作業性を改善できる。
【0039】
また、外気吸込ダクト接続部32は、排気ダクト接続部34よりも第1側面60aから突出している。これにより、外気吸込ダクト接続部32と外気吸込ダクト12との接続部分にテープをより巻きやすい。具体的には、距離d32が、距離d34より長い。距離d32は、外気吸込ダクト接続部32の側端部32sにおける第1側面60aからY方向に最も離れた位置から第1側面60aまでのY方向の距離である。距離d34は、排気ダクト接続部34の側端部34sにおける第1側面60aからY方向に最も離れた位置から第1側面60aまでのY方向の距離である。
【0040】
ここで、第1側面60aの中央部に配置された外気吸込ダクト接続部32と、排気ダクト接続部34のそれぞれが、Y方向に対して傾斜しておらず、第1側面60aからY方向に突出している比較例を想定する。この比較例では、外気吸込ダクト接続部32の先端部と排気ダクト接続部34の先端部との間隔は、これらの基端部側の間隔と等しい。そのため、接続部分にテープを巻きにくく、施工時の作業性が悪くなる可能性がある。既述のように、実施の形態では、比較例よりも作業しやすく、より短時間で取り付け作業を完了できる。
【0041】
中心軸線L32と中心軸線L34が外向きに傾斜していれば、施工時の作業性の改善効果が得られる。中心軸線L32のY方向に対する傾斜角θ32は、15°以上で75°以下の範囲が好ましく、25°以上で35°以下の範囲がより好ましく、30°であることがさらに好ましい。中心軸線L34のY方向に対する傾斜角θ34は、0°以上で20°以下の範囲が好ましく、5°以上で15°以下の範囲がより好ましく、10°であることがさらに好ましい。
【0042】
中心軸線L32の傾斜角θ32は、中心軸線L34の傾斜角θ34より大きいことが好ましい。これにより、外気吸込ダクト12を排気ダクト14より長くできる。排気ダクト14は相対的に短くできるので、排気ダクト14による圧損を低減できる。外気吸込ダクト12は相対的に長くできるので、屋外の雨水や霧などの水分の換気装置10内部への進入を抑制できる。
【0043】
排気口22aと吸込口20aとの中心C1は、第1側面60aの中心を通る法線L60a上に実質的に位置する。これにより、換気システム1を設置するための施工プランを容易に作成できる。また、外気吸込ダクト12を排気ダクト14より長くできる。
【0044】
また、外気吸込ダクト接続部32と排気ダクト接続部34のそれぞれが外向きに傾斜していることにより、外気吸込ダクト12と排気ダクト14の曲げ半径を所定値以下にする条件で、既述の比較例と比較し、外壁92と換気装置10の第1側面60aとの距離d9を短くすることができる。よって、換気装置10の設置空間を省スペース化できる。比較例では、外気吸込ダクト接続部32と排気ダクト接続部34のそれぞれがY方向に突出しているため、実施の形態と同じ距離d9の場合、外気吸込ダクト12と排気ダクト14のそれぞれの曲げ半径が実施の形態より大きくなる。
【0045】
排気口22aと吸込口20aとの中心間距離d1は、外気吸込ダクト接続部32の基端部と排気ダクト接続部34の基端部との中心間距離d3より長い。これにより、排気口22aから出た排気が吸込口20aに入り難くできる。中心間距離d1は、特に限定されないが、例えば、1m程度であってよい。
【0046】
本体ケース30のY方向の中心から外壁92までの距離d2は、特に限定されないが、例えば、中心間距離d1と等しくてもよい。
【0047】
次に、給気ダクト接続部36、室内吸込ダクト接続部38、ジョイント部40についてより詳しく説明する。第1の給気ダクト接続部36aの中心軸線L36aと第1の室内吸込ダクト接続部38aの中心軸線L38aは、それぞれY方向に実質的に平行である。第1の給気ダクト接続部36aと第1の室内吸込ダクト接続部38aの中心間距離d4は、外気吸込ダクト接続部32の基端部と排気ダクト接続部34の基端部との中心間距離d3より長い。
【0048】
第2の給気ダクト接続部36bの中心軸線L36bは、X方向に実質的に平行である。中心軸線L36aと中心軸線L36bとは、実質的に直交している。
【0049】
第2の室内吸込ダクト接続部38bの中心軸線L38bは、X方向に実質的に平行である。中心軸線L38aと中心軸線L38bとは、実質的に直交している。
【0050】
ジョイント部40は、給気ダクト接続部36および室内吸込ダクト接続部38のそれぞれに取り付け可能である。図1では、4つのジョイント部40が取り付けられた状態を示している。図2では、ジョイント部40が取り外された状態を示している。ジョイント部40は、第1の給気ダクト接続部36aと第1の給気ダクト18aとの間、第2の給気ダクト接続部36bと第2の給気ダクト18bとの間、第1の室内吸込ダクト接続部38aと第1の室内吸込ダクト16aとの間、第2の室内吸込ダクト接続部38bと第2の室内吸込ダクト16bとの間のそれぞれに接続される。設置プランに応じて、給気ダクト接続部36および室内吸込ダクト接続部38の少なくとも1つに対して、ジョイント部40を介さずにダクトが直接接続されてもよい。
【0051】
既述のように、2つの給気ダクト接続部36の中心軸線L36a,L36bの方向が異なるので、2つの給気ダクト18を住宅90の内部の異なる位置に向けて容易に引き回しできる。また、2つの室内吸込ダクト接続部38の中心軸線L38a,L38bの方向が異なるので、2つの室内吸込ダクト16を住宅90の内部の異なる位置に向けて容易に引き回しできる。
【0052】
さらに、換気装置10に2つの給気ダクト接続部36が設けられることで、給気ダクト18を分岐させる分岐アダプタを不要にできるか、または、分岐アダプタの数を減らすことができる。2つの室内吸込ダクト接続部38が設けられることで、室内吸込ダクト16を分岐させる分岐アダプタを不要にできるか、または、分岐アダプタの数を減らすことができる。したがって、容易に施工できる。
【0053】
また、第2の給気ダクト接続部36bを第3側面60cに配置し、第2の室内吸込ダクト接続部38bを第4側面60dに隣接する側面に配置するので、第2側面60bのサイズを小さくできる。
【0054】
第2側面60bと第3側面60cとが接続された角部から第1の給気ダクト接続部36aの中心軸線L36aまでの距離d5と、当該角部から第2の給気ダクト接続部36bの中心軸線L36bまでの距離d6は、同等である。第2側面60bと第4側面60dとが接続された角部から第1の室内吸込ダクト接続部38aの中心軸線L38aまでの距離d7と、当該角部から第2の室内吸込ダクト接続部38bの中心軸線L38bまでの距離d8は、同等である。これにより、容易に施工できる。
【0055】
図4(a),(b)は、図3のジョイント部40を説明するための図である。図4(a)は、図3の換気装置10を第2側面60b側から見た側面図である。図4(a)では、第1の給気ダクト接続部36a、第1の室内吸込ダクト接続部38a、第2の室内吸込ダクト接続部38bにはジョイント部40が接続されておらず、第2の給気ダクト接続部36bから取り外されたジョイント部40を示す。図4(b)は、図3のジョイント部40の斜視図である。
【0056】
ジョイント部40は、室内吸込ダクト16および給気ダクト18より硬質である。ジョイント部40は、たとえば、樹脂材料により形成される。ジョイント部40は、換気装置10およびダクトに接続された状態で変形しない程度に硬質である。
【0057】
ジョイント部40は、空気が通過可能な中空部を取り囲む中空筒状であり、曲がった形状を有する。ジョイント部40の基端部40aの中心軸線L40aと、ジョイント部40の先端部40bの中心軸線L40bとのなす角度θ40は、たとえば45°であるが、設置プランに応じた別の角度であってもよい。複数のジョイント部40のそれぞれの角度θ40が異なってもよい。
【0058】
ジョイント部40を設けることで、室内吸込ダクト16および給気ダクト18の急な曲げを抑制することができる。つまり、ジョイント部40により、室内吸込ダクト16および給気ダクト18の曲げ半径を大きくできるので、室内吸込ダクト16および給気ダクト18の曲がった部分での圧損の増加を抑制できる。また、ジョイント部40を設けることで、住宅90の階間などの狭小空間でも換気システム1を容易に設置可能となる。
【0059】
図5は、図1の換気システム1を備える住宅90の一部を示す断面図である。図5は、換気装置10の第4側面60d側から見た図である。第2の室内吸込ダクト16bは図示を省略している。住宅90の天井裏に換気装置10の設置空間を確保するため、換気装置10の直下の領域の天井94は、別の天井96より低い。低い天井94の設けられた範囲を天井ダウン範囲とよぶ。既述のように、ジョイント部40により、第1の室内吸込ダクト16aは比較的緩やかに曲がっている。具体的には、ジョイント部40は、先端部40bを天井96と対向する天井面に向けた状態で換気装置10に接続される。
【0060】
ここで、図5の配置にて、ジョイント部40を設けずに第1の室内吸込ダクト16aを第1の室内吸込ダクト接続部38aに直接接続することを想定する。この場合、第1の室内吸込ダクト16aは、第1の室内吸込ダクト接続部38a付近で図5の場合より急に曲がりやすい。つまり、ジョイント部40の曲げ半径よりも第1の室内吸込ダクト16aの曲げ半径が小さくなりやすく、曲がった部分で圧損が増加する。これを防ぐためには、第2側面60bと壁98との距離d10を図5の場合よりも長くして、第1の室内吸込ダクト16aが緩やかに曲がるように設置する必要がある。これにより、住宅90における一階の天井ダウン範囲が大きくなることで、居住空間を狭めてしまうものであった。
【0061】
このように、実施の形態では、ジョイント部40を設けることで、ジョイント部40を設けない場合と比較して、天井ダウン範囲を小さくすることもできる。つまり、換気装置10の設置空間を省スペース化できるとともに、より広い居住空間を確保することができる。
【0062】
以上、本開示を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0063】
例えば、実施の形態では、換気装置10が天井裏において平面に沿って配置される例を示したが、これに限定されない。換気装置10は、壁と壁の間に配置されてもよいし、立面に沿って配置されてもよい。
【0064】
実施の形態では、換気装置10が住宅に設けられる例を示したが、換気装置10は、保育園、医療施設、介護施設等の住宅以外の建物に設けられてもよい。
【0065】
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の換気装置(10)は、本体ケース(30)と、本体ケース(30)の第1側面(60a)の中央部分に配置され、当該第1側面(60a)から突出して外気吸込ダクト(12)が接続される外気吸込ダクト接続部(32)と、外気吸込ダクト接続部(32)と並んで第1側面(60a)に配置され、当該第1側面(60a)から突出して排気ダクト(14)が接続される排気ダクト接続部(34)と、を備え、外気吸込ダクト接続部(32)の中心軸線(L32)と排気ダクト接続部(34)の中心軸線(L34)は、第1側面(60a)から遠ざかるにつれて互いに離れる。
【0066】
換気装置(10)は、本体ケース(30)内に配置され、室内へ給気される空気と室外へ排気される空気の間で熱交換を行う熱交換部(44)をさらに備えてもよい。熱交換部(44)は、外気吸込ダクト接続部(32)を通過した室外の空気が供給される吸込口(50a)を有し、当該吸込口(50a)は、当該外気吸込ダクト接続部(32)の出口に向かい合ってもよい。
【0067】
第1側面(60a)の法線方向に対する外気吸込ダクト接続部(32)の中心軸線(L32)の角度(傾斜角θ32)は、第1側面(60a)の法線方向に対する排気ダクト接続部(34)の中心軸線(L34)の角度(傾斜角θ34)より大きくてもよい。
【0068】
外気吸込ダクト接続部(32)は、排気ダクト接続部(34)よりも第1側面(60a)から突出していてもよい。
【0069】
換気装置(10)は、本体ケース(30)における第1側面(60a)に向かい合う第2側面(60b)に配置された第1の給気ダクト接続部(36a)と、本体ケース(30)における第1側面(60a)および第2側面(60b)に隣接する第3側面(60c)に配置された第2の給気ダクト接続部(36b)と、をさらに備えてもよい。
【0070】
第2側面(60b)と第3側面(60c)とが接続された角部から第1の給気ダクト接続部(36a)までの距離(d5)と、当該角部から第2の給気ダクト接続部(36b)までの距離(d6)は、同等であってもよい。
【0071】
換気装置(10)は、第1の給気ダクト接続部(36a)と第1の給気ダクト(18a)との間に接続される、当該第1の給気ダクト(18a)より硬質であり、曲がった形状を有する第1ジョイント部(40)と、第2の給気ダクト接続部(36b)と第2の給気ダクト(18b)との間に接続される、当該第2の給気ダクト(18b)より硬質であり、曲がった形状を有する第2ジョイント部(40)と、の少なくとも一方をさらに備えてもよい。
【0072】
換気装置(10)は、本体ケース(30)における第1側面(60a)に向かい合う第2側面(60b)に配置された第1の室内吸込ダクト接続部(38a)と、本体ケース(30)における第1側面(60a)および第2側面(60b)に隣接する第4側面(60d)に配置された第2の室内吸込ダクト接続部(38b)と、をさらに備えてもよい。
【0073】
第2側面(60b)と第4側面(60d)とが接続された角部から第1の室内吸込ダクト接続部(38a)までの距離(d7)と、当該角部から第2の室内吸込ダクト接続部(38b)までの距離(d8)は、同等であってもよい。
【0074】
換気装置(10)は、第1の室内吸込ダクト接続部(38a)と第1の室内吸込ダクト(16a)との間に接続される、当該第1の室内吸込ダクト(16a)より硬質であり、曲がった形状を有する第1ジョイント部(40)と、第2の室内吸込ダクト接続部(38b)と第2の室内吸込ダクト(16b)との間に接続される、当該第2の室内吸込ダクト(16b)より硬質であり、曲がった形状を有する第2ジョイント部(40)と、の少なくとも一方をさらに備えてもよい。
【0075】
本開示のある態様の換気システム(1)は、上記の換気装置(10)と、建物(住宅90)の壁(外壁92)に配置された排気口(22a)と、壁(外壁92)に配置された吸込口(22b)と、排気ダクト接続部(34)と排気口(22a)との間に接続された排気ダクト(14)と、外気吸込ダクト接続部(32)と吸込口(22b)との間に接続された外気吸込ダクト(12)と、を備え、排気口(22a)と吸込口(22b)との中心(C1)は、第1側面(60a)の中心を通る法線(L60a)上に実質的に位置する。
【0076】
排気口(22a)と吸込口(22b)との中心間距離(d1)は、外気吸込ダクト接続部(32)の基端部と排気ダクト接続部(34)の基端部との中心間距離(d3)より長くてもよい。
【0077】
本開示のある態様の建物(住宅90)は、上記の換気装置(10)を備える。
【符号の説明】
【0078】
1…換気システム、10…換気装置、12…外気吸込ダクト、14…排気ダクト、16a…第1の室内吸込ダクト、16b…第2の室内吸込ダクト、18a…第1の給気ダクト、18b…第2の給気ダクト、20…吸込部、20a…吸込口、22…排気部、22a…排気口、30…本体ケース、32…外気吸込ダクト接続部、34…排気ダクト接続部、36a…第1の給気ダクト接続部、36b…第2の給気ダクト接続部、38a…第1の室内吸込ダクト接続部、38b…第2の室内吸込ダクト接続部、40…ジョイント部、42…フィルタ、44…熱交換部、46…給気送風部、48…排気送風部、60a…第1側面、60b…第2側面、60c…第3側面、60d…第4側面、90…住宅、92…外壁、L32,L34,L36a,L36b,L38a,L38b,L40a,L40b…中心軸線。
図1
図2
図3
図4
図5