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特開2024-107873旅行計画支援装置、旅行計画支援方法および旅行計画支援プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024107873
(43)【公開日】2024-08-09
(54)【発明の名称】旅行計画支援装置、旅行計画支援方法および旅行計画支援プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/14 20120101AFI20240802BHJP
【FI】
G06Q50/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023012041
(22)【出願日】2023-01-30
(71)【出願人】
【識別番号】000221616
【氏名又は名称】東日本旅客鉄道株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】須藤 理恵
(72)【発明者】
【氏名】吉原 優子
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC26
5L050CC26
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画する旅行計画支援装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】旅行計画支援装置100は、旅行計画全体の日程の入力を受け付ける第1の入力部123Aと、仕事と休暇のどちらかを旅行計画の主軸の要素として受け付ける受付部121と、受け付けた要素に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付ける第2の入力部123B、第2の入力部で入力された第1の旅行プランの日程と、第1の入力部で入力された旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に受付部により選択を受け付けた旅行計画の主軸となる要素以外の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける第3の入力部123Cと、第2の入力部で受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部で受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力する提案部125と、を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
旅行計画全体の日程の入力を受け付ける第1の入力部と、
仕事と休暇とのどちらが前記旅行計画の主軸の要素となるかの選択を受け付ける受付部と、
前記受付部により受け付けた旅行計画の主軸となる要素に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付ける第2の入力部と、
前記第2の入力部で入力された第1の旅行プランの日程と、前記第1の入力部で入力された前記旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、前記受付部により選択を受け付けた旅行計画の主軸となる要素以外の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける第3の入力部と、
前記第2の入力部で受け付けた第1の旅行プランと、前記第3の入力部で受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力する提案部と
を有することを特徴とする旅行計画支援装置。
【請求項2】
前記受付部が、旅行計画の主軸の要素として休暇の選択を受け付けた場合には、前記第2の入力部が受け付けた地域に関する情報に基づいて、ワークプレイスの候補を表示する表示部を有することを特徴とする請求項1に記載の旅行計画支援装置。
【請求項3】
前記受付部が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、前記第2の入力部が受け付けた仕事をする地域に関する情報に基づいて、アクティビティの候補を表示する表示部を有することを特徴とする請求項1に記載の旅行計画支援装置。
【請求項4】
前記受付部が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、前記第2の入力部が受け付けた仕事の時間に応じて、空き時間に体験可能なアクティビティの候補を表示する表示部を有することを特徴とする請求項1に記載の旅行計画支援装置。
【請求項5】
前記受付部が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、前記第2の入力部が受け付けた仕事の休憩の時間に応じて、アクティビティの候補を表示する表示部を有することを特徴とする請求項1に記載の旅行計画支援装置。
【請求項6】
前記提案部は、前記第2の入力部で受け付けた第1の旅行プランと、前記第3の入力部で受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力し、当該旅行計画の提案について予約がされた場合に、前記旅行計画の提案と併せて、旅行に必要となるQRコードを併せて出力することを特徴とする請求項1に記載の旅行計画支援装置。
【請求項7】
前記受付部が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、前記旅行計画全体の日程に対応する日付におけるユーザのスケジュールを取得する取得部と、
前記取得部により取得されたスケジュールに基づいて、アクティビティの候補を表示する表示部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の旅行計画支援装置。
【請求項8】
予め設定されたユーザ情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得されたユーザ情報に基づいて、アクティビティの候補を表示する表示部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の旅行計画支援装置。
【請求項9】
アクティビティの体験者のコメントを取得する取得部と、
前記取得部により取得された体験者のコメントから、当該体験者が体験したアクティビティに付与するタグを抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出されたタグを、前記体験者が体験したアクティビティに付与する付与部と、
予め設定されたユーザ情報と、前記付与部によりアクティビティに付与されたタグとに基づいて、アクティビティの候補を表示する表示部と
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の旅行計画支援装置。
【請求項10】
仕事と休暇とのどちらが旅行計画の主軸の要素となるかの選択を受け付ける受付部と、
前記受付部が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、旅行計画全体の日程に対応する日付のユーザのスケジュールを取得する取得部と、
前記取得部により取得されたスケジュールに基づいて、アクティビティの候補を表示する表示部と、
前記取得部により取得されたスケジュールと、前記表示部によって表示されたアクティビティのうち、前記ユーザによって選択されたアクティビティとを含む旅行計画の提案を出力する提案部と
を有することを特徴とする旅行計画支援装置。
【請求項11】
前記表示部は、前記取得部により取得されたスケジュールの空き時間の長さに応じて、アクティビティの候補を表示することを特徴とする請求項10に記載の旅行計画支援装置。
【請求項12】
旅行計画支援装置が実行する旅行計画支援方法であって、
旅行計画の全体の日程の入力を受け付ける第1の入力工程と、
仕事と休暇とのどちらが前記旅行計画の主軸の要素となるかの選択を受け付ける受付工程と、
前記受付工程により受け付けた旅行計画の主軸となる要素に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付ける第2の入力工程と、
前記第2の入力工程で入力された第1の旅行プランの日程と、前記第1の入力工程で入力された前記旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、前記受付工程により選択を受け付けた旅行計画の主軸となる要素以外の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける第3の入力工程と、
前記第2の入力工程で受け付けた第1の旅行プランと、前記第3の入力工程で受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力する提案工程と
を含むことを特徴とする旅行計画支援方法。
【請求項13】
旅行計画の全体の日程の入力を受け付ける第1の入力ステップと、
仕事と休暇とのどちらが旅行計画の主軸の要素となるかの選択を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにより受け付けた前記旅行計画の主軸となる要素に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付ける第2の入力ステップと、
前記第1の入力ステップで入力された第1の旅行プランの日程と、前記第1の入力ステップで入力された前記旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、前記受付ステップにより選択を受け付けた旅行計画の主軸となる要素以外の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける第2の入力ステップと、
前記第2の入力ステップで受け付けた第1の旅行プランと、前記第3の入力ステップで受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力する提案ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とする旅行計画支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、旅行計画支援装置、旅行計画支援方法および旅行計画支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットの発展に伴い、旅行を計画する際、旅行に必要な手配(交通機関、宿泊施設、観光施設)を個人でインターネットを通して行うことが増加している。しかしながら、複数の事業者が関わる場合、インターネットのホームページが個別に存在するため、横断的に手配できない場合がある。その対策として様々な解決手法が提案されている。
【0003】
例えば、出発地および旅行先を含む旅行プラン策定のための諸条件を含む旅行プラン策定依頼を受信し、その諸条件を満たす旅行プランを策定して、策定した旅行プランのデータをブラウズ端末に送信するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、昨今、余暇を楽しみつつ仕事をする働き方としてワーケーションという働き方が普及しつつある。ワーケーションのための旅行プランを作成する場合、「仕事」プランと、「休暇」プランの両者を組み合わせて旅行プランを計画する必要がある。仕事においては、仕事内容による働く場所の選定、休暇においては、自身が興味を持ち、リフレッシュできるアクティビティの選定など、個人が自由にプランを計画することでより充実したワーケーションを行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003-44553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、あらかじめ存在する旅行プランを提示するだけでは、旅行者が望むプランになるとは限らず、ワーケーションの効果を享受することができない。例えば、仕事を行う場所や時間は、業種や職種、さらには個人の仕事の進め方や内容等により異なることに加えて、求める休暇の内容は、個人の興味によって異なるため、既存の旅行プランから、個々人に合わせたワ―ケーションのための旅行プランを選択することは困難である。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するため、「仕事」プランと「休暇」プランとを組み合わせた旅行プランの計画を支援できる旅行計画支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の旅行計画支援システムは、旅行計画全体の日程の入力を受け付ける第1の入力部と、仕事と休暇とのどちらが旅行計画の主軸の要素となるかの選択を受け付ける受付部と、受付部により受け付けた旅行計画の主軸となる要素に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付ける第2の入力部と、第2の入力部で入力された第1の旅行プランの日程と、第1の入力部で入力された旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、受付部により選択を受け付けた旅行計画の主軸となる要素以外の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける第3の入力部と、第2の入力部で受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部で受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力する提案部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、第1の実施形態に係る旅行計画支援装置の構成を示すブロック図である。
図2図2は、第1の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図3図3は、第1の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図4図4は、第1の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図5図5は、第1の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図6図6は、第1の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図7図7は、第1の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図8図8は、第1の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図9図9は、第1の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図10図10は、第1の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図11図11は、第1の実施形態に係る旅行計画支援装置による処理手順を示すフローチャートである。
図12図12は、第2の実施形態に係る旅行計画支援装置の構成を示すブロック図である。
図13図13は、第2の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図14図14は、第2の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図15図15は、第2の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図16図16は、第2の実施形態に係る旅行計画支援装置による処理手順を示すフローチャートである。
図17図17は、第3の実施形態に係る旅行計画支援装置の構成を示すブロック図である。
図18図18は、第3の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図19図19は、第3の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図20図20は、第3の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図21図21は、第3の実施形態に係る旅行計画支援装置の処理を示す図である。
図22図22は、第3の実施形態に係る旅行計画支援装置による処理手順を示すフローチャートである。
図23図23は、旅行計画支援プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本願に係る旅行計画支援装置、旅行計画支援方法および旅行計画支援プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示しており、重複する説明は省略される。
【0012】
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る旅行計画支援装置100は、旅行計画全体の日程の入力を受け付け、仕事と休暇とのどちらが旅行計画の主軸の要素となるかの選択を受け付け、旅行計画の主軸となる要素に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力と、旅行計画の主軸となる要素以外の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力とを受け付けて、第1の旅行プランと、第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力する。
【0013】
[旅行計画支援装置の構成]
次に、図1を用いて、旅行計画支援装置100の構成について説明する。図1が示すように、旅行計画支援装置100は、通信部110と、制御部120と、記憶部130とを有する。なお、これらの各部は、複数の装置が分散して保持してもよい。以下にこれら各部の処理を説明する。
【0014】
通信部110は、NIC(Network Interface Card)等で実現され、LAN(Local Area Network)やインターネットなどの電気通信回線を介した外部装置と制御部120の通信を可能とする。例えば、通信部110は、外部装置と制御部120との通信を可能とする。
【0015】
記憶部130は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部130は、ユーザDB131と、アクティビティDB132とを有する。ユーザDB131は、ユーザID、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、結婚歴、子供の有無、勤務先業種、職種、決済情報、クレジットカード、ポイントカード、アンケート回答結果、コメントといったユーザに関する情報を記憶する。アクティビティDB132は、アクティビティID、施設、住所、営業時間、所要時間、提供内容、特記事項、コメント、タグといったアクティビティに関する情報が含まれる。なお、各DBが記憶する情報は上記に記載したものに限定されない。
【0016】
制御部120は、CPU(Central Processing Unit)やNP(Network Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いて実現され、メモリに記憶された処理プログラムを実行する。図1に示すように、制御部120は、受付部121と、取得部122と、第1の入力部123Aと、第2の入力部123Bと、第3の入力部123Cと、表示部124と、提案部125とを有する。以下、制御部120が有する各部について説明する。
【0017】
第1の入力部123Aは、旅行計画全体の日程の入力を受け付ける。例えば、第1の入力部123Aは、旅行計画の開始日と終了日の入力を受け付ける。
【0018】
受付部121は、仕事と休暇とのどちらが旅行計画の主軸の要素となるかの選択を受け付ける。例えば、受付部121は、仕事を旅行計画の主軸の要素とする選択を受け付ける。また、例えば、受付部121は、休暇を旅行計画の主軸の要素とする選択を受け付ける。
【0019】
取得部122は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、旅行計画全体の日程に対応する日付におけるユーザのスケジュールを取得する。例えば、取得部122は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、旅行計画全体の日程に対応する日付におけるユーザの仕事に関するスケジュールを取得する。例えば、取得部122は、受付部121が旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、旅行計画全体の日程に対応する日付におけるユーザの13~15時Web会議といったスケジュールを取得する。ここで、取得部122が取得するユーザのスケジュールには、出発時間や帰宅時間といった情報が含まれていてもよい。
【0020】
第2の入力部123Bは、受付部121により受け付けた旅行計画の主軸となる要素に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付ける。例えば、第2の入力部123Bは、受付部121により旅行計画の主軸の要素として選択を受け付けた仕事に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付ける。また、例えば、第2の入力部123Bは、受付部121により旅行計画の主軸の要素として選択を受け付けた休暇に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付ける。
【0021】
ここで、第2の入力部123Bが受け付ける第1の旅行プランの入力には、日時、場所、イベントが含まれる。例えば、第2の入力部123Bは、受付部121により旅行計画の主軸の要素として仕事を受け付けた場合には、仕事の日時、休憩時間、仕事を行う場所、仕事を行う施設(ワークプレイス)といった情報の入力を受け付ける。また、例えば、第2の入力部123Bは、受付部121により旅行計画の主軸の要素として休暇を受け付けた場合には、休暇の日時、アクティビティを行う場所、アクティビティを行う施設といった情報の入力を受け付ける。
【0022】
第3の入力部123Cは、第2の入力部123Bで入力された第1の旅行プランの日程と、第1の入力部123Aで入力された旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、受付部121により選択を受け付けた旅行計画の主軸となる要素以外の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける。
【0023】
例えば、第3の入力部123Cは、第2の入力部123Bで入力された仕事を主軸の要素とする第1の旅行プランの日程と、第1の入力部123Aで入力された旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、休暇の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける。また、例えば、第3の入力部123Cは、第2の入力部123Bで入力された休暇を主軸の要素とする第1の旅行プランの日程と、旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、仕事の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける。
【0024】
ここで、第3の入力部123Cが受け付ける第2の旅行プランの入力には、日時、場所、イベントが含まれる。例えば、第3の入力部123Cは、受付部121により旅行計画の主軸の要素として仕事を受け付けた場合には、休暇の日時、アクティビティを行う場所、アクティビティを行う施設といった情報の入力を受け付ける。また、例えば、第3の入力部123Cは、受付部121により旅行計画の主軸の要素として休暇を受け付けた場合には、仕事の日時、休憩時間、仕事を行う場所、仕事を行う施設(ワークプレイス)といった情報の入力を受け付ける。
【0025】
表示部124は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として休暇の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けた地域に関する情報に基づいて、ワークプレイスの候補を表示する。例えば、表示部124は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として休暇の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けたアクティビティの体験地と同一の地域にあるワークプレイスの候補を表示する。また、例えば、表示部124は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として休暇の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けたアクティビティの体験地から所定距離内にあるワークプレイスの候補を表示する。
【0026】
また、表示部124は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けた仕事をする地域に関する情報に基づいて、アクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けたワークプレイスがある地域と同一の地域で開催されるアクティビティの候補の候補を表示する。また、例えば、表示部124は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として休暇の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けたワークプレイスのある地域から所定距離内で開催されるアクティビティの候補を表示する。
【0027】
また、表示部124は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けた仕事の時間に応じて、空き時間に体験可能なアクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けた仕事の時間の長さに対応した負荷強度であるアクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けた仕事の時間の長さに対応した種類のアクティビティの候補を表示する。
【0028】
また、表示部124は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けた仕事の休憩の時間に応じて、アクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けた休憩の時間の長さに対応した負荷強度であるアクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けた休憩の時間の長さに対応した種類のアクティビティの候補を表示する。
【0029】
また、表示部124は、取得部122により取得されたスケジュールに基づいて、アクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、取得部122により取得されたユーザの仕事に関するスケジュールに基づいて、アクティビティの候補を表示する。
【0030】
また、表示部124は、取得部122により取得されたスケジュールの空き時間の長さに応じて、アクティビティの候補を表示する。また、例えば、表示部124は、取得部122により取得されたスケジュールの空き時間の長さよりも、所要時間が短いアクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、取得部122により取得されたスケジュールの空き時間3時間よりも、所要時間が短い乗馬やカーリングといったアクティビティの候補を表示する。
【0031】
提案部125は、第2の入力部123Bで受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力する。例えば、提案部125は、第2の入力部123Bで受け付けた仕事に関する日程を含んだ第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた休暇に関する日程を含んだ第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を行う。また、例えば、提案部125は、第2の入力部123Bで受け付けた休暇に関する日程を含んだ第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた仕事に関する日程を含んだ第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を行う。
【0032】
また、例えば、提案部125は、取得部122により取得されたスケジュールと、表示部124によって表示されたアクティビティのうち、ユーザによって選択されたアクティビティとを含む旅行計画の提案を出力する。例えば、提案部125は、取得部122により取得されたユーザの仕事に関するスケジュールと表示部124によって表示されたアクティビティのうち、ユーザによって選択されたアクティビティとを含む旅行計画の提案を出力する。例えば、提案部125は、提案部125は、取得部122により取得されたユーザの仕事に関するスケジュール(13~14時Web会議)と表示部124によって表示されたアクティビティのうち、ユーザによって選択されたアクティビティ(15~16時乗馬)とを含む旅行計画の提案を出力する。
【0033】
また、提案部125は、第2の入力部123Bで受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力し、当該旅行計画の提案について予約がされた場合に、旅行計画の提案と併せて、旅行に必要となるQR(Quick Response)コード(登録商標)を出力する。例えば、提案部125は、第2の入力部123Bで受け付けたワーキングオフィス(9~15時)と、第3の入力部123Cで受け付けたカーリング(16~20時)とを含む旅行計画の提案を出力し、この旅行計画の提案について予約がされた場合に、旅行計画の提案と併せて、東京軽井沢間の移動に必要となるQRコードを併せて出力する。例えば、提案部125は、旅行計画の提案と併せて、移動に必要となるQRコードとして、予約された新幹線の乗車に必要となるQRコードを表示してもよい。また、例えば、提案部125は、旅行計画の提案と併せて、ワーキングオフィスの施設利用や、カーリング体験を受ける際に必要となるQRコードを表示してもよい。
【0034】
また、提案部125は、旅行計画の提案と同時に、旅行計画当日のスケジュールで他に追加可能なアクティビティの宣伝を行ってもよい。例えば、提案部125は、第1の旅行プランと第2の旅行プランとを含む旅行計画に空き時間が存在する場合、空き時間に追加可能なアクティビティを同時表示することで宣伝する。例えば、提案部125は、第1の旅行プランであるカーリング(15~17時)と、第2の旅行プランである仕事(10~12時)の空白時間である13~14時に追加可能である他のアクティビティ(アフタヌーンティ教室)の宣伝を行う。
【0035】
[旅行計画支援装置による処理例]
[旅行計画の主軸の要素が仕事の場合]
図2~4を用いて、第1の実施形態における旅行計画支援装置100の処理例について説明する。この例では、旅行計画の主軸の要素として仕事が選択された場合について説明する。まず、受付部121は、図2(1)に示すように、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付ける。なお、「仕事」と「休暇」との二択は、例えば、図2(1)下部に表示されている「My Workation」を選択することにより表示してもよい。
【0036】
次に、第1の入力部123Aと第2の入力部123Bとは、図2(2)に示すように、旅行期間全体の日程と仕事の時間との入力を受け付けることにより、旅行計画の主軸となる要素に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付ける。このとき、第2の入力部123Bは、休憩時間の入力を受け付けてもよい。
【0037】
それから、第3の入力部123Cは、図2(3)に示すように、休暇時間や体験プログラム(アクティビティ)の入力を受け付けることによって、旅行計画の主軸となる要素以外の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける。例えば、第3の入力部123Cは、図2(3)に示すように、休暇時間で体験できるアクティビティの選択を受け付ける。また、第3の入力部123Cは、他ユーザとの交流を図るためのページ(Community)からアクティビティの選択を受け付けてもよい。
【0038】
このとき、第3の入力部123Cは、第2の入力部123Bで入力された第1の旅行プランの日程と、第1の入力部123Aで入力された旅行計画全体の日程とを照合することによって休暇の時間(空き時間)を特定してもよい。ここで、例えば、表示部124は、第2の入力部123Bが受け付けた仕事の時間に応じて、空き時間に体験可能なアクティビティの候補を表示してもよい。例えば、表示部124は、第2の入力部123Bが受け付けた仕事の時間と、第1の入力部123Aが受け付けた旅行計画全体の日程とから空き時間を特定し、特定された空き時間で体験可能なアクティビティの候補を表示してもよい。また、表示部124は、第2の入力部123Bが受け付けた仕事の休憩の時間に応じて、アクティビティの候補を表示してもよい。例えば、表示部124は、第2の入力部123Bが受け付けた仕事の休憩時間の長さに対応した種類のアクティビティの候補を表示してもよい。
【0039】
続いて、第3の入力部123Cは、入力された休暇時間に体験できるアクティビティの選択を受け付けて、アクティビティ体験地やワークプレイス候補を抽出・選択させる。例えば、第3の入力部123Cは、図3(1)(2)に示すように、入力された休暇時間に体験できるアクティビティとしてカーリングの入力を受け付けて、アクティビティ体験地やワークプレイスの候補として長野県軽井沢市を抽出し、選択させる。
【0040】
このとき、第2の入力部123Bが、第1の旅行プランに関する地域の入力を先に受け付けてから、第3の入力部123Cが、第2の旅行プランに関する地域の入力を受け付けてもよい。例えば、表示部124は、第2の入力部123Bが受け付けた地域に関する情報に基づいて、アクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、第2の入力部123Bが受け付けた地域「軽井沢」の情報を用いて、軽井沢にあるアクティビティの候補、または、軽井沢から所定距離で開催されるアクティビティを候補として表示してもよい。
【0041】
なお、第3の入力部123Cが受け付けるアクティビティの選択は複数であってもよい。例えば、第3の入力部123Cは、入力された休暇時間に体験できるアクティビティとしてカーリングの入力を受け付けたあと、追加的なアクティビティとしてマインドフルネス瞑想体験の入力を受け付けてもよい。この場合、第3の入力部123Cは、追加アクティビティの候補を場所で自動的にソートして選択できるようにし、選択を受け付けてもよい。
【0042】
そして、提案部125は、第2の入力部123Bで受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力する。このとき、提案部125は、第1の旅行プランと、第2の旅行プランに含まれるワークプレイスやアクティビティの施設に関する情報を表示してもよい。例えば、提案部125は、軽井沢○○○コワーキングオフィスのチェックインに必要となるQRコードの表示、カーリングの参加に必要となるQRコードの表示ともに、各施設へのアクセス情報やホームページといった情報を表示してもよい。
【0043】
ここで、提案部125は、移動手段の予約が不要な場合には、プラン確定の選択を受け付け、移動手段の予約が必要な場合には、移動手段の予約といった操作を受け付けてもよい。例えば、提案部125は、移動手段の予約が不要な場合には、図4(1)に示すように、第2の入力部123Bで受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力し、ユーザの操作によりプランを確定させる。なお、このとき、旅行計画支援装置100は、現地での二次交通サービスがある場合には、同時に表示してもよい。
【0044】
一方、提案部125は、移動手段の予約が必要な場合には、図4(2)に示すように、出発から到着までの移動手段の予約を支援する。例えば、提案部125は、出発時間、乗車駅、到着時間、降車駅といった情報の入力を受け付けて、条件に該当する移動手段を表示した予約サイトに遷移し、移動手段の予約を支援する。そして、提案部125は、移動手段を含めて、旅行計画の提案を出力し、ユーザの操作によりプランを確定させる。
【0045】
このとき、提案部125は、移動手段や施設に関する情報を表示してもよい。例えば、提案部125は、新幹線の乗車に必要となるQRコードを表示してもよい。また、例えば、提案部125は、ワーキングオフィス施設の利用に必要となるQRコードを表示してもよい。
【0046】
[旅行計画支援装置による処理例]
図5~7を用いて、第1の実施形態における旅行計画支援装置100の処理例について説明する。この例では、旅行計画の主軸の要素として休暇が選択された場合について説明する。まず、受付部121は、図5(1)に示すように、旅行計画の主軸の要素として休暇の選択を受け付ける。
【0047】
次に、第1の入力部123Aは、図5(2)に示すように、旅行期間全体の日程の入力を受け付ける。続いて、第2の入力部123Bは、休暇に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付けてもよい。例えば、第2の入力部123Bは、図5(3)に示すように、アクティビティの選択を受け付ける。また、例えば、第2の入力部123Bは、過ごしたいスタイルといった選択を受け付けて、条件に該当するアクティビティを候補として表示させ、ユーザによるアクティビティの選択を受け付ける。なお、アクティビティの選択は、第2の入力部123Bによる休暇に関する日程を含んだ旅行プランの入力と異なるタイミングで行われてもよい。
【0048】
それから、第2の入力部123Bは、図6(1)に示すように、入力された内容を表示して、ユーザによる確認を行う。その後、第3の入力部123Cは、図6(2)に示すように、特定された空き時間に、仕事に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける。例えば、第3の入力部123Cは、仕事の時間、仕事の場所、休憩時間といった項目の入力を受け付ける。このとき、第3の入力部123Cは、休憩時間の入力を受け付けてもよい。また、このとき、第3の入力部123Cは、第2の入力部123Bにより入力を受け付けた第1の旅行プランの日程と、第1の入力部123Aにより入力を受け付けた旅行計画全体の日程とを照合することにより空き時間を特定してもよい。
【0049】
なお、このとき、表示部124は、旅行計画の主軸の要素として仕事が選択された場合のアクティビティ候補の表示と同様に、ワークプレイス候補の表示を行ってもよい。例えば、表示部124は、第2の入力部123Bが受け付けた地域に関する情報に基づいて、ワークプレイスの候補を表示してもよい。例えば、表示部124は、第2の入力部123Bが受け付けた地域「軽井沢」の情報を用いて、軽井沢にあるワークプレイス、または、軽井沢から所定距離にあるワークプレイスを候補として表示してもよい。
【0050】
その後、提案部125は、図6(3)に示すように、第2の入力部123Bで受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた第2の旅行プランとの内容を表示して、ユーザによる確認を行う。このとき、提案部125は、移動手段の予約が不要な場合には、プラン確定の選択を受け付けて、予約を確定させる。
【0051】
一方、提案部125は、移動手段の予約が必要な場合には、移動手段の予約といった操作を受け付けてもよい。例えば、提案部125は、移動手段の予約が必要な場合には、図7(1)に示すように、切符予約サイトに遷移して、条件にあった乗車券を表示してもよい。その後、提案部125は、図7(2)に示すように、旅行に必要な移動手段について確認を行う。
【0052】
そして、提案部125は、予約の確定を受け付けると、図7(3)に示すように、第2の入力部123Bにより受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力し、旅行計画の提案と併せて、QRコードを用いて移動手段や施設に関する情報を表示する。例えば、提案部125は、電車を利用する際に必要となるQRコードを表示してもよい。また、例えば、提案部125は、ワークプレイスやアクティビティの施設や予約情報を表示してもよい。
【0053】
[旅行計画支援装置による処理例]
図8を用いて、第1の実施形態における旅行計画支援装置100の処理例について説明する。この例では、旅行計画が1泊2日以上である場合の入力受付のバリエーションについて説明する。まず、受付部121が、図8(1)に示すように、旅行計画の主軸として仕事の選択を受け付ける。
【0054】
そして、第1の入力部123Aと第2の入力部123Bとは、図8(2)に示すように、旅行期間と仕事の時間との入力を受け付けることにより、旅行計画の主軸となる仕事に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付ける。ここで、第2の入力部123Bは、第1の入力部123Aにより入力を受け付けた旅行計画が1泊2日以上である場合には、図8(3)に示すように、旅行計画の途中の日付で、仕事入力と休暇入力とが分割されるインタフェースを表示する。なお、第3の入力部123Cが同様の処理を行ってもよい。
【0055】
[旅行計画支援装置による処理例]
図9、10を用いて、第1の実施形態における旅行計画支援装置100の処理例について説明する。この例では、旅行計画の主軸となる要素として仕事が選択され、仕事のスケジュールと連携する例について説明する。
【0056】
まず、受付部121が、図9(1)に示すように、旅行計画の主軸として仕事の選択を受け付ける。次に、第1の入力部123Aは、図9(2)に示すように、旅行期間の入力を受け付ける。このとき、第2の入力部123Bは、スケジュールを連携するアカウントの入力を受け付ける。第2の入力部123Bは、登録済みのアカウントの中から選択することにより、スケジュールを連携するアカウントの入力を受け付けてもよい。
【0057】
続いて、取得部122は、旅行計画全体の日程に対応する日付におけるユーザのスケジュールを取得する。例えば、取得部122は、入力されたアカウントと紐づいたスケジュールと連携し、図9(3)に示すように、ユーザからの各予定の入力を受け付けることなく、仕事のスケジュール(9~11時セミナー聴講、12~13時ランチミーティング、13~15時××会社と打合せ)を取得する。
【0058】
その後、第3の入力部123Cは、図10(1)に示すように、第2の旅行プランの入力を受け付ける。ここで、第2の旅行プランの入力処理は、他の例(例えば、図5(3))と同様に行うことができる。また、例えば、第3の入力部123Cは、取得部122により取得されたスケジュールの情報から、空き時間を特定してもよい。
【0059】
それから、表示部124は、取得されたスケジュールに基づいて、アクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、図10(2)に示すように、第3の入力部123Cにより特定された空き時間内に体験することのできるアクティビティを候補として表示する。
【0060】
そして、提案部125は、図10(3)に示すように、取得部122により取得されたスケジュールと、ユーザにより選択されたアクティビティとを含む旅行計画を出力する。例えば、提案部125は、9~11時セミナー聴講、12~13時ランチミーティング、13~15時××会社と打合せ、15~17時ヨガ体験の予定を含む旅行計画を出力する。このとき、提案部125は、他の例(例えば、図7(3))と同様に、旅行計画の提案と併せて、移動手段や施設に関する情報を表示してもよい。
【0061】
[フローチャート]
次に、図11を用いて、旅行計画支援装置100による処理の流れを説明する。なお、下記のステップS101~S109は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS101~S109のうち、省略される処理があってもよい。
【0062】
まず、第1の入力部123Aは、旅行計画全体の日程の入力を受け付ける(ステップS101)。例えば、第1の入力部123Aは、旅行計画全体の日程として、旅行の開始日と終了日の入力を受け付ける。次に、受付部121は、仕事と休暇とのどちらが旅行計画の主軸の要素となるかの選択を受け付ける(ステップS102)。例えば、受付部121は、仕事を旅行計画の主軸の要素とする選択を受け付ける。
【0063】
続いて、取得部122は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けたか否かを判定する(ステップS103)。このとき、取得部122により、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けたと判定されなかった場合(ステップS103“NO”)、第2の入力部123Bは、受付部121により受け付けた旅行計画の主軸となる要素に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付ける(ステップS104)。
【0064】
他方、取得部122により、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けたと判定した場合(ステップS103“YES”)、取得部122は、旅行計画全体の日程に対応する日付におけるユーザのスケジュールを取得する(ステップS105)。これにより、第2の入力部123Bは、ユーザの操作を必要とすることなく、仕事に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付けることができる。
【0065】
例えば、取得部122は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、旅行計画全体の日程に対応する日付におけるユーザの仕事に関するスケジュールを取得する。なお、旅行計画支援装置100は、受付部121により仕事が選択された場合であっても、第2の入力部123Bにより、ユーザの操作による旅行プランの入力を受け付けてもよい。例えば、旅行計画の主軸の要素として仕事が選択された場合であって、スケジュールを連携しなかった場合や、連携するアカウントが存在しない場合などである。
【0066】
それから、第3の入力部123Cは、第2の入力部123Bで入力された第1の旅行プランの日程と、旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、受付部121により選択を受け付けた旅行計画の主軸となる要素以外の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける(ステップS106)。例えば、第2の入力部123Bで入力された休暇を主軸の要素とする第1の旅行プランの日程と、旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、仕事の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける。
【0067】
続いて、表示部124は、アクティビティの候補を表示する(ステップS107)。例えば、表示部124は、第2の入力部123Bまたは第3の入力部123Cで受け付けた入力に応じてアクティビティの候補を表示する。また、例えば、取得部122により取得されたスケジュールに基づいて、アクティビティの候補を表示する。なお、このステップは、第1の旅行プランの受付または第2の旅行プランの受付と同時に行われてもよい。
【0068】
その後、提案部125は、移動手段の予約が必要か否かを判定する(ステップS108)。このとき、提案部125により、移動手段の予約が必要でないと判定された場合(ステップS108“NO”)、提案部125は、第2の入力部123Bで受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力する(ステップS109)。
【0069】
例えば、提案部125は、第2の入力部123Bで受け付けた休暇に関する日程を含んだ第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた仕事に関する日程を含んだ第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を行う。
【0070】
他方、提案部125により、移動手段の予約が必要であると判定された場合(ステップS108“YES”)、提案部125は、移動手段を検索する(ステップS110)。例えば、提案部125は、切符予約サイトに遷移して、第2の入力部123Bおよび第3の入力部123Cで受け付けた条件を満たす乗車券を表示し、予約を支援する。
【0071】
そして、提案部125は、第2の入力部123Bで受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力し、当該旅行計画の提案について予約がされた場合に、旅行計画の提案と併せて、旅行に必要となるQRコードを出力する(ステップS109)。例えば、提案部125は、第2の入力部123Bで受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力し、当該旅行計画の提案について予約がされた場合に、旅行計画の提案と併せて、旅行計画に含まれる移動手段や施設を利用する際に必要となるQRコードを出力する。
【0072】
[第2の実施形態]
ここまで第1の実施形態に係る旅行計画支援装置100について説明したが、以下では、第2の実施形態に係る旅行計画支援装置100について説明する。なお、第1の実施形態に係る旅行計画支援装置100と同様の説明については適宜省略する。第2の実施形態に係る旅行計画支援装置100は、予め設定されたユーザ情報に基づいて、アクティビティの候補を表示し、ユーザからの選択を受け付けて、アクティビティと仕事に関する日程とを含む旅行計画の提案を出力する。
【0073】
[旅行計画支援装置の構成]
まず、図12を用いて、旅行計画支援装置100の構成について説明する。図12に示す第2の実施形態に係る旅行計画支援装置100は、受付部121、第2の入力部123B、第3の入力部123Cを有さず、入力部126を有する点が、図1に示した第1の実施形態に係る旅行計画支援装置100と相違する。
【0074】
取得部122は、予め設定されたユーザ情報を取得する。例えば、取得部122は、事前登録のユーザ情報や、アンケート項目の回答結果を取得する。例えば、取得部122は、予め設定されたユーザ情報として、家族構成に関する情報、仕事に関する情報、アクティビティの好みに関する情報、行動履歴に関する情報を取得する。例えば、取得部122は、予め設定されたユーザ情報として、配偶者の有無、子供の有無といった家族構成に関する情報、業種、職種、テレワーク頻度、テレワークの時間といった仕事に関する情報、インドア派・アウトドア派、体験したいアクティビティ、体験したくないアクティビティ、他者との交流の有無といった、アクティビティの好みに関する情報、旅行歴の情報、位置情報、歩数の情報といった行動履歴に関する情報を取得する。また、例えば、取得部122は、仕事に関する情報として、ユーザのテレワーク頻度を取得する。なお、取得部122は、他のサービスと連携することにより、ユーザ情報を取得してもよい。
【0075】
また、取得部122は、仕事に関する情報として、ユーザのテレワーク頻度、ユーザのテレワークの時間、行動履歴に関する情報として、ユーザの歩数の情報を取得する。例えば、取得部122は、所定期間における、ユーザのテレワーク頻度、ユーザのテレワークの時間、ユーザの歩数の情報を取得する。例えば、取得部122は、過去1週間におけるユーザのテレワーク頻度、ユーザのテレワークの時間、ユーザの歩数の情報を取得する。なお、取得部122は、ウェアラブル端末やスマートフォンと連携することにより、行動履歴に関する情報を取得してもよい。
【0076】
表示部124は、取得部122により取得されたユーザ情報に基づいて、アクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、取得部122により取得された家族構成に関する情報、仕事に関する情報、アクティビティの好みに関する情報、行動履歴に関する情報のうちいずれか1つ以上を用いて、アクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、取得部122により取得されたテレワーク頻度(週1~2回)といった仕事に関する情報と、インドア派といったアクティビティに関する情報とを用いて、マインドフルネス瞑想体験のような、平日日帰りであり、インドア中心で一人でも参加可能な体験プログラムを優先的に表示する。
【0077】
また、例えば、表示部124は、ユーザのテレワーク頻度が閾値以上である場合には、交流機会があるアクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、取得部122により取得されたユーザのテレワーク頻度が週3回以上である場合には、いちご農園収穫体験のような、アウトドア中心で人との交流機会がある体験プログラムを優先的に表示する。
【0078】
また、例えば、表示部124は、ユーザのテレワーク頻度に応じて、日帰りプランに対応するアクティビティの候補、または、宿泊プランに対応するアクティビティの候補を決定し、決定したアクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、ユーザのテレワーク頻度が所定値未満である場合には、日帰りプランに対応するアクティビティの候補を決定し、日帰りプランに対応するアクティビティの候補を表示する。また、例えば、表示部124は、ユーザのテレワーク頻度が所定値以上である場合には、宿泊プランに対応するアクティビティの候補を決定し、宿泊プランに対応するアクティビティの候補を表示する。
【0079】
また、例えば、表示部124は、ユーザのテレワークの頻度、ユーザのテレワークの時間、ユーザの歩数の情報のうちいずれか1つ以上を用いて、人との交流機会があるアクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、ユーザのテレワーク頻度が所定値以上、または、ユーザのテレワークの時間が所定値以上、または、ユーザの歩数が所定値以下であれば、人との交流機会があるアクティビティの候補を表示する。
【0080】
入力部126は、表示部124によって表示されたアクティビティのうち、ユーザによって選択されたアクティビティの日程と、旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、仕事に関する日程の入力を受け付ける。例えば、入力部126は、旅行計画全体の日程のうち、ユーザによって選択されたアクティビティの日程を除いた日程を空き時間として特定し、当該空き時間に仕事に関する日程の入力を受け付ける。
【0081】
提案部125は、選択されたアクティビティと、仕事に関する日程とを含む旅行計画の提案を出力する。例えば、提案部125は、選択されたいちご農園収穫体験のアクティビティ(13~15時)と、仕事に関する日程(10~12時Web会議)とを含む旅行計画の提案を出力する。
【0082】
また、提案部125は、選択されたアクティビティと、仕事に関する日程とを含む旅行計画の提案を出力し、当該旅行計画について予約がされた場合に、旅行計画の提案と併せて、移動に必要となるQRコードを出力する。例えば、提案部125は、選択されたアクティビティと、仕事に関する日程とを含む旅行計画の提案を出力し、旅行計画について予約がされた場合に、旅行計画の提案と併せて、電車の利用に必要となるQRコードを出力する。
【0083】
[旅行計画支援装置による処理例]
図13―16を用いて、実施形態2における旅行計画支援装置100の処理例について説明する。この例では、事前登録のユーザ情報とアンケート結果に基づいて、体験プログラムをランダム表示する例について説明する。
【0084】
まず、取得部122は、予め設定されたユーザ情報を取得する。例えば、取得部122は、図13に示すように、事前登録のユーザ情報とアンケート結果の情報を取得する。事前登録のユーザ情報とアンケート結果には、ユーザID、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、結婚歴、子供の有無、勤務先情報、業種、職種、決済情報、クレジットカード、ポイントカード、テレワーク頻度、インドア派、アウトドア派といった情報が含まれる。
【0085】
そして、表示部124は、取得部122により取得されたユーザ情報に基づいて、アクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、取得部122により取得されたユーザ情報に基づいて、好みに合うアクティビティをトップページにランダム表示する。例えば、表示部124は、図14に示すような検索ロジックにより、結婚歴と子供の有無、テレワーク頻度、インドア派・アウトドア派といったユーザ情報を用いて、アクティビティの候補を表示する。
【0086】
例えば、表示部124は、既婚、子供ありという情報を用いて、日帰りプランに対応するアクティビティ候補を表示してもよい。また、表示部124は、未婚、子供なしという情報を用いて、1泊2日以上の宿泊プランに対応するアクティビティ候補を表示してもよい。
【0087】
例えば、表示部124は、テレワーク頻度が週3日以上であり、インドア派であるという情報を用いて、平日日帰りまたは1泊2日以上のプランであり、インドア中心で、人との交流機会があるアクティビティ(例えば、カーリング体験、グループでの味噌・酵素ジュース作り)を優先的にトップ画面に表示する。
【0088】
また、例えば、表示部124は、テレワーク頻度が週3日以上であり、アウトドア派であるという情報を用いて、平日日帰りまたは1泊2日以上のプランであり、アウトドア中心で、人との交流があるアクティビティ(例えば、いちご農園収穫体験、焚火体験)を優先的にトップ画面に表示する。
【0089】
また、例えば、表示部124は、テレワーク頻度が週3日未満であり、インドア派であるという情報を用いて、平日日帰りプランであり、インドア中心で、一人でも参加可能なアクティビティ(例えば、マインドフルネス瞑想体験)を優先的にトップ画面に表示する。
【0090】
また、例えば、表示部124は、テレワーク頻度が週3日未満であり、アウトドア派であるという情報を用いて、平日日帰りプランであり、アウトドア中心で一人でも参加可能なアクティビティ(例えば、心トトノウ森林浴セラピー)を優先的にトップ画面に表示する。
【0091】
また、例えば、表示部124は、テレワーク頻度、テレワークの時間、歩数の情報を用いて、アクティビティの候補の表示を行ってもよい。例えば、表示部124は、テレワークの頻度が週3日以上であり、過去1週間における歩数の1日当たりの平均が3000歩未満であれば、人との交流があるアクティビティを優先的に表示してもよい。
【0092】
このとき、表示部124は、例えば、図15で示すように、ユーザの好みに合うアクティビティ候補をトップページに表示する。また、例えば、表示部124は、ユーザからの操作を受け付けて、表示されたアクティビティ候補ごとの、プログラム体験レポート、地域の食事・宿泊施設のレポートを表示してもよい。これにより、旅行計画支援装置100は、テレワークの機会が増加する中、非日常的な体験、リフレッシュ体験を提供する。
【0093】
[フローチャート]
次に、図16を用いて、第2の実施形態に係る旅行計画支援装置100による処理の流れを説明する。なお、下記のステップS201~S206は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS201~S206のうち、省略される処理があってもよい。
【0094】
まず、取得部122は、予め設定されたユーザ情報を取得する(ステップS201)。例えば、取得部122は、事前登録のユーザ情報や、アンケート項目の回答結果を取得する。また、例えば、取得部122は、家族構成に関する情報、仕事に関する情報、アクティビティの好みに関する情報を取得する。
【0095】
次に、表示部124は、取得部122により取得されたユーザ情報に基づいて、アクティビティの候補を表示する(ステップS202)。例えば、表示部124は、取得部122により取得された家族構成に関する情報、仕事に関する情報、アクティビティの好みに関する情報、行動履歴に関する情報のうちいずれか1つ以上を用いて、アクティビティの候補を表示する。
【0096】
それから、入力部126は、表示部124によって表示されたアクティビティのうち、ユーザによって選択されたアクティビティの日程と、旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、仕事に関する日程の入力を受け付ける(ステップS203)。例えば、入力部126は、旅行計画全体の日程のうち、ユーザによって選択されたアクティビティの日程を除いた日程を空き時間として特定し、当該空き時間に仕事に関する日程の入力を受け付ける。
【0097】
続いて、提案部125は、移動手段の予約が必要か否かを判定する(ステップS204)。このとき、提案部125により、移動手段の予約が必要でないと判定された場合(ステップS204“NO”)、提案部125は、選択されたアクティビティと、仕事に関する日程とを含む旅行計画の提案を出力する(ステップS205)。例えば、提案部125は、選択されたいちご農園収穫体験のアクティビティ(13~15時)と、入力された仕事に関する日程であるWeb会議(10~12時)とを含む旅行計画の提案を出力する。
【0098】
他方、提案部125により、移動手段の予約が必要であると判定された場合(ステップS204“YES”)、提案部125は、移動手段を検索する(ステップS206)。例えば、提案部125は、切符予約サイトに遷移して乗車券を表示する。
【0099】
そして、提案部125は、選択されたアクティビティと、仕事に関する日程とを含む旅行計画の提案を出力し、当該旅行計画の提案について予約がされた場合に、旅行計画の提案と併せて、移動に必要となるQRコードを出力する(ステップS205)。例えば、提案部125は、選択されたいちご農園収穫体験のアクティビティ(13~15時)と、入力された仕事に関する日程であるWeb会議(10~12時)とを含む旅行計画の提案と併せて、東京軽井沢間の移動(7~8時、21~22時)に必要となるQRコードを出力する。
【0100】
[第3の実施形態]
ここまで第1、2の実施形態に係る旅行計画支援装置100について説明したが、以下では、第3の実施形態に係る旅行計画支援装置100について説明する。なお、第1、2の実施形態に係る旅行計画支援装置100と同様の説明については適宜省略する。第3の実施形態に係る旅行計画支援装置100は、アクティビティ体験者のコメントから抽出されたタグをアクティビティに付与し、アクティビティに付与されたタグに基づいて、アクティビティの候補を表示し、ユーザからのアクティビティの選択を受け付けて、アクティビティと仕事に関する日程とを含む旅行計画の提案を出力する。
【0101】
[旅行計画支援装置の構成]
まず、図17を用いて、旅行計画支援装置100の構成について説明する。図17に示す第3の実施形態に係る旅行計画支援装置100は、抽出部127、付与部128、特典付与部129とを有する点が、図12に示した実施形態2の旅行計画支援装置100と相違する。
【0102】
取得部122は、アクティビティの体験者のコメントを取得する。例えば、取得部122は、アクティビティ体験者の体験、仕事、食事のうちいずれか1つ以上の要素に関するコメントを取得する。例えば、取得部122は、カーリングのアクティビティ体験者が投稿した「[体験]カーリングを通じて、自分の業界ではなかなか出会う機会がないワーケーション参加者どうし、自然な会話で打ち解け合い、交流を通じて新たな発見も得られました。[仕事]中庭がきれいなホテルのカフェで仕事。淹れたてコーヒーも無料で、wifi(登録商標)も速くて便利でした。[食事]ランチにホテルのワンプレートを食べました。朝採れ野菜のサラダと、地元名産のいちごデザートが美味しかったです。」というコメントを取得する。なお、取得部122により取得されるアクティビティ体験者のコメントには、コメントやブログ記事といった文章情報が含まれる。
【0103】
抽出部127は、取得部122により取得された体験者のコメントから、当該体験者が体験したアクティビティに付与するタグを抽出する。例えば、抽出部127は、取得部122により取得された体験者のコメントを対象として自然言語処理を行い、体験者のアクティビティに対する感情を表すキーワードを、アクティビティに付与するタグとして抽出する。
【0104】
例えば、抽出部127は、取得部122により取得された体験者のコメントを対象としたテキストマイニングにより評価を抽出し、マイニング結果をクラスタリングすることにより、それぞれの評価ポイントをタグに変換する。なお、このとき、抽出部127は、変換されるタグとして、あらかじめ用意したものを用いてもよいし、新規で作成したものを用いてもよい。
【0105】
例えば、抽出部127は、取得部122により取得された「[体験]カーリングを通じて、自分の業界ではなかなか出会う機会がないワーケーション参加者どうし、自然な会話で打ち解け合い、交流を通じて新たな発見も得られました。[仕事]中庭がきれいなホテルのカフェで仕事。淹れたてコーヒーも無料で、wifiも速くて便利でした。[食事]ランチにホテルのワンプレートを食べました。朝採れ野菜のサラダと、地元名産のいちごデザートが美味しかったです。」というコメントから、「参加者同士の出会い」、「新たな発見」、「コーヒーが無料」、「wifiが高速」、「デザートが美味」といったポジティブな評価を抽出する。そして、抽出部127は、マイニング結果をクラスタリングし、ポジティブな評価ポイントを「♯新たな出会い」、「♯知らないこと発見」、「♯飲み物タダ・おトク」、「♯テレワがスムーズ」、「♯食事ウマい」といったタグに変換する。なお、このとき、抽出部127は、ポジティブな評価以外の評価ポイントについて抽出し、タグへの変換を行ってもよい。
【0106】
また、例えば、抽出部127は、取得部122により取得されたカーリングのアクティビティ体験者が投稿したコメントから、乗馬体験者のアクティビティに対する感情を表すキーワード「ワクワク」を、体験者が体験した乗馬のアクティビティに付与するタグ「#ワクワク」として抽出する。
【0107】
付与部128は、抽出部127により抽出されたタグを、体験者が体験したアクティビティに付与する。例えば、付与部128は、抽出部127により抽出されたタグを、体験者が体験したアクティビティに付与する。例えば、付与部128は、抽出部127により抽出された「♯新たな出会い」、「♯知らないこと発見」、「♯飲み物タダ・おトク」、「♯テレワがスムーズ」、「♯食事ウマい」といったタグを、初心者向けカーリング体験者が体験した、初心者向けカーリング体験に対して付与する。
【0108】
表示部124は、付与部128によりアクティビティに付与されたタグに基づいて、アクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、付与部128によりアクティビティに付与されたタグのうち出現数上位のタグに基づいて、アクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、出現数が所定値以上であるタグが設定されているアクティビティを、アクティビティの候補として表示する。
【0109】
例えば、表示部124は、予め設定されたユーザ情報と、付与部128によりアクティビティに付与されたタグとに基づいて、アクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、予め設定されたユーザ情報としてのテレワーク頻度と、付与部128によりアクティビティに付与された「#新たな出会い」タグとから、テレワーク頻度の高いユーザに対して、「#新たな出会い」タグが付与されたアクティビティを候補として表示する。
【0110】
また、例えば、表示部124は、アクティビティの候補とともに、アクティビティに付与されたタグを表示する。また、表示部124は、各アクティビティに付与されたタグのうち、付与数が多い順に所定数のタグを表示する。例えば、表示部124は、アクティビティ候補のうちの初心者向けカーリング体験に付与されたタグのうち、付与数が多い順に3つのタグ(「#爽快感」、「#気分はスポーツ選手」、「#新たな出会い」)を表示する。
【0111】
また、例えば、表示部124は、予め設定されたユーザ情報と、付与部128によりアクティビティに付与されたタグのうち出現数上位のタグとに基づいて、アクティビティの候補を表示する。例えば、表示部124は、予め設定されたユーザ情報と対応するタグが出現数上位のタグとして設定されているアクティビティを候補として表示する。
【0112】
例えば、表示部124は、予め設定されたユーザ情報としてのテレワーク頻度と、付与部128によりアクティビティに付与されたタグのうち出現数上位のタグである「♯新たな出会い」とから、テレワーク頻度の高いユーザに対して、「♯新たな出会い」タグを持つアクティビティを候補として表示する。
【0113】
このとき、表示部124は、アクティビティの候補として、予め設定されたユーザ情報と対応するタグが付与されたアクティビティを所定数ランダムに表示してもよいし、予め設定されたユーザ情報と対応するタグの付与数が多い順にアクティビティを所定数表示してもよい。
【0114】
特典付与部129は、提案部125により提案されたアクティビティを含む旅行計画について予約された場合、アクティビティに付与されたタグに対応するコメントを作成した体験者に対して、特典を付与する。例えば、特典付与部129は、提案部125により提案されたアクティビティを含む旅行計画について予約された場合、アクティビティに付与されたタグに対応するコメントやブログを作成した体験者に対して特典を付与する。
【0115】
例えば、特典付与部129は、提案部125により提案されたカーリングのアクティビティを含む旅行計画について予約された場合、カーリングのアクティビティに付与されたタグ「#爽快感」に対応する体験ブログを作成した体験者に対して、2000ポイントを特典として付与する。なお、特典付与部129は、体験者に対して、所定のポイントや、別のアクティビティの無料体験や割引などの特典を付与してもよい。
【0116】
[旅行計画支援装置による処理例]
図18~21を用いて、実施形態3における旅行計画支援装置100の処理例について説明する。この例では、アクティビティに付与されたタグに基づいて、体験プログラムをランダム表示する例について説明する。
【0117】
まず、取得部122は、アクティビティの体験者のコメントを取得する。例えば、取得部122は、図18に示すように、アクティビティ体験者の「[体験]カーリングを通じて、自分の業界ではなかなか出会う機会がないワーケーション参加者どうし、自然な会話で打ち解け合い、交流を通じて新たな発見も得られました。[仕事]中庭がきれいなホテルのカフェで仕事。淹れたてコーヒーも無料で、wifiも速くて便利でした。[食事]ランチにホテルのワンプレートを食べました。朝採れ野菜のサラダと、地元名産のいちごデザートが美味しかったです。」というコメントを取得する。
【0118】
なお、アクティビティ体験者が投稿するコメントには、ブログなど文章情報として表示されるものが含まれ、体験者はコメントを写真付きで投稿することができる。また、投稿された体験コメントや体験ブログでは、体験したユーザの登録情報は公開してもよいし、項目ごとに体験したユーザが非表示に設定することができる。
【0119】
次に、抽出部127は、取得部122により取得された体験者のコメントから、当該体験者が体験したアクティビティに付与するタグを抽出する。例えば、抽出部127は、取得部122により取得された体験者のコメントを対象としたテキストマイニングにより評価を抽出し、マイニング結果をクラスタリングすることにより、それぞれの評価ポイントをタグに変換する。
【0120】
例えば、抽出部127は、図18に示すように、取得部122により取得された「[体験]カーリングを通じて、自分の業界ではなかなか出会う機会がないワーケーション参加者どうし、自然な会話で打ち解け合い、交流を通じて新たな発見も得られました。[仕事]中庭がきれいなホテルのカフェで仕事。淹れたてコーヒーも無料で、wifiも速くて便利でした。[食事]ランチにホテルのワンプレートを食べました。朝採れ野菜のサラダと、地元名産のいちごデザートが美味しかったです。」というコメントから、「参加者同士の出会い」、「新たな発見」、「コーヒーが無料」、「wifiが高速」、「デザートが美味」といったポジティブな評価を抽出する。そして、抽出部127は、マイニング結果をクラスタリングし、ポジティブな評価ポイントを「♯新たな出会い」、「♯知らないこと発見」、「♯飲み物タダ・おトク」、「♯テレワがスムーズ」、「♯食事ウマい」といったタグに変換する。
【0121】
それから、付与部128は、付与部128は、抽出部127により抽出されたタグを、体験者が体験したアクティビティに付与する。例えば、付与部128は、抽出部127により抽出された「♯爽快感」、「♯気分はスポーツ選手」、「♯新たな出会い」といったタグを、体験者が体験した初心者向けカーリング体験に付与する。
【0122】
続いて、表示部124は、図19(1)に示すように、アクティビティの候補とともに、各アクティビティに付与されたタグのうち付与数が多い順に所定数のタグを表示する。ここで、表示部124は、ユーザからのアクティビティの選択を受け付けた場合、選択されたアクティビティの詳細情報と、体験者により作成された文章情報と、タグとを表示する。
【0123】
例えば、表示部124は、図19(2)に示すように、初心者向けカーリング体験の詳細情報と、体験ブログの内容、タグを表示する。例えば、表示部124は、図20(1)、(2)に示すアクティビティの表示から、ユーザによる操作を受け付けてページを遷移し、図20(3)に示すように、アクティビティの体験ブログを表示する。
【0124】
それから、入力部126は、表示部124によって表示されたアクティビティのうち、ユーザによって選択されたアクティビティの日程と、旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、仕事に関する日程の入力を受け付ける。そして、提案部125は、選択されたアクティビティと、仕事に関する日程とを含む旅行計画の提案を出力する。
【0125】
その後、特典付与部129は、提案部125により提案されたアクティビティを含む旅行計画について予約された場合、アクティビティに付与されたタグに対応する文章情報を作成したユーザに対して、特典を付与する。例えば、特典付与部129は、図21に示すように初心者向けカーリング体験のアクティビティについて選択され、予約された場合には、初心者向けカーリング体験を体験し、アクティビティに付与されたタグ(「#爽快感」「#気分はスポーツ選手」「#新たな出会い」)と対応する体験ブログを作成したユーザに対して、2000ポイントの特典を付与する。
【0126】
[フローチャート]
次に、図22を用いて、旅行計画支援装置100による処理の流れを説明する。なお、下記のステップS301~S309は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS301~S309のうち、省略される処理があってもよい。
【0127】
まず、取得部122は、アクティビティの体験者のコメントを取得する(ステップS301)。取得部122は、アクティビティ体験者の体験、仕事、食事のうちいずれか1つ以上の要素に関するコメントを取得する。
【0128】
次に、抽出部127は、取得部122により取得された体験者のコメントから、当該体験者が体験したアクティビティに付与するタグを抽出する(ステップS302)。例えば、抽出部127は、取得部122により取得された体験者のコメントを対象としたテキストマイニングにより評価を抽出し、マイニング結果をクラスタリングすることにより、それぞれの評価ポイントをタグに変換する。
【0129】
それから、付与部128は、抽出部127により抽出されたタグを、体験者が体験したアクティビティに付与する(ステップS303)。例えば、付与部128は、抽出部127により抽出されたタグを、体験者が体験したアクティビティに付与する。
【0130】
続いて、表示部124は、付与部128によりアクティビティに付与されたタグに基づいて、アクティビティの候補を表示する(ステップS304)。例えば、表示部124は、出現数が所定値以上であるタグが設定されているアクティビティを、アクティビティの候補として表示する。
【0131】
その後、入力部126は、表示部124によって表示されたアクティビティのうち、ユーザによって選択されたアクティビティの日程と、旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、仕事に関する日程の入力を受け付ける(ステップS305)。例えば、入力部126は、旅行計画全体の日程のうち、ユーザによって選択されたアクティビティの日程を除いた日程を空き時間として特定し、当該空き時間に仕事に関する日程の入力を受け付ける。
【0132】
それから、提案部125は、移動手段の予約が必要か否かを判定する(ステップS306)。このとき、提案部125により、移動手段の予約が必要でないと判定された場合(ステップS306“NO”)、提案部125は、選択されたアクティビティと、仕事に関する日程とを含む旅行計画の提案を出力する(ステップS307)。例えば、提案部125は、選択された初心者向けカーリング体験のアクティビティ(13~15時)と、入力された仕事に関する日程としてのWeB会議(10~12時)とを含む旅行計画の提案を出力する。
【0133】
他方、提案部125により、移動手段の予約が必要であると判定された場合(ステップS306“YES”)、提案部125は、移動手段を検索する(ステップS308)。例えば、提案部125は、切符予約サイトに遷移して乗車券を表示する。
【0134】
そして、提案部125は、選択されたアクティビティと、仕事に関する日程とを含む旅行計画の提案を出力し、当該旅行計画の提案について予約がされた場合に、旅行計画の提案と併せて、移動に必要となるQRコードを出力する(ステップS307)。例えば、提案部125は、選択された初心者向けカーリング体験のアクティビティ(13~15時)と、入力された仕事に関する日程としてのWeb会議(10~12時)とを含む旅行計画の提案と併せて、東京軽井沢間の移動(7~8時、17~18時)に必要となるQRコードを出力する。
【0135】
その後、特典付与部129は、提案部125により提案されたアクティビティを含む旅行計画について予約された場合には、アクティビティに付与されたタグに対応する文章情報を作成したユーザに対して、特典を付与する(ステップS309)。例えば、特典付与部129は、カーリングのアクティビティに付与されたタグ「#爽快感」と対応する体験ブログを作成したユーザに対して、2000ポイントを特定として付与する。
【0136】
[効果]
実施形態に係る旅行計画支援装置100は、旅行計画全体の日程の入力を受け付ける第1の入力部123Aと、仕事と休暇とのどちらが旅行計画の主軸の要素となるかの選択を受け付ける受付部121と、受付部121により受け付けた旅行計画の主軸となる要素に関する日程を含んだ第1の旅行プランの入力を受け付ける第2の入力部123Bと、第2の入力部123Bで入力された第1の旅行プランの日程と、第1の入力部123Aで入力された前記旅行計画全体の日程とを照合して空き時間を特定し、当該空き時間に、受付部121により選択を受け付けた旅行計画の主軸となる要素以外の要素に関する日程を含んだ第2の旅行プランの入力を受け付ける第3の入力部123Cと、第2の入力部123Bで受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力する提案部125とを有する。
【0137】
これにより、旅行計画支援装置100は、旅行計画の主軸となる要素の選択を受け付けた上で、「仕事」プランと「休暇」プランとの入力を受け付け、各プランを組み合わせることで、ワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画することができる。
【0138】
また、実施形態に係る旅行計画支援装置100は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として休暇の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けた地域に関する情報に基づいて、ワークプレイスの候補を表示する表示部124を有する。
【0139】
これにより、旅行計画支援装置100は、旅行計画の主軸の要素の選択を受け付けた上で、「休暇」プランで入力された地域に関する情報を用いて「仕事」プランの候補を表示することで、ユーザの操作負担を軽減しつつ、各プランを組み合わせてワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画することができる。
【0140】
また、実施形態に係る旅行計画支援装置100は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けた仕事をする地域に関する情報に基づいて、アクティビティの候補を表示する表示部124を有する。
【0141】
これにより、旅行計画支援装置100は、旅行計画の主軸の要素の選択を受け付けた上で、「仕事」プランで入力された地域に関する情報を用いて「休暇」プランの候補を表示することで、ユーザの操作負担を軽減しつつ、各プランを組み合わせてワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画することができる。
【0142】
また、実施形態に係る旅行計画支援装置100は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けた仕事の時間に応じて、空き時間に体験可能なアクティビティの候補を表示する表示部124を有する。
【0143】
これにより、旅行計画支援装置100は、旅行計画の主軸の要素の選択を受け付けた上で、「仕事」プランで入力された仕事の時間の情報を用いて「休暇」プランの候補を表示することで、ユーザの操作負担を軽減しつつ、各プランを組み合わせてワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画することができる。
【0144】
また、実施形態に係る旅行計画支援装置100は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、第2の入力部123Bが受け付けた仕事の休憩の時間に応じて、アクティビティの候補を表示する表示部124を有する。
【0145】
これにより、旅行計画支援装置100は、旅行計画の主軸の要素の選択を受け付けた上で、「仕事」プランで入力された休憩の時間の情報を用いて「休暇」プランの候補を表示することで、ユーザの操作負担を軽減しつつ、各プランを組み合わせてワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画することができる。
【0146】
また、実施形態に係る旅行計画支援装置100は、提案部125は、第2の入力部123Bで受け付けた第1の旅行プランと、第3の入力部123Cで受け付けた第2の旅行プランとを含む旅行計画の提案を出力し、当該旅行計画の提案について予約がされた場合に、旅行計画の提案と併せて、旅行に必要となるQRコードを出力する特典付与部129を有する。
【0147】
これにより、旅行計画支援装置100は、旅行計画の主軸となる要素の選択を受け付けた上で、「仕事」プランと「休暇」プランとの入力を受け付け、各プランを組み合わせた旅行計画の提案と併せて、移動に必要となるQRコードを出力することで、ユーザが別途移動手段を予約する負担を軽減しつつ、ワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画することができる。
【0148】
また、実施形態に係る旅行計画支援装置100は、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、旅行計画全体の日程に対応する日付におけるユーザのスケジュールを取得する取得部122と、取得部122により取得されたスケジュールに基づいて、アクティビティの候補を表示する表示部124をさらに有する。
【0149】
これにより、旅行計画支援装置100は、旅行計画の主軸となる要素として仕事が選択された場合に、アカウント連携により取得したスケジュール情報を用いて、ユーザの操作負担を軽減しつつ、「仕事」プランと「休暇」プランとの入力を受け付け、各プランを組み合わせることで、ワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画することができる。
【0150】
また、実施形態に係る旅行計画支援装置100は、予め設定されたユーザ情報を取得する取得部122と、取得部122により取得されたユーザ情報に基づいて、アクティビティの候補を表示する表示部124をさらに有する。
【0151】
これにより、旅行計画支援装置100は、予め設定されたユーザ情報を用いることで、ユーザ情報に合わせたアクティビティ候補を表示し、「仕事」プランと「休暇」プランとの入力を受け付けて、各プランを組み合わせることで、ワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画することができる。
【0152】
また、実施形態に係る旅行計画支援装置100は、アクティビティの体験者のコメントを取得する取得部122と、取得部122により取得された体験者のコメントから、当該体験者が体験したアクティビティに付与するタグを抽出する抽出部127と、抽出部127により抽出されたタグを、体験者が体験したアクティビティに付与する付与部128と、予め設定されたユーザ情報と、付与部128によりアクティビティに付与されたタグとに基づいて、アクティビティの候補を表示する表示部124とをさらに有する。
【0153】
これにより、旅行計画支援装置100は、ユーザ情報と体験者のコメントから抽出されたタグとを用いてアクティビティ候補を表示した上で、入力された「仕事」プランと「休暇」プランを組み合わせることで、ワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画することができる。
【0154】
また、実施形態に係る旅行計画支援装置100は、仕事と休暇とのどちらが旅行計画の主軸の要素となるかの選択を受け付ける受付部121と、受付部121が、旅行計画の主軸の要素として仕事の選択を受け付けた場合には、旅行計画全体の日程に対応する日付のユーザのスケジュールを取得する取得部122と、取得部122により取得されたスケジュールに基づいて、アクティビティの候補を表示する表示部124と、取得部122により取得されたスケジュールと、表示部124によって表示されたアクティビティのうち、ユーザによって選択されたアクティビティとを含む旅行計画の提案を出力する提案部125とを有する。
【0155】
これにより、旅行計画支援装置100は、旅行計画の主軸となる要素として仕事が選択された場合に、アカウント連携により取得したスケジュール情報を用いて、ユーザの操作負担を軽減しつつ、「仕事」プランと「休暇」プランとの入力を受け付け、各プランを組み合わせることで、ワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画することができる。
【0156】
また、実施形態に係る旅行計画支援装置100において、表示部124は、取得部122により取得されたスケジュールの空き時間の長さに応じて、アクティビティの候補を表示する。
【0157】
これにより、旅行計画支援装置100は、旅行計画の主軸となる要素として仕事が選択された場合に、アカウント連携により取得したスケジュールに含まれる仕事時間の情報を用いて、ユーザの操作負担を軽減しつつ、「仕事」プランと「休暇」プランとの入力を受け付け、各プランを組み合わせることで、ワーケーションの効果を享受できる旅行プランを計画することができる。
【0158】
[プログラム]
また、上記実施形態において説明した旅行計画支援装置100が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータがプログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかるプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。
【0159】
図23は、プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図23に例示するように、コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0160】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0161】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワーク50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワーク50を介して他の機器へ送信する。
【0162】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0163】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0164】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る推定装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部120の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワーク50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0165】
[その他]
様々な実施形態を、図面を参照して、本明細書で詳細に説明したが、これらの複数の実施形態は例であり、本発明をこれらの複数の実施形態に限定することを意図するものではない。本明細書に記載された特徴は、当業者の知識に基づく様々な変形や改良を含む、様々な方法によって実現され得る。
【0166】
また、上述した「部(module、-er接尾辞、-or接尾辞)」は、ユニット、手段、回路などに読み替えることができる。例えば、通信部(communication module)、制御部(control module)および記憶部(storage module)は、それぞれ、通信ユニット、制御ユニットおよび記憶ユニットに読み替えることができる。
【符号の説明】
【0167】
100 旅行計画支援装置
110 通信部
120 制御部
121 受付部
122 取得部
123A 第1の入力部
123B 第2の入力部
123C 第3の入力部
124 表示部
125 提案部
126 入力部
127 抽出部
128 付与部
129 特典付与部
130 記憶部
131 ユーザDB
132 アクティビティDB
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23