(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024107997
(43)【公開日】2024-08-09
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法およびサーバ
(51)【国際特許分類】
H04L 51/043 20220101AFI20240802BHJP
G06Q 50/00 20240101ALI20240802BHJP
【FI】
H04L51/043
G06Q50/00 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023012228
(22)【出願日】2023-01-30
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小林 智博
(72)【発明者】
【氏名】森 拓郎
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】複数端末の間で送受信されたコンテンツを表示するチャットルームで実行可能な通話に関する処理を行うプログラム、情報処理方法及びサーバを提供する。
【解決手段】サーバによって実行されるプログラムであって、サーバの制御部によって、設定された条件に基づいて、チャットルームに含まれる複数端末の各々のユーザのうち、通話に参加可能なユーザを制御することと、通話に参加可能なユーザの制御に基づき、複数端末の少なくとも一部により通話を処理をすることと、を行う。
【選択図】
図9-3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数端末の間で送受信されたコンテンツを表示するチャットルームで実行可能な通話に関する処理を行うサーバによって実行されるプログラムであって、
設定された条件に基づいて、前記チャットルームに含まれる前記複数端末の各々のユーザのうち、前記通話に参加可能なユーザを前記サーバの制御部によって制御することと、
前記通話に参加可能なユーザの制御に基づき、前記複数端末の少なくとも一部による通話の処理を前記制御部によって行うこととが前記サーバによって実行される。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記設定された条件は、前記通話を開始した第1端末のユーザによって指定されたユーザに関する条件を含む。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のプログラムであって、
前記複数端末の各々のユーザのうち、前記通話に参加可能なユーザの端末に対して、前記通話に参加するための情報を通信部によって送信することが前記サーバによって実行される。
【請求項4】
請求項3に記載のプログラムであって、
前記参加するための情報は、前記チャットルームに含まれるユーザのうち、前記通話の参加可能なユーザに関する情報を含む。
【請求項5】
請求項1または請求項4のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記複数端末の各々のユーザのうち、前記通話に参加不可のユーザの端末に対して、前記通話を聞くための、または前記通話の視聴するための情報を通信部によって送信することが前記サーバによって実行される。
【請求項6】
請求項1または請求項5のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記複数端末の各々のユーザのうち、前記通話に参加可能なユーザの端末に対して、前記通話を示す通知に関する情報を通信部によって送信することが前記サーバによって実行される。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記設定された条件は、位置に関する情報を含む。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムであって、
前記設定された条件は、第1端末のユーザが指定した位置に含まれるユーザが前記通話に参加可能な条件を含む。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記設定された条件は、ユーザ属性に関する属性情報を含む。
【請求項10】
請求項9に記載のプログラムであって、
前記属性情報は、前記複数端末の各々のユーザによって設定される。
【請求項11】
請求項9または請求項10のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記属性情報は、前記複数端末の各々のユーザと、端末のユーザとを含むチャットルームに登録する前に設定される情報である。
【請求項12】
請求項11に記載のプログラムであって、
前記属性情報は、チャットルームごとに設定される情報である。
【請求項13】
請求項9に記載のプログラムであって、
前記属性情報は、前記チャットルームに含まれるユーザのプロフィール情報から選択される。
【請求項14】
請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記通話を行っている間、第1端末のユーザによる入力に基づいて、前記通話に参加可能なユーザを変更する制御を前記制御部によって行うことが前記サーバによって実行される。
【請求項15】
請求項14に記載のプログラムであって、
前記変更する制御は、前記第1端末のユーザによる、位置に関する情報、または属性に関する情報の入力に基づいて行われる。
【請求項16】
請求項1から請求項15のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記設定された条件は、前記チャットルームに含まれる第1コンテンツに対する入力に関する条件を含む。
【請求項17】
請求項16に記載のプログラムであって、
前記設定された条件は、前記第1コンテンツに含まれる送信者に関する情報に基づく。
【請求項18】
複数端末の間で送受信されたコンテンツを表示するチャットルームで実行可能な通話に関する処理を行うサーバの情報処理方法であって、
設定された条件に基づいて、前記チャットルームに含まれる前記複数端末の各々のユーザのうち、前記通話に参加可能なユーザを前記サーバの制御部によって制御することと、
前記通話に参加可能なユーザの制御に基づき、前記複数端末の少なくとも一部による通話の処理を前記制御部によって行うこととを含む。
【請求項19】
複数端末の間で送受信されたコンテンツを表示するチャットルームで実行可能な通話に関する処理を行うサーバであって、
設定された条件に基づいて、前記チャットルームに含まれる前記複数端末の各々のユーザのうち、前記通話に参加可能なユーザを制御し、前記通話に参加可能なユーザの制御に基づき、前記複数端末の少なくとも一部による通話の処理を行う制御部を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理方法およびサーバに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えばチャットルームを用いてメッセージなどのコンテンツを複数のユーザの端末に送信する技術が広く利用されている。例えば、特許文献1には、自身が選択した様々な種類のコンテンツを複数のチャットルームに伝達するメッセンジャーサーバが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、複数端末の間で送受信されたコンテンツを表示するチャットルームで実行可能な通話に関する処理を行うサーバによって実行されるプログラムであって、設定された条件に基づいて、チャットルームに含まれる複数端末の各々のユーザのうち、通話に参加可能なユーザをサーバの制御部によって制御することと、通話に参加可能なユーザの制御に基づき、複数端末の少なくとも一部による通話の処理を制御部によって行うこととがサーバによって実行される。
本発明の第2の態様によると、複数端末の間で送受信されたコンテンツを表示するチャットルームで実行可能な通話に関する処理を行うサーバの情報処理方法であって、設定された条件に基づいて、チャットルームに含まれる複数端末の各々のユーザのうち、通話に参加可能なユーザをサーバの制御部によって制御することと、通話に参加可能なユーザの制御に基づき、複数端末の少なくとも一部による通話の処理を制御部によって行うこととを含む。
本発明の第3の態様によると、複数端末の間で送受信されたコンテンツを表示するチャットルームで実行可能な通話に関する処理を行うサーバであって、設定された条件に基づいて、チャットルームに含まれる複数端末の各々のユーザのうち、通話に参加可能なユーザを制御し、通話に参加可能なユーザの制御に基づき、複数端末の少なくとも一部による通話の処理を行う制御部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1-1】実施形態の一態様におけるシステムの構成の一例を示す図。
【
図1-2】第1実施形態に係る端末の表示部により実現される機能の一例を示す図。
【
図1-3】第1実施形態に係る端末の通信部により実現される機能の一例を示す図。
【
図1-4】第1実施形態に係る端末の記憶部により実現される機能の一例を示す図。
【
図1-5】第1実施形態に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図1-6】第1実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図1-7】チャットルームにおいて宛先情報の入力を受け付ける一例を示す図。
【
図1-8】宛先情報として位置情報を設定する一例を示す図。
【
図1-9】宛先情報に基づく第1表示を入力領域に表示する一例を示す図。
【
図1-10】宛先情報に基づく第2表示と第1コンテンツとをチャットルームに表示する一例を示す図。
【
図1-11】地図画像をチャットルームに表示する一例を示す図。
【
図1-12】第1コンテンツの受信を通知する一例を示す図。
【
図1-13】第1変形例(1)において位置指定ボタンを入力領域に表示する一例を示す図。
【
図1-14】第1変形例(1)において位置情報を設定する一例を示す図。
【
図1-15】第1変形例(2)において宛先情報の入力を受け付ける一例を示す図。
【
図2-1】第2実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図2-2】位置指定画面に対象者人数情報を表示する一例を示す図。
【
図2-3】入力領域に対象者人数情報を表示する一例を示す図。
【
図2-4】第2変形例(2)において対象者人数情報を表示する一例を示す図。
【
図3-1】宛先情報に基づく第2表示と第1コンテンツと対象者情報とをチャットルームに表示する一例を示す図。
【
図3-2】第3変形例(1)において対象者情報を表示する一例を示す図。
【
図4-1】第4実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図4-3】属性情報の一覧を表示する一例を示す図。
【
図4-4】第4実施形態において第1コンテンツの受信を通知する一例を示す図。
【
図5-1】第5実施形態において期間情報を含む属性情報の一覧を表示する一例を示す図。
【
図5-2】第5実施形態において第1コンテンツの受信を通知する一例を示す図。
【
図5-3】第5変形例(1)において宛先情報に基づく第2表示と第1コンテンツとをチャットルームに表示する一例を示す図。
【
図5-4】第5変形例(2)において宛先情報に基づく第2表示と第1コンテンツとをチャットルームに表示する一例を示す図。
【
図5-5】第5変形例(3)において宛先情報に基づく第2表示と第1コンテンツとをチャットルームに表示する一例を示す図。
【
図6-1】宛先情報の対象となるユーザのみが応答可能な第2コンテンツの一例を示す図。
【
図6-2】第2コンテンツを応答可能に表示する一例を示す図。
【
図7-1】第7実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図7-2】コンテンツの受信に関する通知設定をOFFにする一例を示す図。
【
図8-1】第8実施形態に係るサーバの通信部により実現される機能の一例を示す図。
【
図8-2】第8実施形態に係るサーバの記憶部により実現される機能の一例を示す図。
【
図8-3】第8実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図8-4】第8実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図9-1】第9実施形態に係るサーバの記憶部により実現される機能の一例を示す図。
【
図9-2】第9実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図9-3】第9実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図9-5】参加情報の送信を制御する一例を示す図。
【
図9-7】通話が開始されたことを示す開始通知を表示する一例を示す図。
【
図9-8】参加情報の表示内容を示す表示情報を表示する一例を示す図。
【
図9-9】第9変形例(1)において通話を聞くための聴取情報を端末20に送信する一例を示す図。
【
図9-10】第9変形例(2)において参加情報の受信を通知する一例を示す図。
【
図10-1】第10実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図10-2】位置情報を通話条件に設定する位置設定ボタンを表示する一例を示す図。
【
図10-3】第10実施形態において宛先情報を設定する一例を示す図。
【
図11-1】第11実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図11-2】第11実施形態において属性情報の一覧を表示する一例を示す図。
【
図11-3】第11実施形態において特定の属性情報が選択される一例を示す図。
【
図11-4】第11変形例(3)において属性情報を通話条件に設定する一例を示す図。
【
図12-1】第12実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図12-2】第12変形例(1)において通話を処理する一例を示す図。
【
図13-1】第13実施形態において属性情報を含む参加情報をチャットルームに表示する一例を示す図。
【
図13-2】属性情報を含む表示情報をチャットルームに表示する一例を示す図。
【
図14-1】第14変形例(1)において複数のユーザが関連付けられた第1コンテンツをチャットルームに表示する一例を示す図。
【
図15-1】第15実施形態に係る端末の記憶部により実現される機能の一例を示す図。
【
図15-2】第15実施形態に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図15-3】第15実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
本開示に係るプログラム、情報処理方法およびサーバを実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0008】
[システム構成]
図1-1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。
図1-1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク30を介してサーバ10と、端末20(端末20A、端末20B、端末20C)とが接続される。サーバ10は、ネットワーク30を介してユーザが所有する端末20に、端末20間でのメッセージの送受信を実現するサービスを提供する。なお、ネットワーク30に接続される端末20の数は限定されない。
【0009】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、端末20がサーバ10に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0010】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0011】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C)は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0012】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明においては、端末20について説明する。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0013】
サーバ10は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0014】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
図1-1を用いて、通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0015】
(1)端末20のHW構成
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、表示部24、マイク25、スピーカ26、カメラ27を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、端末20は、マイク25、カメラ27等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0016】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0017】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0018】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0019】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0020】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0021】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0022】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0023】
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0024】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0025】
端末20は、プログラムを記憶部28に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0026】
マイク25は、音声データの入力に利用される。スピーカ26は、音声データの出力に利用される。カメラ27は、動画像データの取得に利用される。
【0027】
(2)サーバのHW構成
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、ディスプレイ13を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、ディスプレイ13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0028】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0029】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0030】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0031】
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20に送信する。また、通信I/F14は、端末20から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0032】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
【0033】
ディスプレイ13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ13は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイ13は、これらに限定されない。
サーバ10は、プログラムを記憶部15に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0034】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0035】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21および/または11は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0036】
また、本開示の各実施形態のプログラム(限定でなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。また、プログラムは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0037】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0038】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0039】
また、本開示のプログラムは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0040】
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0041】
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0042】
また、繰り返しとなるが、本開示における各種プログラムや各種データは、コンピュータ読取可能な記憶媒体(記録媒体)に記憶(記録)させておくことができる。この記憶媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の各種の記憶媒体が含まれる。
【0043】
<第1実施形態>
第1実施形態では、例えば複数のユーザA~Cが登録されたチャットルームにおいて、コンテンツを入力するための入力領域が端末20Aの表示部24に表示される。端末20AのユーザAが入力領域に第1コンテンツを入力すると、端末20Aの制御部21は、その第1コンテンツと、第1コンテンツの宛先に関する宛先情報とを、チャットルームに登録された複数のユーザの端末20Bおよび20Cにそれぞれ送信する。端末20Bおよび20Cの制御部21は、第1コンテンツと宛先情報を受信すると、宛先情報に基づいて、第1コンテンツの受信に関する通知を制御する。例えば、端末20Bの制御部21は、宛先情報の対象にユーザBが含まれる場合、第1コンテンツの受信を通知してもよい。一方、端末20Cの制御部21は、宛先情報の対象にユーザCが含まれない場合、第1コンテンツの受信を通知しなくてもよい。
【0044】
第1実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0045】
<機能構成>
端末の機能構成
図1-2は、本実施形態における端末20の表示部24により実現される機能の一例を示す図である。表示部24は、限定ではなく例として、表示メイン処理部241と、入力範囲表示処理部242とを有する。
【0046】
表示メイン処理部241は、制御部21の制御の下、情報を表示する処理である表示メイン処理を実行する機能を有する。
【0047】
入力範囲表示処理部242は、制御部21の制御の下、コンテンツを入力するための入力範囲を端末20の表示部24に表示する処理である入力範囲表示処理を実行する機能を有する。
【0048】
図1-3は、本実施形態における端末20の通信部22により実現される機能の一例を示す図である。通信部22は、限定ではなく例として、通信メイン処理部221と、コンテンツ送信部222と、コンテンツ受信部223とを有する。
【0049】
通信メイン処理部221は、制御部21の制御の下、サーバ10との間で情報を送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有する。
【0050】
コンテンツ送信部222は、制御部21の制御の下、端末20のユーザによって入力領域に入力された第1コンテンツと、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを送信する処理であるコンテンツ送信処理を実行する機能を有する。
【0051】
ここで、入力領域は、ユーザが情報を入力する領域であり、例えばチャットルームにおいて文字、画像または動画などのコンテンツを入力する部分を含んでもよい。また、宛先情報は、例えば、コンテンツの宛先を指定する条件を含んでもよい。例えば、宛先情報は、宛先を指定する条件として、宛先の端末20の位置情報、属性情報などを含んでもよい。
【0052】
コンテンツ受信部223は、制御部21の制御の下、複数端末20のうちの第1端末20のユーザによって入力された第1コンテンツと、第1端末20のユーザによって入力された、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを受信する処理であるコンテンツ受信処理を実行する機能を有する。
【0053】
図1-4は、本実施形態における端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、端末メイン処理として実行される端末メイン処理プログラム281が記憶される。
【0054】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、コンテンツ通信処理として実行されるコンテンツ通信処理プログラム2811をサブルーチンプログラムとして含む。
【0055】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、受信通知処理として実行される受信通知処理プログラム2812をサブルーチンプログラムとして含む。
【0056】
図1-5は、本実施形態における端末20の制御部21により実現される機能の一例を示す図である。制御部21は、限定ではなく例として、端末メイン処理部211と、コンテンツ通信処理部212と、受信通知処理部213とを有する。
【0057】
端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている端末メイン処理プログラム281に従って、端末20を統括的に制御するための処理である端末メイン処理を実行する機能を有している。
【0058】
コンテンツ通信処理部212は、記憶部28に記憶されているコンテンツ通信処理プログラム2811に従って、端末20のユーザによって入力領域に入力された第1コンテンツと、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを通信部22によって送信するコンテンツ通信処理を実行する。また、コンテンツ通信処理部212は、記憶部28に記憶されているコンテンツ通信処理プログラム2811に従って、複数端末20のうちの第1端末20のユーザによって入力された第1コンテンツと、第1端末20のユーザによって入力された、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを通信部22によって受信するコンテンツ通信処理を実行する。
【0059】
受信通知処理部213は、記憶部28に記憶されている受信通知処理プログラム2812に従って、宛先情報の受信に基づいて、コンテンツの受信に関する受信通知(限定ではなく、コンテンツの受信に関する通知の一例)を制御する受信通知処理を実行する。
【0060】
<情報処理>
図1-6は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理、端末20Cの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0061】
各処理における各ステップをアルファベットの大文字と数字の組み合わせで示し、本明細書では「ステップ」の用語は省略する。また、以下説明するフローチャートは、あくまでも本実施例における処理を例示するものであり、以下説明するフローチャートにおいて、一部のステップを実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0062】
まず、端末20Aの制御部21が、ユーザAの入力操作に応じて、他のユーザに送信するコンテンツを入力するための入力領域を表示部24に表示させる(A1)。例えば、端末20Aの制御部21は、
図1-7に示すように、複数の端末20Bおよび20Cの各々ユーザBおよびCと、端末20AのユーザAとを含むチャットルームRを表示部24に表示させる。そして、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに登録された他のユーザに送信するコンテンツを入力するための入力領域31を表示部24に表示させる。ここで、端末20の表示部24には、端末20を所有するユーザを示すアイコンUが表示されているが、このアイコンUは、端末20の所有者の把握を助けるために付加したものであり、表示されなくてもよい。
【0063】
なお、チャットルームRは、例えば、端末20またはサーバ10において関連付けられたユーザ同士でコンテンツをやり取りする空間から構成されてもよい。例えば、チャットルームRは、端末20Aに登録されたユーザ(例えばコンテンツをやり取りする相手として登録された友だち、ユーザAがフォローする特定のアカウントを有するユーザなど)とコンテンツをやり取りする空間から構成されてもよい。また、チャットルームRは、端末20Aに登録されたユーザ以外のユーザも参加可能なチャットルーム、いわゆるオープンチャットから構成されてもよい。なお、オープンチャットは、全てのユーザが自由に参加可能に構成されており、例えば共通の趣味または話題などを有するユーザ同士が参加してコンテンツをやり取りするチャットルームRである。ここで、自由に参加可能とは、端末20などで関連付けられたユーザが参加できるだけでなく、端末20などで関連付けられていないユーザ、例えば端末20Aに友だちとして登録されていないユーザが参加できることを示してもよい。このため、オープンチャットは、例えば100人規模の多数のユーザが登録されることもあり得る。ここで、ユーザA~Cは、サッカーチームKのオープンチャットに登録しているものとする。本開示では、チャットルームRに登録されたユーザの代表例としてユーザA~Cを示すが、複数のユーザが登録されていればよく、これに限定されるものではない。
【0064】
続いて、端末20Aの制御部21は、コンテンツと、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを受け付ける(A2)。一般的に、端末20AからチャットルームRに送信されたコンテンツは、チャットルームRに登録された全てのユーザBおよびCの端末20Bおよび20Cに送信される。このとき、端末20Aの制御部21は、ユーザAが宛先を指定(例えばメンションなど)してコンテンツを送信した場合に、全てのユーザBおよびCの端末20Bおよび20Cにコンテンツが送信される一方、宛先が指定された特定のユーザに対してコンテンツの受信を通知する機能が設けられてもよい。例えば、宛先が指定されると、コンテンツは、全てのユーザBおよびCの端末20Bおよび20Cで表示され、受信の通知は、宛先が指定された特定のユーザの端末20でのみ出力されてもよいし、されなくてもよい。本実施例では、この通知機能において、特定のユーザを宛先に指定するのではなく、宛先の条件(例えば特定の位置または範囲などの条件)を指定し、その条件を満たすユーザの端末20において、コンテンツの受信を通知するものであってもよい。なお、通知機能は、端末20のユーザにコンテンツの受信を通知するもので、例えば、受信音、バイブレーション機能、コンテンツの強調表示、通知メッセージの表示(例えば「メンションされました」との表示)などが挙げられる。
【0065】
例えば、端末20Aの制御部21は、位置指定ボタン32をチャットルームRのメニュー領域31aに表示して宛先情報の入力を受け付けてもよい。ここで、宛先情報は、位置に関連する位置情報を含んでもよい。すなわち、端末20Aの制御部21は、宛先情報として位置情報の指定を受け付けてもよい。端末20Aの制御部21は、位置指定ボタン32に対するユーザAの入力に基づいて、
図1-8Aに示すように、位置指定画面33を表示する。位置指定画面33は、指定位置検索部33aと、検索結果表示部33bと、位置情報表示部33cと、位置決定ボタン33dとを含んでもよい。指定位置検索部33aは、ユーザAが入力する位置情報を検索するもので、例えば検索キーワードを入力可能に構成されてもよい。指定位置検索部33aは、例えば、特定のイベント(例えばサッカーチームKの試合)、イベント会場名(例えばスタジアムKa)などが入力されてもよい。
【0066】
端末20Aの制御部21は、例えば、指定位置検索部33aに「スタジアムKa」との検索キーワードが入力されると、その検索キーワードに基づいて位置情報を検索し、検索結果を検索結果表示部33bに表示させる。そして、端末20Aの制御部21は、検索結果表示部33bに表示された検索結果の中から、検索キーワードに対応する特定の検索結果「スタジアムKa」がユーザAにより選択されると、そのスタジアムKaの位置情報を位置情報表示部33cに表示させる。ここで、位置情報表示部33cは、スタジアムKaの周辺の地図画像を表示してもよい。すなわち、端末20Aの制御部21は、スタジアムKaの位置情報を含む地図画像を表示部24に表示させる。
【0067】
ここで、位置情報は、特定の位置(例えばスタジアムKaの位置)を示す特定位置情報34を含んでもよい。特定位置情報34は、例えば、特定の位置の緯度および経度の情報、特定の位置の場所(例えば住所など)を示す情報などから構成されてもよい。
【0068】
このとき、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAによる入力に基づいて、特定位置情報34を設定してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAによる入力に基づいて、地図画像における特定位置情報34の位置を変更してもよい。これにより、特定位置情報34の位置を、ユーザAの所望の位置に調整することができる。そして、端末20Aの制御部21は、位置決定ボタン33dに対するユーザAの入力操作に応じて、特定位置情報34の位置を決定する。
【0069】
また、位置情報は、特定の範囲を示す範囲情報を含んでもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、位置決定ボタン33dが入力操作されると、
図1-8Bに示すように、特定の範囲を示す範囲情報35を地図画像に表示してもよい。範囲情報35は、例えば、円形状に構成され、特定位置情報34を中心とした特定の範囲を囲むように表示されてもよい。
【0070】
ここで、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAによる入力に基づいて、範囲情報35を設定してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAによる入力操作に応じて、範囲情報35の位置、直径または形状などを変更してもよい。そして、端末20Aの制御部21は、範囲情報35が設定されると、その範囲情報35の値を表示、例えば「3km以内」と表示してもよい。
【0071】
このようにして、コンテンツの宛先を示す位置情報として、特定位置情報34と範囲情報35とがユーザAにより設定される。すなわち、位置情報は、特定位置情報34と範囲情報35とを含むことになる。なお、位置情報は、特定位置情報34と範囲情報35のうち一方が設定、例えば範囲情報35のみが設定されてもよい。端末20Aの制御部21は、位置指定ボタン33eに対するユーザAの入力操作に応じて、特定位置情報34と範囲情報35を含む位置情報をコンテンツの宛先情報として指定してもよい。
【0072】
端末20Aの制御部21は、コンテンツの宛先情報が指定されると、
図1-9に示すように、宛先情報に基づく第1表示36を入力領域31に表示してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、宛先情報に基づいて、コンテンツの宛先を表す名称(例えば建物名など)を第1表示36として入力領域31に表示させてもよい。すなわち、端末20Aの制御部21は、宛先情報に指定された特定位置情報34と範囲情報35の全てを含むように第1表示36を表示させる必要はなく、例えば宛先情報の一部を示す第1表示36を入力領域31に表示してもよい。ここでは、端末20Aの制御部21は、特定位置情報34を示す名称「スタジアムKa」を第1表示36として入力領域31に表示したものとする。なお、第1表示36は、特定の宛先を指定する特定の記号、例えば「@」を含んでもよい。このようにして、コンテンツの宛先情報が端末20Aに入力される。
【0073】
また、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに送信する第1コンテンツ37の入力を入力領域31において受け付ける。端末20Aの制御部21は、ユーザAによって第1コンテンツ37が入力領域31に入力されると、宛先情報に基づく第1表示36と、第1コンテンツ37とを関連付けて入力領域31に表示させる。例えば、端末20Aの制御部21は、第1表示36と第1コンテンツ37とを連続するように並べて表示してもよい。そして、端末20Aの制御部21は、送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、宛先情報とを通信部22によってサーバ10に送信する(A3)。
【0074】
続いて、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37と宛先情報を通信部14によって端末20Aから受信すると、チャットルームRに登録された全てのユーザA~Cの端末20A~20Cに第1コンテンツ37と宛先情報を送信する(B1)。これにより、端末20A~20Cの通信部22が、第1コンテンツ37と宛先情報とを受信する。
【0075】
端末20Aの制御部21は、第1コンテンツ37と宛先情報とを受信すると、
図1-10に示すように、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(A4)。ここで、第2表示39は、入力領域31に入力された第1表示36と同じ内容であってもよいし、なくてもよい。これにより、端末20AのユーザAは、第2表示39に基づいて、宛先を指定した第1コンテンツ37を送信したことを把握しうる。
【0076】
また、端末20Aの制御部21は、ユーザAにより指定された位置情報をチャットルームRに表示してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、
図1-8Bに示す地図画像においてユーザAにより位置情報が設定されると、ステップA3において、その地図画像を含む第1コンテンツ37をサーバ10に送信してもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、
図1-11に示すように、範囲情報35を含む地図画像35aを第1コンテンツ37と共にチャットルームRに表示してもよい。また、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に応じて地図画像35aに遷移させる制御情報を地図画像35aまたは第1コンテンツ37に関連付けてもよい。
【0077】
また、端末20Bの通信部22が、複数の端末20A~20Cのうちの端末20AのユーザAによって入力された第1コンテンツ37と、端末20AのユーザAによって入力された宛先情報とをサーバ10から受信する。同様に、端末20Cの通信部22が、複数の端末20A~20Cのうちの端末20AのユーザAによって入力された第1コンテンツ37と、端末20AのユーザAによって入力された宛先情報とをサーバ10から受信する。
【0078】
端末20Bの制御部21は、第1コンテンツ37と宛先情報をサーバ10から受信すると、
図1-12Aに示すように、第1コンテンツ37と、宛先情報に基づく第2表示39とを、複数の端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCと、端末20AのユーザAとを含むチャットルームRに表示させる(C1)。そして、端末20Bの制御部21は、宛先情報の受信に基づいて、第1コンテンツの受信に関する通知を制御する(C2)。
【0079】
例えば、端末20Bの制御部21は、宛先情報に基づいて、特定のユーザに対してコンテンツの受信を通知する通知機能が第1コンテンツに設定されているか否かを判定してもよい。端末20Bの制御部21は、例えば、第1表示36に含まれる特定の記号「@」の有無に基づいて、通知機能が設定されているか否かを判定してもよい。端末20Bの制御部21は、通知機能が設定されていると判定した場合、宛先情報にユーザBが含まれるか否かを判定してもよい。具体的には、端末20Bの制御部21は、宛先情報の位置情報にユーザBの位置が含まれるか否か、すなわち端末20Bの位置が含まれるか否かを判定する。例えば、端末20Bの制御部21は、自身の特定位置情報を取得し、その特定位置情報が宛先情報の特定位置情報34および範囲情報35に含まれるか否かを判定してもよい。このとき、端末20Bの制御部21は、例えば、GPS(Global Positioning System)などの測位システムを利用して自身の特定位置情報を取得してもよい。
【0080】
ここで、端末20Bの制御部21は、位置情報に端末20BのユーザBが含まれる(範囲情報35の内側にユーザBが位置する)と判定したものとする。端末20Bの制御部21は、位置情報に端末20BのユーザBが含まれる場合、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する。
【0081】
例えば、端末20Bの制御部21は、受信音40aを出力するようにスピーカ26を制御してもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、バイブレーション機能40bを起動して端末20Bを振動させてもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、第1コンテンツ37または第2表示39を強調表示40c(例えば太文字で表示など)するように表示部24を制御してもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、チャットルームRのアプリケーションにおける通知機能を利用して、第1コンテンツの受信を通知する通知メッセージ、例えば「メンションされました」などの通知メッセージを表示してもよいし、しなくてもよい。
【0082】
同様に、端末20Cの制御部21は、第1コンテンツ37と宛先情報をサーバ10から受信すると、
図1-12Bに示すように、第1コンテンツ37と、宛先情報に基づく第2表示39とをチャットルームRに表示させる(D1)。そして、端末20Cの制御部21は、宛先情報の受信に基づいて、第1コンテンツの受信に関する通知を制御する(D2)。例えば、端末20Cの制御部21は、宛先情報の位置情報にユーザCの位置が含まれるか否か、すなわち端末20Cの位置が含まれるか否かを判定してもよい。
【0083】
ここで、端末20Cの制御部21は、位置情報にユーザCが含まれない(範囲情報35の外側にユーザCが位置する)と判定したものとする。端末20Cの制御部21は、位置情報に端末20CのユーザCが含まれない場合、第1コンテンツ37の受信を通知しなくてもよい。
【0084】
このとき、端末20Bおよび20Cの制御部21は、ユーザBおよびCの入力操作に基づいて、自身がコンテンツの通知対象である場合にのみ通知するようにチャットルームRの通知機能を予め設定してもよい。
【0085】
このように、宛先情報が設定された第1コンテンツが端末20Aから端末20Bおよび20Cに送信されることにより、宛先情報の位置情報に含まれるユーザBの端末20Bにおいて第1コンテンツの受信が通知されることになる。
【0086】
なお、端末20Bおよび20Cの制御部21は、
図1-11に示す端末20Aと同様に、宛先情報に基づいて、範囲情報35を含む地図画像35aをチャットルームRに表示してもよい。また、端末20Bおよび20Cの制御部21は、地図画像35aに遷移させる制御情報を地図画像35aまたは第1コンテンツ37に関連付けてもよい。
【0087】
<第1実施形態の効果>
第1実施形態では、端末20Aの表示部24は、コンテンツを入力するための入力領域31を表示する。そして、端末20Aの通信部22は、端末20AのユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを送信する。
【0088】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、第1コンテンツ37の宛先を容易に設定することができる。例えば、多数のユーザがチャットルームRに登録されている場合、コンテンツの宛先に指定するユーザをそれぞれ選択することが困難であった。そこで、端末20Aの制御部21がコンテンツの宛先情報の設定を受け付けることで、ユーザAは、複数のユーザの宛先を一度に設定することができる。
【0089】
また、第1実施形態では、宛先情報は、位置に関連する位置情報を含んでもよい。
【0090】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、位置情報に含まれる特定のユーザBを第1コンテンツ37の宛先として容易に設定することができる。
【0091】
また、第1実施形態では、位置情報は、位置が特定された特定位置情報34と範囲情報35(限定ではなく、範囲の情報の一例)とを含む。
【0092】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、特定位置情報34と範囲情報35に含まれる特定のユーザBを第1コンテンツ37の宛先として容易に設定することができる。
【0093】
また、第1実施形態では、端末20Aの表示部24は、地図画像を表示する。そして、端末20Aの制御部21は、地図画像に対する端末20AのユーザAの入力に基づいて、特定位置情報34と範囲情報35とを設定する。
【0094】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、特定位置情報34と範囲情報35の値を容易に調整することができる。
【0095】
また、第1実施形態では、端末20Aの制御部21は、宛先情報に基づく第1表示36と、第1コンテンツ37とを関連付けて入力領域31に表示する。
【0096】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、第1コンテンツ37の宛先を容易に把握することができる。
【0097】
また、第1実施形態では、端末20Aの表示部24は、複数端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCと、端末20AのユーザAとを含むチャットルームRを表示する。そして、端末20Aの制御部21は、送信された宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる。
【0098】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、チャットルームRにおいて第1コンテンツ37の宛先を容易に示すことができる。
【0099】
また、第1実施形態では、端末20Bの通信部22は、複数端末20Aおよび20Cのうちの端末20AのユーザAによって入力された第1コンテンツ37と、端末20AのユーザAによって入力された、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを受信する。そして、端末20Bの制御部21は、宛先情報の受信に基づいて、コンテンツの受信に関する通知の制御を行う。
【0100】
このような構成による効果の一例として、端末20Bの制御部21は、自身が第1コンテンツの宛先に含まれるか否かを容易に判定することができる。
【0101】
また、第1実施形態では、端末20Bの制御部21は、位置情報に端末20BのユーザBが含まれる場合、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する。
【0102】
このような構成による効果の一例として、端末20BのユーザBは、位置情報に含まれる自身を宛先とした第1コンテンツ37の受信を確実に把握することができる。
【0103】
また、第1実施形態では、端末20Bの制御部21は、第1コンテンツ37と、宛先情報に基づく第2表示39とを、複数端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCと、端末20AのユーザAとを含むチャットルームRに表示する。
【0104】
このような構成による効果の一例として、端末20BのユーザBは、第1コンテンツ37の宛先を容易に把握することができる。
【0105】
<第1変形例(1)>
第1実施形態では、位置情報は、
図1-8Aに示すように、指定位置検索部33aで検索して設定されたが、位置に関する情報を設定できればよく、これに限定されない。
【0106】
第1変形例(1)は、位置情報が、端末20AのユーザAの位置に基づいて設定される変形例である。
【0107】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、チャットルームRに送信するコンテンツと、そのコンテンツの宛先に関する宛先情報とを受け付ける(A2)。このとき、端末20Aの制御部21は、
図1-13に示すように、宛先情報としてユーザAの位置情報を指定する位置指定ボタン41を入力領域31に表示してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、コンテンツの受信を通知する特定の宛先を指定(例えばメンション)する特定の記号「@」が入力領域31に入力された場合に、位置指定ボタン41を自動的に入力領域31に表示してもよい。
【0108】
端末20Aの制御部21は、ユーザAにより位置指定ボタン41が入力操作されると、
図1-14Aに示すように、位置指定画面33を表示部24に表示させる。このとき、位置指定画面33の位置情報表示部33cには、ユーザAの位置情報が表示されてもよい。位置情報表示部33cは、例えば、ユーザAの位置情報を含む地図画像を表示してもよい。すなわち、端末20Aの制御部21は、ユーザAの位置情報を含む地図画像を表示部24に表示させることになる。ここで、位置情報は、ユーザAの位置を示す特定位置情報34(例えば、緯度および経度の情報、場所を示す情報など)を含んでもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、GPSなどの測位システムを利用して、ユーザAの特定位置情報34を取得してもよい。
【0109】
また、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAによる入力に基づいて、特定位置情報34を変更してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAによる入力に基づいて、地図画像における特定位置情報34の位置を変更してもよい。これにより、ユーザAは、特定位置情報34の位置を調整することができる。例えば、ユーザAは、特定位置情報34の位置をスタジアムKaの位置に変更してもよい。
【0110】
端末20Aの制御部21は、位置決定ボタン33dに対するユーザAの入力操作に応じて、特定位置情報34の位置を決定してもよい。このとき、位置情報は、特定の範囲を示す範囲情報を含んでもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、位置決定ボタン33dが入力操作されると、
図1-14Bに示すように、特定の範囲を示す範囲情報35を地図画像に表示してもよい。範囲情報35は、例えば、特定位置情報34を中心とした特定の範囲を囲むように表示されてもよい。なお、特定位置情報34がスタジアムKaの位置に変更されている場合には、端末20Aの制御部21は、そのスタジアムKaの位置を中心とした特定の範囲を囲むように表示されてもよい。
【0111】
このようにして、コンテンツの宛先を示す位置情報として、特定位置情報34と範囲情報35とがユーザAにより設定される。端末20Aの制御部21は、位置指定ボタン41に対するユーザAの入力操作に応じて、特定位置情報34と範囲情報35を含む位置情報をコンテンツの宛先情報として指定してもよい。
【0112】
端末20Aの制御部21は、コンテンツの宛先情報が指定されると、
図1-9に示すように、宛先情報に基づく第1表示36を入力領域31に表示してもよい。このとき、特定位置情報34がユーザAの位置に設定されている場合には、端末20Aの制御部21は、「近くにいる人」などの第1表示36を入力領域31に表示させてもよい。また、端末20Aの制御部21は、ユーザAの位置に対応する名称、例えば地区名、周辺の建物名などを第1表示36として入力領域31に表示させてもよい。
【0113】
そして、端末20Aの制御部21は、送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、宛先情報とを通信部22によってサーバ10に送信する(A3)。
【0114】
<第1変形例(1)の効果>
第1変形例(1)では、宛先情報は、端末20AのユーザAの位置に関連する位置情報を含む。
【0115】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、自身の位置に基づいて第1コンテンツ37の宛先を容易に設定することができる。
【0116】
<第1変形例(2)>
第1実施形態では、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAの入力に基づいて宛先情報を設定したが、宛先情報を設定できればよく、これに限定されない。
【0117】
第1変形例(2)は、宛先情報が、ユーザAにより入力領域31に直接的に入力される変形例である。
【0118】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、チャットルームRに送信するコンテンツと、そのコンテンツの宛先に関する宛先情報とを受け付ける(A2)。このとき、端末20Aの制御部21は、
図1-15に示すように、入力領域31において特定の記号と位置情報の入力を受け付けてもよい。
【0119】
例えば、端末20Aの制御部21は、入力領域31に「@東京都****」と入力された場合、特定の記号「@」に続いて入力された部分「東京都****」を特定位置情報34(例えば住所)に設定してもよい。すなわち、位置情報は、端末20AのユーザAによる特定の記号「@」の入力に基づいて入力される情報「東京都****」を含んでもよい。ここで、特定の記号「@」は、コンテンツの受信を通知する特定の宛先を指定(例えばメンション)するコマンドを示す。端末20Aの制御部21は、特定位置情報34を設定すると、その特定位置情報34から所定の範囲に範囲情報35(例えば3kmの範囲)を設定してもよい。
【0120】
また、端末20Aの制御部21は、コンテンツの宛先情報を指定する特定の記号、例えば「/」が予め設定されてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、入力領域31に「@/スタジアムKa」と入力された場合、特定の記号「/」に続いて入力された部分「スタジアムKa」を位置情報に設定してもよい。すなわち、位置情報は、端末20AのユーザAによる特定の記号「/」の入力に基づいて入力される情報「スタジアムKa」を含んでもよい。端末20Aの制御部21は、位置情報を設定すると、その情報に基づいてスタジアムKaの特定位置情報34を取得してもよい。端末20Aの制御部21は、例えば、複数の場所の名称と特定位置情報34(例えば緯度および経度など)とを予め関連付けて記憶部28に記憶し、入力された「スタジアムKa」に基づいて記憶部28を参照することで、スタジアムKaの特定位置情報34を取得してもよい。また、端末20Aの制御部21は、地図情報を管理するサーバ10または他のウェブサーバにアクセスし、入力された「スタジアムKa」に基づいてスタジアムKaの特定位置情報34を検索してもよい。端末20Aの制御部21は、スタジアムKaの特定位置情報34を取得すると、その特定位置情報34から所定の範囲に範囲情報35(例えば3kmの範囲)を設定してもよい。
【0121】
続いて、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに送信する第1コンテンツ37の入力を入力領域31において受け付けてもよい。端末20Aの制御部21は、ユーザAによって第1コンテンツ37が入力領域31に入力されると、宛先情報に基づく第1表示36と、第1コンテンツ37とを関連付けて入力領域31に表示させる。そして、端末20Aの制御部21は、送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と宛先情報とを通信部22によってサーバ10に送信する(A3)。
【0122】
なお、本実施形態では、端末20Aの制御部21は、入力領域31に入力された特定の記号(例えば「@」または「/」など)に基づいてコンテンツの宛先情報を設定したが、コンテンツの宛先情報を設定できればよく、これに限定されない。例えば、端末20Aの制御部21は、入力領域31に入力された「東京都****」などの特定位置情報34に基づいて、コンテンツの位置情報を設定してもよい。また、端末20Aの制御部21は、入力領域31に入力された「スタジアムKa3km以内」などの範囲情報35に基づいて、コンテンツの宛先情報を設定してもよい。
【0123】
<第1変形例(2)の効果>
第1変形例(2)では、位置情報は、端末20AのユーザAによる特定の記号の入力に基づいて入力される情報を含む。
【0124】
このような構成による効果の一例として、端末20Aの制御部21は、位置情報を容易に設定することができる。
【0125】
<第2実施形態>
第1実施形態では、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツの宛先となる対象者の情報(例えばユーザBの情報)をユーザAに示すことなく第1コンテンツを送信したが、第1コンテンツを送信する際に、第1コンテンツの宛先となる対象者の情報(例えばユーザBの情報)をユーザAに示してもよい。
【0126】
第2実施形態では、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに登録された複数のユーザBおよびCのうち、第1コンテンツの宛先の対象者に関する対象者情報を取得し、その対象者情報を表示部24に表示させる。
【0127】
なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第2実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0128】
<情報処理>
図2-1は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0129】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、
図1-7に示すように、コンテンツと、そのコンテンツの宛先情報とを受け付ける(A2)。ここで、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツ37の宛先情報がユーザAにより入力されると、チャットルームRに登録された複数の端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、第1コンテンツ37の宛先の対象者に関する対象者情報の送信をサーバ10に要求してもよい(A21)。例えば、端末20Aの制御部21は、
図1-8Bに示すように、宛先情報として特定位置情報34と範囲情報35とがユーザAにより設定された場合に、対象者情報の送信をサーバ10に要求する。このとき、端末20Aの制御部21は、対象者情報の送信要求と共に宛先情報をサーバ10に送信してもよい。
【0130】
サーバ10の制御部11は、対象者情報の送信要求を受信すると、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCの端末20Bおよび20Cに対して、宛先情報に対応するユーザ情報の送信を要求する(B21)。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信された宛先情報に基づいて、端末20Bおよび20Cの位置情報(例えば特定位置情報)をユーザ情報として送信するように端末20Bおよび20Cに要求してもよい。
【0131】
端末20Bの制御部21は、ユーザ情報の送信要求をサーバ10から受信すると、ユーザ情報をサーバ10に送信する(C21)。例えば、端末20Bの制御部21は、GPSなどの測位システムを利用してユーザBの位置情報を取得し、その位置情報をユーザ情報としてサーバ10に送信してもよい。同様に、端末20Cの制御部21は、ユーザ情報の送信要求をサーバ10から受信すると、ユーザCの位置情報を取得し、その位置情報をユーザ情報としてサーバ10に送信する(D21)。
【0132】
サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCの端末20Bおよび20Cからユーザ情報を受信すると、そのユーザ情報に基づいて対象者情報を生成する(B22)。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Bおよび20CのユーザBおよびCのうち、第1コンテンツ37の宛先情報に含まれる対象者の人数を算出し、その人数に関する対象人数情報を生成してもよい。サーバ10の制御部11は、例えば、受信した端末20Bおよび20Cの位置情報に基づいて、端末20Aから送信された範囲情報35に含まれる対象者の人数を算出し、その人数に関する対象人数情報を生成する。なお、対象人数情報は、例えば、算出された人数であってもよい。ここで、サーバ10の制御部11は、範囲情報35に含まれる対象人数情報を200人と算出(範囲情報35の内側に存在するユーザを200人と算出)したものとする。サーバ10の制御部11は、対象者情報を生成すると、その対象者情報を端末20Aに送信する(B23)。
【0133】
このとき、サーバ10の制御部11は、生成された対象者情報をそのまま端末20Aに送信してもよいし、しなくてもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、対象人数情報を生成すると、その対象人数情報のおおよその値を端末20Aに送信してもよい。具体的には、サーバ10の制御部11は、範囲情報35に含まれる対象者の人数を225人と算出すると、対象人数情報を約200人として端末20Aに送信してもよい。
【0134】
端末20Aの制御部21は、対象者情報をサーバ10から受信すると、複数の端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCのうち、第1コンテンツ37の宛先の対象者に関する対象者情報を表示部24に表示させる(A22)。例えば、端末20Aの制御部21は、複数の端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCのうち、第1コンテンツ37の宛先の対象者の人数に関する対象人数情報を表示部24に表示させてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、
図2-2に示すように、範囲情報35が設定される位置指定画面33に、対象者の人数に関する対象人数情報42を表示してもよい。また、端末20Aの制御部21は、
図2-3に示すように、宛先情報に基づく第1表示36が表示される入力領域31に対象人数情報42を表示してもよい。
【0135】
このとき、端末20Aの制御部21は、サーバ10から受信した対象者情報をそのまま表示部24に表示してもよいし、しなくてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、サーバ10から対象人数情報42を受信すると、その対象人数情報42のおおよその値を表示部24に表示してもよい。具体的には、端末20Aの制御部21は、サーバ10から225人の対象人数情報42を受信すると、約200人とした対象人数情報42を表示部24に表示してもよい。
【0136】
これにより、第1コンテンツ37の宛先の対象者に関する対象者情報がユーザAにより把握されることになる。このとき、端末20Aの制御部21は、宛先情報の変更、例えば範囲情報35の変更を受け付けてもよい。そして、端末20Aの制御部21は、第1実施形態と同様に、送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、宛先情報とを通信部22によってサーバ10に送信する(A3)。
【0137】
なお、本実施形態では、端末20Aからの対象者情報の送信要求(A21)に応じて端末20Bおよび20Cにユーザ情報の送信を要求(B21)したが、端末20Bおよび20Cの位置情報を取得できればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Bおよび20Cに対して所定のタイミングでユーザ情報の送信を要求してもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCの位置を予め把握することができる。そして、サーバ10の制御部11は、対象者情報の送信を端末20Aから要求されると(B21)、予め取得された端末20Bおよび20Cの位置情報に基づいて対象者情報を生成する(B22)。
【0138】
本実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Bおよび20Cにユーザ情報の送信を要求することで端末20Bおよび20Cの位置情報を取得したが、端末20Bおよび20Cの位置情報を取得できればよく、これに限定されない。例えば、端末20Bおよび20Cの制御部21は、自身の位置情報を自動的にサーバ10に送信(例えば所定の間隔で位置情報を送信)してもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCの位置を常に把握することができる。そして、サーバ10の制御部11は、対象者情報の送信を端末20Aから要求されると(B21)、予め取得された端末20Bおよび20Cの位置情報に基づいて対象者情報を生成する(B22)。
【0139】
<第2実施形態の効果>
第2実施形態では、端末20Aの表示部24は、複数の端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、第1コンテンツ37の宛先の対象者に関する対象者情報(限定ではなく、対象者に関する情報の一例)を表示する。
【0140】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、第1コンテンツ37の宛先情報を適切に設定することができる。
【0141】
また、第2実施形態では、端末20Aの表示部24は、複数の端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、第1コンテンツ37の宛先の対象者の人数に関する対象人数情報42を表示する。
【0142】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、対象人数情報42を把握することで、第1コンテンツ37の宛先情報をより適切に設定することができる。
例えば、端末20AのユーザAは、範囲情報35を変更して対象人数情報42を所望の値に設定し、その対象人数情報42を通知の対象者として第1コンテンツ37を送信することができる。
【0143】
<第2変形例(1)>
第2実施形態では、端末20Aの制御部21は、対象人数情報42の値に関わらず対象人数情報42を表示部24に表示したが、対象人数情報42の値に応じて対象人数情報42の表示を制限してもよい。
【0144】
第2変形例(1)では、端末20Aの制御部21は、対象人数情報42が所定の人数以上または所定の人数よりも多い場合、対象人数情報42を表示部24に表示する。
【0145】
まず、第2実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37の宛先の対象者の人数に関する対象人数情報42を生成すると、その対象人数情報42を端末20Aに送信する(B23)。続いて、端末20Aの制御部21は、サーバ10から対象人数情報42を受信すると、その対象人数情報42の値に基づいて対象人数情報42の表示を制限するか否かを判定してもよい。
【0146】
例えば、端末20Aの制御部21は、対象人数情報42の表示を制限する所定の人数が予め設定されてもよい。端末20Aの制御部21は、対象人数情報42が所定の人数以上または所定の人数よりも多い場合、
図2-2に示すように、対象人数情報42を表示部24に表示してもよい(A22)。
【0147】
一方、端末20Aの制御部21は、対象人数情報42が所定の人数よりも少ないまたは所定の人数以下の場合、対象人数情報42の表示を制限してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、
図1-8Bに示すように、対象人数情報42を表示しなくてもよい。また、端末20Aの制御部21は、範囲情報35に対象者が存在するか否かを表示するように対象人数情報42の表示を制限してもよい。ここで、対象人数情報42の表示を制限する所定の人数は、範囲情報35に基づいて設定されてもよい。
【0148】
そして、端末20Aの制御部21は、第2実施形態と同様に、
図1-9に示す送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、宛先情報とを通信部22によってサーバ10に送信する(A3)。
【0149】
<第2変形例(1)の効果>
第2変形例(1)では、対象人数情報42は、設定された人数以上または設定された人数よりも多い場合、表示部24に表示される。
【0150】
このような構成による効果の一例として、端末20Aの制御部21は、対象人数情報42を適切に表示することができる。
例えば、端末20Aの制御部21は、対象人数情報42が少ない場合に対象人数情報42の表示を制限することで、第1コンテンツ37の宛先となる対象者が特定されるのを抑制することができる。
【0151】
<第2変形例(2)>
第2実施形態では、対象人数情報42は、対象者の人数を示したが、対象者の人数に関する情報であればよく、これに限定されない。
【0152】
第2変形例(2)では、対象人数情報42は、範囲情報35の範囲内に対象者が存在するか否かを示す。
【0153】
まず、第2実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCの端末20Bおよび20Cから受信したユーザ情報に基づいて、第1コンテンツ37の宛先の対象者情報を生成する(B22)。このとき、サーバ10の制御部11は、端末20Bおよび20Cから受信した位置情報に基づいて、端末20Aから送信された範囲情報35の範囲内に対象者が存在するか否かを示す対象人数情報42を生成してもよい。
【0154】
サーバ10の制御部11は、対象人数情報42を生成すると、その対象人数情報42を端末20Aに送信する(B23)。そして、端末20Aの制御部21は、サーバ10から対象人数情報42を受信すると、その対象人数情報42を表示部24に表示させる(A22)。例えば、対象者が存在することを示す対象人数情報42を受信した場合、端末20Aの制御部21は、
図2-4に示すように、範囲情報35の範囲内に対象者が存在することを示す対象人数情報42を表示部24に表示してもよい。一方、対象者が存在しないことを示す対象人数情報42を受信した場合、端末20Aの制御部21は、範囲情報35の範囲内に対象者が存在しないことを示す対象人数情報42を表示部24に表示してもよい。
【0155】
そして、端末20Aの制御部21は、第2実施形態と同様に、
図1-9に示す送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、宛先情報とを通信部22によってサーバ10に送信する(A3)。
【0156】
<第2変形例(2)の効果>
第2変形例(2)では、対象人数情報42は、範囲情報35の範囲内に対象者が存在するか否かを示す。
【0157】
このような構成による効果の一例として、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツ37の宛先となる対象者が特定されるのを確実に抑制することができる。
【0158】
<第2変形例(3)>
第2実施形態では、端末20Aの制御部21は、通知の宛先を指定したコンテンツの送信を制限していないが、チャットルームRに関する人数情報に基づいてコンテンツと宛先情報の送信を制限してもよい。
【0159】
第2変形例(3)では、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに関する人数情報、例えば対象者の人数またはチャットルームRに登録されたユーザの人数に基づいて、コンテンツと宛先情報の送信を制限する。
【0160】
まず、第2実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37の宛先の対象者の人数に関する対象人数情報42を生成すると、その対象人数情報42を端末20Aに送信する(B23)。続いて、端末20Aの制御部21は、サーバ10から対象人数情報42を受信すると、その対象人数情報42の値に基づいて、コンテンツと宛先情報の送信を制限するか否かを判定してもよい。
【0161】
例えば、端末20Aの制御部21は、コンテンツの送信を制限する所定の人数が予め設定されてもよい。端末20Aの制御部21は、対象人数情報42の値が所定の人数以上または所定の人数よりも多い場合、
図2-2に示すように、対象人数情報42を表示部24に表示する(A22)。そして、端末20Aの制御部21は、
図1-9に示す送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、第1コンテンツ37と宛先情報とをサーバ10に送信する(A3)。
【0162】
一方、端末20Aの制御部21は、対象人数情報42が所定の人数よりも少ないまたは所定の人数以下の場合、コンテンツと宛先情報の送信を制限する。例えば、端末20Aの制御部21は、コンテンツまたは宛先情報を入力できないように入力領域31などを制御してもよい。また、端末20Aの制御部21は、送信ボタン38を入力不可に制御してもよい。
【0163】
なお、本実施形態では、端末20Aの制御部21は、対象者の人数に基づいてコンテンツと宛先情報の送信を制限したが、チャットルームRに関する人数情報に基づいてコンテンツと宛先情報の送信を制限すればよく、これに限定されない。端末20Aの制御部21は、例えば、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCの人数、すなわち対象者の母数に基づいてコンテンツと宛先情報の送信を制限してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、記憶部28またはサーバ10からチャットルームRに登録されたユーザBおよびCの人数を取得し、その人数が所定の人数よりも少ないまたは所定の人数以下の場合に、コンテンツと宛先情報の送信を制限してもよい。
【0164】
また、サーバ10の制御部11が、対象者情報の送信要求を端末20Aから受信したときに、記憶部15を参照してチャットルームRに登録されたユーザBおよびCの人数を取得してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCの人数が所定の人数よりも少ないまたは所定の人数以下の場合、コンテンツと宛先情報の送信を制限する制御情報を端末20Aに送信してもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、制御情報に基づいてコンテンツと宛先情報の送信を制限する。
【0165】
<第2変形例(3)の効果>
第2変形例(3)では、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに関する人数情報に基づいて、コンテンツと宛先情報の送信を制限する。
【0166】
このような構成による効果の一例として、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツ37の宛先となる対象者が特定されるのを確実に抑制することができる。
【0167】
<第3実施形態>
第2実施形態では、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツ37の送信前において宛先情報の入力に応じて対象者情報を表示したが、第1コンテンツ37の送信後に対象者情報を表示してもよい。
【0168】
第3実施形態では、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツ37と宛先情報をサーバ10に送信すると、その送信された第1コンテンツ37と、第1コンテンツ37の宛先の対象者に関する対象者情報とを関連付けてチャットルームRに表示する。
【0169】
なお、第1実施形態および第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第3実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0170】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、
図1-9に示すように、送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、宛先情報とを通信部22によってサーバ10に送信する(A3)。サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37および宛先情報を端末20Aから受信すると、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの端末20A~20Cに、第1コンテンツ37および宛先情報を送信する(B1)。そして、端末20A~20Cの制御部21は、第1コンテンツ37および宛先情報を受信すると、第1コンテンツ37の宛先の対象者に関する対象者情報の送信をサーバ10に要求してもよい。
【0171】
例えば、サーバ10の制御部11は、第2実施形態で示すように、第1コンテンツ37および宛先情報の受信前に対象者情報を生成(B22)している場合には、記憶部15を参照して対象者情報を取得してもよい。また、サーバ10の制御部11は、対象者情報が生成されていない場合には、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCの端末20Bおよび20Cに対して、宛先情報に対応するユーザ情報(例えば位置情報)の送信を要求してもよい。サーバ10の制御部11は、端末20Bおよび20Cからユーザ情報を受信すると、そのユーザ情報に基づいて対象情報を生成する。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Bおよび20Cの位置情報に基づいて、端末20Aから送信された範囲情報35に含まれる対象者の人数を算出し、その人数に関する対象人数情報を対象情報として生成してもよい。
【0172】
このようにして、サーバ10の制御部11は、対象者情報を生成すると、対象者情報を送信要求した端末20A~20Cに対象者情報を送信する。これにより、端末20Aの制御部21は、
図3-1に示すように、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37と、対象者情報43とをチャットルームRに表示させる(A4)。このとき、端末20Aの制御部21は、送信された第1コンテンツ37と、第1コンテンツ37の宛先の対象者に関する対象者情報43とを関連付けて表示部24に表示させてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツ37の下側に並ぶように対象者情報43を表示してもよい。このとき、対象者情報43は、対象者の人数に関する対象人数情報を含んでもよい。
【0173】
同様に、端末20Bの制御部21が、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37と、宛先情報とをチャットルームRに表示させる(C1)。また、端末20Cの制御部21は、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37と、対象者情報43とをチャットルームRに表示させる(D1)。このとき、端末20Bおよび20Cの制御部21は、端末20Aと同様に、送信された第1コンテンツ37と、第1コンテンツ37の宛先の対象者に関する対象者情報43とを関連付けて表示部24に表示させてもよい。
【0174】
<第3実施形態の効果>
第3実施形態では、端末20Aの制御部21は、送信された第1コンテンツ37と、第1コンテンツ37の宛先の対象者に関する対象者情報43とを関連付けて表示部24に表示する。
【0175】
このような構成による効果の一例として、チャットルームRに登録されたユーザA~Cは、第1コンテンツ37の対象者情報43、例えば対象者の人数などを容易に確認することができる。
【0176】
<第3変形例(1)>
第3実施形態では、対象者情報43は、対象者の人数に関する対象人数情報を表示したが、第1コンテンツ37の宛先の対象者に関する情報であればよく、これに限定されない。
【0177】
第3変形例(1)では、対象者情報43は、第1コンテンツ37の宛先の対象者のうち、第1コンテンツ37を閲覧したユーザの数に関する閲覧数情報を含んでもよい。
【0178】
まず、第3実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、対象者情報43をサーバ10から受信すると、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37と、対象者情報43とをチャットルームRに表示させる(A4)。このとき、対象者情報43は、
図3-2に示すように、第1コンテンツ37の宛先の対象者の数(200人)のうち、第1コンテンツ37を閲覧したユーザの数(80人)に関する閲覧数情報44を含んでもよい。また、対象者情報43は、チャットルームRに登録された全てのユーザのうち、第1コンテンツ37を閲覧したユーザの数(350人)に関する全閲覧数情報45を含んでもよい。
【0179】
同様に、端末20Bの制御部21は、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37と、宛先情報とをチャットルームRに表示させる(C1)。また、端末20Cの制御部21は、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37と、対象者情報43とをチャットルームRに表示させる(D1)。このとき、端末20Bおよび20Cの制御部21は、端末20Aと同様に、第1コンテンツ37の宛先の対象者の数(200人)のうち、第1コンテンツ37を閲覧したユーザの数(80人)に関する閲覧数情報44を含む対象者情報43を表示部24に表示させてもよい。
【0180】
なお、対象者情報43は、チャットルームRに登録した全てのユーザA~Cの端末20A~Cで表示されてもよいし、第1コンテンツ37を送信するユーザAの端末20Aのみで表示されてもよい。
【0181】
<第3変形例(1)の効果>
第3変形例(1)では、第1コンテンツ37の宛先の対象者に関する対象者情報43は、第1コンテンツ37の宛先の対象者のうち、第1コンテンツ37を閲覧したユーザの数に関する閲覧数情報44(限定ではなく、第1コンテンツ37を閲覧したユーザの数に関する情報の一例)を含む。
【0182】
このような構成による効果の一例として、チャットルームRに登録されたユーザA~Cは、第1コンテンツ37の対象者情報43を詳細に確認することができる。
【0183】
<第4実施形態>
第1実施形態~第3実施形態では、宛先情報は、例えば
図1-8Aに示すようにコンテンツの宛先となるユーザの位置を指定する位置情報から構成されたが、コンテンツの宛先に関する情報であればよく、これに限定されない。
【0184】
第4実施形態では、宛先情報は、コンテンツの宛先となるユーザの属性に関する属性情報、例えばチャットルームRにおいてユーザにより設定された属性情報を含んでもよい。
【0185】
なお、第1実施形態~第3実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第4実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0186】
<情報処理>
図4-1は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0187】
まず、端末20Aの制御部21は、ユーザAによる属性情報の入力を受け付ける(A41)。ここで、属性情報は、各ユーザA~Cの属性に関する情報であり、例えば、性別、年齢、趣味、チャットルームRの登録日、購買履歴、検索履歴などが挙げられる。
【0188】
例えば、端末20Aの制御部21は、
図4-2Aに示すように、ユーザAの入力操作に応じて、ユーザAのプロフィール情報46を表示し、そのプロフィール情報46にユーザAの属性情報を設定するための設定ボタン47を設けてもよい。ここで、属性情報は、ユーザAを分類するタグとして設定されてもよい。端末20Aの制御部21は、ユーザAにより設定ボタン47が入力操作されると、
図4-2Bに示すように、入力欄49と、保存ボタン50とを含む設定画面48を表示してもよい。そして、端末20Aの制御部21は、入力欄49においてユーザAによる属性情報の入力を受け付ける。ここでは、入力欄49において、「#サッカーチームKのファン」、「#10年以上のファン」、「#年間パスポートの会員」との属性情報が入力されたものとする。
【0189】
続いて、端末20Aの制御部21は、保存ボタン50に対するユーザAの入力操作に応じて、入力欄49に入力された属性情報をサーバ10に送信する(A42)。これにより、ユーザAの属性情報がサーバ10に設定されることになる。このとき、属性情報は、チャットルームRに対して設定、すなわちチャットルームRごとに設定されてもよい。これにより、チャットルームRに特有な属性情報が設定されることになる。
【0190】
同様に、端末20Bの制御部21は、ユーザBによる属性情報の入力を受け付け(C41)、入力欄49に入力されたユーザBの属性情報をサーバ10に送信する(C42)。また、端末20Cの制御部21は、ユーザCによる属性情報の入力を受け付け(D41)、入力欄49に入力されたユーザCの属性情報をサーバ10に送信する(D42)。
【0191】
なお、属性情報は、チャットルームRにユーザA~Cを登録された後に設定されるものに限定されない。すなわち、属性情報は、複数の端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCと、端末20AのユーザAとを含むチャットルームRに、各々のユーザA~Cが登録される前にユーザA~Cによって設定されてもよい。例えば、属性情報は、チャットルームRにユーザA~Cを登録する(チャットルームRに入会する)手続において、ユーザA~Cによって設定されてもよい。すなわち、属性情報は、チャットルームRにユーザA~Cを登録するときに、ほぼ同時に設定されてもよい。この場合においても、属性情報は、上記と同様に設定できるため説明を省略する。
【0192】
サーバ10の制御部11は、ユーザA~Cの属性情報を端末20A~20Cからそれぞれ受信すると、そのユーザA~Cの属性情報を記憶部15に順次記憶させる(B41)。このとき、サーバ10の制御部11は、ユーザA~Cを分類するタグとして各ユーザA~Cの属性情報を記憶してもよい。このようにして、属性情報が、複数の端末20A~20Cの各々のユーザA~Cによって設定される。
【0193】
続いて、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に応じて、
図4-3Aに示すように、コンテンツを入力するための入力領域31を表示部24に表示させる(A1)。そして、端末20Aの制御部21は、コンテンツと、コンテンツの宛先に関する宛先情報との入力を受け付ける(A2)。
【0194】
このとき、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの属性情報を宛先情報として受け付けてもよい。すなわち、宛先情報は、ユーザA~Cの属性情報を含んでもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの属性情報の一覧を表示する特定の記号、例えば「#」が予め設定され、その特定の記号の入力を受け付けてもよい。端末20Aの制御部21は、入力領域31に特定の記号「#」が入力されると、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの属性情報の送信をサーバ10に要求する(A43)。そして、サーバ10の制御部11は、属性情報の送信要求を端末20Aから受信すると、記憶部15を参照して、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの属性情報を端末20Aに送信する(B42)。例えば、サーバ10の制御部11は、属性情報として記憶部15に記憶されたタグの情報を端末20Aに送信してもよい。
【0195】
これにより、端末20Aの制御部21は、
図4-3Bに示すように、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの属性情報の一覧51を表示部24に表示させる。端末20Aの制御部21は、属性情報の一覧51において、例えば「#年間パスポートの会員」がユーザAにより選択されると、その属性情報をコンテンツの宛先情報として設定してもよい。
【0196】
このとき、端末20Aの制御部21は、第2実施形態と同様に、ユーザAにより選択された特定の属性情報を登録した対象者人数情報を表示部24に表示させてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、特定の属性情報を登録した対象者人数情報を送信するようにサーバ10に要求してもよい。サーバ10の制御部11は、対象者人数情報の送信要求を受信すると、特定の属性情報を登録したユーザの人数を算出し、その人数を端末20Aに送信する。これにより、端末20Aの制御部21は特定の属性情報を登録した対象者人数情報を表示部24に表示させる。
【0197】
続いて、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、ユーザAによって第1コンテンツ37が入力領域31に入力されると、宛先情報に基づく第1表示36と、第1コンテンツ37とを関連付けて入力領域31に表示させる。そして、端末20Aの制御部21は、送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、宛先情報とをサーバ10に送信する(A3)。
【0198】
サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37と宛先情報を端末20Aから受信すると、チャットルームRに登録された全てのユーザA~Cの端末20A~20Cに第1コンテンツ37と宛先情報を送信する(B1)。端末20Bの制御部21は、第1コンテンツ37と宛先情報をサーバ10から受信すると、
図4-4Aに示すように、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(C1)。そして、端末20Bの制御部21は、宛先情報に指定された属性情報に基づいて、第1コンテンツの受信に関する通知を制御する(C2)。
【0199】
ここで、ユーザBは、属性情報として「#年間パスポートの会員」を設定し、ユーザCは、属性情報を設定していないものとする。端末20Bの制御部21は、宛先情報にユーザBが設定した属性情報「#年間パスポートの会員」が含まれる場合、第1コンテンツ37の受信に関する通知を出力するように制御する。
【0200】
同様に、端末20Cの制御部21は、第1コンテンツ37と宛先情報をサーバ10から受信すると、
図4-4Bに示すように、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(D1)。そして、端末20Cの制御部21は、宛先情報の受信に基づいて、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する(D2)。端末20Cの制御部21は、宛先情報にユーザCが設定した属性情報が含まれない場合、第1コンテンツ37の受信に関する通知を出力しない。
【0201】
なお、本実施形態では、端末20A~20Cの制御部21は、例えばチャットルームRにユーザA~Cを登録する際に属性情報をチャットルームR毎に設定したが、ユーザA~Cの属性情報を設定できればよく、これに限定されない。例えば、端末20A~20Cの制御部21は、予め設定されたユーザA~Cの属性情報を各チャットルームRに適用してもよい。すなわち、端末20A~20Cの制御部21は、同じ属性情報を複数のチャットルームRに設定してもよい。
【0202】
<第4実施形態の効果>
第4実施形態では、宛先情報は、ユーザ属性に関する属性情報を含む。
【0203】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、属性情報に含まれる特定のユーザを第1コンテンツ37の宛先として容易に設定することができる。
【0204】
また、第4実施形態では、属性情報は、複数端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCによって設定される。
【0205】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、各ユーザBおよびCにより属性情報が設定されるため、その属性情報に基づいて、第1コンテンツ37の宛先を適切に設定することができる。
【0206】
また、第4実施形態では、属性情報は、複数端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCと、端末20AのユーザAとを含むチャットルームRに登録する前に設定される情報である。
【0207】
このような構成による効果の一例として、端末20A~20CのユーザA~Cは、属性情報を確実に設定することができる。
【0208】
また、第4実施形態では、属性情報は、チャットルームRごとに設定される情報である。
【0209】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、チャットルームRに特有な属性情報が設定されるため、その属性情報に基づいて、第1コンテンツ37の宛先を適切に設定することができる。
【0210】
また、第4実施形態では、端末20Bおよび20Cの制御部21は、宛先情報にユーザBおよびCが設定した属性情報が含まれる場合、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する。
【0211】
このような構成による効果の一例として、端末20Bおよび20CのユーザBおよびCは、第1コンテンツ37の受信を容易に把握することができる。
【0212】
<第5実施形態>
第1実施形態~第4実施形態では、宛先情報は、ユーザBおよびCの位置情報または属性情報などから構成されたが、コンテンツの受信を通知する宛先を指定できればよく、これに限定されない。
【0213】
第5実施形態では、宛先情報は、チャットルームRに所属している期間に関する期間情報を含んでもよい。
【0214】
なお、第1実施形態~第4実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第5実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0215】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、
図5-1に示すように、ユーザAの入力操作に応じて、コンテンツを入力するための入力領域31を表示部24に表示させる(A1)。そして、端末20Aの制御部21は、コンテンツと、コンテンツの宛先に関する宛先情報との入力を受け付ける(A2)。このとき、宛先情報は、複数の端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCと、端末20AのユーザAとを含むチャットルームRに所属している期間(登録から現在までの期間)に関する期間情報52を含んでもよい。
【0216】
例えば、端末20Aの制御部21は、コンテンツの受信を通知する宛先を指定(例えばメンション)する特定の記号「@」が入力領域31に入力されると、予め設定された期間情報52を含む属性情報の一覧51を表示部24に表示してもよい。ここで、期間情報52は、例えば、「チャットルームRの在籍期間が1年以上の人」など、チャットルームRの在籍期間を直接的に示す情報であってもよい。また、期間情報52は、「サッカーチームKの優勝時(特定のイベント)を知っている人」など、チャットルームRの在籍期間に基づいて期間情報52に該当するユーザか否かを推測可能な情報(例えば、優勝時がチャットルームRの在籍期間に含まれる場合は優勝時を知っている人と推測)であってもよい。
【0217】
端末20Aの制御部21は、属性情報の一覧51において、特定の期間情報52がユーザAにより選択されると、その期間情報52をコンテンツの宛先情報として設定する。このとき、端末20Aの制御部21は、第2実施形態と同様に、ユーザAにより選択された特定の期間情報52に含まれる対象者人数情報を表示部24に表示させてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、特定の期間情報52に含まれる対象者人数情報を送信するようにサーバ10に要求してもよい。サーバ10の制御部11は、対象者人数情報の送信要求を受信すると、特定の期間情報52に含まれるユーザの人数を算出し、その人数を端末20Aに送信する。これにより、端末20Aの制御部21は、特定の期間情報52に含まれる対象者人数情報を表示部24に表示させる。
【0218】
そして、端末20Aの制御部21は、送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、期間情報52を含む宛先情報とをサーバ10に送信する(A3)。
【0219】
サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37と期間情報52を含む宛先情報とを端末20Aから受信すると、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの端末20A~20Cに第1コンテンツ37と宛先情報とを送信する(B1)。これにより、端末20Aの制御部21は、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(A4)。
【0220】
また、端末20Bの制御部21は、例えば
図5-2Aに示すように、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(C1)。そして、端末20Bの制御部21は、宛先情報を示す期間情報52に基づいて、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する(C2)。
【0221】
ここで、端末20Bの制御部21は、「チャットルームRの在籍期間が1年以上の人」との期間情報52を受信した場合、チャットルームRにおけるユーザBの在籍期間を記憶部28またはサーバ10から取得し、期間情報52にユーザBが該当するか否か(在籍期間が1年以上か否か)を判定してもよい。また、端末20Bの制御部21は、「サッカーチームKの優勝時を知っている人」との特定のイベントの期間情報52を受信した場合、チャットルームRにおけるユーザBの在籍期間に基づいて期間情報52にユーザBが該当するか否かを推測してもよい。具体的には、端末20Bの制御部21は、チャットルームRにおけるユーザBの在籍期間に特定のイベント「サッカーチームKの優勝時」の日付が含まれるか否か(チャットルームRの登録日が「サッカーチームKの優勝時」以前であるか否か)を判定し、在籍期間に特定のイベントの日付が含まれると判定した場合、ユーザBは「サッカーチームKの優勝時を知っている人」との期間情報52に該当すると推測してもよい。そして、端末20Bの制御部21は、期間情報52にユーザBが該当すると判定した場合、第1コンテンツ37の受信を通知してもよい。なお、「サッカーチームKの優勝時」の日付は、例えば、サーバ10から取得してもよいし、外部のウェブサーバを利用して検索してもよい。
【0222】
同様に、端末20Cの制御部21は、
図5-2Bに示すように、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(D1)。そして、端末20Cの制御部21は、宛先情報を示す期間情報52に基づいて、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する(D2)。このとき、端末20Cの制御部21は、宛先情報を示す期間情報52にユーザCが該当しないと判定した場合、第1コンテンツ37の受信を通知しない。
【0223】
なお、本実施形態では、端末20Bおよび20Cの制御部21は、期間情報52にユーザBおよびCが該当するか否かを判定したが、その判定結果を取得できればよく、これに限定されない。例えば、端末20Bおよび20Cの制御部21は、第1コンテンツ37と宛先情報とをサーバ10から受信すると、宛先情報を示す期間情報52にユーザBおよびCが該当するか否かの判定をサーバ10に要求してもよい。サーバ10の制御部11は、判定要求を端末20Bおよび20Cから受信すると、記憶部15に記憶されたチャットルームRにおけるユーザBおよびCの在籍期間に基づいて、期間情報52にユーザBおよびCが該当するか否かを判定する。端末20Bおよび20Cの制御部21は、判定結果をサーバ10から取得すると、その判定結果に基づいて第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御してもよい。
【0224】
<第5実施形態の効果>
第5実施形態では、宛先情報は、複数の端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCと、端末20AのユーザAとを含むチャットルームRに所属している期間に関する期間情報52(限定ではなく、期間に関する情報の一例)を含む。
【0225】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、期間情報52に該当するユーザを、第1コンテンツ37の受信を通知する宛先として容易に設定することができる。
【0226】
<第5変形例(1)>
第5実施形態では、宛先情報は、チャットルームRに所属している期間情報52を含んだが、コンテンツの受信を通知する宛先を指定できればよく、これに限定されない。
【0227】
第5変形例(1)では、宛先情報は、チャットルームRにおいて端末20AのユーザAによって指定された特定のコンテンツに関する情報、例えばURL(Uniform Resource Locator)、写真またはメッセージなどに関する情報を含む。
【0228】
まず、第5実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、
図5-3Aに示すように、ユーザAの入力操作に応じて、コンテンツを入力するための入力領域31を表示部24に表示させる(A1)。そして、端末20Aの制御部21は、コンテンツと、コンテンツの宛先に関する宛先情報との入力を受け付ける(A2)。このとき、宛先情報は、端末20AのユーザAによって指定された特定のURL53に関するURL情報を含んでもよい。
【0229】
例えば、端末20Aの制御部21は、コンテンツの受信を通知する宛先を指定(例えばメンション)する特定の記号「@」が入力領域31に入力された後に、ユーザAによってURL53が指定(例えば入力操作による指定)されると、そのURL53のURL情報をコンテンツの宛先情報として設定する。なお、URL情報は、URL53を特定するための情報、例えばURL53のテキスト情報、チャットルームRにおけるURL53の位置情報、チャットルームRにおけるURL53の識別情報などを含んでもよい。
【0230】
このとき、端末20Aの制御部21は、第2実施形態と同様に、ユーザAにより選択された特定のURL情報に含まれる対象者人数情報を表示部24に表示させてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、特定のURL情報に含まれる対象者人数情報を送信するようにサーバ10に要求してもよい。サーバ10の制御部11は、特定のURL情報に含まれるユーザの人数を算出し、その人数を端末20Aに送信する。これにより、端末20Aの制御部21は、特定のURL情報に含まれる対象者人数情報を表示部24に表示させる。
【0231】
そして、端末20Aの制御部21は、送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、URL情報を含む宛先情報とをサーバ10に送信する(A3)。
【0232】
サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37とURL情報を含む宛先情報とを端末20Aから受信すると、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの端末20A~20Cに第1コンテンツ37と宛先情報とを送信する(B1)。これにより、端末20Aの制御部21は、
図5-3Bに示すように、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(A4)。このとき、第2表示39は、例えば、「https://www.**********を読んだ人」など、宛先情報を示す内容が表示されてもよい。
【0233】
また、端末20Bの制御部21は、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(C1)。そして、端末20Bの制御部21は、宛先情報を示すURL情報に基づいて、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する(C2)。
【0234】
このとき、端末20Bの制御部21は、宛先情報を示すURL情報に基づいて、チャットルームRにおけるユーザBのURL53に対する選択履歴を記憶部28またはサーバ10から取得してもよい。そして、端末20Bの制御部21は、取得されたURL53に対する選択履歴に基づいて、URL53を読んだ人にユーザBが該当するか否か、すなわちURL53が示すサイトをユーザBが読んだか否かを判定してもよい。なお、チャットルームR内にURL53と同じURLが存在(複数のURL53が存在)する場合、いずれか1つのURL53をユーザBが選択していれば、URL53を読んだ人にユーザBが該当すると判定してもよい。このように、端末20Bの制御部21は、URL53を読んだ人にユーザBが該当すると判定した場合、第1コンテンツ37の受信を通知してもよい。
【0235】
同様に、端末20Cの制御部21は、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(D1)。そして、端末20Cの制御部21は、宛先情報を示すURL情報に基づいて、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する(D2)。このとき、端末20Cの制御部21は、URL53を読んだ人にユーザCが該当しないと判定した場合、第1コンテンツ37の受信を通知しない。
【0236】
<第5変形例(1)の効果>
第5変形例(1)では、宛先情報は、チャットルームRにおいて端末20AのユーザAによって指定されたURL53に関するURL情報(限定ではなく、URL53に関する情報の一例)を含む。
【0237】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、URL53を読んだユーザを、第1コンテンツ37の受信を通知する宛先として容易に設定することができる。
【0238】
<第5変形例(2)>
第5変形例(1)では、宛先情報は、チャットルームRにおいて端末20AのユーザAによって指定されたURL53に関するURL情報を含んだが、特定のコンテンツに関する情報を含んでいればよく、これに限定されない。
【0239】
第5変形例(2)では、宛先情報は、チャットルームRにおいて端末20AのユーザAによって指定された特定の画像に関する画像情報を含む。
【0240】
まず、第5変形例(1)と同様に、端末20Aの制御部21は、
図5-4Aに示すように、ユーザAの入力操作に応じて、コンテンツを入力するための入力領域31を表示部24に表示させる(A1)。そして、端末20Aの制御部21は、コンテンツと、コンテンツの宛先に関する宛先情報との入力を受け付ける(A2)。このとき、宛先情報は、端末20AのユーザAによって指定された特定の画像55に関する画像情報を含んでもよい。
【0241】
例えば、端末20Aの制御部21は、コンテンツの受信を通知する宛先を指定(例えばメンション)する特定の記号「@」が入力領域31に入力された後に、ユーザAによって特定の画像55が指定(例えば転送ボタンが入力操作)されると、その画像の画像情報をコンテンツの宛先情報として設定する。なお、画像情報は、画像55を特定するための情報、例えばチャットルームRにおける画像55の位置情報、チャットルームRにおける画像55の識別情報などを含んでもよい。
【0242】
このとき、端末20Aの制御部21は、第2実施形態と同様に、ユーザAにより選択された特定の画像55を閲覧した対象者人数情報を表示部24に表示させてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、特定の画像55を閲覧した対象者人数情報を送信するようにサーバ10に要求してもよい。サーバ10の制御部11は、特定の画像55を閲覧したユーザの人数を算出し、その人数を端末20Aに送信する。これにより、端末20Aの制御部21は、特定の属性情報を登録した対象者人数情報を表示部24に表示させる。
【0243】
そして、端末20Aの制御部21は、送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、画像情報を含む宛先情報とをサーバ10に送信する(A3)。
【0244】
サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37と画像情報を含む宛先情報とを端末20Aから受信すると、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの端末20A~20Cに第1コンテンツ37と宛先情報とを送信する(B1)。これにより、端末20Aの制御部21は、
図5-4Bに示すように、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(A4)。このとき、第2表示39は、例えば、「画像55を閲覧した人」など、宛先情報を示す内容が表示されてもよい。また、第2表示39は、画像55が添付されてもよい。
【0245】
また、端末20Bの制御部21は、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(C1)。そして、端末20Bの制御部21は、宛先情報を示す画像情報に基づいて、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する(C2)。
【0246】
このとき、端末20Bの制御部21は、宛先情報を示す画像情報に基づいて、チャットルームRにおけるユーザBの画像55に対する選択履歴を記憶部28またはサーバ10から取得してもよい。そして、端末20Bの制御部21は、取得された画像55に対する選択履歴に基づいて、「画像55を閲覧した人」にユーザBが該当するか否か、すなわち画像55を拡大してユーザBが閲覧したか否かを判定してもよい。端末20Bの制御部21は、画像55を閲覧した人にユーザBが該当すると判定した場合、第1コンテンツ37の受信を通知してもよい。
【0247】
同様に、端末20Cの制御部21は、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(D1)。そして、端末20Cの制御部21は、宛先情報を示す画像情報に基づいて、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する(D2)。このとき、端末20Cの制御部21は、画像55を閲覧した人にユーザCが該当しないと判定した場合、第1コンテンツ37の受信を通知しない。
【0248】
<第5変形例(2)の効果>
第5変形例(2)では、宛先情報は、チャットルームRにおいて端末20AのユーザAによって指定された画像55に関する画像情報(限定ではなく、画像55に関する情報の一例)を含む。
【0249】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、画像55を閲覧したユーザを、第1コンテンツ37の受信を通知する宛先として容易に設定することができる。
【0250】
<第5変形例(3)>
第5変形例(1)および(2)では、宛先情報は、URL情報または画像情報を含んだが、これに限定されない。
【0251】
第5変形例(2)では、宛先情報は、チャットルームRにおいて端末20AのユーザAによって指定された特定のメッセージに関するメッセージ情報を含む。
【0252】
まず、第5変形例(1)と同様に、端末20Aの制御部21は、
図5-5Aに示すように、ユーザAの入力操作に応じて、コンテンツを入力するための入力領域31を表示部24に表示させる(A1)。そして、端末20Aの制御部21は、コンテンツと、コンテンツの宛先に関する宛先情報との入力を受け付ける(A2)。このとき、宛先情報は、端末20AのユーザAによって指定された特定のメッセージ57に関するメッセージ情報を含んでもよい。
【0253】
例えば、端末20Aの制御部21は、コンテンツの受信を通知する宛先を指定(例えばメンション)する特定の記号「@」が入力領域31に入力された後に、ユーザAによって特定のメッセージ57が指定(例えば入力操作による指定)されると、その特定のメッセージ57のメッセージ情報をコンテンツの宛先情報として設定する。なお、メッセージ情報は、メッセージ57を特定するための情報、例えばメッセージ57のテキスト情報、チャットルームRにおけるメッセージ57の位置情報、チャットルームRにおけるメッセージ57の識別情報などを含んでもよい。
【0254】
このとき、端末20Aの制御部21は、第2実施形態と同様に、ユーザAにより選択された特定のメッセージ57を読んだ対象者人数情報を表示部24に表示させてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、特定のメッセージ57を読んだ対象者人数情報を送信するようにサーバ10に要求してもよい。サーバ10の制御部11は、特定のメッセージ57を読んだユーザの人数を算出し、その人数を端末20Aに送信する。これにより、端末20Aの制御部21は、特定のメッセージ57を読んだ対象者人数情報を表示部24に表示させる。
【0255】
そして、端末20Aの制御部21は、送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、メッセージ情報を含む宛先情報とをサーバ10に送信する(A3)。
【0256】
サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37とメッセージ情報を含む宛先情報とを端末20Aから受信すると、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの端末20A~20Cに第1コンテンツ37と宛先情報とを送信する(B1)。これにより、端末20Aの制御部21は、
図5-5Bに示すように、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(A4)。このとき、第2表示39は、例えば、「メッセージ57を読んだ人」など、宛先情報を示す内容が表示されてもよい。また、メッセージ57は、全ての内容が表示されてもよいし、一部の内容が表示されてもよい。
【0257】
また、端末20Bの制御部21は、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(C1)。そして、端末20Bの制御部21は、宛先情報に指定されたメッセージ情報に基づいて、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する(C2)。
【0258】
このとき、端末20Bの制御部21は、宛先情報を示すメッセージ情報に基づいて、チャットルームRにおけるユーザBのメッセージ57に対する選択履歴を記憶部28またはサーバ10から取得してもよい。そして、端末20Bの制御部21は、取得されたメッセージ57に対する選択履歴に基づいて、メッセージ57を読んだ人にユーザBが該当するか否か、すなわちユーザBがメッセージ57を実際に表示させたか否かを判定してもよい。このとき、端末20Bの制御部21は、特定のメッセージ57のインプレッション情報に基づいて判定してもよい。例えば、インプレッション情報は、特定のメッセージ57に対する入力操作(例えばクリック)があったか否かを示す情報であってもよいし、なくてもよい。また、インプレッション情報は、表示部24に特定のメッセージ57の少なくとも一部が表示されたときに1インプレッションとして生成され、そのインプレッションの度合いに基づいて判定されてもよい。また、インプレッション情報は、表示部24に特定のメッセージ57の全てが表示されたか否かを示す情報であってもよいし、なくてもよい。このようにして、端末20Bの制御部21は、メッセージ57を読んだ人にユーザBが該当すると判定した場合、第1コンテンツ37の受信を通知してもよい。
【0259】
同様に、端末20Cの制御部21は、宛先情報に基づく第2表示39と、第1コンテンツ37とをチャットルームRに表示させる(D1)。そして、端末20Cの制御部21は、宛先情報を示すメッセージ情報に基づいて、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する(D2)。このとき、端末20Cの制御部21は、メッセージ57を読んだ人にユーザCが該当しないと判定した場合、第1コンテンツ37の受信を通知しない。
【0260】
<第5変形例(3)の効果>
第5変形例(3)では、宛先情報は、チャットルームRにおいて端末20AのユーザAによって指定されたメッセージ57に関するメッセージ情報(限定ではなく、メッセージ57に関する情報の一例)を含む。
【0261】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、メッセージ57を実際に読んだユーザを、第1コンテンツ37の受信を通知する宛先として容易に設定することができる。
【0262】
<第6実施形態>
第1実施形態~第5実施形態では、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCの端末20Bおよび20Cに対して一方向の第1コンテンツ37を送信したが、応答可能なコンテンツを送信してもよい。
【0263】
第6実施形態では、端末20Aの制御部21は、応答可能な第2コンテンツと、宛先情報とをチャットルームRに登録されたユーザBおよびCの端末20Bおよび20Cに送信する。端末20Bおよび20Cの制御部21は、第2コンテンツと宛先情報とを通信部22によって受信すると、宛先情報に基づいて、宛先情報の対象ユーザのみが応答可能な第2コンテンツを表示部24に表示させる。
【0264】
なお、第1実施形態~第5実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第6実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0265】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、
図1-7に示すように、コンテンツと、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを受け付ける(A2)。このとき、端末20Aの制御部21は、宛先情報の対象となるユーザのみが応答可能な第2コンテンツの入力を受け付けてもよい。例えば、
図6-1に示すように、第2コンテンツ58は、宛先情報の対象となるユーザに回答を求めるアンケートなどを含んでもよい。第2コンテンツ58には、宛先情報の対象となるユーザが回答する回答欄59が設けられてもよい。ここでは、第2コンテンツ58は、スタジアムKa付近にいる人に対して投票を求めるアンケートから構成されるものとする。また、回答欄59は、投票の有無を入力可能に構成されてもよい。
【0266】
また、端末20Aの制御部21は、例えば
図1-8Bに示すように、宛先情報として、特定位置情報34と範囲情報35を含む位置情報の入力を受け付けてもよい。例えば、特定位置情報34は、「スタジアムKa」の位置に設定されてもよい。また、範囲情報35は、「スタジアムKa」の位置を中心に特定の範囲に設定されてもよい。
【0267】
端末20Aの制御部21は、第2コンテンツ58と位置情報を含む宛先情報とが入力されると、送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、第2コンテンツ58と宛先情報とをサーバ10に送信する(A3)。そして、サーバ10の制御部11は、第2コンテンツ58と宛先情報を端末20Aから受信すると、チャットルームRに登録された全てのユーザA~Cの端末20A~20Cに第2コンテンツ58と宛先情報を送信する(B1)。これにより、端末20A~20Cの通信部22は、複数の端末20A~20Cのうちの端末20AのユーザAによって入力された第2コンテンツ58と、端末20AのユーザAによって入力された、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを受信することになる。
【0268】
端末20Bの制御部21は、第2コンテンツ58と宛先情報をサーバ10から受信すると、宛先情報に基づいて、宛先情報の対象のユーザのみが応答可能な第2コンテンツ58を表示部24に表示させる(C1)。例えば、端末20Bの制御部21は、
図6-2Aに示すように、宛先情報に基づく第2表示39と、第2コンテンツ58とをチャットルームRに表示してもよい。そして、端末20Bの制御部21は、
図6-2Bに示すように、第2コンテンツ58に対するユーザBの入力操作に応じて、第2コンテンツ58を表示部24に拡大表示してもよい。このとき、端末20Bの制御部21は、宛先情報を示す位置情報に端末20BのユーザBが含まれる(範囲情報35の内側にユーザBが位置する)場合、第2コンテンツ58を応答可能に表示させる。これにより、端末20Bの制御部21は、回答欄59においてユーザBの投票を受け付ける。端末20Bの制御部21は、回答欄59にユーザBの応答が入力されると、その応答結果をサーバ10に送信する。
【0269】
同様に、端末20Cの制御部21は、第2コンテンツ58と宛先情報をサーバ10から受信すると、宛先情報に基づいて、宛先情報の対象のユーザのみが応答可能な第2コンテンツ58を表示部24に表示させる(D1)。ここで、端末20Cの制御部21は、宛先情報を示す位置情報に端末20CのユーザCが含まれない(範囲情報35の外側にユーザCが位置する)場合、第2コンテンツ58を応答付加に表示させる。
【0270】
サーバ10の制御部11は、ユーザBを含む宛先情報の対象のユーザの端末20から応答結果を受信すると、その応答結果を集計処理などして、端末20Aに送信してもよい。
【0271】
なお、本実施形態では、端末20Bおよび20Cの制御部21は、第2コンテンツ58と宛先情報をサーバ10から受信したタイミングで宛先情報の対象か否かを判定したが、宛先情報の対象か否かを継続的に判定してもよい。例えば、端末20Cの制御部21は、宛先情報を示す位置情報に端末20CのユーザCが含まれない(範囲情報35の外側にユーザCが位置する)と判定した後、所定の時刻(例えばイベントが終了する時刻)まで継続して自身の位置情報を取得してもよい。そして、端末20Cの制御部21は、宛先情報を示す位置情報にユーザCが含まれると判定した場合、第2コンテンツ58を応答可能に表示させてもよい。
【0272】
<第6実施形態の効果>
第6実施形態では、端末20Bの通信部22は、複数端末20A~20Cのうちの端末20AのユーザAによって入力された第2コンテンツ58と、端末20AのユーザAによって入力された、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを受信する。そして、端末20Bの制御部21は、宛先情報に基づいて、宛先情報の対象のユーザのみが応答可能な第2コンテンツ58を表示部24に表示させる。
【0273】
このような構成による効果の一例として、宛先情報の対象のユーザBは、第2コンテンツ58に対して容易に応答することができる。
【0274】
<第7実施形態>
第1実施形態~第6実施形態では、端末20Bおよび20Cの制御部21は、宛先情報の対象となった全てのユーザにコンテンツの受信を通知したが、特定のユーザについては通知を制限してもよい。
【0275】
第7実施形態では、端末20Bおよび20Cの制御部21は、宛先情報の受信とユーザBおよびCによる通知の設定とに基づいて、コンテンツの受信に関する通知を制御する。例えば、端末20Bおよび20Cの制御部21は、ユーザBおよびCがコンテンツの受信に関する通知の機能をOFFに設定している場合、宛先情報の対象と判定しても第1コンテンツ37の受信を通知しなくてもよい。
【0276】
なお、第1実施形態~第6実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第7実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0277】
<情報処理>
図7-1は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0278】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37と宛先情報を端末20Aから受信すると、チャットルームRに登録された全てのユーザA~Cの端末20A~20Cに第1コンテンツ37と宛先情報を送信する(B1)。そして、端末20Bの制御部21は、第1コンテンツ37と宛先情報をサーバ10から受信すると第1コンテンツ37をチャットルームRに表示させる(C1)。なお、端末20Cの処理は、端末20Bと同様であるため、以下では端末20Bの処理について説明する。
【0279】
このとき、端末20Bの制御部21は、宛先情報に基づいて、第1コンテンツ37の受信を通知する宛先が指定されているか否かを判定する(C71)。端末20Bの制御部21は、宛先が指定されていると判定した場合、第1コンテンツ37の受信を通知する(C76)。一方、端末20Bの制御部21は、宛先が指定されていると判定した場合、
図1-10に示すように、宛先情報に基づく第2表示39を表示部24に表示させる(C72)。
【0280】
続いて、端末20Bの制御部21は、宛先情報にユーザBが含まれるか否か、例えば宛先情報の位置情報にユーザBが含まれるか否かを判定する(C73)。端末20Bの制御部21は、宛先情報にユーザBが含まれない場合は、第1コンテンツ37の受信の通知を無効化する(C74)。一方、端末20Bの制御部21は、宛先情報にユーザBが含まれる場合には、コンテンツの受信に関する通知設定がONか否かを判定する(C75)。
【0281】
一般的に、コンテンツの受信に関する通知設定60は、
図7-2に示すように、ユーザBによりONとOFFを選択可能に設けられている。この通知設定60は、宛先が指定(例えばメンションなど)されたコンテンツを受信し、その宛先にユーザBが含まれる場合に、コンテンツの受信を通知するか否かを設定するものである。
【0282】
端末20Bの制御部21は、通知設定60がOFFと判定した場合、ステップC74に進んで、第1コンテンツ37の受信の通知を無効化する。例えば、端末20Bの制御部21は、宛先情報を示す位置情報に端末20BのユーザBが含まれる(範囲情報35の内側にユーザBが位置する)場合でも、通知設定60がOFFと判定すると、第1コンテンツ37の受信を通知しないことになる。一方、端末20Bの制御部21は、通知設定60がONと判定した場合、
図1-12Aに示すように、第1コンテンツ37の受信を通知する(C76)。
【0283】
<第7実施形態の効果>
第7実施形態では、端末20Bの制御部21は、宛先情報の受信と端末20BのユーザBによる通知設定60とに基づいて、コンテンツの受信に関する通知を制御する。
【0284】
このような構成による効果の一例として、端末20BのユーザBは、宛先情報を指定したコンテンツの受信を通知するか否かを容易に選択することができる。
例えば、ユーザBは、メンションの通知が不要な場合に、自身の通知設定60で容易にOFFにすることができる。
【0285】
<第8実施形態>
第1実施形態~第7実施形態では、端末20Bおよび20Cの制御部21は、ユーザBおよびCが宛先情報の対象か否かを判定したが、宛先情報の対象のユーザに対してコンテンツの受信を通知できればよく、これに限定されない。
【0286】
第8実施形態では、サーバ10の制御部11が、宛先情報に基づいて、複数の端末20Bおよび20Cのうち、宛先情報の対象となるユーザBの端末20Bにコンテンツの通知を制御する制御情報を送信する。これにより、端末20Bの制御部21は、制御情報に基づいて、第1コンテンツ37の受信を通知してもよい。
【0287】
なお、第1実施形態~第7実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第8実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0288】
<機能構成>
サーバ10の機能構成
図8-1は、本実施形態におけるサーバ10の通信部14により実現される機能の一例を示す図である。通信部14は、限定ではなく例として、通信メイン処理部141と、受信処理部142と、送信処理部143とを有する。
【0289】
通信メイン処理部141は、制御部11の制御の下、端末20A~20Cとの間で情報を送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有する。
【0290】
受信処理部142は、制御部11の制御の下、複数の端末20A~20Cに含まれる端末20AのユーザAによって入力された第1コンテンツと、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを受信する処理である受信処理を実行する機能を有する。
【0291】
送信処理部143は、制御部11の制御の下、宛先情報に基づいて、複数の端末20A~20Cのうち、宛先の対象となるユーザの端末20にコンテンツの通知を制御するための制御情報を送信する処理である送信処理を実行する機能を有する。
【0292】
図8-2は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
【0293】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、受信処理として実行される受信処理プログラム1511をサブルーチンプログラムとして含む。
【0294】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、送信処理として実行される送信処理プログラム1512をサブルーチンプログラムとして含む。
【0295】
図8-3は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。制御部11は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111と、受信処理部112と、送信処理部113とを有する。
【0296】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。
【0297】
受信処理部112は、記憶部15に記憶されている受信処理プログラム1511に従って、複数の端末20A~20Cに含まれる端末20AのユーザAによって入力された第1コンテンツと、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを受信する受信処理を実行する。
【0298】
送信処理部113は、記憶部15に記憶されている送信処理プログラム1512に従って、宛先情報に基づいて、複数の端末20A~20Cのうち、宛先の対象となるユーザの端末20にコンテンツの通知を制御するための制御情報を送信する通信部14によって受信する受信処理を実行する。
【0299】
<情報処理>
図8-4は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0300】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、
図1-9に示すように、送信ボタン38に対するユーザAの入力操作に応じて、ユーザAによって入力領域31に入力された第1コンテンツ37と、宛先情報とをサーバ10に送信する(A3)。これにより、サーバ10の通信部14は、複数の端末20A~20Cに含まれる端末20AのユーザAによって入力された第1コンテンツ37と、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを受信することになる。
【0301】
サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37と宛先情報を端末20Aから受信すると、チャットルームRに登録された端末20Bおよび20Cに対して、宛先情報に対応するユーザ情報を要求する(B81)。例えば、サーバ10の制御部11は、
図1-8Bに示すように、宛先情報として位置情報が指定されている場合には、端末20Bおよび20Cに対してユーザBおよびCの位置情報を要求してもよい。
【0302】
端末20Bの制御部21は、ユーザBの位置情報の要求をサーバ10から受信すると、自身の位置情報を取得し、その位置情報をユーザ情報としてサーバ10に送信する(C81)。端末20Bの制御部21は、例えば、GPSなどの測位システムを利用して自身の特定位置情報を取得してもよい。同様に、端末20Cの制御部21は、ユーザCの位置情報の要求をサーバ10から受信すると、自身の位置情報を取得し、その位置情報をユーザ情報としてサーバ10に送信する(D81)。
【0303】
続いて、サーバ10の制御部11は、宛先情報に対応するユーザ情報として位置情報を端末20Bおよび20Cから受信すると、そのユーザBおよびCの位置情報に基づいて、宛先情報の対象となるユーザを判別する(B82)。例えば、サーバ10の制御部11は、ユーザBおよびCの位置情報が宛先情報で指定された位置情報に含まれるか否かに基づいて、宛先情報の対象となるユーザを判別してもよい。ここで、サーバ10の制御部11は、宛先情報の対象としてユーザBを判別したものとする。
【0304】
サーバ10の制御部11は、判別結果に基づいて、第1コンテンツ37と、宛先情報と、コンテンツの通知を制御するための制御情報とを端末20Bに送信する(B83)。このようにして、サーバ10の制御部11は、宛先情報に基づいて、複数の端末20A~20Cのうち、宛先の対象となるユーザBの端末20Bにコンテンツの通知を制御するための制御情報を通信部14によって送信することになる。一方、サーバ10の制御部11は、判別結果に基づいて、第1コンテンツ37と宛先情報とを端末20Aおよび20Cに送信する(B84)。なお、制御情報は、端末20においてコンテンツの受信を通知するように予め生成されてもよく、判別結果に応じて生成されてもよい。
【0305】
このとき、宛先情報の対象であるユーザBの端末20Bに第1コンテンツ37、宛先情報、および制御情報を送信する処理(B83)と、宛先情報の対象ではないユーザAおよびCの端末20Aおよび20Cに第1コンテンツ37および宛先情報を送信する処理(B84)の順番は、特に限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Bに第1コンテンツ37、宛先情報、および制御情報を送信した後に、端末20Aおよび20Cに第1コンテンツ37および宛先情報を送信してもよい。また、サーバ10の制御部11は、端末20Aおよび20Cに第1コンテンツ37および宛先情報を送信した後に、端末20Bに第1コンテンツ37、宛先情報、および制御情報を送信してもよい。また、サーバ10の制御部11は、端末20Bへの第1コンテンツ37、宛先情報、および制御情報の送信と、端末20Aおよび20Cへの第1コンテンツ37および宛先情報の送信とを同時に処理してもよい。
【0306】
端末20Bの制御部21は、第1コンテンツ37と、宛先情報と、制御情報とをサーバ10から受信すると、
図1-12Aに示すように、第1コンテンツ37と、宛先情報に基づく第2表示39とをチャットルームRに表示させる(C1)。そして、端末20Bの制御部21は、制御情報に基づいて、第1コンテンツ37の受信に関する通知を制御する(C2)。
【0307】
例えば、端末20Bの制御部21は、受信音40aを出力するようにスピーカ26を制御してもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、バイブレーション機能40bを起動して端末20Bを振動させてもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、第1コンテンツ37または第2表示39を強調表示40c(例えば太文字で表示など)するように表示部24を制御してもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、チャットルームRのアプリケーションにおける通知機能を利用して、第1コンテンツの受信を通知する通知メッセージ、例えば「メンションされました」などの通知メッセージを表示してもよいし、しなくてもよい。
【0308】
一方、端末20Cの制御部21は、第1コンテンツ37と宛先情報をサーバ10から受信すると、
図1-12Bに示すように、第1コンテンツ37と、宛先情報に基づく第2表示39とをチャットルームRに表示させる(D1)。このとき、端末20Cの制御部21は、制御情報を受信していないため、第1コンテンツ37の受信を通知しないことになる。
【0309】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Bのみに制御情報を送信したが、宛先情報の対象として複数のユーザBおよびCを判別した場合には、複数の端末20Bおよび20Cに制御情報を送信してもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、宛先情報に基づいて、複数の端末20A~20Cのうち、宛先の対象となるユーザBの端末20Bと、ユーザCの端末20Cとに制御情報を送信することになる。端末20Bおよび20Cの制御部21は、制御情報を受信すると、その制御情報に基づいて第1コンテンツ37の受信に関する通知をそれぞれ制御する。
【0310】
なお、本実施形態では、端末20Aから送信された第1コンテンツ37と宛先情報の受信に応じて端末20Bおよび20Cにユーザ情報の送信を要求(B81)したが、端末20Bおよび20Cのユーザ情報を取得できればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Bおよび20Cに対して所定のタイミングでユーザ情報の送信を要求してもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCのユーザ情報を予め把握することができる。そして、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37と宛先情報を端末20Aから受信すると、予め取得された端末20Bおよび20Cのユーザ情報に基づいて宛先情報の対象となるユーザを判別する(B82)。
【0311】
また、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Bおよび20Cにユーザ情報の送信を要求することで端末20Bおよび20Cのユーザ情報を取得したが、端末20Bおよび20Cのユーザ情報を取得できればよく、これに限定されない。例えば、端末20Bおよび20Cの制御部21は、自身のユーザ情報を自動的にサーバ10に送信(例えば所定の間隔でユーザ情報を送信)してもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCのユーザ情報を常に把握することができる。そして、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37と宛先情報を端末20Aから受信すると、予め取得された端末20Bおよび20Cのユーザ情報に基づいて宛先情報の対象となるユーザを判別する(B82)。
【0312】
また、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツ37および宛先情報を端末20Bと、端末20Aおよび20Cとに別々に送信したが、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録された全てのユーザA~Cの端末20A~20Cに第1コンテンツ37および宛先情報を送信し、宛先情報の対象であるユーザBの端末20Bに制御情報を送信してもよい。なお、端末20A~20Cに第1コンテンツ37および宛先情報を送信する処理と、端末20Bに制御情報を送信する処理の順番についても、特に限定されるものではない。
【0313】
<第8実施形態の効果>
第8実施形態では、サーバ10の通信部14は、複数端末20A~20Cに含まれる端末20AのユーザAによって入力された第1コンテンツ37と、コンテンツの宛先に関する宛先情報とを受信する。そして、サーバ10の制御部11は、宛先情報に基づいて、複数端末20A~20Cのうち、宛先の対象となるユーザの端末20Bにコンテンツの通知を制御するための制御情報を通信部14によって送信する。
【0314】
このような構成による効果の一例として、端末20Bの制御部21は、第1コンテンツ37の受信を容易に通知することができる。
【0315】
また、第8実施形態では、サーバ10の制御部11は、宛先情報に基づいて、複数端末20A~20Cのうち、宛先の対象となるユーザBの端末20Bと、ユーザCの端末20Cとに制御情報を送信する。
【0316】
このような構成による効果の一例として、複数の端末20Bおよび20Cにおいて、第1コンテンツ37の受信を容易に通知することができる。
【0317】
<第9実施形態>
第9実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20AのユーザAにより予め設定された通話条件に基づいて、チャットルームに含まれる複数の端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、その通話条件を満たすユーザBが通話に参加可能に制御する。例えば、サーバ10の制御部11は、通話に参加するための参加情報を送信することで、ユーザBの端末20Bを通話に参加可能に制御してもよい。そして、ユーザBを通話に参加可能とする制御に基づき、複数の端末20A~20Cの少なくとも一部、例えばユーザAとユーザBの通話を処理する。
【0318】
なお、第1実施形態~第8実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第9実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0319】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
図9-1は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
【0320】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、参加ユーザ制御処理として実行される参加ユーザ制御処理プログラム1513をサブルーチンプログラムとして含む。
【0321】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、通話処理として実行される通話処理プログラム1514をサブルーチンプログラムとして含む。
【0322】
図9-2は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。制御部11は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111と、参加ユーザ制御処理部114と、通話処理部115とを有する。
【0323】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。
【0324】
参加ユーザ制御処理部114は、記憶部15に記憶されている参加ユーザ制御処理プログラム1513に従って、設定された通話条件に基づいて、チャットルームに含まれる複数の端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、通話に参加可能なユーザを制御する。
【0325】
ここで、通話条件は、チャットルームRに登録された複数のユーザA~Cの中から通話先の対象者を抽出する条件であり、例えば、特定のユーザの指定、位置情報、属性情報などから構成されてもよい。
【0326】
通話処理部115は、記憶部15に記憶されている通話処理プログラム1514に従って、通話に参加可能なユーザの制御に基づき、複数の端末20A~20Cの少なくとも一部による通話を処理する。
【0327】
ここで、通話は、複数のユーザ間で通話できればよく、例えば、音声通話(例えば電話など)またはビデオ通話などが挙げられる。
【0328】
<情報処理>
図9-3は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0329】
まず、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に応じて、ユーザA~ユーザCを含む複数のユーザが登録されたチャットルームRを表示部24に表示させる(A91)。同様に、端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に応じて、チャットルームRを表示部24に表示させる(C91)。また、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に応じて、チャットルームRを表示部24に表示させる(D91)。このチャットルームRには、
図9-4Aに示すように、複数の端末20A~20Cの間で送受信されるメッセージなどのコンテンツMが表示される。
【0330】
そして、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、チャットルームRに登録された複数のユーザA~Cの中から通話先の対象者を抽出する通話条件を設定する(A92)。ここで、通話条件は、例えば、チャットルームRに登録された複数のユーザA~Cの中から特定のユーザを通話先に指定することで設定されてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、音声通話の通話ボタン71aがユーザAにより選択されると、
図9-4Bに示すように、選択画面72を表示部24に表示してもよい。この選択画面72には、チャットルームRに登録された複数のユーザBおよびCをそれぞれ直接的に選択可能な選択ボタン73が設けられており、その選択ボタン73に対するユーザAの入力に応じて特定のユーザが通話先に選択される。ここで、ユーザAは、ユーザBを通話先に選択したものとする。これにより、端末20Aの制御部21は、ユーザBを通話先に指定する通話条件を設定することになる。
【0331】
端末20Aの制御部21は、選択画面72に設けられた通話要請ボタン74がユーザAにより入力操作されると、設定された通話条件に基づいて通話を処理するように要請する通話要請をサーバ10に送信する(A93)。これにより、サーバ10の制御部11は、通話条件を含む通話要請を端末20Aから受信することになる。このように、通話条件は、通話を開始した端末20AのユーザAによって指定されたユーザBに関する条件を含んでもよい。
【0332】
サーバ10の制御部11は、通話要請を端末20Aから受信すると、端末20Aにおいて設定された通話条件に基づいて、チャットルームRに含まれる複数の端末20A~20Cのうち、通話条件を満たして通話に参加可能なユーザBを制御する(B91)。具体的には、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに含まれるユーザA~Cの中から、設定された通話条件を満たすユーザBを抽出する。そして、サーバ10の制御部11は、通話条件を満たすユーザBが通話可能に端末20Bを制御してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、複数の端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、通話に参加可能なユーザBの端末20Bに対して、通話に参加するための参加情報を通信部14によって送信してもよい。
【0333】
端末20Bの制御部21は、
図9-5Aに示すように、参加情報75をサーバ10から受信すると、その参加情報75をチャットルームRに表示する(C92)。ここで、参加情報75は、ユーザBがユーザAとの通話に参加可能に端末20Bを制御する機能、例えばユーザAとの通話に参加可能とする参加ボタン76が設けられてもよい。端末20Bの制御部21は、ユーザBが参加ボタン76を入力操作すると、ユーザAとの通話に参加することを要請する参加要請をサーバ10に送信する(C93)。
【0334】
一方、サーバ10の制御部11は、通話条件を満たさず通話に参加不可なユーザCの端末20Cには参加情報75を送信しない。このため、端末20Cに表示されたチャットルームRには、
図9-5Bに示すように、参加情報75が表示されない。すなわち、端末20CのユーザCは、ユーザAとの通話に参加することをサーバ10に要請できないことになる。
【0335】
このようにして、サーバ10の制御部11は、ユーザBを通話に参加可能とする制御に基づき端末20Bから参加要請を受信すると、その参加要請に基づき、複数の端末20A~20Cの少なくとも一部による音声通話、すなわち端末20Aと端末20Bとによる音声通話を処理する(B92)。端末20Bの制御部21は、
図9-6に示すように、サーバ10の通話処理に応じて、通話画面77を表示部24に表示してもよい。通話画面77は、例えば、通話に参加するユーザAおよびBを示すアイコン78などを表示してもよい。
【0336】
これにより、サーバ10の制御部11は、端末20Aと端末20Bとの間の通話接続を確立し、ユーザAは、通話条件を満たすユーザBとの音声通話が可能となる。このとき、通話条件を満たさないユーザCは通話に参加不可であるため、ユーザAは、通話条件を満たすユーザBと選択的に通話することが可能となる。
【0337】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Aと端末20Bとの間の通話接続を確立した場合に、通話条件を満たさないユーザCの端末20Cに対して、ユーザAとユーザBとの間で通話が開始されたことを通知してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、
図9-7に示すように、ユーザAとユーザBとの間で通話が開始されたことを示す開始通知79を端末20Cに送信してもよい。また、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録された全てのユーザA~Cの端末20A~Cに開始通知79を送信してもよい。このようにして、サーバ10の制御部11は、通話条件を満たさないユーザCに特定のユーザ間で通話が開始されたことを知らせることができる。
【0338】
また、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、通話条件を満たすユーザBの端末20Bのみに参加情報75を送信したが、ユーザCの端末20Cを通話不可とすることができればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、
図9-8に示すように、参加情報75の表示内容を示す表示情報75aを端末20Cに送信してもよい。この表示情報75aは、ユーザAとの通話に参加する機能を有しておらず、参加ボタン76に対応する位置76aを入力操作しても参加要請は送信されない。これにより、サーバ10の制御部11は、通話条件を満たさないユーザCの端末20Cを通話不可に維持しつつ、チャットルームRに登録された全てのユーザA~Cに対して特定のユーザ間で通話が開始されたことを知らせることができる。
【0339】
また、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザAとユーザBとの音声通話を処理したが、ユーザAとユーザBとの通話を処理できればよく、これに限定されない。例えば、
図9-4Aに示すビデオ通話の通話ボタン71bがユーザAにより選択された場合、サーバ10の制御部11は、ユーザAと、通話に参加可能なユーザBとのビデオ通話を処理してもよい。
【0340】
<第9実施形態の効果>
第9実施形態では、サーバ10の制御部11は、設定された通話条件(限定ではなく、設定された条件の一例)に基づいて、チャットルームRに含まれる複数端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、通話に参加可能なユーザBを制御する。そして、サーバ10の制御部11は、通話に参加可能なユーザBの制御に基づき、複数端末20A~20Cの少なくとも一部による通話を処理する。
【0341】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCのうち特定のユーザBと通話することができる。
【0342】
また、第9実施形態では、設定された通話条件は、通話を開始した端末20AのユーザAによって指定されたユーザBに関する条件を含む。
【0343】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、通話を望むユーザBを直接的に指定することができる。
【0344】
また、第9実施形態では、サーバ10の通信部14は、複数端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、通話に参加可能なユーザBの端末20Bに対して、通話に参加するための参加情報75(限定ではなく、通話に参加するための情報の一例)を送信する。
【0345】
このような構成による効果の一例として、端末20Aの制御部21は、ユーザBの端末20Bを容易に通話に参加可能とすることができる。
【0346】
<第9変形例(1)>
第9実施形態では、サーバ10の制御部11は、通話条件を満たさないユーザCが通話に参加不可となるように制御したが、ユーザAおよびBの通話において少なくとも一部にユーザCが参加可能となるように制御してもよい。
【0347】
第9変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、例えば通話に参加する特定のユーザがユーザCの参加を予め了承している場合に、通話に参加不可のユーザCの端末20Cに対して、通話を聞くための聴取情報を端末20Cに送信する。
【0348】
まず、第9実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Bからの参加要請に基づき、
図9-6に示すように、端末20Aと端末20Bとによる音声通話を処理する(B92)。ここで、サーバ10の制御部11は、複数の端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、通話に参加不可のユーザCの端末20Cに対して、通話を聞くための聴取情報を通信部14によって送信してもよい。
【0349】
例えば、ユーザAおよびBによる通話の開始が、
図9-8に示す開始通知79などにより、ユーザCに把握される。このとき、端末20Cの制御部21は、ユーザCの入力操作に基づいて、通話に参加する参加要請をサーバ10に送信してもよい。サーバ10の制御部11は、端末20Cから参加要請を受信すると、通話に参加する特定のユーザ、例えば、通話を開始したユーザAがユーザCの参加を予め了承しているか否かを判定する。
【0350】
ここで、サーバ10には、
図9-4Bに示す通話先の設定(通話条件の設定)とは別に、ユーザAが開始した全ての通話に参加可能なユーザとしてユーザCが予め登録されているものとする。サーバ10の制御部11は、ユーザCの参加が予め了承されていると判定すると、
図9-9に示すように、通話に参加不可のユーザCの端末20Cに対して、通話を聞くための聴取情報80を送信してもよい。ここで、聴取情報80は、ユーザAおよびBの通話を聴取可能とする参加ボタン81が設けられてもよい。端末20Cの制御部21は、参加ボタン81に対する入力操作に応じて、通話の聴取を要請する参加要請をサーバ10に送信する。
【0351】
サーバ10の制御部11は、参加要請を端末20Cから受信すると、ユーザAおよびBが通話する音声を端末20Cに送信する。これにより、端末20CのユーザCは、ユーザAおよびBの通話を聞くことが可能となる。
【0352】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、通話を聞くための聴取情報80を端末20Cに送信したが、通話を視聴するための視聴情報を端末20Cに送信してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、ステップB92において端末20Aと端末20Bとによるビデオ通話を処理する場合、通話を視聴するための視聴情報を端末20Cに送信してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、参加要請を端末20Cから受信すると、ユーザAおよびBがビデオ通話する音声および映像を端末20Cに送信する。これにより、端末20CのユーザCは、ユーザAおよびBのビデオ通話を視聴することが可能となる。
【0353】
また、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザAおよびBの通話に対してユーザCの聴取または視聴のみ参加可能に制御したが、ユーザCがユーザAおよびBとの通話に参加可能に制御してもよい。これにより、端末20CのユーザCは、ユーザAおよびBと通話することが可能となる。
【0354】
<第9変形例(1)の効果>
第9変形例(1)では、サーバ10の通信部14は、複数端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、通話に参加不可のユーザCの端末20Cに対して、通話を聞くための聴取情報80(限定ではなく、通話を聞くための情報の一例)、または通話の視聴するための視聴情報(限定ではなく、通話の視聴するための情報の一例)を送信する。
【0355】
このような構成による効果の一例として、通話に参加不可のユーザCは、ユーザAとユーザBとの通話に容易に参加することができる。
【0356】
<第9変形例(2)>
第9実施形態では、サーバ10の制御部11は、例えば
図9-5Aに示すように参加情報75を送信してユーザBが通話に参加可能に制御したが、通話に関する通知情報を端末20Bに送信してもよい。
【0357】
第9変形例(1)では、サーバ10の通信部14は、通話に参加可能なユーザBの端末20Bに対して、通話に参加可能であることを示す通知情報を送信する。
【0358】
まず、第9実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、ユーザAにより設定された通話条件に基づいて参加情報75を端末20Bに送信することで、ユーザBが通話に参加可能に制御する(B91)。このとき、サーバ10の制御部11は、複数の端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、通話に参加可能なユーザBの端末20Bに対して、通話を示す通知に関する通知情報を通信部14によって送信してもよい。
【0359】
例えば、サーバ10の制御部11は、参加情報75の受信を通知、すなわち通話に参加可能であることを通知する通知情報を端末20Bに送信してもよい。端末20Bの制御部21は、参加情報75と通知情報をサーバ10から受信すると、
図9-10に示すように、参加情報75をチャットルームRに表示させる(C92)。そして、端末20Bの制御部21は、通知情報に基づいて、参加情報75の受信を通知する。
【0360】
例えば、端末20Bの制御部21は、通知情報に基づいて、受信音82aを出力するようにスピーカ26を制御してもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、バイブレーション機能82bを起動して端末20Bを振動させてもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、チャットルームRのアプリケーションにおける通知機能を利用して、参加情報75の受信を通知する通知メッセージ、例えば「ユーザAさんがグループ通話を開始しました」などの通知メッセージを表示してもよいし、しなくてもよい。
【0361】
そして、端末20Bの制御部21は、参加ボタン76に対するユーザBの入力操作に応じて、ユーザAとの通話に参加することを要請する参加要請をサーバ10に送信する(C93)。
【0362】
<第9変形例(2)の効果>
第9変形例(2)では、サーバ10の通信部14は、複数端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、通話に参加可能なユーザBの端末20Bに対して、通話を示す通知に関する通知情報(限定ではなく、通知に関する情報の一例)を送信する。
【0363】
このような構成による効果の一例として、端末20BのユーザBは、ユーザAとの通話に参加可能であることを容易に把握することができる。
【0364】
<第10実施形態>
第9実施形態では、通話条件は、
図9-4Bに示すように通話を開始した端末20AのユーザAが特定のユーザを直接的に指定することで設定されたが、通話先となるユーザを指定できればよく、これに限定されない。
【0365】
第10実施形態では、通話条件は、通話先となるユーザの情報、例えば端末20の位置情報、属性情報などを含んでもよい。
【0366】
なお、第1実施形態~第9実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第10実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0367】
<情報処理>
図10-1は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0368】
まず、第9実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに登録された複数のユーザA~Cの中から通話先の対象者を抽出する通話条件を設定する(A92)。ここで、通話条件は、位置に関する位置情報を含んでもよい。
【0369】
例えば、端末20Aの制御部21は、
図10-2に示すように、通話条件として位置情報を設定する位置設定ボタン83を選択画面72に表示してもよい。そして、端末20Aの制御部21は、位置設定ボタン83に対するユーザAの入力操作に応じて、
図10-3Aに示すように、位置指定画面33を表示してもよい。位置指定画面33は、指定位置検索部33aと、検索結果表示部33bと、位置情報表示部33cと、位置決定ボタン33dとを含んでもよい。指定位置検索部33aは、ユーザAが指定する位置情報を検索するもので、例えば検索キーワードを入力可能に構成されてもよい。指定位置検索部33aは、例えば、特定のイベント(例えばサッカーチームKの試合など)、イベント会場名(例えばスタジアムKaなど)が入力されてもよい。
【0370】
端末20Aの制御部21は、例えば、指定位置検索部33aに「スタジアムKa」との検索キーワードが入力されると、その検索キーワードに基づいて位置情報を検索し、検索結果を検索結果表示部33bに表示させる。そして、端末20Aの制御部21は、検索結果表示部33bに表示された検索結果のうち、検索キーワードに対応する特定の検索結果「スタジアムKa」がユーザAにより選択されると、そのスタジアムKaの位置情報を位置情報表示部33cに表示させる。ここで、位置情報表示部33cは、スタジアムKaの周辺の地図画像を表示してもよい。すなわち、端末20Aの制御部21は、スタジアムKaの位置情報を含む地図画像を表示部24に表示させる。
【0371】
ここで、位置情報は、特定の位置(例えばスタジアムKaの位置)を示す特定位置情報34を含んでもよい。特定位置情報34は、例えば、特定の位置の緯度および経度の情報、特定の位置の場所(例えば住所など)を示す情報などから構成されてもよい。
【0372】
このとき、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAによる入力に基づいて、特定位置情報34を設定してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAによる入力に基づいて、地図画像における特定位置情報34の位置を変更してもよい。これにより、特定位置情報34の位置が、ユーザAの所望の位置に調整されることになる。そして、端末20Aの制御部21は、位置決定ボタン33dに対するユーザAの入力操作に応じて、特定位置情報34の位置を決定する。
【0373】
また、位置情報は、特定の範囲を示す範囲情報を含んでもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、位置決定ボタン33dが入力操作されると、
図10-3Bに示すように、特定の範囲を示す範囲情報35を地図画像に表示してもよい。範囲情報35は、例えば、円形状に構成され、特定位置情報34を中心とした特定の範囲を囲むように表示されてもよい。
【0374】
ここで、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAによる入力に基づいて、範囲情報35を設定してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAによる入力操作に応じて、範囲情報35の位置、直径または形状などを変更してもよい。そして、端末20Aの制御部21は、範囲情報35が設定されると、その範囲情報35の値を表示、例えば「3km以内」と表示してもよい。また、端末の制御部21は、範囲情報35に含まれる対象人数情報42(範囲情報35の内側に存在するユーザの人数)をサーバ10から取得し、その対象人数情報42を表示部24に表示させてもよい。
【0375】
このようにして、通話条件の対象者の位置情報として、特定位置情報34と範囲情報35とがユーザAにより設定される。すなわち、位置情報は、特定位置情報34と範囲情報35とを含むことになる。なお、位置情報は、特定位置情報34と範囲情報35のうち一方が設定、例えば範囲情報35のみが設定されてもよい。端末20Aの制御部21は、位置指定ボタン33eに対するユーザAの入力操作に応じて、特定位置情報34と範囲情報35を含む位置情報を、通話先の対象者を抽出する通話条件として設定してもよい。
【0376】
そして、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に応じて、設定された通話条件に基づいて通話を処理するように要請する通話要請をサーバ10に送信する(A93)。このように、通話条件は、端末20AのユーザAが指定した位置(例えば、特定位置情報34、範囲情報35など)に含まれる特定のユーザが通話に参加可能となる条件を含んでもよい。
【0377】
サーバ10の制御部11は、通話要請を受信すると、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCの端末20Bおよび20Cに対して、通話条件に対応するユーザ情報の送信を要求する(B101)。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信された通話条件に基づいて、端末20Bおよび20Cの位置情報をユーザ情報として送信するように端末20Bおよび20Cに要求してもよい。
【0378】
端末20Bの制御部21は、ユーザ情報の送信要求を受信すると、ユーザ情報をサーバ10に送信する(C21)。例えば、端末20Bの制御部21は、GPSなどの測位システムを利用して自身の位置情報を取得し、その位置情報をユーザ情報としてサーバ10に送信してもよい。同様に、端末20Cの制御部21は、ユーザ情報の送信要求を受信すると、ユーザ情報をサーバ10に送信する(D21)。
【0379】
サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCの端末20Bおよび20Cからユーザ情報を受信すると、そのユーザ情報に基づいて、チャットルームRに含まれる複数の端末20A~20Cのうち、通話条件を満たして通話に参加可能な特定のユーザを制御する(B91)。具体的には、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに含まれるユーザA~Cの中から、端末20Aで設定された通話条件を満たすユーザ情報を示す特定のユーザ、すなわち範囲情報35の範囲内に存在する特定のユーザを抽出する。ここで、サーバ10の制御部11は、範囲情報35の範囲内に存在する特定のユーザとしてユーザBを抽出ものとする。すなわち、ユーザBは、範囲情報35の範囲内に存在し、ユーザCは、範囲情報35の範囲外に存在することになる。サーバ10の制御部11は、通話条件を満たすユーザBを抽出すると、そのユーザBが通話に参加可能に端末20Bを制御してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、
図9-5Aに示すように、複数の端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、通話に参加可能なユーザBの端末20Bに対して、通話に参加するための参加情報75を送信してもよい。これにより、端末20Bの制御部21は、参加ボタン76に対するユーザBの入力操作に応じて、ユーザAとの通話に参加することを要請する参加要請をサーバ10に送信する(C93)。
【0380】
なお、本実施形態では、端末20Aからの通話の要請(A92)に応じて端末20Bおよび20Cにユーザ情報の送信を要求(B101)したが、端末20Bおよび20Cのユーザ情報を取得できればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Bおよび20Cに対して所定のタイミングでユーザ情報の送信を要求してもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCのユーザ情報を予め把握することができる。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aから通話を要請されると(B93)、予め取得された端末20Bおよび20Cのユーザ情報に基づいて、チャットルームRに含まれる複数の端末20A~20Cのうち、通話条件を満たして通話に参加可能な特定のユーザを制御する(B91)。
【0381】
本実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20Bおよび20Cにユーザ情報の送信を要求することで端末20Bおよび20Cのユーザ情報を取得したが、端末20Bおよび20Cのユーザ情報を取得できればよく、これに限定されない。例えば、端末20Bおよび20Cの制御部21は、自身のユーザ情報を自動的にサーバ10に送信(例えば所定の間隔でユーザ情報を送信)してもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCのユーザ情報を常に把握することができる。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aから通話を要請されると(B93)、予め取得された端末20Bおよび20Cのユーザ情報に基づいて、チャットルームRに含まれる複数の端末20A~20Cのうち、通話条件を満たして通話に参加可能な特定のユーザを制御する(B91)。
【0382】
<第10実施形態の効果>
第10実施形態では、設定された通話条件は、位置に関する情報を含む。
【0383】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、位置情報に基づいて特定のユーザBを通話先として容易に設定することができる。
【0384】
また、第10実施形態では、設定された通話条件は、端末20Aのユーザが指定した位置に含まれるユーザBが通話に参加可能な条件を含む。
【0385】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、位置情報に含まれる特定のユーザBを通話先として容易に設定することができる。
【0386】
<第10変形例(1)>
第10実施形態では、位置情報は、
図1-8Aに示すように、指定位置検索部33aで検索して設定されたが、位置に関する情報を設定できればよく、これに限定されない。
【0387】
第10変形例(1)は、位置情報が、端末20AのユーザAの位置に基づいて設定される変形例である。
【0388】
まず、第10実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに登録された複数のユーザA~Cの中から通話先の対象者を抽出する通話条件を設定する(A92)。ここで、通話条件は、ユーザAの位置に基づいて設定される位置情報を含んでもよい。
【0389】
端末20Aの制御部21は、ユーザAの位置情報を指定する入力操作に基づいて、
図1-14Aに示すように、位置指定画面33を表示部24に表示させる。このとき、位置指定画面33の位置情報表示部33cには、ユーザAの位置情報が表示される。位置情報表示部33cは、例えば、ユーザAの位置情報を含む地図画像を表示してもよい。すなわち、端末20Aの制御部21は、ユーザAの位置情報を含む地図画像を表示部24に表示させる。ここで、位置情報は、ユーザAの位置を示す特定位置情報34(例えば、緯度および経度の情報、場所を示す情報など)を含んでもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、GPSなどの測位システムを利用して、自身の特定位置情報34を取得してもよい。
【0390】
また、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAによる入力に基づいて、特定位置情報34を設定してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、地図画像に対するユーザAによる入力に基づいて、地図画像における特定位置情報34の位置を変更してもよい。これにより、ユーザAは、特定位置情報34の位置を調整することができる。例えば、ユーザAは、特定位置情報34の位置をスタジアムKaの位置に変更してもよい。
【0391】
端末20Aの制御部21は、位置決定ボタン33dに対するユーザAの入力操作に応じて、特定位置情報34の位置を決定する。また、位置情報は、特定の範囲を示す範囲情報を含んでもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、位置決定ボタン33dが入力操作されると、
図1-14Bに示すように、特定の範囲を示す範囲情報35を地図画像に表示してもよい。
【0392】
このようにして、通話条件の対象者の位置情報として、特定位置情報34と範囲情報35とがユーザAにより設定される。端末20Aの制御部21は、位置指定ボタン33eに対するユーザAの入力操作に応じて、特定位置情報34と範囲情報35を含む位置情報を、通話先の対象者を抽出する通話条件として設定してもよい。そして、端末20Aの制御部21は、通話条件が設定されると、その設定された通話条件に基づいて通話を処理するように要請する通話要請をサーバ10に送信する(A93)。
【0393】
<第10変形例(1)の効果>
第10変形例(1)では、通話条件は、端末20AのユーザAの位置に基づいて設定された位置情報を含む。
【0394】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、自身の位置に基づいて通話条件を容易に設定することができる。
【0395】
<第11実施形態>
第10実施形態では、通話条件は、例えば
図1-8Aに示すように通話先の対象者の位置を指定する位置情報から構成されたが、通話先の対象者を抽出する条件であればよく、これに限定されない。
【0396】
第11実施形態では、通話条件は、通話先となるユーザの属性に関する属性情報、例えばチャットルームRにおいてユーザにより設定された属性情報を含んでもよい。
【0397】
なお、第1実施形態~第10実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第11実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0398】
<情報処理>
図11-1は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0399】
まず、第9実施形態と同様に、ユーザAの入力操作に応じて、ユーザA~ユーザCを含む複数のユーザが登録されたチャットルームRを表示部24に表示させる(A91)。そして、端末20Aの制御部21は、ユーザAによる属性情報の入力を受け付ける(A111)。ここで、属性情報は、各ユーザA~Cの属性に関する情報であり、例えば、性別、年齢、趣味、チャットルームRの登録日、購買履歴、検索履歴などが挙げられる。
【0400】
例えば、端末20Aの制御部21は、
図4-2Aに示すように、ユーザAの入力操作に応じて、ユーザAのプロフィール情報46を表示し、そのプロフィール情報46にユーザAの属性情報を設定するための設定ボタン47を設けてもよい。ここで、属性情報は、ユーザAを分類するタグとして設定されてもよい。端末20Aの制御部21は、ユーザAにより設定ボタン47が入力操作されると、
図4-2Bに示すように、入力欄49と、保存ボタン50とを含む設定画面48を表示してもよい。そして、端末20Aの制御部21は、入力欄49においてユーザAによる属性情報の入力を受け付ける。ここでは、入力欄49において、「#サッカーチームKのファン」、「#10年以上のファン」、「#年間パスポートの会員」との属性情報が入力されたものとする。
【0401】
続いて、端末20Aの制御部21は、保存ボタン50に対するユーザAの入力操作に応じて、入力欄49に入力された属性情報をサーバ10に送信する(A112)。これにより、ユーザAの属性情報がサーバ10に設定されることになる。このとき、属性情報は、チャットルームRに対して設定、すなわちチャットルームRごとに設定されてもよい。これにより、チャットルームRに特有な属性情報が設定されることになる。
【0402】
同様に、端末20Bの制御部21は、ユーザBによる属性情報の入力を受け付け(C111)、入力欄49に入力されたユーザBの属性情報をサーバ10に送信する(C112)。また、端末20Cの制御部21は、ユーザCによる属性情報の入力を受け付け(D111)、入力欄49に入力されたユーザCの属性情報をサーバ10に送信する(D112)。
【0403】
なお、属性情報は、チャットルームRにユーザA~Cを登録した後に設定されるものに限定されない。すなわち、属性情報は、複数の端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCと、端末20AのユーザAとを含むチャットルームRに、各々のユーザA~Cが登録される前にユーザA~Cによって設定されてもよい。例えば、属性情報は、チャットルームRにユーザA~Cを登録する(チャットルームRに入会する)手続において、ユーザA~Cによって設定されてもよい。この場合においても、属性情報は、上記と同様に設定できるため説明を省略する。
【0404】
サーバ10の制御部11は、ユーザA~Cの属性情報を端末20A~20Cからそれぞれ受信すると、そのユーザA~Cの属性情報を記憶部15に順次記憶させる(B111)。このとき、サーバ10の制御部11は、ユーザA~Cを分類するタグとして各ユーザA~Cの属性情報を記憶してもよい。このようにして、属性情報が、複数の端末20A~20Cの各々のユーザA~Cによって設定される。
【0405】
続いて、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、チャットルームRに登録された複数のユーザA~Cの中から通話先の対象者を抽出する通話条件を設定する(A92)。ここで、通話条件は、ユーザA~Cの属性情報を含んでもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、
図10-2に示すように、通話条件として属性情報を設定する属性設定ボタン84を選択画面72に表示してもよい。
【0406】
例えば、端末20Aの制御部21は、属性設定ボタン84に対するユーザAの入力操作に応じて、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの属性情報の送信をサーバ10に要求する。そして、サーバ10の制御部11は、属性情報の送信要求を端末20Aから受信すると、記憶部15を参照して、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの属性情報を端末20Aに送信する。例えば、サーバ10の制御部11は、属性情報として記憶部15に記憶されたタグの情報を端末20Aに送信してもよい。そして、端末20Aの制御部21は、属性情報をサーバ10から受信すると、
図11-2に示すように、その属性情報の一覧51を表示部24に表示してもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、属性情報の一覧51において
図11-3Aに示すように、ユーザAからの属性情報の選択を受け付ける。
【0407】
ここで、端末20AのユーザAは、例えば属性情報「#年間パスポートの会員」を選択したものとする。なお、ユーザAは、複数の属性情報を選択してもよいし、しなくてもよい。端末20Aの制御部21は、特定の属性情報が選択されると、
図11-3Bに示すように、通話要請ボタン74を属性情報の一覧51に表示してもよい。そして、端末20Aの制御部21は、通話要請ボタン74に対するユーザAの入力操作に応じて、選択された属性情報を通話条件として設定し、その通話条件に基づいて通話を処理するように要請する通話要請をサーバ10に送信する(A93)。
【0408】
サーバ10の制御部11は、通話要請を端末20Aから受信すると、その通話条件に基づいて、チャットルームRに含まれる複数の端末20A~20Cのうち、通話条件を満たして通話に参加可能なユーザBを制御する(B91)。具体的には、サーバ10の制御部11は、記憶部15を参照して、チャットルームRに含まれるユーザA~Cの中から、設定された通話条件を満たす特定のユーザ、すなわち属性情報「#年間パスポートの会員」を登録する特定のユーザを抽出する。ここで、サーバ10の制御部11は、属性情報「#年間パスポートの会員」を登録する特定のユーザとしてユーザBを抽出ものとする。そして、サーバ10の制御部11は、通話条件を満たすユーザBを抽出すると、
図9-5Aに示すように、複数の端末20A~20Cの各々のユーザA~Cのうち、通話に参加可能なユーザBの端末20Bに対して、通話に参加するための参加情報75を送信してもよい。
【0409】
なお、本実施形態では、端末20A~20Cの制御部21は、例えばチャットルームRにユーザA~Cを登録する際に属性情報をチャットルームR毎に設定したが、ユーザA~Cの属性情報を設定できればよく、これに限定されない。例えば、端末20A~20Cの制御部21は、予め設定されたユーザA~Cの属性情報を各チャットルームRに適用してもよい。すなわち、端末20A~20Cの制御部21は、同じ属性情報を複数のチャットルームRに設定してもよい。
【0410】
<第11実施形態の効果>
第11実施形態では、設定された通話条件は、ユーザ属性に関する属性情報を含む。
【0411】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、属性情報に含まれる特定のユーザを通話先として容易に設定することができる。
【0412】
また、第11実施形態では、属性情報は、複数端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCによって設定される。
【0413】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、各ユーザBおよびCにより属性情報が設定されるため、その属性情報に基づいて、通話先を適切に設定することができる。
【0414】
また、第11実施形態では、属性情報は、複数端末20Bおよび20Cの各々のユーザBおよびCと、端末20AのユーザAとを含むチャットルームRに登録する前に設定される情報である。
【0415】
このような構成による効果の一例として、端末20A~20CのユーザA~Cは、属性情報を確実に設定することができる。
【0416】
また、第11実施形態では、属性情報は、チャットルームRごとに設定される情報である。
【0417】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、チャットルームRに特有な属性情報が設定されるため、その属性情報に基づいて、通話先を適切に設定することができる。
【0418】
<第11変形例(1)>
第11実施形態では、属性情報は、
図10-2に示すように属性設定ボタン84に対する入力に基づいて設定されたが、属性情報を設定できればよく、これに限定されない。
【0419】
第11変形例(1)では、属性情報は、入力領域31に対する特定のテキスト情報の入力に基づいて設定される。
【0420】
まず、第11実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、チャットルームRに登録された複数のユーザA~Cの中から通話先の対象者を抽出する通話条件を設定する(A92)。このとき、端末20Aの制御部21は、入力領域31に対する特定のテキスト情報の入力に応じて、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの属性情報の一覧51を表示部24に表示してもよい。
【0421】
例えば、端末20Aの制御部21は、
図11-2に示すように、属性情報の一覧51を表示する特定の記号、例えば「#」が入力領域31に入力されると、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの属性情報の送信をサーバ10に要求する。そして、サーバ10の制御部11は、属性情報の送信要求を端末20Aから受信すると、記憶部15を参照して、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの属性情報を端末20Aに送信する。
【0422】
これにより、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの属性情報の一覧51を表示部24に表示させる。端末20Aの制御部21は、属性情報の一覧51において、例えば属性情報「#年間パスポートの会員」がユーザAにより選択されると、
図11-3Bに示すように、通話要請ボタン74を属性情報の一覧51に表示してもよい。そして、端末20Aの制御部21は、通話要請ボタン74に対するユーザAの入力操作に応じて、選択された属性情報を通話条件として設定し、その通話条件に基づいて通話を処理するように要請する通話要請をサーバ10に送信する(A93)。
【0423】
<第11変形例(1)の効果>
第11変形例(1)では、属性情報は、チャットルームRに登録されたユーザA~Cの属性情報の一覧51から選択される。
【0424】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、属性情報を容易に設定することができる。
【0425】
<第11変形例(2)>
第11実施形態では、属性情報は、
図10-2に示すように属性設定ボタン84に対する入力に基づいて設定されたが、属性情報を設定できればよく、これに限定されない。
【0426】
第11変形例(2)では、属性情報は、チャットルームRに含まれるユーザA~Cのプロフィール情報から選択される。
【0427】
まず、第11実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、チャットルームRに登録された複数のユーザA~Cの中から通話先の対象者を抽出する通話条件を設定する(A92)。このとき、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に応じて、チャットルームRに含まれるユーザA~Cのプロフィール情報を表示部24に表示してもよい。
【0428】
例えば、端末20Aの制御部21は、
図11-4に示すように、ユーザAの属性情報85を含むプロフィール情報46を表示部24に表示してもよい。続いて、端末20Aの制御部21は、表示されたユーザAのプロフィール情報46から特定の属性情報85、例えば「#年間パスポートの会員」がユーザAにより選択されると、その属性情報85を通話条件として設定してもよい。そして、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に応じて、その設定された通話条件に基づいて通話を処理するように要請する通話要請をサーバ10に送信する(A93)。
【0429】
<第11変形例(2)の効果>
第11変形例(2)では、属性情報は、チャットルームRに含まれるユーザA~Cのプロフィール情報46から選択される。
【0430】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、プロフィール情報46から属性情報を容易に設定することができる。
【0431】
<第12実施形態>
第9実施形態~第11実施形態では、サーバ10の制御部11は、
図9-6に示すように端末20Aと端末20Bとによる通話を処理したが、通話の途中で通話に参加可能なユーザを変更してもよい。
【0432】
第12実施形態では、サーバ10の制御部11は、通話の間において、端末20AのユーザAによる入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを変更する。
【0433】
なお、第1実施形態~第11実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第12実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0434】
<情報処理>
図12-1は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0435】
まず、第9実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、
図9-6に示すように、端末20Bから送信された参加要請に基づき、端末20Aと端末20Bとによる通話を処理する(B92)。ここで、サーバ10の制御部11は、通話を行っている間、チャットルームRに登録されたユーザ(例えば、通話が確立したユーザ)による入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを追加してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、通話を開始したユーザAによる入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを追加してもよい。
【0436】
例えば、端末20AのユーザAは、第10実施形態のステップB91において、
図1-8Bに示す位置情報に基づいて通話条件を設定した場合に、その位置情報から漏れた特定のユーザを通話先に追加したいと考えることがある。また、端末20AのユーザAは、第11実施形態のステップB91において、
図11-2に示す属性情報に基づいて通話条件を設定した場合に、その属性情報から漏れた特定のユーザを通話先に追加したいと考えることがある。そこで、端末20Aの制御部21は、ユーザAによる入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを変更する通話条件を変更要請としてサーバ10に送信する(A121)。
【0437】
端末20Aの制御部21は、例えば、
図9-4Bに示す選択画面72において、チャットルームRに登録された複数のユーザBおよびCの中から特定のユーザがユーザAにより選択されることにより、その特定のユーザを通話先に追加する通話条件を変更要請としてサーバ10に送信してもよい。
【0438】
また、端末20Aの制御部21は、例えば、
図1-8Bに示す位置指定画面33において、位置情報の範囲情報35を広げるようにユーザAにより入力操作されると、その広げられた範囲に範囲情報35を変更する通話条件を変更要請としてサーバ10に送信してもよい。また、端末20Aの制御部21は、例えば、
図10-2に示す選択画面72において、属性情報を追加するようにユーザAにより入力操作されると、その属性情報を追加する通話条件を変更要請としてサーバ10に送信してもよい。
【0439】
サーバ10の制御部11は、通話先の変更要請を端末20Aから受信すると、端末20AのユーザAによって変更された通話条件に基づいて、通話に参加可能なユーザを追加するように制御する(B121)。すなわち、サーバ10の制御部11は、通話を行っている間において、端末20AのユーザAによる入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを変更するように制御する。このとき、サーバ10の制御部11は、上記のように端末20AのユーザAによる、位置情報または属性情報を変更する入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを変更してもよい。
【0440】
具体的には、サーバ10の制御部11は、変更された通話条件において追加された特定のユーザを抽出する。ここで、サーバ10の制御部11は、追加された特定のユーザとしてユーザCを抽出したものとする。サーバ10の制御部11は、追加された特定のユーザCを抽出すると、そのユーザCが通話に参加可能に端末20Cを制御してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、通話に参加可能なユーザとして追加されたユーザCの端末20Cに対して、通話に参加するための参加情報75を送信する。
【0441】
これにより、端末20Cの制御部21は、
図9-5Aに示す参加情報75をチャットルームRに表示させる(D121)。そして、端末20Cの制御部21は、ユーザCが参加ボタン76を入力操作すると、ユーザAおよびBとの通話に参加することを要請する参加要請をサーバ10に送信する(C122)。
【0442】
サーバ10の制御部11は、端末20Cから参加要請を受信すると、その参加要請に基づき、端末20Aおよび20Bの通話処理に端末20Cを追加して、端末20A~20Cによる通話を処理する(B122)。これにより、サーバ10の制御部11は、端末20A~20Cの間の通話接続を確立し、ユーザAは、通話条件を満たすユーザBおよびCとの通話が可能となる。
【0443】
<第12実施形態の効果>
第12実施形態では、サーバ10の制御部11は、通話を行っている間、端末20AのユーザAによる入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを変更する。
【0444】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、通話に参加可能なユーザを容易に変更することができる。
例えば、端末20AのユーザAは、位置情報または属性情報に基づいて抽出された通話に参加可能なユーザから特定のユーザが漏れていた場合、その特定のユーザを通話に参加可能なユーザとして容易に追加することができる。
【0445】
また、第12実施形態では、サーバ10の制御部11は、端末20AのユーザAによる、位置情報または属性情報の入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを変更する。
【0446】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、位置情報または属性情報に基づいて通話に参加可能なユーザを一度に変更することができる。
【0447】
<第12変形例(1)>
第12実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザAおよびBの通話に参加可能なユーザCを追加したが、通話に参加可能なユーザを変更できればよく、これに限定されない。
【0448】
第12変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、端末20AのユーザAによる入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを減らしてもよい。
【0449】
まず、第12実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aと他の端末20とによる通話を処理する(B92)。なお、サーバ10の制御部11は、
図12-2に示すように、端末20Bおよび20Cから送信された参加要請に基づき、端末20A~20Cによる通話を処理しているものとする。
【0450】
ここで、サーバ10の制御部11は、通話を行っている間、通話が確立したユーザによる入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを減らしてもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、通話を開始したユーザAによる入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを減らしてもよい。
【0451】
例えば、端末20AのユーザAは、第10実施形態のステップB91において、
図1-8Bに示す位置情報に基づいて通話条件を設定した場合に、その位置情報を満たす通話先から特定のユーザを減らしたいと考えることがある。また、端末20AのユーザAは、第11実施形態のステップB91において、
図11-2に示す属性情報に基づいて通話条件を設定した場合に、その属性情報を満たす通話先から特定のユーザを減らしたいと考えることがある。そこで、端末20Aの制御部21は、ユーザAによる入力に応じて、通話に参加可能なユーザを変更した通話条件に基づいて変更要請をサーバ10に送信する(A121)。
【0452】
端末20Aの制御部21は、例えば、
図9-4Bに示す選択画面72において、通話先に選択された複数のユーザBおよびCの中から特定のユーザがユーザAにより選択されることにより、その特定のユーザを通話先から減らした通話条件に基づいて変更要請をサーバ10に送信してもよい。
【0453】
また、端末20Aの制御部21は、例えば、
図1-8Bに示す位置指定画面33において、位置情報の範囲情報35を縮小するようにユーザAにより入力操作されると、その縮小された範囲に範囲情報35を変更した通話条件に基づいて変更要請をサーバ10に送信してもよい。また、端末20Aの制御部21は、例えば、
図10-2に示す選択画面72において、属性情報を減らすようにユーザAにより入力操作されると、その属性情報を減らした通話条件に基づいて変更要請をサーバ10に送信してもよい。
【0454】
サーバ10の制御部11は、通話先の変更要請を端末20Aから受信すると、端末20AのユーザAによって変更された通話条件に基づいて、通話に参加可能なユーザを減らすように制御する(B121)。すなわち、サーバ10の制御部11は、通話を行っている間において、端末20AのユーザAによる入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを変更するように制御する。このとき、サーバ10の制御部11は、上記のように端末20AのユーザAによる、位置情報または属性情報を変更する入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを変更してもよい。
【0455】
具体的には、サーバ10の制御部11は、変更された通話条件において減らされた特定のユーザを抽出する。ここで、サーバ10の制御部11は、減らされた特定のユーザとしてユーザCを抽出したものとする。サーバ10の制御部11は、減らされた特定のユーザCを抽出すると、そのユーザCが通話に参加不可に端末20Cを制御してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20A~20Cの通話処理において、端末20Cの通話接続を切断してもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、
図9-6に示すように、端末20Aと端末20Bとによる通話を処理し、ユーザAとユーザBとの通話に切り換えられることになる。
【0456】
<第12変形例(1)の効果>
第12変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、通話を行っている間、端末20AのユーザAによる入力に基づいて、通話に参加可能なユーザを減らす。
【0457】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、通話に参加可能なユーザを容易に調整することができる。
【0458】
<第13実施形態>
第9実施形態~第12実施形態では、
図9-5Aに示す参加情報75は、ユーザAとの通話に参加可能に端末20Bを制御したが、他の情報を含んでいてもよい。
【0459】
第13実施形態では、参加情報75は、チャットルームRに含まれるユーザA~Cのうち、通話に参加可能なユーザBに関するユーザ情報を含む。
【0460】
なお、第1実施形態~第12実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第13実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0461】
まず、第11実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、ユーザAにより設定された通話条件に基づいて、参加情報75を端末20Bに送信してユーザBが通話に参加可能となるように制御する(B91)。ここで、チャットルームRには、ユーザA~Dが登録され、サーバ10の制御部11は、通話条件に基づいて、通話に参加可能な特定のユーザとしてユーザBおよびDを抽出したものとする。サーバ10の制御部11は、チャットルームRに含まれるユーザA~Dのうち、通話に参加可能なユーザBおよびDのユーザに関するユーザ情報を含む参加情報75を端末20Bおよび20Dに送信してもよい。ユーザ情報としては、例えば、属性情報などが挙げられる。
【0462】
端末20Bの制御部21は、
図13-1に示すように、属性情報86を含む参加情報75を受信すると、その参加情報75をチャットルームRに表示する(C92)。参加情報75には、通話に参加可能な全てのユーザBおよびDの属性情報86が表示されてもよい。ここでは、「#サッカーチームKのファン」、「#10年以上のファン」、「#年間パスポートの会員」との属性情報86が表示されたものとする。
【0463】
そして、端末20Bの制御部21は、例えば「#サッカーチームKのファン」を示すユーザDの属性情報86に対するユーザBの入力操作に基づいて、その特定の属性情報86をユーザBのタグとして設定してもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、ユーザBのタグとして設定するように特定の属性情報86をサーバ10に送信する。サーバ10の制御部11は、端末20Bから特定の属性情報86を受信すると、その特定の属性情報86をユーザBのタグとして記憶部15に記憶させる。これにより、ユーザDの属性情報86が、ユーザBの属性情報86として設定されることになる。
【0464】
また、端末20Bの制御部21は、第11実施形態と同様に、参加ボタン76に対するユーザBの入力操作に応じて、ユーザAとの通話に参加することを要請する参加要請をサーバ10に送信する(C93)。
【0465】
なお、サーバ10の制御部11は、第11実施形態と同様に、チャットルームRに含まれるユーザA~Dのうち、通話に参加不可なユーザCの端末20Cに対して、参加情報75の表示内容を示す表示情報75aを送信してもよい。このとき、表示情報75aは、チャットルームRに含まれるユーザA~Dのうち、通話に参加可能なユーザBおよびDのユーザ情報を含んでもよい。例えば、
図13-2に示すように、表示情報75aには、通話に参加可能な全てのユーザBおよびDの属性情報86が表示されてもよい。
【0466】
端末20Cの制御部21は、例えば「#サッカーチームKのファン」を示す特定の属性情報86がユーザCにより入力操作されると、その特定の属性情報86をユーザCのタグとして設定してもよい。例えば、端末20Cの制御部21は、ユーザCのタグとして設定するように特定の属性情報86をサーバ10に送信する。サーバ10の制御部11は、端末20Cから特定の属性情報86を受信すると、その特定の属性情報86をユーザCのタグとして記憶部15に記憶させる。これにより、通話に参加可能なユーザDの属性情報86が、通話に参加不可なユーザCの属性情報86として設定されることになる。そして、サーバ10の制御部11は、通話に参加不可なユーザCの属性情報として通話に参加可能なユーザDの属性情報86が設定されると、ユーザCを通話に参加可能とし、端末20A~20Dの通話を処理する。すなわち、サーバ10の制御部11は、端末20A,20Bおよび20Dと端末20Cとの間の通話接続を確立し、ユーザAは、通話に参加可能なユーザB~Dとの通話が可能となる。
【0467】
<第13実施形態の効果>
第13実施形態では、参加情報75は、チャットルームRに含まれるユーザA~Dのうち、通話の参加可能なユーザBおよびDに関するユーザ情報(限定ではなく、ユーザに関する情報の一例)を含む。
【0468】
このような構成による効果の一例として、端末20Bの制御部21は、ユーザBのユーザ情報、例えば属性情報として、他のユーザDの属性情報を容易に設定することができる。
【0469】
また、第13実施形態では、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに含まれるユーザA~Dのうち、通話に参加不可なユーザCの端末20Cに対して、通話に参加可能なユーザBおよびDのユーザ情報を含む表示情報75aを送信する。
【0470】
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、通話に参加可能なユーザBおよびDの属性情報を自身の属性情報として容易に設定することができる。
また、端末20CのユーザCは、通話に参加可能なユーザBおよびDの属性情報を自身の属性情報として設定することで、ユーザA、BおよびDの通話に容易に参加することができる。
【0471】
<第14実施形態>
第9実施形態~第13実施形態では、通話条件は、例えば
図9-4Bに示す選択画面72において特定のユーザを選択することにより設定されたが、通話に参加可能な特定のユーザを選択できればよく、これに限定されない。
【0472】
第14実施形態では、通話条件は、チャットルームRに表示された第1コンテンツに対するユーザAの入力に関する入力情報を含む。
【0473】
まず、端末20Aの制御部21は、
図9-4Aに示すようにチャットルームRを表示部24に表示すると、ユーザAの入力操作に基づいて、チャットルームRに登録された複数のユーザA~Cの中から通話先の対象者を抽出する通話条件を設定する(A92)。ここで、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに表示された複数のコンテンツのうち第1コンテンツM、例えばユーザBから送信された第1コンテンツMがユーザAにより選択されると、その第1コンテンツMに対する入力に関する入力情報を通話条件として設定してもよい。すなわち、通話条件は、チャットルームRに含まれる第1コンテンツMに対する入力に関する入力条件を含むことになる。ここで、入力条件としては、例えば、第1コンテンツMに関連付けられた情報などが挙げられる。
【0474】
例えば、通話条件は、第1コンテンツMに含まれる送信者に関する送信者情報(例えば識別情報など)に基づいて設定されてもよい。具体的には、端末20Aの制御部21は、ユーザAにより第1コンテンツM1が選択されると、その第1コンテンツM1に関連付けて記憶された送信者情報を記憶部28またはサーバ10から取得する。そして、端末20Bの制御部21は、取得された送信者情報に基づいて、第1コンテンツMの送信者であるユーザBを指定する通話条件を設定してもよい。なお、端末20Aの制御部21は、複数の第1コンテンツMがユーザAにより選択された場合には、その複数の第1コンテンツMを送信した複数のユーザを指定する通話条件を設定してもよい。端末20Aの制御部21は、通話条件が設定されると、その通話条件に基づいて通話を処理するように要請する通話要請をサーバ10に送信する(A93)。
【0475】
これにより、サーバ10の制御部11は、
図9-5Aに示すように、端末20Aにおいて設定された通話条件に基づいて、チャットルームRに含まれる複数の端末20A~20Cのうち、通話条件を満たすユーザBが通話に参加可能となるように制御、例えば通話に参加するための参加情報を端末20Bに送信する(B91)。
【0476】
<第14実施形態の効果>
第14実施形態では、設定された通話条件は、チャットルームRに含まれる第1コンテンツMに対する入力に関する入力条件(限定ではなく、入力に関する条件の一例)を含む。
【0477】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、第1コンテンツMを選択するだけで通話条件を容易に設定することができる。
【0478】
また、第14実施形態では、設定された通話条件は、第1コンテンツMに含まれる送信者に関する送信者情報(限定ではなく、送信者に関する情報の一例)に基づく。
【0479】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、通話先の対象者に第1コンテンツMの送信者を容易に指定することができる。
【0480】
<第14変形例(1)>
第14実施形態では、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツMに対するユーザAの入力操作に応じてユーザBのみを指定する通話条件を設定したが、通話条件を設定することができればよく、これに限定されない。
【0481】
第14変形例(1)では、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツMに複数のユーザが関連付けられている場合、第1コンテンツMに対するユーザAの入力操作に基づいて、複数のユーザの中から特定のユーザを指定する通話条件を設定してもよい。
【0482】
まず、第14実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、チャットルームRに登録された複数のユーザA~Cの中から通話先の対象者を抽出する通話条件を設定する(A92)。ここで、端末20Aの制御部21は、
図14-1に示すように、第1コンテンツMが第2コンテンツMaと第3コンテンツMbとを含む場合、その第1コンテンツMに対するユーザAの入力操作に基づいて、第1コンテンツMに関連付けられた複数のユーザの中から特定のユーザを指定する通話条件を設定してもよい。ここで、第1コンテンツMは、ユーザBから送信された第2コンテンツMaと、ユーザDから送信された第3コンテンツMbとを含むものとする。この第1コンテンツMは、例えば、ユーザBから第2コンテンツMaが送信された後に、その第2コンテンツMaに対してユーザDがリプライ機能を利用して第3コンテンツMbを返信することで形成されてもよい。
【0483】
なお、リプライ機能は、特定の第2コンテンツMaに対する返信機能を示してもよい。例えば、端末20DのユーザDが、ユーザBの端末20Bから送信された特定の第2コンテンツMaを選択し、その第2コンテンツMaに対して第3コンテンツMbをリプライ機能で返信する。このような場合に、第3コンテンツMbは、第2コンテンツMaに対応付けて表示、例えば第2コンテンツMaと一体的に表示されてもよい。これにより、端末20Bの表示部24には、第1コンテンツMが第2コンテンツMaと第3コンテンツMbとを含むように表示されることになる。
【0484】
ここで、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツMにおいて第2コンテンツMaに対応する部分をユーザAが入力操作した場合、第2コンテンツMaに関連付けられたユーザBを指定する通話条件を設定してもよい。また、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツMにおいて第3コンテンツMbに対応する部分をユーザAが入力操作した場合、第3コンテンツMbに関連付けられたユーザDを指定する通話条件を設定してもよい。また、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツMに対するユーザAの入力操作に応じて、第1コンテンツMに関連付けられた全てのユーザBおよびD、すなわち第2コンテンツMaに関連付けられたユーザBと第3コンテンツMbに関連付けられたユーザDとを指定する通話条件を設定してもよい。
【0485】
端末20Aの制御部21は、通話条件が設定されると、その通話条件に基づいて通話を処理するように要請する通話要請をサーバ10に送信する(A93)。これにより、サーバ10の制御部11は、
図9-5Aに示すように、端末20Aにおいて設定された通話条件に基づいて、チャットルームRに含まれる複数の端末20A~20Dのうち、通話条件を満たすユーザBまたはDが通話に参加可能となるように制御、例えば通話に参加するための参加情報を端末20Bまたは20Dに送信する(B91)。
【0486】
<第14変形例(1)の効果>
第14変形例(1)では、端末20Aの制御部21は、第1コンテンツMに複数のユーザが関連付けられている場合、第1コンテンツMに対するユーザAの入力操作に基づいて、複数のユーザBおよびDの中から特定のユーザを指定する通話条件を設定する。
【0487】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、第1コンテンツMに関連付けられた複数のユーザBおよびDの中から特定のユーザを容易に選択することができる。
【0488】
<第15実施形態>
第9実施形態~第14実施形態では、サーバ10の制御部11は、通話条件に基づいて特定のユーザを通話に参加可能に制御したが(B91)、特定のユーザを通話に参加可能とすることができればよく、これに限定されない。
【0489】
第15実施形態では、端末20Bおよび20Cの制御部21が、端末20Aにおいて設定された通話条件に基づいて、ユーザBおよびCが通話条件を満たすか否かを判定する。
【0490】
なお、第1実施形態~第14実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第15実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0491】
<機能構成>
(1)端末の機能構成
図15-1は、本実施形態における端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、端末メイン処理として実行される端末メイン処理プログラム281が記憶される。
【0492】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、参加ユーザ制御処理として実行される参加ユーザ制御処理プログラム2811をサブルーチンプログラムとして含む。
【0493】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、参加要請処理として実行される参加要請処理プログラム2812をサブルーチンプログラムとして含む。
【0494】
図15-2は、本実施形態における端末20の制御部21により実現される機能の一例を示す図である。制御部21は、限定ではなく例として、端末メイン処理部211と、参加ユーザ制御処理部212と、参加要請処理部213とを有する。
【0495】
端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている端末メイン処理プログラム281に従って、端末20を統括的に制御するための処理である端末メイン処理を実行する機能を有している。
【0496】
参加ユーザ制御処理部212は、記憶部28に記憶されている参加ユーザ制御処理プログラム2811に従って、設定された通話条件に基づいて、ユーザが通話に参加可能に制御する。
【0497】
参加要請処理部213は、記憶部28に記憶されている参加要請処理プログラム2812に従って、通話に参加可能とする制御に基づいて、ユーザAとの通話に参加することを要請する参加要請をサーバ10に送信する。
【0498】
<情報処理>
図15-3は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0499】
まず、第9実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、通話条件を設定すると、ユーザAの入力操作に応じて、設定された通話条件に基づいて通話を処理するように要請する通話要請をサーバ10に送信する(A93)。サーバ10の制御部11は、通話要請を端末20Aから受信すると、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCの端末20Bおよび20Cに対して、通話要請に含まれる通話条件を送信する(B151)。ここで、ユーザBは通話条件を満たし、ユーザCは通話条件を満たさないものとする。
【0500】
端末20Bの制御部21は、通話条件をサーバ10から受信すると、ユーザBが通話条件を満たすか否かを判定する(C151)。例えば、端末20Bの制御部21は、
図9-4Bに示す選択画面72においてユーザBが通話先に選択されている場合、ユーザBが通話条件を満たすと判定する。
【0501】
また、端末20Bの制御部21は、第10実施形態で示すように、通話条件が位置情報を含む場合、GPSなどの測位システムを利用して自身の位置情報を取得し、自身の位置情報が通話条件の位置情報を満たすか否かを判定してもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、
図1-8Bに示す範囲情報35の範囲内に自身の位置情報が含まれる場合、ユーザBが通話条件を満たすと判定してもよい。
【0502】
端末20Bの制御部21は、ユーザBが通話条件を満たすと判定すると、ユーザBがユーザAとの通話に参加可能に端末20Bの各部を制御する(C152)。例えば、端末20Bの制御部21は、
図9-5Aに示すように、通話に参加するための参加情報75をチャットルームRに表示する。
【0503】
同様に、端末20Cの制御部21は、通話条件をサーバ10から受信すると、ユーザCが通話条件を満たすか否かを判定する(D151)。例えば、端末20Cの制御部21は、
図9-4Bに示す選択画面72においてユーザCが通話先に選択されていない場合、ユーザCが通話条件を満たすと判定する。また、端末20Cの制御部21は、
図1-8Bに示す範囲情報35の範囲内に自身の位置情報が含まれない場合、ユーザCが通話条件を満たさないと判定してもよい。そして、端末20Cの制御部21は、ユーザCが通話条件を満たさないと判定した場合、
図9-5Bに示すように、通話に参加するための参加情報75をチャットルームRに表示しない。
【0504】
続いて、端末20Bの制御部21は、チャットルームRに表示された参加情報75に対するユーザBの入力操作に基づいて、ユーザAとの通話に参加することを要請する参加要請をサーバ10に送信する(C93)。これにより、サーバ10の制御部11は、
図9-6に示すように、端末20Aと端末20Bとによる通話を処理する(B92)。
【0505】
<第15実施形態の効果>
第15実施形態では、端末20Bおよび20Cの制御部21は、設定された通話条件に基づいて、ユーザBおよびCが通話条件を満たすか否かを判定する。そして、端末20Bおよび20Cの制御部21は、ユーザBおよびCが通話条件を満たすと判定した場合、ユーザBおよびCがユーザAとの通話に参加可能に端末20Bおよび20Cを制御する。
【0506】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、チャットルームRに登録されたユーザBおよびCのうち特定のユーザBと通話することができる。
【0507】
<その他>
本開示の実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。限定でなく例として、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、各実施形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
【符号の説明】
【0508】
1 システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク